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NO B.S.マーケティングレター

ザ・ベスト・オブ・ダンケネディ

インターネット集客

ゴールド会員になるべき

15の理由

【ザ・レスポンス】ゴールド会員ダイレクト・レスポンス・マーケティング

を学ぶサイト。

NOBSマーケティング・レター :ダン・ケネ

ディが発行する唯一のダイレクト・レスポン

ス・マーケティングに関するニュースレター

(日本語版)。DRMのニュースレターとしては世

界最大級

会員専用サイト:DRMやインターネット・

マーケティングが学べる

会員割引:教材やセミナーの優先告知・大幅な

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※【ザ・レスポンス】はDRMの世界的権威「ダ

ン・ケネディ」氏のコンテンツの日本独占ライセ

ンシーです。

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【ザ・レスポンス】

ゴールド会員の声

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インターネット集客、販売。及びコピーライティングのスペシャリスト。

 インターネット・マーケッター。コピーライター。

 【ザ・レスポンス】を立ち上げた中心人物であり、現在はマーケティング・ディレクター。

 運営しているメルマガ【ザ・レスポンス】及び<<ザ・レスポンス・コピー>>は毎朝合計12万人超に配信されており、ダイレクト・レスポンスやコピーライティングのメルマガとしては日本最大級。また、中小企業の社長や起業家、マーケッターやコピーライターを対象とした有料会員組織のメンバーは、累計で2万2000人を超える。

 インターネットを使った集客、販売及びコピーライティングの方法論には定評があり、セミナーは2日間で30万円と高額にもかかわらず、会場に入りきらないほどの人気。

寺本隆裕コピーライターインターネットマーケッター

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コンテンツ

社長のための インターネット 集客 5

嫌われずに 売る方法 14

見込み客を集める方法 23

アクセスを集める 31

広告は儲けるために出すのではない 39

フォローアップ 46

セールス 56

顧客フォロー 66

顧客維持 73

オススメのリソース 81

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「どうすればインターネットを

使って大きく売上げを伸ばせる

のか?」

 もしあなたが、こんな風に思っているなら、このeブックはきっとあなたの役に立つで

しょう。インターネットをうまく活用すれば、

 少ない営業マンでもっと売る事ができる。セールスしなくても売れてしまう。ビジネス

の規模を何倍にもする事ができる。全国を相手にすることができる。もちろん、地域の人

をもっと集客する事もできる。24時間365日、インターネットに働いてもらう事がで

きる。

 などの、多くのメリットがあります。でも実際には、インターネットをうまく活用して

成長する会社もあれば、うまく使いこなせない会社もあります。どうしてでしょう?

 それは、パソコンの操作が苦手だからなのでしょうか?

 それは、自分のビジネスがほかとは違って「特殊」だからでしょうか?

 それは、最新の技術のスピードに追いつけないからでしょうか?

 僕が今まで多くの社長さんと直接的、間接的に接してきた中で見つけた、インターネッ

トで結果が出せない最大の理由は、これらではありませんでした。

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ホームページを作れば売上げが上がる?

 そんなはずはありません。それならインターネット上に無数にあるホームページのオー

ナーは、みんな儲かってるということになりますよね。「ホームページ」を作っても売上

げは上がりません。売上げを上げたければ、「売上げの上がるホームページ」を作らなけ

ればダメなのです。

 しかし、多くの人の成果が出ないのも無理はありません。なぜならネット上には無数の

情報が存在し、しかもその情報量はどんどん増えているからです。「twitterで儲ける方

法」「Facebookで儲ける方法」「ブログで集客する方法」などなど、、、新しいものが

次々に出てきて、それらに振り回されてしまいます。

そしてもっと悪いのは、多くの人にとってこれらの情報は役に立たないということで

す。。。

インターネットは単なる「手段」である。

 インターネットで成果が出ない最大の理由。それは、インターネットを使う事が目的に

なってしまっているという事です。あるいは、インターネットを使う事で何を達成したい

のかが曖昧である、ということです。

「手段と目的がごっちゃになっている」と言えば、わかりやすいでしょうか。例えば、イ

ンターネットは売上げを増やす手段であるにもかかわらず、それを使うことが目的になっ

てしまっているのです。

 このeブック「社長のためのインターネット集客」では、我々のような小さな会社が、

どうすればインターネットで大きく収益を伸ばせるのか? その方法を話していきます。

 もしあなたが、インターネットで稼ぐ方法、の情報を取りすぎて意味がわからなくなっ

てるなら、その全てをシャットダウンしてください。メルマガを全部解除して、本や教材

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を買うのをやめて、セミナーに参加するのをやめてください。そして、この「社長のため

のインターネット集客」のeブックだけにしぼって情報を取るようにしてください。きっ

と数ヶ月もすれば、、、

何が重要で、何が重要でないのか。

まず何をすべきで、次に何をすべきなのか。

が明確になる事をお約束します。

それでは前置きはこれくらいにして、行ってみましょう。

ビジネス全体の流れ

 我々のような中小企業が最も効率よく売上げを上げていくためには、以下の流れを作る

必要があります。これはインターネットに関係なく、ビジネス全体としてとらえてくださ

いね。この全体の流れを作り、効率よく(効果的に)実現することが、「目的」になりま

す。そこから徐々に、その目的を達成する手段として、インターネットを使っていきま

す。

 その3ステップとは、①見込み客を集める、②見込み客を顧客に変える、③顧客を得意

客に変えて繰り返し買ってもらう、です。

 だいぶシンプルにしてありますが、大きく分けるとこの3つに集約されます。ではそれ

ぞれの内容を少しずつ見ていきましょう。

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1:見込み客を集める。 「リード」

 見込み客とは、「将来顧客になってくれる可能性(見込み)のある人」のことです。そ

して「集める」とは、住所情報やメールアドレス、名前などの情報を教えてもらって、彼

らの「リスト」を作るという事です。リストを集める一番の目的は、彼らに顧客になって

もらう事。お金を払ってお客さんになってもらう事です。そのためにリストを作って、彼

らにこちらからコンタクトが取れるようにしておくわけですね。

 見込み客を集める考え方としては、

「商品を買いたい人を集めるのではなく、問題を抱えている人を集める」

 ということ。もちろん、商品を売って売上げを立てるために見込み客を集めるのです

が、それを全面に出してしまうと逆にうまくいきません。なぜならお客さんは、商品「そ

のもの」にお金を払うのではなく、問題を解決するためにお金を払うからです。であれ

ば、我々も同じスタンスを取るべきではないでしょうか?

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 お客さんの問題を解決してあげるというスタンスを取ることにより、顧客にならなかっ

た(失注した)見込み客を他社に紹介してあげる事もできるわけですし、別の新商品を開

発して販売するチャンスも生まれるのです。商品を売ろうとして集めると、その商品が売

れなければ終了ですし、全体のリストのボリュームも少なくなってしまいます。

 ちなみに、見込み客のことを「リード」と言います。このeブックで「リード」という

言葉が出てきたら、このことです。そしてこの3ステップのうち、最も大事なのがこの

リードを集めるという仕事です。なぜなら見込み客を集める事が、全てのスタートだから

です。見込み客がいなければ、商品がすばらしくても、無意味です。

2:見込み客を顧客に変える。 「コンバージョン」

 見込み客をつかまえたら、次に彼らを顧客にしなければいけません。見込み客と顧客の

違いは、「お金を払って商品を買ってくれたかどうか」です。まず最初の商品を買っても

らう事、それが次にやる事です。

 集めた見込み客に買ってもらうには何が必要か? 何をすれば見込み客が財布を開こう

という気になるか? ちょっと考えてみてください。お金を払う事は顧客にとってのリス

クなので、慎重になっているはずですよね。例えばどんなことを考えているかという

と、、、

この会社(あなたの会社)信用できるのか?

他社の商品よりこっちの商品の方がいいのか?

アフターフォローはちゃんとしてくれるのか?

この会社、どんな会社だろう?

今買わなくてもいいんじゃないかな?

別の方法で、(今私が抱えてる)問題を解決する事もできるんじゃないか?

ちょっと高いなぁ。

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ほかの会社に行けばもっと安く買えるんじゃ?

 などなど。だから我々は、見込み客が抱えているこれらの「買わない理由を消す」必要

があるわけです。

 どうすれば、買わない理由が消えるのか?

 例えば、買わない理由の最も大きなものの一つとして、「信用できるかわからない」と

いうものがありますよね。初めて取引する会社。「本当に、商品は納品されるの?」と

いった、本当に基本的なことに関する信用すら、残念ながらまだありません。

 信用してもらうための有効な方法の一つとして、彼らとの人間関係を築くということが

あります。さっき、見込み客を集めるとき、「問題を抱えている人」を集めたはずです。

であれば最も簡単に彼らと関係を築く方法があります。

 それは彼らの問題解決をサポートしてあげることです。そうすることによって、あなた

と見込み客の関係は、売り手と買い手といった、テーブルに向かい合わせで座る敵対関係

ではなくなります。見込み客の抱えている問題という「共通の敵」と戦う、仲間になるわ

けです。

 そう考えると何をすればいいかがだんだん見えてくると思いませんか?

 例えばあなたの友達が、ペットの犬がトイレを覚えないことで悩んでいるとします。あ

なたは友達としてどうするか? あなたに犬のしつけの経験があるなら「こんな方法試し

てみたら?」と、アドバイスをするかもしれません。あるいはネットや本で調べて、効果

のあった方法を教えてあげるかもしれません。専門家に聞くこともあるかもしれませんよ

ね。その過程で、「これ、ちょっと高いけど、効果があるみたいだから試してみれば?」

と、何らかの商品を勧める事もあるでしょう。ごく自然ですよね。

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 見込み客との関係作りもこれと全く同じです。あなたはあなたの商品分野の専門家で

