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本資料の全部または一部に係わらず複製ならびに複写および引用を禁じます。ご利用の際は、[email protected]までご連絡ください。ライセンス形式にてご提供させていただきます 遊識者会議 遊識者会議 遊識者会議 遊識者会議2015 0から1へ 0から1へ 0から1へ 0から1へ 本当の事業の創り方 本当の事業の創り方 本当の事業の創り方 本当の事業の創り方 ~クリスピー・クリーム・ドーナツから宇宙開発まで ~クリスピー・クリーム・ドーナツから宇宙開発まで ~クリスピー・クリーム・ドーナツから宇宙開発まで ~クリスピー・クリーム・ドーナツから宇宙開発まで 僕はどうやって事業を作ってきたのか?~ 僕はどうやって事業を作ってきたのか?~ 僕はどうやって事業を作ってきたのか?~ 僕はどうやって事業を作ってきたのか?~ 2015517ブルーマーリンパートナーズ 代表取締役 山口揚平

遊識者会議20150516

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遊識者会議遊識者会議遊識者会議遊識者会議2015

0から1へ0から1へ0から1へ0から1へ 本当の事業の創り方本当の事業の創り方本当の事業の創り方本当の事業の創り方~クリスピー・クリーム・ドーナツから宇宙開発まで~クリスピー・クリーム・ドーナツから宇宙開発まで~クリスピー・クリーム・ドーナツから宇宙開発まで~クリスピー・クリーム・ドーナツから宇宙開発まで

僕はどうやって事業を作ってきたのか?~僕はどうやって事業を作ってきたのか?~僕はどうやって事業を作ってきたのか?~僕はどうやって事業を作ってきたのか?~

2015年5月17日

ブルーマーリンパートナーズ

代表取締役

山口揚平

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プロファイル

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• 株式会社シェアーズ 代表取締役社長

• 早稲田大学政治経済学部卒。東京大学大学院。1999年より大手コンサルティング会社でM&Aに従事し、カネボウやダイエーなどの企業再生に携わった後、独立・起業。

• 企業の実態を可視化するサイト「シェアーズ」を運営し、証券会社や個人投資家に情報を提供する。2010年に同事業を売却。

• 現在は、コンサルティング会社をはじめ、複数の事業・会社を運営する傍ら、執筆・講演活動を行っている。専門は貨幣論・情報化社会論。

• 三菱東京UFJ銀行・みずほ銀行・みずほコーポレート銀行のM&A研修

• 電通・TOTO・株式会社セガ 他事業会社における論理的思考研修講師

• 日経CNBC放送、テレビ東京「オープニングベル」 へのテレビ出演

• NHK「ニッポンのジレンマ~僕らの新・資本主義~」2013年7月27日放送

• 慶應義塾高校講師・福井県立大学非常勤講師(ビジネススキル講義)

• 新しい働き方を提唱する著書や講演活動を多数行っている。山口 揚平

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起業家/事業家として8つの会社を起業および支援

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宇宙開発事業 ispace社 ITベンチャー シェアーズ社

海外店舗&研修事業 旅武者 投資・コンサルティング BMP社

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これまでの経歴とこれから

• 「自らの体験を通して学び、血肉化した知を、社会に還元する」という生き方を志向。アカデミズムでの研究から・思想家(著者)・事業家の枠を超えたキャリアを構築してきた。

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2000 2005 2010 2015 2020

クリスピー・クリーム・ドーナツ

「新しい

株の本」

出版

「企業分析力

養成講座」

出版

「そろ辞め」

「なぜピカ」

出版

GM・いすず

ダイエー・カネボウ

シーガイア

シェアーズ

創業

シェアーズ

売却

シェアーズ

再興

▲Ispace

(宇宙開発)▲Cool japan in Hoian

(のちの旅武者)

エーゼット

(のちDeNAへ)

キビテク

(IOT)

△e-Gle

(EV)

メデテ

(漢方)

早稲田

政経

卒業

東大院

(修士)

・仕事本(2)

・企業論(2)

・貨幣論(2)

事業創造やM&A

ライフワーク

学術

その他5~10

社を創業・出資・支援予定

英国

留学

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事業創造のポートフォリオ(現在)

• ブルー・マーリン・パートナーズをもとに、末端価格2兆円の知の流通業を目指す。

ブルーマーリンパートナーズ

株式会社シェアーズ

株式会社旅武者

ispace inc.

