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phskillup.world.coocan.jpphskillup.world.coocan.jp/selflearntool/basic/Word .docx · Web view第4章文字選択のテクニック37 4.1ダブルクリックやトリプルクリックを使った選択方法37

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ワードの活用

保健事業支援会理事長 運天勲[email protected]

目 次第1章初めに3第2章ワードの書式の概念52.1「1字」「1行」の概念52.2標準の文字サイズの変更72.3「行数」と「文字数」の設定92.4ページ余白の指定12第3章図形の配置143.1「四角」の配置形式。163.2「上下」の配置形式。163.3「背面」の配置形式。173.4「前面」の配置形式。173.5「四角」の配置形式画像を回転させた場合183.6「外周」の配置形式画像を回転させた場合183.7「内部」の配置形式。193.8レイアウトの詳細設定203.9アンカーの役割273.10文章に画像を埋め込む283.11図表番号をつける303.12相互参照35第4章文字選択のテクニック374.1ダブルクリックやトリプルクリックを使った選択方法374.2キーボードを使って文字や段落を選択する方法38第5章文書作成の基本的な知識395.1箇条書き395.2インデント435.3タブとリーダー505.4罫線565.5文字幅と文字間隔605.6画像を利用した見出しデザイン645.7段組とセクション区切り65第6章スタイル766.1スタイルの作成766.2書式の一括変更826.3スタイルを非表示/削除する89第7章アウトラインレベル917.1アウトラインレベルの指定927.2ナビゲーションウィンドウを活用する947.3箇条書きの機能不要論967.4章番号などの自動入力987.5本文の設定1027.6章の設定1037.7項の設定1087.8目次の自動作成109第8章最後に112第9章おまけ・PDF化1139.1PDF化の手順113

初めに

統計の研修ですが、何喩ワードなのか。皆さんがワードを使うのは仕事をするために文書を作成しなければならいからで、作家のように文章を作る仕事をしているわけでは無いのですね。デザイナーでもない限り本来ならば「細かいことを気にしない」ことに尽きるのですが、いざ文書を作成する立場になると、些細なことが気になって一向に作業が進まない事になるのが常です。読む立場からすると、「文字が揃っているか?」「キレイにレイアウトされているか?」なんて二の次で、それよりも文書の内容の方が肝心なのですが、中には内容よりも体裁に茶々を入れる上司もいたりするので多少は使いこなせた方が良いと考えているとしたら少し違います。

報告書や論文を書くとき以外でもいろいろな文章を書くときに伝えたいことやアイディアは事前に用意されていることもあるでしょうが、実際は書いている途中で浮かんだりするものが多いのです。せっかく良いアイディアや表現が浮かんだのにワードの挙動不審やお節介機能のために吹っ飛んでしまうことも経験済みです。なによりもそれの対処のために無駄な時間を費やすことが惜しい。良いアイディアや表現が浮かんだらサクサクと効率よく文書化出来ると仕事の質も変わってきます。それ故今回のワードなのです。

ワードを使って効率的に文章を作成するためには次の3つが重要です。

(1)文書作成の基本的な知識を得る

(2)ワードの予想外の挙動が理解できる

(3)ワードの機能を生かして効率よく文書を作成する

となるのですが、(1)の文書作成の基本的な知識とは、インデントやタブ、段落罫線、ヘッダーとフッター、ページ設定など、文書の作成に必要となる操作や機能であり「文字の書式」と「段落の書式」の違いを理解できる知識を指します。

(2)のワードの予想外の挙動とは、ワードならではの考え方を理解できていないことが原因になります。「1字」や「1行」の概念、画像の配置方法、行間の考え方などは、それなりにワード独自の世界観があります。

また、お節介機能とは、ワードが行う自動処理のことでこれが原因で振り回されたりすることもあります。本来この自動処理はユーザーの利便性を考えてワードが自動的に行ってくれるものですが、必ずしも良い方向に機能するとは限らないしむしろ、勝手に書式を変更されることで非常に評判が悪くお節介機能と呼ばれる所以です。

(3)は、ワードの便利な機能を十分に使いこなせていないことが原因です。使いこなすためにはまずスタイルの活用方法を覚えることが大切。スタイルを上手に使いこなせるようになれば、作業効率を大幅に改善でき、アウトラインレベルを適切に指定すれば、ナビゲーションウィンドウなどの機能を効果的に活用できるようになり長い文章でも効率よく作成することが出来るようになります。

アウトラインレベルという段落書式は、文書の見た目を変更するものではないのですが、何ページにも及ぶ長い文書を作成するときには非常に重要な存在となります。特に論文やマニュアルなどの作成に威力を発揮する機能です。

どれくらい便利かと言いますと、例えば目次作成と項目に対するページ割り振りを自動的に行ってくれます。また長い文書では校正時に段落の構成を変更したり移動させたりすることが良くあります。これも1クリックで行えますし、同時に各項目に割り振られた項目番号(第1章とか第2章2項目など)を移動先に合わせて全体の番号を自動的にふり直します。また項目間の空白を文章に合わせて調整させることも出来ます。またスタイルを作り上げるとスタイルの変更を行うだけでそのスタイルに指定された文章が一括で変更されます。

特にマニュアルなどの画像を多用する文章では配置が崩れそれを手直す時間がバカにならないのですが、それらを一瞬で片づけてしまいますので、重宝する機能です。

最終的にはアウトラインを使いこなす事ですが、そのためには、スタイルに慣れておかなければいけません。スタイルを使いこなすためには、ワードの持つ各書式の設定を思い通りに出来ることが前提となります。

書式の設定を行う場合ワードの世界観ルールに従う事が必要なのですが、このルール、以外と分かりにくいので最初はそのルールから入ります。

このテキストを作成する当たり相澤氏の記事を参考に加筆・解説を追加して作成しています。無断転記等は両者にご迷惑がかかるので、ご注意して下さい。

ワードの書式の概念

ワードは書式を初めとするいろいろな設定は階層構造を持っています。

・1字

・単語

・行

・段落

・ページ

・セクション

・全体

・(上記と独立して)ヘッダー、フッター下にいくに従って大きなとらえ方となります。各種設定はこの階層に従って行われる事になります。

「1字」「1行」の概念

ワードで文字編集をするときに重要な役割を果たすのが、「1字」や「1行」などの概念です。

「1字」は、1文字分の幅

「1行」は、1行分の高さを表しているのですが、「1文字分の幅」は各々の文字サイズ(フォントサイズ)に応じて変化するし、「1行分の高さ」も行間を自由に変更できるので、今、編集している文字の「幅」や「高さ」と考えるとトラブルを招く原因になります。

ワードには標準の「文字サイズ」と「行間」というものが定められており、「1字」や「1行」はこれを基準にした単位になります。書式を変更しようとする場合必ずこの「1字」、「1行」に遭遇します。

図 ① 1字1行設定

行間や段落前後の間隔は「○行」といった単位で書式を指定するし、インデントは「○字」という単位で書式指定を行います。

初期設定では「1字」=10.5pt、「1行」=18ptに設定されています。今仮に20ptの文字で編集している場合であっても、「1字」は10.5ptであり、「1行」は18ptとなります。これがワードのルールなのです。

これがどの様なことを及ぼすかと言うと、ワードは文字を「1行」単位で配置する仕組みになっていますので、初期設定での、13.5pt以下の文字は「1行」(18pt)の行間に収まるが、14pt以上の文字は「1行」に収まらなくなるため自動的に「2行」の行間が確保され14ptの文字サイズから急に行間が大きくなってしまう現象が生じます。

文字サイズと行間の関係を分かりやすくするために「グリッド線」を表示させて見るとよくわかります。

図 ② 文字サイズと行間

14ptの文字は「1行」(18pt)より小さいので、「1行」の行間に収まると思うでしょうが、実際にはそうなりません。ワードでは文字の上下に余白が確保されるため、「1行」の3/4程度の文字サイズまでしか「1行」の行間に収まりません。それ以上の文字は「2行」「3行」…の行間で配置される仕組みになっています。これを「1行」の行間に収めるには、行間の設定を自分で変更しなければならないのです。

ワードの初期設定では「1字」が10.5pt、「1行」が18ptに設定されている。この設定は文書上で文字サイズを変更しても変わりません。仮に本文が12ptの文書を作成する場合であっても、「1字」は10.5pt、「1行」は18ptとして処理されてしまいます。そしてこのことは、実際に使用する文字サイズと初期設定が異なるため、様々な不都合が生じる原因ともなっています。

数ページ程度の短い文書ならそのまま作業を続けても構わないのですが、何ページにも及ぶ文書を作成するときは、本文の文字サイズに合わせて「標準の文字サイズ」を設定しておくのが基本です。これで「1字」や「1行」のサイズを本文の文字サイズに合わせて変更できるようになります。「標準の文字サイズ」は以下のように操作すると変更できます。

