Upload
kazumichi-mario-sakata
View
796
Download
2
Embed Size (px)
Citation preview
BALANCED TEAM ANDPRODUCT STEWARDSHIP事業計画に求められる2つの「プロペラ」
PETRI JUHANA VIA COMPFIGHT CC
KAZUMICHI SAKATA UX SKETCH VOL.2 | JULY 31st 2015
@mariosakata kazumichi.sakata
坂田 一倫(さかた・かずみち)
2008: RAKUTEN, INC.
2013: CONCENT, INC.
2015: RECRUIT TECHNOLOGIES, CO. LTD.
2015: MEDIUM JAPAN
FOUNDER; UX TOKYO & LEAN UX CIRCLE
CERTIFIED HCD PROFESSIONAL
LEAN UX SERVICE DESIGN
DESIGN FOR SERVICE,DESIGN FOR HUMAN.
モノからコト、そしてヒトへ。
モノによって構成されるコトを届けるヒトそのものの体験を考える時代に。 言うなれば、UXデザインの UX を考えていかなければならない。
“NO MATTER HOW IT LOOKS AT FIRST, IT’S ALWAYS
A PEOPLE’S PROBLEM.”
GERALD M. WEINBERG(AUTHOR OF “PERFECT SOFTWARE”)
はじめがどんなに複雑でテクニカルだとしても、結局はヒトの問題に過ぎない。
ENTITY (モノ)
EXPERIENCE (コト)
HUMAN (ヒト) SERVICE
(サービス)
LIN
E O
F VI
SIBI
LITY
これまでに議論されてきた
領域
これから議論すべき領域
FRONT STAGE
BACK STAGE
2サービスの設計に向けたヒトづくりに求められる2つの思想と2つの事例
1. BALANCED TEAM
RAV560 VIA COMPFIGHT CC
aa
BIZ/PM
UX
& D
ESIG
NBALANCED TEAM = INTEGRATED TEAM
バランス・チームとは、左記の「3つの個」によって形成されるチームのことを指す、サービスづくりに必要なヒトのバランスの最適解を図る思想。
DEV & ENG
BIZ/PM
UX
& D
ESIG
NUX & DESIGN “ユーザーに最も共感している代弁者”
チームへの約束: • 専門家としてユーザーの潜在欲求を理解する。 • サービスに最も価値のあるニーズを翻訳してインプットする。 • 想いをカタチにする。 • チーム間のバランスをファシリテーションする。
介在価値: • 顧客課題を特定し、優先度を見極める。
DEV & ENG
DEV & ENG “実現可能性を妨げるハードルを下げる立役者”
チームへの約束: • 既存技術を把握し、最適なソリューションを提案する。 • サービスを通じて顧客が得られる成果に責任を持つ。 • チーム間のバランスをファシリテーションする。
介在価値: • 顧客への成果を継続的にモニタリングする。
BIZ/PM
UX
& D
ESIG
N
DEV & ENG
BIZ / PM “各々の調和を図る指揮者”
チームへの約束: • 複雑な問題に対して的確かつ迅速な意思決定をする。 • ユーザー視点に立ったビジネス上のニーズを言語化する。 • チーム内で一人のメンバーとして振舞う。
介在価値: • 意思決定を適切なヒトに促す。
BIZ/PM
UX
& D
ESIG
N
DEV & ENG
JAPAN SPORT COUNCIL
COLLABORATIVE,TRANSPARENT, & DEMISTIFY責任の押し付け合いから、助け合い文化の醸成へ
CASE STUDY - 1
USER RESEARCHUSER STORIES SPRINT
(2wk)
DAILY SCRUM
REVIEW(PRODUCT / PROJECT
OWNER)
SHIP
PRODUCT OWNERSHIP TEAM
(PM, UXD, LeadENG)
PRODUCT BACKLOG
DELIVERY TEAM(LeadENG, ENG, UID,
QA ENG)
SPRINT BACKLOGRETROSPECTIVE
PROJECTMANAGER
BALANCED TEAM IN AGILE
http://www.slideshare.net/kazumichisakata/agile-experiencedesignframework
OUTCOME
LEADERSHIP, NOT OWNERSHIP 責任の所在云々よりも、全員がリーダーシップを発揮し発言する。
NOT PROCESS IMPLEMENTATION, RESPECT DIFFERENT DIAGNOSIS プロセスを強制的に導入せず、個々の思想の違いを尊重する。
GROUP FACILITATION, NO SUPERHERO 何でもできる1人のヒーローに頼らない、個の集合体を意識する。
2. PRODUCT STEWARDSHIP
RAV560 VIA COMPFIGHT CC
USER &
CUSTOMER
INTEG
RATED
TEAM
STAKEHOLDER
PRODUCT STEWARDSHIP
前述のバランス・チームに加え、サービスエコシステムを形成するステークホルダー、そしてサービスを利用するユーザーのバランスの最適解を図る思想。
HTTP://WWW.COOPER.COM/JOURNAL/2011/02/LEAN_UX_PRODUCT_STEWARDSHIP_AN
HOW IT WORKSSTAKEHOLDER 外部パートナー含むサービス運営者全員が、ユーザーとのタッチポイントを形成していることへの当事者意識を持ち、サービスを運営していく。
USER & CUSTOMER USER-CENTERED ではなくユーザーと一緒にサービスを構築していく USER-DRIVEN の関係性を構築する。
INTERGRATED TEAM 自社組織とほか2人の「ヒト」との接点を担い、ニーズを抽出すると共にサービスに反映・展開する。
CASE STUDY - 2
BUSINESS MODEL
SHIP
INTEGRATED TEAM
STAKEHOLDER
PRODUCT STEWARDSHIP
UX STRATEGY
USER &CUSTOMER
USER RESEARCH
INTERVIEW &
DEVELOPMENT
USER RECRUITING
REVIEW(INTEGRATED
TEAM)
DESIGN INENTERPRISE
サプライチェーン等の評価をユーザー視点で行い、事前に克服すべき課題を抽出すると同時にサービス提供価値、KPI を定める。サービスにおけるビジネスパートナー含む構成員の役割を明確にする。
OUTCOME 1
既存顧客との定期ヒアリングを実施し、シナリオの検証を行う。結果を基にコミュニケーションプランを策定する。技術ドリブンで構想だけに留めず、実行に移し、顧客とのギャップを解消する。
DESIGN WITHCUSTOMEROUTCOME 2
3. SUMMARY
MICKE W. VIA COMPFIGHT CC
テクニカルな話をいくら広げようとも直面する課題は常に同じと考える。 それはヒトの問題。
どのようにモノをつくればいいか、どのようなコトを実現すればいいか、のみで会話するだけではなくそれらモノやコトを実現するために、どのようなヒトがどのように関わっていければいいか、文字通りユーザーだけではなく組織内外におけるヒトの UXD を追求していくべき。
UXデザインの専門家として我々が今後時間を割かなければならないのは、我々が介在することで生み出される価値、つまり介在価値の最大化を図るための実行スキームと関与するヒトの役割及び体系なのである。
なぜ「2つのプロペラ」なのか?WHY BALANCED TEAM AND PRODUCT STEWARDSHIP?
素晴らしい体験は、素晴らしい組織からしか生まれない。
DRIVE YOUR ORGANIZATION.
ISTOCKPHOTO
ありがとうございました
HTTP://WWW.SLIDESHARE.NET/KAZUMICHISAKATA
KAZUMICHI SAKATA UX SKETCH VOL.2 | JULY 31st 2015
@mariosakata kazumichi.sakata