す。見込み客と比べて、はるかに多くの知識を持っています。業界では当然のことでも、

見込み客は知らないのが当然です。専門知識や商品選びの情報を与えてあげて、彼らとの

信頼関係を築いていきましょう。そしてまずは最初の取引をしてもらって、顧客としての

関係をスタートしましょう。

 そうです。商品を売ってからが本当の関係のスタートなのです。ここは重要です。

 商品を売ったらそれでゴールだと思っている人がよくいるのですが、そうではありませ

ん。最初の販売は、はじまりなのです。2回目3回目と、繰り返し買ってもらえるからこ

そ、大きな利益になり、ビジネスは安定していくのです。

3:顧客にもっとお金を使ってもらう 「LTV」

 お金を払って顧客になってくれたということは、最低限あなたのことを信用してくれ

て、「試してみようかな」と思ってくれたということです。最初にして最大の関門を乗り

越えてくれたということです。この難しいところを超えてきてくれたお客さんに繰り返し

買ってもらう事が、本当のビジネスだと言えるでしょう。

 最初に見込み客を集める段階で、「問題を抱えている人」を集めましたよね。で、最初

の取引で、その問題をある程度解決してあげる事ができました。でも、それでその人の抱

えている問題が全て解消されたわけではないはずです。

 では次に何をすればいいか、は、簡単です。その次々と発生する顧客の問題を、一緒に

解決してあげればいいのです。ペットのトイレのしつけができたら、次は散歩のしつけか

もしれない。あるいはダイエットかもしれないし、健康管理かもしれない。病気になった

ときの対処の方法で困ってるかもしれない、ですよね?そんなときに最も頼れる存在にな

れば、顧客は繰り返しあなたから買ってくれるでしょう。

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「顧客から信頼されるアドバイザーになれ」

 と言ったのは、ジェイ・エイブラハム。顧客から信頼されるアドバイザーになって、長

期的な関係作りをしていきましょう。そうすれば彼らは長期的にあなたにお金を払いたい

と思ってくれるようになるでしょう。

関係構築ビジネス

 こういったビジネスの手法は、「リストビジネス」とか「リレーションシップ・ビジ

ネス(関係構築ビジネス)」と呼ばれたりします。つまり、リストを集めて彼らとの関係

を作っていくビジネスです。

 そしてこれが中小企業のビジネスにおいて、最強のビジネスモデルなのです。インター

ネットを使えば、このビジネスモデルをもっともっと効率よく、そして効果的に運営する

ことができます。

「私の全ての財産を持っていっても構わない。ただし、顧客リストだけは手

元に残しておいてくれ。そうすれば私はすぐにビジネスを立て直し、今の財

産を築く事ができる。」

by 鉄鋼王 アンドリュー・カーネギー

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(ピンポーン)

「はい。」(インターフォンで)

「あのー、お忙しい時間にすみません。ご先祖の供養って、どんな風にされてますか?」

「・・・特に。。。」

「ご先祖様のためにも、きちんとしたご供養をされた方がいいと思うんですが、ご興味あ

りませんか?」

「いえ。別に。」

「いい方法があるんですが、資料だけでもご覧になりませんか?」

「興味ないです。」

「いや、でも、ご先祖様のために・・・・(ガチャ)」

 日曜日の昼過ぎ。家族でおやつを食べながら団らんしていたときのこと、突然自宅のイ

ンターフォンが鳴りました。「アマゾンんで頼んでたやつ、届いたかな?」ちょっと期待

して受話器をとると、最初の3秒くらいで飛び込みセールスだとわかりました。がっか

り。そして、上のような会話。

 せっかくの休日。ゆっくりしていた時間を邪魔されて、売り込まれる方は不機嫌です。

売り込む方もきっと、成功率は低い上に精神的にも辛い仕事でしょう。怒鳴られたりする

こともあるでしょうしね。

売り込むと嫌われる?

 何かを「売る」ということは、ビジネスにおいて最も重要なことですよね。売って現金

を得ることがなければ、商売は成り立ちませんから。。。

でもなぜ、この飛び込みセールスは成功しないのでしょうか? 嫌われるのでしょうか?

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・理由1

「興味のない」人に売り込んでいる

「ご先祖様の供養」。このキーワードを聞いた瞬間、自分には関係のないことだと思って

しまいました。大事なことなのかもしれませんが、残念ながら全く興味がない。話を聞く

気にもなりません。

・理由2

タイミングが悪い

 日曜の夕方。僕はその前日まで出張で東京に行っていて、帰ったのは土曜日の24時を

回った頃。4歳と0歳(生まれたばかり)のふたりの息子の相手で嫁も疲れて寝ていたの

で、その日曜日は僕たち家族にとって大事な時間だったのです。そんな大事な時間に割り

込んで「先祖の供養」の話など、聞く気になるわけがありません。

 そういうケースでなくても、例えば、家事をしていて忙しいときとか、好きな映画を見

ているときとか。集中して勉強したり仕事をしたりしている時とか子供を寝かしつけたタ

イミングとか。。。だいたい、飛び込みセールスが「タイミングよく」来てくれることな

んて、まずありません。

・理由3

信頼性が低い

セールスマンの目的は、相手が持っている「何か」と引き換えに、こちらの財布から現金

を抜き取ることです。そんな目的で入ってくる人のことを、最初から信頼してかかった

ら、お金がいくらあっても足りません。疑うのが当然。人間の自然な防衛本能です。そう

でなくても人間は、初対面の人を警戒するようにできています。

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・理由4

その場で決めたくない

 もし、自分の欲しいタイミングでいい取引を持ってこられたとしても、ちゃんと考えて

買いたい。というのが普通の反応です。「本当にこの人(会社)から買ってもいいの

か?」「本当にこの商品を買ってもいいのか?」「本当にこの値段(この取引)で買って

もいいのか?」。ほかと比較して決めたいわけです。もしお金を払った後その商品をネッ

トで検索したら、「この商品よりもこっちの方がいいよ」なんて書き込みがたくさんあっ

たら、ショックですよね。もちろん、これらの関門をくぐり抜けて、「販売」が成立する

ような場合もあるでしょう。でも、、、

「効率が悪い」。

 売ること、売って相手からお金をもらうことが、商売において最も大事なことだと言

いました。ということは、効率をあげるためには、できるだけお金になることに時間を使

わなければいけません。この飛び込みセールスの場合、お金にならない人と話す時間が、

お金になる人と話す時間に比べて、圧倒的に少ないわけです。

 対面販売の場合だと特に、1日に話せる人数に制限があるわけですから、できるだけ成

約につながる人と話すことが、売上を上げるためには必要なのです。片っ端から声をかけ

ているのは、当然効率が悪いですよね。

 だから、セールスをする前にあなたがすべきこと。それは、「将来、お客さんになって

くれる見込みのある人(=見込み客)」を集めることです。そして信頼性を築きながら、

相手の欲しいタイミングでセールスをかけることなのです。

どうやって、見込み客を集めるのか?

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 見込み客を集めるためには、「商品を買いたい人を集めるのではなく、問題を抱えてい

る人を集める」ことがポイントだという話をしました。彼らの問題解決を手助けするとい

うスタンスで取り組むことで、単なる「物売り」ではなくなるということでしたよね。

 問題解決を手助けしながら見込み客を集めるための、最もおすすめの方法は、「情報を

提供する」という方法です。特に、インターネットを使うのであれば、この情報提供が恐

ろしく安く(ほぼ無料)、そして簡単にできるため、強くお勧めしたいです(インター

ネットが普及しだした頃のことを思い出してください。IT革命とは、「インフォメーショ

ン・テクノロジー」のことでしたよね?インフォメーション、つまり情報です。インター

ネットとは、情報発信・収集が簡単にできるという革命なのです)。

 例を挙げます。

 ある人が一戸建てを立てることを考えているとしましょう。家作りの専門家でもない彼

は、まずそもそも、どうやって最初の一歩を踏み出せばいいかわかりません。マンション

がいいのか?一戸建てがいいのか?住みやすさやお金の面では、どちがメリットが大きい

のか?

 どこに頼めばいいのかもわかりません。広告を大量に出しているハウスメーカーもあれ

ば、地元の工務店のようなところもあります。それぞれの特徴も知らなければ、誰に最初

に声をかけていいかもわかりません。いつ頃建てるかもまだ具体的ではありません。なぜ

ならどれくらいの予算があればどれくらいの家が建てられるかも分からないからです。と

にかく、なにもわからないのです。

 つまり、それが彼が抱えている、家作りの「問題」です。

 そんなとき、彼はどうやってこの問題を解決しようとするか?

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 タイミングよく自宅にハウスメーカーの営業マンが飛び込んでくるのを待つでしょう

か?(もしあなたが営業マンなら、こんなベストなタイミングで「飛び込む」ことができ

るでしょうか?)本屋に行って、「家作り」に関する本や雑誌を買ってくるかもしれませ

ん。あるいは駅やコンビニなどに置いてある無料の雑誌をまずは持って帰ってくるかもし

れません。インターネットで「マンション 一戸建て 比較」などと検索するかもしれま

せん。まずは周りの人に聞いてみるかもしれませんね。それはわからないのですが、まず

は何か情報を探すところからはじめるでしょう。

 つまり「将来」のお客様が「今」求めているのは、「情報」なのです。「中立な立場

で」情報提供してくれるアドバイザーを求めているのです。自分は何を買うべきか?自分

は誰に頼むべきか? 自分はどれを買うべきか?

その判断基準を求めているのです。

「情報を提供することが、見込み客を集める最も有効な方法」

 彼らの問題は、情報が不足していることです。であれば例えば、売り手であるあなたが

「マンションと一戸建て、どっちがお得?」という本を書いて出版したらどうでしょう?

あるいは「マンションと一戸建て、どっちがお得?」無料セミナーを開催したら?小冊子

にして配ったらどうでしょう?そういう情報サイトを作ったら?

 彼らの役に立つでしょうか?

 きっと彼らの中には、あなたの情報に興味を示すでしょう。そうであるなら、あなたは

その情報を提供する代わりに、彼らの連絡先の情報を入手することができます。「今後も

あなたの家作りの参考になる情報をお届けします」と約束して、情報提供を続けることで

その約束を果たせば、彼らはあなたに対する信頼を強めるでしょう。

 その後、「売り込み」を行ったら、成功率は高まると思いませんか?

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注意! 見込み客全員を顧客にしようとしてはいけません!

 ここは情報提供をするときの要注意です。もちろん、自社の商品を買ってもらうために

見込み客を集めるわけですが、見込み客全員に商品を売ろうとしてはいけません。なぜな

ら何度も言っているように、あなたがすべきことは彼らの問題解決を手助けすることだか

らです。商品選びの基準を与え、商品に対する知識を得てもらうことによって、自分に

合っているか合っていないかを、見込み客がきちんと判断できるようにしてあげることだ

からです。

 実際、あらゆる人にとって、自社の商品が一番いい、なんてことはありえませんよね。

あらゆるお客様のあらゆるニーズを満たしたい。・・・と、もしかするとあなたはそう

思っているかもしれませんが、それは実質的には無理です。無理なのに「できる」、と

言ってしまうことは、それは単なる八方美人です。

 例えば【ザ・レスポンス】でも、あらゆる人の問題解決をできるわけではありません。

例えば、サラリーマンが適当な副業で簡単に稼ぐ、なんて情報は扱っていません。大企業

の難しいマーケティング戦略なんてのも扱っていません。【ザ・レスポンス】で扱ってい

るのは、中小のビジネス(個人事業単位から年商数十億円レベルの中小企業まで)、ある

いは、起業家、本気で起業したいと思っている方に向けての情報です。

 あるいは、もしあなたが「低価格住宅」で出来るだけ安く家を買えるようにしていたと

しても、高級志向の人のニーズには応えられないでしょう。

 だから、こんな人はウチに来てください。こんな人はウチじゃない方がいいです。と

言ってあげることにより、信頼を得られるのです。また、「来てほしい人」にのみ注力す

ることにより、強みが生きるようになります。無理に「来てほしくない人」を顧客にして

も、振り回されたり、満足してもらえずにクレームや悪い評判になってしまうだけです。

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顧客にならなかった見込み客は、どうすればいい?

