166
Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service Cloudの管理 Release 20172

Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

  • Upload
    others

  • View
    0

  • Download
    0

Embed Size (px)

Citation preview

Page 1: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

OracleField Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理

Release 2017年2⽉

Page 2: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Field Service Cloud Oracle Field Service Cloudの管理

部品番号: E83339-03

Copyright © 2017年, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved.

作成者: Field Service Cloud情報開発チーム

このソフトウェアおよび関連ドキュメントの使⽤と開⽰は、ライセンス契約の制約条件に従うものとし、知的財産に関する法律により保護されています。ライセンス契約で明⽰的に許諾されている場合もしくは法律によって認められている場合を除き、形式、⼿段に関係なく、いかなる部分も使⽤、複写、複製、翻訳、放送、修正、ライセンス供与、送信、配布、発表、実⾏、公開または表⽰することはできません。このソフトウェアのリバース・エンジニアリング、逆アセンブル、逆コンパイルは互換性のために法律によって規定されている場合を除き、禁⽌されています。

ここに記載された情報は予告なしに変更される場合があります。また、誤りが無いことの保証はいたしかねます。誤りを⾒つけた場合は、オラクル社までご連絡ください。

このソフトウェアまたは関連ドキュメントを、⽶国政府機関もしくは⽶国政府機関に代わってこのソフトウェアまたは関連ドキュメントをライセンスされた者に提供する場合は、次の通知が適⽤されます。

U.S. GOVERNMENT END USERS: Oracle programs, including any operating system, integrated software, any programs installed on the hardware,and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal AcquisitionRegulation and agency-specific supplemental regulations.As such, use, duplication, disclosure, modification, and adaptation of the programs, includingany operating system, integrated software, any programs installed on the hardware, and/or documentation, shall be subject to license terms and licenserestrictions applicable to the programs.No other rights are granted to the U.S. Government.

このソフトウェアまたはハードウェアは様々な情報管理アプリケーションでの⼀般的な使⽤のために開発されたものです。このソフトウェアまたはハードウェアは、危険が伴うアプリケーション(⼈的傷害を発⽣させる可能性があるアプリケーションを含む)への⽤途を⽬的として開発されていません。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使⽤する際、安全に使⽤するために、適切な安全装置、バックアップ、冗⻑性(redundancy)、その他の対策を講じることは使⽤者の責任となります。このソフトウェアまたはハードウェアを危険が伴うアプリケーションで使⽤したことに起因して損害が発⽣しても、Oracle Corporationおよびその関連会社は⼀切の責任を負いかねます。

OracleおよびJavaはオラクル社およびその関連会社の登録商標です。その他の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。

Intel、Intel Xeonは、Intel Corporationの商標または登録商標です。すべてのSPARCの商標はライセンスをもとに使⽤し、SPARC International, Inc.の商標または登録商標です。AMD、Opteron、AMDロゴ、AMD Opteronロゴは、Advanced Micro Devices, Inc.の商標または登録商標です。UNIXは、The Open Groupの登録商標です。

このソフトウェアまたはハードウェア、そしてドキュメントは、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセス、あるいはそれらに関する情報を提供することがあります。適⽤されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に別段の定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスに関して⼀切の責任を負わず、いかなる保証もいたしません。適⽤されるお客様とOracle Corporationとの間の契約に定めがある場合を除いて、Oracle Corporationおよびその関連会社は、第三者のコンテンツ、製品、サービスへのアクセスまたは使⽤によって損失、費⽤、あるいは損害が発⽣しても⼀切の責任を負いかねます。

このドキュメントで使⽤している企業名は架空の名称であり、現在実在するまたは過去に実在した企業とは⼀切関係がありません。

Oracleのアクセシビリティへの取組みについては、Oracle Accessibility Program Webサイトhttp://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docaccをご参照ください。

サポートをご契約のお客様には、My Oracle Supportを通して電⼦⽀援サービスを提供しています。詳細情報は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=info)か、聴覚に障害のあるお客様は(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=trs)を参照してください。

Page 3: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理

⽬次

  まえがき i

1 章 : Oracle Field Service Cloudの構成 1

会社構成 1

アクティビティ・タイプ 9

アクティビティ・タイプの検索 10

アクティビティ・タイプの詳細の理解 11

アクティビティ・タイプのアクティブ化、⾮アクティブ化または削除 14

アクティビティ所要時間の計算⽅法 14

ビジネス・ルールの構成 17

カスタム・マップ・レイヤーの追加 25

キャパシティ・カテゴリについて 26

コラボレーションの使⽤ 29

表⽰設定の構成 30

会社の⾔語の設定 33

フィルタの作成 33

⽤語集について 36

プレースホルダおよび⽤語集エディタを使⽤した⽤語集エントリの変更 37

⽤語集の項⽬のエクスポートとインポート 38

「⾔語」ボタンを使⽤した⾔語の管理 38

複数のユーザー・タイプに対するプロパティ摘要の編集 39

休⽇ 40

在庫タイプ 41

リンク・テンプレート 43

ログイン・ポリシー 44

組織について 50

メッセージ・シナリオ 51

⾮稼働事由の追加 58

プロパティ 58

Page 4: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理

リソース・タイプ 65

ルーティング・プロファイル 70

シフト 70

統計パラメータの表⽰ 72

テーマ 74

移動エリアの追加 76

他のアプリケーションとの統合 77

アクティビティ予約 81

ユーザー・タイプについて 85

2 章 : Oracle Knowledge Cloudとの統合 115

Oracle Knowledge Service CloudとOracle Field Service Cloudの統合について 115

Oracle Knowledge Service Cloudのアクセス設定の構成 115

Oracle Field Serviceモビリティ・クラウド・サービスのOracle Knowledge Service Cloudについて 118

Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスのOracle Knowledge Service Cloudについて 120

Oracle Knowledge Service Cloudへのアクセスの有効化 121

3 章 : Oracle Cloud Field Service Cloudの管理 122

管理者ロール 122

ユーザーの詳細へのアクセス 122

ユーザーの管理 124

ユーザーのパスワードのリセット 127

リソース・ツリー 127

リソース・ツリーへのグループまたはバケットの追加 128

キャパシティまたは割当管理に対するバケットの指定 129

キャパシティ・カテゴリおよびタイム・スロットの追加 129

リソースの追加 130

リソースとユーザー・アカウントの関連付け 132

4 章 : リソースの操作 134

リソースの管理 134

リソースの組織の変更 134

カレンダ、作業スケジュールおよびシフト 134

カレンダへの作業スケジュールの追加 135

Page 5: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理

リソースのカレンダへのシフトの追加 136

カレンダへの作業時間の追加 136

カレンダへの⾮稼働時間の追加 137

カレンダからの項⽬の削除 138

⽇次表⽰ - カレンダ 139

移動時間の予測 140

5 章 : 内部アクティビティの管理 144

内部アクティビティ・タイプの表⽰ 144

⼀括アクティビティの追加 144

リソースのルートへの繰返しアクティビティの追加 144

リソースの作業スキルの管理 145

リソースの作業ゾーンの管理 147

アクティビティ・アラート 149

6 章 : レポート 150

スケジュールされたレポートの表⽰ 150

メッセージ・レポートの表⽰ 150

⽇次抽出 151

移動統計の更新 155

改訂履歴 156

Page 6: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Preface

i

序⽂

まえがきこの序⽂では、アプリケーションやこのマニュアルを使⽤するうえで役⽴つ情報ソースを⽰します。

Oracle Applicationsの各種ガイドOracleアプリケーションの各種ガイドについては、Oracle Help Center (http://docs.oracle.com/)を参照してください。

ドキュメントのアクセシビリティオラクル社のアクセシビリティへの取組みについては、Oracle Accessibility Program Webサイト(http://www.oracle.com/pls/topic/lookup?ctx=acc&id=docacc)を参照してください。

ご意⾒およびご提案不具合が⾒つかった場合や、ドキュメントの改善をご提案いただく場合は、次のいずれかのサーベイをご利⽤ください。

• Webベースのユーザー・ガイドの場合: http://documentation.custhelp.com/ci/documents/detail/5/4/12

• チュートリアルの場合: http://documentation.custhelp.com/ci/documents/detail/5/3/12

弊社のドキュメント改善にご協⼒いただき、ありがとうございます。

Page 7: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

1

1 Oracle Field Service Cloudの構成Oracle Field Service Cloudの構成

会社構成Oracle Field Service Cloudを選択した各会社は、実施される作業のタイプ、割当に使⽤可能なスキルの種類、作業カレンダの編成⽅法など、特定の要件に従って会社を構成できます。これらの設定はすべて、透過的で論理的な⽅法で設計された新しい「会社構成」画⾯に集約されています。以前の会社ビジネス・フローを定義する設定は、様々な画⾯で作成され、特定のシステム構成に応じて別々の場所に配置されていました。デフォルトでは、ほどんどの構成設定は「会社設定」メイン・メニュー項⽬にあります。ただし、システム構成の過程で、その⼀部は個々のメニュー項⽬に変更されたり、別のメニュー項⽬にグループ化されている可能性があります。バージョン16.2時点では、すべての会社設定は単⼀の「構成」メニューに集約され、これがすべての構成プロセスの起点になります。⽬的に応じてグループ化されて、「構成」画⾯のみに存在しています。「構成」メニューには構成設定およびパラメータがあり、会社のビジネス要件を満たすように構成できます。

注 メニューに表⽰されるオプションはユーザー・タイプの構成に依存しています。設定をアルファベット順にリストに⽰していますが、メニューには、構成に基づいて異なる順序で表⽰されます。

「構成」画⾯では、次のように構成要素がグループ化されています。

• ⼀般(会社活動の⼀般原則に関連する設定):

• 情報

• ビジネス・ルール

• リンク・テンプレート

• 作業スケジュール

• 作業ゾーン

• 作業スキル

• リソース、アクティビティ、在庫(会社が雇⽤するリソース、実⾏するアクティビティ、および実⾏の過程で使⽤される在庫に関連する設定):

• プロパティ

• キャパシティ・カテゴリ

• タイム・スロット

• リソース・タイプ

• アクティビティ・タイプ

• 在庫タイプ

Page 8: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

2

• 表⽰(アプリケーションの⼀般的な外観、画⾯のレイアウト、⾔語および翻訳に関連する設定):

• ⽤語集

• 処理管理

• 表⽰

• テーマ

• フィルタ

• ユーザー、セキュリティ、統合(ユーザー管理およびシステム・アクセスに関連する設定):

• 組織

• ログイン・ポリシー

• ユーザー・タイプ

• アプリケーション

• Oracle Knowledge

• Integration Cloud Service

• サブシステム(Oracle Field Service Cloudのモジュールに関連する設定):

• 統計

• ⽇次抽出

• ルーティング・プロファイル

• コラボレーション

• メッセージ・シナリオ

• 休⽇

項⽬は、前述のグループにのみ追加されます。各項⽬をクリックすると、対応する構成画⾯が表⽰されます。

「構成」画⾯の設定「構成」画⾯へのアクセスは、ユーザー・タイプごとに許可または拒否されます。これは、そのタイプのすべてのユーザーのメニューに「構成」項⽬が表⽰されること、または表⽰されないことを意味します。この画⾯に対するユーザー・アクセスを設定する表⽰は、「⾮表⽰」、「読取り/書込み」および「読取り専⽤」です。「構成」画⾯の項⽬およびその表⽰は、専⽤のコンテキスト・レイアウトである「構成」で構成されます。その他のコンテキスト・レイアウトと同様に、「構成」画⾯はユーザー・タイプごとに構成され、選択したタイプのすべてのユーザーの画⾯に同じ項⽬が同じ表⽰レベルで表⽰されることを意味します。「会社構成」コンテキスト・レイアウトには、会社構成の項⽬のみを含めることができます。したがって、「処理の追加」ウィンドウには、会社構成に関連する項⽬のリストのみが表⽰されます。逆の場合も同様で、会社構成の項⽬はその他のコンテキスト・レイアウトの処理リストには表⽰されません。

Page 9: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

3

処理管理「処理管理」ウィンドウ「処理管理」ウィンドウでは、処理リンクおよびカスタム・プラグインを定義できます。アプリケーションでは、アクティビティ、リソース、ルート、在庫など、モバイル・ワークフォース管理のプロセスに関係するエンティティを操作します。エンティティを処理する様々なステージで、異なるユーザーが様々な処理を実⾏します。ユーザーのロールに応じて、特定の処理が許可または制限されます。処理のリンクは、(ターゲット・オブジェクトや親オブジェクトのタイプおよびステータスに基づいて)画⾯およびデータに対するイベントまたは変更になります。

「処理管理」ウィンドウへのアクセスは、処理管理表⽰によって制御されます。処理管理を管理する各ユーザー・タイプに対して、この権限を設定する必要があります。ユーザー・タイプに処理が構成されていない場合または表⽰が定義されていない場合、「処理管理」はユーザーに表⽰されません。「読取り専⽤」を選択した場合、「処理管理」は表⽰専⽤モードで使⽤可能になります。「読取り/書込み」を選択すると、ユーザーは処理を管理できます。「処理管理」でリンクを定義し、「画⾯構成」セクションでユーザー・タイプごとにリンクを構成します。リンクを構成する場合は、リンクをアプリケーションのコンテキストに追加し、適切な権限があるユーザーにリンクが表⽰されるようにします。

「処理管理」の表⽰「処理管理」ウィンドウには、処理リンクおよびカスタム・プラグインが表⽰されます。このウィンドウを使⽤して、処理リンクおよびカスタム・プラグインを作成することもできます。プラグインの作成⽅法は、『Mobile Plug-in Framework guide』を参照してください。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「表⽰」セクションで、「処理管理」をクリックします。

「処理管理」画⾯が表⽰され、次の列が表⽰されます。

列名 摘要

ID データベース内のレコードに割り当てられるシステム⽣成番号で、サポート・チーム以外のユーザーは使⽤しません。

処理名 画⾯に表⽰される処理またはプラグインの名前。実際のコンテキストでは、この名前の下にプラグインが表⽰されます。

処理ラベル 処理またはプラグインの⼀意のラベル。

ベース処理 カスタム処理で実⾏される処理。

プラグインが導出されるベース処理(必要な場合)。ベース処理が選択されると、結果のプラグインはベース処理と同じルールによって機能します。ベース処理が表⽰されるコンテキストでのみ表⽰され、同じ表⽰条件に従って表⽰または⾮表⽰になります。たとえば、プラグインのベース処理としてstart_activityが選択された場合、開始処理と同様に、同じルート内に開始済アクティビティがないときは、保留中アクティビティのコンテキストでのみプラグインが表⽰されます。使⽤可能なベース処理のリストは、選択したエンティティに従ってフィルタされます。

エンティティ 処理またはプラグインが関連するエンティティ。

インタフェース 処理またはプラグインが使⽤されるインタフェース。すべてのインタフェースで処理またはプラグインを使⽤可能にするには、「*」を選択します。

Page 10: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

4

列名 摘要

プラグイン プラグインの相対パスまたはURL (処理がプラグインの場合)。

処理 処理またはプラグインを変更するためのリンク。

ベースおよびカスタム処理アプリケーションで使⽤可能なデフォルトの処理リンクは、ベース処理リンクと呼ばれます。これらのリンクは最も⼀般的な処理を実⾏します。カスタム処理は、会社の要件ごとに管理者が作成します。ベース処理

ベース処理リンクには、次の制限が適⽤されます。

• ベース処理リンクは削除できません。

• 編集できるのは処理名のみです。

• ベース処理の動作は変更できません。

• 新しいベース処理は追加できません。

すべての処理のリストで、ベース処理は、チェック・ボックスが使⽤不可になり、「ベース処理」列は空になります。

カスタム処理カスタム処理は常にベース処理に関連があります。つまり、カスタム処理は、特定のカスタム機能を使⽤する以外はベース処理と同じ処理を実⾏します。たとえば、「アクティビティの追加」ベース処理は、使⽤可能な任意のタイプのアクティビティを作成します。⼀⽅、チーム作業アクティビティを作成できるのは特定のアクティビティ・タイプのみであるため、カスタム処理が構成されます。このカスタム処理は「アクティビティの追加」処理に基づいていますが、指定のタイプのアクティビティのみを追加します。

カスタム処理の作成カスタム処理は、会社の要件に基づいて管理者が作成します。カスタム処理は常にベース処理に関連があります。

「処理リンクの追加」ウィンドウは、カスタム処理とプラグインの両⽅の作成に使⽤されます。この⼿順では、フィールドの説明に両⽅の説明が含まれています。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「表⽰」セクションで、「処理管理」をクリックします。3. 「処理リンクの追加」をクリックします。

「処理リンクの追加」ウィンドウがオープンします。4. 「⼀般」タブの次のフィールドに⼊⼒します。

Page 11: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

5

フィールド 摘要

処理名(英語) 処理名またはプラグイン名を英語で定義する必須フィールド。実際のコンテキストでは、この名前の下に処理またはプラグインが表⽰されます。

処理名(他の⾔語) 他の⾔語に翻訳された処理名またはプラグイン名(使⽤する場合)。

処理ラベル ⼀意の処理ラベルまたはプラグイン・ラベルを定義する必須フィールド。

エンティティ 処理またはプラグインに関連するエンティティ(アクティビティ、必要な在庫、リソース、サービス要求、ユーザー)。たとえば、「在庫」を選択した場合、在庫に関連するコンテキストでのみ処理が表⽰されます。

すべてのエンティティのすべてのコンテキストで処理を使⽤可能にするには、このフィールドを空⽩にします。

インタフェース 処理が使⽤されるアプリケーション・インタフェース(管理またはモビリティ)。すべてのインタフェースで処理を使⽤可能にするには、'*'オプションを選択します。

ベース処理 カスタム処理の結果として実⾏されるベース処理。使⽤可能なベース処理のリストは、選択したエンティティに従ってフィルタされます。たとえば、「エンティティ」に「必要な在庫」を選択した場合、ベース処理のリストには、必要な在庫に関連する処理のみが含まれます。

プラグインが導出されるベース処理(必要な場合)。ベース処理が選択されると、結果のプラグインはベース処理と同じルールによって機能します。ベース処理が表⽰されるコンテキストでのみ表⽰され、同じ表⽰条件に従って表⽰または⾮表⽰になります。たとえば、プラグインのベース処理としてstart_activityが選択された場合、開始処理と同様に、同じルート内に開始済アクティビティがないときは、保留中アクティビティのコンテキストでのみプラグインが表⽰されます。

プラグイン カスタム処理がプラグインかどうか。プラグインを作成する場合は、このチェック・ボックスを選択する必要があります。このチェック・ボックスを選択した場合は、「プラグイン詳細」タブが「処理リンクの追加/処理リンクの編集」ウィンドウに追加され、「カスタム・パラメータ」タブは表⽰されなくなります。

5. 「カスタム・パラメータ」タブの次のフィールドに⼊⼒します(該当する場合)。

フィールド 摘要

フィールド 「⼀般」タブで選択したエンティティに関連するフィールドで、値を設定します。値を設定するフィールドを選択します。

値 カスタム処理を実⾏時に、フィールドに設定する必要がある値。フィールドと値は、対応するエンティティの下にあるリストに追加されます。

処理ボタン 追加: 選択した値を対応するエンティティに追加します。

編集: 選択した値を編集できます。

削除: エンティティの下に表⽰され、選択した値を削除します。

これらの設定によって、カスタム処理またはプラグインが実⾏されたときに、選択したフィールドに設定される値が定義されます。

Page 12: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

6

6. フィールドおよび値をさらに追加するには、「追加」をクリックします。7. 「OK」をクリックして、カスタム処理を保存します。

プラグインの作成「処理リンクの追加」ウィンドウは、カスタム処理とプラグインの両⽅の作成に使⽤されます。この⼿順では、フィールドの説明に両⽅の説明が含まれています。

⼿順1. 「構成」をクリックします。2. 「表⽰」セクションで、「処理管理」をクリックします。3. 「処理リンクの追加」をクリックします。

「処理リンクの追加」ウィンドウがオープンします。4. 「⼀般」タブの次のフィールドに⼊⼒します。

フィールド 摘要

処理名(英語) 処理名またはプラグイン名を英語で定義する必須フィールド。実際のコンテキストでは、この名前の下に処理またはプラグインが表⽰されます。

処理名(他の⾔語) 他の⾔語に翻訳された処理名またはプラグイン名(使⽤する場合)。

処理ラベル ⼀意の処理ラベルまたはプラグイン・ラベルを定義する必須フィールド。

エンティティ 処理またはプラグインに関連するエンティティ(アクティビティ、必要な在庫、リソース、サービス要求、ユーザー)。たとえば、「在庫」を選択した場合、在庫に関連するコンテキストでのみ処理が表⽰されます。すべてのエンティティのすべてのコンテキストで処理を使⽤可能にするには、このフィールドを空⽩にします。

インタフェース 処理が使⽤されるアプリケーション・インタフェース(管理またはモビリティ)。すべてのインタフェースで処理を使⽤可能にするには、'*'オプションを選択します。

ベース処理 カスタム処理の結果として実⾏されるベース処理。使⽤可能なベース処理のリストは、選択したエンティティに従ってフィルタされます。たとえば、「エンティティ」に「必要な在庫」を選択した場合、ベース処理のリストには、必要な在庫に関連する処理のみが含まれます。プラグインが導出されるベース処理(必要な場合)。ベース処理が選択されると、結果のプラグインはベース処理と同じルールによって機能します。ベース処理が表⽰されるコンテキストでのみ表⽰され、同じ表⽰条件に従って表⽰または⾮表⽰になります。たとえば、プラグインのベース処理としてstart_activityが選択された場合、開始処理と同様に、同じルート内に開始済アクティビティがないときは、保留中アクティビティのコンテキストでのみプラグインが表⽰されます。

プラグイン カスタム処理がプラグインかどうか。プラグインを作成する場合は、このチェック・ボックスを選択する必要があります。このチェック・ボックスを選択した場合は、「プラグイン詳細」タブが「処理リンクの追加/処理リンクの編集」ウィンドウに追加され、「カスタム・パラメータ」タブは表⽰されなくなります。

5. 「プラグイン詳細」タブの次のフィールドに⼊⼒します。

Page 13: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

7

フィールド 摘要

タイプ プラグイン・タイプ。次のオプションがあります。

• HTML5アプリケーション: プラグインは、外部システムを使⽤して機能を拡張します。HTML5アプリケーション・プラグインは、次のいずれかのモビリティ・コンテキストで使⽤できます - 「アクティビティ・リスト」、「編集」、「アクティビティの表⽰」、「在庫グリッド」または「在庫の追加/詳細」。

• ネイティブ・アプリケーション: プラグインは、同じデバイス上の別のアプリケーションにアクセスします。

プラグインAPIの使⽤ 「HTML5アプリケーション」プラグイン・タイプでのみ使⽤できます。プラグインがサード・パーティのプラグインAPI経由で機能するか、または通常の外部プラグインとして機能するかを決定します。

URL URLへのパス(外部プラグインの場合)。このURLはHTML5アプリケーションを実⾏し、ブラウザ・ウィンドウ全体でプラグインを実⾏します。URLはプロトコル(https)で始める必要があります。プラグイン・タイプとして「ネイティブ・アプリケーション」が選択された場合、このフィールドは⾮表⽰になります。

次に説明する設定は、内部および外部タイプのプラグイン⽤です。ネイティブ・アプリケーション・プラグインの設定については、別に説明します。

POSTデータ 外部プラグインによってデータを送信する必要がある場合、そのデータは「POSTデータ」フィールドに⼊⼒されます。「プラグインAPIの使⽤」が選択されている場合、またはプラグイン・タイプとして「ネイティブ・アプリケーション」が選択されている場合、このフィールドは⾮表⽰になります。

オフラインでの処理リンク使⽤不可 オフライン・モードでプラグインが使⽤不可かどうかを定義します。Mobility Cloud Serviceでプラグインがオフライン・モードで機能するには、このチェック・ボックスの選択を解除します。プラグイン・タイプとして「ネイティブ・アプリケーション」が選択された場合、このフィールドは⾮表⽰になります。

メイン・メニュー項⽬ メイン・メニュー・コンテキスト・レイアウトを介して、プラグインをメイン・メニュー項⽬として設定できるかどうか。「プラグインAPIの使⽤」が選択されている場合、またはプラグイン・タイプとして「ネイティブ・アプリケーション」が選択されている場合、このフィールドは⾮表⽰になります。

タブ/IFrameレイアウト プラグインでiframeレイアウトを使⽤するかどうか。「プラグインAPIの使⽤」が選択されている場合、またはプラグイン・タイプとして「ネイティブ・アプリケーション」が選択されている場合、このフィールドは⾮表⽰になります。

スクロールバーの表⽰ プラグインが実⾏されるウィンドウにスクロールバーが表⽰されるかどうか。「プラグインAPIの使⽤」が選択されている場合、またはプラグイン・タイプとして「ネイティブ・アプリケーション」が選択されている場合、このフィールドは⾮表⽰になります。

幅、⾼さ プラグイン・ウィンドウのサイズ(ピクセル単位)。「プラグインAPIの使⽤」が選択されている場合、またはプラグイン・タイプとして「ネイティブ・アプリケーション」が選択されている場合、このフィールドは⾮表⽰になります。

Page 14: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

8

フィールド 摘要

認証 プラグインへのアクセスを検証するために、プラグイン・ソースをホストする外部サーバーで使⽤する認証のタイプ。プラグイン・タイプとして「ネイティブ・アプリケーション」が選択された場合、このフィールドは⾮表⽰になります。次の中から選択できます。

• 基本HTTP: HTTPまたはHTTPSを介して使⽤する基本アクセス認証⽅法。基本HTTP認証⽅法では、有効なログインとパスワードが必要です。⼊⼒されたログインとパスワードがサーバーで検証されると、サーバーはプラグイン・コンテキストを返します。

• HMAC: 承認されたソースからデータが受信されることを検証する、ハッシュベースのメッセージ認証コード。HMAC認証⽅法では、各プラグインに構成した秘密鍵が必要です。

ログイン プラグインにログインするためのユーザー名。このフィールドは、「認証」で「基本HTTP」が選択されている場合のみ表⽰されます。プラグイン・タイプとして「ネイティブ・アプリケーション」が選択された場合、これは⾮表⽰になります。

パスワード プラグインにログインするためのパスワード。このフィールドは、「認証」で「基本HTTP」が選択されている場合のみ表⽰されます。プラグイン・タイプとして「ネイティブ・アプリケーション」が選択された場合、これは⾮表⽰になります。

秘密鍵 HMAC認証が選択された場合に表⽰されます。置換されたプレースホルダを持つプラグインURLのすべてのパラメータは、HMACアルゴリズムを使⽤した秘密鍵値のSHA-256ハッシュに基づいて暗号化されます。結果の⽂字列は、HMACパラメータとしてURLに追加されます。プラグイン・タイプとして「ネイティブ・アプリケーション」が選択された場合、このフィールドは⾮表⽰になります。

6. 「ネイティブ・アプリケーション」プラグイン・タイプに関する次のフィールドに⼊⼒します。

フィールド 摘要

ネイティブ・アプリケーション名 プラグインによって起動されるアプリケーションの名前。

ブラウザのユーザー・エージェント・マスク アプリケーションが起動されるブラウザ。ブラウザのユーザー・エージェントが指定のマスクと⼀致する場合は、ネイティブ・アプリケーション・リンクがGUIで使⽤できます。例:Safari、Android、iPad、iPhoneなど。

URLテンプレート プロパティから外部アプリケーションURLを作成するためのテンプレート。URLテンプレートには、パラメータ・キーおよびパラメータ値のプレースホルダが含まれています。プロパティはプレースホルダを使⽤して挿⼊され、中カッコ({})で囲まれています。たとえば、:

ネイティブ・アプリケーション設定はブロック単位で編成されます。最初は1つのブロックのみ表⽰され、必要に応じて、「追加」をクリックしてブロックを追加できます。1つのブロックで1つのネイティブ・アプリケーションがプラグインによって起動されるように設定します。プラグインはボタンとして表⽰され、クリックするとアプリケーションが開始します。

Page 15: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

9

ナビゲート処理の使⽤「ナビゲート」処理は、モバイル・デバイスでネイティブ・ナビゲーション・アプリケーションをオープンする際に使⽤する事前構成リンクです。「ナビゲート」リンクは、ユーザーがオンラインまたはオフラインであり、アクティビティに解決済の座標がある場合のみ表⽰されます。次のリンクは事前構成されます。

• Androidデバイス(ブラウザのユーザー・エージェント・マスク = *Android*)では、Androidブラウザのgeo:プロトコルによりナビゲーション・アプリケーションをオープンします。

• iOSデバイス(ブラウザのユーザー・エージェント・マスク = *(?:iPad|iPod|iPhone)*)では、Appleマップをオープンします。

• 他のすべてのデバイス(ブラウザのユーザー・エージェント・マスク = *)では、maps.google.comをオープンします。

ナビゲート処理の変更「ナビゲート」処理は変更できますが、この構成を変更すると、フィールド内のユーザーに影響を与える可能性があります。変更する前に、アプリケーションを適切にテストすることをお薦めします。

⼿順1. 「構成」 > 「処理管理」の順にクリックします。2. 「表⽰」ドロップダウン・リストで「ナビゲート」を検索します。

「ナビゲート」処理が表⽰されます。3. チェック・ボックスを選択し、「変更」をクリックします。

「処理リンクの編集」ウィンドウが表⽰されます。4. 「プラグイン詳細」タブをクリックします。5. 「追加」をクリックします。「ネイティブ・アプリケーション名」、「ブラウザのユーザー・エージェント・マスク」およびURLを⼊⼒し

ます。6. 「OK」をクリックします。

新規の「ナビゲート」処理が保存されます。

アクティビティ・タイプアクティビティとは、リソースによって実⾏される時間のかかるタスクです(取付け、トラブル・コール、昼休み、チーム会議など)。各アクティビティ・タイプには、はい/いいえフラグでありアクティビティ・タイプの処理⽅法を定義する機能のセットが含まれます。たとえば、特定のタイプのアクティビティの移動、バケットでの作成、再スケジュールが可能かどうかなどです。「アクティビティ・タイプ」ウィンドウへのアクセスは、「[アクティビティ・タイプ]表⽰」によって制御されます。アクティビティ・タイプを管理するユーザー・タイプごとに、この権限を設定する必要があります。ユーザー・タイプに対して処理が構成されていない場合、または表⽰が定義されていない場合、「アクティビティ・タイプ」はユーザーに表⽰されません。「読取り専⽤」を選択すると、「アクティビティ・タイプ」は表⽰専⽤モードになります。この設定で「読取り/書込み」を選択すると、ユーザーはアクティビティ・タイプを管理できます。

Page 16: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

10

次の表では、Oracle Field Service Cloudによるバックオフィス・アプリケーションからのアクティビティの処理に影響する可能性のある機能について詳細に説明します。

機能 有効にした場合におけるそのタイプのアクティビティの処理

着信インタフェースからの作成の許可 ... Oracle Field Service Cloud ETAWorkforceを含む外部システムから作成できます。

リソース間の移動の許可 ... リソース間で移動できます。

バケットでの作成の許可 ... バケットで作成できます。

再スケジュールの許可 ... 別の⽇に移動できます。

未オーダー・アクティビティのサポート ... ルート内の他のアクティビティの前/後にリソースが開始できるよう、未オーダーにできます。

未スケジュールの許可 ... ⽇付なしのアクティビティにできます。

タイム・スロットのサポート ... タイム・スロットを使⽤できます(開始される期間を定義できます)。

統計を使⽤したアクティビティ所要時間の計算 ... リソース・レベルおよび会社レベルで収集された統計を使⽤して予想されます。

アクティビティ・タイプの検索すべてのアクティビティにタイプがあります。アクティビティ・タイプによって、アクティビティ固有のパラメータ(アクティビティが発⽣するタイム・スロットなど)が定義されます。

⼿順1. 会社名 > 「構成」の順にクリックします。2. 「リソース、アクティビティ、在庫」セクションで「アクティビティ・タイプ」をクリックします。

「アクティビティ・タイプ」画⾯が表⽰され、次の列が表⽰されます。

列 摘要

ID データベース内のレコードに割り当てられるシステム⽣成番号で、サポート・チーム以外のユーザーは使⽤しません。

アクティビティ・タイプ名 「アクティビティ」画⾯で、エンド・ユーザーに対して選択肢のドロップダウン・リストに表⽰されるわかりやすい名前。

ステータス アクティビティ・タイプが使⽤中かどうかを⽰します。

• 緑⾊のチェック・マーク = アクティブで使⽤中• ⾚⾊のX = ⾮アクティブで使⽤されていない

アクティビティ・タイプ・ラベル アクティビティ・タイプの⼀意の識別⼦。

Page 17: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

11

列 摘要

処理 このアクティビティで実⾏できる処理へのリンク。

3. 「表⽰」をクリックします。4. 「検索」フィールドに、検索するアクティビティ・タイプを⼊⼒します。5. 「適⽤」をクリックします。

作業エリアに結果が表⽰され、検索基準は太字で表⽰されます。

アクティビティ・タイプの詳細の理解この項では、「アクティビティ・タイプの追加」画⾯で使⽤可能なフィールドについて説明します。「アクティビティ・タイプ」画⾯の「処理」列にある「変更」をクリックすると、アクティビティ・タイプの詳細を表⽰できます。「アクティビティ・タイプの追加」画⾯には次のフィールドが表⽰されます。

フィールド 摘要

「アクティビティ・タイプ情報」セクション

ラベル ⼀意の識別⼦。

名前 インタフェースに表⽰されるわかりやすい名前。

⾔語 使⽤する⾔語。

アクティブ アクティビティがアクティブかどうかを定義します。

グループ このアクティビティ・タイプが属するアクティビティ・タイプ・グループ(顧客、内部、チーム作業、タスクなど)。

デフォルト所要時間 アクティビティの完了に要する時間。これはデフォルト値で、アクティビティに対して使⽤可能な統計がない場合に使⽤されます。

「⾊スキーム」セクション - ⾊スキームを使⽤すると、各アクティビティのステータスおよび警告の⾊を標準のRGB⾊コードとパレットを使⽤して定義できます。⼀部の⾊はモビリティ監督者時間表⽰(管理)で使⽤できません。

コピー元 既存のアクティビティ・タイプからコピーするカラー・パレット。選択したアクティビティ・タイプの⾊スキームがコピーされます。

取消による保留 時間、リストまたはマップ表⽰で表⽰される⾊。

「使⽤可能なタイム・スロット」セクション

使⽤可能なタイム・スロット このアクティビティ・タイプのタイム・スロット。タイム・スロットは「構成」 > 「タイム・スロット」で設定されます。チェック・ボックスを選択するとタイム・スロットがアクティブ化されます。

Page 18: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

12

フィールド 摘要

「機能」セクション- 機能ははい/いいえフラグを使⽤して、処理する各タイプの特性を定義します。チェック・ボックスが選択されている場合、機能は使⽤可能です。

チーム作業 選択した場合は、アクティビティ・タイプをチーム作業で使⽤できます。

複数⽇ 選択した場合は、アクティビティ・タイプを複数⽇で使⽤できます。複数⽇を選択すると、「アクティビティ・タイプの追加」ウィンドウに新しいセクションの「複数⽇アクティビティ」が表⽰され、複数⽇アクティビティの所要時間を設定できます。「複数⽇アクティビティ」セクションには次のフィールドが表⽰されます。

• 単⼀セグメントの最⼩所要時間: 複数⽇アクティビティが分割される⼩規模な各タスクの最⼩⻑(分)を定義します。• 特定⽇に対して作成された複数セグメントの最⼤合計所要時間: 特定⽇の複数⽇アクティビティ・セグメントの最⼤合計所

要時間(分)を定義します。

「複数⽇アクティビティ」機能が使⽤可能な場合、「⼿動による所要時間の定義」機能は⾃動的に使⽤可能になり、使⽤不可にはできません。「複数⽇アクティビティ」が選択されている場合、次のアクティビティ・タイプ機能は使⽤不可になります。

• チーム作業• ⼀括アクティビティの許可• 繰返しアクティビティの許可• 「前⽇」トリガーの有効化• 「リマインダ」および「変更」トリガーの有効化• 「未開始」トリガーの有効化• 「SW警告」トリガーの有効化

リソース間の移動の許可 選択した場合は、アクティビティ・タイプをリソース間で移動できます。「チーム作業」が選択されている場合は、このオプションを使⽤可能にできません。

バケットでの作成の許可 選択した場合は、アクティビティ・タイプをバケットで作成できます。

• 「チーム作業」が選択されている場合は、このオプションを使⽤可能にできません。• 「リソース間の移動の許可」が選択されている場合のみ、このオプションを使⽤可能にできます。

再スケジュールの許可 選択した場合は、別の⽇付へのアクティビティの再スケジュールが許可されます。

未オーダー・アクティビティのサポート

選択した場合は、アクティビティ・タイプを未オーダー・アクティビティにできます。

未オーダー・アクティビティとは、実⾏の順序が定義されていないアクティビティです。このようなアクティビティに、予想される到着時間はありません。リソース、ディスパッチャまたはルーティングによって順序を定義できます(たとえば、モバイル・インタフェースのコマンド順序変更、Webインタフェースのアクティビティ・コマンドの編集など)。

未スケジュール・アクティビティのサポート

選択した場合は、このアクティビティ・タイプを未スケジュール・アクティビティにできます。「チーム作業」が選択されている場合は、このオプションを使⽤可能にできません。

未スケジュール・アクティビティとは、特定の完了⽇が割り当てられていないアクティビティです。

作業ゾーンのサポート 選択した場合は、リソース作業ゾーンの計算が必要かどうかを定義します。「チーム作業」が選択されている場合は、このオプションを使⽤可能にできません。このオプションが選択されて作業ゾーンが計算できない場合は、該当するアクティビティが移動してルーティングでアクティビティが割り当てられないと、警告が表⽰されます。作業ゾーンを使⽤している場合は、作業ゾーンのサポートを可能にするためにビジネス・ルールを構成する必要があります(「構成」 > 「ビジネス・ルール」 > 「GUI機能」 > 「作業ゾーン・サポートの有効化」)。

Page 19: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

13

フィールド 摘要

作業スキルのサポート 選択した場合は、作業スキルが計算され、適合する条件に基づいてアクティビティに割り当てられます。この結果、作業スキルが⼀致するリソースのみがアクティビティの割当対象になります。選択を解除すると、作業スキルは考慮されず、アクティビティを使⽤可能リソースに割り当てることができます。

• 「チーム作業」が選択されている場合は、このオプションを使⽤可能にできません。• このオプションは「リソース間の移動の許可」機能に依存していません(作業スキルはアクティビティの移動のみでなく、キャパシ

ティの計算にも使⽤されるため)。

作業スキルを使⽤している場合は、作業スキルのサポートを可能にするためにビジネス・ルールを構成する必要があります(「構成」 >「ビジネス・ルール」 > 「GUI機能」 > 「作業スキル・サポートの有効化」)。

タイム・スロットのサポート 選択した場合は、このタイプのアクティビティにタイム・スロットが必要かどうかを定義します。これは、アクティビティが実⾏可能な事前構成のタイム・スロットを指します。

在庫のサポート 選択した場合は、このタイプのアクティビティで在庫を使⽤するかどうかを定義します(たとえば、昼休みや会議に在庫はありません)。「チーム作業」が選択されている場合は、このオプションを使⽤可能にできません。

リンクのサポート 選択した場合は、先⾏作業/後続作業アクティビティ関係のリンクが許可されます。

優先リソースのサポート 選択した場合は、このタイプのアクティビティに対してリソース・プリファレンス(優先リソース・タブ)の定義が許可されます。「チーム作業」が選択されている場合は、このオプションを使⽤可能にできません。

⼀括アクティビティの許可 選択した場合は、このタイプのアクティビティを⼀括アクティビティにできるかどうかを定義します。

• 「チーム作業」が選択されている場合は、このオプションを使⽤可能にできません。• 「リソース間の移動の許可」が選択されている場合、このオプションを使⽤可能にできません。• 未スケジュール・アクティビティのサポートが選択されている場合は、このオプションを使⽤可能にできません。

繰返しアクティビティの許可 選択した場合は、このタイプのアクティビティを繰返しにできるかどうかを定義します。

• 「リソース間の移動の許可」が選択されている場合、このオプションを使⽤可能にできません。• 未スケジュール・アクティビティのサポートが選択されている場合は、このオプションを使⽤可能にできません。

移動の計算 選択した場合は、アクティビティへの移動時間の計算が必要かどうかを定義します。アクティビティの「移動の計算」が使⽤可能に設定され、移動キー(つまり郵便番号)も座標もない場合は、アクティビティへの移動、またはアクティビティからの移動の値として会社のデフォルト値が使⽤されます。

• この機能が使⽤可能な場合は、アクティビティに対して実装されたアルゴリズムが、このタイプのすべてのアクティビティに使⽤されます。

• この機能が使⽤不可(選択されない)場合、このタイプのアクティビティへの移動時間は常にゼロ(0)(このタイプのアクティビティのロケーションが前のアクティビティのロケーションと同じ)と計算され、次の場所への移動も前のロケーションから開始されます。

統計を使⽤したアクティビティ所要時間の計算

選択した場合は、リソース・レベルおよび会社レベルで収集された統計を使⽤してアクティビティが予想されることを指定します。

検索の許可 選択した場合は、Oracle Field Service Cloud検索エンジンでこのタイプのアクティビティを索引付けすることを指定します。

着信インタフェースからの作成の許可

選択した場合は、このタイプのアクティビティをインバウンド・インタフェースから作成できることを指定します。Oracle Field ServiceCloudまたは外部システムからアクティビティを作成できます。

「前⽇」トリガーの有効化 選択した場合は、このタイプのアクティビティに対して前⽇トリガーが起動されるかどうかを定義します。「チーム作業」が選択されている場合は、このオプションを使⽤可能にできません。

Page 20: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

14

フィールド 摘要

「リマインダ」および「変更」トリガーの有効化

選択した場合は、このタイプのアクティビティに対して「リマインダ」および「変更」トリガーが起動されるかどうかを定義します。「チーム作業」が選択されている場合は、このオプションを使⽤可能にできません。

「未開始」トリガーの有効化 選択した場合は、このタイプのアクティビティに対して「未開始」トリガーが起動されるかどうかを定義します。

「SW警告」トリガーの有効化 選択した場合は、このタイプのアクティビティに対して「SW警告」トリガー(サービス時間枠警告)が起動されるかどうかを定義します。

デリバリ時間枠の計算 このタイプのアクティビティに対してデリバリ時間枠を計算できるかどうかを定義します。

SLAおよびサービス時間枠では顧客タイム・ゾーンを使⽤します(ルーティングに必要)

選択した場合は、SLA/サービス時間枠調整の変更をサポートします。この機能は、「タイム・スロットのサポート」機能が使⽤可能な場合に使⽤する必要があります。

必要な在庫のサポート 選択した場合は、このタイプのアクティビティに対して必要な在庫がサポートされるかどうかを定義します。

Related Topics

•  アクティビティ所要時間の計算⽅法

アクティビティ・タイプのアクティブ化、⾮アクティブ化または削除アクティビティ・タイプをアクティブ化、⾮アクティブ化または削除できます。

⼿順1. アクティビティ・タイプの横にあるチェック・ボックスを選択します。

画⾯の上部に処理リンクが表⽰されます。2. 実⾏する処理に基づいて、適切なリンクをクリックします。

注 アクティビティ・タイプは⾮アクティブ化すると⾮アクティブになるだけで、削除されません。

アクティビティ所要時間の計算⽅法アクティビティ所要時間は、⼿動で定義するか、または履歴に基づく所要時間から取得される統計を使⽤して計算できます。⼿動による定義、および統計⽅法は次のように実⾏されます。

• ⼿動による定義: 「アクティビティ・タイプの追加」または「アクティビティ・タイプの変更」画⾯で「統計を使⽤してアクティビティ所要時間を計算します」チェック・ボックスが選択されていない場合は、アクティビティの作成時に指定した所要時間が使⽤されます。アクティビティに所要時間が指定されていない場合は、そのアクティビティ・タイプのデフォルト所要時間が使⽤されます。

Page 21: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

15

• 分析: 「アクティビティ・タイプの追加」または「アクティビティ・タイプの変更」画⾯で「統計を使⽤してアクティビティ所要時間を計算します」チェック・ボックスが選択されている場合は、統計⽅法に基づいてアクティビティの所要時間が計算されます。統計を使⽤して計算するための履歴が不⼗分な場合は、アクティビティの作成時に⼿動で⼊⼒した所要時間が使⽤されます。履歴または⼿動⼊⼒した値のいずれも存在しない場合は、そのアクティビティ・タイプのデフォルト所要時間が使⽤されます。デフォルト所要時間は、アクティビティ・タイプの作成時に指定されます。

統計を使⽤したアクティビティ所要時間の計算

アクティビティ所要時間推定は、完了したアクティビティの履歴データに基づいてアプリケーションによって計算されます。アプリケーションでは、新規データの分析、新規データと以前の推定との⽐較、および新規データに基づく以前の推定の修正を実⾏して、将来使⽤するために更新済の推定を取得します。このために、アプリケーションでは、主要な統計である会社プロファイルと個⼈プロファイルを使⽤します。アプリケーションでは各技術者のタスクの実⾏⽅法を学習し、これらの統計を毎⽇更新します。

• 会社プロファイル: 「統計」画⾯で構成された「アクティビティ所要時間統計フィールド」に基づいて、会社レベルでアクティビティ所要時間が計算されます。所要時間を計算するために、同じフィールド値に属するすべてのアクティビティがグループ化されます。通常、重要なことは、「アクティビティ・タイプ」などのフィールドを含めて類似するアクティビティを単⼀エンティティとして識別することです。技術者がタスクを実⾏してその時間をレポートすると、統計フィールド値に基づいてタスク・タイプごとに会社レベルの推定が導出されます。アプリケーションでは、履歴データより最新データの重要度を⾼くして計算が⾏われます。これによって推定の精度が⾼くなり、アプリケーションは変化の傾向にタイムリに対応できます。所要時間の推定の開始点として、「アクティビティ・タイプの追加」画⾯で指定したデフォルト所要時間が使⽤されます。アプリケーションでは次の処理が実⾏されます。

• 類似するタスクの以前のエクスペリエンスを参照します。

• エクスペリエンスの要約に基づいて推定を計算します。

• 新しいエクスペリエンスから学習します。

• 将来使⽤するために、エクスペリエンスを更新して記憶します。

新規アクティビティが実⾏されるたびに既存の推定が少量ずつ変更されます。新しい推定を計算する式は次のとおりです。

New estimate = Previous estimate +/- Correction

ここで、correctionは、以前の推定、および推定された所要時間とレポートされた所要時間の差異に基づきます。

• 個⼈プロファイル: 会社レベルの推定とともに、技術者のアクティビティの推定時間が⽐率で計算されます。この⽐率は、アクティビティの会社レベルの推定に基づいて計算されます。技術者レベルの最終推定は、個⼈プロファイル⽐率と会社レベル推定の積です。技術者のパフォーマンスに基づき、アクティビティのタイプによって各技術者の⽐率が異なる場合があります。新しいアクティビティが完了するたびに、この⽐率が更新されます。技術者が初めてアクティビティを実⾏するときは、デフォルト⽐率が使⽤されます。

アクティビティ所要時間に関する重要な点をいくつか⽰します。

• アクティビティ・キー値で個⼈プロファイルが使⽤できない場合は、技術者のデフォルト⽐率が使⽤されます。

• デフォルト⽐率の初期値は、「アクティビティ所要時間の初期⽐率」フィールドで指定されます。この値は、技術者が相対的に新しいアクティビティを実⾏するたびに更新されます。

• 個⼈プロファイルを使⽤するリソースのタイプを指定できます。この設定が選択されていない場合、対象のリソース・タイプは個⼈プロファイルを使⽤せず、会社全体の推定のみを使⽤します。

• リソースが会社レベルの推定に影響を与えるかどうかを指定できます。その場合は、スキップする⽇数も指定できます。この2つの条件を満たすリソースのみがレポートする所要時間を使⽤して、会社レベルの推定が変更されます。

