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ESD/GAP/SDGs 通信 2018 TAMAKUSU Education/教育の「当たり前」を問い直す 編著 成田喜一郎

ゆびとま読書会 通 信 2019 - islikewaterlaotao.way-nifty.com/islikewater/files/TAMAKUSU31... · 02 実践のサイクルは回っているか?(カリキュラムデザイン/マネジメントとしてのcap,

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ESD/GAP/SDGs 通信 2018

TAMAKUSU Education/教育の「当たり前」を問い直す

編著 成田喜一郎

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ESD/GAP/SDGs 通信 「TAMAKUSU」

ESD(持続可能な開発のための教育)/GAP(グローバル・アクション・プラン)/SDGs(持続可能な開発目標)に明示的または黙示的につながりかかわる学校や地域へのフィールドワークに入るたびに、教職員や保護者・地域の方々から「問い」が発せられる。その「問い」への応答を、原則 A4 判1枚の通信「TAMAKUSU」としてフィードバックし続けています。

フィールドワークにおける観察や対話をもとに社会構成主義的にテーマを抽出し記述しておりますので、本質主義的、体系的な章構成にはなっていないことをお含みおきください。したがいまして、どの号からお読みになっても構いません。毎回、読み切りになるよう編集・執筆しております。

なお、「TAMAKUSU」という名称とは、横浜開港資料館の入口にある「たまくす」の木から頂きました。

平成 30 (2018) 年 10 月 26 日

学校法人自由学園 高学部 特任教授 成田喜一郎

目 次

01 創刊のことば : 発行者紹介を中心に(平成 30(2018)年 6 月 13 日創刊、ESD とは何かという問いへの応答) : 6/13 02 実践のサイクルは回っているか?(カリキュラムデザイン/マネジメントとしての CAP, Do!サイクルへの気づき) : 6/20 03 おわり・なか・はじめをつなぎつらぬくものって、何だろう?¿ : 6/22 04 なぜ、ボクたちはあのようなふりかえりをしたんだろう?¿(9つのフレーム、C=学びの文脈への気づき大切さ) : 6/26 05 単なる感想でおわらない、深い振り返りのための視点と方法(深い振り返りにするための多様な視点と方法) : 7/2 06 今、子どもと教師と市民、私はどこにいるのだろうか?(子ども(人間)の外的世界の構造と SDGs 4.7) : 7/3 07 ESD や SDGs に向かい合う教師のコンピテンスを探して見ませんか(16 のチェックポイント) : 7/3 08 子どもと教師の学びにもっとも「効果」のあることってなんだろう?

(ESD/ SDGs につながる授業、実践しっぱなしになっていない? 教育/学習の効果) : 7/11 09 子どもたちの暮らしと学びを支えるユネスコの原点を読み直してみませんか?:

(ユネスコ憲章 1945 と学びのための権利宣言 1985 を中心に) : 7/13 10 認知・情動・感覚運動の分化ではなく、三位一体/三層連動型実践への試みを! : 7/19 11 サスティナブルな学級の、学年の、分掌の、学校等の長(おさ)は,「水の思想・川の組織論」の体現者をめざす!

(次世代型サーバントリーダーの理論) : 7/21 12 ESD としての乳幼児教育の可能性 : 8/1

(5つの領域「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」、その後、教科等への分化と教科の横断・縦断) 13 マインドマップ 「ESD 2009」を読み解く(この 10 年間の変化の有無を確かめる) : 8/16 14 e-カリキュラムデザイン曼荼羅(e カリ曼荼羅)って何だろう?: 8/26 15 カリキュラムを俯瞰する為の「3つの学習スタイル/ケア」の関係構造とは?:8/27 16 9つのフレームによる深い振り返りの実際 : 8/31 17 ある学校の先生方からの質問への応答:Q&A の試み : 8/31 18 危険予測/危険回避能力を身につける意味—「いのち」の主体の持続可能性を考える : 9/2 19 永続的な問い essential questions にはどんな意味があるのだろう?—本質的で根源的な問い、永続的な理解や思考を促

す問いを探す : 9/3 20 深いふりかえりとしての「創作叙事詩」とその「解題」を! : 9/10 21 だからこそ、今、ESD 教材、否、ESD 学習財(Learning materials)研究を! : 9/12 22 マネジメントでもサイクルでもモデルでもない活動システムとしてのカリキュラム : 9/13 23 今ここ、教室で過去と対話する「歴史キャッチフレーズづくり」の試み : 9/16 24 ESD を支える哲学の一つとしての「老子」 : 9/17 25 家庭/家庭科には教科を横断的/縦断的に学び、行動する ESD の基地になる可能性が! : 9/19 26 ESD/SDGs にとって ART はいかなる意味があるのか考えてみたい : 9/28 27 「ESD とは何か」と問うより、「どうすれば ESD の授業になるのか」考えよう! : 10/19 28 ESD/SDG は究極のところ「時間との対話」である?! : 10/26 29 子どもと教師の「理解」をもたらす ESD/SDGs の実践 : 10/26 30 子どもたちの ESD/SDGs の学びを引き出す教師の学びと究めのシステム(創作叙事漢詩・解題) : 11/13 31 境界や限界を超える越境する Education/教育の実践研究に向かう〜「時間との対話」を踏まえて〜 : 11/24 32 2019 年は GAP(グローバル・アクション・プログラム 2015-19) 終年!そして、ESDGs Programme(持続可能な開発目標

のための教育プログラム 2020-30)へ : 12/27 33 当面する Goal は 2030 年、子どもたちや若者は何歳?あなたは、わたしは何歳? : 1/8 34 ESD 再定義のあゆみをさかのぼってみたい!2007-2018 By Kiichiro NARITA : 1/9 35 2005 年から現在の記憶・記録としての ESD/GAP/SDGs の足跡 : 1/10

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ESD/GAP/SDGs 通信 「TAMAKUSU」 第 31 号 平成 30 年 11 月 24 日発行

学校法人自由学園 高学部

成田喜一郎

境界や限界を超える越境する Education/教育の実践研究に向かう〜「時間との対話」を踏まえて〜

2000 ミレニアム開発目標 2015(MDGs)8 つのゴールと 21 のターゲット(〜2015) /エンゲストローム(1999)刊行

2001 9.11 アメリカ同時多発テロ。

2002 DeSeCo(Definition and Selection of Competencies Project)が「コンピテンシーの定義と選択」作業完了、

翌 2003 年に 終報告書を刊行。

2003 筆者、東京学芸大学附属大泉中学校副校長に着任、寺澤満春「川下にいるもの」。 成田(2003)刊行

2004 筆者「お願い、地雷を取らないで」実践。スマトラ沖地震、発生。 ガーゲン(2004)刊行

2005 国連 ESD の 10 年(〜2014)。JUNEC 国際フォーラム 2005―持続可能な開発へ向けた青少年会議―プレセミナー。

2006 新教育基本法の施行。『キー・コンピテンシー:国際標準の学力を求めて』(明石書店)刊行。安倍晋三政権(〜現在)

