27
質疑応答 ~モデル作成から可視化まで~ 平成27年11月25日

質疑応答 ~モデル作成から可視化まで~ · QGIS, SpredSheet ,etc 最大格子数 A-5. 3次元格子モ デル作成と物 性の組込み A-4. 平面格子モデ ル作成と物性

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

質疑応答

~モデル作成から可視化まで~

平成27年11月25日

2015/11/24 2

1. FAQs

2. モデリングフレームワーク

3. GETFLOWS ToolBox©

4. 可視化ツールについて

5. GETFLOWSスパコン利用サービス

本日の内容

2015/11/24 3

入力データの作成:

① モデル化、計算に必要なデータにはどのようなものがあり、どのようにして入手するのか?

必要なデータは気象、土地利用、水利用、地形、地質に大別されます。他にシミュレーション結果との比較・検証用に水文観測データ等が必要となります。日本国内への適用であれば、多くは公共データとして入手可能です。

② モデル作成のための専用プリプロセッサーはないのか? GETFLOWS専用のものはございません。しかし、典型的なモデル作成の手順はワークフローとしてまとめられています。また、必要なプログラム等は無償で提供しておりますので、必要に応じてご利用ください。

③ 格子数は最大どれくらいまで計算できるか? 一台のプロセッサーでは70万~100万格子が目安になります。

④ パラメータが多すぎて複雑なのではないか? GETFLOWSのみの特殊なフィッティングパラメータの類はありません。通常の水・空気2相流解析で頻繁に変更を加えるパラメータは限られています。

⑤ 陸面、地層パラメータのうち、マッチングではどれを調整することが多いのか?

マッチングの目的によっても異なりますが、典型的な河川流量と地下水位の同時マッチングの場合、表層土壌及び帯水層の透水係数、間隙率の調整が主体となります。

FAQs (#1/3)

2015/11/24 4

実行: ① コンピュータの推奨仕様は?

弊社使用PC:Intel Core i7 3.0GHz,Memory 16GB

② OSはWindows、Linuxどちらが良いのか? どちらも違いはありませんが、データ処理等に用いるアプリケーションソフトウェアと同じOSを用いた方が良さそうです。

③ 実行後の計算状況の監視はどのように行うのか? 出力をリクエストしたデータ(例えば、降雨、流量など)については、指定の計算ステップ毎にファイルに書き出されます。全ての計算ステップでソルバーの収斂状況が書き出されます。

④ 同時に2つ以上のジョブを実行できないか? 1つのライセンスで複数のジョブを同時に実行することはできません。GETFLOWSのライセンスは実行権限毎に対して付与されています。バッチによる連続計算は行うことができます。

⑤ 平衡状態の判定の基準はあるのか? 格子毎の主変数、格子間フラックスの時間変動量を監視することで判定します。

FAQs (#2/3)

2015/11/24 5

出力データの可視化: ① 可視化のための専用ポストプロセッサーはないのか?

GETFLOWS専用のものはご用意しておりませんが、市販の可視化ソフトウェアをご利用頂くことが可能です。可視化ソフトウェアには有償、無償のものもございますので、詳しくはお問合せください。

② 出力できる情報はどのようなものがあるのか? 格子毎の主変数である一次出力(圧力、飽和度、温度、濃度)、主変数を加工して得られる二次出力(フラックス、流速、水位、滞留時間、流跡線など)があります。

③ どのようにして可視化データを作成できるのか? 上記の二次出力を算定するための各種ツールをご用意しておりますので、そちらをご利用ください。

④ 市販ソフトウェアとのデータ互換性は? GETFLOWS出力データを主な可視化ソフトウェアで読み込み可能なデータ形式に変換するプログラムをご用意しておりますので、そちらをご利用ください。

⑤ 流線解析等の後処理のためのプログラムはGETFLOWSに含まれているのか?

GETFLOWSと互換性のある別のプログラムとして整備しております。GETFLOWSライセンスユーザの皆様方にはご提供しております。詳しくはカスタマーサポートへお問合せください。

FAQs (#3/3)

2015/11/24 6

GETFLOWSモデリングフレームワーク

処 理 入力データ (材料)

出力データ (成果)

制約条件

ツール

2015/11/24 7

モデル化

2015/11/24 7

気象・海洋

土地利用・被覆

地形

土壌・地質

モニタリング

水・熱利用

データ

透水係数・間隙率・2相流曲線

蒸発効率

降水遮断量

降水量・可能蒸発散量・海水位

粗度係数

格子座標

河川水取水量

地下水揚水量

かんがい量

解析パラメータ

※検証データ

時間的・空間的補間

2015/11/24 8

GETFLOWS MF

A. 入力データ 作成

B. 解析実行

C. 出力処理

気象 土地利用 水利用 地形 地質

GIS 3次元化プログラム コンピュータ インターネット

最大格子数

GETFLOWS 入力データ

GETFLOWS 出力データ

GETFLOWS コンピュータ

GETFLOWS ToolBox, GIS, ParaView, Tecplot,コンピュータ

図面 動画 数値

:

