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社会実験 パンフレット 令和25

社会実験 - MLIT社会実験の変遷 公共交通機関の利用促進 H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 (年度)H28.3 道路法改正

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社会実験 パンフレット

社 会 実 験

令和2年5月

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評価段階・結果取りまとめ(報告書作成)

実験段階・社会実験実施

社会実験とは

• この実験は、社会的に影響を与える可能性のある道路施策の導入に先立って、関係行政機関、地域住民等の参加のもと、場所や期間を限定して当該施策を試行・評価し、もって新

たな施策の展開と円滑に事業を執行することを目的とするものです。

1

企画策定段階

・社会実験協議会の設置・地域の課題の明確化・実験テーマの設定

計画策定段階・実験メニュー策定・効果評価手法と評価基準策定・地域の合意形成・実験の実施体制等

本格実施 見直し 中止

実験実施主体(地方公共団体) 国土交通省

・公募要領の発表

・実験計画書の改善提案・協議会や現地への有識者派遣

・実験結果の評価

法令・基準等の見直し全国展開

助言や提案

・有識者懇談会の開催・実験実施地域の選定

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社会実験の変遷

公共交通機関の利用促進

H11 H12 H13 H14 H15 H16 H17 H18 H19 H20 H21 H22 H23 H24 H25 H26 H27 H28 H29 H30 R1 (年度)

H28.3 道路法改正「道路協力団体制度」創設

H20.10 ガイドライン 「通り名で道案内」社会実験を踏まえて

H17.3 道路局長通知 地域の活性化等に資する路上イベントに伴う道路占用の取扱いについて

H17.3 警察庁通達 民間事業者等による経済活動に伴う道路使用許可の取扱いについて

平成24年・基本政策部会「建議」にラウンドアバウト導入・展開を記載

関連する道路施策・提言

施策分類

平成10年新道路整備五箇年・社会実験の積極的実施

平成14年社会資本整備審議会道路分科会 「中間答申」・歩行者・自転車を重視し、生活環境の改善に資する道路整備の推進

平成15年総合規制改革会議・公共施設の民間による利活用の推進

平成19年社会資本整備審議会 道路分科会基本政策部会 「建議」・安全な自転車走行空間の確保

平成29年社会資本整備審議会道路分科会 「建議」・9テーマの提案平成29年

自転車活用推進法施行・自転車の活用を総合的かつ計画的に推進

公共交通の利用促進

オープンカフェ

くらしのみちゾーン

通り名

自転車

H28.7 安全で快適な自転車利用環境創出ガイドラインの一部改訂

H25.12 道路交通法改正 自転車等の路側帯通行に関する規定整備

広告料収入

ラウンドアバウト

無電柱化対策

平成27年・重点「道の駅」制度創設

平成28年無電柱化の推進に関する法律施行・無電柱化を総合的・計画的・迅速に推進

H29.3道路の無電柱化低コスト手法導入の手引き(案)※H31.3 一部改訂

道の駅等

パーク&ライド・トランジットモールの全国的な展開

観光地の交通円滑化

オープンカフェ等地域主体の道活用

歩行者・自転車の優先

通り名による道案内

観光地の交通円滑化

自転車利用環境の向上

広告料収入の維持管理への充当

ラウンドアバウト

ICT技術の活用

物流・駐車対策

無電柱化対策

道の駅等を拠点とした地域活性化

H26.9 道路法改正環状交差点における規定の整備

ICT技術

荷捌き空間の創出

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社会実験の実施状況

○ 社会実験は平成11年度より実施され、令和元年度までに323件を実施。

3

48件15%

22件7%

48件15%

73件23%

16件5%

33件10%

16件5%

4件1%

14件4%

8件2% 12件

4%

29件9%

(H11~R1)

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社会実験の取り組み(基準の制定や全国的な展開につながったもの)

オープンカフェ等地域主体の道活用の社会実験

通り名による道案内の社会実験 自転車利用環境の向上の社会実験

概要

◆路上イベントに伴う道路占用許可基準を明確化

◆その後、都市再生特別措置法の一部が改正され、道路占用許可の特例制度創設

◆実施にあたっての基本的な考え方や留意点等をとりまとめ

◆「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドライン」の一部改定にかかる技術的な留意点等をとりまとめに活用

