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NPO法人 国内産米粉促進ネットワーク 116-0041 東京都荒川区東日暮里6-40-22 TEL:03-6314-4626 FAX:03-6314-4643 E-mail:cap.net08@gmail.com ホームページ:http://www.cap-net.jp 粉食文化の推進を 理事 公博 新潟県の米粉普及の取り組み 新潟県農林水産部食品・流通課米粉普及推進室 EDO ART EXPO 復興市で米粉普及活動 常任理事 小池経二 「時の話題」米の需給・価格の現状 日本農業新聞 高松和弘記者 「米級グルメ王」(埼玉県)決定 トピックス 編集後記 お知らせ・ホームページの新規開設 2 3 12 14 4 14 11 8

NPO法人 国内産米粉促進ネットワーク · また、多様な分野での米粉利用促進に向け、平成24年2月に策定した「米粉の用途別指標」の普及を図って

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Page 1: NPO法人 国内産米粉促進ネットワーク · また、多様な分野での米粉利用促進に向け、平成24年2月に策定した「米粉の用途別指標」の普及を図って

NPO法人 国内産米粉促進ネットワーク

〒116-0041 東京都荒川区東日暮里6-40-22

TEL:03-6314-4626 FAX:03-6314-4643

E-mail:[email protected]

ホームページ:http://www.cap-net.jp

粉食文化の推進を

理事 堤 公博

新潟県の米粉普及の取り組み

新潟県農林水産部食品・流通課米粉普及推進室

EDO ART EXPO 復興市で米粉普及活動

常任理事 小池経二

「時の話題」米の需給・価格の現状

日本農業新聞 高松和弘記者

「米級グルメ王」(埼玉県)決定

トピックス

編集後記

お知らせ・ホームページの新規開設

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PAGE 2 CAP.N 通信

米粉で地域と日本を変える!

NPO法人国内産米粉促進ネットワ-ク(CAPネット)ご支援の皆様、新年明

けましておめでとうございます。進化した米粉商品が全国に花を咲かせた昨年

は、目を見張る一年でした.

米粉に携わり10年。米粉が本当に世の中で必要なのか、自問自答しながらの歳月

でした。しかし 今、米粉にかかわる事の大事さ楽しさを幸福と感じています。

20年前、農業が家族、子育て、自然感において一番幸せに近いと感じ、米で生活

できる農業を目指し、今に、至っています。10年前、熊本県鹿本町水辺プラザ

で、酒米の白糠で何かできないか、市役所からの依頼があり、単純な発想で米粉

パンを作り、水辺プラザの名物パン・八十八(やそはち)パンができ、数々の米粉

商品が毎日販売されています。

そんな流れの中で、九州米粉食品普及推進協議会会長の仕事をいただき手弁当

で全国に出向き、米粉推進に努めました。農業高校との取り組みで本物のメロン

パン(米粉パンの中に、メロンの果肉を入れた)を全国販売したり、コンビニとの

商品開発、地元の農産物との米粉商品、農業高校の子供たちが少しでも農業に興

味を持ってくれたらとの思いで活動しています。また、障害者施設の子供たち

に、米粉パン、米粉ピザ等を作っていただき、地域で販売。東京のレストランで

は、米粉めん、米粉生地でのメニュー作りで施設の応援をして頂いております。

九州各県で米粉推進県部会を発足していただき、地域の特徴ある米粉商品開発

を推進しています。特に、熊本県は庁内農産課に米粉推進の係があり、県をあげ

て米粉推進をおこなっています。九州農政局では、米粉アドバイザー資格修得講

習会、熊本県では、くまもと米粉インストラクターを養成し、各地域に出向き、

米粉の料理教室、県民には、くまもとの米粉サポーターズクラブを募り、県全体

で米粉の推進を図っています。米粉を使用した商品は数多く出回っていますが、

もっと消費を増やすには、一般家庭の台所に米粉1キロ袋がいつも常備されてい

る状態にしたく、米粉アドバイザ-、米粉インストラクタ-の活躍に期待してい

ます。年に一度、くまもと米粉フ-ドコンテスト(プロ部門・アマ部門)が開催さ

れています。熊本県のみならず、九州各県でも米粉指導員(名称さまざま)養成講

習会が開催されています。調理学園等でも、若い人たちへの米粉教室、学校給食

栄養士先生方への簡単米粉料理教室等が、盛んに開催されています。

昔からある日本粉食文化を守りながら、新たな米粉文化を、九州から全国に発

信出来る様がんばります。6割以上の食料を外国に依存している日本。これから

どうなるか分かりません。私たち農業者は、みなさんの食、命を守るためがんば

ります。消費者のみなさんも幸せの履き違えをせず、何が一番幸せな事なのか考

え、孫の代までも幸せな日本、世界であります様に、ありがとうの心で、大丈夫

の励ましで、がんばりましょう。

CAP.N理事 九州米粉食品普及推進協議会会長 堤 公博

堤 公博(つつみ・きみひろ)