Page 22: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

16

• アクティビティ所要時間の上限および下限を設定できます。値は常に設定した制限内にあります。

アクティビティ所要時間に影響を与えるフィールドは次のとおりです。

フィールド 画⾯

最⼤関連所要時間(分)、最⼩関連所要時間(分)

所要時間を計算するための個⼈⽐率の下限、所要時間を計算するための個⼈⽐率の上限

統計

デフォルト所要時間

統計を使⽤したアクティビティ所要時間の計算

「アクティビティ・タイプの追加」および「アクティビティ・タイプの変更」

アクティビティ所要時間の推定のパーソナライズ

レポートされた所要時間を使⽤して会社全体の推定を拡張

最初の稼働⽇のレポート・データを考慮しない

「リソース・タイプの追加」

アクティビティ所要時間の初期⽐率

レポート・データが所要時間推定に影響を与え始めるまでの残りの稼働⽇

「リソース情報」

構成例

例1: アプリケーションでは、アクティビティの作成時に指定された所要時間が使⽤されます。

• 「アクティビティ・タイプ」画⾯:

• 「デフォルト所要時間」 = 30

• 「統計を使⽤してアクティビティ所要時間を計算します」 = 選択しない

作成されたアクティビティの所要時間が50分の場合は値(50)が使⽤され、アクティビティの作成時に値が指定されていない場合は30分が使⽤されます。

例2: アプリケーションの新規リソースに履歴データはありません。管理者は、会社レベルの推定所要時間より20%多い時間を指定します。

• 「リソース・タイプ」画⾯: 「アクティビティ所要時間の推定のパーソナライズ」 = 選択する

• 「リソース情報」画⾯: 「アクティビティ所要時間の初期⽐率」 = 120%

• 「アクティビティ・タイプ」画⾯: 「統計を使⽤してアクティビティ所要時間を計算します」 = 選択する

• アクティビティの会社全体の推定は45分とします

リソースにはこの種類のアクティビティに関する以前のレコードがないため、計算には初期(デフォルト)⽐率が使⽤されます。リソースの推定所要時間: 45 * 120% = 54分

Page 23: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

17

例3: アプリケーションでは、技術者の履歴に基づく所要時間(制限あり)が使⽤されます。リソースは過去にこのタイプのアクティビティを実⾏したことがあるため、個⼈アクティビティ・キー⽐率があります。

• 「統計」画⾯:

• 「所要時間を計算するための個⼈⽐率の下限」 = 50%

• 「所要時間を計算するための個⼈⽐率の上限」 = 200%

• 「リソース・タイプ」画⾯: 「アクティビティ所要時間の推定のパーソナライズ」 = 選択する

• 「アクティビティ・タイプ」画⾯: 「統計を使⽤してアクティビティ所要時間を計算します」 = 選択する

• 個⼈プロファイルは90%で、アクティビティの会社全体の推定は50分とします。

個⼈アクティビティ・キー⽐率が設定した制限内であるため、この⽐率が推定で使⽤されます。リソースの推定所要時間は、50 * 90% =45分です。

例4: アプリケーションでは、個⼈プロファイルを使⽤せずに会社の所要時間を使⽤します。

• 「統計」画⾯:

• 「最⼩関連所要時間(分)」 = 3

• 「最⼤関連所要時間(分)」 = 1440

• 「リソース・タイプ」画⾯: 「アクティビティ所要時間の推定のパーソナライズ」 = 選択しない

• 「アクティビティ・タイプ」画⾯: 「統計を使⽤してアクティビティ所要時間を計算します」 = 選択する

• アクティビティの会社全体の推定は45分とします

個⼈プロファイルが構成されず、会社全体の推定が設定した制限内であるため、リソースの推定所要時間は会社全体の推定と同じです =45分。

ビジネス・ルールの構成ビジネス・ルールは、要件を満たすアプリケーションを構成するのに役⽴ちます。これらのルールは「構成」タブで構成します。

ビジネス・ルールには次のような項⽬が含まれます。

• ⼀般機能 - 作業ゾーン、作業スキル、アクティビティ・プロパティの有効化など

• マップおよびジオコーディング - ジオコーディング、郵便番号書式での対象の国など

• 割当管理 – 割当の測定⽅法(分、時間、延べ⽇数)および再計算⽅法

• 検索 – 検索対象になるフィールドの識別

Page 24: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

18

「ビジネス・ルール」ウィンドウへのアクセスは、「ビジネス・ルール」表⽰プロファイル権限によって制御されます。ビジネス・ルールを管理するユーザー・タイプごとに、この権限を設定する必要があります。ユーザー・タイプに対して処理が構成されていない場合、または表⽰が定義されていない場合、アクティビティ・タイプはユーザーに表⽰されません。「読取り専⽤」を選択すると、ビジネス・ルールは表⽰専⽤モードになります。この設定で「読取り/書込み」を選択すると、ユーザーはOracle Field Service Cloudでビジネス・ルールを管理できます。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「⼀般」セクションで「ビジネス・ルール」をクリックします。

「ビジネス・ルール」画⾯が表⽰されます。3. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド 摘要

⼀般

作業スキル・サポート

作業ゾーン・サポート

機能が無効(未選択)の場合、定義された設定はアプリケーションに保持されますが、制限は適⽤されません。

作業スキルおよび作業ゾーンは、パフォーマンス(特にリソースへのアクティビティ割当)に⼤きく影響する重⼤な設定です。有効にすると、アクティビティの割当および再割当の処理に次の制約が強制されます。

• ルーティングで作業スキルと作業ゾーンが考慮され、アクティビティの作業スキルと作業ゾーンの要件に⼀致するリソースのみにアクティビティが割り当てられます。

• 新規作成のすべてのアクティビティは作業スキルと作業ゾーンが計算されるため、後で正しく割り当てられます。

• ⾃⼰割当、割当管理、⼿動アクティビティの移動または割当では、作業スキルと作業ゾーンのチェックを受けます。

これらすべての要因は、アプリケーションの⾼いパフォーマンスに寄与し、ワークフォースの使⽤法の向上に役⽴ちます。作業スキル・サポートまたは作業ゾーン・サポート(あるいはその両⽅)を無効にすると、ルーティング結果が最適にならない可能性があるため、注意して使⽤する必要があります。

サービス時間枠サポート 選択した場合は、アクティビティまたはチーム作業が作成されると、デフォルトで「サービス時間枠」プレースホルダが選択されます(定義が必要)。

ポイント・サポート ポイントを使⽤する場合は、ボックスを選択します。ポイントを使⽤すると、各シフトおよび対応する作業スケジュールに特定のポイント数が割り当てられ、その作業スケジュール内で実⾏される必要作業を相対的に表します。同様に、各アクティビティにも特定のポイント数を割り当てることができます。リソースがルート内のアクティビティを完了すると、ポイントが追加され、作業スケジュールに必要な合計数と⽐較されます。ポイントは、アクティビティ割当でルーティングによって使⽤できます。

夜間作業 午前0時以降の夜間作業の時間数。夜間作業アクティビティがある場合のみ使⽤されます。ドロップダウン・メニューから、作業⽇終了の定義に使⽤するタイム・ゾーンを選択します。

午前0時(<…..>)以降の作業時間____時間

この設定は、⽇次抽出機能によるデータ保存のロジックに影響を与えます。会社が夜間シフトをサポートしていない場合、抽出期間は前回の抽出から前⽇の終了までの期間が対象になります。会社が夜間シフトをサポートしている場合、前⽇の⽇次抽出データは、夜間作業の終了(つまり、00:00 AM + 夜間作業)後の抽出で使⽤可能になります。これより前の時間にデータが抽出されると、結果ファイルには2⽇前のデータが含まれます。関連するデータのみ抽出されるように、⽇次抽出は夜間作業が終了して数分後にスケジュールすることをお薦めします。

Page 25: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

19

フィールド 摘要

常勤換算 モビリティ・カレンダの計画セクションで使⽤されます。値は会社全体の設定です。この値によって、カレンダが常勤換算リソースに変換されます。たとえば、リソースが08:00-16:00 (8時間)勤務し、「常勤換算」値 = 8の場合、このリソースは1常勤換算として表⽰されます。

アクティビティの優先度 アクティビティの優先度は、ルーティングにおいて、緊急アクティビティ、即時アクティビティの割当、またモビリティのマップで⾃⼰割当を⾏うためのアクティビティの優先度設定に使⽤されます。次のパラメータで構成されます。

• 優先度を定義するプロパティ: 緊急割当、即時割当および⾃⼰割当アクティビティの識別に使⽤されるアクティビティのプロパティを定義します。

• 緊急アクティビティには次のプロパティ値が設定されています: アクティビティを緊急または即時に設定する特定のプロパティ値を定義します。同じプロパティの複数の値を基準として使⽤できます。この場合、フィールドでは値をカンマで区切る必要があります。プロパティ値の順序によって、優先度レベルが定義されます。最初にリストされた値の優先度が最⾼で、その他の値は降順に続きます。たとえば、特権顧客がいる場合、作業オーダー・タイプ・フィールドでPCを選択すると、アクティビティが緊急と⾒なされます。

• 通常アクティビティには次のプロパティ値が設定されています: アクティビティを通常に設定する特定のプロパティ値を定義します。たとえば、作業オーダー・タイプ・フィールドでINとして選択された社内アクティビティでは、アクティビティが通常と⾒なされます。

即時ルーティング実⾏オプションまたは緊急ルーティング・オプションを使⽤してアクティビティがルーティングされると、ここで選択するフィールドに指定した優先度が考慮されます。たとえば、会社で常に、サービスの途絶を減らすために可能なかぎり早く修理を実⾏する必要があるとします。この場合、会社では、アクティビティを緊急とみなすために、「プロパティ」として「アクティビティ・タイプ」、その値として「修理」を選択できます。

訪問機能の有効化 訪問のバンドル・キーの定義

訪問バンドル・キー 訪問のバンドル・キーの定義

マップおよびジオコーディング

使⽤可能な国 ジオコーディングは、所在地住所や郵便番号など他の地理的データから、関連する地理的座標(緯度と経度)を検出するプロセスです。ジオコーディング・データはルーティングに必須で、マップ/運転道順にも重要です。

アプリケーションのこのインスタンスが稼働しているすべての国で、適切なジオコーディング情報が必要です。「使⽤可能な国」フィールドを使⽤して、ジオコーディングの⽬的で国を追加できます。

ドロップダウン・メニューから追加の国を選択するには、+記号を選択します。ローカライズの⽬的で国名を編集するには、鉛筆アイコンを選択します。

ジオコーディングのデフォルト国 ジオコーディングのデフォルト国として使⽤する国を、前述の「使⽤可能な国」リストから決定します。

郵便番号書式 郵便番号および州コード(該当する場合)の書式を定義します。両⽅のフィールドは、地理的住所からのアクティビティ座標解決に使⽤されます。郵便番号の値はインバウンドAPIで検証されるため、その書式が重要です。インバウンドAPIによって送信される郵便番号の値がビジネス・ルールに設定された書式に⼀致していない場合、APIはエラーを返します。ただし、「⾃由書式の郵便番号」オプションが選択されている場合、郵便番号の値は検証されず、常に受け⼊れられます。

都道府県書式 「都道府県書式」フィールドには、「⾃由形式」と「US」が含まれます。必ず2⽂字の州コード書式を使⽤するアメリカ合衆国の住所の場合は、「US」を選択します。様々な国内エンティティ・システムを使⽤する他の国々の場合は、⾃由を選択します。

Page 26: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

20

フィールド 摘要

GPS 次による技術者の識別 – GPSプロットのコンテキスト内で⼀意の技術者を識別する⽅法を決定します。

Oracle Field Service Cloud Smart Location Cloud Serviceでは、次の項⽬が適⽤可能です。

• 移動が__メートルより少なく_分以内の場合、リソースはアイドル状態とみなします• アクティビティ・ロケーションからの距離が__メートルより近い場合、リソースはアクティビティ・ロケー

ションにいるとみなします

マップ・パラメータ 「マップ」画⾯に関連する項⽬を定義します。

• マップおよびジオコーディング・プロバイダ: マップおよびジオコーディング・プロバイダを識別します。デフォルト値はOracleです。

注 Oracleのマップおよびジオコーディングの運転道順は、次の⾔語でのみ表⽰されます:(英語(デフォルト)、フランス語、ドイツ語、イタリア語およびスペイン語)。

• 距離測定単位: 距離の測定がマイル単位かキロ単位かを指定します。• 次より低い精度の座標を無視: ジオコーディングに必要な最⼩⼗分精度レベルを設定します。最⼩

⼗分精度レベルは、使⽤する際に許容可能とみなされる座標の精度です。指定したレベルより低い座標は精度不⼗分として使⽤されません。

カスタム・マップ・レイヤー リソース・マップの上位にカスタム・レイヤーを追加して、重要な場所(ガソリンスタンド、ガス・パイプラインなど)を定義できます。プラス・アイコンをクリックして、「カスタム・マップ・レイヤーの追加」ダイアログをオープンします。API経由で形状ファイルをアップロードするか、またはカスタム・レイヤーが取得されるMapViewerへのパスを⼊⼒できます。

付近の半径、間近なSLA モビリティ・アプリケーションでの付近のアクティビティ検索の基準を定義します。「付近の半径」値によって、付近のアクティビティが検索される円形エリアの半径を設定します。「間近なSLA」パラメータによって、アクティビティが検索基準に⼀致する必要があるSLA失効期間を設定します。

デフォルト値は、半径は50 km、SLAは60⽇です。最⼩値は、それぞれ1 kmおよび1⽇です。最⼤値は、それぞれ1000 kmと1000⽇です。この結果、リソース・ロケーションを中⼼にして「付近の半径」値に等しい半径の円形エリアが検索され、「間近なSLA」として定義された期間内に失効するSLAが含まれるアクティビティが選択されます。これらの基準に⼀致しないアクティビティは検索結果に含まれません。

会社境界 会社の地理的な作業エリアの緯度および経度の座標。アクティビティは、⼀連の四⾓形の境界内でのみ実⾏できます。四⾓形を識別するために、左上隅と右下隅が定義されます。境界が定義されない場合、会社はどこでも作業を実⾏できます。境界は+記号をクリックして追加できます。

Page 27: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

21

フィールド 摘要

割当管理 Oracle Field Service Cloud Capacity Cloud Serviceでは、次の項⽬が適⽤可能です。

割当管理機能に影響を与える⼀般設定を定義します。特に、ユーザーは「割当および使⽤可能キャパシティの定義単位」パラメータを設定して、「割当」および「使⽤」の値を表⽰する測定単位を選択できます。使⽤可能な値は、「時間」、「延べ⽇数」および「分」です。内部的にはすべての値が分単位で計算され、対応する値が割当表⽰に表⽰されるときに、選択した単位に変換されます。

測定単位として「延べ⽇数」が選択された場合は、「1⼈1⽇当たりの時間数」フィールドが表⽰され、延べ⽇数と時間の相関関係を定義できます。最終的に、このパラメータは延べ⽇数を分に変換するために使⽤されます。

カレンダで使⽤可能なキャパシティのパーセントとして割当が定義されると、調整が必要になる場合があります。値を調整するために、カレンダで使⽤可能なキャパシティが推定され、すでに予約済のアクティビティが処理されて(「他のアクティビティ」値を計算)、最後に、定義済のパーセント値を使⽤して割当が分単位で再計算されます。

割当の再計算は複雑な演算であるため、事前定義された時間間隔内で1回のみ実⾏してください。この間隔は、「最⼤使⽤可能」および「他のアクティビティ」パラメータが[ ]分間隔で⾃動的に再計算されますパラメータで定義されます。再計算の間隔は、1から1,440の範囲の分で定義できます。デフォルトでは10分に設定されています。

割当およびキャパシティは、事前定義された将来の期間に再計算されます。期間は⽇数またはカレンダ週数として定義されます。最⼤値は、99⽇または15カレンダ週です。再計算の開始⽇は、「当⽇」、「明⽇」および「明後⽇」から選択できます。

「カレンダ週」オプションは、「表⽰」画⾯で設定した「週開始曜⽇」パラメータに従って処理されます。再計算の期間が1カレンダ週に設定された場合、再計算は、現在の週の残りの⽇数(開始⽇が週開始⽇でないかぎり)に翌週のすべての⽇数を加えた⽇数に対して実⾏されます。再計算の期間が7⽇に設定された場合、再計算は7⽇間に対して実⾏されます。

時間間隔 『Oracle Field Service Cloud Capacity Cloud Service Guide』の「時間間隔の定義」を参照してください。

検索フィールド コア管理の検索フィールドの定義およびモビリティ・アプリケーションの検索フィールドの定義

Related Topics

•  カスタム・マップ・レイヤーの追加

訪問のバンドル・キーの定義Oracle Field Service Cloudでは、アクティビティごとに個別に構成済通知が送信されます。顧客に対して同じ⽇に複数のアクティビティ(アポイントメント)がスケジュールされている場合、顧客への前⽇、リマインダ、変更などの各種通知を1つの通知で送信するには、「訪問機能の有効化」チェック・ボックスを選択して訪問機能をアクティブ化します。

Page 28: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

22

「訪問バンドル・キー」フィールドによって、訪問の定義に使⽤する基準が定義されます。基準には、プロパティ値の⻑さを設定したり、プロパティ値の⼤/⼩⽂字を区別するかどうかを決定するための、アクティビティ・プロパティ・フィールドを含めることができます。指定の基準に対して、アクティビティ・フィールドに定義した値が⽐較されます。すべての訪問バンドル・キーの値が指定の基準と⼀致する場合のみ、複数のアクティビティを訪問としてグループ化できます。外部システム・メッセージが適切な⽅法で送信されるには、メッセージ・シナリオを構成する際に、訪問トリガーを使⽤する起動条件を追加する必要があります。

即時割当を使⽤してルーティングが実⾏され、バンドル設定が使⽤される場合(即時割当ルーティングで使⽤可能な場合のみ)、即時ルーティング・プランでは訪問バンドル・キーを使⽤してルートが最適化されます。たとえば、アクティビティ住所をバンドル・キーとして使⽤し、緊急アクティビティのルーティングを実⾏する場合、ルーティングでは同じ住所にあるアクティビティを緊急アクティビティとして検索して、訪問を作成します。詳細は、『Oracle Field Service Cloud Using Routing Cloud Service Guide』の「Immediate Activity Assignment」の項を参照してください。訪問バンドル・キーを定義した後に、「保存」をクリックして、新しい訪問設定に従って既存のアクティビティを再計算します。

⼿順1. 「構成」をクリックします。2. 「⼀般」セクションで「ビジネス・ルール」をクリックします。

「ビジネス・ルール」画⾯が表⽰されます。3. 「訪問機能の有効化」チェック・ボックスを選択します。4. 「変更」アイコンをクリックします。5. プラス・アイコンをクリックします。6. 必要なキーを選択します。7. 「追加」をクリックします。8. 次のフィルタを使⽤して、アクティビティをグループ化するための追加基準を指定します。

• ⻑さ: 0から99までの整数値を⼊⼒します。たとえば、5と⼊⼒すると、アクティビティ・プロパティの最初の5つの値が対象になります。

• 関数パラメータ: アクティビティ・プロパティ値の⼤/⼩⽂字を区別する、⼤/⼩⽂字を区別しない、最初の語の⼤/⼩⽂字を区別する、または最初の語の⼤/⼩⽂字を区別しないかを決定するパラメータを選択します。

9. 「保存」をクリックします。

注 システム内にすでに訪問が存在し、訪問バンドル・キーが変更された場合、再計算後に、キーに⼀致する訪問は個々のアクティビティに分割されなくなります。

訪問のバンドル・キーの定義: 例取付けアクティビティが顧客に対して2016年6⽉21⽇にスケジュールされ、これが顧客に送信する唯⼀の通知であるとします。取付けアクティビティには、ハードウェアの取付けとソフトウェアの取付けのアクティビティが含まれていますが、顧客には通知を1回のみ送信します。

ハードウェアの取付けは技術者Williamに割り当てられ、ソフトウェアの取付けは技術者Philipに割り当てられているとします。両⽅のアクティビティは、同じ⽇の午後4時から5時と午後5時から6時にそれぞれスケジュールされています。顧客の詳細は次のとおりです。

• アカウント番号: 123456

• 住所: 77 Discovery Drive, Bozeman, Montana 59718

Page 29: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

23

両⽅のアクティビティは、同じ顧客に対して同じ⽇に同じ場所で実⾏されるため、顧客への通知を1回のみにするには、両⽅のアクティビティをバンドルして訪問をスケジュールする必要があります。「構成」の「ビジネス・ルール」ページから、バンドル・キーとして「アカウント番号」と「住所」プロパティを選択し、「保存」をクリックします。アクティビティ・フィールド(つまり、「アカウント番号」と「住所」)に定義した値が、選択した基準(つまり、バンドル・キーとして選択した「アカウント番号」と「住所」プロパティ)と⼀致するため、ハードウェアの取付けアクティビティとソフトウェアの取付けアクティビティが1つの訪問としてグループ化されます。複数のアクティビティが1つの訪問としてグループ化されるかどうかを検証する⼿順は、次のとおりです。

⼿順1. 「ディスパッチ」、「アクティビティ」の順に選択します。2. リソース・ツリーから技術者Williamを選択します。3. ダッシュボードから「ハードウェアの取付けアクティビティ」を選択し、アクティビティ詳細を表⽰します。4. 「リンク」タブを選択します。

訪問番号が「保留中」ステータスで表⽰されます。5. ソフトウェアの取付けアクティビティについて、ステップ1から4を繰り返します。

コア管理の検索フィールドの定義Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスでは、「構成」の「ビジネス・ルール」画⾯の「検索」セクションに定義されたアクティビティ・プロパティ・フィールドを使⽤して、システム内のアクティビティを検索します。

さらに、「ビジネス・ルール」画⾯の「検索」セクションでアクティビティ・プロパティ・フィールドを編集し、追加の検索フィールドを定義してアクティビティを検索できます。たとえば、「名前」と「アカウント番号」アクティビティ・フィールドを使⽤して、システム内のアクティビティを検索するとします。ここで、「住所」アクティビティ・フィールドを使⽤してアクティビティを検索します。追加の検索フィールドを次のように指定できます。

⼿順1. 会社名 「構成」をクリックします。2. 「⼀般」セクションで「ビジネス・ルール」をクリックします。

「ビジネス・ルール」画⾯が表⽰されます。3. 「検索」セクションにある「アクティビティの検索フィールド」の「編集」アイコンをクリックします。

「アクティビティの検索フィールド」画⾯が表⽰されます。4. プラス・アイコンをクリックします。5. 「住所」フィールドを選択します。6. 「追加」をクリックします。7. 「OK」をクリックします。

「アクティビティの検索フィールド」セクションに「住所」フィールドが表⽰されます。8. 「保存」をクリックします。9. コア管理検索アイコンをクリックし、⻭⾞アイコンをクリックします。

「検索プリファレンス」ダイアログに、選択した検索カテゴリが表⽰されます。10. 「基準: 住所」チェック・ボックスを選択します。

Page 30: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

24

11. 「検索に戻る」ボタンをクリックして、「検索」フィールドに住所を⼊⼒します(例: 7700 Technology Way)。検索が実⾏されると、「検索プリファレンス」ダイアログに定義された順序で検索フィールドが選択されます。コア管理検索オプションの「検索プリファレンス」ダイアログで、次のタスクを実⾏できます。

• リスト内の必要なアクティビティ検索フィールドをドラッグ・アンド・ドラッグして順序を再編成するには、 アイコンを選択します。

• アクティビティ検索フィールドを追加または削除するには、必要なアクティビティ検索フィールドを選択または選択を解除します。

• アクティビティ検索フィールドを絞り込むには、「⽇付」ドロップダウン・リストからオプションを選択します。

タスクの結果指定した住所に⼀致するアクティビティが表⽰されます。

モビリティ・アプリケーションの検索フィールドの定義モビリティでは、「構成」の「ビジネス・ルール」画⾯の「検索」セクションに定義された在庫プロパティ・フィールドを使⽤して、モビリティ内の在庫を検索します。

さらに、「ビジネス・ルール」画⾯の「検索」セクションで在庫プロパティ・フィールドを編集し、追加の検索フィールドを定義して在庫を検索できます。たとえば、「モデル」と品⽬番号在庫フィールドを使⽤して、アプリケーション内の在庫を検索するとします。ここで、「シリアル番号」フィールドを使⽤して在庫を検索します。追加の検索フィールドを次のように指定できます。

⼿順1. 会社名 「構成」をクリックします。2. 「⼀般」セクションで「ビジネス・ルール」をクリックします。

「ビジネス・ルール」画⾯が表⽰されます。3. 「在庫の検索フィールド」セクションにある「在庫の検索フィールド」の「編集」アイコンをクリックします。

「在庫の検索フィールド」画⾯が表⽰されます。4. プラス・アイコンをクリックします。5. 「シリアル番号」フィールドを選択します。6. 「追加」をクリックします。7. 「OK」をクリックします。

「在庫の検索フィールド」セクションに「シリアル番号」フィールドが表⽰されます。8. 「保存」をクリックします。9. モビリティ・アプリケーションにログインします。

10. 「検索」アイコンをクリックします。11. 「検索」フィールドにシリアル番号(例: 8779808797)を⼊⼒して、「検索」をクリックします。

タスクの結果

Page 31: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

25

指定したシリアル番号に⼀致する在庫が表⽰されます。

カスタム・マップ・レイヤーの追加カスタム・マップ・レイヤーは、Mobility Cloud Serviceでマップの上位に追加されるレイヤーです。レイヤーには、ビジネスに固有の重要な場所を含めることができます。カスタム・レイヤーは、外部ソース経由で、またはAPI経由で内部的に追加できます。APIを使⽤して、作成するレイヤーごとに形状ファイルをアップロードし、「管理」画⾯で構成します。

始める前に内部カスタム・マップ・レイヤーを追加する場合は、メタデータAPI経由で形状ファイルをアップロードする必要があります。

⼿順1. 「構成」をクリックします。2. 「⼀般」セクションで「ビジネス・ルール」をクリックします。3. 「マップおよびジオコーディング」セクションで、「カスタム・マップ・レイヤー」の横にあるプラス・アイコンをクリックします。

「カスタム・マップ・レイヤーの追加」ダイアログが表⽰されます。4. 優先⾔語でレイヤーの名前を⼊⼒します。

ここに表⽰される⾔語は、「表⽰」画⾯の「会社の⾔語」で選択した⾔語です。5. 「ラベル」フィールドに、カスタム・レイヤーのラベルを追加します。

メタデータAPI経由でカスタム・レイヤーを追加した場合は、名前が⼊⼒時に提⽰されます。API経由でレイヤーを追加しておらず、外部ソースを追加しない場合は、レイヤーを保存できません。

6. 「ステータス」ドロップダウン・メニューから、レイヤーのステータスを選択します。

「アクティブ」ステータスのレイヤーはモビリティで使⽤可能で、「⾮アクティブ」ステータスのレイヤーはモビリティで使⽤不可です。

7. 外部データ・ソースを使⽤してカスタム・レイヤーを表⽰する場合は、「外部データ・ソースの使⽤」チェック・ボックスを選択します。

この機能には、レイヤーが作成および保存されるOracle MapViewerが必要です。次のフィールドが表⽰されます。

• MapViewer URL – レイヤー・データが取得されるMapViewerへのパス

• データ・ソース – MapViewerで使⽤されるマップ・レイヤー・データのソース

• テーマ – MapViewerでのレイヤー名

すべてのフィールドが必須です。空のフィールドがある場合、ウィンドウは拒否されて、「{field_name}が空です」というエラー・メッセージが表⽰されます。

8. 「OK」をクリックします。

ステータスが「アクティブ」の場合、アプリケーションでは次のことが検証されます。

• このレイヤーのデータがデータベース内に存在すること。

• データに⼀貫性があり破損していないこと。

Page 32: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

26

• マップにレイヤーが表⽰されるときにエラーがないこと。

これらの条件が満たされると、レイヤーが保存され、モビリティの次のマップ画⾯に表⽰されます。

• 「チーム」マップ: 「モビリティ」 > 「マップ」からアクセスします。

• 「アクティビティ・リスト」マップ: 「モビリティ」 > 「アクティビティ・リスト」 > 「マップ」からアクセスします。

• 「アクティビティ詳細」マップ: 「モビリティ」 > 「アクティビティ詳細」 > 「マップ」からアクセスします。

キャパシティ・カテゴリについてキャパシティ・カテゴリは、顧客に対するアクティビティを予約しているユーザーに表⽰される、作業スキルまたは作業スキル・グループ(あるいはその両⽅)とタイム・スロットの事前定義のセットです。使⽤可能な分数(キャパシティ = 初期割当の割当から使⽤された分数を減算した値)に基づいて、ユーザーは、特定のサービス時間枠を顧客に対して実際に約束するために、タイム・スロット内で⼗分な時間を使⽤できるかどうかを決定します。この情報はキャパシティAPIを介してCSRに送信されます。キャパシティ・カテゴリは、Oracle Field Service Cloud Capacity Cloud Serviceモジュールを使⽤している場合のみ表⽰されます。

注 使⽤された分数の値は、稼働⽇の開始から終了までの正確な時間(分)に基づいて計算されます。この値によって、複雑な移動エリアに対してより正確な移動時間推定が提供されます。

「キャパシティ・カテゴリ」ウィンドウにアクセスできるように、各ユーザーに対して「キャパシティ・カテゴリ」表⽰プロファイル権限を有効にする必要があります。

• 読取り専⽤: 表⽰専⽤モードでキャパシティ・カテゴリを表⽰するには、このオプションを選択します。

• 読取り/書込み: Oracle Field Service Cloudでユーザーがキャパシティ・カテゴリを管理できるようにするには、このオプションを選択します。

ユーザー・タイプに対して権限が構成されていない場合、アクティビティ・タイプはユーザーに表⽰されません。Oracle Field Service Cloudでは、受信アクティビティをリソースに割り当てるために作業スキルがマップされます。通常、多くの会社で、個々の作業スキルに対してではなく、作業スキル・グループに対して割当が定義されます。たとえば、モデムの取付け、取外しおよび保守に対して別々のスキルが必要ですが、スケジュールの観点からは、割当はすべてのモデム関連作業グループに対して定義されます。

キャパシティ・カテゴリは、単⼀の作業スキルとスキル・レベルの最低必須レベルで構成することもできます。たとえば、すべての顧客指向作業に対して1つのカテゴリを作成し、VIP顧客または⾮常に難しいタスクに対して別のグループを作成できます。2つのカテゴリには同じ作業スキルが含まれますが、VIPグループの最低資格レベルはより⾼くなります。カテゴリと複数スキル機能によって、同じアクティビティが割当表の複数の⾏と⼀致し、使⽤キャパシティに複数回追加される場合があります。このアクティビティの所要時間は、⼀致するすべてのキャパシティ・カテゴリに対して考慮されます。

キャパシティ・カテゴリの作成キャパシティ・カテゴリを作成して、作業スキル、作業スキル・グループおよびタイム・スロットを構成します。

⼿順

Page 33: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

27

1. 「構成」 > 「キャパシティ・カテゴリ」の順にクリックします。

「キャパシティ・カテゴリ」画⾯が表⽰されます。2. 「新規追加」をクリックします。

「キャパシティ・カテゴリの追加」ウィンドウが表⽰されます。3. 次のフィールドに適切な情報を⼊⼒します。

オプション 摘要

名前 キャパシティ・カテゴリの名前を⼊⼒します。名前は、リストおよび割当マトリックスに表⽰されます。アプリケーションが複数⾔語に対して構成されている場合、⼊⼒ボックスは各⾔語に対して表⽰されます。

ラベル ラベルを指定します。これは、APIのコンテキストで使⽤され、標準の命名規則に準拠している必要があります。

アクティブ このキャパシティ・カテゴリをアクティブとしてマークするには、「アクティブ」チェック・ボックスを選択します。アクティブなキャパシティ・カテゴリのみが割当マトリックスで使⽤されます。

4. 「保存」をクリックします。キャパシティ・カテゴリの作成後、作業スキル、作業スキル・グループおよびタイム・スロットをカテゴリに追加する必要があります。

キャパシティ・カテゴリの変更必要になった場合は既存のキャパシティ・カテゴリを編集します。

⼿順1. 「構成」 > 「キャパシティ・カテゴリ」の順にクリックします。

「キャパシティ・カテゴリ」画⾯が表⽰されます。2. 変更するキャパシティ・カテゴリの横にあるチェック・ボックスを選択します。3. 「名前」列の鉛筆アイコンをクリックします。

「キャパシティ・カテゴリの編集」ウィンドウが表⽰されます。4. 編集するフィールドを変更します。5. 「保存」をクリックします。

キャパシティ・カテゴリの削除キャパシティ・カテゴリが必要なくなった場合は削除します。

⼿順

Page 34: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

28

1. 「構成」 > 「キャパシティ・カテゴリ」の順にクリックします。

「キャパシティ・カテゴリ」画⾯が表⽰されます。2. 削除するキャパシティ・カテゴリの横にあるチェック・ボックスを選択します。3. 「削除」をクリックします。4. 「OK」をクリックします。

選択したキャパシティ・カテゴリが削除されます。

キャパシティ・カテゴリでの作業スキルの追加または編集キャパシティ・カテゴリには1つ以上の作業スキルを含めることができ、各作業スキルは最⼩必須レベルを満たす必要があります。

⼿順1. 「構成」をクリックします。2. 「⼀般」セクションで「キャパシティ・カテゴリ」をクリックします。

「キャパシティ・カテゴリ」画⾯が表⽰されます。3. 追加または編集するキャパシティ・カテゴリの「作業スキル」列にある鉛筆アイコンをクリックします。

「作業スキルの編集」ウィンドウが表⽰されます。4. 作業スキルを選択し、対応するテキスト・ボックスに、スキルに必須の最⼩レベルを追加します。

デフォルト値は1です。作業スキルの最⼩レベルが定義されると、アクティビティの必須スキル・レベルがキャパシティ・カテゴリのレベルと等しいか、またはそれを超えているかについて、アクティビティとキャパシティ・カテゴリが照合されます。

注 キャパシティ・カテゴリに作業スキルのグループが含まれる場合は、アクティビティでグループ内の1つ以上の作業スキルが必要かどうかについて、アクティビティとカテゴリが照合されます。

次のタスク編集または更新が⾏なわれた後にアクティビティが再計算され、システム内の保留中または今後のアクティビティに変更が適⽤されます。

キャパシティ・カテゴリでのタイム・スロットの追加または編集キャパシティ・カテゴリには、1つ以上のタイム・スロット関連を含めることができます。

⼿順1. 「構成」をクリックします。2. 「⼀般」セクションで「キャパシティ・カテゴリ」をクリックします。

「キャパシティ・カテゴリ」画⾯が表⽰されます。3. 追加または編集する、キャパシティ・カテゴリの「タイム・スロット」列にある鉛筆アイコンをクリックします。

「タイム・スロットの編集」ウィンドウが表⽰されます。

Page 35: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

29

4. タイム・スロットを選択します。5. 「保存」をクリックします。

コラボレーションの使⽤Oracle Field Service Cloud Collaborationを使⽤すると、アプリケーション・ユーザー間の通信が可能となるため、ヘルプデスク・アクティビティの編成が可能となります。管理インタフェースを使⽤するかわりに、Oracle Field Service Cloud Collaborationのチャット・ウィンドウを使⽤して、アプリケーションからその他のデータにアクセスできます。たとえば、リソース、アクティビティまたは在庫品⽬の詳細を共有したり、アクティビティや在庫を移動できます。Oracle Field Service Cloud Collaborationは、構成されている場合のみ表⽰されます。次の⼿順では、グループまたはヘルプデスクの作成⽅法を説明します。

始める前に

「コラボレーション」画⾯には、エンド・ユーザーに対するユーザー・インタフェースの表⽰⽅法に影響する設定が表⽰されます。ほとんどの設定はデフォルト設定のままにできますが、実装時にビジネス・ニーズに基づいていくつかの設定を変更できます。「コラボレーション」画⾯へのアクセスは、「コラボレーション」表⽰プロファイル権限によって制御されます。コラボレーションを管理するユーザー・タイプごとに、この権限を設定する必要があります。ユーザー・タイプに対して処理が構成されていない場合、または表⽰が定義されていない場合、コラボレーションはユーザーに表⽰されません。「読取り専⽤」を選択すると、コラボレーションは表⽰専⽤モードになります。この設定で「読取り/書込み」を選択すると、ユーザーはOracle Field Service Cloudでコラボレーションを管理できます。

⼿順1. 「構成」をクリックします。2. 「サブシステムおよび統合」セクションで、「コラボレーション」をクリックします。

「コラボレーション」画⾯が表⽰されます。3. 「+」アイコンをクリックします。

「新規グループ」画⾯が表⽰されます。4. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド 摘要

名前 作成するグループまたはヘルプデスクの名前。

タイプ 作成するグループのタイプ。オプションはグループとヘルプデスクです。

アクティブ グループまたはヘルプデスクがアクティブかどうかを指定します。

摘要 グループまたはヘルプデスクの摘要。

5. 該当する場合は、「コラボレーションするグループ」セクションで鉛筆アイコンをクリックし、新規に作成したグループがコラボレーションするグループを選択します。

「グループの選択」ウィンドウが表⽰されます。

Page 36: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

30

6. 必要なグループを選択して、「OK」をクリックします。7. 該当する場合は、「⽀援ヘルプデスク」セクションで鉛筆アイコンをクリックし、新規に作成したグループが⽀援されるヘルプ

デスクを選択します。8. ヘルプデスクを選択して、「OK」をクリックします。9. 「保存」をクリックします。

グループまたはヘルプデスクの編集または削除Oracle Field Service Cloud Collaborationを使⽤すると、アプリケーション・ユーザー間の通信が可能となるため、ヘルプデスク・アクティビティの編成が可能となります。管理インタフェースを使⽤するかわりに、Oracle Field Service Cloud Collaborationのチャット・ウィンドウを使⽤して、アプリケーションからその他のデータにアクセスできます。たとえば、リソース、アクティビティまたは在庫品⽬に関する詳細を共有したり、アクティビティや在庫を移動できます。この⼿順では、既存のグループまたはヘルプデスクを編集する⽅法について説明します。

⼿順1. 「構成」をクリックします。2. 「サブシステムおよび統合」セクションで、「コラボレーション」をクリックします。

「コラボレーション」画⾯が表⽰されます。3. 既存のグループまたはヘルプデスクを選択します。4. 削除するには、「削除」をクリックします。5. 該当する場合は、「コラボレーションするグループ」セクションで鉛筆アイコンをクリックし、新規に作成したグループがコラボ

レーションするグループを選択します。

「グループの選択」ウィンドウが表⽰されます。6. 必要なグループを選択して、「OK」をクリックします。7. 該当する場合は、「⽀援ヘルプデスク」セクションで鉛筆アイコンをクリックし、新規に作成したグループが⽀援されるヘルプ

デスクを選択します。8. ヘルプデスクを選択して、「OK」をクリックします。9. 「保存」をクリックします。

表⽰設定の構成「表⽰」画⾯には、エンド・ユーザーに対するユーザー・インタフェースの表⽰⽅法に影響する設定が表⽰されます。ほとんどの設定はデフォルト設定のままにできますが、実装時にビジネス・ニーズに基づいていくつかの設定を変更できます。

「表⽰」ウィンドウへのアクセスは、「表⽰」表⽰プロファイル権限によって制御されます。ビジネス・ルールを管理するユーザー・タイプごとに、この権限を設定する必要があります。ユーザー・タイプに対して処理が構成されていない場合、または表⽰が定義されていない場合、アクティビティ・タイプはユーザーに表⽰されません。「読取り専⽤」を選択すると、表⽰は表⽰専⽤モードになります。この設定で「読取り/書込み」を選択すると、ユーザーは表⽰を管理できます。

⼿順

Page 37: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

31

1. 「構成」をクリックします。2. 「表⽰」セクションで「表⽰」をクリックします。

「表⽰」画⾯が表⽰されます。3. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド 摘要

⼀般

週の初⽇ 勤務週が始まる週。

時間⼊⼒ アプリケーションに時間を⼊⼒する⽅法—固定増分のドロップダウンから選択するか、または⼿動で⼊⼒します。

iframe内でのアプリケーション起動の許可

iFrameでCore Manage Cloud Serviceを起動できます。

会社タイム・ゾーン

タイム・ゾーン グローバルに使⽤可能なタイム・ゾーン。必要なタイムゾーンを追加するには、「編集」アイコンを使⽤します。

会社の⾔語

⾔語 グローバルに使⽤可能な⾔語。必要な⾔語を追加するには、「編集」アイコンを使⽤します。

ログイン画⾯の⾔語 アプリケーションにアクセスしたときに、ログイン画⾯で使⽤される⾔語。

モバイル設定

ページごとのアクティビティ数 モバイル・デバイスの1ページに表⽰するアクティビティまたはリソースの数。デフォルト値は5です。

ページごとの在庫数 モバイル・デバイスの1ページに表⽰する機器レコードの数。デフォルト値は10です。

「カレンダ」画⾯に表⽰される⽇数 モバイル・デバイスに⼀度に表⽰する⽇数。デフォルト値は14です。

最⼩アイドル時間 モビリティの「時間表⽰」にアイドル時間が表⽰されないしきい値。

割当設定

主要なキャパシティ使⽤量 「割当」グリッドでは、使⽤ = 初期割当のX% (主要)になると、使⽤された割当と分が茶⾊で表⽰されます。主要なキャパシティ使⽤量を⽰す割当のパーセントを⼊⼒します。

予想される所要時間の構成要素: 割当の[……] %。

重⼤なキャパシティ使⽤量 「割当」グリッドでは、使⽤ = 初期割当のX% (重⼤)になると、使⽤された割当と分が明るい⾚⾊で表⽰されます。重⼤なキャパシティ使⽤量を⽰す割当のパーセントを⼊⼒します。

予想される所要時間の構成要素: 割当の[……] %。

Page 38: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

32

フィールド 摘要

予測のデータ・セットを表⽰する計画列の有効化

予測で作成された計画が割当管理画⾯で使⽤可能かどうか。

アラート設定

アクティビティはサービス時間枠終了のx分前に開始されませんでした

このフィールドに設定した値に基づいて、アクティビティが⾚⾊に変わり、リソース・ツリーの警告が表⽰されます。推奨する分数を⼊⼒します。

アクティビティはSLA時間枠終了のx分前に完了しませんでした

このフィールドに設定した値に基づいて、アクティビティが⾚⾊に変わり、リソース・ツリーの警告が表⽰されます。推奨する分数を⼊⼒します。

ルートはリソースの作業⽇開始時間のx分後に開始されませんでした

リソース・ツリー内のリソースのレコードに警告が表⽰されます。分数を⼊⼒します。

アクティビティはETAのx分後に開始されませんでした

リソース・ツリー内のリソースのレコードに警告が表⽰されます。分数を⼊⼒します。

アクティビティ・リストの設定

移動時間の表⽰ 移動時間の⾊(時間表⽰およびリスト表⽰で移動時間の視覚化が適している場合)。

リソース・ツリー表⽰

アシスタントの表⽰ リソース・ツリーにアシスタントを表⽰します。

チームの表⽰ リソース・ツリーにチームを表⽰します。

アクティビティ/チーム作業のカウンタの表⽰

リソース・ツリーにアクティビティまたはチーム作業のカウンタを表⽰します。

マップ

リソース・フェード ジオロケーション・データの更新後にリソースが透明になるかどうか。

リソース・フェード時間 ジオロケーション・データの更新後にリソースの時間が透明になるまでの分数。

リソース⾮表⽰時間 ジオロケーション・データの更新後にリソースの時間が⾮表⽰になるまでの分数。

アクティビティ履歴

モニター対象アクティビティ・フィールド

モニター対象のアクティビティ・フィールドのリスト。いずれかのフィールド(またはプロパティ)が変更されると、対応する履歴表にレコードが挿⼊されます。必要なアクティビティ・フィールドを追加するには、「編集」アイコンを使⽤します。

モニター対象在庫フィールド モニター対象の在庫フィールドのリスト。いずれかのフィールド(またはプロパティ)が変更されると、対応する履歴表にレコードが挿⼊されます。必要な在庫フィールドを追加するには、「編集」アイコンを使⽤します。

Page 39: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

33

フィールド 摘要

履歴ユーザー・タイプ 履歴に記録されるオブジェクト(アクティビティ、在庫およびサービス要求)の識別⼦を作成するために使⽤されるユーザー・タイプ。

4. 「保存」をクリックします。

設定が保存されます。

会社の⾔語の設定会社の要件に固有の⾔語設定を管理します。アプリケーションでは、優先⾔語として設定できる22の⾔語がサポートされています。

⼿順1. 「構成」 > 「表⽰」の順にクリックします

「表⽰」ページがオープンします。2. 「会社の⾔語」で、「使⽤可能」リストから適切な⾔語を選択し、その⾔語を「選択済」リストに移動します。3. ドロップダウン・リストから「ログイン画⾯の⾔語」を選択します。4. 「保存」をクリックします。

選択した⾔語が設定されます。

フィルタの作成フィルタには、2つの主要な使⽤法があります。1つ⽬は、フィルタを使⽤して、定義済のフィールドと値に基づき、ワークスペース領域内のアクティビティまたはリソースのリストを絞り込むことです。これらのフィルタは、時間、リストおよびマップ表⽰内で使⽤されます。これによって、アドホック・レポート機能が提供されます。2つ⽬は、ルーティング・プラン内のフィルタを使⽤して、ルーティングで使⽤可能なリソース間にアクティビティを配分する⽅法を決定する情報を事前定義することです。これらのフィルタは、通常、特定のジョブを特定のリソースに割り当てたり、特定タイプのアクティビティの優先度を決定するコストまたは値を区別するように設定されます。

「フィルタ」ウィンドウへのアクセスは、「フィルタ」表⽰プロファイル権限によって制御されます。フィルタを管理するユーザー・タイプごとに、この権限を設定する必要があります。ユーザー・タイプに対して処理が構成されていない場合、または表⽰が定義されていない場合、アクティビティ・タイプはユーザーに表⽰されません。「読取り専⽤」を選択すると、フィルタは表⽰専⽤モードになります。この設定で「読取り/書込み」を選択すると、ユーザーはフィルタを管理できます。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「表⽰」セクションで「フィルタ」をクリックします。

フィルタ・リストが表⽰されます。3. 「新規追加」をクリックします。

Page 40: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

34

「フィルタの追加」ウィンドウが表⽰されます。4. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド 摘要

フィルタ ユーザーに表⽰されるフィルタ名。

⾔語 フィルタが表⽰される⾔語。

適⽤対象 フィルタが関連するエンティティ・タイプ(アクティビティまたはリソース)。エンティティによって、フィルタ条件の適⽤時に選択可能な表フィールドが決まります。

リスト/時間/マップ/⽇次 フィルタが使⽤可能な表⽰。

ルーティング ルーティング・プラン内でフィルタが使⽤されるかどうか。

表⽰可能なアクティビティの制限 リソース・ルートがアクティブ化されていない場合、または稼働⽇がまだ開始されていない場合に、フィルタ・アクティビティの表⽰を制限するかどうか。この構成はユーザー・タイプに関連します。フィルタが構成された後に、ユーザー・タイプに対する表⽰制限フィルタとしてフィルタを適⽤してください。

ユーザー・タイプ フィルタが使⽤可能なユーザー・タイプ。「リスト/時間/マップ/⽇次」チェック・ボックスを選択すると、このフィールドが表⽰されます。⽮印ボタンを使⽤して、「使⽤可能」列と「選択済」列の間でユーザー・タイプを移動します。

5. 「追加」をクリックします。

フィルタが保存されます。

次のタスクフィルタの条件を追加する必要があります。条件が追加されないと、フィルタは機能しません。

フィルタ条件の追加条件を使⽤して、検索するアクティビティを定義します。

⼿順1. 「構成」、「フィルタ」の順にクリックします。

「フィルタ」画⾯が表⽰されます。2. 条件を追加するフィルタを探します。3. 「処理」列で「条件」をクリックします。4. 画⾯の上部にある「新規追加」をクリックします。