2007 東京学芸大学附属国際中等教育学校開設。筆者、同大学教職大学院設置準備室、教授着任。 山住勝広(2007)刊行

ショーン(2007)刊行

2008 学習指導要領の改訂(および 2009)。筆者、東京学芸大学教職大学院開設、教授着任。 グリーンリーフ(2008)刊行

2009 『ESD 教材活用ガイド:持続可能な未来への希望』ACCU。学校法人自由学園、学生と共にフィールドワーク実施。

2010 東京学芸大学附属国際中等教育学校、国際バカロレア(IB)MYP 校に認定。所沢市立教育センター「ESD 調査研究協議会」

とのつながり開始。上尾市立東中(向原分校)、院生と共にフィールドワーク実施。 コルトハーヘン(2010)刊行

2011 東京学芸大学附属国際中等教育学校、ユネスコスクールに加盟。3.11 東日本大震災・原発事故。

成田喜一郎「ESD の質保証と HOPE 評価」『ひろがりつながる ESD 実践事例 48』 ACCU。

2012 成田喜一郎「Post3.11 の教育・社会と文化・歴史的活動理論の可能性」『活動理論の可能性と課題』活動理論学会編、

pp.1-3。拙稿「水の思想・川の組織論」。 ウィギンズ&マクタイ(2012)刊行、オクデンら(2012)刊行

2013 成田喜一郎「東日本大震災・原発事故とわたくしたちの「記憶」と「記録」:ともに「違和感」を超えて」

『東日本大震災と東京学芸大学』東京学芸大学出版会、pp.90-102。

2014 東京学芸大学附属国際中等教育学校、SSH 校に認定。岡山・愛知で ESD 世界会議、ユネスコスクール全国大会開催。

初等中等教育における教育課程の基準等の在り方について(諮問)。

2015 公職選挙法改正(18 歳選挙)。同校、SGH 校に認定、国際バカロレア DLDP 校に認定。筆者、早稲田大学大学院集中講義

「ESD の理論と実践」講義開始(非常勤〜現在)。平和安全法制可決・翌年施行。 ロスステイン&サンタナ(2015)刊行

2016 中教審答申。 持続可能な開発目標 2030(SDGs)17 のゴールと 169 のターゲット、

東京学芸大学教職大学院に「国際バカロレアの教授・学習と評価システム」等 IB 科目の設置。サスティナブルスクール 24

(ACCU)始動(事業委員、〜2018)。英国国民投票で EU 離脱決定、米国大統領にトランプ氏。

2017 学習指導要領の改訂(〜2018)「前文」。筆者、東京学芸大学教職大学院教授を定年退職、特命教授着任(〜翌年 3 月)

量子力学の世界で逆因果仮説「未来は過去に影響する」が物理学者と哲学者との協働で検証に入る。

山住勝広(2017)、ハッティ(2017, 2018A, 2018B)刊行

2018 OECD The Future of Education and skills/Education2030(Japanese) OECD Learning Framework 2030

『ESD のすゝめ:所沢版 ESD 実践ガイド』刊行・Web 公開。筆者、学校法人自由学園 高学部特任教授着任。エンゲストローム(2018)

刊行。筆者、ESD/GAP/SDGs 通信「TAMAKUSU」創刊(01〜31 号現在)、大田区立大森六中 ESD/SDGs 実践研究(2010〜現在)。

上尾市立東中学校、「グローバルシティズンシップ科」の研究開発 2015-2018。

2019 東京ドルトン学園中等部・高等部、開設(予定)、イエナプランスクール、開設(予定)、平成から新元号へ。

2020 小学校で新学習指導要領、全面実施。軽井沢風越学園、開設。東京オリンピック開催。 ESDGs プログラム 2020-2030。

2021 中学校で新学習指導要領、全面実施。学校法人自由学園 100 周年。

2022 高等学校で新学習指導要領、全面実施。18 歳成人の実施。筆者、古希を迎える(70 歳)。

2023 地球規模で「世界人口 80 億人」(推定)。 2024 人口減少社会日本の「人口1億 2000 万人を切る、アフリカの富裕層の拡大」(推定)。 2025 大阪万博、開催決定。………➡………SDGs 2030/OECD Education2030

解 題

ミレニアム 2000 年から現在、未だ見ぬ 2025 年まで、そして、2030 年2つ

のゴールまでの現在・過去・未来の「時間軸」上にあるわたくしたちの「生命活

動」について、鳥の目・虫の目・魚の目、時にミーヤキャットの目で俯瞰してみ

たい。いずれにしても、持続可能性という概念自体にいかなる意味があるの

か、なぜ、持続可能性と不可能性とがせめぎ合うのか、希望と絶望とその狭

間のグレイゾーンのなかで生きているわたくしたち。

今わたくしたちに問われているのは、今以上の「想像力」と「創造力」を持て

るようになるか、それでも「人生」にイエスと言えるようになるか、確実にわたく

し(たち)より未来という時間を多く有するすべての子どもたち/年少者をリス

ペクトし、その潜在する可能性を呼び起こし引き出す営み Education をめざし

ているか。

OECD Education2030、ESD、SDGs Education/教育、IB プログラム、防災

Education/教育、グローバルシティズンシップ Education/教育、新学習指導

要領前文 等など、多様な枠組みに基づく実践や理論間を越境しつつ、そこ

に通底するものは何か、問いを探し愛し、今ここで可能な問いへの応答をし

続けることが重要でしょう。そして、学びや究め、暮らしという「生命活動」につ

いて絶え間なく、Reflection/Contemplation(論理と直観を架橋・往還する深い

ふりかえり)を続け、その記録を残し、それをもとにカリキュラムをリデザインし

続けることが不可欠でしょう。自ら・家族・学校地域等、国家、地球における

「生命活動」を俯瞰/メタ認知していきませんか。

成田喜一郎(自由学園 高学部)

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ESD/GAP/SDGs 通信 「TAMAKUSU」 第 32 号 平成 30 年 12 月 27 日発行

学校法人自由学園 高学部

成田喜一郎

2019 年は GAP(グローバル・アクション・プログラム 2015-19)最終年!

そして、ESDGs Programme(持続可能な開発目標のための教育プログラム 2020-30)へ

宮城教育大学国際理解教育研究センター「ユネスコスクール通信」No.1 より

http://rceiu.miyakyo-u.ac.jp/UNESCONewsletter_1.pdf (2018.12.27 取得)

解題

「国連持続可能な開発のための教育の 10 年(DESD; Decade

of Education for Sustainable Development)」(2005 年~2014 年) が終

了し、2013 年の第 37 回ユネスコ総会において「ESD に関するグロ

ーバル・アクション・プログラム(GAP; Global Action Programme)」が

採択され、2014 年の国連総会において、DE SD の後継プログラムと

して承認されるとともに、ユネスコが引き続き主導機関として指名さ

れた。2014 年に開催された ESD に関するユネスコ世界会議におい

て、成果文書として「あいち・なごや宣言」が採択され、GAP の開始

が正式に発表された。

GAP は、戦略的な焦点及びステークホルダーのコミットメントを可

能にするために、五つの優先行動分野に焦点を当てている。DESD

の成功及び課題、「未完の事業」に基づいたこの行動分野は、ESD

アジェンダの促進のための重要なポイントである。

🔵 分野1:政策的支援(ESD に対する政策的支援)

🔵 分野2:機関包括型アプローチ(ESD への包括的取組)

🔵 分野3:教育者(ESD を実践する教育者の育成)

🔵 分野4:ユース(ESD への若者の参加の支援)

🔵 分野5;地域コミュニティ(ESD への地域コミュニティの参加の促進)

