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東京しごとセンター5階の障害者就業支援情報コーナーでは、障害 者ご本人やご家族、支援機関、企業の方などを対象として、ご希望や 状況に応じた情報提供を行います。予約は不要です。どうぞお気軽に お越し下さい。なお、職業紹介は行っておりません。 年4回発行 障害者就業支援事業 2014.6 No. 17 「いんくる」の名前は、インクルーシブ(包み込む、含んだ、共生)からとっており、一人ひとりの違いを認め、尊重し合い、皆が手を繋ぎひとつになる、という意味を込めております。 東京しごと財団障害者就業支援課で は平成26年度から精神障害者雇用サ ポート事業をスタートします。 これは初めて精神障害者の方を雇用 する中小企業等に対して、精神障害者雇 用管理アドバイザーを派遣し、雇用前の 環境整備から雇用後の管理まで一貫し た支援を行うものです。 事業のスタートにあわせて、いんくる では17号と18号 の2回にわたり、精 神 障害者雇用の特集を掲載します。 執筆は10年以上にわたり区市町村障 害者就労支援センターや就労移行支援 事業所等で様々な取り組みを企画・運営 され、現在は民間就労移行支援事業所 の所長としてご活躍されている山田佳克 氏です。 巻頭特集 東京エリアにおける、精神障害者をめぐる雇用状況と今後の見通し 古紙パルプ配合率100%再生紙を使用 【個人情報の取り扱いについて】 〒102-0072 千代田区飯田橋3-10-3 東京しごとセンター8階 〈電話〉03-5211-2681 〈FAX〉03-5211-5463 〈URL〉http://www.shigotozaidan.or.jp/shkn/ 〈発行元〉 (公財)東京しごと財団 障害者就業支援課 企画普及係 公益財団法人東京しごと財団では、「個人情報の保護に関する法律」 (平成15年法律 第57号)、「厚生労働省所管分野における個人情報保護に関するガイドライン」及び 関係諸法令等の遵守徹底を図るとともに、個人情報を適切かつ安全に取り扱うため、 個人情報保護基本方針を制定しています。 個人情報の取り扱いの詳細はホームページ、 または窓口でご確認ください。 松澤 弥香 「睡蓮」 知的障害 企業訪問 企業トップインタビュー:株式会社サポートケイ 代表取締役 佐藤浩司氏 新規事業 ①障害者雇用実務講座 ②精神障害者雇用サポート事業 事業予定 平成26年度開催される事業のご案内 平成26年度 障害者就業支援課の事業開催予定 今年度開催される事業についてまとめました。それぞれの事業へのお申込については電話等でお問い合わせくださ い。このほかにも通年(随時)でご利用いただける様々な事業もあります。詳しくは「公益財団法人 東京しごと財団 障害 者就業支援事業」ホームページ http://www.shigotozaidan.or.jp/shkn/ をご覧下さい。 ≪お問合せの一例≫ ・ 最近、障害者手帳を取得したが、就職活動の進め方がわからない。 ・ 面接会に備えて応募書類を点検して欲しい。 (保護者の方から)子供の就職活動に不安がある。 窓口 : 月~金 9:00~17:00(土・日・祝・年末年始はお休み) 場所 : 千代田区飯田橋3-10-3 東京しごとセンター5階 電話03-5211-5462 FAX03-5211-2405 企業の方にご利用いただける事業 障害者の方・地域の就労支援機関の方にご利用いただける事業 事業名 中小企業向け セミナー 企業見学会 障害者雇用 実務講座 職場体験実習 面談会 企業合同 説明会 対 象 障害者雇用に取り 組む都内企業等 障害者雇用を検討 している都内企業等 障害者を雇用して いない中小企業等 実習受入れを希望 する都内の企業等 求職活動中の障害者を 探している都内企業等 開催予定時期 ①6月 ②7月 ③9月 ④10月 ⑤12月 ⑥27年2月 ①9月 知識ノウハウ習得コース ①7・8月 ②10・11月 実践演習コース ①9・11月 ②12・2月 ①5月 ②6月 ③8月 ④10月 ⑤12月 ⑥27年2月 ①9月 ②27年1月 内 容 障害特性や雇用制度、先進企業の取組みなどについて、専門 家や企業の人事担当者が講師を行うセミナーです。 働いている障害者の姿を見学し、企業の人事担当者から留意 点等を聞くことで障害者雇用のイメージが掴めます。 はじめて障害者を雇用する中小企業の人事担当者を対象にし た講座です。知識ノウハウ習得コース(2日)、実践演習コース (2日)の2コースがあります。 両コースを受講していただくと効果的です。 実習生として障害者を受け入れたい企業と実習を希望する障 害者との出会いの場として面談会を開催しています。 実習希望者(障害者)には就労支援機関が同行します。 求職活動中の障害者へ御社の案内をする説明会です。 障害者の方には就労支援機関が同行します。 事業名 保護者向け セミナー 就活セミナー 企業見学会・ 交流会 職場体験実習 面談会 企業合同 説明会 対 象 障害者の保護者・支援 者等 都内の障害者就労支 援機関を利用してい て、支援機関から参加 の推薦を受けた障害者 ※当日は就労支援機 関職員等の同行が必 要です。 開催予定時期 ①8月 ②12月 精神対象:①5月 ②9月 知的対象:①7月 ②11月 発達対象:①27年2月 ①7月 ②11月 ①5月 ②6月 ③8月 ④10月 ⑤12月 ⑥27年2月 ①9月 ②27年1月 内 容 障害者を雇用している企業の担当者や地域の就労支援機関 職員等を講師としたセミナーです。 就職活動に役立つビジネスマナーや、自己理解・企業理解な どをテーマにした4日間のセミナーです。 障害者の方が働いている現場を見学し、企業の担当者の話し を聞くことで、企業等で働くイメージを掴みます。 地域の就労支援機関職員とともに参加していただき、一度に 複数の企業と面談することができます。 障害者雇用を検討している企業の説明会にご参加下さい。 企業の人事担当者が会社の事業内容等を説明します。 ※参加申込方法は、事業ごとに異なります。 ※参加申込方法は、事業ごとに異なります。