標準の文字サイズの変更

「ページレイアウト」タブを選択し、「ページ設定」のダイアログボックス起動ツールをクリックします。次に「ページ設定」パレットが表示されるので、「文字数と行数」タブにある「フォントの設定」ボタンをクリックします

「フォントの設定」は「フォーム」→「フォント」から同じように呼び出せるのですが、わざわざ「ページレイアウト」から呼び出しているのには分けがあります。ページ全体に関わる設定を行うときは、「ページ レイアウト」から行うのが常道です。

図 ③ 文字サイズの変更1

「サイズ」を16Ptに変更します。

図 ④ 文字サイズの変更2

1字は16Ptに変更され1行は21.75Ptに変更されています。

「行送り」は「1行の高さ」を指定する設定項目で、行間の「1行」と密接に関連しています。「行送り」が21.9ptに変更されたと言うことは、「1行の高さ」も21.9ptに変更されたと言うことです。OKを押して完了です。

ところが、試しに文章を入力しても変になっています。

このような結果になるのは、「1行」の設定が18ptのまま更新されていないことが原因で、再び「ページ設定」パレットの「行数」を手動で指定する必要があります。「ページ設定」で「行数」に30と再入力してからOKボタンをクリックすると、設定が正しく反映されて文字が「1行」に収まるようになります。

なぜここまで書くというと、

ワードで文書を作成するときは、1ページあたりの文字数と行数を最初に指定しておくのが基本なのです。

ここで指定した「字送り」や「行送り」が、「1字」や「1行」のサイズとして採用される仕組みになっているのです。たとえ、「標準の文字サイズ」を10.5ptのまま使用する場合であっても、「1行」の行間を変更したい場合などは、設定変更を行う必要があります。これは、「行数」の指定は文書全体のレイアウトに大きく関わる設定項目となるので「行数」の設定値はいつでも変更することが可能ですが、文書を作成した後に「行数」を変更すると、文書全体のレイアウトが乱れてしまうケースが起こります。よって、「行数」の指定は、文書の作成を開始する前に行うのが基本と言うことです。

「行数」と「文字数」の設定

「ページレイアウト」タブを選択し、「ページ設定」のダイアログボックス起動ツールをクリックします。次に「ページ設定」パレットが表示されます。先程は「フォントの設定」から行いましたが、本来は「行数」から先に設定します。

ワードでは1ページあたりの文字数は「40文字×36行」になるように初期設定されていますが、それを変更すると指定した「行数」に連動して「行送り」の値も自動的に変更されます。

例えば、「行数」に30行を指定すると、「行送り」が21.9ptに変更され、「1行の高さ」も21.9ptになります。当然ながら「1行」の行間に収まる文字サイズも変化し、初期設定(1行=18pt)では13.5ptまでの文字サイズまでが「1行」の行間に収められなかったのが、「行数」を30行にすると「1行の高さ」が大きくなるため、16ptの文字サイズでも「1行」の行間に収まるようになります。

図 ⑤ 文字サイズと行間

次に1行あたりの「文字数」を設定します。1行あたりの「文字数」を変更するときは、最初に「ページ設定」の画面で「文字数と行数を指定する」を選択しておく必要があります。その後「文字数」の項目を操作すると、1行あたりの文字数を変更することができるようになります。この場合は、指定した「文字数」に連動して「字送り」の値が自動的に変更される仕組みになっています。

「字送り」はインデントの「1字」に相当する設定項目で、「文字数」を変更するとインデントの「1字」のサイズが変化することになります。そうなると、ワードのルールの「1字」=10.5ptという概念が成り立たなくなる訳で、例えば「文字数」を34文字に変更すると、「字送り」は12.5ptに変更され、インデントの「1字」も12.5ptずつ余白が増減していくことになります。

このインデントはワードを活用するとき最も重要な機能の1つでインデントの使いこなしが文書体裁のカギを担うと言っても過言ではありません。

ここで大切なことは、「文字数」は"文字と文字の間隔"を調整する設定項目で文字サイズを変化させる機能ではないと言うこと。だから「ページ設定」の画面で「文字数」を変更しても、「標準」スタイルの文字サイズは10.5ptのまま変化しないと言うことになります。「標準」スタイルの文字サイズを変更したいときは、前述の「ページ設定」の画面で「フォントの設定」を操作する必要があります。

文字数や行数は「ページ設定」パレットにある「文字数と行数の指定」で指定するのですが、ここには4種類の指定方法が用意されています。

通常は「行数だけを指定する」を選択するのが基本ですが制約も多いです。

「行数」を変更すると、その値に応じて「行送り」も自動的に設定され、以降はその値が「1行」のサイズとして扱われるようになります。また、「行送り」を直接指定しても構いません。この場合は、指定した行送りに応じて自動的に「行数」が設定されます。

文字数も指定したい場合は「文字数と行数を指定する」を選択すればよいです。この場合は「文字数」と「字送り」が連動して変化することになります。ただ、プロポーショナルフォントの場合は文字ごとに文字幅が異なるため、文章の内容に応じて文字数が変化します。また「両端揃え」を指定している場合は、各行の右端が揃うように字間が自動調整されるため、指定した文字数にならない場合もあります。

必ず指定した文字数で配置したい場合は、「原稿用紙の設定にする」の指定方法を選択してから「文字数」と「行数」を指定します。すると、グリッド線のマス目に1文字ずつ文字が配置されるようになります。ただし、この指定方法では「中央揃え」や「右揃え」などの配置が指定できなくなる点に注意すること。

最初にある「標準の文字数を使う」の指定方法は、「1字」=標準の文字サイズ、「1行」=12ptに設定するものですが、これは少し特殊な設定で、文字が行グリッド線に沿って配置されず、文字サイズに応じてそのつど適当な行間が自動指定されるようになります。また、この指定方法で作成した文書をWord 2007で開くと設定が無視され、ページレイアウトが意図しない状態になるなどの不具合も起こります。従って、この指定方法は選択しないのが無難です。

また、「ページ設定」パレットや「フォント」パレットには、「既定に設定」というボタンがありますが、このボタンは上級者でない限りクリックしないのが基本です。これは、文書単位の設定ではなく、今後作成されるワード全体の設定を変更してしまうからです。

万一、押してしまったら以下の画面が出てきます。

図 ⑥ 規定に設定

ここで絶対「はい」を押さないでください。「いいえ」を押すことによって回避できます。もし間違って「はい」を押したら相談しにきてください。

ページ余白の指定

ページの周囲にある「余白」のサイズを変更するには、先に出した「ページ設定」の「余白」タブをクリックします。

図 ⑦ 余白の設定

「余白」のサイズを変更すると、それに応じて「文字数」や「行数」の値も変更される仕組みになっています。

上下の余白を変更すると「行数」が、左右の余白を変更すると「文字数」が自動的に変更されることになります。

このような仕組みがあることを覚えておくと、「文字数」と「行数」を指定した文書をスムーズに作成できるようになります。1ページあたりの文字数・行数を指定するときは、「余白の指定」→「文字数と行数の指定」の順番で作業を進めるのが基本となります。

以上の内容はワード文書の根幹に関わる重要な設定項目で、これらの設定は文書(Wordファイル)に対して指定する設定項目となるため、ほかのワード文書に影響を与えることはありません。(規定に設定を除く)

図形の配置

画像の扱いで問題となるのは、文書に挿入した画像を移動するときに画像を配置しようとすると、『好きな位置に画像を配置できない……』とか、『文書全体のレイアウトが乱れてしまう…』などのトラブルに見舞われるケースがあります。これは、画像の扱い方を十分に理解していないことが原因です。

文書に画像を挿入するときは、「挿入」タブにある「図」をクリックするか、もしくはワードのウィンドウ内へ画像ファイルをドラッグ&ドロップすれば初期設定では、「行内」という配置形式で文書に画像が挿入されます。

挿入した画像をマウスでドラッグすると位置を移動できますが、この操作だけでは文書内の好きな位置に画像を配置することはできません。この方法で画像を移動できる範囲は、文章が入力されている部分、または改行が入力されている部分に限定されます。これは画像の配置形式に「行内」が初期設定されていることが原因で、「行内」の配置形式では、画像が「1つの大きな文字」としてとして扱う仕組みになっているのです。つまり右下図のように考えると分かりやすいでしょう。

図 ⑧画像の挿入

実際には「画像」が「文字」として扱われるのではないのですが、画像を移動するときの考え方として感覚的に捉えてください。

文書に文字を入力できる場所は、「すでに文字が入力されている場所」又は「改行が入力されている場所」だけで、ページの右下などの空白部分にいきなり文字を入力は出来ません。これと同様に、画像も好きな場所に移動できないのです。

