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AEO（認定事業者）制度Authorized Economic Operator
東京税関 業務部
総括認定事業者管理官
次第
1. AEO制度とは
2. 日本のAEO制度
3. AEOになるためには
4. AEO相互承認
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2001年（平成13年）9月11日 アメリカで同時多発テロ発生
2001年（平成13年）11月アメリカ政府がC-TPAT(Customs-Trade Partnership Against Terrorism)を導入
2005年から2006年にかけてＷＣＯ（世界税関機構）がサプライチェーンの安全と貿易円滑化を目的として「基準の枠組み」をまとめる
ＡＥＯの要件・・・税関が定める要件の遵守、商業上の記録を管理する適正な体制、職員への教育、貨物の安全確保、施設の安全確保 など
ベネフイット・・・迅速な貨物の引取り、貨物検査の低減、手数料や料金
の低減
1. ＡＥＯ制度とは
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コンプライアンスとセキュリティに優れた事業者を税関が認定し、
認定された者については通関手続きの簡素化等のベネフィット
を与える制度
ＡＥＯ制度とは
迅速な貨物の引取り
貨物検査の低減
手数料や料金の低減
法令遵守と保安対策に優れた
者に対しては、関与を減少させる
ＡＥＯ以外の者に取締を集中
ＡＥＯは 税関は
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ＡＥＯ
ＡＥＯ
ＡＥＯ
企業分類管理(Classified Management of Enterprises)
ＳＴＰ(Secure Trade Partnership)
ＳＥＳ(Secure Export Scheme)
ＰＩＰ(Partner in Protection)
諸外国のＡＥＯ制度
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2. 日本のＡＥＯ制度
輸入者輸出者製造者
運送者 倉庫業者通関業者
対象
80者
48者240者 3者 97者
－
（保税蔵置場）（保税工場）
※平成24年4月11日現在承認・認定者数
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一般の輸出申告
搬入
許可
税関手続
検査
税関手続
船積み審査
申告
申告
許可
船積予定地を管轄する税関
特定輸出申告
船積み
税関手続
審査・検査
蔵置場所を管轄する税関
輸出申告制度
コンテナヤード
コンテナヤード（保税地域）
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通常の申告
引取時の手続
入港 輸入（納税）申告 審査・検査 納税 輸入許可 引取
★納税に関する審査・検査を基本的に省略特例輸入
輸入申告 入港 輸入許可
事前の申告が可能
翌月末までに申告
納税申告 納税
納税申告 納税
納税申告 納税
入港
引取時の手続
輸入申告 輸入許可
入港輸入許可
貨物到着前の許可が可能
納税申告の一括化を選択可能
輸入申告制度
（※担保提供が必要な場合あり）
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○財務要件：流動比率100%以上または自己資本比率30%以上○格付要件：格付機関からA格相当以上の格付を取得
○財務要件：当座比率100%以上 かつ自己資本比率30%以上※（※四半期決算非開示の法人は50%以上）
○格付要件：格付機関からA格相当以上の格付を取得
（注）以下の要件は変更なし○過去1年間において加算税が課された場合○期限後特例申告を行った場合
（いずれかに該当する場合は担保必要）
（例外）上記に該当しない場合でも、下記のいずれかを満たす場合は担保不要①四半期決算の法人の場合、直近決算時の流動比率が
100%未満であっても、それが二期連続していない場合②完全親会社（国内法人に限る）が財務要件、格付要件、上記①のいずれかを満たす場合
特例申告における担保を不要とする要件の見直し（平成24年4月1日実施）
（担保不要⇒いずれかの要件を満たすことが必要）
（担保不要⇒いずれかの要件を満たすことが必要）
見直し前
見直し後
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一定期間法令違反がないこと
暴力団員等が関与していないこと
業務を適正に遂行する能力を有していること
法令遵守規則を定めていること
ＮＡＣＣＳを使用して業務を行う能力を有していること
4. ＡＥＯになるためには
承認要件
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セキュリティ確保のための貨物管理体制の整備
社内体制の整備
適正な税関手続きを実施するための各種手順の整備
監査体制の整備
教育研修体制の整備
業務委託先の的確な選定・指導・管理
報告連絡体制（社内・税関）の整備
帳簿書類の適正な作成・保管
ＡＥＯとして要求される事項
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承認に向けて
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スケジュール 事業者 税関
①社内検討
・社内でＡＥＯ制度への参加について検討・管轄税関のＡＥＯ担当部門に相談
・面談日時の設定
②意思確認現状把握
・税関との面談・事業概要・会社組織の説明・申請について社の方針の決定（全社的取組みが必要）
・ＡＥＯ制度の趣旨、目的、必要事項の説明
③体制の整備
・法令遵守体制の整備→総括管理部門、法令監査部門の設置
・各部門の独立性・中立性（牽制効果）の確認
④－１法令遵守規則（ＣＰ）業務手順書の整備
・法令遵守規則（ＣＰ）の作成・ＣＰに付随する各種業務手順書（ドラフト版）の作成・各部門における業務実態との整合性及び実効性の確認
・以下の点について確認→必要事項の記載→ＣＰと業務手順書の整合性
④－２自己評価
・ＣＰの記載内容等に関するチェックシートによる自己評価 ・チェックシートの内容について確認及び助言
④－３実地調査
・事業部門での業務内容とＣＰ、業務手順書との整合性の証明・ＣＰ及び業務手順書の実効性・継続性の確認・セキュリティ対策の確認
申請⑤申請
・承認又は認定申請書及び関係書類の提出・承認又は認定申請書及び関係書類の受理・提出された書類の審査
承認又は認定⑥承認又は認定
・承認又は認定通知書の交付
⑦監査
・監査手順書に基づき、計画的に内部監査の実施→承認又は認定後における実務と、ＣＰ及び業務手順書の整合性を確認するため、チェックシート等に基づき監査し、監査結果を税関へ報告
・事後監査の実施→ＣＰ等に基づき適正な業務が行われているか→監査結果の講評→業務改善の求めの発出（適正な業務が行われていない場合）
繰り返し
検討段階
税関と面談
不具合があれば再検討
税関と面談電話・メール
税関と面談電話・メール
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承認（認定）までのおおよその流れ
日本
EU
カナダ
米国
NZ
ｼﾝｶﾞﾎﾟｰﾙ
中国
韓国
ﾖﾙﾀﾞﾝ
ﾏﾚｰｼｱ
スイス ﾉﾙｳｪｰ
ｻﾝﾏﾘﾉ
ｱﾝﾄﾞﾗ
出典: AEO コンペンディアム（WCO策定：2011年６月改訂版）
署名済み
協議・研究中
5. ＡＥＯ相互承認
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ＡＥＯ相互承認の一般的効果の例
ＡＥＯ輸出者
（輸出申告） （輸入申告）
相手国
輸入者
ＡＥＯ輸出者
（輸出申告） （輸入申告）
日 本
AEO制度がない状態
輸出者 輸入者
（輸出申告） （輸入申告）
相互承認後
相互承認前
輸入者
審査・検査が軽減
（ＡＥＯ相互承認効果）
審査・検査が軽減等
（日本国内措置）
審査・検査が軽減等
（日本国内措置）
リードタイム
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東京税関 業務部総括認定事業者管理官ＴＥＬ：０３－３５９９－６３４３E-mail:[email protected]
ご清聴ありがとうございました。
http://www.customs.go.jp/zeikan/seido/kaizen.htm