「残念ながら、あなたにはウチの商品は合わないようです」と断った場合、次に彼らは

「じゃぁ、どんな商品が私に向いてるの?」「それをどこで買えばいいの?」ということ

を知りたがるでしょう。見込み客の問題解決をサポートすることがあなたがすべきことな

のであれば、あなたはこういった質問にも答えなければいけません。

 つまり、、、

ライバル他社を、顧客に紹介する

 ということです。

 例えばもしあなたが、「若い世帯向けの新築一戸建て」に強い業者だったとします。

「マンションと一戸建て、どっちがお得?」の小冊子の中で、「こういう若い世帯はウチ

で新築一戸建てがおすすめ」だと説明し、自社への問い合わせに誘導するとします。で

も、そうじゃない人も混ざっているわけです。つまり、ライバル他社で家を買った方がい

い、という人です。そういう人には、中立的な立場で、「こっちに問い合わせた方がいい

ですよ」と教えてあげることで、

見込み客は、次の段階へ進むことが出来る。

ライバル他社は、見込み客を得られる。

 という、価値ある役割を担う事ができます。そしてビジネスでは「価値」を生み出した

人が儲かることになっています。

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 例えば直接的には、ライバル他社から紹介料を得ることが出来ます。何より、価値のあ

るポジションに自分がいることにより、「強い影響力」を持つことが出来るのです。

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 インターネットで見込み客を集めるための具体的な方法です。

 とはいえ、やるべき事はシンプルです。

1.見込み客獲得のためのページを作る。

2.そこに、アクセスを流す。

 これだけです。一度作ってしまえば、あとは改善のフェーズです。テストしながらペー

ジを改良する。よりよいアクセスが多く集まるように工夫をする。ということをやってい

くわけです。

1.見込み客獲得のためのページを作る。

 情報提供と引き換えに連絡先をもらうことがこのページで達成すべきゴールでしたね。

つまり、、、

 この情報を差し上げます。なので、ここに連絡先を残してください。というページを作

ればいいわけです。

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ランディングページ・サンプル

例:アクセスアップレポート2011を差し上げるので、メールアドレスを入力してください

===========================================================

 正式には、このページの事を「スクイーズページ」と呼びます。ただ、「ランディング

ページ」という言い方の方がより一般的です。ランディングとはlanding=着陸という意

味です。つまり、訪問者がはじめてたどり着く(着陸する)入り口のページのことです。

例えば、ランディングページにあるリンクをクリックしてはじめてスクイーズページにた

どり着くなど、ランディングページで連絡先を取得していないケースがあります。

 しかし何度も言っているとおり、最も最初にすべきことは見込み客の獲得です。ラン

ディングページが最もアクセス数が多いページであるなら、そこで見込み客の情報を取る

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べきですよね。そのため、【ザ・レスポンス】では、ランディングページ≒スクイーズ

ページとして説明をします。

===========================================================

 ランディングページは、主に以下の部品によって構成されています。

無料で提供する情報(オファー)

 ランディングページで提供する無料の情報のことを「オファー」と言います。「オ

ファー」という言葉は色んな意味で使われるのですが、ここで使っている意味は、見込み

客を集めるための無料プレゼントのことで、見込み客が知りたいもの。見込み客にとって

価値があるもの。見込み客が今困っていることを解決できるものです。

 どんな情報を提供すればいいのか?そのアイディアをいくつか紹介しましょう。

・お客さんからいつも聞かれることからヒントを得る

いくらまで借りられるの?(住宅の場合)

自分に合う服はどんなもの?(アパレル系)

結婚式でどんな引き出物が喜ばれる?(ブライダル系)

・本屋に行って、売れている本の内容を調査する

あなたの業界で売れている本のタイトルやテーマを調べる。

売れているという事は、みんなが興味を持っているという事。

・雑誌やTVなどで特集されているようなもの、話題になっているものからアイディアを得

トレンドを把握するというのも大事。

新しいものや流行のものは、それだけで注目を集める。

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 ポイントは、こちらが言いたい事ではなく、見込み客が聞きたい事からテーマを作る事

です。なので例えば、「○○社の創業秘話が分かる特別レポートをプレゼント」はNGで

す。

 この、無料のものを配るマーケティング戦略のことを「FREE戦略」と呼ばれています。

■コピー

 ランディングページに来た人に無料オファーを請求してもらうには、文章で、「オ

ファーの魅力」「何をすればもらえるのか?」を明確に伝えなければいけません。

・ヘッドライン

 ページを訪れた人に、「自分にとってこのページは読む価値がある」と、一瞬で理解さ

せる目的のものです。そのページの中で最も目立つべき部分ですね。キャッチコピーとも

言いますが、同じ意味です。

・本文

 訪問者に、オファーの魅力を伝え、請求させる目的のものです。こういう人向けのもの

です。これにはこんな価値があります。だから、こうやってこれを請求してください。と

いうものです。

 サンプルのページでは、ヘッドライン以外の部分がこれにあたります。

■レスポンスデバイス

 レスポンスデバイスとは、そのオファーを受け取るために、「欲しいです」と見込み客

が反応=レスポンスするための方法のことです。インターネットで見込み客を集める場合

では、以下のような「フォーム」に、名前やメールアドレスなどの情報を入力してもらう

の が一般的です。

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フォーム

 尚、フォームに情報を入力してもらう事を、「オプトイン」と言います。

 フォームを設置してオプトインしてもらう以外にも、以下のような方法でレスポンスし

てもらう事も出来ます。

・電話/FAX

 **という小冊子が欲しい方は、0120-***ー***に電話またはFAXしてくだ

さい。という形も取れます。

・来店

 来店してくれた方に***をプレゼントします。ということもできます。

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・郵送での申請

 はがきを送ってください。ということもできます。

 ダイレクト出版では、ほとんど全てのランディングページにオプトインフォームを設置

しています。ここに登録してくれた方に、すぐにオファーを送るとともに、入力しても

らったメールアドレス宛に、メールマガジンを発行しています。そうして関係構築を行

い、購入につなげています。

■その他の要素

レイアウト&デザイン

 レイアウトやデザインもとても重要な意味を持っています。信頼性の高いデザインほど

効果的なのは言うまでもありません。また、わかりやすいデザインにする、というのもポ

イントです。ウェブデザインの基本は、

「Don’t Make Me Think = 考えさせるな」

 です。訪問者に、自分はこのページで何をすれば何を受け取る事が出来るのか?

というのを、一瞬で理解させる事が重要なのです。そのため、

レスポンスの方法がわかりにくい(例:フォームの位置がページの下にある)

色を使い過ぎてどこが重要なのかがわかりにくい

 などはもちろんのこと、

 セールやキャンペーンなどの案内バナーや、「**はこちらをクリック」などのリンク

を乱雑に配置するなど、見込み客の連絡先を取得する以外の目的を持った何らかのもの

で、訪問者を混乱させるのはNGです。

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まとめ

 さて、今回はランディングページのポイントをお話ししました。どうでしたか?とても

シンプルなページですよね。もしかすると、あなたがこれまでよく見かけてきた「企業案

内」のページとは全く違って拍子抜けしたかもしれません。あるいは「これで本当にいい

の?」と不安になるかもしれませんね。

 でも、思い出してください。

 中小企業が効率よく売上げをあげていく流れは、

①見込み客を集める

②見込み客を顧客に変える

③顧客を得意客に変えて繰り返し買ってもらう

 の3ステップでした。

 そして最初の①のステップは、会社のページを眺めてもらって企業理念を読んでもらう

ことでもなければ、社長の日記ブログ、を読んでもらうことでもありません。見込み客を

集めること、つまり、オファーを請求する代わりに連絡先を教えてもらうことなのです。

 もちろん、きれいな会社ページを作ってもいいし、社長ブログ、スタッフブログを作っ

てもいいです。しかし、、、それら全ての目的は、最初の「①見込み客を集める」ことだ

ということを、忘れないようにしてください。

 ちなみにダイレクト出版の場合でも、お金をかけてちゃんとした自社ブログを作ったの

は、年商規模で8~9億円になってからのことです。

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 次にやることは、このランディングページにアクセスを集めることです。

 当然のことながら、ランディングページにアクセスを集める目的は見込み客を集めるこ

とです。それを式にすると次のようになります:

アクセス数 × ランディングページのコンバージョン率 = 見込み客の

 コンバージョン率とはこの場合、オプトインした件数とアクセス数の割合です。

 ランディングページの出来がいいか、アクセスの質(※)がいい場合、コンバージョン

率は高くなります。見込み客の数を増やすためには、アクセス数を増やすかコンバージョ

ン率を高めるか、この2つしかありません。

 ちなみに、「ホームページを作ったけど、なかなか問い合わせにつながらなく

て・・・」という社長さんが多いのですが、それは以下の単純な理由であることが結構あ

ります。

アクセス数が少ない

ページの出来が悪い

その両方

****************************************

※アクセスの質について

 広告を見て問い合わせてきたお客さんと、誰かの紹介で問い合わせてきたお客さんで

は、質に違いがありますよね。それと同じようにアクセスにも質があります。

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 ただなんとなく、インターネットを見ているときに、たまたまあなたの会社の広告をク

リックして来たアクセスと、お得意さんが「この会社オススメですよ」とあなたの会社の

ページを紹介してくれた場合のアクセスでは、アクセスしてきた人の「心の持ちよう」が

違います。

 当然、誰かからの紹介の場合の方が、コンバージョン率は高くなりますし、その後の成

約(受注)につながる可能性も高くなります。

 というわけで、闇雲にアクセスの数だけを気にしても意味はありません。目的は、見込

み客の獲得や売上アップですからね。

****************************************

無料のアクセスと有料のアクセス

 アクセスには大きく分けて、無料のアクセスと有料のアクセスがあります。それぞれ

ざっくりと特徴を紹介しましょう。

1:無料のアクセス

 メリット・・・何といっても無料であること。

 デメリット・・・一定数のアクセスが集まるようになるまでに、時間か労力、あるいは

その両方がかかる。アクセスが不安定。

*SEO

 無料のアクセスの代表格はSEOです。SEOは、ヤフーやグーグルなどの検索結果に自社

サイトを上位表示させる方法のことで、通常ネットユーザは検索結果の3ページ目くらい

までしか見ないことから、狙ったキーワードで検索されたときに自社サイトを3ページ目

まで(検索結果の60位以内)に表示させなければ、「インターネット上にサイトが存在

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しないと同じ」と言われたりします。もちろん、1ページ目、それも、1位、2位、3位