摘要

・「地域の活性化等に資する路上イベントに伴う道路占用の取扱いについて(H17.3 道路局長通知)」

・「民間事業者等による経済活動に伴う道路使用許可の取扱いについて(H17.3 警察庁通達)」

・「通り名で道案内」社会実験を踏まえて」(H20.10 ガイドライン)

・「安全で快適な自転車利用環境創出ガイドラインの一部改定」(H28.7)につながる。

広告料収入等の維持管理への充当の社会実験

ラウンドアバウトの社会実験 全国的な展開につながったもの

事例

◆民間団体等による自発的な道路における身近な課題の解消などの取組みの先進事例として、「道路協力団体」の創設に寄与

◆基本政策部会「建議」(中間とりまとめ)にラウンドアバウト導入・展開が記載

◆その後、改正道路交通法が改正され、環状交差点の定義、通行方法が規定

○トランジットモール社会実験を通じて、トランジットモールが地域へ普及⇒H19年沖縄県那覇市で本格実施後、群馬県前橋市、石川県金沢市でも導入

○パークアンドライドH11年神奈川県鎌倉市、H13年岐阜県白川村等で実験実施⇒H12年高知県高知市、H19年滋賀県大津市等各地に展開

○歩行者を優先した歩車共存道路H22、H23年京都府京都市(シェアード・スペース実証実験、「歩くまちゾーン」実証実験)で実験実施

⇒全国で空間再配分による歩行者自転車優先施策が浸透

摘要

・道路法改正(H28.3)により、「道路協力団体制度」が創設。

・基本政策部会「建議」(中間とりまとめ)にラウンドアバウト導入・展開を記載(H24.6)

4

神奈川県横浜市(H17)

鹿児島県南さつま市(H19)

新潟県新潟市(H23)

長崎県雲仙市他(H22)

長野県軽井沢町(H24)

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社会実験の取り組み事例(沖縄県那覇市)

本格実施

那覇市における社会実験 トランジットモールの実施

○国際通りトランジットモール社会実験

実験前 実験中

【実験の背景】国際通りは、定住人口の減少や商業の停滞により、賑わいが失われていた。また慢性的な交通渋滞の発生による環境悪化も問題。⇒ショッピングモール化の実現のために、トランジットモール社会実験を実施。

【本格実施に向けたポイント】社会実験実施後も、安全性や運営体制確認のため、継続的に実験。トランジットモール交通基本計画に位置付け。商店会を中心として実行委員会を組織。マスコミとの連携。

5琉球朝日放送 2007年2月

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社会実験の取り組み事例(愛媛県松山市)

○自転車交通ネットワーク形成社会実験

【実験の背景】自転車利用率が非常に高い都市であるが、自転車専用空間の整備は殆どなされていない。歩行者・自転車といった「遅い交通」に対する一体的な環境整備の必要性。⇒効率的で効果的な自転車ネットワークを構築するための社会実験を実施。

【本格実施に向けたポイント】社会実験実施後も、道路空間配分の検証など地方公共団体単独で社会実験を継続。道路空間再配分に係る部分は行政だけではなく、専門家や沿道商店主等を入れて合意形成を図るとともに、くらしのみちフェア等のイベントを実施した。

松山市における社会実験 自転車通行指導帯の設置

実験前 実験中

6

本格実施

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社会実験の取り組み事例(新潟県新潟市)

○商店街と連携した道路空間の活用実験

【実験の背景】実験地域は、新潟市でも有数の商業地となっており、自転車利用者の増加。駐輪スペース不足や違法駐車、歩行者と自転車の交錯等が問題。⇒自転車利用者への利便性を向上、安全な走行空間の確保のため社会実験を実施。

【本格実施に向けたポイント】社会実験後には、自転車は車道を走るものという視点に立ち整備計画を速やかに立案。合わせて新潟市が自転車走行空間整備ガイドラインを整備し、整備基準を明確化。ガイドラインを踏まえ自転車通行帯(幅広路肩)工事を実施。

新潟市における社会実験 交差点部の矢羽根標示

実験前 実験中

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本格実施

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社会実験の取り組み事例(北海道札幌市)

○人と環境を重視した都心交通計画社会実験

【実験の背景】実験地域は、札幌市でも有数の商業地となっており、駐輪が多く歩行環境を阻害。また、迷惑駐車や荷さばき駐車等により交通混雑が発生。⇒安全・安心な歩行空間の確保と駐車対策を進めることを目的して社会実験を実施。