新規サービスの参入で活発化する東京エリアの障害者雇用 · 2019-01-23 · 企業の採用担当者からすれば「優秀な」人材を採用できるチャンスだとい

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Page 1: 新規サービスの参入で活発化する東京エリアの障害者雇用 · 2019-01-23 · 企業の採用担当者からすれば「優秀な」人材を採用できるチャンスだとい

 東京しごとセンター5階の障害者就業支援情報コーナーでは、障害者ご本人やご家族、支援機関、企業の方などを対象として、ご希望や状況に応じた情報提供を行います。予約は不要です。どうぞお気軽にお越し下さい。なお、職業紹介は行っておりません。

年4回発行

障害者就業支援事業

2014.6

No.17

「いんくる」の名前は、インクルーシブ(包み込む、含んだ、共生)からとっており、一人ひとりの違いを認め、尊重し合い、皆が手を繋ぎひとつになる、という意味を込めております。

 東京しごと財団障害者就業支援課では平成26年度から精神障害者雇用サポート事業をスタートします。 これは初めて精神障害者の方を雇用する中小企業等に対して、精神障害者雇用管理アドバイザーを派遣し、雇用前の環境整備から雇用後の管理まで一貫した支援を行うものです。

 事業のスタートにあわせて、いんくるでは17号と18号の2回にわたり、精神障害者雇用の特集を掲載します。 執筆は10年以上にわたり区市町村障害者就労支援センターや就労移行支援事業所等で様々な取り組みを企画・運営され、現在は民間就労移行支援事業所の所長としてご活躍されている山田佳克氏です。

巻頭特集 東京エリアにおける、精神障害者をめぐる雇用状況と今後の見通し

古紙パルプ配合率100%再生紙を使用

【個人情報の取り扱いについて】

〒102-0072 千代田区飯田橋3-10-3 東京しごとセンター8階〈電話〉03-5211-2681 〈FAX〉03-5211-5463〈URL〉http://www.shigotozaidan.or.jp/shkn/