はかなりのアクセス数が得られるので、みんなそこを目指してがんばるわけですが、その

難易度はライバルの強さによって決まり、狙うキーワードによってばらばらです。例え

ば、「ダイエット」というキーワードは超激戦ですが、「○○株式会社」などのキーワー

ドはほとんど競争はありません。「ほら、あなたの会社名で1番上に表示されてるで

しょ?」と言ってくるホームページ業者には要注意です。ほとんど検索されないキーワー

ドで上位表示させるのはとても簡単だからです。

 SEOで上位表示されるためのテクニックやトリックは無数にありますが、基本的にヤ

フーもグーグルも、検索してきたユーザにとって役に立つサイトをできるだけ上位表示さ

せようと日々検索プログラムの改良・研究を続けています。そのため、SEOの王道は、

ユーザにとって役に立つサイト(役に立つコンテンツがたくさんあるサイト)を作るとい

うことになります。

(その原則に立つと、コンテンツの少ない「ランディングページ」を上位表示させるより

も、ブログ形式などのコンテンツがたくさんあるサイトを上位表示させる方が簡単です。

そのためSEOでのアクセスアップの場合、ブログのようなコンテンツのページにアクセス

を集めてから、ランディングページ(メールアドレスを取得するページ)にそのアクセス

を誘導するという方法をとる場合もあります)

*ソーシャルメディア

 また最近では、フェイスブックやツイッター。アメブロやyoutubeなどのソーシャルメ

ディアもアクセスアップの手段としてノウハウが研究されてきました。これも「お役立

ち」「面白い」コンテンツをいかにたくさん作ることができるかということが、アクセス

アップのポイントになります。

2:有料のアクセス

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メリット・・・すぐにアクセスが集まる。比較的アクセスは安定しており予測できる。大

量に集まる。無料のアクセスに比べて労力は少なめですむ。

デメリット・・・お金がかかる。

*バナー広告/メルマガ広告

 インターネットで最も多くのお金が使われているアクセスアップ法は、バナー広告だと

言われています。バナー広告とは、アクセスの多いサイト、例えばヤフーのサイトなど

に、画像や文字の広告を掲載してもらう方法です。また、発行部数の多いメールマガジン

で、自社サイトの広告を掲載してもらう「メルマガ広告」もあります。

*PPC広告

 有料のアクセスアップの方法の中で中小企業にとって最も有効なものの一つは、PPC広

告です。Yahoo!リスティングとグーグル・アドワーズがポピュラーですが、これは、ヤ

フーやグーグルの検索結果及びそれらとの提携サイトに自社サイトの広告を掲載できると

いうものです。そしてその広告がクリックされて、自社サイトにアクセスが来た場合にお

金が発生するという仕組みです。Pay Per Click(ペイ・パー・クリック。クリックのたび

に料金が発生するという意味)の略で、こういった種類の広告の総称をPPC広告と呼びま

す。

*アフィリエイト

 もうひとつ重要で有効なものは「アフィリエイト」です。アフィリエイトは、アフィリ

エイトとは、アフィリエイター(あなたのサイトにアクセスを流してくれる人)経由のア

クセスで商品が売れた(成果が出た)場合に、成果報酬を支払うという仕組み。例えば、

1万円の利益が出る商材がアフィリエイターからのアクセスで売れた場合、あなたはア

フィリエイターに5,000円のアフィリエイト報酬を支払う、といったものです。報酬が高

ければ高いほど、アフィリエイターのモチベーションは上がり、活発にあなたのサイトに

アクセスを流してくれます。A8ネットなどのアフィリエイトサービスのプロバイダーを使

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うパターンと、アフィリエイトシステムを組んだり(システム用のプログラムは市販され

ている)、アフィリエイトシステムをレンタルする、「自社アフィリエイト」を運営する

パターンがあります。

無料 vs 有料

 無料のアクセスと有料のアクセスを比べると、無料の方に魅力を感じるのは当然のこ

と。でも安易にそれに飛びつくのは危険であり、実際多くの社長さんが「無料のワナ」に

ハマり、インターネットで成果を出せずにいます。

 しかし、ちょっとした考え方のコツを知っているだけで、そのワナから抜け出すことが

できます。

 最初に、アクセスを集める目的は見込み客を集めることだと言いましたね。そして以下

の公式を紹介しました。

アクセス数 × ランディングページのコンバージョン率 = 見込み客の

 だからもし、アクセスがただで集まれば、コストはかかっていませんから(※)、お得

なようにも思えます。しかし、もしランディングページのコンバージョン率が低ければど

うでしょうか? 見込み客の数は少なくなってしまうと思いませんか? しかも、無料の

アクセスで大量のアクセスを集めるのはなかなか難しいので、アクセス数も少なく、コン

バージョン率も低い。ごくごくわずかな見込み客しか集められないということになりま

す。

※無料アクセスを集めるには、時間と労力がかかります。それはイコール人件費であり、

その作業をすることにより他の作業ができないという機会損失のコストです。社長自身が

やるなら、その見えないコストはとても大きくなってしまいます。

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 そして見込み客の数は売上に直結しますから、インターネットからの売上は低くなって

しまいますよね。売上が立たなければアクセスにお金もかけられないので、無料のアクセ

スばかりをやってしまうことになる。という、悪循環に陥ってしまいます。

 しかし一方、ランディングページのコンバージョン率が高ければどうでしょうか? 無

料でアクセスを集めたとしても、多くの見込み客が集まることになります。多くの見込み

客が集まれば売上も増えるので、今度はアクセスにお金をかけられるようになります。そ

して更にアクセスが増えたらまた見込み客の数が増えて、更に売上が増える。アクセス

アップの予算も増える。という、好循環が生まれます。

つまり鍵を握っているのは、「ランディングページのコンバージョン率」なのです。

 例えば、1人の見込み客が平均1万円の利益をもたらしてくれる場合、1人の見込み客

を集めるのに単純計算で最大1万円までかけてもいいことになります。もしコンバージョ

ン率が5%なら、20アクセスに1人が見込み客になるわけですから、1アクセスあたり

500円までかけられる計算です。

 逆に、コンバージョン率が0.1%なら、1000アクセスに1人が見込み客になるわ

けですから、1アクセスあたり10円以上かけると赤字になってしまいます。

 もちろんこれらのランディングページにも、「無料のアクセス」でアクセスを集めるこ

とができますよね。その場合でも、前者のコンバージョンは高いため、無料のアクセスを

集めるための「時間と労力」に対する効果(=集まる見込み客の数)は高いということに

なります。(繰り返しになりますが、ランディングページのコンバージョン率が低いまま

無料のアクセスを流しても、時間と労力はかかる上に見込み客も集まりません。)

 では、どうすればコンバージョン率を上げられるのでしょうか?

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 答えは簡単。

 それは、アクセスを流してテストを繰り返すことです。

 最初に、アクセスを流す目的は見込み客を集めることだと言いました。しかし成功のカ

ギは、

見込み客を集める目的でアクセスを流す前に、「コンバージョン率を高める

目的でアクセスを流す」

ということにあるのです。

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次はランディングページのコンバージョン率を高める方法について話していきます。

『見込み客を集めるためではなく、

コンバージョン率を高める目的でアクセスを流せ!』

『コンバージョン率を高めるためにアクセスを流す』

 この考え方ができているかいないかが、インターネット・マーケティングの成功を大き

く左右します。例を挙げて説明しましょう。

*会社A*

 ある会社が、予算50万円でインターネットから見込み客集めをする場合。

 担当者はランディングページを作成し、50万円の広告を出してそこにアクセスを流した

としましょう。1アクセスあたり50円だとすると、これで1万アクセスが集まることになり

ます。

 仮にランディングページのコンバージョンが1%だとすると、1万アクセス×1%=100

人の見込み客を獲得する計算になります。

 見込み客のうちの5%が顧客になり、一人当たり5万円の利益(粗利)をもたらしてく

れるとすると、100×5%×5万円=25万円の利益になります。

 しかし、この25万円の利益を出すために、この会社は50万円の広告費をかけているわ

けですから、差し引き25万円の赤字。ということになりますね。

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 やればやるほど赤字。これでは「インターネットは儲からない」ということになってし

まうのです。そして多くの会社がこれと同じようなことになって、インターネットの集客

をあきらめてしまっています。

*会社B*

 一方、別の会社の場合。

 この会社も同じく予算50万円でインターネットから見込み客集めをします。

 担当者はランディングページを作りましたが、アクセスを流す前に、テストケースを考

えました。

ヘッドラインはAとBのどっちがいいのか?

ボディコピーはCとDのどっちがいいのか?

無料でプレゼントするレポートのタイトルは、EとFのどっちがいいのか?

オプトインフォームの位置はGパターンとHパターンどっちがいいのか?

 などなど。

 そして、それぞれ一つずつテストを繰り返すことで、コンバージョン率を徐々に高めて

いきました。そうすれば、予算の50万円を使い切ったとき、この会社には2つのものが

残っています。

 一つはもちろん、見込み客のリストです。テストをしているとはいえ、見込み客のオプ

トインは発生しますから、見込み客のリストも当然手に入ります。

 しかしもっと重要なのはこっちです。それは、「成約率の高い(上がった)ランディン

グページ」。この会社はただアクセスを流して見込み客を集めていたのではなく、テスト

を繰り返すことでランディングページのコンバージョンを高めていました。その結果、会

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社Aよりも遥かにコンバージョンの高いランディングページを手に入れたことになりま

す。

成約率の高いページ = ビジネスの資産

 後者の会社(会社B)に残ったコンバージョンの高いページは、ビジネスにおける資産

となります。資産とはそこから繰り返しお金を生み出すもの。このページは文字通り、そ

の役割をしてくれます。

 例えばこのページのコンバージョンが5%だとして、同じく50万円の広告費をかけた

とします。そうすると、1万アクセスが集まるため、5%のコンバージョンなら500人

の見込み客リストが手に入る計算です。そのうちの5%が顧客になって、それぞれ5万円

の利益をもたらしてくれるとすれば、合計125万円の利益になり、今度は大きく黒字にな

りました。こうなれば、ずっと広告を出し続けることができます。

 つまり、

コンバージョン率を高める目的でアクセスを流し、

アクセスを流せば儲かるページ(=資産)を作ってから

見込み客を集める目的でアクセスを流せば

儲かる

 ということなのです。

 コンバージョンの高いページは、資産です。

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 一度作ってしまえば、その後半永久的にずーーっと見込み客を集めてきてくれて、

