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2015112みずほデ みずほディーラー201511月号) みずほ銀行

みずほデ ズ イみずほディーラーズアイた。但し米ファンドの決算期を控えて米国への資金回帰が意識される中、 ... 投資家の解約に備えたリパトリ的なドル買いが起こる可能性もあろう。

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Page 1: みずほデ ズ イみずほディーラーズアイた。但し米ファンドの決算期を控えて米国への資金回帰が意識される中、 ... 投資家の解約に備えたリパトリ的なドル買いが起こる可能性もあろう。

2015年11月2日

みずほデ ズ イみずほディーラーズアイ(2015年11月号)

みずほ銀行

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みずほ銀行|みずほディーラーズアイ

米ドル相場 2 韓国ウォン相場 9

ユ ロ相場 4 台湾ドル相場 10

目次

ユーロ相場 4 台湾ドル相場 10

英ポンド相場 6 香港ドル相場 11

豪ドル相場 7 中国人民元相場 12

カナダドル相場 8 シンガポールドル相場 13カナダドル相場 8 シンガポ ルドル相場 13

タイバーツ相場 14

マレーシアリンギ相場 15

インドネシアルピア相場 16イン ネシアル ア相場

フィリピンペソ相場 17

インドルピー相場 18

当資料は情報提供のみを目的として作成したものであり、特定の取引の勧誘を目的としたものではありません。当資料は信頼できると判断した情報に基づいて作成されていますが、その正確性、確実性を保証するものではありません。ここに記載された内容は事前連絡なしに変更されることもあります。投資に関する 終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願い申し上げます。また、当資料の著作権はみずほ銀行に属し、その目的を問わず無断で引用または複製することを禁じます。

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みずほ銀行|みずほディーラーズアイ

~ 国際為替部 為替営業第二チーム 藤崎 一彦米ドル相場予想レンジ: USD/JPY 116.00 123.00

■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し

米ドル相場

 10月のドル/円相場は118円台前半~121円半ばの狭いレンジへと抑えられ、膠着感の強い相場展開が続いた。

月初120円近辺で取引を開始した後、2日の米9月雇用統計が前月比

 今月のドル/円相場は下値を試す展開を予想する。 市場の関心は日米金融政策、中国景気動向。米金融政策に関しては12月のFOMCに向けて米景気指標に注目。6日発表の10月雇用統計、13日発 月初120円近辺で取引を開始した後、2日の米9月雇用統計が前月比

+11.8万人の増加に留まると、円高が一時的に118円台まで進んだ。米雇用統計は前月分も下方修正され、2か月連続で市場予想を下回る内容であった。但し米ファンドの決算期を控えて米国への資金回帰が意識される中、118円台は絶好の買い場となり、ショートポジションの買い戻しの動きも手伝い、相場は僅か1日で120円台を回復した。その後は目新しい材料がない中で、120円を挟んでの相場展開が続いたが、月央にかけてはFRBのメンバーから利上げのタイミングに関して後ずれを示唆する発言が相次ぎ、15日には再び118円台前半までドル円は下落する展開とな た 同レベルからは値頃

月のFOMCに向けて米景気指標に注目。6日発表の10月雇用統計、13日発表の10月小売売上高、17日の10月消費者物価指数が非常に重要。ECBの追加緩和が確実視され、日銀の追加緩和に対する海外勢の期待は高いが、個人消費が伸び悩み実質賃金上昇が鈍い中、一段のリフレ策は正当化しづらい。株式市場が崩れれば、国内でも追加緩和の機運は高まるが、現実的な選択肢が限られる中、19日の決定会合での追加緩和の可能性は低い。中国に関しては、株価が下げ止まり、8月のショックからは落ち着いているが、GDP成長率が年間目標の+7%割れとなる中、10月22日に中国人民銀行(PB C)は追加利下げに踏み切 ており 金融政策による下支えが継再び118円台前半までドル円は下落する展開となった。同レベルからは値頃

感、米国へのリパトリ観測、月末の一連のイベントを控えてのショートカバーの動きにドルはじりじりと上昇。ECBのドラギ総裁が12月の追加緩和の可能性に言及するとユーロ/ドルが急落、グローバルにドル買いの流れとなりドル/円相場は121.60円の高値をつけた。 ECB追加緩和期待から月末の日銀決定会合に関して追加緩和観測が海外勢の間で強まったが、本邦では本多内閣官房参与、麻生財務大臣等が相次いで日銀の追加緩和に否定的なコメントを出し、26日には浜田内閣官

銀行(PBoC)は追加利下げに踏み切っており、金融政策による下支えが継続的に必要な状況と考えられ、ソフトランディングに疑問が生じている。個別企業の債務問題等の火種も抱えており、中国関係のヘッドラインに振らされ易い展開が続こう。 需給に目を向けると、間もなく本邦賞与シーズンを迎え、外貨の運用ニーズの高まりが期待されるが、実質賃金の上昇が鈍い中で、資金が流れるかは疑問。投資家心理は本邦株式市場の動向にも左右されることになるが、現状の株価は既に割高と見る向きもあり、公的等の株価下支えがないと現相次いで日銀の追加緩和に否定的な メントを出し、26日には浜田内閣官

房参与も追加緩和がなくても驚かないと発言。現実的な選択肢も限られるとの思惑もあり、本邦では冷めた見方も広がった。26日発表の米9月新築住宅販売件数も市場予想を下回る内容となり、米景気減速懸念の高まりにドル/円相場を下押しする材料となり、27日には120円台前半まで下落した。 27~28日のFOMCでは予想通り政策据え置きが決定されたが、声明文から海外動向への懸念が削除され、12月に利上げを判断するとの文言が加えられたことから、ドル/円相場は上昇、一時121.51円の高値をつけた。翌29日

東京市場にお ては が利上げをしなか たことで 日 日銀会合

現状の株価は既に割高と見る向きもあり、公的等の株価下支えがないと現状維持、高値トライは難しいだろう。11月は米ファンド等の決算期に当たり、投資家の解約に備えたリパトリ的なドル買いが起こる可能性もあろう。本邦実需の需給は、年を通じて一次所得収支の黒字は大きく、潜在的にヘッジすべき対象の外貨資産は増加している。季節柄、本邦決算を睨み、外貨売りヘッジを行う向きが増えるだろう。企業の不祥事等が問題となり、デューデリジェンスの信ぴょう性に懸念が高まる中、クロスボーダーの大口買収案件は減少するだろう。円安相場を支えて来た大きなファクターが揺らいでいる。

総括すれば 需給はこれまでと比較をすればやや円高に振れる可能性がの東京市場においては、FRBが利上げをしなかったことで30日の日銀会合での追加緩和も見送りとの見方が広まり、ドル円相場は120円台後半に下落した。29日発表の米7~9月GDPは年率換算で+1.5%の伸びに留まったが、個人消費は+3.2%の伸びを記録。ドル/円はやや値を戻し、121円を挟んでの値動きで30日の日銀政策決定会合を迎えた。金融政策の現状維持が伝えられるとドル/円は121円挟みで上下を試すも抜け切れず、黒田総裁の会見でも目新しい材料なく、同レベルで揉み合いのまま10月は終了した。

総括すれば、需給はこれまでと比較をすればやや円高に振れる可能性があり、日米金利差の拡大観測に関しては小康状態から観測後退が見込まれる。基本的に下値トライの可能性が高いが、リスクは中国の動向。ハードランディングの可能性が高まれば、ドル/円相場は相応の円高を覚悟する必要があるだろう。需給や金利といった相場を考える上で軸となる要因に変化が生じつつある中、リスクファクターに市場が過剰に反応する可能性があるだろう。

■ 為替の動き (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント (資料)ブルームバーグ

米非農業部門雇用者数10/2 9月10/2 9月米失業率

結果

51.1発表日 イベント 期間 予想

200K 142K 173K

前回

10/1 米ISM製造業 9月 50.6 50.2

5 1% 5 1% 5 1%124125126127

USD/JPY

17200

17600

18000

19400200002060021200

日経平均株価指数

NYダウ平均(右軸)

9月10/28 FOMC政策金利(上限) 10月

10/2 9月米失業率1321.8B

0.1% 0.2%10/8 日 経常収支(調整後) 8月

5.1% 5.1% 5.1%1291.1B 1590.1B

-0.2% -0.1%

0.25% 0.25%

10/14 米小売売上高(前月比) 9月

549K 468K

0.2%

552K

10/30 米GDP(年率/前期比) 3Q 1.6% 1.5% 3.9%

10/26 新築住宅販売件数10/15 米消費者物価(前月比) 9月

0.25%

-0.2%

117118119120121122123

15200

15600

16000

16400

16800

164001700017600182001880019400

/ / /

2-0.1%

( )10/30 日 コアCPI(前年比) 9月 -0.2% -0.1%15/08 15/09 15/10 15/08 15/09 15/10

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カスタマーディーラーの相場観 注目点(本編の内容とは必ずしも一致しません)

■ ■

116.00

カスタマーディーラーの相場観、注目点(本編の内容とは必ずしも一致しません)

ドル・ベア(5名、115.00~123.00、中心116.00~123.00)

加藤

119.00

~米国は緩和からの離脱を「正常化の一環」と捉えていることはFOMC声明文からも読み取れる。他方日銀が物価目標を後ずれさせたことは本邦が緩和を続ける 藤崎

ドル・ブル(6名、118.5~125.00、中心119.00~124.00)

米経済指標が悪化傾向を示す中、FRBによる年内利上げは困難との見方が支配的となろう。日銀による追加緩和の選択肢が狭まる中、金利差拡大を拠り所とするドル買いは限界 高水準の経常収支黒字を背景に円が買われる展開を予

高田

119.00FRBが年内利上げの選択肢を残したことから、引き続き利上げ観測の高まり度合いに応じで上下動する展開か。基本的には米経済指標次第であり、良好な内容が確認される都度、素直に上値を探るであろう。

124.00

山下

123.00

122.00

118.00 注目された日米金融政策を消化し、次回FOMCでの利上げ観測が燻っている。

115.00 世界的に中銀が緩和政策続行の意思を示している中、ドル高に苦しむ米国経済が労働環境が良好という材料だけで利上げを断行するとは考えづらい。年内の利上げは見送られる可能性は高まっており、ドル円の上値は重くなると予想する。

119.00

125.00

他 価 緩 続宣言とも受け止められ、それはやはり円安圧力と考えるべきではないだろうか。

するドル買いは限界。高水準の経常収支黒字を背景に円が買われる展開を予想。

西島

116.00 10月のFOMCでは年内利上げを検討することが明示されたものの、ブレイナードFRB理事ら複数FEDメンバーの慎重姿勢などに鑑みると、FRB内でもコンセンサスが十分に図られていない印象。余程、年内利上げの可能性は低く、積極的なドル買いが期待できない状況下でドル円は上値の重い展開か

122 50

118.00 注目された日米金融政策を消化し、次回FOMCでの利上げ観測が燻っている。同会合での利上げ織り込みは5割程度と見方が分かれており、今月も米景気指標によって振らされやすい地合いとなろう。上値の重い展開を予想するも、公的年金による外貨買い期待等から下値も限定的と見る。123.00

119.00

~矢野

119.00

124.00

12月FOMCでの利上げ期待の高まりや、日銀による追加緩和期待の残存を背景に堅調に推移することが予想される。

米金融政策における利上げ姿勢が確認できたことでドルの底堅さが目立つ相場展開を予想。日銀金融政策も据え置かれ追加緩和期待の剥落によるドル円の下落が懸念されるが10月FOMC声明文からはFEDの利上げに対する前向きな姿勢が読み取られた

佐藤(雅)

尾身 ~

124 00 なドル買いが期待できない状況下でドル円は上値の重い展開か。122.50

115.00 FOMCでは年内利上げの可能性は残されたものの、雇用データや物価指標次第でもあり、情勢は不透明。一方の円は日銀による追加緩和が見送られ、内容を精査しても当面の緩和の可能性は限定的の印象。ドル円は上値重く徐々に下落するだろう。

123.00

118.50

下山

119.00

124.00

な姿勢が読み取られた。

9月FOMCにおいて焦点となった、“海外・金融市場の混乱に対するリスク”の文言が、先月のFOMCで早々に削除されたことは、12月利上げ実施に向けた伏線と考えざるを得ない。今後発表される指標次第ではあるものの、大きく下振れない限りは上向きのバイアスがかかりやすい状況だろう。

利上げを見送った9月FOMC以降、グローバル経済・米国経済は目立った改善が見られたとは言い難い状況であったにも関わらず、10月FOMCでは年内利上

西谷

森谷

124.00

124.00げを検討することが示された。今後は極端に悪い米国経済指標の結果が続かない限り、年内利上げ期待は残り続けることから、底堅い推移を予想する。

森谷

3

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~ 国際為替部 為替営業第二チーム 下山 泰典ユーロ相場予想レンジ: EUR/USD 1.0300 1.1300

■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し先月のユーロ相場は、月央まで上昇するも、その後はECBによる追加緩和観測や米国の年内利上げ観測の高まり等から下落する展開となった。月初1日は、対ドルで1.11台後半、対円では134円近辺でオープン。2日に

今月のユーロ相場は軟調な展開を予想する。ポイントはECBによる追加緩和観測、および米国の利上げ観測だ。まずは、ECBによる追加緩和観測について考える。足許は、10月ECB理事

ユ ロ相場 EUR/JPY 127.00 136.00

月初1日は、対ドルで1.11台後半、対円では134円近辺でオ プン。2日に発表された米9月雇用統計が弱い結果となり対ドルで一時1.13台前半まで上昇するが、一時的な値動きに留まった。5日の週は、対ドルで1.12 台前半でオープン。リスク選好の動きからユーロ売りが強まり一時1.1200 を割り込む局面もあったが、6 日の米8 月貿易収支の悪化を受けたドル売りに1.12台後半まで反発。8 日には、ストップロスオーダーを巻き込み1.13 台前半まで強含んだ。その後、米FOMC 議事要旨等を受け米国の年内利上げ観測が後退する中でドル売り優勢となり1.13台後半まで上昇した また この日対円では今月の高値136 95円まで上昇した

まずは、ECBによる追加緩和観測に いて考える。足許は、10月ECB理事会後の会見でドラギ総裁が「金融政策の緩和度合いを12月理事会で再検証する必要がある」、「預金ファシリティ金利の一段の引き下げもあり得る」との旨を発言したことで、12月理事会での追加緩和観測が大きく高まっている状況だ。直近のインフレ動向をみてもユーロ圏全体のインフレ率(HICP)が前年比でマイナス圏に落ち込んでおり、HICPを物価指標として重視するECBが追加緩和に踏み切る可能性は低くないだろう。また、先月は対ドルで1.1500近辺までユーロが上昇した際、ノボトニー・オーストリア中銀総裁からECBの追加緩和に対する踏み込んだ発言があ たように ECBとして半まで上昇した。また、この日対円では今月の高値136.95円まで上昇した。

12日の週は、対ドルで1.13 台後半でオープン。東京市場・NY 市場が休場となる中、クーレECB 理事が追加緩和は時期尚早との見方を示唆したことを受けてやや強含む場面が見られるも、結果的には影響は限定的。14 日には、米9月小売売上高等の米経済指標の悪化やベージュブックによるやや弱気な米景気の評価等を受けてドル売りが優勢となり、15日には先月の高値となる1.1495まで上昇した。しかし同日、ノボトニー・オーストリア中銀総裁のECBによる追加緩和に積極的な発言を受けて1.13 台後半まで反落した。

ECBの追加緩和に対する踏み込んだ発言があったように、ECBとしてユーロ高を回避したい意向も感じられる。追加緩和がユーロ高を阻止する方法として選択される可能性はあるだろう。特に、ドラギ総裁が示唆した預金ファシリティ金利のマイナス幅拡大は、実行されれば欧州債利回りを一段と押し下げる可能性が高く、今後その思惑が高まればユーロのキャリートレードが活況となり、ユーロ相場を押し下げると考えられる。12月理事会は成長率等のスタッフ見通しが改定されるタイミングでもあり、市場参加者が徐々に追加緩和への意識を募らせることは十分に考えられるだろう。以上を勘案、ユーロは下のECBによる追加緩和に積極的な発言を受けて1.13 台後半まで反落した。

