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Page 1: Event/Seminar Report - Synopsys...Technology Update 2012 AUTUMN88 TODAY&TOMORROW トゥデイ&トゥモロー 88号 平成24年10月20日発行 発行所 日本シノプシス合同会社

Technology Update

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Event / Seminar Reportイベント / セミナー・レポート

ご報告ご報告

告 知告 知

ARM 社の big.LITTLE プロセッシング向けソフトウェアの早期開発開始を支援FPGA ベース・ハードウェア・プロトタイプとバーチャル・プロトタイプのリンクによりハードウェア/ソフトウェア・バリデーションの負担を軽減

ハイエンド・オーディオ機能を手軽に実現するソフトウェア・ソリューション

CAE を利用した電気システムの設計、検証、解析セーフティクリティカル・システムのソフトウェア・テスト

オートモーティブ・ソリューション

Processor Designerセミナー開催のご報告2012年6月13日(水)、弊社東京本社にて、Processor Designerセミ

ナーを開催いたしました。高性能な画像処理に携わるハードウェア設計技術者やアーキテクチャ設計技術者は、従来、手設計による固定ハードウェア回路、または特定ベンダから提供されるデバイスやIPを利用するのが一般的でした。しかし、性能と開発コストの両立に加え、開発時間とリソースの制約が立ちはだかる今日、機能が固定化された回路や、外部調達した汎用ソリューションでは、もはや解決が困難になりつつあります。このセミナーでは、オリジナルの専用プロセッサ ‶ASIP” (エイシップ)を実現できるよう、コンセプトから実際の設計手法まで、ユーザー様からの貴重な事例発表とデモを交えご紹介いたしました。

シノプシス ユーザーズ・ミーティング (JSNUG) 2012 開催のご報告

2012年7月12日(木)、新宿の京王プラザホテルにて「シノプシス ユーザーズ・ミーティング2012」を開催いたしました。今年もSoC開発の前に立ちはだかる諸問題に焦点を当てた、タイムリーかつ強力なテクニカル・プログラムを取り揃え、インプリメンテーション・トラック、ベリフィケーション・トラック、システムレベル設計トラックの3トラック、計25セッションの盛りだくさんな内容でお届けいたしました。

キーノート・スピーチでは、ARM社システム 設計部門執行副社長 ジョン・コーニッシュ様より「ローパワー実現に向けたパートナーシップ」と題しまして、フィジカル設計、プロセッサ設計、バーチャル・プロトタイピングなど、ローパワー・システムの実現に向けたARM社の取り組みについてご紹介いただくとともに、システムを構成するあらゆる要素を徹底的に調整し、消費電力を最小化する手法についてお話いただきました。

ユーザー様による設計事例発表では、19名のユーザー様より、ローパワー設計からFPGAベース検証、オートモービル開発まで、さまざまなトピックにつきまして、実際にシノプシス・ツールを導入し、高い成果を上げられている皆様に最新の活用事例をご発表いただきました。設計業界において信頼とご支持をいただいているGalaxyベースの設計ソリューションやVMM(Verification Methodology Manual)ベースの検証ソリューション、デジタル・アナログ統合設計/検証ソリューション、SoC開発に欠かせない高品質かつシリコン実証済みのIP群、そして自動車関連をはじめとした各種アプリに最適なシステムレベル開発ソリューションなど、最先端テクノロジをいち早く導入された事例を中心に、ユーザーの皆様の体験談をご発表いただきました。最新のソリューションを積極的に活用し、設計生産性の向上による製品の早期開発を実現された技術者の皆様の「生の声」は、大変ご好評をいただきました。

また、インプリメンテーション・トラックのランチ・セッションでは、昨年に引き続き、PrimeTimeユーザー様ならびにタイミング解析の最新技術にご関心のある設計者の皆様のためのイベント「PrimeTime SIG」を開催いたしました。今回は、同時マルチボルテージ解析技術(SMVA)をハイライト。シノプシスのR&Dエンジニアがテクノロジの詳細やデザインへの適用方法をご紹介するとともに、ユーザー様より、実際にこの技術を適用された実例もご発表いただきました。システムレベル設計トラックおよびベリフィケーション・トラックのランチ・セッションでは、ARM社の最先端プラットフォームbig.LITTLE環境とVirtualizerのbig.LITTLEモデルによってもたらされるデバッグ・テスト性、さらにはbig.LITTLEを用いた場合に重要になるSWプログラムによる電力管理とその解析機能をご紹介いたしました。