ただし、「文字」として扱われると言うことは「中央揃え」や「右・左揃え」などの行揃えで配置させることが出来、インデントを使って画像の位置を微調整することも出来ます。

画像を文書内の好きな場所へ移動するには、画像の配置形式を変更しなければいけません。配置形式を変更するときは、画像をクリックして、表示される「文字列の折り返し」を操作すればOKです。また、図ツールの「書式」タブにも配置形式を変更するコマンド(文字列の折り返し)が用意されています。

図 ⑨文字列の折り返し

この配置形式の変更操作は人によってというか文章の作成方法によって違ってきます。以下は多くの解説されている内容ですが、これは先に文章ありきで、文章の中に図形配置をして行くやり方です。

この「文字列の折り返し」には7種類の配置形式が表示されており、ここで「行内」以外の配置形式を選択すると、マウスのドラッグにより画像を文書内の好きな位置に移動できるようになります。指定した配置形式に応じて「文字」と「画像」の処理方法が変化するので、それぞれの違いをよく理解しておくことが必要です。

これらのうち、一般的によく使われるのは「行内」「四角」「前面」の3種類です。段落と段落の間に画像を配置して、文章と画像を分けて配置する場合は、初期設定の「行内」でよいでしょう。雑誌のレイアウトのように画像の周囲に文字を回り込ませたい場合は、「四角」を指定し、文書の余白に画像を配置するときは、「前面」の配置形式を指定する。

「前面」や「背面」の配置形式は画像と文字が完全に独立して扱われるため、画像を移動しても文字の配置に影響を与えません。

「四角」や「上下」の配置形式を指定したときは、文字と画像の間隔を調整することも可能になります。この作業は「文字列の折り返し」から「その他のレイアウト オプション」を選択し、「レイアウト」の設定画面で上下左右の間隔を指定する事になります。

そのほか、「外周」や「内部」といった配置形式も用意されています。これは後ほど解説しますので、先ずは「四角」から。

「四角」の配置形式。

文字は画像の周囲に回り込んで配置されます。

日々草はキョウチクトウ科の1年草。

原産地は西インド。花の咲く時期は7〜9月。花の色は、淡紅、紅紫、桃、白。

花は短命で咲くと3日から5日くらいしか持たないのですが、次から次へと新しい花が日に日に咲くのでニチニチソウと名付けられていました。ニチニチソウの花言葉は、「楽しい思い出」、「若い友情」、「生涯の友情」、「楽しい追憶」、「優しい」と気持ちを前向きにしてくれるものばかり。

これは、ニチニチソウの花が次から次へと咲き続ける姿と、友達同士で集まって和気あいあいとしている様子を重ね合わせてうまれたものです。

「上下」の配置形式。

文字は画像の上下に配置されます。

日々草はキョウチクトウ科の1年草。

原産地は西インド。花の咲く時期は7〜9月。花の色は、淡紅、紅紫、桃、白。

花は短命で咲くと3日から5日くらいしか持たないのですが、次から次へと新しい花が日に日に咲くのでニチニチソウと名付けられていました。ニチニチソウの花言葉は、「楽しい思い出」、「若い友情」、「生涯の友情」、「楽しい追憶」、「優しい」と気持ちを前向きにしてくれるものばかり。

これは、ニチニチソウの花が次から次へと咲き続ける姿と、友達同士で集まって和気あいあいとしている様子を重ね合わせてうまれたものです。

「背面」の配置形式。

文字の背面に重ねて画像が配置されます。

日々草はキョウチクトウ科の1年草。

原産地は西インド。花の咲く時期は7〜9月。花の色は、淡紅、紅紫、桃、白。

花は短命で咲くと3日から5日くらいしか持たないのですが、次から次へと新しい花が日に日に咲くのでニチニチソウと名付けられていました。ニチニチソウの花言葉は、「楽しい思い出」、「若い友情」、「生涯の友情」、「楽しい追憶」、「優しい」と気持ちを前向きにしてくれるものばかり。

これは、ニチニチソウの花が次から次へと咲き続ける姿と、友達同士で集まって和気あいあいとしている様子を重ね合わせてうまれたものです。

「前面」の配置形式。

文字の前面に重ねて画像が配置されます。このため、画像の裏側に隠れた文字は見えなくなります

日々草はキョウチクトウ科の1年草。

原産地は西インド。花の咲く時期は7〜9月。花の色は、淡紅、紅紫、桃、白。

花は短命で咲くと3日から5日くらいしか持たないのですが、次から次へと新しい花が日に日に咲くのでニチニチソウと名付けられていました。ニチニチソウの花言葉は、「楽しい思い出」、「若い友情」、「生涯の友情」、「楽しい追憶」、「優しい」と気持ちを前向きにしてくれるものばかり。

これは、ニチニチソウの花が次から次へと咲き続ける姿と、友達同士で集まって和気あいあいとしている様子を重ね合わせてうまれたものです。

「外周」と「内部」の配置形式は、画像の形状に合わせて文字を回り込ませる場合に指定するのですが、「四角」の配置形式に似ていますが、画像を回転させたときの挙動が異なるので、別扱いにしています。

「四角」の配置形式画像を回転させた場合

日々草はキョウチクトウ科の1年草。

原産地は西インド。花の咲く時期は7〜9月。花の色は、淡紅、紅紫、桃、白。

花は短命で咲くと3日から5日くらいしか持たないのですが、次から次へと新しい花が日に日に咲くのでニチニチソウと名付けられていました。ニチニチソウの花言葉は、「楽しい思い出」、「若い友情」、「生涯の友情」、「楽しい追憶」、「優しい」と気持ちを前向きにしてくれるものばかり。

これは、ニチニチソウの花が次から次へと咲き続ける姿と、友達同士で集まって和気あいあいとしている様子を重ね合わせてうまれたものです。

四角形の余白を残して周囲に文字が配置されます。

「外周」の配置形式画像を回転させた場合

日々草はキョウチクトウ科の1年草。

原産地は西インド。花の咲く時期は7〜9月。花の色は、淡紅、紅紫、桃、白。

花は短命で咲くと3日から5日くらいしか持たないのですが、次から次へと新しい花が日に日に咲くのでニチニチソウと名付けられていました。ニチニチソウの花言葉は、「楽しい思い出」、「若い友情」、「生涯の友情」、「楽しい追憶」、「優しい」と気持ちを前向きにしてくれるものばかり。

これは、ニチニチソウの花が次から次へと咲き続ける姿と、友達同士で集まって和気あいあいとしている様子を重ね合わせてうまれたものです。

図の形状に合わせて文字が回り込んで配置されます。

「内部」の配置形式。

「内部」は「外周」とよく似た配置形式ですが、図の内側部分にも文字が配置されます。とはいえ、普段の扱う画像は四角形で内側部分がないのでこの配置形式を指定する機会はほとんどないのですが、図形やクリップアート、イラストに対して指定するのが一般的な使い方となります。そして、図の内側にも文字を表示するには、「文字列の折り返し」から「折り返し点の編集」を選択し、図形と文字の境界線を指定し編集する作業が必要になります。

日々草はキョウチクトウ科の1年草。

原産地は西インド。花の咲く時期は7〜9月。花の色は、淡紅、紅紫、桃、白。

花は短命で咲くと3日から5日くらいしか持たないのですが、次から次へと新しい花が日に日に咲くのでニチニチソウと名付けられていました。ニチニチソウの花言葉は、「楽しい思い出」、「若い友情」、「生涯の友情」、「楽しい追憶」、「優しい」と気持ちを前向きにしてくれるものばかり。

これは、ニチニチソウの花が次から次へと咲き続ける姿と、友達同士で集まって和気あいあいとしている様子を重ね合わせてうまれたものです。

以上のように文書内の好きな位置に画像を配置するには「文字列の折り返し」で適切な配置形式を選択することが最初の基本となります。そして、図形や写真などを整列させる「配置」コマンドを活用して思い通りに配置させることになるのです。

以上先に文章ありきで、文章の中に図形配置をして行くやり方です。自分もそうですが、多くの場合文章が先にあると言うよりも図形と文章が同時並行して作業する場合が殆どです。そして文章の下に図形を置き、それに文章を加えていくパターンが圧倒的です。このような場合、画像をクリックして、表示される「文字列の折り返し」を選ぶのではなく、「レイアウトの詳細設定」を選びます。

レイアウトの詳細設定

図 ⑩レイアウトの詳細設定

「レイアウト」パレットが出ますのでそこで「文字の折り返し」タブをクリックし、「折り返しの種類と配置」から希望するものを選び、同時に「左右の折り返し」より文字列の方向を決めます。種類と配置の働きは先に説明したのと全く同じです。必要に応じて「文字列との間隔」で微調整を施したりします。

