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- 1 - NHK テレビ、新聞、民放テレビ、ラジオの信頼度得点は 微増、インターネットは低下 ・各メディアの情報をどの程度信頼しているかを、全面的に信頼している場合は 100 点、全く 信頼をしていない場合は0点、普通の場合は50点として点数をつけてもらったところ、「新聞」 は 68.7点となり、前回調査より 0.1点上昇した。「NHKテレビ」は 70.0点で 0.2点の上昇(前 回調査 69.8点)、「民放テレビ」が59.2点で0.1点の上昇(前回調査59.1点)、「ラジオ」が 58.2点で 0.6点の上昇(前回調査 57.6点)、「インターネット」が 51.4点で 2.1点の低下(前 回調査 53.5点)であった。(資料1ページ、図表1) ・「NHKテレビ」「新聞」「民放テレビ」「ラジオ」の信頼度得点は昨年度より微増したが、「イン ターネット」は低下が大きい。(資料1ページ、図表1) ・この1年間で新聞への信頼感が高くなったと答えた人に尋ねた理由では「情報が正確だから」 34.6%(昨年度比 4.1 ポイント減)がトップ、一方、信頼感が低くなったと答えた人に尋ねた理 由では「特定の勢力に偏った報道をしているから」41.4%(昨年度比 11.7ポイント増)がトップ。 (資料1ページ、図表2) 第 10 回 メディアに関する全国世論調査(2017年) 調査結果の概要 新聞通信事業に関する調査研究、資料収集、講演会の開催などを行っている公益財団法人新聞通 信調査会(理事長 西沢豊)は、2017 年 11 月 2 日から 21 日に「第 10 回メディアに関する全国世論 調査(2017年)」を実施しました。 調査は、全国の 18 歳以上の 5,000 人を対象に訪問留置法で行い、63.4%、3,169 人から回答を得 ました。特定のメディアのユーザーに偏らない、国民全体を代表するサンプル設計(住民基本台帳 を用いた層化二段無作為抽出)が特徴です。調査結果の概要は以下の通りです。 2018年1月 公益財団法人 新聞通信調査会 主 な 調 査 結 果

第10回 メディアに関する全国世論調査(2017年) …...- 1 - NHKテレビ、新聞、民放テレビ、ラジオの信頼度得点は 微増、インターネットは低下

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- 1 -

NHK テレビ、新聞、民放テレビ、ラジオの信頼度得点は 微増、インターネットは低下

・各メディアの情報をどの程度信頼しているかを、全面的に信頼している場合は 100 点、全く

信頼をしていない場合は0点、普通の場合は 50 点として点数をつけてもらったところ、「新聞」

は 68.7 点となり、前回調査より 0.1 点上昇した。「NHK テレビ」は 70.0 点で 0.2 点の上昇(前

回調査 69.8 点)、「民放テレビ」が 59.2 点で 0.1 点の上昇(前回調査 59.1 点)、「ラジオ」が

58.2 点で 0.6 点の上昇(前回調査 57.6 点)、「インターネット」が 51.4 点で 2.1 点の低下(前

回調査 53.5 点)であった。(資料1ページ、図表1)

・「NHK テレビ」「新聞」「民放テレビ」「ラジオ」の信頼度得点は昨年度より微増したが、「イン

ターネット」は低下が大きい。(資料1ページ、図表1)

・この1年間で新聞への信頼感が高くなったと答えた人に尋ねた理由では「情報が正確だから」

34.6%(昨年度比 4.1 ポイント減)がトップ、一方、信頼感が低くなったと答えた人に尋ねた理

由では「特定の勢力に偏った報道をしているから」41.4%(昨年度比 11.7 ポイント増)がトップ。

(資料1ページ、図表2)

第 10 回 メディアに関する全国世論調査(2017年)

調査結果の概要

新聞通信事業に関する調査研究、資料収集、講演会の開催などを行っている公益財団法人新聞通

信調査会(理事長 西沢豊)は、2017 年 11 月 2 日から 21 日に「第 10 回メディアに関する全国世論

調査(2017 年)」を実施しました。

調査は、全国の 18 歳以上の 5,000 人を対象に訪問留置法で行い、63.4%、3,169 人から回答を得

ました。特定のメディアのユーザーに偏らない、国民全体を代表するサンプル設計(住民基本台帳

を用いた層化二段無作為抽出)が特徴です。調査結果の概要は以下の通りです。

2018年1月

公益財団法人 新聞通信調査会

主 な 調 査 結 果

Page 2: 第10回 メディアに関する全国世論調査(2017年) …...- 1 - NHKテレビ、新聞、民放テレビ、ラジオの信頼度得点は 微増、インターネットは低下

- 2 -

ネットニュース閲覧率、新聞朝刊閲読率を上回る

・新聞朝刊閲読率とスマートフォンやパソコンを利用したインターネットニュース閲覧率の時

系列変化を見ると、新聞朝刊閲読率は 2010 年度 82.9%から今回 68.5%に低下、一方、インター

ネットニュース閲覧率は 2010 年度 57.1%から今回 71.4%に上昇し、初めてインターネット

ニュース閲覧率が新聞朝刊閲読率を上回った。(資料2ページ、図表3)

・将来の新聞について、「インターネットなどの普及により新聞の役割が少なくなってくる」と考

える役割減少派は 49.6%、「今までどおり、新聞が報道に果たす役割は大きい」と考える役割持

続派は 34.4%となった。この質問を始めた 2009 年度調査以来、2014 年度に初めて役割減少派が

役割持続派を上回り、それ以降、役割減少派の増加、役割持続派の減少傾向が続いてきた。今回

は両者の差が 15.2 ポイントに開いた。(資料2ページ、図表4)

ネットニュースを見る時に使用するのはスマートフォン・携帯電話が 80.3%、モバイルのみでの閲覧が 59.2%・インターネットニュースを見る時に使用する機器は「スマートフォン・携帯電話」が 80.3%

(昨年度比 3.1 ポイント増)と突出、「パソコン」が 40.4%(昨年度比 5.2 ポイント減)、「タ

ブレット」が 13.4%(昨年度比 0.1 ポイント減)であった(複数回答)。使用機器の回答から、

「モバイルのみ」「パソコンとモバイル」「パソコンのみ」に分類すると、「モバイルのみ」が

59.2%、「パソコンとモバイル」が 25.6%、「パソコンのみ」が 14.9%であった。(資料3ペー

ジ、図表5)

・「モバイルのみ」は、70 代以上の 40.4%から 18~19 歳の 82.5%にかけて、年代が下がるに

つれて多くなった。(資料3ページ、図表6)

ネットニュースを見る時のアクセスはポータルサイトが 85.5%、SNS は若い世代ほど多い

・インターネットニュースを見る時にどこにアクセスするかを質問したところ、「ポータルサイ

トやアプリ」が 85.5%と突出して最も多く、次いで「SNS」が 31.8%、「新聞社・通信社・テレビ

放送局の公式サイトやアプリ」が 20.5%であった(複数回答)。(資料4ページ、図表7)

・年代別に見ると、「ポータルサイトやアプリ」は、20~60 代では 80%台、70 代以上でも 78.2%

と最も多いアクセス先であった。「SNS」は、男性(25.8%)より女性(37.7%)で多く、年代

別では、年代が低いほど多くなる傾向が顕著であった。(資料4ページ、図表8)

ネットニュースを見る時にニュースの出所を気にするのは42.5%、気にしないが 57.1%と上回る

・インターネットニュースを見る時に、ニュースの出所を気にするか尋ねたところ、「気にする」

と答えた人が 42.5%、「気にしない」と答えた人が 57.1%となった。(資料5ページ、図表9)

主 な 調 査 結 果 (つづき)

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- 3 -

憲法改正、新聞は政党間の違い、現行憲法の解説を ・憲法改正問題に関する情報をどのメディアから入手しているか質問したところ、「民放テレビ」

を挙げた人が 58.3%と最も多く、以下、「NHK テレビ」が 57.0%、「新聞」が 54.2%、「インターネッ

ト」が 37.3%という結果になった(複数回答)。(資料7ページ、図表 14)

・憲法改正問題に関する情報で分かりやすいと思うメディアを挙げてもらったところ、「民放テレ

ビ」が 47.7%、「NHK テレビ」が 44.4%、「新聞」が 43.7%、「インターネット」が 24.9%という

結果になった(複数回答)。(資料7ページ、図表 14)

・国会で憲法改正問題が議論されていく中で新聞に期待する報道を尋ねたところ、「政党の意見の

違いがよく分かるような報道をしてほしい」が 50.6%で最も多く、この質問を始めた 2013 年度か

ら昨年度まで最も多かった「現行の憲法について詳しく解説してほしい」(49.5%)を上回った(複

数回答)。(資料8ページ、図表 16)

フェイクニュースという言葉の認知率は 41.9%

・フェイクニュースという言葉を「知っている」と答えた人が 41.9%、「聞いたことはあるが内

容はわからない」と答えた人が 24.4%、「知らない」と答えた人が 33.4%であった。(資料6ペー

ジ、図表 11)

・フェイクニュースという言葉の説明をした上で、ふだんニュースに接する時にフェイクニュー

スがあるかもしれないと意識しているか尋ねたところ、「意識している」と答えた人が 41.4%、「意

識していない」と答えた人が 34.6%となった。年代別では、40 代以下の若中年層で「意識してい

る」と答えた人が 50%を超えた。(資料6ページ、図表 12)

・フェイクニュースの拡散を防ぐために、何らかの規制が必要と思うか尋ねたところ、「業界によ

る自主規制が必要だと思う」と答えた人が 39.3%で最も多く、「政府による規制が必要だと思う」

は 12.9%、「NPO など有志等による民間の検証が必要だと思う」は 12.7%であった。一方、「規制

や検証は必要ないと思う」と答えた人は 4.8%であった。(資料6ページ、図表 13)

衆院選報道「党や候補者の政策や主張の違い」の充実を ・衆議院選挙報道について、各メディアの印象を聞いたところ、新聞は「投票する候補者や政党を

決める際に、参考になった」で 39.8%と1位となった。(資料9ページ、図表 17)

・民放テレビは「政党再改編の動きについての報道や情報が分かりやすかった」で 53.2%、「選挙

前の当落予想や情勢報道を参考にした」で 46.1%、「各政党の政策や主張についての報道や情報が

分かりやすかった」で 45.1%と1位になった。また、「候補者の個人的な問題や不祥事についての

報道や情報が多かった」は、70.4%で他のメディアを圧倒した。(資料9ページ、図表 17)

・選挙報道でもっと充実してほしいと思った内容について尋ねたところ、「党や候補者の政策や主

張の違いについて」が 62.9%で最も多く、以下、「党の公約(マニフェスト)の分析や専門家の意

見」が 40.1%、「候補者の政治実績や経験について」が 30.7%となった(複数回答)。(資料9ペー

ジ、図表 18)

主 な 調 査 結 果 (つづき)

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- 4 -

その他の調査結果の主な内容

≪各メディアの印象・信頼度≫

1.各メディアの情報の信頼度は?

●1位「NHK テレビ」70.0 点、2位「新聞」68.7 点、3位「民放テレビ」59.2 点

2.各メディアにつけた信頼度得点に影響が大きかったのは?

●「情報が分かりやすい」「情報源として欠かせない」「社会的影響力がある」

3.各メディアの信頼感の変化は?

●この1年間で新聞の信頼感が「低くなった」が 7.9%

理由は「特定の勢力に偏った報道をしているから」41%がトップ。

4.各メディアの印象は?

●情報が役に立つ「新聞」、信頼と社会的影響力があり、分かりやすい「NHK テレビ」、

面白い「民放テレビ」、手軽で、欠かせず、情報量が多い「インターネット」

5.報道の自由についてどう思う?

●「報道の自由は常に保障されるべきだ」が 83%

6.世論調査は人々の意見を反映しているか?

●「反映している」33%、「反映していない」27%

≪フェイクニュースについて≫

7.フェイクニュースという言葉を知っている?

●「知っている」42%、「知らない」33%

8.ふだん、フェイクニュースがあるかもしれないと意識する?

●「意識している」41%、「意識していない」35%

9.フェイクニュース拡散を防ぐために規制は必要?

●「業界による自主規制が必要だと思う」39%

≪憲法改正問題に関する報道≫

10.憲法改正問題に関心がある?

●「関心がある」71%と昨年度同様、高く

11.憲法改正問題に関する情報を入手しているメディアは?

●「民放テレビ」58%、「NHK テレビ」57%、「新聞」54%

12.憲法改正問題に関する情報で分かりやすいメディアは?

●「民放テレビ」48%、「NHK テレビ」「新聞」共に 44%

13.今後、新聞に期待する憲法改正問題報道は?

●新聞は「政党の意見の違い」「現行憲法の解説」についての報道を

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≪2017 年 10 月の衆院選報道≫

14.どの候補者・政党に投票するかを決めたのはいつ?

●「選挙期間の後半」31%、「投票日当日」27%、若い世代ほど「当日」が多い

15.各メディアの衆院選に関する報道の印象は?

●民放テレビの印象強く

新聞は「投票する候補者や政党を決める際に、参考になった」で 40%

16.選挙報道で充実してほしいと思ったのは?

●「党や候補者の政策や主張の違いについて」63%

≪新聞への意見≫

17.新聞についてどう思う?

●情報の「多様性」「正確性」「責任感」に高い評価

「多種多様な情報を知ることができる」が 68%

18.新聞の政治に対する態度についてどう思う?

●「不正を追及」に 40%が肯定

「政治家について全て報道している」には変わらず厳しい評価

19.新聞の政治的立場についてどう思う?

●欧米のように政治色を出すことに否定的なのは昨年度と変わらず

「独自色」は 16%、「不偏不党」は 64%

20.新聞の記事の満足度は?

●ラ・テ欄、地元記事、社会記事など、身近な事柄についての記事の満足度が高い

21.新聞全般の満足度は?

●満足している人は 50%、不満な人は 9%。高年齢層で満足度が高い

≪生活の中の新聞≫

22.新聞を読んでいる人は?

●「読んでいる」は朝刊 69%、夕刊 23%。朝夕刊の閲読率は減少の一途

23.この1年間で新聞を読む回数や時間に変化は?

●「変わらない」が 78%、「減った」が 17%

24.新聞を読む時間は?

●平均時間は 27 分で前回から微増。若い世代ほど短い

25.新聞を読む場所は?

●新聞を読むのは朝刊、夕刊共に自宅が中心

26.新聞を読む理由は?

●新聞を読むことは生活の一部

1位「習慣になっている」(55%)、2位「世間の動きが分かる」(46%)

27.よく読む新聞記事は?

●身近な記事が人気

1位「社会に関する記事」、2位「地元に関する記事」

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28.新聞を読まない理由は?

●1位「テレビやインターネットなど他の情報で十分だから」(74%)

2位「新聞を取っていない」(45%)

29.戸別配達をどう思う?

●日本独特の戸別配達制度、「続けてほしい」66%。2012 年度より減少続く

30.夕刊の発行をどう思う?

●「続けてほしい」は 16%、「なくてもよい」が 37%

31.月ぎめ新聞の購読状況は?

●71%が購読、購読率は減少傾向が続く

32.新聞の購読料をどう思う?

●「妥当」とする人が 53%、「高い」とする人が 44%

33.通信社の役割を知っている?

●「知っている」48%、「知らない」51%

「役割を知っている」人の割合は 2012 年度以降、50%前後で推移

34.見たり聞いたりしたことがある通信社は?

●1位「共同通信社」(70%)、2位「ロイター通信」(68%)

≪新聞のこれからとインターネット≫

35.インターネットのニュースをどの程度見る?

●「インターネットニュースを毎日見る」20~50 代では半数超

毎日閲覧は女性、50 代以上で増加

36.よく見るインターネットニュースの記事は?

●1位「スポーツ・芸能に関する記事」(72%)、2位「社会に関する記事」(59%)

37.インターネットニュースを見る時、アクセスするのは?

●ポータルサイトが 86%、SNS は若い世代ほど多い

38.インターネットニュースを見る時に使用する機器は?

●スマートフォン・携帯電話が 80%、モバイルのみでの閲覧が 59%

39.インターネットニュースを見る時に出所を気にするか?

●「気にする」43%、「気にしない」57%

40.将来の新聞の役割についてどう思う?

●新聞の役割減少派 50%、役割持続派 34%。役割減少派が役割持続派を突き放す勢い

「新聞の役割が少なくなってくる」は年代が低いほど優勢

41.電子新聞の利用意向は?

●利用希望は伸びず。「利用してみたい」は 10%と減少傾向

42.電子新聞の許容購読料金は?

●単独での購読、セットでの購読ともに購読したくない人が多数、購読料金は低価格帯に集中

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- 7 -

調査の概要

●調査地域

全国

●調査対象

18 歳以上男女個人(5,000 人)

●サンプリング法

住民基本台帳からの層化二段無作為抽出法

●回収サンプルの構成

回収数 3,169(63.4%)

<性別> <年代別>

総数 男性 女性 18~

19 歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代

70 代

以上

3,169 1,526 1,643 63 274 422 567 504 601 738

100.0% 48.2% 51.8% 2.0% 8.6% 13.3% 17.9% 15.9% 19.0% 23.3%

●調査方法

専門調査員による訪問留置法

●実査時期

2017 年 11 月 2 日から 21 日

●調査委託機関

一般社団法人 中央調査社

第 10 回 メディアに関する全国世論調査(2017 年)

2018 年 1 月発行

発行 公益財団法人 新聞通信調査会

東京都千代田区内幸町2-2-1

日本プレスセンタービル1階

電話 03-3593-1081

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資料 1

NHK テレビ、新聞、民放テレビ、ラジオの信頼度得点は微増、 インターネットは低下

・ 各メディアの情報をどの程度信頼しているかを、全面的に信頼している場合は 100 点、全く信頼を

していない場合は0点、普通の場合は 50 点として点数をつけてもらったところ、「新聞」は 68.7

点となり、前回調査より 0.1 点上昇した。「NHK テレビ」は 70.0 点で 0.2 点の上昇(前回調査 69.8

点)、「民放テレビ」が 59.2 点で 0.1 点の上昇(前回調査 59.1 点)、「ラジオ」が 58.2 点で 0.6

点の上昇(前回調査 57.6 点)、「インターネット」が 51.4 点で 2.1 点の低下(前回調査 53.5 点)

であった。

・ 「NHK テレビ」「新聞」「民放テレビ」「ラジオ」の信頼度得点は昨年度より微増したが、「インター

ネット」は低下が大きい。

・ この1年間で新聞への信頼感が高くなったと答えた人に尋ねた理由では「情報が正確だから」

34.6%(昨年度比 4.1 ポイント減)がトップ、一方、信頼感が低くなったと答えた人に尋ねた理由で

は「特定の勢力に偏った報道をしているから」41.4%(昨年度比 11.7 ポイント増)がトップ。

図表1 各メディアの情報信頼度(時系列)

図表2 新聞の信頼感変化の理由

74.0 73.5 73.5 74.3 70.1

72.5 71.1 70.2 69.8 70.0

72.070.9 72.0 72.0 68.9 70.7 69.2 69.4 68.6 68.765.4 63.6 65.3 63.8

60.3

60.4

60.2 61.0 59.1 59.2 63.6

61.6 61.6 63.158.6

60.6

59.7 59.7 57.6 58.258.0 58.2 58.0 56.3 53.3 54.1 54.0 53.7 53.551.4

48.246.4 47.1

44.1 44.6 44.7 44.3 45.5 44.7 45.0

20

50

80

2008

年度

2009

年度

2010

年度

2011

年度

2012

年度

2013

年度

2014

年度

2015

年度

2016

年度

今回

調査

NHKテレビ

新聞

民放テレビ

ラジオ

インターネット

雑誌

(点)

全く

信頼して

いない

全面的に

信頼して

いる

中間

情報が正確だから特定の勢力に偏った報道をしているから

根拠に基づく情報を報道しているから

政府や財界の主張通りに報道するだけだから

公正・中立な立場で報道しているから

報道する側のモラルが低下したから

報道する側のモラルが高い水準にあるから

臆測による情報も流しているから

政府や財界に迎合しないから

誤報があったから

34.6

21.8

20.3

12.0

2.3

38.7

14.1

23.9

9.9

2.8

(%)

今回調査(n=133)

昨年度調査(n=142)

41.4

15.9

13.1

9.2

4.8

29.7

13.1

20.1

8.3

9.6

(%)

今回調査(n=251)

昨年度調査(n=229)

