ZETA92JP

TEST MS

（MSZ3ZT92）

製品仕様書

V 1.0J

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改訂履歴

版 数 日 付 改定内容

V1.0 2019.8.14 初 版

ⓒ 2016-2019 Techsor Inc.

目 次

1. 製品紹介 ................................................................................................................................... 2

2. 適用範囲 ................................................................................................................................... 2

3. 製品外観とインターフェース................................................................................................. 2

4. 製品仕様 ................................................................................................................................... 3

5. 使用準備 ................................................................................................................................... 4

6. シリアルポート接続とテスト方法 ......................................................................................... 4

6.1. シリアルポート接続 ................................................................................................. 4

6.2. PCからTEST MSへの送信(データ・アップリンク含む) ..................................... 5

6.2. TEST MSからPCへの送信(データ・ダウンリンク含む) ..................................... 6

7. 一般的な障害と処理 ................................................................................................................ 6

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1. 製品紹介

ZETA92JP TEST MS(テストモジュール)は、ZETA通信モジュールが実装された基板で、外

部接続用ピンI/F、USB給電ソケット、アンテナ接続端子が予め設けられています。

外部接続にはUARTシリアルインターフェイスが採用され、シンプルで使い易いコマンドセ

ットが提供されるため、開発者は容易にセンサーモジュールの開発やZETAプロトコルの検

証、消費電力テスト、通信距離・信号強度テストなどを実行することが可能になります。

2. 適用範囲

◼ センサー開発とデータテスト

◼ ZRTA Cloud Platformサービスとの連携テスト

◼ 通信距離・信号強度テスト

◼ 消費電力量テスト

3. 製品外観とインターフェース

① ②

③

④ ⑤

⑥

付属品：アンテナおよびフィーダー

USBケーブル

アンテナ長：5cm

利得：2dBi

インピーダンス：50Ω

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4. 製品仕様

①： 予約：別モジュール用

②： メンテナンス用 ユーザー利用不可

③： ZETA MSシリアルI/F他

GND: グランド

STA: デジタル出力

ローレベルで外部MCUリセット

TX: UART TTL

RX:

GND: グランド

INT: デジタル出力

外部MCUウェイクアップ

GPIO: 予約

WAKEUP: デジタル出力、予約、MSウェイクアップ

④ ZETA通信モジュール ZETA MS

⑤ 給電ソケット miniB USB I/F

⑥ アンテナ端子 小型同軸コネクタ

製品名 MSZ3ZT92

無線特性

通信プロトコル ZETA

動作周波数 920MHz

送信出力 13dBm(20mW)

変調方式 2-FSK/2-GFSK

伝送レート 0.3-2.4kbps

受信感度 -130dBm±3dBm(@300bps)

電気特性

給電タイプ mini BタイプUSB コネクタ 5V電源

待機電流 ≦5uA(ackダウンリンク設定時)

≦25uA(6時間/日リアルタイムダウンリンク設定時)

動作電流 ≦75mA

物理的特性 サイズ 54×47×19mm

アンテナI/F 小型同軸コネクタ

作業環境 作動温度 -20～75℃

貯蔵温度 -30～85℃

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5. 使用準備

◼ TEST MSの電源をONにする前に、ZETA Cloud PlatformサービスにTEST MSに自走

されているZETAモジュールのIDが登録されていることを確認します。併せて、APがオ

ンラインになっており、正常に動作していることを確認します。

◼ TEST MSにアンテナを接続します。

◼ USB給電によって電源投入後、TEST MSがZETA Cloud Platformサービス上でアクテ

ィブ状態になるのを待ちます。

◼ 「ZETA92JP MS_ハイパフォーマンスモジュールユーザーマニュアル」を参照し、目

的のテストを開始します。

6. シリアルポート接続とテスト方法

6.1. シリアルポート接続

TEST MSではシリアルポート通信を使用します。ユーザは、USB/TTL変換モジュール等を

用いてTEST MSとPCを接続します。PCと接続後は一般的なシリアル通信ソフトウェアに

よってデータのアップリンク/ダウンリンクの通信をシミュレートすることができます。

◼ TEST MS TX → USB/TTL変換モジュール RX

◼ TEST MS RX → USB/TTL変換モジュール TX

◼ TEST MS GND → USB/TTL変換モジュール GND

◼ PC接続後、シリアル通信ソフトウェアで対応するシリアルポート番号を選択します。

シリアルポートの設定は以下の通りです。

設定後は、シリアルポートを開いて「ZETA92JP MS_ハイパフォーマンスモジュール

ユーザーマニュアル」記載のUARTフレームフォーマットを用いれば、アップリンク・

ダウンリンク等のデータ送受信が可能になります。

ボー・レート データ ストップ パリティ フロー制御 送受信設定

115200 8 1 None None HEX

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6.2. PCからTEST MSへの送信(データ・アップリンク含む)

◼ MACアドレスを取得する。1

SEND -----------------

FF 00 04 10 /* MACアドレスを取得する */

RECV -----------------

FF 00 08 10 4F 00 11 11 /* "4F00 11"は、このモジュールのMAC アドレス*/

◼ 可変長データを送信する。

SEND -----------------

FF 00 09 02 11 22 33 44 55 /* 11 22 33 44 55は送信データ */

RECV -----------------

FF 00 04 01 /* データ送信成功 */

FF 00 04 02 /* 現在ネットワーク使用中、データ・バッファーフル

で送信失敗 */

FF 00 04 03 /* データ長エラー* /

◼ テストモードを設定する。2

SEND -----------------

FF 00 05 22 00 /* 通常モードに設定、ハートビート送信は6時間に1回 */

RECV -----------------

FF 00 04 20 /* 設定成功 */

SEND -----------------

FF 00 05 22 01 /* テストモードに設定、ハートビート送信は10秒に1回 *

/

RECV -----------------

FF 00 04 20 /* 設定成功 */

1 全てのモジュールは、ユニークな4バイトのMACアドレスを有しています。

2 テストモードのートビートパケットは10秒毎に送信されるため、通信電界強度(ハートビートは、電

界強度情報を含む)測定を実施する際に便利です。

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6.2. TEST MSからPCへの送信(データ・ダウンリンク含む)

ZETACloud Platformサービスの、デバイスコントロールタブから透過データをクリックし

ます。開いたウィンドウのコンテンツ欄に送信データを16進数で入力し、確認ボタンを押す

とデータが送信されます。

シリアルポートの受信フレームは以下の通りです。3

フレームタイプ リードワード フレーム長 タイプ データフィールド

ダウンリンク 0xFF00 0x04+n 0x30 n byte*

＜例＞

RECV -----------------

FF 00 07 30 01 02 03 /* ウェイクアップ-ダウンリンクを受信 "01 02 03" */

7. 一般的な障害と処理

※デバイスのデバッグ中は、ZETA Cloud Platformサービス上にオンラインデータが表示

されないか、またはデータが受信されませんのでご注意ください。

※上記以外でデータが受信できない場合は、

・TEST MSの電源が正常に接続されていることを確認します。

・同一ネットワーク上のAPがオンラインで、ハートビートが正常であるか確認します。

・TEST MSは、ZETAネットワーク(APまたはMote)の通信可能エリア内にあることを

確認します。

・アンテナが正しく接続されているか、外れたり緩んでいたり損傷していないかを確認し

ます。

・シリアルインターフェイスや各種ケーブルが正常であるかを確認します。

3 「ZETA LPWAN_プラットフォームユーザーマニュアル」』を参照。

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