61
平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人材の育成研修」における 学習ニーズアンケート調査報告書 平成22年 2月 慶應義塾大学

平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

  • Upload
    others

  • View
    1

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

平成21年度

文部科学省「社会人学び直し事業」

「地域情報化人材の育成研修」における

学習ニーズアンケート調査報告書

平成22年 2月

慶應義塾大学

Page 2: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

目 次

Ⅰ.調査概要 ·······················································1 1.調査の目的······················································ 1 2.調査の実施概要·················································· 2 2-1.調査期間····················································· 2 2-2.調査対象者··················································· 2 2-3.調査方法····················································· 2 2-4.回収状況····················································· 2 2-5.集計における留意事項········································· 2 3.調査結果の概要·················································· 3 3-1.全体の傾向··················································· 3 3-2.設問毎の傾向(回答割合)····································· 6 3-3.設問毎の傾向(偏差値)······································ 12

Ⅱ.調査結果分析 ··················································16 1.地域別························································· 16 1-1.地域×所属·················································· 16 1-2.地域×年代·················································· 17 1-4.回答の傾向·················································· 18 1-4-1. 地域情報化に必要な知識に関して··························· 18 1-4-2. 地域情報化に必要なスキルに関して························· 25 1-4-3. 各傾向のまとめ··········································· 32 1-5.回答ごとの比較·············································· 33 1-5-1. 地域情報化に必要な知識に関して··························· 33 1-5-2.地域情報化に必要なスキルに関して························· 38 2.所属別························································· 43 2-1.所属×地域·················································· 43 2-2.所属×年代·················································· 43 2-3.各設問における所属別回答割合································ 44 2-4.地域情報化に必要な「学びたい」知識·························· 46 2-5. 地域情報化に必要な「学びたい」スキル························ 47 2-6. 地域情報化に必要な知識の活用意向···························· 48 2-7. 地域情報化に必要なスキルの活用意向·························· 49 3.自由記述······················································· 50 4.「学習」という言葉について····································· 54

Ⅲ.アンケート調査票 ··············································56 1.アンケート調査票··············································· 56

Page 3: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

1

Ⅰ.調査概要

1.調査の目的

平成20年度に続き、ICTを活用し地域活性化を企画・実践する社会起業家を養成する本

研修において、受講者(今後受講する可能性のある人も含む)が地域情報化を推進するにあた

り、身に付けておきたいと考える知識や、実施に遂行する際に必要なスキルを把握することを

目的に調査を行う。また、調査を分析した上で、今年度までに提供した教育プログラムと学習

ニーズとの適合性を確認し、今後の教育プログラム等への参考資料とする。

Page 4: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

2

2.調査の実施概要

以下の内容に基づき、調査を実施している。

2-1.調査期間

平成21年11月1日~12月14日、インターネットによるアンケート調査を実施。

2-2.調査対象者

山形県、山梨県、石川県、高知県、佐賀県、島根県、長野県、神奈川県(横浜市)で、地域

情報化に携わっている(又は今後予定している)自治体、公共機関(社団法人・財団法人)、

大学・研究機関、企業、商工会議所、自営、NPO法人・任意団体、一般市民等。

2-3.調査方法

アンケートを依頼された調査対象者が、インターネット上に開設したアンケート用ホームペ

ージへ回答を行い、その回答をデータで回収している。

2-4.回収状況

回収数:422件

2-5.集計における留意事項

調査結果は、集計(単純集計/クロス集計等)により特徴的な傾向がみられるものについて述

べている。なお、全ての回答に対する集計結果は、巻末の付属資料を参照。

集計における構成比率(%)は、小数点第2位で四捨五入しているため、数値の合計が100.0%

にならないことがある。

Page 5: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

3

属性(県)

8.3% 22.3% 15.4% 8.8% 20.4% 7.8% 8.5% 8.5%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(8県)

山形県 高知県 佐賀県 神奈川県(横浜市) 山梨県 石川県 島根県 長野県

属性(経験年数)

21.1% 22.0% 13.0% 18.2% 25.6%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(5分類)

1年未満 1年以上3年未満 3年以上5年未満 5年以上 地域情報化には携わっていない

3.調査結果の概要

今回のアンケートによる調査結果の概要を以下にまとめる。

3-1.全体の傾向

今回の調査における回答者の属性と、地域情報化に関する知識やスキルについて、回答者

全体の傾向を見るため、以下の集計を行っている。

(1) 回答者の属性

① 地域(県)

[図表―1]

② 所属組織

[図表―2]

③ 地域情報化に携わっている年数

[図表―3]

属性(所属)

29.4% 7.6%5.9% 33.6% 5.9% 11.4%

2.8%

3.3%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(8組織)

自治体 公共機関(社団法人・財団法人等)

大学・研究機関 企業

商工会議所 自営

NPO法人・任意団体 一般市民、その他

Page 6: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

4

(2) 地域情報化に関する知識について

① 知識の有無

「知識がある」と回答した回答者が最も多く、5割を超えている。次いで、「や

や知識がある」が4割となっており、「知識がある」及び「やや知識がある」と

回答した回答者の合計は、9割を超えている(90.9%)。

[図表―4]

② 活用意向

「やや活用したい」と回答した回答者が最も多く6割近くとなっている。

次いで「活用したくない」と回答した回答者が約3割である。「活用したい」

及び「やや活用したい」と回答した回答者の合計は、約7割(75.4%)となって

いる。

[図表―5]

③ 学習意向

「今すぐに学びたい」と回答した回答者は、2割以下(15.3%)であった(他

は、無回答)。

地域情報化に関する知識について(全 体)

50.9% 40.0% 9.1%

0.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(20問)

知識がある やや知識がある 知識がない 無回答

地域情報化に関する知識の活用について(全 体)

19.1% 56.3% 24.6%

0.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(20問)

活用したい やや活用したい 活用したくない 無回答

Page 7: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

5

(3) 地域情報化に関するスキルについて

① スキルの有無

「できない」と回答した回答者が最も多く約4割である。次いで「できる」と

回答した回答者が2割強である。また、「できる」、「ややできる」と回答し

た回答者の合計は、5割弱(47.7%)である。

[図表―6]

② 活用意向

「やや活用したい」と回答した回答者が最も多く6割弱である。次いで「活用

したくない」が続くが、「活用したい」及び「やや活用したい」と回答した回

答者の合計は、7割弱である(67.5%)。

[図表―7]

③ 学習意向

「今すぐに学びたい」と回答した回答者は、2割以下(15.8%)であった(他

は、無回答)。

地域情報化に関するスキルについて(全 体)

24.9% 22.8% 43.8%

8.5%

0.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(13問)

できる ややできる できない 経験がないためわからない 無回答

地域情報化に関するスキルの活用について(全 体)

12.5% 55.0% 32.5%

0.0%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

全体(13問)

活用したい やや活用したい 活用したくない 無回答

Page 8: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

6

3-2.設問毎の傾向(回答割合)

(1) 地域情報化に関する知識

① 各設問に対する回答(全体)

各設問に対する回答の傾向を図るため、以下のようにまとめている。

・ 「知識がある」、「やや知識がある」は、「知識がある」として集計。

・ 「活用したい」、「やや活用したい」は、「活用したい」として集計。

また、設問毎における回答の割合(%)と、割合の順位を以下に示す。

[図表―8] (%)

各設問に対する回答で、最も(%が)高い回答を赤枠、最も(%が)低い回答を青枠で示して

いる。

設問 知識がある 順 活用したい 順 学びたい 順

Q1-1:社会的事業におけるプロジェクト・マネジメントについて 94.1% ① 73.5% ⑭ 20.9% ②

Q1-2:インターネットを活用した住民参加型の学習コミュニティについて 92.9% ④ 75.6% ⑨ 20.9% ②

Q1-3:産官学民が効果的に連携し、事業を企画・遂行することについて

91.2% ⑩ 70.4% ⑱ 21.1% ①

Q1-4:健康や医療、介護や福祉分野における情報化の動向や課題について

89.1% ⑰ 74.6% ⑪ 13.7% ⑪

Q1-5:SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を活用した地域のコミュニティづくりの動向や課題について

91.5% ⑥ 80.6% ③ 13.5% ⑫

Q1-6:防災や福祉、観光などの地域情報を電子地図上でやりとりするGIS(地理情報システム)を活用した新たな取り組みについて

86.3% ⑳ 70.1% ⑲ 18.7% ⑤

Q1-7:地域の観光産業を支える人材を育成する取り組みについて 92.2% ⑤ 76.5% ⑧ 14.7% ⑩

Q1-8:企業誘致を促進する地域作りを目指すために、地域資源を活用して人材を育成する取り組みについて 93.8% ③ 81.3% ② 11.1% ⑳

Q1-9:地域の情報システム産業の育成を目的とした施策や取り組みについて 90.5% ⑫ 78.7% ⑤ 12.3% ⑯

Q1-10:ITの活用により、組織の在り方が大きく変化している現状と、今後の組織の在り方について

88.6% ⑱ 72.0% ⑯ 17.1% ⑥

Q1-11:ITを活用した、災害や緊急時における危機管理対策の現状や課題について

87.2% ⑲ 69.9% ⑳ 15.9% ⑧

Q1-12:国内や海外で発生した大規模災害から得られる教訓や課題に関して

91.5% ⑥ 75.6% ⑨ 12.3% ⑯

Q1-13:住民のくらしに役立つ介護や福祉、子育てなどの情報を提供し、簡単に活用できる仕組みや課題について

91.2% ⑩ 73.9% ⑬ 15.9% ⑧

Q1-14:仕事と生活の調和をめざす「ワーク・ライフ・バランス」を実現するための施策や課題について 91.5% ⑥ 73.5% ⑭ 12.6% ⑮

Q1-15:地域の再生や活性を実現するための地域情報化の概念や特徴について 90.5% ⑫ 74.4% ⑫ 16.1% ⑦

Q1-16:住民のデジタルデバイド(情報格差)解消や、ITリテラシ普及のために必要な人材の育成や課題について 89.3% ⑯ 76.8% ⑦ 12.3% ⑯

Q1-17:SOHOなど、ITを活用したビジネスへの就労を支援する仕組みについて

91.5% ⑥ 81.5% ① 12.8% ⑭

Q1-18:国や地域のIT政策における重要な項目と動向について 90.5% ⑫ 78.9% ④ 11.8% ⑲

Q1-19:地域マーケティングや地域ブランドの事例や手法について 90.5% ⑫ 71.8% ⑰ 19.7% ④

Q1-20:パンデミックの動向や危機管理の手法について 94.1% ① 78.7% ⑤ 13.5% ⑫

平均値 90.9% 75.4% 15.3%

Page 9: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

7

② 「知識がある」と回答した回答者の活用意向と学習意向(個人)

傾向を図るための算出方法は、①と同様。ただし、比較する活用意向と学習意向

は、「知識がある」と回答した回答者の集計を行っている。

[図表―9] (%)

各設問に対する回答で、最も(%が)高い回答を赤枠、最も(%が)低い回答を青枠で示して

いる。

設問 知識がある 順 活用したい 順 学びたい 順

Q1-1:社会的事業におけるプロジェクト・マネジメントについて 94.1% ① 75.3% ⑰ 20.4% ②

Q1-2:インターネットを活用した住民参加型の学習コミュニティについて 92.9% ④ 77.8% ⑪ 20.9% ①

Q1-3:産官学民が効果的に連携し、事業を企画・遂行することについて

91.2% ⑩ 74.3% ⑱ 20.0% ③

Q1-4:健康や医療、介護や福祉分野における情報化の動向や課題について

89.1% ⑰ 78.2% ⑨ 13.3% ⑪

Q1-5:SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を活用した地域のコミュニティづくりの動向や課題について

91.5% ⑥ 83.7% ② 13.0% ⑫

Q1-6:防災や福祉、観光などの地域情報を電子地図上でやりとりするGIS(地理情報システム)を活用した新たな取り組みについて

86.3% ⑳ 75.8% ⑮ 17.3% ⑤

Q1-7:地域の観光産業を支える人材を育成する取り組みについて 92.2% ⑤ 79.4% ⑧ 14.7% ⑩

Q1-8:企業誘致を促進する地域作りを目指すために、地域資源を活用して人材を育成する取り組みについて 93.8% ③ 82.8% ③ 10.4% ⑳

Q1-9:地域の情報システム産業の育成を目的とした施策や取り組みについて 90.5% ⑭ 81.9% ④ 11.5% ⑱

Q1-10:ITの活用により、組織の在り方が大きく変化している現状と、今後の組織の在り方について

88.6% ⑱ 76.2% ⑭ 16.0% ⑥

Q1-11:ITを活用した、災害や緊急時における危機管理対策の現状や課題について

87.2% ⑲ 73.6% ⑳ 14.9% ⑨

Q1-12:国内や海外で発生した大規模災害から得られる教訓や課題に関して

91.5% ⑦ 78.0% ⑩ 12.7% ⑭

Q1-13:住民のくらしに役立つ介護や福祉、子育てなどの情報を提供し、簡単に活用できる仕組みや課題について

91.2% ⑩ 76.6% ⑬ 15.6% ⑧

Q1-14:仕事と生活の調和をめざす「ワーク・ライフ・バランス」を実現するための施策や課題について 91.5% ⑦ 75.6% ⑯ 11.7% ⑰

Q1-15:地域の再生や活性を実現するための地域情報化の概念や特徴について 90.5% ⑭ 77.5% ⑫ 16.0% ⑦

Q1-16:住民のデジタルデバイド(情報格差)解消や、ITリテラシ普及のために必要な人材の育成や課題について 89.3% ⑯ 81.4% ⑤ 11.1% ⑲

Q1-17:SOHOなど、ITを活用したビジネスへの就労を支援する仕組みについて

91.5% ⑦ 85.0% ① 12.4% ⑯

Q1-18:国や地域のIT政策における重要な項目と動向について 90.5% ⑫ 81.4% ⑥ 12.6% ⑮

Q1-19:地域マーケティングや地域ブランドの事例や手法について 90.5% ⑫ 74.1% ⑲ 18.1% ④

Q1-20:パンデミックの動向や危機管理の手法について 94.1% ① 80.6% ⑦ 12.8% ⑬

平均値 90.9% 78.5% 14.8%

Page 10: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

8

③ 「知識がない」と回答した回答者の活用意向と学習意向(個人)