19日の週は、対ドルで1.13 台半ばでオープン。米長期金利の上昇等を受けて一時1.1300近辺まで下落した。その後はECB 理事会を控えて1.13台で方向感に欠ける値動きとなる。22 日には、ECB 理事会後のドラギECB総裁の会見で市場の思惑以上に追加緩和に対して積極的な姿勢が示されると、ユーロは急落。23日のアジア時間にかけて1.10台後半まで下落した。その後海外時間にもユーロ売り/ドル買いが強まり一時1.1000を割れた。26日の週は、対ドルで1.10台前半でオープン。直後に1.1000を割れ、対円では今月 安値となる 円まで下落した そ 後は 日 声明

の意識を募らせることは十分に考えられるだろう。以上を勘案、 ロは下目線で考えたい。一方のドル。こちらは米国の年内利上げ観測が 重要だろう。10月FOMC声明文では、事前の市場の思惑よりもタカ派的なトーンが示された。声明文全体のトーンとしては12月FOMCでの利上げの可能性を確信させるでもなく潰すでもないバランスの取れたものと言えようが、9月会合で新たに追加された国際情勢への懸念を示した一文が、わずか6週間後の10月会合で削除されていることはFEDが年内利上げを意識して準備しているということの表れとも えるか 今後は経済指標(特に デ ア デ トに直結する雇では今月の安値となる131.60円まで下落した。その後は28日のFOMC声明

文発表を控えたポジション調整等にユーロは徐々に上昇し、同声明文の発表前には1.11手前まで上昇した。しかし、FOMC声明文は事前の市場の思惑よりも大きくタカ派なトーンとなりドル買いからユーロは急落、一時今月の安値となる1.0896まで下落した。このレベルでは押し目買いも入り、独10月消費者物価指数(CPI)の市場予想を上回る結果等もあり徐々に下値を切り上げ、対ドルでは1.1004でクローズした。また、対円では132.77円でクローズした

もいえるか。今後は経済指標(特にFEDのデュアルマンデートに直結する雇用関連指標や物価関連指標)やFED高官の発言に特に注目が集まろうが、米利上げ観測が次第に強まっても不思議はないだろう。無論、これらの思惑とは逆の材料が出てきた場合はこの限りではなかろうし、足許南シナ海近辺で米中間の緊張が高まっているが、これによりリスク回避的なムードが強まる等の事象があれば、積み上がりつつあるユーロショートポジションは大きく巻き戻されることも考えられるが、基本的には今月のユーロ相場は軟調な展開を予想する

■ 為替の動き (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント (資料)ブルームバーグ

10/14 欧 鉱工業生産(季調済/前月比) 8月 -0 5% -0 5% 0 8%10/5 欧 小売売上高(前月比) 8月 0.0% 0.0% 0.6%

前回

10/2 欧 PPI(前年比) 8月 -2.4% -2.6% -2.1%

した。 ロ相場は軟調な展開を予想する。

発表日 イベント 期間 予想 結果

140

142

144

1.14 1.16 1.18 EUR/USD

EUR/JPY(右軸)

11000

11500

12000

ドイツDAX指数

10/29 欧 消費者信頼感・確報値 10月 -7.7 -7.7 -7.710/23 欧 PMI総合 10月 53.4 54.0 53.610/23 欧 サービス業PMI(速報値) 10月 53.5 54.2 53.710/23 欧 製造業PMI(速報値) 10月 51.7 52.0 52.010/22 欧 ECB理事会 - - - -10/16 欧 CPI(前年比) 9月 -0.1% -0.1% -0.1%10/14 欧 鉱 業生産(季調済/前月比) 8月 0.5% 0.5% 0.8%

130

132

134

136

138

1.02 1.04 1.06 1.08 1.10 1.12

/ / /9000

9500

10000

10500

11000

/ / /

410/30 欧 CPI予想(前年比) 10月 0.0% 0.0% -0.1%15/08 15/09 15/10 15/08 15/09 15/10

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カスタマーディーラーの相場観 注目点(本編の内容とは必ずしも一致しません)

■ ■

ドラギECB総裁が更なるマイナス金利の適用を示唆したことで、レンジ相場が下離れする展開を予想。一段のマイナス金利適用は預金者へのマイナス金利適用に一歩近づく 通貨価値毀損懸念から準備通貨として魅力が低下し ユー

カスタマーディーラーの相場観、注目点(本編の内容とは必ずしも一致しません)

ユーロ・ベア(10名、1.0300~1.1300、中心1.0500~1.1200)

尾身 ~ ~

ユーロ・ブル(1名、1.0850~1.1500、中心1.0850~1.1500)

1.0850 巨額の経常黒字と低インフレに支えられてユーロは底堅く推移すると予想。12月ECBにおける追加緩和が示唆されている為米利上げ期待と相俟ってユーロ/ドルは下押される場面も多々見られるだろうが ファンダメンタルズ要因による買

藤崎

1.0500

1.0500

適用に一歩近づく。通貨価値毀損懸念から準備通貨として魅力が低下し、ユーロからの逃避を予想。1.1500 1.1200

独自動車メーカー不正問題の影響は今後も続くであろう。ドイツ経済の落ち込

ドルは下押される場面も多々見られるだろうが、ファンダメンタルズ要因による買い戻し圧力は根強くユーロは反発上昇するだろう。

マイナス金利が異常事態であり、いつまでも続けられるものではないし、預金者へのマイナス金利適用といった事態にはなかなか踏み込めないとは思うものの、各国中銀は時間とともに減価する通貨をリザーブに持とうとするだろうか。

加藤

1.0500

1.1100

1.0500 ECBによる追加金融緩和(マイナス金利適用)に関しては徐々に織り込まれてきたと見るが、12月の会合に向けて一段加速することも想定される。米FRBが12月利上げの可能性を残したことから欧米間の金融政策の方向性の違いも意識せざるを得ず ユーロの上値を抑える一要因となろう 上値の重い展開を予想

山下

1.0500

1 1200

独自動車メ カ 不正問題の影響は今後も続くであろう。ドイツ経済の落ち込みはすなわちユーロ圏経済の落ち込みであり、ユーロ安を誘導すると言う意味においてもECB追加緩和は不可欠であり、ユーロは引き続き上値重い展開を予想する。

1.1200

矢野

ECBドラギ総裁の発言を受けて追加緩和が意識され上値の重い展開であろう。ユーロ圏の物価下落に関する経済指標や要人による緩和支持発言が確認されれば、追加緩和期待が高まりユーロの上値を押さえるであろう。

佐藤(雅)

1.050012月ECB理事会での追加緩和観測及び12月FOMCでの利上げ期待の高まり

1.1200

1.0500

ざるを得ず、ユ ロの上値を抑える 要因となろう。上値の重い展開を予想。

高田

1.1200

12月の会合において、ECBはマイナス預金金利の一段の引き下げを含めた追加緩和観測が高まる一方、FOMCでは利上げ可否を検討する段階にあり、欧米の金融政策の格差は鮮明。独経済にも鈍さが散見される状況下、ユーロの上値を重くする相場付きが続くと見られる。

ECBによる12月の追加緩和観測が高ま ている 段のマイナス金利など施策

西島

1.0400

1 0300

1.1300

佐藤(雅)を背景にユーロは軟調な展開となりそうだ。

1.1100

西谷

1.0500 前回ECBにおいて、ドラギECB総裁が金利の引き下げを含めた追加緩和に言及したことはサプライズ。マーケット内で期待感が高まっている時が も相場が動く状況であり、相応の値幅が出ることも念頭に置きつつ、下方向に見ていきたい

1 1200

ECBによる12月の追加緩和観測が高まっている。一段のマイナス金利など施策を巡る思惑次第ではあるものの今後ユーロ売りが強まりやすいだろう。また米国でも10月FOMC声明文が利上げに含みを持たせる内容であり、ドル自体も今後徐々に上昇すると思われる。ユーロは下落基調に推移するだろう。

下山

1.0300

1.1300

森谷

1.0500 ECBが12月の追加緩和を示唆した一方で、FRBは年内利上げの可能性を残している状況。FRBへの年内利上げ観測は米経済指標の結果次第で後退する可能性はあるものの、預金者へのマイナス預金金利適用が意識される状況下、ユーロは上値重い推移となるだろう。

1.1300

い。1.1200

5

Page 7: みずほデ ズ イみずほディーラーズアイた。但し米ファンドの決算期を控えて米国への資金回帰が意識される中、 ... 投資家の解約に備えたリパトリ的なドル買いが起こる可能性もあろう。

みずほ銀行|みずほディーラーズアイ

~ 欧州資金部 本多 秀俊英ポンド相場予想レンジ: GBP/USD 1.5200 1.5600

■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声)10月のポンド相場は、対ドル、対円で堅調に推移。月末にかけて対円では堅調を維持したが、対ドルでは反落、前後して対ユーロでは大きく水準を切り上げた。

11月のポンド相場は、方向感に乏しい横ばい推移を予想。先月発表された英物価関連指標は、9月消費者物価指数が4か月ぶりに前年比マイナス(▲0.1%)に落ち込んだだけでなく、6~8月平均賃金も前年比+3.0%と市場予

『当地のビール事情』イギリス人のビール好きは半端ないです。パブなどではビールはパイント(568ml)グラスで飲むのが普通です

英ポンド相場 GBP/JPY 182.50 188.50

り上げた。9月末から10月初にかけては、対ドル、対円、対ユーロと揃って今年5月来の底値割れを伺う展開。同水準を割り込めば売りが売りを呼ぶようなポンド安が拡がる可能性も警戒されたが、ポンドは底堅く推移した。ポンドが安値圏を抜けて水準を切り上げたのは7日、発表された英8月鉱工業生産の上振れがきっかけとなった。翌8日、英中銀(BOE)金融政策委員会による基準金利の0.50%据え置き、資産購入額上限の3750億ポンド据え置きは市場の予想通りだったが、その議事録の「金利変更に対して物価が反応するまでの時間差は従来考えられていたよりも短かくな た との表記などが早期利上げに

0.1%)に落ち込んだだけでなく、6 8月平均賃金も前年比 3.0%と市場予想(同+3.1%)を下回っていた。11月はBOE金融政策委員会の結果発表(5日)、同議事録に四半期インフレ報告書の発表も重なるが、足許物価関連指標の動向に鑑みると、早期利上げに踏み込んだ内容になる可能性は考え難い。英利上げ開始が16年央以降まで先送りされるというのは、そもそも市場の一致した見解でもあり、既にポンドの値動きにも織り込まれている可能性が高い。その上で、9月末/10月初の底割れリスク(上述)をポンドは回避してきたわけだから 仮にインフレ報告書が利上げ先送りを確認するような内容に

ルは イント(568ml)グラ で飲むのが普通ですが、立ったまま、つまみも食べないで5パイントとか6パイントとか延々と飲み続けるイギリス人に、「(あれだけの量が)どこに入るんだろう?」と不思議に思わずにいられません。もっとも、近頃、ビールというと庶民(労働者階級)の飲み物というイメージが強く、イギリスでも、ちょっと気取った人はワインをたしなむ人が増えているようです。それでも、ビールがイギリスで も人気があるお酒なのは その豊富なバリ シ ンを見ればわかります その差は従来考えられていたよりも短かくなった」との表記などが早期利上げに

消極的と読まれたことでポンドは一時軟調に。しかし、その後発表された9月FOMCの議事要旨がやはり「利上げ開始には程遠い」と読まれたことでドルも全面安に振れ、結局、この日のポンドの値動きは対ドルだけでなく、全般に小動きにとどまった。月央に掛けてポンドが水準をもう一段切り上げた要因は、13日に聞かれたベルギーの大手ビール会社による英大手ビール会社買収合意の報道。同日発表された英9月消費者物価指数(CPI)の低迷で、ポンド上昇は一旦足踏

わけだから、仮にインフレ報告書が利上げ先送りを確認するような内容になったとしても、それを材料にポンドが大きく水準を切り下げるような展開も想定し難い。一方で、10月FOMCの声明が「年内利上げに含みを残した」と読まれたことが、英中銀の早期利上げ観測を再燃させた感があったが、冷静に考えて説得力に乏しい。英中銀の「及び腰」を確認することで、ポンドの売り圧力が一巡可能性も警戒されよう。以上を勘案するに、結局、多少の上下動はあったとしても、ポンドは当面方向感を欠いた右往左往を続ける可能性が高いのではないか。

は、その豊富なバリエーションを見ればわかります。その種類は数限りなくありますが、大別するとラガーとビターに分けられるでしょうか。ラガーとビターとでは使う酵母(イースト菌)が異なるのだそうです。日本で普通に「ビール」と思われているのはラガーで、イギリスにいるとベルギー、フランス、デンマーク、オーストラリアの他、ドイツ、チェコ、アメリカなど世界各国のラガーを気軽に味わうことができます。発表された英9月消費者物価指数(CPI)の低迷で、ポンド上昇は 旦足踏

みしたものの、総額680億ポンドと観測された買収の影響は大きく、翌14日以降のポンド上昇に寄与したものと考えられた。その後、ポンドの値動きに大きく影響したのはECBによる追加金融緩和観測。22日のECB理事会後の記者会見で、ドラギ総裁は「(金融緩和の度合いを)12月に再検証する」と追加緩和の可能性に言及した。この発言を受けてユーロは全面安に振れ、ポンドも対ユーロでは大きく水準を切り上げた。ただし、対ドルではユーロに連れ安する格好で軟調に転じ、前後して対円では高止まりと値動きは分かれた

高いのではないか。英政治関連では、引き続き、EU離脱を問う国民投票の行方と、その前提条件となるEUとの制度改革交渉が気掛かりだが、早晩大きな展開を見込む根拠は見当たらない。足許では税控除額の削減案が上院で否決されるなどオズボーン財務相の目指す「低福祉・高賃金経済」に対する批判が強まっている。25日に発表される秋季声明(歳出見直し)には、税控除の削減など歳入強化策に加えて急激な課税強化策の影響を和らげる政策も盛り込まれる見通しだが、財政緊縮が英景気に与える影響、ひいてはBOEの金融政策やポ

ド動向に与える影響にも注目しておきた

とができます。ラガーのバリエーションが世界を股に掛けている一方、ビターのバリエーションは英国全土津々浦々にご当地ビターが存在する感じです。ビターというと、炭酸の弱い、甘くて、色の濃いビールで、エール(ペールエール)という呼び方もしますが、厳密な定義はよくわかりません。昔は、常温で飲むのが普通で、ぬるいビターをちびちび飲むのが「イギリスらしい」と思われていましたが、 近ではビタ も冷やして飲む方が人気があるようです高止まりと値動きは分かれた。

27日には発表された英7~9月期GDP速報値が前年比+2.3%と小幅ながら市場予想(同+2.4%)を下回ったことでポンドは全面軟調に反応。しかし、月末に掛けては、(対ユーロに続いて)まずは対円、更に対ドルでもポンドは堅調に推移し、結局、高値圏で月の取り引きを終えることになった。これは、28日のFOMCで「年内利上げに含みを残した」と読まれ、年内米利上げ観測が高まったことが、BOE早期利上げ観測にも飛び火したことが要因と考えられた

ンド動向に与える影響にも注目しておきたい。他に、6日発表の9月鉱工業・製造業生産、19日の10月小売売上高、27日の7~9月期GDP改定値などの英経済指標は、それぞれ先月の上振れ/下振れが素直なポンドの反応を誘ったことから、今月も注目しておきたい。今月発表される数字にもよるが、先月発表された8月鉱工業生産や9月小売売上高の上振れを考慮すると7~9月期GDPの下振れには平仄が合わない感もあり、同改定値が上方修正される可能性にも一定の注意を払っておくべきではないか

ビターも冷やして飲む方が人気があるようです。他に、良く飲むビールとしては、スタウトという種類があり、これは焦がした麦芽を原料としたものらしいです。一番有名なのはアイルランドのギネスで、スタウト=ギネスと言っても過言ではありません。話はちょっと逸れますが、ギネスに関してよく聞くのは「産地に近ければ近いほど美味しい」という声です。「ビールは鮮度が命」である事実を雄弁に物語っている話じゃないかと思います

■ 為替の動き (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント (資料)ブルームバーグ

10/5 サービス業PMI 9月 56 0 53 3 55 610/2 建設業PMI 9月 57.5 59.9 57.3

前回

10/1 製造業PMI 9月 51.3 51.5 51.6

と考えられた。 はないか。 実を雄弁に物語っている話じゃないかと思います。

発表日 イベント 期間 予想 結果

192194 196 198 200

1.58

1.60

1.62 GBP/USDGBP/JPY(右軸)

6600

6800

7000

ロンドンFTSE100指数

10/14 週平均賃金上昇率(前年比) 6-8月 3.1% 3.0% 2.9%10/14 ILO失業率 6-8月 5.5% 5.4% 5.5%10/13 消費者物価指数(前年比) 9月 0.0% -0.1% 0.0%10/9 貿易収支(百万ポンド) 8月 -2150 -3268 -443610/7 製造業生産(前年比) 8月 -0.2% -0.8% -1.2%10/7 鉱工業生産(前年比) 8月 1.2% 1.9% 0.7%10/5 サ ビス業PMI 9月 56.0 53.3 55.6

