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×
ソーシャルメディアの活用
-リアルな姿を
-リアルタイムに
発信する⇔収集する
日本財団/CANPAN 山田泰久Twitter:@canpan2009http://www.facebook.com/yamadamay
2012年8月8日 刈谷
ハッシュタグ#canpan
×プロフィール
山田泰久(やまだやすひさ)
・日本財団経営支援グループ 情報コミュニケーションチーム
(CANPAN、NPO情報発信、社内システム、公式サイト担当)
・日本ソーシャルブログ協会 会長他
1973年群馬県生まれ。
1996年日本財団に入会し、国際協力、総務部門を経て、2005年から4年間、福祉の助成担当に。563件の助成事業と障害者就労支援や発達障害、小地域福祉活動などの新規事業開発に携わる。
2009年6月より現職となり、「共感×信頼→つながり力」で社会を支える社会情報インフラ「CANPAN」の企画・開発、普及・利用促進に取り組んでいる。
人、地域、社会に良いことが大好きな「ソーシャル系男子」として、日々ソーシャルな情報を発信中。
twitter:@canpan2009 Facebook→http://www.facebook.com/yamadamay
ブログ:CANPAN講座 http://blog.canpan.info/koza/
Shop人にやさしく http://blog.canpan.info/p-shop/
CANPAN・NPOフォーラム http://blog.canpan.info/cpforum/
2
×
本日のお話し
1.日本財団について(ご参考)
2.NPOの情報発信とか、寄付とか
3.ソーシャルメディア活用術
※本日のセミナーでは、「NPO」とは、NPO法人の他、ボランティア団体、市民活動団体、財団法人、社団法人、社会福祉法人などを幅広い意味での公益団体のことを指します。
3
×日本財団とは?
4
•1962年設立の民間の助成財団
•2011年4月に財団法人日本船舶振興会から、公益
財団法人日本財団に
•ボートレース(競艇)の売上金(2.5%)と一
般・企業からの寄付金をもとに活動
•国(官)ではできないことや、施策が行き届かな
い問題の解決のために、「公の心」をもちながら
「民の視点」で取組んでいます。
×日本財団とは?
5
ボートレース場:24ヶ所 場外売り場:42ヶ所
全国のボートレース場
×日本財団とは?
6
日本財団 (にっぽんざいだん)は、ボートレースの売上げの2.5%をうけて、全世界のハンセン病の制圧プロジェクトやマラッカ海峡の航行の安全といった大型プロジェクトから、災害におけるボランティア活動にいたるまで、様々な「社会のお役に立ちたい」という事業を支援している助成団体です。
日本財団の事業 ~ 3つの柱 ~
【2010年度実績:3,395事業 約226億円】
1. 海や船に関する支援
2. 文化、教育、社会福祉等に関する支援
3. 海外の協力援助活動への支援
×
NPOの情報発信とか、寄付とか
7
×
21,721 44,815 46,991
983 1,633 2,957
はじめに
8
×
9
NPOにとって二つの重要なこと
活動コミュニケーション
事業・・・資金集め・・・
会報誌ホームページイベント講演メルマガブログ
ソーシャルメディア面談など
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5つのリアル
リアルな状況と
リアルな自分達を
リアルタイムに伝えて
リアルな場へとつなぎ
リアルなネットワークへ
10
NPOとソーシャルメディア
×
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質問です。
ここ2年間、NPOと何か関わりがありましたか?
・寄付をした ・イベントに参加した ・ボランティアに参加した
・働いている ・サービスを利用している
・ネットで情報を見た ・テレビや新聞で見た
・会報誌等をもらった ・その他( )
★1分間考えてください。その後、グループになって共有します。
×
12
NPOとみなさんの関係
活動する人
サポートする人 参加する人
応援する人
サービスを受ける人
知っている人
×
13
また質問です。
NPOとか、学校とか、赤十字とか、赤い羽根募金とか、何か寄付をしたことがありますか?
・街頭募金 ・お店の募金箱 ・町内会での募金
・職場での募金活動 ・チャリティイベント ・寄付つき商品
・インターネットのオンライン寄付 ・銀行や郵便局の振込
寄付をしたきっかけは何ですか?
NPOの場合、そこの団体を寄付先として選んだ基準は何ですか?
×
14
NPOと寄付
とあるアンケート調査で寄付をしなかった一番の理由とは?
⇒〇〇〇がなかったから
NPOってよく知らないから、寄付するのは不安?