ESDs プログラム 2020-30 においても、5つの分野は推進される。

◉ 分野 1(政策)は、教育や持続可能な開発に関連した国際及び国

内政策の中に ESD が統合される。

◉ 分野 2(教育訓練環境)は、ホールスクール(機関包括型)アプロー

チを推進する必要性があり、共に活動するための学校及びコミュニ

ティの重要性・必要性がある。フォーマル教育(学校教育)・ノンフォ

ーマル教育(学校教育外の計画・組織された教育)・インフォーマル

教育(日常活動の結果としての学習)の環境の相互作用及び協力

の強化のための戦略的政策および方策が必要である。

◉ 分野 3(教員)は、教員が学習者に権限を与える機会を増やすべ

き。公教育及びノンフォーマル教育の学習者のための能力開発プロ

グラムにおいて、どのように行動の変革が起こるか理解され反映さ

れるべき。教員は学習のファシリテーターである。

◉ 分野 4(若者)は、若者は持続可能性の問題に取り組む鍵となる

アクターである。

◉ 分野 5(コミュニティ)は、5 つの活動分野の一つとしてだけでなく

節となるより重要な分野である。

ESD/SDGs2030 への実践を考えるとき、フォーマルな学校教育(子

どもたちや教職員)の文脈だけではなく、地域コミュニティ(生活者市

民・企業市民・NPO 市民等)におけるノンフォーマル教育やインフォ

ーマル教育の文脈がつながりかかわっていくことが重要である。

そして、GAP 後で重視される改善点としては、① 行動の変革:学

習者の持続性のために、公教育だけではなく、ノンフォーマル教育も

必要である。② 構造的変更:消費者社会に新たな選択肢を提供す

るために、ESD の価値観の向上を優先、学習者に 近の経済構造

の知識、政治的関与スキルの提供が必要である。③ 科学技術の

進歩した未来:課題解決のための技術の活用、新技術による新しい

課題への警戒、技術の課題解決力に対する批判的思考力が重要

であることを挙げている。

参考サイト

・文部科学省・環境省仮訳「持続可能な開発のための教育(ESD)に関するグローバル・アクショ

ン・プログラム」:http://www.mext.go.jp/unesco/004/1345280.htm

・環境省・持続可能な開発のための教育(ESD)円卓会議(第 5 回)資料 1-②「GAP(ESD のため

のグローバル・アクション・プログラム)後のポジションペーパー」:

https://edu.env.go.jp/conference/files/esd_entaku_05/reference_01_2.pdf

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ESD/GAP/SDGs 通信 「TAMAKUSU」 第 33 号 平成 31 年 1 月 8 日発行

学校法人自由学園 高学部

成田喜一郎

当面する Goal は 2030 年、子どもたちや若者は何歳?

あなたは、わたしは何歳?

SDGs(持続可能な開発目標 17+) 2016-2030

図1 SDGs17

⇧⇩

ESDGs Programme 2020-2030

⇧⇩

ESD に関する GAP(Global Action Programme)2016-2019 :今ここ!

⇧⇩

図2 ESD 教材活用ガイド:持続可能な未来への希望

ESD2005-2015 解題

近未来である 2030 年は、わたしたちの個人と家庭・学校・地域・国家・地球・宇宙にとって、当面する Goal だと言っても過言ではない。上記の図や概念の他にも、OECD が The Future of Education and Skills Education 2030 を掲げ、Well-Being 2030 : Individual & Social を Goal とする The Learning Framework 2030 を示している。

2030 年、今目の前にいる子どもたちや若者は何歳になるのだろうか。また、あなたは何歳になるのだろうか。わたし(筆者)は、自らの持続可能性を妨げるものがなければ、78 歳になるはずだ。これらのGoal までにわたくしたちはいったい何ができるのだろうか。

我が国は、世界に先駆けて超高齢人口減少社会を突き進み、with AI 時代、Society5.0 時代を間近に不確実性・複雑性の時代を迎え、国際社会でもアフリカの人口爆発、環境・経済・政治・社会・文

化における格差の拡大や分断の状況にある。果たして持続可能なのか否か、誰もその答えや処方箋を持っていない。

しかし、それでもわたくしたちは、今、本質的で根源的な問い、 深くて永く続く問いを抱え愛し、自己と他者、コミュニティにおけるつながりを求め、地に足をつけた暮らしと学びの継続をめざす。そして、絶えずその暮らしや学びの「当たり前」を問い直すために深いふりかえり(Reflection&Contemplation)を忘れずにいたい。

図 2 にあるように学校や地域のおとなや高齢者たちは、山頂に子どもたち・若者たち年少者を仰ぎ見、彼らを支えるサーバントリーダーとなる。(第 11 号)

そして、あの「ハチドリのひとしずく」のように、今、自分にできることを行って行こう。しかも無数の小さなハチドリたちとともに............。

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ESD/GAP/SDGs 通信 「TAMAKUSU」 第 34 号 平成 31 年 1 月 9 日発行

学校法人自由学園 高学部

成田喜一郎

ESD 再定義のあゆみをさかのぼってみたい!

2007-2018 By Kiichiro NARITA

2018.11(大田区立大森六中・上尾市立東中公開研) 🔵 ESD/SDGsE とは、地球・地域、国家・社会と個人等の持続可能性と不可能性をめぐる深くて永く続く問いを探し愛し、応答し続け生きるための Education/教育とは何か、問い直すレンズであり、手鏡である。 ESD/SDGsE では、子どもや教師を含むすべての学習者市民・生活者市民・行政市民・企業市民・NPO/NGO 市民・研究者市民は、その学び/究めと暮らしのための対象との対話、自己との対話、他者との対話*を行う。 その対話は、今ここから現在・過去・未来という時間との対話**をもたらし、よりよく生きる意味や価値の創造をめざす。

成田(2018.11.13-21 生成) *対象・自己・他者との対話(佐藤 学, 1995)

**:この定義は、成田(2017)に加筆修正したものである。 2017.11(大田区立大森六中公開研) 2016.11(大田区立大森六中公開研) 🔵 ESD とは、目の前の他者とともに、多様ないのちの持続可能性と不可能性との鬩ぎ合う地球・地域・今ここで、永続的な理解や思考を促す 深くて永く続く問い を解き明かし解釈したことを、 それでも未来への期待と希望 を持ち、生徒も教師も、地域の 方々も自らの学びと暮らしに活かし歩む道である。 そして、 共感や違和感 を抱きながらも、自他の いのち に関 する 見方・考え方・感じ方・在り方 に気づかせてくれる レンズ(遠めがね・虫めがね)であり、手鏡 である。 成田(2016.11.18, 2017.11.14 生成) 2013.12(成田, 2013) 🔵 ESD とは、持続可能性が阻まれるここや世界の、あらゆる「ひと」「もの」「こと」の今とこれまでを超えて、今ここからの希望―それでも人生にイエスと言う―をつくる様々なつながり方やかかわり方を探し続ける学びへの視点と方法である。 その ESD は、ホリスティックな見方・考え方・感じ方・在り方に支えられている。 ホリスティック教育とは、① 〈つながり Connection〉 人間・時間・空間・事物・情報・精神などあらゆるものとのつながりに気づき、② 〈つりあい Balance〉 論理と直観、心と身体、自主独立と相互依存、知の様々な分野などとのバランスをとり、③ 〈つつみこむ Inclusion〉 学んだ知識や概念、多様なリテラシー・スキルを知・心・身体性の中に取り込み、④ 〈つづく/つづけること Sustainability〉 それらの 〈つながり〉 〈つりあい〉 〈つつみこみ〉 への気づきを通して、自己の「主体変様 idiomodification」と、社会変革をめざす社会参画や行動を引き出す、持続・継承される教育的な営みのことである。 ホリスティック教育とは何か。一言で言うならば、「つながりへの気づき」である。 まさに、ESD は、子どもたちと教師がともに、 ①「時間」(現在・過去・未来)、 ②「空間」(ここ・日本・世界・宇宙)、 ③「人間じんかん」(自己・他者・社会、あらゆる人々の多様性)、 ④「事物」(ものが醸し出す世界、世界を形づくるもの)、 ⑤「情報」(口承、書物、新聞、電話、TV、インターネット等による受信・送信・交信・通信)、 ⑥「精神」(省察・観想、思索・思考・思想・理論、多様な見方・考え方・感じ方・在り方、哲学等)とのつながりへの気づきにより、世代を超えてつながり持続可能な未来への希望をつくるホリスティックな教育そのものだと言っても過言ではない。 そして、ESD は、その実践者が、次世代の人々ともっとも近くにいて、おとなたちに比べ未来の時空間・人間(じんかん)をたくさん有するはず子どもたちを「リスペクト」できるのか、否かにかかっている。 子どもたちは、持続可能な社会の担い手として山の頂きや川上におり、教師やおとなたちは山の麓や川下におり、共に学びつつ ESD を実践し、その担い手を育んでゆくのである。

