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住宅取得・リフォーム 支援制度ガイドブック 2015年度版 税制(住宅取得) 税制(リフォーム) 補助・融資制度 自治体のリフォーム支援制度・省エネ住宅ポイント・ フラット35S の金利引下げ… 住宅ローン減税・耐震改修促進税制・ 省エネ改修促進税制・バリアフリー改修促進税制… 住宅ローン減税・不動産取得税額の特別控除・ 固定資産税の減額・登録免許税の減税…

住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

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Page 1: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック

2015年度版

税制(住宅取得)

税制(リフォーム)

補助・融資制度自治体のリフォーム支援制度・省エネ住宅ポイント・フラット35Sの金利引下げ…

住宅ローン減税・耐震改修促進税制・省エネ改修促進税制・バリアフリー改修促進税制…

住宅ローン減税・不動産取得税額の特別控除・固定資産税の減額・登録免許税の減税…

[619-02]MK2015.03 SO/KR(P2.1-03)

カタログ No.5939

XAAAB H15-024-1

2015.3(S1-30DA)

ショールームへ行く

開館時間:10:00 ~ 17:00 休館日:水曜日(祝日の場合は開館) 夏期休館日・年末年始休館日あり。休館日、開館時間、ご覧になりたい商品が展示されているかにつきましては、事前にご確認ください。営業のご案内(全館共通)

明治

通り

N

福 岡

広島県広島市南区宇品西4-1-36TOTO ▶ 0120-43-1010DAIKEN ▶ 082-505-1540YKK AP ▶ 082-505-2020

福岡県福岡市博多区住吉1-2-25キャナルシティ・ビジネスセンタービル3FTOTO ▶ 0120-43-1010DAIKEN ▶ 092-235-0111YKK AP ▶ 092-292-3452

至南森町至淀屋橋

大丸JR大阪駅

曾根崎署

至中津

都島通

駅田梅西

駅田

駅田

梅東

急阪

駅田梅

JR北新地駅

ヨドバシカメラ

オーパ

HEPファイブ梅田ジョイポリス

駅前第3ビル

阪急百貨店

阪神百貨店

阪急三番街

島都至

筋堂御新

ントルヒ

P

阪神前阪急前

芝田

大阪駅前

阪急グランドビル

阪神梅田駅

芝田1N

大阪コラボレーションショールーム梅田阪急ビルオフィスタワー 20F

至岩国

京橋川

国道2号線

至福山

市役所

南区役所

競輪場

宇品五丁目

広島港

産業文化センター

日赤原爆病院

ジャスコ

デオデオ

ホームセンターコーナン

ココス

ゆめタウン広島

至紙屋町

広島湾

至広島駅

至海田大橋

至呉高速3号線

国道54号線

国道487号線

橋大南

川安

元橋品宇

橋幸御

り通品宇

鉄電島広

線品宇

広島コラボレーションショールーム

N

大阪府大阪市北区角田町8-1梅田阪急ビルオフィスタワー 20F(阪急百貨店ビル)TOTO ▶ 0120-43-1010DAIKEN ▶ 06-6452-6100YKK AP ▶ 06-6363-4334

東京都渋谷区代々木2-1-5JR南新宿ビル 7・8FTOTO ▶ 0120-43-1010DAIKEN ▶ 03-5358-4515YKK AP ▶ 03-5302-1434

東京コラボレーション ショールーム 大阪コラボレーション ショールーム

福岡コラボレーション ショールーム広島コラボレーション ショールーム

南口南口

JR東京総合病院

線戸江大営都

   

駅宿新

タカシマヤタイムズスクエア

紀伊国屋書店

ルミネ2甲州街道

新宿マインズタワー

JR東日本本社ビル

ルミネ1

ブリッジ

京王新線

新宿駅

JR新宿駅JR新宿駅

P

小田急サザンタワー

サザンテラス口

至西新宿

至代々木至代々木

西新宿1丁

東京コラボレーションショールームJR南新宿ビル 7・8F

駅園

大博

通り

キャナルシティ博多

西日本シティ銀行

国体道路

はかた駅前通り

中洲川端駅

ホテルコムズ福岡

冷泉公園博多川

N

那珂

線島児鹿RJ

線港空鉄下地

駅多博RJ

福岡コラボレーションショールームキャナルシティビジネスセンタービル 3F

お客様相談室[建築・設計関係者様] 0120-72-4134お客様相談室[一般のお客様] 0120-20-4134

住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 2015年度版

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Page 2: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

I N D E X

2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方

4 省エネ住宅ポイント6 平成25年省エネルギー基準8 住宅性能表示制度10 リフォームマーケット

12 住宅取得支援・税制の概要14 住宅ローン減税 <一般住宅>15 住宅ローン減税 <認定長期優良住宅>16 住宅ローン減税 <認定低炭素住宅>17 認定長期優良住宅の新築等をした場合の所得税額の特別控除18 認定低炭素住宅の新築等をした場合の所得税額の特別控除19 不動産取得税の課税標準及び税率の特例措置<一般住宅>19 不動産取得税の課税標準及び税率の特例措置<認定長期優良住宅>20 固定資産税の新築住宅に係る減額 <一般住宅>20 固定資産税の新築住宅に係る減額 <認定長期優良住宅>21 登録免許税の減税 <一般住宅>21 登録免許税の減税 <認定長期優良住宅>21 登録免許税の減税 <認定低炭素住宅>22 登録免許税の減税 <一定の質向上を図った中古住宅>23 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置24 住宅取得等資金に係る相続時精算課税制度の特例25 居住用財産の買換え等の場合の譲渡所得の課税の特例

26 リフォーム支援・税制の概要28 住宅ローン減税 <所得税>29 省エネ改修促進税制 <所得税> (ローン型)30 省エネ特定改修工事特別控除制度 <所得税> (投資型)31 省エネ改修促進税制 <固定資産税>32 バリアフリー改修促進税制 <所得税> (ローン型)33 バリアフリー特定改修工事特別控除制度 <所得税> (投資型)34 バリアフリー改修促進税制 <固定資産税>35 耐震改修促進税制 <所得税> (投資型)35 耐震改修促進税制 <固定資産税>36 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置 <贈与税>

37 補助・融資制度の概要38 自治体のリフォーム支援制度39 すまい給付金40 省エネ住宅ポイント<エコ住宅の新築・購入>41 省エネ住宅ポイント<エコリフォーム>42 地域型住宅グリーン化事業43 長期優良住宅化リフォーム推進事業44 ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業45 既存住宅・建築物における高性能建材導入促進事業46 サステイナブル建築物等先導事業47 定置用リチウムイオン蓄電池導入支援事業47 民生用燃料電池(エネファーム)導入支援補助金48 スマートウェルネス住宅等推進モデル事業49 介護保険における住宅改修費の支給50 住宅確保要配慮者あんしん居住推進事業50 住宅・建築物安全ストック形成事業51 フラット35Sの金利引下げ52 リフォーム融資53 高齢者向け返済特例制度

55 キーワード検索

税制(リフォーム)

補助・融資制度

税制(住宅取得)

トピックス

住宅取得 リフォーム 省エネ・断熱

バリアフリー 耐震 H25

省エネ 長期優良 低炭素 ゼロエネ

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住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック

グリーンリモデル 左記は TOTO(株)、大建工業(株)、YKK AP(株)共同の出願・登録商標です。

グリーンリモデルはリモデルクラブ店へ。「リモデルクラブ店」は、水まわりのTOTO、建材のDAIKEN、窓のYKK APの3社がバックアップする、 全国5000店を超える安心と信頼のリフォームネットワークです。

グリーンリモデルのことならこちらへ。お試し版グリーンリモデル診断やお近くのリモデルクラブ店の検索ができます。 http://re-model.jp

検索

ト イ レ

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断熱

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調湿

トイレ

ウォシュレット一体型便器 ネオレスト静音に加え、超節水3.8L洗浄のトイレ

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通気・音配慮 トイレドア音が通り抜けにくい静音ドア

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システムバスルーム サザナ保温性と快適性を兼ね備えたバスルーム

スマートカバー工法/リモデルウインドウ大がかりな工事なしで交換できる窓

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エコ内窓 プラマード U今ある窓の内側に取り付けて優れた断熱性を発揮する窓

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調湿建材 さらりあ~と湿度をコントロールする建材

水まわりのTOTO、建材のDAIKEN、窓やエクステリアのYKK AP。住まいのお悩みの解決には、3社の商品を組合せて使うことがおすすめです。

●商品の色は、印刷の特性上、実物と多少異なる場合がありますのでご了承ください。

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Page 3: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

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2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方

4 省エネ住宅ポイント6 平成25年省エネルギー基準8 住宅性能表示制度10 リフォームマーケット

12 住宅取得支援・税制の概要14 住宅ローン減税 <一般住宅>15 住宅ローン減税 <認定長期優良住宅>16 住宅ローン減税 <認定低炭素住宅>17 認定長期優良住宅の新築等をした場合の所得税額の特別控除18 認定低炭素住宅の新築等をした場合の所得税額の特別控除19 不動産取得税の課税標準及び税率の特例措置<一般住宅>19 不動産取得税の課税標準及び税率の特例措置<認定長期優良住宅>20 固定資産税の新築住宅に係る減額 <一般住宅>20 固定資産税の新築住宅に係る減額 <認定長期優良住宅>21 登録免許税の減税 <一般住宅>21 登録免許税の減税 <認定長期優良住宅>21 登録免許税の減税 <認定低炭素住宅>22 登録免許税の減税 <一定の質向上を図った中古住宅>23 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置24 住宅取得等資金に係る相続時精算課税制度の特例25 居住用財産の買換え等の場合の譲渡所得の課税の特例

26 リフォーム支援・税制の概要28 住宅ローン減税 <所得税>29 省エネ改修促進税制 <所得税> (ローン型)30 省エネ特定改修工事特別控除制度 <所得税> (投資型)31 省エネ改修促進税制 <固定資産税>32 バリアフリー改修促進税制 <所得税> (ローン型)33 バリアフリー特定改修工事特別控除制度 <所得税> (投資型)34 バリアフリー改修促進税制 <固定資産税>35 耐震改修促進税制 <所得税> (投資型)35 耐震改修促進税制 <固定資産税>36 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置 <贈与税>

37 補助・融資制度の概要38 自治体のリフォーム支援制度39 すまい給付金40 省エネ住宅ポイント<エコ住宅の新築・購入>41 省エネ住宅ポイント<エコリフォーム>42 地域型住宅グリーン化事業43 長期優良住宅化リフォーム推進事業44 ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業45 既存住宅・建築物における高性能建材導入促進事業46 サステイナブル建築物等先導事業47 定置用リチウムイオン蓄電池導入支援事業47 民生用燃料電池(エネファーム)導入支援補助金48 スマートウェルネス住宅等推進モデル事業49 介護保険における住宅改修費の支給50 住宅確保要配慮者あんしん居住推進事業50 住宅・建築物安全ストック形成事業51 フラット35Sの金利引下げ52 リフォーム融資53 高齢者向け返済特例制度

55 キーワード検索

住宅取得 リフォーム 省エネ・断熱

バリアフリー 耐震 H25

省エネ 長期優良 低炭素 ゼロエネ

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Page 4: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

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住まいづくりにはお金がかかります住宅を建設・購入しようとするとき、また、リフォームしようとするとき、デザインや性能、また、設備機器やインテリアなど、色々な“夢”が広がります。ただ、そこについて回るのが予算という現実です。ローンを組んでも、おのずと限界があります。さらに消費税の税率も上がり、その負担は増しています。住まいは“高い買い物”だけに、できるだけ賢い住まいづくりを考えたいものです。

住宅取得・リフォームを支援ワンランク上の住まいづくりも応援住まいづくりに是非、活用したいのが公的な支援制度です。一定の住宅取得やリフォームに対して補助や税制優遇といった制度が数多く用意されています。ワンランク上の住まいづくりにおいても支援制度は見逃せません。国は、住宅の省エネや耐震、高齢者配慮などへの対応を積極的に進めています。こうした性能を高めた住まいづくりに対して、税制や補助などの手厚い支援制度を設けているのです。

賢い住まいづくり、優しい住まいづくりこんな住まいで、こんな生活がしたい。その実現のために、最適な支援制度があるかもしれません。また、制度の活用で、さらに“お得な”住まいづくりができるかもしれません。まず、さまざまな支援制度を知るところから始めませんか。

住宅取得・リフォーム

支援制度を使いこなそう

税制(住宅取得)税制(リフォーム)補助・融資制度

WEBサイトのご紹介 http://re-model.jp/about/guidebook/index.html

TOTO・DAIKEN・YKK AP、3社共同WEBサイト「リモデル.jp」でも、本カタログの支援制度情報を紹介しております。

最新情報を、ご提供します!

本カタログの記載情報は、平成27年2月末時点の情報です。そのため、項目によっては、内容が変更になる場合があります。WEBサイトでは、随時、最新情報に更新し、情報をご提供しますので、ぜひ、ご活用ください。(PDF版をダウンロードしてご使用いただけます。)

http://re-model.jp検索

Point!

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Page 5: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

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平成31年6月30日まで控除額 最大400万円

住宅ローン残高の1%を所得税から10年間控除

住宅ローン減税 〈一般住宅〉住宅取得税 制

住宅を新築・取得した場合、住宅ローンの金利負担を軽減するため、年末のローン残高の1%が所得税から10年間控除されます。前年分の所得税から控除しきれない場合は、翌年の住民税から控除を受けることができます。この場合の控除上限額は年13.65万円です。

概 要 このような方が利用できます

● 合計所得金額が3,000万円以下の方。●その者が主として居住の用に供する家屋であること。● 住宅の床面積は50㎡以上。● 住宅の取得または工事完了から6カ月以内に入居。● 中古住宅を取得する場合は、下記のいずれかを満たすこと。 ①耐火建築物は築25年以内、木造等は築20年以内 ② 一定の耐震基準を満たしていることが、耐震基準適合証明書や住宅性能評価書の写し(耐震等級が1、2または3であるものに限る)、または既存住宅売買瑕疵保険付保証明書により証明されたもの(入居前に耐震改修を行い、一定の耐震基準を満たす場合も含む)

● 住宅ローン減税の適用を受けていた人が、転勤などやむを得ない事情により一時転出し、その後再び入居した場合についても、再適用が可能。● 住宅を居住の用に供した年に、転勤などやむを得ない事情により転出し、その後、同一年の12月31日までに再び入居した場合についても、適用が可能。

ここに注意!!

この制度は消費税率を8%または10%に引き上げることへの対応で、消費税が課税されない個人間の中古住宅売買には適用されません。その場合は、消費税率5%時の控除限度額200万円、住民税の控除上限額9.75万円/年が適用されます。

平成31年6月末までの制度です

平成31年6月30日までに入居した方が対象です。

これだけお得です!!

控除額=借入金等の年末残高×控除率消費税率8%

または10%の場合消費税率5%の場合

(個人間中古住宅売買)控除対象借入限度額 4,000万円 2,000万円

控除期間 10年 10年控除率 1.0% 1.0%

所得税からの控除限度額 400万円 200万円

住民税からの控除上限額 13.65万円/年 9.75万円/年

※譲渡損失の繰越控除との併用も可能です。※ 住宅とともに取得する敷地の費用に充てるため住宅に係る借入金と一体となって借り入れた借入金も対象となります。

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/zeisei_index2.html

この冊子の使い方

制度の対象となる人、工事などの要件をまとめています

制度のメリットと期限を明示しています

この冊子は3区分で制度を分類、色分けしています税制・住宅取得税制・リフォーム補助・融資制度

制度を活用することによるメリットをまとめています

制度の詳細を紹介しているホームページのアドレスです。簡単にアクセスできるようにQRコードをつけています

制度の概要です

制度の名称です

対象となる住宅・リフォームの特徴を表示しています。■住宅取得■リフォーム■省エネ・断熱■バリアフリー■耐震■H25省エネ■長期優良■低炭素■ゼロエネ

期限が定められている場合に注意喚起しています

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Page 6: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

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平成26年12月に閣議決定された緊急経済対策において、「省エネ住宅ポイント制度」の実施が打ち出されました。エコ住宅の新築・購入、リフォームに対してポイントを付与する制度は、平成22年に「住宅エコポイント」としてスタート、平成23年11月から「復興支援・住宅エコポイント」として行われました。その利用は、住宅エコポイントが累計120万3,922

戸、復興支援・住宅エコポイントが累計188万8,865戸に及びます。新たに始まる「省エネ住宅ポイント制度」は、エコ住宅の新築、完成済みの新築住宅(完成済購入タイプ)、エコリフォームを対象にポイントを付与します。

最大30万ポイントを付与対象が拡大し 魅力が高まる

「エコ住宅の新築」、「完成済購入

タイプ」の発行ポイントは1戸当たり30万ポイントです。木造住宅では平成25年省エネルギー基準相当など、一般住宅では低炭素住宅相当の省エネ性などが求められています。「エコリフォーム」は、リフォーム工事の内容ごとに発行ポイントが定められ、1戸当たりの上限は合計30万ポイントです。さらに、耐震改修を行う場合は別途15万ポイントが加算されます。「窓の断熱改修」、「外壁、屋根・天井または床の断熱改修」、「設備エコ改修」という3種のいずれかが必須で、それぞれ性能要件が定められています。「窓の断熱改修」は、ガラス交換、内窓設置、外窓交換が対象。「外壁、屋根・天井または床の断熱改修」は、部分断熱として半分の量を使用した場合も対象に加えられています。また、「設備エコ改修」は、太陽熱利用システム、節水型トイレ、高断熱浴槽に加え、新たに高効率給湯機と節湯水栓が対象となりました。これらの工事に加え、バリアフリー改修やリフォーム瑕疵保険への加入、耐震改修を行うとポイント加算の対象となります。従前行われた住宅エコポイントに比べ、その対象が広がったことにより、より魅力ある制度となりました。

T o p i c s

省エネ住宅ポイント

エコ住宅・エコリフォームに最大30万ポイント

節湯水栓などにもポイントを発行対象が広がり、さらに魅力ある制度にエコ住宅・エコリフォームにポイントを付与する省エネ住宅ポイント制度が始まりました。平成22、23年に行われた住宅エコポイント制度よりも対象が広がり、さらに魅力的な制度となっています。

エコ住宅の新築のポイント発行対象

いずれか必須

一般住宅(すべての構造)

「トップランナー基準」の一戸建て住宅

「トップランナー基準」相当の共同住宅等

一次エネルギー消費量等級5の性能を有する住宅(低炭素基準相当)

木造住宅 断熱等性能等級4の性能を有する住宅(H25基準相当)

省エネルギー対策等級4の性能を有する住宅(H11基準相当)

一次エネルギー消費量等級4の性能を有する住宅(H25基準相当)

30万ポイント

エコリフォームのポイント発行対象

いずれか必須

窓の断熱改修 設備エコ改修(エコ住宅設備3種類以上)

加 算

耐震改修バリアフリー改修 エコ住宅設備の設置(3種類未満)

さらに加算

工事内容に応じて上限30万ポイント(耐震改修工事を行う場合は別途15万ポイント加算)

工事請負契約から平成28年3月31日までの間に、工事着手し、予算成立日以降に完了するもの。

外壁、屋根・天井または床の断熱材の施工

リフォーム瑕疵保険への加入

既存住宅購入加算

既存住宅購入にともなってリフォームを行なう場合、上記の合計ポイントと同数のポイント(上限10万ポイント)が加算されます。

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Page 7: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

5

エコ住宅・エコリフォームに最大30万ポイント

節湯水栓などにもポイントを発行対象が広がり、さらに魅力ある制度に

内窓設置

内窓設置

大きさの区分 窓1枚当たりのポイント数

大2.8㎡以上 20,000ポイント

中1.6㎡以上・2.8㎡未満

14,000ポイント

小0.2㎡以上・1.6㎡未満

8,000ポイント

外窓交換

大きさの区分 窓1枚当たりのポイント数

大2.8㎡以上 20,000ポイント

中1.6㎡以上・2.8㎡未満

14,000ポイント

小0.2㎡以上・1.6㎡未満

8,000ポイント

ガラス交換

大きさの区分 ガラス1枚当たりのポイント数

大1.4㎡以上 8,000ポイント

中0.8㎡以上・1.4㎡未満

5,000ポイント

小0.1㎡以上・0.8㎡未満

3,000ポイント

エコリフォームの性能要件

外窓交換 ガラス交換

窓の断熱改修

外壁、屋根・天井または床の断熱材の施工

外壁 屋根・天井 床

120,000ポイント(60,000ポイント)

60,000ポイント(30,000ポイント)

36,000ポイント(18,000ポイント)