図ツールの「書式」タブに「位置」というのがありますが、この場合殆ど使わないというか、その仕様を知らずに使うと返ってトラブルの元になります。

図 ⑪位置の設定

これは図にあるように図形の位置を完全に固定します。

解除しない限りテコでも動きません。これは先に幾つもの図形を配置しその間に文章を挿入していく時には便利ですが、デザイナーでもなければ殆ど使うことはありません。

図形の位置をコントロールするのは、同じ図ツールの「書式」タブの「配置」を使います。

この「配置」は図形の位置を決めるだけではなく、文字通り複数の図形の配置を行うものですが、単独の図形でも働きます。

図 ⑫図形の配置

特に「右揃え」「左揃え」は文章の先頭・末尾にピタリと配置されるので、良く用いられます。

「配置」が出てきたところで、複数図形の整列のさせ方に触れましょう。操作手順はクリックするだけで簡単ですが、思い通りに整列させるにはその仕組みをよく理解しておく必要があります。

複数のアイテムを同時に選択した状態で「書式」タブの「配置」コマンドをクリックし、一覧から整列方法を選択するのですが、複数アイテムの同時選択は、ShiftキーやCtrlキーを押しながらアイテムをクリックしていくと複数選択することが出来ます。

その仕組みと書きましたが、これは「どこを規準に整列されるか」という事です。

右図の状態で「配置」コマンドから「左揃え」を選択すると、一番左にあるアイテムを基準に整列が行われます。同様に、「右揃え」を選択した場合は、一番右にあるアイテムを基準に整列が行われます。この考え方は「上揃え」「下揃え」の場合も同じです。

図 ⑬図形の配置1

左揃えで整列させた場合

図 ⑭左揃え

右揃えで整列させた場合

図 ⑮右揃え

「左右中央揃え」や「上下中央揃え」を選択した場合

図 ⑯左右中央揃え

これが一応基本ですが、実際の応用では少し頭を使います。

サンタの女の子を規準にして「左揃え」するにはどうしますか。

図 ⑰左揃え2

基本の仕組みに従うと、このまま「左揃え」を実行しても「お地蔵さんの写真」を基準に整列が行われるため、目的とする配置にはなりません。

少し頭を使うというのは、「お地蔵さんの写真」を右方向へ平行移動し、「サンタの女の子」が一番左になる状態にしてから「左揃え」を実行するとよいのです。

「お地蔵さんの写真」を平行移動するときは、Shiftキーを押しながらマウスをドラッグして移動させると上下にぶれずに真横に移動させることができます。

では「中央揃え」で整列させる場合はどうしますか。この場合、どのアイテムも絶対的な基準にすることができないので、それなりの工夫が必要です。

上と同じ状態から「サンタの女の子」を基準に「左右中央揃え」する方法です。

図 ⑱中央揃え1

(1)適当なダミー図形を描画し、「サンタの女の子」を基準に「左揃え」で配置します。

図 ⑲中央揃え2

(2)「サンタの女の子」と「お地蔵さんの写真」を選択し、「左右中央揃え」で整列させます。

(3)2つの写真を選択した状態のまま右方向へ平行移動させます。

(4)2つの写真を「グループ化」し、(1)で描画した図形を基準に「左揃え」で整列させます。

図 ⑳中央揃え3

(5) (1)で描画した図形を削除し、必要に応じて写真のグループ化を解除します。

多少面倒ですが、こういった手順を踏むことによって、「中央揃え」の場合でも任意のアイテムを基準に整列させることが可能となります。

演習図形の配置

下記の図形を回答例に従って配置しなさい

「配置」が出てきたところで、複数図形の整列のさせ方に触れましょう。

操作手順はクリックするだけで簡単ですが、思い通りに整列させるにはその仕組みをよく理解しておく必要があります。

多少面倒ですが、こういった手順を踏むことによって、「中央揃え」の場合でも任意のアイテムを基準に整列させることが可能となります。

回答例

「配置」が出てきたところで、複数図形の整列のさせ方に触れましょう。

操作手順はクリックするだけで簡単ですが、思い通りに整列させるにはその仕組みをよく理解しておく必要があります。

多少面倒ですが、こういった手順を踏むことによって、「中央揃え」の場合でも任意のアイテムを基準に整列させることが可能となります。

アンカーの役割

画像関連の最後はアンカーの役割です。

アンカーはメニューの「ホーム」にある「編集記号の表示」をONにすると出てきます。ただし文字の折り返しが「行内」で設定されている画像には出ません。

画像をクリックすると文書の左端に碇(イカリ)のアイコンが表示されます。これが画像が属する段落を示すアンカーです。

図 21編集記号の表示

右図の例ではこの図は(1)適当な・・文章の段落に属していることを示しています。

図 22 アンカー記号

「行内」以外の配置形式を指定した画像は、いずれかの段落に属する仕組みになっています。画像を文書内の好きな位置に移動できるからといっても「画像」と「文字」が無関係な存在になっている訳ではないのです。

「画像が属する段落」は「画像の位置」に応じて自動的に決定されますが、これを自分で指定しなおすことも可能です。「画像が属する段落」を変更したいときは、アンカーのアイコンを上下にドラッグすればOKです。

もちろん画像の位置を数値で指定する方法もあります。

レイアウトのパレットの「位置」のタブで「画像が属する段落」の左上を基準にして、mm(ミリ)単位で指定する仕組みになっています。また、「段落」ではなく「ページ」を基準にして画像の位置を指定することも可能です。

文章に画像を埋め込む

図形の配置のところで画像は初期設定では「行内」の配置形式で挿入され画像が「1つの大きな文字」としてとして扱う仕組みになっていると説明しましたが、それは逆に文章に画像を埋め込むことが簡単に出来るということで、操作手順を説明するマニュアルを作成する場合などに重宝するテクニックとして威力を発揮します。

例として前述の文章において「編集記号の表示」を図形にしていきましょう。

先に画像を用意しておくことが前提となるのですが、まず、画像を挿入する位置にカーソルを置きます。続いて、「挿入」タブの「図」をクリックして文書に画像を挿入します。

画像が挿入されますので、画像の四隅にあるハンドルをドラッグして画像のサイズを小さくしていきます。

画像のある行の行間が大きくなっていたり文字と画像の上下位置が気にくわなかったりします。

画像の四隅にあるハンドルがある状態で「段落」のダイアログボックス起動ツールをクリックして「段落」パレットを開きます。「体裁」タブを選択し、「文字の配置」に「中央揃え」を指定します。

図 23文字の配置

これで文字の上下中央に画像が配置されます。この時点で、行間が大きくなってしまう現象を解消できる場合も多いです。それでも行間が大きい状態のままの場合は、「1行」の高さに収まるように画像をもう少し小さくする必要があります。また、文字と画像の間隔が狭すぎることを気になる場合、画像の前後に半角スペースを挿入するとよいでしょう。しかし、これだけでは文字と画像の間隔が大きくなりすぎてしまうので、そこで挿入した半角スペースを選択して「フォント」パレットで文字(半角スペース)の幅を小さくすると、間隔を自由自在に調整できる。あまりスマートな方法ではないけれど編集のプロもこの方法を使っていたりしているので、1つの正攻法でしょうね。

図表番号をつける

先程アンカーについて触れましたが、アンカーには実は隠れた機能が付いています。各図には図番と説明文が付いていますね。また本文の中にも「図②文字サイズと行間を参照」とか入れたりします。しかし、これ下手につけると後々大変なことに見舞われます。この図番と説明文をつけると確かに親切なのですが、図を移動したり順序を変えたりすると図番をつけ直したり、文章を変更したりと変更の手間が大変です。

図番と説明文をつけるときは「図表番号」の機能を利用しましょう。

「図表番号」の機能を使うと図1、図2、図3……などの番号が自動入力されるようになり、移動したりしてもワードが新しくふり直してくれます。また、本文中に書かれる「図②文字サイズと行間を参照」とかも「相互参照」という機能を合わせて使うことによってワードに管理させることが出来るようになります。図を含めて段落ごと移動させたりしても図番はもちろん説明文や本文内の図参照の文言まで自動で直してくれます。

この図1、図2、図3……といった番号は、アンカーの位置を基準に判断されるためアンカーが重要な役目を果たしているのです。

図番と説明文をつけるときは「図表番号」の機能を利用しましょう。と書きましたが、これ、かなり分かりにくい仕様になっています。

画像に「図表番号」を追加する時は、画像の文字の折り返しレイアウト設定を先に済ませておきます。これは、「行内」とそれ以外では図表番号の処理が違うからです。

画像を右クリックして「図表番号の挿入」をクリックします。すると下図のパレットが出てきます。

最初にラベルを付けます。

図 24図表番号の設定

一般的には「図」が無難です。

初めて使用するときには英語表記の3種類しか表示されていないと思います。その時は、「ラベル名」をクリックして「図」と入力して作成します。後の「数式」とか「表」は再起動後勝手に作成されます。