出典

成田喜一郎(2013)「ESD カリキュラム及び授業デザインの理論と方法 : カリキュラム開発の方法を探究する」

『東京学芸大学教職大学院年報』第2集 , pp.1 -15.

http://ir.u-gakugei.ac.jp/bitstream/2309/135518/1/AA12591409_02_001.pdf http://ir.u-gakugei.ac.jp/handle/2309/135518

2011 年 3 月 11 日 東日本大震災・原発事故の発生

2011.3(成田, 2011:182-183) 🔴 ESD の学びの質を保証する 4 つの視点(ESD を支え促すリーダー像) ①「賢き従者のごとく導くことのできる〈管理〉人であるか」 Servant leadership ②「本質的で根源的な問いを抱き、応答し続けようとする人である」 Essential question ③「多様で異なる人々や組織間の〈結び目〉をつくる人であるか」 Knot working ④「他者の潜在能力を引き出しながら教えることのできる人か」 Educator / Educer

出典

成田喜一郎(2011)「 ESD の質保証と HOPE 評価の可能性― 子どもと教師のためのエスノグラフィー ―」

ACCU『ひろがりつながる ESD 実践事例 48』pp.181-190

http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/esdhope2011_181190.pdf

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2009.12(成田, 2009) 🔵 ESD とは、わたしたちと世界中の人々・将来世代の人々が生き続けていける未来をどうつくっていくかを、学校や家庭・地域・国・世界を 舞台に、みんなで調べたり考えたり、意見を出し合ったりしながら行動していける子どもやおとなになるための学習のことです。

成田(2009:95) 出典

成田喜一郎(2009)「ESD へのアプローチ」『ESD 教材活用ガイド:持続可能な未来への希望』ACCU , pp.94-108

http://www.accu.or.jp/unescoschool/section2.pdf

2008.3(成田, 2008) 🔵 Ⅲ.ESD カリキュラムの概要 「持続可能な開発のための教育(学び)とは何か」と子どもたちから問われたとき、如何なる応答をするのか。 現時点で、教科や専門領域を異にする教員・研究者の間で ESD について語り合い共通理解をすることも容易なことではない。まして子どもたちへの応答となると、至難の業に等しい。 しかし、本章では、あえて学校現場で教師が子どもたちに応答しなければならない場面を想定して、その概要を述べてみることにする。ここでいう「子どもたち」とは、筆者の教育実践の体験をもとに「中学生」に限定し、文体も「ですます」調で表現する。

*****

【「ESD とは何か?」中学生への応答の試み 】(注)

成田(2008:33-59)からの引用箇所(pp.35-43)を A4 判 5 頁にした。 http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/esd2008.pdf

(注)この中学生への応答の中で例示した実践例「懐かしい未来-ラダックから学ぶこと」をリアルな文脈で実践したことがある。

2013 年 12 月 13 日、東京学芸大学附属国際中等教育学校社会科地理(1 年生)の2コマ続きの授業実践である。その実践記録と生徒たちからの問いへの応

答と第三者からのコメントを「協働エスノグラフィー」という形式にした記録がある。以下、参照されたい。

・成田喜一郎(2017)「協働エスノグラフィー 懐かしい未来との対話:ラダックの暮らしと私たち」

『ホリスティック教育研究』第 20 号, 日本ホリスティック教育協会, pp.1-20.pdf

http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/natumiratotaiwa.pdf

解題:ESD 再定義のあゆみの中で黙々とおこなわれてきた ESD に向かうカリキュラムのリデザイン:所沢市の実践研究成果

所沢市立教育センター「ESD 調査研究協議会」編(2018)

🔵『ESDのすゝめ:所沢市版ESD実践の手引き』(平成 30 年 3 月) http://www.tokorozawa-stm.ed.jp/center/kenkyuu/H29%20ESD.pdf

(平成29年度持続発展教育(ESD)調査研究事業) 🔵 解題(成田喜一郎) 所沢市立教育センター・ESD(持続可能な開発のための教育)調査研究協議会 編『ESD のすゝめ:所沢市版 ESD 実践の手引き』(平成 30 年 3 月)について(解題) 所沢市立教育センターが ESD(持続可能な開発のための教育)調査研究協議会を立ち 上げたのは平成 22(2010)年 5 月。小・中学校の校長・教頭と教諭 4 名、指導主事 1 名で 出発した。 この ESD 調査研究協議会(以下「ESD ゼミ」)は、「ESD とは何か」という問いへの応答を求めて、今行っている授業をどう変えれば ESD の授業になるのか、という問いを抱え ながら、一貫して授業改善の視点での調査研究を行ってきた。 当初、「ESD ゼミ」に参加した先生方の頭も心も身体も「モヤモヤ感」で包まれ、「ワカラナイ」ことだらけだった。しかし、問いを抱えながらも、互いに授業を見合い、実践 し合い、振り返り合う 8 年間を過ごしてきた。「ESD ゼミ」のメンバーは、入れ替わった り、戻ってきたりしながらも、その実践研究は蓄積・継承され、こうすれば ESD の授業に成るのではないか、という 3 つの「仮説」が見えてきた。 8 年間伴走し続けてきた筆者は、ESD の授業研究を意味づけるために難解な概念を使 いまくった。ホリスティック・アプローチ? 本質的で根源的な問い? 省察と観想の架橋・往還? カリキュラムの逆向き設計? 理解の 6 側面? ALACT モデル?.........。 様々な概念に出会ってきた「ESD ゼミ」のメンバーが、実践の中でようやくたどり着き、しかも自分たちの言葉で語ることができるようになったのが、3 つの「仮説」、否、3 つの「手立て」だった。 ・「つながりへの気づき」(本時・本単元・本教科を超え、横断・縦断するつながり) ・「永続的な問い」(つながりへの気づきを引き出す深くて永く続く問いの発見)) ・「深いふりかえり」(学習者の直観と論理をつなぐ「学びの履歴」の言語化・可視化) 所沢市には、ユネスコスクールが 1 校もなく、いわゆる ESD のホールスクールアプローチは行ってはいない。しかし、次世代を担い、「持続可能な社会の創り手となる」子どもたちの学びをどう呼び起こし引き出すのか、ESD の授業研究を行い続けてきた。 この所沢市立教育センター・ESD 調査研究協議会「ESD ゼミ」の徹底した ESD 授業改善ア プローチは、全国的に見ても類例がなく、特筆に値する。 所沢市内の先生方はもちろん、全国のユネスコスクールの先生方、ユネスコスクール でもない学校の先生方も、ぜひ、この『ESD のすゝめ:所沢市版 ESD 実践の手引き』(平 成 30 年 3 月)をご覧になり、3 つの「手立て(仮説)」を意識し、ESD の授業実践を試 みてほしいと思う。