178 180 182 184 186 188 190 192

1.48

1.50

1.52

1.54

1.56

15/08 15/09 15/105800

6000

6200

6400

6600

15/08 15/09 15/10

610/22 小売売上高(除自動車/前年比) 9月 4.7% 5.9% 3.2%15/08 15/09 15/10 15/08 15/09 15/10

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~ シドニー支店 山口 美紀豪ドル相場予想レンジ: AUD/USD 0.6700 0.7300

■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声) 10月の豪ドルは、上に行って来い。

月初、豪ドルは0.70丁度でスタート。1日、中国9月製造業PMIの上振れに

 11月の豪ドルは年初来安値(0.6892)ブレイクの可能性あり。11月3日(火)のRBA理事会での利下げ有無に注目。

『当地のビール事情』 ビールは豪州国内で も飲まれているアルコール飲料で、年間アルコール販売額約A$180億ドルのうちの約

豪ドル相場 AUD/JPY 82.00 88.00

 月初、豪ドルは0.70丁度で タ ト。1日、中国9月製造業PMIの上振れによる豪ドル買いと米9月ISM製造業景況指数の下振れによる米ドル売りから、豪ドルは0.70後半に上昇。翌日、米9月雇用統計の非農業部門雇用者数が+14.2千人増と予想+20.0千人増を大きく下回るも、豪ドルへの動きは限定的だった。6日、豪州準備銀行(RBA)理事会では政策金利2.00%の据え置きが発表された。同時に発表された声明文では前回同様「主要コモデティ価格の大幅な下落に伴い、豪ドルは調整している」との文言が据え置かれたため、年内利下げ観測が後退し、豪ドルは0.71台に上昇。8日、米FOMC議事要旨にて経済活動の下振れリスクなどが指摘されたことから米利上げ観測が

 豪7~9月期のCPIは、CPI・CPIトリム平均・CPI加重中央値の全てが予想を大きく下回り、豪州短期金利先物市場では、11月3日(火)のRBA理事会での利下げ織込みが30%→50%に急上昇した。また、10月に入り、銀行資本規制の強化に備えた自己資本増強を背景に、豪州地場大手4行が住宅ローン金利の引き上げを発表。住宅ローン金利の引き上げは住宅セクターの抑制と消費者心理の低下に繋がる恐れがあり、RBA理事会において金融緩和圧力が強まると考える。更に、今年に入り利下げが行われた2月と5月同様、11月はRBA四半期金融政策報告書が発表される RBAが利下げを行 た

料で、年間アル ル販売額約A$180億ドルのうちの約40%の金額を占めます(ワインは約37%)。また、ある調査によると、オーストラリア人の1人あたりのビール年間消費量は世界で第15位、大瓶に換算すると118本。対する日本は世界52位、68本なのでオーストラリア人は日本人の約1.7倍のビールを消費しています。私もシドニーに来て現地化が進み、日本時代の約1.7倍飲んでいます。これは自己責任か。

豪州には30種類以上の数多くのビ ルが存在しまが要旨にて経済活動の下振れリスクなどが指摘されたことから米利上げ観測が後退し、豪ドルは0.72後半に続伸。その後も米ドル売りの動きが続き、12日には10月高値0.7382を付けた。

 13日、中国の9月貿易統計において、輸入額が7か月ぶりに減少幅20%超と弱い結果になったことから、豪ドルは0.72半ばに下落。翌日には一時0.72を割れる場面もあるも、米9月小売売上高が予想を下回る結果となり、豪ドルは再び0.73台に反発。15日、豪9月雇用統計において、雇用者数が予想

11月はRBA四半期金融政策報告書が発表される。RBAが利下げを行った場合、RBA声明文に加えて、報告書でも説明を付け加えることができる。以上のことから、11月RBA理事会では25bpの利下げが行われると予想する。  一方、10月の米FOMC声明文では「次回会合で利上げ是非を判断する」と明言された。更に、9月に声明文に追加した海外・金融市場混乱に対する景気下押しリスクに関する記述を全て削除した。タカ派(金融引締め推進派)なFOMC声明文を受けて、米短期金利先物市場では年内利上げ織込みが

豪州には30種類以上の数多くのビールが存在しまが、特に、VictoriaBitter(通称VB)と、XXXX(フォーエックス)のシェアが約12%ずつと高く、VBとXXXXを持つそれぞれ大手2社で90%以上のシェアになります。 また、ビールブランドについて豪州の人々はそのブランドがどこで作られているものかを気にすることが多いです。1901年、連邦国家としての豪州が誕生するより以前はそれぞれの植民地化された地域が独立した法律を持は再び0.73台に反発。15日、豪9月雇用統計において、雇用者数が予想

+9.6千人増加に反して▲5.1千人減少となると、豪ドルは0.72半ばに急落。19日、中国7~9月期GDPは前年同期比+6.9%増と、政府目標の「+7%成長」に届かなかったものの、予想+6.8%増を若干上回ったため、豪ドルは横ばい。翌日、RBA理事会議事録が公表されたが、真新しい材料に欠け、0.72台で動意無し。23日、中国の追加の金融緩和を受けて、一時0.73目前まで上昇するも、すぐに0.72半ばに戻した。

日 豪 月期消費者物価指数( )は前期比 %(予想 %)

FOMC声明文を受けて、米短期金利先物市場では年内利上げ織込みが35%→50%に上昇している。また、米10月雇用統計が芳しくない結果となったものの、多くのFRBメンバーは「年内利上げの可能性は排除しない」というスタンスを示しており、米国は12月に利上げを行うと考える。

 以上のことから、豪州と米国の金融政策の方向性の明確な違いにより、豪ドルは年初来安値0.6892を下抜けるのではないか。

また ここ 近 商品価格 下落が続 て る 中国経済減速懸念による

はそれぞれの植民地化された地域が独立した法律を持ち統治されていたため、個々の地域でその土地に根付いたものが生産されており、ビールも例外ではなかった模様です。更に、当時は運送技術も発達していなく、ビールはほぼそのエリアで造られるもののみでした。消費量もその土地に根付いたブランドがその他の土地に比べ圧倒的に多くなっていて、例えば、VIC州産のVB、NSW州産のトィーイーズ(tooheys)、QLD州産のXXXX、

A 州産 カ ケ ド( d ) A州産 ワ ドラ 28日、豪7~9月期消費者物価指数(CPI)は前期比+0.5%(予想+0.7%)、RBAが重視するCPIトリム平均は前期比+0.3%(予想+0.5%)、CPI加重中央値は前期比+0.3%(予想+0.5%)と、予想を大きく下回り、豪ドルは0.71前半に下落。更に、米FOMC声明文にて12月の利上げの可能性が残され、0.70後半に下落。

また、ここ 近、商品価格の下落が続いている。中国経済減速懸念による需給環境悪化から、NY原油先物(WTI)も鉄鉱石(鉄分62%)も約3か月ぶりの安値水準に下落している。資源通貨の豪ドルにとって商品価格の下落は下押し材料と思われ、豪ドルは軟調な展開が続きそうだ。

 なお、11月の豪州注目指標は、RBA理事会(3日)、貿易収支・小売売上高(4日)、RBA四半期金融政策報告書(6日)、雇用統計(12日)、RBA議事録(17日)

TAS州産のカスケード(Cascade)、WA州産のスワンドラウト(SwanDraught)などになります。どれもその土地の水と空気でできた美味しさがあります。 さあ、キンキンに冷やしたビールを持って、豪州の夏を満喫しましょう。しかし、仕事中なので、ノンアルコール飲料:バンダバーグ・ジンジャー・ビアで乾杯。Cheers!

■ 為替の動き (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント (資料)ブルームバーグ

10/6 RBAキャッシュレート 2 00% 2 00% 2 00%10/6 貿易収支 8月 ▲$2400M▲$3095M▲$2792M

前回

10/2 小売売上高[前月比] 8月 0.4% 0.4% ▲0.1%

(17日)。

発表日 イベント 期間 予想 結果

90

92

94

0.74

0.76

0.78 AUD/USDAUD/JPY(右軸)

5600

5800

6000

S&P/ASX200指数

10/28 CPIトリム[前期比/前年比] 7-9月 0.5%/2.4% 0.3%/2.1% 0.6%/2.2%10/28 CPI[前期比/前年比] 7-9月 0.7%/1.7% 0.5%/1.5% 0.7%/1.5%10/20 RBA議事録

10/15 失業率 9月 6.2% 6.2% 6.2%10/15 就業者数 9月 9.6千人▲5.1千人17.4千人

10/9 住宅ローン[前月比] 8月 4.7% 2.9% ▲0.3%10/6 RBAキャッシュレ ト 2.00% 2.00% 2.00%

80

82

84

86

88

0.66

0.68

0.70

0.72

0

15/08 15/09 15/104800

5000

5200

5400

15/08 15/09 15/10

710/28 CPI加重平均[前期比/前年比] 7-9月 0.5%/2.5% 0.3%/2.2% 0.5%/2.4%

15/08 15/09 15/10 15/08 15/09 15/10

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~ 米州資金部 高橋 勝彦カナダドル相場予想レンジ: USD/CAD 1.2800 1.4000

■先月の為替相場 ■今月の見通し月初、米国の石油掘削リグ稼動数が大きく減少したことからの需給緩和期待や地政学リスクも意識され、原油相場は押し上げられた。為替市場ではカナダドルが敏感に反応し、対ドルでは9月18日以来、対円では8月末以来の高

カナダ中銀は金融政策決定会合で、実質GDP成長率の見通しを2016年+2.0%(7月時点+2.3%)、2017年+2.5%(同+2.6%)にそれぞれ下方修正した。 しかし、コアインフレ率の見通しは7月時点の見通しを概ね維持してお

カナダドル相場 CAD/JPY 88.50 93.00

ダドルが敏感に反応し、対ドルでは9月18日以来、対円では8月末以来の高値をつけた。その後も原油の買戻しが続き、2か月ぶりに心理的節目の50ドル台を回復し、市場全般にリスク選好ムードが広がる中、カナダドルは1.30を割り込む展開となった。 9日、カナダ9月雇用統計で雇用者数が予想以上に増加したものの、非常勤雇用の大幅増によるところが大きく、失業率も悪化し、まちまちの内容だった。原油の買戻しも一服していたことから、カナダドルは伸び悩み、ドル/カナダドルは1.29台半ば水準での取引となった。中盤にさしかかり、国際エネルギー機関(IEA)の月報で、米国と非OPEC加盟国の生産量が減少するとの見通しが注目された模様で 原油が急速に買

た。 しかし、 アインフ 率の見通しは7月時点の見通しを概ね維持しており、現状のカナダ中銀の金融政策姿勢は概ね中立的と考える。今回の声明を受けて、カナダドルは売られたが、成長率見通しの変更は、夏場の原油をはじめとした資源価格の下落を反映しており、8月以降は原油価格が横ばいで推移していることや、カナダドル安によるカナダ経済への好影響も徐々に出てきていることから、実質GDP成長率の下方修正は特段に懸念する材料でないと思われる。また、今回政権を奪取したトルドー党首は景気刺激策としてインフラ整備を掲げており 向こう3年間は緩やかな財政赤字を許容する姿勢も示している盟国の生産量が減少するとの見通しが注目された模様で、原油が急速に買

われる動きを受けてカナダドル買いの動きが広がり、ドル/カナダドルは直近の安値を割り込み7月以来となる1.2832まで一時ドル安カナダドル高が進んだ。 しかし、カナダ総選挙が実施される中、カナダドルは今後の政情不透明感を嫌気して軟調となり、ドル/カナダドルは再び1.3台に戻した。21日、カナダ中銀は金融政策決定会合で、市場予想通り政策金利を0.50%に据え置き決定、声明で、インフレリスクは概ね均衡と前回と同様に中立スタンスを強調したものの、来年以降のGDP見通しを下方修正した。カナダ中銀の声

掲げており、向こう3年間は緩やかな財政赤字を許容する姿勢も示していることから、景気回復期待も出ており、一部では次のカナダ中銀の行動は利下げではなく利上げとの声も出つつある。ただ、一方で市場で消えかけていた12月の米利上げの可能性が再度高まっているため、それに伴いドルは堅調で、次回のFOMC(12月16日)までは米利上げを巡る思惑でドルの下値は支えられるだろう。 2015年5月から9月にかけて、1.19台から1.34台までの上昇相場が続いていたが、それからは徐々に1.28-1.34での保ち合い沿い相場へと移行しているようで、足許は1.28台強調したものの、来年以降のGDP見通しを下方修正した。カナダ中銀の声

明を受けて、カナダドルが強まり、ドル/カナダドルは1.31台まで上昇した。月末にかけて、米FOMC声明で次回12月の会合で利上げを協議する姿勢を明確に打ち出しドル買いが強まったことから、カナダドル売りが優勢となり、ドル/カナダドルは一時1.3280まで上昇した。しかし、原油の買い戻す動きにカナダドルは追随し、米FOMC後のカナダドルの下げを戻す動きが出て、ドル/カナダドルは一時的に1.3090まで下落した。その後、全体的にドルは堅調な動きを維持する中、カナダGDPは前月比は前回から伸びが鈍化、前年比は予想に届かず 前回値も下方修正される結果に カナダド は軟

に1.28 1.34での保ち合い沿い相場 と移行しているようで、足許は1.28台をサポートとし、上値を再度試す展開となっている。

前年比は予想に届かず、前回値も下方修正される結果に、カナダドルは軟調で推移し1.3080で越月した。

■為替の動き (資料)ブルームバーグ ■株価指数の動き (資料)ブルームバーグ ■先月の注目イベント (資料)ブルームバーグ

Ivey購買部協会指数

失業率

雇用ネット変化率

10/9 9月 7.0% 7.1% 7.0%10/9 9月 10 0K 12 1K 12 0K

前回

10/6 9月 54.0 53.7 54.0発表日 イベント 期間 予想 結果86

88

901.30 1.32 1.34 1.36

14800

15200 S&Pトロント総合指数

雇用ネット変化率

正規雇用者数変化

非常勤雇用者数変化

カナダ銀行翌日物貸出金利

小売売上高(前月比)消費者物価指数(前年比)GDP(前月比)

10/23 9月 1.1% 1.0% 1.3%10/30 8月 0.1% 0.1% 0.3%

10/22 8月 0.1% 0.5% 0.6%10/21 10/21 0.5% 0.5% 0.5%

10/9 9月 -61.9 54.410/9 9月 74.0 -42.4

10/9 9月 10.0K 12.1K 12.0K90

92

94

96

98 1.16 1.18 1.20 1.22 1.24 1.26 1.28

/ / /

USD/CADCAD/JPY(右軸、逆目盛)

12800

13200

13600

14000

14400

15/08 15/09 15/10( )

GDP(前年比)8

10/30 8月 1.0% 0.9% 0.7%15/08 15/09 15/10 15/08 15/09 15/10

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みずほ銀行|みずほディーラーズアイ

~ ソウル資金室 山口 智裕韓国ウォン相場予想レンジ: USD/KRW 1120 1170

~ (注)100韓国ウォンあたりの対円レート

■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声)

JPY/KRW 9.20 9.80

 米国年内利上げ観測が後退したことに加えて、韓国年内利下げ観測が後退したことを受けて、10月のウォンは堅調な展開となった。ドル/ウォンは6か月ぶりに大幅反落した。

 11月のウォンは、米国金融政策動向への思惑次第ではあるが、レンジ推移を予想する。

『当地のビール事情』韓国のビールは、「さっぱりしていて飲みやすい」という意見もありますが、「味がなくて物足りない」と感じている

韓国ウォン相場 KRW/JPY 10.20 10.87

月ぶりに大幅反落した。

 月初旬のドル/ウォンは下落。月初、ドル/ウォンは前月末比▲0.3ウォン高の1185.0で寄り付いた直後に月高値となる1185.1をつけた。しかし、1日の韓国8月鉱工業生産が市場予想外に前月から上昇。また、2日に発表された米9月雇用統計が低調な結果となったことや、9日のFOMC議事要旨(9/16-17開催分)がハト派な内容であったことを受けて、米国年内利上げ観測が一段と後退。かかる中、アジア通貨が総じて堅調な展開となり、ドル/ウォンは下落した