株式会社キビテクQibiTech

キュームラ株式会社

メデテ株式会社

その他5~10社

を創業・出資・支援予定

事業概要 キーパーソン 財務

• 全世界75000社のカルテ(Valuation matrix)

• 時間販売(タイムシェア)• 贈与経済システム(Gift)

• 世界にベース(店舗等)を持つビジネス・リーダー教育・人財紹介・旅行事業

• 東大博士2名(経産省未踏プロジェクト選出者)

• 賞金30億のgoogleXprize

に日本唯一参加• 惑星探査技術に定評

• IOTデバイスプロダクトの製造からサービス・金融へ

• 空き屋のマイクロスティ/AirBnBに出店するサポート

(鍵/コンシェルジェ/ハウスキーピング)

• 山口揚平(CEO)• スタッフ等7名

• 山口和也(MBA)• スタッフ等10名

• 山口揚平(CEO)• 山口和也(管理)• 藤沢烈(取締役)

• 袴田武史(CEO)

• 吉田和哉(東北大教授、はやぶさ開発者)

• Beck(元カヤック)• JAM(伊藤&財満)

• 日本韓方茶のオリジナル処方・カフェ経営

• 日本での漢方生薬の生産

• アジア市場(30億人)向け東京メディア事業(講談社)/農業ベンチャー/自動

売買ファンド/劇団ホチキス/ベトナム人介護・医療人材留学・派遣/日本漢方のオリジナル処方/ヘルスケアデバイス/うつ病患者向け認知療法ゲーム事業(SPARX) 等

• Valuation:2→8億(持ち分80%)

• Valuation:3億(持ち分34%)

• 非公開

• Valuation:0.2億(持ち分20%)

• Valuation:0.1億(持ち分20%)

• Valuation:0.7億(持ち分34%)

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事業創造・投資・コミットメントに対する僕のスタンス

• 時流や業種や事業性(儲かるか?)は、自分のコミットメントに一切関係ない。僕がコミットする事業(人)は、以下の3つの条件だけと決めている。

〈1.一貫性があること〉

– 「あぁ、この人、これをずっとやり続けるんだろうなぁ」と心から思える人

〈2.ポップにする気がある人〉

– たとえ自身が職人肌でも、自分のやっていることをより多くの人に知ってもらいたい、提供したいと思っている人

〈3.学ぶ人〉

– ファイナンスもマーケティングも、人事も財務諸表の読み方もなんにも知らなくていいけど、ただ素直で、学ぶ姿勢がある人

• なぜこのスタンスか?

– そもそも事業をやる上でもっとも大事なことは、「辞めないこと」である。松下幸之助の言うように「成功の秘訣は成功するまでやり続けること」である。これは詭弁に聞こえて、ある意味真実。事業の成功の80%は運や波。運を引き寄せ、波を掴むまで、やり続けることが大事であると思っている

– だから、「やり続ける人(一貫性のある人)」が、大きくする志向(ポップ化志向)を持ち、学び続ける姿勢を持つ限り、それをサポートし続ければ必ず成功する。

• ただし、僕自分が、事業構想を立てて実行するときには、ビジョンや志中心でなく、大局観・時代性、つまり事業性を元に行うこともある。

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事業創造のブルーオーシャンは、0~1の間にある

• 世の中の頭の良い人のほとんどは、計算可能な世界、つまり1以上の整数の世界に住んでいる。ソロバンが弾けるところ(エクセルの世界)で計算能力を競っている。

• だが本当の価値は、まだ客観化(数値化)できない領域、つまり0から1の間の無理数にある。そこは直観(Intuition)の世界。僕の仕事は、0.2のものを1.2に持ってゆくことにある。

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1-虚数 無理数 整数

4次元 2次元 3次元

アート プロダクト(商品)

主観 客観

5次元

言語化できる

(論理/数字)

非言語

(直観/概念)

(3.14153)(マイナス✕マイナス=マイナス)

神域

量子

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虚数領域

• 事業の創造、つまり0から1以上へもってゆくために、虚数(i)の領域のエネルギーを使う。

文系的には、「運」と呼ばれている世界の力である。

• 創造とは、いうなれば「3次元での顕在化」のことである。そのために、2次元世界で顕在化させる(イメージを強く持つこと)。そしてさらに虚数世界(4次元世界)の創造の力を借りる

– エゴ・デトックス(減欲)=エントロピーを減らす

– 想いは、時間をかけて実現する。それを早めることも可能

– 具体的には、そ・わ・か(掃除・笑い・感謝)、瞑想(ヨガ)

• このように、事業創造を「量子論的」法則に則って行うのが僕の手法である

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電子

物質・現実

時間

時間を早める方法エゴを捨てる

そ ・ わ ・ か の法則

調和のある共振運動が時間を短縮してくれる

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事業創造のフレームワーク

• 再現性のある方程式を持つことはとても大事。僕は、事業創造を以下のフレームワークで捉え、それぞれの要素を調和させることを仕事としている。

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事業構想

プロダクト

組織

利益方程式

ファイナンス 顧客創造

• 教養と経験、オプティミズムが構想の基本• 抽象思考• アナロジーで考える

• ビジネスの本質は「顧客の創造」ドラッカー

• 日本では、利益方程式がない事業に投資するプレーヤーは少ない

• ファイナンスを知るものは、構想に制限をもたない

• ファイナンスは言語(最終言語)

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クリスピー・クリーム・ドーナツ

• プロダクトは単純だった(すでに米国で一定の成功を収めていたし、日本での展開で奇をてらう必要はなかった)