この他、この春Santa Claraで開催しましたSNUG Silicon Valleyの中でもっとも注目を集めたチュートリアル・セッションを実施。ARM Cortex-A15プロセッサを用いた高性能コア向けテクニック、Discovery VIP(検証用IP)AMBA 4 ACE の適用、厄介な不定値伝播の早期予見/対策を可能にするVCS Xprop機能、バーチャル・プロトタイプとFPGAベース・ハードウェア・プロトタイプをシームレスにリンクした業界初のハイブリッド・プロトタイピング・ソリューションなど、いますぐ使えるテクニックをご紹介し、大変ご好評いただきました。

セッション終了後は、日頃の感謝を込めまして、ささやかながらレセプション・パーティーをご用意させていただきました。ユーザー様同士、またユーザー様と弊社社員との活発なコミュニケーションの他、パートナー各社様によるテーブルトップ展示、プレゼントが当たる抽選会も実施し、楽しいひとときとなりました。終日に渡るセミナーであったにもかかわらず、最後までたくさんのお客様にご参加いただき、盛況のうちに終えることができました。

Japan Executive Forum 2012開催のご報告2012年8月29日(水)、SoC設計開発やSoCビジネスの成功に多角的視点で取り組まれている管理職の皆様を対象としたセミナー「Synopsys: Japan Executive Forum 2012」を開催いたしました。

本年のフォーラムではゲスト講演者として、スポーツジャーナリストとしてご活躍の、株式会社スポーツコミュニケーションズ代表取締役 二宮 清純氏をお招きし、「勝てる組織、負ける組織。その傾向と再建学」と題しまして、スポーツ選手や指導者を題材に、ビジネスの世界で直面する困難を克服し、勝ち残っていくための思考についてご講演いただきました。電子機器業界とはまた違った視点からのご講演は、ご参加の皆様より大変ご好評いただきました。

また、米国シノプシス 会長兼Co-CEOであるAart de Geusからは「More Modeling of More of Moore and More than Moore」と題しまして、機能レベルから物理レベルまで半導体設計の方向性と将来展望、‶Mooreの法則”と ‶More than Moore”で待ち受ける課題の本質について考察し、半導体業界の将来に向けてシノプシスがどのように貢献していくかについてお話しいたしました。

セッション終了後のレセプション・パーティーでは、お客様に弊社社員も交え、情報交換・議論の続きをお楽しみいただきました。弊社にとりましても、ご要望、ご意見等をお伺いする貴重な機会となりました。

AMS SIG 2012 ~ SPICE Modeling, Simulation, and Optimization ~ 開催のご報告2012年9月12日(水)、東京コンファレンスセンター・品川において、「AMS SIG 2012」を開催いたしました。昨年実施しました高精度な回路シミュレーションを実現する業界標準ツールHSPICEのユーザー様のためのコミュニティ・イベント「HSPICE SIG」に続き、今年の「AMS SIG 2012」には、さらに広くアナログ・ミックスドシグナル・ソリューションを網羅した総合的な内容を盛り込みました。

当日は、米国シノプシスよりAMS R&Dチームが来日し、「アナログとデジタルの分岐点 - ミックスドシグナル設計の挑戦と対策」と題したキーノート・スピーチをお届けしました。また、ユーザー様各社より、HSPICEおよびCustomSimについての貴重な製品活用事例をご発表いただきました。さらに、本年よりシノプシスのAMS検証製品に加わりました高速高精度シミュレータFineSimや、アナログ回路最適化ツールADXについてのご紹介も行いました。大変多くのご質問をいただき、SIG(Special Interest Group)の名にふさわしく活発な質疑応答が行われました。

セミナー終了後は、レセプション・パーティを催し、お客様同士、またお客様と米国本社R&D担当者や弊社スタッフとの交流の場としても有益だったというお声を多数いただきました。

展示フロア、各種セミナーにおきまして注目ソリューションの「最新情報」をお届けします!皆様のご来場をお待ち申し上げております。

http://www.synopsys.co.jp/edsf_et2012/詳細は、こちらから

2012年11月14日(水)~16日(金)  パシフィコ横浜会 期 会 場

ご多忙にもかかわらずご来場賜りましたお客様に、誌上を借りしまして御礼申し上げます。

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