⇒NPOをそもそも知らない(認知度)
⇒そのNPOが信頼できる団体かわからない(信頼度)
※NPO自身が認知度・信頼度を上げる
※〇〇〇が認知度・信頼度を上げる
×
15
ドナーピラミッド
知っているから、寄付するへ
寄付をする
参加する
知っている知っている人を
増やす
階段を上がってもらう
×
16
ソーシャルメディア
個人のコミュニケーションツール
・情報発信 ・情報収集 ・情報共有
⇒濃い関係と新しい関係
企業や団体の進出
・組織と個人の交流 ・生活者の気持ちを探る
インターネットで実現されている新しい技術や考えをすぐに取り込む
NPOにとってソーシャルメディアは、人とつながるためのツール
×
NPOの情報を見る
NPOの情報をリツィート(RT)、シェアする
→そこに、一言レコメンドをつける
→さらに、自分なりの感想や理由のコメントをつける
NPOや社会課題に関する自分なりの考えを発信する
※みなさんの発信が「口コミ」効果を作る
※NPO情報を積極的に発信することで「いい人」を演出できる!?
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みなさんにとってのソーシャルメディア
×
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最近聞いた話
やっぺす起業支援ファンド
・内閣府の新しい公共支援事業(復興支援)
・石巻を中心とした宮城県北部の起業支援
・募集告知をWebやソーシャルメディアを中心に
・申請相談に来た石巻のお母さんは、
インターネットをやっていない、
もちろん、ソーシャルメディアもやっていない
★どうやって情報を入手したのか?
×
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最近見たこと
READY FOR?
☆ネットでプレゼンをして資金を集めるクラウドファンディング☆組織ではなく人にスポット
「ネパールで売春宿から保護された女性達にメイクアップ職業訓練を」というプロジェクト・250万円のファンドレイズ・残り期限2日の時点で集まった金額は100万円・2日で150万円を集めないと・・・
★どうやって残りのお金を集めたか?
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100年前のファンドレイジング
児童福祉の父「石井十次」
宮崎にある石井十次記念館に
行ってきました。
×
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100年前のファンドレイジング
「これからの10年間は社会進出の時代だ。 孤児救済の応援をしてもらえるように、社会に出て訴えていく。」(1898年)
・全国の駅に募金箱を設置
・孤児たちの音楽隊を結成し、全国巡業
・市民から実業家、華族まで、幅広い層に対して寄付集め
×
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本気のファンドレイジング
岡山孤児院(1200名の孤児)
1ヶ月5円の生活費(現在なら6,000万円)
×
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ファンドレイジング=共感
100年前と、現在のファンドレイジングから見えてくること
• 共感する人がいるところに情報を出す
• 共感したいと思える情報を出す
• 感動した人が行動(アクション)を取ることができる仕組みを用意する(=参加可能)
• イメージ(写真や動画)の力を活用する
×
ソーシャルメディア活用術
24
×
25
主なソーシャル・メディアの特徴
• リアルに関係がある人との関係を深めるツール
• 個人で使うFacebook
• 団体で使うFacebookページ
• みんなで使うFacebookグループ
• 参加者の見える化Facebookイベント
(実際にどう使っているのか?を画面を見ながら)
×
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主なソーシャル・メディアの特徴
• 情報を拡散する
• いろいろな人・団体がやっているので、今までとは違うネットワークが広がる
• Hootsuite、ツイログ、Togetterの活用
• アイデア・マーケティング
• 生活時間を意識して
(実際に、どう使っているのか?を画面を見ながら)
×
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主なソーシャル・メディアの特徴
mixi
• 情報収集している人が「コミュニティ」に集まる
• そこに情報を流す
ブログ
• 過去の記事も蓄積できて、見やすいので、信頼度アップ
• じっくり詳しい内容を書くことが出来る
• ブログの新着情報をTwitterに流すことができる
• ブログでしっかり内容を書いて、それをTwitterで流す
×
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Facebookとは?
暗闇の中のゾウ!?
×
29
Facebookとは?
×
30
Facebookとは?