・1954年生まれ、熊本県出身

・94年就農、無化学肥料・無農

薬・低農薬栽培米に取り組む

・2000年、03年、全国米・食味

大会ヒノヒカリ部門金賞

●米・食味・水田・環境鑑定士

●鹿本町自然農業協議会検査員

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PAGE 3 CAP.N 通信

米粉で地域と日本を変える!

新年あけましておめでとうございます。

日ごろから本県の米粉施策について、格別の御理解と御支援をいただき厚く御礼申し上げます。

わが国の食糧自給率は 39%(平成 23 年度カロリーベース)と低いことから、新潟県では食料自給率向上のた

め、平成 20 年度から輸入小麦粉消費量の 10%以上を国産米粉に置き換える、にいがた発「R 10プロジェクト」

を推進しております。このプロジェクトは、食料自給率の向上のみならず、小麦輸入時にかかるCO 2 排出量の

削減、耕作放棄地の解消を目指すものであり、現在、①家庭での普及、②多様な分野での米粉利用、③大口需要

者の利用促進の3つの柱に沿って、米粉の需要拡大の取り組みを実施しています。

家庭での普及拡大に向けては、平成 24年度から新たに「米粉出前講座」を実施しています。これは、県民の

皆様が自主的に行う米粉料理教室などに、県が講師を派遣し、その費用も負担するというもので、県内各地の団

体・学校が意欲的に取り組まれた結果、当初計画を上回る数の講座に講師を派遣しています。

また、多様な分野での米粉利用促進に向け、平成 24 年2月に策定した「米粉の用途別指標」の普及を図って

います。この指標は、現在、様々な米粉が流通しており、また、米粉の用途適性が必ずしも明確でないことから、

用途別の推奨指標を示すことで、米粉の質やユーザーの利便性向上を図るもので、新潟県が有する知見と外部有

識者の意見を踏まえ、取りまとめています。本指標は、米粉関係者の事業活動を規制するものではなく、指標に

適合する米粉が広く流通し、かつ、これらの米粉を用いた品質の高い米粉製品が次々と誕生する状況を導くこと

を目指しております。

なお、パン、ケーキ、麺に適する新規用途米粉の指標は以下のとおりです。

県では、パン・ケーキ・麺の3用途以外での利用に向けた研究や技術向上に伴う指標のブラッシュアップ、県

内製粉企業への率先的指標導入のための取り組みを進めているところです。

米粉を使用した食品が定番としてスーパー等で売られ、食卓に上るようになるためには、食品メーカーよる

様々な米粉商品の開発が欠かせないものであります。米粉の素材としての魅力を引き出し、付加価値の高い米粉

商品が多数食卓を飾るようになるよう、本指標の全国的な普及に向けた取り組みを継続してまいります。

また、今後とも米粉の普及施策を強化し、米粉の食文化がわが国に定着するよう様々な視点からの取り組み実

施したいと考えています。

<参考>

新規用途米粉の用途別推奨指標の詳細は下記よりダウンロードできます。

http://www.pref.niigata.lg.jp/HTML_Article/418/303/komekoshihyou.pdf

新潟県農林水産部食品・流通課 米粉普及推進室

区 分 アミロース

含 有 率 用 途

硬質米粉 2 5 % 以 上

ケーキ(ブランデーケーキなどシロップ等に浸して

も形状保持が必要なもの)

麺(スープ・つゆに入れて提供するもの)

中質米粉 1 5 % 以 上

2 5 % 未 満

パン

ケーキ(スポンジケーキ、ロールケーキなど)

麺(つけ麺などスープ・つゆと別に提供するもの)

軟質米粉 1 5 % 未 満 ケーキ(シフォンケーキなど食感の柔らかさを重視

するもの)

○粒度:粒径75μm以下の比率が概ね80%以上

○澱粉損傷度:米粉製品の品質に大きく影響するため総じて低いほど望ましく、概ね12%以下

(米粉の配合割合の高い製品を製造するためには、概ね6%以下が望ましい)

○水分含有率:15%以下(米の農産物検査規格に準ずる)

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(ポスター)第5回 EDO ART EXPO 公式ガイドブック