 韓国では10月の韓国銀行のタカ派なスタンスや、23日に発表された7~9月期の実質GDPが市場予想を上回ったことを受けて、年内の追加利下げ観測が後退している。一方、米国の年内利上げ観測は10月に一段と後退した。米国利上げ観測後退+韓国利下げ観測後退の組み合わせは、今年3月のFOMC後や4月の状況に似ていると考えており、当時と比較して中国経済が鈍化しているが、当時のドル/ウォンは1100程度であった。 12月のFOMCに向けて11月の後半からドルが堅調な展開となる場合、ドル/ウ ンが再度上昇傾向となる可能性があるが 米国年内利上げ 韓国年内

意見もありますが、 味がなくて物足りない」と感じている外国人が多い気がします。ただ、これには理由があります。それはビールの役割の違いです。

例えば日本のビールは、「とりあえずビール」で飲み会が始まるように主役的な役割を果たしたりしますが、韓国のビールは他の酒と割ったりする脇役です。

例えば 韓国では 多くの人がソジ (焼酎)とメクチ落した。

 月中旬のドル/ウォンは一段と下げ幅を拡大。10日、李韓国銀行総裁がIMF・世銀合同年次総会にて、「(7月に予想した)年間成長率+2.8%程度は達成可能」であると改めて強調。15日に開催された韓国銀行金融通貨委員会では、市場予想通り政策金利の据え置きが全会一致で決定されたほか、注目されていた成長率の見通しについては市場予想よりも小幅な修正にとどまった(2015年:2.7%→2.6%、2016年:3.3%→3.2%)。これを受けて、年

/ウォンが再度上昇傾向となる可能性があるが、米国年内利上げ+韓国年内政策金利据え置きのイメージであれば、8、9月のように一方的に1200まで上昇するような展開は想定しにくい。一方で、米利上げ観測が大幅に後退しなければ、再度1100を大きく下回る展開も考えにくい。 このため、11月は1120~1170程度で推移し、一方的な動きにはなりにくいと考えている。

例えば、韓国では、多くの人がソジュ(焼酎)とメクチュ(ビール)を混ぜた「ソメッ」を飲みます。爆弾酒というカクテルの一種です。個人的な見解ですが、韓国のビールは「ソメッ」を飲むことを前提に、ソジュ(焼酎)との相性が良いビールが求められていて、それが外国人にとって「味がなくて物足りない」 ビールなのだと思います。たしかに日本のビールと焼酎を合わせても互いに主張が強過ぎておいしくないですが、場末の居酒屋で飲む「ソどまった(2015年:2.7% 2.6%、2016年:3.3% 3.2%)。これを受けて、年

内追加利下げ観測が後退。また、米9月小売売上高が低調な結果となったことを受けて、ドルが下落。かかる中、ドル/ウォンは19日に月安値となる前月末比▲64.7の1120.6まで下落した。

 月下旬のドル/ウォンは横ばい。月中旬にかけてドル/ウォンが大幅に下落していたことから、一旦1140近辺まで反発した。ドラギ総裁が22日に開催されたECB理事会後の記者会見にて追加金融緩和を示唆。一方、23日欧州時間に中国人民銀行が貸出金利と預金金利をそれぞれ▲ b 引下げるこ

過ぎておいしくないですが、場末の居酒屋で飲む ソメッ」はおいしいです。

もちろん、ビールを単体で飲むシチュエーションもあります。例えば、スポーツ観戦時は、「チメッ」が定番です。「チメッ」とは、チキンとメクチュ(ビール)の組合せのことですが、炎天下の「チメッ」は 高です。また、一次会はソジュ(焼酎)だけ飲んで、二次会では体内のアルコー

を薄めるチ イサ としてビ を飲むこともありま時間に中国人民銀行が貸出金利と預金金利をそれぞれ▲25bp引下げることを決定したが、これらはウォン高、ウォン安の材料となった。注目されていたFOMCでは、市場予想通り金融政策の現状維持が決定されたが、声明文で次回12月の会合で利上げの是非を検討することが示された。これを受けて、米国年内利上げ観測が再度高まったことから、ドル/ウォンは1140台半ばまで下げ幅を縮小する場面もあったものの、月末であったことや、見方の分かれていた日銀金融政策決定会合で、金融政策が据え置かれる中、ドル/ウォンは上値重く推移し 前月末比▲45 2ウォン高の1140 1で引けた

ルを薄めるチェイサーとしてビールを飲むこともあります。これは酒豪にしか適用しません。

皆様も機会があれば、「ソメッ」か「チメッ」を召し上がってみてください。ご来韓の際は、おすすめです。(吉田)

■ 為替の動き (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント (資料)ブルームバーグ

ンは上値重く推移し、前月末比▲45.2ウォン高の1140.1で引けた。

-8.3% -14.7%10/1 日経韓国PMI製造業 Sep -- 49 2 47 9

前回

10/1 鉱工業生産(前年比) Aug -1.8% 0.3% -3.3%結果発表日 イベント 期間 予想

10/1 輸出(前年比) Sep -11.8%

9.8

10.0 1170 1190 1210

2000

2050

2100

10/23 GDP (前年比) 3Q P 2.4% 2.6% 2.2%10/20 PPI 前年比 Sep -- -4.5% -4.4%10/15 韓国銀行7日間レポレート 1.5% 1.5% 1.5%10/14 失業率(季調済) Sep 3.6% 3.5% 3.6%10/2 消費者物価指数(前年比) Sep 0.8% 0.6% 0.7%10/2 国際収支:経常収支 Aug -- $8455.6m $10114.8m

10/1 日経韓国PMI製造業 Sep 49.2 47.910.2

10.4

10.6

10.8 1050 1070 1090 1110 1130 1150

15/08 15/09 15/10

USD/KRWKRW/JPY(右軸、逆目盛)

1800

1850

1900

1950

2000

韓国総合株価指数

9

( )15/08 15/09 15/10 15/08 15/09 15/10

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みずほ銀行|みずほディーラーズアイ

~ 台北資金室 辻野 順治台湾ドル相場予想レンジ: USD/TWD 31.75 33.50

■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声)

台湾ドル相場 TWD/JPY 3.60 3.80

10月のドル/台湾ドル相場は、台湾ドル高が進行。

10月のドル/台湾ドル相場は、32.80近辺でオープン。1,2日は米雇用統計

11月のドル/台湾ドル相場は、一進一退を見込む。

台湾9月貿易統計(米ドル換算)では原油の一段安から輸入額が前年比▲

『当地のビール事情』 酒税が安いおかげで、日本からの輸入ビールも日本で買うのと変わらない値段で飲めます。コンビニでも、日 10月のドル/台湾ドル相場は、32.80近辺でオ プン。1,2日は米雇用統計

を控え、32.90台後半まで台湾ドルが小幅安となる展開 。5日は、前週末発表の米9月雇用統計が市場予想を下回ったことで、32.80近辺まで台湾ドルが上昇。6~8日は、米利上げ観測の後退とともに、台湾株式上昇も見られたことで、台湾ドル高が進行。8日の取引序盤には、一時、32.50前半まで台湾ドルが買い進められた。  12日は、9日が台湾祝日であったため、8日発表の米FOMC議事録結果が影響 議事録発表後に米ドル安とな たことを受けて 時 32 30台まで台

台湾9月貿易統計(米ドル換算)では原油の 段安から輸入額が前年比24.4%と大幅マイナスとなり、主要項目での輸出減が続くも、貿易黒字は今年2番目の水準となった。9月消費者物価も、8月までのマイナスから一転して、プラスに。但し、天候影響による生鮮品価格上昇が主因であり、一時的に留まる見込み。

 リスクオン、リスクオフのどちらに転んでも台湾ドル安が進むやすい状況が続くと見ていたものの、米利上げ期待が高まらない中での欧州追加緩和観測による相対的な米ドル高 台湾株式市場 の外国人投資家資金の急増

で買うのと変わらない値段で飲めます。 ン でも、日本の主要ブランドは取り揃えられており、さらに季節限定品も売られているため、ビール好きとしては、ありがたい環境です。 当地のブランドとしては、台湾ビールというビールがあり、外食する際は、もっぱら台湾ビールとなります。甘みがあるものの、さっぱりした味で、台湾料理と相性が良いです。また、この台湾ビールは、味の種類も豊富です。

近ではプレミアムを出してみたり 小麦ビ ル はち影響。議事録発表後に米ドル安となったことを受けて、一時、32.30台まで台湾ドルが急伸。13,14日は、米ドル安に一旦底打ち感が見られ、32.40~32.50での取引となったものの、15日は、前日発表の米9月小売売上高、9月生産者価指数が市場予想を下回り、米ドルが一段安となったことで、台湾ドルは32.20台前半まで買い進められた。但し、16日は、前日発表の米9月消費者物価指数などが市場予想を上回ったことで、米ドルが反発。台湾ドルも、32.30台を回復。19日は、中国7~9月期GDPが市場予想を上回ったことで、大きな反応は見られず、32.30台で一進一退。

測による相対的な米ドル高、台湾株式市場への外国人投資家資金の急増(6~9月2000億弱台湾ドルの流出に対し、10月は664億台湾ドルの流入。)などの要因により、米ドルインデックス自体の水準感は、9月末比上昇する一方で、台湾ドルはむしろ高くなるという展開になった。今後発表の米経済統計次第ではあるが、12月の米利上げ期待観測が後退する中で、世界的な金融緩和継続によるリスクオンという展開が続けば、台湾ドル高圧力が高まる可能性もある。但し、台湾加権指数を見ると、今年形成したレンジの中間値を越えて上昇しており、中国株価指数などと比べても、回復ペースが速く、

近ではプレミアムを出してみたり、小麦ビール、はちみつビールなどもあります。また、アルコール度数を抑えたフルーツ風味のビールもあります。パイナップル、マンゴーなど、色々な味がありますが、個人的にはパイナップルビールが一番のお気に入りです。日本でも売れば、人気が出るんじゃないかと思っています。 ちなみに、コンビニやスーパーで買うと、360ミリ缶で、台湾ビールが30元前後、日本のビールが40元強です。で、大きな反応は見られず、32.30台で 進 退。

 20日は、日米欧中銀会合を控え、小幅に米ドル高となったことで、32.40近辺まで台湾ドル安が進行。21,22日は、各国中銀イベントを控え、32.40近辺で膠着が続いた。23日は、前日のECBを踏まえて、大幅なユーロ安から米ドル高が進行。但し、マイナス金利など非伝統的な緩和が期待される通貨以外は、米ドル高への反応は限定的となり、台湾ドルは前日比同水準の32.40付近で始まった後、取引後半には32.30台半ばまでむしろ台湾ドル高が進む展開とな た 日も 米ド が 段高とな たも 反応は鈍く

を越えて上昇しており、中国株価指数などと比 ても、回復 スが速く、一服感が広がる展開も見込まれる。また、10月下旬に中国が利下げに踏み切っており、12月の台湾中銀会合での政策金利利下げも意識される。政策金利の動きに先行するオーバーナイト金利は10月に低下しておらず、まだ12月会合での利下げ期待が高まりにくいものの、台湾ドル高圧力が一段と強まる場面ではオーバーナイト金利の引き下げに期待が出来ることから、過度な台湾ドル高は歯止めがかかると見る。 対して、好調な米経済統計による米利上げ期待の上昇、かつ台湾中銀の金融緩和期待 上昇と う展開 場合は 台湾ド 安進行が見込まれるも

台湾ビ ルが30元前後、日本のビ ルが40元強です。ただ、ノンアルコールビールは、日本からの輸入品が100元近くの値段になり、納得しきれない感じがあります。台湾赴任前は、毎日、寝る前にビールを飲む生活をしており、台湾赴任を機に平日は飲まないようにしたのですが、ノンアルコールビールがすぐには見つからず、苦労しました。何とか、地道に探してみたところ、ビール風味の飲料が幾つかあり、 終的には、ドイツから 輸入品で 凌ぐことが出来ました なお 大半は 強む展開となった。26日も、米ドルが一段高となったものの、反応は鈍く、32.40

近辺までの動き。27,28日はFOMCを控え、32.40近辺で一進一退。29日は、FOMCを受けた米ドル高に連動し、32.50台まで台湾ドル安が進行。30日は為替市場オープン前に、台湾7~9月期GDPが発表され、結果は前年比▲1.01%。事前予想を下回る結果となったものの、元々マイナス成長が見込まれていたため、相場への影響は限定的。前日発表の米7~9月期GDPが市場予想を下回ったことで、32.40台半ばまで小幅高となった。

金融緩和期待の上昇という展開の場合は、台湾ドル安進行が見込まれるものの、前述の通り、台湾貿易黒字が再度拡大しており、一時期と比べると、台湾ドル安ペースはゆっくりしたものとなるだろう。いずれにしても、非伝統的な金融緩和に踏み込む国が増えてきた中、台湾は伝統的な利下げに留まっており、方向感としての台湾ドル安見通しは変わらないものの、利下げだけでの大幅な台湾ドル安は望み難くなっている。

らの輸入品で、凌ぐことが出来ました。なお、大半は、強烈に甘く、無糖のものは一種類しか見つけられておりません。一方、強烈に甘いビール風味の飲料は、スーパーなどでも売っており、親しまれているようです。

■ 為替の動き (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント (資料)ブルームバーグ発表日 イベント 期間 予想 結果 前回

10/7 輸出(前年比) 9月 -11.20% -14.60% 14.80%10/7 輸入(前年比) 9月 -13.50% -24.40% -16.70%10/7 CPI(前年比) 9月 -0 50% 0 28% -0 45%

3.0

3.2 32.6 33.0 33.4 USD/TWD

TWD/JPY(右軸、逆目盛)

8700

9000

9300台湾加権指数

10/7 CPI(前年比) 9月 0.50% 0.28% 0.45%10/20 輸出受注(前年比) 9月 -11.40% -4.50% -8.30%10/22 失業率 9月 3.75% 3.79% 3.74%10/23 鉱工業生産(前年比) 9月 -5.10% -5.32% -5.46%10/30 GDP 3Q -0.50% -1.01% 0.52%

3.4

3.6

3.8

4.0 30.2 30.6 31.0 31.4 31.8 32.2

7200

7500

7800

8100

8400

10

15/08 15/09 15/10 15/08 15/09 15/10

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~ 香港資金部 Ken Cheung香港ドル相場

予想レンジ: USD/HKD 7.7500 7.7550~

■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声)

香港ドル相場 HKD/JPY 15.00 15.80

【10月の香港ドル直物相場】香港ドル市場は先月の堅調地合いを引き継ぎ、今月はペッグ制の取引レンジ上限の1ドル=7.75香港ドル近辺で推移し、香港ドル高が進んだ。オンショ

【11月の香港ドル直物相場】オフショア人民元のポジション解消による資金流入を受け、香港ドルは上限となる7.75レベルを保つ見通しだ。人民元切り下げへの期待が一服したが、

『当地のビール事情』香港におけるビール業界はこの70年間で目覚しい発展をとげた。香港に住んでいる外国人の増加につれて、ジ上限の1ドル 7.75香港ドル近辺で推移し、香港ドル高が進んだ。オンショ

ア・オフショア人民元相場は安定したものの、人民元安観測に与える影響は限定的だと思われ、人民元建て資産ポジションの解消から香港ドル市場への資金流入は香港ドルの底堅さを保った。尚、香港ドルの米ドルとのペッグ制を守るために、香港金融管理局(HKMA)は銀行システムに約500億香港ドル相当の資金を供給した。

【10月の香港ドル金利】米国ではさえない経済指標が多く 年内の米利上げ観測が大きく後退したこ

となる7.75 ルを保 見通しだ。人民元切り下げ の期待が 服したが、輸出競争力を確保するため、中国人民銀行(PBoC)が人民元の切り上げを行うつもりはなく、香港ドルに資金流入が続いていくかもしれない。また、国際通貨基金(IMF)が特別引き出し権(SDR)の構成通貨に、人民元を採用する可否を公表する予定であり、正式に採用が決まった場合、人民元相場を支えると予測されている。ただし、香港ドルへの影響は限定的だろう。中国の為替制度において大規模な改革は実施されなかった一方、人民元の完全な兌換性を実現するには時間もかかるため、香港ドルペッグ変更に対する警戒感は後退している