傾向を図るための算出方法は、①と同様。ただし、比較する活用意向と学習意向は、

「知識がない」と回答した回答者の集計を行っている。

[図表―9_2] (%)

各設問に対する回答で、最も(%が)高い回答を赤枠、最も(%が)低い回答を青枠で示して

いる。

設問 知識がない 順 活用したい 順 学びたい 順

Q1-1:社会的事業におけるプロジェクト・マネジメントについて 5.9% ⑲ 44.0% ⑮ 28.0% ③

Q1-2:インターネットを活用した住民参加型の学習コミュニティについて

7.1% ⑰ 46.7% ⑨ 20.0% ⑪

Q1-3:産官学民が効果的に連携し、事業を企画・遂行することについて

8.8% ⑩ 29.7% ⑳ 32.4% ②

Q1-4:健康や医療、介護や福祉分野における情報化の動向や課題について

10.9% ④ 45.7% ⑪ 17.4% ⑯

Q1-5:SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を活用した地域のコミュニティづくりの動向や課題について

8.5% ⑫ 47.2% ⑧ 19.4% ⑬

Q1-6:防災や福祉、観光などの地域情報を電子地図上でやりとりするGIS(地理情報システム)を活用した新たな取り組みについて

13.7% ① 34.5% ⑲ 27.6% ④

Q1-7:地域の観光産業を支える人材を育成する取り組みについて 7.8% ⑯ 42.4% ⑯ 15.2% ⑱

Q1-8:企業誘致を促進する地域作りを目指すために、地域資源を活用して人材を育成する取り組みについて

6.2% ⑱ 57.7% ① 23.1% ⑦

Q1-9:地域の情報システム産業の育成を目的とした施策や取り組みについて

9.5% ⑥ 47.5% ⑦ 20.0% ⑪

Q1-10:ITの活用により、組織の在り方が大きく変化している現状と、今後の組織の在り方について

11.4% ③ 39.6% ⑰ 25.0% ⑤

Q1-11:ITを活用した、災害や緊急時における危機管理対策の現状や課題について

12.8% ② 44.4% ⑬ 22.2% ⑧

Q1-12:国内や海外で発生した大規模災害から得られる教訓や課題に関して

8.5% ⑫ 50.0% ③ 8.3% ⑲

Q1-13:住民のくらしに役立つ介護や福祉、子育てなどの情報を提供し、簡単に活用できる仕組みや課題について

8.8% ⑩ 45.9% ⑩ 18.9% ⑭

Q1-14:仕事と生活の調和をめざす「ワーク・ライフ・バランス」を実現するための施策や課題について

8.5% ⑫ 50.0% ③ 22.2% ⑧

Q1-15:地域の再生や活性を実現するための地域情報化の概念や特徴について

9.5% ⑥ 45.0% ⑫ 17.5% ⑮

Q1-16:住民のデジタルデバイド(情報格差)解消や、ITリテラシ普及のために必要な人材の育成や課題について

10.7% ⑤ 37.8% ⑱ 22.2% ⑧

Q1-17:SOHOなど、ITを活用したビジネスへの就労を支援する仕組みについて

8.5% ⑫ 44.4% ⑬ 16.7% ⑰

Q1-18:国や地域のIT政策における重要な項目と動向について 9.5% ⑥ 55.0% ② 5.0% ⑳

Q1-19:地域マーケティングや地域ブランドの事例や手法について 9.5% ⑥ 50.0% ③ 35.0% ①

Q1-20:パンデミックの動向や危機管理の手法について 5.9% ⑲ 48.0% ⑥ 24.0% ⑥

平均値 9.1% 45.3% 21.0%

Page 11: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

9

(2) 地域情報化に関するスキル

① 各設問に対する回答(全体)

各設問に対する回答の傾向を図るため、以下のようにまとめている。

・ 「スキルがある」、「ややスキルがある」は、「スキルがある」として集計。

・ 「活用したい」、「やや活用したい」は、「活用したい」として集計。

また、設問毎における回答の割合(%)と、割合の順位を以下に示す。

[図表―10] (%)

各設問に対する回答で、最も(%が)高い回答を赤枠、最も(%が)低い回答を青枠で示して

いる。

設問 スキルがある 順 活用したい 順 学びたい 順

Q2-1:地域の持つ魅力を発見できる 43.4% ⑨ 67.3% ⑧ 17.3% ②

Q2-2:地域が抱える課題や問題点などについて、事実やデータに基づき、客観的に把握できる

51.9% ⑤ 69.9% ③ 15.6% ⑦

Q2-3:地域の抱える課題を解決するために適したITツールを、選択・利用できる 61.1% ② 74.6% ① 19.0% ①

Q2-4:論理的に思考し、活動することができる 40.0% ⑩ 68.2% ⑤ 15.2% ⑧

Q2-5:対立的な意見の人々も含め、周囲に事業の必要性や課題を理解してもらい、協力してもらうことができる 43.8% ⑧ 65.6% ⑩ 17.3% ②

Q2-6:メンバー全体のバランスを見ながら、自分が果たすべき役割を理解し、行動することができる

34.1% ⑫ 64.0% ⑪ 13.7% ⑬

Q2-7:さまざまな人と積極的に交流することができる 31.5% ⑬ 59.2% ⑬ 14.7% ⑨

Q2-8:事業の目標を定め、その実現のために具体的な計画を立てることができる

37.0% ⑪ 63.7% ⑫ 15.9% ⑥

Q2-9:事業に必要な資金を獲得できる 68.2% ① 72.7% ② 16.1% ⑤

Q2-10:事業の目標達成に向け、プロジェクトメンバーの意見の集約、調整、動機づけができる 51.2% ⑥ 68.2% ⑤ 16.8% ④

Q2-11:プロジェクトメンバーのうち、若手や経験の少ない人の指導、育成ができる 52.6% ④ 69.7% ④ 14.7% ⑨

Q2-12:事業を客観的に評価し、改善できる 49.5% ⑦ 66.8% ⑨ 14.7% ⑨

Q2-13:プロジェクトメンバー各人の事業参加の目的を把握し、各人の目標に基づいた動機付けと、その達成を支援できる

55.5% ③ 67.5% ⑦ 14.7% ⑨

平均値 47.7% 67.5% 15.8%

Page 12: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

10

② 「スキルがある」と回答した回答者の活用意向と学習意向(個人)

傾向を図るための算出方法は、①と同様。ただし、比較する活用意向と学習意向

は、「スキルがある」と回答した回答者の集計を行っている。

[図表―11] (%)

各設問に対する回答で、最も(%が)高い回答を赤枠、最も(%が)低い回答を青枠で示して

いる。

設問 スキルがある 順 活用したい 順 学びたい 順

Q2-1:地域の持つ魅力を発見できる 43.4% ⑨ 85.2% ① 13.1% ⑩

Q2-2:地域が抱える課題や問題点などについて、事実やデータに基づき、客観的に把握できる

51.9% ⑤ 82.2% ③ 15.5% ⑤

Q2-3:地域の抱える課題を解決するために適したITツールを、選択・利用できる 61.1% ② 82.9% ② 17.8% ②

Q2-4:論理的に思考し、活動することができる 40.0% ⑩ 81.1% ④ 16.0% ③

Q2-5:対立的な意見の人々も含め、周囲に事業の必要性や課題を理解してもらい、協力してもらうことができる 43.8% ⑧ 76.2% ⑫ 15.1% ⑧

Q2-6:メンバー全体のバランスを見ながら、自分が果たすべき役割を理解し、行動することができる

34.1% ⑫ 79.9% ⑤ 12.5% ⑫

Q2-7:さまざまな人と積極的に交流することができる 31.5% ⑬ 78.9% ⑦ 12.0% ⑬

Q2-8:事業の目標を定め、その実現のために具体的な計画を立てることができる

37.0% ⑪ 78.8% ⑧ 14.7% ⑨

Q2-9:事業に必要な資金を獲得できる 68.2% ① 75.7% ⑬ 16.0% ④

Q2-10:事業の目標達成に向け、プロジェクトメンバーの意見の集約、調整、動機づけができる 51.2% ⑥ 76.9% ⑪ 18.1% ①

Q2-11:プロジェクトメンバーのうち、若手や経験の少ない人の指導、育成ができる 52.6% ④ 77.9% ⑨ 13.1% ⑪

Q2-12:事業を客観的に評価し、改善できる 49.5% ⑦ 77.0% ⑩ 15.3% ⑦

Q2-13:プロジェクトメンバー各人の事業参加の目的を把握し、各人の目標に基づいた動機付けと、その達成を支援できる

55.5% ③ 79.1% ⑥ 15.4% ⑥

平均値 47.7% 79.4% 15.0%

Page 13: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

11

③ 「スキルがない」と回答した回答者の活用意向と学習意向(個人)

傾向を図るための算出方法は、①と同様。ただし、比較する活用意向と学習意向

は、「スキルがない」と回答した回答者の集計を行っている。

[図表―11_2] (%)

各設問に対する回答で、最も(%が)高い回答を赤枠、最も(%が)低い回答を青枠で示して

いる。

設問 スキルがない 順 活用したい 順 学びたい 順

Q2-1:地域の持つ魅力を発見できる 56.6% ⑤ 53.6% ⑪ 20.5% ②

Q2-2:地域が抱える課題や問題点などについて、事実やデータに基づき、客観的に把握できる

48.1% ⑨ 56.7% ⑧ 15.8% ⑧

Q2-3:地域の抱える課題を解決するために適したITツールを、選択・利用できる

38.9% ⑫ 61.6% ② 20.7% ①

Q2-4:論理的に思考し、活動することができる 60.0% ④ 59.7% ④ 14.6% ⑩

Q2-5:対立的な意見の人々も含め、周囲に事業の必要性や課題を理解してもらい、協力してもらうことができる

56.2% ⑥ 57.4% ⑥ 19.0% ③

Q2-6:メンバー全体のバランスを見ながら、自分が果たすべき役割を理解し、行動することができる

65.9% ② 55.8% ⑨ 14.4% ⑪

Q2-7:さまざまな人と積極的に交流することができる 68.5% ① 50.2% ⑬ 15.9% ⑦

Q2-8:事業の目標を定め、その実現のために具体的な計画を立てることができる

63.0% ③ 54.9% ⑩ 16.5% ④

Q2-9:事業に必要な資金を獲得できる 31.8% ⑬ 66.4% ① 16.4% ⑥

Q2-10:事業の目標達成に向け、プロジェクトメンバーの意見の集約、調整、動機づけができる

48.8% ⑧ 59.2% ⑤ 15.5% ⑨

Q2-11:プロジェクトメンバーのうち、若手や経験の少ない人の指導、育成ができる

47.4% ⑩ 60.5% ③ 16.5% ⑤

Q2-12:事業を客観的に評価し、改善できる 50.5% ⑦ 56.8% ⑦ 14.1% ⑫

Q2-13:プロジェクトメンバー各人の事業参加の目的を把握し、各人の目標に基づいた動機付けと、その達成を支援できる

44.5% ⑪ 53.2% ⑫ 13.8% ⑬

平均値 52.3% 57.4% 16.4%

Page 14: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

12

3-3.設問毎の傾向(偏差値)

(1) 地域情報化に関する知識

各設問を「知識の有無」、「活用意向」、「学習意向」単位で評価するため、評価点を偏

差値により算出した。

尚、偏差値は、各設問に以下の加点を行い、全体数(422)から得点を求めている。

[図表―12]

「知識の有無」、「活用意向」、「学習意向」単位で、最も高い得点を赤枠、最も低い得点を青枠

で示している。

回 答 得点 回 答 得点 回 答 得点

知識がある +3 やや知識がある +2 知識がない +1

活用したい +3 やや活用したい +2 活用したくない +1

知識有無 活用意向 学習意向

Q1-1社会的事業におけるプロジェクト・マネジメントについて

67.3 44.7 66.6

Q1-2インターネットを活用した住民参加型の学習コミュニティについて

57.3 44.4 66.6

Q1-3産官学民が効果的に連携し、事業を企画・遂行することについて

57.0 38.7 67.3

Q1-4健康や医療、介護や福祉分野における情報化の動向や課題について

39.1 46.5 45.2

Q1-5SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を活用した地域のコミュニティづくりの動向や課題について