〈発行元〉(公財)東京しごと財団 障害者就業支援課 企画普及係 公益財団法人東京しごと財団では、「個人情報の保護に関する法律」(平成15年法律第57号)、「厚生労働省所管分野における個人情報保護に関するガイドライン」及び関係諸法令等の遵守徹底を図るとともに、個人情報を適切かつ安全に取り扱うため、個人情報保護基本方針を制定しています。個人情報の取り扱いの詳細はホームページ、または窓口でご確認ください。

▲ 松澤 弥香 「睡蓮」 知的障害

企業訪問 企業トップインタビュー:株式会社サポートケイ 代表取締役 佐藤浩司氏

新規事業 ①障害者雇用実務講座 ②精神障害者雇用サポート事業

事業予定 平成26年度開催される事業のご案内

平成26年度 障害者就業支援課の事業開催予定み

 今年度開催される事業についてまとめました。それぞれの事業へのお申込については電話等でお問い合わせください。このほかにも通年(随時)でご利用いただける様々な事業もあります。詳しくは「公益財団法人 東京しごと財団 障害者就業支援事業」ホームページ http://www.shigotozaidan.or.jp/shkn/ をご覧下さい。

≪お問合せの一例≫・ 最近、障害者手帳を取得したが、就職活動の進め方がわからない。・ 面接会に備えて応募書類を点検して欲しい。・ (保護者の方から)子供の就職活動に不安がある。窓口 : 月~金 9:00~17:00(土・日・祝・年末年始はお休み)場所 : 千代田区飯田橋3-10-3 東京しごとセンター5階 電話03-5211-5462 FAX03-5211-2405

企業の方にご利用いただける事業

障害者の方・地域の就労支援機関の方にご利用いただける事業

事業名中小企業向けセミナー

企業見学会

障害者雇用実務講座

職場体験実習面談会

企業合同説明会

対 象障害者雇用に取り組む都内企業等障害者雇用を検討している都内企業等

障害者を雇用していない中小企業等

実習受入れを希望する都内の企業等

求職活動中の障害者を探している都内企業等

開催予定時期①6月 ②7月 ③9月 ④10月⑤12月 ⑥27年2月

①9月

知識ノウハウ習得コース①7・8月 ②10・11月実践演習コース①9・11月 ②12・2月①5月 ②6月 ③8月④10月 ⑤12月⑥27年2月①9月②27年1月

内 容障害特性や雇用制度、先進企業の取組みなどについて、専門家や企業の人事担当者が講師を行うセミナーです。働いている障害者の姿を見学し、企業の人事担当者から留意点等を聞くことで障害者雇用のイメージが掴めます。はじめて障害者を雇用する中小企業の人事担当者を対象にした講座です。知識ノウハウ習得コース(2日)、実践演習コース(2日)の2コースがあります。両コースを受講していただくと効果的です。実習生として障害者を受け入れたい企業と実習を希望する障害者との出会いの場として面談会を開催しています。実習希望者(障害者)には就労支援機関が同行します。求職活動中の障害者へ御社の案内をする説明会です。障害者の方には就労支援機関が同行します。

事業名保護者向けセミナー

就活セミナー

企業見学会・交流会

職場体験実習面談会企業合同説明会

対 象障害者の保護者・支援者等

都内の障害者就労支援機関を利用していて、支援機関から参加の推薦を受けた障害者※当日は就労支援機関職員等の同行が必要です。

開催予定時期①8月②12月精神対象:①5月 ②9月知的対象:①7月 ②11月発達対象:①27年2月①7月②11月①5月 ②6月 ③8月 ④10月⑤12月 ⑥27年2月①9月②27年1月

内 容障害者を雇用している企業の担当者や地域の就労支援機関職員等を講師としたセミナーです。

就職活動に役立つビジネスマナーや、自己理解・企業理解などをテーマにした4日間のセミナーです。

障害者の方が働いている現場を見学し、企業の担当者の話しを聞くことで、企業等で働くイメージを掴みます。地域の就労支援機関職員とともに参加していただき、一度に複数の企業と面談することができます。障害者雇用を検討している企業の説明会にご参加下さい。企業の人事担当者が会社の事業内容等を説明します。

