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http://www.lebeausset-motorsports.com 武村は2位を快走するも無念のリタイヤ。 里見はしぶとい走りで3位表彰台を獲得。 7月20日(日) 天候/晴れ スーパーFJ もてぎ選手権 第4戦 7月20日 ツインリンクもてぎ 4.801km とちぎル・ボーセモータースポーツが挑むカテゴリーのひとつ、スーパーFJもてぎシリーズ第4戦が、 7月20日にツインリンクもてぎ(栃木県)で開催され、里見乃亜と武村和希が出場した。前戦は里見 が5位、武村が6位と入賞しながらも、タイヤのトラブルやF3レース併催による路面コンディションに 翻弄され、本来の力を発揮できなかった2人のドライバーにとって、2ヶ月のインターバルをあけた 後半戦のスタート。今季の初優勝と目指すタイトル獲得に向けて重要なレースへと臨んだ。 このレースウィークは、金曜日から練習を開始。梅雨空が続き、雨が降ったり やんだり、時には豪雨になるなど難しいコンディションでの走行となり、ドライ、 レインともはっきりしたコンディションでの走行とはならなかった。迎えた決勝日は、 雲こそ多いものの空は晴れわたり、ドライコンディションで予選を迎えた。2人の ドライバーとも、コースオープン直後はピット前にとどまり、クリアラップを取る ために、少し間隔をあけてタイムアタックに向かった。路面コンディションを確か めながら、徐々にタイムを上げていき、毎周ベストタイムを塗り替えていく。里見 は4周目に251335番手に浮上、翌周からもタイムアタックをかけていくが、 遅いマシンに引っかかり、タイヤグリップの一番高いタイミングでのアタックがで きず、最終周に渾身のアタックで5116とベストタイムを記録するも6番手から 決勝に臨むこととなった。一方の武村も徐々にタイムを上げていき6周目に50162番手に浮上。翌周には47524秒台に入れポールポジションの期待が かかったが、わずかに届かず2番手から決勝に臨むこととなった。

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武村は2位を快走するも無念のリタイヤ。

里見はしぶとい走りで3位表彰台を獲得。

7月20日(日)天候/晴れ

スーパーFJもてぎ選手権第4戦

7月20日ツインリンクもてぎ4.801km

とちぎル・ボーセモータースポーツが挑むカテゴリーのひとつ、スーパーFJもてぎシリーズ第4戦が、7月20日にツインリンクもてぎ(栃木県)で開催され、里見乃亜と武村和希が出場した。前戦は里見が5位、武村が6位と入賞しながらも、タイヤのトラブルやF3レース併催による路面コンディションに翻弄され、本来の力を発揮できなかった2人のドライバーにとって、2ヶ月のインターバルをあけた後半戦のスタート。今季の初優勝と目指すタイトル獲得に向けて重要なレースへと臨んだ。

このレースウィークは、金曜日から練習を開始。梅雨空が続き、雨が降ったりやんだり、時には豪雨になるなど難しいコンディションでの走行となり、ドライ、レインともはっきりしたコンディションでの走行とはならなかった。迎えた決勝日は、雲こそ多いものの空は晴れわたり、ドライコンディションで予選を迎えた。2人のドライバーとも、コースオープン直後はピット前にとどまり、クリアラップを取るために、少し間隔をあけてタイムアタックに向かった。路面コンディションを確かめながら、徐々にタイムを上げていき、毎周ベストタイムを塗り替えていく。里見は4周目に2分5秒133で5番手に浮上、翌周からもタイムアタックをかけていくが、遅いマシンに引っかかり、タイヤグリップの一番高いタイミングでのアタックができず、最終周に渾身のアタックで5秒116とベストタイムを記録するも6番手から決勝に臨むこととなった。一方の武村も徐々にタイムを上げていき6周目に5秒016で2番手に浮上。翌周には4秒752と4秒台に入れポールポジションの期待がかかったが、わずかに届かず2番手から決勝に臨むこととなった。

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7月20日(日)天候/曇り

予選から約4時間後に迎えた決勝。雲が多いものの何とか雨を落とすことなく持ちこたえてくれているといった空模様。雲の切れ間から覗く太陽は強く蒸し暑いが、時々雲にかくれることや風のせいで路面温度を大きくあげるまでにはいたっていない中でスタートを迎えた。武村は、スタートで出遅れ、後続車に1コーナーで迫られるもインをブロック。続く3コーナーでも迫られるも巧みなライン取りでポジションキープする。一方の里見は、スタートで失速してしまい1コーナーで2台に先を許すも、続く2コーナーで前車がスピンする中をすり抜けポジションアップ、続く3コーナーで1台をパスして6番手まで挽回し、熾烈な4番手争いを展開。前車がV字コーナーの立ち上がりが遅く、続くヘヤピンが勝負どころと見極め5周目にインからパスすると、次の周には前車が4コーナーでミスしラインをはずしたところをインからパスして4番手にアップ。そんな里見を含めた後続車どうしのせめぎ合いの中、武村は一歩抜け出すことに成功。そこからは毎周ベストラップを更新する走りで、先頭車両を追いかけ続け、里見も前車との攻防の中で3番手との間は離れてしまったが、諦めずベストラップを出し続けながら少しずつ差を詰めていく。終盤、最後のチャンスを狙って向かう武村は9周目の90度コーナーの立ち上がりで、加速ができない状況に。スロットルにトラブルが出てしまいメインストレートにマシンを止めるかたちとなり無念のリタイヤとなってしまった。里見はその武村をパスするかたちで残り1周で3番手となりチェッカー。厳しいポジションからのスタートとなったがしぶとく最後まで走り切り表彰台獲得となった。

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ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC

ル・ボーセフォーミュラアカデミーPFC

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スーパーFJもてぎ選手権 第4戦 レース結果

6

63

1篠原拓朗

堤 優威27

48篠原拓朗

47

9 11

42

4 手塚祐弥75

堤 優威

5

里見はコースの前半区間で速く走れていたが、後半のS字からストレート区間でのタイムの伸びが無く攻めるレースが出来ていなかった。武村は練習走行から走るにつれクルマの動きを理解するようになり、予選と決勝で速さを見せてくれた。それだけに、スロットルのトラブルからリタイヤしたことは申し訳ない。次回、ふたりには思い切りの良いレースを期待している。

スタートの動き出しは良かったものの、シフト操作を失敗して遅れてしまいましたが、すぐにポジションを戻す事ができました。その後は、前の車の遅いところを冷静に見て攻略することができましたし、相手のミスに乗じてポジションアップすることができたのですが、前車を攻略するまでの数周の間に前に逃げられてしまいました。マシンは予選より進化していましたし、スタートの動き出しも良く前戦の課題を克服していたのですが、予選ポジションが悪かったことが痛かったです。次は初めての東コースですが、課題を克服して今度こそ優勝したいと思います。

今回は、練習から乗れている感触もあり、予選でも狙った通りうまくタイムに結びつけられました。スタートは失敗してしまったのですが、後続車をうまく抑え、離していくことができたのであとはひたすらトップを追いかけていたのですが…。前戦までの課題だった、メンタル面の弱さも、今回のレースでは安心して落ち着いて挑めていましたので、それを克服でき更なる自信となっています。次戦はこの悔しさをぶつけて優勝したいと思います。

リタイヤ 2

2

3