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Oracle ® Hyperion Smart View for Office, Fusion Edition のデプロイメント Oracle ホワイト・ペーパー 2009 1

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Oracle® Hyperion Smart View for Office, Fusion Edition のデプロイメント

Oracle ホワイト・ペーパー 2009 年 1 月

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Oracle® Hyperion Smart View for Office, Fusion Edition のデプロイメント

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Oracle Corporation 発行「Deploying Oracle® Hyperion Smart View for Office, Fusion Edition」の翻訳版です。

注:

このホワイト・ペーパーでは、Oracle Hyperion Smart View for Office, Fusion Edition

のリリース 11.1.1.0.0 で導入された新機能に焦点を当てているため、読者が Smart

View に関する基礎的な知識をもっていることを前提としています。

将来の計画について言及している部分は、弊社製品の一般的な方向性に関する概

要の説明を目的としたものです。また、情報提供を唯一の目的とするものであり、

いかなる契約にも組み込むことはできません。下記の事項は、マテリアルやコー

ド、機能の提供を確約するものではなく、また、購買を決定する際の判断材料と

はなりえません。オラクルの製品に関して記載されている機能の開発、リリース、

および時期については、弊社の裁量により決定いたします。

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Oracle Corporation 発行「Deploying Oracle® Hyperion Smart View for Office, Fusion Edition」の翻訳版です。

Oracle® Hyperion Smart View for Office, Fusion Edition のデプロイメント

注: ...................................................................................................................... 2 はじめに .............................................................................................................. 4 使用シナリオ ...................................................................................................... 4

アドホック分析............................................................................................. 4 事前に定義されたフォームのインタラクション ..................................... 4 事前に作成されたコンテンツへのアクセス ............................................. 5 レポート作成................................................................................................. 5

サポートされるプラットフォーム................................................................... 5 アーキテクチャ .................................................................................................. 5 データソースマネージャ .................................................................................. 6 スマートスライス .............................................................................................. 7 データ統合とレポート ...................................................................................... 8

複合データ表示 ....................................................................................... 8 レポートのコントロール ....................................................................... 9 カスケード表示 ....................................................................................... 9

結論 ...................................................................................................................... 9

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Oracle® Hyperion Smart View for Office, Fusion Editionのデプロイメント

はじめに Oracle® Hyperion Smart View for Office, Fusion Edition(Smart View)は、Oracle® Enterprise Performance Management(Oracle EPM)製品群および Oracle Business Intelligence(Oracle BI)データソースに対応した、共通の Microsoft® Office インタ

フェースを提供します。Smart View を使用することで、Microsoft® Excel、Word、PowerPoint のインタフェースで、データの表示、インポート、操作、配布、共有

を実行できます。

このホワイト・ペーパーでは、Smart View の最新バージョンに搭載されている機

能の概要について説明します。組織は、Smart View を活用して、Oracle Enterprise Performance Management および Business Intelligence システムとやり取りをおこな

うことができます。このドキュメントの目的上、Oracle EPM には Oracle BI が含ま

れるものとします。リリース 11.1.1.0.0 では、重要な新機能の追加およびさまざま

なコンポーネントの拡張によって、Oracle EPM 製品群が大幅に強化されています。

それに合わせて、Smart View も一連の機能によって拡張され、Oracle EPM および

Oracle BIデータソースとのやり取りに関する豊富な手法をOfficeユーザーに提供し

ています。

使用シナリオ Office 環境は、Oracle EPM ユーザー及び Oracle BI ユーザーの処理を強化する優れ

たインタフェースの 1 つで、そのようなユーザーの Smart View の使用方法は以下

のように分類できます。

アドホック分析

アドホック(非定型)分析は、ソースに格納されているデータを、Microsoft Excelを利用してインタラクティブに調査して、データを"Slice & Dice(切り分けて細分

化)"することができます。ユーザーは、テンプレート(East→Cola→Sales など)

から開始するか、または作業に合わせてデータのグリッドを最初から構築して変

更できる空白のシートから開始することが可能です。通常、ユーザーは、マウス

のクリックまたはドラッグ・アンド・ドロップを使用して、Oracle EPM ソース

(Essbase、Planning、Profitability、または Financial Management など)からデータ

を取得します。また、Smart View のリリース 11.1.1.0.0 からは、データソースとし

て Oracle Business Intelligence Enterprise Edition もサポートされるようになりまし

た。フリーフォーム分析はアドホック分析の変化形で、ユーザーは、スプレッド

シート上のディメンションからメンバー名を入力してデータをリフレッシュでき

ます。

事前に定義されたフォームのインタラクション

事前定義済みの入力フォームまたはレポート作成フォームを実行する Oracle EPMアプリケーションのユーザーは、Office 内でタスクを完了するのに Smart View を

