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2015/11/24 3
入力データの作成:
① モデル化、計算に必要なデータにはどのようなものがあり、どのようにして入手するのか?
必要なデータは気象、土地利用、水利用、地形、地質に大別されます。他にシミュレーション結果との比較・検証用に水文観測データ等が必要となります。日本国内への適用であれば、多くは公共データとして入手可能です。
② モデル作成のための専用プリプロセッサーはないのか? GETFLOWS専用のものはございません。しかし、典型的なモデル作成の手順はワークフローとしてまとめられています。また、必要なプログラム等は無償で提供しておりますので、必要に応じてご利用ください。
③ 格子数は最大どれくらいまで計算できるか? 一台のプロセッサーでは70万~100万格子が目安になります。
④ パラメータが多すぎて複雑なのではないか? GETFLOWSのみの特殊なフィッティングパラメータの類はありません。通常の水・空気2相流解析で頻繁に変更を加えるパラメータは限られています。
⑤ 陸面、地層パラメータのうち、マッチングではどれを調整することが多いのか?
マッチングの目的によっても異なりますが、典型的な河川流量と地下水位の同時マッチングの場合、表層土壌及び帯水層の透水係数、間隙率の調整が主体となります。
FAQs (#1/3)
2015/11/24 4
実行: ① コンピュータの推奨仕様は?
弊社使用PC:Intel Core i7 3.0GHz,Memory 16GB
② OSはWindows、Linuxどちらが良いのか? どちらも違いはありませんが、データ処理等に用いるアプリケーションソフトウェアと同じOSを用いた方が良さそうです。
③ 実行後の計算状況の監視はどのように行うのか? 出力をリクエストしたデータ(例えば、降雨、流量など)については、指定の計算ステップ毎にファイルに書き出されます。全ての計算ステップでソルバーの収斂状況が書き出されます。
④ 同時に2つ以上のジョブを実行できないか? 1つのライセンスで複数のジョブを同時に実行することはできません。GETFLOWSのライセンスは実行権限毎に対して付与されています。バッチによる連続計算は行うことができます。
⑤ 平衡状態の判定の基準はあるのか? 格子毎の主変数、格子間フラックスの時間変動量を監視することで判定します。
FAQs (#2/3)
2015/11/24 5
出力データの可視化: ① 可視化のための専用ポストプロセッサーはないのか?
GETFLOWS専用のものはご用意しておりませんが、市販の可視化ソフトウェアをご利用頂くことが可能です。可視化ソフトウェアには有償、無償のものもございますので、詳しくはお問合せください。
② 出力できる情報はどのようなものがあるのか? 格子毎の主変数である一次出力(圧力、飽和度、温度、濃度)、主変数を加工して得られる二次出力(フラックス、流速、水位、滞留時間、流跡線など)があります。
③ どのようにして可視化データを作成できるのか? 上記の二次出力を算定するための各種ツールをご用意しておりますので、そちらをご利用ください。
④ 市販ソフトウェアとのデータ互換性は? GETFLOWS出力データを主な可視化ソフトウェアで読み込み可能なデータ形式に変換するプログラムをご用意しておりますので、そちらをご利用ください。
⑤ 流線解析等の後処理のためのプログラムはGETFLOWSに含まれているのか?
