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エクソソーム計測システム『ExoCounter(エクソカウンター)』
株式会社JVCケンウッド 家原 晃
ライフイノベーションNo.1
社名 株式会社JVCケンウッド
設立 2008年10月1日(ビクターとケンウッドが経営統合)
代表者 代表取締役 社長執行役員 CEO 江口 祥一郎
従業員数 連結 16,939人(2019年3月31日現在)
資本金 13,645,825,000円(2019年3月31日現在)
本社 神奈川県横浜市 “ひとの感覚を高める
イマジネーション”
“限界を超越する
鋭敏さ”
“誇りと探究心”
エクソソームとは?
•細胞から分泌された微粒子
•体液中(血液等)に多く存在する
• サイズは50nm~150nm
•親細胞由来のたんぱく質やRNA等多くの情報を含む
•細胞間の情報伝達の一翼を担っている
• がんを始めとする様々な疾患の進行・発症に関与出典:地方独立行政法人東京都健康長寿医療センター
東京都健康長寿医療センター研究所
https://www.tmghig.jp/research/topics/201704/
エクソソームの次世代医療における可能性
診断
•がん等の早期発見
疾患タイプの診断に
よる個別化最適治
療、治療後の予後
診断
創薬
•治療薬を搭載した
エクソソームを、がん
や疾患の原因となっ
ている細胞に直送
治療
•エクソソームを標的
とした治療(がんの
進行や転移を防ぐ
等)
エクソソーム定量測定に残る課題
•多くの手法で、エクソソームを試料から単離する必要がある
•単離手法の多くは煩雑な操作が必要な上、性能も不充分
• エクソソームは小さく、光学的コントラストが低いため検出が難しい
•表面抗原特異的なエクソソームの数の測定が難しい
•定量装置の校正に適用可能な標準物質がない
ExoCounter開発の背景
光ディスク表面
エクソソーム300nm
電子顕微鏡による比較
similarity in size
300nm
Nanobead Labeling
Sina AA, et. al. Scientific reports 6, 30460 (2016).
微細な情報ピットを高精度に検出
ディスク全面を高速・高精度に走査
応用エクソソームと光ディスクの
情報ピットが同等の大きさ
ExoCounter用ディスクの表面
ExoCounterシステム構成
■カウンター ■専用洗浄機 ■クランププレート ■測定用アプリケーション
主な仕様
サンプルの種類 血漿、血清、細胞培養液
サンプル量 12.5μL (血漿、血清)
計測時間 15分/16ウェル
計測レンジ 5 x 104 – 1.5 x 107 個/50μL
サイズ(カウンター) W210mm x D297mm x H250mm
キーテクノロジー①
ディスクとナノビーズ(標識)に固定した抗体で、特異的なエクソソームを検出
試料
260 nm
ディスクの溝幅
(50~150nm)
ディスク実物イメージビーズ固定後の
ディスク表面イメージ
光ディスクを応用した測定原理で、エクソソーム数を高速・高精度に定量
1 回転
ディスクを回転させ、
レーザースポットでウェル領域を全面走査
ウェル毎にパルス数(エクソソーム数)
を積算
1 ウェル内のパルス群
結果確認
専用アプリケーションへ結果反映
約15分/1ディスク
キーテクノロジー②
ご清聴ありがとうございました。
<ExoCounter(エクソカウンター)に関するお問い合わせ先>
㈱JVCケンウッド ヘルスケア事業部 エクソカウンター担当[email protected]
(株)JVCケンウッドは、ExoCounterによってバイオ研究や次世代・個別化医療の実現に寄与し、日本発の技術でエクソソーム測定を標準化することを目指しています。