札幌市における社会実験 荷捌きスペース本格実施

実験中

【本格実施に向けたポイント】車道を狭めることで、迷惑駐車が低下と、荷さばきの効率化を定量的に確認。広がった歩行空間に設置した休憩施設でくつろぐ市民が多く見られ、副次的効果が発現。札幌市と地元商店会との街づくりの方向性と地域の課題が一致。

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本格実施

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【本格実施に向けたポイント】「歩いて楽しいまちなか戦略」推進会議の下、個別目標に応じた検討体制を維持。実験実施区間以外の細街路でもゾーン対策を徐々に展開。PTAを中心とした「交通問題プロジェクトミーティング」という別会議も開催。

社会実験の取り組み事例(京都府京都市)

○シェアード・スペース実証実験

【実験の背景】都心を回遊する歩行者や自転車と自動車が輻輳し、歩行者の安全性の確保が課題。また、細街路であるために道路拡幅や歩道整備が困難な状況。⇒車線幅員の狭小化や自転車通行箇所の明示等、波及性のあるゾーン対策実験を実施。

京都市における社会実験 車線幅員の狭小化

実験中

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本格実施

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【本格実施に向けたポイント】実験実施後すぐに、実験結果を踏まえ整備促進計画を策定し、ブルーラインを整備。あわせて、「しまなみサイクルオアシス」を事業化。サイクリストの聖地として、サイクリスト向け利便向上事業を継続的に企画・立案。

社会実験の取り組み事例(広島県尾道市)

○自転車の利用促進による「しまなみ海道」の活用社会実験

【実験の背景】サイクリングコースの不案内と道路整備が不十分であり、特に広島県側の自転車道整備に遅れ。一般道路での自転車事故や危険体験発生など、安全・安心の問題点が指摘。⇒高速道路PAに併設する「サイクリストオアシス」を拠点に島内回遊社会実験を実施。

尾道市における社会実験 ブルーラインと案内看板

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実験前 実験中

本格実施

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社会実験の実施内容一覧 H27年度 社会実験

実験地域 テーマ 社会実験の内容

北海道札幌市

札幌都心部における荷捌き等停車車両を踏まえた自転車通行空間創出等による道路パフォーマンス向上を検証する社会実験

路面電車整備区間と並行する路線において、複合的かつ面的な自転車ネットワークの創出及び道路パフォーマンスの向上を検証

青森県青森市

市民参加による冬季の歩行空間確保に関する社会実験

青森駅周辺を含めた中心部「重点整備地区」において、除雪から融雪への転換を図り、より快適な歩行者空間の確保を検討

神奈川県三浦市

三浦市におけるICT活用観光ビッグデータ社会実験

道路・鉄道・空港等多様な交通インフラを利用する観光客の行動データを取得し、交通インフラに対する負荷を検証

静岡県浜松市湖西市

道路空間の再配分とサービスエリアの多機能化による安全で快適な自転車利用環境の創出に関する社会実験

東名浜名湖サービスエリアを核としたサイクリング環境の創出による、自転車利用の安全性・快適性及び地域活性化効果について検証

大阪府大阪市

大阪城公園と京橋駅を繋ぐ道路空間の再編とエリアマネジメント組織の管理運営による持続的な賑わい創出を目的とした現地実証実験

国際観光拠点(大阪城公園)とターミナル駅(京橋駅)を繋ぐ動線上において、道路空間の再編と賑わい空間の創出により、持続可能な管理運営手法を検討

鳥取県境港市

水木しげるロード道路空間の再配分による賑わい空間の創出に向けた社会実験

水木しげるロードを将来にわたって賑わいを継続するために、既存道路空間を再配分し、自治会等と連携した賑わいの創出を検証

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社会実験の実施内容一覧 H28年度 社会実験

実験地域 テーマ 社会実験の内容

北海道札幌市

道路空間における価値向上のための民間活力による持続可能な荷さばきエリアマネジメント実証実験

道路協力団体制度を活用しながら、路上荷捌きの低減による安全で円滑な道路交通の確保に資する既存ストックポイントを活用した共同配送の仕組みについて、その実現可能性・持続性・拡張性を検証