「フィルタ条件の追加」ダイアログが表⽰されます。5. 次のフィールドを⼊⼒します。

Page 41: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

35

フィールド名 処理

フィールド フィルタが基にする1つ以上のアクティビティまたはリソース・ベースの基準を選択します。

動的 条件についてユーザーがフィールドに値を⼊⼒する場合はボックスを選択します。

条件 上で選択したフィールドと「値」エントリとの関連を表現する1つ以上のオプションを選択します。

値 これらは、この条件に選択した「フィールド」に関連付けることができるオプションです。この条件を満たす際に複数の値が該当する場合は、それらを「選択済」列に追加します。使⽤可能な値のリストで値をクリックして選択し、「>>」ボタンをクリックします。選択した項⽬が「選択済」列に移動します。

6. 「追加」をクリックします。7. 作業エリアにナビゲートし、「表⽰」ドロップダウン・メニューにフィルタが表⽰されていることを確認します。8. フィルタをテストし、要件を満たしていることを確認します。

フィルタ条件の削除フィルタ条件が不要になった場合は、アプリケーションから削除できます。

⼿順1. 「構成」をクリックします。「表⽰」セクションで「フィルタ」をクリックします。2. 条件を削除するフィルタを検索し、「条件」リンクをクリックします。3. 削除する条件の横にあるチェック・ボックスを選択します。4. 条件のリストの上にある「削除」をクリックします。5. 「OK」をクリックします。

フィルタの削除フィルタが不要になった場合は、アプリケーションから削除できます。

⼿順1. 「構成」をクリックします。「表⽰」セクションで「フィルタ」をクリックします。2. 削除するフィルタの横にあるチェック・ボックスを選択します。3. フィルタのリストの上にある「削除」をクリックします。4. 「OK」をクリックします。

Page 42: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

36

⽤語集についてOracle Field Service Cloudの⽤語集を使⽤して、ビジネス・ニーズに対応するUI要素のデフォルト名を構成します。たとえば、「完了済」というアクティビティ・ステータスのデフォルト⽤語のかわりに、⽤語集を使⽤して「完了」と表⽰するように⽤語を構成できます。UI要素の摘要を構成できるのは、UI要素がOracle Field Service Cloudの⽤語集の項⽬に対応している場合のみです。

⽤語集の参照に対する変更はグローバルで、つまり、変更はすべてのユーザーに⼀貫して適⽤されます。ただし、同じ⽤語集エントリが、異なるカテゴリまたはサブ・カテゴリに属していることがあります。たとえば、「未完了」という⽤語集エントリは、「アクティビティ・ステータス」、「アクティビティ履歴操作」、「通知トリガー名」および「処理リンク」のカテゴリに属しています。「アクティビティ・ステータス」のカテゴリに属している「未完了」という⽤語集エントリを変更した場合、その変更は他のカテゴリには影響しません。

注 画⾯構成(管理、コラボレーション、モビリティおよびプラグイン)カテゴリの⽤語集エントリは、選択されているユーザー・タイプに対して構成されます。

ユーザー・タイプに対する⽤語集ウィンドウへのアクセスを制御する⽤語集表⽰プロファイル権限は、「画⾯構成 - 管理」セクションの「会社構成」コンテキストを使⽤して設定されます。

注 ⽤語集を変更できるのは、読取り/書込みアクセス権があるユーザー・タイプのみです。

「⽤語集」ページには、次の列が表⽰されます。

• カテゴリ: カテゴリおよびサブ・カテゴリ(使⽤可能な場合)を<カテゴリ:サブカテゴリ>の形式で表⽰します。たとえば、「アクティビティ: 最初の⼿動操作」のようになります。

• ラベル/ID: ⽤語集エントリのラベル/IDが表⽰されます。ラベルが使⽤可能でない場合は、IDが表⽰されます。

注 ⽤語集のラベルは変更できません。

• 各⾔語の列: 選択された⾔語が表⽰されます。「「⾔語」ボタンを使⽤した⾔語の管理」を参照してください。

「⾔語」列の⾚でハイライトされたテキストをクリックし、⽋落している⽤語集エントリの数を表⽰できます。

⽋落している⽤語集エントリのいずれかを更新すると、テキスト・ボックスの⾚いハイライトは表⽰されなくなり、「⾔語」列のカウントが更新されます。

注 ⽋落しているエントリがない場合、列ヘッダーの警告テキストは表⽰されません。

⽤語集エントリのリストを表⽰するには、検索フィールドの「検索」アイコンをクリックします。必要な⽤語集エントリを検索するには、検索ボックスの横にあるドロップダウン・リストから特定のカテゴリを選択し、「検索」フィールドに⽤語を⼊⼒します。

デフォルトでは、すべての⽤語集エントリの元のテキストが表⽰されます。⽤語集エントリの元のテキストを変更し、「保存」をクリックすると、変更されたテキストが上書きされます。ただし、変更したテキストにマウスを重ねると、元のテキストが引き続き表⽰されます。

Page 43: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

37

プレースホルダおよび⽤語集エディタを使⽤した⽤語集エントリの変更Oracle Field Service Cloudの⽤語集の項⽬には、プレースホルダIDとして参照される⼀意の識別⼦があります。UI要素の横に表⽰されるプレースホルダIDを使⽤して、「構成」、「⽤語集」ページで編集する正しい⽤語集の項⽬を識別します。たとえば、デフォルトの⽤語「View」のかわりに、「Show」という⽤語を使⽤するとします。

また、コンテキスト内エディタを使⽤してUI要素の摘要を変更することもできるため、「構成」、「⽤語集」ページへのアクセスが不要になります。この例では、プレースホルダおよびコンテキスト内エディタを使⽤して、UI要素「View」の摘要を変更する⽅法を説明します。

⼿順1. 右上隅でユーザー名(例: Admin)を選択します。2. プレースホルダを使⽤して、各UI要素の摘要を変更する⼿順は、次のとおりです。

a. 「⾃分の表⽰設定」を選択します。b. 「プレースホルダIDの表⽰」チェック・ボックスを選択します。c. 「OK」をクリックしてページをリフレッシュします。

アプリケーションでOracle Field Service Cloudの⽤語集の⽤語に対応する各UI要素の横にIDが表⽰されます。

d. 「ディスパッチ」、「アクティビティ」の順に選択します。e. UI要素「View」のプレースホルダID (例: 8047)をメモします。f. [会社名]、「構成」の順にクリックします。g. 「表⽰」、「⽤語集」の順にクリックします。h. 検索フィールドに「プレースホルダID」と⼊⼒し、「検索」アイコンをクリックします。

⽤語集エントリが表⽰されます。i. ⾔語として「英語」を選択し、フィールドに⽤語「Show」と⼊⼒します。j. 「保存」をクリックします。

⽤語集エントリが変更され、変更した⽤語「Show」にマウスを重ねると元のテキスト「View」を表⽰できます。

3. コンテキスト内エディタを使⽤して、各UI要素の摘要を変更する⼿順は、次のとおりです。a. 前述の⼿順のステップ1から2.cまで繰り返します。b. ユーザー名(例: Admin)を選択し、「⽤語集エディタがオフです」を選択します。

コンテキスト内⽤語集エディタがオンになります。c. 「ディスパッチ」、「アクティビティ」の順に選択します。d. 「表⽰」を選択します。

画⾯上の⽤語集エディタが表⽰されます。e. 「英語」フィールドに、⽤語「View」と⼊⼒します。f. 「保存」をクリックします。g. 「⾃分の表⽰設定」画⾯から「⽤語集エディタがオフです」および「プレースホルダIDの表⽰」チェック・ボック

スの選択を解除します。h. ページをリフレッシュします。

Page 44: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

38

変更された摘要が表⽰されます。

⽤語集の項⽬のエクスポートとインポート次の⽬的を達成するために、⽤語集エントリを.csvファイルにエクスポートできます。

• 「⾔語」ボタンを使⽤して設定された⾔語から選択した1つに、⽤語集エントリのリストを翻訳します。

• ⽤語集エントリのリストを変更します。

注 テキスト・エディタを使⽤して更新を⾏うことをお薦めします。Microsoft Excelは.csvファイルを引⽤符修飾⼦を使⽤するカンマ区切りファイルから引⽤符修飾⼦を使⽤しないカンマ区切りファイルに変換するため、Microsoft Excelを使⽤しないでください。

したがって、⽤語集エントリのリストを更新して、更新したリストをアプリケーションに同時にインポートできます。この例では、カテゴリ「アクティビティのヒント」に関連する⽤語集エントリのリストをエクスポートし、変更したエントリをアプリケーションにインポートする⽅法を説明します。

⼿順1. [会社名]「構成」をクリックします。2. 「表⽰」、「⽤語集」の順にクリックします。3. ドロップダウン・リストから、カテゴリとして「アクティビティのヒント」を選択します。

「アクティビティのヒント」に関連するエントリが表⽰されます。4. 「エクスポート」をクリックします。

「エクスポート」ダイアログが表⽰され、「⽤語集」ページに表⽰される⾔語がデフォルトで選択されます。選択が解除されている⾔語にエントリをエクスポートすることもできます。⾔語を追加する場合は、「「⾔語」ボタンを使⽤した⾔語の管理」を参照してください。

5. カテゴリ「アクティビティのヒント」に関連するエントリのみをエクスポートするには、「フィルタ済」オプションを選択します。

注 すべての⽤語集エントリをエクスポートするには、「すべて」オプションを選択します。6. 「エクスポート」をクリックします。7. ファイルを.csv形式で保存します(例: test.csv)。8. test.csvをオープンし、英語(en-US)およびスペイン語(es-ES)列で必要なエントリを変更し、ファイルを保存します。9. 「⽤語集」ページで「インポート」をクリックし、test.csvを選択して、「インポート」をクリックします。

10. 「保存」をクリックします。変更されたエントリが「英語」および「スペイン語」列に表⽰されます。

「⾔語」ボタンを使⽤した⾔語の管理「⾔語」ボタンを使⽤すると、「表⽰」、「会社の⾔語」設定にアクセスせずに、「⽤語集」ページでアクティブな⾔語(つまり、表⽰する⾔語)を選択できます。

Page 45: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

39

選択内容に基づいて、「⾔語」列(選択した⾔語間で切替え可能なドロップダウン)が更新されます。この例では、⾔語「ヒンディー語」を既存の「⾔語」列に追加する⽅法を⽰します。

注 「⽤語集」ページには、2つの列のみ表⽰できます。

⼿順1. 「⽤語集」ページから「⾔語」を選択します。2. プラス・アイコンをクリックします。3. 「ヒンディー語」を選択して、「追加」をクリックします。

選択した⾔語が「⾔語」リストに表⽰されます。4. 「OK」をクリックします。

タスクの結果選択した⾔語「ヒンディー語」が両⽅の「⾔語」列にオプションとして表⽰されます。

複数のユーザー・タイプに対するプロパティ摘要の編集次のカテゴリを使⽤して、ユーザー・タイプごと、および画⾯ごとに個別にプロパティの摘要を編集できます。

• 画⾯構成 - 管理

• 画⾯構成 - モビリティ

• 画⾯構成 - コラボレーションと識別⼦

• 画⾯構成 - プラグインAPI

各カテゴリには、「画⾯構成」内の各画⾯に関連付けられたサブ・カテゴリがあります。

たとえば、カテゴリ「画⾯構成 - 管理」に属するサブ・カテゴリ「エクスポート対象アクティビティ・フィールド」は、「構成」、「ユーザー・タイプ」ページ内の「画⾯構成 - 管理」に属する「エクスポート対象アクティビティ・フィールド」画⾯に関連付けられています。

注 複数のユーザー・タイプ間で画⾯構成を共有する場合はその画⾯構成のプロパティも共有されるため、その画⾯構成のプロパティの摘要を変更すると、すべてのユーザー・タイプに影響を与えます。

たとえば、「画⾯構成のコピーまたは共有」、「次の画⾯構成を使⽤」オプションを使⽤して、ユーザー・タイプ「管理者」に属する画⾯構成をユーザー・タイプ「技術者」と「フィールド・エンジニア」と共有する場合は、ユーザー・タイプ「管理者」に属する画⾯構成のプロパティも共有されます。

ユーザー・タイプ「管理者」に属する「エクスポート対象アクティビティ・フィールド」画⾯にプロパティ「作業オーダー」があり、この画⾯を複数のユーザー・タイプ「技術者」と「フィールド・エンジニア」と共有するとします。

「作業オーダー」プロパティの⽤語集エントリを編集すると、その変更内容はユーザー・タイプ「技術者」と「フィールド・エンジニア」にも適⽤されます。

デフォルトでは、「⽤語集」ページには、「画⾯構成」内の各画⾯のプロパティがすべて表⽰されます。

Page 46: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

40

ユーザー・タイプにカスタム名がある場合は、プロパティの元の名前とカスタム名が⾔語ごとにカンマ区切り形式で表⽰されます。

この例では、カテゴリ「画⾯構成 - 管理」に属する「エクスポート対象アクティビティ・フィールド」画⾯の「作業オーダー」プロパティについて、カスタム名「ジョブ・コード」をユーザー・タイプ「技術者」に追加する⽅法を⽰します。

⼿順1. 「表⽰」、「⽤語集」の順にクリックします。2. ドロップダウン・リストから「画⾯構成 - 管理」を選択し、「検索」アイコンをクリックします。

「画⾯構成 - 管理」に関連するプロパティが表⽰されます。3. 「画⾯構成 - 管理: エクスポート対象アクティビティ・フィールド」カテゴリの「作業オーダー」プロパティについて、⾔語列にあ

る「編集」アイコンをクリックします。プロパティ・ラベル「appt_number」および元の名前「作業オーダー」が表⽰されます。

4. プラス・アイコンをクリックし、ユーザー・タイプ「技術者」を選択します。

注 ユーザー・タイプのカスタム名がある場合は、ユーザー・タイプのカスタム名の編集画⾯およびプラス・アイコンが表⽰されます。ユーザー・タイプにカスタム名がない場合は、「編集」アイコンをクリックすると「追加」画⾯が表⽰されます。

5. 「追加」をクリックします。6. フィールドに、カスタム名「ジョブ・コード」と⼊⼒します。7. 「OK」をクリックします。

タスクの結果カスタム名「ジョブ・コード」と元の名前「作業オーダー」が⾔語ごとにカンマ区切り形式で表⽰されます。

休⽇特定の休⽇には、顧客にメッセージを送信することが適切でない可能性があります。「通知」の「休⽇」セクションを使⽤して、特定の送信メッセージをブロックする⽇付を設定します。「休⽇」ウィンドウへのアクセスは、「通知」表⽰プロファイル権限によって制御されます。休⽇を管理する各ユーザー・タイプに対して、この権限を設定する必要があります。ユーザー・タイプに処理が構成されていない場合または表⽰が定義されていない場合、「休⽇」はユーザーに表⽰されません。「読取り専⽤」を選択した場合、「休⽇」は表⽰専⽤モードになります。この設定に「読取り/書込み」を選択すると、ユーザーは休⽇を管理できます。

休⽇の追加顧客にメッセージを送信することが不適切な特定の休⽇がある場合があります。「会社設定」の「休⽇」セクションを使⽤して、特定の送信メッセージをブロックする⽇付を設定します。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。

Page 47: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

41

2. 「サブシステムおよび統合」セクションで、「通知」をクリックします。3. 「休⽇」をクリックします。

「休⽇」画⾯が表⽰されます。4. 「新規追加」をクリックします。

「休⽇の追加」ウィンドウがオープンします。5. 「休⽇の追加」ボックスに、休⽇の名前を⼊⼒します。6. 「ステータス」ドロップダウン・メニューから、ステータスを選択します。7. 休⽇に当たる⽇付を選択します。8. 「追加」をクリックします。

休⽇がリストに表⽰されます。

休⽇の削除、アクティブ化または⾮アクティブ化顧客にメッセージを送信することが不適切な特定の休⽇がある場合があります。「会社設定」の「休⽇」セクションを使⽤して、特定の送信メッセージをブロックする⽇付を設定します。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「サブシステムおよび統合」セクションで、「通知」をクリックします。3. 「休⽇」をクリックします。

「休⽇」画⾯が表⽰されます。4. 削除または⾮アクティブ化する休⽇の横にあるチェック・ボックスを選択します。5. 「削除」、「アクティブ化」または「⾮アクティブ化」をクリックします。6. 「OK」をクリックします。

更新された休⽇リストが表⽰されます。⾮アクティブ化された休⽇は選択肢に含まれません。

在庫タイプ在庫タイプを使⽤すると、シリアル管理在庫と⾮シリアル管理在庫を区別するのに役⽴ちます。「在庫タイプ」ウィンドウへのアクセスは、「在庫タイプ」表⽰プロファイル権限によって制御されます。在庫タイプを管理するユーザー・タイプごとに、この権限を設定する必要があります。ユーザー・タイプに対して処理が構成されていない場合、または表⽰が定義されていない場合、在庫タイプはユーザーに表⽰されません。「読取り専⽤」を選択すると、在庫タイプは表⽰専⽤モードになります。この設定で「読取り/書込み」を選択すると、ユーザーは在庫タイプを管理できます。

Page 48: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

42

在庫タイプの追加シリアル管理在庫および⾮シリアル管理在庫タイプを作成できます。

⼿順1. [会社名]、「構成」の順にクリックします。2. 「リソース、アクティビティ、在庫」セクションで、「在庫タイプ」をクリックします。3. 「新規追加」をクリックします。

「在庫タイプの追加」ダイアログが表⽰されます。4. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド 摘要

ラベル この在庫タイプの⼀意の識別⼦を⼊⼒します。

アクティブ ドロップダウン・メニューで在庫タイプを使⽤可能にするには、このチェック・ボックスを選択します。

⾮シリアル管理 在庫タイプが⾮シリアル管理の場合は、このチェック・ボックスを選択します。

必要な在庫のサポート 選択したアクティビティで在庫タイプを必要とするには、このチェック・ボックスを選択します。

モデル・プロパティ 必要な場合は、ドロップダウン・リストからこの在庫タイプの追加の特性を選択します。

名前 適切な各⾔語フィールドに、この在庫タイプの名前を⼊⼒します。

測定単位 この在庫タイプが⾮シリアル管理の場合は、測定単位を⼊⼒します。この在庫タイプが使⽤される国の適切な⾔語と測定単位を使⽤してください。

5. 「保存」をクリックします。

在庫タイプのアクティブ化または⾮アクティブ化在庫タイプを使⽤すると、シリアル管理在庫と⾮シリアル管理在庫を区別するのに役⽴ちます。

⼿順1. 「構成」をクリックします。2. メニューの「リソース、アクティビティ、在庫」セクションから「在庫タイプ」を選択します。3. アクティブ化または⾮アクティブ化する在庫タイプの横にあるチェック・ボックスを選択します。4. 「アクティブ化」または「⾮アクティブ化」をクリックします。5. 「OK」をクリックします。

Page 49: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

43

リンク・テンプレートリンク・テンプレートとは、リンク・タイプ、アクティビティ間の時間制約、スケジューリング制約および割当制約が含まれるリンク・プロファイルです。アクティビティ間のリンクは、リンク・テンプレートを使⽤して作成されます。アクティビティをリンクすると、様々なリソース・タイプ、時間および時間制約が含まれる可能性がある複雑で複数ステップのタスクをスケジュールして詳細に計画できます。複数ステップのタスクにすべてのリンク制約を構成すると、ルーティング・エンジンでは、すべての要件を満たしながらアクティビティを割り当ててスケジュールできます。

「リンク・テンプレート」画⾯には、システムに存在するリンク・タイプのリストが表⽰されます。既存のリンクを編集したり、新しいリンクを追加できます。既存のアクティビティ・リンク・タイプはシステムから削除できませんが、無効にすることはできます。

「リンク・テンプレート」ウィンドウへのアクセスは、「リンク・テンプレート」表⽰プロファイル権限によって制御されます。リンク・テンプレートを管理するユーザー・タイプごとに、この権限を設定する必要があります。ユーザー・タイプに対して処理が構成されていない場合、または表⽰が定義されていない場合、リンク・テンプレートはユーザーに表⽰されません。「読取り専⽤」を選択すると、リンク・テンプレートは表⽰専⽤モードになります。この設定で「読取り/書込み」を選択すると、ユーザーはリンク・テンプレートを管理できます。

リンク・テンプレートの追加リンク・テンプレートとは、リンク・タイプ、アクティビティ間の時間制約、スケジューリング制約および割当制約が含まれるリンク・プロファイルです。アクティビティ間のリンクは、リンク・テンプレートを使⽤して作成されます。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「⼀般」セクションで「リンク・テンプレート」をクリックします。3. 「リンク・テンプレートの追加」をクリックします。

「新規リンク・テンプレート」ダイアログが表⽰されます。4. アクティビティをリンクする⽅法を表す適切なアイコンを選択します。

選択内容に基づいて、アイコンの下のフィールドが変わります。5. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド 摘要

最⼩間隔 アクティビティ間の最⼩時間間隔。次のいずれかのオプションを選択します。

• 調整可能: 指定したデフォルト値を使⽤して時間間隔を調整できます。• 調整不可: 指定した事前定義値を使⽤して時間間隔を調整できません。

最⼤間隔 アクティビティ間の最⼤時間間隔。次のいずれかのオプションを選択します。

• 調整可能: 指定したデフォルト値を使⽤して時間間隔を調整できます。• 調整不可: 指定した事前定義値を使⽤して時間間隔を調整できません。• 無制限: 時間間隔は無制限で、制限はありません。

Page 50: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

44

フィールド 摘要

割当制約 アクティビティをリソースに割り当てる際に制約があるかどうか。リンクされたアクティビティが別のリソースによって実⾏できる場合は、「別のリソース」をクリックします。リンクされたアクティビティが同じリソースによって実⾏される必要がある場合は、「同じリソース」をクリックします。

スケジューリング制約 アクティビティをスケジューリングする際に制約があるかどうか。リンクされたアクティビティが別の⽇に実⾏できる場合は、「別の⽇」をクリックします。リンクされたアクティビティが同⽇に実⾏される必要がある場合は、「同⽇」をクリックします。

1番⽬のアクティビティのリンク 1番⽬のアクティビティの翻訳を指定します。他の⾔語が指定されないかぎり、英語がデフォルト⾔語として設定されます。また、外部システムで使⽤される、このリンクのラベルも指定する必要があります。

2番⽬のアクティビティのリンク 2番⽬のアクティビティの翻訳を指定します。他の⾔語が指定されないかぎり、英語がデフォルト⾔語として設定されます。また、外部システムで使⽤される、このリンクのラベルも指定する必要があります。

ラベル このリンク・テンプレートの⼀意の識別⼦。

ステータス 「リンクの追加」ポップアップ・ウィンドウで選択可能なオプションとして、このアクティビティ・リンク・タイプを使⽤できるかどうか。

ログイン・ポリシーログイン・ポリシーによって、ユーザーがアプリケーションにアクセスするための認証⽅法とオプションが決まります。次の5タイプの認証⽅法があります。

• 内部 - 内部認証⽅法(BasicHTTP)は、ユーザー資格証明の数が⽐較的少なくアプリケーション・データベースに直接保存できる、⼩規模な会社に適したソリューションです。

• LDAP – LDAP (Lightweight Directory Access Protocol)認証⽅法は内部⽅法と似ていますが、ユーザーの資格証明がOracle Field Service Cloudの外部にある外部LDAPサーバーに保存される点が異なります。この⽅法は、セキュリティを強化するためにユーザー・データを外部サーバーに保存することを希望する会社が使⽤できます。LDAP認証を使⽤する場合は、ユーザーが⾃分の資格証明をOracle Field Service Cloudに⼊⼒すると、その資格証明がLDAPサーバーに渡されて検証されます。LDAP認証を使⽤可能にするには、OpenLDAPクライアントがLDAPサーバーとユーザーのマシンの両⽅にインストールされ、構成されている必要があります。LDAPサーバーはLDAPv3インタフェースをサポートする必要があります。クライアント・マシン上のLDAP構成には、LDAPサーバー、および会社に対応する検索ベース情報が含まれる必要があります。

• SAML – SAML (Security Assertion Mark-Up Language)認証⽅法は、ユーザー、サービス・プロバイダ(SP)およびIDプロバイダ(IdP)の間の認証データ交換を含むSSO⽅法です。サービス・プロバイダのサービスへのアクセスを希望するユーザーは、ユーザーのIDをサービス・プロバイダに断定するIDプロバイダの認証をパスする必要があります。ユーザーのデータはIDプロバイダに保存され、ユーザーの資格証明に対して検証されます。ユーザー認証が成功すると、サービス・プロバイダはユーザーのログイン・ポリシーを検証して、アプリケーションへのアクセス権を付与します。1⼈のユーザーは1つのログイン・ポリシーにのみ関連付けることができるため、ユーザーのデータは1つのIDプロバイダのみが保存できます。アプリケーションでSAML 2.0プロトコルがサポートされているため、任意のSAML 2.0 IDプロバイダを使⽤できます。SAMLログイン・ポリシーの構成には、IDプロバイダ詳細を使⽤する必要があります。

Page 51: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

45

Web SSO⽤のIDCS: Web SSO⽤のIDプロバイダとしてOracle Identity Cloud Service (IDCS)を使⽤できます。このオプションは、ユーザー資格証明をOracle Field Service Cloudではなく別のストアに保存する顧客に適しています。このオプションはSAML認証オプションの⼀部で、メタデータをXMLファイルとしてアップロードできます。

• OpenID Connect - OpenID Connect認証⽅法を使⽤すると、ユーザーはOpenID Connect IDプロバイダで作成されたアカウントを使⽤して、OpenID Connect認証をサポートしているWebサイトにログインします。ユーザーが⾃分のOpenID ConnectURLをOpenIDプロバイダに登録すると、それがユーザーの識別⼦になります。クラウド・データ・ストレージを使⽤し、同じ資格証明を使⽤して複数のWebサイトへのアクセスを希望する会社は、OpenID Connect⽅法を選択肢の1つにできます。

⼀般的に、使⽤する認証⽅法は、会社のビジネス原則や要件によって決まります。ほとんどの場合は、1つの会社で1つの認証⽅法を使⽤しますが、同じ会社内で複数の認証⽅法を使⽤するのは技術的に可能です。

ログイン・ポリシーの追加ログイン・ポリシーによって、ユーザーがOracle Field Service Cloudにアクセスするための認証⽅法とオプションが決まります。アプリケーションにはデフォルトのログイン・ポリシーが含まれますが、複数の認証⽅法を使⽤する複数のポリシーを追加できます。

⼿順1. 会社名 > 「構成」の順にクリックします。

「ポリシーの追加」ダイアログが表⽰されます。2. 「ユーザーおよびセキュリティ」セクションで、「ログイン・ポリシー」をクリックします。3. 「新規追加」をクリックします。

「ポリシーの追加」ダイアログが表⽰されます。4. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド 摘要

ラベル ⼀意の識別⼦ラベル。

ポリシー名 このポリシーに割り当てられた名前。

⾔語 ログイン画⾯で使⽤される⾔語。

次を使⽤して認証 このログイン・ポリシーで使⽤する認証⽅法のタイプ。

内部認証⽅法の場合は、次のフィールドが表⽰されます。

最⼤ログイン試⾏回数 ユーザーがブロックされるまでに試⾏できる無効なログイン回数。このフィールドが0 (ゼロ)に設定されると、この機能は無効です。ただし、セキュリティ上の理由から、この機能を無効にすることはお薦めできません。

ログイン・ブロック時間 無効なログイン試⾏の最⼤回数に達した後、ユーザーがブロックされたままになる分数。

Page 52: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

46

フィールド 摘要

次の後にパスワード変更を強制 ユーザーがアプリケーションにアクセスするためにパスワードの変更が必要になるまでの⽇数。このフィールドが0 (ゼロ)に設定されると、この機能は無効です。

注 顧客のLDAPサーバーで、パスワード変更が強制される期間を設定できる場合、アプリケーションに設定する期間はLDAPサーバーに設定されている期間より短くすることをお薦めします。これによって、アプリケーションで開始されるパスワード変更は、LDAPサーバーで開始されるパスワード変更より早く発⽣するため、正確で信頼できるパフォーマンスを確保できます。

ユーザー・アクティビティの再ログイン時間 アプリケーションで処理を試⾏する際にユーザーがパスワードの再⼊⼒を求められるまでのアイドル時間。

再ログインのタイムアウト ユーザーがアクティブであったかどうかに関係なくパスワードの再⼊⼒を求められるまでの期間。

最⼤セッション数 ユーザーに許可された同時セッションの最⼤数。

最⼩パスワード⻑ パスワードの最⼩⽂字数。

パスワードには⽂字を含める必要があります

パスワードに英字を含める必要があるかどうか。

パスワードには数字を含める必要があります

パスワードに数字を含める必要があるかどうか。

パスワードには特殊記号を含める必要があります

パスワードに特殊⽂字と記号を含める必要があるかどうか。

パスワードには個⼈情報を含めないでください

パスワードに個⼈情報(ユーザーの名前や姓など)を含めないかどうか。

パスワードは古いパスワードと異なる必要があります

パスワードは以前のパスワードと異なる必要があるかどうか。

弱いパスワードのハッシュの無効化 選択した場合は、SHA-256ハッシュ関数に基づく認証が使⽤されます。選択を解除すると、MD5に基づく認証が使⽤されます。

注 このチェック・ボックスの選択を解除して、SHA-256に基づく認証を使⽤することをお薦めします。

特定のIPアドレスに対するアクセスのみ許可

特定のIPアドレスに対するアクセスを制限するかどうか。デフォルトでは、ユーザーがログインできるIPアドレスの制限なしでログイン・ポリシーが作成されます。制限を有効にするには、このチェック・ボックスを選択します。このチェック・ボックスを選択すると、「許可されているIPアドレスのリスト」フィールドが表⽰され、アプリケーションにアクセス可能なIPアドレスを⼊⼒できます。

LDAP認証⽅法の場合は、前にリストされているフィールドに加えて、次のフィールドが表⽰されます。

LDAPサーバーのURL LDAPサーバーの実際のホスト名またはIPアドレス。

Page 53: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

47

フィールド 摘要

LDAP DNパターン 「LDAPサーバーはMS Active Directoryです」チェック・ボックスが選択されている場合、このフィールドにはユーザーに共通のUPN (ユーザー・プリンシパル名)の⼀部が含まれます。この場合、LDAP DNパターンには常にUPNパターンが含まれる必要があります。UPN (ユーザー・プリンシパル名)とは、Active Directoryで使⽤可能なリソースを表すのに使⽤される⽂字列です。これは、MSActive Directoryサーバーと通信するときに使⽤されます。%[email protected]はこのフィールド値の例で、%sはユーザーのログインに置き換えられる特殊なプレースホルダです。「LDAPサーバーはMSActive Directoryです」チェック・ボックスが選択されていない場合、このフィールドにはユーザーのLDAPツリーへの共通パスであるDNパターンが含まれます。DN (識別名)とは、LDAPディレクトリで使⽤可能なリソースを表すのに使⽤される⽂字列です。cn=%s,dc=example,dc=comはこのフィールド値の例で、%sはアプリケーションでユーザーのログインに置き換えられる特殊なプレースホルダです。

LDAPサーバーはMS Active Directoryです

LDAPサーバーがMS Active Directoryかどうか。

SAML認証⽅法の場合は、次のフィールドが表⽰されます。

SAML IdPの指定 SAML IDプロバイダを選択する⽅法。オプションは次のとおりです。

• メタデータXMLのアップロード• メタデータURLの指定• Oracle IDCS

• ⼿動移⼊

IdPメタデータXML 「SAML IdPの指定」フィールドで「メタデータXMLのアップロード」を選択すると、このフィールドが表⽰されます。「アップロード」をクリックして、IDプロバイダのメタデータ詳細が含まれるXMLファイルをアップロードします。アップロードされたファイルが未完了の場合、または適切な書式で詳細が含まれていない場合は、「指定のXMLからメタデータをダウンロードできません: XMLパーサー・エラー」というメッセージが表⽰されます。このメタデータXMLを⼊⼿するには、アイデンティティ・サービス・プロバイダに連絡してください。XMLに次の情報が含まれるか、またはXMLが次の情報に準拠していることを確認してください。

• メタデータXMLがSAML 2.0仕様に準拠している必要があります。• ファイルに「SAML発⾏者」(ノード"EntityDescriptor"のパラメータ"entityID")が含まれます。• ファイルによってIDプロバイダ証明書(ノード"md:EntityDescriptor/md:IDPSSODescriptor/

KeyDescriptor/KeyInfo/X509Data/X509Certificate/")が提供されます。

IdPメタデータURL 「SAML IdPの指定」フィールドで「メタデータURLの指定」を選択すると、このフィールドが表⽰されます。IDプロバイダのSAMLメタデータ詳細を取得するURLを⼊⼒します。URLが解決されない場合は、「指定のURLからメタデータをダウンロードできません: ホストへのルートがありません」というメッセージが表⽰されます。

IDCSメタデータXML 「SAML IdPの指定」フィールドで「Oracle IDCS」を選択すると、このフィールドが表⽰されます。「アップロード」をクリックして、Oracle IDCSのメタデータ詳細が含まれるXMLファイルをアップロードします。Oracle IDCSの詳細は、実装コンサルタントに連絡してください。

OFSCメタデータXML OFSCメタデータXMLをダウンロードするためのリンク。IDプロバイダをOracle Field Service Cloudと組み合せる必要があります。ダウンロードしたXMLファイルを使⽤して、Oracle Field ServiceCloudをIDプロバイダに登録します。

最⼤セッション数 ユーザーに許可された同時セッションの最⼤数。

Page 54: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

48

フィールド 摘要

SAML発⾏者 IDプロバイダ(IdP)からのアサーションを識別するのに使⽤されます。URLだけでなく、IdPで指定される⽂字列も可能です。IdP開始およびサービス・プロバイダ(SP)開始の接続で使⽤されます。

SAML IDプロバイダ証明書 要求を署名するのに使⽤されるIdP公開鍵。

SAML IDプロバイダのログインURL ログイン⽤のリダイレクト先のIdP URL。SP開始のログインでのみ必要です。

SAML IDプロバイダのログアウトURL ログアウト⽤のリダイレクト先のIdP URL。SP開始のログインでのみ必要です。

ユーザー名を含むSAML属性 IdPがユーザー名(Oracle Field Service Cloudのログイン名)を保存するSAMLアサーション属性名。次に例を⽰します。

[saml:Attribute Name="uid" NameFormat="urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:attrnameformat:basic"][saml:AttributeValue xsi:type="xs:string"]dispatcher[/saml:AttributeValue][/saml:Attribute]

空の場合、Oracle Field Service CloudではSubject⽂のName Identifier要素からユーザー名を取得します。次に例を⽰します。

[saml:Subject][saml:NameIDSPNameQualifier="https://sp.com/sp/module.php/ saml/sp/metadata.php/ default-sp"Format="urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameidformat:persistent"]dispatcher[/saml:NameID][/saml:Subject]

OpenID認証⽅法の場合は、次のフィールドが表⽰されます。

最⼤セッション数 ユーザーに許可された同時セッションの最⼤数。

OpenID IDプロバイダのログインURL 認証を開始するIDプロバイダのURL。

OpenIDのログアウトURL ログアウト後にユーザーがリダイレクトされるURL。IDプロバイダからログアウトするためのURLである場合があります。

ユーザー名を含むOpenID属性 IDプロバイダがユーザーの名前(Oracle Field Service Cloudのログイン名)を保存するOpenID属性の名前。次に例を⽰します。

http://axschema.org/contact/email (この属性はユーザーのEメールを返します)。属性にはユーザーごとに⼀意の値が必要です。

OpenID Connect認証⽅法の場合は、次のフィールドが表⽰されます。

最⼤セッション数 ユーザーに許可された同時セッションの最⼤数。

Page 55: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

49

フィールド 摘要

OpenID Connect IDプロバイダのログインURL

認証を開始するIDプロバイダのURL。

OpenID ConnectのログアウトURL ログアウト後にユーザーがリダイレクトされるURL。IDプロバイダからログアウトするためのURLである場合があります。

ユーザー名を含むOpenID Connect属性 IDプロバイダがユーザーの名前(Oracle Field Service Cloudのログイン名)を保存するOpenID属性の名前。次に例を⽰します。

http://axschema.org/contact/email (この属性はユーザーのEメールを返します)。属性にはユーザーごとに⼀意の値が必要です。

OpenID ConnectクライアントID 登録されたプロジェクトのデータを含むフィールドの値(例: クライアントID)。

OpenID Connectクライアント・シークレット

登録されたプロジェクトのデータを含むフィールドの値(例: クライアント・シークレット)。

Related Topics

•  サンプル・メタデータXMLファイル

サンプル・メタデータXMLファイルSAML IDプロバイダのサンプル・メタデータXMLファイル:

<?xml version="1.0"?><md:EntityDescriptor xmlns:md="urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:metadata" xmlns:ds="http://www.w3.org/2000/09/xmldsig#" entityID="https://idp-saml.ua3.int/simplesaml/saml2/idp/metadata.php"> <md:IDPSSODescriptor protocolSupportEnumeration="urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:protocol"> <md:KeyDescriptor use="signing"> <ds:KeyInfo xmlns:ds="http://www.w3.org/2000/09/xmldsig#"> <ds:X509Data> <ds:X509Certificate>MIID7TCCAtWgAwIBAgIJANn3qP9lF7M3MA0GCSqGSIb3DQEBCwUAMIGMMQswCQYDVQQGEwJVQTEXMBUGA1UE CAwOS2hhcmtpdiBSZWdpb24xEDAOBgNVBAcMB0toYXJrb3YxDzANBgNVBAoMBk9yYWNsZTEYMBYGA1UEAwwPc3RzeWJvdi12bTEudWEzMScw JQYJKoZIhvcNAQkBFhhzZXJnaWkudHN5Ym92QG9yYWNsZS5jb20wHhcNMTUxMjI1MTIyMjU5WhcNMjUxMjI0MTIyMjU5WjCBjDELMAkGA1UE BhMCVUExFzAVBgNVBAgMDktoYXJraXYgUmVnaW9uMRAwDgYDVQQHDAdLaGFya292MQ8wDQYDVQQKDAZPcmFjbGUxGDAWBgNVBAMMD3N0c3lib 3Ytdm0xLnVhMzEnMCUGCSqGSIb3DQEJARYYc2VyZ2lpLnRzeWJvdkBvcmFjbGUuY29tMIIBIjANBgkqhkiG9w0BAQEFAAOCAQ8AMIIBCgKCA QEAw4OFwuUNjn6xxb/OuAnmQA6mCWPY2hKMoOz0cAajUHjNZZMwGnuEeUyPtEcULfz2MYo1yKQLxVj3pY0HTIQAzpY8o+xCqJFQmdMiakb PFHlh4z/qqiS5jHng6JCeUpCIxeiTG9JXVwF1ErBEZbwZYjVxa6S+0grVkS3YxuH4uTyqxskuGnHK/AviTHLBrLfSrbFKYuQUrXyy6X22wpzo bQ3Z+4bhEE8SXQtVbQdy7K0MKWYopNhX05SMTv7yMfUGp8EkGNyJ5Km8AuQt6ZCbVao6cHL2hSujQiN6aMjKbdzHeA1QEicppnnoG/Zefyi/ okWdlLAaLjcpYrjUSWQJZQIDAQABo1AwTjAdBgNVHQ4EFgQUIKa0zeXmAJsCuNhJjhU0o7KiQgYwHwYDVR0jBBgwFoAUIKa0zeXmAJsCuNhJj hU0o7KiQgYwDAYDVR0TBAUwAwEB/zANBgkqhkiG9w0BAQsFAAOCAQEAJawU5WRXqkW4emm+djpJAxZ0076qPgEsaaog6ng4MLAlU7RmfIY/

Page 56: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

50

l0VhXQegvhIBfG4OfduuzGaqd9y4IsQZFJ0yuotl96iEVcqg7hJ1LEY6UT6u6dZyGj1a9I6IlwJm/9CXFZHuVqGJkMfQZ4gaunE4c5gjbQA5/ +PEJwPorKn48w8bojymV8hriqzrmaP8eQNuZUJsJdnKENOE5/asGyj+R2YfP6bmlOX3q0ozLcyJbXeZ6IvDFdRiDH5wO4JqW/ujvdvC553y CO3xxsorB4xCupuHu/c7vkzNpaKjYdmGRkqhEqBcCqYSxdwIFc1xhOwYPWKJzgn7pGQsT7yNJg==</ds:X509Certificate> </ds:X509Data> </ds:KeyInfo> </md:KeyDescriptor> <md:KeyDescriptor use="encryption"> <ds:KeyInfo xmlns:ds="http://www.w3.org/2000/09/xmldsig#"> <ds:X509Data> <ds:X509Certificate>MIID7TCCAtWgAwIBAgIJANn3qP9lF7M3MA0GCSqGSIb3DQEBCwUAMIGMMQswCQYDVQQGEwJVQTEXMBUGA1 UECAwOS2hhcmtpdiBSZWdpb24xEDAOBgNVBAcMB0toYXJrb3YxDzANBgNVBAoMBk9yYWNsZTEYMBYGA1UEAwwPc3RzeWJvdi12bTEud WEzMScwJQYJKoZIhvcNAQkBFhhzZXJnaWkudHN5Ym92QG9yYWNsZS5jb20wHhcNMTUxMjI1MTIyMjU5WhcNMjUxMjI0MTIyMjU5WjCB jDELMAkGA1UEBhMCVUExFzAVBgNVBAgMDktoYXJraXYgUmVnaW9uMRAwDgYDVQQHDAdLaGFya292MQ8wDQYDVQQKDAZPcmFjbGUxGDA WBgNVBAMMD3N0c3lib3Ytdm0xLnVhMzEnMCUGCSqGSIb3DQEJARYYc2VyZ2lpLnRzeWJvdkBvcmFjbGUuY29tMIIBIjANBgkqhkiG9w0B AQEFAAOCAQ8AMIIBCgKCAQEAw4OFwuUNjn6xxb/OuAnmQA6mCWPY2hKMoOz0cAajUHjNZZMwGnuEeUyPtEcULfz2MYo1yKQLxVj3pY0HT IQAzpY8o+xCqJFQmdMiakbPFHlh4z/qqiS5jHng6JCeUpCIxeiTG9JXVwF1ErBEZbwZYjVxa6S+0grVkS3YxuH4uTyqxskuGnHK/ AviTHLBrLfSrbFKYuQUrXyy6X22wpzobQ3Z+4bhEE8SXQtVbQdy7K0MKWYopNhX05SMTv7yMfUGp8EkGNyJ5Km8AuQt6ZCbVao6cHL2h SujQiN6aMjKbdzHeA1QEicppnnoG/Zefyi/okWdlLAaLjcpYrjUSWQJZQIDAQABo1AwTjAdBgNVHQ4EFgQUIKa0zeXmAJsCuNhJjhU0o 7KiQgYwHwYDVR0jBBgwFoAUIKa0zeXmAJsCuNhJjhU0o7KiQgYwDAYDVR0TBAUwAwEB/zANBgkqhkiG9w0BAQsFAAOCAQEAJawU5WRXq kW4emm+djpJAxZ0076qPgEsaaog6ng4MLAlU7RmfIY/l0VhXQegvhIBfG4OfduuzGaqd9y4IsQZFJ0yuotl96iEVcqg7hJ1LEY6UT6u6d ZyGj1a9I6IlwJm/9CXFZHuVqGJkMfQZ4gaunE4c5gjbQA5/+PEJwPorKn48w8bojymV8hriqzrmaP8eQNuZUJsJdnKENOE5/ asGyj+R2YfP6bmlOX3q0ozLcyJbXeZ6IvDFdRiDH5wO4JqW/ujvdvC553yCO3xxsorB4xCupuHu/c7vkzNpaKjYdmGRkqhEqBcCqYSxd wIFc1xhOwYPWKJzgn7pGQsT7yNJg==</ds:X509Certificate> </ds:X509Data> </ds:KeyInfo> </md:KeyDescriptor> <md:SingleLogoutService Binding="urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:bindings:HTTP-Redirect" Location="https://idp-saml.ua3.int/simplesaml/saml2/idp/SingleLogoutService.php"/> <md:NameIDFormat>urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:nameid-format:transient</md:NameIDFormat> <md:SingleSignOnService Binding="urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:bindings:HTTP-Redirect" Location="https://idp-saml.ua3.int/simplesaml/saml2/idp/SSOService.php"/> </md:IDPSSODescriptor> <md:ContactPerson contactType="technical"> <md:SurName>Administrator</md:SurName> <md:EmailAddress>[email protected]</md:EmailAddress> </md:ContactPerson></md:EntityDescriptor>

組織について組織は、共通の⽬標に寄与する単位として共同で活動する複数の⼈、ツールおよび⾞両を構成するエンティティです。つまり、組織は、主要な会社、下位部⾨(組織の事業部⾨)または主要な会社と契約しているサードパーティ会社のいずれかになります。組織には、バケット、組織単位、フィールド・リソース、ツールまたは⾞両を関連付けできます。組織には、バケット、組織単位、フィールド・リソース、ツールまたは⾞両を関連付けできます。リソースのタイプを作成する前に、組織を作成する必要があります。単⼀のデフォルト組織があり、運営のニーズにあわせて追加の組織(社内および契約者)を作成できます。たとえば、XYZ

Page 57: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

51

Inc.が主要組織で、XYZ East CoastとXYZ West Coastの下位部⾨があります。組織で直接使⽤されるリソースは、社内リソースとして知られています。作業を下請けするサードパーティによって使⽤されるリソースは契約者として知られています。各契約者の会社ごとに組織を作成することをお薦めします。法的な事由で主要組織がアクティビティを契約者リソースに直接割り当てられない場合は、契約者が含まれているバケットにアクティビティを割り当てることができます。さらに、フィールド・リソース、ツールまたは⾞両は親の組織を⾃動的に継承しますが、バケットまたは組織単位はシステムに定義されている任意の組織に変更できます。

組織の管理組織は、主要な会社、下位部⾨(組織の事業部⾨)または主要な会社と契約しているサードパーティ会社のいずれかになります。組織には、バケット、組織単位、フィールド・リソース、ツールまたは⾞両を関連付けできます。組織は作成、編集または削除できます。

⼿順1. 「構成」 > 「組織」の順にクリックします。

「組織」画⾯が表⽰されます。2. 「新規追加」をクリックします。

「組織の追加」ダイアログが表⽰されます。3. 「名前」フィールドに組織の名前を⼊⼒します。対応する⾔語フィールドに、英語以外の⾔語の名前を⼊⼒します。4. 「ラベル」フィールドに、組織のラベルを⼊⼒します。

このラベルは、APIで組織の識別⼦として使⽤されます。5. 「タイプ」ドロップダウン・リストから組織のタイプを選択します。

組織タイプは「社内」または「契約者」が可能です。6. 「OK」をクリックします。

組織のリストに組織が追加されます。7. 組織を編集するには、「組織」画⾯で組織をクリックします。

「組織の編集」画⾯が表⽰されます。必要に応じて編集して、「発⾏」をクリックします。8. 組織を削除するには、「組織」画⾯で「削除」をクリックします。

削除できるのは、フィールド・リソース、ツールまたは⾞両が割り当てられていない組織のみです。

メッセージ・シナリオ

メッセージ・シナリオの作成メッセージ・シナリオとは、起動条件の発⽣時にシステムまたは顧客への通知を処理する⽅法を指定する⼀連のルールです。起動条件はシステムに事前定義されたイベントによってトリガーされます。たとえば、リマインダ通知はリソースの予想される到着時間の60分前に顧客に送信されます。

時間ベースの通知にメッセージ・シナリオを使⽤する場合は(たとえば、顧客への通知)、起動条件の選択肢の「リマインダ」、「アラート」または「訪問」を使⽤することをお薦めします。その他の起動条件(たとえば、「ルート」、「アクティビティ」、「在庫」、「サービス要求」など)については、Oracle Field Service Cloudとの統合のためにコアAPI/イベントREST APIを使⽤することをお薦めします。