44.1 55.4 44.5

Q1-6防災や福祉、観光などの地域情報を電子地図上でやりとりするGIS(地理情報システム)を活用した新たな取り組みについて

28.0 33.7 60.2

Q1-7地域の観光産業を支える人材を育成する取り組みについて

48.8 54.0 48.0

Q1-8企業誘致を促進する地域作りを目指すために、地域資源を活用して人材を育成する取り組みについて

62.6 65.3 37.3

Q1-9地域の情報システム産業の育成を目的とした施策や取り組みについて

50.7 55.0 40.9

Q1-10ITの活用により、組織の在り方が大きく変化している現状と、今後の組織の在り方について

37.5 40.5 55.2

Q1-11ITを活用した、災害や緊急時における危機管理対策の現状や課題について

33.3 35.9 51.6

Q1-12国内や海外で発生した大規模災害から得られる教訓や課題に関して

52.8 50.1 40.9

Q1-13住民のくらしに役立つ介護や福祉、子育てなどの情報を提供し、簡単に活用できる仕組みや課題について

49.9 43.7 51.6

Q1-14仕事と生活の調和をめざす「ワーク・ライフ・バランス」を実現するための施策や課題について

53.6 47.6 41.6

Q1-15地域の再生や活性を実現するための地域情報化の概念や特徴について

48.8 45.8 52.3

Q1-16住民のデジタルデバイド(情報格差)解消や、ITリテラシ普及のために必要な人材の育成や課題について

51.7 57.2 40.9

Q1-17SOHOなど、ITを活用したビジネスへの就労を支援する仕組みについて

53.3 69.3 42.3

Q1-18 国や地域のIT政策における重要な項目と動向について 50.2 59.3 39.5

Q1-19地域マーケティングや地域ブランドの事例や手法について

49.1 46.9 63.0

Q1-20 パンデミックの動向や危機管理の手法について 64.9 66.1 44.5

67.3

57.3

57.0

39.1

44.1

28.0

48.8

62.6

50.7

37.5

33.3

52.8

49.9

53.6

48.8

51.7

53.3

50.2

49.1

64.9

44.7

44.4

38.7

46.5

55.4

33.7

54.0

65.3

55.0

40.5

35.9

50.1

43.7

47.6

45.8

57.2

69.3

59.3

46.9

66.1

66.6

66.6

67.3

45.2

44.5

60.2

48.0

37.3

40.9

55.2

51.6

40.9

51.6

41.6

52.3

40.9

42.3

39.5

63.0

44.5

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

知識有無 活用意向 学習意向

Page 15: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

13

① 知識の有無

最も「知識がある」が高い設問は「Q1-1:社会的事業におけるプロジェクト・マネジ

メントについて」(67.3点)である。

また、最も低い設問は、「Q1-6: 防災や福祉、観光などの地域情報を電子地図上でや

りとりするGIS(地理情報システム)を活用した新たな取り組みについて」(28.0点)

である。

② 活用意向

最も「活用したい」が高い設問は「Q1-17:SOHOなど、ITを活用したビジネスへの就

労を支援する仕組みについて」(69.3点)である。

また、最も低い設問は「Q1-6: 防災や福祉、観光などの地域情報を電子地図上でやり

とりするGIS(地理情報システム)を活用した新たな取り組みについて」(33.7点)で

ある。

③ 学習意向

最も「今すぐに学びたい」が高い設問は「Q1-3:産官学民が効果的に連携し、事業を

企画・遂行することについて」(67.3点)である。

また、最も低い設問は「Q1-8:企業誘致を促進する地域作りを目指すために、地域資

源を活用して人材を育成する取り組みについて」(37.3点)である。

④ 設問間の特徴

「Q1-1」~「Q1-3」

・ 知識有無と学習意向が共に平均偏差値以上であるが、活用意向が平均偏差値以下で

ある。

「Q1-6」「Q1-10」「Q1-11」

・ 知識有無と活用意向が共に低めであり、学習意向が平均偏差値以上であった。

「Q1-13」「Q1-15」「Q1-19」

・ 知識有無と活用意向が共に平均偏差値から少し低めであり、学習意向が平均偏差値

以上であった。

「Q1-8」「Q1-9」「Q1-16」「Q1-17」「Q1-18」「Q1-20」

・ 知識有無と活用意向が共に平均偏差値以上で、かつ活用意向の方が高くなっており、

学習意向が平均偏差値以下であった。

Page 16: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

14

(2)地域情報化に関するスキル

各設問を「スキルの有無」、「活用意向」、「学習意向」単位で評価するため、評価点を

偏差値により算出した。

尚、偏差値は、各設問に以下の加点・減点を行い、全体数(422)から得点を求めている。

回 答 得点 回 答 得点 回 答 得点 回 答 得点

できる +3 ややできる +2 できない +1 経験がないためわからない +0

活用したい +3 やや活用したい +2 活用したくない +1 ― ―

[図表―13]

「スキル有無」、「活用意向」、「学習意向」単位で、最も高い得点を赤枠、最も低い得点を青枠

で示している。

スキル有無活用意向 学習意向

Q2-1 地域の持つ魅力を発見できる 48.2 45.4 60.2

Q2-2地域が抱える課題や問題点などについて、事実やデータに基づき、客観的に把握できる

55.0 54.0 48.7

Q2-3地域の抱える課題を解決するために適したITツールを、選択・利用できる

63.0 66.9 71.6

Q2-4 論理的に思考し、活動することができる 42.8 48.5 45.5

Q2-5対立的な意見の人々も含め、周囲に事業の必要性や課題を理解してもらい、協力してもらうことができる

46.9 46.9 60.2

Q2-6メンバー全体のバランスを見ながら、自分が果たすべき役割を理解し、行動することができる

37.6 42.2 35.7

Q2-7 さまざまな人と積極的に交流することができる 32.5 31.6 42.2

Q2-8事業の目標を定め、その実現のために具体的な計画を立てることができる

39.5 39.9 50.4

Q2-9 事業に必要な資金を獲得できる 66.3 68.1 52.0

Q2-10事業の目標達成に向け、プロジェクトメンバーの意見の集約、調整、動機づけができる

52.8 53.2 56.9

Q2-11プロジェクトメンバーのうち、若手や経験の少ない人の指導、育成ができる

55.2 54.4 42.2

Q2-12 事業を客観的に評価し、改善できる 52.0 47.7 42.2

Q2-13プロジェクトメンバー各人の事業参加の目的を把握し、各人の目標に基づいた動機付けと、その達成を支援できる

58.2 51.2 42.2

48.2

55.0

63.0

42.8

46.9

37.6

32.5

39.5

66.3

52.8

55.2

52.0

58.2

45.4

54.0

66.9

48.5

46.9

42.2

31.6

39.9

68.1

53.2

54.4

47.7

51.2

60.2

48.7

71.6

45.5

60.2

35.7

42.2

50.4

52.0

56.9

42.2

42.2

42.2

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

スキル有無 活用意向 学習意向

Page 17: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

15

① スキルの有無

最も「スキルがある(できる)」と回答した設問は「Q2-9:プロジェクトメンバーの

意見の集約、調整、動機づけができる」(66.3点)である。

また、最も低い設問は、「Q2-7:さまざまな人と積極的に交流することができる」(32.5

点)である。

② 活用意向

最も「活用したい」と回答した設問は「Q2-9:プロジェクトメンバーの意見の集約、

調整、動機づけができる」(68.1点)である。

また、最も低い設問は「Q2-7:さまざまな人と積極的に交流することができる」(31.6

点)である。

③ 学習意向

最も「(今すぐ)学びたい」と回答した設問は「Q2-3:地域の抱える課題を解決する

ために適したITツールを、選択・利用できる」(71.6点)である。

また、最も低い設問は「Q2-6:メンバー全体のバランスを見ながら、自分が果たすべ

き役割を理解し、行動することができる」 (35.7点)である。

④ 設問間の特徴

「Q2-3:地域の抱える課題を解決するために適したITツールを、選択・利用できる」

・ スキル有無・活用意向・学習意向全て平均偏差値を大きく超えており、60点以上と

なっている。さらに学習意向は70点以上となっている。

「Q2-4」「Q2-6」「Q2-7」

・ スキル有無・活用意向・学習意向全て平均偏差値を下回っている。

とりわけQ2-6はスキル有無と学習意向が40点を下回っており、Q2-7はスキル有無と

活用意向が40点を下回っている。

Page 18: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

16

Ⅱ.調査結果分析

前項の「調査結果の概要」を踏まえ、地域別・所属別の視点から比較検討を行う。

1.地域別

1-1.地域×所属

・ 山形県・高知県は、「公共機関」が他県に比べやや多い。

・ 佐賀県・神奈川県(横浜市)・島根県では、「企業」「一般市民、その他」が

他県に比べ多い。

・ 山梨県・石川県は、「自治体」が 他県に比べ多い。

特に石川県は7割以上が「自治体」である。

・ 長野県では、「NPO法人・任意団体」が他県に比べ多い。

[図表―14]

主たる所属組織

55.8%

75.8%

8.3%

19.4%

7.0%

8.3%

2.8%

6.1%

5.6%

8.3%

25.6%

6.1%

47.2%

30.6%

11.1%

5.6%

5.6%

19.4%

5.8%

13.9%

11.1%

8.1%

6.2%

24.5%

31.4%

29.4%

5.4%

1.5%

11.7%

20.0%

7.6%

3.0%

8.1%

3.1%

10.6%

5.7%

5.9%

1.2%

48.6%

61.5%

27.7%

17.1%

33.6%

2.7%

3.1%

6.4%

2.9%

2.8%

3.0%

2.8%

2.7%

1.5%

1.1%

2.9%

3.3%

4.7%

2.7%

4.6%

8.5%

8.6%

5.9%

3.0%

21.6%

18.5%

9.6%

11.4%

11.4%

3.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体(N=422)

山形県(N=35)

高知県(N=94)

佐賀県(N=65)

神奈川県(横浜市)(N=37)

山梨県(N=86)

石川県(N=33)

島根県(N=36)

長野県(N=36)

自治体 公共機関(社団法人・財団法人等)大学・研究機関 企業

商工会議所 自営NPO法人・任意団体 一般市民、その他

Page 19: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

17

1-2.地域×年代

・ 神奈川県(横浜市)では30代以下の回答が78.3%を占めており若年層が多い。

・ 石川県・島根県・長野県では「10代」の回答者が無く、

神奈川県(横浜市)・山梨県・島根県では、「60代以上」の回答者がいない。

[図表―15]

年齢

1.2% 16.3%

24.2%

11.1%

13.9%

32.6%

42.4%

41.7%

38.9%

34.9%

27.3%

30.6%

25.0%

15.1%

3.0%

16.7%

2.8% 19.4%

1.7%

2.9%

2.1%

1.5%

5.4%

17.8%

25.7%

14.9%

13.8%

32.4%

34.4%

31.4%

25.5%

36.9%

40.5%

27.7%

20.0%

34.0%

24.6%

8.1%

14.5%

17.1%

18.1%

18.5%

13.5%

3.0%

4.0%

2.9%

5.3%

4.6%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体(N=422)

山形県(N=35)

高知県(N=94)

佐賀県(N=65)

神奈川県(横浜市)(N=37)

山梨県(N=86)

石川県(N=33)

島根県(N=36)

長野県(N=36)

10代 20代 30代 40代 50代 60代以上

Page 20: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

18

1-4.回答の傾向

1-4-1. 地域情報化に必要な知識に関して

各設問を知識の有無、活用意向、学習意向の組み合わせにより県別にグラフ化して

いる。

尚、図表に示す各設問の得点の算出にあたっては、各組み合わせに回答毎に以下の、

加点を行い、全体数(422)から求めている。また、図表中の各番号(①、②等)は、

設問番号を示している。

【知識の有無と活用意向】

【知識の有無と学習意向】

【活用意向と学習意向】

回 答 得点 回 答 得点 回 答 得点

知識がある +3 やや知識がある +2 知識がない +1

活用したい +3 やや活用したい +2 活用したくない +1

回 答 得点 回 答 得点 回 答 得点

知識がある +3 やや知識がある +2 知識がない +1

学習したい 回答時の%で表示

回 答 得点 回 答 得点 回 答 得点

活用したい +3 やや活用したい +2 活用したくない +1

学習したい 回答時の%で表示

Page 21: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

19

(1) 知識の有無と活用意向

[図表―16]