平成 30(2018)年 3 月

東京学芸大学 成田喜一郎 (現在、学校法人自由学園 高学部)

*本冊子および ESD のカリキュラムデザインに関するお問い合わせは、下記までお寄せください。

成田喜一郎:jzs03765★nifty.com

なお、『ESD のすゝめ:所沢市版 ESD 実践の手引き』(平成 29 年 3 月版)も参考にされたい。 所沢市立教育センター「ESD 調査研究協議会」編(2017)

🔵『ESDのすゝめ:所沢市版ESD実践の手引き』(平成 29 年 3 月) http://www.tokorozawa-stm.ed.jp/center/kenkyuu/H28%20ESD.pdf

(平成28年度持続発展教育(ESD)調査研究事業)

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ESD/GAP/SDGs 通信 「TAMAKUSU」 第 35 号( 終回) 平成 31 年 1 月 10 日発行

学校法人自由学園 高学部

成田喜一郎

2005 年から現在の記憶・記録としての ESD/GAP/SDGs の足跡

ESD/GAP/SDGs 通信「TAMAKUSU」は、2018(平成 30)年 6 月 13 日に創刊されました。 以来、8か月間で 35 号まで発行してきましたが、月平均 4 号発行したことになります。 これは、複数の明示的 ESD の実践校や黙示的 ESD 実践校等における「学びの帯の時間」1の参観や校内研修等に関わらせ

ていただくことなしに編集・発行はできませんでした。ありがとうございます。 この8か月間に訪問した学校・地域は、以下の通りです。

東京都 大田区立赤松小学校(2016〜2018)・杉並区立西田小学校(2016〜現在)・江東区立八名川小学校(2018) 大田区立大森第六中学校(2012〜現在)・稲城市立第五中学校(2017〜2018)

神奈川県 横浜市立本郷小学校(2017〜2018)・同市立永田台小学校(2018)・同市立幸ヶ谷小学校(2018) 埼玉県 所沢市立教育センター「ESD 調査研究協議会」、上尾市立東中学校(2017〜2018) 学校法人自由学園 初等部・男子部・女子部(2009〜現在)

今回第 35 号で 終回を迎えますが、ESDGsProgramme 2020-2030 に向けて、今ここ、今そこでできることをやっていきたいと思います。

「TAMAKUSU」の 終回は、2005 年から 2018 年までに書いたり、語ったりしてきたことを時系列にして可視化していくことにいたしました。

2019(平成 31) 年 1 月 10 日

学校法人自由学園 高学部

特任教授 成田喜一郎 (元東京学芸大学教職大学院教授)

2005 年 2005 年 4 月、鈴木崇弘・成田喜一郎他編著『シチズン・リテラシー:社会をよりよくするために私たちにできること』教育出版、

214P.(著書) 2005 年 8 月 2 日~4 日、こども国連環境会議推進協会主催「JUNEC2005 国際フォーラム 2005―持続可能な開発へ向けた

青少年会議―プレセミナー(①「平和と安全」,②「子どもの安全環境と学校、地域、家庭それぞれの役割」)」が、国際連合大学と千代田区立麹町小学校で開催。同セミナー副実行委員長として「JUNEC2005 国際フォーラムプレセミナーを振り返って」(報告記事)

http://newtokinomahoroba.life.coocan.jp/starthp/subpage02.html

2006 年 2006 年 11 月、成田喜一郎「シチズン・リテラシーの開発―出版及び社会科教育の役割―」『社会科教育研究』NO.98, pp.39-

50.(論文)★★ https://www.jstage.jst.go.jp/article/socialstudies/2006/98/2006_6/_pdf

↑東京学芸大学附属大泉中学校副校長/東京学芸大学教授↓

2007 年 2007 年 10 月 16 日、成田喜一郎、第 2 回東京学芸大学 ESD 懇話会(原子栄一郎氏主宰)で、話題提供、拙稿「持続可能な

開発のための教育 ESD につながる教育実践史:ホリスティック教育 Holistic Curriculum の視点から」(レジュメ) http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/esd1016.pdf

2008 年

2008 年 3 月、成田喜一郎「持続可能な開発のための教育(ESD)カリキュラムの開発方法:ESD 推進のための試み」東京学

学芸大学環境教育実践施設研究報告『環境教育学研究』第 17 号, pp.33-59.(論文)★★★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/esd_cd2008.pdf

2008 年 3 月、成田喜一郎「限界と世代を超える他者理解を求めて:持続可能な未来を切り拓くために」『グローバリゼーション

の時代における国際理解教育の実践基盤に関する学際的研究』(研究代表:永田佳之)研究課題番号:18653094 (論文)★★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/4.0)*.pdf

1 「学びの帯の時間」:

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2008 年 8 月、成田喜一郎「『国際理解教育』の課題と方法―今、ここから考える―」東京都教職員研修センター「国際理解教育 II」指導事例等の理解と指導の改善(レジュメ)

http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/tokyokkckokusairikai2008.pdf

2009 年 2009 年 3月/12 月改訂、「ESD 教材活用ガイド」制作プロジェクト編『ESD 教材活用ガイド:持続可能な未来への希望』ユネス

コ・アジア文化センター(ACCU). ・「表紙と袖」(袖の言葉と持続可能な未来への希望のための教材活用概念図 Ⅰ ) ・『ESD 教材活用ガイド』制作プロジェクト委員会「はじめに」*p.2 に、読者向けの ESD の定義があるが、これは、上原有紀子

(2010:242)に引用されている。 ・源朝長:http://www.accu.or.jp/unescoschool/05.pdf

・成田喜一郎「ESD へのアプローチ」『ESD 教材活用ガイド:持続可能な未来への希望』ACCU、pp.94-108(論文)★★★http://www.accu.or.jp/unescoschool/section2.pdf

・補論「ESD 教材・実践に通底する 6 つのアプローチについて」(p.108)★★★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/horonesdapproach.pdf

・「裏表紙と袖」(袖の言葉と持続可能な未来への希望のための教材活用概念図 Ⅱ ) (筆者担当:はじめに、第 I 部(事例 2「ピクトサイン」、事例 5「源朝長」、事例 7「学校図書館」、 事例 10「はらぺこ体験」)、第 II

部 「ESD へのアプローチ」) 2009 年 8 月、成田喜一郎「ESD を支える学校図書館 :限界・境界を超える学習と協働」第 6 回 学校図書館ジャムセッショ

ン 2009.8.10 (レジュメ)★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/2009sljam6.pdf

2009 年 12 月、成田喜一郎「地域と学校の協働 Coproduction による ESD 教材開発 :持続可能な開発のための教育的ア

プローチ EASD の視点と方法」第 86 回いたばしボランティア・市民活動フォーラム「教育フォーラム」地域社会(私たち)と学校(先生と子ども)をむすぶ 『地域教材ガイドブック』の作成を“共同”ですすめるために 」2009 年 12 月 4 日、板橋区立グリーンホール(レジュメ)★

http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/itabasiborannthiasimin20091204.pdf 2009 年 12 月、黙示的 ESD 学校エスノグラフィー「『自由学園』の土地と精神と人々のつながりに学ぶ:じ・っくり、ゆ・っくり、