山形県長井市

長井市ラウンドアバウト社会実験安全、円滑、環境の観点から優れるラウンドアバウトを仮設で設置し、今後の本格実施時における課題等を検証

東京都新宿区

新宿駅東口地区歩行者環境改善社会実験新宿駅東口地区において流入交通を抑制し歩行者環境を改善するため、荷さばき集約化等を試行し、恒久的導入に向けた効果を検証

岐阜県高山市

地域の賑わいから得た収益を活用した道路景観の継続的な維持管理のしくみづくり社会実験

駐車場の利用料金やオープンカフェ等の試行で得られた収益を、町並・道路の景観維持に充てる費用とできるかについて検証

福井県小浜市

道の駅「若狭おばま」の交通結節点機能拡充による地域の賑わい創出を目的とした社会実験

道の駅に高速バス、市内循環バス利用者用のP&R用駐車場を設け、高速バス等を活用した地域の活性化を検証

鳥取県大山町伯耆町江府町

大山環状道路パーク&観光シャトルバスライドによる観光資源としての道路の活用社会実験

パーク&観光シャトルバスライドの社会実験を実施し、道路を観光資源として活用した地域活性化や観光振興へ繋げる方策を検証

福岡県うきは市

重点「道の駅」うきはを拠点としたヒト・モノの移動支援に関する社会実験

重点「道の駅」うきはにおいて、高齢者生活支援のための公共交通を強化し、地域活性化の拠点としての貢献度を検証

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社会実験の実施内容一覧 H29年度 社会実験

実験地域 テーマ 社会実験の内容

秋田県大館市

釈迦内PAを活用した観光利用促進に関する社会実験

高速直結のUターン可能な既存PAにおいて、P&R方式により 観光地を巡るバスを運行し、PAでの移動露店及びサービス施設で得た収入を活用する仕組みづくりについて検証

福島県福島市

東北中央道と「道の駅」の活用による地域活性化社会実験【FSタイプ】

道路休憩施設としての「道の駅」の役割と効果の検証、「道の駅」を中核とした沿線地域活性化の検証を行うため、FS調査を実施

東京都新宿区

新宿駅東口地区賑わい創出・物流効率化の複合型社会実験

新宿駅東口地区の歩行者環境改善に向け、荷さばき対策および路上駐車対策を実施し、道路空間 (車道)の一部を歩行者空間に転用する仕組みを検証

神奈川県小田原市

公民連携における道路空間リノベーション事業小田原駅及び小田原城周辺、かまぼこ通り地区周辺において、道路空間を滞留機能や路上駐車場などに活用し、拠点間の移動や地域活性化へ繋げる仕組みを検証

新潟県村上市

荒川パーキングを活用した地域活性化【FSタイプ】

「荒川パーキングエリア」において、東北観光広域圏のゲートウェイとして周辺地域の特産物の物販及び情報発信し、地域の活性化につなげる事を目的に検証

静岡県三島市

旧東海道「箱根八里」街道資源の観光化に向けた交通体系強化社会実験

『箱根八里』の街道・道路資源の観光化を促進し沿線地域の活性化を図るため、鉄道と自動車やバス等の2次交通をつなぐモーダルコネクト(カーシェアリング)の強化による街道観光の仕組みづくりについて検証

京都府京都市

「直接埋設方式による電線地中化」実証実験 一般市道東一条通において、「直接埋設方式による電線類地中化」の現地実証実験を実施

広島県福山市

通学路における地理的条件を考慮した速度抑制実証実験

通学路における速度抑制策において、視覚的対策(イメージハンプ)等による走行速度低減効果や物理的対策(ハンプ、狭さく)での走行速度低減効果について検証

宮崎県小林市綾町

周遊観光ルート創造に向けた山間部道路の賢い運用方法社会実験

県道宮崎須木線の未改良区間を時間帯で一方通行にし、自然景観を活かした新たな周遊観光ルートの構築が可能かどうかを検証

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社会実験の実施内容一覧 H30年度 社会実験

実験地域 テーマ 社会実験の内容

北海道札幌市

道路空間の利活用と民間活力活用による持続可能な観光貸切バス停車のエリアマネジメント実証実験

観光貸切バスの駐停車により、円滑な道路交通が阻害されているため、商業施設内に観光貸切バスの待合所及び商業施設前面に観光貸切バスの乗降スペースを設置し効果検証を行う