設備エコ改修

その他の工事等

既存窓を利用し、ガラスを複層ガラスに交換。

既存窓を取り除き、新たな窓に交換。

既存窓の内側に、新たに窓を設置。

節水型トイレの設置少ない水量で洗浄できる便器。

設置台数にかかわらず1戸当たり24,000ポイント

高断熱浴槽の設置断熱性能を高めた浴槽。

設置台数にかかわらず1戸当たり24,000ポイント

高効率給湯機の設置エネルギーの消費効率に優れた給湯機。

設置台数にかかわらず1戸当たり24,000ポイント

節湯水栓の設置無駄な湯水を減らせる水栓。

設置台数にかかわらず1戸当たり3,000ポイント

太陽熱利用システムの設置太陽エネルギーを熱のまま利用して給湯などに利用するシステム。

設置台数にかかわらず1戸当たり24,000ポイント

上記5つの設備のうち●3種類以上を設置する場合 単独でも申請できます。●3種類未満を設置する場合  「窓の断熱改修」または「外壁、屋根・天井または床の断熱改修」と併せて行うことでポイントを取得できます。

改修する外壁、屋根・天井または床の部位ごとに、断熱材の性能・使用量に応じてポイントを発行。( )内は部分断熱(使用量が概ね半分)の場合の発行ポイント数

●バリアフリー改修手すりの設置浴室、トイレ、洗面所およびそれ以外の居室、廊下・階段施工内容ごとに6,000ポイント

段差解消屋外に面する出入口、浴室、浴室をのぞく屋内施工内容ごとに6,000ポイント

廊下幅等の拡張通路、出入口施工内容ごとに30,000ポイント

●エコ住宅設備の設置左記5種類のうち、3種類未満の場合、設備の種類に応じたポイント3,000~24,000ポイント

●リフォーム瑕疵保険への加入対象となるリフォーム瑕疵保険に対して、1契約当たり11,000ポイント

●耐震改修対象となる耐震改修工事に対して、1戸当たり150,000ポイント

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Page 8: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

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平成27年4月、住宅の省エネルギーに関する新しい基準である「平成25年省エネルギー基準」(平成25年基準)の本格的な運用が始まりました。

平成25年基準は、平成25年10月に施行されましたが、1年半の経過措置が設けられ、平成27年3月末までは旧基準である平成11年基準の使用も可能でした。

改正のポイントは、大きく―①地域区分の変更②外皮の熱性能基準の見直し③ 一次エネルギー消費量基準の採

用―という3つです。地域区分については、これまでの

6区分から、8区分へと細分化されました。旧基準のⅠ地域とⅣ地域を2区分に分けたもので、より地域の気候風土などに配慮した基準になっ

たといえます。外皮の熱性能については、平成

11年基準では、熱損失係数Qと夏季日射取得係数μ値で定められていましたが、新基準では、外皮平均熱貫流率UA値と冷房期平均日射熱取得率ηA値で性能を評価するようになりました。具体的には、床面積当たりの指標から外皮面積当たりの指標へと変更されました。ただ、外皮に求める性能のレベルは、平成11年基準と同等です。

もう一つのポイントが、一次エネルギー消費量基準という新たな指標が導入されたことです。これは外皮性能だけでなく、暖房や照明など設備の省エネ性能なども加え、住宅全体の消費エネルギー量の削減を求めるものです。言い換えれば、住宅の“燃費”を測る指標が加わったと言えます。

性能表示制度が変更新たに一次エネ等級5が誕生

平成25年基準の本格運用にともなって、さまざまな制度が見直されます。まず挙げられるのが住宅性能表示制度です。

住宅性能表示制度では、住宅の省エネルギーについて「5温熱環境に関すること」の「5-1省エネルギー対策等級」で定めていましたが、平成25年基準への変更にともなって4月1日から大幅に見直されました。

まず、名称が「温熱環境・エネルギー消費量に関すること」に変更され、

「5-1断熱等性能等級」と「5-2一次エネルギー消費量等級」の2つの項目が設定されました。「断熱等性能等級」は、これまでの最高レベルである等級4を「平成25年基準相当」とし、等級3が「平成4年基準相当」、等級2が「昭和55年基準相当」です。「一次エネルギー消費量等級」は、

等級5を「低炭素住宅相当」とし、等級4を「平成25年基準相当」としています。等級3、2はなく、等級1が「その他」となっています。

つまり、平成25年基準に対応していなければ、これまでの最高等級である等級4を表示できないということです。さらに、これまでなかった等級5「低炭素基準相当」という高いレベルが示されたことも大きなポイントでしょう。

T o p i c s

平成25年省エネルギー基準

新たな省エネ基準が本格運用を開始

住宅取得・リフォームの支援制度がいっせいに見直しへ新基準をクリアしなければ恩恵が受けられない平成27年4月から、新しい省エネルギー基準の本格運用が始まりました。これにともない一定の省エネルギー性能を要件に求める減税や融資など支援制度がいっせいに見直されました。

平成11年基準 省エネ基準の改正の概要

改正

新規

【地域区分】Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ、Ⅳ、Ⅴ、Ⅵ地域

(6区分)

【地域区分】1、2、3、4、5、6、7、8地域

(8区分)

【外皮の熱性能基準】●暖冷房負荷(熱損失係数Q値)●夏季日射取得係数μ値

【一次エネルギー消費量基準】●外皮性能、設備性能を加味した一次エネルギー消費量基準

【外皮の熱性能基準】●外皮平均熱貫流率(UA値)●冷房期平均日射熱取得率(ηA値)

省エネ基準の改正の概要

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新たな省エネ基準が本格運用を開始

住宅取得・リフォームの支援制度がいっせいに見直しへ新基準をクリアしなければ恩恵が受けられない

減税制度の要件が変更 H25基準適合が条件に

この省エネルギー基準と住宅性能表示制度は、減税制度などさまざまな住宅取得・リフォーム支援制度の基準として使われています。そのため平成27年度の住宅取得・リフォーム支援制度のうち省エネルギーに関連するものの要件がいっせいに見直されました。

つまり平成25年基準に対応していなければ、多くの支援制度を受けられなくなるということです。

たとえば、認定長期優良住宅に関する減税制度があります。認定長期優良住宅には、住宅ローン減税をはじめ固定資産税減額や登録免許税減税などさまざまな優遇税制が用意されていますが、その認定要件の一つが省エネ性能です。これまでは「省エネルギー対策等級4」が求められていましたが、今年の4月以降は平成25年基準の「断熱性能等級4」が求められるようになりました。

リフォームに関係する減税制度も同様です。

省エネリフォームに関しては、所得税減税・ローン型、所得税減税・投資型、固定資産税減額の3つの制度がありますが、いずれも「改修部位の省エネ性能がいずれも平成25年省エネ基準(外皮のみ)相当に新たに適合するもの」が求められています。

フラット35Sや省エネ住宅 ポイントも新基準がベースに

平成25年基準や、新基準に対応した性能表示制度を要件に求めているのは減税制度に限りません。【フラット35】Sの基準も見直さ

れました。この制度は省エネルギーなどに優れる住宅を取得する場合、

【フラット35】の金利を10年間(金利Aプラン)、もしくは5年間(金利Bプラン)引き下げるものです。これまで金利下げ幅は年0.3%でしたが、今年2月9日から0.6%に拡大しています。【フラット35】Sの省エネの基準は、

「金利Aプラン」は認定低炭素住宅もしくはトップランナー基準への適合、「金利Bプラン」は「断熱等性能等級4」です。

また、新たに始まった「省エネ住宅ポイント」は、一定の省エネルギ

ー性能を持つ住宅の新築や購入、リフォームに対してポイントを発行する制度です。取得したポイントは省エネ・環境に配慮した商品や地域商品券などと交換することができます。

住宅の新築・購入には30万ポイントが付与されます。その条件は、一般の戸建て住宅は、トップランナー基準、もしくは一次エネルギー消費量等級5の性能を持つ住宅、木造住宅は一次エネルギー消費量等級4、断熱等性能等級4、もしくは省エネルギー対策等級4の性能を持つ住宅―とされています。

平成25年基準、または新たな性能表示制度に適合した住宅を取得することで、エネルギー使用を削減、つまり電気代などを節約しながらも快適な生活を送ることができます。さらに減税や省エネ住宅ポイントなどプラスアルファの大きな恩恵を受けることもできるのです。

平成25年度省エネルギー基準の施行等にともなう住宅性能表示制度の改正

【従来】 【平成27年4月改正】

※5―1、5―2、5―1と5―2のいずれかで性能表示

5 温熱環境に関すること

5―1 省エネルギー対策等級 5―1 断熱等性能等級

等級4【平成11年基準相当】

等級3【平成4年基準相当】

等級2【昭和55年基準相当】

等級1(その他)

5 温熱環境・エネルギー消費量に関すること

5―2 一次エネルギー消費量等級

等級4【平成25年基準相当】

等級3【平成4年基準相当】

等級2【昭和55年基準相当】

等級1(その他)

等級4【平成25年基準相当】

等級1(その他)

等級5【低炭素基準相当】

主な住宅取得・リフォーム支援制度の省エネに関する基準制度 省エネに関する要件

住宅取得認定長期優良住宅 断熱等性能等級4認定低炭素住宅 平成25年省エネルギー基準よりも10%以上エネルギー消費量が少ないことなど住宅取得等資金に係る贈与税の非課税の特例 断熱等性能等級4、または一次エネルギー消費量等級4

リフォーム省エネリフォーム―所得税・ローン型

改修部位の省エネ性能がいずれも平成25年省エネ基準(外皮のみ)相当に新たに適合するもの省エネリフォーム―所得税・投資型

省エネリフォーム―固定資産税

補助・融資

フラット35S 金利Aプラン 認定低炭素住宅またはトップランナー基準に適合する住宅フラット35S 金利Bプラン 断熱等性能等級4の住宅省エネ住宅ポイント―エコ住宅(一般住宅) トップランナー基準もしくは一次エネルギー消費量等級5省エネ住宅ポイント―エコ住宅(木造住宅) 一次エネルギー消費量等級4または断熱等性能等級4、もしくは省エネルギー対策等級4省エネ住宅ポイント―エコリフォーム 改修後の窓がH25年基準に規定する断熱性能等に適合、ほか

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「日本住宅性能表示制度」は「住宅の品質確保の促進等に関する法律」に基づく制度です。住宅の性能について共通ルールを設け、消費者が住宅の性能を比較できます。

また、この制度を利用(建設住宅性能評価書の交付)することで、指定住宅紛争処理機関に紛争処理を申請できます。さらに住宅性能評価書の取得で地震保険料の割引も受けることができます。例えば、「構造躯体の倒壊等防止」で耐震等級3を取得すると50%の割引となります。

こうした数々のメリットがある性能表示制度は、着実にその利用が広がっています。平成25年度に設計住宅性能評価書の交付を受けた住宅は23万1,636戸で、新設住宅戸数に占める割合は23.5%。10年前の平成15年度は11.7%、5年前の平成20年度は19.3%と、年を追うごとに着実に広がっています。

必須項目絞り込みでさらに利用しやすくなった

この性能表示制度が、平成27年4月1日から大きく変わりました(一部は平成26年度から適用)。

改正された項目は―①省エネ基準見直し等に伴う改正②必須/選択項目の範囲の見直し③液状化に関する情報提供-です。なかでも大きな改正が「①省エネ

基準見直し等に伴う改正」です。省エネ基準が平成25年基準へと

改正されたことにともない、性能表示制度においても「5 温熱環境に関すること」が「5 温熱環境・エネルギー消費量に関すること」に変更さ

れ、「5-1 省エネルギー対策等級」が、「5-1 断熱等性能等級」と「5-2 一次エネルギー消費量等級」の2項目となりました。

設備を含めた一次エネルギー消費量を評価する基準の導入と、外皮性

T o p i c s

住宅性能表示制度

平成27年度から大きな変更も

住宅性能を測る共通のモノサシとして広がる利用さまざまな支援制度の要件としても活用される住宅性能表示制度の利用が広がり、平成25年度は、新設住宅着工戸数の4戸に1戸にまで増えています。さまざまな支援制度の要件としても活用されており、制度の利用が多くのメリットを生みます。

日本住宅性能表示制度の概要(新築住宅対象)と主な支援制度との関係

表示分野 必須・選択 性能表示項目 適用範囲 等級 認定長期優良住宅 認定低炭素住宅 フラット35S

(金利Aプラン)フラット35S

(金利Bプラン)

構造の安定に関すること

● 1-1 耐震等級(構造躯体の倒壊等防止) 戸建又は共同 3・2・1 等級2以上 等級3 等級2○ 1-2 耐震等級(構造躯体の損傷防止) 戸建又は共同 3・2・1● 1-3 その他(地震に対する構造躯体の倒壊等防止及び損傷防止) 戸建又は共同 等級2以上○ 1-4 耐風等級(構造躯体の倒壊等防止及び損傷防止) 戸建又は共同 2・1○ 1-5 耐積雪等級(構造躯体の倒壊等防止及び損傷防止) 戸建又は共同 2・1● 1-6 地盤又は杭の許容支持力等及びその設定方法 戸建又は共同● 1-7 基礎の構造方法及び形式等 戸建又は共同

火災時の安全に関すること ○

2-1 感知警報装置設置等級(自住戸火災時) 戸建又は共同 4・3・2・12-2 感知警報装置設置等級(他住戸等火災時) 戸建又は共同 4・3・2・12-3 避難安全対策(他住戸等火災時・共用廊下) 共同各戸2-4 脱出対策(火災時) 地上階数3以上の戸建または共同各戸2-5 耐火等級(延焼のおそれのある部分(開口部)) 戸建又は共同 3・2・12-6 耐火等級(延焼のおそれのある部分(開口部以外)) 戸建又は共同 4・3・2・12-7 耐火等級(界壁及び界床) 共同各戸 4・3・2・1

劣化の軽減に関すること ● 3-1 劣化対策等級(構造躯体等) 戸建又は共同 3・2・1 等級3 等級3 等級3

維持管理・更新への配慮に関すること

● 4-1 維持管理対策等級(専用配管) 戸建又は共同 3・2・1 等級3 等級3 等級2● 4-2 維持管理対策等級(共用配管) 共同 3・2・1 等級3 等級3 等級2● 4-3 更新対策(共用排水管) 共同 等級3 等級3○ 4-4 更新対策(住戸専用部) 共同及び長屋 ○ ○

温熱環境・エネルギー消費量に関すること ● 5-1 断熱等性能等級 戸建又は共同 4・3・2・1 等級4 等級4 等級4 等級4

5-2 一次エネルギー消費量等級 戸建又は共同 5・4.・1 等級5 等級5

空気環境に関すること ○

6-1 ホルムアルデヒド対策(内装及び天井裏等) 戸建又は共同各戸6-2 換気対策 戸建又は共同各戸6-3 室内空気中の化学物質の濃度等 戸建又は共同各戸

光・視環境に関すること ○ 7-1 単純開口率 戸建又は共同各戸

7-2 方位別開口比 戸建又は共同各戸

音環境に関すること ○

8-1 重量床衝撃音対策 共同各戸8-2 軽量床衝撃音対策 共同各戸8-3 透過損失等級(界壁) 共同各戸 4・3・2・18-4 透過損失等級(外壁開口部) 戸建又は共同各戸 3・2・1

高齢者等への配慮に関すること ○ 9-1 高齢者等配慮対策等級(専用部分) 戸建又は共同各戸 5・4・3・2・1 等級4 等級3

9-2 高齢者等配慮対策等級(共用部分) 共同各戸 5・4・3・2・1 等級3以上 等級4 等級3防犯に関すること ○ 10-1 開口部の浸入防止対策 戸建又は共同各戸

※●は必須項目、○は選択項目。※認定長期優良住宅、認定低炭素住宅、フラット35Sには表示項目以外に必要な要件があります。

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平成27年度から大きな変更も

住宅性能を測る共通のモノサシとして広がる利用さまざまな支援制度の要件としても活用される

能の計算方法の変更への対応がポイントです(詳細は6頁「平成25年省エネルギー基準」参照)。

もう一つの大きな変更が「②必須/選択項目の範囲の見直し」です。

新築住宅における性能表示制度は10分野・32項目のうち9分野・27項目が必須項目でした。この必須項目が大きく減らされ、4分野・9項目となりました。

住宅購入者などの関心が高い項目などに厳選しており、さらに制度が使いやすくなったということができます。

また、「地盤の液状化に関する情報提供」が盛り込まれ、液状化に関する情報を評価書に特記事項として記載することになりました(任意)。

長期優良やフラット35Sなど 支援制度を受ける要件に

この住宅性能表示制度は、住宅の性能を測る共通のモノサシであることから、さまざまな支援制度の要件として引用されています。

例えば、長期優良住宅では耐震や劣化対策、維持管理対策、断熱性能

などで一定の等級をクリアすることを求めています。また、フラット35Sにおいても、金利Aプラン、Bプランともに耐震やバリアフリーで一定の等級を求めています。

その活用によってさまざまなインセンティブが見込まれる住宅性能表示制度は、今後、その利用がさらに広がっていきそうです。

日本住宅性能表示制度の概要(新築住宅対象)と主な支援制度との関係

表示分野 必須・選択 性能表示項目 適用範囲 等級 認定長期優良住宅 認定低炭素住宅 フラット35S

(金利Aプラン)フラット35S

(金利Bプラン)

構造の安定に関すること

● 1-1 耐震等級(構造躯体の倒壊等防止) 戸建又は共同 3・2・1 等級2以上 等級3 等級2○ 1-2 耐震等級(構造躯体の損傷防止) 戸建又は共同 3・2・1● 1-3 その他(地震に対する構造躯体の倒壊等防止及び損傷防止) 戸建又は共同 等級2以上○ 1-4 耐風等級(構造躯体の倒壊等防止及び損傷防止) 戸建又は共同 2・1○ 1-5 耐積雪等級(構造躯体の倒壊等防止及び損傷防止) 戸建又は共同 2・1● 1-6 地盤又は杭の許容支持力等及びその設定方法 戸建又は共同● 1-7 基礎の構造方法及び形式等 戸建又は共同

火災時の安全に関すること ○

2-1 感知警報装置設置等級(自住戸火災時) 戸建又は共同 4・3・2・12-2 感知警報装置設置等級(他住戸等火災時) 戸建又は共同 4・3・2・12-3 避難安全対策(他住戸等火災時・共用廊下) 共同各戸2-4 脱出対策(火災時) 地上階数3以上の戸建または共同各戸2-5 耐火等級(延焼のおそれのある部分(開口部)) 戸建又は共同 3・2・12-6 耐火等級(延焼のおそれのある部分(開口部以外)) 戸建又は共同 4・3・2・12-7 耐火等級(界壁及び界床) 共同各戸 4・3・2・1

劣化の軽減に関すること ● 3-1 劣化対策等級(構造躯体等) 戸建又は共同 3・2・1 等級3 等級3 等級3

維持管理・更新への配慮に関すること

● 4-1 維持管理対策等級(専用配管) 戸建又は共同 3・2・1 等級3 等級3 等級2● 4-2 維持管理対策等級(共用配管) 共同 3・2・1 等級3 等級3 等級2● 4-3 更新対策(共用排水管) 共同 等級3 等級3○ 4-4 更新対策(住戸専用部) 共同及び長屋 ○ ○

温熱環境・エネルギー消費量に関すること ● 5-1 断熱等性能等級 戸建又は共同 4・3・2・1 等級4 等級4 等級4 等級4

5-2 一次エネルギー消費量等級 戸建又は共同 5・4.・1 等級5 等級5

空気環境に関すること ○

6-1 ホルムアルデヒド対策(内装及び天井裏等) 戸建又は共同各戸6-2 換気対策 戸建又は共同各戸6-3 室内空気中の化学物質の濃度等 戸建又は共同各戸

光・視環境に関すること ○ 7-1 単純開口率 戸建又は共同各戸

7-2 方位別開口比 戸建又は共同各戸

音環境に関すること ○

8-1 重量床衝撃音対策 共同各戸8-2 軽量床衝撃音対策 共同各戸8-3 透過損失等級(界壁) 共同各戸 4・3・2・18-4 透過損失等級(外壁開口部) 戸建又は共同各戸 3・2・1

高齢者等への配慮に関すること ○ 9-1 高齢者等配慮対策等級(専用部分) 戸建又は共同各戸 5・4・3・2・1 等級4 等級3

9-2 高齢者等配慮対策等級(共用部分) 共同各戸 5・4・3・2・1 等級3以上 等級4 等級3防犯に関すること ○ 10-1 開口部の浸入防止対策 戸建又は共同各戸

※●は必須項目、○は選択項目。※認定長期優良住宅、認定低炭素住宅、フラット35Sには表示項目以外に必要な要件があります。

日本住宅性能表示制度の改正(平成27年4月1日施行)省エネ基準の見直し等に伴う改正(一部、平成26年2月26日より先行適用)省エネ法に基づく住宅省エネ基準の改正及びエコまち法に基づく低炭素建築物認定基準の制定にともない、日本住宅性能表示基準及び評価方法基準の省エネに関する部分を改正。