新聞への信頼感が高くなった理由 新聞への信頼感が低くなった理由

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資料 2

ネットニュース閲覧率、新聞朝刊閲読率を上回る

・ 新聞朝刊閲読率とスマートフォンやパソコンを利用したインターネットニュース閲覧率の時系列変

化を見ると、新聞朝刊閲読率は 2010 年度 82.9%から今回 68.5%に低下、一方、インターネットニュー

ス閲覧率は 2010 年度 57.1%から今回 71.4%に上昇し、初めてインターネットニュース閲覧率が新

聞朝刊閲読率を上回った。また、新聞朝刊を毎日閲読する割合は、2010 年度 61.8%から今回 48.6%

に低下、インターネットニュースを毎日閲覧する割合は 2010 年度 25.5%から今回 43.4%に上昇し、

両者の差は 2010 年度には 36.3 ポイントあったが、今回調査では 5.2 ポイントに縮まった。

図表3 新聞朝刊閲読状況、インターネットニュース閲覧状況(時系列)

新聞の役割減少派、役割持続派を突き放す勢い

・ 将来の新聞について、「インターネットなどの普及により新聞の役割が少なくなってくる」と考え

る役割減少派は 49.6%、「今までどおり、新聞が報道に果たす役割は大きい」と考える役割持続

派は 34.4%となった。この質問を始めた 2009 年度調査以来、2014 年度に初めて役割減少派が役割

持続派を上回り、それ以降、役割減少派の増加、役割持続派の減少傾向が続いてきた。今回は両者

の差が 15.2 ポイントに開いた。

図表4 将来の新聞についての意見(時系列)

82.9 82.6 78.7 79.3 76.9 73.8

70.4

68.5 61.8 61.4

57.8 57.655.1 52.8

50.2 48.657.1 55.2

58.4 60.8 64.7

66.069.6

71.4

25.5 25.1 25.7 28.3 31.436.2

42.9 43.4

0

20

40

60

80

100

2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 今回調査

新聞朝刊閲読

新聞朝刊毎日閲読

インターネットニュース

閲覧

インターネットニュース

毎日閲覧

(%)

32.7

38.7 36.5 37.4

40.2

43.1 43.0 47.1

49.6 49.3

43.746.1 45.2 43.7

40.2 39.835.6 34.4

0

10

20

30

40

50

60

2009

年度

2010

年度

2011

年度

2012

年度

2013

年度

2014

年度

2015

年度

2016

年度

今回

調査

役割減少派

「インターネットなどの

普及により新聞の役

割が少なくなってくる」

役割持続派

「今までどおり、新聞

が報道に果たす役割

は大きい」

(%)

Page 10: 第10回 メディアに関する全国世論調査(2017年) …...- 1 - NHKテレビ、新聞、民放テレビ、ラジオの信頼度得点は 微増、インターネットは低下

資料 3

ネットニュースを見る時に使用するのはスマートフォン・携帯電話が 80.3%、モバイルのみでの閲覧が 59.2%

・ インターネットニュースを見る時に使用する機器を質問したところ、「スマートフォン・携帯電話」

が 80.3%と突出して最も多かった。次いで「パソコン」が 40.4%、「タブレット」は 13.4%であっ

た(複数回答)。

・ 昨年度調査と比較すると、「スマートフォン・携帯電話」が 3.1 ポイント増加、「パソコン」が

5.2 ポイント減少となった。

・ インターネットニュースを見る時に使用する機器の回答から、「モバイルのみ」「パソコンとモバ

イル」「パソコンのみ」に分類すると、「モバイルのみ」が 59.2%、「パソコンとモバイル」が

25.6%、「パソコンのみ」が 14.9%であった。

・ 年代別に見ると、「モバイルのみ」は、男女共に、また、年代別では 60 代以下で、「パソコンと

モバイル」「パソコンのみ」の割合を上回った。「モバイルのみ」は、男性(47.1%)より女性(71.3%)

で多く、年代別では、70 代以上の 40.4%から 18~19 歳の 82.5%にかけて、年代が下がるにつれ

て多くなった。

図表5 インターネットニュースを見る時に使用する機器

(複数回答、n=2,262 インターネットニュースを見る人に)

図表6 インターネットニュースを見る時に使用する機器(性別・年代別)

モバイルのみ,

59.2パソコンと

モバイル,

25.6

パソコン

のみ,

14.9

その他,

0.4(%)スマートフォン・携帯電話

パソコン

タブレット

その他

80.3

40.4

13.4

0.0

77.2

45.6

13.5

0.1

(%)

上段が今回調査

下段が昨年度調査

47.1

71.3

82.5

75.171.6

63.6

51.1

43.8

40.432.3

18.914.3

22.225.9 25.5

32.7

25.9

16.120.4

9.3 3.22.7 2.5

10.416.1

30.3

40.9

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

モバイルのみ

パソコンとモバイル

パソコンのみ

【性別】 【年代別】

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資料 4

ネットニュースを見る時のアクセスはポータルサイトが85.5%、SNS は若い世代ほど多い

・ インターネットニュースを見る時にどこにアクセスするかを質問したところ、「ポータルサイトや

アプリ」が 85.5%と突出して最も多かった。次いで「SNS」が 31.8%、「新聞社・通信社・テレビ

放送局の公式サイトやアプリ」が 20.5%であった(複数回答)。

・ 年代別に見ると、「ポータルサイトやアプリ」は、20~60 代では 80%台、70 代以上でも 78.2%と

最も多いアクセス先であった。「SNS」は、男性(25.8%)より女性(37.7%)で多く、年代別で

は、年代が低いほど多くなる傾向が顕著であった。

図表7 インターネットニュースを見る時のアクセス先(複数回答、n=2,262 インターネットニュースを見る人に)

図表8 インターネットニュースを見る時のアクセス先(性別・年代別)

ポータルサイトやアプリ(Yahoo!、Googleなど)

SNS(LINE、Twitter、Facebookなど)

新聞社・通信社・テレビ放送局の公式サイトやアプリ

その他

85.5

31.8

20.5

4.2

(%)

87.283.9

54.0

80.887.2 89.1 88.6 87.6

78.2

25.8

37.7

76.2

62.1

42.7

32.5

20.5

13.2 13.0

23.817.2

11.114.6

17.822.6

21.4 21.626.9

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

ポータルサイトやアプリ

(Yahoo!、Googleなど)

SNS(LINE、Twitter、

Facebookなど)

新聞社・通信社・テレビ

放送局の公式サイトや

アプリ

【性別】 【年代別】

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資料 5

ネットニュースを見る時にニュースの出所を気にするのは42.5%、気にしないが 57.1%と上回る

・ インターネットニュースを見る時に、ニュースの出所を気にするか尋ねたところ、「気にする」と

答えた人が 42.5%(「いつも気にする」10.4%と「まあ気にする」32.1%の計)、「気にしない」

と答えた人が 57.1%(「全く気にしない」11.8%と「あまり気にしない」45.2%の計)となった。

・ 性別、年代別に関わらず、「気にしない」と答えた人が「気にする」と答えた人より多くなった。

中でも、性別では女性、年代別では 20 代以下と 60 代で 60%を超えた。

図表9 インターネットニュースを見る時に、ニュースの出所を気にするか (n=2,262 インターネットニュースを見る人に)

図表 10 インターネットニュースを見る時に、ニュースの出所を気にするか(性別・年代別)

10.4 32.1

0.4

45.2 11.8

(%)

いつも気にする まあ気にする 無回答 あまり気にしない 全く気にしない

「気にする」 42.5% 「気にしない」 57.1%

47.4

37.6

27.0

39.146.7 48.1

42.537.3 37.8

52.361.8

73.0

60.953.1 51.5

57.562.2 59.6

0

20

40

60

80

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)気にする(計)

気にしない(計)

【性別】 【年代別】

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資料 6

フェイクニュースという言葉の認知率は 41.9%

・ フェイクニュースという言葉を「知っている」と答えた人が 41.9%、「聞いたことはあるが内容

はわからない」と答えた人が 24.4%、「知らない」と答えた人が 33.4%であった。

・ フェイクニュースという言葉の説明をした上で、ふだんニュースに接する時にフェイクニュースが

あるかもしれないと意識しているか尋ねたところ、「意識している」と答えた人が 41.4%、「意

識していない」と答えた人が 34.6%となった。年代別では、40 代以下の若中年層で「意識してい

る」と答えた人が 50%を超えた。

・ フェイクニュースの拡散を防ぐために、何らかの規制が必要と思うか尋ねたところ、「業界による

自主規制が必要だと思う」と答えた人が 39.3%で最も多く、「政府による規制が必要だと思う」

は 12.9%、「NPO など有志等による民間の検証が必要だと思う」は 12.7%であった。一方、「規

制や検証は必要ないと思う」と答えた人は 4.8%であった。

図表 11 フェイクニュースという言葉の認知 (n=3,169 全員に)

図表 12 ニュースに接する時にフェイクニュースを意識しているか(性別・年代別) (n=3,169 全員に)

図表 13 フェイクニュースの拡散を防ぐために、何らかの規制が必要と思うか (n=3,169 全員に)

43.739.3

55.6 52.258.3

51.044.0

34.8

22.9

34.9 34.4

23.828.1

23.232.3

36.9

39.1 41.2

0

20

40

60

80

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)意識している

意識していない

何らかの規制や

検証が必要(計)

64.9%

知っている

41.9

聞いたことはあるが

内容は分からない

24.4

無回答

0.2

知らない

33.4

(%)

意識している

41.4

意識していない

34.6

分からない

23.2

無回答

0.7(%)

政府による規制

が必要だと思う

12.9

業界による自主

規制が必要だと

思う

39.3

NPOなど有志等

による民間の検

証が必要だと思う

12.7

規制や検証は必

要ないと思う

4.8

分からない

29.2

無回答

1.1

(%)

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資料 7

憲法改正報道、民放テレビ、NHK テレビ、新聞が優勢、 インターネットは増加傾向

・ 憲法改正問題に関する情報をどのメディアから入手しているか質問したところ、「民放テレビ」を

挙げた人が 58.3%と最も多く、以下、「NHK テレビ」が 57.0%、「新聞」が 54.2%、「インター

ネット」が 37.3%という結果になった(複数回答)。前回調査と比べると、民放テレビが 1.3 ポ

イント、新聞が 1.6 ポイント、雑誌・書籍が 1.4 ポイント、それぞれ減少した。一方、NHK テレビ

が 1.3 ポイント、インターネットが 2.1 ポイント、それぞれ増加した。

・ 憲法改正問題に関する情報で分かりやすいと思うメディアを挙げてもらったところ、「民放テレビ」

が 47.7%、「NHK テレビ」が 44.4%、「新聞」が 43.7%、「インターネット」が 24.9%という結果

になった(複数回答)。前回調査と比べると、民放テレビが 2.4 ポイント、NHK テレビが 6.3 ポイ

ント、新聞が 0.9 ポイント、インターネットが 1.7 ポイント、それぞれ増加した。

図表 14 憲法改正問題について:情報入手しているメディアと情報が分かりやすいメディア(時系列)

(複数回答)

民放テレビ

NHKテレビ

新聞

インターネット

雑誌・書籍

入手していない/分かりやすいと思うメディアはない

情報を入手しているメディア

(n=3,169 全員に)

情報が分かりやすいメディア

(n=2,780 情報を入手している人に)

54.255.858.5

60.358.3 57.0

55.7

61.2

59.8

54.1

58.359.6

65.5

57.9

52.6

10.0

11.49.010.9

10.1

37.335.232.3

25.821.2

11.5

10.58.210.7

14.8

0

10

20

30

40

50

60

70

今回調査2016

年度

2015

年度

2014

年度

2013

年度

(%)

43.7

42.8

43.547.8

49.3

44.4

38.1

45.5

47.945.5

47.745.353.6

48.4

45.7

7.5

7.75.4

7.57.5

24.923.220.0

17.415.7

7.3

8.77.1

6.87.10

10

20

30

40

50

60

70

今回調査2016

年度

2015

年度

2014

年度

2013

年度

(%)

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資料 8

国民の憲法改正への関心は依然高く 憲法改正、新聞は政党間の違い、現行憲法の解説を

・ 憲法改正問題に、「関心がある」と答えた人が 70.5%(「非常に関心がある」21.0%と「やや関

心がある」49.5%の計)、「関心がない」と答えた人が 28.7%(「全く関心がない」6.0%と「あ

まり関心がない」22.7%の計)となった。

図表 15 憲法改正問題への関心(時系列) (n=3,169 全員に)

・ 国会で憲法改正問題が議論されていく中で新聞に期待する報道を尋ねたところ、「政党の意見の違

いがよく分かるような報道をしてほしい」が 50.6%で最も多く、この質問を始めた 2013 年度から

昨年度まで最も多かった「現行の憲法について詳しく解説してほしい」(49.5%)を上回った(複

数回答)。

図表 16 新聞に期待する憲法改正問題に関する報道 (複数回答、n=3,169 全員に)

関心が 関心が

ある ない

(計) (計)

70.5 28.7

70.9 28.4

74.9 24.3

69.9 29.1

69.7 29.8

21.0

23.8

27.3

22.5

21.9

49.5

47.1

47.6

47.4

47.8

22.7

23.2

19.7

25.5

24.1

6.0

5.2

4.6

3.6

5.6

0.8

0.7

0.8

0.9

0.6

今回調査

(n=3,169)

2016年度

(n=3,308)

2015年度

(n=3,183)

2014年度

(n=3,270)

2013年度

(n=3,297)

(%)

非常に関心

がある

やや

関心がある

あまり関心

がない

全く

関心がない

無回答

50.6

50.650.451.0

46.949.5

53.052.154.5

56.6

26.6

23.925.7

28.525.6

24.5

26.429.2

26.524.9

23.123.3

27.1

30.8

21.0

14.015.014.3

18.7

10.9

0

10

20

30

40

50

60

今回調査2016年度2015年度2014年度2013年度

(%)

政党の意見の違いがよく分かるような報道を

してほしい

現行の憲法について詳しく解説してほしい

憲法学者など専門家の意見を多く掲載して

ほしい

海外における改憲の実情や、日本の現況に

対する反応を詳しく報道してほしい

国民世論を形成する中心的な役割を果たす

ような報道をしてほしい

憲法改正への賛否については、新聞社の立

場を明確にしてほしい

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資料 9

衆院選報道、民放テレビの印象強く 新聞は「投票する際に、参考になった」で 39.8%

・ 衆議院選挙報道について、各メディアの印象を聞いたところ、新聞は「投票する候補者や政党を決

める際に、参考になった」で 39.8%と1位となったが、民放テレビ(39.7%)と並んだ。

・ 民放テレビは「政党再改編の動きについての報道や情報が分かりやすかった」で 53.2%、「選挙

前の当落予想や情勢報道を参考にした」で 46.1%、「各政党の政策や主張についての報道や情報

が分かりやすかった」で 45.1%と1位になった。

・ 「政党再改編の動きについての報道や情報が分かりやすかった」「選挙前の当落予想や情勢報道を

参考にした」「各政党の政策や主張についての報道や情報が分かりやすかった」は、民放テレビに

続き、2位に NHK テレビ、3位に新聞となった。

・ 「候補者の個人的な問題や不祥事についての報道や情報が多かった」は、民放テレビが 70.4%で

1位と他のメディアを圧倒し、2位の「インターネット」が 22.5%であった。

図表 17 衆議院選挙報道に関する各メディアの印象 (複数回答、n=3,169 全員に) (%)

衆院選報道「党や候補者の政策や主張の違い」の充実を

・ 選挙報道でもっと充実してほしいと思った内容について尋ねたところ、「党や候補者の政策や主張

の違いについて」が 62.9%で最も多く、以下、「党の公約(マニフェスト)の分析や専門家の意

見」が 40.1%、「候補者の政治実績や経験について」が 30.7%となった(複数回答)。

図表 18 選挙報道で充実してほしい内容 (複数回答、n=3,169 全員に)

1  位 2  位 3  位 4  位 5  位

民放テレビ インターネット NHKテレビ 新聞 雑誌

70.4 22.5 16.2 15.4 9.2

民放テレビ NHKテレビ 新聞 インターネット 雑誌

53.2 37.5 28.3 14.4 0.7

民放テレビ NHKテレビ 新聞 インターネット 雑誌

46.1 33.2 26.3 13.7 1.0

民放テレビ NHKテレビ 新聞 インターネット 雑誌

45.1 40.2 34.9 14.4 0.8

新聞 民放テレビ NHKテレビ インターネット 雑誌

39.8 39.7 32.3 15.5 0.9

投票する候補者や政党を決める際

に、参考になった

候補者の個人的な問題や不祥事に

ついての報道や情報が多かった

政党再改編の動きについての報道や

情報が分かりやすかった

選挙前の当落予想や情勢報道を参

考にした

各政党の政策や主張についての報道

や情報が分かりやすかった

党や候補者の政策や主張の違いについて

党の公約(マニフェスト)の分析や専門家の意見

候補者の政治実績や経験について

候補者の個人的な問題に関すること

選挙情勢や当落予想

その他

特にない

62.9

40.1

30.7

9.1

4.4

1.5

18.6

(%)

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資料 10

電子新聞、利用希望は伸びず 購読料は単独、セットともに低価格

・ パソコンや携帯電話、タブレットなどで読むことができる電子新聞の認知率(「現在、利用してい

る」2.1%と「現在利用していないが、利用してみたい」9.5%と「利用したいとは思わない」65.5%

の合計)は 77.1%と、昨年度調査と同じであった。

・ 有料の電子新聞の利用意向を聞いたところ、「現在、利用している」が 2.1%と昨年より 0.9 ポイン

トの減少、「現在利用していないが、利用してみたい」が 9.5%と昨年より 1.2 ポイントの減少となっ

た。一方、「利用したいとは思わない」は 65.5%と昨年より 2.1 ポイントの増加となった。

・ 電子新聞の購読料については、電子新聞単独、紙の新聞とセットの場合のどちらも「購読したいと

思わない」と回答した人が最も多く 50%を超えた。具体的な価格を回答した人でも、低価格帯が

多かった。

図表 19 電子新聞の認知と利用意向(時系列) (n=3,169 全員に)

図表 20 電子新聞の許容購読料 (n=3,169 全員に)

2.0 1.6 5.2

2.2 3.0 3.8 3.0 2.1

21.4 20.5 20.6

13.0 12.510.9 10.7

9.5

40.944.6

41.0

58.460.6 63.2 63.4 65.5

35.4

33.1 32.4

25.223.2

21.1 22.2 21.8

0

10

20

30

40

50

60

70

2010年度 2011年度 2012年度 2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 今回調査

現在、利用している

現在利用していないが、

利用してみたい

利用したいとは思わない

知らない

(%)

※2013 年度調査から有料の

電子新聞に限定した。

購読したいと

思わない

72.8

1,000円未満

18.1

1,000円~

2,000円未満

5.4

2,000円~

3,000円未満

1.3

3,000円~

4,000円未満

0.3

4,000円以上

でもよい

0.1

無回答

2.0(%)

購読したいと

思わない

57.4

無料

18.6

200円未満

7.2

200円~

500円未満

9.2

500円~

1,000円未満

4.6

1,000円以上

でもよい

1.0

無回答

2.0(%)

電子新聞単独の場合 紙の新聞とセットの場合

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第 10 回

メディアに関する全国世論調査

(2017年)

公益財団法人 新聞通信調査会

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目 次

≪各メディアの印象・信頼度≫

1.各メディアの情報の信頼度は? ·················································· 1

≪1位「NHKテレビ」70.0点、2位「新聞」68.7点、3位「民放テレビ」59.2点≫

2.各メディアにつけた信頼度得点に影響が大きかったのは? ·························· 3

≪「情報が分かりやすい」「情報源として欠かせない」「社会的影響力がある」≫

3.各メディアの信頼感の変化は? ·················································· 4

≪この1年間で新聞の信頼感が「低くなった」が7.9%≫

4.各メディアの印象は? ·························································· 5

≪情報が役に立つ「新聞」、信頼の「NHK テレビ」

面白い「民放テレビ」、手軽な「インターネット」≫

5.報道の自由についてどう思う? ·················································· 7

≪「報道の自由は常に保障されるべきだ」が 83%≫

6.世論調査は人々の意見を反映しているか? ········································ 9

≪「反映している」33%、「反映していない」27%≫

≪フェイクニュースについて≫

7.フェイクニュースという言葉を知っている? ····································· 10

≪「知っている」42%、「知らない」33%≫

8.ふだん、フェイクニュースがあるかもしれないと意識する? ······················· 11

≪「意識している」41%、「意識していない」35%≫

9.フェイクニュース拡散を防ぐために規制は必要? ································· 12

≪「業界による自主規制が必要だと思う」39%≫

≪憲法改正問題に関する報道≫

10.憲法改正問題に関心がある? ··················································· 13

≪「関心がある」71%と昨年度同様、高く≫

11.憲法改正問題に関する情報を入手しているメディアは? ··························· 14

≪「民放テレビ」58%、「NHK テレビ」57%、「新聞」54%≫

12.憲法改正問題に関する情報で分かりやすいメディアは? ··························· 15

≪「民放テレビ」48%、「NHK テレビ」「新聞」共に 44%≫

13.今後、新聞に期待する憲法改正問題報道は? ····································· 16

≪新聞は「政党の意見の違い」「現行憲法の解説」についての報道を≫

≪2017 年 10 月の衆院選報道≫

14.どの候補者・政党に投票するかを決めたのはいつ? ······························· 17

≪「選挙期間の後半」31%、「投票日当日」27%、若い世代ほど「当日」が多い≫

15.各メディアの衆院選に関する報道の印象は? ····································· 18

≪民放テレビの印象強く、新聞は「投票を決める際に、参考になった」40%≫

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16.選挙報道で充実してほしいと思ったのは? ······································· 20