ずーーっと売上をもたらしてくれます。

広告費は資産を作るための投資

 なのです。広告は元が取れないからなぁ、、、というのは正しくありません。広告して

元が取れるような資産を作るために、広告をするのです。

小さく、繰り返し、何度もテストをする。

そうしてコンバージョンを高める。

これをやっていきましょう。

*テストの方法

 テストのやり方の基本は、一度に一カ所ずつ変えてコンバージョンの変化を見ること。

例えば、ヘッドラインだけが違うページを2種類用意して、それぞれ同じ質、同じ数のア

クセスを流し、反応の高い方を採用するのが基本的な考え方です。

 ヘッドラインも変えてデザインも変えてボディコピーも変えて・・・と、同時に複数箇

所を変更した場合、たとえコンバージョンが上がったとしても、どれが良かったのかがわ

からないからです。(もしかすると、デザインを変えなければもっとコンバージョンは上

がったかもしれません)

「反応の高い」の判断方法は、コンバージョン数で決めるのが一般的です。2種類用意し

たページに同じだけのアクセスを流したときに、オプトインした数が多い方を勝ちとしま

す。ただ、あまりに僅差の場合はどっちも決着がつかない、ということになります。その

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場合は、もう少しアクセスを増やして様子を見るか、どっちかを採用してテストを終了す

るか、3種類目のパターンを用意するか、というような流れになります。

 尚このようなAとBの2種類を比較するテストを、A/Bスプリットテストといいます。

我々に必要なインターネット上のテストは、99.9%このシンプルなA/Bスプリットテ

ストで十分です。

 また、テストには、グーグルから無料で提供されているツール『ウェブサイト・オプ

ティマイザー』がオススメです。これは、一つのページに来たアクセスに、Aパターンの

ページとBパターンのページを自動で均等に振り分けて表示させられるテストツールで

す。しかも、コンバージョンの高いパターンを自動的に残してくれるという優れものなの

で、ぜひ活用してください。

*「お金をかけずにアクセスを集める」は間違い?

 ソーシャルメディアを中心に、無料のアクセスは多くの人にとって人気のあるノウハウ

の一つです。でも、無料のアクセスにこだわることは実はとても危険です。

 その理由は、もうあなたはわかっているかもしれませんね。

 まず、ランディングページに無料でアクセスを集めたとしても、そこのコンバージョン

が低ければ意味はありません。無料とはいえ、時間と労力という別の代償を支払っている

わけですから、アクセスが来ても、結果的に彼らが見込み客リストになっていなければ、

アクセスを集める意味がないのです。

 もう一つの理由は、コンバージョンを上げるためにテストをしようにも、時間がかかる

ことです。テストをしてコンバージョンを高めるには、たくさんの一定したアクセスが必

要です。コンバージョンの高いランディングページができれば、「高い」広告にもどんど

んチャレンジすることができますが、それを作るのに何ヶ月もの時間がかかってしまえ

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ば、大きな機会損失になってしまいます。テスト結果は素早く得られなければいけないの

です。

 なので、おすすめの順番は、まずは、有料のアクセスを使って、一気にある程度満足の

いく成約率まで上げる。ある程度高まったら、広告を出せば出すほど利益が出るようにな

るわけだから、広告は出し続ける。もし、無料のアクセスアップがやりたければ、そっち

もやる。

 ということです。

教訓:

アクセスを集めるために、

お金をたくさん『かけられるように』ならなければいけない

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 では、この見込み客をお客に変える(商品を買ってもらう)にはどうすればいいので

しょうか? それは以下の2つのステップです。

1:フォローアップ

2:セールス

 今回のセクションでは、この2つのうちの「フォローアップ」についてお話しします。

フォローアップの2つの目的

 フォローアップとは、集めた見込み客とコミュニケーションをする事です。そしてその

フォローアップの目的は大きく2つあります。

目的1.

見込み客の欲しいタイミングで売り込むため

 ちょっと想像してみてください。あなたの目の前に、とてもおいしそうな料理が並んで

います。世界最高のシェフがあなたのために、腕を振るってくれました。その料理は、あ

なたと親しいとある方から、あなたへの日頃の感謝のしるしとして用意されたものです。

でもあなたはつい先ほど胃の手術を終えたばかりで、お医者さんから「1週間は食べない

ように」と言われているとします。そういう状況なら、そんなおいしそうな料理を並べら

れても(それが無料だったとしても)、食べませんよね。つまり、

「売っているものがどんなに魅力的であっても、

”買い手のタイミング”と合っていなければ、セールスは失敗する」

 のです。

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 なので、売り手である我々は、買い手の「買いたいタイミング」に合わせてセールスを

かけることが必要です。でも、そのタイミングを知るのは難しいですよね?

「あ、今日は見込み客が買いたいタイミングだな! じゃぁセールスかけるか」なんて、

正確に把握する事はできません。だったらどうするか? 答えは簡単です。一度きりでは

なく、繰り返し、セールスをかけることです。

 こちらの都合のいいタイミングで一度だけセールスをかけるのではなく、買い手のタイ

ミングとマッチするまで繰り返しセールスをかけるのがフォローアップの一つ目の目的で

す。つまり、何度もセールスをかけていれば、そのうち買い手のタイミングと合致する。

というわけですね。

 ダン・ケネディの発明に「3ステップ・ダイレクトメール」というものがあります。こ

れは、同じ人に対して同じ商品の売り込みのDMを3回、期間をあけて送る。というもの

です。これによって反応が2倍以上に上がります。ちなみに、過去にうまくいった効果実

証済みの3ステップ・ダイレクトメールのサンプルをまとめたものが、ダン・ケネディの

マグネティック・マーケティング・システムという商品です。

詳しくはこちら

http://theresponse.jp/magnetic/

目的2.

セールスを楽にするため

 フォローアップの2つ目の目的は、セールス(販売)を楽にするためです。フォロー

アップがなければ、「買ってください」といったお願いのセールスをすることになります

が、フォローアップが適切だと、見込み客の方から「ぜひ、売ってください」「あなたか

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ら買いたい」「何か売ってくださいよ」と言ってもらえるようになります(本当ですよ!

「こんな商品ないんですか?」というような問い合わせを受けるようになります)。

 適切なフォローアップのポイントは2つあります。1つはあなたのことを信頼してもら

う事、もう一つはあなたの商品を「欲しい」と思ってもらう事、です。

 ではどのようにして、あなたのことを信頼してもらいながら、商品に対する欲求を高め

る事ができるのでしょうか?

 基本に戻ってみましょう。このeブックの最初で、「商品に興味のある人を集める」の

ではなく「問題を抱えている人を集める」のが見込み客を集めるポイントであるというこ

と。そして、彼らの問題解決をサポートしてあげることが、見込み客の信頼を得るために

最も効果的な方法だということをお話ししました。

 フォローアップのフェーズでは、まさにこれを実行していきます。具体的には、

彼らが解決すべき本当の問題は何なのか? を明確にしてあげて、

その問題を解決するにはどんなことをすればいいのか?

という情報提供をしてあげることです。

そしてそれをやりながら、

商品の選択基準を明確に示し、自社商品の魅力(強み)を伝える。

 お客が「安いもの」を選んでしまうのは、彼らに価格以外の商品選択基準がないからで

す。あなたから見れば全然違うようなものでも、業界の外にいる見込み客にとっては全く

違いがわかりません。そのため、どれも同じように見えてしまうため、結局「全部同じっ

ぽいし、それだったら安いのでいいや」となってしまうわけですね。

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 きっとあなたは、価格だけで選んだら損をするとか、こういう人はこっちの方を買った

方がいいのに、というような知識を持っているでしょう。この知識を見込み客に教えてあ

げて、あなたが彼らにとっての「先生」のポジションにになることが、フォローアップの

プロセスの目的なのです。(先生が薦める商品なら、買いたくなりますよね?)

 これらのことを文章やビデオ、オーディオなどのコンテンツ(メッセージ)にして、

eメール

メルマガ

レポート

ビデオ

ダイレクトメール

FAX

 などの方法で彼らに伝えていきます。特に有効なのが、「ステップメール」という方法

で、これは、あらかじめセットしておいたメールを、見込み客がオプトインのあと「1日

目はこのメール」「2日目はこのメール」という風に、自動的に配信してくれるもので

す。これを使えば、一度設定してしまえばあとはオプトインを集めるだけで、自動的に

フォローアップ(&セールス)までやってくれる、というとても便利なものです。

フォローアップの文章(メッセージ)の作り方。

 とはいえ、闇雲に文章を作っても、フォローアップはうまくいきません。じっくり頭を

使って、「どんなことを伝えるべきか」を考えなければいけません。では具体的に、どの

ようなフォローアップをしていけばいいのでしょうか? それを考えるときに、僕がいつ

も使っている方法を紹介します。

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<図>

 左下の困っている顔が、集めた見込み客の状態です。僕らは問題を抱えている人を集め

たわけですから、彼らは当然その問題を抱えていることによって困っています。そして右

上の笑っている顔が、見込み客が得たい結果を得てハッピーになった状態です。ビジネス

とは、左下の状態の見込み客(お客)を、右上の状態に持ってきてあげる活動の事、です

よね?

 だからまず、その基本的な図を、大きくノートに書きます。

(exercise)白紙の紙に、上の図を書いてください。

 次に、左下の人の具体的な状態を書き出します。

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 彼らはどんな問題を抱えているのでしょうか?あるいは、彼らはどんなことを問題だ、

と思っているのでしょうか?どんな問題を抱えている人を集めたのでしょうか?それを書

き出すのです。

(exercise)紙に書き出してください。

 次に、右上の状態を書き出します。ここでは、まずはあなたが最初に販売したいと思っ

ている商品を買う事によって、お客さんがどんなハッピーな状態になるのか?というのを

書き出してください。

(exercise)紙に書き出してください。

 こうすることによって一旦、「理想」と「現実」の2つを認識する事になります。次に

やるべき事は、「現実」を「理想」にするにあたって、その途中にある「障害となるも

の」を全て書き出します。例えば、パソコンが苦手だけどインターネットで集客したい社

長の場合。この社長がインターネットで集客できるようになるまでに発生するだろう障害

とは、、、

パソコンができない

何から始めればいいかわからない

ホームページの作り方がわからない

デザインがわからない

どんな文章を書けばいいかわからない

どこに頼めばいいのかがわからない(業者の選び方がわからない)

アクセスの集め方がわからない

ドメインの取り方がわからない

集めたアクセスをどうすればいいかわからない

どれくらい費用がかかるのかわからない

インターネット集客をやるための時間を確保できない

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 などなど。思いつく限り書き出します。実際に見込み客やお客さんに聞ければベストで