PAGE 4 第10号

EDO ART EXPO は年に一度、東京都中央区で開催される江戸文化を中心としたイベントで

す。2012年度は5年目の開催となり中央区はもとより、新たに千代田区、港区、墨田区の

名店、企業、ホテルや文化・観光施設などがパビリオンとなる博覧会です。本年度の大会

は、2012年9月28日【金】-10月16日【火】の18日間に渡り開催され、IMF国際大会開

催と重なる大きなイベントとなりました。イベントの延べ参加人数は昨年を上回る33万人

規模となりました。NPO法人国内産米粉促進ネットワーク(CAP.N)はこの大会に米

粉普及活動を目的として、多くのイベントの中で3分野に渡り参画をいたしました。以

下、普及活動内容をご報告いたします。

常任理事 小池経二

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PAGE 5 CAP.N 通信

米粉で地域と日本を変える!

◆復興市として 10 月7・8・9日の3日間、「日本橋プラザ」で実施いたしました。今回

CAP.Nの米粉普及事業に協力していただきましたのは、次の団体です。

■ ワーカーズコープ キュービック

米粉パン部門を主に引き受けていただき、扱い商品は次の種類でした。

1.米粉パン 黒糖バターロール

2.米粉パン レーズン・くるみ入り

3.米粉パン オリーブ入り

4.米粉ケーキ チョコタイプ

5.米粉ケーキ 抹茶タイプ

6.米粉ケーキ プレーンタイプ

■ カフェらいさー

シフォンケーキを主に

1.シフォンケーキ プレーン

2.シフォンケーキ 抹茶

3.シフォンケーキ 夏みかん

4.シフォンケーキ ブルーベリー

◆3日間ともに福島県・青森県八戸商工会議所・日本橋美人商品の方々とご一緒し、同

じ復興支援の目的でイベントに参加しましたので、たいへん友好的な雰囲気で仕事をさ

せていただきました。また、売上の10%は震災復興のために寄付をいたしました。

隣で日本橋美人商品を扱っておられた百瀬国分さんの女性社員の方が、C

APN事務局長安村先生の日本大学での教え子でした。また、隣の八戸商工

会議所の方もなんと先生の教え子でして、その方を激励に表れました男性も

また教え子でありました。まさに、奇遇としかいいようがありません。世の

中は広いようで実に狭いという感慨をもちました。

各ラリー受付ブースはEDO ART EXPOの各種ラリーに受付箇

所があります。これは「復興市」会場における受付場所です。この箇所で

も「米粉商品」を皆さんに参加賞として差し上げました。

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江戸東京ウォーク

1,000袋

PAGE 6 第10号

9月29日、心配した空模様もいいほうにハズレ、快晴のもと「江戸東京ウォーク」は

スタートしました。老若男女(特に若い女性参加者もかなり多くみられました)の参加者

はゴールではかなり汗ばんでおりました。この日も照り返すような暑さでした。ゴール

した皆さんには米粉とレシピをプレゼント。ご自宅で米粉を使ってケーキなどに挑戦し

ていただければと思います。

スタンプ浮世絵ラリー

1,000袋

スウィーツラリー

100袋

日本橋美人商品ラリー

100袋

米粉薄力粉300g袋とレシピを4イベント会場で参加賞として差し上げました。

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PAGE 7 CAP.N 通信

米粉で地域と日本を変える!

榮太樓總本舗と国内産米粉促進ネットワークは、日本橋美人ブランドシリーズとし

て、新商品を開発いたしました。米粉をベースに抹茶、白あんを生地に練りこみ、白あ

ん、小豆甘煮を焼き込んだケーキです。

米粉を使っていることや白あんを生地に練りこんでいることで、しっとり感があり、

まるで美人肌のようなきめ細かさです。抹茶にはビタミンCも多く含まれ、夏の紫外線

を浴びた肌の回復にも効果が期待できます。日本茶はもちろんコーヒーや紅茶にも合う

スウィーツです。

【販売】

① 栄太樓總本舗 日本橋雪月花

本店喫茶室で抹茶セット、コーヒーセットメニューとして販売

② ロイヤルパークホテル1階

フォンテーヌにおいてコーヒーセット、紅茶セットメニューとして販売

③ セレスティンホテル

監修:サカイ優佳子&田平恵美(フード・コンサルタント)