≪「党や候補者の政策や主張の違いについて」63%≫

≪新聞への意見≫

17.新聞についてどう思う? ······················································· 21

≪情報の「多様性」「正確性」「責任感」に高い評価≫

18.新聞の政治に対する態度についてどう思う? ····································· 23

≪「不正を追及」に 40%が肯定。

「政治家について全て報道している」には変わらず厳しい評価≫

19.新聞の政治的立場についてどう思う? ··········································· 25

≪欧米のように政治色を出すことに否定的なのは昨年度と変わらず≫

20.新聞の記事の満足度は? ······················································· 26

≪ラ・テ欄、地元記事、社会記事など、身近な記事の満足度が高い≫

21.新聞全般の満足度は? ························································· 28

≪満足している人は 50%、不満な人は 9%。高年齢層で満足度が高い≫

≪生活の中の新聞≫

22.新聞を読んでいる人は? ······················································· 29

≪「読んでいる」は朝刊 69%、夕刊 23%。朝夕刊の閲読率は減少の一途≫

23.この1年間で新聞を読む回数や時間に変化は? ··································· 31

≪「変わらない」が 78%、「減った」が 17%≫

24.新聞を読む時間は? ··························································· 32

≪平均時間は 27 分で前回から微増。若い世代ほど短い≫

25.新聞を読む場所は? ··························································· 33

≪新聞を読むのは朝刊、夕刊共に自宅が中心≫

26.新聞を読む理由は? ··························································· 34

≪新聞を読むことは生活の一部。

1位「習慣になっている」、2位「世間の動きが分かる」≫

27.よく読む新聞記事は? ························································· 35

≪身近な記事が人気。1位「社会記事」、2位「地元記事」≫

28.新聞を読まない理由は? ······················································· 36

≪「テレビやインターネットなど他の情報で十分だから」が 74%と圧倒的≫

29.戸別配達をどう思う? ························································· 37

≪日本独特の戸別配達制度、「続けてほしい」66%。2012 年度より減少続く≫

30.夕刊の発行をどう思う? ······················································· 38

≪「続けてほしい」は 16%、「なくてもよい」が 37%≫

31.月ぎめ新聞の購読状況は? ····················································· 39

≪71%が購読、購読率は減少傾向が続く≫

32.新聞の購読料をどう思う? ····················································· 41

≪「妥当」とする人が 53%、「高い」とする人が 44%≫

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33.通信社の役割を知っている? ··················································· 42

≪「役割を知っている」人の割合は 2012 年度以降、50%前後で推移≫

34.見たり聞いたりしたことがある通信社は? ······································· 43

≪1位「共同通信社」(70%)、2位「ロイター通信」(68%)≫

≪新聞のこれからとインターネット≫

35.インターネットのニュースをどの程度見る? ····································· 44

≪「インターネットニュースを毎日見る」20~50 代では半数超。

毎日閲覧は女性、50 代以上で増加≫

36.よく見るインターネットニュースの記事は? ····································· 45

≪1位「スポーツ・芸能に関する記事」(72%)、2位「社会記事」(59%)≫

37.インターネットニュースを見る時、アクセスするのは? ··························· 46

≪ポータルサイトが 86%、SNS は若い世代ほど多い≫

38.インターネットニュースを見る時に使用する機器は? ····························· 47

≪スマートフォン・携帯電話が 80%、モバイルのみでの閲覧が 59%≫

39.インターネットニュースを見る時に出所を気にするか? ··························· 48

≪「気にする」43%、「気にしない」57%≫

40.将来の新聞の役割についてどう思う? ··········································· 49

≪新聞の役割減少派50%、役割持続派 34%。

役割減少派が役割持続派を突き放す勢い≫

41.電子新聞の利用意向は? ······················································· 51

≪利用希望は伸びず。「利用してみたい」は 10%と減少傾向≫

42.電子新聞の許容購読料金は? ··················································· 52

≪単独での購読、セットでの購読ともに購読したくない人が多数、

購読料金は低価格帯に集中≫

(注) 本文の見出しに(*)があるのは昨年度調査と同一質問であることを示している。

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- 1 -

1.各メディアの情報の信頼度は? (*)

- 1位「NHK テレビ」70.0 点、2位「新聞」68.7 点、3位「民放テレビ」59.2 点 -

・各メディアの情報をどの程度信頼しているかを、全面的に信頼している場合は 100 点、全く信頼をし

ていない場合は 0 点、普通の場合は 50 点として点数をつけてもらったところ、平均点が最も高かっ

たのは「NHK テレビ」で 70.0 点、次いで「新聞」が 68.7 点、「民放テレビ」が 59.2 点となっている。

・第1回調査(2008 年 12 月、標本数 3,000、以下、「2008 年度調査」と言う)、第2回調査(2009 年9

月、標本数 5,000、以下、「2009 年度調査」と言う)、第3回調査(2010 年9月、標本数 5,000、以下、

「2010 年度調査」と言う)、第4回調査(2011 年9月、標本数 5,000、以下、「2011 年度調査」と言

う)、第5回調査(2012 年9月、標本数 5,000、以下、「2012 年度調査」と言う)、第6回調査(2013

年9月、標本数 5,000、以下、「2013 年度調査」と言う)、第7回調査(2014 年9月、標本数 5,000、

以下、「2014 年度調査」と言う)、第8回調査(2015 年9月、標本数 5,000、以下、「2015 年度調査」

と言う)、第9回調査(2016 年9月、標本数 5,000、以下、「2015 年度調査」と言う)でも、1位「NHK

テレビ」(2008 年度 74.0 点、2009 年度 73.5 点、2010 年度 73.5 点、2011 年度 74.3 点、2012 年度 70.1

点、2013 年度 72.5 点、2014 年度 71.1 点、2015 年度 70.2 点、2016 年度 69.8 点)、2位「新聞」(同

72.0 点、同 70.9 点、同 72.0 点、同 72.0 点、同 68.9 点、同 70.7 点、同 69.2 点、同 69.4 点、同 68.6

点)で、順位に変化はなかった。

・「NHK テレビ」(前回調査比 0.2 点上昇)、「新聞」(同 0.1 点上昇)、「民放テレビ」(同 0.1 点上昇)、「ラ

ジオ(同 0.6 点上昇)の信頼度得点は昨年度よりわずかながら上昇したが、「インターネット」は 2.1

点低下した。

・性別、年代別に見ても、「NHK テレビ」、「新聞」が全てのカテゴリーで上位2位を占めており、幅広

く厚い信頼を得ていることが分かる。

図1-1 各メディアの信頼度 (n=3,169)

≪各メディアの印象・信頼度≫

74.0 73.5 73.5 74.370.1

72.5 71.1 70.2 69.8 70.072.0 70.9 72.0 72.068.9

70.7 69.2 69.468.6 68.7

65.4 63.6 65.3 63.860.3

60.4

60.2 61.0 59.1 59.263.6 61.6 61.6 63.1

58.6

60.6

59.7 59.7 57.6 58.258.0 58.2 58.0 56.353.3 54.1 54.0 53.7 53.5 51.4

48.2 46.4 47.144.1 44.6 44.7 44.3 45.5 44.7 45.0

0

50

100

2008

年度

2009

年度

2010

年度

2011

年度

2012

年度

2013

年度

2014

年度

2015

年度

2016

年度

今回

調査

NHKテレビ

新聞

民放テレビ

ラジオ

インターネット

雑誌

(点)

全く

信頼して

いない

全面的に

信頼して

いる

中間

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- 2 -

表1-1 各メディアの信頼度(性・年代別) (n=3,169)

(点)

1  位 2  位 3  位 4  位 5  位 6  位

NHKテレビ 新聞 民放テレビ ラジオ インターネット 雑誌

70.0 68.7 59.2 58.2 51.4 45.0

NHKテレビ 新聞 ラジオ 民放テレビ インターネット 雑誌

69.3 67.9 58.4 58.3 51.6 44.9

NHKテレビ 新聞 民放テレビ ラジオ インターネット 雑誌

70.6 69.6 60.1 58.0 51.2 45.0

NHKテレビ 新聞 民放テレビ ラジオ インターネット 雑誌

68.4 66.3 63.0 58.9 53.0 46.4

NHKテレビ 新聞 民放テレビ インターネット ラジオ 雑誌

62.6 62.3 56.8 53.1 53.0 45.7

NHKテレビ 新聞 民放テレビ ラジオ インターネット 雑誌

66.7 66.2 56.0 55.4 50.9 46.3

NHKテレビ 新聞 民放テレビ ラジオ インターネット 雑誌

69.2 68.0 58.7 57.5 51.3 45.5

NHKテレビ 新聞 民放テレビ ラジオ インターネット 雑誌

71.5 69.8 60.2 59.6 52.5 44.4

NHKテレビ 新聞 民放テレビ ラジオ インターネット 雑誌

70.7 69.6 59.5 58.8 51.6 43.6

NHKテレビ 新聞 ラジオ 民放テレビ インターネット 雑誌

73.5 71.9 61.3 61.2 49.4 44.7

40  代

50  代

60  代

70代以上

総  数

男  性

女  性

18-19歳

20  代

30  代

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- 3 -

2.各メディアにつけた信頼度得点に影響が大きかったのは? (*)

- 「情報が分かりやすい」「情報源として欠かせない」「社会的影響力がある」 -

・各メディアの信頼度得点をつける際に最も影響の大きい要因を聞いたところ、「情報が分かりやすい」

が 16.6%で最も多く、次いで、「情報源として欠かせない」が 16.3%、「社会的影響力がある」が

16.0%となった。また、「何となく」と回答した人の割合は 7.3%となった。

・年代別に見ると、「情報源として欠かせない」は、年代が上がるほど多くなる傾向があり、50 代以

上では最も影響の大きい要因となった。一方、「何となく」と回答した人の割合は 20~30 代で多

く挙げられた。「情報が分かりやすい」「社会的影響力がある」「手軽に見聞きできる」は全ての年

代で 1 割以上となった。

図2-1 各メディアの信頼度得点をつけた要因 (n=3,169)

図2-2 各メディアの信頼度得点をつけた要因(性・年代別) (n=3,169)

16.0

17.1

12.7

16.4

13.3

15.7 16.7

15.8

20.116.3 16.3

6.3

7.77.1

11.5

19.0

23.121.8

16.4

15.6

20.6

17.5

15.2

20.5

13.9

17.1

12.6

10.612.5

14.3

11.312.6

9.911.9

12.511.2

11.310.7

7.9

8.8

13.010.6

12.310.5 10.8

6.77.9 6.3

12.813.3

8.66.2

3.74.6

0

10

20

30

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

情報が分かり

やすい

情報源として

欠かせない

社会的影響

力がある

手軽に見聞き

できる

情報が役に

立つ

何となく

【性別】 【年代別】

情報が分かりやすい

情報源として欠かせない

社会的影響力がある

手軽に見聞きできる

情報が役に立つ

いつも読んだり見たりしている

情報の量が多い

情報が面白い・楽しい

その他

何となく

16.6 (18.7)

16.3 (16.5)

16.0 (14.5)

11.6 (10.9)

11.0 (9.9)

7.6 (7.7)

6.7 (7.8)

2.0 (2.0)

3.6 (3.4)

7.3 (6.8)

(%)

注:( )内は昨年度調査の数値

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- 4 -

3.各メディアの信頼感の変化は? (*)

- この1年間で新聞の信頼感が「低くなった」が7.9% -

・この1年間で各メディアの信頼感が変化したか尋ねたところ、全てのメディアで「変わらない」と

回答した人が 68.6~87.5%と多数を占めた。「高くなった」は「インターネット」が 8.1%と最も

多く「NHK テレビ」4.4%、「新聞」4.2%となった。一方、「低くなった」は「雑誌」が 15.6%と最

も多く、「インターネット」15.3%、「民放テレビ」14.2%となった。昨年度調査と比較すると、「イ

ンターネット」の信頼感が「低くなった」と回答した人の割合が 5.0 ポイント増加した。

・新聞の信頼感が「高くなった」と答えた人にその理由を聞いたところ、「情報が正確だから」34.6%

(昨年度調査 38.7%)、「根拠に基づく情報を報道しているから」21.8%(昨年度調査 14.1%)、

「公正・中立な立場で報道しているから」20.3%(昨年度調査 23.9%)となった。

・新聞の信頼感が「低くなった」と答えた人にその理由を聞いたところ、「特定の勢力に偏った報道

をしているから」41.4%(昨年度調査 29.7%)が昨年度より 11.7 ポイント増加した。

図3-1 各メディアの信頼感の変化 (n=3,169)

図3-2 新聞の信頼感が高くなった理由(n=133) 図3-3 新聞の信頼感が低くなった理由(n=251)

情報が正確だから特定の勢力に偏った報道をしているから

根拠に基づく情報を報道しているから

政府や財界の主張通りに報道するだけだから

公正・中立な立場で報道しているから

報道する側のモラルが低下したから

報道する側のモラルが高い水準にあるから

臆測による情報も流しているから

政府や財界に迎合しないから

誤報があったから

その他 その他

何となく 何となく

34.6

(38.7)

21.8

(14.1)

20.3

(23.9)

12.0

(9.9)

2.3

(2.8)

1.5

(3.5)

6.8

(7.0)

(%)41.4

(29.7)

15.9

(13.1)

13.1

(20.1)

9.2

(8.3)

4.8

(9.6)

8.8

(10.5)

6.4

(7.9)

(%)

高くなった 低くなった

新 聞 4.3 6.9

NHKテレビ 4.9 9.8

民 放 テ レ ビ 2.4 12.8

ラ ジ オ 2.4 5.2

雑 誌 1.7 14.5

インターネット 8.7 10.3

昨年

4.2

4.4

3.1

1.8

1.0

8.1

86.2

83.8

78.7

87.5

77.3

68.6

7.9

8.5

14.2

4.7

15.6

15.3

(%)

高くなった 変わらない 無回答 低くなった

注:( )内は昨年度

調査の数値

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- 5 -

4.各メディアの印象は? (*)

- 情報が役に立つ「新聞」、信頼の「NHK テレビ」、面白い「民放テレビ」、

手軽な「インターネット」 -

・各メディアの印象を聞いたところ、「情報が役に立つ」メディアとして新聞を挙げた人が 47.8%で

1位となった。

・「情報が信頼できる」「社会的影響力がある」「情報が分かりやすい」では NHK テレビが、「情報が面

白い・楽しい」では民放テレビが、「手軽に見聞きできる」「情報源として欠かせない」「情報の量

が多い」ではインターネットがそれぞれ1位となった。

・昨年度調査と比較すると、新聞は、全ての項目の割合が減少し、中でも「情報源として欠かせない」

が 4.6 ポイント減となり、インターネットと1位が入れ替わった。また、「手軽に見聞きできる」

も 3.2 ポイント減となった。NHK テレビは「情報が信頼できる」が 4.0 ポイント減、雑誌は「情報

が面白い・楽しい」が 4.6 ポイント減と昨年度からの変化が大きかった。

・年代別に見ると、「情報源として欠かせない」は、新聞と NHK テレビでは年代が上がるほど、イン

ターネットでは年代が下がるほど挙げる人が多くなる傾向があり、50 代まではインターネットが1

位、60 代以上で新聞が1位となった。「情報が信頼できる」は、NHK テレビと新聞では、全年代で

民放テレビとインターネットより多くなった。「社会的影響力がある」は、40 代まではインターネッ

トが 1 位、50 代は NHK テレビ、新聞、民放テレビ、インターネットが 50%前後で余り差がなく、

60 代以上では NHK テレビが 1 位となった。

表4-1 各メディアの印象 (複数回答、n=3,169)

(%)

注:( )内は昨年度調査の数値

1  位 2  位 3  位 4  位 5  位 6  位

新聞 NHKテレビ インターネット 民放テレビ ラジオ 雑誌

47.8 (50.0) 42.4 (39.8) 41.4 (42.7) 37.5 (36.5) 10.8 (11.3) 10.5 (11.7)

NHKテレビ 新聞 民放テレビ インターネット ラジオ 雑誌

57.7 (61.7) 57.3 (59.5) 20.4 (22.1) 13.1 (13.5) 10.3 (11.9) 1.9 (3.2)

NHKテレビ 新聞 民放テレビ インターネット 雑誌 ラジオ

55.3 (55.5) 48.7 (51.1) 48.4 (45.8) 41.9 (40.6) 9.1 (8.8) 7.5 (7.6)

NHKテレビ 民放テレビ 新聞 インターネット ラジオ 雑誌

45.8 (45.6) 43.7 (44.4) 37.1 (39.0) 29.7 (28.9) 7.6 (7.9) 5 (6.3)

民放テレビ インターネット 雑誌 NHKテレビ 新聞 ラジオ

61.2 (60.0) 42.4 (42.7) 18.9 (23.5) 17.9 (15.4) 15.3 (17.0) 11.6 (11.6)

インターネット 民放テレビ 新聞 NHKテレビ ラジオ 雑誌

54.7 (54.6) 49.2 (49.7) 36.3 (39.5) 32.9 (32.0) 15.0 (14.3) 8.2 (9.5)

インターネット 新聞 NHKテレビ 民放テレビ ラジオ 雑誌

47.1 (45.9) 44.7 (49.3) 41.8 (41.9) 38.7 (37.7) 10.0 (11.2) 5.6 (6.3)

インターネット 新聞 民放テレビ NHKテレビ 雑誌 ラジオ

45.4 (46.0) 39.6 (40.1) 31.5 (31.0) 23.5 (22.6) 5.6 (6.9) 3.6 (3.6)

情報源として欠かせない

情報の量が多い

情報が役に立つ

情報が信頼できる

社会的影響力がある

情報が分かりやすい

情報が面白い・楽しい

手軽に見聞きできる

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- 6 -

図4-1 「情報源として欠かせない」とした人の割合(性・年代別) (複数回答、n=3,169)

図4-2 「情報が信頼できる」とした人の割合(性・年代別) (複数回答、n=3,169)

図4-3 「社会的影響力がある」とした人の割合(性・年代別) (複数回答、n=3,169)

46.5 42.9

14.3 22.6 21.8

36.9

45.4

57.4

63.6

41.242.4

28.624.5 27.3

33.2

40.5

51.657.3

35.841.4

31.7 33.935.5

43.0

39.5

42.8

35.6

48.1 46.1

77.8 78.8 78.0

68.6

51.6

30.9

8.50

10

20

30

40

50

60

70

80

90

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

新聞

NHKテレビ

民放テレビ

インターネット

【性別】 【年代別】

56.1

58.4

49.2

47.850.9

56.4 57.9

62.1

61.455.8

59.454.0

47.4 49.1

57.560.9

60.4

62.3

20.6 20.1

25.4

19.714.7

19.222.2 23.6

20.3

15.810.7 11.1

24.1 22.7

15.5 15.5

8.0

4.5

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

新聞

NHKテレビ

民放テレビ

インターネット

【性別】 【年代別】

49.5

47.8

27.0

37.6 36.3

48.1

50.4 53.457.0

55.6 54.9

44.444.2 43.8

52.0

53.062.4

65.0

45.0

51.650.8 53.6 54.3

53.6

49.4 49.6 37.4

41.3 42.5

73.0 64.267.3

58.0

48.8

29.1

9.90

10

20

30

40

50

60

70

80

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

新聞

NHKテレビ

民放テレビ

インターネット

【性別】 【年代別】

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- 7 -

5.報道の自由についてどう思う? (*)

- 「報道の自由は常に保障されるべきだ」が 83% - ・「報道の自由は常に保障されるべきだ」については、「思う」と答えた人が 83.2%、「思わない」

と答えた人が 15.2%となった。

・「報道によって、プライバシーが侵害されていると思うか」という質問に対して「思う」と答えた

人が 61.2%、「思わない」と答えた人が 36.3%となった。

・「メディアは報道の自由を振りかざしていると思うか」という質問に対して「思う」と答えた人が

50.0%、「思わない」と答えた人が 47.2%となった。

・「現在の報道を見ていると、圧力をかけられても仕方がないと思うか」という質問に対して「思う」

と答えた人が 41.7%、「思わない」と答えた人が 56.0%となった。

・「政府が国益を損なうという理由でメディアに圧力をかけるのは当然だと思うか」という質問に対

して「思う」と答えた人が 30.5%、「思わない」と答えた人が 66.8%となった。

・昨年度調査との比較では、「政府が国益を損なうという理由でメディアに圧力をかけるのは当然だ

と思うか」という質問に対して「思う」と答えた人が 32.6%から 2.1 ポイント減、「思わない」と

答えた人が 64.2%から 2.6 ポイント増となったが、他の質問は変化が小さかった。

※「思う」=「そう思う」+「どちらかと言えばそう思う」

「思わない」=「どちらかと言えばそうは思わない」+「そうは思わない」

図5-1 報道の自由について (n=3,169)

今回 昨年 今回 昨年

83.2 82.6 15.2 15.4

61.2 62.2 36.3 35.0

50.0 50.5 47.2 46.2

41.7 40.7 56.0 56.2

30.5 32.6 66.8 64.2政府が国益を損なうという理由でメディアに圧力をかけるのは当然だと思う

メディアは報道の自由を振りかざしていると思う

現在の報道を見ていると、圧力をかけられても仕方がないと思う

思わない思う

報道の自由は常に保障されるべきだ

報道によって、プライバシーが侵害されていると思う

44.1

20.5

14.4

9.9

6.4

39.1

40.7

35.7

31.8

24.1

11.6

27.2

35.2

34.7

37.1

3.6

9.1

12.1

21.3

29.7

(%)

そう思う どちらかと言えば

そう思う

無回答 どちらかと言えば

そうは思わない

そうは

思わない

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- 8 -

・性別に見ると、「メディアは報道の自由を振りかざしていると思う」と答えた人の割合は、女性より

男性の方が 5.7 ポイント多かった。一方、「報道によって、プライバシーが侵害されていると思う」

と答えた人の割合は、男性より女性の方が 7.1 ポイント多かった。

・年代別に見ると、「報道の自由は常に保障されるべきだ」と答えた人は、40 代以下に比べ、50 代以

上で多く 87.0%~89.4%となった。「報道によって、プライバシーが侵害されていると思う」と答

えた人は、年代が低いほど多くなる傾向があり、40 代以下では 70%台となった。

図5-2 報道の自由について(「思う」と答えた人の割合)(性・年代別) (n=3,169)

84.781.7

68.3

74.5 76.3 79.0

87.3 89.4 87.0

57.5

64.6

77.8

74.571.1 71.3

67.7

54.9

42.353.0

47.3 58.754.0

51.257.3

53.0

48.640.841.0 42.3

60.3

45.3 45.5 44.6 46.4 35.336.2

31.829.2

46.0

28.825.6

30.035.3

29.6 30.4

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

報道の自由は常に保障されるべ

きだ

報道によって、プライバシーが侵

害されていると思う

メディアは報道の自由を振りかざ

していると思う

現在の報道を見ていると、圧力を

かけられても仕方がないと思う

政府が国益を損なうという理由で

メディアに圧力をかけるのは当然

だと思う

【性別】 【年代別】

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- 9 -

6.世論調査は人々の意見を反映しているか?