必須/選択項目の範囲の見直し新築住宅において、全10分野32項目のうち必須項目となっている9分野27項目について、必須項目の範囲を見直し、4分野9項目に。

液状化に関する情報提供専門家への相談や流通時の判断材料として活用できるよう、液状化に関する情報提供を行う。

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住宅リフォームの市場が着実に広がっています。(公財)住宅リフォーム・紛争処理

支援センターの「住宅リフォーム市場規模」によると、平成25年の市場規模は6兆1,000億円(増築・改築工事費+設備等の修繕維持費)と、前年から12.3%増、6,700億円の増加となりました。4年連続でその市場が拡大しているだけでなく、平成元年の調査開始以来最大の規模となりました。

内訳は、増築・改築工事費が5,400億円で同28.6%増。設備等の修繕維持費が5兆5,600億円で同11.0%増となっています。設備等

の修繕維持費が大半を占めますが、増築・改築工事費が同3割近くも伸びていることが注目されます。

さらに、家具などのリフォームに関連する耐久消費財やインテリア関連商品などの購入も加えた「広義のリフォーム金額」も7兆4,900億円と4年連続で増加を続けています。

平成26年4月に消費税が8%に引き上げられたため、平成25年は駆け込み需要が発生、住宅リフォーム需要を大きく後押ししたようです。

性能向上リフォームが増加窓や断熱強化の動きが進む

リフォームの内容をもう少し細か

く見てみましょう。(一社)住宅リフォーム推進協議会

の「平成25年度 住宅リフォーム実例調査」によると、住宅の性能向上を図るリフォームが増えています。戸建て住宅リフォームの目的をみると、「使い勝手の改善、自分の好みに変更するため」(65.9%)や、「住宅・設備の老朽化や壊れたため」

(60.6%)が多くなっていますが、「老後に備えたり、同居する高齢者などが暮らしやすくするため」(37.6%)、

「省エネルギー化、冷暖房効率の向上等を図るため」(36.9%)なども多くなっています。

こうした傾向は、リフォーム工事

T o p i c s

リフォームマーケット

リフォーム市場が拡大中

省エネ、高齢者配慮、耐震などワンランク上の住まいへ性能向上リフォームがトレンドにリフォーム市場が着実に拡大、平成25年の市場は6兆1,000億円とこの20年間で最大となりました。この拡大を牽引しているのが、省エネやバリアフリー、耐震といった住まいの性能を上げるリフォームです。

10.00

9.00

8.00

7.00

6.00

5.00

4.00

3.00

2.00

1.00

0

兆円

2.18

1.22 1.26 1.30 1.35 1.20 1.22 1.18 1.21 1.02 0.95 0.85 0.76 0.75 0.71 0.67 0.69 0.69 0.70 0.54 0.560.42 0.42 0.43 0.54

2.33 2.76 3.07 2.98 3.324.11 4.53 4.42 4.00 4.28 4.54 4.48 4.90 4.77 4.36 4.60 4.11 4.16 4.20 3.98

4.60 4.825.56

3.40 3.594.06

4.42 4.184.54

5.295.74

5.444.95 5.13 5.30 5.23

5.61 5.445.05 5.29

4.81 4.70 4.764.40

5.02 5.25

6.10

0.42

5.01

5.435.78

6.136.75

7.06 6.937.52

8.12

9.06

8.06

7.27 7.49 7.45 7.19 7.317.01

6.56 6.796.22 5.97 6.06

5.616.37 6.50

7.496.73

平成元年 2

年3年4年5年6年7年8年9年10年11年12年13年14年15年16年17年18年19年20年21年22年23年

25年

24年

増築・改築工事費設備等の修繕維持費

広義のリフォーム金額

住宅リフォームの市場規模

※① 「広義のリフォーム市場規模」とは、住宅着工統計上「新設住宅」に計上される増築・改築工事と、エアコンや家具等のリフォームに関連する耐久消費財、インテリア商品等の購入費を含めた金額を言う。

 ② 推計した市場規模には、分譲マンションの大規模修繕等、共用部分のリフォーム、賃貸住宅所有者による賃貸住宅のリフォーム、外構等のエクステリア工事は含まれていない。

 ③ 本市場規模は、「建築着工統計年報」(国土交通省)、「家計調査年報」(総務省)、「全国人口・世帯数・人口動態表」(総務省)等により、公益財団法人住宅リフォーム・紛争処理支援センターが推計したものである。

出典:(公財)住宅リフォーム・紛争処理支援センター

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Page 13: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

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リフォーム市場が拡大中

省エネ、高齢者配慮、耐震などワンランク上の住まいへ性能向上リフォームがトレンドに

の内容をみても明らかです。「窓ガラス・窓サッシ等の改良」が39.2%と4割近くを占めます。また、「外壁への断熱材の設置工事」は前年の17.2%から19.4%へと増加、「屋根・天井への断熱材の設置工事」も14.5%から18.4%へと増加しています。

性能向上リフォームを さまざまな施策で支援

国もこうした住宅の性能を高めるリフォームの後押しに力を注いでいます。その大きなキーワードが「省エネ」、「バリアフリー」、「耐震」です。

リフォームに対する優遇税制として、以前から、省エネ改修、バリアフリー改修、耐震改修という3つについて、所得税減税と固定資産税減税を実施してきています。

また、リフォームを行なうことで一定の質の向上を図った中古住宅を取得する場合の登録免許税減税も新たにスタートしています。

減税だけではありません。補助制度などでもさまざまな事業が実施されます。

例えば、新たに始まった「省エネ住宅ポイント」は、断熱改修に対してポイントを発行します。断熱改修と同時に行うバリアフリー改修や耐震改修もポイント発行の対象になります。

また、昨年度に引き続き実施される「長期優良住宅化リフォーム推進事業」は、既存住宅の長寿命化を測ることを目的に、一定の性能向上リフォームに補助を行います。「既存住宅・建築物における高性

能建材導入促進事業」は省エネ性の高い高性能建材を用いた改修に対して補助を行う制度です。

国の補助だけでなく、県や市町村などの自治体も、さまざまな支援制度を設けています。

国土交通省は、平成24年に「中

古住宅・リフォームトータルプラン」をまとめ、平成32年までに中古住宅流通・リフォーム市場を倍増させる計画を打ち出しました。そして、この目標を達成するため、リフォームを支援するさまざまな新しい施策を打ち出しています。

これらの制度を上手く使いこなすことによって、“わが家”を生まれ

変わらせることができます。古くなったから修繕しよう、壊れ

たから取替えよう―といった改修を一歩進め、暮らしをより快適にする、自分らしい住まいとするといった視点から、性能向上リフォームを検討してみてはいかがでしょうか。

3.9

7.9

8.7

8.7

9.1

18.5

24.8

26.5

27.6

27.4

16.0

17.9

16.7

18.1

14.9

26.2

23.4

23.2

24.0

23.7

31.8

22.4

20.4

17.5

17.6

3.5

3.7

4.5

4.1

7.3

0% 20% 40% 60% 80% 100%

平成25年

平成24年

平成23年

平成22年

平成21年

100万円以下100万円超~300万円以下300万円超~500万円以下500万円超~1,000万円以下1,000万円超不明

リフォーム契約金額 戸建て住宅

出典:(一社)住宅リフォーム推進協議会

18.3

18.4

19.4

19.5

26.9

34.1

34.4

38.7

38.9

39.2

45.5

46.9

72.0

72.4

0.0 20.0 40.0 60.0 80.0

単位:%

床・基礎への断熱材の設置工事

屋根・天井への断熱材の設置工事

外壁への断熱材の設置工事

耐震補強工事

居室の用途の変更

収納スペースの改善

冷暖房設備、給湯設備等の設置・更新(床暖房含む)

段差の解消、手すりの設置

室内建具の変更

窓ガラス・窓サッシ等の改良

間取りの変更

外装の変更(屋根の葺き替え、外壁の塗り替え等)

内装の変更(壁紙、床の張り替え等)

住宅設備の変更

リフォーム工事の内容 戸建て住宅

出典:(一社)住宅リフォーム推進協議会

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Page 14: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

住宅取得環境の好機続く史上最低金利に減税などのインセンティブ

住宅取得税 制

住宅は買い時、それとも買い時ではない? 判断がつかない需要者が増加平成26年4月から消費税率が8%へと増税されました。住宅は非常に高価な買い物であり、たとえ3%分の増税といっても、消費者にとっては大きな負担となります。そこで国は住宅ローン減税の控除対象借入限度額を4,000万円と2倍にし、住民税からの控除上限額も引き上げました。さらに、この住宅ローン減税の恩恵を十分に受けられない層に向けて住まい給付金の制度も創設しました。こうした準備がなされていたにも関わらず、消費税増税のインパクトは大きく、増税前の駆け込み需要が発生、その反動減が住宅市場を冷え込ませています。いろいろな調査をみると、消費者は激変する住宅取得環境にとまどい、建設・購入の判断がつかない様子がうかがえます。例えば、(公社)全国宅地建物取引業協会連合会の「不動産の日アンケート(住宅の居住志向および購買に関する意識調査)」(2014年9~10月に実施)によると、「不動産は買い時であるかどうか分からない」とする人が59.1%と6割近くを占めているのです。続く史上最低金利 フラット35Sの金利引き下げも先の調査で「買い時だと思う」とした人は18.3%と前年から10.3㌽減少しましたが、買い時だと思う理由は、「住宅ローン減税優遇が実施されているから」が38.3%と4割近くを占めてトップでした。やはり優遇税制などをメリットとみているのです。住宅ローン減税などの優遇制度などの利用により、年収やローン借入高によっては消費税5%時よりも8%へ増税された後の方が得となる人もいたのです。加えて、住宅ローンの金利も大きなポイントです。(独)

住宅金融支援機構によると、平成27年2月の【フラット35】の金利は1.370%(返済期間21~35年、融資率9割以下、取扱金融機関の提供する金利で最も多い金利)と、史上最低の水準を続けています。こうした低金利に加え、【フラット35】Sの金利引き下げが現行の0.3%から0.6%へと拡大されました。住宅ローン減税などと組み合わせることで、当初10年間の金利負担を実質ゼロとすることも可能なのです。こうしたことを考えると、平成27年度も住宅取得環境は良好だと言えるのではないでしょうか。性能の高い住宅にはさらに大きなインセンティブ【フラット35】Sもそうですが、認定長期優良住宅や認定低炭素住宅など性能の高い住宅は、一般の住宅よりも優遇されます。例えば、住宅ローン減税の最大控除額は一般住宅が400万円なのに対して認定長期優良住宅や認定低炭素住宅は500万円です。その他にも、さまざまな制度でインセンティブを高めています。認定住宅だけではありません。一定の性能向上を図るリフォーム工事を行った中古住宅を購入する場合は、登録免許税の減税が用意されています。新築にはこだわらないが、しっかりとした性能を持つ住宅で快適に暮らしたいといった方に活用してほしい制度です。こうしたさまざまな優遇制度を上手く使いこなすことで、より賢い住まいづくりをしたいものです。加えるならば、消費税10%も見据えておきましょう。増税は1年半先送りになりましたが、今からじっくりと住宅取得を検討したい人は、しっかりとスケジュールを確認しておくことをお勧めします。(図1)

図1 契約・引渡し時期による消費税率の違い

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図2 住宅取得に係るタイムスケジュール

固定資産税

固定資産税

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平成31年6月30日まで控除額 最大400万円

住宅ローン残高の1%を所得税から10年間控除

住宅ローン減税 〈一般住宅〉

住宅取得税 制

住宅を新築・取得した場合、住宅ローンの金利負担を軽減するため、年末のローン残高の1%が所得税から10年間控除されます。前年分の所得税から控除しきれない場合は、翌年の住民税から控除を受けることができます。この場合の控除上限額は年13.65万円です。

概 要 このような方が利用できます

●�合計所得金額が3,000万円以下の方。●その者が主として居住の用に供する家屋であること。●�住宅の床面積は50㎡以上。●�住宅の取得または工事完了から6カ月以内に入居。●�中古住宅を取得する場合は、下記のいずれかを満たすこと。

 ①耐火建築物は築25年以内、木造等は築20年以内 ②�一定の耐震基準を満たしていることが、耐震基準適合証明書や住宅性能評価書の写し(耐震等級が1、2または3であるものに限る)、または既存住宅売買瑕疵保険付保証明書により証明されたもの(入居前に耐震改修を行い、一定の耐震基準を満たす場合も含む)

●�住宅ローン減税の適用を受けていた人が、転勤などやむを得ない事情により一時転出し、その後再び入居した場合についても、再適用が可能。

●�住宅を居住の用に供した年に、転勤などやむを得ない事情により転出し、その後、同一年の12月31日までに再び入居した場合についても、適用が可能。

ここに注意!!

この制度は消費税率を8%または10%に引き上げることへの対応で、消費税が課税されない個人間の中古住宅売買には適用されません。その場合は、消費税率5%時の控除限度額200万円、住民税の控除上限額9.75万円/年が適用されます。

平成31年6月末までの制度です

平成31年6月30日までに入居した方が対象です。

これだけお得です!!

控除額=借入金等の年末残高×控除率消費税率8%

または10%の場合消費税率5%の場合

(個人間中古住宅売買)控除対象借入限度額 4,000万円 2,000万円

控除期間 10年 10年控除率 1.0% 1.0%

所得税からの控除限度額 400万円 200万円

住民税からの控除上限額 13.65万円/年 9.75万円/年

※譲渡損失の繰越控除との併用も可能です。※�住宅とともに取得する敷地の費用に充てるため住宅に係る借入金と一体となって借り入れた借入金も対象となります。

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/zeisei_index2.html

CW6_A1149_p14_A01.indd 14 2015/03/13 15:21:23

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平成31年6月30日まで控除額 最大500万円

住宅ローン残高の1%を10年間、最大500万円まで控除

住宅ローン減税 〈認定長期優良住宅〉

住宅取得税 制

認定長期優良住宅を新築・取得した場合、住宅ローンなどの年末残高の1.0%が所得税額から控除されます。期間は10年間です。さらに、前年分の所得税から控除しきれない場合は、翌年の住民税から控除を受けることができます。この場合の控除上限額は年13.65万円です。

概 要 このような方が利用できます

●�「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づく認定を受けた「長期優良住宅」を新築・取得した場合。●�合計所得金額が3,000万円以下。●その者が�主として居住の用に供する家屋であること。●�住宅の取得または工事完了から6カ月以内に入居。●�借入金の償還期間が10年以上。

認定長期優良住宅とは

「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づいて認定を受けた住宅のことです。詳細は国土交通省HP「長期優良住宅法関連情報」を参照してください。http://www.mlit .go. jp/ jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000006.html長期優良住宅(戸建て住宅)の認定基準の概要(抜粋)

項目 概要劣化対策 数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること

耐震性 極めて稀に発生する地震に対し、継続利用のための改修の容易化を図るため、損傷のレベルの低減を図ること

維持管理・更新 の 容 易 性

内装・設備について維持管理(清掃・点検・補修・更新)を容易に行うために必要な措置が講じられていること

可変性 居住者のライフスタイルの変化等に応じて間取りの変更が可能な措置が講じられていること

省エネルギー性 必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されていること

住戸面積 75㎡以上

ここに注意!!

この制度は消費税率を8%または10%に引き上げることへの対応で、消費税が課税されない個人間の中古住宅売買には適用されません。その場合は、消費税率5%時の控除限度額300万円、住民税の控除上限額9.75万円/年が適用されます。平成31年6月末までの制度です

平成31年6月30日までに入居した方が対象です。

これだけお得です!!

控除額=借入金等の年末残高×控除率消費税率8%

または10%の場合消費税率5%の場合

(個人間中古住宅売買)控除対象

借入限度額 5,000万円 3,000万円

控除期間 10年 10年控除率 1.0% 1.0%

所得税からの控除限度額 500万円 300万円

住民税からの控除上限額 13.65万円/年 9.75万円/年

※譲渡損失の繰越控除との併用も可能です。※�住宅とともに取得する敷地の費用に充てるため住宅に係る借入金と一体となって借り入れた借入金も対象となります。

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/zeisei_index2.html

CW6_A1149_p15_A02.indd 15 2015/03/13 15:21:26

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平成31年6月30日まで控除額 最大500万円

住宅ローン残高の1%を10年間、最大500万円まで控除

住宅ローン減税 〈認定低炭素住宅〉

住宅取得税 制

認定低炭素住宅を新築・取得した場合、住宅ローンなどの年末残高の1.0%が所得税額から控除されます。期間は10年間です。さらに、前年分の所得税から控除しきれない場合は、翌年の住民税から控除を受けることができます。この場合の控除上限額は年13.65万円です。

概 要 このような方が利用できます

●�「都市の低炭素化の促進に関する法律」に基づく認定を受けた「低炭素住宅」を新築・取得した場合。

●合計所得金額が3,000万円以下。●その者が主として居住の用に供する家屋であること。●住宅の床面積は50㎡以上。●住宅の取得または工事完了から6カ月以内に入居。●借入金の償還期間が10年以上。

認定低炭素住宅とは

「都市の低炭素化の促進に関する法律」に基づいて認定を受けた住宅のことです。平成25年省エネルギー基準の住宅よりも10%以上エネルキー消費量が少なく、節水機器(節水トイレ、節水水栓)やHEMS、再生可能エネルギー利用など8項目のなかから2項目以上に該当することが求められています。詳細は国土交通省HP「低炭素建築物認定制度 関連情報」を参照してください。http://www.mlit .go. jp/ jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000065.html

ここに注意!!

この制度は消費税率が8%または10%に引き上げることへの対応で、消費税が課税されない個人間の中古住宅売買には適用されません。その場合は、消費税率5%時の控除限度額300万円、住民税の控除上限額9.75万円/年が適用されます。

平成31年6月末までの制度です

平成31年6月30日までに入居した方が対象です。

これだけお得です!!

控除額=借入金等の年末残高×控除率消費税率8%

または10%の場合消費税率5%の場合

(個人間中古住宅売買)控除対象借入限度額 5,000万円 3,000万円

控除期間 10年 10年控除率 1.0% 1.0%

所得税からの控除限度額 500万円 300万円

住民税からの控除上限額 13.65万円/年 9.75万円/年

※譲渡損失の繰越控除との併用も可能です。※�住宅とともに取得する敷地の費用に充てるため住宅に係る借入金と一体となって借り入れた借入金も対象となります。

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/zeisei_index2.html

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平成31年6月30日まで控除額 最大65万円

自己資金での長期優良住宅は最大65万円の控除

認定長期優良住宅の新築等をした場合の所得税額の特別控除

住宅取得税 制

認定長期優良住宅を、住宅ローンなどを利用せずに自己資金で建てた場合にも減税を受けることができます。認定長期優良住宅の新築などを行った場合、標準的な性能強化費用相当額(上限650万円)の10%相当額が、その年分の所得税額から控除されます。控除額がその年の所得税額を超える場合は、翌年分の所得税額から控除することができます。

概 要 このような方が利用できます

●�「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づく認定を受けた「長期優良住宅」を新築・取得した場合。

●合計所得金額が3,000万円以下。●その者が主として居住の用に供する住宅であること。●住宅の引渡しまたは工事完了から6カ月以内に入居。

「標準的な性能強化費用相当額」は国土交通省が規定しています

「標準的な性能強化費用相当額」とは、住宅の構造にかかわらず、4万3,800円に床面積を乗じた額です。

平成31年6月末までの制度です

平成31年6月30日までに入居した方が対象です。

これだけお得です!!