高知県 知識編

②③④⑤⑥⑦⑧

⑨⑩⑪ ⑫⑬⑭

⑮⑯⑰⑱

⑲ ⑳

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

知識有無

活用意向

山形県 知識編

②③④

⑤⑥⑦

⑩⑪

⑱⑲

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0知識有無

活用意向

佐賀県 知識編

①②③④ ⑤

⑦ ⑧⑨⑩

⑪ ⑫⑬

⑭⑮⑯⑰

⑱ ⑲

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0知識有無

活用意向

神奈川県(横浜市) 知識編

①②③④⑤

⑦⑧

⑨⑩

⑪⑫

⑬⑭⑮⑯⑰⑱⑲⑳

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0知識有無

活用意向

山梨県 知識編

①②

④⑤

⑦ ⑧⑨⑩

⑬⑭

⑮⑯

⑱ ⑲⑳

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0知識有無

活用意向

石川県 知識編

⑥⑦

⑧⑨⑩⑪ ⑫

⑬⑭ ⑮

⑰⑱

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0知識有無

活用意向

Page 22: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

20

[各県の傾向]

高知県以外は、多少のバラつきの差はあるものの、知識が高めで活用意向は中程度の傾向

があるが、高知県のみ知識有無・活用意向共に低めであり設問によるブレが少ない。

全体的にやや右肩上がりの分布であることから、知識が高くなると活用意向も高くなる傾

向が感じられる。

[8県で共通した位置関係にある設問] ※図表青印・赤印にて記載

表中設問⑥⑩⑪(青印箇所)において、やや知識はあるが、あまり活用したくない傾向と

して共通している。

⑥防災や福祉、観光などの地域情報を電子地図上でやりとりするGIS(地理情報システ

ム)を活用した新たな取り組みについて

⑩ITの活用により、組織の在り方が大きく変化している現状と、今後の組織の在り方に

ついて

⑪ITを活用した、災害や緊急時における危機管理対策の現状や課題について

表中設問⑧⑳(赤印箇所)において、知識があり、活用意向もある傾向として共通してい

る。

⑧企業誘致を促進する地域作りを目指すために、地域資源を活用して人材を育成する取り

組みについて

⑳パンデミックの動向や危機管理の手法について

島根県 知識編

①② ③

⑦⑧⑨

⑩⑪

⑫⑬

⑭⑮

⑱⑲

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0知識有無

活用意向

長野県 知識編

①②③

④⑤

⑪⑫⑬ ⑭⑮

⑯⑰⑱

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0知識有無

活用意向

Page 23: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

21

(2) 知識の有無と学習意向

[図表―17]

高知県 知識編

①②③

④⑤⑥⑦⑧

⑨⑩

⑪ ⑫⑬⑭

⑮⑯⑰⑱

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

知識有無

学習意向

山形県 知識編

②③

⑤⑥

⑬⑭

⑯⑰

⑱⑲

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

知識有無

学習意向

佐賀県 知識編

①②③④

⑥ ⑦⑧⑨

⑩⑪

⑭⑮⑯⑰

⑱ ⑲

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0知識有無

学習意向

石川県 知識編

②③④

⑧⑨

⑪⑫

⑯⑰

⑳0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

知識有無

学習意向

山梨県 知識編

①②

③④⑤

⑦⑧

⑩⑪⑫

⑬⑭ ⑮⑯⑰⑱

⑲⑳

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

知識有無

学習意向

神奈川県(横浜市) 知識編

①②③

⑤⑥

⑦ ⑧⑨⑩

⑫⑬⑭

⑮⑯⑰

⑱⑲⑳

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0知識有無

学習意向

Page 24: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

22

[各県の傾向]

高知県・長野県以外は、知識があるが、学習意向は低い傾向が見て取れる。

高知県は他県より知識有無は低めであるが、学習意向は高めになっている。

長野県も高知県ほどではないが他県より知識有無は低めであるが、学習意向はやや高め

になっている。

また、全体的にやや右肩下がりの分布が見て取れるため、知識が高めになるにつれて、

学習意向は低くなる傾向が感じられる。

[8県で共通した位置関係にある設問] ※図表青印・赤印にて記載

表中設問⑥⑩⑪(青印箇所)において、知識有無が低めな傾向が共通して見て取れる。

⑥防災や福祉、観光などの地域情報を電子地図上でやりとりするGIS(地理情報シス

テム)を活用した新たな取り組みについて

⑩ITの活用により、組織の在り方が大きく変化している現状と、今後の組織の在り方

について

⑪ITを活用した、災害や緊急時における危機管理対策の現状や課題について

表中設問⑳(赤印箇所)において、知識有無が高めで、学習意向が低い傾向が共通して

見て取れる。ただし、神奈川県(横浜市)と山形県はその傾向は薄い。

⑳パンデミックの動向や危機管理の手法について

長野県 知識編

②③

④⑤

⑧⑨

⑩⑪

⑫⑬

⑮⑯⑰

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0知識有無

学習意向

島根県 知識編

①②

④⑤

⑥⑦⑧⑨

⑩⑪

⑬⑭⑮

⑯⑰

⑳0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0知識有無

学習意向

Page 25: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

23

(3) 活用意向と学習意向

[図表―18]

山形県 知識編

②③

④⑤⑥

⑩⑪

⑮⑯

⑱⑲

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

学習意向

活用意向

佐賀県 知識編

①②③④⑤

⑦⑧⑨⑩

⑪⑫⑬

⑭⑮⑯⑰

⑱⑲

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0学習意向

活用意向

神奈川県(横浜市) 知識編

① ②③④ ⑤

⑦⑧⑨⑩

⑪⑫

⑬⑭ ⑮⑯

⑰⑱

⑲ ⑳

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0学習意向

活用意向

山梨県 知識編

①②

④⑤

⑦⑧⑨⑩

⑬⑭

⑮⑯

⑱ ⑲⑳

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

学習意向

活用意向

石川県 知識編

⑥⑦

⑧⑨⑩

⑪⑫

⑬⑭ ⑮

⑰⑱

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

学習意向

活用意向

高知県 知識編

②③④⑤⑥⑦⑧⑨⑩

⑪⑫⑬⑭

⑮⑯⑰⑱⑲⑳

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

学習意向

活用意向

Page 26: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

24

[各県の傾向]

高知県・神奈川県(横浜市)以外は、活用意向は中程で、学習意向は低めの傾向が共通

して見て取れる。

高知県は他県より活用意向は低めであるが、学習意向は高めになっている。

神奈川県(横浜市)は他県より活用意向は高めであるが、学習意向は低めになっている。

また、全体的に右肩下がりの分布のため、学習意向が高くなるにつれて、活用意向は低

くなる傾向が感じられる。

[8県で共通した位置関係にある設問] ※図表青印にて記載

表中設問⑧(青印箇所)において、活用意向が高めで、学習意向は低めな傾向が共通し

て見て取れる。ただし、高知県はややその傾向が薄い。

⑧企業誘致を促進する地域作りを目指すために、地域資源を活用して人材を育成する取

り組みについて

島根県 知識編

①②③

⑦⑧⑨

⑩⑪

⑫⑬

⑭⑮

⑱⑲

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0学習意向

活用意向

長野県 知識編

①②③

④ ⑤

⑩⑪

⑫⑬ ⑭⑮⑯⑰⑱

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0学習意向

活用意向

Page 27: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

25

1-4-2. 地域情報化に必要なスキルに関して

各設問をスキルの有無、活用意向、学習意向の組み合わせにより県別にグラフ化し

ている。

尚、図表に示す各設問の得点の算出にあたっては、各組み合わせに回答毎に以下の、

加点を行い、全体数(422)から求めている。また、図表中の各番号(①、②等)は、

設問番号を示している。

【スキルの有無と活用意向】

【スキルの有無と学習意向】

【活用意向と学習意向】

回 答 得点 回 答 得点 回 答 得点 回 答 得点

できる +3 ややできる +2 できない +1 経験がないためわからない +0

活用したい +3 やや活用したい +2 活用したくない +1 ―

回 答 得点 回 答 得点 回 答 得点 回 答 得点

できる +3 ややできる +2 できない +1 経験がないためわからない +0

学習したい 回答時の%で表示

回 答 得点 回 答 得点 回 答 得点

活用したい +3 やや活用したい +2 活用したくない +1

学習したい 回答時の%で表示

Page 28: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

26

(1) スキルの有無と活用意向

[図表―19]

山形県 スキル編

① ②③④⑤⑥

⑦⑧

⑨⑩⑪

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

スキル有

活用意向

高知県 スキル編

①②

③④⑤⑥

⑦⑧

⑨⑩⑪⑫

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

スキル有

活用意向

佐賀県 スキル編

① ②③

④⑤⑥⑦

⑧⑨

⑩ ⑪⑫⑬

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

スキル有

活用意向

神奈川県(横浜市) スキル編

① ②③

④ ⑤⑥⑦ ⑧

⑩⑪⑫

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

スキル有

活用意向

石川県 スキル編

① ②

④ ⑤⑥⑦ ⑧

⑨⑩⑪

⑫⑬

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

スキル有

活用意向

山梨県 スキル編

①② ③

④ ⑤⑥⑦ ⑧

⑩⑪⑫ ⑬

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

スキル有

活用意向

Page 29: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

27

[各県の傾向]

高知県以外は、活用意向は低めで、スキルは設問によってバラつきが大きい傾向が見て

取れる。

その中では、神奈川県(横浜市)は、スキルがやや高め、活用意向も高めの傾向があり、

対して、長野県はスキルが低め、活用意向もやや低めの傾向がある。

高知県は全ての設問においてスキルが低く、活用意向も低めの傾向がある。

全体的にやや右肩上がりの分布になっており、スキルが高くなると活用意向も少し高く

なる傾向が感じられる。

[8県で共通した位置関係にある設問] ※図表青印・赤印にて記載

表中設問⑥⑦(青印箇所)において、スキルが低く、活用意向も低めの傾向として共通

している。

⑥メンバー全体のバランスを見ながら、自分が果たすべき役割を理解し、行動すること

ができる

⑦さまざまな人と積極的に交流することができる

表中設問③⑨(赤印箇所)において、スキルが高め、活用意向も高めの傾向として共通

している。

③地域の抱える課題を解決するために適したITツールを、選択・利用できる

⑨事業に必要な資金を獲得できる

島根県 スキル編

①②

⑤⑥⑦

⑩⑪⑫⑬

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

スキル有

活用意向

長野県 スキル編

②③④

⑤⑥⑧

⑨⑩

⑪⑫⑬

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

スキル有

活用意向

Page 30: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

28

(2) スキルの有無と学習意向

[図表―20]

山形県 スキル編

③④⑤

⑥⑦

⑧ ⑨⑩⑪⑫

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

スキル有

学習意向

高知県 スキル編

①②

④⑤⑥⑦⑧ ⑨⑩⑪⑫⑬

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

スキル有

学習意向

佐賀県 スキル編

① ②③④⑤⑥⑦ ⑧ ⑨⑩

⑪⑫ ⑬

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

スキル有

学習意向

神奈川県(横浜市) スキル編

①②③④

⑤⑥

⑧⑨

⑩⑪

⑫ ⑬

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

スキル有

学習意向

石川県 スキル編

① ②

③④

⑥⑦

⑧⑨⑩

⑪⑫ ⑬

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

スキル有

学習意向

山梨県 スキル編

①②

③④ ⑤⑥

⑦⑧

⑩⑪

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

スキル有

学習意向

Page 31: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

29

[各県の傾向]

高知県以外は、学習意向は低く、スキルは設問によってバラつきが大きい傾向が見て取

れる。

高知県は全ての設問においてスキルが低く、学習意向も低めの傾向がある。

[8県で共通した位置関係にある設問] ※図表青印・赤印にて記載

表中設問⑥⑦(青印箇所)において、スキルが低く、学習意向も少し低めの傾向として

共通している。

⑥メンバー全体のバランスを見ながら、自分が果たすべき役割を理解し、行動すること

ができる

⑦さまざまな人と積極的に交流することができる

表中設問③⑨(赤印箇所)において、スキルが高め、学習意向も少し高めの傾向として

共通している。

③地域の抱える課題を解決するために適したITツールを、選択・利用できる

⑨事業に必要な資金を獲得できる

島根県 スキル編

①② ③④

⑥⑦⑧

⑨⑩⑪⑫

⑬0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

スキル有

学習意向

長野県 スキル編

①②

④ ⑤⑥

⑧ ⑨⑩

⑪⑫

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

50.0

60.0

70.0

80.0

90.0

100.0

1.0 1.2 1.4 1.6 1.8 2.0 2.2 2.4 2.6 2.8 3.0

スキル有

学習意向

Page 32: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

30

(3) 活用意向と学習意向

[図表―21]

山形県 スキル編

①②③④⑤⑥

⑦ ⑧

⑨⑩⑪

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

学習意向

活用意向

高知県 スキル編

①②

③④⑤⑥⑦⑧

⑨⑩⑪⑫

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

学習意向

活用意向

佐賀県 スキル編

①②③

④⑤⑥⑦

⑧⑨⑩⑪⑫

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

学習意向

活用意向

神奈川県(横浜市) スキル編

①②③

④⑤⑥⑦⑧

⑩⑪⑫⑬

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

学習意向

活用意向

石川県 スキル編

①②

④ ⑤⑥⑦⑧

⑨⑩⑪

⑫⑬

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

学習意向

活用意向

山梨県 スキル編

①② ③

④⑤⑥⑦⑧

⑩⑪⑫ ⑬

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

学習意向

活用意向

Page 33: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

31

[各県の傾向]