をとげた。香港に住んでいる外国人の増加に れて、ビール需要が高くなり、1948年には醸造所も誕生した。香港経済急騰に伴って、ビール業界が高速な発展を続けていたが、2000年から下り坂が始まった。2007年、唯一の醸造所が閉鎖された。その後、香港政府が酒税を完全撤廃したことで、ビールを求める需要も高くなってきた。ついに、2009年、醸造所が再び開かれ、作業を再開した。現在、この醸造所がまだ運営していて、生産したビ ルはほとんど ンビ で販売されている米国ではさえない経済指標が多く、年内の米利上げ観測が大きく後退したこ

とを受け、3か月物の香港銀行間取引金利(HIBOR)は10月の間に0.39%から0.40%のレンジで安定的に推移した。一方、HKMAによる資金供給が継続しているため、市場の流動性は潤沢な状況であり、香港ドル金利が低水準まで押し下げられた。香港ドル市場の潤沢な流動性を背景に、HIBOR‐LIBORベーシススワップ(Hi-Li)カーブはマイナス圏に沈んだ。

【10月の香港株式市場】

る警戒感は後退している。

【11月の香港ドル金利市場】米利上げ見送りを背景に、HKMAから潤沢な流動性資金を受け、香港ドル金利は低水準での推移となる見込みである。FRBが利上げを躊躇していることも香港ドル金利の低位安定を後押ししそうだ。

たビールはほとんどコンビニで販売されている。

【10月の香港株式市場】ハンセン指数は9月末におよそ2年ぶりの安値である20,368まで落ち込んだ後、10%超の急反発となった。9月の中国製造業PMIや中国の第3四半期のGDP成長率など、一連の中国経済指標は安定しつつあり、中国経済の「ハードランディング」の可能性をめぐる懸念がやや後退した一方、中国当局の為替介入観測によりオフショア人民元高が進み、人民元安観測や資金流出への懸念が軽減された。その結果、市場心理が改善され、ハンセン指数も22,500を超えるレベルまで押し上げられた。

■ 為替の動き (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント (資料)ブルームバーグ発表日 イベント 期間 予想 結果 前回

10/2 小売売上高(価額、前年比) 8月 -5.40% -2.90%10/6 日経香港PMI 9月 45.7 44.410/7 外貨準備高 9月 $345 8b $334 4b

14.6

15.0 7 76

7.77 USD/HKDHKD/JPY(右軸、逆目盛)

24500

26000

香港ハンセン指数

10/7 外貨準備高 9月 $345.8b $334.4b10/19 失業率(季調済) 9月 3.30% 3.30%10/22 CPIコンポジット(前年比) 9月 2.00% 2.40%10/27 輸出(前年比) 9月 -4.60% -6.10%10/27 輸入(前年比) 9月 -7.60% -7.40%10/27 貿易収支 9月 -36.4b -25.1b10/30 財政収支(香港ドル) 9月 - -18.1b

15.4

15.8

16.2

7.74

7.75

7.76

15/08 15/09 15/1020000

21500

23000

15/08 15/09 15/10

11

15/08 15/09 15/10 15/08 15/09 15/10

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みずほ銀行|みずほディーラーズアイ

~ みずほ銀行(中国)有限公司 中国為替資金部 大内 聡中国人民元相場予想レンジ: USD/CNY 6.3000 6.3900

~~

■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声)

100JPY/CNY 5.1300 5.5000

【為替相場:追加緩和後は狭いレンジでの推移】中国人民元市場は10/1~10/7まで国慶節でお休み。

・先月末に開催された五中全会の内容全文が今月内に発表される予定。仮に全文に来年のGDP目標数値等が盛り込まれ、GDP目標数値が2015年政府目標+7.0%を大きく下回るような場合には人民元安圧力の高まりが想定さ

『当地のビール事情』当地のご当地ビールと言えば青島ビールです。青島ビールは山東省青島産のビールで、中国で も古い

中国人民元相場 CNY/JPY 17.91 19.81

中国国慶節中に人民元の国際化に向けポジティブな報道が続いていた事もあり、人民元為替相場が本格的に動き始めた国慶節明けの10月12日以降、相場は大きく人民元高方向に上昇。一時は水準調整が行われた8月11日の日中取引レンジと同水準となる6.3180水準まで人民元高が進行したが、その後は緩やかに人民元安方向へ切り返す動きとなった。10月19日には中国7~9月期GDPが発表されるも、市場への影響は限定的。その後、10月23日の実勢相場クローズ後に中国人民銀行(PBoC)が追加金融緩和策を発表 2014年11月以来6回目の基準金利25b の引き下げ 2015年2月以

府目標 7.0%を大きく下回るような場合には人民元安圧力の高まりが想定される。しかしSDR(IMF特別引き出し権)構成通貨入りを目前に、為替相場の変動を極力抑えたい当局は全文に数値目標を盛り込む事は避けると考えられる。五中全会では財政政策についても大きな焦点となっており、今後5年間の中国経済の動向を占う上で重要な指針となるだろう。・また今月は日中韓三か国首脳会談が予定されている。首脳会談の際、日中首脳間で日本国内での人民元決済銀行設立に向けた協議が行われる可能性もある。中国当局はGDP成長率目標 7 0%達成にむけ10月の経済指標が奮わない

ルは山東省青島産の ルで、中国で も古い

ビールの一つです。メーカーの正式名称は青岛啤酒股份有限公司。中華料理での宴席は必ず青島ビールで乾杯!!中国ではどこでもお目にかかれるビールです。しかし!青島ビールで乾杯!は当地中国の方はあまりやらないようです。正確に申し上げるとビールで乾杯する人が半分位。残りの半分の方は白酒で乾杯する方々です。白酒とはアルコール度数が高く無色透明な

酒 事 す 長期熟成さ ため 当たり まろやを発表。2014年11月以来6回目の基準金利25bpの引き下げ、2015年2月以降4回目となる預金準備率50bpの引き下げ、預金金利上限規制の撤廃が同時に発表された。過去数回の緩和時と同様、緩和が行われた事による為替相場への影響は限定的となり、翌日以降の人民元の動きは狭いレンジでの推移となった。

【金利相場:各種規制緩和を受け、流動性は安定した状況が継続】10月の金利市場は、当局から新たな資金供給制度である貸付資産担保融

・中国当局はGDP成長率目標+7.0%達成にむけ10月の経済指標が奮わない場合には、政府目標必達への一念から追加緩和を行う可能性がある。しかし当局が緩和の影響による通貨安を警戒している事を勘案すると追加緩和の時期は米国の利上げが見込まれている12月ではなく、今月に7回目の基準金利引き下げと5回目の預金準備率引き下げを実施する事も想定される。

【為替:SDR構成銘柄に人民元が組入れられるかが相場の焦点】・PBoCが預金金利上限規制を撤廃すると発表した当日、IMF関係者から人

お酒の事です。長期熟成させるため、口当たりはまろやかですが、甘く濃い強烈な芳香があり、飲み干してもなお香りが残るので味が濃い中華料理にはぴったりです。飲み方はおちょこより小さいグラスで一気にキュッと飲み干します。この白酒、飲むタイミングも重要です。基本的に一人で飲むぐいぐい飲み進める事はなく、卓の誰かがグラスをもった瞬間に円卓を囲む人全員が同時にグラスを持ち上げ乾杯!!小さなグラスを中華料理のぐる10月の金利市場は、当局から新たな資金供給制度である貸付資産担保融

資制度のエリアを全国に拡大された事や預金準備率が引き下げられた事、また公開市場操作の金利が引き下げられた事などが重なり低下基調に。大手中資系商業銀行も資金の出し手に回っている事もあり、月末を前にしても市場流動性は各ターム共、安定的した状況が継続。特にSHIBOR(O/N金利)は10月23日にPBoCが預金準備率50bp引き下げを受け10bp以上低下した。

PBoCが預金金利上限規制を撤廃すると発表した当日、IMF関係者から人民元のSDR組入れを強く示唆する等の発言も出ており、人民元のSDR組入れの可能性は一段と高まっている状況。人民元がSDRに組み入れられるかの判断は11月に開催されるIMF理事会で決定され、人民元がSDR構成通貨となった場合、緩やかに人民元高圧力が高まる事が想定される。

【金利:中資系大手銀行の動向と預金金利上限規制撤廃の影響が焦点】今月23日に発表された預金金利上限規制が撤廃されたが、インターバンク市場で 反応は限定的 足元で金利市場が安定的に推移して る背景に

ラスを持ち上げ乾杯!!小さなグラスを中華料理のぐるぐる回るテーブルにカンカンカン!と打ちつけて乾杯の代りにします。中華料理では円卓に座った人全員でグラスを当てる事が出来ないのでこのようにテーブルにカンカンカン!とグラスを打ちつけます。一度に飲む量は少ないとはいえ、一晩に何度もアルコール度数50度近いお酒をぐいぐい飲む干していくので、宴席が終わる頃には白酒のにおいを携えた酔っ払い集団の完成です。ふ

市場での反応は限定的。足元で金利市場が安定的に推移している背景には中資系大手商業銀行による資金放出があり、中資系商業銀行のスタンスが変わらない限り金利は安定的に推移するだろう。しかし対顧預金金利を引き上げる銀行が出始めている事から、相場変動の可能性がある点には注意が必要。

らふらとお店を出て行く人に「もう一軒!」という人は誰もいません。その頃にはみんなふらふらでもうお酒なんて、、、という状態です。日本でも白酒がはやれば二次会はなくなる?!かもしれません。

■ 為替の動き (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント (資料)ブルームバーグ

60.3B 60.2B10/13 輸出(前年比) 9月 -6 0% -3 7% -5 5%

結果 前回

10/1 製造業PMI 9月 49.7 49.8 49.7発表日 イベント 期間 予想

10/13 貿易収支(USD) 9月 48.2B

18.2

18.6

19.0 6.40

6.45

6.50

3800

4200

上海総合指数

10/19 GDP 3Q 6.8% 6.9% 7.0%10/19 鉱工業生産(前年比) 9月 6.0% 5.7% 6.1%10/19 小売売上高(前年比) 9月 10.8% 10.9% 10.8%10/14 PPI(前年比) 9月 -5.9% -5.9% -5.9%10/14 CPI(前年比) 9月 1.8% 1.6% 2.0%10/13 輸入(前年比) 9月 -16.0% -20.4% -13.8%10/13 輸出(前年比) 9月 6.0% 3.7% 5.5%

19.4

19.8

20.2

20.6

21.0 6.15

6.20

6.25

6.30

6.35

/ / /

USD/CNYCNY/JPY(右軸、逆目盛)

2600

3000

3400

12

15/08 15/09 15/10 15/08 15/09 15/10

Page 14: みずほデ ズ イみずほディーラーズアイた。但し米ファンドの決算期を控えて米国への資金回帰が意識される中、 ... 投資家の解約に備えたリパトリ的なドル買いが起こる可能性もあろう。

みずほ銀行|みずほディーラーズアイ

~ シンガポール資金部 鈴木 教子シンガポールドル相場予想レンジ: USD/SGD 1.3800 1.4200

■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声)

シンガポ ルドル相場 SGD/JPY 84.50 88.00

 10月のシンガポールドル(SGD)相場は、米年内利上げ観測の後退やシンガポール金融管理局(MAS)の通貨政策を材料にSGDが6年ぶり安値から反発した。

 11月のシンガポールドル(SGD)相場は米利上げ時期などを材料にSGD軟調地合いを予想する。

当面のSGD相場の 大の材料は米利上げであり、当面は利上げ時期に対

『当地のビール事情』 ご存じの方もいらっしゃるかとは思いますが、まずシンガポールは酒税が高く、2014年に某誌にて「世界で も発した。

 月半ばに予定されているMAS通貨政策見直しでSGD安を許容するような変更が行われるとの思惑から月初は1.42台前半でSGD弱含みでオープンし、2日には2009年10月以来の対ドル安値1.43台後半をつけた。しかし同夜発表された米9月非農業部門雇用者数は予想を大幅に下回る14万2千人の増加に留まり、年内利上げ観測が後退したため海外市場はドル売りの流れとなった。 翌週はその流れが更に加速し、アジア通貨が軒並み対ドルで急反発した 約2か月に亘 て下落していたインドネシアルピアや レ シアリンギ相

当面のSGD相場の 大の材料は米利上げであり、当面は利上げ時期に対する市場の見方によってSGDが上下する相場となろう。米利上げについては当初9月と見られていたものが8月の中国不安を端とした金融市場の不透明感の高まりにより来年に先送りされ、現在は10月のFOMCを経て12月の利上げ観測も盛り返してきているところである。今後の米経済指標と市場の不安感の状況次第ではあるが、これまでの指標を見る限りでは米国経済は利上げ開始を正当化できる状況にある。金融市場を覆う不透明感についても市場は落ち着きつつある模様で、12月のFOMCが近くなるにつれ、利上げを警戒する動きが強まるだろう よ てSGDの上昇余地も限られると思われる

ガポ ルは酒税が高く、2014年に某誌にて 世界で も生活費の高い都市」に選ばれた理由のひとつとしてこの酒税の高さが挙げられる程です。シンガポール政府は、酒税を「飲酒に伴う病気の社会的なコストを抑える手段」として考えており、アルコール度数に応じて税率が高くなります。なので、日本酒の税額は日本の8倍~9倍となることから、会食事も必然的にアルコール度数の低いビールが注文されやすくなる構造です。但し、ビール自体の酒税も1リ トル当たりで日本に比べて100円程度高た。約2か月に亘って下落していたインドネシアルピアやマレーシアリンギ相

場に急激な巻き戻しが入ると、SGDも連れて連日上昇した。8日に公表された9月FOMC議事録で世界金融市場の不透明感への懸念が記されていたことも利上先送り観測を強め、9日にSGDは1.39台前半まで続伸した。ただその後は14日のMAS発表を警戒して1.40台前半まで反落した。 注目の中14日、MASは現状のSGD高誘導ペースを減速すると発表。SGD高誘導の停止や、誘導バンドの幅拡大、SGD切り下げなどの予想も出ていた中で、 もSGD安余地の小さい変更に留まったことでSGDは発表直後に

警戒する動きが強まるだろう。よってSGDの上昇余地も限られると思われる。 シンガポール経済を見ると中国の景気減速の影響は排除できない。7~9月期GDP速報値は前期比0.1%の伸びとなり、かろうじてリセッションを免れたが、依然として外需の弱さが目立つ。今後中国の景気刺激策の効果が出てくるまでに時間を要するであろうことから、当面シンガポール経済の回復の足取りは弱く、景気面からは多少のSGD安はむしろ好都合である。この点からも11月はSGD軟調基調を予想する。

ただ、市場のSGD先安観が強まるとSGD金利の上昇を招くリスクがあり、

体の酒税も1リットル当たりで日本に比べて100円程度高く、日本の発泡酒や第3のビールのつもりでビールを買うとやたら高い印象を持つことになります。 ちなみに、当地で一番慣れ親しまれているビールは「タイガービール」であり、シンガポール島内で生産されております。日頃風味を楽しむというよりも一気に大量摂取する機会が多いため、いわゆる日本的な「コク」とか「キレ」といったものを感じられることはあまりありませんた中で、 もSGD安余地の小さい変更に留まったことでSGDは発表直後に

1.39近辺まで急上昇した。更に同夜発表された米9月小売売上高や地区連銀景況報告が予想より弱かったこともありSGDは15日には2か月半ぶりに1.37台前半をつけた。 しかし16日以降は米年内利上げを支援する材料が出て再びSGD軟調となった。16日発表された米10月ミシガン大学消費者信頼感指数が改善し、金融市場の混乱で悪化していた消費マインドに持ち直しの兆しが見えた他、19日、20日の米住宅関連指標が改善、米決算発表も好調なものが多く これらを受けて は弱含みで推移 日にドラギ 総裁が 月 追

ただ、市場のSGD先安観が強まるとSGD金利の上昇を招くリスクがあり、MASは必要以上に市場のSGD安感が強まることを牽制して来ると思われる。また11月は多くのヘッジファンドの決算月であり利食いの回転が速いことが予想され、SGDの下値も10月につけた安値を下回ることはなさそうだ。 注目イベントはシンガポール7~9月GDP確報値(25日)発表。速報値から下方修正されるような場合には景気下振れ懸念が強まり、SGD売り材料となる。

