衛生看護専門学校 2015.6.12

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病態治療論 Ⅳ

免疫機能の障害

横浜市立大学附属病院 小児科

西村謙一

免疫と病気

•アレルギー性疾患•自己免疫性疾患•免疫不全症•悪性腫瘍

の、前に・・・

免疫って?

疫を

免れる

「自己」と「非自己」の認識• ほとんどの細胞はMHCクラスⅠ         (自己を証明する IDカード)を持っている。• 非自己の細胞は排除される。• ウイルスに感染した細胞はそれを知らせる ことができる。

ウイルス

「自己」と「非自己」の認識• ほとんどの細胞はMHCクラスⅠ         (自己を証明する IDカード)を持っている。• 非自己の細胞は排除される。• ウイルスに感染した細胞はそれを知らせる ことができる。

ウイルス分解

乗っける

「自己」と「非自己」の認識• ほとんどの細胞はMHCクラスⅠ         (自己を証明する IDカード)を持っている。• 非自己の細胞は排除される。• ウイルスに感染した細胞はそれを知らせる ことができる。

ウイルス分解

乗っける

免疫系の主な登場人物

•マクロファージ•ヘルパーT細胞•細胞傷害性 T細胞(キラー T細胞)•B細胞、形質細胞

免疫系の登場人物

マクロファージ

• 貪食• 抗原提示

ヘルパーT細胞• 司令塔

• サイトカイン抗原を認識し、キラー T 細胞や B 細胞に指示を出す

細胞傷害性T細胞(キラーT細胞)

• ウイルス感染細胞を殺す• ウイルス、結核菌、真菌>一般細菌

B細胞

• 指令を受け形質細胞に分化• 抗体(免疫グロブリン)を発射する• 細菌(肺炎球菌)>ウイルス、結核菌、真菌

抗体 ( 免疫グロブリン )の種類と特徴

IgG

IgA

IgM

IgD

IgE

血中に最も多く存在小さいので胎盤を通過IgGの絵分泌液中(痰、消化液、母乳)           に多く含まれる分子量が最大初期に産生詳細不明

Ⅰ型アレルギーに関与

抗体の 3 つの役割

中和

オプソニン化

補体の活性化

図 血中に最も多く存在する。小さいので胎盤を通過する。分泌液中(痰、消化液、母乳)に多く含まれる。

アレルギーに関与している。

練習問題

101P79

100P26

練習問題

92A 2改

98A17

免疫系のまとめ

マクロファージヘルパー T細胞

キラー T細胞

B細胞、形質細胞

メモリーT細胞

メモリーB細胞

貪食 抗原提示サイトカイン

好中球自然免疫(先天免疫)

獲得免疫→ 非特異的→ 特異的

細胞性免疫

液性免疫

練習問題

94P3

97P3

免疫と病気• 免疫不全• アレルギー• 自己免疫疾患• 悪性腫瘍   図

特異的と非特異的• 男の好み、ジャニーズ• よしもと、外人、なんでも・・・

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