すね。

(exercise)白紙の左側に1行に1つの障害を箇条書きで書き出してくださ

い。

 そしてそれぞれの障害に対して、解決策を書いていきます。

 例えば、「パソコンができない」という障害に対しては、

『ネット集客のために、パソコンのスキルは関係ない。本当に必要なのは、見込み客の気

持ちを理解する事や、マーケティングの知識だということを教えてあげる。』

 という風に、考え方を変えてあげる事によって、問題を解決することができます。さら

に、本当の問題に気づかせてあげて、その解決策を教える事によって、彼らを右上の状態

へと引き上げるわけです。

(exercise)書き出した障害と対になるよう、紙の右側に箇条書きで解決策

を書き出してください。

 そうして書き出したものを発生する障害順に並び替えます。その次にやる事はそれを文

章にまとめることです。見込み客があなたの目の前に座っていると仮定して、彼に話して

いるようなイメージで、文章をつくってください。

 それをいくつかの文章にまとめたら、メールやレポート、ビデオなどの形にして、ス

テップメールにセットすれば、見込み客は自分の障害発生の順番で解決策を教わる事がで

きます。つまり見込み客を一歩一歩右上の状態へと導いてあげることができるわけです

ね。メッセージを届ける回数は多くなりますが、そのような役立つ情報であれば、見込み

客は喜んでそのメッセージを読むでしょう。「あなたの言うとおりにすれば問題がどんど

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ん解決していく」これを見込み客にわかってもらえれば、あなたは彼らの信頼を勝ち取る

事ができます。もう「ただの物売り」ではありませんね。

 さらに、見込み客に自分の成長を実感させたり、彼らに情報を与えることによって、彼

らの欲求も高まります。例えば、ゴルフをはじめたばかりの人でも、練習をしてだんだん

うまく打てるようになってくると、「コースに出てプレーしたいな」とか「かっこいい

ウェアが欲しいな」という風になってきます。また、雑誌などを読んでいると「あ、自分

の場合はこういうクラブがいいな」とか「こういうときのために、こういうグッズが欲し

いな」などと、なってきます。

 つまりこの方法は、信頼性を高めながら欲求を高められるプロセスなのです。

 さて、

 あなたに対する信頼性も高まった。

 問題解決に対する欲求も高まった。

 次にやる事は「セールス」です。

ちなみに――

 この図にある右肩上がりの線は、どんどん(ほぼ無限に)伸びていきます。

 ダイエットしたい女性に例えると、まずは5キロ落とす事が右上の状態かもしれませ

ん。あなたが最初に販売する商品が、それの達成のサポートをするものだとしましょう。

でもそれを達成したとしても、彼女の「美」に関する悩みが全部消えてなくなるかという

と、そんなことはありませんよね。彼女はもしかしたら、もっとやせたい、と思うかもし

れないし、肌をきれいにしたいと思うかもしれない。彼氏が欲しいと思うかもしれない

し、自分をもっと磨きたいと思うかもしれない。

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 あるいは、やっぱり続かなくて5キロやせられなかった。だから途中でくじけないよう

に、例えばパーソナルトレーナーを付けるなど、誰かに自分を管理してもらいたいと思う

かもしれません。

 これが何を意味するのか?

 つまりこれこそが、お客のLTVを高め、利益を増やしていくための秘訣。なのです。ど

んな人間でも、全ての問題がきれいさっぱりなくなる、ということはまぁまずないでしょ

う。あるいは欲求が全部なくなるということもあり得ませんよね。だからあなたは「彼ら

の信頼されるアドバイザー」になって、彼らの次々に発生する問題に対する解決策を提供

すること。次々に発生する欲求を満たしてあげる事。そうすることによって、長期的に収

益を上げる事ができるのです。この部分の様々な方法については、顧客獲得関連のeブッ

クが参考になります。

(ヒント:もし彼らの問題を解決できるような商品を自社で持っていない場合はどうすれ

ばいいのでしょうか? 答えは簡単。他人の商品を売ればいいのです。あなたが彼らに

ぴったりの商品を見つけてきてあげて、それを紹介してあげればいいのです)

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簡単! セールス!

 しかし、セールスと言っても構える必要は全くありません。なぜならここまでのプロセ

スは全て、この「セールス」を楽にするための活動だといっても過言ではないからです。

 そもそもあなたは最初の見込み客集めの段階からして、他のライバルとは違うスタンス

をとっています。「商品に興味のある人を集める」のではなく「問題を抱えている人を集

める」ということをしています。そして、その後のフォローアップのプロセスでは「その

見込み客の問題を解消し、彼らが理想の状態になれるようにサポートするために、情報提

供を続けてきているからです。

 見込み客の側は、もうあなたが単なる物売りではないことを知っています。見込み客に

とってのあなたは、自分の抱えている問題を解消してくれる味方、よき相談相手。よきア

ドバイザーなのです。

 今回の「セールス」のステップでは、以下の図のように、見込み客をより理想の状態に

近づけるためのものです。そして見込み客はもはやその事をわかっています。つまり、売

りつけられるのではなく、より自分が良い状態になるために商品を提案してくれているん

だ、ということがわかるのです。

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<図>

 それに、、、

 あなたはこれまで見込み客に対して情報提供をしてきています。そしてそれは、見込み

客にとって役に立つ情報であると同時に、「見込み客が得たい最終結果に近づくための、

商品の選択基準」であるはずなのです。そのため見込み客は、もう安易に値段だけで商品

を選ぶ事はないでしょう。彼らの関心は、単なる安さではなく「選択基準に合う商品(=

あなたの商品!)」を「できるだけ手頃に」手に入れる事です。

 つまりあなたに対する信頼度も高く、教育もできているので、売るのは簡単。というこ

とです。(ちなみにこれこそが、「売れる仕組み」というわけです。売れる仕組みがなけ

れば、毎日毎日お客さんを探しまわり「買ってください」と頭を下げる事がになります

が、仕組みがあれば、見込み客の方からあなたの方に近づいてきてくれるのです)

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セールスのポイント

 さて、簡単とはいえ、単に口を開けて待っているだけではダメです。そこから「実際の

来店やアポにつなげる」あるいは「セールスレターで販売をする」ことが必要です。それ

が、フォローアップのメッセージと合わせて送る、セールスのメッセージです。ではその

ポイントを話しましょう。

来店してもらう。アポや予約をとるときのポイント

 まず、多くの人が間違っているけども、とても重要なポイントがあります。それは、

「有料のものを売るのと同じくらいきちんと売り込む」ということです。

 なぜなら見込み客は、「うっかり不要なものを買ってしまう」リスク、「時間を損す

る」リスク、「恥ずかしい思いをしたり面目を損なう」リスクなど、たくさんのリスクを

抱えています。だから、気楽に来てくれるだろう。とか、まぁ少しくらいなら話を聞く時

間をとるだろう。と思うのは間違いなのです。

例えば、

「植木に関する相談は0120-111-111まで。相談は無料。9時~20時まで受け付けてい

ます」

ではなく、

「植木に関する相談は0120-111-111まで。相談は無料。9時~20時まで受け付けてい

ます。尚、来週金曜日までに相談予約をされた方のうち、先着10名限定で、通常5000円

で販売している地植え用のゴールドクレストを差し上げます。もちろん、こちらでお庭へ

植えさせて頂きます。この植物はクリスマスツリーとしてもお使い頂けるため、ぜひ今年

はこの木に飾り付けをして、楽しいクリスマスをお過ごしください。また、金曜日までに

予約された方全員に、庭木を長く美しく保つための、簡単メンテナンス法の小冊子を差し

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上げます。木の種類ごとに、ちょっとした手入れをするだけで、長く健康に保つ事ができ

ます。ぜひ、早めにご連絡ください。」

全然、違いますよね?

 見込み客の獲得にはお金と手間、時間がかかっているはずです。であれば彼らの中から

少しでも多く、実際の来店やアポにつなげたいでよね。それなら、無料のものでも全力で

売りましょう。たとえもう少しお金をかけたとしても、レスポンス率が上がればそっちの

方がトータルコストは安くなるはずです。

 さてそれでは、「セールス」に関するポイントをいくつか紹介しましょう。

オファーを強くする

「だからオファーなんだよ、バカ!」by ダン・ケネディ

「強いオファーで弱いコピーをカバーする事はできるが、弱いオファーを強いコピーでカ

バーする事はできない」by ゲイリー・ハルバート

 なんといっても、成約率を上げるためには、コピーや文章の内容よりも「オファー」を

強くする事が最も簡単で最も効果的な方法です。オファーとは、あなたと買い手の取引の

条件のこと。そしてオファーが強いとは、買い手(見込み客)が、

「これ、申込まない方が損なんじゃない?」

「え! これ、悪用されたらこの会社どうするんだろう?」

と思えるような取引条件の事です。

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 例えば、

「植木。今なら10%オフ!」

 というオファー。

「植木。今なら10%オフ!さらに10万円分のお庭の清掃サービスも無料でプレゼントし

ます。もちろん、仕上がりに100%満足頂けなければ、お庭を全部元の状態に戻すとと

もに、お支払い頂いた代金は全額返金します。しかもご迷惑をおかけしたお詫びとして、

現金10万円をお支払いします。」

 どっちが強いオファーかはわかりますよね?

 そしてどっちが高い反応を得られるかも、わかりますね?