控除額=標準的な性能強化費用×控除率消費税率8%

または10%の場合標準的な性能強化

費用相当額 上限650万円

控除期間 1年控除率 10%

控除限度額 65万円※住宅ローン減税(認定長期優良住宅)との選択制です。※居住用財産の買換え等の特例との併用が可能です。※その他の補助金などがある場合は金額が差し引かれます。

認定長期優良住宅とは

「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」に基づいて認定を受けた住宅のことです。詳細は国土交通省HP「長期優良住宅法関連情報」を参照してください。http://www.mlit .go. jp/ jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000006.html長期優良住宅(戸建て住宅)の認定基準の概要(抜粋)

項目 概要劣化対策 数世代にわたり住宅の構造躯体が使用できること

耐震性 極めて稀に発生する地震に対し、継続利用のための改修の容易化を図るため、損傷のレベルの低減を図ること

維持管理・更新 の 容 易 性

内装・設備について維持管理(清掃・点検・補修・更新)を容易に行うために必要な措置が講じられていること

可変性 居住者のライフスタイルの変化等に応じて間取りの変更が可能な措置が講じられていること

省エネルギー性 必要な断熱性能等の省エネルギー性能が確保されていること

住戸面積 75㎡以上

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/zeisei_index2.html

CW6_A1149_p17_A04.indd 17 2015/03/13 15:21:32

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平成31年6月30日まで控除額 最大65万円

自己資金での低炭素住宅は最大65万円の控除

認定低炭素住宅の新築等をした場合の所得税額の特別控除

住宅取得税 制

認定低炭素住宅を、住宅ローンなどを利用せずに自己資金で建てた場合にも減税を受けることができます。認定低炭素住宅の新築などを行った場合、標準的な性能強化費用相当額(上限650万円)の10%相当額が、その年分の所得税額から控除されます。控除額がその年の所得税額を超える場合は、翌年分の所得税額から控除することができます。

概 要 このような方が利用できます

●�「都市の低炭素化の促進に関する法律」に基づく認定を受けた「低炭素住宅」を新築・取得した場合。

●合計所得金額が3,000万円以下。●その者が主として居住の用に供する住宅であること。●住宅の床面積は50㎡以上。●住宅の引渡しまたは工事完了から6カ月以内に入居。

「標準的な性能強化費用相当額」は国土交通省が規定しています

「標準的な性能強化費用相当額」とは、住宅の構造にかかわらず、4万3,800円に床面積を乗じた額です。

平成31年6月末までの制度です

平成31年6月30日までに入居した方が対象です。

これだけお得です!!

控除額=標準的な性能強化費用×控除率消費税率8%

または10%の場合標準的な性能強化費用相当額 上限650万円

控除期間 1年控除率 10%控除限度額 65万円

※住宅ローン減税(認定低炭素住宅)との選択制です。※居住用財産の買換え等の特例との併用が可能です。※その他の補助金などがある場合は金額が差し引かれます。

認定低炭素住宅とは

「都市の低炭素化の促進に関する法律」に基づいて認定を受けた住宅のことです。平成25年省エネルギー基準の住宅よりも10%以上エネルキー消費量が少なく、節水機器(節水トイレ、節水水栓)やHEMS、再生可能エネルギー利用など8項目のなかから2項目以上に該当することが求められています。詳細は国土交通省HP「低炭素建築物認定制度 関連情報」を参照してください。http://www.mlit .go. jp/ jutakukentiku/house/jutakukentiku_house_tk4_000065.html

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/zeisei_index2.html

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一般住宅 平成30年3月31日まで、長期優良住宅 平成28年3月31日まで不動産取得税 税率3%

不動産取得税は課税標準を控除し、税率も3%に

不動産取得税の課税標準及び税率の特例措置〈一般住宅〉〈認定長期優良住宅〉

住宅取得税 制

住宅を取得した時に一度だけかかる税金が不動産取得税です。住宅取得に係る課税の特例として、課税標準の控除と軽減税率の2つが用意されています。

概 要 このような方が利用できます

新築住宅●�住宅の床面積が50㎡(共同賃家住宅の場合は40㎡)以上、240㎡以下。

中古住宅●�住宅の床面積が50㎡以上、240㎡以下。●�下記のいずれかを満たすこと。 ①耐火建築物は築25年以内、木造等は築20年以内 ②昭和57年1月1日以降に新築されたもの。 ③�一定の耐震基準を満たしていることが耐震基準適合証明書や住宅性能評価書の写し(耐震等級で1、2、3であるものに限る)などで証明されたもの。

住宅用地の取得も減税

 住宅用地の取得に係る課税にも特例が用意されています。●税額の減額 宅地評価土地の取得に対して課する不動産取得税の課税標準の特例�1/2●軽減税率 本則税率4%を3%に軽減●適用期限は平成30年3月31日

課税標準の控除は期限なし

一般住宅 平成29年度いっぱいの制度です

平成30年3月31日までに新築・取得した住宅が対象です。

長期優良住宅 平成27年度いっぱいの制度です

平成28年3月31日までに新築した住宅が対象です。

これだけお得です!!

一般住宅 一般住宅は、不動産取得税について、課税標準の控除と、軽減税率を受けることができます。○課税標準の控除 ・新築住宅:1戸につき1,200万円を価格から控除 ・‌‌中古住宅:住宅の新築時に地方税法で規定されていた控除額を価格から控除

○軽減税率 本則税率4%を3%に軽減

認定長期優良住宅 認定長期優良住宅は、不動産取得税について、課税標準の控除と、軽減税率を受けることができます。○課税標準の控除 1戸につき1,300万円を価格から控除○軽減税率 本則税率4%を3%に軽減

課税標準の控除は期限なし

 課税標準の控除は恒久減税のため期限はありません。

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/zeisei_index2.html

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平成28年3月31日まで固定資産税 減額1/2

固定資産税を1/2減額し、住宅資産の負担を軽減

固定資産税の新築住宅に係る減額〈一般住宅〉〈認定長期優良住宅〉

住宅取得税 制

一般住宅 一般住宅の戸建て住宅の場合は、当初3年間、120㎡相当部分について1/2減額されます。

認定長期優良住宅 認定長期優良住宅の戸建て住宅の場合は、当初5年間、120㎡相当部分について1/2減額されます。

固定資産税とは、保有する住宅や土地などの固定資産に毎年課税される税金です。1月1日現在の所有者が、その年の4月1日からの1年間分の税をすべて納付します。税額は、課税標準(評価額)×税率(標準税率1.4%)ですが、新築住宅に係る固定資産税には減額措置が設けられています。

概 要

このような方が利用できます

●�住宅の床面積が50㎡(戸建て住宅以外の貸家住宅の場合は40㎡)以上、280㎡以下。

このような方が利用できます

●�住宅の床面積が50㎡(戸建て住宅以外の貸家住宅の場合は40㎡)以上、280㎡以下。

一般住宅 平成27年度いっぱいの制度です

平成28年3月31日までに新築した住宅が対象です。

長期優良住宅 平成27年度いっぱいの制度です

平成28年3月31日までに新築した住宅が対象です。

固定資産税1/2○戸建て住宅:当初3年間 120㎡相当部分について

固定資産税を1/2減額○中高層耐火住宅:当初5年間 120㎡相当部分について

固定資産税を1/2減額

◇たとえば120㎡の戸建て住宅で建物評価額が700万円の場合

  課税標準〈700万円〉×標準税率〈1.4%〉=98,000円 ↓1/2減額

 49,000円に!!(×3年)

これだけお得です!!

固定資産税1/2○戸建て住宅:当初5年間 120㎡相当部分について

固定資産税を1/2減額○中高層耐火住宅:当初7年間 120㎡相当部分について

固定資産税を1/2減額

◇たとえば120㎡の戸建て住宅で建物評価額が700万円の場合

  課税標準〈700万円〉×標準税率〈1.4%〉=98,000円 ↓1/2減額

 49,000円に!!(×5年)

これだけお得です!!

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/zeisei_index2.html

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Page 23: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

一般住宅 平成29年3月31日まで、認定住宅 平成28年3月31日まで保存登記 一般住宅 0.15%

住宅の登記の税率を軽減

登録免許税の減税〈一般住宅〉〈認定長期優良住宅〉〈認定低炭素住宅〉

住宅取得税 制

住宅や土地の不動産を取得した場合、登記簿に登記する必要があります。この登記の申請には登録免許税の納付が必要です。新築住宅の場合は所有権の保存登記が、売買による場合は所有権の移転登記が必要となります。住宅用家屋については、これらの登録免許税について軽減措置の特例措置が設けられています。認定長期優良住宅と認定低炭素住宅については、一般住宅よりも税率がさらに優遇されます。

概 要

このように税率が下がります

登記の種類税率

本則

住宅用家屋特例一般住宅 認定住宅

所有権の保存登記

不動産価額の

0.40% 0.15% 0.10%

所有権の移転登記 2.00% 0.30%

認定長期優良住宅戸建て住宅0.20%マンション0.10%認定低炭素住宅

0.10%

登記の種類 軽減措置による差額は?

所有権の保存登記 2,500万円の新築住宅を購入すると…     2.5万円のお得!2,500万円の新築の認定長期優良住宅を購入すると…        3万円のお得!

所有権の移転登記 1,000万円の中古住宅を購入すると… 10.25万円のお得!1,000万円の認定長期優良住宅・中古マンションを購入すると…   11.4万円のお得!

※登録免許税の計算 税額=課税標準×税率 (所有権移転登記の場合の課税標準とは、固定資産税評価額)

これだけお得です!!

このような方が利用できます

●その者が主として居住の用に供する家屋であること。●住宅の床面積が50㎡以上。●�中古住宅を取得する場合は、下記のいずれかを満たすこと。

 ①耐火建築物は築25年以内、木造等は築20年以内 ②�一定の耐火基準を満たしていることが耐震基準適合証明書や住宅性能評価書の写し(耐震等級が1、2、3であるものに限る)などで証明されたもの

●新築または取得から1年以内に登記をすること。

一般住宅 平成28年度いっぱいの制度です

平成29年3月31日までに取得した人が対象です。

認定住宅 平成27年度いっぱいの制度です

平成28年3月31日までに取得した人が対象です。

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/zeisei_index2.html

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Page 24: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

平成28年3月31日まで所有移転登記 0.10%

買取再販により質が向上した中古住宅は税率を軽減

登録免許税の減税 〈一定の質向上を図った中古住宅〉

住宅取得リフォーム税 制

中古住宅を取得した場合には、登記簿に所有者の移転登記をする必要があります。この登記の申請には登録免許税の納付が必要です。買取再販事業者により一定の質の向上を図るための改修工事が行われた中古住宅を取得した場合は、買主に課せられる登録免許税の税率を引き下げる軽減措置が設けられています。

概 要

このように税率が下がります

登記の種類税率

本則→

住宅用家屋特例

所有権の移転登記 不動産価額の 2.00% 0.10%

登記の種類 軽減措置による差額は?

所有権の移転登記 1,000万円の中古住宅を購入すると… 11.4万円のお得!

※登録免許税の計算 税額=課税標準×税率 (所有権移転登記の場合の課税標準とは、固定資産税評価額)

これだけお得です!!

このような方が利用できます

●住宅の床面積が50㎡以上。●耐震性に関して次のいずれかに該当すること。 ①築25年以内の耐火建築物、築20年以内の木造等 ②�一定の耐震基準を満たしていることが、耐震基準適合証明書、住宅性能評価書の写し(耐震等級が1、2または3であるものに限る)または既存住宅売買瑕疵担保責任保険に加入していることを証する書類のいずれかで証明されたもの。

●宅地建物取引業者から住宅を取得したこと。●�宅地建物取引業者が住宅を取得してから、リフォーム工事を行って再販売するまでの期間が2年以内であること。

●�取得の時に、新築された日から10年を経過した住宅であること。

●�建物価格に占めるリフォーム工事の総額の割合が20%(リフォームの総額が300万円を超える場合には300万円)以上。

●�次のいずれかに該当するリフォーム工事が行われたこと。

 ⅰ�次の①~⑥に該当するリフォーム工事を行い、工事の合計額が100万円を超えること。

 ⅱ�50万円を超える、次の④、⑤、⑥のいずれかに該当する工事を行うこと。

 ⅲ�50万円を超える、次の⑦に該当する工事を行い、給水管、排水管または雨水の浸入を防止する部分の瑕疵を担保する既存住宅瑕疵担保責任保険に加入すること。

 ① �増築、改築、建築基準法上の大規模な修繕または模様替え

 ② �マンションの場合で、床または階段・間仕切り壁・主要構造部材である壁のいずれかのものの過半について行う修繕または模様替え

 ③ �居室・調理室・浴室・トイレ・その他の室(洗面所・納戸・玄関・廊下のいずれか)の床または壁の全部についての修繕または模様替え

 ④ �一定の耐震基準に適合させるための修繕または模様替え

 ⑤ バリアフリー改修工事 ⑥ 省エネ改修工事 ⑦ �給水管、排水管または雨の浸入を防止する部分

に係る工事平成27年度いっぱいの制度です

平成28年3月31日までの制度です。

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

22

制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/zeisei_index2.html

CW6_A1149_p22_A09.indd 22 2015/03/13 15:21:47

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平成31年6月30日まで非課税 最大1,500万円

住宅取得のために受けた贈与は一定額まで非課税

住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置

税 制

満20歳以上の人が、直系尊属から住宅取得などの資金の贈与を受けた場合、一定の金額までが非課税となります。住宅取得だけでなく、先行取得する敷地の資金や、リフォームも対象となります。省エネやバリアフリー、耐震で高い性能を持つ住宅(質の高い住宅)の場合は、非課税枠がさらに拡大されます。この制度は、相続時精算課税制度の特例との併用が可能です。

概 要

以下の金額まで贈与税が非課税となります契約年 質の高い住宅 一般の住宅平成27年 1,500万円 1,000万円

~平成28年9月 1,200万円    700万円~平成29年9月 1,200万円    700万円~平成30年9月 1,000万円    500万円~平成31年6月    800万円    300万円

※�消費税率8%の適用を受けて住宅を取得した人のほか、個人間売買により中古住宅を取得した方(消費税率10%が適用される場合は、非課税枠が拡大されます)。

 贈与税には110万円の基礎控除があります。 例えば、27年中に親から2,000万円の贈与を受けて省エネ性能の高い住宅を建設した場合、基礎控除110万円+非課税枠1,500万円で1,610万円までが非課税となります。

これだけお得です!!

このような方が利用できます

●受贈者の年収が2,000万円以下。●住宅の床面積が50㎡以上240㎡以下。●�贈与を受けた年の翌年の3月15日までに居住すること、または同日後に遅滞なく居住することが確実であると見込まれること。

●贈与を受けた年の1月1日に20歳以上であること。●�中古住宅を取得する場合は、下記の①、②または③のいずれかを満たすこと。

 ①耐火建築物は築25年以内、木造等は築20年以内。 ②�一定の耐震基準を満たしていることが、耐震基準適合証明書や住宅性能評価書の写し(耐震等級1、2または3であるものに限る)、または既存住宅売買瑕疵保険付証明書で証明されたもの。

質の高い住宅とは?

 質の高い住宅とは、下記のいずれかの性能を満たす住宅のことです。●省エネルギー性の高い住宅  �断熱等性能等級4、または一次エネルギー消費量等級4

●耐震性の高い住宅  �耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上、または免震建築物

●バリアフリー性の高い住宅  高齢者等配慮対策等級3以上

平成31年6月末までの制度です

平成31年6月30日までの贈与が対象です。

住宅取得

※�リフォームの場合は36頁を参照

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

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平成31年6月30日まで非課税 最大2,500万円

住宅取得のための贈与は2,500万円まで非課税

住宅取得等資金に係る相続時精算課税制度の特例

住宅取得リフォーム税 制

満20歳以上の人が、親から住宅の新築・取得または増改築のための資金の贈与を受けた場合、親の年齢が60歳未満であっても相続時精算課税制度を選択することができます(住宅取得等資金以外の場合、相続時精算課税制度は親の年齢が60歳以上という制限があります)。住宅の新築や取得などだけでなく、先行取得する敷地の資金も対象となります。相続時精算課税制度を選択すると、子ども一人につき2,500万円までは贈与税がかかりません。また、2,500万円を超えた金額についても一律20%の贈与税がかかるだけです。一度に大型贈与がしやすいことが相続時精算課税制度のメリットです。この制度は、住宅ローン減税制度との併用が可能です。また、住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置との併用も可能です。

概 要

暦年課税制度に比べて大型贈与がしやすいことがメリットです。

暦年課税制度       110万円まで非課税相続時精算課税制度 2,500万円まで非課税

これだけお得です!!

このような方が利用できます

●受贈者の所得要件はありません。●住宅の床面積が50㎡以上。●�贈与を受けた年の翌年の3月15日までに居住すること、または同日後に遅滞なく居住することが確実であると見込まれること。

●贈与を受けた年の1月1日に20歳以上であること。●�中古住宅を取得する場合は、下記の①、②のいずれかを満たすこと。

 ①耐火建築物は築25年以内、木造等は築20年以内。 ②�一定の耐震基準を満たしていることが、耐震基準適合証明書や住宅性能評価書の写し(耐震等級1、2または3であるものに限る)、または既存住宅売買瑕疵保険付証明書で証明されたもの。

●�リフォームの場合は、工事費100万円以上、リフォーム後の床面積が50㎡以上になる工事(耐震改修工事を含む)。

相続時精算課税制度とは?

 60歳以上の親から20歳以上の子へ生前贈与する場合、相続時精算課税制度か暦年課税制度かを、受贈者が選択できます。 相続時精算課税制度とは、贈与時に贈与財産に対する贈与税を支払い、その後の相続時にその贈与財産と相続財産とを合計した価額を基に計算した相続税額から、すでに支払った贈与税を控除することにより、贈与税・相続税を通じた納税をすることができる制度です。 一方、暦年課税は、受贈者が1年間にもらった財産の合計が基礎控除額110万円を超える場合に贈与税がかかります。

平成31年6月末までの制度です

平成31年6月30日までの贈与が対象です。

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

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平成27年12月31日まで譲渡損を所得から控除

住まいの譲渡損はその年の所得金額から計算上控除

居住用財産の買換え等の場合の譲渡所得の課税の特例

住宅取得税 制

居住用財産の買換え等による譲渡損失の繰越控除居住用財産の買換えにともなって発生した譲渡損失について、買換え資産に係る住宅ローン残高がある場合、一定の要件を満たせば譲渡損失額をその年分の所得金額から計算上控除することができます。また、控除しきれなかった損失は3年間の繰越控除ができます。

居住用財産の譲渡損失の繰越控除居住用財産の譲渡にともなって発生した譲渡損

失について、譲渡資産に係る住宅ローン残高がある場合、一定の要件を満たせば住宅ローン残高から譲渡額を控除した額を限度に、その年分の所得金額から計算上控除することができます。また、控除しきれなかった損失は3年間の繰越

控除ができます。

概 要

このような方が利用できます

●合計所得金額が3,000万円以下の年に限る。●�譲渡資産が5年超えの居住用家屋及びその敷地などであること。●�買換え資産が床面積50㎡以上の居住用家屋及びその敷地であること。●�買換え資産は、譲渡日の前年の1月1日から譲渡日の翌年の12月31日までの間に取得し、取得日からその翌年の12月31日までに居住の用に供するか、その見込みがあること。●�繰越控除の適用年の年末に買換え資産の取得に係る一定の住宅ローン残高があること。

このような方が利用できます

●合計所得金額が3,000万円以下の年に限る。●�譲渡資産が5年超えの居住用家屋及びその敷地などであること。

●�譲渡に係る契約を締結した日の前日において、譲渡資産の取得に係る一定の住宅ローン残高があること。

平成27年いっぱいの制度です

平成27年12月31日までに譲渡したものが対象です。

平成27年いっぱいの制度です

平成27年12月31日までに譲渡したものが対象です。

 譲渡損失額をその年分の所得金額から計算上控除することができる―つまり、給与所得や事業所得などほかの所得と損益通算することができるのです。

これだけお得です!!

 譲渡損失額をその年分の所得金額から計算上控除することができる―つまり、給与所得や事業所得などほかの所得と損益通算することができるのです。

これだけお得です!!