全体的に学習意向は低く、設問ごとのバラつきが少ない。

また、山形県・佐賀県・神奈川県(横浜市)の活用意向は中程であるが、高知県・山梨

県・石川県・島根県・長野県の活用意向は低めの傾向がある。

[8県で共通した位置関係にある設問] ※図表青印・赤印にて記載

表中設問⑦(青印箇所)において、活用意向が低めな傾向が共通して見て取れる。

さらに高知県・神奈川県(横浜市)を除く6県では、学習意向が低めな傾向が感じられ

る。また、高知県・神奈川県(横浜市)については、学習意向が高めな傾向が感じられる。

⑦さまざまな人と積極的に交流することができる

表中設問⑨(赤印箇所)において、学習意向が高めな傾向が共通して感じられる。

⑨事業に必要な資金を獲得できる

島根県 スキル編

①②

⑤⑥⑦

⑩⑪⑫

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

学習意向

活用意向

長野県 スキル編

②③④

⑤⑥⑦ ⑧

⑨⑩

⑪⑫ ⑬

1.0

1.2

1.4

1.6

1.8

2.0

2.2

2.4

2.6

2.8

3.0

0.0 10.0 20.0 30.0 40.0 50.0 60.0 70.0 80.0 90.0 100.0

学習意向

活用意向

Page 34: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

32

1-4-3. 各傾向のまとめ

各県別傾向の図表から、同位置とみられる設問に関しては、回答者からの同一ニーズ

があるものと推測されるため、以下に示す。

(1)地域情報化に必要な知識に関して

番号 設問

⑥ 防災や福祉、観光などの地域情報を電子地図上でやりとりするGIS(地理情

報システム)を活用した新たな取り組みについて

⑧ 企業誘致を促進する地域作りを目指すために、地域資源を活用して人材を育成

する取り組みについて

⑩ ITの活用により、組織の在り方が大きく変化している現状と、今後の組織の

在り方について

⑪ ITを活用した、災害や緊急時における危機管理対策の現状や課題について

⑳ パンデミックの動向や危機管理の手法について

(2)地域情報化に必要なスキルに関して

番号 設問

③ 地域の抱える課題を解決するために適したITツールを、選択・利用できる

⑥ メンバー全体のバランスを見ながら、自分が果たすべき役割を理解し、行動す

ることができる

⑦ さまざまな人と積極的に交流することができる

⑨ 事業に必要な資金を獲得できる

尚、学習意向では、各設問で低い位置関係にある。

Page 35: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

33

1-5.回答ごとの比較

1-5-1. 地域情報化に必要な知識に関して

8県と8県の平均を、「知識の有無」、「活用意向」、「学習意向」で、それぞれ設問

単位で図表にしている。各図表で特徴が見られる設問と、各県の属性との関係を「(4)

特徴等」に示す。

各県でバラつきが見られるものは赤枠、近い位置関係にあるものを青枠で示している。

(1) 地域×知識の有無

[図表―22]

2.00

2.20

2.40

2.60

2.80

社会的事業のプロジェクト・マネジメント

ネット活用の住民参加型コミュ

産官学が連携し、事業を企画・遂行

福祉分野の情報化の動向や課題

SNSを活用した地域の

コミュづくりの動向や課題

地域情報を電子地図上でやりとりする

GISを活用した取り組み

地域の観光産業を支える人材を育成する取り組み

地域資源で人材育成する取り組み

地域情報システム産業の育成への施策や取り組みIT活用で組織が変化している

現状と今後の在り方IT活用した、危機管理対策の現状や課題

大規模災害から得られる教訓や課題

介護や福祉などの情報を提供し、

活用できる仕組みや課題

仕事と生活の調和を実現するための施策や課題

地域の再生や活性への地域情報化の概念や特徴

住民の情報格差解消や、

ITリテラシ普及への人材の育成や課題

SOHOなど、ITを活用した就労を支援する仕組み

国や地域のIT政策における重要な項目と動向

地域マーケティングや地域ブランドの事例や手法

パンデミックの動向や危機管理の手法

全体 山形県 高知県佐賀県 神奈川県(横浜市) 山梨県石川県 島根県 長野県

※ 「知識がある」3点、「やや知識がある」2点、「知識がない」1点、「無回答」0点として換算。

Page 36: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

34

(2) 地域×知識の活用意向

[図表―23]

(3) 地域×知識の学習意向

[図表―24]

1.60

1.80

2.00

2.20

社会的事業のプロジェクト・マネジメント

ネット活用の住民参加型コミュ

産官学が連携し、事業を企画・遂行

福祉分野の情報化の動向や課題

SNSを活用した地域の

コミュづくりの動向や課題

地域情報を電子地図上でやりとりする

GISを活用した取り組み

地域の観光産業を支える人材を育成する取り組み

地域資源で人材育成する取り組み

地域情報システム産業の育成への施策や取り組みIT活用で組織が変化している

現状と今後の在り方IT活用した、危機管理対策の現状や課題

大規模災害から得られる教訓や課題

介護や福祉などの情報を提供し、

活用できる仕組みや課題

仕事と生活の調和を実現するための施策や課題

地域の再生や活性への地域情報化の概念や特徴

住民の情報格差解消や、

ITリテラシ普及への人材の育成や課題

SOHOなど、ITを活用した就労を支援する仕組み

国や地域のIT政策における重要な項目と動向

地域マーケティングや地域ブランドの事例や手法

パンデミックの動向や危機管理の手法

全体 山形県 高知県

佐賀県 神奈川県(横浜市) 山梨県

石川県 島根県 長野県

※ 「活用したい」3点、「やや活用したい」2点、「活用したくない」1点、「無回答」0点として換算。

0.0

10.0

20.0

30.0

40.0

社会的事業のプロジェクト・マネジメント

ネット活用の住民参加型コミュ

産官学が連携し、事業を企画・遂行

福祉分野の情報化の動向や課題

SNSを活用した地域の

コミュづくりの動向や課題

地域情報を電子地図上でやりとりする

GISを活用した取り組み

地域の観光産業を支える人材を育成する取り組み

地域資源で人材育成する取り組み

地域情報システム産業の育成への施策や取り組みIT活用で組織が変化している

現状と今後の在り方IT活用した、危機管理対策の現状や課題

大規模災害から得られる教訓や課題

介護や福祉などの情報を提供し、

活用できる仕組みや課題

仕事と生活の調和を実現するための施策や課題

地域の再生や活性への地域情報化の概念や特徴

住民の情報格差解消や、

ITリテラシ普及への人材の育成や課題

SOHOなど、ITを活用した就労を支援する仕組み

国や地域のIT政策における重要な項目と動向

地域マーケティングや地域ブランドの事例や手法

パンデミックの動向や危機管理の手法

全体 山形県 高知県

佐賀県 神奈川県(横浜市) 山梨県

石川県 島根県 長野県

※ 「今すぐに学びたい」の回答数を、各母数に対する比率で算出。

Page 37: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

35

(4) 特徴等

① 8県の間隔が広い(※図表中、赤枠の設問)

図表-22

地域×知識の有無

Q1-19:地域マーケティングや地域ブランドの事例や手法について

・神奈川県(横浜市)が最も点数が高く(2.76点)、高知県が最も点数が低い(2.04点)。

・点数の高い神奈川県(横浜市)では、他県に比べ企業(48.6%)からの回答がやや多い。

・点数の低い高知県では、他県に比べ大学・研究機関(10.6%)と商工会議所(6.4%)の回答がやや多い。

図表-23

地域×知識の活用意向

Q1-16:住民のデジタルデバイド(情報格差)解消や、ITリテラシ

普及のために必要な人材の育成や課題について

・神奈川県(横浜市)が最も点数が高く(2.35点)、高知県が最も点数が低い(1.72点)。

・点数の高い神奈川県(横浜市)では、他県に比べ企業(48.6%)からの回答がやや多い。

・点数の低い高知県では、他県に比べ大学・研究機関(10.6%)と商工会議所(6.4%)の回答がやや多い。

図表-24

地域×知識の学習意向

Q1-1:社会的事業におけるプロジェクト・マネジメントについて

・高知県が最も比率が高く(40.43%)、石川県が最も比率が低い(6.06%)。

・高知県と長野県が突出して比率が高い。

・比率が高い高知県では、他県に比べ大学・研究機関(10.6%)と商工会議所(6.4%)の回答がやや多い。

・比率が低い石川県では、他県に比べ自治体(75.8%)の回答が非常に多い。

② 8県の間隔が近い(※図表中、青枠の設問)

図表-22

地域×知識の有無

Q1-4:健康や医療、介護や福祉分野における情報化の動向や課題に

ついて

・高知県以外ほぼ同様の知識があるとしている。

図表-23

地域×知識の活用意向

Q1-12:国内や海外で発生した大規模災害から得られる教訓や課題に

関して

・8県ともほぼ同様の活用意向があるとしている。

図表-24

地域×知識の学習意向

Q1-13:住民のくらしに役立つ介護や福祉、子育てなどの情報を提供

し、簡単に活用できる仕組みや課題について

・8県とも学習意向は低めだが、山形県・高知県・石川県・長野県は高め、神奈川県(横浜市)・山梨県・

島根県は低めになっており、佐賀県は平均に近くなっている。

Page 38: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

36

③ 各県の特徴

山形県 ・知識及び活用意向に関しては、平均を少しずつ上回っている傾向となっている。

・学習意向に関しては、ほとんどが平均より上回っている傾向があるが、「Q1-8:

企業誘致を促進する地域作りを目指すために、地域資源を活用して人材を育成する

取り組みについて」に関してのみ、他県に比べ最も低くなっている(2.86%)。

高知県 ・知識に関しては、全ての設問で他県と比べ最も低くなっている。

・活用意向に関しては、ほとんどが他県と比べ最も低い傾向となっている。平均を

上回る設問が一つも無い。

・学習意向に関しては、ほとんどが平均を上回っており、特に以下の2つの設問が

群を抜いて高い。「Q1-1:社会的事業におけるプロジェクト・マネジメントについ

て」「Q1-2:インターネットを活用した住民参加型の学習コミュニティについて」

佐賀県 ・知識及び活用意向に関しては、ほとんどの設問が平均を上回っている。

・学習意向に関しては、ほとんどの設問が平均を下回っている。特に「Q1-15:地

域の再生や活性を実現するための地域情報化の概念や特徴について」については、

他県に比べ最も低くなっている。

神奈川県(横浜市) ・知識に関しては、ほとんどの設問で平均を上回っている。

・活用意向に関しては、全ての設問で他県と比べ高くなっている。

・学習意向に関しては、ほとんどの設問で平均を下回っているが、「Q1-11:IT

を活用した、災害や緊急時における危機管理対策の現状や課題について」のみ他県

に比べ最も高くなっている。

山梨県 ・知識及び活用意向に関しては、平均に近い傾向となっている。

・学習意向に関しては、設問による変動はあるが、全体的には平均を上回る傾向と

なっている。特に「Q1-20:パンデミックの動向や危機管理の手法について」のみ

他県に比べ最も高くなっている。

石川県 ・知識に関しては、ほとんどの設問で平均を上回っている。

・活用意向に関しては、ほとんどの設問で平均を少し上回っている。

・学習意向に関しては、ほとんどの設問で他県より低くなっているが、「Q1-19:

地域マーケティングや地域ブランドの事例や手法について」のみ他県に比べ最も高

くなっている。

島根県 ・知識に関しては、ほとんどの設問で他県を上回っている。

・活用意向に関しては、平均に近い傾向となっている。

・学習意向に関しては、ほとんどの設問で平均を下回っている。

長野県 ・知識に関しては、平均に近い傾向となっている。

・活用意向に関しては、ほとんどの設問で平均を下回っている。

・学習意向に関しては、ほとんどの設問で平均を上回っている。

Page 39: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

37

④ 図表の特徴

図表-22

地域×知識の有無

【全体的に高い傾向】

・Q1-1:社会的事業におけるプロジェクト・マネジメントについて

・Q1-20:パンデミックの動向や危機管理の手法について

【全体的に低い傾向】

・Q1-6:防災や福祉、観光などの地域情報を電子地図上でやりとりするGIS(地

理情報システム)を活用した新たな取り組みについて

・Q1-11:ITを活用した、災害や緊急時における危機管理対策の現状や課題に

ついて

図表-23

地域×知識の活用意向

【全体的に高い傾向】

・Q1-8:企業誘致を促進する地域作りを目指すために、地域資源を活用して人材

を育成する取り組みについて

・Q1-17:SOHOなど、ITを活用したビジネスへの就労を支援する仕組みについ

・Q1-20:パンデミックの動向や危機管理の手法について

【全体的に低い傾向】

・Q1-6:防災や福祉、観光などの地域情報を電子地図上でやりとりするGIS(地

理情報システム)を活用した新たな取り組みについて

・Q1-11:ITを活用した、災害や緊急時における危機管理対策の現状や課題に

ついて

図表-24

地域×知識の学習意向

【全体的に高い傾向】

・Q1-1:社会的事業におけるプロジェクト・マネジメントについて

・Q1-2:インターネットを活用した住民参加型の学習コミュニティについて

・Q1-3:産官学民が効果的に連携し、事業を企画・遂行することについて

【全体的に低い傾向】

・Q1-8:企業誘致を促進する地域作りを目指すために、地域資源を活用して人材

を育成する取り組みについて

Page 40: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

38

1-5-2.地域情報化に必要なスキルに関して

8県と8県の平均を、「スキルの有無」、「活用意向」、「学習意向」で、それぞれ設

問単位の平均を図表にしている。各図表で特徴が見られる設問と、各県の属性との関係を

「(4)特徴等」に示す。

各県でバラつきが見られるものは赤枠、近い位置関係にあるものを青枠で示している。

(1) 地域×スキルの有無

[図表―25]