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PAGE 8 第10号

2011年 3月 11日に発生した未曽有の東日本大震災は、米の流通にも大きなインパクトを与えた。「いつで

も手に入る」はずだった米を、「震災直後」「11年産新米の出回り前」の2度、消費者や流通業者が買いだめ

る動きが続出。「放射能汚染の心配のない産地の米をできるだけ早く確保しておきたい」という卸の仕入れ行

動を背景に、11 年産米の相対価格は、終始前年価格を2割上回る水準で取引された。12年産米はさらにその

価格を1割上回る水準となっている。

日本農業新聞農政経済部記者 高松 和弘

都 道 府 県 品 種 1 2 年 相 対 価 格

( 円 ) ( 前 年 比 ) 前 年 比

1 2 年 の 当 初

概 算 金 ( 円 )

岩 手 ひ と め ぼ れ 15,500(+1500) 11% 12,500

あ き た こ ま ち 15,500(+1500) 11% 12,400

宮 城 ひ と め ぼ れ 16,000 (+1500) 10% 12,500

サ サ ニ シ キ 16,000 (+1700) 12% 12,500

秋 田 あ き た こ ま ち 16,500 (+1500) 10% 13,500

ひ と め ぼ れ 15,700 (+1500) 11% 13,000

め ん こ い な 15,300 (+1500) 11% 12,800

山 形 は え ぬ き 16,000 (+1500) 10% 12,500

ひ と め ぼ れ 16,000 (+1500) 10% 12,500

コ シ ヒ カ リ 17,000 (+1000) 6% 14,000

つ や 姫 18,000 ( 0) 0% 15,500

福 島 会 津 ・ コ シ ヒ カ リ 17,300 (+1500) 9% 14,200

会 津 ・ ひ と め ぼ れ 16,300 (+2300) 16% 13,200

中 通 ・ コ シ ヒ カ リ 16,500 (+1200) 8% 13,400

中 通 ・ ひ と め ぼ れ 15,800 (+1900) 14% 12,700

浜 通 ・ コ シ ヒ カ リ 16,500 (+1300) 9% 13,400

浜 通 ・ ひ と め ぼ れ 15,800 (+2000) 14% 12,700

栃 木 コ シ ヒ カ リ 16,500 (+1000) 6% 14,000

な す ひ か り 15,500 (+1000) 7% 13,000

長 野 コ シ ヒ カ リ 16,500(+900) 6% 13,200

あ き た こ ま ち 15,500(+1000) 7% 12,060

新 潟 一 般 ・ コ シ ヒ カ リ 18,000(+500) 3% 15,500

魚 沼 ・ コ シ ヒ カ リ 23,000(+1000) 5% 19,000

佐 渡 ・ コ シ ヒ カ リ 18,300(+500) 3% 15,500

岩 船 ・ コ シ ヒ カ リ 18,300(+500) 3% 15,500

こ し い ぶ き 17,000(+3000) 21% 13,700

富 山 コ シ ヒ カ リ 16,500(+700) 4% 14,000

て ん た か く 15,200(+1200) 9% 12,600

石 川 コ シ ヒ カ リ 16,500(+700) 4% 13,700

ゆ め み づ ほ 15,500(+1300) 9% 12,700

福 井 コ シ ヒ カ リ 17,200(+1400) 9% 13,700

ハ ナ エ チ ゼ ン 16,000(+1500) 10% 12,500

産地・銘柄別の相対価格と概算金(9月末時点)(日本農業新聞調べ)

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PAGE 9 CAP.N 通信

米粉で地域と日本を変える!