※参加申込方法は、事業ごとに異なります。

※参加申込方法は、事業ごとに異なります。

障害者の働きたい と 企業の働いてもらいたい を 応援する

Page 2: 新規サービスの参入で活発化する東京エリアの障害者雇用 · 2019-01-23 · 企業の採用担当者からすれば「優秀な」人材を採用できるチャンスだとい

企業トップインタビュー

株式会社サポートケイ 代表取締役 佐藤浩司氏

元就労支援センター・就労移行支援事業所サービス管理責任者、現民間就労移行支援事業所長、1号ジョブコーチ山田佳克氏

 ここ2~3年で障害者雇用・就労が非常に活性化していますが、特に昨年からはその傾向が顕著です。精神障害者を中心に求職者は増加しており、株式会社による就労移行支援事業所や就労継続支援事業所も次々に開設、障害者対象の職業紹介業にも改めて問合せが増えています。企業の採用担当者からすれば「優秀な」人材を採用できるチャンスだという事もできます。 ところが一方で、既存の障害者就労支援機関は必ずしも現状を楽観視して、歓迎している訳ではありません。就労の為のツールが増え、社会資源が多様化し、選択の幅が広がることは非常に心強いものです。しかし現在は過渡期ならではの混乱状態にあるとも感じます。2000年に介護保険が施行された時も同様でしたが、福祉にビジネスや競争の視点が導入される事が、必ずしも利用者や企業のサービスの向上に直結するとは限りません。 増加する求職者、障害者就労支援機関、採用企業の各々が賢く情報を取捨選択して、信頼できる相手をパートナーとして選んでいく必要があります。企業と求職者双方にとって重要なのは就職・採用そのものではなく、長期に就労継続できる事でしょう。性急な雇用は想定外のミスマッチに繋がります。

「東京エリアにおける、精神障害者をめぐる雇用状況と今後の見通し」

新規サービスの参入で活発化する東京エリアの障害者雇用

 就労支援をしながら感じるのは、精神障害者も含めた幅広い採用活動を展開している企業と、コンスタントに新卒の知的障害者を採用している(特例子会社含む)企業、依然として車イスの人を探す企業に分かれているということです。 近年、就職伸び率が最も大きいのは実は精神障害者です。2006年のみなし雇用の開始により精神障害者が企業に雇用されるチャンスが生まれ、現在多くの精神障害者が職業訓練、就職活動で動いている時期です。その中で、職業準備性が高まった人材から就職していきますが、優秀な人材や長期に就労継続できるような人材は働きやすい職場を用意できた企業に定着していきます。そのような流れの中で、精神障害者の雇用実績に乏しい企業は、2018年に予定されている精神障害者の雇用義務化と、雇用率の更なる引き上げの際には今以上の苦戦を強いられると思います。今後の展開を考えれば、今から精神障害者の雇用を積極的に検討することが望ましいといえるでしょう。 次回は精神障害者の採用、雇用管理のポイントをお伝えします。

今なぜ精神障害者の雇用検討なのか

法定雇用率改正の影響

障害者雇用実務講座 (各コース年2回実施。次ページの開催予定をご覧ください。)

 東京しごと財団では、はじめて障害者を雇用する中小企業をサポートするため、新たに2つの事業をスタートしました。御社の「最初の一歩」にぜひご活用下さい。

 障害者雇用の必要性は感じつつも、最初の一歩をどう踏み出せばよいのか迷っている中小企業の人事担当者を対象として開催します(各回10社程度)。知識・ノウハウ習得コース(2日間)では、障害者雇用の流れや各種制度・助成金、知的障害や精神障害などの障害特性について学んでいただき、実践演習コース(2日間)では、職務分析や業務の切出し、雇用環境の整備など、演習を通して学んでいただきます。

精神障害者雇用サポート事業 (通年実施。随時受付) 精神障害者を初めて雇用しようとお考えの中小企業に対して、財団の精神障害者雇用管理アドバイザーが、業務の切り出しや職場内の理解促進といった雇用前の社内環境整備から、採用活動、採用後の雇用管理(採用後最長3年)まで、一貫したサポートをしていきます。