ラベルの選択の次は、画像の説明文を入力します。「図1」の後に間隔を設けたい場合は、半角または全角のスペースを挿入してから入力します。

図 25図表番号の設定

OKすると図形の下に(位置で指示した位置に)図番と説明文が入ります。

次の画像でも同様の操作を繰り返していくと、各画像に図番、説明文を付けることができる。もちろん、図1、図2、図3……などの番号は自動的に加算されていきます。

画像を「行内」以外の形式の場合画像の下にテキストボックスが自動作成され、そこに表示されます。問題なのは「画像」と「テキストボックス」が別々のオブジェクトとして扱われているで、「画像」を移動しても「テキストボックス」は元の位置から移動しないため、バラバラになってしまいます。それ故「画像」と「テキストボックス」をグループ化しておく必要があります。

番号は自動的に加算されていきますが、ただし、途中にある画像を削除したり移動したりしても「図表番号」は自動更新されないことに注意して下さい。移動後や削除後の図1、図2、図3……の番号を正しく振りなおすには、手動で更新作業を行う必要があるのです。

番号を自動的に割り振る場合のいろいろな解説では「自動設定」を使っていますが、その解説によると、Ctrl+Aキーを押して文書全体を選択し続いて、選択範囲内を右クリックし、「フィールド更新」を選択する。すると、文書の先頭から順番に1、2、3…と番号が振り直され、正しい番号に一括修正することができる。とあるのですが、ワード2007、2010 (2013もたぶん)では表やグラフは更新出来ても図は更新されません。

それは自動設定の「図表番号を付ける対象」にワード2003以前にはあった

「Microsoft Wordの図」が入っていないからです。

このため図に自動的に番号を振るのは対象外と言うことになりますので、「自動設定」には×をつけています。

図 26

それではどうするかですが、変更したい図番をカーソルで反転させて「フィールド更新」を行えば一応出来ますが、図がたくさんあるとそれぞれを同時に選択するのは随分骨が折れます。

一括処理ということで奥の手を使います。

メニューの「ファイル」→「オプション」→「詳細設定」へ進みます。

「印刷」の項目に「印刷するときに変更履歴を含むフィールドを更新する」にチェックを入れOKを押します。これだけです。

印刷しなくともプレビュー表示するだけで(実際には「ファイル」→「印刷」と進むだけで右側にプレビュー表示される)全フィールドの更新が行われます。

図 27フィールドの更新

結果はしっかり正しい番号に一括修正されています。

演習 図表番号と相互参照

以下の画像に図番と説明文をつけなさい。また右側の文章の「右」の後に図番と説明を示す相互参照を入力して下さい。次に一番上の画像を一番下に移動させ図番と相互参照を更新して下さい。

回答例

図 ①断崖

右は断崖絶壁の画像です。

図 ②納屋

右は古びた納屋です。

図 ③氷山

右は氷山を表しています。

相互参照

「相互参照」という機能は、「図表番号」と合わせて使用するもので、本文に図1、図2、図3……といった参照文字を入力する機能です。

本文に「相互参照」を挿入する時の操作は、本文の挿入したい位置にカーソルを合わせ、メニューの「参考資料」タブにある「相互参照」をクリックします。

図 28 相互参照

以下の図のような設定画面が表示され最初に「参照する項目」の指定を行います。この項目は「図表番号」のラベルに対応しています。

図 29相互参照の設定1

ラベルを選択すると「作成済みの図表番号」(キャプション)が一覧表示されます。この中から参照する「図表番号」を選択します。

続いて「相互参照」の表示方法を指定します。

「図3」のようにラベルと番号だけを表示する場合は、「番号とラベルのみ」を選択、説明文までを表示させる場合は「図表番号全体」を選択します。

図 30表示方法

最後に挿入ボタンをクリックすると、カーソルがあった位置に「相互参照」が挿入されます。

文書を編集している途中で、画像の追加や削除を行いたくなるケースがあります。このとき、各画像に図1、図2、図3……といった番号を付けていた場合は、画像の追加/削除に合わせて「図○」の番号も修正しなければなりません。

例えば、文書の先頭から2番目にある画像(図2)を削除するケースの場合もともと「図3」であった画像は「図2」に修正する必要があり同様に、「図4」→「図3」、「図5」→「図4」……といった修正も行わなければいけない。これらの番号を自分の手で入力していた場合は、文書の最後まで延々と番号の修正を繰り返す羽目になりこれはかなり面倒な作業となります。ところが、「図表番号」と「相互参照」を使って図1、図2、図3などの文字を入力していた場合先程の「フィールドの更新」を行うことで文章内に挿入された図番まで正しい番号に一括修正されます。

文字選択のテクニック

文書作成の基本的な知識となるインデントやタブ等に行く前にチョットした便利なテクを紹介しておきます。

文字や段落を効率よく選択する方法ですが、以外と知られていないことの様です。文字や段落の選択は極めて頻繁に行う操作であるだけに、作業効率に与える影響は意外と大きいと思います。

ダブルクリックやトリプルクリックを使った選択方法

選択したい単語の上をダブルクリックすると、その部分にある単語が自動判別され、手軽に選択範囲を指定することができます。

段落全体を選択する時はトリプルクリックを行います。トリプルクリックとは、マウスの左ボタンをカチ・カチ・カチと素早く3回クリックする操作のことです。この操作を文書上で行うと、マウスがある位置の段落を一瞬で選択することができます。

この選択方法は、段落全体の書式を変更する場合や、段落罫線を指定する場合などに活用します。マウスをドラッグして選択する方法より簡単でなにより末尾にある段落記号の選択し忘れなどを防ぐことにもなります。

キーボードを使って文字や段落を選択する方法

文章中にある文字を選択する時は、その位置にカーソルを移動し、Shiftキーを押しながら矢印キーを押します。すると、矢印キーの方向へ文字選択を拡張していきます。例えばShiftキーを押しながら→キーを3回押すと、カーソルの右側にある文字を3文字選択されます。

選択する文字の数が多くなると、何回も→キーを押さなければと思われますが、このような場合はCtrl+Shift+→キーを利用すると単語単位で文字の選択範囲を拡張していくので、比較的楽になります。

段落の先頭にカーソルを移動し、Ctrl+Shift+↓キーを3回押すと、段落3つ分の範囲が選択されます。つまり、↓キーを押す度に1段落ずつ選択範囲が拡張されて行くというわけです。

では次から文書作成の基本的な知識となる「段落」から始めます。

文書作成の基本的な知識

箇条書き

ワードの段落書式を理解するには箇条書きをマスターするのが一番手っ取り早いです。

箇条書きの書式を指定することは特に難しい事ではないのですが、メニューの「ホーム」から以下の手順で直接指定出来ます。

(1)箇条書きの文字を「通常の文字」で入力する

(2)箇条書きにする文字(段落)をまとめて選択する

(3)「箇条書き」のアイコンの▼をクリックし、行頭文字の記号を選択する

図 31箇条書きの設定

昔のワードでは、「・」や「●」などの記号に続けて文字を入力し、Enterキーを押すと、自動的に箇条書きの書式が適用される仕様になっていたのが、2007以降「・」や「●」などの記号に続けてスペースの文字を入力すると箇条書きが自動設定される仕様になっています。

これはオートコレクトが働くからで、昔からワードのお節介機能で最も評判の悪いものの1つです。このお節介機能を解除するには、「オートコレクトのオプション」をクリックして「箇条書きを自動的に作成しない」を選択すると、箇条書きの自動設定が解除されます。

しかし、この書式指定により表示される箇条書きに『なんか違和感を覚える』方も多いと思います。ワードの「箇条書き」は、左側の余白が「なし」に初期設定されており、また行頭文字(記号)の右側にある間隔も広めに設定されています。この違和感は、「箇条書き」という書式そのものに『どんな意味があるのだろう?』と感じるところから出てくるものもあります。

箇条書きの書式は「箇条書きの体裁」を表現するための書式ですが、この書式を指定しなくても箇条書きを示すことは可能です。

「・」や「●」などの記号に続けて文字を入力し、続いて普通に文字を入力していくだけで、(見た目の)箇条書きの文章を入力できます。

本当に箇条書きの書式が必要となるのは、文章が2行以上にわたる場合です。この場合、通常の文字で箇条書きを記すと、下記の図(左)のように文字が配置されてしまいます。このままの状態では、かなり読みにくい箇条書きといえるので、そこで「記号」の後ろに「スペース」を入力して箇条書きの書式を自動設定すると、図(右)のように各段落の先頭が整列して文字が配置されるようになります。