Page 58: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

52

メッセージ・シナリオは、メッセージ・コンテンツ、受信者、デリバリ・チャネルおよびビジネス・ルールを決定する1つ以上のメッセージ・ステップで構成されます。各メッセージ・シナリオには少なくとも1つの開始ステップが含まれますが、前のステップの結果に基づいて様々な処理を実⾏する複数の内部ステップを構成できます。その⽬的は、可能性があるすべての状況を考慮して、適切なユーザーまたはシステムが必要な通知を確実に受け取ることです。

注 メッセージは顧客に送信されるため、メッセージを慎重かつ完全にテストして、起動条件、シナリオ、ステップおよびチャネルが正しく設定されていることを確認する必要があります。起動条件の警告と注意、シナリオ・ステップの要素、チャネル・エラー、メッセージ本⽂内でサポートされている変数の詳細は、『Oracle Field Service Cloud Message Scenario Configuration Guide』を参照してください。

ここでは、「Route Not Activated」というメッセージ・シナリオを作成します。

⼿順1. 会社名、「構成」の順にクリックします。2. 「サブシステムおよび統合」セクションで、「メッセージ・シナリオ」をクリックします。

「メッセージ・シナリオ」画⾯が表⽰されます。3. 左側のペインでプラス・アイコンをクリックします。

「メッセージ・シナリオの追加」画⾯が表⽰されます。4. 「名前」フィールドに「Route Not Activated」と⼊⼒します。5. 「アクティブ: ⾃」フィールドから⽇付を選択します。6. 「OK」をクリックします。

左側のペインに「Route Not Activated」メッセージ・シナリオが表⽰されます。

「設定」タブを使⽤したシナリオ・ステップに対する設定の定義「設定」タブでは、次の設定が含まれるメッセージ・ステップの⼀般設定を定義できます。

• 「ステップ情報」セクション: メッセージ・ステップのタイプ、⽬的の受信者およびデリバリ⽅法を定義します。

• 「通知時間」セクション: メッセージをいつ送信するか(たとえば、イベントの⽇、⽇数など)、およびメッセージを送信する時間間隔を定義します。

• 「メッセージ・パラメータ」セクション: 通知⽅法(たとえば、サービス時間枠内またはETA内にメッセージを送信するかどうか)を定義します。

フィールド 摘要

「ステップ情報」セクション

名前 「シナリオ・ステップ」セクションに表⽰されるステップの名前を⼊⼒します。

タイプ ステップのタイプとして「開始」または「内部」を選択します。開始ステップは、シナリオが開始されると発⽣する最初のステップです。内部ステップは、前のステップが完了した後に実⾏されます。

Page 59: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

53

受信者 メッセージの受信者(顧客、リソース、ディスパッチャ、または静的アドレスの使⽤)を選択します。

注 デフォルトでは、オプションの「顧客」、「リソース」または「ディスパッチャ」に対して、受信者住所はアクティビティまたはリソース・フィールドからフェッチされます。ただし、「静的アドレスの使⽤」を選択した場合は、受信者の静的アドレスを「[email protected]」の書式で⼊⼒する必要があります。

デリバリ・チャネル メッセージをデリバリするメッセージ・エージェントを選択します。オプションは「Eメール」、「プロパティの設定」、「チャネル」です。

「通知時間」セクション

送信時間 次のいずれかのオプションを選択します。

• イベントの⽇• イベントの時間• ルートの⽇

たとえば、「イベントの⽇」を選択し、「+」を選択して「⽇間」フィールドに2と⼊⼒した場合、メッセージはイベントの⽇から2⽇後に送信されます。

⾃ メッセージの開始時間を選択します。

たとえば、ドロップダウン・リストから「8 AM」を選択した場合、メッセージは8 AMから送信されます。

「送信時間」フィールドで「イベントの⽇」または「ルートの⽇」が選択された場合に使⽤可能です。

送信は次の時間内にタイムアウトします 間隔を時間および分で指定します。指定した間隔でメッセージが送信されます。

送信の遅延 イベント後に⼀定時間経過する必要がある場合は、その時間を分で指定します。

たとえば、アポイントメント後のサーベイ・メッセージの場合、顧客がサーベイを受ける前にリソースは客先を離れる必要があります。

特定⽇のメッセージのブロック メッセージを送信しない⽇を選択します。

休⽇のメッセージのブロック 休⽇にメッセージを送信しない場合は、このオプションを選択します。

注 「構成」、「休⽇」を使⽤して、休⽇を設定する必要があります。

メッセージ送信ブロック済 休⽇の前の⽇数を指定します。たとえば、「2」を選択すると、メッセージは2⽇前から停⽌されます。

「試⾏回数」セクション

「失敗」ステータス時 再送信の最⼤試⾏回数を指定します。たとえば、「期間/間隔」フィールドに「3」、「分」フィールドに「10」と⼊⼒すると、メッセージは10分ごとに3回再送信されます。

「送信済」ステータス時 受信した通知ステータスを再送信する最⼤試⾏回数を指定します。外部システムのみに使⽤できます。

たとえば、「期間/間隔」フィールドに「3」、「分」フィールドに「10」と⼊⼒すると、通知ステータスは10分ごとに3回再送信されます。

「メッセージ・パラメータ」セクション

Page 60: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

54

注 「受信者」および「デリバリ・チャネル」ドロップダウン・リストでの選択内容に基づいて、フィールドが変わります。

顧客通知時間 顧客に通知する時間を選択します。たとえば、ETA、サービス時間枠またはデリバリ時間枠です。

返信アドレス Eメール・アドレスを⼊⼒します。例: [email protected]

この例の場合は、次の詳細を⼊⼒します。

⼿順1. 「シナリオ・ステップ」セクションで「新規追加」をクリックします。

「シナリオ・ステップの追加」画⾯が表⽰されます。2. 「名前」フィールドに「テストの開始」と⼊⼒します。3. 「タイプ」ドロップダウン・リストから「開始」を選択します。4. 「デリバリ・チャネル」ドロップダウン・リストから「Eメール」を選択します。5. 「送信時間」ドロップダウン・リストから「イベントの⽇」および「+」を選択します。6. ⽇間フィールドに「2」と⼊⼒します。7. 「送信は次の時間内にタイムアウトします」フィールドの「時間」フィールドに「5」、「分」フィールドに「30」と⼊⼒します。8. 「顧客通知時間」ドロップダウン・リストから「サービス時間枠」を選択します。9. 「追加」をクリックします。

「シナリオ・ステップ」セクションに、「テストの開始」メッセージ・ステップが表⽰されます。「シナリオ・ステップ」セクションには、送信時間、本⽇送信されるメッセージの数、進捗のグラフなど、他の詳細も表⽰されます。画⾯サイズがグラフおよびキューの詳細を表⽰するのに⼗分な⼤きさでない場合、詳細は⾮表⽰になります。

Related Topics

•  チャネルを使⽤した通知メッセージの送信

「パターン」タブを使⽤したメッセージ・コンテンツの定義「パターン」タブでは、顧客またはシステムに送信するメッセージのコンテンツを定義します。メッセージの本⽂内に変数を使⽤して、メッセージのコンテンツ内のプロパティ値を置換できます。

デリバリ・チャネルに基づいて、メッセージのテンプレートは次のように異なります。

• 選択したデリバリ・チャネルが「Eメール」または「外部システム」の場合、メッセージのテンプレートは「件名」と「本⽂」フィールドを使⽤して定義されます。

• 選択したデリバリ・チャネルが「プロパティの設定」の場合、メッセージのテンプレートはプロパティ・フィールドとプロパティ値を使⽤して定義されます。

たとえば、取消事由プロパティが「アクティビティ」エンティティに関連付けられているとします。顧客がアクティビティを取り消した場合は、アクティビティの取消事由プロパティ・フィールドを値14に設定する必要があります。「プロパティの設定」デリバリ・チャネルを使⽤すると、「件名」フィールドに取消事由プロパティを使⽤し、「本⽂」フィールドに必要な値を定義できます。これによって、ステップが実⾏されると、取消事由プロパティの値が14に変更されます。

Page 61: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

55

さらに、「メッセージ作成のコンテンツの⽣成」または「メッセージ送信のコンテンツの⽣成」オプションを使⽤して、メッセージのコンテンツを⽣成する時期を決定できます。たとえば、アポイントメント後のサーベイ・メッセージを顧客に送信し、「設定」タブの「送信の遅延」フィールドが40分に設定されているとします。アポイントメント後のサーベイ・メッセージのコンテンツには、3つのアクティビティ・プロパティ・フィールドが含まれるとします。

メッセージ・ステップが実⾏されるとメッセージが作成されますが、プロパティ値が変更されるのは40分後です。したがって、最新の変更を受け取るには、「メッセージ送信のコンテンツの⽣成」オプションを選択します。たとえば、メッセージのコンテンツに顧客アドレスを表⽰する場合は、プロパティ・フィールドのラベル名を{ }を使⽤して⼊⼒します。たとえば、{caddress}と⼊⼒します。

⼿順1. 「シナリオ・ステップ」セクションから「テストの開始」メッセージ・ステップを選択します。2. 「パターン」タブを選択します。3. 「件名」フィールドに「テスト開始」と⼊⼒します。4. 「本⽂」フィールドに「テストの開始アクティビティが{caddress}で開始されました」と⼊⼒します。5. 「メッセージ送信のコンテンツの⽣成」オプションを選択して、「更新」をクリックします。

「次のステップ」タブを使⽤した条件の処理「次のステップ」タブでは、シナリオの異なるステップ間の関係を識別し、後続ステップを実⾏する条件を定義します。

たとえば、開始ステップ(つまり、「テストの開始」アクティビティ)がなんらかの理由で失敗し、アクティビティが失敗したことをヘルプデスク部⾨のリソースに通知する必要があるとします。このような状況に対応するには、内部ステップを作成し、ヘルプデスク部⾨に送信するメッセージを定義する必要があります。

注 デフォルトでは、「テストの開始」、「次のステップ」タブにある「次のステップ」ドロップダウン・リストは空です。開始ステップが失敗すると内部ステップで特定の条件が処理されるため、内部ステップを作成して、開始ステップを内部ステップにリンクする必要があります。

内部ステップを作成するには、「「設定」タブを使⽤したシナリオ・ステップに対する設定の定義」の項のステップに従いますが、次の設定を変更します。

• 「名前」フィールドに「内部のテスト」と⼊⼒し、「タイプ」、「受信者」および「デリバリ・チャネル」ドロップダウン・リストから「内部」、「リソース」および「Eメール」を選択します。

• 「返信アドレス」フィールドに、ヘルプデスク部⾨のEメール・アドレスを⼊⼒します。

• 「パターン」タブを選択し、「件名」および「本⽂」フィールドに、送信するメッセージを⼊⼒します。

前述の例の場合は、開始ステップが失敗すると内部ステップ(つまり、「内部のテスト」)が実⾏され、ヘルプデスク部⾨に失敗メッセージが送信されるように開始ステップを構成します。

⼿順1. 「シナリオ・ステップ」セクションから「テストの開始」メッセージ・ステップを選択します。2. 「次のステップ」タブを選択します。3. 「ステータス」ドロップダウン・リストから「失敗」を選択します。4. チェック・ボックスを選択し、必要な摘要を⼊⼒します。5. 「次のステップ」ドロップダウン・リストから「内部のテスト」を選択します。

Page 62: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

56

6. 「追加」をクリックします。

構成した条件がリストに表⽰されます。7. 「更新」をクリックします。

「内部のテスト」ステップが最新の設定で更新されます。

「条件」タブを使⽤したメッセージ・ステップのブロック「条件」タブを使⽤して、ステップ内のメッセージをブロックする条件を定義できます。アプリケーションではブロック条件をチェックし、条件が満たされた場合はステップ内のメッセージが処理されません。

顧客がアクティビティを取り消した場合に、顧客に送信されるメッセージをブロックするシナリオを考えてみます。このようなシナリオを処理するには、「アクティビティ・ステータス」フィールドの値が「取消済」かどうかを検証する条件を次のように定義します。

⼿順1. 「シナリオ・ステップ」セクションから「テストの開始」メッセージ・ステップを選択します。2. 「条件」タブを選択します。3. 「フィールド」ドロップダウン・リストから「アクティビティ・ステータス」を選択します。4. 「条件」ドロップダウン・リストから「次に含まれる」を選択します。5. 「値」フィールドに「取消済」と⼊⼒します。6. 「結果」ドロップダウン・リストから「失敗」を選択します。7. 「摘要」フィールドに「アクティビティが取り消されました」と⼊⼒します。8. 「メッセージ送信」オプションで確認を選択します。9. 「追加」をクリックします。

構成した条件がリストに表⽰されます。アクティビティが取り消されると、「条件」タブで構成した「失敗、アクティビティが取り消されました。」という通知が顧客に送信されます。

メッセージ・シナリオの起動条件の追加起動条件とは、構成されたメッセージをクライアント・システムに配信するためにメッセージ・シナリオおよびシナリオ・ステップを起動するトリガー・イベントです。

リソースのルートがアクティブ化されていない場合に、作成した「Route Not Activated」というメッセージ・シナリオを起動する必要があるとします。このため、シナリオを起動するために、次のように起動条件を追加する必要があります。

⼿順1. 「構成」 > 「メッセージ・シナリオ」の順にクリックします。2. 「起動条件」セクションで「新規追加」をクリックします。3. シナリオは次の時点で起動されますドロップダウン・リストから、「ルートがアクティブ化されていません」を選択します。4. カレンダに従ってシフト開始後分フィールドに分数を⼊⼒します。5. 「OK」をクリックします。

「メッセージ・シナリオ」画⾯の「起動条件」セクションに、起動条件が表⽰されます。「起動条件」セクションには、シナリオの起動条件ごとに、キュー内のメッセージの数も表⽰されます。メッセージ数が999を超える場合、数字は次のように表⽰されます。

Page 63: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

57

• 1000から999999の範囲 - "k"。たとえば、1000個のメッセージは"1k"と表⽰され、10000個のメッセージは"10k"と表⽰されます。

• 1000000を超える範囲 - "m"。たとえば、1000000個のメッセージは"1m"と表⽰され、123000000個のメッセージは"123m"と表⽰されます

注 ユーザーが「フォールバック」オプションとしてルーティング・プランのメッセージ・シナリオを選択した場合、読取り専⽤の起動条件である「ルーティング・フォールバック」がメッセージ・シナリオに⾃動的に移⼊されます。ユーザーがすべての関連ルーティング・プランからメッセージ・シナリオを削除すると、起動条件がメッセージ・シナリオから削除されます。起動条件には、ルーティング・プランの数が関連付けられています。起動条件UIでルーティング・プランの数をクリックすると、ルーティング・プランが表⽰されます。

チャネルを使⽤した通知メッセージの送信チャネルによって、外部システムへの通知トリガーと通信するメカニズムが定義されます。「Eメール」デリバリ・チャネルが選択されると、メッセージの送信にEメール・エージェントが使⽤されます。

ただし、外部システム(例: クライアント・システム)にメッセージを送信する場合は、「デリバリ・チャネル」画⾯を使⽤して、クライアント・システムの詳細(ホスト、ポート番号、URL、接続⽅法など)を定義する必要があります。たとえば、デリバリ・チャネル「external sys 1」を作成する⼿順は、次のとおりです。

⼿順1. 「チャネル」をクリックします。

「デリバリ・チャネル」画⾯が表⽰されます。2. 左側のペインにあるプラス・アイコンをクリックします。3. 「名前」フィールドに「external sys 1」と⼊⼒します。4. 「ホスト」フィールドに「agent.com」と⼊⼒し、ポート番号フィールドに「8080」と⼊⼒します。

注 「ポート」フィールドに、次のいずれかの値を⼊⼒します(20、21、22、25、80、290、389、443、587、873、2401、3668、4011、4142、5308、5666、5900、5901、6666、6460、7800、8080、8443、14861および20106)。

5. サーバーのURLパスを⼊⼒します(オプション)。6. 承認のために、ユーザーの名前とパスワードを⼊⼒します。7. 「接続」ドロップダウン・リストから接続を選択して、暗号化プロトコル・タイプを⽰します。

注 デフォルトでは、「⾮暗号化」オプションが選択されています。デフォルト暗号化またはその他の暗号化タイプを選択する場合は、「拡張設定」セクションで必要なフィールドを完了します。

8. 「追加」をクリックします。

「シナリオ・ステップの追加」および「シナリオ・ステップの変更」画⾯の「デリバリ・チャネル」ドロップダウン・リストに、チャネルが表⽰されます。「デリバリ・チャネル」画⾯の左側のペインに、デリバリ・チャネル「external sys 1」も表⽰されます。チャネル詳細が次のように表⽰されます。

• 警告がなく、チャネルがアクティブの場合は緑⾊

• 警告がなく、チャネルが⾮アクティブの場合は灰⾊

Page 64: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

58

• 警告があるか、またはメッセージ・シナリオの数が0より⼤きく、チャネルが⾮アクティブの場合は⾚⾊

⾮稼働事由の追加リソースが通常の作業スケジュール/シフト内のある時点で稼働できない場合は、⾮稼働事由(病気、休暇、忌引など)を適⽤して⽋勤を説明する必要があります。事由を設定すると、「⽇次」ビュー内のカレンダに表⽰されます。

⾮稼働事由のリストは、「構成」画⾯で構成できます。

⼿順1. 「⾮稼働事由」画⾯を表⽰する⼿順は、次のとおりです。

a. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。b. 「⼀般」セクションで「作業スケジュール」をクリックします。

「作業スケジュール」画⾯が表⽰されます。c. 「⾮稼働事由」をクリックします。

2. 新規の⾮稼働事由を追加するには、「⾮稼働事由の追加」をクリックします。3. 既存の⾮稼働事由を編集するには、グリッドの右端にある「変更」をクリックします。

どちらの場合も、⾮稼働事由の名前とラベル(⼀意の識別⼦)の⼊⼒を要求されます。

プロパティ

プロパティ各エンティティ(アクティビティ、リソース、在庫、ユーザーなど)には、関連する⼀連の属性が含まれています。たとえば、リソース・レコードには、名前や担当者情報などの属性に加えて、性別や写真などの物理的な属性が含まれる場合があります。Oracle Field Service Cloud内の属性は、フィールドまたはカスタム・プロパティの組合せです。「フィールド」タイプのプロパティは、指定されたエンティティで使⽤可能なネイティブのシステム・プロパティです。たとえば、名前(プロパティ・ラベルはcname)はアクティビティに関連付けられ、シリアル番号(プロパティ・ラベルはinvsn)は在庫に関連付けられます。

注 同じ名前の複数のフィールドまたはプロパティが存在できます。たとえば、名前は顧客の名前(プロパティ・ラベルはcname)またはリソースの名前(プロパティ・ラベルはpname)を参照できます。この例では、各名前プロパティが異なるエンティティに割り当てられ、異なるプロパティ・ラベルが付いています。

カスタム・プロパティは、各クライアントに⼀意のエンティティの属性です。⼿動での作成、インポート、またはAPIを使⽤した作成が可能です。これらのプロパティは、追加されると、画⾯構成、フィルタ、および多数の構成領域(検索フィールド、所要時間フィールドなど)で使⽤できます。次のタイプのプロパティを作成できます。

• ⽂字列

Page 65: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

59

• 整数

• 列挙

• ファイル

⽂字列プロパティの作成アクティビティがクローズした後に、リソースはアクティビティに関する備考を⼊⼒できるとします。「アクティビティ詳細」フォームには、リソースが備考を⼊⼒できるテキスト・ボックスが含まれる必要があります。

⼿順1. 会社名、「構成」の順にクリックします。2. 「リソース、アクティビティ、在庫」セクションで「プロパティ」をクリックします。3. 「新規追加」をクリックします。4. 「プロパティ・タイプ」ドロップダウン・リストから、「⽂字列」を選択します。5. 次のフィールドを⼊⼒します。

• プロパティ名(必須): エンド・ユーザーに表⽰する名前を⼊⼒します。

• プロパティ・ラベル(必須): Oracle Field Service Cloud APIの⼀意のデータベース識別⼦を⼊⼒します。

• プロパティ・ヒント(オプション): ユーザーがフィールド名にマウスを重ねると表⽰されるヒントを⼊⼒します。たとえば、コメントを⼊⼒します(ある場合)。

• ⾔語(必須): フィールドが表⽰されるデフォルト⾔語を選択します。

• 正規表現: 値を検証したり、特定の⽅法で値を書式設定するための正規表現を⼊⼒します。

• エンティティ(必須): プロパティは「アクティビティ詳細」フォームに関連付けられるため、「アクティビティ」を選択します。

• ⾏数(必須): 「アクティビティ詳細」フォームにプロパティを表⽰する⾏数を⼊⼒します。たとえば、最⼤3⾏を表⽰するには3と⼊⼒します。

• GUI (オプション): 次のいずれかのオプションを選択して、ユーザーにプロパティを表⽰する⽅法を定義します。

• テキスト要素: ⾃由形式のテキスト・フィールドとして表⽰します。前述の例の場合は、このオプションを選択します。

• URL: クリック可能なURLとして表⽰します。

• 電話: クリック可能な電話番号として表⽰します。

• Eメール: クリック可能なEメール・アドレスとして表⽰します。

• ジオロケーション要素: マップ上のロケーションを⽰すボタンを表⽰します。

• 正規表現(オプション): ⼊⼒を検証したり、特定の⽅法でデータが表⽰されるように強制するための正規表現を⼊⼒します。

たとえば、$23,540と表⽰する場合は、次の正規表現を使⽤します: /^/$?([1-9]{1}[0-9]{0,2}(/,[0-9]{3})*(/.[0-9]{0,2})?|[1-9]{1}[0-9]{0,}(/.[0-9]{0,2})?|0(/.[0-9]{0,2})?|(/.[0-9]{1,2})?)$/

Page 66: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

60

その他の例:

• イーサネットARPアドレス: /^([0-9a-fA-F]{2}:){5}[0-9a-fA-F]{2}$/

• 電話番号: (555)5555555: /[/(/)/d/-]{10}/

• 16ビット整数: (0-65535): /(^/d{0,4}$)|(^6553[0-5]$)|(^655[0-2][0-9]$)|(^65[0-4]/d{2}$)|(^6[0-4]/d{3}$)|(^[0-5]/d{4}$)/

• 1桁: (0-9): /^/d{1}$/

• 2桁: (01-99): /^/d{2}$/

• 整数: (0-99): /^/d{1,2}$/

• 整数: (0-999): /^/d{1,3}$/

• 6個の記号(6は任意の数字に変更できます): /^.{6}$/u

• 通貨(⼩数2桁のUSD): /^/$?([1-9]{1}[0-9]{0,2}(/,[0-9]{3})*(/.[0-9]{0,2})?|[1-9]{1}[0-9]{0,}(/.[0-9]{0,2})?|0(/.[0-9]{0,2})?|(/.[0-9]{1,2})?)$/

• DD-MM-YYYYに書式設定された⽇付: /^((0[1-9])|([1-2][0-9])|30|31)-((0[1-9])|1[0-2])-2[0-9]{3}$/

• 再オープン/事前作業時にプロパティの複製(オプション): アクティビティを再オープンしたり、新規アクティビティの事前作業を適⽤するとき、プロパティを複製できます。

• 書式設定(オプション): 選択した場合は、次のオプションが表⽰されます。

• 正規表現

• XSL変換(XMLファイルを読取り専⽤のHTMLで表⽰可能な表形式に変換します)。

Oracle Field Service Cloudのクライアント・システムから次のデータを表⽰するとします。

Page 67: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

61

前述のデータに対して、次の正規表現を使⽤します: /(/s+)?(.+/w)/s+(/$)/s+(.*)/n?/im = [item group="$1"][name]$2[/name][price]$4[/price][currency]$3[/currency][/item]

次のXMLファイルによって、前述のデータが表形式に変換されます。

Page 68: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

62

XSL変換を使⽤して、前述のXMLファイルはHTMLに次のように表⽰されます。

Page 69: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

63

6. 「追加」をクリックします。

システム⽣成IDがプロパティに割り当てられます。ここでは、次の処理を実⾏できます。

• 「エクスポート」をクリックして、プロパティをXMLファイルにエクスポートします。

• 「インポート」、「参照」の順にクリックして、インポートするXMLファイルを選択します。

列挙プロパティの作成列挙プロパティ・タイプの有効な値セットを使⽤したり、列挙セットから1つの値のみを選択することもできます。たとえば、標準、ゴールド、シルバー、ブロンズの4種類の顧客タイプを使⽤して、各アクティビティ・レコードに顧客タイプを表⽰するとします。

この例では、標準、ゴールド、シルバー、ブロンズの4つの値を持つ「顧客レベル」という列挙プロパティを作成し、ユーザー・インタフェースにドロップダウン・リストとしてプロパティを表⽰します。

⼿順1. 「リソース、アクティビティ、在庫」セクションで「プロパティ」をクリックします。2. 「新規追加」をクリックします。3. 「プロパティ・タイプ」ドロップダウン・リストから、「列挙」を選択します。4. 「プロパティ名」フィールドに「顧客レベル」と⼊⼒します。5. 「プロパティ・ラベル」フィールドに「Cust_level」と⼊⼒します。6. 「⾔語」ドロップダウン・リストから、「英語」を選択します。7. 「エンティティ」ドロップダウン・リストから、「アクティビティ」を選択します。8. 「GUI」ドロップダウン・リストから、「コンボボックス」を選択します。9. 「列挙値」フィールドに値「標準」を指定し、「追加」をクリックします。

注 値は英数字順に表⽰されます。指定した値に索引値が⾃動的に適⽤されます。APIでは索引値が参照されます。たとえば、値に「顧客が不在」というわかりやすい値を使⽤する場合、デフォルトの索引値「1」のかわりに

Page 70: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

64

コード「CNH」を使⽤して、このコードをクライアント・システムにマップできます。索引値は、追加後は編集できません。

10. ゴールド、シルバーおよびブロンズの各値について、ステップ6を繰り返します。

指定した値が「値」フィールドに表⽰されます。11. 「値」フィールドから値を選択します。12. 「アクティブ」チェック・ボックスの選択を解除します。13. 値を⾮アクティブにして、ユーザー・インタフェースに表⽰しない場合は、「編集」をクリックします。14. 「追加」をクリックします。

ファイル・プロパティの作成ファイル・プロパティ・タイプは、ドキュメント、写真、署名などのファイル転送をサポートしています。

ここでは、リソースの写真を表⽰するためのファイル・プロパティを作成します。

⼿順1. 「リソース、アクティビティ、在庫」セクションで「プロパティ」をクリックします。2. 「新規追加」をクリックします。3. 「プロパティ・タイプ」ドロップダウン・リストから、「ファイル」を選択します。

追加できるファイルの最⼤サイズは12 MBです。4. 「プロパティ名」フィールドに「リソースの写真」と⼊⼒します。5. 「プロパティ・ラベル」フィールドに「Res_photo」と⼊⼒します。6. 「⾔語」フィールドから、「英語」を選択します。7. 「エンティティ」フィールドから、「リソース」を選択します。8. 「GUI」フィールドから、「ファイル要素」を選択します。

注 写真がユーザー・インタフェースにテキスト・リンクとして表⽰されます。その他のGUIオプションは次のとおりです。

• 署名要素: リソースの署名を取得します。

• イメージ要素: イメージがサムネイルとして表⽰されます。

• イメージ要素の取得: ユーザーのデバイスでユーザーの写真を取得してアップロードできます。9. 改⾏に各MIMEタイプを指定するには、「許可されているMIMEタイプのデリミタ」ドロップダウン・リストから、「改⾏」を選択

します。10. 「許可されているMIMEタイプ」リストに、「image/gif」および「image/jpeg」と⼊⼒します。11. 「追加」をクリックします。

画⾯構成への⽂字列プロパティの追加プロパティを作成した後に、特定のユーザー・タイプにプロパティを割り当てて、プロパティ・タイプを画⾯に表⽰する位置を決定できます。

さらに、プロパティ・タイプに対して次の表⽰設定を定義できます。

Page 71: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

65

• 「読取り専⽤」、「読取り/書込み」または「必須」オプション。

• プロパティ・タイプを表⽰する条件。

注 すべての条件がすべての画⾯コンテキストで使⽤可能なわけではありません。

⽂字列プロパティのCSRノート・プロパティをユーザー・タイプ「管理者」に割り当て、「アクティビティ詳細」フォームに追加します。また、アクティビティ・ステータスが「完了済」の場合はプロパティ・タイプを「読取り専⽤」に設定し、アクティビティ・ステータスが「保留中」の場合はプロパティ・タイプを「読取り/書込み」に変更します。

⼿順1. 「ユーザーおよびセキュリティ」セクションで、「構成」、「ユーザー・タイプ」の順にクリックします。

既存のユーザーが左側のペインに表⽰されます。2. 左側のペインから「管理者」を選択します。3. 「画⾯構成」タブを選択します。4. 「管理」を展開し、「アクティビティ/アクティビティ詳細の追加」をクリックします。5. 「レイアウト構造」ペインからプロパティを選択し、「プロパティの追加」をクリックします。6. プロパティのCSRノートを選択し、「OK」をクリックします。

プロパティのCSRノートが「レイアウト構造」ペインに表⽰されます。7. 「新しい表⽰の追加」をクリックし、「読取り専⽤」を選択します。8. 「新規条件の追加」をクリックします。9. ドロップダウン・リストから、「アクティビティ・ステータス」および「次に存在する(等しい)」を選択します。

10. プラス・アイコンをクリックし、「完了済」を選択して「保存」をクリックします。11. 「新しい表⽰の追加」をクリックし、「読取り/書込み」を選択します。12. 「新規条件の追加」をクリックします。13. ドロップダウン・リストから、「アクティビティ・ステータス」および「次に存在する(等しい)」を選択します。14. プラス・アイコンをクリックし、「保留中」を選択して「保存」をクリックします。

タスクの結果「条件」列に両⽅の条件を表⽰できます。

リソース・タイプリソース・タイプは、次の違いを識別するのに役⽴ちます。

• 常勤従業員と契約者の間のコスト差異を説明します。

• ジオロケーションを使⽤して追跡するリソースを識別します。

• リソースの割当およびキャパシティを管理します。

• チームホルダとチーム・メンバーを区別します。

Page 72: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

66

• リソースの在庫および作業スキルをチーム内で共有します。

様々なリソース・タイプを作成して、リソース・ツリーの階層を区別できます。リソース・タイプが作成されると、各リソース・タイプがロールに割り当てられます。ロール(フィールド・リソース、⾞両、ツール、バケットおよび組織単位)によって、リソース・ツリーの階層を区別できます。各ロールは、⻘、⻩または灰⾊のアイコンで表されます。

デフォルトでは、「リソース・タイプの追加」画⾯に「ロードのしきい値」セクションが表⽰され(「組織単位」ロールが選択されていない場合)、リソースのロード(フル、通常または空ロード)に基づいてリソース・ツリーにアイコンを表⽰する⽅法を決定するために、次のオプションが表⽰されます。

• アクティビティ数: 定義済のアクティビティ数で、これを上回るとリソースのフル・ロードが検討され、下回ると空ロードが検討されます。

• 時間数: 移動を含む定義済の時間数で、これを上回るとリソースのフル・ロードが検討され、下回ると空ロードが検討されます。

• 時間の割合: フル、通常または空を検討するアクティビティおよび移動を含む、その⽇のリソースの作業スケジュールの定義済割合。その⽇の作業への往復移動時間はこの計算に含まれません。

注 「フル・ロード」または「空」フィールドに、アクティビティ数、時間数、割合を指定します。リソース・ツリー上のアイコンの表⽰は、指定した値によって決まります。たとえば、10個のアクティビティがフル・ロードを表す場合は、⻘⾊のアイコンが表⽰されます。

フィールド・リソース・ロールに対するリソース・タイプの追加フィールド・リソースとは、作業を実⾏するリソース、作業スキルや作業ゾーンが関連付けられているリソース、および関連ユーザー(作業を実⾏する実際の個⼈、または個⼈のグループ)があるリソースです。フィールド・リソースは、ユーザーが必要で、作業を実⾏でき、技術者アイコンが付いて表⽰され、グループ・オプションを含みません。

アクティビティを技術者に割り当てるとします。このため、「技術者」というリソース・タイプを作成し、「ロール」ドロップダウン・リストから「フィールド・リソース」を選択する必要があります。

⼿順1. 会社名 > 「構成」の順にクリックします。2. 「リソース、アクティビティ、在庫」セクションで「リソース・タイプ」をクリックします。3. 「リソース・タイプの追加」をクリックします。4. 次の情報を⼊⼒します。

フィールド 摘要

名前(必須) リソース・タイプの名前を⼊⼒します。サポートされているすべての⾔語がリストされます。

ラベル(必須) リソース管理APIにマップされたリソース・タイプの⼀意の識別⼦。

アクティブ デフォルトでは、「アクティブ」チェック・ボックスが選択され、リソース・タイプがアクティブ化されています。

「統計パラメータ」セクション

Page 73: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

67

フィールド 摘要

アクティビティ所要時間の推定のパーソナライズ

選択した場合は、所要時間の計算にリソースの個⼈プロファイルが使⽤されます。それ以外の場合は、会社の推定のみ使⽤します。詳細は、「アクティビティ所要時間の計算⽅法」を参照してください。

レポートされた所要時間を使⽤して会社全体の推定を拡張

選択した場合は、このタイプのリソースによってレポートされたデータに基づいて、会社の値が変更されます。選択しない場合、会社の値は変更されません。このフィールドが使⽤可能になるのは、「アクティビティ所要時間の推定のパーソナライズ」フィールドが選択されている場合のみです。

最初の{DAYS}⽇間の稼働⽇のレポート・データを統計推定⽤に考慮しない

このリソース・タイプのリソースによってレポートされたデータは、値に指定した最初の⽇数の間、会社の平均に影響を与えません。⽇付は、ユーザーがシステムにアクセスした時点から対象になります。このフィールドが使⽤可能になるのは、「アクティビティ所要時間の推定のパーソナライズ」フィールドが選択されている場合のみです。デフォルト値は5⽇です。

5. 「ロール」ドロップダウン・リストから「フィールド・リソース」を選択します。6. 次のリストから、必要な機能を選択します。

• リソースはチームに参加可能: リソース・タイプがチーム作業アクティビティのアシスタントかどうかを決定するには、「リソースはチームに参加可能」チェック・ボックスを選択します。選択を解除した場合は、リソース・タイプ「技術者」をアシスタントとしてチームに追加できません。

• リソースをチームホルダにできる: リソース・タイプがアクティビティのプライマリ・チーム・ホルダかどうかを決定するには、「リソースをチームホルダにできる」チェック・ボックスを選択します。

注 チームが必要なアクティビティは常にチーム・ホルダに割り当てられる⼀⽅、チーム作業の⽀援アクティビティは、チーム作業の期間中、アシスタントに割り当てられます。

• チーム作業での在庫の共有: アクティビティの開始後に、リソース・タイプが他のチーム・メンバーと在庫を共有するかどうかを決定します。たとえば、チーム・ホルダの在庫が5品⽬あり、アシスタントの在庫が3品⽬ある場合、アクティビティが開始されると、ジョブ・サイトで使⽤可能なのは8品⽬です。

• チーム作業でのジオロケーションの共有: チーム作業割当でリソース(チーム・ホルダまたはアシスタント)がジオロケーションを共有するかどうかを定義するには、このチェック・ボックスを選択します。アプリケーションでは各リソースのGPSデバイスを使⽤してリソースのロケーションを予測しますが、次の状況が発⽣する可能性があります。

• リソースのデバイスが機能停⽌したために、アプリケーションが座標を取得できない。

• なんらかの理由で、アプリケーションがリソースのロケーションを検出できない。

このような状況の場合、アプリケーションでは、チーム内の他のリソースの座標を使⽤してリソースのロケーションを予測するアルゴリズムが使⽤されます。これによって、各チーム・リソースのロケーションをマップ表⽰に表⽰できます。

• チーム作業での作業スキルの共有(チーム・メンバーのみ): リソースは作業スキルをチーム・ホルダと共有できます。選択した場合は、チーム⽤に作業スキルのプールが作成され、チームが実⾏する作業のタイプを識別するのに役⽴ちます。スキル・レベルに重複や差異がある場合は、⾼い⽅のスキル・レベルが選択されます。

• 割当管理に使⽤: バケットのワークフロー全体のキャパシティ計算で、各リソースの作業時間を考慮できます。

たとえば、各リソース(フィールド・リソースとして構成された技術者1、技術者2および技術者3)に1⽇当たり480分のキャパシティがあり、リソースごとに「割当管理に使⽤」チェック・ボックスが選択されているとします。バ

Page 74: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

68

ケットの「最⼤使⽤可能」フィールドは、ワークフロー全体のキャパシティの1440分になります。ここで、新規リソース・タイプの技術者4が追加され、「割当管理に使⽤」チェック・ボックスがされた場合、バケットのワークフロー全体のキャパシティは1920分に変わります。

• ルーティングでアクティビティを割当可能: ルーティングでリソースにアクティビティを割り当てる場合は、このチェック・ボックスを選択します。

選択した場合は、次のオプションを使⽤してリソースの時間のコストを指定できるため、複数のリソース(常勤リソースと契約者など)を区別するのに役⽴ちます。

• 作業時間コスト: アクティビティ所要時間に基づく、その⽇のリソースの実際の作業時間。オプション(低、標準、⾼、最⾼)を選択します。ルーティング・アルゴリズムによって、リソース・タイプ間の作業時間コストの差異が割当⽤に組み込まれます。

• 超過時間コスト: 超過時間とは、その⽇のリソースの作業時間が終了した後に作業した分数です。コストの増加は、シフトの終了後のX分、またはX分のしきい値を超えた時間として指定します。

• 移動時間コスト: アクティビティ間の移動に必要な予想時間とコストを指します。

• 最初のアクティビティへの移動を作業時間に含める: ルーティングで、その⽇のリソースの作業時間開始からリソースの最初のアクティビティまでの移動時間を組み込むことができます。アプリケーションでは、最初のアクティビティのロケーションまでの実際の移動時間を推定するか、またはデフォルトの移動時間を使⽤します。たとえば、このオプションを選択しない場合、リソースのシフトが8 AMに開始され、アクティビティが8 AMから10 AMにスケジュールされていると、アクティビティのETAは8 AMです。したがって、リソースはシフトの開始前に、アクティビティのロケーションまで移動する必要があります。

• 最終ロケーションへの移動を作業時間に含める(定義されている場合): ルーティングで、既知の最後のロケーションへの移動時間を組み込むか、またはデフォルトの移動時間を使⽤できます。このオプションを選択しない場合、ルーティングでは、リソースのシフトの最後により距離が近いアクティビティを割り当てることができます。

• 「時間内未アクティブ化」アラートとトリガーの有効化: リソースのルートがアクティブ化されていないことを⽰すアラートです。たとえば、リソースの技術者1と技術者2がフィールド・リソースとして構成されているとします。リソースの技術者1に対して「「時間内未アクティブ化」アラートとトリガーの有効化」チェック・ボックスが選択され、技術者2に対して選択されない場合は、技術者1に対する通知メッセージのみが作成されます。

7. 「追加」をクリックします。

注 次の機能は、「⾞両」または「ツール」ロールがリソース・タイプに割り当てられた場合に使⽤できます。

• チーム作業での在庫の共有

• チーム作業でのジオロケーションの共有

• チーム作業での作業スキルの共有(チーム・メンバーのみ)

• 最初のアクティビティへの移動を作業時間に含める

• 最後のアクティビティからの移動を作業時間に含める

• 「時間内未アクティブ化」アラートとトリガーの有効化

タスクの結果

Page 75: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

69

リソース・タイプの技術者が「リソース・タイプ」画⾯に表⽰されます。「変更」をクリックし、リソース・タイプの機能設定を変更すると、アプリケーションではその変更がリソース・タイプに⾃動的に適⽤されます。

バケット・ロールに対するリソース・タイプの追加バケットは、フィールド・リソースに配分されていない作業を集めます。バケットは、ユーザーが不要で、作業またはアクティビティを実⾏できません。2名の技術者のアイコンで表⽰され、グループ・オプションが含まれ、アクティビティを割り当てることができます。

⼿順1. 「構成」をクリックします。2. 「リソース、アクティビティ、在庫」セクションで「リソース・タイプ」をクリックします。3. 「リソース・タイプの追加」をクリックします。4. 「ロール」ドロップダウン・リストから「バケット」を選択します。5. 次の情報を⼊⼒します。

• 名前(必須): リソース・タイプの名前を⼊⼒します。サポートされているすべての⾔語がリストされます。

• ラベル(必須): リソース管理APIにマップされたリソース・タイプの⼀意の識別⼦。

• アクティブ: リソース・タイプをアクティブ化するには、「アクティブ」チェック・ボックスを選択します。6. 「割当管理に使⽤」チェック・ボックスを選択します。

このオプションは、Capacity Cloud Serviceを購⼊した場合のみ使⽤可能です。バケットでの割当管理の詳細は、『Oracle Field Service Cloud Using Capacity Cloud Service Guide』ガイドを参照してください。

7. ルーティングでバケットにアクティビティを割り当てる場合は、ルーティングでアクティビティを割当可能チェック・ボックスを選択します。

8. 「追加」をクリックします。

「リソース・タイプ」画⾯に、リソース・タイプの「バケット」が表⽰されます。

組織単位ロールに対するリソース・タイプの追加組織単位は、管理およびレポートを単純化するために、フィールド・リソース、⾞両およびツールを階層構造に集約します。組織単位は、ユーザーが不要で、作業またはアクティビティを実⾏できません。2名の技術者のアイコンで表⽰され、グループ・オプションが含まれ、アクティビティを割り当てることができます。

⼿順1. 会社名 > 「構成」の順にクリックします。2. 「リソース、アクティビティ、在庫」セクションで「リソース・タイプ」をクリックします。3. 「リソース・タイプの追加」をクリックします。4. 「ロール」ドロップダウン・リストから組織単位を選択します。5. 次の情報を⼊⼒します。

• 名前(必須): リソース・タイプの名前を⼊⼒します。サポートされているすべての⾔語がリストされます。

Page 76: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

70

• ラベル(必須): リソース管理APIにマップされたリソース・タイプの⼀意の識別⼦。

• アクティブ: リソース・タイプをアクティブ化するには、「アクティブ」チェック・ボックスを選択します。6. バケット全体のキャパシティを集約するには、「割当管理に使⽤」チェック・ボックスを選択します。

たとえば、バケット1の最⼤使⽤可能キャパシテが1920分で、「割当管理に使⽤」チェック・ボックスが選択されているとします。バケット2の最⼤使⽤可能キャパシテが2400分で、「割当管理に使⽤」チェック・ボックスは選択されていません。バケット2の「割当管理に使⽤」チェック・ボックスを選択すると、リソース・タイプ「グループ」がバケット1とバケット2のキャパシティを集約し、「グループ」の最⼤使⽤可能キャパシティを4320分に変更します。

7. 「追加」をクリックします。

タスクの結果リソース・タイプの「組織単位」が「リソース・タイプ」画⾯に表⽰されます。

ルーティング・プロファイルルーティング・プロファイルはOracle Field Service Cloud Routing Cloud Serviceで使⽤されます。ルーティング・プロファイルには、バケットに対して実⾏する1つまたは複数のルーティング・プランが含まれます。ルーティング・プロファイルによって複数のルーティング・プランをグループ化できるため、すべてのルーティング・プランを1つのバケットに対して実⾏できます。ルーティング・プロファイルおよびルーティング・プランの詳細は、『Oracle Field Service Cloud Routing Cloud Service User Guide』を参照してください。

シフト

シフトの追加シフトは作業時間のパターンとして定義されます。この機能は、従来の24時間制では収まらない⾮標準タイプのシフトに対応するように設計されています。組織内の異なる作業時間パターンごとに、個別のシフトを作成できます。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「⼀般」セクションで「作業スケジュール」をクリックします。

「作業スケジュール」画⾯が表⽰されます。3. 「シフト」をクリックします。

「シフト」画⾯が表⽰されます。4. 「シフトの追加」をクリックします。

「シフトの追加」ウィンドウが表⽰されます。5. 次のフィールドを⼊⼒します。

Page 77: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

71

フィールド 摘要

名前 シフトの名前を、アプリケーションに表⽰されるとおりに⼊⼒します。

ラベル このシフトの⼀意の識別⼦。

タイプ ドロップダウン・メニューからオプションを選択します。共通シフト・タイプには、標準期間⽤の「標準」、またはリソースが使⽤可能な時間枠が⻑い「待機」が含まれます。

アクティブ このシフトをアクティブ化(使⽤可能にする)には、チェック・ボックスを選択します。

開始時間 このシフトの開始時間を⼊⼒します。

終了時間 このシフトの終了時間を⼊⼒します。

ポイント アプリケーション内で、ポイントはリミッタとして使⽤されます。(異なる完了所要時間、複雑さ、値などに基づいて)アクティビティにポイント値が割り当てられる場合は、シフトごとに割当上限を決定できます。そのシフトが割り当てられたリソースのポイントしきい値に達すると、ルーティングではそのリソースにアクティビティが割り当てられなくなります。

シフトへのアクティビティの追加アクティビティをシフトに追加すると、そのシフトに割り当てられているすべてのリソースのカレンダにそのアクティビティが追加されます。

⼿順1. 「構成」、「作業スケジュール」、「シフト」の順にクリックします。

「シフト」リストが表⽰されます。2. アクティビティを追加するシフトの⾏で「アクティビティ」リンクをクリックします。3. 「アクティビティの追加」をクリックします。

「アクティビティの追加」画⾯が表⽰されます。このアクティビティが内部アクティビティの場合は、画⾯のレイアウトが変更されます。顧客対応アクティビティの場合、画⾯のレイアウトは同じままです。

4. 適切なフィールドに値を指定します。

フィールド名 処理

アクティビティ・タイプ 「アクティビティ・タイプ」ドロップダウン・リストからアクティビティ・タイプを選択します。

名前 顧客の名前を⼊⼒します。顧客対応アクティビティにのみ使⽤されます。

作業オーダー このアクティビティに関連付けられている作業オーダー番号を⼊⼒します。

所要時間 アクティビティの継続時間を⼊⼒します。

Page 78: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

72

フィールド名 処理

ルート内の位置-未オーダー アクティビティは順序付けされずに、時間表⽰インタフェースの下部にスケジュール済/未オーダーとして表⽰されます。

ルート内の位置-オーダー済 アクティビティはリソースのルートに表⽰されます。タイム・スロットを指定すると、アクティビティはそのタイム・スロットに表⽰されます。それ以外の場合は、ルートの最初に保留中として表⽰されます。

タイム・スロット このアクティビティを開始できる期間を選択します。

アクティビティ・ノート このアクティビティに関連付けられているノートを⼊⼒します。

繰返し-繰返し-⽇次 隔⽇、3⽇ごとなど、スケジュールに適⽤します。このオプションを選択する場合は、「発⽣間隔の⽇数」フィールドに発⽣頻度を追加します。

繰返し-繰返し-毎⽇ 例外なく、変更オプションなしで毎⽇のスケジュールに適⽤します。

繰返し-繰返し-週次 規則的な週次パターンがあるカレンダに適⽤します。各曜⽇のチェック・ボックスを使⽤して、このシフトを適⽤する曜⽇を選択します。「発⽣間隔の週数」フィールドに値を追加することで、この週次のパターンの頻度を⽰します。

繰返し-繰返し-年次 「⽇付: ⾃」に⼊⼒した指定の⽇付から「⽇付: ⾄」フィールドに⼊⼒した⽇付まで、毎年発⽣します。

5. 「OK」をクリックします。

統計パラメータの表⽰Oracle Field Service Cloudでは、保留中アクティビティとデリバリ時間枠に対してリソースの予想される到着時間を計算するために、実際のアクティビティで収集された統計データおよび移動所要時間が使⽤されます。さらに、ルーティング・モジュールでは、収集された統計を使⽤して、指定されたルーティング・パラメータに従って最も効率的な⽅法でアクティビティをリソースに割り当てます。統計パラメータは、各リソース、各グループ/バケットおよび会社全体で個別に計算されます。リソースの所要時間または移動を予測するためのデータが不⾜している場合は、グループ/バケットまたは会社の値が使⽤されます。最後に、会社レベルでデータが不⾜している場合は、デフォルト値が使⽤されます。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「サブシステムおよび統合」セクションで「統計」をクリックします。

