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●月刊ビデオジャーナル ● 昭和 43 年 3 月 1 日創刊 ●【発行所】株式会社伸樹社 ●【発行人】立石伸雄 ●〒 160-0006 東京都新宿区舟町 4-4-101 ● TEL.03-3353-9508  ● FAX.03-3357-4846 ● 年間購読料 10,800 円(税込)・一部 980 円(税込) http://www.videojournal.co.jp [email protected] 11 2015 Vol.1306 November ◆ INDEX ◆ ◎ 2 面:ソニー、PXW-FS5 発売前イベント「FS5:Grab and Shoot」開催 ◎ 2 面:朋栄、InterBEE2015 事前発表会開催 ◎ 6 面:秋山謙一の映像業界トレンド探訪 〜 CEATEC JAPAN 2015 開催〜 ◎ 9 面:株式会社フジテレビジョン×株式会社メディアソリューションズ ◎ 10 面:岡英史の ViewFinder Vol.160 〜パナソニック「AG-DVX200」〜 ◎ 11 面:池上通信機、InterBEE2015 〜 8K カメラ、4K・HD ソリューションを提案 (2 面に続く→) InterBEE2015 開幕 ソニービジネスソリューションは、 10 月 15、16 日の両日、(東京・銀 座)ソニービル 8F 「OPUS」(オー パス)において新商品「PXW-FS5」(以 下:FS5)の発売前イベント「FS5: Grab and Shoot」を開催した。 同イベントでは、新商品 FS5 をは じめとした、ソニーの大判センサー搭 載カメラのタッチ&トライや FS5 で 撮影されたコンテンツの上映、商品紹 介・映像制作レポートのセミナーが催 された。 FS5のセミナーでは、同機の特徴 がわかりやすく解説された。以下はそ の要旨。 IBC2015 で 発 表 さ れ た FS5 の 特 徴はまず機動力、手持ちしたときの操 作性が挙げられる。その機動力とあい 一般社団法人電子情報技術産業協会は、11 月 18 〜 20 日までの 3 日間、 幕張メッセ(千葉市・美浜区)にて、音と映像と通信のプロフェッショナル展 「Inter BEE 2015」を開催する。 今年 7 月には総務省から「4K・8K ロードマップに関するフォローアップ 会合 第二次中間報告」が公表され、4K・8K の現状としてコンテンツ制作 に関する取り組みや、技術動向、諸外国の動向等がレポートされた。出展各社は、 当該ロードマップを意識しつつ 4K・8K に向けた多くの新製品発表や技術/ 参考展示を行う。また、それらに関連した基調講演、コンファレンスの開催も (12面掲載)される。開幕が近づくにつれ、各種セミナー、新製品発表会の開催、 目玉となる製品群のプレスリリースの配信等がなされた。以下、順次紹介して いく。 銀座ソニービルで開催された FS5 のイベントの様子 ソニー、PXW-FS5 発売前イベント 「FS5:Grab and Shoot」開催 まった高画質に主軸がおかれて設計さ れている。 同 機 は「PXW-FS7」 の 弟 分 と い う位置づけでセンサーやマウントは FS7と共通化されている。弟分であ る FS5 は メ デ ィ ア に は SD カ ー ド (2 面に続く→)

VIDEO JOURnAL(ビデオジャーナル) - 2015年11月号

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●月刊ビデオジャーナル ● 昭和 43 年 3 月 1 日創刊●【発行所】株式会社伸樹社 ●【発行人】立石伸雄●〒 160-0006 東京都新宿区舟町 4-4-101● TEL.03-3353-9508  ● FAX.03-3357-4846● 年間購読料 10,800 円(税込)・一部 980 円(税込)● http://www.videojournal.co.jp ● [email protected] 1 2 0 1 5

Vol.1306November

◆ INDEX◆

◎ 2 面:ソニー、PXW-FS5 発売前イベント「FS5:Grab and Shoot」開催◎ 2 面:朋栄、InterBEE2015 事前発表会開催◎ 6 面:秋山謙一の映像業界トレンド探訪 〜 CEATEC JAPAN 2015 開催〜◎ 9 面:株式会社フジテレビジョン×株式会社メディアソリューションズ◎ 10 面:岡英史の ViewFinder Vol.160 〜パナソニック「AG-DVX200」〜◎ 11 面:池上通信機、InterBEE2015 〜 8K カメラ、4K・HD ソリューションを提案

(2 面に続く→)

InterBEE2015 開幕

 ソニービジネスソリューションは、10 月 15、16 日の両日、(東京・銀座)ソニービル 8F 「OPUS」(オーパス)において新商品「PXW-FS5」(以下:FS5)の発売前イベント「FS5:Grab and Shoot」を開催した。

 同イベントでは、新商品 FS5 をはじめとした、ソニーの大判センサー搭載カメラのタッチ&トライや FS5 で撮影されたコンテンツの上映、商品紹介・映像制作レポートのセミナーが催された。

 FS5 のセミナーでは、同機の特徴がわかりやすく解説された。以下はその要旨。 IBC2015 で発表された FS5 の特徴はまず機動力、手持ちしたときの操作性が挙げられる。その機動力とあい

 一般社団法人電子情報技術産業協会は、11 月 18 〜 20 日までの 3 日間、幕張メッセ(千葉市・美浜区)にて、音と映像と通信のプロフェッショナル展

「Inter BEE 2015」を開催する。 今年 7 月には総務省から「4K・8K ロードマップに関するフォローアップ会合 第二次中間報告」が公表され、4K・8K の現状としてコンテンツ制作に関する取り組みや、技術動向、諸外国の動向等がレポートされた。出展各社は、当該ロードマップを意識しつつ 4K・8K に向けた多くの新製品発表や技術/参考展示を行う。また、それらに関連した基調講演、コンファレンスの開催も