う・っとりと過ごした 4 時間」と解題.(エスノグラフィーとしての創作叙事詩・解題)★★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/upethnojiyugakuen2009.12:2015.8.14:2017.11.10 改訂.pdf

2010 年

2010 年 1 月、成田喜一郎「ホリスティック・アプローチとは何だろう?~はじめの一歩~」学芸カフェテリア講義(レジュメ)★

http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/gakugeicafeholistic_approach20100121.pdf 2010 年 5 月、成田喜一郎「ESD Education for Sustainable Development とは何か―これからの教育のあり方と学びの質を変

える―」所沢市立教育センター「持続発展教育 ESD 研修会」(講演資料)★★★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/tokorozawaecenteresd20100528.pdf

2010 年 10 月、明示的 ESD ユネスコスクール・江東区立東雲小学校エスノグラフィー「東雲から吹き上げる風:ESD・持続可能

な文化のある学校」と解題.(エスノグラフィーとしての創作叙事詩・解題)★★ http://esd2005-2015.blogspot.jp/2017/11/esd2010108.html

2010 年 11 月、成田喜一郎「事実と想像力をつなぐ授業を創造する :ホリスティック・アプローチ holistic approach を学ぼう」

学芸カフェテリア講座 11/12.2010(レジュメ)★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/2010gakugeicafejijitutosouzouryoku20101120.pdf

2011 年

2011 年 1 月、成田喜一郎、岡山大学 ESD リレーセミナー講演「持続可能な未来のための教育・研究は可能なのか―教科・領

域・専門性の「壁」を超えて―」(講演資料)★★http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/okayamadai_kouen.pdf 2011 年 1 月、成田喜一郎「ホリスティックな視点から見る ESD」大阪府立大学ユネスコセミナー(講演資料)★★

http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/oosakaunesco20110129knarita.pdf 2011 年 2 月、「「学習指導」とは何か―概説と試行―」LFA 講義 2011/02/12 葛飾区地域コミュニティ施設新宿地区センター

(レジュメ)★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/lfa2011katusika.pdf

2011 年 3 月、成田喜一郎「ESD の質保証と HOPE 評価の可能性:子どもと教師のためのエスノグラフィー」ACCU『ひろがりつ

ながる ESD 実践事例 48』pp.181-190(論文)★★★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/esdhope2011_181190.pdf

2011 年 3 月 11 日、東日本大震災・原発事故の発生

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2011 年 6 月、成田喜一郎、東京学芸大学附属世田谷中学校にて「絵本『父は空 母は大地:インディアンからの手紙』を読み解く―創作叙事詩と解題を書こう!―」を実践。

→成田(2013)論文になる 2011 年 6 月、成田喜一郎「持続可能な社会のための学びと学校図書館の役割」『学習指導と学校図書館』全国学校図書館

協議会、pp.10-25.(論文)★★http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/dai1sho_gakushuusidouandsl_2011.pdf 20117 月 2 日、大阪で開催された Japan-U.S. Teacher Exchange Program for ESD で講演。 What is the meaning of ESD

now ? : Post-3.11 Japan (Great East Japan Earthquake and nuclear reactor accident)and the Future of Education by Kiichiro NARITA

https://www.slideshare.net/KiichiroNarita/what-is-the-meaning-of-esd-now-201172

2012 年 2012 年 3 月 18 日 , 19 日、震災・原発事故後からつながりのあったいわき市の「いわきの子どもを守るネットワーク」(團野和

美代表)を訪問。福島県東白川郡矢祭町立矢祭中学校で中学 1 , 2 年生の特別授業「持続可能な未来への願い―希望のつくりかた―」を実践。矢祭もったいない図書館視察。

http://ethnographymetahistory.blogspot.jp/2018/03/2012319.html

2012 年 6 月、成田喜一郎「災害と歴史教育」『新版 社会科教育事典』ぎょうせい、pp.174-175(事典の項目)

★http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/2012saigai_and_h.E.pdf 2012 年 8 月、成田喜一郎「Post3.11 の教育・社会と文化・歴史的活動理論の可能性」『活動理論の可能性と課題』活動理論

学会編、巻頭論文 pp.1-3. (山住勝広「子どもたちの拡張的学習:教育の活動理論的研究の新たな挑戦」pp.20-21.収載) http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/post3.11%202012%20Kiichiro%20Narita 活動理論の可能性と課題.pdf

2012 年 9 月、成田喜一郎「S . J 教諭の実践から ESD 実践の未来を読み解く:新しい学習科学・哲学・脳科学の援用」大田

区立大森第六中学校校内研修会講演資料 2012/09/13.(レジュメ) http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/2012.9oomori6chuuESD.pdf

2012 年 9 月、成田喜一郎「次世代型学校組織マネジメント理論の構築方法 :「水の思想・川の組織論」の創成過程」『東京学

芸大学教職大学院年報』第1集、pp.1-12(論文)★★ https://ir.u-gakugei.ac.jp/bitstream/2309/132037/1/AA12591409_01_01.pdf

2012 年 9 月、創作叙事詩「3.11 日常の詩(うた)」(寺澤満春)とその解題(成田喜一郎)★

http://www.311everydayliving.com/poem.html これは、わたなべりんたろう 監督の映画「3.11 日常」(出演:小出裕章・水野美紀・中川 敬・高橋健太郎、関口詩織・岡本直

也・山本雅昭・米原幹太、79 分)を視聴して寺澤満春が書いた「創作叙事詩」であり、その解題は筆者(成田)が書いたものである。映画「3.11 日常」公式サイト:http://www.311everydayliving.com

2013 年

2013 年 2 月、成田喜一郎「ESD におけるホリスティックなアプローチの可能性」『ユネスコスクールによる ESD の実践―教育

の新たな可能性を探る』アルク、pp.182-193(論文)★★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/esd_holistic_education_2013.2.25%20Akita%20siritu%20shougyou.pdf

(図1・図2・図3は省略) 2013 年 3 月、成田喜一郎「東日本大震災・原発事故とわたくしたちの「記憶」と「記録」:ともに「違和感」を超えて」『東日本大

震災と東京学芸大学』東京』東京学芸大学出版会、pp.90-102(論文)★★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/3.11kiokuandkiroku.pdf

2013 年 3 月、成田喜一郎「子どもと教師のためのオートエスノグラフィーの可能性 : 「創作叙事詩・解題」を書くことの意味」

『ホリスティック教育研究』第 16 号、pp.1-16(論文)★★★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/kodomokyoushio-to.pdf

2013 年 3 月、成田喜一郎「超高齢・人口減少社会と学校教育の可能性 :持続可能な未来の構築めざす」『長寿社会の安全・

安心を目指して 超超高齢化社会へ向けての安全・安心の創造に関する研究 :行政・警察・コミュニティの役割と実践(下巻)』警察政策学会 超超高齢化社会研究会編、pp.39-51(論文)★★

成田(2013:41-51):http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/20134151.pdf 下巻:http://asss.jp/report/69.pdf

2013 年 3 月、「創作叙事詩の群れ「Post3.11:2011-2013」:フクシマ・いわきとの対話」わたなべりんたろう監督の映画「3.11 日

常」の上映会とトーク関係資料(2013/03/20 キネカ大森) http://holisticeducation2011.blogspot.jp/2016/11/post3112011-2013.html?view=flipcard

2013 年 6 月、成田喜一郎「ESD(持続発展教育 Education for Sustainable Development)カリキュラムの開発と教員の役割」国

際理解同好会 ESD 研修会(2013/06/07)名古屋市立蓬莱小学校(レジュメ)★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/2013nagoyaesd0607.pdf

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2013 年 10 月、日本ホリスティック教育協会 成田喜一郎・西田千寿子編著『「いじめ」を超える実践を求めて:ホリスティックなアプローチの可能性』せせらぎ出版(ブックレット)

2013 年 12 月、成田喜一郎「ESD カリキュラム及び授業デザインの理論と方法:カリキュラム開発の方法を探究する」『東京学

芸大学教職大学院年報』第2集、pp.1-15(論文)★★★ http://www.u-gakugei.ac.jp/~graduate/kyosyoku/h_data/data/annual_report_2013_paper1.pdf

2013 年 12 月、附属国際中等教育学校にて、成田喜一郎「懐かしい未 来との対話:ラダックの暮らしと私たち」を実践

→成田(2017)論文になる.