- 「反映している」33%、「反映していない」27% -

・テレビ・新聞・通信社が実施し、報道する内閣支持率などの世論調査の結果は、人びとの意見を正

しく反映していると思うか尋ねたところ、「反映していると思う」と答えた人(「そう思う」5.1%

と「ややそう思う」27.4%の計)が 32.5%となった。一方、「反映していると思わない」と答えた

人(「そう思わない」7.7%と「あまりそう思わない」19.6%の計)が 27.3%となった。また、「ど

ちらとも言えない」と回答した人が 39.5%であった。

・年代別に見ると、18~19 歳と 30 代を除く年代では「反映していると思う」と答えた人が「反映し

ていると思わない」と答えた人を上回った。30 代では「反映していると思わない」と答えた人が

32.9%と「反映していると思う」と答えた人(23.5%)を 9.4 ポイント上回った。

※「反映していると思う(計)」=「そう思う」+「ややそう思う」

「反映していると思わない(計)」=「あまりそう思わない」+「そう思わない」

図6-1 世論調査は人々の意見を反映しているか (n=3,169)

図6-2 世論調査は人々の意見を反映しているか(性・年代別) (n=3,169)

反映していると思う(計) 32.5%

反映していると思わない(計) 27.3%

そう思う

5.1

ややそう

思う

27.4

どちらとも

言えない

39.5

無回答

0.7

あまりそう

思わない

19.6

そう思わない

7.7

(%)

反映していると思う(計)

反映していると思わない

(計)

総   数 32.5 27.3

男    性 33.7 29.2

女    性 31.4 25.4

18~19歳 28.6 30.2

20 代 28.1 26.6

30 代 23.5 32.9

40 代 30.2 27.2

50 代 36.7 29.8

60 代 30.6 28.6

70代以上 40.2 21.3

5.1

6.0

4.4

6.3

4.7

2.8

3.4

4.0

6.0

8.0

27.4

27.8

27.0

22.2

23.4

20.6

26.8

32.7

24.6

32.2

39.5

36.4

42.4

41.3

45.3

43.4

42.5

33.5

39.9

36.6

19.6

20.4

18.8

22.2

16.1

23.9

18.5

22.0

21.3

16.0

7.7

8.8

6.6

7.9

10.6

9.0

8.6

7.7

7.3

5.3

(%)

そう思う ややそう思う どちらとも言えない 無回答 あまりそう思わない そう思わない

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- 10 -

7.フェイクニュースという言葉を知っている?

- 「知っている」42%、「知らない」33% - ・フェイクニュースという言葉を「知っている」と答えた人が 41.9%、「聞いたことはあるが内容は

分からない」と答えた人が 24.4%、「知らない」と答えた人が 33.4%であった。

・性別に見ると、「知っている」と答えた人は、女性の 35.8%に対し男性が 48.6%と、男性の方が 12.8

ポイント多かった。年代別に見ると、20~60 代では 42.7%~50.8%となったが、18~19 歳(30.2%)

と 70 代以上(27.1%)で認知度が低かった。

図7-1 フェイクニュースという言葉の認知 (n=3,169)

図7-2 フェイクニュースという言葉の認知(性・年代別) (n=3,169)

≪フェイクニュースについて≫

知っている

41.9

聞いたことはあるが

内容は分からない

24.4

無回答

0.2

知らない

33.4

(%)

総   数

男    性

女    性

18~19歳

20 代

30 代

40 代

50 代

60 代

70代以上

41.9

48.6

35.8

30.2

42.7

46.9

45.9

50.8

46.4

27.1

24.4

23.0

25.7

25.4

23.4

18.0

23.6

23.2

26.5

28.2

33.4

28.1

38.4

44.4

33.9

34.8

30.3

26.0

27.0

44.3

(%)

知っている 聞いたことはあるが内容は分からない 無回答 知らない

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- 11 -

8.ふだん、フェイクニュースがあるかもしれないと意識する?

- 「意識している」41%、「意識していない」35% - ・ふだん、ニュースに接する時に、フェイクニュースがあるかもしれないと「意識している」と答え

た人が 41.4%、「意識していない」と答えた人が 34.6%、「分からない」と答えた人が 23.2%であっ

た。

・性別に見ると、「意識している」と答えた人は、女性の 39.3%に対し男性が 43.7%と、男性の方が

4.4 ポイント多かった。年代別に見ると、70 代以上から 30 代にかけて年代が下がるほど多くなり、

40 代以下で 50%以上が「意識している」と答えた。

図8-1 フェイクニュースがあるかもしれないと意識するか (n=3,169)

図8-2 フェイクニュースがあるかもしれないと意識するか(性・年代別) (n=3,169)

総   数

男    性

女    性

18~19歳

20 代

30 代

40 代

50 代

60 代

70代以上

41.4

43.7

39.3

55.6

52.2

58.3

51.0

44.0

34.8

22.9

34.6

34.9

34.4

23.8

28.1

23.2

32.3

36.9

39.1

41.2

23.2

20.6

25.7

20.6

19.7

18.2

16.0

18.7

24.8

35.0

0.7

0.9

0.5

-

-

0.2

0.7

0.4

1.3

0.9

(%)

意識している 意識していない 分からない 無回答

意識している

41.4

意識していない

34.6

分からない

23.2

無回答

0.7(%)

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- 12 -

9.フェイクニュース拡散を防ぐために規制は必要?

- 「業界による自主規制が必要だと思う」39% - ・「業界による自主規制が必要だと思う」と答えた人が 39.3%と最も多く、「政府による規制が必要だ

と思う」と答えた人が 12.9%、「NPO など有志等による民間の検証が必要だと思う」と答えた人が

12.7%となった。

・年代別に見ると、「業界による自主規制が必要だと思う」と答えた人は、40~60 代で他の年代より

多く、4 割台(42.3%~47.8%)となった。

図9-1 フェイクニュース拡散を防ぐための規制 (n=3,169)

図9-2 フェイクニュース拡散を防ぐための規制(性・年代別) (n=3,169)

政府による規

制が必要だ

と思う

12.9

業界による

自主規制が

必要だと思う

39.3

NPOなど有志等

による民間の検証

が必要だと思う

12.7

規制や検証は

必要ないと思う

4.8

分からない

29.2

無回答

1.1

(%)

総   数

男    性

女    性

18~19歳

20 代

30 代

40 代

50 代

60 代

70代以上

12.9

13.8

12.1

14.3

14.2

14.7

12.0

14.7

10.0

13.1

39.3

41.3

37.4

38.1

31.4

32.9

42.3

45.6

47.8

32.4

12.7

13.6

11.9

4.8

13.9

16.1

14.6

11.9

12.5

10.3

4.8

7.5

2.2

9.5

8.4

8.3

4.6

3.2

2.8

3.8

29.2

22.7

35.2

33.3

31.8

27.3

25.9

23.6

25.0

38.8

1.1

1.0

1.2

-

0.4

0.7

0.5

1.0

2.0

1.6

(%)

政府による

規制が必要

だと思う

業界による

自主規制が

必要だと思う

NPOなど

有志等による

民間の検証が

必要だと思う

規制や検証は

必要ないと思う

分からない 無回答

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- 13 -

10.憲法改正問題に関心がある? (*)

- 「関心がある」71%と昨年度同様、高く -

・憲法改正問題に、「関心がある」と答えた人が 70.5%(「非常に関心がある」21.0%と「やや関心が

ある」49.5%の計)、「関心がない」と答えた人が 28.7%(「全く関心がない」6.0%と「あまり関心

がない」22.7%の計)となった。関心がある人の割合は前回調査(70.9%)から変化がなかった。

・性別に見ると、「関心がある」と答えた人は、女性の 65.4%に対し男性が 76.0%と、男性の方が 10.6

ポイント多かった。年代別に見ると、年代が上がるにつれて関心が高くなり、60 代で 78.4%と最

も多くなった。

※「関心がある(計)」=「非常に関心がある」+「やや関心がある」

「関心がない(計)」=「あまり関心がない」+「全く関心がない」

図 10-1 憲法改正問題への関心 (n=3,169)

図 10-2 憲法改正問題への関心(性・年代別) (n=3,169)

関心がある(計)

関心がない(計)

総   数 70.5 28.7

男    性 76.0 23.3

女    性 65.4 33.7

18~19歳 55.6 44.4

20 代 57.3 42.7

30 代 64.5 35.1

40 代 69.3 30.2

50 代 71.0 28.2

60 代 78.4 20.0

70代以上 74.3 24.8

21.0

26.3

16.1

6.3

12.4

16.6

18.9

21.8

25.0

25.9

49.5

49.7

49.2

49.2

44.9

47.9

50.4

49.2

53.4

48.4

22.7

18.0

27.1

27.0

30.7

25.8

24.5

24.4

16.8

19.9

6.0

5.3

6.6

17.5

12.0

9.2

5.6

3.8

3.2

4.9

(%)

非常に関心がある やや関心がある 無回答 あまり関心がない 全く関心がない

関心がある(計)

関心がない(計)

今回調査(n=3,169)

70.5 28.7

2016年度(n=3,308)

70.9 28.4

2015年度(n=3,183)

74.9 24.3

2014年度(n=3,270)

69.9 29.1

2013年度(n=3,297)

69.7 29.8

21.0

23.8

27.3

22.5

21.9

49.5

47.1

47.6

47.4

47.8

0.8

0.7

0.8

0.9

0.6

22.7

23.2

19.7

25.5

24.1

6.0

5.2

4.6

3.6

5.6

(%)

非常に関心がある 無回答

全く

関心が

ないやや関心がある

あまり

関心が

ない

≪憲法改正問題に関する報道≫

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- 14 -

11.憲法改正問題に関する情報を入手しているメディアは? (*)

- 「民放テレビ」58%、「NHK テレビ」57%、「新聞」54% -

・憲法改正問題に関する情報をどのメディアから入手しているか質問したところ、「民放テレビ」を挙

げた人が 58.3%と最も多く、以下、「NHK テレビ」が 57.0%、「新聞」が 54.2%、「インターネット」

が 37.3%という結果になった。前回調査と比べると、民放テレビは 1.3 ポイント、新聞は 1.6 ポイ

ント、雑誌・書籍は 1.4 ポイント減少した。一方、NHK テレビは 1.3 ポイント、インターネットは

2.1 ポイント増加した。

・性別に見ると、男性では新聞が1位、女性では民放テレビが1位となった。

・年代別に見ると、30 代以下ではインターネットが1位、40~50 代では民放テレビが1位、60 代以

上では新聞が1位となった。新聞と NHK テレビは年代の高い層で多く見られた。インターネットは

年代の低い層で多く見られ、40 代以下で 5 割を超えた。

図 11-1 憲法改正問題に関する情報を入手しているメディア (複数回答、n=3,169)

表 11-1 憲法改正問題に関する情報を入手しているメディア(性・年代別) (複数回答、n=3,169)

58.359.6

65.5

57.9

52.657.0

55.7

61.2

59.8

54.1

54.2

55.858.5

60.358.3

37.335.2

32.3

25.821.2

10.0

11.49.010.9

10.1

11.5

10.58.210.7

14.8

0

10

20

30

40

50

60

70

今回調査2016年度2015年度2014年度2013年度

(%)

民放テレビ

NHKテレビ

新聞

インターネット

雑誌・書籍

入手していない

(%)

1  位 2  位 3  位 4  位 5  位 6  位民放テレビ NHKテレビ 新聞 インターネット 入手していない 雑誌・書籍

58.3 57.0 54.2 37.3 11.5 10.0新聞 NHKテレビ 民放テレビ インターネット 雑誌・書籍 入手していない

58.6 58.4 57.4 43.1 12.4 9.0民放テレビ NHKテレビ 新聞 インターネット 入手していない 雑誌・書籍

59.2 55.6 50.2 31.8 13.8 7.8インターネット 民放テレビ NHKテレビ 入手していない 新聞 雑誌・書籍

54.0 44.4 36.5 25.4 22.2 1.6インターネット 民放テレビ NHKテレビ 新聞 入手していない 雑誌・書籍

62.8 49.6 31.0 25.5 20.1 5.1インターネット 民放テレビ NHKテレビ 新聞 入手していない 雑誌・書籍

59.2 57.1 43.4 27.5 14.9 6.9民放テレビ インターネット NHKテレビ 新聞 入手していない 雑誌・書籍

58.7 53.1 49.0 46.2 13.1 7.8民放テレビ NHKテレビ 新聞 インターネット 雑誌・書籍 入手していない

60.9 58.7 57.7 43.3 9.5 9.1新聞 NHKテレビ 民放テレビ インターネット 雑誌・書籍 入手していない

70.2 68.4 65.9 25.6 14.0 6.2新聞 NHKテレビ 民放テレビ 雑誌・書籍 入手していない インターネット

73.6 71.7 55.3 13.1 9.9 7.0

40  代

50  代

60  代

70代以上

総  数

男  性

女  性

18-19歳

20  代

30  代

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- 15 -

(憲法改正問題に関する情報を入手している人に)(全体の 87.7%)

12.憲法改正問題に関する情報で分かりやすいメディアは? (*)

- 「民放テレビ」48%、「NHK テレビ」「新聞」共に 44% -

・憲法改正問題に関する情報で分かりやすいと思うメディアを挙げてもらったところ、「民放テレビ」

が 47.7%、「NHK テレビ」が 44.4%、「新聞」が 43.7%、「インターネット」が 24.9%という結果に

なった。今回は雑誌・書籍を除く全てのメディアで増加したが、NHK テレビ(6.3 ポイント増)の

増加が大きかった。

・性別に見ると、男性では新聞が1位、女性では民放テレビが1位となった。

・年代別に見ると、18~19 歳と 30~60 代では民放テレビが1位、20 代ではインターネットが1位、

70 代以上では新聞が1位となった。新聞と NHK テレビは 20 代から年代の上昇とともに多くなって

いる。インターネットは年代が低いほど多くなっている。

図 12-1 憲法改正問題に関する情報で分かりやすいと思うメディア (複数回答、n=2,780)

表 12-1 憲法改正問題に関する情報で分かりやすいと思うメディア(性・年代別) (複数回答、n=2,780)

(%)

1  位 2  位 3  位 4  位 5  位 6  位民放テレビ NHKテレビ 新聞 インターネット 雑誌・書籍 ない

47.7 44.4 43.7 24.9 7.5 7.3新聞 民放テレビ NHKテレビ インターネット 雑誌・書籍 ない

48.3 44.4 42.6 29.2 9.7 6.3民放テレビ NHKテレビ 新聞 インターネット ない 雑誌・書籍

51.0 46.2 39.2 20.7 8.2 5.4民放テレビ インターネット NHKテレビ 新聞 ない 雑誌・書籍

46.8 44.7 38.3 21.3 6.4 2.1インターネット 民放テレビ NHKテレビ 新聞 ない 雑誌・書籍

51.8 46.8 25.7 18.3 8.3 3.2民放テレビ インターネット NHKテレビ 新聞 ない 雑誌・書籍

45.0 42.2 29.1 20.9 9.5 5.3民放テレビ インターネット 新聞 NHKテレビ ない 雑誌・書籍

46.9 36.9 36.5 36.1 9.0 4.9民放テレビ NHKテレビ 新聞 インターネット 雑誌・書籍 ない

48.7 44.1 42.3 26.8 7.0 6.1民放テレビ 新聞 NHKテレビ インターネット 雑誌・書籍 ない

53.6 53.2 50.0 13.7 10.5 6.3新聞 NHKテレビ 民放テレビ 雑誌・書籍 ない インターネット

64.4 61.2 44.6 10.4 6.1 4.3

40  代

50  代

60  代

70代以上

総  数

男  性

女  性

18-19歳

20  代

30  代

47.745.3

53.6

48.4

45.7 44.4

38.1

45.5

47.9

45.5 43.7

42.8

43.547.8

49.3

24.923.2

20.017.4

15.7

7.5

7.75.4

7.57.5

7.3

8.77.1

6.87.10

10

20

30

40

50

60

今回調査2016年度2015年度2014年度2013年度

(%)

民放テレビ

NHKテレビ

新聞

インターネット

雑誌・書籍

分かりやすいと思う

メディアはない

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- 16 -

13.今後、新聞に期待する憲法改正問題報道は? (*)

- 新聞は「政党の意見の違い」「現行憲法の解説」についての報道を - ・国会で憲法改正問題が議論されていく中で新聞に期待する報道を尋ねたところ、前回同様、「政党の

意見の違いがよく分かるような報道をしてほしい」50.6%、「現行の憲法について詳しく解説して

ほしい」49.5%が多かった。

・性別に見ると、「新聞社の立場を明確に」は男性の方が 7.9 ポイント挙げた人が多く、「現行の憲法

についての詳しい解説」は女性の方が 5.0 ポイント挙げた人が多かった。年代別に見ると、全ての

年代で「現行の憲法についての詳しい解説」と「政党の意見の違い」が1~2位となった。「憲法

学者など専門家の意見」「国民世論を形成」「新聞社の立場を明確に」は年代が高い層で多く挙げら

れた。

図 13-1 今後、新聞に期待する憲法改正問題報道 (複数回答、n=3,169)

図 13-2 今後、新聞に期待する憲法改正問題報道(性・年代別) (複数回答、n=3,169)

51.1

50.2

49.251.1

47.4

52.6

48.6

52.1

51.2

46.9

51.9

47.6

42.7

49.8

50.447.6

50.9

51.4

27.725.6

17.5

17.220.1

24.0

23.6

31.4 34.7

26.3

22.8 17.5

23.4 24.6

25.425.6

27.521.722.9

23.322.2

12.416.8

22.023.4

27.0

28.2

18.1

10.23.2

9.1 9.7 10.6

16.5 15.518.8

0

10

20

30

40

50

60

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

政党の意見の違いがよく分

かるような報道をしてほしい

現行の憲法について詳しく

解説してほしい

憲法学者など専門家の意

見を多く掲載してほしい

海外における改憲の実情

や、日本の現況に対する反

応を詳しく報道してほしい

国民世論を形成する中心

的な役割を果たすような報

道をしてほしい

憲法改正への賛否につい

ては、新聞社の立場を明確

にしてほしい【性別】 【年代別】

50.6

50.650.451.0

46.949.5

53.052.154.5

56.6

26.6

23.925.7

28.5

25.6

24.5

26.429.2

26.524.923.1

23.3

27.1

30.8

21.0

14.015.014.3

18.7

10.9

0

10

20

30

40

50

60

今回調査2016年2015年2014年2013年

(%)

政党の意見の違いがよく分かるような報道

をしてほしい

現行の憲法について詳しく解説してほしい

憲法学者など専門家の意見を多く掲載し

てほしい

海外における改憲の実情や、日本の現況

に対する反応を詳しく報道してほしい

国民世論を形成する中心的な役割を果た

すような報道をしてほしい

憲法改正への賛否については、新聞社の

立場を明確にしてほしい

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- 17 -

14.どの候補者・政党に投票するかを決めたのはいつ?