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

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改修による性能向上を後押し省エネ、バリアフリー、耐震が3大ポイントに

リフォーム税 制

国が住宅リフォームを後押し 数々の支援案を打ち出す国は、平成24年に「中古住宅・リフォームトータルプラン」を策定しました。このプランでは、平成32年までに中古住宅流通・リフォーム市場を倍増させるという目標を掲げています。このように国は中古住宅流通も含めたストック市場の拡大に力を注いでいるのです。こうした国の姿勢は、リフォーム需要者にとって非常にありがたいことと言えるでしょう。市場拡大のため、数々の支援策を打ち出すことにつながるからです。例えば、住宅ローン減税があります。住宅の新築・購入者にとって、一番ベーシックな支援制度ですが、この制度はリフォームにも適用されます。ローンにより住宅を増改築した場合、年末ローン残高の1%を10年間、所得税から控除することができます。最大控除額は400万円であり、大規模なリフォームを考えている人にとっては見逃せない制度です。省エネ、バリアフリー、耐震に さらなる優遇税制も加えて、国は、住まいの性能を向上させるリフォームを推進しています。単に壊れたから取り替える、修繕するというだけでは性能は向上しません。住まいの快適性や利便性、安全性などのレベルアップには、それだけコストがかかります。そこで、国は性能を向上させるリフォームに対して、プラスアルファの支援制度を設けています。現在、省エネ、バリアフリー、耐震という3つの性能を向上させるリフォームについてそれぞれ減税制度が用意されています。(図1)省エネは、平成25年省エネ基準への適合などが条件です。バリアフリーは、浴室やトイレの改良、手すりの取り

付けなどが求められています。耐震は、旧耐震基準で建てられた住宅を現在の耐震基準に適合させるリフォームを行った場合に利用できるものです。それぞれ所得税の控除、固定資産税減額が用意されています。先の住宅ローン減税と、また、省エネと耐震、バリアフリーと省エネなど、組み合わせて利用することも可能です。ただし、組み合わせて利用できないケースもありますので、事前に確認しておきましょう。(図2)これらの制度は、それぞれ終了時期が異なります。一番早いものでは、「耐震改修の固定資産税減額」が平成27年いっぱいで終了します。また、省エネとバリアフリーの固定資産税減額も平成27年度いっぱいの制度です。こうしたスケジュールも踏まえて、その利用を検討したいものです。(図3)省エネ基準の変更にともない 要件も変更にこれら3つの性能のなかで、省エネについては平成27年4月から基準が一部変わりました。省エネ改修にかかわる優遇税制は、ローン型、投資型という2つの所得税控除と、固定資産税減額があります。この3つの制度で共通する要件は「平成25年省エネ基準(外皮性能のみ)相当の省エネ性能となること」です。前年度までは「平成11年省エネ基準以上の省エネ性能となること」でしたが、省エネ性能の基準が「平成25年基準」に全面的に移行したため、求められる要件も変わりました。といっても、求める省エネ性能のレベルがワンランクアップしたわけではありません。「外皮性能のみ」と注釈がありますが、そこだけを見れば平成11年省エネ基準とほぼ同等なのです。

26

制度 省エネ バリアフリー 耐震

所得税控除リフォームローンを利用

償還期間10年以上 住宅ローン減税 〇 〇 〇償還期間5年以上 ローン型 〇 〇 ―

リフォームローンの利用を問わず 投資型 〇 〇 〇固定資産税減額 〇 〇 〇

図1 リフォーム減税の種類

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Page 29: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

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図2 リフォーム関連税制の併用可否組み合わせ住宅ローン 省エネ改修 バリアフリー改修 耐震改修減税 ローン型 投資型 固定資産税 ローン型 投資型 固定資産税 投資型 固定資産税

住宅ローン減税 × × ○ × × ○ ○ ○

省エネ改修ロ ー ン 型 × × ○ ○ × ○ ○ ○投 資 型 × × ○ × ○ ○ ○ ○固定資産税 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×※

バリアフリー改修ロ ー ン 型 × ○ × ○ × ○ ○ ○投 資 型 × × ○ ○ × ○ ○ ○固定資産税 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ×※

耐震改修投 資 型 ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○ ○固定資産税 ○ ○ ○ ×※ ○ ○ ×※ ○

※ 同一年での併用は不可です。

図3 リフォームに係るタイムスケジュール

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平成31年6月30日まで控除額 最大400万円

住宅ローンの年末残高1%を所得税から10年間控除

住宅ローン減税 〈所得税〉

リフォーム税 制

償還期間が10年以上の借入金で、住宅を増改築した場合、年末ローン残高の1%が10年間、所得税から控除されます。前年分の所得税から控除しきれない場合は、翌年度の住民税から控除を受けることができます。この場合の控除限度額は年に13.65万円です。

概 要

控除額=補助金などを除く借入金などの年末残高×控除率控除対象借入限度額 4,000万円

控除期間 10年控除率 1.0%

所得税からの控除限度額 400万円住民税からの控除上限額 13.65万円/年

これだけお得です!!

このような方が利用できます

●�所有し居住する住宅のリフォームを、償還期間が10年以上の住宅ローンなどを活用して行う方。

●�工事完了日から6カ月以内に居住している方。●�増改築工事後の床面積が50㎡以上であり、その1/2以上に居住している方。

●�合計所得金額が3,000万円以下。

このような工事が対象です

●次のいずれかに該当する工事。 ①�増築、改築、建築基準法に規定される大規模の修繕または大規模の模様替え

 ②�マンションなどの区分所有部分の床、階段または壁の過半について行う一定の修繕・模様替え

 ③�住宅の居室、キッチン、浴室、トイレ、洗面所、納戸、玄関または廊下において、一室の床または壁の全てについて行う修繕・模様替え

 ④�現行の耐震基準に適合させるための耐震リフォーム

 ⑤�一定のバリアフリーリフォーム(バリアフリーリフォームのローン型減税対象工事)

 ⑥�一定の省エネリフォーム(省エネリフォームのローン型減税対象工事)

●�補助金などを除いたリフォーム工事費用が、100万円を超えていること。

●�居住部分の工事費用額が、リフォーム工事費用総額の1/2以上であること。

平成31年6月末までの制度です

平成31年6月30日までに入居した方が対象です。

◇たとえば ①合計取得金額が 675 万円(課税所得:344 万円)、②住宅価格 5000 万円のうち借入金 4250 万円、③固定金利2%、④返済元利均等 35年、⑤住宅購入時期が平成 27年6月(消費税率8%)の場合。 下表にある3つのうち、最も小さい額が実際の控除額となります。

単位:万円時期(年末) H27 H28 H29 H30 H31 H32 H33 H34 H35 H36限度額 40 40 40 40 40 40 40 40 40 40

残高×1% 42.1 41.2 40.4 39.5 38.6 37.6 36.7 35.7 34.7 33.7所得税額+控除対象住民税額

39.7 41.9 44.0 46.2 48.3 50.5 52.7 54.8 57.0 59.1

10年間で総額およそ376万円が所得税から控除されます!!

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

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ローンを活用した場合、5年間で最大62.5万円を控除

省エネ改修促進税制 〈所得税〉(ローン型)

平成31年6月30日まで控除額 最大62.5万円リフォーム税 制

既に暮らしている住宅の省エネリフォームを含む増改築工事を、償還期間が5年以上の借入金で行った場合、所得税額の控除を受けることができます。借入金の年末残高1,000万円以下の部分について、リフォーム後に暮らし始めた年から5年間、リフォーム工事費用の2%または1%が所得税から控除されます。現行の住宅ローン減税制度との併用はできません。

概 要

①下記のいずれか少ない額×2%が控除。 ・特定断熱改修工事費用-補助金など ・250万円

※補助金など � �国または地方公共団体から交付される補助金または交付金その他これら

に準じるもの。

②�特定断熱改修工事以外の工事費用に相当する年末ローン残高×1%が控除。 �①+②で年間最大12.5万円、5年間で最大62.5万円の控除を受けることができます。 (上の①と②における工事費用総額の上限は1,000万円)

※�年末ローン残高が特定断熱改修工事費用未満となった場合でも、年末ローン残高を上限として、2%の控除対象とすることができます。

※特定断熱改修工事 �改修後の住宅全体の省エネ性能が、平成25年省エネ基準(外皮のみ)相当に、新たに適合すると認められる工事。

これだけお得です!!

このような方が利用できます

●�賃貸ではない、所有し居住する住宅のリフォームを行う方。

●�工事完了日から6ヶ月以内に居住し、居住日からその年の12月末まで継続して居住している方。

●�工事後の住宅の床面積が50㎡以上で、その1/2以上に居住している方。

●�増改築等工事証明書などの必要書類を添付して確定申告している方。

●�合計所得金額が3,000万円以下。

このような工事が対象です

●�すべての居室の窓全部の断熱工事または、それと併せて行う床の断熱工事、天井の断熱工事、壁の断熱工事。

●�改修部位が、いずれも平成25年省エネ基準(外皮のみ)相当の省エネ性能となること。

●�リフォーム後の住宅全体の省エネ性能が、リフォーム前から一段階相当上がると認められる工事内容であること。

●�補助金などを除いた省エネリフォーム工事費用が、50万円を超えていること。

●�居住用部分の工事費用額が、リフォーム工事費用総額の1/2以上であること。

※�平成27年12月31日まで、特定断熱改修工事以外については、リフォーム後の住宅全体の省エネ性能がリフォーム前から一段階相当上がらない場合でも、工事の対象となります。

 �ただし、控除率が2%となる特定断熱改修工事は、リフォーム後の住宅全体の省エネ性能が、リフォーム前から一段階相当上がると認められる工事でなければなりません。平成31年6月末までの制度です

平成31年6月30日までに入居した方が対象です。

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/zeisei_index2.html

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Page 32: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

平成31年6月30日まで控除額 最大25万円

ローンなしで行う省エネリフォームは最大25万円控除

省エネ特定改修工事特別控除制度〈所得税〉(投資型)

リフォーム税 制

ローンなどを活用せずに住宅の省エネリフォームを行った場合、標準的な工事費用相当額の10%が1年間、所得税から控除されます。リフォーム工事費用額の上限は250万円ですが、太陽光発電装置を設置する場合、350万円が上限額となります。

概 要

 補助金などを除いた標準的な工事費用相当額(上限250万円)の10%、最高25万円(太陽光発電装置設置(上限350万円)では最大35万円)が、リフォーム後に暮らし始めた年分のみ、所得税から控除されます。

工事内容 最大控除額省エネ改修のみ 25万円

省エネ改修+太陽光発電装置設置 35万円※標準的な工事費用相当額 �国土交通省の告示によって種別や区別地域などで定められた金額に、改修部分の面積や設置箇所数などが掛け算された金額です。

これだけお得です!!

このような方が利用できます

●�賃貸ではない、所有し居住する住宅のリフォームを行う方。

●工事完了日から6ヶ月以内に居住している方。●�工事後の住宅の床面積が50㎡以上で、その1/2以上に居住している方。

●�増改築等工事証明書などの必要書類を添付して確定申告している方。

●合計所得金額が3,000万円以下。

対象となる太陽光発電設備設置工事

●設置工事太陽電池モジュール 直流側開閉器 接続箱

専用の架台 交流側開閉器 余剰電力販売用電力量計パワーコンディショナ(インバータ、保護装置)

●特殊工事 施工業者の判断により、下記の特殊工事を施工することが必要と認められ、かつ施工写真などで当該特殊工事を施工したことが証明できるもの

安全対策工事 陸屋根防水基礎工事積雪対策工事 塩害対策工事 幹線増強工事

このような工事が対象です

●�すべての居室の窓全部の断熱工事または、それと併せて行う以下の工事。

 ①床の断熱工事 ②天井の断熱工事 ③壁の断熱工事 ④太陽光発電装置設置工事 ⑤高効率空調機の取り替えまたは取り付けの工事 ⑥高効率給湯器の取り替えまたは取り付けの工事 ⑦�太陽熱利用システムの取り替えまたは取り付けの工事

●�対象となる一般省エネ改修工事費用から補助金などを除いた額が、50万円を超えていること。

●�居住用部分の工事費用額が、リフォーム工事費用総額の1/2以上であること。

●�すべての居室の窓全部の改修と①~③の断熱工事では、いずれも平成25年省エネ基準(外皮のみ)相当の省エネ性能となること。

●�④の太陽光発電装置については、一定の性能のものであること。

平成31年6月末までの制度です

平成31年6月30日までに入居した方が対象です。

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

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翌年度分の固定資産税を1/3減額

平成28年3月31日まで固定資産税 1/3

省エネ改修促進税制 〈固定資産税〉

リフォーム税 制

このような方が利用できます

●�平成20年1月1日以前から存在する住宅の省エネリフォーム工事を行う方。

●賃貸住宅ではない住宅の省エネリフォームを行う方。●�工事完了日から3ヶ月以内に、工事内容などが確認できる書類などを添付して市町村に申告している方。

このような工事が対象です

●�窓の断熱工事、または窓の断熱工事と併せて行う床の断熱工事、天井の断熱工事、壁の断熱工事。

●�改修部位が、どれも平成25年省エネ基準(外皮のみ)相当の省エネ性能となること。

●�省エネリフォームの工事費用が50万円を超えていること。

※�所得税額控除と異なり、「すべての居室の窓全部の断熱工事」の要件ではありません。

平成20年1月1日以前から存在する住宅の省エネリフォーム工事を行った場合、その住宅にかかる翌年分の固定資産税額が1年間、3分の1減額されます。所得税額の控除と併用することができ、借入金の有無は関係しません。該当する住宅の120㎡相当分までが減額対象となります。

概 要

平成27年度いっぱいの制度です

平成28年3月31日までに工事を完了した方が対象です。

 住宅の120㎡に相当する部分の固定資産税額が、翌年分1年間、3分の1減額されます。

これだけお得です!!

◇たとえば120㎡の住宅で建物評価額が750万円の場合……� 750万円×標準税率1.4%=105,000円� これに軽減率1/3をかけると……

35,000円お得になります!!!所得税減税が併用できます   ローン型で最大62.5万円   投資型で最大35万円(太陽光発電装置設置時)

お得になります!!

固定資産税とは

 固定資産税とは、保有する住宅や土地などの固定資産に毎年課税される税金です。1月1日現在の所有者が、その年の4月1日からの1年間分の税をすべて納付します。税額は、課税標準(評価額)×税率(標準税率1.4%)です。

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

31

制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/zeisei_index2.html

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Page 34: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

平成31年6月30日まで控除額 最大62.5万円

ローン活用のバリアフリーリフォームで最大62.5万円を控除

バリアフリー改修促進税制 〈所得税〉(ローン型)

リフォーム税 制

このような方が利用できます

●�次のいずれかに当てはまり、賃貸ではない、所有し居住する住宅のリフォームを行う方。

 ①�50歳以上の方 ②�要介護または要支援の認定を受けている方 ③�障がい者 ④�②か③に当てはまる親族または65歳以上の親族いずれかの同居人

●�工事完了日から6ヶ月以内に居住し、居住日からその年の12月末まで継続して居住している方。

●�工事後の住宅の床面積が50㎡以上であり、その1/2以上に居住している方。

●�増改築等工事証明書などの必要書類を添付して確定申告している方。

●�合計所得金額が3,000万円以下。

このような工事が対象です

●次のいずれかに該当する工事。 ①通路などの拡幅 ②階段の勾配の緩和 ③浴室の改良 ④トイレの改良 ⑤手すりの取り付け ⑥段差の解消 ⑦出入口の戸の改良 ⑧滑りにくい床材料への取り替え●�補助金などを除いたバリアフリーリフォーム工事費用が、50万円を超えていること。

●�居住用部分の工事費用額が、リフォーム工事費用総額の1/2以上であること。

このような借入金が対象です

●償還期限が5年以上の住宅ローン●�死亡時一括償還による住宅ローン

高齢者や要介護・要支援認定者、障がい者本人、またはそれらの人の同居人が、既に暮らしている住宅のバリアフリーリフォームを含む増改築工事を、住宅ローンなどの借入金で行った場合、所得税額の控除を受けることができます。控除対象額1,000万円を上限に、リフォーム後に暮らし始めた年から5年間、リフォーム工事費用の2%または1%が所得税から控除されます。

概 要

①�下記のいずれか少ない額×2%(年末ローン残高を上限)が控除。 ・対象となるバリアフリー改修工事費用-補助金など ・250万円(控除対象限度額)②�上記①以外の工事費用に相当する年末ローン残高×1%が控除。 �①+②で年間最大12.5万円、5年間で最大62.5万円の控除を受けることができます。 (上記の①と②における工事費用総額の上限は1,000万円)

※�年末ローン残高がバリアフリー改修工事費用未満となった場合でも、年末ローン残高を上限として、2%の控除対象とすることができます。

これだけお得です!!

平成31年6月末までの制度です

平成31年6月30日までに入居した方が対象です。

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

32

制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/zeisei_index2.html

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Page 35: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

平成31年6月30日まで控除額 最大20万円

ローンなしでのバリアフリーリフォームは最大20万円の控除

バリアフリー特定改修工事特別控除制度〈所得税〉(投資型)

リフォーム税 制

このような方が利用できます

●�次のいずれかに当てはまり、賃貸ではない、所有し居住する住宅のリフォームを行う方。

 ①50歳以上の方 ②要介護または要支援の認定を受けている方 ③障がい者 ④�②か③に当てはまる親族または65歳以上の親族いずれかの同居人

●�工事完了日から6ヶ月以内に居住している方。●�工事後の住宅の床面積が50㎡以上であり、その1/2以上に居住している方。

●�増改築等工事証明書などの必要書類を添付して確定申告している方。

●�合計所得金額が3,000万円以下。

このような工事が対象です

●�次のいずれかに該当する工事。 ①通路などの拡幅 ②階段の勾配の緩和 ③浴室の改良 ④トイレの改良 ⑤手すりの取り付け ⑥段差の解消 ⑦出入口の戸の改良 ⑧滑りにくい床材料への取り替え●�補助金などを除いたバリアフリーリフォームの工事費用が、50万円を超えていること。

●�居住用部分の工事費用額が、リフォーム工事費用総額の1/2以上であること。

高齢者や要介護・要支援認定者、障がい者本人、またはそれらの人の同居人が、既に暮らしている住宅のバリアフリーリフォームを、ローンを使わずに行った場合、標準的な工事費用相当額の10%が、リフォーム後に暮らし始めた年分のみ、所得税から控除されます。新たに要介護・要支援状態区分が3段階以上あがり、適用対象工事を行った場合は再適用されます。また、バリアフリーリフォーム後の住宅床面積が50m2以上であることが利用条件の1つとしてあります。これについて、店舗や事務所などを持つ併用住宅の場合は、建物全体の床面積で判断されます。また、親子等で2世帯住宅の場合は、他の人の共有部分を含めた建物全体の床面積で判断されます。マンションなどは区分所有床面積で判断されます。

概 要

 補助金などを除いた標準的な工事費用相当額(上限200万円)の10%、最大20万円が、リフォーム後暮らし始めた年分のみ、所得税から控除されます。

※標準的な工事費用相当額国土交通省の告示によって工事などの内容区分で定められた金額に、改修部分の面積や工事箇所数などが掛け算された金額です。

これだけお得です!!

平成31年6月末までの制度です

平成31年6月30日までに入居した方が対象です。

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/zeisei_index2.html

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Page 36: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

平成28年3月31日まで固定資産税 1/3

バリアフリーリフォームでも翌年分の固定資産税が1/3減額

バリアフリー改修促進税制 〈固定資産税〉

リフォーム税 制

このような方が利用できます

●次のいずれかに当てはまる方。 ①65歳以上の方 ②要介護または要支援認定を受けている方 ③障がい者※所得税額控除と要件が異なります。

●�平成19年1月1日以前から存在する住宅であること。●賃貸住宅ではない住宅のリフォームを行う方。●�工事完了後3ヶ月以内に工事内容などが確認できる書類などを添付して市町村に申告している方。

このような工事が対象です

●次の表のいずれかに該当する工事。 ①通路などの拡幅 ②階段の勾配の緩和 ③浴室の改良 ④トイレの改良 ⑤手すりの取り付け ⑥段差の解消 ⑦出入口の戸の改良 ⑧滑りにくい床材料への取り替え●�バリアフリーリフォームの工事費用の合計額が50万円を超えていること。

平成19年1月1日以前から存在する住宅のバリアフリーリフォームを行った場合、その住宅にかかる翌年分の固定資産税額が1年間、3分の1減額されます。その住宅の100㎡相当部分までが減額対象となります。

概 要

平成27年度いっぱいの制度です

平成28年3月31日までに工事を完了した方が対象です。

 住宅の100㎡に相当する部分の固定資産税額が、翌年分1年間、3分の1減額されます。

これだけお得です!!

◇たとえば100㎡の住宅で建物評価額が750万円の場合……

750万円×標準税率1.4%=105,000円これに軽減率1/3をかけると――

35,000円お得になります!!

固定資産税評価額とは

●�家屋の場合は、固定資産課税台帳に登録されている課税標準額が固定資産税評価額となります。また、各市区町村において、固定資産税評価額を縦覧することもできます。詳しくは、お近くの市区町村へお尋ねください。●�固定資産税の税率については、一部の市町村において標準税率を超える税率で課税されています。

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/zeisei_index2.html

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Page 37: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

所得税から最大25万円控除、固定資産税が半額

所得税 平成31年6月30日まで 固定資産税 平成27年12月31日まで控除額最大 25万円 固定資産税 1/2

耐震改修促進税制 〈所得税〉(投資型) 〈固定資産税〉

リフォーム税 制

既に暮らしている住宅の耐震リフォームを行った場合、所得税額の控除と固定資産税の減額を受けることができます。昭和56年5月31日以前の耐震基準で建てられた住宅を、現行の耐震基準に適合させるリフォームをした場合を対象として、所得税額が最大25万円控除されます。

概 要

このような方が利用できます

所得税額の特別控除●�賃貸ではない、所有し居住する住宅のリフォームを行う方。●�昭和56年5月31日以前に建てられた住宅のリフォームを行う方。●�現行の耐震基準に適合させるための耐震リフォームを行う方。●�住宅耐震改修証明書などの必要書類を添付して確定申告を行う方。

このような方が利用できます

固定資産税の減額●�昭和57年1月1日以前に存在する住宅の耐震リフォームを行う方。

●�耐震リフォームの工事費用が50万円を超えている方。●�工事完了後3ヶ月以内に、市区町村に証明書などの必要書類を添付して申告している方。

平成31年6月末までの制度です

所得税額の特別控除は、平成31年6月30日までの制度です。

平成27年いっぱいの制度です

固定資産税の減額は、平成27年12月31日までの制度です。

所得税額の特別控除 標準的な工事費用相当額から補助金などの金額を引いた額(上限250万円)を対象に、控除率10%、最大25万円が、リフォームが完了した年分のみ、所得税から控除されます。 また、住宅ローン減税制度との併用が可能です。※標準的な工事費用相当額  国土交通省の告示によって改修部位の単位ごとに定められた金額に、

改修部分の面積等が掛け算された金額です。

これだけお得です!!