GETFLOWSと互換性のある別のプログラムとして整備しております。GETFLOWSライセンスユーザの皆様方にはご提供しております。詳しくはカスタマーサポートへお問合せください。
FAQs (#3/3)
2015/11/24 7
モデル化
2015/11/24 7
気象・海洋
土地利用・被覆
地形
土壌・地質
モニタリング
水・熱利用
データ
透水係数・間隙率・2相流曲線
蒸発効率
降水遮断量
降水量・可能蒸発散量・海水位
粗度係数
格子座標
河川水取水量
地下水揚水量
かんがい量
解析パラメータ
※検証データ
時間的・空間的補間
2015/11/24 8
GETFLOWS MF
A. 入力データ 作成
B. 解析実行
C. 出力処理
気象 土地利用 水利用 地形 地質
GIS 3次元化プログラム コンピュータ インターネット
最大格子数
GETFLOWS 入力データ
GETFLOWS 出力データ
GETFLOWS コンピュータ
GETFLOWS ToolBox, GIS, ParaView, Tecplot,コンピュータ
図面 動画 数値
:
2015/11/24 9
GETFLOWS MF-A
A-1. データ収集・
整理
A-2. 陸面モデル の作成
A-3. 3次元地質 構造モデルの
作成
ArcGIS, MapInfo, QGIS, SpredSheet ,etc
最大格子数
A-5. 3次元格子モデル作成と物性の組込み
A-4. 平面格子モデル作成と物性の組込み
A-6. GETFLOWS 入力データ
作成
GF入力 ファイル
最大格子数
コンピュータ インターネット
AutoCAD, Georama, Rhinoceros SpredSheet, etc
ArcGIS, MapInfo, QGIS, SpredSheet ,etc
mkGrid.exe
気象、地形、LULC 水利用、地質 観測情報
各種レイヤーファイル
分布域 基底面
I, J 格子座標 Domain
I, J, K 格子座標 Domain
2015/11/24 10
ngraph
GETFLOWS core-interface structure
GETFLOWS Toolbox ©
GETFLOWS QGIS Plugin [planned]
GETFLOWS Core Getflows
+ pre-post processing tools
Basic interface (command)
Interface Interface
Interface
autoCAD
ArcGIS
QGIS
MapInfo
Python script
Excel Tecplot
2015/11/24 11
Interfaces usage (surface flow map)
11
Basic interface (command)
1. Copy the program ob2fwt-s2
in the project folder
2. Copy the setting file ob2fwt-s2 in the project folder
3. Open a text editor
4. Edit the setting file Original OUTB File [IN]
5. Copy or install bsplit
6. Run bsplit Splitted outb file [OUT/IN]
7. Run ob2fwt-s2 ->mid/mif center points [OUT/IN]
8. Open a GIS software
9. Import the mid/mif file
10. Interpolate, Convert, ...
地表水分布 等高線(㎜)
GETFLOWS Toolbox ©
1. Open Getflows Toolbox
Original OUTB File [IN]
2. Add the Surface water group in a scenario – save it
3. Edit the settings of splitbin and ob2fwt-s2
4. Run the scenario -> mid/mif center points [OUT/IN]
5. Open a GIS software
6. Import the mid/mif file
7. Interpolate, Convert, ...
GETFLOWS QGIS Plugin [planned]
1. Open QGIS
2. Click on View Results > Surface water
3. Edit the settings in the pop up windows Original OUTB File [IN]
4. Click on the Run button
5. Interpolate, Convert, ...
2015/11/24 12
Visualization: Command line
12
Interface
Core 1. Getflows 2. Pre-post
processing tools
2015/11/24 13
Settings Files
Input Files
Output Files
GETFLOWSToolbox
Tools.exe
Scenario File .gts
Help
GETFLOWS ToolBox©
特徴:
• プリ・ポストの道具箱
• 使いたいツールを複数選択して一括処理が可能
• 手順と設定をシナリオとして保存して再利用
• ヘルプも充実
2015/11/24 17
Visualization: GETFLOWS Toolbox©
17
Core 1. Getflows 2. Pre-post
processing tools
Interface
2015/11/24 19
QGISブラウザ、デスクトップ、コンポーザ
QGIS ArcGIS
QGIS Browser ⇔ ArcCatalog
QGIS Desktop ⇔ ArcMap
Map Composer ⇔ Layout View
2015/11/24 22
Core 1. Getflows 2. Pre-post
processing tools
Visualization: GETFLOWS QGIS plugin
22
Interface
[planned]
2015/11/24 25
GETFLOWSスパコン利用サービス
公益財団法人 計算科学振興財団 http://www.j-focus.or.jp/
こんなとき:
• 短期間に複数の計算を実行したい。
• 計算マシンを用意することが難しい。
• 並列計算により短期間で計算を終わらせたい。
• 並列計算により大規模なモデルの計算を実行したい。
2015/11/24 26
スパコン「FOCUS」 ご利用案内
ご利用に必要なお手続き: ① FOCUSの利用申請(ユーザ様⇔FOCUS)
② FOCUS用ライセンス契約(ユーザ様⇔GET)
ご利用コスト: ①ライセンス利用料(ユーザ様⇔GET)
(現在サポート契約中の方は登録手数料のみ)
② マシン利用料(ユーザ様⇔FOCUS)
従量利用または期間占有。利用システムにより金額が異なります。
(参考)1ノードで30日間連続計算した場合の料金
Aシステム(12コア、108GFLOPS、¥100/h)= 72,000円
Dシステム(20コア、400GFLOPS、¥300/h)= 216,000円