使用するのが便利な方法であることに気が付きます。このようなユーザーとして

Smart View は Microsoft Office の統合を

実現しています。

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は、予算担当者や連結担当者が挙げられます。さらに、Web アプリケーションに

比べ、いつも使い慣れた操作が実現できる Excel で作業をする必要があるユーザー、

またはほかのスプレッドシート・ベースのモデルを作業プロセスと連携させる必

要があるユーザーも含まれます。たとえば、有名な瓶詰め製品製造会社では、ス

プレッドシート・ベースのモデルとワークブック・ベースのモデルに格納されて

いるデータを、Smart View の Planning を使用して統合しています。

事前に作成されたコンテンツへのアクセス

別の使用領域としては、たとえば、事前作成済みのコンテンツ、グラフ、または

グリッドを、Reporting & Analysis の製品から PowerPoint、Word、Excel のいずれ

かにインポートできます。インポートしたコンテンツは、Office 環境からリフレッ

シュできます。

レポート作成

レポート作成は Smart View の使用におけるもう 1 つの側面で、Oracle EPM および

Oracle BI のデータ取得機能が活用されます。データが Office 内で利用可能な状態

になると、データソースを組み合わせて必要なレポートを作成できます。たとえ

ば、Planning と Financial Management のデータを使用して、実際の費用と予算を比

較します。

また、時期が異なる複数のシナリオを比較する機能などを活用すれば、より複雑

なレポートの作成が可能です。

Office 環境では、Office の強力な機能を使用してレポートを作成でき、さらに作成

したレポートは必要に応じてリフレッシュできます。

サポートされるプラットフォーム Smart View 11.1.1.0.0 は、Office 2003 と 2007、および XP 用の Microsoft® Office 2002でサポートされています。

アーキテクチャ アーキテクチャを理解することは、企業に Smart View ソリューションを効果的に

デプロイするうえで重要です。Smart View は、Microsoft® Office ユーザーが Oracle EPM および Oracle BI データソースにアクセスできるようにするアドインです。

Smart View は、一般にプロバイダと呼ばれる中間層を経由して Oracle EPM データ

ソースにアクセスします。プロバイダには、次のような 2 つのカテゴリがありま

す。

1. 製品ベースのプロバイダ:このプロバイダは、Financial Management など、

特定の製品に特化されたもので、その製品とのインタラクションだけを処

理する機能があります。

2. Provider Services(共通プロバイダ接続):これは一般的なプロバイダ・サー

ビスで、Oracle EPM および Oracle BI ソースとのやり取りに使用されます。

Provider Services は、バージョン 9.3 で初めてリリースされた中間層のプ

ロバイダで、別の 2 つの中間層コンポーネント(Analytic High Availability Services と Smart View Provider)の機能を組み合わせたものでした。Provider Services の配置には、Web アプリケーション・サーバー(例:WebLogic)が必要です。Provider Servicesには、次の機能がすべて組み込まれています。

• Analytic High Availability Services

• Smart View Provider

• Oracle Essbase 向けの XMLA プロバイダ

"Oracle EPM ソースにアクセスする場合、

エンドユーザーはすべての Office 製品で

同じ種類と品質のグラフを表示したいと

考えます。" Smart View の最新リリースでは、ユー

ザーは Office 環境から Oracle EPM ソー

スにアクセスして、Office 製品(Excel、Word、PowerPoint)で同じ種類と品質の

グラフを描画できます。

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• Oracle Essbase 向けの Java API プロバイダ

Provider Services は、Java API、Smart View、および Essbase 向けの XMLAクライアントに、高可用性、クラスタリング、ロードバランシング機能

を提供します。

リリース 11.1.1.0.0 では、Provider Services の対象範囲が拡張され、次の

データソースに対する Smart View クライアントの通信機能が含まれるよ

うになりました。

• Planning

• Oracle Business Intelligence Enterprise Edition(Oracle BI EE)

