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#006 ももクロが日本を出発地に選んだ理由とは?

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私の名前はハルコ。 しかし私がどこの誰か?などということは、あなたにとって些末なことです。 それよりも重要なのは、これから私があなたに語るその内容です。 まず最初に、私から地球の皆さんにお伝えしたい事があります。

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前回の警告では、世界征服をたくらむ総体としてのももクロが存在することをご紹介しました。 総体としてのももクロとコンテンツとしてのももクロとを区別するために、今後はその黒幕のことを「ユニバース(仮)」と呼称することにいたします。 ユニバース(仮)はまず最初に「メシアによる世界の救済」というコンセプトを打ち立てたので

すが、そのコンセプトを実現するための方法論として選択したのが「アイドル」です。

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現在地球上のいたるところで日常的に紛争が発生していますが、テロによって世界地図が大きく描き変わるという事態はさすがに考えにくい状況です。(もちろん小さな例外はあるでしょうが) つまり新興勢力が武力によって世界征服を成し遂げるということは、この現代においてはほぼ不可能と言ってよいでしょう。 またこの数千年の間、人類は「宗教」という切り口でも世界征服を目指す試みを行ってきましたが、やはり地球全土を完全に覆いつくすことはできなかったのです。 そこでユニバース(仮)が選択したのがアイドルという方法論です。

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それが「国境」や「人種」あるいは「宗教」といった、既存の枠組みをあっさりと飛び越える唯一の方法論であると結論付けたからでしょう。 すでにそのことは、いくつかの断片的な現象の発生によって証明されつつあります。

▶ 海外へ輸出されたAKBシステムの成功 ▶ 米ビルボード総合アルバムチャートでBABYMETALが39位に初登場 ▶ Kawaii文化の最前線として海外での評価が高いきゃりーぱみゅぱみゅ ▶ Perfumeは世界14ヶ国・地域でアルバムを発売 そしてそれは武力や政治力による支配ではなく、文化的あるいは思想的なものによる「見えない支配」を意味します。

国家間の政治的な対立 人種による対立 宗教による対立

アイドルはそのすべてを あっさり飛び越える。

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またユニバース(仮)は世界征服の第一歩を、この日本からスタートさせることに決めました。 最も大きな理由は、日本にはアイドルというコンテンツを受け入れる土壌があるということでしょう。 それ以外にも

▶ 地球規模で考えれば、辺境の島国でしかない場所であること。 ▶ ある程度の人口が居住しており、社会システムの整備が進んでいること。 ▶ 一定の文化水準と経済規模が存在していること。 ▶ 穏やかで、従順な国民性であること。 など、彼らが希望する諸条件を同時に満たすことができる日本という国は、非常に好都合であったことが容易に想像がつきます。

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では次回以降、ユニバース(仮)がどうやって日本という舞台に橋頭保を築いていったのか、その恐るべき戦略をご紹介することにいたしましょう。 知れば知るほどももクロの凄まじいまでの物語構築力に戦慄を覚えます。 地球の皆さんが気づかないうちに、ももクロによる『人類アイドル化計画』は粛々と進んでいると考えられます。 受け入れるも受け入れないもそれはあなた次第――――。

極秘

人類アイドル化計画

スターダストプロモーション最高幹部会

第**次中間報告

人類アイドル化委員会 2016年度業務計画概要

総括編

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つづく

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【注記1:ご覧の皆様へ】 皆さん大人なんで分かっていらっしゃるとは思いますが、このコンテンツは著者によるお遊びであって、どのように受け取るかは読者の手に委ねられます。 この警告文を読んで反応したことにより、何らかの不利益を被ったとしても、著者としては責任の持ちようがありません。あくまで自己責任の範囲において参照して頂けると幸いです。 【注記2:モノノフの皆さんへ】 コンテンツの特性上、ももクロに対して批判的な立場をとっています。しかしそれは彼女たちの偉大さを際立たせるため、あえてそうしているのだとご理解ください。 またこのコンテンツはあくまで私個人の主観によるもので、世間一般の論調と異なる場合があります。あくまで著者の主観による一方的な内容となっております。例え「そりゃ違うんじゃないか?」という見解に出くわしたとしても華麗にスルーしてください。反論されても困ります。 さらに事実と反する、あるいは完全に創作である場合もありますのでご容赦ください。 【注記3:ももいろクローバーZおよび関係者へ】 著者自身がモノノフであり、愛情の発露として制作をしているつもりです。 コンテンツの特性上、ももクロに対して批判的な立場をとっていますが、メンバーの活動や存在を貶める意図はまったくありません。 万が一、メンバーや所属事務所、あるいは所属レコード会社などの関係各位の不利益になると判断された場合には、著者へご一報ください。削除や訂正などのご指示に従うつもりです。 ⇒ 著者Twitterアカウント @gen3gen3gen3 【注記4:掲載URLについて】 記事に掲載されているURL等の情報は執筆当時のものです。 将来的にはリンク元の都合によってアクセス出来なくなっている場合もありますので、その場合にはご容赦ください。 【注記5:その他】 制作に際しては「いらすとや」様が提供しているフリー素材を使用させて頂きました。この場を借りまして、こっそりお礼申し上げます。 ⇒ かわいいフリー素材集 いらすとや http://www.irasutoya.com/ ※掲載している写真や画像類の著作権は各著作権者に帰属しています。 ※掲載している写真や画像類は「引用」の範囲と認識しておりますが、問題があるようでしたら著者までご一報ください。