 多くの人はセールスメッセージ(セールスレターなど)からの反応を高めようと、どん

な「文章」にしようかと考えます。しかし大きく反応率を上げたければ、まずはどんな

「オファー」にするか。いかに「オファーを強くできるか」を考える方が効果的なので

す。

*オファーを強くする方法1:

「情報を追加で提供する事で付加価値をつける」

 これまであなたは見込み客に対して情報提供する事によって、信頼関係を築いてきまし

た。つまり、相手に価値を提供してきたという事です。セールスの段階においても同じ

事。あなたは情報を付加する事で、提供できる価値を増やす事ができるため、オファーを

強くする事ができます。同時に他社との差別を付ける事もできます。

例)

・チューリップの花壇をオーダーしてくれたら、チューリップの育て方DVD(通常

5250円)を無料で差し上げます。

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・このダンベルを購入された方全員に、上腕二頭筋を太くする、1日10分簡単筋

トレ法のDVD(通常5250円)を無料で差し上げます。

・今、このソファーをお買い上げ頂ければ、弊社専属のインテリアコーディネー

ターが、あなたの家をもっとステキにするためのアドバイスを無料で致します。

ぜひ彼女のアドバイスを聞いてみてください。今ある家具の配置を換えるなどの

ちょっとした工夫で、見違えるほど家が素敵に見えるでしょう。

*オファーを強くする方法2:

「JVで付加価値を手に入れる」

 これも「顧客」に焦点を当てていれば、簡単にアイディアがわくでしょう。付加価値を

外部から調達するというのがこの方法です。これは見込み客の得たい結果をサポートして

いる「競合の商品やサービス」をあなたのオファーに加えるということです。

 JVパートナーは、彼らとしても見込み客(将来の購入に繋がる人)を探しています。そ

してその獲得のためにお金を使っています。だったら、彼らに見込み客獲得のチャンスを

与えてあげて、それと引き換えに彼らが提供できる商品やサービスをもらえばいいので

す。

例)

JVパートナーのエステ無料券を、ダイエット食品(あなたの商品)の特典に付ける。

お客・・・無料でエステに行けて嬉しい

JV・・・無料体験に来てもらえれば見込み客になる。その可能性がノーリスクで得

られて嬉しい

あなた・・・オファーが強くなって嬉しい

JVパートナーの家事何でも1日無料サービスを、引っ越しサービス(あなたの商品)

の特典に付ける。

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お客・・・引っ越し後の大変な家事を、無料でやってもらえて嬉しい

JV・・・サービスが気に入ってもらえれば、今後も仕事がもらえる可能性が得られ

て嬉しい

あなた・・・オファーが強くなって嬉しい

デッドラインをつける

 いくら魅力的なオファーが目の前にあっても、どうしても人間は先延ばしをしてしまう

生き物です。だから今すぐ行動して購入。あるいは来店、電話などをしてもらうための強

烈な方法が、デッドライン=締め切りです。

人数限定

個数限定

期間限定

段階的にボーナスが減っていく(先着10人はA、20人はB、50人はCなど)

これらの組み合わせ

 によって、デッドラインをつけてください。ちなみに手っ取り早くデッドラインを付け

る裏技があります。

 それは、

「この広告の有効期限は___月___日まで!」と入れることです。

 衣料品通販のカタログなんかを見てみると、こういう表示がよくしてあります。

つまり、効果がある、ということです。

 先着***名様、限定プレゼント! とか11月30日までの期間限定! とかにする

と、また次の広告やセールスレターを出すときに別のネタを考えなければいけませんが、

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「このDMの有効期限は___月___日まで!」とすれば、日付を変えた同じDMをまた

送る事ができるので使えます。

 しかしやはり、人数限定や個数限定の何らかのオファーがある方が効果的なのは間違い

ないので、裏技に依存しすぎず、絶えず何らかのアイディアを試すことは忘れないでくだ

さいね。

Call to Action

 基本的なことですが、結構抜けている場合が多いのがこのCall to Action(CTA=行動の呼

びかけ)です。見込み客が、次に何をすればいいのか?その行動をきちんと具体的に指示

してあげてください。

 何番に電話するのか?

 直接行けばいいのか?

 (だとしたら、何曜日の何時頃がおすすめ?)

 選択肢が複数ある場合は、最もオススメのものに誘導してあげてください。

繰り返し売り込む

 DMを送って反応がなかったら? セールスメールを送って反応がなかったら?

 どうすればいいか。答えは簡単。もう一回送ってください。

 あなたのメッセージに反応がない最大の理由。それは、書かれてある内容のせいではな

くオファーのせいでもありません。単純に、「読まれていない」ということです。また読

んで「申込もうかな」と思っていても、途中で見込み客は別のものに注意をそらされてし

まうかもしれません(で、そのまま忘れられるのです)。だから同じメッセージを同じリ

ストに繰り返し送るだけで、反応が上がります。

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 ダン・ケネディは、DMを同じリストに3回送る事で高い反応が得られるということを

発見しました。それは彼の「3ステップ・セールスレター」という形で、とても有名な手

法です。(ちなみにそのセールスレターのテンプレートが、マグネティック・マーケティ

ング・システムという商品。詳しくはカタログをどうぞ。

http://www.theresponse.jp/magnetic/

ちなみに――

 もちろん、コピーライティングの技術を高めれば、もっともっと成約率を高める事もで

きます。でも、まずは今回のセクションで紹介したことが基礎ですから、これらのことを

まずはやってみてください。それだけでも、それなりに効果は上がるはずです。

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「よっしゃ売れたー!!」

 と喜ぶのもいいですが、それで「終わりではない」ことに注意してくださいね。ここか

らが、スタートですよ! このeブックの最初で言ったように、効率よく売上げを上げ、

利益を出していくためには、以下の流れを作る必要があります。

 この2つ目の「見込み客を顧客に変える」部分までが前回のセクションまででお話しし

た所。ですから、ここからが儲けどころなのです。

事実:新しい顧客に販売するのが一番難しい

 これまで話してきたように、新しい顧客に販売することはかなり難しいです。見込み客

を集めるためにランディングページにアクセスを集めなければいけないし(それには手間

もお金がかかる)、信頼性を高めるために役立つ情報を配信するなどをしなければいけな

い。「比較」されてヨソに行かれないよう、マーケティングをきちんと作り込まなければ

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いけない。。。などなど、つまり新しい顧客に販売するのが一番お金(マーケティングコ

スト)がかかるのです。

 単純に、

 販売価格 ー 原価 ー マーケティングコスト = 利益

 ですから、最初の販売で大きな利益を出そうとすると、高額の商品を売るか、原価か

マーケティングコストを下げるかのどちらかになります。しかし高額の商品を売るには

マーケティングコストがかかりますし、原価を下げるにも限界がある。マーケティングコ

ストをケチってしまえば逆に売上を下げる事になってしまいます。そこでもっと効果的に

利益を出す方法が、③ここで得た顧客にもっとお金を使ってもらう、です。それが顧客

フォローです。

 ビジネスにおいて重要な事は以下の2つ。

顧客を獲得する事

顧客を維持する事

 です。②までで「顧客を獲得」することができました(あなたは商品を売ったのではあ

りません。顧客を獲得したのです!)。次にやる事はその顧客を維持する事。つまりその

顧客に繰り返し買ってもらう事。なのです。※ビジネスにもよりますが、顧客を獲得する

段階では利益を求めず、「獲得する顧客の数が最大になるように」するのが正解です。な

ぜなら顧客への追加販売でいくらでも利益を取り返す事ができるからです。

 一度顧客になってくれた人に売るのは、新規の顧客に売るよりも遥かに簡単です。かか

るコストにして5~10倍くらいの違いがあると言われています。つまり、同じ商品を売

るにしても、

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 販売価格 ー 原価 ー マーケティングコスト

 のマーケティングコストが、新規の人に売る場合に比べて5~10分の1で済む。とい

うわけですから、同じ顧客に2回目以降販売する事がどれくらいの利益になるかがわかる

でしょう。

 多くの人は、新規の顧客を獲得する事には情熱があります。しかし、顧客を「維持する

事」にはあまり情熱がありません。しかし、、、大きく利益を出すには、既存客への販売

がカギなのです。顧客を維持する方法についてはこれから詳しく話して行きますが、実際

の所顧客を維持するにはお金がかかります。つまり、顧客維持コストがかかるのです。で

もそれは顧客獲得コストに比べてはるかに安いし、費用対効果も高いのです。

顧客維持のためにやるべき事

 では顧客を維持するために何をすればいいのでしょうか? 顧客維持と言っても漠然と

していますが、要するにLTVを高めるということです。顧客を維持して、その顧客が今後

もたらしてくれるお金を増やすということです。

最初の購入直後にやるべきこと

まず、最初の購入直後にやるべきことです。

1:満足してもらう

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「バイヤーズ・リモース」という言葉があります。これは、人間が商品を買った後にする

「後悔」の感情の事です。人間、購入の瞬間が最も感情が盛り上がっていますが、その後

しばらくして「あぁ、本当にこの商品自分に必要だったんだろうか」「もっといいのが他

にあったんじゃないか」「もっと安く買えたんじゃないか」「今買わなくても良かったん

じゃないか」などなど、様々な後悔の感情が生まれます。あるいはしばらく使ってみてか

ら「あれ、あんまり効果出てないんじゃないか」と感じることもあるかもしれません。

 しかし、これから長期的に取引を続けてほしければ、最初の取引で満足してもらう事が

必要です。初めての取引で満足しなければ、次の注文にはつながらないどころか、最悪

「返品」「キャンセル」をされてしまいます。なので以下の方法で満足度を高めてくださ

い。

・購入の決断が正しかった事を伝える

もう一度、商品の選択基準を伝えてあげてください。

あなたは一般によくある普通の安い***ではなく、***という商品を購入されまし

た。金額は確かに高かったかもしれないが、****。もし購入を後回しにしていたら*

***になっていたでしょう。

 前々回書いた「教育」の内容をもう一度お客さんと一緒におさらいしましょう。商品に

そういった事を書いた紙を入れてもいいですし、電話や訪問、無料セミナーなどでフォ

ローアップしてもいいでしょう。お客様の声を送るのも効果的です。ポイントは「買った

後ももう一回その商品の価値を売り込む」ということです。

・使い方をきちんと教えてあげる

 いくら商品やサービスが良くても、間違った使い方をされていればいい結果にはならな

いのは当然ですよね。なので正しく、使い方を教えるのもポイントです。(正しい使い方

を顧客が理解すれば、顧客の方が「私、正しく使ってないからなぁ」と効果が出ないこと

を「自分のせい」にするようになります。)

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・満足ポイント、効果実感ポイントを伝える

「この商品が効果が出るのは大体使い始めてから2週間後です」きちんとそう伝えていな

ければ、顧客の方は4日目くらいで「だめじゃん! この商品!」となってしまいます。

 また、小さな効果実感ポイントを伝える事も重要です。例えば「最近、今までよりも朝

スッキリ目覚められるようになっていませんか?」「この部分、使いにくくストレスだっ

たところが改善されていませんか?」などです。顧客から「あ、、、そういえば・・・」

という反応をもらえるポイントを伝えるわけです。

2:追加の購入を勧める

 スグに追加の商品の購入を勧めることでLTVが簡単に上がります。

 例えばスーツを買ったとき「このスーツに合うシャツはいかがですか? ネクタイは? 

ベルトは? 靴は? ポケットチーフは? シャツがずれないよう、パンツに滑り止めを

付けますか?」など、どんどん追加の商品を勧められた経験はないでしょうか? これが

追加の購入を勧めるというもの。「アップセル」「クロスセル」と言われます。

 もしあなたがその顧客に販売できる別の商品を持っている、あるいは紹介できるのであ

れば、それを売りましょう。何かを勝った瞬間、買う瞬間は、すでに顧客が財布を開いて

いるため最も売り易いタイミングなので、これをやるだけで簡単に売上が上がります。

「買ってもらったばかりなのに、すぐに売り込むのはちょっと・・・」と思うかもしれま

せんが、それは考え方が間違っています。相手のフトコロを勝手に心配して商品を紹介し

ないということは、それは逆に顧客のためを思っていないという事です。考えてみてくだ

さい。あなたは、その顧客が別の商品を買えばよりハッピーになれるということを知って

いるわけですよね? あなたはその商品に関する専門家ですから、顧客よりもその部分に

ついては詳しいわけです。

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 だったらなぜ、顧客がよりハッピーになるチャンスを与えないのでしょう? スーツを

買った人が、よりかっこよく見えるよう、それに似合うシャツやネクタイを勧めるのは、

顧客のためを思った行動ですよね?