- 「選挙期間の後半」31%、「投票日当日」27%、若い世代ほど「当日」が多い -

・2017 年 10 月 22 日の衆議院選挙で実際に投票したか(期日前投票も含む)質問したところ、「投票

した」が 71.9%、「しなかった」が 27.1%となった。

・「投票した」と答えた人に、どの候補者に投票するか、どの政党に投票するかを決めたのはいつか聞

いたところ、多かった順に、「選挙期間の後半(10 月 16 日~21 日)」が 31.2%、「投票日当日(10

月 22 日)」が 26.8%、「公示日より前(~10 月 9 日)」が 22.7%、「選挙期間の前半(10 月 10 日~

15 日)」が 19.4%となった。

・年代別に見ると、「投票日当日」と答えた人の割合は 18~19 歳で最も多く 50.0%、次いで 20 代~

30 代で約 4 割(39.3%~39.8%)となった。一方、60 代以上では、3 割前後が「公示日以前」(27.4%

~31.7%)と答えており、年代が若いほど、投票する候補者・政党を決めるのが遅くなっている。

図 14-1 2017 年 10 月の衆院選で投票したか 図 14-2 投票する政治家・政党を決めた時期

(n=3,169) (n=2,279)

図 14-3 投票する政治家・政党を決めた時期 (性・年代別) (n=2,279)

した

71.9

しなかった

27.1

無回答

1.0(%)

≪2017 年 10 月の衆院選報道≫

公示日より前(~10月9日(月))

選挙期間の前半(10月10日(火)~15日(日))

選挙期間の後半(10月16日(月)~21日(土))

投票日当日(10月22日(日))

22.7

19.4

31.2

26.8

(%)

(参考)投票した人の割合

総   数 71.9

男    性 74.9

女    性 69.1

18~19歳 50.8

20 代 48.5

30 代 56.6

40 代 65.8

50 代 77.6

60 代 84.5

70代以上 81.7

22.7

26.1

19.3

9.4

14.3

15.5

16.9

16.6

27.4

31.7

19.4

18.7

20.0

15.6

15.0

14.2

16.6

18.7

20.5

23.7

31.2

28.9

33.5

25.0

30.1

31.0

31.4

33.2

33.5

28.4

26.8

26.3

27.2

50.0

39.8

39.3

35.1

31.5

18.7

16.3

(%)

公示日より前

(~10月9日(月))

選挙期間の前半

(10月10日(火)~15日(日))

選挙期間の後半

(10月16日(月)~21日(土))

投票日当日

(10月22日(日))

無回答

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- 18 -

15.各メディアの衆院選に関する報道の印象は?

- 民放テレビの印象強く、新聞は「投票を決める際に、参考になった」40% -

・10 月の衆議院選挙に関する報道について、各メディアの印象を聞いたところ、新聞は「投票する候

補者や政党を決める際に、参考になった」で 39.8%と1位となったが、民放テレビ(39.7%)と並

んだ。

・民放テレビは「政党再改編の動きについての報道や情報が分かりやすかった」で 53.2%、「選挙前

の当落予想や情勢報道を参考にした」で 46.1%、「各政党の政策や主張についての報道や情報が分

かりやすかった」で 45.1%と1位になった。

・「政党再改編の動きについての報道や情報が分かりやすかった」「選挙前の当落予想や情勢報道を参

考にした」「各政党の政策や主張についての報道や情報が分かりやすかった」は、民放テレビに続

き、2位に NHK テレビ、3位に新聞となった。

・「候補者の個人的な問題や不祥事についての報道や情報が多かった」は、民放テレビが 70.4%で1

位と他のメディアを圧倒し、2位の「インターネット」が 22.5%であった。

・年代別に見ると、新聞は「各政党の政策や主張についての報道や情報が分かりやすかった」「政党再

改編の動きについての報道や情報が分かりやすかった」「投票する候補者や政党を決める際に、参

考になった」のいずれも、年代が上がるほど多くなり、「投票する候補者や政党を決める際に、参

考になった」は 60 代以上で1位となった。NHK テレビは新聞ほど年代差はないが、どの項目も年代

が高いほど多くなる傾向が見られた。民放テレビは「各政党の政策や主張についての報道や情報が

分かりやすかった」「投票する候補者や政党を決める際に、参考になった」は 50 代以下で、「政党

再改編の動きについての報道や情報が分かりやすかった」は 60 代以下で 1 位となった。インター

ネットはどの項目についても、年代が低いほど多くなる傾向が見られ、30 代以下と 40 代以上で差

が見られた。

表 15-1 衆院選に関する報道について各メディアの印象 (複数回答、n=3,169)

(%)

1  位 2  位 3  位 4  位 5  位

民放テレビ インターネット NHKテレビ 新聞 雑誌

70.4 22.5 16.2 15.4 9.2

民放テレビ NHKテレビ 新聞 インターネット 雑誌

53.2 37.5 28.3 14.4 0.7

民放テレビ NHKテレビ 新聞 インターネット 雑誌

46.1 33.2 26.3 13.7 1.0

民放テレビ NHKテレビ 新聞 インターネット 雑誌

45.1 40.2 34.9 14.4 0.8

新聞 民放テレビ NHKテレビ インターネット 雑誌

39.8 39.7 32.3 15.5 0.9

候補者の個人的な問題や不祥事についての報道や情報が多かった

政党再改編の動きについての報道や情報が分かりやすかった

選挙前の当落予想や情勢報道を参考にした

投票する候補者や政党を決める際に、参考になった

各政党の政策や主張についての報道や情報が分かりやすかった

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- 19 -

図 15-1 「各政党の政策や主張についての報道や情報が分かりやすかった」とした人の割合 (性・年代別)

(複数回答、n=3,169)

図 15-2 「政党再改編の動きについての報道や情報が分かりやすかった」とした人の割合

(性・年代別)

(複数回答、n=3,169)

図 15-3 「投票する候補者や政党を決める際に、参考になった」とした人の割合(性・年代別)

(複数回答、n=3,169)

33.0

24.0

6.3

11.3

15.9

23.1

25.435.6

43.838.936.2

33.3

27.0

25.8

28.6

39.942.6

49.549.9 56.349.2

53.6 53.6

57.555.4

59.1

43.8

18.5

10.5

23.825.9

27.0

19.616.3

8.0 1.9

0

10

20

30

40

50

60

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

新聞

NHKテレビ

民放テレビ

インターネット

【性別】 【年代別】

38.9

31.2

7.9

17.2 18.7

27.0

33.5

45.8

51.2

40.4

40.033.3 27.7

29.927.9

41.5

47.6

54.1

42.9

47.1

39.7

47.1 48.1 48.7 47.6

46.8

37.3

18.2

10.9

25.427.4 28.0

19.215.9

7.51.9

0

10

20

30

40

50

60

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

新聞

NHKテレビ

民放テレビ

インターネット

【性別】 【年代別】

42.3

37.4

12.7

20.4 21.6

34.738.5

51.7 54.6

33.231.6 23.8 21.9 22.5 23.5

33.938.1

43.6

37.1

42.1

47.644.9 45.5 44.8 43.8

38.4

28.0

19.4

11.9

30.231.8 30.8

21.2

15.7

7.81.4

0

10

20

30

40

50

60

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

新聞

NHKテレビ

民放テレビ

インターネット

【性別】 【年代別】

Page 41: 第10回 メディアに関する全国世論調査(2017年) …...- 1 - NHKテレビ、新聞、民放テレビ、ラジオの信頼度得点は 微増、インターネットは低下

- 20 -

16.選挙報道で充実してほしいと思ったのは?

- 「党や候補者の政策や主張の違いについて」63% - ・選挙報道でもっと充実してほしいと思った内容について尋ねたところ、「党や候補者の政策や主張の

違いについて」が 62.9%で最も多く、以下、「党の公約(マニフェスト)の分析や専門家の意見」

が 40.1%、「候補者の政治実績や経験について」が 30.7%となった。

・性別に見ると、「党や候補者の政策や主張の違いについて」は女性の方が 1.6 ポイント多いが、他の

項目はいずれも男性の方が多く、「候補者の政治実績や経験について」は 7.0 ポイントの差があっ

た。年代別に見ると、全ての年代で「党や候補者の政策や主張の違いについて」が最も多く、次い

で「党の公約(マニフェスト)の分析や専門家の意見」「候補者の政治実績や経験について」の順

に多かった。

図 16-1 選挙報道で充実してほしい内容 (複数回答、n=3,169)

図 16-2 選挙報道で充実してほしい内容(性・年代別) (複数回答、n=3,169)

62.1 63.7

52.456.2

63.7 63.1

66.9 65.960.6

41.438.8

31.735.4

37.741.1 41.7 42.3

40.2

34.3

27.3 19.020.8

23.725.9

32.1

38.935.4

10.08.2

6.38.4 6.9

9.3 8.3 9.3 10.8

5.9 3.1 1.6 4.0 2.8 4.4 3.2 4.8 6.40

10

20

30

40

50

60

70

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

党や候補者の政策や

主張の違いについて

党の公約(マニフェス

ト)の分析や専門家の

意見

候補者の政治実績や

経験について

候補者の個人的な問

題に関すること

選挙情勢や当落予想

【性別】 【年代別】

党や候補者の政策や主張の違いについて

党の公約(マニフェスト)の分析や専門家の意見

候補者の政治実績や経験について

候補者の個人的な問題に関すること

選挙情勢や当落予想

その他

特にない

62.9

40.1

30.7

9.1

4.4

1.5

18.6

(%)

Page 42: 第10回 メディアに関する全国世論調査(2017年) …...- 1 - NHKテレビ、新聞、民放テレビ、ラジオの信頼度得点は 微増、インターネットは低下

- 21 -

17.新聞についてどう思う? (*)

- 情報の「多様性」「正確性」「責任感」に高い評価 -

「多種多様な情報を知ることができる」が 68%

・新聞についての印象や意見について、肯定層の占める割合を比較すると、「新聞で多種多様な情報を

知ることができる」(68.3%)が最も多く、次いで、「新聞に書いてある情報は正しい」(60.0%)、

「新聞は他のメディアより責任感をもって情報を発信している」(54.3%)、「新聞には社会を導い

ていく力がある」(49.4%)の順に多くなっており、新聞が発信している情報に対しての評価は高

い。

・他方、「新聞は報道される人のプライバシーや人権に気を配っている」と「新聞は社会的弱者に目を

向けている」で、否定層がそれぞれ 14.4%、19.8%となり、新聞の報道倫理に対しては比較的厳し

い目が向けられている。

・昨年度調査と比較すると、「新聞には社会を導いていく力がある」「新聞は自分たちに都合の悪いこ

とは書きたがらない」「新聞は報道される人のプライバシーや人権に気を配っている」の肯定層は 2

ポイント以上(2.0~2.9 ポイント)の減少となった。

※肯定層:「そう思う」+「どちらかと言えばそう思う」

否定層:「どちらかと言えばそうは思わない」+「そうは思わない」

図 17-1 新聞についての印象や意見 (n=3,169)

今回 昨年 今回 昨年

68.3 69.6 7.5 7.6

60.0 60.6 6.9 6.8

54.3 54.5 9.7 9.4

49.4 52.3 11.0 10.2

46.2 48.2 9.0 8.0

38.3 40.4 14.4 15.6

新聞は、時の政権におもねる風潮がある

35.3 34.3 11.2 10.1

新聞は社会的弱者に目を向けている

21.3 22.2 19.8 18.6

新聞は自分たちに都合の悪いことは書きたがらない

新聞は報道される人のプライバシーや人権に気を配っている

肯定層 否定層

新聞で多種多様な情報を知ることができる

新聞に書いてある情報は正しい

新聞は他のメディアより責任感をもって情報を発信している

新聞には社会を導いていく力がある

24.9

14.2

15.3

12.9

17.9

6.8

8.6

4.0

43.4

45.7

39.0

36.5

28.3

31.5

26.7

17.4

22.7

32.2

34.7

38.3

43.4

45.9

51.4

56.8

4.6

3.7

4.7

6.5

6.0

9.0

6.6

12.1

2.9

3.3

5.0

4.5

3.1

5.4

4.6

7.7

(%)

そう思う どちらか

と言えば

そう思う

どちらとも

言えない

無回答 どちらか

と言えば

そうは

思わない

そうは

思わない

≪新聞への意見≫

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- 22 -

・「新聞は他のメディアより責任感をもって情報発信している」の肯定層は、30 代以下で 41.6%~

44.5%と少ないが、40 代で 50.6%と半数を超え、40 代から年代が上がるほど多くなった。

・「新聞は報道される人のプライバシーや人権に気を配っている」の肯定層は、30 代で 26.3%と最も

少なく、30 代から年代が上がるほど多くなった。否定層は 30 代以下で 20.4%~22.2%と 40 代以

上に比べ多くなった。

・「新聞は社会的弱者に目を向けている」の否定層は、30 代以下で 26.3%~27.0%となり、肯定層を

上回った。40~50 代では肯定層と否定層が拮抗し、60 代以上では肯定層が否定層を上回るが、肯

定層の割合は、最も多い 70 代以上(28.0%)でも 3 割に届かない。

図 17-2 「新聞は他のメディアより責任感をもって情報を発信している」(性・年代別) (n=3,169)

図 17-3 「新聞は報道される人のプライバシーや人権に気を配っている」(性・年代別) (n=3,169)

図 17-4 「新聞は社会的弱者に目を向けている」(性・年代別) (n=3,169)

39.4 37.433.3

29.926.3

34.638.7

44.1 46.7

16.912.1

22.2 21.2 20.415.7 14.3 11.5 9.3

0

10

20

30

40

50

60

70

80

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

肯定層

否定層

【性別】 【年代別】

22.4 20.3

17.519.7

13.318.3

20.8 23.1 28.0

22.217.7

27.0 26.3 26.519.6

18.7 19.514.4

0

10

20

30

40

50

60

70

80

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

肯定層

否定層

【性別】 【年代別】

51.456.9

44.4 41.644.5

50.656.0

59.9 62.5

13.5

6.1

19.015.3

10.9 12.3 10.57.8 5.0

0

10

20

30

40

50

60

70

80

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

肯定層

否定層

【性別】 【年代別】

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- 23 -

18.新聞の政治に対する態度についてどう思う? (*)

- 「不正を追及」に 40%が肯定。

「政治家について全て報道している」には変わらず厳しい評価 - ・新聞と政治の関係についての意見に関して、肯定層の占める割合を比較したところ、「新聞は政治や

社会の不正を追及している」(39.6%)が最も多く、次いで、「新聞は政治に対して客観的な視点で

報道している」(36.1%)、「ある新聞が政権に対して批判的な記事を載せると、他の新聞もそれに

追随する傾向がある」(33.9%)が多かった。

・新聞と政治家の関わりに関する項目については評価が低い傾向にある。「新聞は政治家について知っ

ていることを全て報道している」の否定層が 42.4%に上り、「新聞は政治家と適切な距離を保って

いる」の肯定層が 21.8%に留まるなど評価が厳しい。

・昨年度調査と比較すると、「新聞は政治や社会の不正を追及している」の肯定層が 2.1 ポイント増加

した変化が最も大きかった。

※肯定層:「そう思う」+「どちらかと言えばそう思う」

否定層:「どちらかと言えばそうは思わない」+「そうは思わない」

図 18-1 新聞と政治についての意見 (n=3,169)

今回 昨年 今回 昨年

39.6 37.5 12.4 13.9

36.1 36.3 16.6 15.0

33.9 33.1 13.3 14.8

28.9 27.1 21.4 22.7

28.7 30.4 23.7 22.6

23.8 22.9 24.5 24.0

21.8 22.2 19.8 19.4

10.3 11.0 42.4 44.3

ある新聞が政権に対して批判的な記事を載せると、他の新聞もそれに追随する傾向がある

肯定層 否定層

新聞は政治や社会の不正を追及している

新聞は政治に対して客観的な視点で報道している

新聞は政府を監視する役割を果たしている

新聞は、国民の声を政治に反映させるのに役立っている

新聞は主張の異なる政党の主張を公平に扱っている

新聞は政治家と適切な距離を保っている

新聞は政治家について知っていることを全て報道している

6.6

5.1

7.9

5.2

5.4

3.8

3.4

1.8

33.0

31.0

26.0

23.7

23.3

20.0

18.4

8.5

46.5

45.7

51.2

48.0

45.4

50.3

56.8

45.6

7.8

10.4

8.7

13.3

14.6

14.5

12.3

24.4

4.6

6.1

4.6

8.1

9.1

10.0

7.5

18.0

(%)

そう思う どちらか

と言えば

そう思う

どちらとも

言えない

無回答 どちらか

と言えば

そうは

思わない

そうは

思わない

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- 24 -

・「新聞は政治や社会の不正を追及している」の肯定層は、30 代(30.6%)で最も少なく、40 代以降、

年代が上がるにつれて多くなっている。肯定層と否定層との差は、50 代以降、年代の上昇に伴い大

きく開いていく。

・「新聞は政府を監視する役割を果たしている」は、40 代以下で否定層が肯定層を上回り、18~19 歳

では 12.7 ポイントの差が開いた。50 代以上では年代が上がるほど肯定層の割合が多くなり、否定

層との差が大きくなっていく。70 代以上では肯定層が否定層を 24.8 ポイント上回った。

・「新聞は、国民の声を政治に反映させるのに役立っている」は、30 代以下で否定層が肯定層を上回

り、30 代では 11.8 ポイントの差が開いた。一方、60 代以上では肯定層が否定層を上回り、70 代以

上で 27.0 ポイントの差が開いた。

図 18-2 新聞は政治や社会の不正を追及している(性・年代別) (n=3,169)

図 18-3 新聞は政府を監視する役割を果たしている(性・年代別) (n=3,169)

図 18-4 新聞は、国民の声を政治に反映させるのに役立っている(性・年代別) (n=3,169)

29.2 28.2

27.024.5

19.2

25.4

25.828.8

40.4

26.121.5

30.2 31.8 31.0

25.7

25.2 23.8

13.4

0

10

20

30

40

50

60

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

肯定層

否定層

【性別】 【年代別】

30.727.2

15.9

22.3 21.123.8

28.831.9

38.5

24.2

18.7

28.625.9 27.5 25.7

20.0 20.8

13.7

0

10

20

30

40

50

60

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

肯定層

否定層

【性別】 【年代別】

41.937.5

34.931.0 30.6 32.5 34.5

44.1

53.8

14.610.3

17.515.0 16.1 15.9

12.5 12.06.50

10

20

30

40

50

60

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

肯定層

否定層

【性別】 【年代別】

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- 25 -

19.新聞の政治的立場についてどう思う? (*)

- 欧米のように政治色を出すことに否定的なのは昨年度と変わらず -

「独自色」は 16%、「不偏不党」は 64%

・新聞の政治的立場について、「A:新聞は、それぞれ独自の政治色をはっきり出した方がよい」と考

える独自色派は 16.1%で、「B:新聞は、1つの政党に偏ることなく不偏不党を貫くべきだ」と考

える不偏不党派が 63.9%と多く、欧米のように新聞に政治色を出すことに否定的な意見が圧倒的多

数を占めた。昨年度と同様、不偏不党派が独自色派を大きく上回った。

・年代別に見ると、不偏不党派は最も少ない 18~19 歳でも 52.4%と過半数を占め、いずれの年代

(52.4%~70.0%)でも、独自色派(14.5%~18.6%)を大きく上回っており、新聞は不偏不党で

あるべきとの意見が強いことが分かる。

・昨年度調査と比較すると、不偏不党派優位の傾向は変わらない。年代別では、20 代以下で不偏不党

派が 5 ポイント以上(5.5~7.6 ポイント)の減少、30 代と 60 代で約 5 ポイント(4.5~4.6 ポイン

ト)の増加となった。

図 19-1 新聞の政治的立場についての意見 (n=3,169)

図 19-2 新聞の政治的立場についての意見(性・年代別) (n=3,169)