 2006年から障害者就労支援機関の充実が図られ、精神障害者の雇用率算定(みなし)も開始されました。2013年にはついに15年ぶりに法定雇用率引き上げがありました。 元々大企業の雇用達成率は比較的高く、特に社員数1,000人以上の企業の平均雇用率は2009年で達成されていました。しかし昨年の引き上げでは既に雇用率を達成していた企業でも改めて採用しなければならなくなり、私が勤めていた就労支援センターでも「複数名を採用したい」という企業からのリクエストが増加しました。求人が増えるのはありがたい事なのですが、残念な事にその業務内容や雇用条件は、多くの障害者にとって現実的なものではありませんでした。 よく見かけるのは「フルタイムの事務職」で、「実務経験が必要」という求人です。業務内容は、通常の事務作業が多岐にわたって網羅されているか、逆に「○○事務」の一言で総括されている事が多く、業務の範囲が不明確なため、障害者が安心して応募の意欲を持てないケースです。これは採用活動のターゲットが身体障害者、特に車イスなどの肢体不自由者をイメージしているからだと思われます。 しかし求人を出してみて気付かされるように、比較的若くてすぐに戦力になりそう

な肢体不自由者が求職者に占める割合は非常に小さく、実際に採用するのは極めて困難です。企業が雇用率を達成するためには、今後は他の障害者にも目を向けていく必要があるでしょう。

 当社は法人・個人の事業所の記帳代行業務を行っています。設立から10年ほど経過し、会社として新たな展開を模索していた頃に、ある講演会で障害者雇用に取り組みながら業績を大きく伸ばしている企業がいくつもあることを知りました。大変驚き、どうしてそのようなことが可能なのか勉強を始めました。 勉強を続けながら、昨年度より東京しごと財団の障害者委託訓練 実践能力習得訓練コースを受託しました。

「訓練生を受け入れてみて」 訓練生として受け入れた精神障害の方のパフォーマンスは予想以上でした。 記帳業務には、チームワークも必要ですが基本的には「黙々と自分のペースで行う業務」という点が向いていたようです。他には、伝票の整理やファイリング、大量のシュレッダー作業など、やらなくてはいけないけどつい後回しにしてしまいがちな作業も向いていると感じています。 訓練終了後、就職活動を行っている訓練生に当社の採用面接を受けてみないかと声をかけたところ、そのうち2名を採用することができました。 入社後は、彼らには簿記の資格取得を目指してもらいました。彼らは例え十分な能力を持っていたとしても、障害のために著しく自信を喪失してしまっています。経理の世界では「簿記」という「共通言語」を会得することで、他社であっても活躍することができると思います。実際、簿記3級・2級にほぼ満点で合格した方は、現在実務でさらに経験を積んでいます。

「会社として配慮していること」 私は精神障害の方が安心して働くためには、会社が「私たちは、あなたと一緒に仕事がしたいです。」という明確なメッセージを送ることが大切だと思います。最近気づいたのですが、人生経験が豊富な高齢者は、精神障害者との相性が良いようです。病気や障害のことで自信があまり持てない心理状態の精神障害者にとって、落ち着きのある高齢者の態度は最適なのです。 障害者が能力を発揮することで、他の社員たちも「大丈夫、いける。」と感じる事ができれば社内によい循環が始まります。当社ではこの循環が続くように定期的にオフの付き合いをしています。まあ飲み会なのですが・・。社員には「何でも包み隠さず話しましょう。一緒に考えましょう。」と伝えています。 精神障害の方は自信を失くしてしまっているだけで、実際にはとても優秀な方が多く、会社が働きやすい環境を用意することで潜在的な能力を発揮できると思います。また、再び働けることに対する彼らの喜びは大きく、素直な方も多いと思います。障害者雇用に対する固定概念を捨て、良い人材を探すチャンスと考えてみては如何でしょうか?

中小企業の障害者雇用を、「最初の一歩」からサポートする新規事業です!企

【問合せは】 障害者就業支援課 コーディネート事業係 電話03-5211-2682 FAX03-5211-5463