■需給ひっ迫の背景

農水省が発表する作況指数は、11 年産が「101」、12年産も「102」と計算上は供給量が需要

量を上回る。従来なら、売れ行きが鈍くなり、繰り越し在庫となることを見据え、産地が価格

を下方修正することが多い。にもかかわらず 11 年産以降の需給が作況指数とうらはらにひっ

迫気味となるのはなぜか。実は、集荷団体のJA全農の集荷量が大きく前年を下回ったことが

影響している。

11年産では、引き合いや備蓄意識の高まりから、農家や単位JA段階で在庫を多めに抱え

たり、消費者への直接販売、縁古米が増加。その結果、全農の集荷量は 267万トン落ち込んだ。

12 年産の集荷量も 11年産水準からの微増にとどまる見通しだ。

大手の米の卸売業者は、仕入れの大半をJA全農に依存する。さらに大手米卸は、全農から

確保した米の一部を、玄米の状態で零細規模の中小卸に転売。調達力の弱い中小の卸は、こう

した転売米に依存しているケースが多い。つまり、「全農→大手米卸→中小米卸」という太い

幹のような流通ルートが米流通の前提としてあった。

ところが、11年産で全農の集荷量が落ち込んだ結果、まず全農から米卸に販売される数量

も制限され、大手米卸から中小米卸に転売される数量はさらに制限された。卸売業者は、事業

を行う性格上、前年並みの数量の取り扱い計画を立てるのが基本。数が少ないパイを奪い合う

構図が「流通段階のひっ迫感」につながった。

またJA全農が大手卸や実需者などとの「3者契約・4者契約」といった早期契約を増やし、

出来秋以降に自由に流通する米が減った面もある。大手米卸・神明の藤尾益造常務は「11 年

産で卸は、早期契約で大手スーパーやコンビニ向けの米は十分に確保していたが、それ以外に

行き渡らず、ひっ迫感につながった。12年産もその傾向が出ている」と指摘する。

■販売状況

こうした背景から、12年産米でも「産地→卸」の販売が順調に進んでいる。JA全農によ

ると、産地が卸との間で結んだ 12年産米の契約数量は、10月末までに 72万 8000 トン、前年

比 15%増(前々年比 95%増)の水準まで積み上がっている。12年産米の相対取引価格が前年比

1割高の水準で推移する中、各卸が、今後値下がりする可能性が低いと判断した銘柄を中心に

確保を急いでいるとみられる。

一方で、「卸→小売り→消費者」の動向は今後注視していく必要がある。

12年産米の相対取引価格に連動して、スーパーでの小売り価格も 11年産の当初に比べ1割

高の水準で設定されている。米の値上がりで、パンに需要が奪われ、米消費が減退するのでは

ないか、との懸念もある中、「数量ベースでは前年比5~ 10%減。思ったより売れている」(西

日本の大手卸)状況だ。

小売り段階の売れ行きが反映されるJA全農の「出荷(受け渡し)数量」(契約済みの米のう

ち、卸がすでに引き取った数量)は、10 月末までの累計で、前年比7%減(前々年比 26%増)の

27万 9000トンだ。

新米が出回り始めた8月は前年比 24%減の 3万 2000 トン、9月も 15%減の 7万 9000トン

と低迷していたが、10 月は前年比2%増(前々年比 32%増)の 16万 5000 トン挽回している。

流通段階では当初、11年産米の在庫を優先的に使う傾向が強かったが、各卸とも 11 年産の

手持ち在庫が底をつき、新米の手当てを本格化。ようやく新米を小売り段階に卸す動きが本格

化しているとみられる。

■今後の価格動向

JA全農各県本部が銘柄ごとに設定している相対価格は、引き合いの強い低価格帯米の値上

げ幅が高く、高価格帯米の値上げ幅は小さいのが特徴だ。今後、価格の下げを期待する米卸は

多いが、年明け以降も据え置く銘柄が大半を占める見通しだ。

理由の一つが、11年産は民間の集荷業者の農家からの買い取り価格も、JA系統と同じく

高いため、「値崩れしにくい構図」(関係者)となっていることだ。さらに、生産者からは、出

来秋にJAから支払われている概算金への上乗せの要望も強く、容易に相対価格を引き下げら

れないこともある。

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PAGE 10 第10号

■米は高くない

現在一般マスコミを中心に、「米価が高い」との報道がなされている。確かに、牛丼チェー

ンなど、安価帯米の使用を前提として成り立っているような外食業界が苦境にあるのは事実だ。

ただ、【グラフ】の通り、1990 年代以降、大冷害だった 2003年産を除き、米価は下落の一

途をたどってきた。戸別所得補償制度が導入された 10 年産は、60キロ 1万 2000 円台まで下

がった。

12年産の 60キロ 1万 6000 円台は、2000年代前半の水準に「戻った」と見るべきではない

か。値上がりにより、外食チェーンが「激安メニュー」を提供するのが難しくなっているのは

事実。この影響で安価なMA米に手を伸ばす業者も多い。その一方で、相対価格が 1万 6000

円でも、流通経費 2000 円と仮定した時の農家手取りは 60 キロ 1 万 4000円となり、農水省が

「標準的な生産費」とする同 1万 3700 円をわずか 300 円上回るに過ぎない。つまり、戸別所

得補償なしでなんとか再生産可能な水準でしかない。

さて今、「低価格が前提とした商売」と、「農業者の再生産」のどちらを優先するのかが問わ

れている。12年産の価格帯で米が流通し、消費されることは本当に不自然なことか。関係者

間で話し合う契機としていきたい。

注釈

・1990年産から2009年産はコメ価格センター入札取引の落札平均価格(換算ね)を表示

・2007年産以降は、相対取引価格の年間平均価格(10年産、11年産、12年産は当年9月の平均価格)を表示

国産米の卸売価格の推移(60キロ当たりの玄米価格。包装代・消費税込み)(米穀機構、農水省の資料より作成)