• パーティーのようなオープンなコミュニケーション
• 公園のようなパブリックの場、そこでピクニックをしているグループ
• 写真や動画を見せ合う
• Facebookでお買い物(あるいは、寄付)
• メールの代わり
• 電話もできる
• ゲーム
• 企業・団体であればホームページ代わりになる
• 広告としても活用できる
• ソーシャルメディアマーケティング
• オープン、あるいはクローズドのディスカッション、情報共有の場
などなど・・・
×
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Facebookの特徴
• リアルに関係がある人との関係を深めるツール
• 主なカテゴリー
◇個人で使うFacebook
◇団体で使うFacebookページ
◇みんなで使うFacebookグループ
◇参加者を募るFacebookイベント
◇ピンポイントで宣伝する、Facebook広告
◇機能拡張するFacebookアプリ
• 小さなものから大きなものまで、頻繁にある仕様変更
• オープンとプライバシーの使い分け
×
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Facebookの特徴
Facebookの始め方
• 「実名+メールアドレス」で登録
→漢字、ひらがな、ローマ字など
• プロフィール
→「自分」ということがわかるように記入
→各項目をしっかり入力すると見つけてもらいやすい
→セキュリティ設定で公開の範囲をよく考える
→プロフィール画像も忘れずに(ネットワークを広げるなら顔写真)
×
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Facebookの特徴
Facebookの使い方
• 友達を探す
・名前で検索(漢字、ひらがな、ローマ字)
・友達の「友達リスト」から探す
・プロフィールの共通点で検索
• Facebookが友達らしい人をおススメしてくれる
• 知り合いを見つけたら友達申請をする
・基本的にメッセージをつけて
・基本的に実際にあったことのある人を対象に
• 友達申請が来たら、プロフィール等を確認して、承認する
・知らない人は基本的に無視
×
34
Facebookの特徴
Facebookの使い方
• 自分で発信する
・近況アップデート(文章書いたり、URLやYoutubeを紹介)
・写真や動画
→他の人に軽く伝えたい or しっかり伝えたい
→公開範囲の設定(投降ごとに/友達からオープンまで)
• 友達の発信を見る
→最初はみんなの発信を見ることから
×
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Facebookの特徴
友達とのコミュニケーション
• いいね!
→軽い気持ちで「いいね!」をクリック
• コメントする
→特に何か言いたい時はコメントに記入
→自分のものにコメントがあったら、コメントで返す
• シェア
→自分の友達に伝えたい情報があったらシェア
• 相手(自分)に、「いいね!」「コメント」「シェア」のお知らせが行く
×
36
Facebookの特徴
その他のよく使う機能
• 最近のWebサイトに必ずついている「いいね!」ボタンと、コメント入力欄を使用すると、自分の発信としてFacebookに自動的に書き込まれ、友達に情報を伝える
• メールのようなメッセージ
→データの添付も、複数の相手に送るのも可能
• Facebookイベント
→主催者としてイベントを立ち上げて参加申込を受け付ける
→参加者として手軽に参加申込ができる
→友達を招待したり、友達に招待されたり
→誰が参加するか事前にわかる
→イベント後、参加者と友達に簡単になれる
×
37
Facebookの特徴
その他のよく使う機能
• Facebookグループ
→いわゆる「コミュニティ」機能
→参加者として、運営者(主催者)として、どちらでも利用可能
→友達を招待する機能がある
→公開から非公開まで設定することが出来る
• Facebookアプリ
→Facebookをさらに便利にするソフト
→でも、迷惑アプリもある(友達からのアプリ・リクエストに注意)
→個人情報の流出に気をつける
×
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Facebookの特徴
団体として使う機能
• Facebookページ
→Facebook内に団体のホームページを持つことができる
→公式サイト、ブログ、Youtubeなどのポータルサイト
→スタッフの顔の見える情報発信や裏話など
→支援者を一緒に参加するコミュニティサイト
• Facebook広告
→プロフィールの属性(年齢や性別、居住地、関心事など)で抽出した人にピンポイントで広告を出すことができる
→クレジットカードがあれば誰でも簡単に広告を出せる
×
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Facebookの活用
NPO・市民団体として、Facebookを使うこと
①団体の情報発信・コミュニケーションツール
②スタッフとしてネットワークを「濃くする」×「広げる」ために
③日本でもさらにfacebookの普及が進めば、あるのが当たり前のようになってくることも!
(あるいは、上のことを考慮せず)
まったくのプライベートの友達との交流に使用する
×
NPOがソーシャルメディアを活用するための7つの鍵
1.新しいネットワークを広げるチャンス
2.誰がソーシャルメディアを利用しているか?
3.情報発信から関係作りへ
4.プラットフォームに乗る
5.団体アカウントと個人アカウント
6.活用のキーワード
7.技を盗む
40
×
1.新しいネットワークを広げるチャンス
・新しいチャンネルは、これまでのネットワークを大事にしつつ、新しい人たちとつながる機会に
・途切れていたネットワークを再開させるきっかけに
NPOソーシャルメディア活用のための7つの鍵
41
×
2.誰がソーシャルメディアを利用しているか?