0.801.001.201.401.601.802.002.202.402.60

地域の持つ魅力を発見できる

地域が抱える課題や問題点など、事実やデータに基づき、客

観的に把握できる

地域の抱える課題を解決するために適したITツールを、選択・

利用できる

論理的に思考し、活動することができる

対立的な意見の人々 も含め、周囲に事業の必要性や課題を

理解してもらい、協力してもらうことができる

メンバー全体のバランスを見ながら、自分が果たすべき役割を

理解し、行動することができる

さまざまな人と積極的に交流することができる事業の目標を定め、その実現のために具体的な計画を立てる

ことができる

事業に必要な資金を獲得できる

事業の目標達成に向け、プロジェクトメンバーの意見の集約、

調整、動機づけができる

プロジェクトメンバーのうち、若手や経験の少ない人の指導、

育成ができる

事業を客観的に評価し、改善できる

プロジェクトメンバー各人の事業参加の目的を把握し、各人の

目標に基づいた動機付けと、その達成を支援できる

全体 山形県 高知県

佐賀県 神奈川県(横浜市) 山梨県

石川県 島根県 長野県

※ 「できる」3点、「ややできる」2点、「できない」1点、「経験がないためわからない」0点、「無回答」0点として換算。

Page 41: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

39

(2) 地域×スキル活用意向

[図表―26]

(3) 地域×スキルの学習意向

[図表―27]

1.40

1.60

1.80

2.00

2.20

2.40

地域の持つ魅力を発見できる

地域が抱える課題や問題点など、事実やデータに基

づき、客観的に把握できる

地域の抱える課題を解決するために適したITツー

ルを、選択・利用できる

論理的に思考し、活動することができる

対立的な意見の人々も含め、周囲に事業の必要性や

課題を理解してもらい、協力してもらうことができ

メンバー全体のバランスを見ながら、自分が果たす

べき役割を理解し、行動することができる

さまざまな人と積極的に交流することができる事業の目標を定め、その実現のために具体的な計画

を立てることができる

事業に必要な資金を獲得できる

事業の目標達成に向け、プロジェクトメンバーの意

見の集約、調整、動機づけができる

プロジェクトメンバーのうち、若手や経験の少ない

人の指導、育成ができる

事業を客観的に評価し、改善できる

プロジェクトメンバー各人の事業参加の目的を把握

し、各人の目標に基づいた動機付けと、その達成を

支援できる

全体 山形県 高知県

佐賀県 神奈川県(横浜市) 山梨県

石川県 島根県 長野県

※ 「今すぐに学びたい」の回答数を、各母数に対する比率で算出。

※ 「活用したい」3点、「やや活用したい」2点、「活用したくない」1点、「無回答」0点として換算。

3.0

8.0

13.0

18.0

23.0

28.0

33.0

地域の持つ魅力を発見できる

地域が抱える課題や問題点など、事実やデータに基

づき、客観的に把握できる

地域の抱える課題を解決するために適したITツー

ルを、選択・利用できる

論理的に思考し、活動することができる

対立的な意見の人々も含め、周囲に事業の必要性や

課題を理解してもらい、協力してもらうことができ

メンバー全体のバランスを見ながら、自分が果たす

べき役割を理解し、行動することができる

さまざまな人と積極的に交流することができる事業の目標を定め、その実現のために具体的な計画

を立てることができる

事業に必要な資金を獲得できる

事業の目標達成に向け、プロジェクトメンバーの意

見の集約、調整、動機づけができる

プロジェクトメンバーのうち、若手や経験の少ない

人の指導、育成ができる

事業を客観的に評価し、改善できる

プロジェクトメンバー各人の事業参加の目的を把握

し、各人の目標に基づいた動機付けと、その達成を

支援できる

全体 山形県 高知県

佐賀県 神奈川県(横浜市) 山梨県

石川県 島根県 長野県

k

Page 42: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

40

(4) 特徴等

① 8県の得点間隔が広い(※図表中、赤枠の設問)

図表-25

地域×スキルの有無

Q2-9:事業に必要な資金を獲得できる

・神奈川県(横浜市)が最も点数が高く(2.54点)、高知県が最も点数が低い(1.39点)。

・点数の高い神奈川県(横浜市)では、他県に比べ企業(48.6%)からの回答がやや多い。

・点数の低い高知県では、他県に比べ大学・研究機関(10.6%)と商工会議所(6.4%)の回答がやや多い。

図表-26

地域×スキルの活用意向

Q2-1:地域の持つ魅力を発見できる

・神奈川県(横浜市)が最も点数が高く(2.19点)、長野県が最も点数が低い(1.47点)。

・点数の高い神奈川県(横浜市)では、他県に比べ企業(48.6%)からの回答がやや多い。

・点数の低い長野県では、他県に比べNPO法人・任意団体(19.4%)の回答が多い。

図表-27

地域×スキルの学習意向

Q2-3:地域の抱える課題を解決するために適したITツールを、選

択・利用できる

・高知県が最も比率が高く(30.85%)、島根県が最も比率が低い(5.56%)。

・高知県と長野県が突出して比率が高い。

・比率が高い高知県では、他県に比べ大学・研究機関(10.6%)と商工会議所(6.4%)の回答がやや多い。

・比率が低い島根県では、他県に比べ企業(47.2%)からの回答がやや多い。

② 8県の得点間隔が近い(※図表中、青枠の設問)

図表-25

地域×スキルの有無

Q2-4:論理的に思考し、活動することができる

・神奈川県(横浜市)・佐賀県は平均をやや上回っており、長野県は平均をやや下回っている。

図表-26

地域×スキルの活用意向

Q2-4:論理的に思考し、活動することができる

・神奈川県(横浜市)は平均をやや上回っており、山梨県・長野県は平均をやや下回っている。

Page 43: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

41

③ 各県の特徴

山形県 ・スキルに関しては、平均に近い傾向となっている。

・活用意向に関しては、ほとんどが平均を上回っている。

・学習意向に関しては、「Q2-8」~「Q2-12」が平均より高めになっており、「Q2-6:

メンバー全体のバランスを見ながら、自分が果たすべき役割を理解し、行動する

ことができる」は、平均より低い傾向にある。

高知県 ・スキル・活用意向に関しては、全ての設問で平均を下回っている。

・学習意向に関しては、ほとんどの設問で平均を上回っている。

佐賀県 ・スキル・活用意向に関しては、全ての設問で平均を上回っている。

・学習意向に関しては、ほとんどの設問で平均を下回っている。

神奈川県(横浜市) ・スキル・活用意向に関しては、全ての設問で平均を大きく上回っている。

・学習意向に関しては、ほとんどの設問で平均を下回っている。

山梨県 ・スキル・活用意向に関しては、平均に近い傾向となっている。

・学習意向に関しては、設問による変動はあるものの、平均に近い傾向を示して

いる。

石川県 ・スキルに関しては、ほとんどの設問で平均を上回っている。

・活用意向に関しては、平均に近い傾向となっている。

・学習意向に関しては、ほとんどの設問で平均を大きく上回っている。

島根県 ・スキルに関しては、全ての設問で平均を上回っている。

・活用意向に関しては、平均に近い傾向となっている。

・学習意向に関しては、全ての設問で平均を下回っており、特に「Q2-8:事業の

目標を定め、その実現のために具体的な計画を立てることができる」は2.78%と

非常に低くなっている。

長野県 ・スキル・活用意向に関しては、ほとんどの設問で平均を下回っている。

・学習意向に関しては、ほとんどの設問で平均を上回っている。

Page 44: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

42

④ 図表の特徴

図表-25

地域×スキルの有無

【全体的に高い傾向】

・Q2-9:事業に必要な資金を獲得できる

【全体的に低い傾向】

・Q2-7:さまざまな人と積極的に交流することができる

図表-26

地域×スキルの活用意向

【全体的に高い傾向】

・Q2-3:地域の抱える課題を解決するために適したITツールを、選択・

利用できる

・Q2-9:事業に必要な資金を獲得できる

【全体的に低い傾向】

・Q2-7:さまざまな人と積極的に交流することができる

図表-27

地域×スキルの学習意向

【全体的に高い傾向】

・Q2-3:地域の抱える課題を解決するために適したITツールを、選択・

利用できる

【全体的に低い傾向】

・Q2-6:メンバー全体のバランスを見ながら、自分が果たすべき役割を理

解し、行動することができる

Page 45: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

43

2.所属別

2-1.所属×地域

・ 自治体は「山梨県」が4割弱を占めている。

・ 商工会議所では「高知県」が5割となっている。

[図表―28]

2-2.所属×年代

・大学・研究機関は20代以下が36.0%となっており、他の所属より5ポイント以上

高くなっている。

・NPO法人・任意団体は60代以上が24.0%となっており、他の所属より10ポイン

ト以上高くなっている。

[図表―29]

所属している組織の所在地、もしくは主に活動している地域

8.3%

7.1%

12.0%

8.3%

50.0%

32.0%

18.8%

7.1%

12.0%

25.0%

8.3%

7.1%

16.7%

8.0%

10.4%

8.3%

28.0%

8.3%

4.2%

8.0%

21.9%

8.9%

8.3%

18.3%

40.0%

34.4%

18.5%

22.3%

7.1%

28.2%

8.0%

3.1%

3.2%

15.4%

16.7%

4.0%

12.7%

12.0%

6.3%

2.4%

8.8%

15.5%

4.0%

18.8%

38.7%

20.4%

28.6%

10.4%2.1%

4.0%

1.4%

8.0%

3.1%

20.2%

7.8%

8.3%

12.0%

8.0%

9.4%

2.4%

8.5%

28.6%

7.7%

12.0%

3.1%

5.6%

8.5%

14.3%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体(N=422)

自治体(N=124)

公共機関(社団法人・財団法人等)(N=32)

大学・研究機関(N=25)

企業(N=142)

商工会議所(N=12)

自営(N=14)

NPO法人・任意団体(N=25)

一般市民、その他(N=48)

山形県 高知県 佐賀県 神奈川県(横浜市) 山梨県 石川県 島根県 長野県

年齢

16.7%

14.3%

20.8%

41.7%

42.9%

24.0%

22.9%

8.3%

21.4%

24.0%

22.9%

25.0%

7.1%

20.0%

14.6% 10.4%

1.7%

4.0%

7.1%

4.0%

8.3%

4.0%

17.8%

17.7%

15.6%

32.0%

17.6%

34.4%

41.9%

25.0%

20.0%

36.6%

27.7%

26.6%

37.5%

36.0%

29.6%

14.5%

13.7%

15.6%

8.0%

14.8%

7.1%

4.0%

6.3%

1.4%

8.3%

24.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体(N=422)

自治体(N=124)

公共機関(社団法人・財団法人等)(N=32)

大学・研究機関(N=25)

企業(N=142)

商工会議所(N=12)

自営(N=14)

NPO法人・任意団体(N=25)

一般市民、その他(N=48)

10代 20代 30代 40代 50代 60代以上

Page 46: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

44

2-3.各設問における所属別回答割合

以下、地域情報化に必要な知識に関して、その有無と活用意向に関する所属別の集計を行う。

(1) 地域情報化に必要な知識の有無

[図表―30]

(2) 地域情報化に必要な知識の活用意向

[図表―31]

Q1:地域情報化に関する知識の活用について

34.2%

18.9%

13.0%

42.1%

26.7%

55.4%

52.2%

44.7%

39.2%

25.7%

34.8%

13.2%

19.1%

13.2%

13.0%

13.6%

18.6%

56.3%

60.0%

61.1%

56.6%

59.3%

24.6%

26.8%

25.9%

29.8%

22.1%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体(N=8440)

自治体(N=2480)

公共機関(社団法人・財団法人等)(N=640)

大学・研究機関(N=500)

企業(N=2840)

商工会議所(N=240)

自営(N=280)

NPO法人・任意団体(N=500)

一般市民、その他(N=960)

活用したい やや活用したい 活用したくない

Q1:地域情報化に関する知識について

53.8%

55.4%

35.6%

69.1%

28.3%

39.6%

45.8%

27.1%

17.9%

5.0%

18.6%

3.9%

55.4%

29.2%

36.1%

49.3%

50.9%

38.5%

53.0%

43.1%

43.3%

40.0%

6.2%

17.8%

20.8%

7.4%

9.1%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体(N=8440)

自治体(N=2480)

公共機関(社団法人・財団法人等)(N=640)

大学・研究機関(N=500)

企業(N=2840)

商工会議所(N=240)

自営(N=280)

NPO法人・任意団体(N=500)

一般市民、その他(N=960)