「統計」画⾯が表⽰されます。

フィールド 摘要

所要時間パラメータ

Page 79: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

73

フィールド 摘要

最⼩関連所要時間(分)

最⼤関連所要時間(分)

アクティビティ所要時間が外れ値の場合に(コンプライアンス違反の場合など)統計計算に誤った影響を与えないために、これらのフィールドに⼊⼒した分数を所要時間値が下回るか上回ると、その所要時間は統計エンジンで無視されます。

所要時間を計算するための個⼈⽐率の下限(%)

所要時間を計算するための個⼈⽐率の上限(%)

⽐率の上限と下限は、アクティビティの会社レベルの所要時間に関連します。リソースに割り当てられたアクティビティの推定所要時間が上限または下限を超える場合は、設定した制限内になるように推定時間が訂正されます。下限のデフォルト値が50で、可能な範囲が0-100です。上限のデフォルト値が200で、可能な範囲が100-999です。上限または下限を適⽤せずに、個⼈の履歴に基づく所要時間を常に優先して使⽤する場合は、外れ値に対する範囲は下限を0、上限を999に設定する必要があります。

例: アクティビティの会社レベルの推定が50分で、⽐率の下限が80%に設定されているとします。リソースの推定が30分の場合、アクティビティの最終推定は最⼤30分、50分の80%と計算されて40分になります。下限が有効で、40分がアクティビティに割り当てられます。

移動時間パラメータ

デフォルト移動の平均時間 特定の2つの移動統計キー間の移動に関する統計データがない場合に、移動時間の予測に使⽤する平均値と標準偏差(分)。

最⼩関連移動時間(分)

最⼤関連移動時間(分)

移動所要時間が外れ値の場合に(コンプライアンス違反の場合など)統計計算に誤った影響を与えないために、これらのフィールドに⼊⼒した分数を所要時間値が下回るか上回ると、その所要時間は統計エンジンで無視されます。

座標計算の重み このパラメータは、2つのロケーション間の移動時間を計算/予測する統計⽅法(平均移動時間)と座標⽅法(直線)の間の重み⽐率を定義します。オプションは次のとおりです。

• 0 = 移動キー・ベースの推定のみを使⽤• 0.001 = 移動キー・ベースの推定を優先• 0.5 = 両⽅の推定を均等に使⽤• 0.999 = 座標⽅法ベースの推定を優先• 1 = 座標⽅法ベースの推定のみを使⽤

直線距離速度 直線距離時間の決定に使⽤する速度。

出発/駐⾞時間 アクティビティ間で駐⾞および出発のために許可される時間数。

デリバリ時間枠のパラメータ

デリバリ時間枠の係数 ETAに基づいて今後のデリバリ時間枠の計算に影響を与える偏差を判断します。

デリバリ時間枠の粒度 デリバリ時間枠の値を丸め処理する分数を定義します。

デリバリ時間枠最⼩サイズ デリバリ時間枠の計算時に提供される最⼩値(分)です。

デリバリ時間枠最⼤サイズ デリバリ時間枠の計算時に提供される最⼤値(分)です。

Page 80: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

74

フィールド 摘要

デリバリ時間枠は次より前に開始しない [ ] 分間(サービスまたはSLA時間枠の開始前)

以前に同意したサービス時間枠外にデリバリ時間枠が開始されるのを防ぎます。このオプションが有効な場合、統計的に計算されたデリバリ時間枠は、サービス時間枠またはSLA時間枠が開始される前の指定の分数より前に開始できません。

統計フィールド

アクティビティ所要時間統計フィールド

アクティビティ移動統計フィールド

リソース所要時間統計フィールド

リソース移動統計フィールド

このグループは、作業所要時間値および移動所要時間値をグループ化して平均を求めるのに使⽤するキーの構成(フィールドで構成される)を表します。

ユーザー定義のアクティビティ・キーを使⽤すると、様々なアクティビティ特性(作業オーダー・タイプ、アクティビティ・プロパティ、アクティビティ郵便番号など)に従って、収集された統計データをソートできます。

Related Topics

•  アクティビティ所要時間の計算⽅法

テーマ

テーマの表⽰顧客がユーザー・インタフェースやログイン・ページのヘッダーとして独⾃のロゴを使⽤できるように、カスタム・テーマを実装できます。さらに、顧客は、ヘッダーとして表⽰されるカスタム・テーマの⾊も定義できます。テーマへのアクセスはテーマ表⽰によって制御されます。テーマを管理するユーザー・タイプごとに、読取り/書込み権限を設定します。表⽰が「読取り専⽤」に設定されている場合、テーマは使⽤不可で、付与された表⽰がない場合、「テーマ」画⾯は表⽰されません。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします2. 「表⽰」セクションで「テーマ」をクリックします。

「テーマ」画⾯が表⽰され、次のフィールドが表⽰されます。

フィールド 摘要

名前 テーマの名前。

デフォルト テーマがデフォルト・テーマとして選択されているかどうかが表⽰されます。デフォルト・テーマには横にチェック・マークが付きます。デフォルトに選択をクリックすると、このテーマをデフォルトとして設定できるのはすべてのユーザーか、または新規ユーザーのみかを設定できます。

Page 81: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

75

フィールド 摘要

アクティブ テーマがアクティブかどうかが表⽰されます。アクティブなテーマには横にチェック・マークが付きます。「使⽤可能の設定」または「使⽤不可に設定」処理によって、テーマがアクティブかどうかが決まります。

処理 テーマで使⽤できる処理が表⽰されます。次の処理を使⽤できます。

• 編集 – 選択したテーマのオプションを編集できます。オプションの詳細は、「テーマの追加」の項を参照してください。

• デフォルトに設定 - このテーマをデフォルト・テーマとして設定します。このテーマをデフォルトとして設定できるのはすべてのユーザーか、または新規ユーザーのみかを設定できます。

• 使⽤可能の設定 - 現在、使⽤不可のテーマを使⽤可能にします。• 使⽤不可に設定 - 現在、使⽤可能なテーマを使⽤不可にします。• エクスポート – テーマの詳細をzipファイルにエクスポートします。zipファイルは、別のOracle Field Service

Cloudインスタンスにテーマをインポートするのに使⽤できます。• 削除 – テーマを削除します。

テーマの追加顧客がユーザー・インタフェースやログイン・ページのヘッダーとして独⾃のロゴを使⽤できるように、カスタム・テーマを実装できます。さらに、顧客は、ヘッダーとして表⽰されるカスタム・テーマの⾊も定義できます。テーマへのアクセスはテーマ表⽰によって制御されます。テーマを管理するユーザー・タイプごとに、読取り/書込み権限を設定します。表⽰が「読取り専⽤」に設定されている場合、テーマは使⽤不可で、付与された表⽰がない場合、「テーマ」画⾯は表⽰されません。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「表⽰」セクションで「テーマ」をクリックします。

「テーマ」画⾯が表⽰されます。3. 「新規追加」をクリックします。

「テーマの追加」ウィンドウが表⽰されます。4. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド 摘要

名前 テーマの名前。

⾊テーマ テーマの⾊の16進コードが表⽰されます。このフィールドをクリックすると、⾊ピッカーが表⽰されます。このテーマで使⽤する⾊の16進コードを⼊⼒するか、または⾊ピッカーを使⽤して⾊を選択します。スライダを使⽤して、選択した⾊の陰影を変更します。

タイトル・ページ このテーマのHTMLタイトル・タグ。

例: https://demo2.etadirect.oracle.com

Page 82: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

76

フィールド 摘要

著作権 著作権情報。テキストには、現在の年と主要バージョンに⾃動的に置換される{YEAR}と{VERSION}のプレイスホルダが含まれる必要があります。例: © 2003-{YEAR} Oracle Corporation.All rights reserved.Version{VERSION}.この⽂字列の最⼤⻑は255⽂字です。

⼤(ロゴ) .png形式のロゴを選択します。このロゴは、幅が1024以上、または320から768までの画⾯で使⽤されます。

⼩(ロゴ) .png形式のロゴを選択します。このロゴは、コア管理およびモビリティ内でその他の場合に使⽤されます。

ログイン(ロゴ) .png形式のロゴを選択します。このロゴはログイン・ポータルで使⽤されます。

移動エリアの追加移動エリアは、会社の最⼤許容移動地域を定義し、作業ゾーンのグループを含めることができます。通常、会社には⾼レベルの移動エリアが少なくとも1つリストされます。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「⼀般」セクションで「作業ゾーン」をクリックします。3. 「移動エリア」をクリックします。

「移動エリア」画⾯が表⽰されます。4. 「移動エリアの追加」をクリックします。

「移動エリアの追加」ポップアップ・ウィンドウが表⽰されます。5. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド 摘要

名前 移動エリアの名前。

ラベル 会社固有の、エリアの⼀意の識別⼦。

6. 「OK」をクリックします。

「移動エリア」画⾯が表⽰されます。7. 「作業ゾーン」をクリックします。

「作業ゾーン」画⾯が表⽰されます。8. 「アクティビティの再計算」をクリックします。

既存のすべてのアクティビティが再計算され、変更が調整されます。

Page 83: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

77

他のアプリケーションとの統合組織では、異なるビジネス側⾯に対応するために複数の異なるソフトウェア・アプリケーションを使⽤している場合があります。1つのアプリケーションでイベントが発⽣したときに、他のアプリケーションで適切な変更が⾃動的に実⾏されるように、これらのアプリケーションを統合できます。アプリケーションの統合には、Integration Cloud Service (ICS)を使⽤する⽅法と、REST APIを使⽤する⽅法の2通りがあります。ICSを使⽤した統合

ICSを使⽤する場合は、Oracle Field Service Cloudに統合ポイントを作成します。Oracle Field Service Cloudでイベントが発⽣すると、ICSを経由して適切なアプリケーションにイベントが送信されます。たとえば、製造業部⾨の会社がERPアプリケーションを使⽤して在庫を管理しているとします。会社がERPアプリケーションをOracle Field Service Cloudと統合することによって、フィールド技術者が機器の取付けまたは取外しを⾏うと、Oracle Field Service CloudとERPアプリケーションの両⽅で在庫が更新されます。

REST APIを使⽤した統合

REST APIを使⽤して、モバイル・アプリケーションなどのサード・パーティ・アプリケーションを統合できます。モバイル・アプリケーションがユーザーのかわりにREST APIにアクセスできるようにするには、OAuth 2.0認証を使⽤します。OAuth 2.0認証を使⽤するには、クライアント・アプリケーションをOracle Field Service Cloudに登録する必要があります。続いて、クライアント・アプリケーションがOracle Field ServiceCloudまたはその他の外部トークン・サービス・プロバイダ(Oracle Identity Cloud Serviceなど)からアクセス・トークンを要求します。さらにクライアント・アプリケーションは、アクセスするAPIにトークンを送信します。

ICSを使⽤した統合組織では、異なるビジネス側⾯に対応するために複数の異なるソフトウェア・アプリケーションを使⽤している場合があります。1つのアプリケーションでイベントが発⽣したときに、他のアプリケーションで適切な変更が⾃動的に実⾏されるように、これらのアプリケーションを統合できます。たとえば、製造業部⾨の会社がERPアプリケーションを使⽤して在庫を管理しているとします。会社がERPアプリケーションをOracle FieldService Cloudと統合することによって、フィールド技術者が機器の取付けまたは取外しを⾏うと、Oracle Field Service CloudとERPアプリケーションの両⽅で在庫が更新されます。アプリケーションを統合する⽅法の1つは、Integration Cloud Service (ICS)を経由する⽅法です。ICSを使⽤する場合は、Oracle Field Service Cloudに統合ポイントを作成します。Oracle Field Service Cloudでイベントが発⽣すると、ICSを経由して適切なアプリケーションにイベントが送信されます。

注 Oracle Field Service CloudからICSにイベントまたはデータを送信する場合のみ、この統合を構成してください。

⼿順1. Oracle Field Service Cloudにログインします。2. 「構成」 > 「Integration Cloud Service (ICS)」の順にクリックします。

「Integration Cloud Service (ICS)」画⾯が表⽰されます。3. 新しい統合を追加する⼿順は、次のとおりです。

a. 「新規追加」をクリックします。「Integration Cloud Service (ICS)アクセスの追加」ダイアログがオープンします。

b. 「エンド・ポイント・ラベル」フィールドに、統合を作成するアプリケーションの名前または摘要を追加します。1つのアプリケーションの複数のインスタンス(本番⽤とテスト⽤など)を使⽤している場合は、アプリケーションのアクセス・ポイントを複数作成できます。

c. 「ICSドメイン」フィールドに、統合を作成するアプリケーションのホスト名を追加します。

Page 84: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

78

たとえば、URLが"https://integration-a12345.integration.us2.oraclecloud.com/integration/flowsvc/ofsccloudadapter/NAME/v01/"の場合、ICSドメインは"integration-a12345.integration.us2.oraclecloud.com"です。

d. 「ICSユーザー名」フィールドに、ICSユーザーのユーザー名を追加します。このユーザーは、ICSに存在して、統合エンドポイントへのアクセス権限があることが必要です。

e. 「ICSパスワード」および「パスワードの確認」フィールドに、ユーザー名に対するパスワードを追加します。ユーザー名とパスワードは、Oracle Field Service CloudがICSへのイベント送信を開始するときに、ICSでの認証に使⽤されます。

f. 「追加」をクリックします。「Integration Cloud Service (ICS)」画⾯に統合詳細が表⽰されます。次に、ICSにログインして、接続詳細を追加し、必須フィールドをマップする必要があります。

4. 統合を変更する⼿順は、次のとおりです。a. 「Integration Cloud Service (ICS)」画⾯で、変更するエンドポイントの「変更」をクリックします。

「Integration Cloud Service (ICS)アクセスの編集」ダイアログがオープンします。b. 必要に応じてフィールドを編集します。

「ICSドメイン」を除き、すべてのフィールドを編集できます。c. 「発⾏」をクリックします。

5. 統合を削除するには、「Integration Cloud Service (ICS)」画⾯で「削除」をクリックします。アプリケーションは、ICSへのイベントおよび更新の送信を停⽌します。

REST APIを使⽤した統合Oracle Field Service Cloudでは、APIアクセスについてOAuth 2.0認証がサポートされています。OAuth 2.0認証を使⽤すると、モバイル・アプリケーションなどのサード・パーティ・アプリケーションがユーザーのかわりにREST APIにアクセスできます。OAuth 2.0認証を使⽤するには、クライアント・アプリケーションをOracle Field Service Cloudに登録する必要があります。続いて、クライアント・アプリケーションがOracleField Service Cloudまたはその他の外部トークン・サービス・プロバイダ(Oracle Identity Cloud Serviceなど)からアクセス・トークンを要求します。さらにクライアント・アプリケーションは、アクセスするAPIにトークンを送信します。Oracle Field Service Cloudでは、次の2つのタイプのトークン・サービスがサポートされています。

• OFSCトークン・サービス: クライアント・アプリケーションでは、Oracle Field Serviceトークン・サービスを使⽤してOAuth2アクセス・トークンを取得し、APIで認証します。OFSCトークン・サービスでは、次の2つのタイプの認証がサポートされています。

• クライアント資格証明: クライアント資格証明を使⽤した認証は、主にバックエンドからバックエンドへの統合に使⽤されます。たとえば、Oracle Field Service Cloudへのデータの送信を必要とするアプリケーションなどです。

• JWTアサーション: JWTアサーション認証は、バックエンドからバックエンドへの統合またはモバイル・アプリケーションに使⽤できます。アサーション・フローを使⽤して⽣成されたアクセス・トークンにはユーザーIDが含まれる場合があり、Oracle FieldService Cloudはそのユーザーとして処理を実⾏します。アサーション・フローを使⽤する利点は、ユーザーのパスワードがOracle Field Service Cloudと共有されないことです。このタイプの認証を使⽤する場合、サード・パーティ・アプリケーションの公開鍵がアプリケーション・エンティティにインポートされ、サード・パーティ・アプリケーションは秘密鍵を使⽤してAPIをコールできます。

• 外部トークン・サービス: クライアント・アプリケーションでは、Oracle Identity Cloud Serviceなどの外部トークン・サービスを使⽤してOAuth 2.0アクセス・トークンを取得し、APIで認証します。

Page 85: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

79

REST APIを使⽤したアプリケーションの統合には、次のステップが含まれます。1. OAuthクライアント・アプリケーションを登録します。2. 認証を構成します。3. アプリケーションについて特定のAPIへのアクセスを有効にします。

サード・パーティ・アプリケーションからのREST APIのコールの詳細は、『REST API for Field Service Cloud guide』を参照してください。

アプリケーションの作成サード・パーティ・アプリケーションからREST APIをコールする場合は、サード・パーティ・アプリケーションをアプリケーション・エンティティとしてOracle Field Service Cloudに作成して構成する必要があります。

⼿順1. 「構成」 > 「アプリケーション」の順にクリックします。

「アプリケーション」画⾯が表⽰されます。2. プラス・アイコンをクリックし、次の詳細を追加してから、「発⾏」をクリックします。

フィールド名 摘要

アプリケーション名 登録するサード・パーティ・アプリケーションの名前。

アプリケーションID アプリケーションの⼀意のID。

3. 「アプリケーション」画⾯の左側のペインで登録するアプリケーションをクリックし、次のフィールドに⼊⼒します。

フィールド名 摘要

アプリケーション⼀般情報セクション

アプリケーション名 登録するサード・パーティ・アプリケーションの名前。このフィールドは⾃動的に移⼊されます。

アプリケーションID アプリケーションの⼀意のID。このフィールドは⾃動的に移⼊されます。

アクティブ アプリケーションのステータス。⾮アクティブなアプリケーションでは、ユーザーを認証または承認できません。アクティブなアプリケーションを⾮アクティブにすると、以前に発⾏されたアクセス・トークンは機能しません。

トークン・サービス アプリケーションで使⽤するトークン・サービスまたはIDプロバイダのタイプ。デフォルトは「OFSC」です。

4. 次のフィールドを使⽤して認証サービスを選択します。

Page 86: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

80

フィールド名 摘要

「認証設定」セクション

クライアントID/クライアント・シークレットを使⽤して認証

クライアントIDおよびクライアント・シークレットを使⽤してアプリケーションを認証するには、このチェック・ボックスを選択します。クライアントIDおよびクライアント・シークレットを表⽰するには、「クライアントID /クライアント・シークレットの表⽰」をクリックします。

クライアントID サード・パーティ・アプリケーションのクライアントID。このIDは⾃動的に⽣成されます。

クライアント・シークレット/シークレットの表⽰ サード・パーティ・アプリケーションのクライアント・シークレット。この情報は⾃動的に⽣成されます。

JWTアサーションを使⽤して認証 JWTアサーションを使⽤してアプリケーションを認証するには、このチェック・ボックスを選択します。

外部アクセス・トークンを使⽤した認証 外部アクセス・トークンを使⽤してアプリケーションを認証するには、このチェック・ボックスを選択します。「トークン・サービス」で「外部」を選択すると、このフィールドが表⽰されます。

クライアント証明書/アップロード アプリケーションの秘密鍵で署名された証明書。これが指定されていない場合、OAuth2 JWTアサーション認証は使⽤できません。証明書をアップロードするには、「アップロード」をクリックします。

5. 次のフィールドを使⽤して、アプリケーションの固有のAPIを選択します。

フィールド名 摘要

「APIアクセス」セクション

新規追加 クリックして新しいAPIを追加します。APIアクセスの追加ダイアログが表⽰されます。追加するAPIを選択し、「発⾏」をクリックします。

使⽤可能なメソッド 対応するAPIで使⽤可能なAPIメソッドのリスト。メニューをクリックして、フィールドやメソッドを変更したり、APIへのアクセスを削除します。

使⽤可能なエンティティ 現在のアプリケーションのユーザーがアクセスできるエンティティのリスト。このオプションは、コアAPIおよびメタデータAPIのフィールドでのみ使⽤可能です。

使⽤可能なリソース・フィールド/ 使⽤可能なアクティビティ・フィールド/ 使⽤可能な在庫フィールド/ 使⽤可能なサービス要求フィールド/ 使⽤可能なユーザー・フィールド

対応するAPIで使⽤可能なフィールドのリスト。これをクリックすると「レイアウト構造」画⾯がオープンし、現在のアプリケーションのユーザーがAPIを使⽤して設定や更新に使⽤できるフィールドを選択できます。この画⾯は「コンテキスト・レイアウトの構造」画⾯として機能し、フィールドおよび表⽰が設定されます。

アクセスの削除 このAPIへのアクセスを削除します。このアプリケーションへのアクセス権があるユーザーは、対応するAPIを使⽤できなくなります。

6. 次のフィールドを使⽤してアクセス制限を追加します。

Page 87: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

81

フィールド名 摘要

「追加制限」セクション:

表⽰可能なリソース アプリケーションに表⽰可能なリソース。アプリケーションでは、この設定に含まれているリソース・ツリー・ノードでのみ処理が実⾏されます。リソースが指定されていない場合、アプリケーションはリソース・ツリー全体にアクセスできます。このアプリケーションに表⽰可能なリソースを選択するには、鉛筆アイコンをクリックします。

特定のIPアドレスに対するアクセスのみ許可 現在のアプリケーションにアクセスできるIPアドレス。ボックスにIPアドレスを追加します。

次の表で、「表⽰可能なリソース」フィールドがどのように機能するかを説明します。

表⽰制限 動作

空 このアプリケーションのかわりにユーザーが認証されると、リソース・ツリー内の位置が表⽰制限で使⽤されます。アプリケーションはアプリケーション⾃体を承認できず、ユーザーのみ承認できます。

現在 このアプリケーションのかわりにユーザーが認証されると、リソース・ツリー内の位置の交差点(結合なし)、およびアプリケーション表⽰制限が表⽰制限で使⽤されます。

アクティビティ予約

アクティビティ予約の構成技術者が客先でアクティビティを実⾏する場合、顧客が異なる⽇に別のジョブを実⾏する可能性について尋ねる可能性があります。技術者は、新しいジョブに関する情報を収集してアクティビティを作成し、速やかにスケジュールできる必要があります。また、技術者がアクティビティを予約するためには、その特定の⽇時に使⽤可能なキャパシティをチェックできる必要があります。この状況は、モビリティのアクティビティ予約オプションで処理します。最も正確で間違いのないキャパシティ計算を取得するには、アクティビティ予約コンテキストを正しく構成する必要があります。「新規アクティビティの予約」オプションは、「画⾯構成」画⾯の「モビリティ」セクションで構成されます。モビリティ・アプリケーションを介して、ユーザーは、指定のキャパシティ・バケットおよび時間枠にアクティビティを作成できる機能にアクセスし、アクティビティが⼀般的な基準でルーティングされることになります。アクティビティを予約するには、特定のキャパシティ・カテゴリについて選択した⽇および時間枠に、選択したキャパシティ・バケットで割当が可能である必要があります。アクティビティが予約されると、その実⾏に必要なキャパシティが、使⽤可能なキャパシティから差し引かれ、使⽤キャパシティに追加されます。キャパシティが引き続き使⽤可能な場合にのみ新規アクティビティのオーダーを受け⼊れるために、使⽤キャパシティが割当値と⽐較されます。キャパシティ情報を最新の状態にしておくことが機能にとって重要であるため、アクティビティ予約は、オンライン・モードでのみ使⽤できます。

Page 88: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

82

アクティビティ予約⽤のレイアウトの作成「画⾯構成」画⾯の「モビリティ」セクションで「新規アクティビティの予約」オプションを使⽤して、アクティビティ予約⽤のレイアウトを作成します。

⼿順1. 「構成」 > 「ユーザー・タイプ」の順にクリックします。2. 新規アクティビティを予約するためのレイアウトを追加するユーザー・タイプを選択します。3. 「⼀般」タブの「アクセス設定」セクションで、「モビリティを介したアクセスの許可」チェック・ボックスを選択します。4. 「モビリティ」セクションを展開し、「新規アクティビティの予約」をクリックします。

ビジュアル・フォーム・エディタがオープンします。5. 任意のフィールドを「新規アクティビティの予約」画⾯にドラッグ・アンド・ドロップします。

「アクティビティ・タイプ」(aworktype)フィールドが必要です。ただし、ファイル・タイプのフィールドまたはプロパティ、タブ、および「タイム・スロット」フィールドは追加できません。

6. すべてのフィールドに対する表⽰設定を選択します。7. 「発⾏」をクリックします。

レイアウトが保存されます。

アクティビティ・タイプの制約アクティビティ予約機能では、特定のアクティビティ・タイプに対していくつかの制約が適⽤されます。アクティビティ・タイプの中には、アクティビティを予約できるかどうかが完全に決まるタイプや、コンテキストの様々なプロパティの構成に影響を与えるタイプがあります。アクティビティ・タイプのリストは、「アクティビティ・タイプ」画⾯にあります。「構成」 > 「アクティビティ・タイプ」の順にクリックし、「アクティビティ・タイプ」画⾯にアクセスします。予約に使⽤可能にするアクティビティ・タイプのすべてに等しく適⽤する、アクティビティ・タイプの制約および条件のみを記述します。

タイム・スロットのサポート予約対象のアクティビティごとに、「タイム・スロットのサポート」オプションを有効にする必要があります。このオプションを選択するには、「構成」 > 「アクティビティ・タイプ」の順にクリックします。「アクティビティ・タイプ」画⾯で、予約対象のアクティビティのタイプを選択します。アクティビティをオープンし、「タイム・スロットのサポート」を選択して、「更新」をクリックします。

移動の計算予約するアクティビティに「移動の計算」機能を使⽤可能にすると、キャパシティ計算では、「アクティビティ移動統計フィールド」のすべてのフィールドおよびプロパティがさらに考慮されます。「移動の計算」機能を選択するには、「構成」 > 「アクティビティ・タイプ」の順にクリックします。「アクティビティ・タイプ」画⾯で、機能を追加するアクティビティ・タイプをオープンします。「移動の計算」チェック・ボックスを選択し、「更新」をクリックします。この機能を選択した場合は、「統計」画⾯の「アクティビティ移動統計フィールド」に選択したすべてのフィールドを「新規アクティビティの予約」コンテキスト・レイアウトに追加し、表⽰を「必須」に設定する必要があります。

Page 89: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

83

統計を使⽤したアクティビティ所要時間の計算予約するアクティビティに「統計を使⽤してアクティビティ所要時間を計算します」機能を使⽤可能にすると、キャパシティ計算では、「アクティビティ所要時間統計フィールド」のすべてのフィールドおよびプロパティがさらに考慮されます。「統計を使⽤してアクティビティ所要時間を計算します」を選択するには、「構成」 > 「アクティビティ・タイプ」の順にクリックします。「アクティビティ・タイプ」画⾯で、機能を追加するアクティビティ・タイプをオープンします。「統計を使⽤してアクティビティ所要時間を計算します」チェック・ボックスを選択し、「更新」をクリックします。この機能を選択した場合は、「統計」画⾯の「アクティビティ所要時間統計フィールド」フィールドに選択したすべてのフィールドを「新規アクティビティの予約」コンテキスト・レイアウトに追加し、表⽰を「必須」に設定する必要があります。

作業ゾーンのサポートアクティビティを予約するには、作業ゾーン・サポートを有効にする必要があります。会社レベルおよびアクティビティ・レベルの両⽅で対応するアクティビティ・タイプの作業ゾーン・サポートを有効にすると、作業ゾーン・キーのすべてのフィールドがキャパシティ計算の対象になります。会社レベルで作業ゾーン・サポートを有効にするには、「構成」 > 「ビジネス・ルール」の順にクリックします。「⼀般」セクションで「作業ゾーン・サポート」を選択します。アクティビティ・レベルでこのオプションを選択するには、「構成」 > 「アクティビティ・タイプ」の順にクリックします。「アクティビティ・タイプ」画⾯で、予約対象のアクティビティのタイプを選択します。アクティビティをオープンし、「作業ゾーンのサポート」を選択して、「更新」をクリックします。「構成」 > 「作業ゾーン」の順にクリックし、作業ゾーン・キーで選択したフィールドをメモします。「必須」表⽰のこのフィールドを「新規アクティビティの予約」コンテキスト・レイアウトに追加します。

作業スキルのサポートアクティビティを予約するには、作業スキル・サポートを有効にする必要があります。会社レベルおよびアクティビティ・レベルの両⽅で対応するアクティビティ・タイプの作業スキル・サポートを有効にすると、作業スキル条件のすべてのフィールドがキャパシティ計算の対象になります。会社レベルで作業スキル・サポートを有効にするには、「構成」 > 「ビジネス・ルール」の順にクリックします。「⼀般」セクションで「作業スキル・サポート」を選択します。アクティビティ・レベルでこのオプションを選択するには、「構成」 > 「アクティビティ・タイプ」の順にクリックします。「アクティビティ・タイプ」画⾯で、予約対象のアクティビティのタイプを選択します。アクティビティをオープンし、「作業スキルのサポート」を選択して、「更新」をクリックします。「構成」 > 「作業スキル」の順にクリックし、「作業スキル条件」をクリックします。予約対象の作業スキルをオープンし、作業スキル条件をメモします。「必須」表⽰のこれらのフィールドを「新規アクティビティの予約」コンテキスト・レイアウトに追加します。

「予約されたアクティビティのスケジュール」コンテキスト「予約されたアクティビティのスケジュール」コンテキストによって、「タイム・スロット」画⾯のレイアウトが定義されます。タイム・スロットの選択ウィジェットは事前構成されて変更できませんが、予約されたアクティビティのその他の詳細はすべて「予約されたアクティビティのスケジュール」コンテキストに指定できます。コンテキスト構成には次の制限が適⽤されます。

• コンテキスト・レイアウトには、アクティビティまたはプロパティの読取り専⽤の表⽰条件のみ追加できます。

• 「予約されたアクティビティのスケジュール」コンテキストにはタブを作成できません。

「新規アクティビティの予約」コンテキストとは異なり、これ以外の特別な制限はありません。「予約されたアクティビティのスケジュール」コンテキストは、「画⾯構成」画⾯の「モビリティ」セクションで使⽤できます。

Page 90: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

84

エラー・メッセージこの項では、アクティビティの予約時に発⽣する可能性があるエラーと対応するメッセージのリストを⽰します。

コンテキスト⽋落エラー2つのコンテキスト(「新規アクティビティの予約」、「予約されたアクティビティのスケジュール」)の少なくとも1つがアクティビティ予約機能を使⽤して追加されていない場合、次のメッセージが表⽰されます: フォームの構成が正しくありません。コンテキスト・レイアウトが⾒つかりません。。⾒つからないコンテキストに応じてエラーが表⽰され、対応する画⾯にアクセスできます。

検証エラー予約アクティビティのコンテキスト(「新規アクティビティの予約」、「予約されたアクティビティのスケジュール」)で、必須フィールドの中に空のフィールドがある場合は、検証メッセージ「検証に失敗しました。フォームをレビューしてください」が表⽰されます。「タイム・スロット」画⾯でタイム・スロットが選択されていない場合、アクティビティは予約されず、「検証に失敗しました。フォームをレビューしてください。タイム・スロットが選択されていません」というメッセージが表⽰されます。

キャパシティ計算エラーキャパシティは次の場合に計算されません。

• 前のステップ(予約されたアクティビティの作成)で⼊⼒されたデータが不⼗分である場合。

• 構成が正しく実⾏されなかった場合。

• アクティビティ・パラメータに⼀致する使⽤可能なキャパシティがない場合。

キャパシティ計算ステージ、つまり予約アクティビティ・フォームに⼊⼒された情報を発⾏した後に発⽣する可能性があるエラー・メッセージは次のとおりです。

• 作業スキルのサポートは会社レベルで使⽤不可になっています。

• 作業スキルはこのタイプのアクティビティではサポートされていません。

• 指定されたアクティビティ・フィールドを使⽤してカテゴリを特定できません。

• 選択したアクティビティ・タイプは⾮アクティブです。

• 指定されたアクティビティ・フィールドでは作業ゾーンを特定できません。

• 作業ゾーンの\`location\`値の計算に必要なフィールド/プロパティが⾒つかりません。

• タイム・スロットはこのタイプのアクティビティではサポートされていません。

• 所要時間の⾒積に必要なフィールド/プロパティが⾒つかりません。

• 移動の⾒積に必要なフィールド/プロパティが⾒つかりません。

Page 91: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

85

• 検出された⼀致バケットには、このアクティビティを予約するために必要な割当がありません。

• このアクティビティに適切な割当バケットが⾒つかりません。

ユーザー・タイプについてユーザー・タイプを使⽤して、すべてのユーザーの権限および制限を管理します。既存のビジネス・ロールに対応するビジネスに対してユーザー・タイプを作成できます。各ユーザー・タイプには、ユーザーのログイン⽅法、特定の機能の使⽤、メニュー項⽬、プロパティへのアクセスなど、セキュリティおよび表⽰権限を定義するプロファイルがあります。カスタム画⾯コンテキスト・レイアウトを含めることもできます。各ユーザーには厳密に単⼀のユーザー・タイプを割り当てます。ユーザー・タイプはいつでも追加または変更可能で、不要になったユーザー・タイプは削除できます。新しいユーザー・タイプを作成するために、既存のユーザー・タイプの構成をコピーすることもできます。これによって、同様の構成設定を共有する複数のユーザー・タイプを簡単に作成できます。

指定のユーザー・タイプに対して使⽤可能にする画⾯または機能ごとに、表⽰を「読取り専⽤」または「読取り/書込み」に設定できます。表⽰の値を定義しないと、そのユーザー・タイプには、その画⾯または機能が表⽰されません。画⾯またはタブに対するアクセスには、その画⾯の処理に対するアクセスが⾃動的に含まれます。

ユーザー・タイプ設定新しいユーザー・タイプは、そのビジネス・ロールに従って構成する必要があります。同様に、ビジネス・ロールの変更によって、対応するユーザー・タイプ設定の変更が必要になる可能性があります。Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスユーザーに割り当てられているユーザー・タイプに対する変更は、「ユーザー・タイプ」画⾯で保存された直後に適⽤されます。Oracle Field Serviceモビリティ・クラウド・サービスユーザーに割り当てられているユーザー・タイプに対する変更は、次回の同期後に適⽤されます。

ユーザー・タイプ設定は、タブとして表⽰される、次の4つのカテゴリに分類されます。

• ⼀般

これらの基本設定には、リソース・タイプおよびその他のユーザーに対するユーザー・タイプのオプションに加え、システムおよびその機能に対するユーザー・タイプのアクセスを定義します。

• 画⾯構成

これらの設定には、特定のユーザー・タイプに表⽰する画⾯、ウィンドウ、ポップアップ・ウィンドウおよびその他の要素を定義します。各コンテキストのコンテンツ、編成および表⽰を設定するコンテキスト・レイアウト・エディタがサポートされています。

• 制限およびフィルタ

これらの設定には、現在のタイプのユーザーに表⽰されるアクティビティおよびフィールドに対する制限を定義します。

ユーザー・タイプ設定の理解ユーザー・タイプ設定によって、システム、機能および特定のAPIへのアクセスなどのオプションが定義されます。また、画⾯、ウィンドウ、ポップアップ・ウィンドウ、アクティビティおよびフィールドの表⽰も制御します。

Page 92: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

86

「⼀般」タブの設定設定 摘要 注意

ラベル ユーザー・タイプの⼀意の識別⼦。 必須。空⽩は使⽤できません。

名前 ユーザー・タイプを表すわかりやすい名前。 必須。空⽩は使⽤できます。

アクティブ ユーザー・タイプがアクティブかどうかを⽰します。 ユーザー・タイプをアクティブ化すると、ユーザーに割当可能になります。⾮アクティブなユーザー・タイプも、そのユーザー・タイプに割り当てられたユーザーに適⽤されます。

ログイン・ポリシー Oracle Field Service Cloudに対するユーザー認証⽅法を定義します

割当済リソース・タイプ このユーザー・タイプで使⽤可能なリソース・タイプが表⽰されます。

割当済リソース・タイプを変更するには、鉛筆アイコンをクリックします。現在、このユーザー・タイプにユーザーが割り当てられている場合は、リソース・タイプを削除できません。

次のユーザー・タイプのユーザーを作成できます このユーザー・タイプで作成できるユーザー・タイプをリストします。

⾮アクティブなユーザー・タイプは灰⾊表⽰され、このユーザー・タイプで作成できません。

ユーザー・タイプの作成権限は相互的です。たとえば、ユーザー・タイプ「マネージャ」はユーザー・タイプ「ディスパッチャ」を作成でき、ユーザー・タイプ「ディスパッチャ」はユーザー・タイプ「マネージャ」を作成できます。

このユーザー・タイプで作成できるユーザー・タイプを変更するには、鉛筆アイコンをクリックします。

次のユーザー・タイプのユーザーが作成できます 現在のユーザー・タイプを作成できるユーザー・タイプをリストします。

⾮アクティブなユーザー・タイプは灰⾊表⽰されます。

ユーザー・タイプの作成権限は相互的です。たとえば、ユーザー・タイプ「マネージャ」はユーザー・タイプ「ディスパッチャ」を作成でき、ユーザー・タイプ「ディスパッチャ」はユーザー・タイプ「マネージャ」を作成できます。

管理を介したアクセスの許可 有効にすると、現在のタイプのユーザーは管理モジュールを使⽤できます。

「画⾯構成」タブのオプションを使⽤可能にするには、このボックスまたは「モビリティを介したアクセスの許可」ボックスのいずれかを選択する必要があります。

モビリティを介したアクセスの許可 有効にすると、現在のタイプのユーザーはモビリティ・インタフェースを使⽤できます。

「画⾯構成」タブのオプションを使⽤可能にするには、このボックスまたは「管理を介したアクセスの許可」ボックスのいずれかを選択する必要があります。

ユーザー・ログインおよびパスワードを使⽤したAPI経由のレガシー・アクセスを許可します。

有効にすると、現在のタイプのユーザーはAPI経由でシステムを使⽤できます。このオプションは下位互換性のためのみに使⽤されます。新規顧客は、アプリケーション資格証明を使⽤してアクセスを構成する必要があります。

選択したアプリケーションを使⽤してAPIアクセス権限が構成されました

選択したユーザー・タイプのユーザーにAPI権限を提供するアプリケーションを選択します。

「アプリケーション」画⾯でアプリケーションを作成し、API権限を構成します。

Page 93: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

87

設定 摘要 注意

マップ 有効にすると、ユーザーは、「アクティビティ」、「割当」および「リソースの作業ゾーン」画⾯でマップ表⽰にアクセスできます。

モビリティでのGPSテレメトリの有効化 有効にすると、ユーザーのデバイスからユーザーの地理的な位置情報を直接収集できます。

チャット経由での在庫移動の許可 チャット機能に加えて、ユーザーはチャット経由で在庫を転送できます。

チャット経由でのイメージ共有の許可 チャット機能に加えて、ユーザーはチャット経由でイメージを共有できます。

チャット経由でのアクティビティ移動の許可 チャット機能に加えて、ユーザーはチャット経由でアクティビティを転送できます。

必要な在庫へのアクセスの許可 有効にすると、モビリティ・ユーザーは必要な在庫機能にアクセスして、関連するすべての処理を実⾏できます。

管理の「必要な在庫」権限は、「アクティビティの追加」または「アクティビティ詳細」コンテキストにおける「必要な在庫」タブの表⽰として実装されます。

モビリティでのスマート・ロケーション・アラートの有効化 有効にすると、コンプライアンスの問題が発⽣してSmartLocationモジュールで識別された場合に、ユーザーは⾃分のモバイル・デバイスでアラートを受信できます。

部品カタログ 有効にすると、ユーザーは標準の検索機能を使⽤して、カタログの特定のスペア部品を検索できます。

管理でのアクティビティの削除の許可 有効にすると、ユーザーはアクティビティを取り消すとともに削除することもできます。そうしない場合、取り消されたアクティビティはシステム内に残ります。

アクティビティ移動での作業ゾーン / 作業スキル不⼀致の無視

有効にすると、ユーザーは、アクティビティの作業ゾーン/作業スキルが⼀致していないリソースにアクティビティを移動できます。

管理での処理時間の調整の許可 有効にすると、ユーザーは、管理でのアクティビティ処理の時間を⼿動で調整できます。そうしない場合、処理時間は現在時間として記録されます。

管理での未スケジュール・プールからスケジュール済プールへのアクティビティの移動の許可

有効にすると、ユーザーは未スケジュール・アクティビティをスケジュール済アクティビティに変換できます。

管理でのルート内のアクティビティの順序変更の許可 有効にすると、ユーザーはルート内のアクティビティの位置を変更できます。

モビリティでの完了時の次のアクティビティ選択の許可 有効にすると、モビリティでアクティビティを完了するユーザーは、次に開始するアクティビティを選択できます。そうしない場合は、ルート内の次のアクティビティのみ開始できます。

管理での繰返し/⼀括アクティビティ作成の許可 有効にすると、ユーザーは⼀括アクティビティおよび繰返しアクティビティを作成できます。

管理でのアクティビティの再スケジュール/未スケジュール・プールへの移動の許可

有効にすると、ユーザーは、アクティビティを別の⽇付に移動したり、アクティビティを未スケジュールにできます。

管理でのリソース間のアクティビティの移動の許可 有効にすると、ユーザーはリソース間でアクティビティを移動できます。

管理での未スケジュール・プールへのアクセスの許可 有効にすると、ユーザーは未スケジュール・アクティビティのプールにアクセスして、アクティビティに対して処理を実⾏できます。

Page 94: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

88

設定 摘要 注意

モビリティでの残りの移動時間の表⽰および調整の許可

有効にすると、移動時間のカウントダウンがモビリティに表⽰され、ユーザーはモビリティで移動時間を調整できます。使⽤可能な値は、5分、10分、15分、30分、45分、1時間、1時間30分、2時間、3時間、4時間および8時間です。

モビリティでの残りのアクティビティ時間の表⽰ 有効にすると、アクティビティの作業進捗カウントダウンがモビリティに表⽰されます。

管理でのリソース・ツリー再編成の許可 有効にすると、ユーザーはリソース・ツリー内のリソースの位置を変更できます。

モビリティでの作業カレンダ変更の許可 有効にすると、ユーザーはリソースの作業カレンダを変更できます。

「画⾯構成」タブ設定 摘要 注意

管理 管理で使⽤するコンテキストが含まれます

モビリティ モビリティで使⽤するコンテキストが含まれます

コラボレーションおよび識別⼦ コラボレーションで使⽤するコンテキスト、およびエンティティ識別⼦のコンテキストが含まれます

「制限およびフィルタ」タブ設定 摘要 注意

すべてのアクティビティの⾮表⽰ ⼀定時間の経過後に、ユーザーがシステム内のアクティビティにアクセス可能かどうかを決定します。有効にすると、管理者は、アクティビティが⾮表⽰になる経過時間も設定する必要があります。

アクティビティ・フィールドの⾮表⽰ ⼀定時間の経過後に、ユーザーが特定のアクティビティ・フィールドにアクセス可能かどうかを決定します。⾮表⽰にするフィールドは、「アクティビティ・フィールド」リンクをクリックしてアクセスできる「フィールド制限」コンテキストで定義されます。有効にすると、管理者は、アクティビティ・フィールドが⾮表⽰になる経過時間も設定する必要があります。

表⽰可能なアクティビティを制限するフィルタ 現在のタイプのユーザーがルート全体を表⽰できるか、または⼀部のアクティビティのみを表⽰できるかを定義します。表⽰制限の設定には、適⽤可能なフィルタの適切な構成が必要です。

画⾯構成設定画⾯構成設定には、特定のユーザー・タイプに表⽰する画⾯、ウィンドウ、ポップアップ・ウィンドウおよびその他の要素を定義します。コンテキスト・レイアウト・エディタもサポートされ、ここで各コンテキストのコンテンツ、編成および表⽰が設定されます。

Page 95: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

89

「画⾯構成」タブには、Oracle Field Service Cloudで使⽤可能なすべてのコンテキストのリストがあります。すべてのコンテキストは、システム内での配置に対応する3つのセクションに分割されます。

• 管理: Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスで使⽤されるコンテキスト。

• モビリティ: Oracle Field Serviceモビリティ・クラウド・サービスで使⽤されるコンテキスト。

• コラボレーションおよび識別⼦: Oracle Field Service Collaboration Cloud Serviceで使⽤されるコンテキストおよびエンティティ識別⼦のコンテキスト。

「画⾯構成」タブは、ユーザー・タイプの「管理を介したアクセスの許可」または「モビリティを介したアクセスの許可」、あるいはその両⽅のオプションが使⽤可能になっている場合にアクティブになります。同じ設定は、画⾯構成のセクションの可⽤性にも影響します。ユーザー・タイプの「管理を介したアクセスの許可」オプションが使⽤不可の場合、「管理」セクションは折りたたまれて⾮アクティブになります。「モビリティを介したアクセスの許可」オプションについても同じです。

設定のリストは階層的に編成され、異なるコンテキスト間の関係が表⽰されます。すべてのコンテキスト名は、コンテキスト・レイアウト・エディタ画⾯へのリンクになっています。

注 その後、ユーザー・タイプの「管理を介したアクセスの許可」または「モビリティを介したアクセスの許可」オプションが使⽤不可にされた場合は、「管理」または「モビリティ」セクションで⾏われた画⾯構成設定が保持されます。アクセスが再度許可されると、同じ画⾯構成設定がそのユーザー・タイプに対して再度適⽤されます。

新規(編集でない)または空のコンテキストへのリンクは⾚で表⽰され、編集されたコンテキストへのリンクは⻘で表⽰されます。コンテキストからすべての要素を削除すると、そのリンクの⾊は⻘から⾚に変わり、コンテキストが空になったことを⽰します。別のユーザー・タイプの設定をコピーしないでユーザー・タイプを作成すると、すべてのコンテキストは⾚で表⽰されます。ユーザー・タイプの画⾯を構成している場合は、「コンテキスト・レイアウトの構造」ページに、プロパティが構成されていることを⽰すインジケータが提供されます。ページの「レイアウト構造」列に項⽬を追

Page 96: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

90

加すると、フィールドに表⽰を追加するまでは⾚で表⽰されます。項⽬の表⽰を定義すると、その項⽬は「レイアウト構造」列でハイライトされなくなります。

コンテキストの階層は、現在のユーザー・タイプに使⽤可能または使⽤不可のメイン・メニュー項⽬を定義する「メイン・メニュー項⽬」コンテキストから開始します。「メイン・メニュー項⽬」コンテキストの構成では、特定のユーザー・タイプに表⽰または⾮表⽰にするメニュー・バー要素を定義します。各メニュー・バー要素は特定の画⾯をオープンし、したがって、その機能へのアクセスを提供します。あるユーザー・タイプに対して特定の画⾯を使⽤可能にすると、そのタイプのすべてのユーザーが、その画⾯に実装されている機能全体にアクセスできるようになります。同様に、あるユーザー・タイプに対して画⾯を使⽤不可にすると、そのタイプのすべてのユーザーが、その画⾯に実装されている機能を使⽤できなくなります。

「メッセージ・シナリオ」メニュー項⽬の表⽰を「読取り/書込み」に変更すると、ユーザーは、メッセージ・シナリオのすべての要素を表⽰して、編集できるようになります。「読取り専⽤」表⽰では、表⽰のみが可能になります。

コンテキストへのリンクは、コンテキスト間の関連を⽰す⽮印で接続されます。⽮印にマウスを重ねると、よく⾒えるように⾚でハイライトされます。

Page 97: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

91

リンクをクリックして「コンテキスト・レイアウトの構造」画⾯をオープンし、コンテキストのフィールドと処理、およびユーザー・タイプに対する表⽰を定義します。画⾯またはウィンドウの同じレイアウトまたは若⼲変更したレイアウトを他のユーザー・タイプが使⽤する場合は、コンテキスト・レイアウトを別のユーザー・タイプにコピーできます。そのために、「コンテキスト・レイアウトの構造」画⾯には、システムのすべてのユーザー・タイプのリストがオープンする「コピー先」ボタンがあります。