所得税

固定資産税の減額 耐震リフォームが行われた住宅の固定資産税額(120㎡相当部分まで)が、1年間2分の1減額されます。 特に重要な避難路として自治体が指定する道路の沿道にある住宅の耐震リフォームでは、2年間2分の1減額されます。

これだけお得です!!

固定資産税

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

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Page 38: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

平成31年6月30日まで非課税 最大1,500万円

リフォームのために受けた贈与は一定額まで非課税

住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置 〈贈与税〉

税 制

このような方が利用できます

●受贈者の年収が2,000万円以下。●�資金贈与を受けた子や孫が、既に居住の用に供している住宅を増改築等する工事であること。

●�増改築等の後、主として居住の用に供するものであること。

●�贈与を受けた年の翌年の3月15日までに居住すること、または同日後に遅滞なく居住することが確実であると見込まれること。

●�贈与を受けた年の1月1日に20歳以上であること。

このようなリフォームが対象です

●大規模な増改築工事 ・�工事費100万円以上、リフォーム後の床面積が50㎡以上240㎡以下になる工事

●耐震リフォーム ・�現行の耐震基準に適合させるための耐震リフォーム

●省エネリフォーム ・省エネリフォームのローン型減税対象工事●バリアフリーリフォーム ・バリアフリーリフォームのローン型減税対象工事●給排水管等のリフォーム

満20歳以上の人が、直系尊属から住宅リフォームのための資金の贈与を受けた場合、一定の金額までが非課税となります。これまでは、工事費100万円以上・増改築後の床面積が50㎡以上240㎡以下となる大規模な増改築工事と、耐震リフォームが対象でしたが、平成27年度の税制改正で、省エネ、バリアフリー、給排水管等のリフォームが追加されました。この制度は、相続時精算課税制度の特例との併用が可能です。

概 要

平成31年6月末までの制度です

平成31年6月30日までの贈与が対象です。

これだけお得です!!

以下の金額まで贈与税が非課税となります契約年 質の高い住宅 一般の住宅平成27年 1,500万円 1,000万円

~平成28年9月 1,200万円    700万円~平成29年9月 1,200万円    700万円~平成30年9月 1,000万円    500万円~平成31年6月    800万円    300万円

※�「質の高い住宅」については23頁を参照

 贈与税には110万円の基礎控除があります。 例えば、27年中に親から2,000万円の贈与を受けて大規模な増改築工事を実施した場合、基礎控除110万円+非課税枠1,000万円で1,110万円までが非課税となります。

リフォーム

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/house/zeisei_index2.html

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Page 39: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

性能の高い住まいづくりを優遇補助や融資など手厚い支援が目白押し

補助・融資制度

平成27年度、国は住宅の取得やリフォームに関して、数多くの補助制度や融資制度を設けています。これらをうまく活用することで、より賢い住まいづくりが可能になります。近年、国の施策の大きな流れは、性能向上です。特に、省エネ、バリアフリー、耐震の3つについて、その性能をアップさせる住まいづくりに対して、手厚い支援を設けています。つまり、同じコストをかけるなら、プラスアルファの価値を生み出すこともできるのです。数々の支援策に金利も史上最低水準 住宅取得・リフォームにとって好環境すでに消費税が8%へと増税され、住宅取得を考えている人、リフォームを検討している人にとっては負担が大きくなりました。しかし、一方では10%への増税が1年半見送られたことで、さらなる負担増に向けては少しだけ余裕ができたともいえます。増税の負担緩和を目的とした「すまい給付金」や「住宅ローン減税」は、当然、継続されています。加えて住宅エコポイントが「省エネ住宅ポイント」という新たな形で再開されました。従前よりも対象が広がり、より魅力ある制度となっています。金融面をみても明るい材料があります。住宅ローンの金利が史上最低水準を維持していることに加え、【フラット35】Sの金利引下げ幅が拡大されました。住宅取得、住宅リフォームの環境はけっして悪くはありません。というよりも、引き続き「買い時・建て時」といっても良いでしょう。H25省エネ基準が本格スタート ゼロエネ住宅に補助も今、住宅の性能をめぐる住宅施策のなかでもっとも大きく動いているのが省エネです。平成27年4月から、改正省エネ基準である平成25年基準の本格的な運用が始まりました。断熱や省エネ設備などを含め住宅全体で使うエネルギー量を“モノサシ”とする―つまり、住宅の燃費を基準にしたのです。この新基準の本格運用にあわせて、補助や融資の要件もこの基準が使われています。例えば、「省エネ住宅ポイント」や【フラット35】Sなどがそうです。

さらに平成32年(2020年)までには、この基準をベースとした省エネ基準が義務化される予定です。また、この基準よりも10%程度高い省エネ性能を持つ低炭素住宅の認定も始まっています。さらにネット・ゼロ・エネルギー・ハウスという次世代のゼロエネ住宅の姿も打ち出され、支援制度が設けられています。今後、住宅の省エネ化はさらに加速することになりそうです。高齢者・障がい者を支援 安心・健康配慮の家づくりも高齢化率の高まりのなか、住宅にバリアフリーが当たり前に求められるようになっています。例えば、「介護保険住宅改修費支給制度」では、要介護者などがリフォームする場合、一定の工事の改修費の9割が支給されます。さらに、近年では、従来の高齢者対応の枠を超えた取り組みも進んでいます。「スマートウェルネス住宅推進事業」は、高齢者や障がい者だけでなく、子育て世代などさまざまな世代が交流し、安心して健康に暮らせる住宅・まちづくりを支援する制度です。大地震へ備え耐震強化を支援 居住者の安全・安心を守る住宅の基本的な性能であり、居住者の安全・安心を守る性能が耐震性です。近年、相次いで地震が発生し、大きな被害が発生しています。さらに、今後、首都直下型地震、東南海・南海地震などの発生も想定されており、その備えが不可欠になっています。しかし、日本木造住宅耐震補強事業者協同組合の調査によると、昭和25年~平成12年に建てられた木造住宅2万676棟の91.7%が耐震性不足と指摘されました。こうしたなかで、国は「住宅・建築物安全ストック形成事業」などを通じて耐震診断や耐震改修を促しています。また、「長期優良住宅化リフォーム推進事業」などでも耐震性を求めています。

※�平成27年2月末時点の情報です。事業によっては内容などが変わる場合があります。

37

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Page 40: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

各自治体にお問い合わせください

都道府県や市町村が住宅リフォームを支援

自治体のリフォーム支援制度リフォーム補助・融資制度

住宅リフォームについては、都道府県・市区町村など多くの自治体が独自の支援制度を設けています。省エネ、バリアフリー、耐震だけでなく、景観や防犯などに対するものなど、さまざまな制度があります。また、その支援方法も補助や融資、利子補給、専門家の派遣などさまざまです。国土交通省では、こうした地方自治体が実施しているリフォーム助成制度などの支援策について

調査を行い、(一社)住宅リフォーム推進協議会の支援制度検索サイトで検索することができます。また、耐震診断・耐震改修にかかわる支援制度

については、(一財)日本建築防災協会のホームページで確認することができます。お住まいの都道府県、市区町村がどのような制

度を設けているのか、一度、確認してみてはいかがでしょうか。

概 要

地方公共団体における耐震診断・改修の支援制度(2015年3月1日現在)

地方公共団体による住宅リフォームに関する支援制度検索サイトお住まいの市区町村から探す(地図をクリック)

制度内容で探す

都道府県をクリックすると市区町村ごとの支援制度が検索できます。

北海道

青森

秋田 岩手

山形 宮城

福島新潟

富山

福井鳥取島根

岡山

香川徳島愛媛

高知鹿児島

広島京都

和歌山

山梨

静岡愛知

長野 埼玉東京神奈川

千葉

茨城

栃木

群馬

岐阜

石川

滋賀

兵庫山

口大分宮崎

福岡

熊本

佐賀長崎

沖縄

三重

奈良

大阪

※未選択の場合は、すべての条件が抽出されます。支援分類

支援方法

都道府県

①補助③利子補給⑤その他

②融資④専門家等派遣

①耐震化③省エネルギー化⑤防災対策

②バリアフリー化④環境対策⑥その他

―都道府県―

検 索

制度の詳細

一般社団法人住宅リフォーム推進協議会http://www.j-reform.com/reform-support/

住宅取得

リフォーム

H25省エネ基準

長期優良

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

一般財団法人日本建築防災協会http://www.kenchiku-bosai.or.jp/soudan/sien.html

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Page 41: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

このような方が利用できます

●住宅を取得し、登記上の持分を所有する人●�住民票において、取得した住宅への居住が確認できる人

●収入が一定以下の人 ・税率8%時:収入額の目安が510万円以下 ・税率10%時:収入額の目安が775万円以下●�住宅ローンを利用しない場合のみ、年齢が50歳以上の人

このような住宅が利用できます

●引き上げ後の消費税率が適用される住宅●新築住宅(住宅ローン利用) ・床面積が50㎡以上 ・�施工中に第三者機関の検査を受けた次のいずれかの住宅

  ①住宅瑕疵担保責任保険に加入  ②建設住宅性能表示制度を利用  ③�住宅瑕疵担保責任保険法人により保険と同等の

検査が実施された住宅●中古住宅(住宅ローン利用) ・床面積が50㎡以上 ・�売買時などに第三者の検査を受けた次のいずれかの住宅

  ①既存住宅売買瑕疵保険に加入  ②既存住宅性能表示制度を利用  ③�建設後10年以内であって、住宅瑕疵担保責任

保険に加入、または建設住宅性能表示を利用 ・現行の耐震基準を満たす住宅

すまい給付金は、消費税率引き上げにともなう負担を緩和するために導入された制度です。新築住宅、中古住宅ともに対象で、給付額は収入と持分割合で決まります。平成29年末までの制度でしたが、消費税率10%への引き上げが延期されたことにともない、この制度も平成31年6月末までに延長されました。

概 要

給付額は、住宅取得者の収入及び不動産登記上の得分比率で決まります。

給付額 給付基礎額 持分割合= ×

これだけお得です!!

平成31年6月末までの制度です

平成31年6月30日までに引渡され、入居した住宅が対象です。

給付基礎額:消費税率8%の場合収入額の目安 都道府県民税の所得割額 給付基礎額425万円以下 6.89万円以下 30万円

425万円超475万円以下 6.89万円超8.39万円以下 20万円475万円超510万円以下 8.39万円超9.38万円以下 10万円給付基礎額:消費税率10%の場合

収入額の目安 都道府県民税の所得割額 給付基礎額450万円以下 7.60万円以下 50万円

450万円超525万円以下 7.60万円超9.79万円以下 40万円525万円超600万円以下 9.79万円超11.90万円以下 30万円600万円超675万円以下 11.90万円超14.06万円以下 20万円675万円超775万円以下 14.06万円超17.26万円以下 10万円※�神奈川県は他都道府県と住民税の税率が異なるため、所得割額が表と異なります。※�現金取得者の収入額目安の上限650万円に相当する所得額割額は13.30万円です。※�収入額の目安は扶養対象となる家族が1人の場合をモデルに試算。

平成31年6月30日まで給付 最大30万円住宅取得補助・融資制度

すまい給付金

住宅を取得すると収入によって最大30万円を給付 住宅取得

リフォーム

H25省エネ基準

長期優良

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

国土交通省 すまい給付金サイトhttp://www.sumai-kyufu.jp/国土交通省 すまい給付金サイトhttp://www.sumai-kyufu.jp/

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Page 42: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

ポイント交換

 取得したポイントは、以下の商品交換や即時交換に利用できます。●商品交換 ポイントを利用して交換できる商品は、以下のようなものを中心に選定される予定です。 ・省エネ、環境配慮に優れた商品 ・地域商品券、地域産品、復興支援 ・全国で使える商品券・プリペイドカード ・環境寄附、復興寄附●即時交換 ・エコ住宅の新築の即時交換  �エコ住宅の新築によって取得したポイントを、その新築工事を行う工事施工者が追加的に実施する工事及びグレードアップ工事の費用に充当できます。

 ・エコリフォームの即時交換  �エコリフォームによって取得したポイントを、そのリフォームを行う工事施工者が追加的に実施する工事及びグレードアップ工事の費用に充当できます。このような住宅が対象です

●次のいずれかに該当する一般住宅。 ・トップランナー基準の一戸建て住宅 ・トップランナー基準相当の共同住宅等 ・一次エネルギー消費量等級5の性能を持つ住宅●次のいずれかに該当する木造住宅。 ・一次エネルギー消費量等級4の性能を持つ住宅 ・断熱等性能等級4の性能を持つ住宅 ・省エネルギー対策等級4の性能を持つ住宅

申請

 下記の期間内に手続きが必要です。●ポイント発行申請 原則、工事完了後に申請が可能。 申請期間:�遅くとも平成27年11月30日まで●ポイント交換申請 複数回に分けて申請することが可能です。ただし、即時交換の場合はポイント発行申請と同時に申請する必要があります。 申請期間:�平成28年1月15日まで

一定の省エネルギー性能を持つ住宅の新築や購入に対して、さまざまな商品などと交換できるポイントを発行する制度です。対象となるのは、エコ住宅の新築と、完成済みの新築住宅の購入(完成済み購入タイプ)です。トップランナー基準(特定住宅に必要とされる性能の向上に関する住宅事業建築主の判断の基準)などを満たす住宅や、断熱等性能等級4などを満たす木造住宅などに対して30万ポイントが発行されます。

概 要

一戸当たり30万ポイントが発行されます。

これだけお得です!!

エコ住宅の新築・完成済み新築住宅の購入にポイント

省エネ住宅ポイント 〈エコ住宅の新築・購入〉

最長平成27年11月30日まで戸当たり 30万ポイント住宅取得補助・融資制度

最長平成27年11月末までの制度です

予算の執行状況によりますが、遅くとも平成27年11月30日には締め切られます。

住宅取得

リフォーム

H25省エネ基準

長期優良

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

省エネ住宅ポイント事務局http://shoenejutaku-points.jp/

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Page 43: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

エコリフォーム

 以下の①~③のうち、いずれか1つ以上のリフォーム工事(必須)①窓の断熱改修 ・�改修後の窓が平成25年基準もしくは平成11年基準に規定する断熱性能などに適合するよう、下記のいずれかに該当する工事。

  イ ガラス交換  ロ 内窓設置  ハ 外窓交換②外壁、屋根・天井または床の断熱工事 ・�改修後の外壁、屋根・天井または床の部位ごとに、一定の使用量以上の断熱材を使用する改修工事。

③設備エコ改修 ・下記の住宅設備のうち3種類以上を設置する工事。  イ 太陽熱利用システム  ロ 節水型トイレ  ハ 高断熱浴槽  ニ 高効率給湯機  ホ 節湯水栓●その他の工事等 ・�「窓の断熱改修」、「外壁、屋根・天井または床の断熱工事」、「設備エコ改修」のいずれかの工事と併せて行う下記の工事。

  イ �バリアフリー改修(手すりの設置、段差解消、廊下幅等の拡張)

  ロ �エコ住宅設備の設置(エコ住宅設備のうち3種類未満を設置する工事)

  ハ �リフォーム瑕疵保険への加入(対象工事とあわせてリフォーム瑕疵保険に加入する場合)

  ニ 耐震改修(耐震基準を満たす工事)

一定の省エネルギー性能を満たすエコリフォームに対して、さまざまな商品などと交換できるポイントを発行する制度です。一戸当たりの発行ポイントは、工事の内容ごとのポイント数の合計で、最大30万ポイントです。ただし、耐震改修を行う場合は一戸当たり15万ポイントが加算されます。

概 要

工事内容ごとのポイントの合計30万ポイントが発行

窓の断熱改修窓の大きさの区分及び改修方法に応じて定めるポイント数×窓の枚数またはガラスの枚数。外壁、屋根・天井又は床の断熱改修改修後の外壁、屋根・天井又は床の部位ごとのポイント数。設備エコ改修設置台数にかかわらず、各設備の種類に応じたポイント数の合計。その他の工事等

バリアフリー改修 施工内容に応じて、箇所数にかかわらず定められたポイント。一戸当たり上限6万ポイント。

エコ住宅設備の設置 設置台数にかかわらず各設備の種類に応じたポイント数。

リフォーム瑕疵保険への加入

対象となるリフォーム瑕疵保険に対して、1契約当たり1万1,000ポイント。

耐震改修 1戸当たり15万ポイントを別枠で加算。既存住宅購入加算既存住宅について、売買契約締結後3カ月以内にエコリフォーム対象工事の請負契約を締結するとポイントが加算。ポイント数はエコリフォーム対象工事等の発行ポイント数の合計と同数。10万ポイントが上限。

これだけお得です!!

※�ポイント申請、交換については、40頁の「省エネ住宅ポイント〈エコ住宅の新築・購入〉」と同じです。

補助・融資制度 リフォーム

省エネ住宅ポイント 〈エコリフォーム〉

断熱改修などエコリフォームにポイントを付与

最長平成27年11月末までの制度です

予算の執行状況によりますが、遅くとも平成27年11月30日には締め切られます。

最長平成27年11月30日まで

最大 30万ポイント耐震改修を含む場合は最大45万ポイント

※詳細については4~5頁をご確認ください。

住宅取得

リフォーム

H25省エネ基準

長期優良

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

41

制度の詳細

省エネ住宅ポイント事務局http://shoenejutaku-points.jp

CW6_A1149_p41_C04.indd 41 2015/03/13 15:22:48

Page 44: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

対象となる住宅など

●長寿命型 木造の長期優良住宅●高度省エネ型 木造のゼロエネルギー住宅または認定低炭素住宅●優良建築物型 地域性に配慮した木造の認定低炭素建築物(非住宅)など

省エネルギー性能や耐久性などに優れた木造住宅・建築物に取り組む民間事業者などに対して補助が行われます。国土交通省が、流通事業者、建築士、中小工務店などのグループによる「『地域型住宅』生産の基本方針」および「『地域型住宅』生産の共通ルール」に関する提案を募集し、優れた提案を採択します。採択されたグループに所属する中小工務店が供給する、木造の長期優良住宅やゼロエネルギー住宅などに対して補助を行います。

概 要

長寿命・省エネ住宅の優れた提案に対し補助

地域型住宅グリーン化事業補助率 1/2住宅取得補助・融資制度

補助率●長寿命型 建設工事費のうち、長期優良住宅にすることによる掛かり増し費用相当額が補助対象です。 補助率:1/2 上 限:・建設工事費の1割以内の額     ・戸当たり100万円      (地域材を使用する場合は戸当たり120万円)●高度省エネ型 建設工事費のうち、ゼロエネルギー住宅または認定低炭素住宅にすることによる掛かり増し費用相当額が補助対象です。 補助率:1/2 上 限:・建設工事費の1割以内の額     ・ゼロエネルギー住宅 戸当たり165万円      (地域材を使う場合は戸当たり185万円)     ・低炭素住宅 戸当たり100万円      (地域材を使う場合は戸当たり120万円)●優良建築物型 建設工事費のうち、一定の良質な建築物にすることによる掛かり増し費用相当額が補助対象です。 補助率:1/2 上 限:床面積1㎡当たり1万円

これだけお得です!!