キレ」といったものを感じられることはあまりありませんが、しいていえば「バドワイザー」と同じようなやや薄口のビールといった感じでしょうか。 この「タイガービール」シンガポールでは国民的なビールであり、ホーカーやスーパーマーケットどこでも手に入ります。また、一部は輸出されており、隣国のマレーシアやインドネシアでお目にかかることもでき、アジアのなかでも有名なビールのうちの一つと言えるでしょう。

時折 こ 異常に高 酒類をどうにかしようと目論みまく、これらを受けてSGDは弱含みで推移。22日にドラギECB総裁が12月の追加緩和に含みを持たせる発言をするとユーロキャリー取引拡大期待からアジア通貨が買われる局面もあったが、23日夜に中国人民銀行が追加利下げを発表すると全般的にドル買いの流れとなり、SGDは1.39台後半まで軟化した。その後はFOMCや日銀金融政策決定会合などのイベントを控えて様子見気分が広がり1.39台を中心としたレンジ取引となっていたが、28日FOMCが声明文から「世界情勢が成長の足枷となる」との部分を削除し12月の利上げに含みを残すとSGDは1 40台後半まで下落した

時折、この異常に高い酒類をどうにかしようと目論みますが、マレーシア等他国で購入、免税目当てに隣国から持ち込もうとしても、マレーシアから入国、もしくはシンガポールから出国して48時間未満の場合は免税されないとの規制がある模様で、きっちり国内で高価なビールを嗜まわなくてはいけないシステムとなっております。そういう意味では残念ながら、赴任中は基本的に、高いビールとお付き合いすることとなりそうです (宮地 崇)

■ 為替の動き (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント (資料)ブルームバーグ

げに含みを残すとSGDは1.40台後半まで下落した。 ビ ルとお付き合いすることとなりそうです。(宮地 崇)

発表日 イベント 期間 予想 結果 前回

10/1 購買部景気数 9月 49.4 48.6 49.310/1 電子機器指数 9月 48.8 48.5 49.010/14 GDP(前年比) 3Q 1 3% 1 4% 2 0%

82

84

861.42

1.44

3200

3300

3400シンガポールST指数

10/14 GDP(前年比) 3Q 1.3% 1.4% 2.0%10/15 小売売上高(前年比) 8月 1.6% 6.1% 5.2%

-0.8%10/16 非石油輸出(前年比) 9月 -3.9% 0.3% -8.4%10/23 CPI(前年比) 9月 -0.6% -0.6%

鉱工業生産(前年比)10/26 9月 -4.5% -4.8% -7.1%

86

88

90

92

94 1.32

1.34

1.36

1.38

1.40

15/08 15/09 15/10

USD/SGDSGD/JPY(右軸、逆目盛)

2700

2800

2900

3000

3100

/ / /

13

15/08 15/09 15/10 15/08 15/09 15/10

Page 15: みずほデ ズ イみずほディーラーズアイた。但し米ファンドの決算期を控えて米国への資金回帰が意識される中、 ... 投資家の解約に備えたリパトリ的なドル買いが起こる可能性もあろう。

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~ バンコック資金室 関 浩士タイバーツ相場予想レンジ: USD/THB 35.00 36.50

■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声)●米国利上げ観測の後退に35.15バーツまで下落

1日のドルバーツは36.36バーツで取引を開始。アジア通貨が軟調に推移

タイバ ツ相場 THB/JPY 3.20 3.45

● ドル/バーツは底堅い推移を予想する

中国をはじめ世界経済の減速懸念が高まる中、米国においては雇用を含

『当地のビール事情』

戒律を重んじる仏教国のタイ人には飲酒に対して日本 1日のドル ツは36.36 ツで取引を開始。アジア通貨が軟調に推移すると、2日に月間高値となる36.66バーツまで上昇。しかしながら、9月米雇用統計が市場予想を下回る結果となると、ドル売り優勢な展開となりドルバーツは36.40バーツまで下落。7日には、米国の年内利上げに対する期待が後退する中、海外投資家を中心にドルバーツのロングポジションを解消するフローも入ると、9月22日以来となる35.80バーツまで急落した。8日には、公表された9月のFOMC議事録において、多くのメンバーが世界金融市場の不透明感が米国の経済活動及びインフレに影響を及ぼす可能性があるとみていたことが示され 米利上げ観測がさらに後退すると 12日にドルバ

中国をはじめ世界経済の減速懸念が高まる中、米国においては雇用を含む経済指標に陰りが見え始めており、依然一部の参加者は早期利上げを主張しているものの、年内の利上げに対する慎重論が強まっている。今後利上げを志向している米国との金融政策の違い等からドルバーツは上昇基調が続いてきたが、ここもと米経済指標の弱含みを受けたバーツ買い戻しの動きに、10月上旬につけた高値からドルバーツは一時4%弱の下落となっており、今後も米国の金融政策を巡る思惑に振らされる展開が予想される。 一方、タイ経済に目を転じると、中国やASEAN諸国の景気減速を背景に輸出不振が継続している 外需が盛り上がらない状況下 明るい兆しが中々

戒律を重んじる仏教国のタイ人には飲酒に対して日本ほど寛容ではなく、一部の地方・労働者層を除いて酒類を楽しむ文化はあまり発達してこなかったと言われ、タイで本格的にビールが普及したのは80年代後半以降と30年程度の歴史しかありません。バンコックでよく目にするビールと言えば国内ブランドは「シンハー」「リオ」「チャーン」、海外ブランドは「ハイネケン」「アサヒスーパードライ」といった銘柄。国内ブランドでも、獅子をシンボル クとするシン は ンチ スタ ナイテ ドみていたことが示され、米利上げ観測がさらに後退すると、12日にドルバー

ツは35.34バーツまで続落した。 13日に発表された中国9月貿易統計の内容が軟調な結果となったことを受け、リスクセンチメントがやや後退すると、マーケットはドル買いで反応し35.67バーツまで一時回復した。しかし、14日にタイ工業連盟が発表した9月の工業景気信頼感指数が前月比で9か月振りに上昇したことを受け再びバーツ買い地合いとなる。海外時間に発表された米小売売上高が事前予想を下回る弱い内容となると、バーツ買いが加速し、15日にドルバーツは月間

輸出不振が継続している。外需が盛り上がらない状況下、明るい兆しが中々見えず、財務省はこれまでに発表してきた、農家や中小企業向けの刺激策に加え、11月の閣議で民間投資の刺激策を提案すると発表した。投資を促すため、来年末までに建設または設備投資を行った場合、これらの経費の税控除枠を拡大するなど税制優遇を適用する方針となっているが、景気回復への寄与は依然不透明な状況だ。 国内需要に関しても、農産品価格下落による農家所得の減少などから低調な状態が継続しており、経済のダウンサイドリスクは高まりつつある。10月

ボルマークとするシンハーはマンチェスターユナイテッドや 近ではセレッソ大阪のスポンサーを、象のマークのチャーンはFCバルセロナのスポンサーでもあり、ブランド名は世界的にも有名です。シンハーは、94年まではタイのビール市場の9 割以上と圧倒的なシェアを持っていました。95年に登場した廉価な、チャーンによって首位陥落。巻き返しを図って98年に低価格ビールのリオを投入し、ブランド別で首位に返り咲き、現在ではシンハー・を下回る弱い内容となると、 ツ買いが加速し、15日にドル ツは月間

安値となる35.15バーツまで下落した。 19日朝方に発表された中国7~9月期GDPが市場予想は上回る前年比+6.9%(予想同+6.8%)となったが、政府目標の+7.0%を下回った他、鉱工業生産が弱い結果となったことで、海外時間にドルバーツは一時35.50バーツまで上昇。20日も中国株式市場が設備投資の先行きに対する懸念の高まりから3%近くの下落を見せたことでアジア通貨売りが継続。ウィラタイ新中銀総裁の発言もバーツ売りを誘うと、ドルバーツは21日には35.70バーツまで上昇したが 日に 欧州中央銀行 ドラギ総裁が追加緩和を示唆したことを背

調な状態が継続しており、経済のダウンサイドリスクは高まりつつある。10月21日にタイ中銀のウィラタイ新総裁は、就任以来初めての記者会見において、コモディティ価格低下を受け農民所得の伸び悩みが見られ、また家計債務増加で個人消費が低迷していることで経済成長率が低下していると指摘。また、政府がインフラの整備や労働生産性の向上、民間投資の促進など有効な景気刺激策が講じられなければ、「タイ経済の成長率はこの10年間で 低水準に落ち込む」と語っている。低金利長期化については懸念を示したが、追加緩和に関してもやや含みをもたせた発言をしている。また、ソムチ イ財務次官は 今年 成長率見通しを従来 %から %に引

入し、ブランド別で首位に返り咲き、現在ではシンリオの両ブランドで国内シェアの約60%を占めています。 ビアガーデンでは、ビアタワーという巨大なプラスチック容器が登場します。円柱の大きなタワーで真ん中に氷を入れてビールを冷やしており、おもちゃのような容器で、各人ジョッキに注いで飲みます。タイ料理はシェアして食べるものですが、飲み物の場合も同じのようです。また トラ では 氷を入れて飲む が 般的で当昇したが23日に、欧州中央銀行のドラギ総裁が追加緩和を示唆したことを背

景に、リスク資産が買われる動きに、ドルバーツは一時35.37バーツまで下落。26日にタイ商業省が発表した9月のタイ輸出実績は、前年同月比▲5.51%と市場予想(同▲8.10%)を上回る内容となると、ドルバーツは35.45バーツ近辺にて上値重く推移。28日、FOMC声明文にて、12月の会合での利上げの可能性について、「次回会合で利上げの是非を判断する」との考えを示すなど、タカ派的と思われる内容にドル買い優勢な展開となると、ドルバーツは29日には一時35 72バーツまで上昇した

チャイ財務次官は、今年のGDP成長率見通しを従来の3.0%から2.8%に引き下げたことを明らかにしており、タイ経済指標の軟調な結果が続く状況下、利下げ期待感の高まりからはバーツ売りの進行が予想され、ドルバーツは底固い推移を見込む。

また、レストランでは、氷を入れて飲むのが一般的で当初は誰しも驚くものですが、いつの間にか氷を入れずにはいられなくなり、私も今では家でも氷を入れて飲んでいます。

■ 為替の動き (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント (資料)ブルームバーグ

バ ツは29日には 時35.72バ ツまで上昇した。

発表日 イベント 期間 予想 結果 前回

10/1 CPI(前年比) 9月 -1.07% -1.07% -1.19%10/8 消費者景気信頼感 9月 - 61.2 61.510/26 通関輸出(前年比) 9月 -8 10% -5 51% -6 69%

3.25

3.35 35 8

36.2

36.6

1440

1480タイSET指数

通関輸入(前年比)通関貿易収支(USD)製造業生産指数

経常収支

10/26 通関輸出(前年比) 9月 8.10% 5.51% 6.69%

-8.30%9月 $1113M $2794M $721M

10/26 9月 -20.50% -26.20% -4.77%10/2610/30 9月 -6.20% -3.60%

$2650M10/30 9月 $1753M 1557$M

3.45

3.55

3.65 34.2

34.6

35.0

35.4

35.8

15/08 15/09 15/10

USD/THBTHB/JPY(右軸、逆目盛)

1280

1320

1360

1400

14

15/08 15/09 15/10 15/08 15/09 15/10

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みずほ銀行|みずほディーラーズアイ

~ シンガポール資金部 松下 哲史マレーシアリンギ相場予想レンジ: USD/MYR 4.12 4.50

■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声)先月のマレーシアリンギは、1日、4.39台半ばで取引開始、売り優勢の展開が続く中、翌週5日は、4.40近辺でオープンし、弱い米9月雇用統計を受けたドル売りアジア通貨買いが優勢となると、リンギは底堅く推移。7日に発表

マレーシア政府は、先月23日に2016年度予算案を発表、低所得者向け補助金増額や地方の公共事業拡大など内需刺激策を打ち出した。同時に、マレーシア財務省は2016年GDP成長率を4.5%から5.5%、財政赤字の対GDP

『当地のビール事情』当地だと何かしらの食べ物、飲み物の話になると必ず出てくるのが「ハラル(イスラム教教義に則ったもの)」か否か

マレ シアリンギ相場 MYR/JPY 26.90 28.30

たドル売りアジア通貨買いが優勢となると、リンギは底堅く推移。7日に発表されたマレーシア8月貿易統計では輸入が予想に反し前年比マイナスに沈んだ一方、輸出は市場予想を上回る上昇幅となった。堅調な原油価格も好感されリンギは急伸、4.16台まで買われた。9日にはFOMC議事要旨がハト派の内容であったことを背景にアジア通貨は一段高、原油価格の高騰も相まってリンギは8月中旬以来となる4.08台まで買われた。

12日、4.14台後半でオープン。発表された8月鉱工業生産は市場予想を下回 たものの 相場 の影響は限定的 13日 前日に国際 ネルギ 機関

シア財務省は2016年GDP成長率を4.5%から5.5%、財政赤字の対GDP比を2015年の3.2%から3.1%へ低下するとの予想を発表している。

マレーシアは現在、主力産業である原油の価格の低迷が継続し、雇用不安による消費の低迷が続いている状況であり、その中低所得者向け補助金の増額は評価されるだろう。しかし、今後も原油価格の大幅な上昇が見込みづらい中、財政赤字拡大のリスクは残り、景気回復と資金流出抑制の綱渡り運営は引き続き継続する。

てくるのが ラル(イ ラ 教教義に則 たもの)」か否かの問題で、ビールはまさにノンハラル(ハラルでない)そのものなので、マレーシアの何処でも飲めるという訳ではありません。とは言ってもマレーシアという国そのものが異なる文化の共存を認めているということもあり、高い酒税が非常に痛くはあるものの(屋台で大瓶がMYR17~、そこまで肩身の狭い思いをするということはありません。さて当地のビール事情ですが、JAZというマレーシア地ビ ルが存在するものの その存在感はかなり薄いよ回ったものの、相場への影響は限定的。13日、前日に国際エネルギー機関

が石油需要の見通しを下方修正したことを受けて資源国通貨を下押しし、マレーシアリンギは週安値圏の4.18台まで売られた。14日は、マレーシア休日の為休場。15日、前日に発表された米経済指標の冴えない結果を受けたドル売り優勢の地合いの中、マレーシアリンギは週高値圏の4.10近辺まで上昇。その後は、米ドルの買戻しが強まり、マレーシアリンギは4.16台まで売られた。

また、直近では、保証債務の上昇が観測されており、現状、GDP比で約15%となっている。政府債務のGDP比は自ら定めた上限の55%近くまで上昇しており、財政収支の悪化が信用力低下の懸念を招きやすい状況である。

外貨準備高については、10月15日時点で941億ドルと、9月の933億ドルから9億ドル増加、輸入額の8.8か月分に相当する。しかし、内需が低迷し、リンギ安が進む中、輸入額が減少しており、水準として十分であるかは、今後注意

地ビールが存在するものの、その存在感はかなり薄いようで(ちなみに私は飲んだことがありません)、 もポピュラーに飲まれているのはタイガービールとカールスバーグの2トップを筆頭とした外国産ビールでしょうか。日本のビールもそれなりに普及している印象は受けますが、気持ち高いこともあってか、特にビールをがぶ飲みする人は 初の1杯は頼んでもその後はタイガー、というパターンが多い気がします。まあ当地の気候にマッチした

19日、4.17台でオープン。原油価格の下落を背景に軟調な展開となり、21日にかけて4.30台まで売られた。22日には10月前半の外貨準備高が発表され、9月後半対比で増加となったものの反応は限定的。ドラギECB総裁のハト派の発言を受けて、アジア通貨全般が上昇する展開に、リンギはストップロスオーダーを巻き込みながら4.20近辺まで買われる。23日にはマレーシア9月消費者物価指数(CPI)が発表され、前年比+2.6%と市場予想を下回るも反応は限定的、その後は、原油の軟調推移を受け、4.28近辺まで売られた。

安が進む中、輸入額が減少しており、水準として十分であるかは、今後注意をしていく必要があるであろう。

今月も、リンギへの下値圧力に警戒を強めたい。

タ ンが多い気がします。まあ当地の気候にマッチしたテイストのビールが結果的に愛飲されているのかもしれませんね。話は飛びますが、イスラム圏でもモスクの傍にあるカフェで聴こえてくるコーランを耳にしながらビールのジョッキを傾ける、なんてことがあり得てしまう国はそうはないんではないでしょうか。観光資源が決して豊かとは言えない(或いは宣伝が下手なだけかもしれませんが)マレーシアですが、そんな大人な国を味わいにマ