• 日本におけるオペレーション上の課題を潰せばよかった。

• 当時、ユニクロのフリースを大成功させたファーストリテイリング副社長澤田さんの「メディアを巻き込んでブームを作り出す力」を活用することで大成功

• 僕が学んだのは、3つ

– 大富豪の生活のイメージを持つ機会を得たこと

– 英語での仕事(実質、一人で渡米し、事業検討をすること)

– 戦略から事業計画(P/L、B/S、C/F、出店計画)までを一気通貫で創る経験

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シェアーズ

• 2015年末に、アビームM&Aコンサルティングを退社して創業。

• 2000年にみずから立てたビジョン「100万人のフィナンシャルリテラシーによる我が国の資

本効率の圧倒的向上」を旗に、ブログ→出版→教育→システム開発へと進化させてきた。現

在、全世界75000社の企業カルテができたところ。しかしまだ事業としては途上にある。

• 現在の、知識・情報販売モデルから、トランザクション型のビジネスモデルへの変化させる。

• シェアーズの大きなラーニングは、2つ。細かいのは、数百あるが(^_^;)

– 自ら、組織をつくりトップをしたこと(M&A時代は、ナンバー2までだった)

– 挫折したこと。(リーマン・ショック後にGMOクリック証券に企業売却)。一度、掲げた志は決して捨て

てはならない。英国留学を経て、2012年に、10ヶ月以上の交渉を経て、事業再興を果たす。事業は続けなければ意味がない。

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Cool Japan in Hoi-an

• ベトナムにコミュニティのベースを創る目的で、世界遺産都市ホイアンに小さな店舗を創ったのがきっかけ

• ホイアンの観光資源としての魅力。日本からの直行便就航の予定があったこと、等からア

ジアの初拠点としてホイアンを選択。現在は2店舗(雑貨・レストラン)と、これらの店舗をつかった海外研修プログラムを実施

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ispace(HAKUTO)

• もともと、ロベンダルマサイ(ベイン系のフランス発のコンサルティング会社)でパートタイムで働いてきた袴田さんと出あう。

• 民間による宇宙開発という大構想、google Lunar Xprizeという20億円の賞金レースという

明確な目標が強みであった。袴田さんの一見優柔不断に見えるが柔軟で柔らかなサーバ

ント・リーダーシップ(=ほっとけない力)も魅力。結果、各分野のプロがボランティアでチームを構成。

• 当時、合同会社であったホワイト・レーベル・スペースを株式会社ispaceへとすることで、機

動的な資金調達ができるしくみを整えた。Ispaceでは、寄付・クラウドファンディングとして総

額約1億円、その後、ベンチャーキャピタルからの調達を実行

• 僕のラーニングは、ベンチャーファイナンスの慣習(よくもわるくも)を学んだこと

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e-Gle

• 2008年に行った世界最速の電気自動車エリーカの事業化プロジェクトに参画。その後、ベネ

ッセ会長の福武さんから大きな資金援助を得るものの方向性の違いから、開発者の清水教授が離脱、自ら立ち上げたのが現在のe-Gle社。

• 鉄道がディーゼルから電気になったように、車がガソリンから電気になるのは、大きな必然。

• その大局性・清水教授のコミット(32才からずっと電気自動車の開発だけでなく、量産化を夢見てきた)に対して共感

• 新しい戦略は、「デザイン」。車をつくるのではなく、movable deviceを創るという発想。女性を

中心に据えたメンバーとデザイン手法を取り入れること

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高性能車イメージ(写真はEliica) 主要スペック

全長×全幅×全高(mm) 5,200×1,900×1,500

定員(名) 5

車両重量(㎏) 2,200

電池形式 リチウムイオン電池

電池容量(kWh) 60

最大トルク(Nm) 800

最大出力(kW) 640

サスペンション形式 タンデムホイールサスペンション

ステアリング 三軸操舵式電動

最高速度(km/h) 400

最大加速度(G) 1

一充電走行可能距離(km) 400

充電時間 70%:30分/100%:60分

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その他の事業

• 劇団ホチキス

– 15年以上、観つづけてたきた劇団。法人化を狙う。

– 戦略はこちらで語っている。http://talked.jp/09/index.html

• NPO法人 コフレプロジェクト

– ネパールでの化粧品製造

– クラウドファンディングで250万を初めて集める

• メデテ

– 日本韓方茶

– 韓方茶は、即効性と薬効のバランスがよい。代替医療分野としてさらにポップな存在にできるはず

• SPARX

– うつ病認知ゲームで成果をあげたニュージーランドの製品の日本移植。ヘルスケア・遠隔カウンセリング事業の走りとして検討

• キビテク

– IOT事業。これまでは受託が中心だったが自らのプロダクトを開発してゆく方針

• アジア・ガールズ・モード

– “Kawaii”を軸に、アジア全体の若者メディアへと展開

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ありがとうございました

お問い合わせ先

ブルー・マーリン・パートナーズ,Inc.

代表取締役山口 揚平E-mail: [email protected]

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