知識がある やや知識がある 知識がない

Page 47: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

45

(3) 地域情報化に必要なスキルの有無

[図表―32]

(4) 地域情報化に必要なスキルの活用意向

[図表―33]

Q2:地域情報化に関するスキルについて

30.8%

14.3%

13.2%

39.4%

19.2%

49.5%

15.7%

25.2%

36.5%

29.7%

57.5%

31.3%

13.5%

13.5%

4.2%

24.9%

21.3%

15.4%

9.8%

30.4%

22.8%

23.9%

16.8%

27.1%

20.6%

43.8%

48.0%

51.9%

48.9%

41.2%

8.5%

6.8%

15.9%

14.2%

7.8%

6.6%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体(N=5486)

自治体(N=1612)

公共機関(社団法人・財団法人等)(N=416)

大学・研究機関(N=325)

企業(N=1846)

商工会議所(N=156)

自営(N=182)

NPO法人・任意団体(N=325)

一般市民、その他(N=624)

できる ややできる できない 経験がないためわからない

Q2:地域情報化に関するスキルの活用について

23.1%

8.2%

10.8%

33.0%

37.8%

51.1%

40.6%

46.5%

39.1%

40.7%

48.6%

20.5%

11.2%

6.8%

11.1%

7.6%

12.5%

61.5%

59.7%

59.6%

53.6%

55.0%

27.3%

33.5%

29.3%

38.8%

32.5%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

全体(N=5486)

自治体(N=1612)

公共機関(社団法人・財団法人等)(N=416)

大学・研究機関(N=325)

企業(N=1846)

商工会議所(N=156)

自営(N=182)

NPO法人・任意団体(N=325)

一般市民、その他(N=624)

活用したい やや活用したい 活用したくない

Page 48: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

46

2-4.地域情報化に必要な「学びたい」知識

以下、所属別に地域情報化に関する「知識」及び「スキル」において、「今すぐ学びたい」と

した回答者数の多い順(上位3を基本)に1番多い回答には3点、2番目は2点、3番目は1点

を加点する。知識とスキルで、各所属別にランク付けを行っている(得点の下段は実数)。

[図表―34]

[特徴等]

・順位が①位~③位の「Q1-2」「Q1-1」「Q1-3」が突出している。ただし、自治体からの得

点はない。

順位 設問 自治体社団・財団等

大学等 企業商工

会議所自営 NPO等 市民等 合計値

1 1 2 2 3 3 1 13

22 5 6 33 2 2 10 8 88

1 2 1 3 3 1 1 12

21 5 7 32 4 2 9 8 88

3 3 2 3 11

24 2 9 35 2 1 6 10 89

3 2 3 8

22 7 4 24 2 2 5 2 68

2 1 2 2 7

32 5 2 23 2 1 5 9 79

3 3 6

33 7 4 26 1 1 7 4 83

1 3 4

25 2 5 18 1 2 6 3 62

1 3 4

25 4 5 26 1 2 7 2 72

1 3 4

16 5 3 18 1 2 5 2 52

3 3

19 2 3 14 1 2 4 2 47

3 3

22 4 2 23 1 1 10 4 67

3 3

10 3 4 24 1 2 7 3 54

2 2

20 3 4 17 2 0 6 5 57

1 1

13 5 5 19 0 1 6 4 53

1 1

22 5 0 19 0 1 7 3 57

0

19 3 1 22 1 1 6 5 58

0

21 4 5 16 1 0 3 2 52

0

20 4 1 31 0 0 8 3 67

0

17 3 0 24 1 0 4 3 52

0

14 4 0 22 1 0 6 3 50

Q1-17:SOHOなど、ITを活用したビジネスへの就労を支援する仕組みについて

Q1-15:地域の再生や活性を実現するための地域情報化の概念や特徴について

Q1-1:社会的事業におけるプロジェクト・マネジメントについて

Q1-2:インターネットを活用した住民参加型の学習コミュニティについて

Q1-3:産官学民が効果的に連携し、事業を企画・遂行することについて

Q1-18:国や地域のIT政策における重要な項目と動向について

Q1-19:地域マーケティングや地域ブランドの事例や手法について

Q1-20:パンデミックの動向や危機管理の手法について

Q1-13:住民のくらしに役立つ介護や福祉、子育てなどの情報を提供し、簡単に活用できる仕組みや課題について

Q1-14:仕事と生活の調和をめざす「ワーク・ライフ・バランス」を実現するための施策や課題について

Q1-16:住民のデジタルデバイド(情報格差)解消や、ITリテラシ普及のために必要な人材の育成や課題について

Q1-9:地域の情報システム産業の育成を目的とした施策や取り組みについて

Q1-10:ITの活用により、組織の在り方が大きく変化している現状と、今後の組織の在り方について

Q1-11:ITを活用した、災害や緊急時における危機管理対策の現状や課題について

Q1-12:国内や海外で発生した大規模災害から得られる教訓や課題に関して

Q1-4:健康や医療、介護や福祉分野における情報化の動向や課題について

Q1-5:SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を活用した地域のコミュニティづくりの動向や課題について

Q1-6:防災や福祉、観光などの地域情報を電子地図上でやりとりするGIS(地理情報システム)を活用した新たな取り組みについて

Q1-7:地域の観光産業を支える人材を育成する取り組みについて

Q1-8:企業誘致を促進する地域作りを目指すために、地域資源を活用して人材を育成する取り組みについて

Page 49: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

47

2-5. 地域情報化に必要な「学びたい」スキル

[図表―35]

[特徴等]

・順位が①位の「Q2-3」の得点が突出して高い。ただし、自治体からの得点は無い。

順位 設問 自治体社団・財団等

大学等 企業商工

会議所自営 NPO等 市民等 合計値

3 3 3 2 3 2 2 18

25 6 5 25 3 2 9 5 80

3 2 3 2 10

31 4 2 21 1 2 7 5 73

3 3 3 9

22 3 3 21 1 2 10 6 68

3 2 3 8

31 4 2 17 1 2 5 4 66

3 2 2 7

22 1 5 20 3 0 6 5 62

3 3 6

27 1 4 25 4 1 7 4 73

1 3 2 6

29 3 5 20 1 1 7 5 71

3 2 5

21 2 3 25 1 0 7 5 64

1 2 3

19 1 4 18 2 1 8 5 58

1 2 3

24 3 2 24 1 0 8 5 67

3 3

22 3 5 19 1 1 7 4 62

1 1

24 2 4 19 1 1 8 3 62

0

27 3 3 18 1 1 7 2 62

Q2-3:地域の抱える課題を解決するために適したITツールを、選択・利用できる

Q2-1:地域の持つ魅力を発見できる

Q2-9:事業に必要な資金を獲得できる

Q2-2:地域が抱える課題や問題点などについて、事実やデータに基づき、客観的に把握できる

Q2-11:プロジェクトメンバーのうち、若手や経験の少ない人の指導、育成ができる

Q2-13:プロジェクトメンバー各人の事業参加の目的を把握し、各人の目標に基づいた動機付けと、その達成を支援できる

Q2-12:事業を客観的に評価し、改善できる

⑤ Q2-7:さまざまな人と積極的に交流することができる

Q2-10:事業の目標達成に向け、プロジェクトメンバーの意見の集約、調整、動機づけができる

Q2-8:事業の目標を定め、その実現のために具体的な計画を立てることができる

Q2-5:対立的な意見の人々も含め、周囲に事業の必要性や課題を理解してもらい、協力してもらうことができる

Q2-6:メンバー全体のバランスを見ながら、自分が果たすべき役割を理解し、行動することができる

Q2-4:論理的に思考し、活動することができる

Page 50: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

48

2-6. 地域情報化に必要な知識の活用意向

以下、所属別に地域情報化に関する「知識」及び「スキル」において、「活用したい」とした

回答者数の多い順(上位3を基本)に1番多い回答には3点、2番目は2点、3番目は1点を加

点する。知識とスキルで、各所属別にランク付けを行っている(得点の下段は実数)。

[図表―36]

[特徴等]

・傾向として、順位①位~④位にかけて高得点を得ている。

順位 設問 自治体社団・財団等

大学等 企業商工

会議所自営 NPO等 市民等 合計値

3 2 3 2 2 12

17 6 1 39 6 4 5 21 99

3 3 3 2 11

28 4 6 34 3 2 8 24 109

2 3 3 3 11

25 6 4 42 4 5 4 22 112

1 3 2 3 9

20 6 5 24 4 3 4 26 92

2 2 2 6

17 4 5 34 5 3 5 22 95

2 2 4

16 2 2 28 5 4 4 20 81

2 2 4

13 3 5 22 5 2 2 21 73

3 1 4

14 6 4 33 3 3 1 23 87

3 3

13 6 2 12 3 2 3 16 57

2 1 3

19 5 4 18 4 4 3 23 80

2 2

15 2 2 30 5 1 3 16 74

2 2

18 5 3 25 5 2 3 13 74

1 1

16 3 4 37 4 2 1 20 87

0

15 4 2 25 3 2 2 21 74

0

15 3 3 18 3 3 2 17 64

0

7 4 4 27 4 3 1 20 70

0

13 5 2 20 4 2 3 19 68

0

13 4 1 31 0 0 8 3 60

0

14 2 4 21 4 1 3 20 69

0

19 3 3 26 4 3 4 20 82

⑧Q1-7:地域の観光産業を支える人材を育成する取り組みについて

Q1-1:社会的事業におけるプロジェクト・マネジメントについて

Q1-2:インターネットを活用した住民参加型の学習コミュニティについて

Q1-3:産官学民が効果的に連携し、事業を企画・遂行することについて

Q1-10:ITの活用により、組織の在り方が大きく変化している現状と、今後の組織の在り方について

Q1-11:ITを活用した、災害や緊急時における危機管理対策の現状や課題について

Q1-13:住民のくらしに役立つ介護や福祉、子育てなどの情報を提供し、簡単に活用できる仕組みや課題について

Q1-14:仕事と生活の調和をめざす「ワーク・ライフ・バランス」を実現するための施策や課題について

Q1-6:防災や福祉、観光などの地域情報を電子地図上でやりとりするGIS(地理情報システム)を活用した新たな取り組みについて

Q1-12:国内や海外で発生した大規模災害から得られる教訓や課題に関して

Q1-4:健康や医療、介護や福祉分野における情報化の動向や課題について

Q1-5:SNS(ソーシャルネットワーキングサービス)を活用した地域のコミュニティづくりの動向や課題について

Q1-9:地域の情報システム産業の育成を目的とした施策や取り組みについて

Q1-15:地域の再生や活性を実現するための地域情報化の概念や特徴について

Q1-19:地域マーケティングや地域ブランドの事例や手法について

③ Q1-18:国や地域のIT政策における重要な項目と動向について

④Q1-16:住民のデジタルデバイド(情報格差)解消や、ITリテラシ普及のために必要な人材の育成や課題について

①Q1-8:企業誘致を促進する地域作りを目指すために、地域資源を活用して人材を育成する取り組みについて

Q1-17:SOHOなど、ITを活用したビジネスへの就労を支援する仕組みについて

Q1-20:パンデミックの動向や危機管理の手法について

Page 51: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

49

2-7. 地域情報化に必要なスキルの活用意向

[図表―37]

[特徴等]

・順位が①位~③位の得点が高い。特にQ2-3は学習意向でも①位である。

順位 設問 自治体社団・財団等

大学等 企業商工

会議所自営 NPO等 市民等 合計値

2 3 1 2 3 1 2 14

12 5 2 23 4 1 1 18 66

3 1 3 1 1 3 12

16 3 2 29 2 1 4 20 77

3 2 1 3 2 11

10 5 1 14 3 1 6 18 58

3 1 2 1 7

10 5 2 14 3 1 2 16 53

2 1 2 1 1 7

12 4 2 14 3 1 4 15 55

1 2 3 6

7 2 1 20 3 2 2 16 53

3 1 2 6

10 4 3 15 2 1 5 16 56

2 3 5

6 4 0 14 3 2 0 13 42

1 2 1 4

7 3 2 13 3 1 1 16 46

3 1 4

7 3 3 15 2 1 3 16 50

2 1 3

9 4 1 13 3 1 3 14 48

2 1 3

9 2 1 9 3 1 3 13 41

1 1 2

7 2 2 13 2 1 1 15 43⑨

③Q2-10:事業の目標達成に向け、プロジェクトメンバーの意見の集約、調整、動機づけができる

Q2-9:事業に必要な資金を獲得できる

Q2-11:プロジェクトメンバーのうち、若手や経験の少ない人の指導、育成ができる

Q2-4:論理的に思考し、活動することができる

Q2-3:地域の抱える課題を解決するために適したITツールを、選択・利用できる

Q2-12:事業を客観的に評価し、改善できる

Q2-6:メンバー全体のバランスを見ながら、自分が果たすべき役割を理解し、行動することができる

Q2-1:地域の持つ魅力を発見できる

Q2-13:プロジェクトメンバー各人の事業参加の目的を把握し、各人の目標に基づいた動機付けと、その達成を支援できる

Q2-2:地域が抱える課題や問題点などについて、事実やデータに基づき、客観的に把握できる

Q2-7:さまざまな人と積極的に交流することができる

Q2-8:事業の目標を定め、その実現のために具体的な計画を立てることができる

Q2-5:対立的な意見の人々も含め、周囲に事業の必要性や課題を理解してもらい、協力してもらうことができる

Page 52: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

50

3.自由記述

(1) 「スキルについて(13)」に関し、今までに経験したプロジェクトの中で、具体的

にメンバーの目標達成のために行ったサポートについて

[図表―38]