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PAGE 11 第10号

埼玉県米粉利用食品推進連絡会が2012年11月24日(土)、25日(日)に開催

した「米粉米(べー)級グルメ王座決定戦in さいたま」で、さいたま市北区

の飲食店が出品した「極旨(ごくうま)米粉ぱすた」が初の栄冠に輝いた。

全国でもユニークなこのイベントは(社)米穀安定供給確保支援機構との

共催で、全国のゆるキャラが集う「ゆるキャラ(R)さみっとin 羽生」の会

場(埼玉県羽生市・羽生水郷公園)の一角で行われた。B級グルメの祭典、

「B-1グランプリ」の人気にあやかり、米粉の需要促進に弾みをつけよう

と、いわば米粉食品の味くらべコンテストとして企画された。2日間とも

晴天にも恵まれ、ゆるキャラ目当ての来場者が多数、米粉食品出店ブース

を訪れ、小さめのサイズで1食100円のメニューが人気を集めた。同イベン

トには、県内から10点の米粉食品がエントリーし(下記参照)、来場者によ

る美味しさを競う人気投票の結果、(株)サブリンクジャパンの「極旨米粉

ぱすた」が最も多くの投票数を得て、初代の米級グルメ王となった。

サブリンクジャパンは、製めん業と飲食店「鉄板焼きダイニングゑびす

け」(JR宮原駅前)を手がける。「極旨米粉ぱすた」は、米粉で作ったオリジナル

のリガトーニ(管状のショートパスタ)で、クリームチーズをからめた逸品。何度も

試作を重ねて完成させた。同社の稲浪孝浩社長(30)は「めん状のスパゲッティで

も、あまり食べたことのない形状ということで、老若男女、幅広い世代から好き

嫌いなく受けてもらえることから、米粉とリガトーニの組み合わせを提案しまし

た。リガトーニは、こってりとしたソースとの相性が良いのですが、そこに米粉

を加えることで、さっぱりして美味しく食べられることが人気を呼んだようで

す。今まで食べたことのない味が受けたのでしょう。当日、会場ではおかわりが

相次ぎ、多くの人に喜んで貰えたのは嬉しかったですね」と笑顔で話す。「極旨

米粉ぱすた」は、米粉につなぎとして小麦粉を使用しているが、これは「味を落

ち着かせるため」(稲浪社長)。米、小麦とも、地元埼玉県産にこだわる。

稲浪社長はじめ埼玉県米粉利用食品推進連絡会などの関係者は「グルメ王座決

定戦をきっかけにして、米粉への関心が高まり、こうした取り組みが全国に広がっ

て欲しい」と期待している。

<米粉食品エントリー>

①からあげ(みたけ食品工業株式会社)

②米粉のすいとん(みたけ食品工業株式会社)

③米粉リングイネのオリエンタル風ボロネーゼ(株式会社吉野製麺)

④こめこっこけーき(こめっ娘)

⑤米粉あんぱん(株式会社新しい村)

⑥極旨米粉ぱすた(株式会社サブリンクジャパン)

⑦よしかわチップス(有限会社二合半堂まつざわ煎餅)

⑧米粉ラスク(四季のパン市場ボヌール)

⑨米粉黒米カレー(有限会社中井農産センター、東京フード株式会社)

⑩米粉チヂミ風ラップ(株式会社アラリ・ジャパン)

「極旨米粉ぱすた」が初の受賞

(株)サブリンクジャパン

〒331-0811 さいたま市北区吉野町2-223-7

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賞状と記念の盾を手にする

稲浪社長

米粉のリガトーニ

「極旨米粉ぱすた」

会場で、「極旨米粉ぱすた」をアピール

Page 12: NPO法人 国内産米粉促進ネットワーク · また、多様な分野での米粉利用促進に向け、平成24年2月に策定した「米粉の用途別指標」の普及を図って

PAGE 12 CAP.N 通信

米粉で地域と日本を変える!