Provider Services は、これ以降の項で説明されている新機能の実現に不可欠な要素

です。Provider Services 経由でアクセスする製品では、これらの新機能を利用でき

ます。Smart View はどちらのタイプのデータソースにも対応できるため、たとえ

ば、Planning と Financial Management からのデータを同じワークブック内に共存さ

せることができます。

データソースマネージャ Smart View リリース 11.1.1.0.0 は、Provider Services とともに使用するように設計

された製品だけではなく、専用のプロバイダを使用する製品にも対応しています。

Provider Services 経由でアクセスするデータソースの場合、ユーザーは、管理者に

よって中央で定義された 1 つの主要な URL を把握しておくだけで十分です。その

ため、ユーザーが接続を個別に定義する必要はありません。管理の観点からも、

これは有益です。データソースのロケーションを別のサーバーへの物理的なロ

ケーションに変更する場合、管理者は接続定義を 1 回変更するだけで済みます。

この変更は、ユーザーに対しては透過的です。

接続は製品分野ごとに論理的に編成されるので、ユーザーは選択した製品の接続

をツリー・コントロールから簡単に見つけられます。次の項で説明するスマート

スライスは、特定のデータソースに関連づけられて、ユーザーが利用できるよう

になります。また、ほかの Oracle EPM データソースとのやり取りには、データソー

スマネージャを使用できます(例:計画策定フォームを開く場合)。

将来的に、Provider Services は追加の

Oracle EPM 製品とやり取りをするよう

になります。 これによって、Oralce EPM 製品に共通す

る機能を、単一のレイヤーで公開できます。

Smart Viewの配置は 1つの製品から開始

でき、ほかのデータソースはあとから追

加することが可能です。

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一部のデータソース(例:Reporting & Analysis)は、独自のネイティブ・プロバ