(12 面掲載)される。開幕が近づくにつれ、各種セミナー、新製品発表会の開催、目玉となる製品群のプレスリリースの配信等がなされた。以下、順次紹介していく。

銀座ソニービルで開催された FS5 のイベントの様子

ソニー、PXW-FS5 発売前イベント「FS5:Grab and Shoot」開催

まった高画質に主軸がおかれて設計されている。 同機は「PXW-FS7」の弟分という位置づけでセンサーやマウントはFS7 と共通化されている。弟分である FS5 は メ デ ィ ア に は SD カ ー ド

(2 面に続く→)

VIDEO JOURNAL November 2015 | VOL.1306 |(2)REPORT

(FS7 は XQD カード)、記録フォーマットには XAVC-L / AVCHD(FS7は XAVC-I / XAVC-L / MPEG)が採用されている。 続いておこなわれた「FS5 による映像制作レポート」のトークセッションでは、Coast Vision Productions の山本 康士氏と撮影監督の關根靖享氏により FS5 を使用してデモコンテンツを撮影した感想が語られた。今回のデモ撮影は湘南の鵠沼海岸のスケートパークにおいて疾走する BMXのコンテンツの撮影をおこなった。FS5 の機動力について山本氏は「元々BMX の映像を撮りたいとは思ってい

たのですが、カメラの重さで制限がでてしまうとついていけないことがありました。今回の撮影では(FS5 は)

山本 康士氏(左)と關根靖享氏

小型・軽量なので、使い勝手が良かったです」關根氏は「この軽さだから長時間持っていられるということはあり

FS5 の発売日は InterBEE 初日の 11 月 18 日

ますね」とコメント。撮影現場では小型バイクで並走しての撮影など FS5ならではの撮影がおこなわれた。

朋栄、InterBEE2015 事前発表会を開催出展テーマは FOR-A World of Possibilities 〜無限の可能性に向けて〜  朋 栄 は 10 月 30 日 に 同 社 に てInterBEE2015 の事前発表会を開催した。冒頭、同社の清原社長は近況等を交えて挨拶した。以下はその要旨。 弊社の 9 月決算ですが、売上高は計画をほぼ達成しまして増収増益となる見通しでございます。 国内ビジネスにつきましては主立った案件として、名古屋テレビ放送様向けの報道制作ファイルベースの編集システム、オンエアサーバを含めた非常に大きなシステムですが、こちらを担当させて頂きました。その他にもファイルベースを軸としたシステムを地上波の各お客様から数多く頂き、計画通りに進めております。 報道サブ、制作サブのお話しも頂いてはおりますが、まだ具体化しているものが少ない状況であります。こちらは今後 1 年から 1 年半後に具体化してくるものと思っております。 地上波のお客様以外の案件といたしましては、イメージ ディバイス様(本紙 10 月号で紹介)の中継車にルーター、スイッチャー、マルチビューワといった弊社製品をご採用頂きまし

た。また、デジコン様向けの 4K 対応の中継車の設計、システムアップを手がけさせて頂きました。 アーカイブに関しましては、札幌テレビ放送様向けのアーカイブの案件をはじめとして、数々のアーカイブ案件のお話を頂き、実際に案件を進めさせて頂いております。長期保存の分野におきましては、LTO という分野が確立されてきていると思っております。こちらはお客様のニーズにより今後も柔軟に対応させて頂ければと思っております。

  弊 社 の 4K の 高 速 度 カ メ ラ FT-ONE、こちらは Channel 4K をはじめとして様々な分野、特にライブスポーツの分野でかなり多く使って頂いておりまして、公営競技を含めて大活躍と言っていい一年だったと思います。色々なところでレンタルをさせて頂いたり、中継車に搭載頂いたり、4K の世界では一つのフラッグシップ製品となっております。 海外につきましては、スイッチャHVS-2000 をリリースさせて頂いてから、非常にご好評を頂いております。HVS-2000 を中心に周辺機器も含めて弊社の自社製品の販売をさらに伸ばして行きます。 弊社はおかげさまで 45 周年を迎えました。社内公募で決定したロゴでございます(写真参照)。円が取り囲んでいるイメージは、プログレスバーをイメージしております。100%で切れるプログレスバーではなく、上限がないということで、無限の可能性に向けて伸びて行く、というイメージを表現しているロゴです。45 期を迎えるにあたってテーマの方も変更させ

ていただきました。FOR-A World of Possibilities 〜無限の可能性に向けて〜。こういったテーマを掲げて活動を続けてまいります。 次世代規格への取り組みを加速いた し ま す。 現 在、4K/8K/UHD、 物理 イ ン タ ー フ ェ ー ス、Video over IP(VoIP)、コーデック、、、規格が乱立している状態であります。これら様々な規格に対しまして、お客様、市場の利便性を考えまして、なにが最適かこれを弊社としてはしっかりと取り組んで行きたいと思っております。各種規格に対応すべく、積極的な開発を行い、ベースバンド・CG・ファイルベース・VoIP、それぞれの良さを取り入れながら、偏りなく取り組んでいくメーカーを目指します。 現場重視の営業・SI 業務をさらに推進して行きます。営業はお客様の要望、問題をしっかりとヒアリングし、どれだけ顧客に寄り添うことができるかを大事に活動します。SI は一つ一つ違うお客様の要望を汲み取り、最適なソリューションを提案します。

清原社長 プロジェクターに映っているのは同社の 45 周年ロゴ

(5面に同社のInterBEEの見所を掲載)