今回 昨年 今回 昨年

総   数 16.1 14.8 63.9 63.2

男    性 19.2 18.6 63.8 63.0

女    性 13.3 11.4 64.0 63.4

18~19歳 15.9 14.3 52.4 60.0

20   代 18.6 12.4 56.6 62.1

30   代 14.5 15.9 64.9 60.4

40   代 15.7 14.1 65.6 65.3

50   代 15.7 14.1 67.3 68.5

60   代 14.5 16.4 70.0 65.4

70代以上 18.2 14.9 58.3 58.3

独自色派 不偏不党派

(A) (B)

6.1

8.5

3.9

6.3

8.0

5.5

6.0

5.2

5.3

7.2

10.0

10.7

9.4

9.5

10.6

9.0

9.7

10.5

9.2

11.0

18.6

16.1

20.9

30.2

24.5

19.7

18.3

16.1

14.3

20.1

36.8

35.3

38.2

20.6

29.2

38.9

39.0

38.7

38.8

35.2

27.1

28.5

25.7

31.7

27.4

26.1

26.6

28.6

31.3

23.0

(%)

Aに近い どちらか

と言えば

Aに近い

どちらとも

言えない

無回答 どちらか

と言えば

Bに近い

Bに近い

6.1 10.0 18.6

1.5

36.8 27.1

(%)

Aに近い

どちらか

と言えば

Aに近い

どちらとも

言えない

無回答

Bに近いどちらか

と言えば

Bに近い

A:新聞は、

それぞれ独自

の 政 治 色 を

はっきり出し

た方がよい

B:新聞は、

1つの政党に

偏ることなく

不偏不党を貫

くべきだ

※独 自 色 派:「Aに近い」+「どちらかと言えばAに近い」 不偏不党派:「どちらかと言えばBに近い」+「Bに近い」

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- 26 -

20.新聞の記事の満足度は? (*)

- ラ・テ欄、地元記事、社会記事など、身近な記事の満足度が高い -

・新聞の各記事について満足層の占める割合を比較すると、「テレビ・ラジオ欄」が 55.2%を占め、

テレビ・ラジオなど他のメディアへの窓口としての新聞利用に対する満足度が高いことが分かった。

次いで「地元に関する記事」(47.7%)、「社会に関する記事」(47.0%)、「スポーツ・芸能に関する

記事」(44.6%)、「生活・健康に関する記事」(42.3%)と、生活に密着した身近な記事の満足度が

高かった。

・「社説」「国際情勢に関する記事」「文化に関する記事」「経済に関する記事」の満足層は 3 割台(32.4%

~39.5%)と少ないが、不満層も 1 割(2.7%~5.2%)を下回っており、「どちらとも言えない」

や「ほとんど読まない」が多く、閲読度が低いことがうかがえる。

・昨年度調査との比較では、いずれも 1.4 ポイント以下の増減に留まり、大きな変化は見られない。

※満足層:「満足している」+「まあ満足している」

不満層:「やや不満である」+「不満である」

図 20-1 新聞の記事の満足度 (n=3,169)

今回 昨年 今回 昨年

テ レ ビ ・ ラ ジ オ 欄 55.2 56.2 1.6 2.6

地 元 に 関 す る 記 事 47.7 47.5 6.9 8.1

社 会 に 関 す る 記 事 47.0 45.8 4.1 4.4

スポーツ・芸能に関する記事 44.6 44.9 5.2 5.2

生活・健康に関する記事 42.3 42.8 4.4 4.6

政 治 に 関 す る 記 事 41.6 41.3 7.1 5.7

経 済 に 関 す る 記 事 39.5 40.0 4.7 4.4

文 化 に 関 す る 記 事 39.1 39.8 2.7 3.9

国 際 情 勢 に 関 す る 記 事 37.4 37.8 5.2 5.3

社 説 32.4 32.9 4.4 4.3

満足 層 不満層

17.3

10.9

6.2

7.7

6.9

5.9

5.5

4.9

4.8

5.9

37.9

36.8

40.8

36.9

35.4

35.7

34.0

34.2

32.6

26.5

25.4

29.9

32.8

33.3

36.9

32.8

35.3

40.3

38.8

37.5

15.7

13.0

13.8

14.7

13.9

16.2

18.1

14.7

16.1

22.6

1.2

5.1

3.0

4.0

3.7

4.2

3.3

2.1

3.5

2.7

0.3

1.8

1.1

1.1

0.7

2.9

1.4

0.6

1.6

1.7

(%)

満足して

いる

まあ満足

している

どちらとも

言えない

ほとんど

読まない

無回答 やや不満

である

不満で

ある

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- 27 -

・「テレビ・ラジオ欄」は、性別では男女ともに、年代別では 18~19 歳を除く全ての年代で最も満足

層が多くなった。「地元に関する記事」「社会に関する記事」は 20 代で満足層が最も少なく、年代

の高い層で割合が多くなる傾向が見られた。また、「社会に関する記事」は男性の満足層が女性よ

り 5.7 ポイント多かった。

・「政治に関する記事」「経済に関する記事」「国際情勢に関する記事」は、女性よりも男性の満足層が

多かった。年代別に見ると、これらの記事の満足層は、20 代から年代が高くなると多くなる傾向が

見られた。

図 20-2 テレビ・ラジオ欄、地元、社会に関する記事に満足している人の割合(性・年代別)

(n=3,169)

図 20-3 政治、経済、国際情勢に関する記事に満足している人の割合(性・年代別)

(n=3,169)

44.8

38.7

33.3 25.227.5

38.642.1

47.9

53.4

44.2

35.1

38.1

25.928.9

39.942.9

42.6

45.5

41.1

33.9

38.1

23.0 24.6

37.7 38.541.6

45.4

20

30

40

50

60

70

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

政治

経済

国際情勢

【性別】 【年代別】

51.2

59.0

39.7

40.542.4

53.856.3

61.4

64.6

46.5

48.8

38.1

30.7

35.8

46.2

52.252.6

55.7

49.9

44.2

41.3

31.4

32.2

48.0

48.2

52.1

55.8

20

30

40

50

60

70

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

テレビ・ラジ

オ欄

地元に関す

る記事

社会に関す

る記事

【性別】 【年代別】

※「満足している」+「まあ満足している」の割合

※「満足している」+「まあ満足している」の割合

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- 28 -

21.新聞全般の満足度は?(*)

- 満足している人は 50%、不満な人は 9%。高年齢層で満足度が高い -

・新聞全般について、「満足している」は 13.6%、「やや満足である」は 36.0%であり、この2つを合

わせた満足層は 49.7%を占めた。「やや不満である」と「不満である」を合わせた不満層は 8.9%

と少数であった。満足層は昨年度(51.8%)から 2.1 ポイント減少した。

・年代別に見ると、満足層は 30 代以下で 2 割台(28.5%~28.9%)に留まったが、40 代(45.7%)か

ら 70 代以上(67.1%)にかけて、年代の上昇とともに多くなっている。一方、不満層は最も多い 30

代でも 13.7%で、圧倒的に満足層の方が多くなった。

※満足層:「満足している」+「やや満足である」

不満層:「やや不満である」+「不満である」

図 21-1 新聞全般の満足度 (n=3,169)

図 21-2 新聞全般の満足度(性・年代別) (n=3,169)

今回 昨年 今回 昨年

総   数 49.7 51.8 8.9 7.5

男    性 48.8 54.1 12.5 9.2

女    性 50.5 49.7 5.6 6.0

18~19歳 28.6 40.0 12.7 5.7

20 代 28.5 29.4 9.9 10.1

30 代 28.9 34.1 13.7 12.8

40 代 45.7 47.7 8.1 9.8

50 代 51.0 55.2 10.9 7.3

60 代 57.4 62.2 8.8 6.5

70代以上 67.1 64.4 4.7 2.5

満足 層 不満層

13.6

13.1

14.1

9.5

7.7

5.5

11.5

12.3

14.3

22.9

36.0

35.6

36.4

19.0

20.8

23.5

34.2

38.7

43.1

44.2

40.3

37.5

43.0

58.7

61.7

55.9

45.5

37.3

31.9

26.8

5.4

7.5

3.4

7.9

4.0

9.2

3.2

6.0

6.3

3.9

3.5

5.0

2.2

4.8

5.8

4.5

4.9

5.0

2.5

0.8

(%)

満足して

いる

やや満足

である

どちらとも

言えない

無回答 やや不満

である

不満である

満足して

いる

13.6

やや満足

である

36.0

どちらとも

言えない

40.3

無回答

1.1

やや不満

である

5.4

不満で

ある

3.5

(%)

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- 29 -

22.新聞を読んでいる人は? (*)

- 「読んでいる」は朝刊 69%、夕刊 23%。朝夕刊の閲読率は減少の一途 -

・朝刊を読んでいる人は 68.5%となった。内訳を見ると、「毎日」読んでいる人(48.6%)が半数弱を

占めた。「毎日」読んでいる人は 18~19 歳で 3.2%、20 代で 9.1%に留まるが、年代が上がるほど

増加し、50 代で 50.4%、60 代で 67.6%、70 代以上で 80.2%となった。

・昨年度調査と比較すると、朝刊を読んでいる人は 20 代を除く全年代で減少しており、18~19 歳で

8.9 ポイント、50 代で 4.8 ポイント、30 代で 3.8 ポイント減少した。また、「毎日」読んでいる人

については、18~19 歳と 40~60 代で 3.9~5.9 ポイント減少した。

図 22-1 新聞(朝刊)の閲読頻度 (n=3,169)

図 22-2 新聞(朝刊)の閲読頻度(読む(計)) 図 22-3 新聞(朝刊)の閲読頻度(毎日)

(性・年代別) (n=3,169) (性・年代別) (n=3,169)

50.254.4

46.5

7.1 7.8

17.4

37.7

56.3

71.8

77.8

48.6 53.444.1

3.2 9.117.5

33.0

50.4

67.680.2

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

総数

男性

女性~

代代代代代代以上

(%)

昨年 今回

18

19

20 30 40 50 60 70

70.4 72.868.3

34.3 33.0

44.8

64.6

79.8

86.5 88.5

68.5 71.465.8

25.433.6

41.0

61.7

75.084.9 88.2

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

総数

男性

女性~

代代代代代代以上

(%)

昨年 今回

18

19

20 30 40 50 60 70

毎日

48.6

週に4~5日

6.2

週に

2~3日

6.5

週に1日

くらい

3.2

それ以下

4.0

読まない

31.4

無回答

0.1

(%)

読む(計) 68.5

2016 年度 70.4

2015 年度 73.8

2014 年度 76.9

2013 年度 79.3

2012 年度 78.7

2011 年度 82.6

2010 年度 82.9

2009 年度 84.0

2008 年度 89.3

≪生活の中の新聞≫

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- 30 -

・夕刊を読む人は 23.4%で、調査開始以来、減少傾向が続いている。そのうち「毎日」読んでいる人

は 15.4%に留まった。

・夕刊を読む人は、20~30 代と 60 代で昨年度より 2.0~4.9 ポイント減少した。また、「毎日」読ん

でいる人については、60 代で 3.3 ポイント減少した。

図 22-4 新聞(夕刊)の閲読頻度 (n=3,169)

図 22-5 新聞(夕刊)の閲読頻度(読む(計)) 図 22-6 新聞(夕刊)の閲読頻度(毎日)

(性・年代別) (n=3,169) (性・年代別) (n=3,169)

15.316.5

14.2

-2.3 4.1

8.2

13.0

23.6

28.6

15.4 17.113.8

- 2.2 3.88.3

14.920.3

29.9

0

10

20

30

40

50

総数

男性

女性~

代代代代代代以上

(%)

昨年 今回

18

19

20 30 40 50 60 70

23.724.1

23.3

5.712.7

14.1

18.721.6

33.032.5

23.4 25.721.4

11.1 9.512.1

20.123.4

28.1

35.0

0

10

20

30

40

50

総数

男性

女性~

代代代代代代以上

(%)

昨年 今回

18

19

20 30 40 50 60 70

毎日

15.4

週に

4~5日

2.3週に

2~3日

2.1

週に1日

くらい

1.3

それ以下

2.3

読まない

71.0

無回答

5.5

(%)

読む(計) 23.4

2016 年度 23.7

2015 年度 26.6

2014 年度 26.9

2013 年度 29.2

2012 年度 28.5

2011 年度 30.5

2010 年度 30.9

2009 年度 33.6

2008 年度 41.9

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- 31 -

23.この1年間で新聞を読む回数や時間に変化は? (*)

- 「変わらない」が 78%、「減った」が 17% -

・1年間で新聞を読む回数や時間に変化があったかについては、「変わらない」が 78.2%と大半を占め

た。「増えた」は 4.3%、「減った」は 16.8%となった。

・性別に見ると、「増えた」は男女差がない(男性 4.4%、女性 4.3%)が、「減った」は女性(18.4%)

の方が男性(15.0%)より 3.4 ポイント多かった。

・年代別に見ると、「増えた」は、全ての年代で 1 割に満たない。一方、「減った」は全年代で 1 割を

超え、50 代で 23.2%と最も多く、次いで 30~40 代で(19.2%~19.4%)で約 2 割となった。

図 23-1 1年間で新聞を読む回数や時間の変化 (n=3,169)

図 23-2 1年間で新聞を読む回数や時間の変化 (n=3,169)

増えた 減った

総   数 3.8 16.1

男    性 3.7 15.1

女    性 3.9 17.0

18~19歳 11.4 15.7

20   代 4.9 15.7

30   代 2.8 15.0

40   代 2.6 22.4

50   代 2.9 19.8

60   代 4.3 13.9

70代以上 4.2 11.4

昨年

4.3

4.4

4.3

1.6

6.2

2.6

3.7

3.0

5.8

5.0

78.2

80.1

76.5

84.1

77.4

77.7

76.4

73.4

77.5

83.6

16.8

15.0

18.4

12.7

15.3

19.2

19.4

23.2

16.0

10.6

(%)

増えた 変わらない 無回答 減った

4.33.84.35.55.9

78.279.779.879.479.6

16.816.115.214.414.1

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

今回調査2016年度2015年度2014年度2013年度

(%)

増えた

変わらない

減った

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- 32 -

(朝刊や夕刊を読んでいる人に)(全体の 68.9%)

24.新聞を読む時間は? (*)

- 平均時間は 27 分で前回から微増。若い世代ほど短い -

・新聞を読む時間は、1 日平均で 27.1 分と、昨年度(26.6 分)より 0.5 分長くなった。

・年代別に見ると、平均時間は 70 代以上で最も長く 37.4 分、次いで 60 代で 29.8 分となっているが、

50 代で 21.7 分、40 代で 19.1 分と 20 分前後、30 代 17.2 分、20 代 14.5 分、18~19 歳 7.6 分とな

り、年代が低いほど短くなっている。若い年代での新聞離れが見てとれる。

・昨年度調査と比較すると、平均時間は 18~19 歳での減少が最も大きく 3.6 分減、30 代での増加が

最も大きく 3.9 分増となった。

図 24-1 新聞を読んでいる人 (n=3,169) 図 24-2 新聞の 1 日の閲読時間 (n=2,184)

図 24-3 新聞の 1 日の閲読時間(性・年代別) (n=2,184)

今回 昨年

総   数 27.1 26.6

男    性 28.9 28.4

女    性 25.2 24.8

18~19歳 7.6 11.3

20 代 14.5 14.2

30 代 17.2 13.3

40 代 19.1 19.1

50 代 21.7 20.9

60 代 29.8 29.0

70代以上 37.4 39.2

平均時間 (分)

13.1

10.3

15.9

58.8

38.0

32.8

23.5

13.1

4.1

4.6

18.4

18.2

18.5

35.3

26.1

17.8

25.2

27.3

16.8

9.3

17.4

16.8

17.9

5.9

12.0

20.1

17.0

18.4

21.2

14.2

27.5

27.6

27.4

-

17.4

21.3

24.4

28.3

31.0

29.8

8.7

9.2

8.3

-

4.3

2.3

4.2

6.8

10.7

13.3

10.4

12.4

8.3

-

1.1

2.3

3.7

4.5

12.1

19.9

3.5

4.2

2.8

-

-

1.1

0.8

0.8

3.1

8.0

1.1

1.2

0.9

-

1.1

2.3

1.1

0.8

1.0

0.9

(%)

数分 10分

くらい

20分

くらい

30分

くらい

40分

くらい

1時間

くらい

1時間半

以上

無回答

数分

13.1

10分くらい

18.4

20分くらい

17.4

30分くらい

27.5

40分くらい

8.7

1時間くらい

10.4

1時間半以上

3.5

無回答

1.1(%)

朝刊や夕刊

を読む

68.9

読まない

31.0

無回答

0.1(%)

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- 33 -

(朝刊や夕刊を読んでいる人に)(全体の 68.9%)

25.新聞を読む場所は? (*)

- 新聞を読むのは朝刊、夕刊共に自宅が中心 -

・ 新聞を読む場所としては、朝刊は「自宅(午前中)」(72.3%)を挙げる人が 7 割を超え、圧倒的

に多かった。次いで、「自宅(夕方以降)」(32.3%)、「自宅(午後)」(16.5%)、「職場・学校」(12.5%)

が続き、全ての時間帯を合わせると「自宅」を挙げた人は 89.6%に上った。夕刊は「自宅(夕方

以降)」が 24.5%で最も多かった。

・朝刊について年代別に見ると、「自宅(午前中)」は 18~19 歳(35.3%)で最も少なく、年代が上が

るほど増加し、60 代で 81.5%、70 代以上で 90.5%に達した。「自宅(夕方以降)」は 60 代以下の

年代では 3 割以上(31.5%~41.4%)、70 代以上では 24.6%であった。「職場・学校」は 30 代(25.9%)

で最も多く、次いで 40~50 代で 2 割台(20.1%~20.5%)であった。

図 25-1 新聞を読む場所 (複数回答、n=2,184)

図 25-2 新聞(朝刊)を読む場所(性・年代別) (複数回答、n=2,184)

72.8 71.7

35.3

48.9 49.453.8

63.3

81.5

90.5

12.5

20.523.5

10.9 9.8 13.0 10.8

20.7 20.8

29.035.6

35.3 31.534.5

41.4

34.6 33.3

24.6

17.0

8.1 5.9

18.5 25.920.1 20.5

8.8 2.60

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

自宅

(午前中)

自宅

(午後)

自宅

(夕方以降)

職場・学校

【性別】 【年代別】

注:( )内は昨年度調査の数値

自宅(午前中)

自宅(午後)

自宅(夕方以降)

移動中(電車・バスなど)

職場・学校

図書館

その他

朝(夕)刊は読まない

72.3 (72.5)

16.5 (17.3)

32.3 (30.5)

2.9 (3.1)

12.5 (10.8)

0.7 (0.8)

2.0 (2.6)

0.6 (0.3)

3.4 (2.5)

4.4 (4.6)

24.5 (24.3)

1.0 (0.7)

2.6 (2.4)

0.1 (0.2)

0.5 (0.8)

58.1 (59.0)

(%)

朝刊

夕刊

朝刊を読む場所

自宅(計) 89.6 (90.1)

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- 34 -

(朝刊や夕刊を読んでいる人に)(全体の 68.9%)

26.新聞を読む理由は? (*)

- 新聞を読むことは生活の一部。

1位「習慣になっている」、2位「世間の動きが分かる」 -

・新聞を読む理由としては、「新聞を読むのが習慣になっている」(55.4%)を挙げる人が半数強と最

も多く、新聞を読むことが生活の一部となっていることがうかがえる。次いで、「新聞で世間の動

きが大体分かる」(45.5%)、「新聞は自分が好きな時に読める」(42.8%)を挙げる人が多かった。

・年代別に見ると、「新聞を読むのが習慣になっている」は 18~19 歳(17.6%)で最も少なく、年代

が上がるほど増加し、50 代以上では最大の理由となった。一方、40 代以下では「新聞で世間の動

きが大体分かる」の方が「新聞を読むのが習慣になっている」より多く挙げられた。

図 26-1 新聞を読む理由 (複数回答、n=2,184)

図 26-2 新聞を読む理由(性・年代別) (複数回答、n=2,184)

56.854.1

17.6

23.9

27.6

42.8

52.2

60.6

72.9

46.744.2

29.4

35.9

42.0

44.5

42.0

48.7

48.2

35.6

50.0

35.3

22.8

28.2

34.0

40.7

48.7

51.1

0

10

20

30

40

50

60

70

80

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

新聞を読むのが

習慣になってい

新聞で世間の

動きが大体分か

新聞は自分が

好きな時に読め

【性別】 【年代別】

新聞を読むのが習慣になっている

新聞で世間の動きが大体分かる

新聞は自分が好きな時に読める

新聞は生活や仕事に役立つ情報が多い

新聞はいろんな情報が網羅されている

55.4 (53.5)

45.5 (45.4)

42.8 (43.5)

34.1 (35.4)

30.1 (31.1)

(%)

注:( )内は昨年度調査の数値

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- 35 -

(朝刊や夕刊を読んでいる人に)(全体の 68.9%)