2014 年 2014 年 3 月、拙稿「ESD とは何か?:すべての子どもたちへのメッセージ」(所沢市立三ヶ島小学校「青い目の人形」実践にふ

れて)『所沢市 ESD 調査研究協議会報告書』(巻頭言)★★★ http://blog.goo.ne.jp/jzs03765/e/9df40c43e33952c6c58c6be591f147d1

2014 年 10 月、成田喜一郎「ホリスティック・アプローチによる ESD の可能性」大田区立大森第六中学校校内研修会.(レジュ

メ)★★★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/2014oomori6tyuu_kounaiken_jogen1029.pdf

2014 年 11 月、ESD の 10 年世界大会(岡山・名古屋)/ユネスコスクール全国大会(岡山)への参加(所沢市立教育センター

「ESD 調査研究協議会」委員とともに参加) 2014 年 12 月、成田喜一郎「大田区立大森第六中学校発表概要及び生徒の変容・保護者の期待」ユネスコスクール全国大会

(岡山)第 13 分科会「未来につなぐ地域連携教育」ファシリテーター(報告) http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/2014zennkokutaikai_13bunnkakai_oomori6chuugaiyou.pdf

2015 年(ESD/SDGs)

2015 年 3 月、成田喜一郎「それでも『持続可能な未来への希望』をつくる ESD 学習=評価活動:証拠・証言としての『当事者記

録』を書く」(所沢市立 Y 小学校 K 教諭実践「あちゃちゃ!われわれお茶はかせ!! :狭 山茶のよさを伝えるお茶屋さんをひらこう」にふれて)『ユネスコスクールの今:ひろがり つながる ESD 推進拠点』ACCU、pp.82-85(論文)★★★

http://www.unesco-school.mext.go.jp/aspnet-events/?action=common_download_main&upload_id=8812 *上記 URL は、冊子丸ごと pdf となっている。

2015 年 3 月、成田喜一郎「ESD と教師教育 2010−2014」『持続発展教育(ESD)調査研究協議会研究報告書』平成 26 年度

所沢市立教育センター 持続発展教育(ESD)調査研究協議会(巻頭言)★★★ http://blog.goo.ne.jp/jzs03765/e/bd3680254da7d69a28dd169f98a272bd

2015 年 3 月、平沢直樹・成田喜一郎「東日本大震災における発達障害者の PTSD と学校危機管理=ケアのあり方:発達障

害当事者との協働エスノグラフィーを読み解く」『東京学芸大学教職大学院年報』第3集、pp.187-202(共著論文)★★ http://www.u-gakugei.ac.jp/~graduate/kyosyoku/h_data/data/annual_report_2014_paper17.pdf

2015 年 3 月、木下智美・成田喜一郎「ESD を推進する教師による〈当事者記録〉(「特攻隊」を主教材としたこれからの平和教

育を目指して :ESD 実践をめぐる〈当事者記録〉から)」『ESDを推進するための教員リーダー養成プログラムの開発』研究成果報告書、研究課題番号:24531017(研究代表・中山博夫)、pp.12-29(共著論文)★★★

http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/0306.pdf *このリンク先にあるのは投稿原稿の pdf であり、実際刊行された論文の頁数とは一致しないことに注意。

2015 年 3 月、成田喜一郎編著『ESD カリキュラム開発の方法 2014:東京学芸大学教職大学院「カリキュラム開発の方法」』

研究成果報告書 160P.(報告書)★ 「新たな始まりに向けて」(跋文)

http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/201503ESDCDaratanahajimari.pdf 2015 年 4 月、成田喜一郎(2015)「Post3.11 社会と私たち:今, どのような力が求められるのか」(メディア・リテラシー論)『中学

社会通信 Socio express』教育出版,2015 年春号(2015.4.15)pp.2-5.★★★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/post3.11socio201504medialiteracy.pdf

2015 年 9 月、成田喜一郎、早稲田大学大学院教職研究科(現教育学研究科) 集中講義「持続可能な開発のため教育

(ESD)の理論と実践」開始(〜2017.9) 講義 Blog「ESD/SDGs の理論と実践」:http://esd2005-2015.blogspot.jp

2015 年 10 月 16 日、成田喜一郎、大田区立大森第六中学校公開研究会・基調講演「ESD の推進及び授業改善/未来につ

なぐ地域連携教育:その意味を探る」(プレゼン資料の Movie 版あり)★★ http://esd2005-2015.blogspot.jp/2015/10/esd20151016.html

2016 年(ESD/SDGs)

2016 年 2 月、成田喜一郎「ルーブリックとは何か、共に考える」大田区立大森第六中学校校内研修会資料(レジュメ)

http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/2016.12.19ruburicoomori6tyu2016.pdf

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2016 年 3 月、成田喜一郎「つながりを回復する:ホリスティックなアプローチの可能性」『教育の今とこれからを読み解く 57 の

視点』多田孝志編、教育出版(論文)★★★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/tunagariwokaihukusuruHolisticApproach.pdf

2016 年 6 月、成田喜一郎、大田区立赤松小学校研究授業・協議会「ESD を支える新しい教育理論・哲学」(講師資料)★

http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/ESDakamatushakai2016.6.24.pdf 2016 年 8 月、成田喜一郎「先生が変わると学校が変わる!?:新しい教員研修ワークショップの方法とそれを支える理論」開発

教育協会研究大会, JICA 地球広場. https://www.slideshare.net/KiichiroNarita/dear201687

2016 年 8 月、成田喜一郎「ライフヒストリーの中の環境教育:ESD につながる経験と実践」教育科学研究会研究大会「自然認

識と教育」分科会報告(大東文化大学) https://www.slideshare.net/KiichiroNarita/nature-recognition-and-education201688

2016 年 11 月、成田喜一郎、大田区立大森第六中学校公開研究会・基調講演「ESD は学びのレンズであり手鏡である?!」(プ

レゼン資料)★★ http://pedagogytocrosstheborder.blogspot.jp/2016/11/esd.html

2017 年(ESD/SDGs)

2017 年 3 月、成田喜一郎「協働エスノグラフィー 懐かしい未来との対話:ラダックの暮らしと私たち」『ホリスティック教育研

究』第 20 号, 日本ホリスティック教育協会, pp.1-20(論文)★★★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/natumiratotaiwa.pdf

2017 年 3 月、成田喜一郎「オートエスノグラフィー『ライフヒストリーの中の環境教育』:『史的環境教育学』への誘い」『環境教

育学研究』第 26 号, 東京学芸大学 環境教育研究センター 研究報告, pp.159-180(論文)★★★ http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/autoethno2017.pdf

*ただし、原著論文を掲載している『環境教育学研究』は、A5 判で刊行されているが、リンク先の添付ファイル(pdf)は A4 判で編集されてい

るため、頁数にズレが生じていることに注意されたい。 2016 年 3 月、所沢市立教育センターESD 調査研究協議会*『ESD のすゝめ:所沢市版 ESD 実践の手引き』刊行.