福島県福島市

東北中央道と「道の駅」の活用による地域活性化社会実験【H29:FSタイプ実施】

「道の駅」を拠点とした地域内周遊の促進を図るため、広域周遊バスの試行、沿線の広域情報コーナーの設置等を実施し、地域活性化の検証を行う

東京都新宿区

新宿駅東口地区 賑わい創出・物流効率化の複合型プロジェクト

同地区の歩行者環境改善、新宿通りのモール化に向け、荷さばき・路上駐車対策の実施や車線運用の工夫を行い、賑わい創出の取組を検証する

埼玉県川越市

自転車・歩行者流動シミュレーション及び自転車道の駅モデルに関する社会実験

首都圏を経由して川越市を訪れる観光旅客の移動(自転車)に関するデータを収集・分析することで、自転車向けの施設が具備すべき機能等や最適な設置場所の検証を行う

新潟県村上市

荒川パーキングを活用した地域活性化社会実験【H29:FSタイプ実施】

高速道路の無料区間に設置されたパーキングにおいて、デジタルサイネージなどのICTを利活用した交通(規制情報)や、避難所としての効果的な活用方法の検討を行う

静岡県三島市

東海道「箱根八里」における自転車利用環境創出社会実験【FSタイプ】

東海道「箱根八里」を活用したサイクルツーリズム(自転車旅)を推進するため、沿道施設の自転車利用者受け入れ体制の整備を目的とした社会実験を行う

京都府京都市

直接埋設方式による電線地中化の常設作業帯のコンパクト化に関する実証実験

直接埋設方式の実用化に向けて、常設作業帯のコンパクト化に関する検証を行う

奈良県 奈良公園周辺の渋滞緩和に向けた社会実験奈良公園周辺へのマイカー流入規制を測るために、P&R駐車場及び周辺駐車場の満空情報を提供し、当該駐車場の利用促進効果を検証する

島根県大田市

石見銀山遺跡における低速モビリティと歩行者等との安全で快適な通行空間の確保に関する社会実験

石見銀山遺跡において、安全で快適な通行空間を目指した観光地型トランジットモール的空間の導入可能性や利用者満足度の検証を行う

高知県中土佐町

クルーズ船寄港地観光に対応した道の駅「なかとさ」機能強化検討社会実験【FSタイプ】

道の駅「なかとさ」において、外国人観光客のニーズに合ったわかりやすい道案内や観光周遊ルートの案内、外国人観光客向けのわかりやすい道案内サービスを検討する

佐賀県佐賀市

2023佐賀国体を見据えた、安心して楽しく歩ける「おもてなし空間」整備のための社会実験

歩行者と自転車が輻輳している区間において、歩行者と自転車を分離するため、現行の4車線を減じ道路空間を再構築した場合の影響・効果を検証する

佐賀県鹿島市

重点「道の駅」鹿島を中心とした外国人にもやさしい観光周遊に関する実証実験

重点「道の駅」鹿島において、パークアンド循環バスライドの導入やインバウンド観光に留意した情報発信機能強化に関する検証を行う

大分県杵築市

JR杵築駅を起点とした城下町と海辺の道自転車活用推進実証実験

JR杵築駅から城下町を通じ、日本風景街道である国道213号沿線へ向かう周遊ルートを構築するため、レンタサイクルによるモニターガイドツアーの実施し、効果検証を行う 14

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社会実験の実施内容一覧 R元年度 社会実験

実験地域 テーマ 社会実験の内容

北海道倶知安町

道路施設を活用した地域観光支援(サイクル拠点)の社会実験

地域観光支援として、サイクルツーリズムを推進させるための受入施設であるサイクリスト専用の駐車場を整備するため、道路区域内にある「除雪ステーション」の有効活用について検証

岩手県宮古市

無電柱化と車道の制限による歩行者中心の道路空間再構築社会実験

市道末広町線において、無電柱化及び車道空間の制限により生み出された歩行空間の利用方法について検証するととともに、交通の安全性を分析し、今後の整備方針を検証

茨城県

高付加価値な地域版MaaSの実現に向けたカシマサッカースタジアム試合時におけるバス優先走行社会実験 【複数年度タイプ:R1、R2】

試合開催日の自動車来訪に伴う交通集中解消を目的として、スタジアムから潮来IC間でバスを優先走行させるためのバスレーンとバス優先区間の設置実験を行い、その効果を検証