27.よく読む新聞記事は? (*)

- 身近な記事が人気。1位「社会記事」、2位「地元記事」 -

・よく読む新聞の記事については、「必ず読む」「よく読む」「たまに読む」を合わせた『読む(計)』は

「社会に関する記事」(93.5%)、「地元に関する記事」(92.8%)、「政治に関する記事」(90.9%)、

「スポーツ・芸能に関する記事」(88.9%)、「生活・健康に関する記事」(88.3%)、「テレビ・ラジ

オ欄」(87.7%)が 9 割前後となっており、生活に密着した身近な記事がよく読まれていた。

・一方、「社説」は、『読む(計)』が約 7 割(69.6%)となり、「読まない」が 26.8%と他の記事に比

べ多かった。

※『読む(計)』=「必ず読む」+「よく読む」+「たまに読む」

図 27-1 新聞でよく読む記事 (n=2,184)

今回 昨年

社 会 に 関 す る 記 事 93.5 93.2

地 元 に 関 す る 記 事 92.8 92.7

政 治 に 関 す る 記 事 90.9 90.2

スポーツ・芸能に関する記事 88.9 90.0

生活・健康に関する記事 88.3 89.8

テ レ ビ ・ ラ ジ オ 欄 87.7 88.3

文 化 に 関 す る 記 事 85.3 85.8

国 際 情 勢 に 関 す る 記 事 85.1 82.9

経 済 に 関 す る 記 事 81.8 82.9

社 説 69.6 68.7

読む(計)

22.5

32.6

19.6

22.8

17.4

46.5

8.3

12.4

14.1

10.9

41.6

36.4

30.5

33.7

35.5

23.4

30.9

28.8

25.6

17.7

29.4

23.8

40.8

32.5

35.4

17.8

46.1

43.9

42.1

41.1

4.1

4.8

7.1

8.8

9.2

10.8

10.8

11.6

15.1

26.8

(%)

必ず読む よく読む たまに読む 無回答 読まない

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- 36 -

(朝刊や夕刊を「読まない」と答えた人に)(全体の 31.0%)

28.新聞を読まない理由は? (*)

- 「テレビやインターネットなど他の情報で十分だから」が 74%と圧倒的 -

・新聞を読まない理由としては、「テレビやインターネットなど他の情報で十分だから」(73.7%)を

挙げる人が 7 割を超え、最も多かった。次いで、「新聞を取っていないから」(44.6%)、「新聞は高

いから(お金が掛かるから)」(32.3%)の順であった。新聞以外のメディアへの接触が新聞離れの

大きな要因となっていることがうかがえる。

・年代別に見ると、「テレビやインターネットなど他の情報で十分だから」が全ての年代で最も大きな

理由となったが、20~60 代で 7 割(70.5%~82.2%)を超え、18~19 歳で 58.7%と他の理由より

圧倒的に多かった。また、「新聞を取っていないから」は 50~60 代で 5 割(54.5%~58.0%)を超

え、「新聞は高いから(お金が掛かるから)」は 30~50 代で 3 割以上(33.3%~39.3%)が挙げた。

・昨年度調査と比較すると、「新聞を取っていないから」「新聞は高いから(お金が掛かるから)」はそ

れぞれ 3.1 ポイント増加し、「新聞を読む習慣がないから」は 3.0 ポイント減少した。

図 28-1 新聞を読まない人 (n=3,169) 図 28-2 新聞を読まない理由 (複数回答、n=982)

図 28-3 新聞を読まない理由(性・年代別) (複数回答、n=982)

75.772.2

58.7

74.7 77.4

82.2

78.070.5

43.239.8

48.4

34.835.7

44.0 45.3

54.5 58.0

40.7

32.2

32.4

6.5

28.0

37.9 39.3

33.329.5

22.2

20.1 22.7

47.8 36.8

24.6

16.412.2

8.0

6.2

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

テレビやインター

ネットなど他の情報

で十分だから

新聞を取っていな

いから

新聞は高いから

(お金が掛かるか

ら)

新聞を読む習慣が

ないから

【性別】 【年代別】

テレビやインターネットなど他の情報で十分だから

新聞を取っていないから

新聞は高いから(お金が掛かるから)

新聞を読む習慣がないから

新聞を読む時間がないから

73.7 (74.5)

44.6 (41.5)

32.3 (29.2)

21.6 (24.6)

20.4 (20.5)

(%)

読まない

31.0朝刊や夕刊

を読む

68.9

無回答

0.1 (%)

注:( )内は昨年度調査の数値

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- 37 -

29.戸別配達をどう思う? (*)

- 日本独特の戸別配達制度、「続けてほしい」66%。2012 年度より減少続く - ・戸別配達については、「ぜひ続けてほしい」は 44.6%、「できれば続けてほしい」は 21.5%であり、

両者をあわせた『続けてほしい(計)』は 66.0%であった。毎日決まった時間に自宅に直接新聞が届

くという戸別配達へのニーズは高い。

・年代別に見ると、『続けてほしい(計)』は 30 代以下では 4 割前後(38.1%~41.0%)に留まり、40

代(58.0%)で 5割を超え、以降年代が上がるに従って多くなり、60代以上では8割(80.9%~87.0%)

を超えた。

・過去の調査と比較すると、『続けてほしい(計)』の割合は、2009 年度以降は 80%前後で推移していた

が、2013 年度に 8割を切り、以降減少が続いている。今年度は昨年度から 3.5 ポイント減少した。年

代別に見ると、今年度は 70 代以上を除く全ての年代で昨年度より 3 ポイント以上の減少となった。

特に 50 代は 2015 年度から 2016 年度に掛けて 5.6 ポイント、2016 年度から今年度に掛けて 7.0 ポイ

ントの減少と 2年連続の大幅減となった。

※『続けてほしい(計)』=「ぜひ続けてほしい」+「できれば続けてほしい」

図 29-1 戸別配達の存続 (n=3,169)

図 29-2 戸別配達の存続(性・年代別) (n=3,169)

今回 2016年 2015年 2014年 2013年

総   数 66.0 69.5 71.5 73.4 76.2

男    性 65.0 68.0 71.6 71.6 75.3

女    性 67.0 70.7 71.4 75.0 76.9

18~19歳 38.1 52.9 48.6 51.3 59.2

20   代 38.3 42.2 45.0 47.6 51.9

30   代 41.0 45.7 47.8 53.3 58.6

40   代 58.0 62.7 63.9 67.9 73.7

50   代 66.1 73.1 78.7 79.5 81.2

60   代 80.9 84.2 83.1 86.2 88.0

70代以上 87.0 86.3 89.0 88.0 88.4

続けてほしい(計)

44.6

44.9

44.2

25.4

21.9

23.2

33.0

44.6

57.9

64.8

21.5

20.1

22.7

12.7

16.4

17.8

25.0

21.4

23.0

22.2

26.3

26.1

26.5

49.2

49.3

46.0

34.0

27.0

12.1

9.8

7.1

8.5

5.7

11.1

11.7

12.6

7.9

6.3

6.2

2.4

(%)

ぜひ続けて

ほしい

できれば

続けてほしい

どちらでも

よい

無回答 なくても

よい

ぜひ続けて

ほしい

44.6

できれば続

けてほしい

21.5

どちらでも

よい

26.3

無回答

0.6

なくても

よい

7.1 (%)

『続けてほしい(計)』 66.0

2016 年度 69.5

2015 年度 71.5

2014 年度 73.4

2013 年度 76.2

2012 年度 80.1

2011 年度 81.2

2010 年度 79.5

2009 年度 82.8

2008 年度 84.1

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- 38 -

30.夕刊の発行をどう思う? (*)

- 「続けてほしい」は 16%、「なくてもよい」が 37% -

・夕刊の発行については、「ぜひ続けてほしい」は 5.8%、「できれば続けてほしい」は 10.0%であり、

両者を合わせた『続けてほしい(計)』は 15.8%であった。一方、「なくてもよい」は 37.1%であった。

夕刊の発行への要望は強いとは言えない。

・年代別に見ると、夕刊の発行を続けてほしい人は、最も多い 70 代以上(25.6%)であっても 3 割を

下回った。20~30 代では 1 割(7.3%~9.5%)を切り、18~19 歳と 40~60 代では 1 割台(13.4%

~17.5%)に留まった。全年代で、夕刊はなくてもよいと考える人が多く、『続けてほしい(計)』の

割合を上回った。

・過去の調査と比較すると、夕刊の発行への要望は、調査開始の 2008 年度は 28.0%と 3 割近く、2009

年度以来、2割台前半で推移していたが、2014 年度調査で初めて 2割を切り、減少傾向が続いている。

年代別に見ると、昨年度から今回にかけて 60代での減少が最も大きく 5.1 ポイント減となった。

※『続けてほしい(計)』=「ぜひ続けてほしい」+「できれば続けてほしい」

図 30-1 夕刊発行の存続 (n=3,169)

図 30-2 夕刊発行の存続(性・年代別) (n=3,169)

今回 2016年 2015年 2014年 2013年

総   数 15.8 16.8 18.2 18.3 20.0

男    性 18.1 17.3 20.1 17.8 19.6

女    性 13.7 16.3 16.4 18.7 20.4

18~19歳 17.5 20.0 12.9 28.2 19.7

20   代 9.5 11.1 13.7 13.3 13.4

30   代 7.3 7.8 9.4 11.9 13.6

40   代 13.4 12.2 12.8 13.8 17.5

50   代 13.7 14.3 16.6 18.6 19.6

60   代 16.5 21.6 21.6 22.2 23.6

70代以上 25.6 25.2 28.2 23.5 26.8

続けてほしい(計)

5.8

6.7

5.1

6.3

2.6

1.9

4.9

5.6

5.8

10.2

10.0

11.4

8.6

11.1

6.9

5.5

8.5

8.1

10.6

15.4

46.0

43.1

48.6

57.1

61.3

55.9

49.7

47.6

39.8

34.7

37.1

38.0

36.3

23.8

28.5

36.5

36.3

37.9

42.6

37.4

(%)

ぜひ続けて

ほしい

できれば

続けてほしい

どちらでも

よい

無回答 なくても

よい

ぜひ続けて

ほしい

5.8 できれば続

けてほしい

10.0

どちらでも

よい

46.0無回答

1.1

なくても

よい

37.1

(%)

『続けてほしい(計)』 15.8

2016 年度 16.8

2015 年度 18.2

2014 年度 18.3

2013 年度 20.0

2012 年度 20.1

2011 年度 22.0

2010 年度 20.8

2009 年度 23.0

2008 年度 28.0

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- 39 -

31.月ぎめ新聞の購読状況は? (*)

- 71%が購読、購読率は減少傾向が続く -

・自宅で月ぎめ新聞を購読している人は 70.6%であった。新聞の種類を見ると、「全国紙」を購読し

ている人が 51.7%、「県紙・地方紙」を購読している人が 38.6%、「ブロック3紙」を購読してい

る人が 12.2%となった。また、全国紙を購読している人のうち、「2紙以上」の購読は 4.8%と少

なく、ほとんどが「1紙のみ」(95.2%)の購読であった。さらに、全国紙を購読している人のう

ち、「紙の新聞」が 97.1%、「電子新聞」が 1.1%、「両方」が 1.6%であった。

・過去の調査と比較すると、月ぎめ新聞を購読している人は、調査開始の 2008 年度以降、減少傾向に

ある。2014 年度調査では調査開始以来、初めて 8 割を切ったが、その後もさらに減少が続いた。新

聞の種類で見ると、昨年度から今回調査にかけては、全国紙が 1.8 ポイント減、県紙・地方紙は 1.2

ポイント増、ブロック3紙は 2.2 ポイント減となった。

・年代別で見ると、月ぎめ新聞を購読している人は、30 代で 41.2%と最も少なく、年代が上がるほど

多くなり、40 代で 61.7%、50 代で 72.0%、60 代で 84.7%、70 代以上で 89.0%となった。

・年代別に昨年度調査と比較すると、月ぎめ新聞を購読している人は 70 代以上を除く全ての年代で減

少し、50 代以下では 3 ポイント以上(3.8~12.6 ポイント)の減少となった。

図 31-1 月ぎめでとっている新聞の有無 図 31-2 月ぎめでとっている新聞の種類

(n=3,169) (複数回答、n=2,237)

図 31-3 全国紙を何紙とっているか (n=1,157)

図 31-4 購読は紙の新聞か電子新聞か (n=1,157)

95.2 4.8 -

(%)

無回答1紙のみ

2紙以上

全国紙(朝日、毎日、読売、産経、日本経済新聞)

県紙・地方紙

ブロック3紙(北海道、中日、西日本新聞)

スポーツ紙または夕刊紙

その他の新聞

51.7

38.6

12.2

4.2

4.4

(%)

97.1 1.11.6

0.1

(%)

無回答

紙の新聞電子新聞

両方

とっている

70.6

無回答

1.7

とって

いない

27.7

(%)

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- 40 -

図 31-5 月ぎめでとっている新聞(時系列)

図 31-6 月ぎめでとっている新聞の有無(性・年代別) (n=3,169)

88.6 86.3 84.5 85.281.7 81.2

78.0 75.8 73.070.6

55.149.7 49.7 49.1

44.0 45.142.0 40.5

38.3 36.5

27.630.8 29.0 29.9 29.1 27.6 27.3 28.1 26.0

27.213.0 12.5 11.2 11.2 11.8 12.2 10.6 9.6 10.8 8.6

0

20

40

60

80

100

2008

年度

2009

年度

2010

年度

2011

年度

2012

年度

2013

年度

2014

年度

2015

年度

2016

年度

今回

調査

とっている

全国紙(朝日、毎日、読売、産経、日本経済新聞)

県紙・地方紙

ブロック3紙(北海道、中日、西日本新聞)(%)

昨年 2015年 2014年 2013年

総   数 73.0 75.8 78.0 81.2

男    性 73.5 77.2 78.5 81.5

女    性 72.6 74.6 77.6 81.0

18~19歳 72.9 77.1 82.1 84.2

20 代 57.2 59.1 60.8 69.7

30 代 46.5 50.2 57.7 61.6

40 代 65.5 66.7 72.1 77.1

50 代 77.7 84.0 83.4 86.6

60 代 85.1 86.5 88.8 90.6

70代以上 87.5 89.4 89.1 90.2

月ぎめで新聞をとっている

70.6

71.6

69.7

60.3

53.3

41.2

61.7

72.0

84.7

89.0

27.7

27.0

28.4

38.1

45.3

55.7

36.7

26.8

14.3

9.1

(%)

月ぎめで新聞をとっている 無回答 とっていない

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- 41 -

32.新聞の購読料をどう思う? (*)

- 「妥当」とする人が 53%、「高い」とする人が 44% -

・新聞の1ヶ月の購読料(朝刊と夕刊のセットでおよそ 4,000 円)について、「かなり高い」は 8.6%、

「少し高い」は 35.6%の回答であった。両者を合わせた『高い(計)』は 44.2%となり、半数近い

人が購読料を負担に感じていることが分かった。「妥当である」は 52.5%、「少し安い」と「かなり

安い」を合わせた『安い(計)』は 2.4%とごく少数に留まった。

・年代別に見ると、『高い(計)』は 30 代以下で 5 割台(50.8%~55.5%)、40~50 代で 4 割台(46.2%

~46.9%)、60 代以上で 3 割台(35.0%~37.9%)となった。40 代以上では「妥当である」の割合

が『高い(計)』の割合を上回り、新聞に金額相応の価値を置いていることがうかがえる。

・過去の調査と比較すると、『高い(計)』の割合は、調査開始の 2008 年度以来、5 割台で推移してい

たが、2015 年度調査で初めて 5 割を下回り、「妥当である」が上回った。

※『高い(計)』=「かなり高い」+「少し高い」

『安い(計)』=「少し安い」+「かなり安い」

図 32-1 新聞の購読料 (n=3,169) 図 32-2 新聞の購読料(時系列)

図 32-3 新聞の購読料(性・年代別) (n=3,169)

かなり高い

8.6

少し高い

35.6妥当である

52.5

無回答

0.9

少し安い

1.8

かなり安い

0.6(%)

今回 前回

総   数 44.2 46.7

男    性 42.5 46.1

女    性 45.8 47.3

18~19歳 50.8 54.3

20 代 55.5 53.6

30 代 55.0 55.4

40 代 46.9 50.8

50 代 46.2 44.5

60 代 37.9 40.8

70代以上 35.0 41.8

高い(計)

8.6

8.7

8.5

11.1

12.0

15.2

12.0

6.9

5.0

4.7

35.6

33.7

37.4

39.7

43.4

39.8

34.9

39.3

32.9

30.2

52.5

54.1

51.0

44.4

40.5

42.4

49.4

51.0

59.2

61.2

1.8

1.6

1.9

1.6

1.8

1.7

2.1

1.6

1.5

1.9

0.6

1.0

0.2

-

0.7

0.5

1.1

0.4

0.7

0.5

(%)

かなり高い 少し高い 妥当である 無回答 少し安い かなり安い

44.246.745.2

53.350.051.951.453.954.559.9

52.550.551.8

43.747.145.646.142.643.437.1

2.42.02.21.91.81.51.82.31.52.4

0

20

40

60

80

今回

調査

2016

年度

2015

年度

2014

年度

2013

年度

2012

年度

2011

年度

2010

年度

2009

年度

2008

年度

(%) 高い(計) 妥当である 安い(計)

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- 42 -

33.通信社の役割を知っている? (*)

- 「役割を知っている」人の割合は 2012 年度以降、50%前後で推移 -

「知っている」48%、「知らない」51%

・通信社が新聞社や放送局、インターネットサイトなどにニュースを配信していることを「知ってい

る」人は 48.4%、「知らない」人は 50.6%であった。

・性別で見ると、「知っている」人は、女性(41.3%)よりも男性(56.0%)の方が多かった。

・年代別に見ると、通信社の役割を「知っている」人は、18~19 歳の 27.0%から年代が上がるととも

に多くなり 60 代で 57.4%となった。40~60 代では「知っている」が 5 割(51.1%~57.4%)を超

えた。

・過去の調査と比較すると、「知っている」人の割合は、2012 年度以降は半数を超えていたが、昨年

度調査で半数を切り、今回も同様であった。年代別に昨年度調査と比較すると、「知っている」人

の割合は 20 代以下で 3.2~8.7 ポイント減少した。

図 33-1 通信社の役割の認知 (n=3,169)

図 33-2 通信社の役割の認知(性・年代別) (n=3,169)

知っている

昨年 2015

総   数 48.8

男    性 56.7

女    性 41.7

18~19歳 35.7

20   代 38.2

30   代 43.7

40   代 52.5

50   代 52.7

60   代 56.0

70代以上 45.2

48.4

56.0

41.3

27.0

35.0

43.4

51.1

54.0

57.4

44.7

50.6

42.8

57.8

73.0

64.6

56.4

48.0

45.6

41.6

52.8

(%)

知っている 無回答 知らない

知っている

48.4

無回答

1.0

知らない

50.6

(%)

2016 年度 48.8

2015 年度 51.0

2014 年度 51.2

2013 年度 51.8

2012 年度 51.2

2011 年度 45.2

2010 年度 46.3

2009 年度 45.0

2008 年度 45.2

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- 43 -

34.見たり聞いたりしたことがある通信社は? (*)

- 1位「共同通信社」(70%)、2位「ロイター通信」(68%) -

・見たり聞いたりしたことがある通信社の名前をひとつでも挙げた人は 80.7%であった。最も知名度

が高いのは「共同通信社」で 69.5%の人が挙げた。次いで「ロイター通信」が 67.5%、「時事通信

社」が 49.5%、「AP通信」が 46.1%、「新華社」が 36.4%となった。

・年代別に見ると、40 代以上では「共同通信社」の知名度が最も高かったが、30 代以下では「ロイター

通信」の知名度が最も高かった。

・過去の調査と比較すると、今回調査では昨年度より共同通信社が 2.0 ポイント、時事通信社が 2.1

ポイント認知度が上がったが、他の通信社の認知度は 0.7~2.7 ポイント下がった。

図 34-1 知っている通信社の有無 (n=3,169) 図 34-2 知っている通信社 (複数回答、n=3,169)

表 34-1 知っている通信社(性・年代別) (複数回答、n=3,169)

少なくとも

1つは

知っている

80.7

どれも

知らない

17.6

無回答

1.7(%)

共同通信社

ロイター通信

時事通信社

AP通信

新華社

AFP通信

ブルームバーグ

イタル・タス通信

69.5 (67.5,69.4)

67.5 (69.3,69.5)

49.5 (47.4,45.6)

46.1 (48.8,47.1)

36.4 (39.0,41.0)

9.9 (11.5,10.1)

7.2 (7.9,7.2)

6.2 (8.1,7.8)

(%)

注:( )内は左から 2016 年度調査、2015 年度調査の数値

(%)