フォーム・タイプのモビリティ・コンテキストの場合は、リンクによって「ビジュアル・フォーム・エディタ」画⾯が表⽰され、ユーザーはより簡単に透過的な⽅法でコンテキスト・レイアウトを編集できます。「ビジュアル・フォーム・エディタ」では、セクションおよびタブに対するデフォルトの読取り/書込み表⽰を削除できます。また、読取り/書込み表⽰は移⾏後は追加されません。プロパティの表⽰条件が必須で、プロパティ値が消去されている場合は、値がnullに設定され、表⽰が選択されます。

現在のユーザー・タイプの画⾯構成が他の1つ以上のユーザー・タイプと共有されている場合は、そのようなユーザー・タイプが「コピー先」リストに事前に選択されます。リストで選択されているユーザー・タイプが他のユーザー・タイプと画⾯構成を共有する場合は、そのようなユーザー・タイプも同様に⾃動的に選択されます。現在のコンテキスト・レイアウトは、選択されているユーザー・タイプに適⽤されます。この場合、前のコンテキスト・レイアウトの設定(ある場合)は置換されます。

別のユーザー・タイプのコンテキスト・レイアウトがコピーされる場合、現在のコンテキストはコピーされますが、画⾯の残りの構成は変わらずに残ります。コンテキスト・レイアウトをコピーすると、2つの独⽴した同じコンテキスト・レイアウトが作成されます。各レイアウトは、もう⼀⽅のレイアウトが変更されることなく独⽴して編集できます。ただし、コピー先の画⾯構成が他のユーザー・タイプと共有されている場合は、現在のコンテキスト・レイアウトが同じ画⾯構成を共有するすべてのユーザー・タイプにコピーされます。

コンテキスト・レイアウトのコピーは、「レイアウトは正常にコピーされました」というメッセージによって確認されます。「コンテキスト・レイアウトの構造」画⾯をクローズすると、「ユーザー・タイプ」画⾯に戻ります。

「モビリティ」セクションには、モビリティで使⽤されるコンテキストとその関連が表⽰されます。

「コラボレーションおよび識別⼦」セクションには、2つのグループに分類されたコンテキストがあります。

• 識別⼦: アクティビティ、在庫およびサービス要求の識別⼦のコンテキストが含まれます

Page 98: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

92

• コラボレーション: コラボレーション・モジュールに関連するすべてのコンテキストが含まれます

注 テキストのサイズ、太字/標準、斜体、⾊の変更などのテキストの書式設定やプロパティは、Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスではサポートされていません。

ユーザー・タイプが別のユーザー・タイプのコピーとして作成され、画⾯構成が共有されている場合は、「次と共有する画⾯構成: {ユーザー・タイプ}」というメッセージが「画⾯構成」タブに表⽰されます。画⾯構成が別のユーザー・タイプと共有されている場合は、両⽅のユーザー・タイプに同じ設定のセットが使⽤され、両⽅のユーザー・タイプが画⾯構成を同時に参照します。共有画⾯構成は、すべてのコンテキスト・レイアウトおよびその表⽰が、画⾯構成を共有するすべてのユーザー・タイプに同⼀であることを意味します。いずれかのユーザー・タイプの画⾯構成が変更されると、画⾯構成を共有する他のすべてのユーザー・タイプに同じ変更が即時に適⽤されます。

変更処理リンクでは、現在のユーザー・タイプの画⾯構成に対して異なるソースを選択できます。この場合、現在のユーザー・タイプは共有画⾯構成から分離されます。3つのオプションを使⽤できます。

• 次の画⾯構成を使⽤ {ユーザー・タイプ}: 画⾯構成は1つ以上のユーザー・タイプと共有されます。構成設定の単⼀のセットのみが存在し、いずれかのユーザー・タイプの画⾯構成の変更によって、他のユーザー・タイプの画⾯構成に対して同様の変更が発⽣します。この場合は共有が継承され、つまり、共有に選択されているユーザー・タイプが、その画⾯構成を他のユーザー・タイプとすでに共有している場合は、それらのユーザー・タイプのすべてに同じ画⾯構成が使⽤されます。下部のノートには、同じ画⾯構成を共有しているユーザー・タイプについて情報が提⽰されます。

• 画⾯構成の作成のコピー元 {ユーザー・タイプ}: 画⾯構成は別のユーザー・タイプからコピーされます。この場合、2つの独⽴したセットの設定が作成され、変更は、変更を実施したユーザー・タイプにのみ適⽤されます。下部のノートには、画⾯構成がコピーされるユーザー・タイプについて情報が提⽰されます。

• 空の画⾯構成の作成: 現在の画⾯構成が消去されます。現在のユーザー・タイプの設定のみが消去されます。画⾯構成が以前に別のユーザー・タイプと共有またはコピーされた場合は、その画⾯構成から分離され、新しい独⽴した画⾯構成が作成されます。下部のノートには、現在のユーザー・タイプの画⾯構成のみが消去されることが提⽰されます。

ユーザー・タイプに独⽴した画⾯構成がある場合は、別のユーザー・タイプの画⾯構成を共有またはコピーすることで、別の画⾯構成に置換できます。画⾯構成が他のユーザー・タイプの画⾯構成に関連していないすべてのユーザー・タイプには、「画⾯構成のコピー/共有」リンクがあります。このリンクを使⽤することで、現在の画⾯構成を変更するために提供された構成と同じ画⾯構成オプションになります。ただし、現在の画⾯構成はシステムの他のどこにも使⽤されていないため、なんらかのオプションの選択によって現在の構成は永久に削除されます。ノートには、現在の構成が消失することが警告されます。

ビジュアル・フォーム・エディタビジュアル・フォーム・エディタを使⽤して、ユーザー・タイプごとに、モビリティ・アプリケーションに選択コンテキスト・レイアウトを構成します。

注 アプリケーションにモビリティ・コンテキストを表⽰するには、ユーザー・タイプごとに「モビリティを介したアクセスの許可」チェック・ボックスを選択する必要があります。

エディタを使⽤すると、各フォームの次のエンティティ(使⽤可能な場合)を構成できます。

Page 99: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

93

• フィールド: 選択したコンテキストに関連するプロパティ、または特定のエンティティに属するプロパティが表⽰されます。

• 処理: 選択したコンテキストに関連する処理、または特定のエンティティに属する処理が表⽰されます。

• 特別な要素: 次のオプションが使⽤可能です。

• テキストの追加: フォームのセクションにテキストを追加できます。

• セクションおよびタブ: 「フィールド」および「処理」オブジェクトから選択したフィールドおよび処理が含まれます。

注 フォームのオブジェクトごとに、「表⽰」設定を定義できます。さらに、「翻訳」セクションを使⽤して、各オブジェクトに表⽰するテキストを、サポートされている⾔語に翻訳できます。

ビジュアル・フォーム・エディタには、デフォルトで次の要素が表⽰されます。

• ヘッダー: 「処理」オブジェクトから選択した処理が表⽰されます。

• フッター: フォームのデフォルトの「終了」および「発⾏」ボタンが含まれます。

注 「発⾏」ボタンに対してのみ表⽰設定を定義できます。

• 「発⾏」および「終了」ボタン: モビリティ・アプリケーションのすべてのフォームに表⽰可能なボタンを⽰します。

特別な要素、処理およびフィールドを使⽤したフォームの構成

コンテキストが「アクティビティの編集/表⽰」であり、ユーザー・タイプ「管理者」に属し、次のオブジェクトを使⽤する「アクティビティの編集/表⽰」フォームを作成するとします。

• 「開始」および「終了」処理。

• 特別な要素である「セクション」

• 「名前」および「住所」フィールド。

この例では、フォームに対してエンティティ(つまり、フィールド、処理および特別な要素)を構成する⽅法を説明します。

⼿順1. 「ユーザーおよびセキュリティ」セクションで、「構成」、「ユーザー・タイプ」の順にクリックします。

既存のユーザーが左側のペインに表⽰されます。2. 左側のペインから「管理者」を選択します。3. 「画⾯構成」タブを選択します。4. 「モビリティ」を展開し、「アクティビティの編集/表⽰」を選択します。

「ビジュアル・フォーム・エディタ」が表⽰されます。5. 特別な要素の「セクション」をグリッドに追加する⼿順は、次のとおりです。

a. 「特別な要素」を選択します。b. 「セクション」をグリッドにドラッグ・アンド・ドロップして、セクションをフォームに追加します。

6. 「名前」および「住所」フィールドをセクションに追加する⼿順は、次のとおりです。a. 「フィールド」セクションから「名前」プロパティをドラッグ・アンド・ドロップします。b. 「フィールド」セクションから「住所」プロパティをドラッグ・アンド・ドロップします。

Page 100: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

94

7. 「保存」をクリックします。8. 「開始」および「終了」処理を追加する⼿順は、次のとおりです。

a. 「開始」処理を「処理」セクションからヘッダーにドラッグ・アンド・ドロップします。b. 「終了」処理を「処理」セクションからヘッダーにドラッグ・アンド・ドロップします。

9. フォーム・エディタの上部にある「保存」をクリックします。

タスクの結果フォームに対してエンティティを構成した後に、モビリティ・アプリケーションにログインして、構成したフォームを表⽰してください。制限およびフィルタの設定「制限およびフィルタ」タブでは、現在のタイプのユーザーに表⽰するアクティビティおよびフィールドに対する制限を設定します。「制限およびフィルタ」タブには、2つのセクションがあります。

• フィールド制限

• 表⽰可能なアクティビティを制限するフィルタ

「フィールド制限」セクションのオプションは、現在のユーザー・タイプのユーザーに対して、すべてのアクティビティまたは特定のアクティビティ・フィールドあるいはその両⽅を⾮表⽰にするかどうかを定義します。このセクションには2つのオプションがあります。

• すべてのアクティビティの⾮表⽰: ユーザーが、ある時期以降のシステムのアクティビティにアクセスできるかどうかを決定します。「すべてのアクティビティの⾮表⽰」オプションを使⽤可能にする場合、管理者は、アクティビティを⾮表⽰にする時期を設定する必要があります。2つのオプションを使⽤できます。

• 明⽇から開始: 選択すると、現在のタイプのすべてのユーザーは、本⽇のアクティビティにのみアクセスできるようになります。

• 明後⽇から開始: 選択すると、現在のタイプのすべてのユーザーは、本⽇と明⽇のアクティビティにのみアクセスできるようになります。選択した時期を超えるアクティビティは、これらのユーザーには表⽰されません。

• アクティビティ・フィールドの⾮表⽰: ユーザーが、ある時期以降の特定のアクティビティ・フィールドにアクセスできるかどうかを決定します。⾮表⽰にするフィールドは、「アクティビティ・フィールド」リンクをクリックしてアクセス可能な「フィールド制限」コンテキストで定義さ

Page 101: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

95

れます。アクティビティ・フィールドの⾮表⽰オプションを使⽤可能にする場合、管理者は、アクティビティ・フィールドを⾮表⽰にする時期を設定する必要があります。2つのアクティビティ・フィールドの⾮表⽰メニュー・オプションを使⽤できます。

• 明⽇から開始: 選択すると、現在のタイプのすべてのユーザーは、本⽇のアクティビティの選択されたフィールドにのみアクセスできるようになります。

• 明後⽇から開始: 選択すると、現在のタイプのすべてのユーザーは、本⽇と明⽇のアクティビティの選択されたフィールドにのみアクセスできるようになります。選択した時期を超える、制限対象のアクティビティ・フィールドは、これらのユーザーには表⽰されません。

「表⽰可能なアクティビティを制限するフィルタ」セクションのオプションは、現在のタイプのユーザーがルート全体を表⽰できるのか、⼀部のアクティビティのみを表⽰できるのかを定義します。表⽰制限の設定には、適⽤可能なフィルタの適切な構成が必要です。

表⽰可能なアクティビティの制限として使⽤するには、「フィルタの追加」ウィンドウで「アクティビティ」に適⽤できるようにフィルタを定義する必要があります。さらに、「表⽰可能なアクティビティの制限」オプションを選択する必要があります。「追加」をクリックすると、「ユーザー・タイプ」画⾯が表⽰され、この画⾯を使⽤して現在のフィルタをユーザー・タイプに対する表⽰制限フィルタとして適⽤できます。

追加したフィルタは、ユーザー・タイプ構成の「制限およびフィルタ」タブの使⽤可能なフィルタのリストに表⽰されます。

ユーザー・タイプにフィルタを設定すると、そのタイプのすべてのユーザーには、フィルタ構成で設定されている条件に従ってフィルタ設定に定義されているアクティビティのみが表⽰されます。

Page 102: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

96

表⽰可能なアクティビティの制限を設定している場合は、フィルタの「ユーザー・タイプ」セクションは適⽤されません。「ユーザー・タイプ」セクションは、「表⽰可能なアクティビティの制限」オプションが選択されている場合にのみ⾮アクティブになります。ただし、リスト/時間/マップ/⽇次の画⾯で使⽤されるフィルタの構成には使⽤されます。

「リスト/時間/マップ/⽇次」オプションが選択されている場合は、「ユーザー・タイプ」セクションがアクティブになります。「ユーザー・タイプ」セクションのノートには、選択されているユーザー・タイプに「リスト/時間/マップ/⽇次」フィルタが適⽤されることが提⽰されます。

フィルタがユーザー・タイプの「リスト/時間/マップ/⽇次」に対するフィルタとして定義されている場合、このフィルタは、そのタイプのユーザーの「アクティビティ」および「⽇次」画⾯の「表⽰」ウィンドウに表⽰されます。リストには、前述されているように構成されたフィルタのみが含まれます。

注 同じフィルタを「リスト/時間/マップ/⽇次」に適⽤するものと、「表⽰可能なアクティビティの制限」として使⽤する両⽅に定義した場合は、ユーザー・タイプの異なる2つのグループに対して機能します。「リスト/時間/マップ/⽇次」フィルタリングは、同じフィルタ構成ウィンドウで選択されたユーザー・タイプに対して使⽤可能になります。ただし、「表⽰可能なアクティビティの制限」は、このフィルタが「制限およびフィルタ」設定で選択されているユーザー・タイプに対して設定されます。

ユーザー・タイプの操作ユーザー・タイプの作成Oracle Field Service Cloudのユーザー・タイプを作成するには、次のステップに従います。

始める前にOracle Field Service Cloudに管理者としてログインする必要があります。

既存のユーザー・タイプをコピーせずにユーザー・タイプを作成する場合は、ほとんどのオプションが無効になっているため、設定を⼿動で定義する必要があります。コピーを使⽤すると、新規ユーザー・タイプはコピーからすべての設定を継承します。

⼿順1. 「ユーザー・タイプ」画⾯にアクセスします。2. 画⾯の左上隅にある+アイコンをクリックします。

「ユーザー・タイプの追加」ウィンドウが表⽰されます。

Page 103: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

97

3. ユーザー・タイプの「ラベル」を⼊⼒します。これは、ユーザー・タイプの⼀意の⽂字列識別⼦です。

4. ユーザー・タイプの「名前」を⼊⼒します。これは、わかりやすい名前です。

5. オプションで、設定のコピー元になる既存のユーザー・タイプを選択します。a. 使⽤可能リストから既存のユーザー・タイプを選択します。b. オプションで、「画⾯構成の共有」をクリックします。

新規ユーザー・タイプに、コピー元ユーザー・タイプと同じ画⾯構成オプションを設定する場合は、このオプションを選択します。共有する画⾯構成を変更した場合、その変更内容は、構成を使⽤するすべてのユーザー・タイプに適⽤されます。

6. 「OK」をクリックします

ユーザー・タイプ設定画⾯が表⽰されます。7. 必要に応じて、ユーザー・タイプ値を編集します。8. 「保存」をクリックします。

管理ユーザーに割り当てられたユーザー・タイプへの変更は、変更が保存されるとすぐに適⽤されます。モビリティ・ユーザーに割り当てられたユーザー・タイプへの変更は、次の同期後に適⽤されます。

ユーザー・タイプの削除ユーザー・タイプは、ユーザーが割り当てられていない場合のみ削除できます。

始める前にOracle Field Service Cloudに管理者としてログインする必要があります。

⼿順1. 「ユーザー・タイプ」画⾯にアクセスします。2. リストから削除するユーザー・タイプを選択します。3. 画⾯の左上隅にある「-」アイコンをクリックします。

「確認」ウィンドウがオープンします。4. 「OK」をクリックします。

選択したユーザー・タイプがユーザーに割り当てられている場合は、ユーザー・タイプを削除できないことを⽰すエラー・メッセージが表⽰されます。そうでない場合、ユーザー・タイプは削除されます。

ユーザー・タイプのエクスポートユーザー・タイプは、関連するリソース・タイプ、ユーザーが作成できるユーザー・タイプ、エクスポートされたユーザー・タイプによって作成されるユーザー・タイプ、権限、コンテキスト・レイアウト、フィルタなど、そのすべての設定とともにエクスポートされます。「ユーザー・タイプのエクスポート」ウィンドウでは、次の処理が使⽤可能です。

• すべて選択: アプリケーションに存在するユーザー・タイプすべてをエクスポートします。

• すべて消去: 前に選択したユーザー・タイプを消去します。

Page 104: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

98

ウィンドウの上部にある検索フィールドでは、検索⽂字列を⼊⼒することでリストをフィルタできます。ラベルの下のすべての項⽬がエクスポートされます。「エクスポート」をクリックし、選択したユーザー・タイプのデータを含むXMLファイルを作成します。ユーザー・タイプを選択していないと、「エクスポートするものがありません」というエラー・メッセージが表⽰されます。

ユーザー・タイプのインポートユーザー・タイプのシステムはXMLファイルからインポートできます。インポートされたシステムは、既存のユーザー・タイプ・システム(ある場合)と置換されます。「ユーザー・タイプのインポート」ウィンドウを使⽤して、ユーザー・タイプ・データが含まれるXMLファイルを選択できます。インポートではXMLファイルのみ処理できます。その他のタイプのファイルが選択されると、インポートは拒否され、「インポート・ファイル・タイプはXMLである必要があります」エラー・メッセージが表⽰されます。ユーザー・タイプをインポートする前に、アプリケーションではエンティティ(リソース・タイプ、権限、コンテキスト・レイアウト項⽬など)が有効であることが確認されます。

検証メッセージは次のとおりです。

• 正常にインポートされました: ユーザー・タイプは正常にインポートされました。

• 警告ありでインポートされました:

1つ以上のエンティティが無効ですが、ユーザー・タイプはインポートされました。

• インポートされていません: ユーザー・タイプに重⼤なデータが⽋落しているため、インポートされていません。

インポート・プロセス中は、進捗ウィンドウに次の情報が表⽰されます。

• 「インポート」列の数値は、インポート済の項⽬数が検証済の項⽬数と異なることを意味します。

• 緑⾊のチェック・マークは、検証済の項⽬数がインポート済の項⽬数と同じであることを意味します。

ユーザー・タイプ・インポート詳細ウィンドウには、正常にインポートされたユーザー・タイプ、警告ありでインポートされたユーザー・タイプ、およびインポートされなかったユーザー・タイプの詳細がすべて表⽰されます。

ユーザー・タイプの管理ユーザー・タイプおよび個々のユーザーを構成し、管理する⽅法は、ユーザー・タイプの設定に依存しています。ユーザー・タイプの設定は、ユーザー管理プロセスに影響を与えます。ユーザー・タイプおよび個々のユーザーを構成する場合は、次の点を考慮してください。

• これらの設定により、ユーザーは、このユーザー・タイプでログインし、「ユーザー」画⾯をオープンしてユーザーを管理できます。

• 「ユーザー」画⾯へのアクセス権があるユーザーは、システムに存在するすべてのユーザーのリストを表⽰できます。ただし、ユーザーが変更できるのは、「次のユーザー・タイプのユーザーを作成できます」に定義されているタイプのユーザーのみです。他のタイプのユーザーには処理リンクがなく、グループ処理に含めることはできません(つまり、チェック・ボックスを使⽤できません)。

• 「次のユーザー・タイプのユーザーを作成できます」セクションにユーザー・タイプが定義されていない場合、ユーザーは、ユーザー・リストを表⽰できますが、既存のユーザー設定の変更や新規ユーザーの追加は実⾏できません。

• ユーザーは、常に1つ以上のリソースに関連しています。新規ユーザーを作成するためのリソースの選択は、⼀⽅では「ユーザー・タイプ」構成の「割当済リソース・タイプ」設定による影響を受け、他⽅ではリソース・タイプの「このリソースのレベルでユーザーを作成可能」機能による影響を受けます。

• 新規ユーザー・タイプを作成する場合、「ユーザー・タイプ」フィールドには、現在のユーザー・タイプの「次のユーザー・タイプのユーザーを作成できます」フィールドに定義されているユーザー・タイプのリストが表⽰されます。

Page 105: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

99

ユーザーの管理ユーザー・タイプによって他のユーザーを作成および管理できるように、最初にいくつかのユーザー・タイプ設定を構成する必要があります。

⼿順1. 「⼀般」タブで、次を実⾏します。

a. 「次のユーザー・タイプのユーザーを作成できます」で、ユーザーが作成可能なすべてのユーザー・タイプを選択します。

b. 「アクセス設定」で、「管理を介したアクセスの許可」オプションが有効であることを確認します。2. 「画⾯構成」タブで、次を実⾏します。

a. 「メイン・メニュー項⽬」コンテキストに、読取り/書込み表⽰に設定された「ユーザー」画⾯が含まれることを確認します。

b. 「会社構成」コンテキストに、読取り/書込み表⽰に設定された「ユーザー・タイプ」画⾯が含まれることを確認します。

⾃分のユーザー・タイプの管理ユーザーは⾃分のユーザー・タイプを変更できます。「ユーザー・タイプ」フィールドが読取り/書込み表⽰になるように、「⾃分の表⽰設定」コンテキスト・レイアウトを構成するときに、⾃分のユーザー・タイプを変更できます。ただし、使⽤可能なオプションに含まれるのは、現在のユーザー・タイプの「次のユーザー・タイプのユーザーを作成できます」フィールドに定義されているユーザー・タイプのみで、⾃分のユーザー・タイプが、フィールドに選択されているユーザー・タイプの中に存在している必要があります。そうでない場合は、その表⽰を読取り/書込みに定義したとしても、「ユーザー・タイプ」フィールドは読取り専⽤で表⽰されます。

Page 106: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

100

注意 ⾃分のユーザー・タイプを変更する場合は、よく注意してください。新しいユーザー・タイプには、以前のユーザー・タイプに戻せなくなる異なる表⽰とアクセス設定が存在する可能性があります。

ユーザー・グループおよびユーザー権限ユーザー・グループおよびユーザー権限は、Oracle Field Service Cloud Collaboration Cloud Serviceの機能設定の管理に使⽤されるツールの⼀部です。ユーザー・グループは、ロールの作成、構造、および権限の割当に使⽤されます。ユーザー・グループ・リストには、名前とメンバーシップ情報、グループ摘要およびステータスが表⽰されます。「ユーザー権限」セクションには、Oracle Field Service Cloud Collaboration CloudServiceへのアクセス権があるユーザーのリストが表⽰されます。ユーザー・グループおよびユーザー権限の詳細は、『Oracle Field ServiceCloud Collaboration Cloud Service User Guide』を参照してください。

作業スケジュール作業スケジュールの作成および削除作業スケジュールは、シフト(作業時間)および⾮稼働時間の組合せで構成されるテンプレートです。作業スケジュールとしてグループ化すると、これらのシフトをバケットまたは個々のリソースに⼀度に適⽤できます。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「⼀般」セクションで「作業スケジュール」をクリックします。

Page 107: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

101

「作業スケジュール」画⾯が表⽰されます。3. 「作業スケジュールの追加」をクリックします。

「作業スケジュールの追加」ウィンドウが表⽰されます。4. 新規作業スケジュールの名前および⼀意のラベルを⼊⼒します。

名前は作業スケジュール時間枠を表す必要がありますが、スケジュール内に含まれるシフトと名前の間に機能的な関連はありません。

5. 作業スケジュールを割当対象として表⽰する場合は、「アクティブ」チェック・ボックスを選択します。6. 「OK」をクリックして、作業スケジュールを保存します。7. 作業スケジュールを削除するには、チェック・ボックスを選択して、「削除」をクリックします。

注 現在、作業スケジュールがリソースに割り当てられている場合、その作業スケジュールは削除できません。最初にリソースまたはバケットから削除し、その後にリストから削除する必要があります。

作業スケジュールへのシフトの追加作業スケジュールを作成した後に、期間全体に含まれるシフトおよび⾮稼働時間を追加できます。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「⼀般」セクションで「作業スケジュール」をクリックします。

「作業スケジュール」画⾯が表⽰されます。3. シフトを追加する作業スケジュールの右側にある「項⽬」をクリックします。

選択した作業スケジュールのシフト・リストが表⽰されます。4. 「シフトの追加」をクリックします。

「シフトの追加」ウィンドウが表⽰されます。5. 「シフト」ドロップダウン・メニューをクリックして、使⽤可能なシフトを表⽰します。6. このシフトを作業スケジュールに関連付ける期間の「開始⽇」と「終了⽇」を選択します。

「終了⽇」フィールドを空のままにすると、そのシフトが作業スケジュールに無期限に含まれます。7. 説明または詳細のコメントを追加します。8. 「繰返し」ドロップダウン・メニューから、次のいずれかのオプションを選択します。

• ⽇次 – 1⽇おき、3⽇おきなどのシフトを組み込むことができます。このオプションは、_____⽇ごとというラベルが付いたフィールドに値を指定する必要があります。

• 毎⽇ – シフトは例外なしに毎⽇適⽤されます。

• 週次 – シフトは定期的な週次パターンで使⽤できます。各⽇のチェック・ボックスを使⽤して、この特定シフトに適⽤する⽇を選択します。____週ごとフィールドに値を追加して、この週次パターンの頻度を指定します。

• 年次 – 毎年繰り返すシフトの⽇付範囲を選択します。9. 「OK」をクリックして、作業スケジュールにシフトを保存します。

10. この作業スケジュールに適⽤する追加シフトごとにステップを繰り返します。

Page 108: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

102

作業スケジュールへの⾮稼働時間の追加シフトに加えて、特定の作業スケジュールに⾮稼働時間を適⽤できます。これは、⾮標準の作業時間(週4⽇勤務、毎年同じ⽇の休⽇など)が含まれる作業スケジュールに適⽤できます。⾮稼働事由(病気、忌引など)の多くは、各リソースに休暇が発⽣したときに1回かぎりで使⽤される傾向が強いことに留意してください。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「⼀般」セクションで「作業スケジュール」をクリックします。

「作業スケジュール」画⾯が表⽰されます。3. ⾮稼働時間を追加する作業スケジュールの右側にある「項⽬」をクリックします。

選択した作業スケジュールが表⽰されます。4. 「⾮稼働時間の追加」をクリックします。

「⾮稼働時間の追加」ウィンドウが表⽰されます。5. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド 摘要

シフト・タイプ ⾮稼働事由を関連付けるシフト・タイプに応じて、「標準」または「待機」を選択します。

事由 ドロップダウン・メニューから適⽤可能な事由を選択します。このリストは、「会社設定」、「⾮稼働事由」のエントリから移⼊されます。

開始⽇ | 終了⽇ この⾮稼働が有効な⽇付範囲を選択します。⽇付が無期限の場合は、⾮稼働事由が作業スケジュールに無期限に関連付けられることを意味します。

コメント ⾮稼働事由に関するコメントを⼊⼒します。事由として「その他」が選択された場合、「コメント」フィールドは必須になります。

繰返し ドロップダウン・メニューから適切なオプションを選択します。オプションは次のとおりです。

• ⽇次 – 1⽇おき、3⽇おきなどのシフトを組み込むことができます。このオプションは、_____⽇ごとというラベルが付いたフィールドに値を指定する必要があります。

• 毎⽇ – シフトは例外なしに毎⽇適⽤されます。• 週次 – シフトは定期的な週次パターンで使⽤できます。各⽇のチェック・ボックスを使⽤して、この特定シフト

に適⽤する⽇を選択します。____週ごとフィールドに値を追加して、この週次パターンの頻度を指定します。• 年次 – 毎年繰り返すシフトの⽇付範囲を選択します。

⽇付選択 前の選択に基づいて、⽇付選択を⼊⼒します。指定した⽇付も範囲に含まれます。

6. 「OK」をクリックします。新しい⾮稼働事由が作業スケジュールに追加されます。

作業スキルについて作業スキルは、アクティビティを実⾏するために必要なジョブ固有のスキルです。これらは、アクティビティをリソースと照合するための定義基準として機能します。

Page 109: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

103

作業スキル機能を使⽤すると、作業を割り当てるためのタスク属性を取得できます。作業スキルでは、次の属性が識別されます。

• リソースの専⾨技術

• アクティビティを実⾏するために必要な専⾨技術

作業スキルを作成し、その作業スキルをリソースおよび作業スキル条件に割り当てる必要があります。

Related Topics

•  作業スキルの削除、アクティブ化または⾮アクティブ化

作業スキルの作成作業スキルとは、リソースが割り当てられたアクティビティを実⾏するのに必要なスキルまたはコンピテンシのクライアント固有セットです。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「⼀般」セクションで「作業スキル」をクリックします。

「作業スキル」画⾯が表⽰されます。3. 「新規追加」をクリックします。

「作業スキルの追加」ウィンドウが表⽰されます。4. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド 摘要

名前 少なくとも1つの⾔語フィールドに、作業スキルのわかりやすい名前を⼊⼒します(たとえば、新規取付け、ビデオ、停⽌など)。これは、アプリケーション内でユーザーに表⽰される語です。

ラベル この作業スキルの⼀意⽂字列を⼊⼒します。これは、データベース内で作業スキルを識別する⽅法です。

チーム作業でのスキルの共有

ドロップダウン・メニューから選択します。

• 最⼤ — チームは、すべてのチーム・メンバーの最⼤作業スキル・レベルを取得します(デフォルト)。• 最⼩ — チームは、すべてのチーム・メンバーの最⼩作業スキル・レベルを取得します。• 共有しない —この作業スキル(チーム・メンバーに割り当てられている場合)は、チームのスキルに影響しません。• 要約 — チームは、すべてのチーム・メンバーの作業スキル・レベルの合計を取得します。作業スキル共有パラメー

タによって、特定のアクティビティをチーム・ホルダ(ただし100以下)に割当可能かどうかを定義します。

アクティブ チェック・ボックスを選択するとアクティブ化されます。アクティブな場合は、作業スキルとその条件がルーティング・エンジンで使⽤されます。⾮アクティブな場合は、スキルとその条件は存在しますが、ルーティング・エンジンで使⽤されません。

作業スキルの共有例

チームは、すべてのチーム・メンバーの作業スキル・レベルの合計を取得します。作業スキル共有パラメータによって、特定のアクティビティをチーム・ホルダ(ただし100以下)に割当可能かどうかを定義します。この例では、共有によってグループ内の作業スキル割当にどのような影響があるかを検討します。リソースに作業スキルのグループ(G)およびいくつかの作業スキ

Page 110: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

104

ル(WS)が明⽰的に割り当てられたとき、交差点の場合は、明⽰的に割り当てられた作業スキルが優先されます。作業スキルが割り当てられていないリソースは、100資格のすべての作業スキルを取得するとみなされます。

作業スキル チーム・ホルダ チーム・メンバー1 チーム・メンバー2

WS0 - 最⼤

WS1 - 最⼤

WS2 – 共有しない

WS3 - 最⼩ WS4 – 要約

WS0 (100)

WS3 (100)

G: [WS3 (10), WS4(10)]

G: [WS0 (1),WS1 (1),WS2(1) , WS3 (1), WS4 (1)]

WS4(10)

G: [WS0(20), WS2(20)]

G: [WS0(30), WS2(30)]

チームホルダの有効な作業スキル:

• WS0(100) - 最⼤(100, 1, 30)

• WS1(1) - 最⼤(0, 1, 0)

• WS2(0) – 共有なし(0, 1, 30)、チームホルダはこのスキルを使⽤しません

• WS3(0) - 最⼩(100, 1, 0)

• WS4(21) – 要約(10, 1, 10)

作業スキルの削除、アクティブ化または⾮アクティブ化現在、少なくとも1つのリソースに割り当てられている作業スキルは削除できません。アクティブ/⾮アクティブ・ステータスはいつでも設定できます。

⼿順1. 「構成」、「作業スキル」の順にクリックします。

「作業スキル」画⾯が表⽰されます。2. 削除、アクティブ化または⾮アクティブ化する作業スキルの横にあるチェック・ボックスを選択します。3. 「削除」、「アクティブ化」または「⾮アクティブ化」をクリックします。4. 「OK」をクリックします。

⼀時的な作業スキルアクティビティの実⾏に必要なスキルおよび技術者のスキルを定義します。これらの技術者スキルに基づいて、アクティビティの実⾏が割り当てられます。この機能では、スキルがあるとみなされる⽇付範囲を設定できます。これらの設定は、リソースの作業スキル設定の⼀環で、リソースが特定のレベルの特定のスキルがあるとみなされる期間を定義します。この機能は、いくつかスキルに定期的な検定が必要な場合、⼀部の機器が期間限定で使⽤可能な場合、および特別なスキルを必要とする計画的保守がスケジュールされている場合に役⽴ちます。

リソースに作業スキルが明⽰的に割り当てられていない場合、リソースは、すべての作業スキルが最⼤⽐率で永続的にシステムに構成されているとみなされます。作業スキルが割り当てられた場合、リソースには、それらの作業スキルのみが指定の⽐率で確保されます。

Page 111: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

105

⼀時的な作業スキルの定義リソースに割り当てられた作業スキルまたは作業スキル・グループごとに割当期間を設定します。リソースに対して作業スキルまたは作業スキル・グループを選択すると、その開始⽇と終了⽇をカレンダで定義できます。

⼿順1. 「設定」 > 「リソース情報」 > 「作業スキル」の順にオープンします。2. 追加(プラス)ボタンをクリックします。

「作業スキルの追加」ウィンドウがオープンします。

3. リストから適切な作業スキルを選択します。4. (オプション)作業スキルの⽐率を割り当てます。

⽐率が定義されない場合、リソースの作業スキルの⽐率は最⼤の100とみなされます。5. スキル割当期間の「⾃」と「⾄」の⽇付をカレンダから選択します。

デフォルトでは、作業スキルが即時に適⽤可能になるように、開始⽇は常に現在⽇に設定されます。アプリケーションでは過去の⽇付への変更がサポートされていないため、開始⽇が過去の⽇付に変更された場合は本⽇の⽇付に置換されます。終了⽇を空⽩のままにすると、スキルは無期限に割り当てられます。

6. 「保存」をクリックします。

作業スキルがセミコロンで区切られてリソースに割り当てられます。作業スキルの名前の後に、その⽐率と割当⽇付がカッコに囲まれて表⽰されます。作業スキルは次のルールに従って表⽰されます。

• 過去に終了した作業スキルは表⽰されません。

• 割当⽇付は「…から…まで」の形式で表⽰されます。開始⽇が過去⽇付の場合、開始⽇は表⽰されません。終了⽇が設定されていない場合、終了⽇は表⽰されません。

• 作業スキル・レベルが100の場合、レベルは表⽰されません。

• ⾮アクティブな作業スキルは、灰⾊のフォントで表⽰されます。

Page 112: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

106

注 リソースに作業スキルが割り当てられていない場合、リソースは、システム内ですべての作業スキルが最⼤⽐率で無期限に構成されているとみなされます。

作業スキルの編集リソースの作業スキルを、割当期間および作業スキルの⽐率とともに更新します。リソースの作業スキルを削除することもできます。

⼿順1. 「設定」 > 「リソース情報」 > 「作業スキル」の順にオープンします。2. 「編集」ボタンをクリックします。

「作業スキルの編集」ウィンドウがオープンします。

3. 変更を更新して、「保存」をクリックします。作業スキルは次のルールに基づいて更新されます。

• 作業スキルと⽐率が同⼀の重複したレコードは、⾃動的に1つのレコードにマージされます。マージされたレコードの開始⽇は最初のレコードの「⾄」⽇付、マージされたレコードの終了⽇は最後のレコードの「⾃」⽇付になります。

Page 113: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

107

• 作業スキルが同じでも⽐率が異なるレコードはマージされません。2つの異なるレコードが作成されます。ただし、割当期間が重複している場合は、「同じスキルに対する間隔の重複は許可されていません。」というメッセージが表⽰されて⼊⼒が拒否されます。割当期間が重複しないように調整する必要があります。

• 作業スキルが削除されると、前の⽇に終了済とマークされます。

• 作業スキルが更新されると、古い作業スキルは前の⽇に終了済とマークされ、新しい作業スキル・レコードが現在⽇から開始されます。

作業スキル条件リソースが割り当てられた後続のアクティビティを実⾏する能⼒があることを確認するには、受信アクティビティのスキル要件と、各リソースに指定したスキルを相互に関連付ける必要があります。作業スキル機能は、この相関関係の基準になります。最初に作業スキルが設定され、次に各リソースに設定された適切な資格レベルで作業スキルがリソース・レコードに割り当てられます。また、受信アクティビティは作業スキルに割り当てられ、ルーティング時に対応するスキルを持つリソースと照合されます。ただし、アクティビティに割り当てる作業スキルをアプリケーションで把握するには、別の相関関係を作成する必要があります。この相関関係は作業スキル条件と呼ばれ、アクティビティの特定のフィールド値の基準になる条件です。作業スキル条件は、アクティビティに割り当てる作業スキルを定義するためにアプリケーションで使⽤されます。各作業スキルには、受信アクティビティ・レコードの特定のフィールドと値を参照する1つ以上の条件が含まれます。この例として、取付け作業スキルの条件は、"WO_TYPE = 1" ("1"は取付けのコード)のフィールド/値が検索されます。この条件がアクティビティ・レコード内で検出されると、その作業スキルがアクティビティに割り当てられます。

• アプリケーションでは、検出された条件と同じ数の作業スキルをアクティビティ・レコードに割り当てます。

• 複数の作業スキルが1つのアクティビティに割り当てられる場合、リソースをそのジョブの対象にするには、同じスキル・リストがリソース・レコードに関連付けられる必要があります。

• 必須および優先のスキル・レベルを使⽤して作業スキルと条件を定義する場合、どのリソースをどのアクティビティに割り当てるかを決定するために、ルーティングではスキルの同等以上の資格を持つ使⽤可能なリソースとアクティビティが照合されます。

作業スキル条件の作成作業スキル条件によって、受信アクティビティのスキル要件と、リソースが所有するスキルが相互に関連付けられます。作業スキル条件を使⽤して、どのアクティビティをどのリソースに割り当てるかを決定します。

始める前に作業スキル条件を追加する前に、作業スキルを追加する必要があります。

⼿順1. 「構成」をクリックします。

Page 114: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

108

2. 「⼀般」セクションで「作業スキル」をクリックします。3. 「作業スキル条件」をクリックします。

「作業スキル条件」画⾯が表⽰されます。4. 「新規追加」をクリックします。

「作業スキル条件の追加」ダイアログが表⽰されます。5. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド名 摘要

作業スキル名 条件を追加する作業スキル。これらの作業スキルは「作業スキルの追加」ダイアログで作成されます。

必須レベル アクティビティに対してリソースが持つ必要があるとみなされるスキルの最⼩資格レベル。必須レベルまたはそれ以上のレベルのリソースのみがアクティビティに対して選択されます。

優先レベル 複数のリソースが必須レベルを満たすか超えている場合、「優先レベル」に数値が最も近いレベルのリソースがアクティビティに対して選択されます。

新規条件の追加 作業スキルの新規条件。3つの新規フィールドが表⽰されます。条件を追加するフィールドを選択して、条件を選択します。たとえば、作業オーダー・タイプ「IN」の作業スキル「取付け」を、最⼩スキル・レベル75の技術者に割り当てるとします。作業スキル名に「取付け」を選択し、「必須レベル」に75と⼊⼒します。次に、「新規条件の追加」をクリックし、作業オーダー・タイプ、「次に含まれる」、「IN」の順に選択します。

6. 「保存」をクリックします。作業スキル条件が保存されます。新規アクティビティが追加されると、作業スキル条件を使⽤して、アクティビティに割り当てる作業スキルが決定します。

作業スキル・グループ作業スキル・グループの作成選択した作業スキルを作業スキル・グループにバンドルできます。これによって、リソースへのスキルの割当が⼤幅に簡単かつ柔軟になります。作業スキル・グループとともに個々の作業スキルも割り当てることができるため、より正確なリソース作業スキル・レコードが作成されます。また、複数の作業スキルによって1つのキャパシティ・カテゴリからの割当を消費する場合は、作業スキル・グループをキャパシティ・カテゴリで使⽤するように定義する必要があります。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「⼀般」セクションで「作業スキル」をクリックします。3. 「作業スキル・グループ」をクリックします。

「作業スキル・グループ」画⾯が表⽰されます。4. 「新規追加」をクリックします。

「作業スキル・グループの追加」ウィンドウが表⽰されます。5. 次のフィールドを⼊⼒します。

Page 115: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

109

フィールド 摘要

名前 作業スキル・グループ名を⼊⼒します。アプリケーションに複数の⾔語を設定した場合は、別の⾔語⽤の⼊⼒ボックスが表⽰されます。

ラベル この作業スキル・グループの⼀意の識別⼦を⼊⼒します。

アクティブ この作業スキル・グループをアクティブにするには、このチェック・ボックスを選択します。

リソースに割当て可能 作業スキル・グループをリソース・レコードに割当可能にする場合は、このチェック・ボックスを選択します。グループがリソースに割り当てられると、リソースはそのグループに定義されたすべての作業スキルを取得します。

キャパシティ・カテゴリに追加可能

作業スキル・グループをキャパシティ・カテゴリに割当可能にする場合は、このチェック・ボックスを選択します。キャパシティ・カテゴリに作業スキルのグループが含まれ、グループから少なくとも1つの作業スキルが必要な場合、アクティビティはカテゴリに⼀致するとみなされます。

6. 「保存」をクリックします。

「作業スキル・グループ」画⾯が表⽰されます。7. 作業スキルとその資格レベルを追加するには、「作業スキル」セルにある鉛筆アイコンをクリックします。

「作業スキルの編集」ウィンドウが表⽰されます。8. クリックして作業スキルを選択し、資格レベル・フィールドをアクティブ化します。9. 完了したら、「保存」をクリックします。

10. 作業スキル・グループを変更するには、「名前」セルをクリックします。

「作業スキル・グループの編集: [作業スキル・グループ名]」ウィンドウが表⽰されます。これは、「作業スキル・グループの追加」ウィンドウに似ています。

作業スキル・グループの削除選択した作業スキルを作業スキル・グループにバンドルできます。これによって、リソースへのスキルの割当が⼤幅に簡単かつ柔軟になります。作業スキル・グループとともに個々の作業スキルも割り当てることができるため、より正確なリソース作業スキル・レコードが作成されます。また、異なる複数の作業スキルで1つのキャパシティ・カテゴリからの割当を消費する必要がある場合は、作業スキル・グループがキャパシティ・カテゴリで使⽤されるように定義する必要があります。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「⼀般」セクションで「作業スキル」をクリックします。3. 「作業スキル・グループ」をクリックします。

「作業スキル・グループ」画⾯が表⽰されます。4. 削除する作業スキル・グループの横にあるチェック・ボックスを選択します。5. 「削除」をクリックします。6. 「OK」をクリックします。

Page 116: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

110

作業ゾーン作業ゾーンとは、リソースがアクティビティを実⾏できる、定義済の地理的エリアです。作業ゾーンは作業ゾーン辞書内に定義され、リソース・レコードに割り当てられます。⼀時作業ゾーンとは、リソースの通常の作業ゾーンではありませんが、特定の期間にリソースに割り当てられる作業ゾーンです。リソースに定期的に割り当てられる作業ゾーンは、⼀時作業ゾーンによって上書きされます。作業ゾーン・キーは、1つのフィールド(または複数のフィールドの組合せ)と⻑さ固定の複数の値で構成され、アクティビティ・レコード内で識別されると、そのアクティビティに関連付けられる作業ゾーンが決まります。作業ゾーンは、「作業ゾーン」画⾯から表⽰、追加および変更ができます。

ルーティングでリソースにアクティビティを割り当てるときは、リソースの作業ゾーンを考慮し、リソースの作業ゾーン内のアクティビティのみを割り当てます。

作業ゾーンの追加作業ゾーンは会社ごとに⼀意で、ルーティングの効果や効率を向上させるために地理的領域がどのように区分けされているかを反映しています。

始める前に必要な移動エリアをすでに追加していることを確認してください。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「⼀般」セクションで「作業ゾーン」をクリックします。

「作業ゾーン」画⾯が表⽰されます。3. 「新規追加」をクリックします。

「作業ゾーンの追加」ウィンドウが表⽰されます。4. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド 摘要

作業ゾーン名 作業ゾーンを構成する作業ゾーン・キー値のグループを表すわかりやすい名前。

作業ゾーン・ラベル 作業ゾーンの⼀意の識別⼦。

ステータス 作業ゾーンのステータス—アクティブまたは⾮アクティブ。

デリミタ 作業ゾーン・キーのリスト内でロケーションをカンマで区切るか、または各ロケーションを改⾏して表⽰するかを選択します。

移動エリア アプリケーションの統計エンジンで使⽤するゾーンの上位レベルのバンドル。

作業ゾーン・キー 作業ゾーン・フィールド・キー内の値で、作業ゾーン・フィールド・キー全体で定義されたとおりに書式設定され、最終的に受信アクティビティを特定の作業ゾーンに関連付けます。

処理 作業ゾーンを編集するには、「変更」をクリックします。

Page 117: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

111

フィールド 摘要

作業ゾーンの形状 作業ゾーンの形状は、マップ上で作業ゾーンの視覚的表現として使⽤され、作業ゾーンをより詳細に定義するツールとしても使⽤されます。たとえば、会社が市区町村名または郵便番号別に作業ゾーンを定義すると、作業ゾーンが⽐較的⼤規模になる可能性があります。これと同時に、複数の形状を作業ゾーンに添付すると、作業ゾーンを地理的に⽐較的⼩さいエリアに分割できます。これによって、1つのチームが1つの形状で作業し、別のチームが別の形状で作業しても、両⽅のチームとも同じ作業ゾーン内で作業しています。作業ゾーンの形状は、コア管理およびモビリティに表⽰されます。

使⽤する場合は、形状識別⼦を⼊⼒します。形状識別⼦として機能するプロパティは、メタデータAPI経由で形状を構成するときに定義されます。たとえば、郵便番号が形状識別⼦として使⽤される場合、作業ゾーンの形状に関連付けられた郵便番号を1つ以上⼊⼒します。

5. 「追加」をクリックします。

作業ゾーンが保存されます。

注 作業ゾーンの識別⼦は⼀意である必要があります。識別⼦が別の作業ゾーンですでに使⽤されている場合、⼊⼒は拒否され、「キー{identifier}が作業ゾーン{work_zone_name}のキー{identifier}と競合しています」というエラー・メッセージが表⽰されます。

作業ゾーンの表⽰作業ゾーンは会社ごとに⼀意で、ルーティングの効果や効率を向上させるために地理的領域がどのように区分けされているかを反映しています。ゾーンを定義するキーは地理的関係があるもので、郵便番号、住所部分、ネットワーク・アイテム(ノード、サブノード…)、マップ・グリッドまたはジオコーディングです。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「⼀般」セクションで「作業ゾーン」をクリックします。

「作業ゾーン」画⾯が表⽰され、次のフィールドが表⽰されます。

フィールド 摘要

ID ⼀意の作業ゾーンを識別するのに使⽤するシステム⽣成番号。

ステータス 作業ゾーンは、アクティブな場合はルーティングに使⽤でき、⾮アクティブな場合はルーティングに使⽤できません。緑⾊のチェック・マークはアクティブであることを⽰し、⾚⾊の⼗字は⾮アクティブであることを⽰します。