埼玉県朝霞市

新たな技術を活用した生活道路安全対策の社会実験 【FSタイプ】

新たな技術を活用したライジングボラードにより生活道路への通過交通の流入を抑制した安全対策の効果について検証

新潟県新潟市

バス停バリアフリーの推進に向けた社会実験【複数年度タイプ:R1、R2】

バス停に寄せやすくするバリアレス縁石を試験的に導入してバス停のバリアフリーについて検証

静岡県三島市

東海道「箱根八里」における自転車利用環境創出社会実験 【H30:FSタイプ】

日本遺産「箱根八里」を活用したサイクルツーリズム(自転車旅)の可能性について検証

静岡県浜松市

災害時における自転車活用社会実験【FSタイプ】南海トラフ巨大地震に備え、浜名湖サイクルツーリズムで培ったノウハウ等を有効活用して、災害発災後の自転車による復旧・復興時の支援活動態勢について検証

島根県出雲市

出雲大社周辺エリアにおける観光客と地域住民の移動環境向上のための低速モビリティ導入に係る社会実験 【FSタイプ】

出雲大社周辺エリアにおいて、観光客と地域住民の移動環境向上に向けて様々な低速モビリティの導入実験を行い、観光道路と生活道路における導入可能性と安全性を検証

山口県萩市

道の駅ゆとりパーク田万川を拠点とした観光周遊サイクリングの導入に係る社会実験【複数年度タイプ:R1、R2】

道の駅にエコレンタサイクルを配備し、地域の観光資源を周遊するサイクルルート を設定して、道の駅を拠点とした観光周遊サイクリングの妥当性 と実行可能性を検証

高知県中土佐町

クルーズ船寄港地観光等外国人旅行者に対応した、道の駅「なかとさ」を拠点とする情報発信強化及び周遊促進社会実験 【H30:FSタイプ】【複数年度タイプ:R1、R2】

寄港地観光の情報発信の強化・町内移動手段の工夫・多言語対応等、安全で快適に周遊する為の各種取組を実施し「道の駅」を核とした寄港地観光ツアーの実現及びショアエクスカーションについて検証

長崎県雲仙市

雲仙仁田峠の渋滞緩和に向けた社会実験【FSタイプ】

雲仙仁田峠における秋の紅葉シーズンの交通渋滞解消のため、P&R及び駐車場料金設定で登山者等の駐車を抑制する方策などについて検証

沖縄県那覇市

那覇市国際通り荷捌き車両対策実証実験【複数年度タイプ:R1、R2】

国際通りにおける深刻な渋滞の主な原因となっている駐停車車両の約7割を占める荷捌き車両の対策として、共同配送を実施し、渋滞緩和効果を検証

15

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問い合わせ先とインターネットホームページ

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お問い合わせ先

国土交通省 道路局 環境安全・防災課TEL 03-5253-8111(代)

URL http://www.mlit.go.jp/road/

機関名 部署 住所 電話・E-Mail

北海道開発局 建設部道路計画課

〒060-8511札幌市北区北8条西2丁目札幌第1合同庁舎16階

[email protected]

東北地方整備局 道路部道路計画第二課

〒980-8602仙台市青葉区本町3-3-1仙台合同庁舎B棟

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関東地方整備局 道路部道路計画第二課

〒330-9724さいたま市中央区新都心2-1さいたま新都心合同庁舎2号館19階

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北陸地方整備局 道路部地域道路課

〒950-8801新潟市中央区美咲町1-1-1新潟美咲合同庁舎1号館

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中部地方整備局 道路部計画調整課

〒460-8514名古屋市中区三の丸2-5-1名古屋合同庁舎2号館

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近畿地方整備局 道路部道路計画第二課

〒540-8586大阪市中央区大手町1-5-44大阪合同庁舎1号館7階

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中国地方整備局 道路部地域道路課

〒730-8530広島市中区上八丁堀6-30

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四国地方整備局 道路部道路計画課

〒760-8554高松市サンポート3-33サンポート合同庁舎11階

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九州地方整備局 道路部道路計画第二課

〒812-0013福岡市博多区博多駅東2-10-7福岡第2合同庁舎

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沖縄総合事務局 開発建設部道路建設課

〒900-0006那覇市おもろまち2-1-1那覇第2地方合同庁舎2号館3階

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