補助対象の(住宅)のイメージ

耐震性

太陽熱温水器

高効率給湯器計画的な維持管理

劣化対策

太陽光発電

外皮の高断熱化

住宅取得

リフォーム

H25省エネ基準

長期優良

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/index.html

平成27年2月末時点の情報で、内容が変更になる場合があります。最新情報は、リモデル.jpにてPDF版をダウンロードしていただけます。(2頁参照)

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Page 45: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

参考(平成26年度事業の対象条件)

●�工事前に一定要件を満たすインスペクションを実施すること。

●�下記項目に関する性能を向上させるリフォーム工事(特定性能向上工事)で、工事後に一定の水準を満たすものであること。

 ①劣化対策 ②耐震性 ③維持管理・更新の容易性 ④省エネルギー対策 ⑤可変性(共同住宅のみ) ⑥バリアフリー性(共同住宅のみ)●リフォーム履歴及び維持保全計画を作成すること。

参考(平成26年度事業の対象工事)

●特定性能向上工事●�特定性能向上工事以外の性能向上工事(特定性能向上工事費用が上限額)

※�上記の特定性能工事に要する費用が、長期優良住宅化リフォーム工事に要する費用の過半を占めていること。

参考(平成26年度事業)

●S基準 �新築の長期優良住宅と概ね同程度の水準(一部代替基準あり)

●A基準 �S基準には満たないが一定の性能向上が見込まれる水準

既存住宅ストックの長寿命化を図る先進的な取り組みに対して補助金が出ます。一定要件を満たすリフォーム事業を公募し、事業の実施に要する費用の一部を補助する制度です。申請は施工業者、発注者のいずれかが行えます。平成27年度事業では、提案型が平成27年4月中、評価基準型が平成27年5月頃に募集される予定です。

概 要

参考(平成26年度事業) 長期優良住宅化リフォームに要する費用に対して、補助率3分の1(上限100万円もしくは200万円)の額が補助されました。

①「評価基準型(1)」補助上限額100万円/戸 …�評価基準に基づく長期優良住宅化リフォーム。劣化対策と耐震については、リフォーム後A基準に達していること。

②「評価基準型(2)」補助上限額200万円/戸 …�全ての評価項目においてS基準を満たす長期優良住宅化リフォーム。評価機関による技術的審査が必要です。

③「提案型」補助上限額100万円/戸 …�学識経験者で構成された検討委員会の審査によって、採択された長期優良住宅化リフォーム。先導性・汎用性・独自性等の内容に応じて、評価基準型よりも優先されます。A基準以上の耐震性に達していることが条件です。

  �(全評価項目でS基準相当と認められる場合、上限200万円/戸)

これだけお得です!!

補助・融資制度 リフォーム 未定

長期優良住宅化リフォーム推進事業

一定の性能向上リフォームを行う事業に補助

平成27年2月末時点の情報で、内容が変更になる場合があります。最新情報は、リモデル.jpにてPDF版をダウンロードしていただけます。(2頁参照)

住宅取得

リフォーム

H25省エネ基準

長期優良

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

長期優良住宅化リフォーム推進事業事務局http://www.kenken.go.jp/chouki_r/長期優良住宅化リフォーム推進事業事務局http://www.kenken.go.jp/chouki_r/

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Page 46: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

高断熱性能と高性能設備と制御機構などを組み合わせ、住宅の年間一次エネルギー消費量が正味でゼロとなる住宅の新築、あるいは既築住宅をZEHへ改修するものに対して補助金が支払われます。2030年までに新築住宅の平均でZEH(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)を実現させることが目的です。平成27年度も実施が予定されています。

概 要

ZEHの新築、ZEHへの改修で最大350万円補助

ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業未定補助・融資 住宅取得

リフォーム

参考(平成26年度事業)

●補助率:補助対象費用の2分の1以内●補助限度額:350万円/戸

これだけお得です!!

参考(平成26年度事業の対象費用)

●�補助対象事業の実施に必要な、高性能の断熱材・高性能サッシ・空調(暖房・冷房)設備・給湯設備・換気設備・照明設備などの購入費用

※�太陽光発電システム、燃料電池、リチウムイオン蓄電池、エネルギー計測値は補助の対象外です●�上記の材料、設備と一体不可分の設置取り付け費用※�諸経費、設計費、送料、運搬費、交通費、仮設工事費、廃材処理費、既存設備の撤去費、試運転調整費、管理費、調査費、消費税、エネルギー供給時事業者への申請費などは補助の対象外です

参考(平成26年度事業の対象事業)

●以下の要件全てに該当すること ①�評価対象住宅の年間の一次エネルギー消費量が正味でゼロ以下であること。エネルギー計算は、エネルギーの使用の合理化などに関する法律に基づく、平成25年基準に準拠した計算とすること。

 ②�評価対象住宅の年間の一次エネルギー消費量が、平成25年基準あるいは事業主基準における基準の一次エネルギー消費量以下であること。

 ③�一定の断熱性能を満たすこと。 ④�環境創生イニシアチブ(SII)が「プラスワン・システム」と認めるシステムを導入すること。

 ⑤�SIIが定める基準を満たすエネルギー計測装置を導入すること。また、そのデータ等をもとに定期的なエネルギー使用状況の報告ができること。

 ⑥�太陽光発電システムなどの再生可能エネルギーシステムを導入すること。

参考(平成26年度事業の対象住宅)

●以下の条件を満たす住宅 ①申請者が常時居住する住宅(住民票により確認) ②専用住宅 ※�住宅の一部に店舗などの非住居部分がある場合は、住居部分

と非住居部分が断熱区画され、かつ、双方のエネルギー使用量を個別に計測可能であれば、住居部分のみを申請することができます。

 ③�既築の場合は、申請時に申請者自身が所有していること

 ④建売住宅・賃貸住宅・集合住宅は対象外 ※�申請者の住居が賃貸住宅・集合住宅の一部であり、上記①~

③を満たしている場合は、その部分のみを申請することができます。

平成27年2月末時点の情報で、内容が変更になる場合があります。最新情報は、リモデル.jpにてPDF版をダウンロードしていただけます。(2頁参照)

住宅取得

リフォーム

H25省エネ基準

長期優良

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

経済産業省http://www.meti.go.jp/main/31.html

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Page 47: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

既存住宅・建築物における高性能建材導入促進事業

リフォーム補助・融資制度

省エネルギー性の高い高性能建材を用いた改修に対して補助が行われます。高機能建材の市場拡大と価格の低減により、既築住宅・建築物の改修を促し、省エネを推進することが目的です。平成27年度も事業の実施が予定されています。

概 要

高性能建材での省エネ改修を支援

参考(平成26年度補正予算事業)

●補助率:補助対象費用の3分の1以内●補助限度額:150万円/戸 ※�集合住宅の全戸改修においても1戸当たりとする(例えば、集合住宅50戸

を改修する場合は、150万/戸×50戸が上限金額となる)。 ※�集合住宅の共用部である非住居部を改修する場合は、ロビー、集会所、管

理人室などをあわせて、上限金額は150万円とする。

これだけお得です!!

このような製品が対象です参考(平成26年度補正予算事業)

●あらかじめ登録されたガラス、窓、断熱材の登録要件。

ガラス 熱貫流率が2.33以下の製品、ほか

窓熱貫流率が2.33以下の製品(ただし、内窓の場合は外窓とあわせて熱貫流率が2.33以下であること)、ほか

断熱材 熱電導率が0.041以下の製品、ほか

このような方が利用できます参考(平成26年度補正予算事業)

下記のいずれかに該当する方●�戸建て住宅・集合住宅(分譲)の所有者。ただし、住宅が下記の条件を満たす場合に限る。

 ・�申請者が常時居住する住宅であること(住民票に示す人物と同一であること)。

 ・�専用住宅であること(店舗などと居住部分が同一住宅の場合、エネルギーを分けて管理できていること。及び断熱工事においても区分されていること)。

 ・申請時に申請者自身が所有していること。●�集合住宅(分譲)の管理組合または集合住宅(賃貸)※の所有者。 ・集合住宅(賃貸)の場合は、1戸からの申請も可。 ・�集合住宅(分譲)の場合は、下記A、Bの条件をすべて満たす場合に限る。

  A 原則、集合住宅の全戸を改修すること。  B �改修する住戸に常時居住する住民がいること。※社宅などを含む

●�転売物件(戸建て住宅・集合住宅(分譲))を購入し、所有を予定している人。ただし、下記A、Bの条件をすべて満たす場合に限る。

  A �申請者は購入後の所有者とし、交付申請時には売買契約が締結されていること。

  B �「補助事業実績報告書」提出時に、住宅住所の住民票が提出できること。

未定

平成27年2月末時点の情報で、内容が変更になる場合があります。最新情報は、リモデル.jpにてPDF版をダウンロードしていただけます。(2頁参照)

住宅取得

リフォーム

H25省エネ基準

長期優良

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

45

制度の詳細

経済産業省http://www.meti.go.jp/main/31.html

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Page 48: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

住宅取得リフォーム補助・融資制度

サステイナブル建築物等先導事業

省CO2プロジェクトを支援

省CO2の実現性に優れたリーディングプロジェクトとなる住宅・建築プロジェクトを募集し、整備費などの一部が補助されます。平成26年度は「住宅・建築物省CO2先導事業」として行われました。平成27年度も事業の実施が予定されています。

概 要

参考(平成26年度事業)

●補助率:補助対象費用の2分の1以内●補助限度額:戸建住宅(新築、改修、マネジメント、技術の検証)原則として建設工事などにかかる補助額の上限は300万円/戸

これだけお得です!!

参考(平成26年度事業の補助対象費用)

①設計費 �省CO2設計のシミュレーションなど先導的な省CO2技術にかかる建築構造、建築設備などに係る設計費として、国土交通省が認める費用②建設工事費 下記の整備に要する費用のうち国土交通省が認める費用 ・�新築の場合、建築物の整備費のうち、提案された先導的な取り組みを実現するために必要となると特定した部分の整備費

 ・�改修の場合、建築物の改修費のうち、提案を採択された先導的な省CO2技術にかかる費用

③�マネジメントシステムを整備する費用のうち、先導的なシステム整備に要する費用及びその運用に要する特定の費用④�提案を採択された省CO2技術効果の検証に要する費用で、実験・検証のために一時的に設ける施設の整備費及び実験・検証に要する費用

参考(平成26年度の対象事業)

●下記の事業が対象です。 ①�住宅及び住宅以外のオフィスビルなどの建築物の新築

 ②�既存の住宅及び住宅以外のオフィスビルなどの建築物の改修

 ③省CO2のマネジメントシステムの整備 ④省CO2に関する技術の検証●下記のすべての要件に該当することが必要です。 ①�新築、既存改修に関するプロジェクトは、平成25年省エネ基準を満たしていること

 ②�住宅・建築物プロジェクト総体として省CO2を実現し、先導性に優れているプロジェクトであること

 ③�平成26年度に事業着手するもの

参考(平成26年度事業の応募課題)

●�下記の特定課題のいずれか、または組み合わせを選択し、選択した課題に対応するプロジェクトが応募の対象です。

 ①�街区や複数建築物におけるエネルギー融通、まちづくりとしての取り組み

 ②�非常時のエネルギー自立にも対応した取り組み ③�被災地において省CO2の推進と震災復興に資する取り組み

 ④�上記①~③以外の、その他先導省CO2的技術の導入・普及の取り組み

◇具体例・�生涯にわたりCO2をゼロないしマイナスにするLCCMの観点からのバランスよい取り組み

・�地域の気象・風土などを活用したパッシブ設計・�省資源対策や再生可能エネルギー利用・�居住者の省CO2意識の向上や省CO2行動を誘発する取り組みや仕組み

・�共同住宅の共用設備における先導的な省エネ対策・省CO2型住宅や省エネ改修の普及促進を図る体制整備や仕組み・他分野との連携によって省CO2の取り組みを進める仕組み

未定

平成27年2月末時点の情報で、内容が変更になる場合があります。最新情報は、リモデル.jpにてPDF版をダウンロードしていただけます。(2頁参照)

住宅取得

リフォーム

H25省エネ基準

長期優良

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

独立行政法人建築研究所http://www.kenken.go.jp/shouco2/apply.html

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Page 49: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

定置用リチウムイオン蓄電池導入支援事業

リチウムイオン 未定エネファーム 最大30・35万円

住宅取得リフォーム補助・融資制度

参考(平成26年度事業における補助金額)

●蓄電システム購入金額が、機器ごとに定められた基準価格を

 ①�上回る場合、蓄電システム購入金額から機器ごとの目標価格を差し引いた金額の1/3

 ②�同等もしくは下回る場合、蓄電システム購入金額から機器ごとの目標金額を差し引いた金額の2/3

 ③�下回り、かつ補助額が購入額の1/3を下回る場合は、購入額の1/3を上限として補助

※審査により、減額される場合があります

参考(平成26年度補正予算事業)

●補助金額 �補助対象システムにおける機器費(消費税抜)と従来型給湯器の機器費との差額の1/2+設置工事費の1/2の合計金額●補助上限額 ①固体高分子形:30万円(既築:35万円) ②固体酸化物型:35万円(既築:40万円)

夜間に電力を蓄積して日中に活用するピークコントロールや、再生可能エネルギー大量導入時の電力系統安定化が期待される定置用リチウムイオン蓄電池。この普及拡大を目的として、設置する機器及び付帯設備費用に対して補助が行われます。平成27年度事業での補助額は未定ですが、平成26年度事業の上限額は、個人と法人を対象に、1住宅当たり100万円が補助されました。補助の対象は、認められたリチウムイオン蓄電システムで、対象者は個人(個人事業主含む)と法人です。

概 要

省エネやCO2削減に寄与する燃料電池コージェネレーションシステム(民生用燃料電池システム)の導入費用の一部が30万円・35万円を上限に補助されます。補助の対象者は、エネファームを購入し、実際に使用する方またはリース等で提供を行う方で、対象となる機器システムは、一定の性能要件を満たす機器システムとして行われる予定です。

概 要

民生用燃料電池(エネファーム)導入支援補助金

平成27年2月末時点の情報で、内容が変更になる場合があります。最新情報は、リモデル.jpにてPDF版をダウンロードしていただけます。(2頁参照)

平成27年2月末時点の情報で、内容が変更になる場合があります。最新情報は、リモデル.jpにてPDF版をダウンロードしていただけます。(2頁参照)

住宅取得

リフォーム

H25省エネ基準

長期優良

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

経済産業省http://www.meti.go.jp/main/31.html

制度の詳細

経済産業省http://www.meti.go.jp/main/31.html

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Page 50: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

高齢者などが安心・健康に暮らせる住まいづくりを支援

スマートウェルネス住宅等推進モデル事業

補助・融資

高齢者、障がい者または子育て世帯の居住の安定確保および、健康の維持・増進に資する事業を対象として、補助が行われます。対象事業は、先導性が高い事業の部門である「一般部門」と、健康の維持・増進に対応した事業の部門である「特定部門」の2部門です。

概 要

住宅取得リフォーム 未定

平成27年2月末時点の情報で、内容が変更になる場合があります。最新情報は、リモデル.jpにてPDF版をダウンロードしていただけます。(2頁参照)

参考(平成26年度事業の対象事業)

●一般部門

① 高齢者などの居住の安定確保及び健康の維持・増進に資する提案や創意工夫を含むもの

②公開などにより、高齢者などの居住の安定確保及び健康の維持・増進に資する住まいづくり・まちづくりの推進上、効果を高めるための情報公開を行うもの

③ 平成26年度中に事業に着手するもの

●特定部門

① 住宅の改修工事を実施する事業者または住宅改修事業者を構成員として含む協議会などの団体が、医療や福祉関係者などと連携体制を整備すること

日常生活に必要な住生活空間における省エネルギ―改修工事を行い、一定基準以上の省エネルギー性能とすることまた、改修工事の内容が一定基準に適合していることについて、建築士資格を有するものによる確認を受けること

下記の取り組みを行うこと・�改修工事前後の居住者における、健康状況の変化などに関する調査に連携・協力すること・�医療や福祉関係者などと連携して、改修工事による健康の維持・増進に資する効果に関して普及啓発に取り組むこと

参考(平成26年度事業)●一般部門における補助対象費用① 調査設計計画に必要な経費

住宅などの整備に必要な経費

a

建設・取得の場合

高齢者などの居住の安定確保及び健康の維持・増進に資する住宅などの準備に要する費用の10分の1以内の額

b

改修の場合

高齢者などの居住の安定確保及び健康の維持・増進のために必要な住宅などの改修に要する費用の3分の2以内の額●補助限度額:200万円※/戸       2,000万円/施設

③ 技術に必要な経費

④ 情報提供及び普及に必要な経費※�1戸あたり200万円の補助限度額の適用を受けるには、住戸面積および設備が、サービス付き高齢者向け住宅の登録基準を満たす事が必要

※�改修を行う住宅などは、昭和56年6月1日以降に着工した建築物であること

●特定部門における補助対象費用下記①と②の合計額

① 住宅の改修工事費に係る補助額(上限額:100万円/戸)

② 事業成果の情報提供及び普及啓発に係る補助額

※�上記①において、省エネ改修に併せてバリアフリー改修を行う場合、補助限度額は120万円/戸

これだけお得です!!

住宅取得

リフォーム

H25省エネ基準

長期優良

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/index.html

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Page 51: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

支給限度額最大18万円

介護保険で住宅リフォームに上限18万円を支給

介護保険における住宅改修費の支給リフォーム補助・融資制度

申請の手順

①要介護者、もしくは要支援者認定を受ける②住宅改修についてケアマネージャーなどに相談③住宅改修の下記書類を市区町村などの保険者へ堤出 ・支給申請書 ・住宅改修が必要な理由書 ・工事費見積もり書 ・�住宅改修後の完成予定の状態がわかるもの(写真または簡単な図を用いたもの)

 ※�保険者が提出された書類などにより、保険給付として適当なリフォームかどうか確認します

④施工⑤工事終了後、下記書類を保険者へ堤出 ・住宅改修に要した費用にかかる領収書 ・工事費内訳書 ・住宅改修の完成後の状態を確認できる書類 ・�住宅の所有者の承諾書(住宅改修を行った住宅の所有者が当該利用者でない場合)

 ※�保険者が事前に提出された書類との整合性や、実際に工事が行われたかどうかなどの確認を行い、当該住宅改修費の支給を必要と認めた場合、住宅改修費の支給を決定します

特例

●�住宅改修に着工する必要のある方が、申請を行うことが制度上難しい場合など、やむを得ない事情がある場合には、事後提出時に事前堤出すべき申請書類などを提出することができます。

認定を受けた、要介護者、要支援者が居住する住宅で住宅改修を行おうとする場合、実際の住宅改修費の9割相当額が、償還払いで支給される制度です。住宅改修費の支給限度基準額は20万円で、1割は申請者の自己負担、9割の18万円が支給額の上限となります。住宅改修が必要な理由書などの事前堤出、工事費用発生の事実がわかる書類などの事後堤出など、市区町村への申請が必要です。

概 要

●支給限度基準額:20万円 1割を自己負担として、当該改修費の9割である最高18万円が支給されます※�要介護状態区分が3段階以上重くなった場合、また、転居した場合は再度20万円までの支給限度基準額が設定されます

これだけお得です!!

このような工事が対象です

①手すりの取り付け②段差の解消③�滑りの防止および移動の円滑化などのための床または通路面の材料の変更④引き戸などへの扉の取り替え⑤洋式トイレなどへの便器の取り替え⑥その他、上記①~⑤の住宅改修に付帯して必要となる住宅改修

地方自治体などの中には、独自の制度として補助額を上乗せしているところもあります。お住まいの自治体のホームページや担当窓口にご確認ください。

住宅取得

リフォーム

H25省エネ基準

長期優良

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

厚生労働省またはお住まいの市区町村http://www.mhlw.go.jp/

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Page 52: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

このような住宅が対象です

●�入居対象者を、原則として収入分位25%以下の高齢者、障がい者、子育て世帯の、現在住宅に困窮している世帯に限定とした、一定の質が確保された低廉な家賃の賃貸住宅

●下記の住宅要件にあてはまる住宅 ①住戸の床面積は原則として25㎡以上であること ②�台所、水洗トイレ、収納設備、洗面設備、浴室などの住宅設備を有すること

 ③一定のバリアフリー基準に適合していること ④現行の耐震基準に適合していること

住宅に困窮している低所得の高齢者、障がい者、子育て世帯向けの賃貸住宅を供給するための空き家などの改修工事を対象として補助が行われます。居住支援協議会などとの連携の下、入居ニーズや住宅オーナーの意向を踏まえた上で、空き家などを活用し、一定の質が確保された低廉な家賃の賃貸住宅を供給することが目的です。

概 要

地震の際の住宅・建築物の倒壊などによる被害の軽減を図るため、住宅・建築物の耐震性を向上させるための耐震診断、耐震改修(建替えも含む)に対して補助が行われます。耐震改修促進法では、都道府県に対して耐震改修促進計画の策定を求めていますが、その計画のなかに耐震診断・改修を進めるための支援策が盛り込まれています。その支援策に対し、国が一定の割合を補助します。耐震診断・耐震改修の具体的な支援策については、それぞれの自治体にご確認ください(38頁参照)。

概 要

住宅・建築物安全ストック形成事業

●戸建て住宅の耐震診断と耐震改修の交付率耐震診断地方公共団体実施 1/2民間事業者実施 2/3

耐震改修一般住宅地方公共団体実施 7.6%民間事業者実施 15.2%

緊急輸送道路沿道又は避難路沿道等の住宅地方公共団体実施 1/3民間事業者実施 2/3

これだけお得です!!

●補助率:補助対象費に対して3分の1●補助限度額:50万円/戸 (共同居住用住居とする場合は100万円/戸)

これだけお得です!!