・関与する生活者(@佐藤尚之氏「明日のコミュニケーション)
・シェア(共有)する人(@斉藤徹氏「ソーシャルシフト」)
・限られた人材、予算で効果的に情報発信するためのターゲットとして考える
※ただし、利用率の地域差がある
NPOソーシャルメディア活用のための7つの鍵
42
×
3.情報発信から関係作りへ
・情報発信とコミュニケーション
・ネットとイベントの連動
・参加者のフォローアップのためのツール
・参加者同士の関係作りも視野に
NPOソーシャルメディア活用のための7つの鍵
43
×
4.プラットフォームに乗る
・最近のWebサイトはソーシャルメディア連動型
・Twitterなら「ハッシュタグ」の活用
NPOソーシャルメディア活用のための7つの鍵
44
×
5.団体アカウントと個人アカウント
・個人から始めて、団体としての活用を考える
・団体と個人の情報発信のハイブリッド
・人の顔の見える情報発信
※個人のネットワーク強化とブランド化
・寄付やボランティア以外に、情報発信・媒介という新しい支援の形
NPOソーシャルメディア活用のための7つの鍵
45
×
6.活用のキーワード
・共感と信頼
・Wリアル → リアルタイム情報とリアルな姿を伝える
・情報収集のツール
・わからないことはgoogleで聞け!
NPOソーシャルメディア活用のための7つの鍵
46
×
7.技を盗む
くまモン ⇒ ソーシャルメディアをつかいこなす、ソーシャルキャラクター
NPO法人マドレボニータ ⇒ 活動を動画でわかりやすく、
ツイッターをスタッフ・参加者で盛り上げる
エイズ孤児支援NGO・PLAS ⇒ プロボノ支援で様々なキャンペーンを実施
NPOソーシャルメディア活用のための7つの鍵
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×
注意点
ふだんのコミュニケーションでOK。ただし、誤解を招きそうなことはわざわざつぶやかない。
自分のことをどこまで公開するか、しっかり考える。
他人の個人情報にはしっかり配慮する。
「友達」のすべての発信を見る必要はない。
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実践ソーシャルメディア
×
(参考)NPOにとっての情報発信
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×
従来の情報発信から、
「つながる」ための情報発信
・NPOが他のNPOや企業・組織とのネットワークを広げる
・NPOが参加者や支援者との関係を構築していく
見てもらうための情報発信から、
参加してもらうための情報発信
・インターネットは単なる情報発信のツールではない
・インターネットの世界だけで完結させない
⇒ソーシャルネットワークを広げるツール50
NPOの情報発信について
×
NPOにとって、自分の活動だけを伝える時代は終わり。
• 調査と分析と発信
• メディアとしてのNPO、活動団体としてのNPO
・書籍出版や白書作成(マドレボニータ、ACE、NEWVERY等)がここ数年の傾向
・情報発信で世の中を巻き込む、社会に対して提言を行う
⇒行政との協働や、企業のCSRとの連携へ
社会を変える情報発信
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×
NPOの情報発信の役割
NPO 社会社会的課題
①活動
②情報開示・発信
社会的関心の高まり潜在的受益者の発掘新規活動者の参入
③支援(ヒト・モノ・カネ)
④関心
社会を変える情報発信
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×
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ブログ
公式ホームページ
団体情報
財務情報
活動実績
年間計画
イベント案内
サービス案内
近況イベント情報
思い考え
分野・地域
他団体情報
ブログ新着
twitter新着
ブログ新着
ブログ・情報発信プラットフォーム
※週2~5回の更新
※ブログの記事をもとに、年に2~4回の更新
【おススメ】
ブログを情報発信のプラットフォームにする
※イベントの前後に積極的に更新
ポータルサイト
Facebookボタン
×各サイトの使い分け
ブログ・・・ 団体として活動の記録を残す
「今」の活動を知ってもらう一番ベストなツール
Facebook・・・ 個人のネットワークを広げる
便利なツールとして活用する
Twitter・・・ 団体としてのお知らせ情報を流す
個人として、情報収集のツールとして活用する
ホームページ・・・ 様々な情報発信のポータルサイト
★団体ならブログ、個人ならFacebook、情報拡散・収集ならツイッター
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×
セミナーで特に伝えていること
・誰もが情報発信をしている
・「伝える」情報発信から、「伝えてもらう」情報発信
・情報の重要度は、発信者ではなく、受け手が決める
・情報発信は「漢方薬」
情報発信と、場の設定(ネットとリアルな場の連携)※ネットで発信し、人を集め、ネットで関係を保つ
伝えたい人に一番伝えやすい方法で
ツールの選択と連携
NPOの情報発信について
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×これからの情報発信樹木は育成することのない
無数の芽を生み、根をはり、枝や葉を拡げて
個体と種の保存にはあまりあるほどの養分を吸収する。
樹木は、この溢れんばかりのの過剰を使うことも、享受することもなく自然に還すが
動物はこの溢れる養分を、自由で嬉々としたみずからの運動に使用する。
このように自然は、その初源からの生命の無限の展開にむけての秩序を奏でている。
物質としての束縛を少しずつ断ちきり、やがて自らの姿を自由に変えていくのである。
“デンマーク王子アウグステンブルク公にあてた
美学的なことに関する書簡第27号より一部を抜粋“
フリードリヒ・フォン・シラー
横浜/ランドマークタワー
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