アを訪れてみる も良 かもしれませんねレーシアを訪れてみるのも良いかもしれませんね。

(マレーシアみずほ 山田)

■ 為替の動き (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント (資料)ブルームバーグ

10/7 貿易収支(MYR) 8月 4 10Bio 10 19Bio 2 38Bio10/7 輸入(前年比) 8月 1.7% -6.1% 5.9%

前回

10/7 輸出(前年比) 8月 1.3% 4.1% 3.5%発表日 イベント 期間 予想 結果27.0

28.0 29.0 30 04.30

4.40 4.50 4.60

1700

1750

1800FTSEブルサマレーシアKLCI指数

10/23 政策金利 9月 2.90% 2.60% 3.10%10/15 外貨準備高 10月 - 94.1Bio 93.3Bio10/12 鉱工業生産(前年比) 8月 4.1% 3.0% 6.1%10/7 貿易収支(MYR) 8月 4.10Bio 10.19Bio 2.38Bio30.0

31.0 32.0 33.0 34.0 35.0 3.70

3.80 3.90 4.00 4.10 4.20

15/08 15/09 15/10

USD/MYRMYR/JPY(右軸、逆目盛)

1500

1550

1600

1650

15/08 15/09 15/10

15

15/08 15/09 15/10 15/08 15/09 15/10

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みずほ銀行|みずほディーラーズアイ

~ インドネシアみずほ銀行 河合 良介インドネシアルピア相場予想レンジ: USD/IDR 13400 14200

~ (注)100インドネシアルピアあたりの対円レート アジア・オセアニア業務部 小泉 聡

■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声)

JPY/IDR 109.80 119.30

◇ルピア急伸

先月のドル/ルピアは13250~14730レベルでの推移となり、ルピアは対ドル

11月も値動きの荒い展開が続くも、ルピア軟調地合いとなるか。

今後もルピア相場は、米利上げ観測等の外部要因次第となりそうだ。先月

『当地のビール事情』

インドネシアでは、ビンタンビール・バリハイ・アンカーと

インドネシアルピア相場 IDR/JPY 0.84 0.91

先月のドル/ル アは13250 14730 ルでの推移となり、ル アは対ドルで急上昇した。2日にルピア安水準のピーク14730を付けた後、わずか1週間で10%近く下落するなど、激動の展開となった。

2日に発表された米9月雇用統計が予想を下回り、米利上げ観測後退とドル軟調の流れがルピア急伸のきっかけに。また、同時期に発表されたインドネシア政府による景気刺激策第3弾が好感されたことや、ドル軟調地合いに併せたインドネシア中銀による集中的なルピア買い(ドル売り)介入も、ルピア急伸を後押ししたと考えられる 米9月雇用統計発表後の1週間(10月5日

今後もル ア相場は、米利上げ観測等の外部要因次第となりそうだ。先月のルピア急伸のきっかけが米9月雇用統計であったが故に、11月6日発表予定の米10月雇用統計は注視する必要があるだろう。依然、海外投資家によるインドネシア国債保有率は37.0%(先月23日時点)と高水準に留まっており、リスクオフ地合いとなれば、証券投資流出をきっかけとしたルピア急落の可能性もあるだろう。

インドネシアでの注目指標は10月末外貨準備高となろう。9月末の同残高は1 017億ドルと前月末から36 5億ドルの大幅減とな た インドネシア中銀に

インドネシアでは、 ンタン ル リ イ アンカ と地場系のビールが豊富にあります。

中でも有名なのはビンタンビールで、インドネシア語であるビンタンは「星」の意味で、ラベルも星マークがついており、大概どこのレストランでも用意されています。

個人的に好きなのは、ちょっと地味ですがバリハイ(BaliH i) ビンタンビ ルは南国特有の軽い口当たりです急伸を後押ししたと考えられる。米9月雇用統計発表後の1週間(10月5日~

9日)でドルルピアは1200ポイントも下落(ルピア高)するなど、強烈な下落となった。

13250付近までルピア高が進行した後は、反落する展開となるも、値動きの激しい相場が続いており、月下旬のドルルピアは13500-13700を中心とした値動きとなっている。

1,017億ドルと前月末から36.5億ドルの大幅減となった。インドネシア中銀による為替介入が減少の背景と考えられるが、ルピア高進行後も為替介入を継続しているとの情報もあることから、10月末の残高は注目されるだろう。

引き続き外部要因次第で値動きの激しい展開が予想されるが、インドネシアのポジティブ材料を見出しにくいため、ルピア安トレンドは継続しそうだ。

Hai)。ビンタンビールは南国特有の軽い口当たりですが、バリハイはややコクがあり落ち着いて飲むにはぴったりです。

また、地場系ではありませんが、ハイネケンも良くレストランで見かけるビールですね。大型スーパーに行けば、ベルギービールなども販売しており、以外にもビールが豊富にある国かもしれません。

15日に実施されたインドネシア中銀定例会合では、ルピア高進行を背景に利下げを予想する声もあったが、政策金利は7.50%で据置きとなった。

豊富にある国かもしれません。

■ 為替の動き (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き (資料)ブルームバーグ ■先月の注目イベント (資料)ブルームバーグ

101.70 105.3510/15 貿易収支(USD M) 9月 400 1 017 434

結果 前回

10/1 CPI(前年同月比) 9月 7.00% 6.83% 7.18%発表日 イベント 期間 予想

10/7 外貨準備高(USD B) 9月 -

0.75

0.80 14800

15200 USD/IDRIDR/JPY(右軸、逆目盛)

4700

4900

5100

10/15 インドネシア中銀政策金利 10月 7.50% 7.50% 7.50%10/15 貿易収支(USD M) 9月 400 1,017 434

0.85

0.90

0.95 13200

13600

14000

14400

15/08 15/09 15/103700

3900

4100

4300

4500

15/08 15/09 15/10

ジャカルタ総合指数

16

15/08 15/09 15/10

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みずほ銀行|みずほディーラーズアイ

~ マニラ支店 杉山 泰憲フィリピンペソ相場予想レンジ: USD/PHP 46.00 47.00

■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声)

フィリピンペソ相場 PHP/JPY 2.50 2.60

ドルペソは1日(木)に46.69で取引を開始。悪化が警戒されていた1日(木)の中国製造業・非製造業PMIがまずまずの内容であったことからリスクオフモードが緩みややペソ高となるが、米雇用統計を控えてドル堅調の流れは変わら

米国の利上げ観測や、中国経済の減速懸念からのエマージング通貨の弱含みが続く中、これまでフィリピンペソは比較的売られにくく他のアジア通貨に比べて優位なポジションを維持していたものの、10月は他通貨に比べて売

『当地のビール事情』

ドが緩みやや ソ高となるが、米雇用統計を控えてドル堅調の流れは変わらず2日(金)は46.77で越週となる。

 しかし、2日(金)に発表された米9月雇用統計が弱めの数字であったことから米利上げ観測が遠のくことになり、週明け5日(月)のドルペソは46.65とペソ高水準でのスタート。利上げ観測の後退を受けたドル安の流れは、アジア通貨全般に及びドルペソも5日中に46.47、6日(火)は46.31、7日(水)は46.14とペソ高が断続的に進行。7日にはドルの早すぎる下落にフィリピン中銀がドル買い介入をしてきた模様 しかしながら勢いは止まらず8日(木)には

に比 て優位なポジションを維持していたものの、10月は他通貨に比 て売り込まれる結果となった。 8月の「チャイナショック」でフィリピン株価指数(PSEi)は、6791の年初来安値をつけ、その後は7000辺りで推移。9月FOMCで米国の利上げが見送られた後、アジア諸国に海外資金が戻る動きが見られるなかでも、フィリピンは資金流出が続き、フィリピン証券取引所の投資家売買動向によれば海外投資家は7月から直近まで15週連続での売り越しとなっている。 このフィリピン売りの傾向は、1つには来年5月に向けての大統領選挙の候補者が固まり 実質的な選挙戦が始ま たことが原因とみられる 選挙は有

フィリピンのビールといえばサンミゲルビールです。海外で見かけるのは「ピールセン」が殆どですが、他にも「ライト」「プレミアム」「ドライ」「ストロング」、更に黒ビールの「ネグラ」というのもあります。 近糖質ゼロの「ゼロ」というのも発売されました。

近の円安でも 缶100円未満の値段ですし おそらくル買い介入をしてきた模様、しかしながら勢いは止まらず8日(木)には46.03、9日(金)は45.855までペソが買い戻され45.87で越週となった。 12日(月)は45.84で取引を開始。12日は東京・NY市場が休みで動意薄だったが、13日(火)朝方に発表された中国9月の貿易統計が冴えない内容であったことからリスクオフモードとなってドル買いが優勢になり13日は46.075まで、14日(水)は46.19までのドル高・ペソ安に。14日夜発表の米9月小売売上高の冴えない内容を受け、翌15日(木)は45.86のドル安水準からの取引開始となり45.73までのペソ高となるが、夕方に発表された8月OFW送金

補者が固まり、実質的な選挙戦が始まったことが原因とみられる。選挙は有力候補者3名が三つ巴の戦いとなりそうであり、現時点では全く行く末が見えてこないことがフィリピン売りに繋がっている。 フィリピンはかつての長期独裁の反省から大統領の任期を6年で再選禁止と憲法で定めている。したがって、汚職撲滅と経済成長に著しい成果を残した現政権の立役者であるアキノ大統領でさえ、どれだけ国民が望んでも再選はできない。そしてフィリピンの大統領選は直接選挙。政策よりも組織票や人気が左右するため予想が難しい。そして、大統領の権限が強いため、経済

近の円安でも一缶100円未満の値段ですし、おそらく一般的にも薄いビールの部類に入ると思いますので、気軽で手軽なビールといえますね。

ただ、お味の程はというと日本のテイストフルな各社のビールと比べるてしまうと、残念としか言いようがありません。しかし、酒税が安い上、輸入関税も安いものですから外取引開始となり45.73までの ソ高となるが、夕方に発表された8月OFW送金

伸び率が12年ぶりの前年比マイナスとなるとドルが強含みとなって相場の流れは反転。45.85まで戻し、翌16日(金)は再び46.00台に戻して46.05での越週となった。

 翌週19日(月)は46.06の前週クローズと同レベルで取引を開始。警戒されていた中国7~9月期GDPは予想を上回る内容だったが、前期からの失速にアジア通貨売りとなってドルペソも46.155までのペソ安・ドル高。20日(火)も

まで ペソ安 日(水)は週末から停滞して た台風 被害が大きく

気が左右するため予想が難しい。そして、大統領の権限が強いため、経済政策を含めて大統領次第で国の将来が有る程度決定されてしまうという面がある。 2つ目は15日発表の8月のOFW(Overseas Filipino Workers)送金統計。8月の送金額伸び率が前年同月比で0.5%減と、12年ぶりのマイナス成長になったこと。フィリピン経済の 近の高成長ぶりを支えているのは、GDPの70%を越える個人消費の伸び。そしてその個人消費のガソリンとも言えるのがOFWの送金額だが こ 「ガソリ が 年ぶりに イナ 成長とな たことは 今後

しかし、酒税が安い上、輸入関税も安いものですから外国産ビールも比較的安価で楽しめます。

暑いフィリピンですから、 初はぐびぐびっとサンミゲルで。二本目以降は外国産ビールやワインでゆっくりと、、なんて楽しみ方ができると思います。フィリピンは、酔っ払いには非常に安上がりないい国です。

46.24までのペソ安。21日(水)は週末から停滞していた台風の被害が大きく報じられ、その影響で10~12月期GDPの悪化を懸念する向きがペソ売りを持ち込み、大幅なペソ安となって46.49まで。ペソ安地合は22日(木)もつづき46.645の安値をつける。23日(金)は前日のECBによる追加緩和期待の高まりでリスク回避モードが緩んだことでペソもやや強含みとなって46.44での越週となっている。

金額だが、この「ガソリン」が12年ぶりにマイナス成長となったことは、今後のフィリピンにおける個人消費の勢いに不安を感じさせずにはいられない結果であった。 単月の結果で判断するのは尚早であり、また8月というOFW送金が季節的にも落ち込みやすい月であることからも、これから年後半に向けてのOFW送金の推移に注目したいところ。

■ 為替の動き (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント (資料)ブルームバーグ発表日 イベント 期間 予想 結果 前回

10/6 CPI(前年比) 9月 0.6% 0.4% 0.6%10/7 外貨準備高 9月 - 803億㌦ 803億㌦

10/9 輸出(前年比) 8月 -2 9% -6 3% -1 8%

2.50

2.55

2 6046.6

47.0

47.4

7400

7600

7800

フィリピン総合指数

10/9 輸出(前年比) 8月 2.9% 6.3% 1.8%10/15 OFW送金 (前年比) 8月 2.4% -0.5% 0.5%10/19 総合国際収支(USD) 9月 - 219M -450M10/27 輸入(前年比) 8月 11.0% 4.1% 23.0%10/27 貿易収支(USD) 8月 -1333M -954M -1519M

2.60

2.65

2.70

2.75

2.80 44.6

45.0

45.4

45.8

46.2

15/08 15/09 15/10

USD/PHPPHP/JPY(右軸、逆目盛)

6600

6800

7000

7200

7400

17

15/08 15/09 15/10 15/08 15/09 15/10

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~ シンガポール資金部 中野 博明インドルピー相場予想レンジ: USD/INR 64.00 66.50

■ 先月の為替相場 ■ 今月の見通し ■ 今月のつぶやき(現地からの声)

インドルピ 相場 INR/JPY 1.79 1.89

 10月のルピー相場は、65中盤から取引を開始した後、ルピー高が進行。その後は64台後半から65台前半の狭いレンジを方向感なく推移して引けた。

RBIによる利下げ後からインド株式相場指標であるSENSEXは堅調に推移しており、ルピーの下支えとなっている。原油価格も上値の重い展開が継続しており、一時的にルピーは底堅く推移する展開が継続しよう。FRBによる年

『当地のビール事情』飲酒が社会的にあまり推奨されないインドでは、乾杯は「とりあえずジュース」が一般的だ。当店スタッフも、三分

 9月29日にRBIは予想を上回る0.50%の金利引き下げを実施。これを受けて、インドルピーが買われる展開が継続。特に外国人投資家のインド国債保有規制を緩和したことで、インド国債に買いが集まるとの思惑からルピーが大きく上昇した。加えて2日に発表された米9月雇用統計は予想を大幅に下回る結果となったことで、米国の利上げ観測が遠のき、ドル売りとなる展開に、インドルピーは上げ幅を拡大。9日にはドル/ルピーは64台後半まで下落した。

その後は 13日に発表された中国9月貿易統計にて輸入が大幅に イナ

ており、 時的にル は底堅く推移する展開が継続しよう。FRBによる年内利上げ期待が剥落するにつれ、相対的に依然高金利のルピーには買いが集まりやすい状況となっている。この展開が継続する限りにおいては、ルピーは他新興国通貨と比較して底堅い展開が継続するものと予想する。 インド指標に目を向けてみると、インフレ率は先月と比較してやや上昇したものの、依然として5%を割り込む低水準。一方で、昨年度のインフレ率は7月の7.4%から11月の4.2%まで一貫して下落しており、前年同月比ベースで見たとき、10月、11月のインフレ率は大きく上振れる可能性があることには留意したい RBIはインフレ率のベ ス効果は今後反転すると声明で指摘して

とりあえずジ 」が 般的だ。当店 タッフも、三分の一が一滴もアルコールを口にしない。ただし、飲む人々は相当な酒豪である。

バンガロールには若者の集う酒場が少なくなく、金曜の夜は繁華街に渋滞が起こるほどだ。また、酒屋の店先にカウンターだけある一杯飲み屋には朝から労働者が集まっている。どの層にも、ビールはそれほど人気がある飲み物ではなく ウイスキ 等 ドリカ が好まれる その後は、13日に発表された中国9月貿易統計にて輸入が大幅にマイナ

スとなったことでアジア通貨が全般的に弱含む展開に、ドル/ルピーは上昇し65を突破した。しかし、ドル買いの展開は限定的となり、再びドル/ルピーは64台後半まで下落し、方向感のない展開が継続した。 22日に発表されたECB理事会では、更なる追加緩和を示唆する内容にユーロが広範に売られ、ドル買いとなる展開にドル/ルピーは再び65を突破するも、上値は限定的、すぐに64台後半まで下落した。