前編(表紙〜p.5):http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/toko2017.3%20ESD(1).pdf 後編(p.5〜p.10):http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/toko2017.3%20ESD(2).pdf

*:2010 年〜現在、授業実践・単元デザイン・実践およびその検討会の継続のひとつの到達点である。

↑東京学芸大学教授/東京学芸大学特命教授↓ 2017 年 6 月、日本ホリスティック教育協会 編・河野桃子・福若眞人 編著『対話がつむぐホリスティックな教育:変容をもたらす

多様な実践』創成社(創成社新書 58)全 221 頁. *津山直樹×成田喜一郎(2017)「第2章『創作叙事詩・解題』の実践:生徒の内面を引き出すこれからの学習方法」, pp.83-

148. (本書は、研究者と実践者との対話によってその実践を読み解いていった.) 2017 年 8 月、所沢市立教育センター「ESD 調査研究協議会」(配布資料) ❶ 成田喜一郎「持続可能な未来の創り手を育成するために まずはよりよい単元をデザインする」2017.8.23

http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/esd_tukuritenotameni.pdf ❷ 成田喜一郎「参考資料 国際バカロレアについて知るために(Ver.1):基礎・基本からあなたの授業の「単元デザイン」に生

かす」2017.8.23 http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/IBCDforESD.pdf

2017 年年 9 月、成田喜一郎「府中市立府中第七中学校校内研究会」 ESD 講演・WS(実施済) 2017 年 10 月、所沢市立教育センター「EDS 調査研究協議会」等主催「所沢市立美原中学校授業研究会」 講演 2017 年 11 月 14 日、大田区立大森第六中学校「公開授業研究会」講演:http://academic3.plala.or.jp/om6j/pdf/esd.pdf 講演スライド

http://esd2005-2015.blogspot.jp/2017/11/2012-2017esd-ethography-20171114.html 2017 年 11 月 20 日、杉並区立西田小学校運営協議会「ESD/SDGs ミニ研修会」講師資料及び報告(抄)

http://esd2005-2015.blogspot.jp/2017/11/esd20171120.html 2017 年 11 月 21 日、大田区立赤松小学校「公開授業研究会」 シンポジスト

:http://academic2.plala.or.jp/akmte/29%20kennkyuu%202jiannnai.pdf ・シンポジウムにおける使用スライド

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http://esd2005-2015.blogspot.jp/2017/11/esdsdgs20171121.html 2017 年 12 月、第 49 回全国小学校中学校環境教育研究会大会(静岡大会):http://kankyokyoiku.jp/activity/92/ 会場:静岡県菊川市立菊川西中学校 基調講演「ホリスティックな風と環境教育:新学習指導要領を読み解く」講演スライド

:http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/holistic_wind2017.12.8 短縮版.pdf *このスライドに予定した WS は割愛し、当日午前中の授業参観した内容や午後の研究発表に関するコメントする時間を持つことになった。 2017 年 12 月 12 日、横浜市立市が尾中学校にて ESD 小中合同研究会 講演・WS

:http://laotao.way-nifty.com/islikewater/files/siteupesd.pdf 2018 年 1 月 29 日、横浜市立荏田西小学校メンター研講師

http://ethnographymetahistory.blogspot.jp/2018/01/blog-post_44.html 2018 年2月 2 日、横浜市立本郷小学校 ESD 研修会講師

http://esd2005-2015.blogspot.jp/2018/02/201822.html 2018 年2月 17 日、杉並区立西田小学校「子供報告会・研究発表会」創作叙事詩の朗読を中心にした講演資料集成

http://ethnographymetahistory.blogspot.jp/2018/02/2018217_16.html 「創作叙事詩」詩集(寺澤満春)

http://esd2005-2015.blogspot.jp/2018/02/esd_47.html 1 ESD(定義)のうた:朗読 やく 54 秒

http://ethnographymetahistory.blogspot.jp/2018/02/esd-1.html 2 CAP , Do!サイクル(誕生)のうた:朗読 やく 1 分 45 秒

http://ethnographymetahistory.blogspot.jp/2018/02/cap-do-2.html 3 つながり、問い、フリカエリのうた:朗読 やく 6 分 46 秒 http://ethnographymetahistory.blogspot.jp/2018/02/3.html

4 ヒョウカ(意味とあゆみ)のうた:朗読 やく 5 分 46 秒 http://ethnographymetahistory.blogspot.jp/2018/02/4.html

若干の解説(解題未完):成田喜一郎 2018 年 2 月 20 日 13:30〜16:30、徳島県阿南市立桑野小学校 ESD/人権教育研修会 講師

http://ethnographymetahistory.blogspot.jp/2018/02/tak-esd-2018.html ・研究授業の参観(小4と小6の総合/人権)

・研究協議(コルトハーヘンの9つのフレームを援用した対話型カリキュラム検討会の実施) ・講演・WS(若干のレクチャー後、先生方との対話)

2018 年2月 27 日、稲城市立稲城第五中学校 ESD 授業研究会 講演・WS「ESD 持続可能な社会の創り手に成る!:珠玉の

方 :http://esd2005-2015.blogspot.jp/2018/02/esd.html

↑東京学芸大学特任教授/学校法人自由学園 高学部特任教授↓

2018 年4月 18 日、江東区立八名川小学校校内研修会 講演・WS「ESD 等に初めて出会うあなたへ:明日、ここから始められ

ること!」 :http://esd2005-2015.blogspot.jp/2018/04/esd.html

2018 年5月 15 日、所沢市立教育センター事業委員会コメント「つながり、問い、ふりかえり の詩(うた)・解題」

:http://esd2005-2015.blogspot.jp/2018/05/2018515.html 2018 年5月 17 日、横浜市立永田台小学校校打ち合わせ・15 分間講座

:https://www.facebook.com/kiichiro.narita.5/posts/1678000405616263 2018 年 6 月 13 日、ESD/GAP/SDGs 通信「TAMAKUSU」創刊(第 1 号〜第 35 号):本書

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著 者 成田喜一郎(学校法人自由学園最高学部 特任教授)

略 歴 1952(昭和27)年、東京・練馬生まれ。 早稲田大学大学院文学研究科史学専攻修士課程 修了(文学修士)。 東京学芸大学附属大泉中学校・附属世田谷中学校 教諭(社会科)、 同附属大泉中学校 副校長を経て、 東京学芸大学教員養成カリキュラム開発研究センター 教授、 東京学芸大学教職大学院 教授、定年退職後、同大学 特命教授。 中央大学大学院文学研究科 兼任講師。(現職) 早稲田大学大学院教育学研究科 非常勤講師。(現職) 東京学芸大学 個人研究員。(現職) 「寺澤満春」名のシンガーソングライター・創作叙事詩人でもある。

Web Site 「ESD/SDGsの理論と実践:持続可能な開発のための教育/持続可能な開発目標 :http://esd2005-2015.blogspot.com 「ときのまほろばを求めて:現在・過去・未来」 :https://tokinomahoroba.blogspot.com

表紙の写真は、学校法人自由学園 高学部棟4階からの風景(筆者撮影)

ESD/GAP/SDGs 通信2018

TAMAKUSU

発行日 2019(平成31)年3月 11 日 初版発行

編 著 成田 喜一郎

製 作 サンプロセス