2015/11/24 9

GETFLOWS MF-A

A-1. データ収集・

整理

A-2. 陸面モデル の作成

A-3. 3次元地質 構造モデルの

作成

ArcGIS, MapInfo, QGIS, SpredSheet ,etc

最大格子数

A-5. 3次元格子モデル作成と物性の組込み

A-4. 平面格子モデル作成と物性の組込み

A-6. GETFLOWS 入力データ

作成

GF入力 ファイル

最大格子数

コンピュータ インターネット

AutoCAD, Georama, Rhinoceros SpredSheet, etc

ArcGIS, MapInfo, QGIS, SpredSheet ,etc

mkGrid.exe

気象、地形、LULC 水利用、地質 観測情報

各種レイヤーファイル

分布域 基底面

I, J 格子座標 Domain

I, J, K 格子座標 Domain

2015/11/24 10

ngraph

GETFLOWS core-interface structure

GETFLOWS Toolbox ©

GETFLOWS QGIS Plugin [planned]

GETFLOWS Core Getflows

+ pre-post processing tools

Basic interface (command)

Interface Interface

Interface

autoCAD

ArcGIS

QGIS

MapInfo

Python script

Excel Tecplot

2015/11/24 11

Interfaces usage (surface flow map)

11

Basic interface (command)

1. Copy the program ob2fwt-s2

in the project folder

2. Copy the setting file ob2fwt-s2 in the project folder

3. Open a text editor

4. Edit the setting file Original OUTB File [IN]

5. Copy or install bsplit

6. Run bsplit Splitted outb file [OUT/IN]

7. Run ob2fwt-s2 ->mid/mif center points [OUT/IN]

8. Open a GIS software

9. Import the mid/mif file

10. Interpolate, Convert, ...

地表水分布 等高線(㎜)

GETFLOWS Toolbox ©

1. Open Getflows Toolbox

Original OUTB File [IN]

2. Add the Surface water group in a scenario – save it

3. Edit the settings of splitbin and ob2fwt-s2

4. Run the scenario -> mid/mif center points [OUT/IN]

5. Open a GIS software

6. Import the mid/mif file

7. Interpolate, Convert, ...

GETFLOWS QGIS Plugin [planned]

1. Open QGIS

2. Click on View Results > Surface water

3. Edit the settings in the pop up windows Original OUTB File [IN]

4. Click on the Run button

5. Interpolate, Convert, ...

2015/11/24 12

Visualization: Command line

12

Interface

Core 1. Getflows 2. Pre-post

processing tools

2015/11/24 13

Settings Files

Input Files

Output Files

GETFLOWSToolbox

Tools.exe

Scenario File .gts

Help

GETFLOWS ToolBox©

特徴:

• プリ・ポストの道具箱

• 使いたいツールを複数選択して一括処理が可能

• 手順と設定をシナリオとして保存して再利用

• ヘルプも充実

2015/11/24 14

GETFLOWS ToolBox© ツール選択画面

ヘルプ・使い方表示欄

2015/11/24 15

GETFLOWS ToolBox© 各ツールの設定

ヘルプ・使い方表示欄

2015/11/24 16

GETFLOWS ToolBox© 実行画面

ログ出力表示欄

処理進行状況

2015/11/24 17

Visualization: GETFLOWS Toolbox©

17

Core 1. Getflows 2. Pre-post

processing tools

Interface

2015/11/24 18

QGIS

http://qgis.org/ja/site/index.html

充実した機能を備えたオープンソースGISの活用

2015/11/24 19

QGISブラウザ、デスクトップ、コンポーザ

QGIS ArcGIS

QGIS Browser ⇔ ArcCatalog

QGIS Desktop ⇔ ArcMap

Map Composer ⇔ Layout View

2015/11/24 20

GETFLOWS QGIS Plugin [planned]

プラグイン

の選択

QGIS Plugin ツールバー

2015/11/24 21

QGISでの

操作画面

GETFLOWS QGIS Plugin [planned]

2015/11/24 22

Core 1. Getflows 2. Pre-post

processing tools

Visualization: GETFLOWS QGIS plugin

22

Interface

[planned]

2015/11/24 23

ParaView

http://www.paraview.org/

フリーの三次元可視化ソフト:

• GETFLOWSからのコンバートツール整備中

2015/11/24 24

Example: Paraview+GIS 24

[https://grasswiki.osgeo.org/wiki/GRASS_and_Paraview]

2015/11/24 25

GETFLOWSスパコン利用サービス

公益財団法人 計算科学振興財団 http://www.j-focus.or.jp/

こんなとき:

• 短期間に複数の計算を実行したい。

• 計算マシンを用意することが難しい。

• 並列計算により短期間で計算を終わらせたい。

• 並列計算により大規模なモデルの計算を実行したい。

2015/11/24 26

スパコン「FOCUS」 ご利用案内

ご利用に必要なお手続き: ① FOCUSの利用申請(ユーザ様⇔FOCUS)

② FOCUS用ライセンス契約(ユーザ様⇔GET)

ご利用コスト: ①ライセンス利用料(ユーザ様⇔GET)

(現在サポート契約中の方は登録手数料のみ)

② マシン利用料(ユーザ様⇔FOCUS)

従量利用または期間占有。利用システムにより金額が異なります。

(参考)1ノードで30日間連続計算した場合の料金

Aシステム(12コア、108GFLOPS、¥100/h)= 72,000円

Dシステム(20コア、400GFLOPS、¥300/h)= 216,000円

2015/11/24 27

スパコン「FOCUS」 ご利用上の注意事項

予約状況の確認が必要:

システムによっては、ノードに空きがなく、利用できない場合があります。

参考:2015年12月の予約状況(繁忙期に利用が集中する傾向あり)