■回答の内訳(複数回答可)

分類 講座 人材紹

情報提

供 人脈

事業企

画・推進

マネジメ

ント

ミーティ

ング

アドバイ

他団体と

の連携 その他

回答数 19 15 9 8 6 5 4 3 2 12

■回答一覧

回 答

・仕事内容が分かる人をサポートにつけた。

・新規商品企画・開発・顧客満足向上・5S 活動

・人の紹介・資金を得るためのアイデア・ともに活動

・課題解決のためのブレストワーキング・講座の開催

・産学官連携での研究開発プロジェクト(ナノテク、食品 等)立上 ・ビジネスマッチングフェアの開催 ・ビ

ジネス創出グループの立上

・自分の経験してきたことを話す。・論点を共に整理する。

1 スキルアップ講座の紹介 2 自主研究グループへの助言 3 新人職員向けの講座の提供

IT技術などスキルアップ講座の提供、仕事の人脈、地域活動への積極的な勧誘

IT講習の講師、地域情報化アドバイザー、プロジェクトマネージメント

コミュニケーションの充実、

シニア層へのICT利活用講習、初心者へのICT推進、地域ICT利活用推進組織の設立

スキルアップ講座の提供、実際の仕事での OJT、ネットとリアルのコミュニティの場の提供

スキルアップ講座の提供、特産品開発に向けたワークショップの開催と試作品の作成、活動の場の提供

その専門家の紹介、著作物の紹介を行いました。また、計画していることを具体化するための後押しとし

て、グループ内に告知し、講座を持つことをアドヴァイスし、実際に講座をもちました。

ニーズに合う人・組織の紹介、講座の開催、リサーチや広報等の実施

プロジェクトに関連する事業を行っている経営者の紹介及び座談会の開催、仕事の人脈

プロジェクト内の勉強会

ボランティア集め。仕事の人脈。

メンバーが求める情報の提供

モチベーションを上げる為の講座

課題やニーズの調査方法アドバイス、視点を変えたアプローチ

各メンバーのやりたいこと(WANT)、できること(CAN)、すべきこと(MUST)の整理・明確化。競争意識の喚

起。定期的なミーティングにおいて進捗状況(過去)及び計画・予測(将来)に関する厳密な報告を求める。

技術の提供、行き詰った時の相談

技能講習会の企画、実施。 IT技術講習会の企画、実施。IT技術を活用した情報提供体制の確立。

共通認識・数値による目標を定めた取組ができるための協議、アドバイザー紹介・講座の提供

経験の少ない人に同行し、同じ目線に立ち、同じ体験をしながら助言をする。話法のインストラクター

経験者の投入。 人脈の紹介。 同業他社のからの情報収集。

参考事例の紹介

仕事の人脈

Page 53: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

51

回 答

次のステップに向けて持つべきスキルを提示し、適当な研修等を紹介

自治体が情報発信する「情報発信プロジェクト(アナウンサー)」で、他情報センターとの交流がないことか

ら、情報発信者の悩みの「はけ口」がなく、孤立していることから、次なる発展性の展開がなく、マンネリ化し

た情報提供しか出来なくなっている。

自分の経験談を話し、その中から解決方法を見出す

趣味での交流、仕事から得た人脈の紹介

集団でのセミナー参加

新事業の企画・提案

人の紹介、個別コーチング、外部コーチの招へい

人の紹介、小規模な企画(イベント開催等)の実現

人材の紹介、教材となる書籍の紹介、参考になる事例や団体の紹介など

人脈交流会

人脈紹介、管理手法

声掛け、技術指導、問題解決のための方針提示

青年会議所活動

操作説明等の講習会

他のボランティアグループとのコラボ企画の実現

他団体とつなぐ役割、組織内での合意形成を図るための資料作成や意見調整、適正を考えた役割分担と

全体統括

地域CI計画、地域商業者モデル化推進事業、地域景観推進事業

地域の困りごと解決のため、様々な機関に協力を求めた。

定期的会合

定例的なプロジェクト進捗会議を行い、現時点での進捗や問題点を確認すると同時にプロジェク当初で確

認した事業目的や目標の再確認を行う。

同じ研究分野に取り組む人を紹介。先行研究や事例などの情報を提供。情報収集のために必要な言語の

ネイティヴを紹介。

防災情報発信システム構築、市民参加型社会醸成のための情報発信場所の提供 など

目標達成に向けて方向性の適否の判断。業務に最適な人の紹介。

Page 54: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

52

(2) 以上の項目以外で、あなたが必要と思う知識やスキルがありましたら教えてくださ

い。

[図表―39]

A.知識に関する回答

分類 回答

IT 全般 IT利活用の知識向上を目指したいと思います。

資金調達 助成金等に関する知識

情報セキュリティ 情報セキュリティ

マーケティング PR、広告についての知識

適任の人材を探すツール、情報。法律のこと。

広く大まかな内容の情報を得る機会はあるが、深く掘り下げた内容となると情報を得る

機会が少ないためはは、専門的な知識が付きにくい。 その他

世界史、日本史、郷土史の知識

B.スキルに関する回答(「調査項目」のNo.に対応する設問内容は、表末参照)

分類 調査項目 回 答

IT ツールの選択 3 まずはITのスキル

論理的思考 4 判断力(論理思考、哲学思考)

5 プロジェクトの動機を明確にし、理念を伝えること。

7 7に関わることですが、もう一歩進んで、信頼関係のある人脈作りができ

ると、目標達成の助けになると思います。

10 専門的な知識はもちろんのこと幅広く総合的、客観的に目標達成のた

めに意見を述べ、集約、調整等できる知識。

ヒューマンスキル

10,11,13 コーチング

地域情報化・地域活性化といったあいまいな概念を、具体的な目標指

標へ落とし込むスキル 企画立案 8

「新たなシステムや市場の動向をキャッチし、柔軟に事業へ取り入れる

ことができる」(私自身、なかなか苦労するところです・・)

資金調達 9 ファンドレイジング

現状満足体質の改善、質とスピードの仕事への意識改革

失敗の経験(から学ぶにはどうすればいいか?というスキル) 事業評価・改善 12

創造的なプロジェクトを実現するために、実践的課題についての評価

手法とその課題を克服する手法の習得

実践的に創造的プロジェクトを成し遂げられる人材の養成 人材発掘・育成・

評価 項目外

具体的な事例に基づく実践研修、キーマンの見出し方・育成方法

国語力

コミュニケーション、忍耐力、根性、義理人情を植えつける必要があると

考えます。

コミュニケーションスキル(アサーションなど)

プレゼンテーションスキル、マーケティングスキル、コピーライティングス

キル、セールススキル

プレゼンテーション能力

わかりやすく伝える思いやりの心

語学

コミュニケーショ

項目外

思考(考え、想い)を正確に伝えるスキル

Page 55: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

53

任意団体や社団は印刷物で情報伝達をしているが、厳しい経済情勢

の中で経費をかけずにスピーディー伝達する方法としてインターネット

のホームページの活用があるのでホームページ作成能力の取得が必

要です。

先を見越す能力

アナウンサー個人のスキルアップは、情報交流環境の構築が必要と考

えます。全国を対象とした「イベントの開催」「情報交流会の開催」など、

参加できる経費の構築が必要である。これらの環境構築ができれば、

新しいIT技術の浸透、また新しい技術・アイディアなどが考えられます。

本提案は、学習ではないと考えます。

その他 項目外

上記の分だけスキルがあれば十分

■調査項目No.と設問内容(一覧)

1 地域の持つ魅力を発見できる

2 地域が抱える課題や問題点などについて、事実やデータに基づき、客観的に把握できる

3 地域の抱える課題を解決するために適したITツールを、選択・利用できる

4 論理的に思考し、活動することができる

5 対立的な意見の人々も含め、周囲に事業の必要性や課題を理解してもらい、協力してもらうこと

ができる

6 メンバー全体のバランスを見ながら、自分が果たすべき役割を理解し、行動することができる

7 さまざまな人と積極的に交流することができる

8 事業の目標を定め、その実現のために具体的な計画を立てることができる

9 事業に必要な資金を獲得できる。

10 プロジェクトメンバーの意見の集約、調整、動機づけができる

11 プロジェクトメンバーのうち、若手や経験の少ない人の指導、育成ができる

12 事業を客観的に評価し、改善できる

13 プロジェクトメンバーの事業参加の目的を把握し、各人の目標に基づいた動機付けと、その達成

を支援できる

C.知識・スキルに関する回答

分類 回 答

プロまね、資金調達

ケーススタディ(ある行政課題に対する対応と反省)

経営コンサルタント

元気高齢者の活用プロデユーサー(ボランテイアや趣味の世界ではない経済活動)

全般

経験

Page 56: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

54

4.「学習」という言葉について

平成19年度、平成20年度調査結果では、知識・スキルに関わらず、全般的に「今すぐ学びたい」という人

は少数であった。昨年度の委員会にてその理由を協議、以下の仮説をたてた。

○回答者が『学び』『学習』という言葉でイメージは、「座学」に限られているのではないか。本事業

が力点を置く、企画への取り組み等、実践を通した学習(プロジェクト・ベースド・ラーニング)の意

味では受け取られていないのではないか。

○回答者は地域情報化における知識やスキルは、自らがイメージする『学び』『学習』の範囲では

得られないと思っているのではないか。

そこで本年度は、以下の2つの調査項目を追加した。

○アンケートの冒頭で「【1】あなたについて教えてください」の「8.『学習』という言葉から連想する言

葉をお答え下さい(複数回答可)」を尋ね、回答者がもともと持っている『学び』『学習』という言葉で

イメージする範囲を調査。

○アンケートの最後に、改めて「【3】次の内容は、「学習」という言葉の範囲に当てはまると思いま

すか?」を尋ね、「【2】地域情報化に関する知識とスキルを教えてください」を回答したことで、『学

び』『学習』という言葉でイメージする範囲に変化はあったのかを調査。

結果は下記のとおりとなった。

(1) 「学習」という言葉から連想する言葉【1-8】

[図表―40]

「学習」という言葉から連想する言葉

72.5%

59.2%

22.5%

4.0%

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

    座学(講義を聞く)

       参加型学習(他の受講生と議論する)

      企画の立案(講義で学んだ内容を  もとに企画を立てる)

無回答

Page 57: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

55

(2) 次の内容は「学習」という言葉の範囲に当てはまるか?【3】

[図表―41]

図表-40と、図表‐41の「当てはまる」を合わせて比較したグラフが、図表-42である。

「座学」「参加型学習」「企画の立案」のいずれにおいても、アンケートの冒頭と最後では、「学

習という言葉にあてはまる」という人の割合が増えている。

特に、「企画の立案」については、22.5%から62.5%へと、3倍近くの伸びとなった。

これは、回答者が元々持っていた「学習」という言葉のイメージが、地域情報化に必要な知識(20

問)とスキル(13問)に関する設問に回答することを通し、広がることを表している(内想法)。

各設問においては「今すぐに学びたい」という問がある。回答者は、知識(20問)スキル(13問)

の各項目が全て「学習」という言葉の対象であると、意識するためと考えられる。

次の内容は「学習」という言葉の範囲に当てはまると思いますか?

84.4%

78.0%

62.6%

46.4%

10.0%

14.9%

21.1%

31.8%

7.1%

16.4%

21.8%

5.7%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

講義を聞き、知識を習得する

講義中に提示されたテーマについて、他の受講生と議論をする

講義で学んだ内容を基に、個人または他の受講生と企画を立てる

立てた企画を実行に移す

当てはまる 当てはまらない どちらでもない

「学習」という言葉の範囲について

72.5%

59.2%

22.5%

84.4%

78.0%

62.6%

46.4%

0% 20% 40% 60% 80% 100%

【1‐8】①座学(講義を聞く)【3】①講義を聞き、知識を習得する

【1‐8】②参加型学習(他の受講生と議論する)【3】②講義中に提示されたテーマについて、他の受講生と議論をする

【1‐8】③企画の立案(講義で学んだ内容をもとに企画を立てる)【3】③講義で学んだ内容を基に、個人または他の受講生と企画を立てる

【3】④立てた企画を実行に移す

【1‐8】「学習」という言葉から連想する言葉をお答え下さい(複数回答可)

【3】「次の内容は『学習』という言葉の範囲に当てはまると思いますか?」の「当てはまる」

Page 58: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

56

Ⅲ.アンケート調査票

1.アンケート調査票

以下に今回の調査で使用したアンケート調査票を添付する。

Page 59: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

57

Page 60: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

58

Page 61: 平成21年度 文部科学省「社会人学び直し事業」 「地域情報化人 … · 地域のコミュニティづくりの動向や課題について 91.5% ⑥ 80.6% ③

59