日本政策金融公庫が 2012年9月末に発表した、米粉食品に対する認知度や利用経験

についての消費者動向調査結果によると、「新しい食感がする」や「おいしい」「プレミ

アムな価値を感じる」という回答が増え、米粉食品に対するイメージが向上している

ことが明らかになりました。

米粉を使った食品で知っているものでは、パンの認知度が97%と極めて高く、

ケーキ(55.5%)、洋菓子(54.4%)と続きました。2年前の前回調査に比べ、ピザ(21%

→ 37.5%)、洋菓子(45%→ 54.4%)の認知度が高まった一方で、うどん(44.8%→

36.7%)、パスタ(31.1%→ 22.2%)、ラーメン(20.4%→ 20.9%)といった麺類の認知

度に課題が見られる結果となりました。米粉食品を知っていると答えた人のうち、「食

べたことがある」と回答した人の割合は 75.4%にのぼり、2年前の前回調査に比べ

12.7ポイント増加しました。食べたことがある米粉食品(購入経験)は、認知度と同

様にパンが 74.2%と最も多く、次いで洋菓子 35.2%、ケーキ 27.3%の順。

米粉食品に対するイメージは、前回調査に比べ付加価値が消費者に対し着実に浸

透してきている一方で、一方で「小麦粉などの代替品」が46.9%、「あえて使う必要は

ない」といった消極的な回答も増えており、他商品との差別化やより一層の付加価値

のPRに課題があると思われます。「国内農業の存続に役立つ」(44.6%)、「国産原

料である」(43.1%)というイメージは定着しています。「価格」については61.4%は

「品質に見合った値段」と回答。一方で「割高感がある」の回答割合は36.5%で、特

にケーキ(46.8%)やパン(44.3%)で割高感があると回答した割合が高くなりました。

今後の課題については、「価格の引き下げ」、「アイテム数を増やす」、「おい

しくする」を挙げる割合が高く、また、「米粉の栄養面や健康面での長所をPRす

る」「米粉食品を利用していることをパッケージなどに明示」を挙げる回答も多く

見られました。

日本政策金融公庫が米粉食品で消費者動向調査

農研機構・北海道農業研究センターと国際農林水産業研究センターは、米粉麺な

どの米粉加工食品に適した北海道向けとして、初めての高アミロース水稲新品種

「北瑞穂(きたみずほ)」を育成しました(2012年12月)。「北瑞穂」のアミロース含

有率は約30%で、一般の品種よりも約10ポイント高くなります。そのため「北瑞穂」

の米は粘りが少なく、炊飯米はパサパサして食味は劣りますが、米粉麺やライスパ

スタに加工しやすく、食味にも優れます。また、米粉クッキーに加工すると、従来

の品種とは異なるサクサクとした食感を得ることができます。また、主食用品種の

「きらら397」よりも14%程度多収で、低コストでの生産が可能です。「北瑞穂」

は、米粉加工品など主食用以外の新たな用途により、米の消費量を増やし、わが国

の食料自給率を向上させるアイテムの一つとして期待されます。

米粉加工食品に適した高アミロース水稲新品種

「北瑞穂(きたみずほ)」育成

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PAGE 13 第10号

農研機構・近畿中国四国農業研究センターは、苗が作りやすく、食味も良い巨大

胚米新品種「はいごころ」を育成しました(2012年11月)。同センター水稲育種研究

グループでは「はいごころは、機能性の高さがアピールポイントで、米粉やパンへ

の加工に向いており、6次産業化の素材としての活用が期待できる」としていま

す。「はいごころ」の胚芽部分は従来品種の3倍と大きく、巨大胚品種が抱える出

芽率の低さや育苗の難しさを克服しようと育成しました。苗立ちを調べるため、種

に水分を含ませて発芽を促してからまき、出芽率を調べました。試験結果によると

「はいごころ」は、9割以上が出芽。対照区の巨大胚米「はいいぶき」の同7割を

大きく上回りました。栽培は、関東以西の気候に適しています。胚芽部分が大きい

ため、玄米は血圧調整作用のあるγアミノ酪酸(ギャバ)を多く生成することができ

ます。低アミロース米を交配しており、食味は良好で、食感は粘りが強くて軟らか

いのが特徴です。

米粉にも向く巨大胚米新品種を開発

新刊本「米粉B00K」は、米粉活用の先進地・新潟県の各専門家が中心になっ

てまとめた、正に「米粉」に関する辞書にもなる一冊です。11章で構成され、米

食文化、米粉の種類、加工用途特性から始まり、製造、米粉パンの特徴、米粉に向

く調理方法や麺製品への利用、米粉の素材、物性測定、海外(中国・韓国・台湾)

での米粉事情に至るまで、豊富な写真とデータで紹介しています。特に、付録資料

にある新潟県農林水産部が作成した「米粉の用途別推奨指標」は、小麦粉のように

用途別規格がない中で、全国的に使える物差しとして期待されています。

米粉の“辞書”「米粉BOOK」が刊行

「米粉BOOK」

2012年10月

B5版 132頁

大坪研一・編著 幸書房発行

定価 2,625円

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PAGE 14 CAP.N 通信

米粉で地域と日本を変える!

