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仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法 (内田 和成 /東洋経済新報社 )についての紹介です。
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“仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法” で仕事の早い人になる
ビジネス筋力トレーニング
目次
目的
今回の対象
背景
仮説とはなにか
どちらの方が早くゴールに辿り着けるか
ロジカルシンキングとの関係
正しい意思決定の仕方
仮説がでるきっかけ
仮説の検証方法
仮説の質を高めるためのトレーニング
日常生活の中でのトレーニング例
トレーニング
文献情報
目的
この本を読むことによって目指すゴール
• 仕事を早く進めるうえでの仮説思考のダイジさをわかり、身につけるためのトレーニング方法を把握する
背景
• 著者がコンサルタントとして長年仕事をしてきた中で「仕事が早い」と言われることが多かった
• その理由を紐解いた時に一番重要だったのが仮説思考であった
• なぜ必要なのか、どうしたら仮説・検証ができるのか、仮説思考力を高めるためにはどうすればいいのかをまとめているのが本書
仮説とはなにか
現時点で「最も答えに近い」 と思われる答え
どちらの方が早くゴールに辿り着けるか
全ての選択肢を網羅的に出すのを待っていたらゴールにたどり着くことができない
1
2
3
1
2
3
解きたい問題
問題点 解決策
今の段階ではこの3つが問題点。その中でも多分
1
・・・
・・・
今の段階ではこの3つが解決策。その中でも1。と
思ったけど調べたら違ったから2
28
29
30
98
99
100
問題点が30個あり、解決策を網羅すると100個ありました!で、どうしま
しょう?
仮説思考の流れ
網羅思考の流れ
ロジカルシンキングとの関係
仮説思考とロジカルシンキングには深く関わりがあります
1
2
3
1
2
3
解きたい問題
問題点 解決策
・・・
・・・
28
29
30
98
99
100
そもそも解きたい問題自体があって
いるのか: 論点思考
漏れ無く・ダブリなく選択肢を出す
関係性を明確にする ロジカルシンキング
どの選択肢が現時点で正解なのか決める
仮説思考
正しい意思決定の仕方
現在は経営の状況が早いペースで変わるので、ゆっくり考えていると状況が変わってしまう。
・今ある選択肢をいかに絞り込むかという視点で情報収集をする ・仮説→検証のプロセスを早く繰り返して、仮説を進化させていく
仮説がでるきっかけ
仮説の出し方は人さまざまで定石はない。
情報源 仮説がでるきっかけ やり方・備考
自分 突然ひらめく 自分の過去の経験・知識から思いつく。意図的にひらめきを生む方法は本書参照。(思いつきやすくする情報整理の仕方はプロの知的生産術 も参照)
1次情報 ディスカッション 人の意見を否定しない。なんでもぶつけてみる。
インタビュー 仮説が出やすいインタビューの仕方を身につける。
2次情報 分析結果 本来検証のために使うものなので、仮説を出すために頼り過ぎないことが重要
本書で紹介されている仮説がでるきっかけ
仮説の検証方法
仮説の検証方法としては実験やディスカッション・分析がある。
方法 特徴/コツ
実験による検証 新商品をテスト販売するなど実際に試してみる方法。 実際に図ることができるので効果が高いがコストがかかる。はやりのグロースハックもこの一種
ディスカッションによる検証
成功させるためのコツは以下。 ・必ず仮説を立てていく ・仮説を否定せずに進化を目指す ・議論の勝ち負けではない ・メンバーをバラエティ豊富に
分析による検証 最小限の要素だけを急いで簡単に行う(クイック&ダーティー)。精密な分析ではなく、意思決定に必要な判断を行えるものかが一番重要。
仮説の質を高めるためのトレーニング
仮説の質を高めるには経験を元に直感・勘を磨く必要がある。
• 興味を持った現象に対して「だから何?」という観点で
深く考える。その事象によって起きる影響を深く考える。
So what?を常に考える
• なぜを繰り返す。多くの会社で「なぜを五回繰り返す」
ということがやられている。
Why?を繰り返す
日常生活の中でのトレーニング例
日常の生活の中で触れる情報の中にも、考えるためのきっかけはたくさんあるので、身近な現象をベースに仮説・検証をするトレーニングをする。
例:「○○工業の決算が史上最高益」という記事を見た時に、新聞に書いてある情報のみを元に仮説を立てて、検証してみる。
○○工業の決算が市場最高益
他は? 売上増?コスト
減?
仮説1 業界全体が好調?
仮説2 日本経済が回復?
仮説3 新製品の伸び?
仮説4 リストラの成功?
検証1 他社の利益は?
検証2 日本企業全体の利益は?
検証3 ヒットした商品の売上インパクトは?
検証4 具体的に何したか?
身につけるためのトレーニング
一番最初のスタートとしては、自分が今持っている情報での回答を必ず持つこと。
今時点での自分の答えを必ず持つ
常に意識すること
ブログへのリンクはこちら
↓ "仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法“
で仕事の早い人になるhttp://bijikin.blog.fc2.com/blog-entry-32.html
文献情報
題名:仮説思考 BCG流 問題発見・解決の発想法 [単行本] 著者:内田 和成 (著) 単行本: 240ページ 出版社: 東洋経済新報社 (2006/3/31)