作業ゾーン名 作業ゾーンを構成する作業ゾーン・キー値のグループを表すわかりやすい名前。

作業ゾーン・キー アクティビティ・レコードを作業ゾーンに関連付けるのに使⽤するプライマリ・キー(フィールド)内に含まれる値。

処理 作業ゾーンを編集するには、「変更」をクリックします。

形状 1つ以上の形状が少なくとも1つの作業ゾーンに追加された場合は、リンクが表⽰されます。「形状」をクリックすると、選択した作業ゾーンに関連付けられた形状を⽰すマップがオープンします。形状が隣接する場合、マップには、結合された形状によって形成される1つの共通エリアが⽰されます。

3. 「表⽰」をクリックして、作業ゾーンをフィルタします。

Page 118: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

112

作業ゾーンの変更作業ゾーンは作成後に削除できませんが、アクティブ化または⾮アクティブ化できます。また、作業ゾーンは、名前を変更したり、ロケーションを追加または削除して変更できます。

⼿順1. 「構成」をクリックします。2. 「⼀般」セクションで「作業ゾーン」をクリックします。

「作業ゾーン」画⾯が表⽰されます。3. 変更する作業ゾーンの「変更」をクリックします。

「作業ゾーンの編集」ウィンドウが表⽰されます。4. 必要に応じて変更して、「更新」をクリックします。

変更するたびに、現在のアクティビティが再計算されます。新規に変更された作業ゾーンに従って、今後のアクティビティがルーティングされます。予防的な理由で、作業ゾーンの変更はアプリケーションのピーク使⽤時間外に実⾏する必要があります。

注 作業ゾーンのステータスを「⾮アクティブ」に変更すると、ルーティングで作業ゾーンまたはそのロケーションの使⽤が停⽌されます。

作業ゾーン・キーの変更作業ゾーン・キーは、短い名前を使⽤して作業ゾーンを識別するのに役⽴ちます。作成した作業ゾーンには、「作業ゾーン・キー」ダイアログに定義したキーまたは規則が⾃動的に割り当てられます。デフォルトでは、「市区町村」がアプリケーションの作業ゾーン・キーです。

⼿順1. 「構成」をクリックします。2. 「⼀般」セクションで「作業ゾーン」をクリックします。3. ヘッダー・エリアで作業ゾーン・キーの横にある「変更」をクリックします。

「作業ゾーン・キー」ダイアログが表⽰されます。4. 「市区町村」をキーとして保持し、キーの⻑さのみを変更するには、「⻑さ」フィールドの数字を変更します。次のフィールド

で、キー全体の⼤/⼩⽂字を区別しないか、または最初の⽂字の⼤/⼩⽂字を区別しないかを選択します。5. 「OK」をクリックします。

既存の作業ゾーン・キーは新しい構成に準拠するように変更されます。6. 新規フィールドをキーとして追加するには、「作業ゾーン・キー」ダイアログでプラス・アイコンをクリックします。

アプリケーションで使⽤可能なフィールドのリストがアルファベット順に表⽰されます。7. 選択肢からフィールドを選択し、「追加」をクリックします。

新規に追加されたフィールドが「作業ゾーン・キー」ダイアログに表⽰されます。8. 「⻑さ」フィールドにキーの⻑さを追加します。次のフィールドで、キー全体の⼤/⼩⽂字を区別しないか、または最初の⽂

字の⼤/⼩⽂字を区別しないかを選択します。9. 「OK」をクリックします。

変更内容は、既存の作業ゾーン・キーに適⽤されます。

タスクの結果

Page 119: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

113

作業ゾーンのエクスポートおよびインポート作業ゾーンをエクスポートおよびインポートして、2つのインスタンス間で情報を移動できます。作業ゾーンは、APIまたはユーザー・インタフェース経由でエクスポートおよびインポートできます。「作業ゾーン」画⾯で「エクスポート」および「インポート」ボタンを使⽤できます。

⼿順1. 「構成」 > 「作業ゾーン」の順にクリックします。2. 「エクスポート」をクリックします。

次の情報が含まれるXMLファイルが⽣成されます。

• XML形式および製品バージョン

• 作業ゾーン・キーに関する情報

• フィールド

• プロパティ(「フィールド」が「プロパティ」の場合のみ存在できます)

• 関数(「⼤/⼩⽂字を区別しない」または「最初の語の⼤/⼩⽂字を区別しない」)

• ⻑さ

• 順序

• 作業ゾーンに関する情報:

• 作業ゾーン名

• 移動エリア

• ステータス(「アクティブ」または「⾮アクティブ」)

• 作業ゾーンの形状

• 作業ゾーン・キー(順序および算式が考慮されます)

3. 作業ゾーンをインポートするには、「インポート」をクリックします。インポートできるのは、このアプリケーションからエクスポートされた作業ゾーンのみです。

4. 「参照」をクリックし、インポートするファイルを選択して、「インポート」をクリックします。作業ゾーンは次のルールに基づいてインポートされます。

• インポートする作業ゾーンの作業ゾーン・キーおよび形状IDは⼀意である必要があります。いずれかが⼀意でない場合、作業ゾーンはインポートされません。

• 作業ゾーンが会社構成内に存在し、インポートされたXMLファイルに存在しない場合、その作業ゾーンは⾮アクティブ化されます。

• 作業ゾーンが会社構成およびインポートされたXMLファイルの両⽅に存在して有効な場合、その作業ゾーンは更新されます。

• 作業ゾーンが会社構成内に存在せず、インポートされたXMLファイルに存在して有効な場合、その作業ゾーンは作成されます。

作業ゾーンがインポートされ、結果の要約が表⽰されます。結果には、正常にインポートされた作業ゾーンの数、およびインポートに失敗した作業ゾーンの数が表⽰されます。

Page 120: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 1

Oracle Field Service Cloudの構成

114

Related Topics

•  作業ゾーン・エクスポートのXML構造

作業ゾーン・エクスポートのXML構造作業ゾーンをエクスポートすると、XMLファイルが⽣成されます。この項では、サンプル構造を⽰します。

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?><workZones formatVersion="1" productVersion="16.8.0"> <workZoneRules> <rule field="ccity" collation="case insensitive" length="4" order="0" /> </workZoneRules> <items> <item status="active" travelArea="sunrise_enterprise" workZoneLabel="ALTAMONTE SPRINGS" workZoneName="ALTAMONTE SPRINGS"> <keys> <key>alta</key> </keys> <shapes> <shape>cass</shape> <shape>gene</shape> </shapes> </item> <item status="active" travelArea="sunrise_enterprise" workZoneLabel="TEX" workZoneName="TEXAS"> <keys> <key>andr</key> <key>colo</key> <key>kerm</key> <key>lubb</key> <key>midl</key> <key>odes</key> </keys> <shapes> <shape>wint</shape> <shape>port</shape> </shapes> </item> <items></workZones>

Page 121: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 2

Oracle Knowledge Cloudとの統合

115

2 Oracle Knowledge Cloudとの統合Oracle Knowledge Cloudとの統合

Oracle Knowledge Service CloudとOracle Field ServiceCloudの統合についてディスパッチャ、技術者など、顧客フィールド担当者は、⾃分のOracle Field Service CloudアプリケーションでOracle KnowledgeAdvanced Cloudナレッジ・ベースのコンテンツにアクセスするために、Oracle Service Cloud、Oracle Knowledge Advanced CloudおよびOracle Field Service Cloudとの統合を使⽤可能にできます。Oracle Field Service Cloudアプリケーションの外部に移動せずに、顧客の質問に対する迅速な回答やアクティビティに関連するトピックのその他の情報を検出できます。

前提条件

次の前提条件を完了します。

• 管理者またはWeb開発者は、『Administration Steps to Configure Oracle Service Cloud Customer Portal for OracleKnowledge Advanced Integration with Oracle Field Service Cloud』に記載されているステップを最初に完了しておく必要があります。詳細は、ナレッジ・ベースの記事「Configuring Oracle Service Cloud Customer Portal for Oracle KnowledgeAdvanced Integration with Oracle Field Service Cloud」を参照してください。

• Oracle Service Cloudを実装して、Oracle Service Cloud内にOracle Knowledge Advanced Cloudを構成し、OracleField Service Cloudをインストールして構成しておく必要があります。

• Oracle Knowledge Service CloudをOracle Field Service Cloudに統合するために、Oracle Knowledge Service Cloudを使⽤するライセンスを所有している必要があります。

Related Topics

•  Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスのOracle Knowledge Service Cloudについて

•  Oracle Field Serviceモビリティ・クラウド・サービスのOracle Knowledge Service Cloudについて

•  Oracle Knowledge Service Cloudのアクセス設定の構成

•  Oracle Knowledge Service Cloudへのアクセスの有効化

Oracle Knowledge Service Cloudのアクセス設定の構成Oracle Knowledge Service Cloudを使⽤する前に、Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスでいくつかの基本設定を構成する必要があります。

始める前に

Page 122: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 2

Oracle Knowledge Cloudとの統合

116

設定プロセスを完了するには、ユーザー名とパスワードが必要です。Oracleサポート担当者に連絡してください。

⼿順1. Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスで、「構成」 > 「ユーザー・タイプ」の順に移動します。2. ユーザー・タイプを選択し、「画⾯構成」タブを選択します。3. コンテキストのリストから「会社構成」を選択します。4. 「処理」ペインで、「Oracle Knowledge」を選択します。処理のリストに「Oracle Knowledge」が表⽰されない場合

は、「クリックして追加」をクリックし、検索して追加します。5. 「処理の追加」画⾯で、Oracle Knowledgeの新規の読取り/書込み表⽰を追加します。6. 「クローズ」をクリックします。7. 「構成」をクリックして、「構成」画⾯に戻ります。

これで、「Oracle Knowledge」アイコンが「サブシステムおよび統合」セクションに表⽰されます。8. 「Oracle Knowledge」アイコンをクリックします。

「Oracle Knowledge」の構成画⾯が表⽰されます。

画⾯には2つのセクションがあります。

• ナレッジ・アクセス— 次のフィールドを⼊⼒します。

• URL: ナレッジ・ベースにアクセスするためのURL。

• ユーザー名: ユーザー名は、Oracle Field Service Cloudのユーザー名と⽂字列&p_li_passwdを連結し、その後にPTA_SECRET_KEYの値が続きます。例:john.smith&p_li_passwd=ThisIsASecret。

• パスワード: Oracle Field Service Cloudのパスワード。

• ナレッジ・フィールドのマッピング— アクティビティのプロパティに基づいて、コンテキスト検索およびフィルタのパラメータを構成できます。

Page 123: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 2

Oracle Knowledge Cloudとの統合

117

注 デフォルトでは、このセクションのフィールドは使⽤されず、これらのプロパティの構成はオプションです。何も選択しないと、コンテキスト検索は実⾏されません。ただし、「Oracle Knowledge」ページで検索基準を⼿動で指定できます。

9. ドロップダウン・リストから、任意の検索、カテゴリおよび製品のプロパティを選択します。10. 「保存」をクリックします。

タスクの結果検索エンジンでは、選択した検索アクティビティのプロパティを初期検索問合せとして使⽤し、Oracleナレッジ・ベースを検索します。検索の結果は、選択したカテゴリおよび製品アクティビティのプロパティによってフィルタされます。その後、「Oracle Knowledge」ページをオープンすると、現在のアクティビティのパラメータに関連する情報記事が表⽰されます。

Related Topics

•  Oracle Knowledge Service CloudとOracle Field Service Cloudの統合について

•  Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスのOracle Knowledge Service Cloudについて

•  Oracle Field Serviceモビリティ・クラウド・サービスのOracle Knowledge Service Cloudについて

•  Oracle Knowledge Service Cloudへのアクセスの有効化

Page 124: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 2

Oracle Knowledge Cloudとの統合

118

Oracle Field Serviceモビリティ・クラウド・サービスのOracleKnowledge Service CloudについてOracle Field Serviceモビリティ・クラウド・サービスでOracle Knowledge Service Cloudにアクセスするには、「アクティビティ詳細」画⾯の「ナレッジ」タブをクリックします。

Page 125: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 2

Oracle Knowledge Cloudとの統合

119

「ナレッジ」タブをクリックすると、Oracle Knowledge Service Cloudの画⾯に、アクセス元のアクティビティに関連するナレッジの記事が表⽰されます。

これらの記事は、「Oracle Knowledge」構成画⾯で構成したアクティビティ関連の検索パラメータおよびフィルタに基づくコンテキスト検索の結果です。ページの上部に配置されている検索フィールドには、構成設定に基づいて、現在の検索に使⽤された検索問合せが表⽰されます。新しい問合せを⼊⼒するか、フィルタのパラメータを変更して、検索を絞込みできます。

前に検索が構成されていない場合、画⾯には検索結果のない空の検索フィールドが表⽰されます。

Related Topics

•  Oracle Knowledge Service CloudとOracle Field Service Cloudの統合について

•  Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスのOracle Knowledge Service Cloudについて

•  Oracle Knowledge Service Cloudのアクセス設定の構成

•  Oracle Knowledge Service Cloudへのアクセスの有効化

Page 126: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 2

Oracle Knowledge Cloudとの統合

120

Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスのOracleKnowledge Service CloudについてOracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスでOracle Knowledge Service Cloudにアクセスするには、「アクティビティ詳細」画⾯の「ナレッジ」タブをクリックします。

「ナレッジ」タブをクリックすると、Oracle Knowledge Service Cloudの画⾯に、アクセス元のアクティビティに関連するナレッジの記事が表⽰されます。

これらの記事は、「Oracle Knowledge」構成画⾯で構成したアクティビティ関連の検索パラメータおよびフィルタに基づくコンテキスト検索の結果です。画⾯の上部に配置されている検索フィールドには、構成設定に基づいて、現在の検索に使⽤された検索問合せが表⽰されます。新しい問合せを⼊⼒するか、フィルタのパラメータを変更して、検索を絞込みできます。

前に検索が構成されていない場合、画⾯には検索結果のない空の検索フィールドが表⽰されます。

Related Topics

•  Oracle Knowledge Service CloudとOracle Field Service Cloudの統合について

•  Oracle Field Serviceモビリティ・クラウド・サービスのOracle Knowledge Service Cloudについて

•  Oracle Knowledge Service Cloudのアクセス設定の構成

•  Oracle Knowledge Service Cloudへのアクセスの有効化

Page 127: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 2

Oracle Knowledge Cloudとの統合

121

Oracle Knowledge Service Cloudへのアクセスの有効化Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスでOracle Knowledge Service Cloudを構成した後に、「アクティビティ詳細」画⾯に「ナレッジ」タブを作成すると、Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスおよびOracle Field Serviceモビリティ・クラウド・サービスの機能へのアクセスを有効にできます。

⼿順1. Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスで、「構成」 > 「ユーザー・タイプ」の順に移動します。2. ユーザー・タイプを選択し、「画⾯構成」タブを選択します。3. 次のいずれか(または両⽅)を⾏います。

a. Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスの場合はステップ4に進みます。b. Oracle Field Serviceモビリティ・クラウド・サービスの場合はステップ5に進みます。

4. 「ナレッジ」タブをOracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスに追加する⼿順は、次のとおりです。a. 「管理」セクションで、「アクティビティ/アクティビティ詳細の追加」をクリックします。b. 「レイアウト構造」ペインで、「アクティビティ・ステータス」、「グループ」の順にクリックします。c. 表⽰される「グループに追加」ウィンドウで、タブの名前を⼊⼒します。d. タイプとして「事前定義済タブ」を選択し、タブ・タイプとして「ナレッジ」を選択します。e. 「発⾏」をクリックします。f. 表⽰される「新規アクティビティ」画⾯で、新しい読取り/書込み表⽰を追加して、「保存」をクリックします。

変更内容が保存され、現在のすべてのアクティビティが⾃動的に再計算されます。5. 「ナレッジ」タブをOracle Field Serviceモビリティ・クラウド・サービスに追加する⼿順は、次のとおりです。

a. 「モビリティ」セクションで、「アクティビティの編集/表⽰」をクリックします。b. 「処理」セクションで「ナレッジ/activity_knowledge」を検索し、右側のタブ・セット内の⽬的の場所にド

ラッグ・アンド・ドロップします。c. 表⽰設定が「読取り/書込み」であることを確認して、「保存」をクリックします。

Related Topics

•  Oracle Knowledge Service CloudとOracle Field Service Cloudの統合について

•  Oracle Field Serviceコア管理クラウド・サービスのOracle Knowledge Service Cloudについて

•  Oracle Field Serviceモビリティ・クラウド・サービスのOracle Knowledge Service Cloudについて

•  Oracle Knowledge Service Cloudのアクセス設定の構成

Page 128: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 3

Oracle Cloud Field Service Cloudの管理

122

3 Oracle Cloud Field Service Cloudの管理Oracle Cloud Field Service Cloudの管理

管理者ロール管理者はアプリケーション内で重要な役割を果たします。「管理者」ユーザー・タイプは、通常の保守、およびユーザー、リソース、カレンダ、リソース・ツリーの更新を管理する個⼈または個⼈のグループに割り当てられます。管理者は、次の機能を組み合せて担当します。

• ユーザーの管理—新規ユーザーの追加、およびユーザーの⾮アクティブ化。

• ユーザーへのユーザー・タイプの割当。パスワードのリセット。

• リソース・ツリーの管理。

• リソース・カレンダ、シフト、チーム作業の管理。

• 作業ゾーン、作業スキル、作業条件および作業スキル・グループの処理。

「管理者」ユーザー・タイプは会社ごとに⼀意で、ユーザー・タイプに割り当てられた表⽰に応じて、前述した担当の組合せが含まれます。原則として、ユーザー管理者は次のことが可能です。

• Webインタフェースへの読取り/書込みアクセス権があります。

• ユーザーおよびリソース関連の情報を管理できます。

• ⾃分のアカウント(パスワード)を管理できます。

注 このドキュメントでは、管理者のロールのすべての側⾯について説明しています。会社の構成および購⼊したモジュールに応じて、このドキュメントで説明する機能の⼀部が適⽤されない場合があります。

管理者の主要な責任の1つは、ユーザー情報を管理することです。主要なユーザー・タイプが2つあります。

• 管理を使⽤するユーザー(ディスパッチャ、フィールド・マネージャなど)。

• モビリティを使⽤するフィールド・サービス・リソース(フィールド・サービス担当など)。

いずれの場合も、ユーザーとは、アプリケーションのインタフェースの⼀部にアクセスする必要がある個⼈です。

ユーザーの詳細へのアクセスユーザー情報には「設定」メニューからアクセスします。

⼿順

Page 129: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 3

Oracle Cloud Field Service Cloudの管理

123

1. リソース・ツリーで、ユーザーを表⽰する適切なリソース・レベルを選択します。すべてのユーザーを表⽰する場合は、リソース・ツリーの最上位レベルを選択します。

2. 「設定」 > 「ユーザー」の順にクリックします。

デフォルトでは、選択したバケットに属するすべてのユーザーとその⼦が表⽰されます。「ユーザー」画⾯には次の列が表⽰されます。

列 摘要

チェックボックス ユーザーのユーザー・タイプをロック解除、アクティブ化、⾮アクティブ化または設定したときに、リンクをアクティブ化するチェック・ボックスを選択します。

ユーザー名 ユーザーの本名。

ログイン アプリケーションへのログインに使⽤する名前。

リソース ユーザー・アカウントに同期するリソース・レコード。

ステータス ユーザーがアクティブか⾮アクティブか。緑⾊のチェック・マークはアクティブ、⾚⾊の⼗字マークは⾮アクティブであることを⽰します。

ロック済 ユーザーのログイン状態を⽰します。

• 緑⾊は、ユーザーがアクティブで正常にログインしたことを⽰します。• ⻩⾊は、ユーザーが誤ったパスワードを⼊⼒したが、アカウントはまだブロックされていないことを⽰します。• ⾚⾊は、ユーザーが⾮アクティブか、またはアカウントがブロックされていることを⽰します。

⾔語 ユーザーに割り当てられた⾔語。

ユーザー・タイプ ユーザーに割り当てられたユーザー・タイプ。

最後のログイン ユーザーがアプリケーションに最後にログインした⽇時スタンプ。

メイン・リソース このユーザーがテレメトリおよびコラボレーションに使⽤するリソース。通常、これはリソースを同じです。

コラボレーション・グループ

ユーザーが属するコラボレーション・グループ。

ヘルプデスクのオペレータ

ユーザーがヘルプデスクのオペレータかどうか。

3. 「表⽰」をクリックして、ユーザー・リストをフィルタする基準を追加します。

Page 130: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 3

Oracle Cloud Field Service Cloudの管理

124

ユーザーの管理「リソース設定」ドロップダウン・メニューからオープンする「ユーザー」画⾯を使⽤して、ユーザーを設定し、そのアカウントを保守できます。会社のログインとパスワードのポリシーに基づいて、⼊⼒する多くの情報は標準的なものですが、構成の中にはユーザーおよびユーザーの果たすロールに固有の情報もあります。ガイドのこの項に含まれるオプションには、1回かぎりのアクティビティに加え、ユーザーのロールおよび会社のポリシーの変化にあわせて定期的に更新されるものもあります。たとえば、ユーザーが誤ったパスワードでログインの試⾏を続けると、そのアカウントからロックされます。この項では、アカウントのロック解除およびパスワードのリセットの⽅法について説明します。

ユーザーのアクティブ化、⾮アクティブ化または削除ユーザーをアクティブ化または⾮アクティブ化することで、ユーザーがアプリケーションにアクセスできるかどうかを制御できます。アクティブなユーザーは、ログインしてアプリケーションを使⽤できます。⾮アクティブなユーザーは、必要なときに再アクティブ化できます。削除したユーザーは、リソース・ツリーで使⽤できなくなります。

⼿順1. リソース・ツリーで、ステータスを変更するユーザーを選択します。2. 「リソース設定」 > 「ユーザー」の順にクリックします。

「ユーザー」画⾯が表⽰されます。3. ステータスを変更するユーザーの横にあるチェック・ボックスを選択します。4. ユーザーのリストの上にある「アクティブ化」、「⾮アクティブ化」または「削除」リンクをクリックします。5. 「OK」をクリックします。

ユーザー・アカウントのロック解除ユーザーがログインに何度も失敗した場合は、アカウントがロックされます。

次の⾊分けを使⽤して、ロックおよびロック解除されたユーザーを⽰します。

• ユーザーがアクティブで、正常にログインしている場合は、ユーザー・アカウント画⾯の「ロック済」列に緑⾊のチェック・マークが表⽰されます。

• ユーザーがログインに数回失敗し、今のところアカウントがロックされていない場合は、ユーザー・アカウント画⾯の「ロック済」列に⻩⾊の「X」が表⽰されます。

• ユーザーがログインに何度も失敗した場合は、アカウントがロックされます。ユーザー・アカウント画⾯の「ロック済」列に⾚⾊の「X」が表⽰されます。

• ユーザーがログインに数回失敗し、今のところアカウントがロックされていない場合は、ユーザー・アカウント画⾯の「ロック済」列に⻩⾊の「X」が表⽰されます。

• ユーザーがログインに何度も失敗した場合は、アカウントがロックされます。ユーザー・アカウント画⾯の「ロック済」列に⾚⾊の「X」が表⽰されます。

ユーザーが⾃分のパスワードを忘れた場合は、ユーザー・パスワードの変更も必要になります。

Page 131: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 3

Oracle Cloud Field Service Cloudの管理

125

⼿順1. リソース・ツリーで、アカウントがロックされているユーザーの名前を選択します。2. 「リソース設定」をクリックし、ドロップダウン・メニューで「ユーザー」を選択します。

「ユーザー」画⾯が表⽰されます。3. アカウントのロックを解除するユーザーの横にあるチェック・ボックスを選択します。4. ユーザーのリストの上にある「ロック解除」リンクをクリックします。5. 「OK」をクリックします。

ユーザーの追加システムのすべてのユーザーにはユーザー・アカウントが必要です。

ユーザーを作成する際に選択するリソース・ツリーの部分によって、ログイン時にユーザーに表⽰されるもの、または表⽰されないものが決まります。次に例を⽰します。

• バケットおよびバケットのリソースを管理するディスパッチャを追加する場合は、ユーザーがバケットとそのバケットのリソースのみを表⽰できるように、ディスパッチャを配置するバケットを選択します。

• 企業全体を表⽰するマネージャを作成する場合は、リソース・ツリーの親レベルを選択してマネージャを追加します。

• 技術者リソースを追加する場合は、ユーザーに⾃分の個々のルートのみが表⽰されるように、リソース・ツリーで技術者を単純に選択します。

⼿順1. リソース・ツリーから、新規ユーザーを追加するバケットまたはグループを選択します。2. 「リソース設定」をクリックし、ドロップダウン・メニュー項⽬から「ユーザー」を選択します。

作業エリアにユーザー表が表⽰されます。3. 「新規追加」をクリックします。

「新規ユーザーの追加」ウィンドウに追加ウィンドウが表⽰されます。4. フォームのフィールドに値を指定します。

フィールド名 処理

ユーザー・タイプ このユーザーのユーザー・タイプを選択します。

ユーザー・タイプによって、アプリケーション、レイアウトおよび画⾯構成でユーザーがアクセスできるものが決まります。

⾃⼰割当 このリソースが、新規アクティビティを⾃分の個々のルートに追加できるようにするには、このチェック・ボックスを選択します。

Page 132: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 3

Oracle Cloud Field Service Cloudの管理

126

フィールド名 処理

リソース リソースの割当先グループまたはバケットを選択します。

ここで選択するオプションによって、このリソースが表⽰できるリソース、グループおよびバケットが決まります。このフィールドは、最初のステップで選択したグループまたはバケットを使⽤して⾃動的に移⼊されますが、表⽰できるリソース、グループおよびバケットのリストをここで追加または変更できます。バケットに直接的な⾃⼰割当権限があるユーザーを割り当てる必要があります。アクティビティを⾃分⾃⾝に割り当てることができるユーザーは、グループには挿⼊できません。

メイン・リソース 鉛筆アイコンをクリックし、必要なリソースを検索します。この設定は、ユーザーとリソースIDとの接続を確⽴し、テレメトリおよびコラボレーションに使⽤されます。

ログイン このユーザーのユーザー名を⼊⼒します。

ユーザー名 ユーザーの姓と名を⼊⼒します。

パスワード ユーザーの初期ログイン・パスワードを⼊⼒します。

パスワードの確認 ユーザーの初期ログイン・パスワードを再⼊⼒します。

ステータス 「アクティブ」または「⾮アクティブ」を選択します。

アクティブなユーザーのみがアプリケーションを使⽤できます。

次のログイン時にパスワード変更を強制 最初のログイン時に、ユーザーに新しいパスワードの作成を要求するには、このオプションを選択します。

⾔語 ユーザーのインタフェースに表⽰する⾔語を選択します。

電話番号 ユーザーの電話番号を⼊⼒します。

時間書式 インタフェースに表⽰され、ユーザーが使⽤する時間書式を選択します。「12時間」または「24時間」のいずれかにできます。

⽇付書式 インタフェースに表⽰され、ユーザーが使⽤する⽇付書式を選択します。「⽉-⽇-年」または「⽇-⽉-年」のいずれかにできます。⽇付書式は数値書式の⽇付の表⽰を制御します。

⻑い⽇付書式 ⻑い⽇付をユーザーに表⽰する⽅法を選択します。⻑い⽇付は、次のワードが含まれている⽇付です。たとえば、2013年2⽉20⽇⽔曜⽇など。

タイム・ゾーン ユーザーのタイム・ゾーンを選択します。

デザイン・テーマ このユーザーのUIテーマを選択します。

デフォルト・エクスポート形式 このユーザーのデフォルトのデータ・エクスポート形式を選択します。オプションは、CSV、XMLおよびXLSです。

5. 「OK」をクリックします。

Page 133: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 3

Oracle Cloud Field Service Cloudの管理

127

次のタスクこのユーザーがリソースでもある場合は、対応するリソースを作成する必要があります。

ユーザーのパスワードのリセットユーザー管理者が実⾏する最も共通するジョブの1つは、パスワードのリセットです。ユーザーがロックされるのは、ほとんどの場合、パスワードの最⼤試⾏回数を超えたためです。ユーザーのアカウントをロック解除するのに加えて、パスワードの変更も必要になる場合があります。

⼿順1. リソース・ツリーで、ユーザーを表⽰する適切なリソース・レベルを選択します。すべてのユーザーを表⽰する場合は、リソー

ス・ツリーの最上位レベルを選択します。2. 「設定」 > 「ユーザー」の順にクリックします。

デフォルトでは、選択したバケットに属するすべてのユーザーとその⼦が表⽰されます。3. パスワードのリセットが必要なユーザーを検索し、「処理」列で「パスワードの変更」をクリックします。4. 「新しいパスワード」フィールドと「パスワードの確認」フィールドの両⽅に、新しいパスワードを⼊⼒します。5. 「OK」をクリックして、変更内容を保存します。

リソース・ツリーリソース・ツリーには、組織のリソースの階層表⽰が、通常は地理的な領域でソートされて提供されます。画⾯の左側に表⽰されます。リソース・ツリーは、切替えボタンをクリックして表⽰または⾮表⽰にできます。リソース・ツリーからリソースを選択すると、右側の作業エリアにリソースのアクティビティが表⽰されます。グループまたはバケットの下にあるエンティティを展開して表⽰するには、リソース・ツリーでエンティティの横にあるプラス記号(+)をクリックします。その表⽰を折りたたむにはマイナス(-)記号をクリックします。

リソース・タイプおよびリソース・ツリーの各項⽬が果たす役割の概要は、次のとおりです。

• フィールド・リソース: このリソースは、作業を実施可能で、スキルがあり、関連付けられている作業ゾーンがあり、ユーザーが関連付けられている、つまり、作業を実⾏する実際の担当、クルーまたは個⼈です。

• ⾞両: このリソースには、作業スキル、在庫およびジオロケーション追跡を使⽤可能にできます。チームに割り当てる場合は、必要な作業スキルおよびチームが使⽤する在庫を追加できます。

• ツール: このリソースは、30フィートのはしご、掘削機など、特定のツールを表します。このリソースには、作業スキル、在庫およびジオロケーション追跡を使⽤可能にできます。チームに割り当てる場合は、必要な作業スキルおよびチームが使⽤する在庫を追加できます。

• バケット: このリソースを使⽤して、フィールド・リソースに配分されていない作業を集めます。このリソースにアクティビティを割り当てることができるのは、アプリケーションのみです。このリソースは割当管理に使⽤されます。

• 組織単位: このリソースは、管理およびレポートを単純化するために、フィールド・リソース、⾞両およびツールをツリーに似た階層に集約します。このリソースは割当管理に使⽤されます。

Page 134: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 3

Oracle Cloud Field Service Cloudの管理

128

リソース・ツリーへのグループまたはバケットの追加グループを使⽤して、他の項⽬をリソース・ツリーでソートし、編成できます。バケットを使⽤して、フィールド・リソースに割り当てられていないアクティビティを保持できます。

リソース、ユーザーおよび⼦リソースの違い: リソースは、フィールド・リソース(⼈)、⾞両またはツールです。すべてのリソースがリソース・ツリーの要素です。ユーザーは、フィールド・リソースまたはOracle Field Service Cloudにアクセスできるその他のユーザーです。⼦リソースは、リソース・ツリーのバケットまたは組織単位要素に追加されているリソースです。リソース・ツリーの階層で、バケットまたは組織単位は⼦リソースより⾼いレベルに表⽰されます。⼦リソースは、フィールド・リソース(⼈)、⾞両またはツールです。

グループは、⼀般的にリソースをロケーション別にグループ化するのに使⽤されます。グループをルート所有者にはできません。アクティビティをグループに割り当てることもできません。バケットにはアクティビティを指定できますが、Routing Cloud Serviceでのみ割り当てられます。

⼿順1. リソース・ツリーで、新しいグループまたはバケットを追加するグループまたはバケットを選択します。2. 「リソース設定」をクリックします。3. ドロップダウン・メニューから「リソース情報」を選択します。4. 「⼦リソースの追加」をクリックします。

「新規リソース情報」画⾯が表⽰されます。5. フィールドに値を⼊⼒します。

フィールド名 処理

名前 リソース・ツリーに表⽰するリソース名を⼊⼒します。

外部ID 従業員ID番号など、外部システムからのID番号を⼊⼒します。これらのIDはオプションです。これらを使⽤する場合、各リソースには⼀意のIDが必要です。

ステータス 「アクティブ」または「⾮アクティブ」を選択します。

アクティブなリソースはアプリケーションを使⽤できます。⾮アクティブなリソースはシステムを使⽤できません。

Page 135: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 3

Oracle Cloud Field Service Cloudの管理

129

フィールド名 処理

Eメール・アドレス リソースのEメール・アドレスを⼊⼒します。

電話 リソースの電話番号を⼊⼒します。

時間書式 インタフェースに表⽰され、リソースが使⽤する時間書式を選択します。「12時間」または「24時間」のいずれかにできます。

⽇付書式 インタフェースに表⽰され、リソースが使⽤する⽇付書式を選択します。「⽉-⽇-年」または「⽇-⽉-年」のいずれかにできます。

⽇付書式は数値書式の⽇付の表⽰を制御します。

リソース・タイプ グループまたはバケットを選択します。画⾯で使⽤可能なフィールドは、関連するフィールドが表⽰されるように変わります。

信任 顧客に提供するリソースに関する情報を⼊⼒します。

6. 「OK」をクリックします。新しいグループまたはバケットがリソース・ツリーに表⽰されます。

キャパシティまたは割当管理に対するバケットの指定バケットを追加した後に、そのバケットをキャパシティ管理で使⽤するか、または割当管理で使⽤するかを選択する必要があります。この選択は「リソース情報」画⾯で⾏います。

⼿順1. リソース・ツリーでバケット名をクリックします。2. 「割当管理」チェック・ボックスを選択します。

「ルーティング・プロファイル」、「キャパシティ・カテゴリ」および「タイム・スロット」フィールドが表⽰されます。

キャパシティ・カテゴリおよびタイム・スロットの追加バケットを割当計算で使⽤するキャパシティ・バケットとして指定した場合、画⾯にはキャパシティ・カテゴリおよびタイム・スロットのフィールドが表⽰されます。ここでの選択内容によって、「割当」セクションの表⽰⽅法が決まります。キャパシティ・カテゴリおよびタイム・スロットをバケットごとに構成すると、バケット内の様々な領域とタイプのリソースに対して、異なるスキルとタイム・スロットが要求されるときに役⽴ちます。

⼿順1. リソース・ツリーでバケット名をクリックします。2. 「割当管理」チェック・ボックスを選択します。

「ルーティング・プロファイル」、「キャパシティ・カテゴリ」および「タイム・スロット」フィールドが表⽰されます。

Page 136: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 3

Oracle Cloud Field Service Cloudの管理

130

3. このバケットで割当管理に使⽤される「タイム・スロット」を選択します。「タイム・スロット」フィールドの横にある鉛筆アイコンをクリックします。

「タイム・スロットの編集」ボックスが表⽰されます。4. このバケットで割当管理に使⽤されるタイム・スロットを選択し、「保存」をクリックします。5. このバケットで割当管理に使⽤される「キャパシティ・カテゴリ」を選択します。「キャパシティ・カテゴリ」フィールドの横にある

鉛筆アイコンをクリックします。

「キャパシティ・カテゴリの編集」ボックスが表⽰されます。6. このバケットで割当管理に使⽤されるキャパシティ・カテゴリを選択します。「保存」をクリックします。7. このバケットに割当が定義されるレベル(つまり、⽇、タイム・スロット、キャパシティ・カテゴリ)を選択します。

これによって、「割当」表⽰での「⽇」、「タイム・スロット」および「キャパシティ・カテゴリ」表の表⽰が決まります。8. このバケットで割当をクローズできるレベルを選択します。

割当は作業ゾーン別にクローズできることに注意してください。9. 最⼤キャパシティが推定されるレベルを選択します。

最⼤キャパシティとは、アクティビティ予約の最⼤分数です。アプリケーションでは、予約済アクティビティの合計時間に他のアクティビティの合計時間を加えた時間が最⼤キャパシティを超過していないことをチェックします。

10. 「OK」をクリックして、バケット情報を保存します。

リソースの追加ユーザーがリソースでもある場合は、ユーザー・アカウントとリソースの両⽅を作成する必要があります。

デフォルトでは、「フィールド・リソース」、トラックまたは「⾞両」のリソース・タイプを選択すると、「ステータス」、「⾔語」、「タイム・ゾーン」、「時間書式」および「⽇付書式」のフィールドのデータが「新規リソース⽤にユーザーを追加」ダイアログにコピーされます。

リソース、ユーザーおよび⼦リソースの違い: リソースは、フィールド・リソース(⼈)、⾞両またはツールです。すべてのリソースがリソース・ツリーの要素です。ユーザーは、フィールド・リソースまたはOracle Field Service Cloudにアクセスできるその他のユーザーです。⼦リソースは、リソース・ツリーのバケットまたは組織単位要素に追加されているリソースです。リソース・ツリーの階層で、バケットまたは組織単位は⼦リソースより⾼いレベルに表⽰されます。⼦リソースは、フィールド・リソース(⼈)、⾞両またはツールです。

⼿順1. リソース・ツリーで、このリソースを追加するグループまたはバケットをクリックします。2. 「リソース設定」をクリックし、ドロップダウン・メニューから「リソース情報」を選択します。

「リソース情報」画⾯が表⽰されます。3. 「⼦リソースの追加」をクリックします。

「新規リソース情報」ウィンドウが表⽰されます。4. フィールドに値を⼊⼒します。

Page 137: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 3

Oracle Cloud Field Service Cloudの管理

131

フィールド名 処理

名前 リソース・ツリーに表⽰するリソース名を⼊⼒します。

外部ID 従業員ID番号など、外部システムからのID番号を⼊⼒します。これらのIDはオプションです。これらを使⽤する場合、各リソースには⼀意のIDが必要です。

電話 リソースの電話番号を⼊⼒します。

Eメール・アドレス リソースのEメール・アドレスを⼊⼒します。

ステータス 「アクティブ」または「⾮アクティブ」を選択します。

アクティブなリソースはアプリケーションを使⽤できます。⾮アクティブなリソースはシステムを使⽤できません。

リソース・タイプ リソース・タイプを選択します。リソース・タイプは組織によって構成されます。典型的なリソース・タイプは、「バケット」、「グループ」、技術者およびトラックです。技術者およびトラックのリソース・タイプの場合は、「新規リソース⽤にユーザーを追加」ダイアログが表⽰されます。

組織 リソースが所属する組織。バケットまたはグループを追加している場合いは、バケットまたはグループが所属する組織または組織単位を選択します。技術者には組織を選択できません。技術者の組織は親バケットまたはグループから導出されます。

タイプ このフィールドは、リソース・タイプが技術者の場合に表⽰されます。リソースと組織との作業の関係を識別します。典型的なオプションは、「契約者」および「社内」です。

時間書式 インタフェースに表⽰され、リソースが使⽤する時間書式を選択します。「12時間」または「24時間」のいずれかにできます。

⽇付書式 インタフェースに表⽰され、リソースが使⽤する⽇付書式を選択します。「⽉-⽇-年」または「⽇-⽉-年」のいずれかにできます。

⽇付書式は数値書式の⽇付の表⽰を制御します。

アクティビティ所要時間の初期⽐率 リソースをアプリケーションに追加した後30⽇間、リソースに考慮されるアクティビティ所要時間の⽐率。このフィールドは、「リソース・タイプの追加」画⾯の「アクティビティ所要時間の推定のパーソナライズ」フィールドが選択されている場合にのみ表⽰されます。また、このフィールドは、ユーザー・タイプで選択されている場合にのみ表⽰されます。このフィールドには、次の条件が適⽤されます。

• このフィールドを編集できるのは、リソースがアプリケーションで1か⽉が完了するか、最初のアクティビティを完了するまでの間のみです。また、⽐率の初期値は、そのリソースの⽐率が元に戻る値に相当します。

• 既存のユーザーの場合、このフィールドの値は100%で読取り専⽤です。• すべてのユーザーは、⽐率の変更が開始されると(最初のアクティビティで)、このフィールドが

読取り専⽤になります。

Page 138: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 3

Oracle Cloud Field Service Cloudの管理

132

フィールド名 処理

レポート・データが会社レベルの所要時間推定に影響を与え始めるまでの残りの稼働⽇

このフィールドには、リソースが会社の平均に影響を与え始めるまでの残りの⽇数が、リソース・タイプの設定に基づいて表⽰されます。これはカウントダウン値で毎⽇1ずつ減少します。このフィールドが0 (ゼロ)に達した場合のみ、リソースが会社の平均に影響を与え始めます。このフィールドは、値が0 (ゼロ)に達するまで編集可能で、その後は表⽰されません。このフィールドは、「リソース・タイプの追加」画⾯の「レポートされた所要時間を使⽤して会社全体の推定を拡張」フィールドが選択されている場合にのみ表⽰されます。

Related Topics

•  リソースとユーザー・アカウントの関連付け

リソースとユーザー・アカウントの関連付けリソースをリソース・ツリーに追加しても、ユーザーにログイン・アクセス権は⾃動的に付与されません。新規ユーザーがルートをアクティブ化して作業のステータスを提供するには、他のユーザーと同様にログインする必要があります。次の⼿順では、新規リソースを対応するユーザー・アカウントに関連付ける⽅法を説明します。

「技術者」タイプ(または、組織で構成された類似するタイプ)の⼦リソースを追加する場合、ステップ3にリストされるフィールドは「新規リソース情報」ダイアログに表⽰されます。この場合は、ステップ1と2はスキップできます。

⼿順1. 変更するユーザーを含むリソース・ツリーで、適切なリソース・レベルを選択します。2. 「リソース設定」 > 「ユーザー」の順にクリックします。3. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド 摘要

ユーザー・タイプ このリソースに関連付けられるユーザー・タイプを選択します。ユーザー・タイプは、ユーザーまたはユーザーのグループに適⽤可能なルールおよび表⽰のグループです。

ログイン これはユーザーのログイン時に表⽰される名前です。

ユーザー名 ログインに使⽤される名前(会社の標準を定義する必要があります)。

パスワード 会社の標準に適合する新規パスワードを⼊⼒します。

パスワードの確認 パスワードが正しいことを確認するために、前と同じパスワードを⼊⼒します。

次のログイン時にパスワード変更を強制

新規ユーザーにパスワード変更を強制するには、このチェック・ボックスを選択します。

⾔語 ドロップダウン・メニューの選択肢からユーザーの優先⾔語を選択します。

Page 139: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 3

Oracle Cloud Field Service Cloudの管理

133

フィールド 摘要

⻑い⽇付書式 ユーザーに⻑い⽇付を表⽰する際の書式を選択します。

4. 「OK」をクリックします。

リソースが追加され、ユーザー・アカウントと同期されます。リソースはリソース・ツリーの親ロケーション内に表⽰されます。

次のタスク新規リソースを追加した後は、作業スキル、作業ゾーンおよびカレンダを追加する必要があります。

Page 140: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 4

リソースの操作

134

4 リソースの操作リソースの操作

リソースの管理通常、リソースの継続管理には、この項で説明する1つ以上のエンティティの管理が含まれます。カレンダ、作業スケジュール、シフト – リソースが作業可能な時間、および⾮稼働時間を⽰すカレンダの作成が含まれます。カレンダ、作業スケジュール、⾮稼働時間、内部アクティビティ、休⽇およびシフトの間には、相当な柔軟性があります。⼀部のパラメータは計画⽤に事前に設定でき、それ以外のパラメータは毎⽇の調整⽤として使⽤します。

作業スキル – 受信アクティビティの完了に必要な能⼒と、そのアクティビティを達成するための能⼒を持つリソースの相関関係を⽰します。

作業ゾーン – アクティビティを完了するためにリソースが移動可能または移動を許可されているエリアを⽰します。

リソースの組織の変更バケットおよび「組織単位」リソースの組織を変更できます。フィールド・リソース、ツール、⾞両などのリソース・タイプは、親の組織を継承します。

⼿順1. リソース・ツリーでリソースを選択します。2. 「リソース設定」 > 「リソース情報」の順にクリックします。3. 「組織」フィールドを探して、該当する組織を選択します。4. 「OK」をクリックします。

リソースは、リソース・ツリーの選択した組織の下に表⽰されます。

カレンダ、作業スケジュールおよびシフト全体的なカレンダ・オプションは、グループ、バケットまたはリソースのいずれのレベルで設定されているのかに関係なく、作業スケジュール、シフト、作業および⾮稼働時間の組合せで作成されます。最終的に、所定の⽇の指定された時間に作業可能または作業不可能なリソースの全体的な表⽰に表されます。通常は、カレンダの階層に関連するいくつかのルールと優先度のレベルがあります。

• バケットまたはグループに適⽤される作業スケジュール、シフト、作業時間および⾮稼働時間は、デフォルトでは、そのバケットまたはグループに含まれるすべてのリソースにも適⽤されます。

• 下位レベルで作成または調整されたカレンダのほうが、上位レベルのカレンダより優先されます。つまり、リソース・レベルで設定されたものが、その親エンティティからリソースが継承したものより勝ります。

Page 141: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 4

リソースの操作

135

• 個々のリソース・レベルのカレンダは、そのリソースにのみ適⽤され、その他すべてのカレンダより優先されます。

カレンダとその潜在的なコンポーネントをより理解が得られるものにするには、様々なオプションを定義する必要があります。カレンダには次のコンポーネントがあります。

• 作業スケジュール - 作業スケジュールには複数のシフトおよび⾮稼働時間が含まれ、これらの項⽬を単⼀のリソースに、またはグループまたはバケット全体に適⽤できるようにグループ化するためのメカニズムです。作業スケジュールは、カレンダ・オプションの最上位レベルを表します。

• シフト - シフトは、所定の組織ごとに異なる作業時間を定義するのに使⽤されます。1度作成すると様々な作業スケジュールに使⽤でき、スケジュールの割当が単純化されます。作業スケジュールに加え、シフトもグループ、バケットまたはリソースに直接割り当てることができます。

• 作業時間 – 会社の標準的なシフト定義のいずれにも適合しない作業にリソースがスケジュールされている時間枠。

• ⾮稼働時間 - ⾮稼働時間は、忌引、病気、休⽇、休暇など、把握している不在の識別に使⽤されます。

このガイドの最初の部分では、作業スケジュール、シフトおよび⾮稼働時間の作成について説明されています。したがって、この項では、リソース・ツリーのエンティティ(グループ、バケット、リソース)にカレンダ・オプションを割り当てることに集中します。各プロセスは同じですが、リソース・ツリーで選択する対象に応じて含意は異なります。これはカレンダ階層の説明と関係があります。

カレンダのオプションを⾼いレベルのエンティティ(グループ、バケット)に関連付けると、その⼦リソースは同じオプションとみなされます。⼀⽅、オプションをリソース・レベルで設定すると、そのオプションは継承した設定より優先されます。このガイドの⽬的に従って、リソース・レベルでカレンダを作成するステップについて説明します。グループおよびバケットの場合もステップは同じで、個々のリソースのかわりに単純にグループまたはバケットをリソース・ツリーから選択してください。

カレンダへの作業スケジュールの追加作業スケジュールは、リソース、バケットまたはグループに割り当てることができます。

⼿順1. リソース・ツリーからリソースを選択します。2. 「リソース設定」 > 「リソース・カレンダ」の順にクリックします。

「リソース・カレンダ」画⾯が表⽰されます。3. ⻭⾞アイコンをクリックし、ドロップダウン・メニューから「作業スケジュールの追加」を選択します。

「作業スケジュールの追加」ウィンドウが表⽰されます。4. ドロップダウン・リストから作業スケジュールを選択します。5. 「開始⽇」と「終了⽇」、ある場合は「コメント」を⼊⼒します。6. 「OK」をクリックします。

Page 142: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 4

リソースの操作

136

リソースのカレンダへのシフトの追加シフトは作業時間の標準パターンです。リソースが作業可能な時間を決定します。リソース・レベルで適⽤されたシフトは、リソース・ツリーのさらに⾼いレベルで適⽤されたシフトを上書きします。