イダを保持しています。これらのデータソースに対してユーザーが定義した接続

は優先的に継続されるので、中央で定義された接続と共存し、Provider Services 経由でアクセスされます。

注:リリース 11.1.1.0.0 以降では、Provider Services 経由でアクセスするデータソー

スに Financial Management を含めることがターゲットとなっています。ただし、

Hyperion Enterprise と Reporting & Analysis は、引き続き独立プロバイダを保持する

ことになっています。

スマートスライス スマートスライスとは、再利用可能な一連のディメンション・メンバーを格納す

るという視点からデータソースを見たものです。

分析データベースと財務データベースのサイズ増加(データの次元と範囲の両方

に関して)に伴い、ユーザーが必要とするデータと分析の種類に焦点を合わせた

よりすぐれたツール群を提供することが重要になっています。Smart View リリー

ス 11.1.1.0.0 では、サポートされているデータソースをスマートスライスのモデリ

ング・インタフェースを使用してモデル化する機能が管理ユーザーに提供されま

す。これによって、管理ユーザーは具体的なディメンションとプリファレンスを

決定して、データソースを操作する際に特定の視点からデータにアクセスする必

要があるエンドユーザーに提供できます。

ユーザーは、目的のデータ・ポイントに移動する代わりに、事前に定義されたリ

ストからスマートスライスを開始点として選択できます。管理ユーザーは、膨大

な数のユーザーに関係するデータ・ビューをスマートスライスの形で中央から定

義することが可能です。スマートスライスのモデリング・インタフェースを使用

すると、管理ユーザーは次のアクションを実行できます。

• 既存のデータソースにフィルタを適用して、より簡単で使いやすいアク

セスを提供します。

たとえば、管理ユーザーは 12 ディメンション・モデルを採用し

て、ディメンション内の特定のスライスでこれらのディメンショ

ンの 9 つを固定できます。この結果として得られるアドホックモ

デルには、固定されたディメンションに基づいてフィルタが適用

され、残りの 3 つのディメンションは分析をする中で表示されま

す。

リリース 11.1.1.0.0 で導入されたスマー

トスライス(Smart Slice)モデリングは、

Provider Services を経由してやり取りを

おこなう製品に使用できます。対象の製

品は、Planning、Essbase、および Oracle BI EE.です。

スマートスライスはクエリ構築のプレ

カーソルで、レポートデザイナーによる

レポート作成に不可欠です。

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• データソースに対してデフォルトの視点を指定します。

• デフォルトのエイリアステーブルとほかの接続プリファレンスを指定し

ます。

• スマートスライスのモデルからグリッドをレポート・オブジェクトとし

て保存することで、エンドユーザーがこのオブジェクトをドラッグ・ア

ンド・ドロップで簡単に再利用できるようにします。この時点で、Officeの Word と PowerPoint では同じデータが利用できるようになっています。

データ統合とレポート アーキテクチャを理解することは、Smart View を効果的に配置するうえで重要です。

Office の統合は継続しておこなわれているため、多くの場合、Word で高度に書式

化および構造化されたレポートを作成する機能、または PowerPoint と Excel でダッ

シュボードのようなコンテンツを作成する機能に対する顧客の要求はさらに高

まっています。Smart View では、これらの機能がレポートデザイナユーザインタ

フェースで提供されます。レポートデザイナを使用すると、スマートスライスと

して作成された複数のデータソースからデータを取り込むことや、関数を使用し

てデータを取り込むことができます。このユーザインタフェースは、次の 3 つの

フェーズで構成されています。

1. レポートのレイアウト

2. クエリの設計

3. 出力の書式設定

レポートデザイナには、次の機能があります。

• マルチソースのレポートの作成

• レポートのカスケード表示

• グラフおよびほかのコントロール

複合データ表示

Smart View では、ユーザーはスマートスライス機能を使用して単一のグリッド上

に複数のデータソースを表示できます。たとえば、次のようなグリッドが表示さ

れます。

グリッドの上部には Essbase のデータがあり、グリッドの下部には Planning のデー

タがあります。レポートデザイナの最終的な出力では、セクションの数が 2 つに

制限されているわけではありません。出力には、複数の問合せセクションおよび

グラフの出力(Microsoft® Office の Web コンポーネントでサポートされている種

類のグラフ)も含めることができます。次の図に示したもう 1 つの例では、複数

の Oracle EPM データソースからのデータを組み合わせて表示しています。

カスケード表示では、単一のワークシー

ト上で選択したディメンションから、特

定のメンバーのデータが表示されます。 カスケード操作は、アドホック操作に対

してだけではなく、書式化されたレポー

トに対しても起動できます。

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レポートのコントロール

レポート作成のニーズに対してより優れたサポートを提供するために、Smart Viewのレポートデザイナでは Microsoft® Office の Web コンポーネントを活用して、レ

ポートのレイアウトに使用できる一連のオブジェクトをユーザーに提供していま

す。スライダ・コントロールは、同じデータソースから取り込んだ複数のグラフ

と表を制御するために使用できます。次の 2 つの図に示した出力例は、Excel と

PowerPoint で Smart View を使用して作成したものです。

注:このグラフは、Office スイートの全体で、同じ外見で描画されます。

カスケード表示

ほかの機能に加えて、レポートデザイナでは、Excel におけるレポートの出力をカ

スケード表示にする機能を提供しています。この機能を使用すると、エンドユー

ザーは Excel で作成したレポートと、そのレポートに含まれていないディメンショ

ンのメンバーに基づく別のシートを、カスケード表示できます。

結論 これまで、Excel ベースの多くのアドインが Oracle EPM 製品群へのアクセスに役

立ってきました。Smart View は、これらのテクノロジーを単一のクライアントに

統合することで、Office ユーザーが Oracle EPM データを利用できるようにします。

レポートデザイナでは、レポートまたは

ダッシュボードに表示する 1 つまたは複

数のコントロールの使用を選択できます。

リリース 11.1.1.0.0 でのレポート作成に

使用できるコントロールとしては、テー

ブル、チャート、関数グリッド、および

スライダがあります。

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Smart View を使用すると、アプリケーションへのアクセス(例:Financial Management、Planning)、アドホック分析のクエリ(Oracle® Business Intelligence Enterprise Edition、Essbase、Planning など)、および既存の Reporting & Analysis コンテンツのインポー

トをおこなうことができます。Smart View は単なる Excel アドインではなく、次

の Office アプリケーションでも機能する Office アドインです。

• Excel

• Word

• PowerPoint

• Outlook(電子メール用エディタとして Word を使用している場

合)

Microsoft® Office(Excel、Word、PowerPoint)のどこにでもデータ・ポイントをコ

ピーして貼り付けられる機能によって、関連するデータ・ポイントを 1 つのアプ

リケーションから別のアプリケーションに簡単に移動できる仕組みが提供されま

す。

Smart View は、Oracle EPM および Oracle BI データ(Oracle® Business Intelligence Enterprise Edition)を Microsoft® Office 経由で利用できるようにする非常に便利な

方法です。ユーザーが 1 日のほとんどを費やす生産性アプリケーション内で情報

を提供することにより、企業におけるすべてのユーザーの作業効率が向上します。

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Oracle Hyperion Smart View for Office Fusion Edition 2009 年 1 月 著者:Shubhomoy Bhattacharya Oracle Corporation World Headquarters 500 Oracle Parkway Redwood Shores, CA 94065 U.S.A. 海外からのお問い合わせ窓口: 電話:+1.650.506.7000 ファクシミリ:+1.650.506.7200 www.oracle.com Copyright © 2009, Oracle and/or its affiliates.All rights reserved. 本文書は情報提供のみを目的として提供されており、ここに記載される内容

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