住宅確保要配慮者 最大50万円住宅・建築物安全 補助率最大2/3リフォーム補助・融資

住宅確保要配慮者あんしん居住推進事業

住宅取得

リフォーム

長期優良

H25省エネ基準

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

50

制度の詳細

国土交通省http://www.mlit.go.jp/jutakukentiku/index.html.

制度の詳細

一般社団法人日本建築防災協会http://www.kenchiku-bosai.or.jp/

CW6_A1149_p50_C22.indd 50 2015/03/13 16:54:53

Page 53: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

省エネや耐震性に優れた住宅の金利を優遇

フラット35Sの金利引下げ住宅取得補助・融資制度

【フラット35】Sとは、長期固定金利住宅ローンの【フラット35】を申し込んだ人が、省エネルギー性や耐震性などに優れた住宅を取得する場合に、借入金利を5年間もしくは10年間引き下げる制度です。金利下げ幅は年0.3%ですが、平成26年末に決定された緊急経済対策において、0.6%に拡大されました。

概 要 このような方が利用できます

対象となる住宅は、【フラット35】の技術基準に加えて、以下のような【フラット35】Sの技術基準(新築住宅・中古住宅共通の基準)を満たす必要があります。中古住宅の場合は「新築・中古の共通の基準」に代えて「中古住宅特有の基準」も選択できます。

●【フラット35】S(金利Aプラン)新築住宅・中古住宅共通の基準下記⑴~⑸の、いずれか1つ以上の基準を満たすこと

省エネルギー性

⑴認定低炭素住宅⑵�「エネルギーの使用の合理化に関する法律」に基づく「住宅事業建築主の判断の基準」(トップランナー基準)に適合する住宅(一戸建てに限る)

耐震性 ⑶耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)3の住宅バリアフリー性 ⑷高齢者配慮対策等級4以上の住宅耐久性・可変性 ⑸長期優良住宅

●【フラット35】S(金利Bプラン)新築住宅・中古住宅共通の基準下記⑴~⑸の、いずれか1つ以上の基準を満たすこと省エネルギー性 ⑴断熱等性能等級4の住宅

耐震性⑵耐震等級(構造躯体の倒壊等防止)2以上の住宅⑶免震建築物

バリアフリー性 ⑷高齢者配慮対策等級3以上の住宅

耐久性・可変性 ⑸�劣化対策等級3の住宅で、かつ維持管理対策等級2以上の住宅

中古住宅特有の基準下記⑴~⑷のうち、いずれか1つ以上の基準を満たすこと

省エネルギー性

⑴二重サッシまたは複層ガラスを使用した住宅⑵�建設住宅性能評価書の交付を受けた住宅(省エネルギー対策等級2以上または断熱等性能等級2以上)または中古マンションらくらくフラット35のうち【フラット35】S(省エネルギー性(外壁等断熱)に適合するもの)として登録された住宅

バリアフリー性⑶浴室及び階段に手すりが設置された住宅⑷屋内の段差が解消された住宅

これだけお得です!!

金利引下げ幅が0.3%から0.6%に拡大されました。金利下げプラン 金利下げ期間 金利下げ幅金利Aプラン 当初10年 【フラット35】Sの借入金利から

年▲0.6%金利Bプラン 当初5年

平成28年1月29日まで金利引下げ 0.6%

平成28年1月29日までの申込が対象です

平成28年1月29日までの申込受付分に適用されます。

【フラット35】Sの毎月の返済額・総返済額の試算◆�借入額3,000万円(融資率9割以下)、借入期間35年、元利均等返済、ボーナス返済なし、借入金利年1.37%※1の場合

※この場合、【フラット35】の総返済額は37,781,766円

長期優良住宅等※2 【フラット35】S(金利Aプラン) 優良な住宅※3 【フラット35】S

(金利Bプラン)

借入金利 当初10年間年0.77%

11年目以降年1.37%

当初5年間年0.77%

6年目以降年1.37%

毎月の返済額 当初10年間81,508円

11年目以降87,579円

当初5年間81,508円

6年目以降88,772円

総返済額 36,054,731円 36,848,223円

【フラット35】との比較 ▲1,727,035円 ▲933,543円

※1 �平成27年2月9日において返済期間が21年以上35年以下、融資率が9割以下の場合で取扱金融機関が提供する最も多い【フラット35】の金利

※2 認定長期優良住宅、認定低炭素住宅等※3 省エネルギー性、耐震性などに優れた住宅

出典:(独)住宅金融支援機構

住宅取得

リフォーム

H25省エネ基準

長期優良

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

独立行政法人住宅金融支援機構http://www.jhf.go.jp/

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Page 54: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

このような方が利用できます

●次のいずれかにあてはまる方 ①高齢者向け返済特例制度を利用する方 ②耐震改修工事または耐震補強工事を行う方●�本人、本人の配偶者、本人または配偶者の親族が所有し、居住する住宅のリフォームをする方で、申込日現在の年齢が次のいずれかである方

 ①�高齢者向け返済特例制度を利用される方:�60歳以上の方

 ②�高齢者向け返済特例制度を利用されない方:�79歳未満の方

●総返済負担率が次の基準以下である方 ①年収が400万円未満の場合:30%以下 ②年収が400万円以上の場合:35%以下 ※�申込み本人の収入だけで総返済負担率基準を満たさない場

合は、同居予定者の収入を合算できる場合があります。●日本国籍の方 または永住許可などを受けている外国人

このような工事が対象です

●下記のいずれかに当てはまる工事 ①�高齢者向け返済特例制度を利用する場合に必要な工事

  �●�下記の「部分的バリアフリー工事」または②の「耐震改修工事」のいずれかに該当する工事

  ・床の段差解消  ・廊下幅および居室の出入口の幅員の確保  ・浴室及び階段の手すりの設置 ②耐震改修工事を行う場合に必要な工事  �自治体の設定を受けた耐震改修もしくは(独)住宅金融支援機構の定める耐震補強のいずれかの工事

 ③�①または②と併せて実施する下記のいずれかの工事  ・一定の設備の一式取替工事または新設工事  ・住宅部分の床面積を増加させる工事  ・�植樹・造園・外構などを含む住宅本体の工事

耐震改修を行う場合、もしくは高齢者向け返済特例制度を利用して部分的バリアフリー工事または耐震改修を行う場合、(独)住宅金融支援機構のリフォーム融資を利用することができます。

概 要

①高齢者向け返済特例制度を利用する方 ・下記のいずれか低い額  ①基本融資額:1,000万円(10万円単位)   ※住宅部分の工事費が上限  ②(一財)高齢者住宅財団が保証する限度額   ※保証限度額の上限は1,000万円

②耐震改修工事を行う方 ・�基本融資額1,000万円(10万円単位)と債権加算額・郵貯加算額の合計額(100万円以上)

  ※住宅部分の工事費が上限  ※基本融資額の上限は住宅部分の工事費の80%

これだけお得です!!

このような住宅が対象です

●次のすべてに当てはまる住宅 ①�工事完了後の住宅部分の床面積が50㎡(共同建40㎡)以上の住宅

 ②�申込者本人、申込者本人の配偶者、申込者本人または配偶者の親族のうち、いずれかの方が所有または共有している住宅

耐震・バリアフリーリフォームに融資

リフォーム融資融資限度額 1,000万円リフォーム補助・融資制度

住宅取得

リフォーム

H25省エネ基準

長期優良

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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Page 55: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

融資限度額 1,000万円

特例のリフォーム融資で生前の返済負担を軽減

高齢者向け返済特例制度リフォーム補助・融資制度

満60歳以上の方が、居住する住宅のバリアフリー工事または耐震改修工事を施すリフォームを行う場合に利用できます。連帯債務者を含む申込者全員の死亡時までを返済期間として、毎月の返済は利息のみを支払い、連帯債務者を含む申込者全員の死亡時に、借入金の元金を一括返済する制度です。対象となる住宅は、工事完了後の住宅部分の面積が50㎡(共同建40㎡)以上の住宅です。また、申込者本人、申込者本人の配偶者、申込者本人または配偶者の親族の内、いずれかの方が所有または共有している住宅であることも必要条件の1つです。

概 要 このような方が利用できます

●次のすべてにあてはまる方 ①借入申込時に満60歳以上の方※年齢に上限はありません。※�借入申込時に、満60歳以上の同居親族は連帯債務者となることができます。

 ②自らが居住する住宅をリフォームする方 ③総返済負担率が次の基準以下の方  ・年収が400万円未満の場合:30%以下  ・年収が400万円以上の場合:35%以下※�申込み本人の収入だけで総返済負担率基準を満たさない場合は、同居予定者(満60歳以上)の収入を合算できる場合があります。

 ④�日本国籍の方  または永住許可などを受けている外国人

このような工事が対象です

●�バリアフリー工事または耐震改修工事のいずれかの基準に適合する工事

 ①下記のいずれかに該当するバリアフリー工事  ・床の段差解消  ・廊下および居室の出入口の拡幅  ・浴室および階段の手すり設置 ②�一定の耐震改修または耐震補強の、いずれかの工事

※�バリアフリー工事または耐震改修工事以外のリフォーム工事を併せて行う場合も対象になります。

これだけお得です!!

利息のみの返済で月々の負担を軽減例)支援機構の耐震改修工事のリフォームローンで比較

10年間元利均等返済(年1.41%):89,395円/月高齢者向け返済特例制度(年2.26%):18,833円/月

※平成24年6月現在の金利で試算した返済額

元金は、申込者全員の死亡時に一括返済 相続人による一括返済もしくは、あらかじめ担保提供された建物・土地の処分により返済

融資限度額は1,000万円 リフォーム工事費用または1,000万円のうち、いずれか低い額が限度額となります※�バリアフリー工事と耐震改修工事を併せて行った場合でも、融資限度額は変わりません。

住宅取得

リフォーム

H25省エネ基準

長期優良

低炭素

ゼロエネ

省エネ・断熱

バリアフリー

耐震

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制度の詳細

独立行政法人住宅金融支援機構http://www.jhf.go.jp/

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Page 56: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

メモ欄

54

CW6_A1149_p54_メモ欄.indd 54 2015/03/13 15:23:30

Page 57: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

キーワード検索  キーワード ページ

ア 一次エネルギー消費量 6、7、8、23、40、44

ヤ 融資 37、38、51、52、53

介護保険 37、49課税標準 19、21、22、31、34高効率給湯機 4、5、31、41、42高断熱浴槽 4、5、41高齢者向け返済特例制度 52、53固定資産税 13、20、22、26、27、31、34、35

再生可能エネルギー 16、18、44、46、47省CO2 46住宅確保要配慮者 50

住宅ローン減税 7、12、13、14、15、16、17、18、24、26、27、28、35、37

省エネリフォーム(改修) 7、11、22、26、27、28、29、30、31、32、36、46、48

省エネ住宅ポイント 4、7、11、37、40、41

省エネルギー 7、10、11、15、17、23、26、29、36、37、38、40、41、42、43、45、47、48、51

譲渡所得 13、25消費税 10、12、14、15、16、17、23、36、37、38

所得税 7、11、13、14、15、16、17、18、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35

ストック 43、50スマートウェルネス住宅 37、48すまい給付金 12、37、38性能表示 6、7、8、9、39節水型トイレ 4、5、16、18、41節湯水栓 4、5、41ゼロ・エネルギー(ZEH) 37、42、44相続時精算課税 13、23、24、36贈与税 7、13、23、24、27、36

耐震 15、17、22、23、26、37、38、42、43、50、51

耐震リフォーム(改修) 4、5、11、24、26、27、28、35、36、37、38、41、50、52、53

耐震基準 12、14、21、22、23、24、26、28、35、36、37、39耐震診断 37、38、50耐震補強 11、52、53太陽光発電 30、31、42、44太陽熱利用システム 4、5、30、41断熱リフォーム(改修) 4、5、11、29、30、31、41断熱等性能等級 6、7、8、23、40、51地域材 42

中古住宅 11、12、13、14、15、16、21、22、23、24、26、36、38、51

中古住宅・リフォームトータルプラン 11、26長期優良住宅 7、9、12、13、15、17、19、20、21、42、43、51長期優良住宅化リフォーム 11、37、43低炭素住宅 4、6、7、9、12、13、16、18、21、37、42、51登録免許税 7、11、12、13、21、22トップランナー基準 7、40、51

バリアフリー 9、10、11、26、37、38、41、43、50、51、52、53バリアフリーリフォーム(改修) 4、5、11、22、27、28、32、33、34、36、41、48不動産取得税 13、19フラット35S 7、9、12、37、51

平成25年基準(平成25年省エネルギー基準) 4、5、6、7、8、9、16、18、26、29、30、31、41、44、46

HEMS 16、18補助 37、38、42、43、44、45、46、47、48、50

ラリチウムイオン蓄電池 44、47

リフォーム(改修)7、10、12、22、23、24、26、27、28、29、30、31、32、33、34、35、36、37、38、41、43、44、45、46、48、49、50、52、53

リフォーム瑕疵保険 4、5、41

ナ 燃料電池 44、47

55

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Page 58: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

快適で長持ちする住まいづくりを将来にわたりサポートする、それが「グリーンリモデル」です。

TOTO、DAIKEN、YKK APの3社は、「健康配慮」、「長もち住宅」、「CO₂削減」の3つの視点から、「グリーンリモデル」をご提案します。

グリーンリモデルをおすすめする3つの理由グリーンリモデルは、それぞれのご家族のライフスタイルやライフステージにあわせて、長期的な計画で環境にやさしい住まいづくりをお手伝いします。

▼その1

地球環境にやさしい

▼その2

リモデル効果が目に見える

▼その3

住まいのメンテナンス計画が立てられる

10

5

0万円断熱サッシ

(Low-E複層ガラス)一般のサッシ(単板ガラス)

冷房費

暖房費

冷房費

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※イメージです。

グリーンリモデル診断

断熱性UP!

構造の工夫や自然の光や風の活用で省エネに。CO₂を削減し、地球にやさしい住まいへ。

地球温暖化防止に配慮した住まいへ。省エネ節水性

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丈夫な耐震構造や簡単なメンテナンスでいつまでも住みやすい頑丈な家へ。

長く安全・安心に暮らせる住まいへ。清掃性バリアフリー

長もち住宅

空気環境への配慮や断熱性の改善によりいつでも快適で健康的な暮らしを。

人にも地球にもやさしい住まいへ。空気質断熱性能

健康配慮健康配慮

長もち住宅 CO₂削減

住まいの質を高めるには、3つの視点が重要です。

室内の空気や目に見えない壁の裏側、毎日使う電気や水のこと。快適に暮らすために、家のすみずみにまで気を配る。すると暮らしが変わり、地球環境も変わる。そんなリモデルを私たちTOTO、DAIKEN、YKK APは「グリーンリモデル」と名付けました。

CW6_A1149_p56.indd 56 2015/03/13 15:23:46

Page 59: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

I N D E X

2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方

4 省エネ住宅ポイント6 平成25年省エネルギー基準8 住宅性能表示制度10 リフォームマーケット

12 住宅取得支援・税制の概要14 住宅ローン減税 <一般住宅>15 住宅ローン減税 <認定長期優良住宅>16 住宅ローン減税 <認定低炭素住宅>17 認定長期優良住宅の新築等をした場合の所得税額の特別控除18 認定低炭素住宅の新築等をした場合の所得税額の特別控除19 不動産取得税の課税標準及び税率の特例措置<一般住宅>19 不動産取得税の課税標準及び税率の特例措置<認定長期優良住宅>20 固定資産税の新築住宅に係る減額 <一般住宅>20 固定資産税の新築住宅に係る減額 <認定長期優良住宅>21 登録免許税の減税 <一般住宅>21 登録免許税の減税 <認定長期優良住宅>21 登録免許税の減税 <認定低炭素住宅>22 登録免許税の減税 <一定の質向上を図った中古住宅>23 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置24 住宅取得等資金に係る相続時精算課税制度の特例25 居住用財産の買換え等の場合の譲渡所得の課税の特例

26 リフォーム支援・税制の概要28 住宅ローン減税 <所得税>29 省エネ改修促進税制 <所得税> (ローン型)30 省エネ特定改修工事特別控除制度 <所得税> (投資型)31 省エネ改修促進税制 <固定資産税>32 バリアフリー改修促進税制 <所得税> (ローン型)33 バリアフリー特定改修工事特別控除制度 <所得税> (投資型)34 バリアフリー改修促進税制 <固定資産税>35 耐震改修促進税制 <所得税> (投資型)35 耐震改修促進税制 <固定資産税>36 住宅取得等資金に係る贈与税の非課税措置 <贈与税>

37 補助・融資制度の概要38 自治体のリフォーム支援制度39 すまい給付金40 省エネ住宅ポイント<エコ住宅の新築・購入>41 省エネ住宅ポイント<エコリフォーム>42 地域型住宅グリーン化事業43 長期優良住宅化リフォーム推進事業44 ゼロ・エネルギー・ハウス支援事業45 既存住宅・建築物における高性能建材導入促進事業46 サステイナブル建築物等先導事業47 定置用リチウムイオン蓄電池導入支援事業47 民生用燃料電池(エネファーム)導入支援補助金48 スマートウェルネス住宅等推進モデル事業49 介護保険における住宅改修費の支給50 住宅確保要配慮者あんしん居住推進事業50 住宅・建築物安全ストック形成事業51 フラット35Sの金利引下げ52 リフォーム融資53 高齢者向け返済特例制度

55 キーワード検索

税制(リフォーム)

補助・融資制度

税制(住宅取得)

トピックス

住宅取得 リフォーム 省エネ・断熱

バリアフリー 耐震 H25

省エネ 長期優良 低炭素 ゼロエネ

○ ○○ ○ ○ ○ ○○ ○ ○ ○ ○○ ○ ○ ○ ○○ ○ ○ ○ ○○ ○○ ○ ○ ○ ○○ ○○ ○ ○ ○ ○○ ○○ ○ ○ ○ ○○ ○ ○ ○ ○○ ○ ○ ○ ○○ ○ ○ ○ ○○ ○ ○○ ○

○ ○ ○ ○ ○○ ○ ○○ ○ ○○ ○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○○ ○ ○ ○ ○

○ ○ ○ ○○ ○○ ○ ○ ○ ○ ○

○ ○ ○ ○ ○○ ○ ○ ○ ○ ○ ○

○ ○ ○ ○ ○ ○○ ○ ○ ○ ○ ○

○ ○○ ○ ○ ○○ ○ ○○ ○ ○○ ○ ○ ○ ○ ○

○ ○○ ○ ○○ ○

○ ○ ○ ○ ○ ○ ○○ ○ ○○ ○ ○

住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック

グリーンリモデル 左記は TOTO(株)、大建工業(株)、YKK AP(株)共同の出願・登録商標です。

グリーンリモデルはリモデルクラブ店へ。「リモデルクラブ店」は、水まわりのTOTO、建材のDAIKEN、窓のYKK APの3社がバックアップする、 全国5000店を超える安心と信頼のリフォームネットワークです。

グリーンリモデルのことならこちらへ。お試し版グリーンリモデル診断やお近くのリモデルクラブ店の検索ができます。 http://re-model.jp

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Page 60: 住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 住宅取 …1 2 住宅取得・リフォーム支援制度を使いこなそう・この冊子の使い方 4 省エネ住宅ポイント

住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック

2015年度版

税制(住宅取得)

税制(リフォーム)

補助・融資制度自治体のリフォーム支援制度・省エネ住宅ポイント・フラット35Sの金利引下げ…

住宅ローン減税・耐震改修促進税制・省エネ改修促進税制・バリアフリー改修促進税制…

住宅ローン減税・不動産取得税額の特別控除・固定資産税の減額・登録免許税の減税…

[619-02]MK2015.03 SO/KR(P2.1-03)

カタログ No.5939

XAAAB H15-024-1

2015.3(S1-30DA)

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開館時間:10:00 ~ 17:00 休館日:水曜日(祝日の場合は開館) 夏期休館日・年末年始休館日あり。休館日、開館時間、ご覧になりたい商品が展示されているかにつきましては、事前にご確認ください。営業のご案内(全館共通)

明治

通り

N

福 岡

広島県広島市南区宇品西4-1-36TOTO ▶ 0120-43-1010DAIKEN ▶ 082-505-1540YKK AP ▶ 082-505-2020

福岡県福岡市博多区住吉1-2-25キャナルシティ・ビジネスセンタービル3FTOTO ▶ 0120-43-1010DAIKEN ▶ 092-235-0111YKK AP ▶ 092-292-3452

至南森町至淀屋橋

大丸JR大阪駅

曾根崎署

至中津

都島通

駅田梅西

駅田

駅田

梅東

急阪

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ヨドバシカメラ

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阪神百貨店

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P

阪神前阪急前

芝田

大阪駅前

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大阪コラボレーションショールーム梅田阪急ビルオフィスタワー 20F

至岩国

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国道487号線

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線品宇

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住宅取得・リフォーム支援制度ガイドブック 2015年度版

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