昨年末に政権交代がありました。投票率 59%、得票率4割で獲得議席率8割の与党誕生で

す。これが「民意」とか。今の選挙制度にも問題がありそうですが、それにしても目に余るの

が、国内マスメディアの報道ぶり、それも在京大手の、掌(手のひら)を返したような、新権

力へのすり寄りです。在京経済界も顔負けです。また、これも結果論かも知れませんが、報道

機関一斉の「選挙情勢世論調査」⇒「自民圧勝・民主大惨敗」・・・見事に的中しました。こん

な異様なことは、外国のメディアの歴史にあるのでしょうか。

その象徴的な現れが、今回の衆院選の争点に1つにもなったTPP(環太平洋連携協定)交

渉参加問題に対する在京大手マスコミの報道姿勢です。常日頃は政治権力の監視と公正・客観

報道、真実の追及に努め、社会の木鐸を標榜してやまないマスメディア。普段なら、様々な政

策課題、外交、安保、経済、社会、教育問題などで論調を競い合う在京マスコミが、ことTP

Pだけに関して言えば、 TPP参加があたかも“当然視”のごとく、推進一色に足並みをそ

ろえていることは極めて不可解です。TPP問題が 2010年 10月に急浮上して以来、現在に至

るまで、自由貿易協定でも何でもないTPPの本質、実態を十分に検証報道した形跡はありま

せん。よほど何か、公にできない共通する理由があるのでしょう。相も変わらず、TPPが目

指す関税ゼロに反発する「農業界」が、唯一の抵抗勢力、いわゆる既得権益の権化として批判

の矢面に立たされています。もし、日本が米国主導のTPPに参加するようなら、「米粉で地

域と日本を変える!」どころか、「TPPで地域と日本が崩壊する!」こと必至です。

ここで、農林漁業団体や消費者団体で構成する「TPPから日本の食と暮らし・いのちを守

るネットワーク」が、TPPの危険性を分かりやすく伝えるために募集した川柳の入賞作品を

紹介しましょう(昨年末発表)。入賞作品は、農業以外の分野で幅広い悪影響が懸念されるT

PPに対し、さまざまな角度から危険性を指摘する逸品です。「なぜ急ぐ 誰が得する TP

P」「アメリカに 主権を輸出か TPP」「TPP 合衆国への 貢ぎ物」「TPP それ

でいいのか 死農工笑」「今見てる 景色を未来に 残したい」・・・どれをとっても、なるほ

ど・・・と、うなずくばかりの秀作ぞろいです。

TPP参加の具体的なメリットも示せず、「アジアの成長を取り込む」「バス(韓国のFT

A推進戦略)に乗り遅れるな」の一点張りのTPP推進派がよく言う「TPPに反対なら、代

案を出せ」の答えは、「TPPに参加しないこと」に尽きるのでないでしょうか。今、TPP

に参加しないと、何か日本が困ることでもあるのでしょうか。選挙公約を守る政治であって欲

しいものです。TPP反対の国民運動も”超党派”で展開すべきです。米粉の生産と普及で日

本の水田を守り、地域を活性化するCAPネットの使命の達成には、「外圧」と「内圧」を跳

ねのける確固とした外交姿勢と政治力に基づき、安心して米作りができる環境が欠かせませ

ん。それが真の国益というものです。

最近のある夕刊紙に載った元米国駐在特派員氏の寄稿記事の結びを紹介しましょう。「TP

Pをめぐる日本の大騒ぎは、何を浮き彫りにしているのか。それは、米国のかけ声一つで動き

出し、実体を知らないまま走り回る日本の官僚と政治家の恐るべき無責任さなのだ」。(T)

【 編 集 後 記 】

〒116-0041

東京都荒川区東日暮里6-40-22

電話 03(6314)4626

FAX 03(6314)4643

Email: [email protected]

NPO法人国内産米粉促進ネットワーク

CAP.Nのホームページが、10

月下旬から新たにオープンしまし

た。タイムリーなお知らせ、各地

の米粉活動状況、米粉と栄養、レ

シピ集など、情報満載です。よろ

しくお願いいたします。

例年開催しておりました「米粉

フォーラム」に代わって、3月13

日(水)午後に、東京都荒川区日暮

里サニーホールで「会員懇談会」

(米粉政策=予定)を開催します。

本年も

よろしく

お願いいたします