図 32箇条書きの指定

この時作られた箇条書きは、記号と文字の間隔が広すぎることや前の文章に対して左側の余白がない等の不満があります。

箇条書きの書式では「ぶら下げ」を利用して記号を左側に飛び出させているので、「ぶら下げ」の設定を変更すればよいのです。もちろん、文章が1行しかない場合も「ぶら下げ」の設定を変更することにより、記号と文字の間隔を調整することが可能です。

「左側の余白」と「行頭文字との間隔」を調整するには、画面にルーラー(定規)を表示させ、ルーラーの2つのマーカーを左右にドラッグすることで、「左側の余白」と「行頭文字との間隔」を調整出来ますし、「箇条書き」を指定した段落を右クリックし、「リストのインデントの調整」からも可能ですが、この先スタイルを設定し、アウトラインへと進むので、「段落」パレットにある「インデント」と「ぶら下げ」の設定から行うことにします。その方が遙かに応用が利くようになりますし、あまり利用されていないが上手に使えばとっても便利な機能でこれらを使いこなす事がワードを思い通りに使いこなす一番の近道です。

横型の箇条書き

「インデント」と「ぶら下げ」に行く前に箇条書きを使ったテクニックを紹介します。「箇条書き」を横に並べて配置する方法で、注文書やアンケート用紙を作成する場合などに重宝するテクニックです。

「箇条書き」は項目を横並びにする機能が用意されていないため、「段組み」を利用して配置を調整します。

最初に「箇条書き」の書式を設定します。続いて、以下のように操作して、選択している段落だけを多段組みに変更します。

該当する職種にチェックを入れて下さい。

□ 保健師

□ 看護士

□ 栄養士

□ その他

(1)「箇条書き」を指定した段落をまとめて選択します。

(2)「ページ レイアウト」タブを選択する

(3)「段組み」のアイコンをクリックし、「段組みの詳細設定」を選択する

図 33段組の設定

以下の図のような設定画面が表示されます。「箇条書き」を横に並べるときは、その項目数に合わせて「段数」を指定するのが基本です。あとは、各段の「段の幅」と「間隔」に適当な数値(文字数)を指定するだけです。このとき「段の幅を全て同じにする」のチェックボックスをOFFにしておくと、各段の設定値を自由に指定できるようになります。

図 34段組の詳細設定

OKを押すと以下に様に変更されます。

なかなか重宝する機能です。

演習 該当する職種にチェックを入れて下さい

Copyright © 2017 保健事業支援会 All Rights Reserved.

5

Copyright © 2017 保健事業支援会 All Rights Reserved.

上記を参考にして同じように作って下さい。

□ 保健師

□ 看護士

□ 栄養士

□ その他

インデント

ワードの世界では、文章の左右に余白を設ける機能を「インデント」、1行目だけを左に飛び出させて配置する機能を「ぶら下げ」、「ぶら下げ」とは逆に段落の1行目だけを右側に凹ませて配置する機能を「字下げ」と言います。

文章の左側に余白を設けるとき、「スペース」で余白を調整している方をよく見かけます。このような方法で文字をレイアウトしても問題はないのですが、この方法が利用できるのは「1行しかない段落」に限定されてしまうのが難点です。

たとえば、以下の図のように2行以上の段落で左側に余白を設けるには、インデントを指定しなければならないのです。

内容と会場(時間は全て13:00~16:30)

1月29日(日)

保健指導1:企画書の作り方。

2月11日(土)

統計3:基本統計の復習と確認

演習問題を中心に行います。宿題も出します。

2月25日(土)

統計4:ワードの使い方

ワードを単なるワードプロセッサーとして使っていませんか?

ワードは簡易版としてのアウトラインプロセッサーです。

アウトラインプロセッサー →→??(検索してみて下さい。)

連絡書や数ページの文章を書くならワープロでも構わないのですが、

マニュアルや企画書、論文などの文献を作る場合短時間で体裁の良

い文章を作るにはアウトラインの機能は欠かせません。それの使い方

を解説します。

インデントを行うとき「ホーム」タブにある「インデントを増やす」アイコンは手軽に利用できそうですが、大きな罠があります。

図 35インデントを増やす罠

1回クリックするごとに1字分の余白が左側に追加されていくのですが、この「1字」とは「標準の文字サイズ」(字送り)のことであり、編集している段落の文字サイズではないのです。つまり、編集している段落の文字サイズに関係なく、常に固定サイズであり、編集している段落の文字サイズが12ptであったとしても、インデントは1文字=10.5ptとして設定されているので、「インデントを増やす」をクリックするごとに10.5ptずつ余白が追加されていくことになり12ptの文章と位置がずれてしまいます。

図 36インデントの設定

インデントを設定するには、段落」の設定画面を利用します。インデントを行いたい段落を選択した状態で、「ホーム」タブにある「段落」にある小さい四角形のアイコンをクリックすると、「段落」の設定画面を呼び出せます。この設定画面にある「インデント」の「左」の項目が、インデントを指定するための設定項目です。ここでは「○字」のように字数で指定しても良いし「cm」や「mm」などの数値の単位で指定できますが、これを全角文字で入力してしまうと正しく値が認識されません。よって、数値と単位は半角文字で入力する必要があります。ここで指定する「1字」は「標準の文字サイズ」(字送り)ではなく、現在編集している段落の「最初の文字」の文字サイズとなります。

ぶら下げ

「ぶら下げ」とは、段落の1行目だけを左側に飛び出させて文章を配置する書式です。たとえば、「3字」の「ぶら下げ」を指定した段落は、以下の図のように文字が配置されます。

インデントを設定するには、段落」の設定画面を利用します。インデントを行いたい段落を選択した状態で、「ホーム」タブにある「段落」にある小さい四角形のアイコンをクリックすると、「段落」の設定画面を呼び出せます。

図 37ぶら下げの設定

「ぶら下げ」は、箇条書きの書式を指定しないで、2行以上にわたる文章を箇条書きのように示す場合などによく利用されますが、よく考えると箇条書きの書式は「ぶら下げ」と「行頭文字」を同時に指定する書式であることが分かります。

「インデント」と「ぶら下げ」を組み合わせることにより、様々な文字のレイアウトを実現することも可能になりますが、次のような使い方ができます。

検査値の見方

赤血球(RBC)血液成分の大部分を占め、ヘモグロビン(血色素)を含んでいて、身体の酸素と二酸化炭素の運搬をしています。赤血球が減ると身体は酸欠になり貧血をおこします。

<異常となる疾患> 種々の貧血、血液疾患など

白血球(WBC)白血球は、体内に侵入した異物や病原菌を食べて身体を守る働きをしています。したがって、体内に細菌や異物が侵入して炎症を起こすと血液中の白血球が増加します。また白血球が減ると免疫機能が低下します。

<異常となる疾患> 感染症、血液疾患、免疫異常など

ヘモグロビン(Hb)ヘモグロビンは、赤血球に含まれている血色素(血液が赤く見える色の色素)で、赤血球の酸素運搬の中心的役割をしています。

<異常となる疾患>種々の貧血など

ヘマトクリット(Ht)一定の血液中にどれくらいの割合で赤血球が含まれているかを調べる検査です。赤血球が減るとこの値も下がり、このデーターを基に貧血の種類をおおよそ貧血の種類をおおよそ診断します。

<異常となる疾患>貧血症、多血症など

この文章に「7字」のぶら下げと、「1.5字」の左インデントを指定すると以下のようになります。

検査値の見方

赤血球(RBC)血液成分の大部分を占め、ヘモグロビン(血色素)を含んでいて、身体の酸素と二酸化炭素の運搬をしています。赤血球が減ると身体は酸欠になり貧血をおこします。

<異常となる疾患> 種々の貧血、血液疾患など

白血球(WBC)白血球は、体内に侵入した異物や病原菌を食べて身体を守る働きをしています。したがって、体内に細菌や異物が侵入して炎症を起こすと血液中の白血球が増加します。また白血球が減ると免疫機能が低下します。

<異常となる疾患> 感染症、血液疾患、免疫異常など

ヘモグロビン(Hb)ヘモグロビンは、赤血球に含まれている血色素(血液が赤く見える色の色素)で、赤血球の酸素運搬の中心的役割をしています。

<異常となる疾患>種々の貧血など

ヘマトクリット(Ht)一定の血液中にどれくらいの割合で赤血球が含まれているかを調べる検査です。赤血球が減るとこの値も下がり、このデーターを基に貧血の種類をおおよそ貧血の種類をおおよそ診断します。

<異常となる疾患>貧血症、多血症など

出来上がった文章をよく見ると、1行目と2行目以降で文章の開始位置が少しずれていて気にくわないですね。各行の先頭をそろえるには、「ぶら下げ」の数値を微調整しなければならないが、これはかなり面倒な作業になります。このような場合はタブを利用するのが常道です。