1  位 2  位 3  位 4  位 5  位

共同通信社 ロイター通信 時事通信社 AP通信 新華社

69.5 67.5 49.5 46.1 36.4

共同通信社 ロイター通信 時事通信社 AP通信 新華社

75.4 69.4 57.2 53.8 43.6

ロイター通信 共同通信社 時事通信社 AP通信 新華社

65.7 64.0 42.3 38.9 29.8

ロイター通信 AP通信 共同通信社 時事通信社 AFP通信

46.0 23.8 19.0 17.5 7.9

ロイター通信 共同通信社 AP通信 時事通信社 新華社

54.4 46.7 36.9 33.6 14.2

ロイター通信 共同通信社 AP通信 時事通信社 新華社

76.1 67.1 52.8 50.0 26.8

共同通信社 ロイター通信 AP通信 時事通信社 新華社

78.0 77.4 58.2 55.0 36.0

共同通信社 ロイター通信 時事通信社 AP通信 新華社

76.8 76.0 54.4 53.8 44.0

共同通信社 ロイター通信 時事通信社 AP通信 新華社

78.2 70.0 54.2 47.4 46.1

共同通信社 ロイター通信 時事通信社 新華社 AP通信

65.0 53.7 46.3 40.1 31.8

40  代

50  代

60  代

70代以上

総  数

男  性

女  性

18-19歳

20  代

30  代

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- 44 -

35.インターネットのニュースをどの程度見る? (*)

- 「インターネットニュースを毎日見る」20~50 代では半数超。

毎日閲覧は女性、50 代以上で増加 -

・インターネットのニュースを閲覧している人は 71.4%となった。内訳を見ると、「毎日」見ている人

が 43.4%であった。

・年代別に見ると、インターネットのニュースを閲覧している人は 50 代以下で 8 割を超え、新聞朝刊

の閲読率を上回った(29 ページ参照)。また、インターネットのニュースを「毎日」見ている人は

20~50 代で 5 割(54.6%~69.4%)を超え、30 代が最も多く 69.4%となった。

・前回調査と比較すると、インターネットのニュースを閲覧している人は 20~30 代を除く年代で増加

し、50~60 代での増加が 4.5~5.9 ポイントと大きかった。「毎日」見ている人は 50~70 代で昨年

度より増加し、50~60 代で 2.9~3.5 ポイントの増加となった。

図 35-1 インターネットニュースの閲覧状況 (n=3,169)

図 35-2 インターネットニュースの閲覧状況 図 35-3 インターネットニュースの閲覧状況 (見る(計))(性・年代別) (n=3,169) (毎日)(性・年代別) (n=3,169)

42.946.6

39.7

47.1

61.8

73.0

64.4

51.7

26.9

8.043.4 45.9 41.1 44.4

62.469.4

62.654.6

30.4

9.60

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

総数

男性

女性~

代代代代代代以上

(%)

昨年 今回

18

19

20 30 40 50 60 70

69.673.7

66.0

97.196.1 97.8

91.3

82.8

55.7

25.071.4 73.9 69.0

100.0 95.3 96.0 93.587.3

61.6

26.2

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

総数

男性

女性~

代代代代代代以上

(%)

昨年 今回

18

19

20 30 40 50 60 70

毎日

43.4

週に4~5日

9.4

週に2~3日

9.5

週に1日くらい

4.5

それ以下

4.4

見ない

28.1

無回答

0.5 (%)

見る(計) 71.4

2016 年度 69.6

2015 年度 66.0

2014 年度 64.7

2013 年度 60.8

2012 年度 58.4

2011 年度 55.2

2010 年度 57.1

2009 年度 56.5

≪新聞のこれからとインターネット≫

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- 45 -

(インターネットニュースを見ている人に)(全体の 71.4%)

36.よく見るインターネットニュースの記事は? (*)

- 1位「スポーツ・芸能に関する記事」(72%)、

2位「社会に関する記事」(59%) -

・よく見るインターネットニュースの記事としては、「スポーツ・芸能に関する記事」を挙げる人が 72.1%

と最も多く、次いで、「社会に関する記事」を挙げる人が 59.2%となった。

・性別に見ると、「社会に関する記事」「政治に関する記事」「経済に関する記事」は男性の方が多く、

「スポーツ・芸能に関する記事」「生活・健康に関する記事」は女性の方が多かった。

・年代別に見ると、「スポーツ・芸能に関する記事」は全ての年代で最も多く 50 代以下で 7 割(70.5%

~82.5%)を超えた。「社会に関する記事」は 20代以上で 5割(51.8%~64.0%)を超えた。

・昨年度調査と比較すると、「スポーツ・芸能に関する記事」は 4.5 ポイント減少し、「政治に関する

記事」は 4.9 ポイント増加した。

図 36-1 インターネットニュースでよく読む記事 (複数回答、n=2,262)

図 36-2 インターネットニュースでよく読む記事(性・年代別) (複数回答、n=2,262)

68.2

75.982.5

70.576.3

78.5

71.8

65.4

57.561.0 57.4

30.2

55.6

64.0 64.059.1

58.6

51.8

54.2

32.3

20.6

34.541.2 45.3

42.748.1 52.3

30.3

53.5

30.2

40.645.7 46.4

40.038.4 38.947.2

22.8

15.9

29.135.3 37.0 35.2 37.6 36.8

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

スポーツ・芸能に

関する記事

社会に関する記事

政治に関する記事

生活・健康に関す

る記事

経済に関する記事

【性別】 【年代別】

スポーツ・芸能に関する記事

社 会 に 関 す る 記 事

政 治 に 関 す る 記 事

生活・健康に関する記事

経 済 に 関 す る 記 事

国 際 情 勢 に 関 す る 記 事

文 化 に 関 す る 記 事

地 元 に 関 す る 記 事

ニ ュ ー ス 解 説

72.1 (76.6)

59.2 (56.4)

43.2 (38.3)

42.0 (41.4)

34.9 (36.1)

32.2 (30.4)

24.2 (24.0)

23.7 (21.1)

14.3 (14.9)

(%)

注:( )内は昨年度調査の数値

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- 46 -

(インターネットニュースを見ている人に)(全体の 71.4%)

37.インターネットニュースを見る時、アクセスするのは?

- ポータルサイトが 86%、SNS は若い世代ほど多い -

・インターネットニュースを見るサイトを質問したところ、「ポータルサイトやアプリ(Yahoo!、Google

など)」(85.5%)が突出して最も多かった。「SNS(LINE、Twitter、Facebook など)」(31.8%)、「新

聞社・通信社・テレビ放送局の公式サイトやアプリ」(20.5%)は大きく水をあけられる結果となっ

た。

・年代別に見ると、「ポータルサイトやアプリ(Yahoo!、Google など)」は 20 代以上では最も多く、

70 代以上で 78.2%、20~60 代では 8 割台(80.8%~89.1%)となった。「SNS(LINE、Twitter、Facebook

など)」は、60 代以上で 1 割台(13.0%~13.2%)であったが、年代が低くなるに従って多くなり

18~19 歳で 76.2%となった。「新聞社・通信社・テレビ放送局の公式サイトやアプリ」は、40 代以

下で「SNS(LINE、Twitter、Facebook など)」より少なかった。

図 37-1 インターネットニュースを見る時、アクセスするサイトやアプリ (複数回答、n=2,262)

図 37-2 インターネットニュースを見る時、アクセスするサイトやアプリ(性・年代別)

(複数回答、n=2,262)

87.283.9

54.0

80.8

87.2 89.1 88.6 87.6

78.2

25.8

37.7

76.2

62.1

42.7

32.5

20.5

13.2 13.0

23.817.2

11.1 14.617.8

22.6

21.4 21.626.9

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

ポータルサイト

やアプリ

(Yahoo!、

Googleなど)

SNS(LINE、

Twitter、

Facebookなど)

新聞社・通信

社・テレビ放送

局の公式サイト

やアプリ

【性別】 【年代別】

ポータルサイトやアプリ(Yahoo!、Googleなど)

SNS(LINE、Twitter、Facebookなど)

新聞社・通信社・テレビ放送局の公式サイトやアプリ

その他のサイトやアプリなど

85.5

31.8

20.5

4.2

(%)

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- 47 -

(インターネットニュースを見ている人に)(全体の 71.4%)

38.インターネットニュースを見る時に使用する機器は? (*)

- スマートフォン・携帯電話が 80%、モバイルのみでの閲覧が 59% -

・インターネットニュースを見る時に使用する機器を質問したところ、「スマートフォン・携帯電話」

が 80.3%と突出して最も多かった。次いで「パソコン」が 40.4%、「タブレット」は 13.4%であっ

た。

・インターネットニュースを見る時に使用する機器の回答から、「モバイルのみ」「パソコンとモバ

イル」「パソコンのみ」に分類すると、「モバイルのみ」が 59.2%、「パソコンとモバイル」が

25.6%、「パソコンのみ」が 14.9%であった。

・年代別に見ると、「モバイルのみ」は、男女共に、また、年代別では 60 代以下で、「パソコンとモ

バイル」「パソコンのみ」の割合を上回った。「モバイルのみ」は、男性(47.1%)より女性(71.3%)

で多く、年代別では、70 代以上の 40.4%から 18~19 歳の 82.5%にかけて、年代が下がるにつれて

多くなった。

・昨年度調査と比較すると、「スマートフォン・携帯電話」が 3.1 ポイント増加、「パソコン」が 5.2

ポイント減少となった。

図 38-1 インターネットニュースを見る時に使用する機器(複数回答、n=2,262)

図 38-2 インターネットニュースを見る時に使用する機器(性・年代別) (n=2,262)

注:( )内は昨年度調査の数値

スマートフォン・携帯電話

パソコン

タブレット

その他

80.3

(77.2)

40.4

(45.6)

13.4

(13.5)

0.0 (0.1)

(%)

モバイルのみ

59.2

パソコンと

モバイル

25.6

パソコンのみ

14.9

その他

0.4

(%)

47.1

71.3

82.5

75.171.6

63.6

51.1

43.8

40.432.3

18.914.3

22.225.9 25.5

32.7

25.9

16.120.4

9.3 3.22.7 2.5

10.416.1

30.3

40.9

0

10

20

30

40

50

60

70

80

90

100

男性 女性 18~

19歳

20代 30代 40代 50代 60代 70代

以上

(%)

モバイルのみ

パソコンとモバイル

パソコンのみ

【性別】 【年代別】

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- 48 -

(インターネットニュースを見ている人に)(全体の 71.4%)

39.インターネットニュースを見る時に出所を気にするか?

- 「気にする」43%、「気にしない」57% -

・インターネットニュースを見る時に、ニュースの出所を気にするか尋ねたところ、「気にする」と答

えた人が 42.5%(「いつも気にする」10.4%と「まあ気にする」32.1%の計)、「気にしない」と答

えた人が 57.1%(「全く気にしない」11.8%と「あまり気にしない」45.2%の計)となった。

・性別、年代別に関わらず、「気にしない」と答えた人が「気にする」と答えた人より多くなった。「気

にしない」は、性別では女性(61.8%)、年代別では 20 代以下と 60 代で 6 割(60.9%~73.0%)

を超えた。

※『気にする(計)』=「いつも気にする」+「まあ気にする」

『気にしない(計)』=「あまり気にしない」+「全く気にしない」

図 39-1 インターネットニュースの出所 (n=2,262)

図 39-2 インターネットニュースの出所(性・年代別) (n=2,262)

気にする(計) 42.5%

気にしない(計) 57.1%

いつも気

にする

10.4

まあ気に

する

32.1

無回答

0.4

あまり気に

しない

45.2

全く気に

しない

11.8

(%)

気にする(計)

気にしない(計)

総   数 42.5 57.1

男    性 47.4 52.3

女    性 37.6 61.8

18~19歳 27.0 73.0

20 代 39.1 60.9

30 代 46.7 53.1

40 代 48.1 51.5

50 代 42.5 57.5

60 代 37.3 62.2

70代以上 37.8 59.6

10.4

13.4

7.5

4.8

11.1

10.6

12.3

10.9

6.5

12.4

32.1

34.0

30.1

22.2

28.0

36.0

35.8

31.6

30.8

25.4

45.2

42.9

47.5

50.8

43.3

39.8

42.6

46.6

51.4

49.7

11.8

9.4

14.3

22.2

17.6

13.3

8.9

10.9

10.8

9.8

(%)

いつも気にする まあ気にする 無回答 あまり気にしない 全く気にしない

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- 49 -

40.将来の新聞の役割についてどう思う? (*)

- 新聞の役割減少派 50%、役割持続派 34%。

役割減少派が役割持続派を突き放す勢い -

・将来の新聞について、「A:インターネットなどの普及により新聞の役割が少なくなってくる」と考

える役割減少派は 49.6%、「B:今までどおり、新聞が報道に果たす役割は大きい」と考える役割

持続派は 34.4%と、役割減少派の方が 15.2 ポイント多くなった。

・この質問を始めた 2009 年度調査以来、2014 年度に初めて役割減少派が役割持続派を上回ったが、

今回はさらにその動きが加速した。

※役割減少派:「Aに近い」+「どちらかと言えばAに近い」 役割持続派:「どちらかと言えばBに近い」+「Bに近い」

図 40-1 将来の新聞についての意見 (n=3,169)

図 40-2 将来の新聞についての意見(時系列)

32.7

38.7 36.5 37.4

40.2

43.1 43.0

47.1 49.6 49.3

43.746.1 45.2

43.7

40.2 39.8

35.6 34.4

0

10

20

30

40

50

60

2009

年度

2010

年度

2011

年度

2012

年度

2013

年度

2014

年度

2015

年度

2016

年度

今回

調査

(A)役割減少派

「インターネットなど

の普及により新聞

の役割が少なく

なってくる」

(B)役割持続派

「今までどおり、新

聞が報道に果たす

役割は大きい」

(%)

22.7 26.9 14.5

1.5

22.5 11.9

(%)

Aに近い どちらか

と言えば

Aに近い

どちらとも

言えない

無回答

Bに近いどちらか

と言えば

Bに近いA:インター

ネットなどの

普及により新

聞の役割が少

なくなってく

B:今までど

おり、新聞が

報道に果たす

役割は大きい

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- 50 -

・年代別に見ると、役割持続派は 20 代以下で約 1 割(10.9%~11.1%)と少なく、年代が上がるほど

多くなり、70 代以上では 55.0%を占めた。一方、役割減少派は年代の低い層で多く、50 代以下で

は役割減少派が過半数(57.3%~75.5%)となり、持続派(10.9%~30.6%)を上回った。

・昨年度調査と比較すると、年代別では、役割減少派は 30 代で 5.0 ポイント減少したが、30 代以外

の年代では増加した。中でも 18~19 歳(14.6 ポイント)、20 代(6.9 ポイント)、50 代(7.1 ポイ

ント)で増加が大きかった。役割持続派は 20 代以下と 40~60 代で減少し、20 代以下での減少が

6.1~7.5 ポイントと大きかった。

図 40-3 将来の新聞についての意見(性・年代別) (n=3,169)

今回 昨年 今回 昨年

総   数 49.6 47.1 34.4 35.6

男    性 48.8 46.9 36.0 38.1

女    性 50.3 47.3 33.0 33.3

18~19歳 74.6 60.0 11.1 18.6

20   代 75.5 68.6 10.9 17.0

30   代 63.3 68.3 19.7 18.9

40   代 60.3 57.3 24.7 26.3

50   代 57.3 50.2 30.6 33.0

60   代 39.3 35.9 45.1 47.8

70代以上 24.8 24.0 55.0 53.0

役割減少派 役割持続派

(A) (B)

22.7

24.0

21.5

47.6

43.8

36.3

27.3

24.6

15.1

6.4

26.9

24.7

28.8

27.0

31.8

27.0

33.0

32.7

24.1

18.4

14.5

13.8

15.2

14.3

13.1

15.4

14.5

10.3

15.1

16.9

22.5

23.5

21.5

11.1

8.0

13.3

16.9

19.0

31.1

33.7

11.9

12.5

11.4

-

2.9

6.4

7.8

11.5

14.0

21.3

(%)

Aに近い どちらか

と言えば

Aに近い

どちらとも

言えない

無回答 どちらか

と言えば

Bに近い

Bに近い

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41.電子新聞の利用意向は? (*)

- 利用希望は伸びず。「利用してみたい」は 10%と減少傾向 -

・パソコンや携帯電話、タブレットなどで読むことができる電子新聞の認知率(「現在、利用してい

る」2.1%と「現在利用していないが、利用してみたい」9.5%と「利用したいとは思わない」65.5%

の合計)は 77.1%となった。

・時系列変化を見ると、「利用したいと思わない」は増加傾向にあり、2013 年度(58.4%)から 7.1

ポイント増加した。一方、「現在利用していないが、利用してみたい」は減少傾向にあり、2013 年

度(13.0%)から 3.5 ポイントの減少となった。

・電子新聞の利用を年代別に見ると、利用している人の割合はいずれの年代でも 1 割に満たない。「現

在利用していないが、利用してみたい」は 20~50 代で 1 割台(10.9%~13.3%)となった。

図 41-1 電子新聞の認知度と利用意向 (n=3,169) 図41-2 電子新聞の認知度と利用意向(時系列)

図 41-3 電子新聞の認知度と利用意向(性・年代別) (n=3,169)

58.4 60.6 63.2 63.4 65.5

25.2 23.2 21.1 22.2 21.8

13.0 12.5 10.9 10.7 9.5

2.2 3.0 3.8 3.0 2.10

20

40

60

80

2013年度 2014年度 2015年度 2016年度 今回調査

(%)

利用したいとは思わない

知らない

現在利用していないが、利用してみたい

現在、利用している

総   数

男    性

女    性

18~19歳

20   代

30   代

40   代

50   代

60   代

70代以上

2.1

2.7

1.6

-

2.2

0.9

2.5

3.4

2.8

1.2

9.5

10.7

8.3

4.8

10.9

13.3

10.9

11.9

8.2

5.4

65.5

67.8

63.4

63.5

69.7

74.6

75.3

71.8

63.9

48.2

21.8

17.6

25.7

31.7

17.2

10.7

10.8

12.5

24.1

41.9

(%)

現在、利用

している

現在利用していないが、

利用してみたい

利用したいとは

思わない

知らない 無回答

現在、利用

している

2.1 現在利用してい

ないが、利用し

てみたい

9.5

利用したいとは

思わない

65.5

知らない

21.8

無回答

1.2

(%)

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42.電子新聞の許容購読料金は?

- 単独での購読、セットでの購読ともに購読したくない人が多数、

購読料金は低価格帯に集中 -

・電子新聞の購読料については、電子新聞単独の場合、「購読したいと思わない」と回答した人が 72.8%

であった。購読したいとした 25.2%の人が答えた価格帯では、「1,000 円未満」が最も多く 72.0%、

次いで「1,000 円~2,000 円未満」が 21.4%であった。

・紙の新聞とセットの場合、「購読したいと思わない」と回答した人が 57.4%であった。購読したい

とした 40.6%の人が答えた価格帯では、「無料」が最も多く 45.8%、以下、「+200 円~+500 円未

満」が 22.6%、「+200 円未満」が 17.8%、「+500 円~+1,000 円未満」が 11.3%であった。

図 42-1 電子新聞の購読意向と許容購読料金(電子新聞単独で購読する場合)

(n=3,169) (購読したい、n=799)

図 42-2 電子新聞の購読意向と許容購読料金(紙の新聞とセットで購読する場合)

(n=3,169) (購読したい、n=1,288)

購読したい

40.6

無回答

2.0

購読したいと

思わない

57.4

(%)

無料

+200円未満

+200円~+500円未満

+500円~+1,000円未満

+1,000円以上でもよい

45.8

17.8

22.6

11.3

2.5

(%)

購読したい

25.2

無回答

2.0購読したいと

思わない

72.8

(%)

1,000円未満

1,000円~2,000円未満

2,000円~3,000円未満

3,000円~4,000円未満

4,000円以上でもよい

72.0

21.4

5.3

1.1

0.3

(%)

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調査の概要

●調査地域

全国

●調査対象

18 歳以上男女個人(5,000 人)

●サンプリング法

住民基本台帳からの層化二段無作為抽出法

●回収サンプルの構成

回収数 3,169(63.4%)

<性別> <年代別>

総数 男性 女性 18~

19 歳 20 代 30 代 40 代 50 代 60 代

70 代

以上

3,169 1,526 1,643 63 274 422 567 504 601 738

100.0% 48.2% 51.8% 2.0% 8.6% 13.3% 17.9% 15.9% 19.0% 23.3%

●調査方法

専門調査員による訪問留置法

●実査時期

2017 年 11 月 2 日から 11 月 21 日

●調査委託機関

一般社団法人 中央調査社

第 10 回 メディアに関する全国世論調査(2017 年)

2018 年 1 月発行

発行 公益財団法人 新聞通信調査会

東京都千代田区内幸町2-2-1

日本プレスセンタービル1階

電話 03-3593-1081