⼿順1. リソース・ツリーからリソースを選択します。2. 「リソース設定」 > 「リソース・カレンダ」の順にクリックします。

「リソース・カレンダ」画⾯が表⽰されます。3. ⻭⾞アイコンをクリックし、ドロップダウン・メニューから「シフトの追加」を選択します。

「シフトの追加」ウィンドウが表⽰されます。4. フィールドに値を⼊⼒します。

フィールド名 処理

シフト ドロップダウン・リストから事前定義のシフトを選択します。

開始⽇ シフトの開始⽇を選択します。

終了⽇ 適⽤可能な場合は、シフトの終了⽇を選択します。

コメント コメントがある場合に⼊⼒します。

繰返し-繰返し-⽇次 隔⽇、3⽇ごとなど、スケジュールに適⽤します。このオプションを選択する場合は、「発⽣間隔の⽇数」フィールドに発⽣頻度を追加します。

繰返し-繰返し-毎⽇ 例外なく、変更オプションなしで毎⽇のスケジュールに適⽤します。

繰返し-繰返し-週次 規則的な週次パターンがあるカレンダに適⽤します。各曜⽇のチェック・ボックスを使⽤して、このシフトを適⽤する曜⽇を選択します。「発⽣間隔の週数」フィールドに値を追加することで、この週次のパターンの頻度を⽰します。

繰返し-繰返し-年次 「⽇付: ⾃」に⼊⼒した指定の⽇付から「⽇付: ⾄」フィールドに⼊⼒した⽇付まで、毎年発⽣します。

5. 「OK」をクリックします。

カレンダへの作業時間の追加事前に定義されたシフトとは異なる可能性がある開始時間と停⽌時間を表す点で、作業時間はシフトとは異なります。リソースが通常とは異なる時間数で作業する場合、またはリソースが他のリソースとは異なる1⽇の時間で作業する場合は、作業時間を使⽤する可能性があります。

Page 143: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 4

リソースの操作

137

⼿順1. リソース・ツリーからリソースを選択します。2. 「リソース設定」 > 「リソース・カレンダ」の順にクリックします。

「リソース・カレンダ」画⾯が表⽰されます。3. ドロップダウン・メニューから「作業時間の追加」を選択します。

「作業時間の追加」ウィンドウが表⽰されます。4. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド名 処理

シフト・タイプ ドロップダウン・メニューから「標準」または「待機」を選択します。

開始時間 リソースの作業が開始する時間を⼊⼒します。

時間 リソースの1⽇が終了する時間を⼊⼒します。

ポイント アクティビティ割当の制限にポイントを使⽤している場合は、ここでポイントを⼊⼒できます。これらのポイントは、シフトに関連付けられているポイントと同様に機能します。

開始⽇ リソースに対して、この作業時間が開始する⽇付を選択します。

終了⽇ リソースに対して、この作業時間が終了する⽇付(適⽤可能な場合)を選択します。

コメント この作業時間に関するコメントを⼊⼒します。

繰返し-繰返し-⽇次 隔⽇、3⽇ごとなど、スケジュールに適⽤します。このオプションを選択する場合は、「発⽣間隔の⽇数」フィールドに発⽣頻度を追加します。

繰返し-繰返し-毎⽇ 例外なく、変更オプションなしで毎⽇のスケジュールに適⽤します。

繰返し-繰返し-週次 規則的な週次パターンがあるカレンダに適⽤します。各曜⽇のチェック・ボックスを使⽤して、このシフトを適⽤する曜⽇を選択します。「発⽣間隔の週数」フィールドに値を追加することで、この週次のパターンの頻度を⽰します。

繰返し-繰返し-年次 「⽇付: ⾃」に⼊⼒した指定の⽇付から「⽇付: ⾄」フィールドに⼊⼒した⽇付まで、毎年発⽣します。

カレンダへの⾮稼働時間の追加⾮稼働時間を使⽤して、リソース、グループまたはバケットが作業可能でない時間を識別します。

⼿順

Page 144: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 4

リソースの操作

138

1. リソース・ツリーから、⾮稼働時間を適⽤するリソース、グループまたはバケットを選択します。

2. 「リソース設定」 > 「リソース・カレンダ」の順にクリックします。

「リソース・カレンダ」画⾯が表⽰されます。3. 処理ボタンをクリックし、「⾮稼働時間の追加」を選択します。

「⾮稼働時間の追加」ウィンドウが表⽰されます。4. 次に⽰すフィールドに値を指定します。

フィールド名 処理

シフト・タイプ ドロップダウン・メニューから「標準」または「待機」を選択します。

事由 ドロップダウン・メニューから⾮稼働事由を選択します。

開始⽇ ⾮稼働時間の開始⽇を選択します。

終了⽇ ⾮稼働時間の終了⽇を選択します。

コメント この⾮稼働時間に関するコメントを⼊⼒します。

5. 「OK」をクリックします。

カレンダからの項⽬の削除リソースのカレンダから作業スケジュール、シフト、作業時間、⾮稼働時間または上書きを削除する必要がある場合は、それを削除できます。

注 リソース・カレンダから項⽬を削除すると、リソースには、より⾼いレベルで設定されている項⽬などが再取得されます。たとえば、カレンダから作業スケジュールを削除すると、リソースには、そのバケットまたはグループの作業スケジュールが再取得されます。

⼿順1. リソース・ツリーからリソースを選択します。2. 「リソース設定」 > 「リソース・カレンダ」の順にクリックします。

「リソース・カレンダ」画⾯が表⽰されます。

Page 145: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 4

リソースの操作

139

3. 削除する項⽬の横にあるチェック・ボックスを選択し、「削除」をクリックします。4. 「OK」をクリックします。

⽇次表⽰ - カレンダ⽇次表⽰は、ディスパッチャまたはマネージャがリソース・カレンダを効率的に管理するのに役⽴ちます。この表⽰では、選択したリソース、バケットまたはグループに対する週次カレンダのスナップショットが提供されます。各リソースについて⽇別に個別のカレンダを表⽰したり、次に⽰すようなグループまたはバケット全体のカレンダを表⽰できます。

「表⽰」ドロップダウンのチェック・ボックスを使⽤して、⽇次カレンダ表⽰に追加の情報を表⽰します。

Page 146: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 4

リソースの操作

140

「表⽰」ドロップダウン・リストで使⽤可能なオプションは、次のとおりです。

• 階層的に適⽤: 階層内のすべてのデータを表⽰します。

• シフト: リソースが作業しているシフトを表⽰します。

• 待機: 待機アクティビティに使⽤可能なリソースを表⽰します(使⽤している場合)。

• ポイント: そのシフトで使⽤可能なポイントを表⽰します(使⽤している場合)。

• ルート: リソースのカレンダの各⽇の下に2つの数字を表⽰します。最初の数字はその⽇の保留中のアクティビティ数を⽰し、2番⽬の数字はその⽇の合計アクティビティ数を⽰します。

• ゾーン: これは所定の⽇にリソースが作業可能な作業ゾーンを⽰します。

• ⾮アクティブ・リソース: これはグループまたはバケットを表⽰している場合に使⽤されます。選択すると、1週間の休暇、休職などを取得中のリソースが表⽰されます。

• 作業スキル: 技術者の作業スキルを表⽰します。

移動時間の予測Oracle Field Service Cloudでは、移動時間に時間ベースの予測を使⽤します。この項では、アプリケーションでの移動時間の計算⽅法について説明します。2つのアクティビティ間の移動時間は、次の組合せとして計算されます。

• 統計的学習推定

• 直線推定

統計的学習推定

統計的学習推定は、2つのロケーション間の過去の移動時間に基づいています。これらのロケーションは、移動キーと呼ばれる地理的エリアで表されます。移動キーは、⼀般的に郵便番号の⼀部または全体です。リソースが2つのロケーションの間の移動を記録すると、その移動キー・セット間の移動の学習推定を⽣成するために、値が統計に追加されます。2つのアクティビティ間の移動時間の統計的学習推定を作成して使⽤するには、両⽅のアクティビティに移動キーの⼀部である値が必要であり、移動キーに⼗分な移動データが蓄積されている必要があります。

• 2つの移動キーの間の移動時間は、時間の経過とともにより多くのデータが収集されると調整されます。

• 通常、アクティビティの移動時間は、前のアクティビティの終了から現在のアクティビティの開始までの時間とみなされます。前のアクティビティの終了後(現在のアクティビテへの予測移動の開始前)にアイドル時間がある場合、記録された移動時間は統計には考慮されません。

直線推定

Page 147: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 4

リソースの操作

141

直線推定では、2つのロケーションの間が直線で描かれた場合の距離の移動に必要な時間を使⽤します。この移動時間を計算するには、両⽅のロケーションの緯度と経度が必要です。次に合計移動時間を計算する算式を⽰します。

Total Time = Straight Line Time + Arrival (or Parking) TimeWhere:Straight Line Time = Distance / Speed

ここで、速度と到着(駐⾞)時間は、会社レベルで構成される定数です。

移動時間の推定

Oracle Field Service Cloudでは、座標移動の重み(CTW)と呼ばれるパラメータを使⽤して、前述の2つの推定⽅法を組み合せます。CTWは会社レベルの値で、「座標計算の重み」パラメータを使⽤して計算されます。「座標計算の重み」は、「統計」画⾯で会社レベルで構成されます。算式は次のとおりです。

Travel Time = Statistical x (1-CTW) + Straight Line x CTW

たとえば、CTWを0.5に設定すると、移動時間は2つの平均になります。

次の例外があります。

• CTW値が0.0の場合は、統計的学習推定のみが使⽤されます。移動キーが使⽤可能でない場合は、デフォルト移動時間が使⽤されます。

• CTW値が1.0の場合は、直線推定のみが使⽤されます。両⽅のアクティビティの座標が使⽤可能でない場合は、デフォルト移動時間が使⽤されます。

• 統計的学習推定と直線推定の両⽅が使⽤可能でない場合は、デフォルト移動時間が使⽤されます。デフォルト移動時間は、会社レベルで単⼀の構成です。

追加の調整

ルーティングの実⾏後に、ルートで順序付けされていない保留中のアクティビティに対して移動時間がさらに調整されることがあります。この調整は、次のいずれかの状況が発⽣したときに⾏われる可能性があります。

1. 移動キーと⼀致する統計的学習レコードが⾒つかりません。i. 座標⽅法のみが使⽤される場合。ii. デフォルト値が使⽤される場合。

2. 統計値が拡張アルゴリズムの結果として作成されます。i. 拡張アルゴリズムがパスファインダ・アルゴリズムを使⽤して移動推定を拡張します。実際の移動データが収集さ

れていない移動キーのペアの場合は、既存のペア(パス)を使⽤してパスを検出し、これらの移動を合計して移動時間を保存することを試みます。たとえば、キー1と2の間の移動について統計データがなく、かわりにキー1と3の間およびキー3と2の間の移動についてデータがある場合は、1-2の移動時間が1-3の移動と3-2の移動を合計して計算されます。

ii. 統計が使⽤可能でない新しい顧客には適⽤できません。

前述のいずれかの状況が発⽣した場合は、2つの⽅法を使⽤して移動時間の調整が試みられます。

Page 148: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 4

リソースの操作

142

• 実際の移動データの⽣成: 各アクティビティの精度レベルが「住所」の場合は、アプリケーションがOracle Spatial and GraphRoute Serverに起点と終点の住所を発⾏します。アプリケーションは、アクティビティ間の移動時間を計算し、結果を⼀時的な統計に追加して、更新された統計を使⽤してルートに対する移動時間を再計算します。

• 郵便番号間で通り/郵便番号レベルの推定移動を⽣成します。

• この⽅法では、郵便番号を移動キーとして構成する必要があります。

• アプリケーションは、起点と終点の郵便番号をOracle Spatial and Graph Route Serverに発⾏して、2点間の移動時間を計算します。返された情報は、⼀時的な統計の品質向上に使⽤されます。

注 両⽅のアクティビティの郵便番号が同じ場合、この⽅法は使⽤されません。

実際のデータが蓄積されるまで⼀時的な統計の移動データが計算され、使⽤されます。これは、リソースがアクティビティのステータスに基づいて2つのロケーション間の移動を記録すると蓄積されます。実際のリソース学習統計が取得され次第、⼀時的なレコードは削除されます。⽇次抽出 - アポイントメント・データ・セットには、移動時間の推定に使⽤された移動⽅法を識別する'travel_estimation_method'フィールドが含まれています。このフィールドは⽇次抽出ファイルにのみ使⽤可能です。次の値があります。

値 摘要

0 - 移動は計算されません 移動は計算されません。「アクティビティ・タイプ」機能に「移動の計算」が選択されていないため計算されません。

1 - 会社のデフォルト 移動推定には、「構成」の「統計」にある会社のデフォルトが使⽤されます。

2 - 統計のみ 移動推定には、統計的学習推定のみが使⽤されます。アクティビティの結果がジオコーディングされないか、または「座標計算の重み」パラメータが0に設定されています。

3 - 拡張統計のみ 移動推定は拡張統計に基づきます。定義については上の2Aを参照してください。

4 - 初期統計のみ 移動推定は、実装の⼀環として⽣成された統計に基づきます。これは2014年11⽉以前にプロビジョニングされた⼀部の顧客にのみ該当します。

5 - 座標のみ 推定移動には、直線推定のみが使⽤されます。アクティビティの結果に物理的な住所がないか、「座標計算の重み」パラメータが0に設定されています。

6 - 統計 + 座標 移動推定は、「座標計算の重み」設定を使⽤した統計学習推定と直線推定の組合せに基づきます。

7 - 拡張統計 + 座標 移動推定は、「座標計算の重み」設定を使⽤した拡張統計と直線推定の組合せに基づきます。

8 - 初期統計 + 座標 移動推定は、「座標計算の重み」設定を使⽤した、実装の⼀環として⽣成された統計と直線推定の組合せに基づきます。これは2014年11⽉以前にプロビジョニングされた⼀部の顧客にのみ該当します。

9 - ⼿動での調整 移動推定はAPIを使⽤して更新された値に基づきます。この値はコアAPI (アクティビティの更新)を介して設定できます。そのためには、移動時間/ソースの設定フィールドの値として「⼿動」を渡す必要があります。

10 - 通りレベルでの調整 使⽤不可 – 将来使⽤するために予約されています。

Page 149: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 4

リソースの操作

143

値 摘要

11 - API経由で提供される外部推定値での調整 移動推定はAPIを使⽤して更新された値に基づきます。この値はコアAPI (アクティビティの更新)を介して設定できます。そのためには、移動時間/ソースの設定フィールドの値として「⼿動」を渡す必要があります。

12 - 同じロケーション 住所またはジオコードに基づくロケーションが同⼀のため、移動は計算されませんでした。(移動 = 0)

13 - 統計(未オーダー、バケット、未スケジュール) 移動推定には、統計的学習推定のみが使⽤されます。この場合、移動元ロケーションが不明なままで、アプリケーションが移動時間の平均値を推定します。これらの推定があることはキャパシティ管理にとって重要です。

14 - 会社のデフォルト値(未オーダー、バケット、未スケジュール)

移動推定には、「構成」の「統計」にある会社のデフォルトが使⽤されます。この場合、移動元ロケーションは不明なままです。

Page 150: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 5

内部アクティビティの管理

144

5 内部アクティビティの管理内部アクティビティの管理

内部アクティビティ・タイプの表⽰内部アクティビティは、顧客向けのアクティビティではなく、リソースが⽇次業務の⼀部として実⾏します。外部アクティビティは、リソースが移動して、ある種のサービスを実⾏する必要があるアクティビティです。

多くのリソースは、最初のアクティビティが倉庫訪問である場合があります。シフトの中間あたりに、昼休みアクティビティがあります。最後のアクティビティも倉庫訪問で、1⽇の終わりのタスクを完了します。これは、内部アクティビティがリソースの⽇次業務の⼀部であることを⽰す例です。

⼿順1. [会社名] > 「構成」の順にクリックします。2. 「リソース、アクティビティ、在庫」セクションで、「アクティビティ・タイプ」をクリックします。

「アクティビティ・タイプ」画⾯が表⽰されます。内部アクティビティは、⾒出し「内部」の下にリストされます。⾊は、時間、リストおよびマップ表⽰で使⽤される⾊を⽰します。

3. スクロール・ダウンして、様々なグループのアクティビティ・タイプを確認します。

⼀括アクティビティの追加他のリソースにも使⽤する可能性があるアクティビティをリソースに対して作成する場合は、⼀括アクティビティを作成できます。たとえば、すべての技術者が研修に出席する必要がある場合は、⼀括アクティビティを追加します。

⼿順1. 通常と同様にアクティビティをリソースに追加します。2. 「アクティビティの追加」画⾯で、「⼀括アクティビティ」の横にあるチェック・ボックスを選択します。3. 「新規追加」をクリックします。

リソース・ツリーが表⽰されます。4. このアクティビティの⼀部にするリソースを選択します。5. 「OK」をクリックします。

リソースのルートへの繰返しアクティビティの追加指定した期間内に繰り返すアクティビティをリソースのルートに追加できます。会議や昼休みは繰返しアクティビティの例です。

Page 151: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 5

内部アクティビティの管理

145

⼿順1. リソース・ツリーから、アクティビティを割り当てるリソースを選択します。2. ギア・アイコンをクリックし、「アクティビティの追加」を選択します。

「アクティビティの追加[リソース名]」画⾯が表⽰されます。3. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド 摘要

アクティビティ・タイプ 内部アクティビティ・タイプを選択します。次の共通オプションが含まれます: 「昼休み」、「⽀援」、オフィス・アクティビティ、倉庫アクティビティ、天気および⾞両保守。このリストには、繰返しを許可すると特に指定されたアクティビティが移⼊されます。

アクティビティ・ノート アクティビティに関するノートやコメント。

ルート内の位置 「未オーダー」が選択された場合、アクティビティは時間表⽰インタフェースの下部に「スケジュール済/未オーダー」アクティビティとして表⽰されます。これは、後続のタイム・スロットが指定されているかどうかに関係なく同じです。

「オーダー済」を選択して、タイム・スロットを指定すると、指定したタイム・スロット内のリソースのルートにアクティビティが表⽰されます。

「オーダー済」を選択して、タイム・スロットを指定しないと、アクティビティはリソースのルートの先頭に保留中として表⽰されます。

所要時間 アクティビティが継続する時間。

SLA開始 このアクティビティに対してSLAを開始する⽇時。

SLA終了 このアクティビティに対してSLAを終了する⽇時。

タイム・スロット このアクティビティを開始できる期間を選択します。内部アクティビティのタイム・スロットは、「アクティビティ・タイプ」設定内で定義されます。タイム・スロットは、外部アクティビティのスケジューリングに使⽤されるのと同様に、内部アクティビティをサポートするためにも作成できます。

繰返しアクティビティ アクティビティが起動して対応するフィールドを完了する頻度を選択します。

4. 「OK」をクリックします。

アクティビティがリソースのルートに追加されます。

リソースの作業スキルの管理リソースが割り当てられたアクティビティを実⾏する能⼒があることを確認するには、受信アクティビティのスキル要件と、各リソースに指定したスキルを相互に関連付ける必要があります。作業スキル機能は、この相関関係の基準になります。最初に作業スキルが設定され、次に各リソースに設定された適切な資格レベルで作業スキルがリソース・レコードに割り当てられます。また、受信アクティビティは適合する条件に基づいて作業スキルに割り当てられ、ルーティング時

Page 152: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 5

内部アクティビティの管理

146

に対応するスキルを持つリソースと照合されます。作業スキルと作業スキル条件の設定と管理については、このガイドの会社設定に関する項で説明します。この項では、ルーティング時に適切なリソースが適切な作業に割り当てられるように、共通管理タスクである作業スキルのリソースへの割当について説明します。

作業スキル・グループに関する考慮事項作業スキル・グループは、個々の作業スキルと同様に、リソースに割り当てることができる作業スキルの集まりです。ただし、作業スキル・グループには事前定義された資格レベルの特定スキルを含めることが可能ですが、⼀度に1つの作業スキルを割り当てる場合は、リソースに⼀意の資格レベルを定義できることが異なります。作業スキル・グループ内で定義された資格レベルと個々の作業スキルの資格レベルが重複する場合、リソースは⾼い⽅の資格レベルがあるとみなされます。作業スキル・グループは作業スキルと同じ⽅法(資格レベルの選択がない)で割り当てられるため、この項では、作業スキルを割り当てるプロセスについてのみ説明します。リソースの既存の作業スキルの編集は別の共通タスクで、最初にスキルを割り当てたのと同じ⽅法で実⾏されます。

リソースへの作業スキルの割当作業スキルは、各リソースが作業の資格を与えられるためのコンピテンシです。作業スキルは、「リソース情報」画⾯を使⽤して、リソースに割り当てることができます。

⼿順1. リソース・ツリーで、新規リソースを追加するグループまたはバケットをクリックします。2. ドロップダウン・メニューから「設定」 > 「リソース情報」の順にクリックします。

「リソース情報」画⾯が表⽰されます。3. 「作業スキル」フィールドのプラス・アイコンをクリックします。

「作業スキルの追加」ウィンドウがオープンします。4. 1から100のスケールを使⽤して、各作業スキルのプリファレンス・レベルを割り当てます。

⾼い数値は、リソースにタスクが割り当てられる可能性が⾼いことを意味します。リソースがこのタスクをまれに実⾏する場合は、低い数値を⼊⼒します。

5. 「保存」をクリックします。

リソースの資格レベルがアクティビティ・レコードのレベルと⼀致または超えている場合にのみ、リソースにはスキルが割り当てられ、作業の対象に考慮されます。次のガイドラインが適⽤されます。

• リソースに個々のスキルが定義されていない場合、リソースは、スキルのすべてを最⾼の資格レベルで実⾏する資格があると解釈されます。これがデフォルト設定です。

• 資格レベルが少なくとも1つの作業スキルに対して設定されている場合、リソースは、その特定のスキルのみを保持しているとみなされます。リソースは、その他のスキルが必要な作業の対象に考慮されません。

• ⽐率の数値が⼤きいほど、この作業スキルでこのリソースにアクティビティが割り当てられる⾒込みが⾼くなります。⽐率が⽭盾している場合は、より⾼い⽐率が使⽤されます。作業スキル・グループ⽐率が個々の作業スキル⽐率と⽭盾している場合は、個々の作業スキル⽐率が使⽤されます。

Page 153: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 5

内部アクティビティの管理

147

リソースの作業ゾーンの管理作業ゾーンによって2つの主要機能が提供されます。1つは、リソースが作業を許可されるエリアの定義(または、そのエリア外での作業の制限)、もう1つはゾーン別に特定の時間にアクティビティが予約されるのを制限または停⽌する機能(キャパシティ管理)のサポートです。作業ゾーンは、リソース・ツリー内のすべてのレベル(グループ、バケットまたはリソース)でリソースに割り当てることができます。⼀時作業ゾーンは例外で、各リソース・レベルでのみ設定できます。作業ゾーンがグループまたはバケット・レベルで設定されると、その⼦エンティティ(リソース)は同じ設定を継承します。作業ゾーンがリソース・レベルで設定されると、その設定によって上位レベルの設定が上書きされます。このルールを考慮して、作業ゾーンを割り当てる前に、リソース・ツリーから正しいエンティティを選択していることを確認してください。作業ゾーンを割り当てるプロセスは、すべてのレベルで同じです。このドキュメントでは、各リソースに作業ゾーンを割り当てるステップを説明しています。

リソースへの作業ゾーンの追加作業ゾーンは技術者が作業を許可される地域を定義します。作業ゾーンをリソースに追加すると、作業ゾーンに追加された作業ゾーンの形状またはカスタム・マップ・レイヤーがマップに表⽰されます。作業ゾーンの形状およびカスタム・マップ・レイヤーは、作業エリアの効果的な視覚化に役⽴ちます。

⼿順1. リソース・ツリーからリソースを選択します。2. 「リソース設定」をクリックし、ドロップダウン・メニューから「リソースの作業ゾーン」を選択します。

選択したリソースの「リソースの作業ゾーン」画⾯が表⽰されます。3. 「新規追加」をクリックします。

「<リソース名>のリソース作業ゾーンの追加」ウィンドウが表⽰されます。4. 次のフィールドを⼊⼒します。

フィールド 摘要

作業ゾーン ドロップダウン・メニューから作業ゾーンを選択します。

ドロップダウン・リストに追加のゾーンを表⽰

アクティブな作業ゾーンをすべて表⽰するには、ボックスを選択します。このリソースが割り当てられているグループまたはバケットが対象です。

⽐率 1から100の値を⼊⼒します。数値が⼤きいほど、この作業ゾーンでこのリソースにアクティビティが割り当てられる⾒込みが⾼くなります。リソースが⽇常作業する作業ゾーンである場合、またはリソースの優先ゾーンである場合は、⾼い数値を⼊⼒します。このリソースがこの作業ゾーンで時折または例外的にのみ作業する場合は、低い数値を⼊⼒します。単⼀のリソースに対して異なる⽐率で複数の作業ゾーンを割り当てることができます。

「スケジュール」セクション

⼀時 指定の期間に⼀時的な作業ゾーンを作成するには、このチェック・ボックスを選択します。

開始⽇ この作業ゾーンの割当開始⽇を⼊⼒します。

Page 154: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 5

内部アクティビティの管理

148

フィールド 摘要

終了⽇ [オプション]これが⼀時割当の場合に、この作業ゾーンの割当終了⽇を⼊⼒します。

繰返し リソースが2つの作業ゾーン割当を⾏き来する場合は、作業ゾーンのスケジュールを設定します。リソースは、異なる曜⽇に異なる作業ゾーンをカバーできます。この機能を使⽤して、特定の曜⽇にリソースの作業エリアを変更できます。繰返しの頻度と繰り返す曜⽇を選択します。

5. 「追加」をクリックします。

作業ゾーンがリソースに追加されます。作業ゾーンの形状がこの作業ゾーンに追加されている場合は、その形状がマップに表⽰されます。

リソースからの作業ゾーンの削除ある時点で、リソースのレコードから作業ゾーンの削除が必要になる場合があります。作業ゾーンを削除すると、主にアクティビティに影響を与えます。

⼿順1. 作業ゾーンを削除するリソースを選択します。2. 「設定」 > 「リソースの作業ゾーン」の順にクリックします。3. このリソースから削除する作業ゾーンを選択します。4. 「削除」をクリックします。5. 「OK」をクリックします。

これらの作業ゾーンに関連付けられているすべてのアクティビティは、このリソースにルーティングされなくなります。作業ゾーンをリソースから削除しても、アプリケーションからは削除されません。必要に応じて、他のリソースに割り当てることもできます。

⼀時作業ゾーンの割当リソースが通常の作業ゾーン以外で作業を実⾏するために、⼀時作業ゾーンをリソースに割り当てることができます。これを実⾏するには、⼀時作業ゾーンをリソースのレコードに追加します。定義された期間中、リソースの通常の全作業ゾーンは⼀時作業ゾーンによって上書きされます。

⼿順1. リソース・ツリーから適切なリソースを選択します。2. 「設定」 > 「リソースの作業ゾーン」の順にクリックします。3. 「新規追加」をクリックします。

[リソース名]のリソース作業ゾーンの追加ウィンドウが表⽰されます。4. リソースに⼀時的に割り当てる「作業ゾーン」を選択します。5. 「⼀時」チェック・ボックスを選択します。

Page 155: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 5

内部アクティビティの管理

149

6. 「開始⽇」と「終了⽇」の⽇付を調整します。

⼀時作業ゾーンに「終了⽇」は必須です。7. 「追加」をクリックします。

作業ゾーンが追加されます。

タスクの結果⽇付が経過した後は、⼀時作業ゾーンを削除する必要はありません。終了⽇に失効し、通常の作業ゾーンが優先されます。⼀時作業ゾーンには次のルールが適⽤されます。

• 「終了⽇」は必須です。

• ⼀時作業ゾーンはリソースにのみ割り当てることができます。バケットやグループに対しては使⽤できません。

• ⼀時作業ゾーンに対して使⽤可能な繰返しは「毎⽇」のみです。

アクティビティ・アラートアクティビティを移動すると、アラート・メッセージが表⽰されます。これらのメッセージはプロセスを⽀援するものです。次のアラートを使⽤できます。「超過時間」アラート: このアラートは、アクティビティの予想完了時間がリソースの稼働⽇の終了を超過することを通知します。

「ソフト・スキルの不⼀致」アラート: このアラートは、アクティビティ・スキルの優先資格レベルに満たないリソースにアクティビティを移動すると表⽰されます。

「作業スキルの不⼀致」アラート: このアラートは、アクティビティ・スキルの必須および優先資格レベルに満たないリソースにアクティビティを移動すると表⽰されます。「作業スキルの不⼀致」アラートでは、設定に従って、アクティビティの移動が禁⽌されるか、あるいは移動の実⾏または取消しを選択するオプションが提供されます。

「移動しない」アラート: このアラートは、リソース間での移動が許可されていないアクティビティ・タイプを移動しようとしたときに表⽰されます。アクティビティ・タイプは、「アクティビティ・タイプの追加」ページで構成します。

Page 156: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 6

レポート

150

6 レポートレポート

スケジュールされたレポートの表⽰「レポートのスケジュール」オプションを使⽤すると、指定したスケジュールで実⾏されるよう設定されたレポートのリストを表⽰できます。

始める前にレポートの初期スケジュールはシステム管理者が処理します。

⼿順1. 「レポート」をクリックします。2. ドロップダウン・メニューから「レポートのスケジュール」を選択します。

繰り返し実⾏されるようシステム管理者がスケジュールしたレポートのリストが表⽰されます。3. 次の情報を確認します。

列 摘要ID このレポートの⼀意の識別⼦。

レポート名 レポートの名前。

開始⽇ レポート期間の開始⽇。

終了⽇ レポート期間の終了⽇。

レポート・タイプ 送信または保存されるレポートの形式(CSV、HTML、XML、PDF)。

時間 レポートが実⾏された時間。

繰返し このレポートの実⾏頻度。繰返しレポートを実⾏または変更することはできません。

処理 個々のレポートの設定の詳細を表⽰します(「表⽰」)。

メッセージ・レポートの表⽰メッセージ・レポートは、通知エンジンにより送信されたメッセージの結果を詳細に⽰します。

⼿順1. リソース・ツリーからレポートの件名を選択します。

これには、XYZ契約者などのバケットまたはグループ、あるいは1⼈以上のリソースを指定できます。2. 「レポート」をクリックします。

Page 157: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 6

レポート

151

3. ドロップダウン・メニューから「メッセージ・レポート」を選択します。4. 「表⽰」をクリックし、このレポートのフィルタ・オプションを表⽰します。5. オプションを選択します。

a. ⽇付: ⾃/⽇付: ⾄: カレンダ・アイコンを使⽤して、⽬的の⽇付を選択します。b. トリガー: ドロップダウン・メニューからトリガーを選択します。トリガーとは、メッセージをトリガーするOracle

Field Service Cloud内で実⾏される処理です。たとえば、オーダーの取消時にトリガーされるすべてのメッセージを表⽰するレポートを実⾏する場合は、「取消」を選択します。

c. 検索: このフィールドを使⽤して、結果に含まれる特定の⽤語、語または⽂字(リソース名など)を検索します。

d. ⾏数: ⼀度に表⽰する⾏数を⼊⼒します。デフォルト値は20です。

メッセージ・レポートは、通知エンジンにより送信されたメッセージの結果を詳細に⽰します。

フィールド 摘要

メソッド メッセージの送信⽅法。たとえば、内部プロセスまたは外部システムとなります。

ステータス レポート実⾏時のメッセージのステータス。

摘要 メッセージ・ステータスに関する追加情報。

その他 その他の情報。

シナリオ(ステップ) メッセージで参照されるシナリオまたはステップ。

トリガー メッセージが送信されたイベントまたは事由。

コール⽇ コールが実施された⽇。

作成⽇ メッセージがシステムに表⽰される⽇時。

⽇次抽出⽇次抽出は、保存および詳細な分析のために、アクティビティ、在庫、メッセージなど、Oracle Field Service Cloudの主要なエンティティのレポートに使⽤されます。抽出されたデータは、XMLファイルのパッケージとして⽇次抽出データベースに保存されます。⽇次抽出の構成は、外部ソースから構成をインポートして作成または更新できます。⽇次抽出の構成

⽇次抽出で抽出する⼀連のファイルは、実装ステージで⼿動で構成できます。必要な場合はその後のステージで変更することもできます。さらに、アプリケーションの管理画⾯でカスタム⽇次抽出ファイルを構成することもできます。⽇次抽出構成機能へのアクセスは、⽇次抽出レポートにアクセスする必要があるユーザー・タイプに対して読取り/書込み表⽰を追加することで制御されます。

Page 158: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 6

レポート

152

⽇次抽出ファイル⽇次抽出ファイルは、アプリケーションによるデータ処理の結果で、アクティビティ、在庫、メッセージなどの詳細が含まれます。⽇次抽出の⼀部として受け取ることができるのは、このドキュメントに記載されているデータ構造のみです。アプリケーションのその他のデータ要素にアクセスするには、異なるインタフェース(たとえば、リソース管理API)を使⽤してください。抽出ファイルは、アプリケーションでのイベントのレポートおよび履歴分析を意図しています。抽出期間

⽇次抽出ファイルは、通常1⽇に1度⽣成され、前回の抽出以降に終了した処理のすべてのデータが保存されます。会社が夜間シフトをサポートしていない場合、抽出期間は前回の抽出から前⽇の終了までの期間が対象になります。会社が夜間シフトをサポートしている場合、前⽇の⽇次抽出データは、夜間終了(つまり、午前0時 + 夜間)後に抽出可能になります。その時間より前にデータを抽出すると、結果のファイルには2⽇前のデータが含まれます。

会社は複数のタイム・ゾーンで活動する可能性がありますが、⽇次抽出機能では、ビジネス・ルールで会社に定義されているタイム・ゾーンに従ってデータを抽出します。次のファイルのみがGMTで抽出されます。

• ⼀般メッセージ詳細

• メッセージ・テキスト詳細

• PAS回答詳細

• Gpstracks詳細

• Gpsman詳細

最初の抽出では、使⽤可能なすべてのデータが収集されます。

⽇次抽出ファイルの作成⽇次抽出ファイルは、アプリケーションによるデータ処理の結果で、アクティビティ、在庫、メッセージなどの詳細が含まれます。⽇次抽出の⼀部として受け取ることができるのは、このドキュメントに記載されているデータ構造のみです。アプリケーションのその他のデータ要素にアクセスするには、異なるインタフェース(たとえば、リソース管理API)を使⽤してください。抽出ファイルは、アプリケーションでのイベントのレポートおよび履歴分析を意図しています。アプリケーションの実装時に、⽇次抽出レポートで抽出されるファイルを⼿動で構成できます。⽇次抽出ファイルは常にXML形式で作成されます。

⼿順1. 「構成」をクリックします。2. 「サブシステムおよび統合」セクションで、「⽇次抽出」をクリックします。

「⽇次抽出」画⾯が表⽰されます。画⾯には、グリッドとして編成された抽出対象のファイルのリストが表⽰されます。ファイル名ごとに、リストには、抽出ファイルが関連付けられたエンティティ(「エンティティ」列)、およびファイルにエクスポートされたフィールド(「エクスポートされたフィールド」列)が表⽰されます。

3. 「新規追加」をクリックします。

「構成ファイルの追加」ウィンドウが表⽰されます。4. 「ファイル名」を⼊⼒します。

Page 159: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 6

レポート

153

ファイル名は、{COMPANY_NAME}-会社識別⼦の書式である必要があります。プレースホルダ{COMPANY_NAME}は必須です。間違った書式を指定すると、ファイルは作成されません。

5. 「エンティティ」ドロップダウン・メニューから、エクスポートするフィールドを選択します。6. 「発⾏」をクリックします。

新規のファイル構成が保存されます。構成を編集するときは、ファイル名のみ編集でき、エンティティは編集できません。

⽇次抽出ファイル構造の構成新規の⽇次抽出ファイルが空で作成され、エクスポートが機能するには、エクスポートされるフィールドを指定する必要があります。さらに、エクスポートが機能するために、少なくとも2つのフィールドを指定する必要があります。

⼿順1. 「構成」をクリックします。2. 「サブシステムおよび統合」セクションで、「⽇次抽出」をクリックします。

「⽇次抽出」画⾯が表⽰されます。3. 構造を追加するファイル名について、「処理」列で「構造」をクリックします。4. 「フィールドの追加」をクリックします。

「フィールドの追加」ウィンドウが表⽰されます。5. 必要なフィールドを選択して、「発⾏」をクリックします。

ファイル構造ごとに1つのフィールドを1回のみ選択できます。フィールドを選択すると同時に、そのフィールドは「使⽤可能」リストから消去されます。

6. プロパティを表⽰するフィールドを選択します。必要に応じて、「名前」を変更します。

ドラッグ・アンド・ドロップを使⽤して、プロパティのリストを編成できます。「GPSデータ・フィールド」、「GPSトラッキング・フィールド」、「タイプ・リスト・フィールド」および「プロパティ・ファイル・フィールド」エンティティのプロパティ名は変更できません。カスタム・プロパティをアプリケーションから削除した場合は、⽇次抽出ファイルのフィールド・リストからもそのプロパティを削除する必要があります。そうしないと、抽出処理でエラーが返されます。

7. 「発⾏」をクリックします。

⽇次抽出構成のエクスポートおよびインポート外部ソースから構成をインポートして、⽇次抽出構成を作成または更新できます。⽇次抽出構成は、各⽇次抽出ファイルのデータが含まれるXMLファイルとしてインポートされます。インポートする構成に既存の⽇次抽出構成と同じファイル名が含まれる場合、インポート処理中にそのファイルは上書きされます。

⼿順1. 「構成」をクリックします2. 「サブシステムおよび統合」セクションで、「⽇次抽出」をクリックします。

「⽇次抽出」画⾯が表⽰されます。

Page 160: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 6

レポート

154

3. ⽇次抽出構成をエクスポートするには、「エクスポート」をクリックします。

構成がXMLファイルとしてエクスポートされます。4. ⽇次抽出構成をインポートするには、「インポート」をクリックし、インポートするXMLファイルを選択します。

選択したファイルがインポートされます。選択したファイルがXML形式でない場合は、エラーが発⽣します。

抽出ファイルおよび抽出データ・セット抽出期間にわたって処理された、または抽出期間の終了までに使⽤可能な様々なエンティティの詳細に関するデータを収集し、ファイルに抽出できます(このドキュメントでは、「抽出期間にわたって」とは抽出期間のどの時点でもエンティティがシステムで使⽤可能な場合で、エンティティが抽出されることを意味し、「抽出期間の終了までに」とは抽出期間のいずれかの時点でエンティティが作成されて抽出期間の終了前に削除された場合で、エンティティが抽出されないことを意味します)。このデータをデータ・セット(つまり、システムでまったく同⼀のエンティティに関連する詳細のグループ)に分割できます。場合によっては、1つのエンティティに関連するデータが、複数の異なるデータ・セットに分割されます。

注 複数のデータ・セットからのデータを単⼀のファイルに抽出することはできませんが、単⼀のデータ・セットからのデータをいくつものファイルに抽出するように分割できます。たとえば、アクティビティ・フィールド・エンティティ⽤に作成されたファイルに、リソース・フィールド・エンティティのデータまで含めることはできません。その⼀⽅で、単⼀のファイルは、エクスポートされたフィールドの構成に従って複数のデータベース表を参照できます。たとえば、アクティビティ・フィールド・ファイルには、キュー表からのデータを挿⼊できます(そのように構成されている場合)。

エクスポートには、次のデータ・セットを使⽤できます。エクスポートするデータ・セットの実際のリストは、会社のプリファレンスに従って構成できます。

• アクティビティ・フィールド – 実⾏されることになっていた、または実⾏されたアクティビティに割り当てられているすべてのフィールドまたはプロパティに関するデータ。

• アクティビティ・リンク・フィールド – アプリケーションに定義されているアクティビティ間のすべてのリンクの詳細。

• アクティビティの作業スキル・フィールド – アクティビティ当たりの作業スキルの詳細。

• GPS詳細 – 収集されたすべてのGPSデータの詳細。

• 在庫フィールド – システムで使⽤可能なすべての在庫品⽬に割り当てられているすべてのフィールド/プロパティに関するデータ。

• メッセージ詳細 – 抽出期間にわたって⽣成されたすべてのメッセージに関するデータで、2つのデータ・セットに分割されます。

• メッセージ・フィールド – メッセージの実際のテキストを除いたメッセージに関する詳細。

• メッセージ・テキスト・フィールド – 特定の各メッセージのテキスト。

• PAS回答フィールド – 「デリバリ済」ステータスでシステムに存在しているアポイントメント後サーベイでの質問に対する顧客の回答の詳細。

• PAS質問フィールド – アポイント後サーベイの質問の詳細。

• プロパティ・フィールド – システムで使⽤可能なすべてのフィールドおよびカスタム・プロパティの詳細。

• プロパティ・ファイル・フィールド – システムで使⽤可能なファイル・プロパティのコンテンツ(イメージなど)。

Page 161: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter 6

レポート

155

• プロパティ参照フィールド – システムで使⽤可能なすべてのフィールドおよびカスタム・プロパティについて、フィールドまたはカスタム・プロパティの識別に使⽤できる値セット。

• キュー・フィールド – ルートを直接割り当てたリソースに割り当てられているすべてのフィールドおよびプロパティなど、抽出期間にわたって実⾏されることになっていたルートに割り当てられているすべてのフィールド/プロパティに関するデータ。

• リソース・フィールド – システムで使⽤可能なすべてのリソース(⾮アクティブなリソースを含む)のプロパティの詳細およびリソース・ツリーでのリソースの位置。

• リソース・ロケーション・フィールド – システムの各リソースに定義されているロケーションの詳細。

• リソース・プロパティ・フィールド – システムの各リソースに定義されているすべてのプロパティの詳細。

• リソースの作業スキル・フィールド – リソース当たりの作業スキルの詳細。

• サービス要求フィールド – システムで作成されたサービス要求の詳細。

• タイム・スロット・フィールド – システムに定義されているタイム・スロットの詳細。

• タイプ・リスト・フィールド – システムで使⽤可能なすべてのタイプについて、IDによるエンティティ・タイプの識別に使⽤される値セット。

• ユーザー・リスト・フィールド – システムに存在するすべてのユーザーの詳細。

• ユーザー・リソース関連フィールド – システムに定義されている各ユーザーに表⽰されるリソースの詳細。

注 ⽇次抽出では、プロパティ・ラベルが特別な記号や⼤⽂字が使⽤されているかどうかに関係なく処理されます。

移動統計の更新デフォルトの移動時間を使⽤する未割当アクティビティがリソースに割り当てられると、移動統計が更新可能になります。移動時間は、移動統計をリアルタイムに更新するOracle Spatial and Graph Route Serverから受け取ります。

⼿順1. 「構成」 > 「統計」の順にオープンします。

「統計」ページが表⽰されます。2. アクティビティ間の移動時間に関する統計情報がない場合のために、デフォルト移動時間および最⼩統計移動時間を設

定します。

設定された時間は、バケットのアクティビティに適⽤されます。3. バケット内のアクティビティをリソースに割り当てるには、該当するアクティビティを選択し、「移動」をクリックします。

移動時間値は通りレベルのルート・サービスから受け取り、この値ごとに設定されます。

Page 162: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter

改訂履歴

156

改訂履歴このドキュメントは、既存の項の変更および新規情報の追加に合せて発展を続けます。更新内容はすべて次の表に記録されており、最新の更新内容が先頭に置かれています。

⽇付 変更内容 注意

2016年4⽉ ユーザー・タイプについて

『User Types』ガイドをこのガイドにマージしました。ユーザー・タイプの作成、削除、インポート、エクスポートおよび移⾏の詳細を追加しました。

わかりやすく⼀貫性を持たせるための⼩さな変更

Page 163: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter

改訂履歴

157

⽇付 変更内容 注意

2016年8⽉ Oracle Field Service Cloudに関する章の構成

通常の学習およびジョブの所要時間、ネイティブ⾔語のサポートおよびSAML認証のためのIDCSオプションに関する情報を追加または更新しました。

「ビジネス・ルールの構成」の項に次のトピックを追加しました。

• 訪問のバンドル・キーの定義• 訪問のバンドル・キーの定義: 例• コア管理アプリケーションの検索フィールドの定

義• モビリティ・アプリケーションの検索フィールドの定

「プロパティ」の項に次のトピックを追加または更新しました。

• プロパティ• ⽂字列プロパティの作成: 例• 列挙プロパティの作成: 例• ファイル・プロパティの作成: 例• 画⾯構成への⽂字列プロパティの追加

「メッセージ・シナリオ」の項に次のトピックを追加しました。

• メッセージ・シナリオの作成• 「設定」タブを使⽤したシナリオ・ステップに対す

る設定の定義• 「パターン」タブを使⽤したメッセージ・コンテンツ

の定義• 「次のステップ」タブを使⽤した条件の処理• 「条件」タブを使⽤したメッセージ・ステップのブ

ロック• メッセージ・シナリオの起動条件の追加• チャネルを使⽤した通知メッセージの送信

「リソース・タイプ」の項に次のトピックを追加または更新しました。

• リソース・タイプ• フィールド・リソース・ロールに対するリソース・タ

イプの追加• バケット・ロールに対するリソース・タイプの追加• 組織単位ロールに対するリソース・タイプの追

次のトピックを更新しました。

• 表⽰設定の構成• リソースの追加• リソース・ツリーへのバケットの追加• リソース・ツリーへのグループの追加

Page 164: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter

改訂履歴

158

⽇付 変更内容 注意

2016年9⽉ 次の章を更新しました。

ブラウザ・サポートの理解Oracle Field Service Cloudの構成リソースの操作レポート

よりわかりやすくするために図を更新し、⼀部のトピックを編集しました。Oracle Business IntelligenceCloud Serviceの使⽤に関する詳細および⽇次抽出レポートを追加しました。

2016年10⽉ わかりやすく⼀貫性を持たせるための⼩さな変更

2016年11⽉ わかりやすく⼀貫性を持たせるための⼩さな変更

2017年1⽉ わかりやすく⼀貫性を持たせるための⼩さな変更

Page 165: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter

改訂履歴

159

⽇付 変更内容 注意

2017年2⽉ 次のトピックを追加しました。

• 作業ゾーンのエクスポートおよびインポート• 作業ゾーン・エクスポートのXML構造• 組織について• 組織の管理• リソースの組織の変更• 他のアプリケーションとの統合• 外部IDプロバイダによるREST APIのコール⽅

法• アプリケーションの作成• アクティビティ予約の構成• アクティビティ予約⽤のレイアウトの作成• アクティビティ・タイプの制約• タイム・スロットのサポート• 移動の計算• 統計を使⽤したアクティビティ所要時間の計

算• 作業ゾーンのサポート• 作業スキルのサポート• 「予約されたアクティビティのスケジュール」コン

テキスト• 「⾔語」ボタンを使⽤した⾔語の管理• 複数のユーザー・タイプに対するプロパティ摘要

の編集• ビジュアル・フォーム・エディタ• 特別な要素、処理およびフィールドを使⽤した

フォームの構成

次のトピックを更新しました。

ビジネス・ルールの構成リソースの追加⽤語集についてプレースホルダおよび⽤語集エディタを使⽤した⽤語集エントリの変更⽤語集の項⽬のエクスポートとインポートメッセージ・シナリオの作成

2017年3⽉ わかりやすく⼀貫性を持たせるための⼩さな変更

Page 166: Oracle Field Service Cloud Oracle Field Service …...and/or documentation, delivered to U.S. Government end users are "commercial computer software" pursuant to the applicable Federal

Oracle Field Service Cloud

Oracle Field Service Cloudの管理Chapter

改訂履歴

160

⽇付 変更内容 注意

2017年4⽉ 次のトピックを削除しました。

• プラグイン・フレームワーク• SSL証明書作成とNginx構成• プラグインAPIの作成のガイドライン• 基本HTTP認証• HMAC認証• コードの例• プラグインAPIの仕様• 使⽤可能なメソッド• メッセージ・データのJSONスキーマ• JSONの例• プラグインの使⽤• Mobility Cloud Serviceのサンプル・プラグイ

ンの作成• エラー処理• エラー・コード• 可能な遷移• プロパティ値の⻑さ制限• 以前のバージョンからのアップグレード

これらのトピックは、新規ガイド『Mobile Plug-inFramework guide』で参照できます。