出来上がった文章の状態で見出しの後ろにタブを挿入すると、次のように文字を配置できます。タブはTabキーを押すと入力できます。たとえば、「赤血球(RBC)血液成分の……」の段落の場合、「が減ると」の前にカーソルを移動してTabキーを押し順次(Ht)まで押すと、次のようなレイアウトになります。

検査値の見方

赤血球(RBC)血液成分の大部分を占め、ヘモグロビン(血色素)を含んでいて、身体の酸素と二酸化炭素の運搬をしています。赤血球が減ると身体は酸欠になり貧血をおこします。

<異常となる疾患> 種々の貧血、血液疾患など

白血球(WBC)白血球は、体内に侵入した異物や病原菌を食べて身体を守る働きをしています。したがって、体内に細菌や異物が侵入して炎症を起こすと血液中の白血球が増加します。また白血球が減ると免疫機能が低下します。

<異常となる疾患> 感染症、血液疾患、免疫異常など

ヘモグロビン(Hb)ヘモグロビンは、赤血球に含まれている血色素(血液が赤く見える色の色素)で、赤血球の酸素運搬の中心的役割をしています。

<異常となる疾患>種々の貧血など

ヘマトクリット(Ht)一定の血液中にどれくらいの割合で赤血球が含まれているかを調べる検査です。赤血球が減るとこの値も下がり、このデーターを基に貧血の種類をおおよそ貧血の種類をおおよそ診断します。

<異常となる疾患>貧血症、多血症など

このように「ぶら下げ」を指定した段落では、タブを入力することにより以降の文字を揃えて配置できるようになる便利な機能を持っています。

演習 インデントとぶら下げ

次の文をインデントを指定することにより、回答例にある階層のある箇条書きにしなさい。

データ表の設計

受診者の状況

平均値の計算

各検査値の区分分け

判定式のひな形

カラーリファレンス

HDLから血糖判定

GOT(AST)からeGFR判定

尿糖・尿蛋白判定

回答例

データ表の設計

受診者の状況

平均値の計算

各検査値の区分分け

判定式のひな形

カラーリファレンス

HDLから血糖判定

GOT(AST)からeGFR判定

尿糖・尿蛋白判定

タブとリーダー

最初はタブからです。例えば以下のように文字を配置させるためにはどうすればよいでしょう。

ワード研修保健事業支援会

「右揃え」などの配置方法もありますが、これは文字単位ではなく段落全体に対して指定する書式となるため上記のような配置には対応できません。

仕方なく文字と文字の間をスペースで埋める方法を使ったりしていませんか?

こういった場合などに活用できるのが「タブ」で、タブとは、以降の文字を特定の位置(タブ位置)に揃えて配置する機能です。

ワードの初期設定ではでは、4文字目、8文字目、12文字目、16文字目、…といった具合に4文字間隔でタブ位置が設定されています。この「1字」は「標準の文字サイズ」(字送り)を指しており、「1字」の初期設定は10.5ptなので、最初は42pt間隔でタブ位置が設定されていることになります。この位置を先頭に文字が配置されていくのがタブの基本です。

この位置を自由に変更することも可能というよりむしろ、タブ位置を自分で指定するのが一般的な使い方といえます。

タブ位置は段落書式の一種であり、段落ごとにタブ位置を指定することになります。複数行にわたって文字を揃えて配置するときは、次のように操作してタブ位置を指定すればよいです。

まず、タブ位置を指定する段落をまとめて選択し、インデントと同じように「段落」を表示させ、下にある「タブ設定」ボタンクリックします。

すると、タブ位置を指定するためのパレットが表示されます。ここでは、新たに指定するタブ位置を数値で入力し、設定ボタンをクリックします。この時単位を省略して数値を入力した場合は、「標準の文字サイズ」を基準に「○字」としてタブ位置が設定されます。また、このとき「5mm」のように単位付きの数値でタブ位置を指定しても構いません。この場合は、「5mm」→「1.35字」のように単位を「○字」に変換した数値がタブ位置として設定されます。

最初は戸惑うかもしれませんが、これがワードの世界観なのです。同様の操作を繰り返すことで、複数のタブ位置を指定することも可能です。

図 38タブの設定

以下の例は左側に2字のインデントを指定し、「5字」と「9字」「11字」のタブ位置を指定し数値を揃えて配置した場合の例です。

商品は以下の3種類用意されております。数少ない商品もありますのでお早めにお求め下さい。

A品2500円高品質希少価値あり

B品1500円汎用品

C品800円格安品質に難あり

次の位置にタブを入れます。

ルーラーに表示されているマークをダブルクリックしても「タブとリーダー」のパレットを呼び出すことも可能ですし、マークを左右にドラッグしてタブ位置を調整することも可能です。

タブには、リーダーを追加する機能も用意されています。リーダーとは、タブにより生じた空白部分に点線を描画する機能で、次のようなレイアウトを作成する場合などに活用できます。

肉じゃがレシピ

牛肉・豚肉の小間切れなど400g

じゃがいも大きめ6コ

人参大1本

玉ねぎ大1コ

白滝1袋

手順は、タブ以降の文字(数量)を18字の位置に右揃えで配置するので、「タブ位置」に18と入力し、「配置」に「右揃え」を選択します。さらに「リーダー」の種類を選択してから設定ボタンをクリックします。

図 39リーダーの設定

これで「リーダー付きのタブ位置」の指定が完了です。OKボタンをクリックすると、前図のように文字が配置され、その間に点線が描画されます。

このように、文字と文字(数値)を点線などで結んで配置する時は、タブとリーダーを活用するのが基本です。「・」や「…」などの記号を自分で入力して配置を整える方法もありますが、この場合は必ずしも右端を揃えて配置できるとは限りません。

先の検査値の見方にリーダーをつけると更に見やすくなります。ここでは12字の位置にリーダーをつけて、文字サイズを後から14Ptにしています。

検査値の見方

赤血球(RBC)血液成分の大部分を占め、ヘモグロビン(血色素)を含んでいて、身体の酸素と二酸化炭素の運搬をしています。赤血球が減ると身体は酸欠になり貧血をおこします。

<異常となる疾患> 種々の貧血、血液疾患など

白血球(WBC)白血球は、体内に侵入した異物や病原菌を食べて身体を守る働きをしています。したがって、体内に細菌や異物が侵入して炎症を起こすと血液中の白血球が増加します。また白血球が減ると免疫機能が低下します。

<異常となる疾患> 感染症、血液疾患、免疫異常など

ヘモグロビン(Hb)ヘモグロビンは、赤血球に含まれている血色素(血液が赤く見える色の色素)で、赤血球の酸素運搬の中心的役割をしています。

<異常となる疾患>種々の貧血など

ヘマトクリット(Ht)一定の血液中にどれくらいの割合で赤血球が含まれているかを調べる検査です。赤血球が減るとこの値も下がり、このデーターを基に貧血の種類をおおよそ貧血の種類をおおよそ診断します。

<異常となる疾患>貧血症、多血症など

演習 インデント、ぶら下げ、タブ

上記の文章をインデント、ぶら下げ、タブを使って回答例の様にしなさい。

検査値の見方

赤血球(RBC)血液成分の大部分を占め、ヘモグロビン(血色素)を含んでいて、身体の酸素と二酸化炭素の運搬をしています。赤血球が減ると身体は酸欠になり貧血をおこします。

<異常となる疾患> 種々の貧血、血液疾患など

白血球(WBC)白血球は、体内に侵入した異物や病原菌を食べて身体を守る働きをしています。したがって、体内に細菌や異物が侵入して炎症を起こすと血液中の白血球が増加します。また白血球が減ると免疫機能が低下します。

<異常となる疾患> 感染症、血液疾患、免疫異常など

ヘモグロビン(Hb)ヘモグロビンは、赤血球に含まれている血色素(血液が赤く見える色の色素)で、赤血球の酸素運搬の中心的役割をしています。

<異常となる疾患>種々の貧血など

ヘマトクリット(Ht)一定の血液中にどれくらいの割合で赤血球が含まれているかを調べる検査です。赤血球が減るとこの値も下がり、このデーターを基に貧血の種類をおおよそ貧血の種類をおおよそ診断します。