 最終的に買うか買わないかは顧客が判断できるのですから、あなたは顧客がよりハッ

ピーになるよう、もっとあなたにお金を使うべきだと言う事を伝える必要があるのです。

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顧客維持4つの方法。

 顧客を維持して商品を販売する。その方法を紹介しましょう。

1.継続してコンタクトをすること。

 一つ目は単純に、頻繁に継続してコンタクトをすること、です。なぜなら、顧客があな

たの会社(お店)に戻ってこない、あるいは2回目の注文をしない理由で最も多いのは、

あなたの存在を忘れているから、なのです。何も難しいことはありません。単純に、忘れ

られているだけなのです。

 あなた自身のことを思い出してみてください。過去1年間、初めて買い物をした店

(ネットショップなども含む)のうち、2回以上買い物をしたのはどれくらいあるでしょ

うか?あるいは、一度買い物しただけの店をどれくらいの数覚えているでしょうか?

 そうです。繰り返し商品を買ってもらえない理由は、単純に、忘れられること。なので

す。だからまずは、継続して何度もコンタクトをとることが基本的なポイントです。

 もしあなたが夕食前に、醤油が切れている、ということに気づいたなら、近くのスー

パーに醤油を買いに行くでしょう。なぜならあなたは、

「醤油が切れた」→「スーパー○○」

 というように、自分の買いたいタイミングが来た時に、それを売っている人(店、会

社)のことを思い出すからです。これと同じように、

お客さんに問題が起こった → あなたの会社を思い出す

となってもらえるよう、継続したコンタクトが必要なのです。

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 また、継続してコンタクトをすることのメリットはもう一つあります。それは「顧客の

タイミング」です。

 あなたがどんないいオファーをしても、彼らのタイミングと合わなければ購入してくれ

ることはありません。(例えば来店を促すはがきを送ったとしても、たまたまそのときお

客さんが海外旅行に行っていて留守、であれば、あなたができることはほとんどありませ

ん)。

 つまりあなたの売りたいタイミングよりも、お客さんの買いたいタイミングの方が重要

なのです。なので、継続してコンタクトを取り続けることは、お客さんの買いたいタイミ

ングに売り込みメッセージが届く「確率」を高めるのに役立ちます。

2.コンタクトする頻度を増やす。

 もしあなたが、1年に1回だけしか既存客とのコンタクトをしていないなら、その頻度

を増やしてみましょう。月に1回、週に1回、など、少しずつでも構いません。

 僕たちのビジネスでは「日刊メルマガ」という形で毎日顧客(見込み客も含む)とコン

タクトをしています。毎日続けることで、これは受け取る顧客の側の「習慣」になりま

す。「朝、レスポンスのメルマガを読むことから1日がスタートするんです。」そんな感

想をくれる人も少なくありません。

「あなたのメッセージを読むことが顧客の習慣になる」

 これがどれほどのインパクトになるか、想像してみてください。僕たちのビジネスには

売上を大きく伸ばすきっかけとなった「ブレイクスルー」がいくつかありますが、その一

つがこの日刊メルマガの導入です。

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Page 76: 【ザ・レスポンス】s3.amazonaws.com/theresponse/hub/Internet_gathers.pdf · 他社の商品よりこっちの商品の方がいいのか? アフターフォローはちゃんとしてくれるのか?

 紳士服店を経営しているビルグレイザー(ダンケネディのパートナー)は、毎週FAXを

送り、頻繁にDMやはがきを送って顧客とのコンタクトをとっていました。そのおかげも

あり彼の紳士服店は(同じ地域の競合が続々とつぶれる中)、全米で最も成功した紳士服

店になりました。

3.役立つ情報を提供する

 とはいえ毎日のように売り込みの情報を送っても嫌がられるだけですよね。DMやチラ

シなどのオフラインの媒体では今のところまだマシですが、インターネットのメルマガな

どでは、あちこちからスパムのように売り込みが来るため、売り込みが多いとすぐに嫌わ

れます。

 そのためには、売り込みと情報提供の「バランス」が重要になってくるわけです。しか

し、どんな情報を提供すればいいのか? 役立つ情報とは何か?

 基本に戻りましょう。

 このeブックの最初の段階であなたは、「商品が欲しい人」ではなく「問題を抱えてい

る人」を集めました。そしてこれまでのプロセスで、彼らの問題解決をサポートしてきた

はずです。

 だったら、顧客になってもらった後も同じこと。彼らの問題解決をサポートできるよう

なコンテンツは、顧客にとって役に立つ価値あるものになるはずです。例えば、商品の有

効な使い方、次々出てくる新しい問題への解決策、顧客の声の紹介、など。

 売り込みを増やせば売上は上がります。そして、嫌がられることなく売り込みを増やす

には、コンテンツの量と質を増やすことで価値を提供し、売り込みとのバランスを取るこ

とが重要なのです。

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4.飽きさせない工夫

 白い犬のお父さんが出てくるソフトバンクのCMは面白く、人を飽きさせない工夫がし

てありますよね。あれと同じで、売り込みであっても面白いメッセージは人を引きつけ、

そして購買意欲をかき立てます。

 ビル・グレイザーはインパクトのある飽きさせない広告を作る達人で、NOBSマーケ

ティング・レターに、その実例やハウツーがたくさん紹介されています。例えば、、、

 自分が旅行に行った時の写真(例えばラクダに乗っている写真)にメッセージを添えた

ハガキ。

 全文手書きのセールスレター。

 子供がクレヨンで書いたようなダイレクトメール。

 など、エンターテイナーになったつもりで、「どうすれば顧客を楽しませることができ

るか」を考えてみてください。

コンタクトをする媒体。

 インターネットで獲得した顧客だからといって、メルマガなどのインターネット上だけ

でコンタクトをしなければいけないという決まりはありません。むしろ、インターネット

は単なる一つの媒体に過ぎませんから、それに縛られるべきではありません。顧客維持に

使える媒体としては、、、

・会報誌

 毎月、四半期ごと、、、などに送る情報誌です。大手の通販会社は分厚いカラー印刷の

きれいなものを送ってきますが、はじめからそのようなことをする必要は全くありませ

ん。

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・電話、訪問

 電話をかけたり実際に訪問して売り込むこともできるでしょうし、「様子はいかがです

か?」とコンタクトすることもできます。「購入してくれてありがとう」のメッセージを

伝えるのにも、文字よりも声の方が嬉しいかもしれませんね。

・イベント

 顧客感謝イベントなどのイベントも有効です。顧客同士のつながりの機会を提供するこ

とができれば、それそのものが価値になります(同じ価値観や悩みを持った人同士が集ま

れる「場所」を提供してあげるわけですから)。

・DM、ハガキ

 レスポンスのビジネスも、今のところインターネットを中心に顧客獲得をしています

が、実はDMなどのオフラインからの売上もかなりあります。毎日インターネットのメー

ルを開かない、という人は多いと思いますが、郵便ポストを見ない、という人はそれに比

べれば少ないでしょう。送るのにコストと時間はかかりますが、「効果」は抜群です。

・メルマガ

 そしてもちろん、メルマガです。メルマガを使えば、ほとんど無料(もしくは圧倒的な

低価格)で顧客とコンタクトをとることができます。やらない手はありません。メルマガ

のコンテンツは、会報誌のコンテンツなどあらゆるものにリサイクル可能です。

売るべき商品は?

 顧客を維持する目的は、繰り返し買ってもらうことです。そしてLTVを高めることです

よね。なのでもちろん、自社商品を売り込むことも必要なことですが、もっと必要なこと

は、「顧客の欲しいものを売る」ということです。

 あなたは単なる物売りではなく、彼らの良きアドバイザーであったはずです。であれ

ば、あなたが売るべきものはあなたが売りたいものでなく、彼らの問題解決をサポートす

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るものです。つまりあなたは「マーケッター」として、商品ではなく「顧客」に意識を向

けるのです。彼らの困っていることを知り、それを解決できるような商品を届ける仲介者

の役割になるのです。(自社商品が彼らの問題解決をサポートするものであるならば、も

ちろんそれを全力で売ってください。)

 そう考えれば、顧客の抱えている問題を自社の力(自社の商品)だけで解決しようとす

るのは、ほとんど不可能だということに気づくでしょう。顧客の問題は多岐に渡り、そし

て尽きることはありませんから。。。そんなときは積極的にJV(ジョイントベンチャー)

を仕掛けて商品やサービスを調達しましょう。

「こんな顧客いるんですけど、あなたの商品売りませんか?」

商品を売りたい人にとって、このオファーはなかなかNOと言いがたいでしょう。

まとめ

 アメリカにあるとある会社があります。そこが初期にやった戦略を紹介しましょう。

まず、無料のメールマガジンの購読者をひたすら集める。

彼らに価値のある情報を提供する。

そしてメルマガで彼らとの信頼関係を築き、他社の商品を「アフィリエイト

(JV)」で販売する。

そうして、自社の商品を一つも持たずして、巨額の利益を得る。

その資金を元に自社商品を開発。

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 今年その会社は、グループ全体で6億ドルの売上を突破するという、脅威の会社へと成

長しました。しかしこの会社がやったことは、この「社長のためのインターネット集客」

のeブックで紹介している内容と、全く同じことなのです。

最後に。

 さて9回のセクションに渡ってお届けしてきたこのeブックも、これで終わりです。

「社長のためのインターネット集客」というタイトルで話してきましたが、インターネッ

トは入り口の一つに過ぎない、ということを理解してもらえたんじゃないでしょうか。そ

して、難解に見えるインターネットも、実はシンプルだということと、顧客を獲得して、

顧客を維持する。その目的達成の「手段」として、インターネットを活用しなければなら

ない。という意味がお分かりいただけたのではないでしょうか。

 インターネットはビジネスではない。

 インターネットは手段であり媒体である。

しかしインターネットは効率のいい媒体である。

 ぜひこの効率のいい媒体を活用して、大きく売上を、利益を伸ばしてください。

 それではまた、ミーティングやセミナーでお会いしましょう。

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顧客をもっと効果的に獲得したい?「自分にあったお客さんが来るので、提案で他者に負けすることがほとんどあまりありま

せん。零細企業は、人手不足ですから成約率が高いこがとても大事です。(失注は正直、

いやなお客さんは断っているときぐらいかもしれません。)」 

福岡県久留米市 北川様

顧客の獲得から継続購入、反

応率アップ、LTVまで、もっ

と詳しく知りたいなら……

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