28日夜間、米FOMCでは、12月の利上げ選択肢を排除せず。これを受け

意したい。RBIはインフレ率のベース効果は今後反転すると声明で指摘している。 RBIは2015年に入り、今次利下げを除いて0.75%の利下げを実施したにもかかわらず、銀行の貸出金利は0.30%しか下落しなかった一方、預金金利が大幅に下落したと指摘。今後RBIは銀行への指導あるいは流動性供給策などにより、市場を通して利下げ効果を波及させていく施策を実施していくと予想する。また、RBIは今次利下げは"front-loaded"(前倒し)と指摘しており、更なる政策変更はFRBのアクションの実施後だと考えるのが自然か。当

飲み物ではなく、ウイスキー等ハードリカーが好まれる。折角飲むなら手っ取り早く酔っ払いたいらしい。ビールなら、インドで も売れている銘柄はアルコール度数8%の「キングフィッシャー・ストロング(赤のラベル)」だと言われている。実際、小さな田舎の酒屋などに行ってビールを所望するとこのブランドしか無かったりする。そして、労働者は国産ウイスキーをこのビールで割って飲んでいたりする。 28日夜間、米FOMCでは、12月の利上げ選択肢を排除せず。これを受け

てドルが買い戻されると、ドル/ルピーも再び65を突破した。り、更なる政策変更はFRBのアクションの実施後だと考えるのが自然か。当面はRBIは利下げを実施しないと予想する。 原油価格が上値重い一方、ドルも利上げ期待がじりじりと剥落しつつある現在の状況はインドルピーにとっては非常に心地よい環境であると考えている。結果的にインドルピーは当面は65近辺を方向感なく推移する展開が継続するものと予想。しかしながら、FRBによる利上げ期待が再び盛り上がるような状況が訪れれば、これまで売られ辛くポジションが軽いインドルピーは大きく減価し始めるものと考えている。

いたりする。

キングフィッシャー・ストロング、味はというと、喉越しが少々重くてアルコールの匂いがきつい。同じブランドならアルコール度数5%のキングフィッシャー・プレミアム(緑のラベル)か、スーパープレミアムと呼ばれるキングフィッシャー・ウルトラ(金のラベル)が筆者のおすすめだ。(バンガロール支店 木原志乃)

■ 為替の動き (資料)ブルームバーグ ■ 株価指数の動き (資料)ブルームバーグ ■ 先月の注目イベント (資料)ブルームバーグ発表日 イベント 期間 予想 結果 前回

10/1 日経インドPMI製造業 9月 - 51.2 52.310/6 日経インドPMIサービス業 9月 - 51.3 51.810/6 日経インドPMIコンポジット 9月 - 51 5 52 6

1.75

1.80 66.0 66.5 67.0

28000

29000インドSENSEX30種指数

10/6 日経インドPMIコンポジット 9月 51.5 52.610/12 鉱工業生産(前年比) 8月 4.8% 6.4% 4.1%10/12 消費者物価指数(前年比) 9月 4.40% 4.41% 3.74%10/14 卸売物価(前年比) 9月 -4.42% -4.54% -4.95%10/15 輸出(前年比) 9月 - -24.3% -20.7%10/15 輸入(前年比) 9月 - -25.4% -9.9%

1.85

1.90

1.95

2.00 63.0 63.5 64.0 64.5 65.0 65.5

15/08 15/09 15/10

USD/INRINR/JPY(右軸、逆目盛)

24000

25000

26000

27000

18

15/08 15/09 15/10 15/08 15/09 15/10

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■為替市場・株式市場騰落率為替市場 2014年末 2015年10月末 騰落率 株式市場 2014年末 2015年10月末 騰落率 USD換算

先進国

米国 - - - - NYダウ平均 17823.07 17663.54 -0.9% -

日本 USD/JPY 119.78 120.62 0.7% 日経平均株価 17450.77 19083.1 9.4% 8.6%

ユーロ圏 EUR/USD 1.2098 1.1006 -9.0% ドイツDAX指数 9805.55 10850.14 10.7% 10.7%

英国 GBP/USD 1.5577 1.5428 -1.0% ロンドンFTSE100指数 6566.09 6361.09 -3.1% -2.2%

豪州 AUD/USD 0.8175 0.7138 -12.7% S&P/ASX200指数 5411.018 5239.439 -3.2% 10.9%

カナダ USD/CAD 1.1621 1.308 12.6% S&Pトロント総合指数 14632.44 13529.17 -7.5% -17.9%

エマージングアジア

中国 USD/CNY 6.2055 6.3174 1.8% 上海総合 3234.677 3382.561 4.6% 2.7%

香港 USD/HKD 7.7551 7.7506 -0.1% 香港ハンセン 23605.04 22640.04 -4.1% -4.0%

インド USD/INR 63.0437 65.265 3.5% インドSENSEX30種 27499.42 26656.83 -3.1% -6.4%

インドネシア USD/IDR 12388 13684 10.5% ジャカルタ総合 5226.947 4455.18 -14.8% -22.8%

韓国 USD/KRW 1090.98 1140.54 4.5% 韓国総合株価 1915.59 2029.47 5.9% 1.3%

マレーシア USD/MYR 3.4973 4.3012 23.0% ブルサマレーシアKLCI 1761.25 1665.71 -5.4% -23.1%

フィリピン USD/PHP 44.72 46.85 4.8% フィリピン総合 7230.57 7134.26 -1.3% -5.8%

シンガポール USD/SGD 1.3255 1.4012 5.7% シンガポールST 3365.15 2998.35 -10.9% -15.7%

台湾 USD/TWD 31.656 32.595 3.0% 台湾加権 9307.26 8554.31 -8.1% -10.7%

■実質実効為替レート(REER)の1994年以降の平均からの乖離(2015年9月時点)

タイ USD/THB 32.91 35.623 8.2% タイSET 1497.67 1394.94 -6.9% -14.0%

(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行

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みずほ銀行|みずほディーラーズアイ

■実質GDP成長率 ■消費者物価上昇率2014Q1 2 0 1 4Q2 2 0 1 4Q3 2 0 1 4Q4 2 0 1 5Q1 2 0 1 5Q2 2 0 1 5Q3 2 0 1 3 2 0 1 4

(前年比%、*前期比年率%) (前年比%)

先進国

米国* -0.9 4.6 4.3 2.1 0.6 3.9 1.5 1.5 2.4

日本* 4.5 -7.6 -1.1 1.3 4.5 -1.2 1.6 -0.1

ユーロ圏 1.1 0.7 0.8 0.9 1.2 1.5 -0.4 0.8

英国 2.8 3.1 2.9 3.0 2.7 2.4 2.3 1.7 3.0

1 5 / 0 3 1 5 / 0 4 1 5 / 0 5 1 5 / 0 6 1 5 / 0 7 1 5 / 0 8 1 5 / 0 9 2 0 1 3 2 0 1 4

(前年比%)

先進国

米国 -0.1 -0.2 0.0 0.1 0.2 0.2 0.0 1.5 1.6

日本 2.3 0.6 0.5 0.4 0.2 0.2 0.0 0.4 2.7

ユーロ圏 -0.1 0.0 0.3 0.2 0.2 0.1 -0.1 1.3 0.4

英国 0.0 -0.1 0.1 0.0 0.1 0.0 -0.1 2.6 1.5英国 2.8 3.1 2.9 3.0 2.7 2.4 2.3 1.7 3.0

豪州 2.9 2.8 2.8 2.5 2.5 2.0 2.1 2.7

カナダ* 1.0 3.5 3.2 2.2 -0.8 -0.5 2.0 2.4

エマージングアジア

中国 7.3 7.4 7.2 7.2 7.0 7.0 6.9 7.7 7.4

香港 2.7 2.0 2.9 2.4 2.4 2.8 3.1 2.5

インド 6.7 6.5 8.2 7.5 7.5 7.0 5.1 6.9

英国 0.0 0.1 0.1 0.0 0.1 0.0 0.1 2.6 1.5

豪州 1.3 1.5 1.5 2.5 2.5

カナダ 1.2 0.8 0.9 1.0 1.3 1.3 1.0 0.9 1.9

エマージングアジア

中国 1.4 1.5 1.2 1.4 1.6 2.0 1.6 2.6 2.0

香港 4.5 2.8 3.0 3.1 2.5 2.4 2.0 4.3 4.4

インド 5.3 4.9 5.0 5.4 3.7 3.7 4.4 10.9 6.4

6 4 6 8 7 2 7 3 7 3 7 2 6 8 6 4 6 4インドネシア 5.1 5.0 4.9 5.0 4.7 4.7 5.6 5.0

韓国 3.9 3.4 3.3 2.7 2.5 2.2 2.6 2.9 3.3

マレーシア 6.3 6.5 5.6 5.7 5.6 4.9 4.7 6.0

フィリピン 5.6 6.7 5.5 6.6 5.0 5.6 7.1 6.1

シンガポール 4.6 2.3 2.8 2.1 2.6 2.0 1.4 4.4 3.0

台湾 3.4 3.9 4.3 3.5 3.8 0.5 -1.0 2.2 3.8

タイ -0.4 0.9 1.0 2.1 3.0 2.8 2.9 0.9

インドネシア 6.4 6.8 7.2 7.3 7.3 7.2 6.8 6.4 6.4

韓国 0.4 0.4 0.5 0.7 0.7 0.7 0.6 1.3 1.3

マレーシア 0.9 1.8 2.1 2.5 3.3 3.1 2.6 2.1 3.2

フィリピン 2.4 2.2 1.6 1.2 0.8 0.6 0.4 3.0 4.1

シンガポール -0.3 -0.5 -0.4 -0.3 -0.4 -0.8 -0.6 2.4 1.0

台湾 -0.6 -0.8 -0.7 -0.6 -0.6 -0.5 0.3 0.8 1.2

タイ -0.6 -1.0 -1.3 -1.1 -1.1 -1.2 -1.1 2.2 1.9

■失業率 ■経常収支

(注)インドの年間成長率は会計年度(4~3月)。

(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行

(注)豪州は四半期データ。インドの年間CPI上昇率は会計年度(4~3月)。

(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行

15/ 0 3 1 5 / 0 4 1 5 / 0 5 1 5 / 0 6 1 5 / 0 7 1 5 / 0 8 1 5 / 0 9 2 0 1 3 2 0 1 4

(%) (%)

2 0 1 3Q4 2 0 1 4Q1 2 0 1 4Q2 2 0 1 4Q3 2 0 1 4Q4 2 0 1 5Q1 2 0 1 5Q2 2 0 1 3 2 0 1 4

(対GDP比%) (対GDP比%)

先進国

米国 5.5 5.4 5.5 5.3 5.3 5.3 5.1 7.4 6.2

日本 3.4 3.3 3.3 3.4 3.4 3.3 3.4 4.0 3.6

ユーロ圏 11.2 11.1 11.1 11.1 11.0 11.0 12.0 11.6

英国 5.5 5.5 5.6 5.6 5.5 5.4 7.6 6.3

豪州 6.1 6.2 6.0 6.1 6.1 6.4 6.2 5.7 6.1

先進国

米国 -2.2 -2.2 -2.1 -2.1 -2.2 -2.3 -2.4 -2.3 -2.3

日本 0.8 0.3 -0.1 -0.1 0.5 1.6 2.3 0.8 0.5

ユーロ圏 2.0 2.1 2.0 2.2 2.4 2.6 2.9 1.8 2.1

英国 -4.5 -4.6 -4.8 -5.0 -5.1 -5.3 -5.1 -4.5 -5.9

豪州 -3.2 -2.4 -3.6 -3.3 -2.9 -3.3 -4.7 -3.4 -2.8

カナダ -3.0 -2.7 -2.5 -2.2 -2.1 -2.5 -2.9 -3.0 -2.1

カナダ 6.8 6.8 6.8 6.8 6.8 6.8 7.0 7.1 6.9

エマージングアジア

中国 4.1 4.0 4.1 4.1 4.1

香港 3.3 3.2 3.2 3.2 3.2 3.3 3.3 3.4 3.2

インドネシア 6.1 5.8

韓国 3.7 3.7 3.9 3.9 3.9 3.7 3.6 3.1 3.5

エマージングアジア

中国 1.6 1.2 1.5 1.8 2.1 2.8 2.7 1.6 2.1

香港 1.5 1.6 2.1 2.4 1.9 2.0 2.4 1.5 1.9

インド -2.6 -1.7 -1.0 -1.2 -1.4 -1.4 -1.3 -2.6 -1.4

インドネシア -3.3 -3.2 -3.2 -3.0 -3.1 -3.0 -2.5 -3.3 -3.1

韓国 6.2 6.3 6.2 6.1 6.3 6.9 7.3 6.2 6.3

マレ シア 3 9 4 5 5 7 5 3 4 4 3 5 2 7 3 9 4 4マレーシア 3.0 3.0 3.1 3.1 3.2 3.2 3.1 2.9

フィリピン 6.4 6.5 7.1 6.8

シンガポール 1.8 2.0 2.0 1.9 2.0

台湾 3.8 3.8 3.8 3.8 3.8 3.7 3.7 4.2 4.0

タイ 1.0 0.9 0.9 0.8 0.8 1.0 1.0 0.7 0.8

(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行

マレーシア 3.9 4.5 5.7 5.3 4.4 3.5 2.7 3.9 4.4

フィリピン 4.2 3.1 3.1 3.6 3.8 4.2 4.0 4.2 4.4

シンガポール 17.9 18.3 17.9 18.5 19.1 21.9 23.1 17.9 19.1

台湾 10.8 11.6 11.9 11.9 12.5 13.6 13.7 10.8 12.5

タイ -0.8 1.1 2.6 2.2 3.3 4.0 5.7 -0.8 3.3

(注)インドの年間経常収支は会計年度(4~3月)。

(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行

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Page 22: みずほデ ズ イみずほディーラーズアイた。但し米ファンドの決算期を控えて米国への資金回帰が意識される中、 ... 投資家の解約に備えたリパトリ的なドル買いが起こる可能性もあろう。

みずほ銀行|みずほディーラーズアイ

■世界の政策金利

日付 水準(%) 日付 (単位:bp) 日付 決定事項

先進国

米国 FFレート誘導目標 0 - 0.25 緩和: 2007/9/17 5.25 2008/12/16 -75-100 2015/10/28 現状維持

日本 無担保コール翌日物金利 0.10 緩和: 2008/10/30 0.50 2010/10/5 0-10 2015/10/30 現状維持

現在(%)政策転換期 近の政策変更 直近の政策動向

日本 無担保コ ル翌日物金利 緩和: 2008/10/30 現状維持

ユーロ圏 主要リファイナンスオペ金利 0.05 緩和: 2011/11/3 1.50 2014/6/5 -10 2015/10/22 現状維持

英国 バンク・レート 0.50 緩和: 2007/12/6 5.75 2009/3/5 -50 2015/10/8 現状維持

豪州 キャッシュ・レート 2.00 緩和: 2011/11/1 4.75 2015/2/3 -25 2015/10/6 現状維持

カナダ 翌日物金利 0.50 緩和: 2015/7/15 1.00 2015/1/22 -25 2015/10/21 現状維持

エマージングアジア

中国 1年物貸出基準金利 4.35 緩和: 2012/6/8 6.31 2015/8/25 -25 2015/10/23 -25bp

インド 翌日物レポ金利 6.75 緩和: 2015/1/15 8.00 2015/9/29 -50 2015/9/29 -50bp

インドネシア 翌日物金利 7.50 緩和: 2015/2/17 7.75 2015/2/17 -25 2015/10/15 現状維持

韓国 7日物レポ金利 1.50 緩和: 2012/7/12 3.00 2015/6/11 -25 2015/10/15 現状維持韓国 日物レポ金利 緩和 現状維持

マレーシア 翌日物金利 3.25 引き締め: 2010/3/4 2.00 2014/7/10 +25 2015/9/11 現状維持

フィリピン 翌日物金利 4.00 引き締め: 2014/7/31 3.50 2014/9/11 +25 2015/9/24 現状維持

台湾 再割引金利(公定歩合) 1.750 緩和: 2015/9/24 1.875 2015/9/24 -12.5 2015/9/24 -12.5bp

タイ 翌日物レポ金利 1.50 緩和: 2011/11/30 3.50 2015/3/11 -25 2015/9/16 現状維持

ベトナム リファイナンス金利 6.50 緩和: 2012/3/12 15.00 2014/3/17 -50 2014/12/23 現状維持

(資料)ブルームバーグ、みずほ銀行

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