<異常となる疾患>貧血症、多血症など

演習 下記のリストは次ページのリストが元になっています。

次ページのリストをこれと同じように作り直してください。

行動習慣  開始時  終了時  6ヶ月後

運動の有無 ―1.46±0.51 1.26±0.45$

運動の有無(週回数) ―1.9±2.4 1.93±1.71$

歩く時間― 1.86±0.741.93±0.7

歩きやすいくつを買った(使っている)0.53±0.51 0.06±0.25* 0.6±0.5**

外出時や買い物はリュックで行くようにしている 0.13±0.350.06±0.25 0.2±0.41

外出時や旅行時、ゴムをもっていくようにしている 0 0.06±025 0.13±0.35

ウォーキングのとき、水分をとるようにしている 0.33±0.490.46±0.51 0.46±0.51

体重計(体脂肪計)を買った 0.13±0.350.06±0.25 0

体重計(体脂肪計)に乗るようになった 0.33±0.490.13±0.350.26±0.45

血圧計を買った 0.13±0.35 0 0

血圧を測るようになった 0.2±0.41 0.07±0.26 0.2±0.41

脈を測るようになった 0.07±0.26 0.06±0.25 0.06±0.25

掃除をまめにするようになった 0.3±0.5 0.2±0.41 0.13±0.35

万歩計を買った(持っている) 0.33±0.49 0.06±0.25 0.46±0.51**

万歩計を身につけるようになった 0.2±0.41 0.33±0.48 0.33±0.48

万歩計を身につける日が増えた 0.13±0.35 0.46±0.51$ 0.06±0.25**

ボールを買った(使っている) 0 0.8±0.41** 0.8±0.41

一日の歩数を記録するようになった 0.07±0.26 0.46±0.51* 0.06±0.25*

運動記録表を書くようになった 0 0.4±0.5** 0

家の中で、前よりよく動くようになった 0.13±0.35 0.47±0.52$ 0.33±0.48

テレビを見ながらなど、ストレッチするようになった 0.2±0.41 0.53±0.52 0.6±0.5

テレビを見ながらなど、ゴム運動をするようになった 0 0.47±0.52** 0.13±0.35

買い物など外出する回数が増えた 0.2±0.41 0.26±0.45 0.46±0.51

階段を利用や、歩いて買い物に行くようになった 0.27±0.46 0.46±0.51 0.66±0.48$

バイク、車を使うことが少なくなった 0.07±0.26 0.13±0.35 0.06±0.25

万歩計の歩数や運動時間が増えた 0.06±0.25 0.46±0.25$ 0.26±0.45$

平均値±SD(標準偏差)$:p<0.1 *:p<0.05 **:p<0.01  

行動習慣開始時終了時6ヶ月後

運動の有無―1.46±0.511.26±0.45$

運動の有無(週回数)―1.9±2.4  1.93±1.71$

歩く時間―1.86±0.74 1.93±0.7

歩きやすいくつを買った(使っている)0.53±0.51 0.06±0.25*0.6±0.5**

外出時や買い物はリュックで行くようにしている0.13±0.35 0.06±0.25 0.2±0.41

外出時や旅行時、ゴムをもっていくようにしている0 0.06±0250.13±0.35

ウォーキングのとき、水分をとるようにしている0.33±0.490.46±0.51 0.46±0.51

体重計(体脂肪計)を買った0.13±0.350.06±0.250

体重計(体脂肪計)に乗るようになった 0.33±0.49 0.13±0.35 0.26±0.45

血圧計を買った0.13±0.3500

血圧を測るようになった0.2±0.410.07±0.260.2±0.41

脈を測るようになった0.07±0.260.06±0.250.06±0.25

掃除をまめにするようになった0.3±0.50.2±0.410.13±0.35

万歩計を買った(持っている)0.33±0.490.06±0.250.46±0.51**

万歩計を身につけるようになった0.2±0.410.33±0.480.33±0.48

万歩計を身につける日が増えた0.13±0.350.46±0.51$0.06±0.25**

ボールを買った(使っている)00.8±0.41**0.8±0.41

一日の歩数を記録するようになった 0.07±0.260.46±0.51*0.06±0.25*

運動記録表を書くようになった00.4±0.5**0

家の中で、前よりよく動くようになった 0.13±0.35 0.47±0.52$0.33±0.48

テレビを見ながらなど、ストレッチするようになった 0.2±0.41 0.53±0.520.6±0.5

テレビを見ながらなど、ゴム運動をするようになった0 0.47±0.52** 0.13±0.35

買い物など外出する回数が増えた0.2±0.41 0.26±0.450.46±0.51

階段を利用や、歩いて買い物に行くようになった 0.27±0.46 0.46±0.510.66±0.48$

バイク、車を使うことが少なくなった 0.07±0.260.13±0.350.06±0.25

万歩計の歩数や運動時間が増えた0.06±0.250.46±0.25$0.26±0.45$

平均値±SD(標準偏差)$:p<0.1 *:p<0.05 **:p<0.01  

罫線

罫線を指定するときは、段落全体を選択し、「ホーム」タブで描画する罫線の位置を指定します。罫線の位置(上下左右)や線の種類、太さ、色を指定することもできます。この場合は、罫線のコマンドから「線種とページ罫線と網掛けの設定」を選択すれば図右のようなパレットが表示されます。

図 40罫線の設定

使い方はエクセルの時と全く同じです。次の文章は「外枠」の罫線(1.5pt幅)を適応したものです。

健診データーの集計は考えている以上にハードルが高い

落罫線を使用したときに、罫線が左右に飛び出してしまうことを気になります。たとえば1.5ptの罫線で段落全体を囲むと、上のように本文の幅より少しだけ左右に飛び出して罫線が描画されます。

これはもともとの文字の位置を維持したまま、段落全体を囲むように罫線が描画されるためで、初期設定では、文字と罫線の間隔が「左右4pt、上下1pt」に設定されています。したがって、左の罫線は「4pt+罫線の太さ」の分だけ左側に飛び出して描画されることになるのです。

文字と罫線の間隔は、段落罫線のパレットで「オプション」ボタンをクリックすると出てくるパレットで調整しても罫線の太さの分だけ左右に飛び出すことに変わりはなく、悪いことに文字と罫線の間隔が狭くなりすぎるという問題も生じてしまいます。このような場合は、インデントを指定することにより解決出来ます。

たとえば、先の例でいくと、左右の間隔4pt、罫線の太さ1.5ptの場合、その合計となる5.5ptのインデントを左右に設けると、本文の幅に揃えて段落罫線を描画できます。

健診データーの集計は考えている以上にハードルが高い

これは以下のように注釈やコラムと言った本文を補足する文を挿入するときによく使います。では、以下の文を注釈として作り直しましょう。

関数への入力式は半角が原則です。数値でも全角では文字扱いで””で囲みます。

「以上」や「以下」を表すときには「>」「<」といった記号と、「=」の記号を組み合わせて入力しますが「>=」「<=」のように必ず「=」を必ず後ろに入力します。ちなみにこういった記号のことを比較演算子と呼びます。

注釈は本文よりも文字の大きさを小さくしたり斜体を用いたりしますので、ここではフォントを11ptにし行間隔は「固定値」の12ptに設定しています。

関数への入力式は半角が原則です。数値でも全角では文字扱いで””で囲みます。

「以上」や「以下」を表すときには「>」「<」といった記号と、「=」の記号を組み合わせて入力しますが「>=」「<=」のように必ず「=」を必ず後ろに入力します。

ちなみにこういった記号のことを比較演算子と呼びます。

これを罫線で囲みます。

関数への入力式は半角が原則です。数値でも全角では文字扱いで””で囲みます。

「以上」や「以下」を表すときには「>」「<」といった記号と、「=」の記号を組み合わせて入力しますが「>=」「<=」のように必ず「=」を必ず後ろに入力します。ちなみにこういった記号のことを比較演算子と呼びます。

0.75ptの二重線ですから罫線幅の3倍の2.25ptを4ptに加えて6.25ptのインデントを左右に設定しています。また、網かけで■色に背景色を指定しています。

要は、段落罫線の幅はインデントと連動している訳で、この仕組みを利用して、次のように適当な長さの罫線を描画することも出来ます。これは文字を「中央揃え」で配置し、左右に30mmのインデントを指定します。

保健室からのお知らせ

ただし、この場合いろいろと面倒なことが起こります。以下の文に、囲み色づけを施してみましょう。

保健室からのお知らせ

風邪が流行っています外出の後はうがい、手洗いを行いましょう。

日頃から健康をチェックし、風邪かなと思ったときは十分に休息をとりましょう。

罫線の結果で気にくわないのは段落の「罫線」は文字から少し離れた位置に描画され間が大きく開いてしまう点です。これは、上記の場合16ptの文字サイズを指定しているため、この段落は2行分の行間が確保されることにより段落の「罫線」は文字から少し離れた位置に描画されることになるからです。また、罫線の下(つまり段落後)の文字間隔は逆に狭すぎます。

「文字」と「罫線」の間隔を調整したいときは「行間」の書式を変更します。

罫線をかけた範囲を選択して右クリックから「段落」を選びます。

保健室からのお知らせ

風邪が流行っています外出