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スクラムナイト#2 プロダクトバックログの 2014.5.26

PoMeetup NND Reloaded

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スクラムナイト#2

プロダクトバックログの

2014.5.26

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はじめに

本日はPoMeetup7thにご参加いただき、 どうもありがとうございます!

会場を提供いただきました、 エムオーテックス株式会社さん、 どうもありがとうございます!

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PoMeetup 7th

はじめに

本日のタイムテーブル(19:30~21:20)

導入 (15min)

プロダクトバックログ概要 (10min)

ディスカッション (60min) ※途中休憩

まとめ (15min)

振り返り (10min)

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自己紹介

名前:宇野泰三(うのたいぞう)

職業:スクラムマスター

基幹系システムの受託開発

IT経営コンサルタント

社内外でスクラムの布教活動

所属:株式会社オージス総研 + スクラム道関西

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PoMeetup 7th

本日のテーマ

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本日はココ

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本日のテーマ

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プロダクトバックログの悩みを、

いっしょに解決してみませんか?

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イベントの背景

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イベントの背景

スクラムを始めるにあたって、プロダクトバックログ、どうすりゃいいの?そんな質問をよく受ける。

確かに、スクラムガイドを読んでもいまいちピンとこない。

学びの場は意外と少ない。

CSMやCSPOでさえも、ときには腫物のように、ときにはよそよそしく扱う。さわらぬ神に祟りなし、と言わんばかり。

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PoMeetup 7th

イベントの背景

決めゼリフは、「コンテキストに依存する」

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PoMeetup 7th

イベントの背景

確かに、正解は自ら見つけないといけない。

なぜなら、スクラムはフレームワークだから。

そのわりには、実装サンプルがあまりにも少なすぎやしないか?

もう少し踏み込んでNND*1をぶつけ合う、 そんな場が欲しい!

*1)なんやねん?なんでやねん?どないやねん!の略式表現

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イベントの目的

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イベントの目的

悩みや疑問をぶつけ合うことによって、参加者のプロダクトバックログに関する知識や理解を深めることを狙いとします。

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イベントの目的

そんなわけで本日のお題は参加者全員で 検討します。

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前提の確認

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前提の確認

参加者の自己紹介(1min×人数)

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プロダクトバックログ概要

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プロダクトバックログ概要

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スクラムのチーム構成

スクラム

マスター

開発

チーム

プロダクト

オーナー

・スクラムの理解と成立に責任を持つ。 ・チームのサーバントリーダーである。

・開発チームの作業とプロダクトの価値の最大化に責任を持つ ・その作業は、組織・スクラムチーム・個人によって、大きく異なる ・プロダクトバックログの管理に責任を持つ

・各スプリントの終わりにリリース判断可能な「完了」したプロダクトのインクリメントを届ける

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プロダクトバックログ概要

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プロダクトに必要なものが並べられた一覧であり、プロダクトに対する唯一の情報元

プロダクトのフィーチャ・機能・要望・修正が一覧になっている

内容・可用性(使い物になるかどうか)・並び順は、プロダクトオーナーが責任を持つ

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プロダクトバックログ概要

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並び順が上の項目ほど詳細化されている

スプリントでの開発対象であるプロダクトバックログアイテムは「準備完了(Ready)」でなければならない

プロダクトの項目に詳細・見積・並び順を追加することをプロダクトバックログのリファインメントと呼ぶ

開発チームとプロダクトオーナーが協力し継続的に行う

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プロダクトバックログ リファインメント

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プロダクトバックログリファインメント

まず、本日の目的達成のためのプロダクトバックログを整備したいので、手伝ってください。

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プロダクトバックログリファインメント

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初期のプロダクトバックログ

# アイテム 説明 見積

(min) 状態

1 プロダクトバックログの概要を知っている

スクラムガイドに書かれている内容程度にプロダクトバックログとはどういうものかを知っている 【完了の定義】 スクラムガイド2013を読んでいる

? Done

2 プロダクトバックログの知識・理解がより深まっている

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3 プロダクトバックログの作成を支援できる

・・・

4 プロダクトバックログについて教えることができる

本日の議論の対象

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プロダクトバックログリファインメント

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①プロダクトバックログに関するNNDを書き出します

③投票制で取り上げる順番(優先順位)を決定します

②参加者全員で共有します

優先高 優先低

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作成 認知・関心 運用

プロダクトオーナー

メンバー

役割

状況 Scrumやってない Scrumやってる

スクラムマスター

<ワークシート> プロダクトバックログリファインメント

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スクラムマスター

または

開発者

役割

状況

何を書けばよいのか?

誰に向けて書くのか?

誰が書くのか?

いつ作る?

ユーザの価値に直結しないドキュメントや作業は含めるのか?

実現手段を含めるのか?

スプリントバックログとの違いは?

ストーリーとタスクの違いは?

POがアイテムを列挙できないとき、どうする?

Doneの定義をどこまで定義する必要があるか?

導入をどうすればよいか分からない。何から始める?

WFでも使える?

従来型から移行できない理由は?

インプットは何?

機能一覧との違いは?

どうやって共有している?(管理ツールなど)

ベロシティの測り方を知りたい

見積が大きいときは分割する?その時の分け方は?

リファインメントのタイミングは?

内容はいつ確認するのか?デイリーミーティング?

長すぎるリストや詳しすぎるアイテムをどうリファインメントすればよいか?

PBよりも重要な作業が発生した場合はどうする?

<参考>NNDの例 Scrumやってない Scrumやってる

作成 認知・関心 運用

プロダクトバックログリファインメント

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PoMeetup 7th

(ここまでの整理)

プロダクトバックログは、チームでメンテする スクラムガイドによると「開発チームの作業の10%以下」とある。結構なボリュームだ。

提案歓迎・交渉重要

より良い成果のために

最終的にはプロダクトオーナーが判断

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プロダクトバックログリファインメント

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NNDの Buzzセッション

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NNDのBuzzセッション

本日出てきたNNDについて、知識や理解を深めるために、Buzzセッション形式で議論していただこうと思います。

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PoMeetup 7th

NNDのBuzzセッション

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Buzzセッションとは?

ブレストの変型版

議題を取り上げ、6分間で議論する

本日の議題はNNDの中から選ぶ

チームの代表者は、出た意見を発表する

必ずしも意見を一つにまとめなくてよい

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スクラムナイト#2

PoMeetup 7th 30

プロダクトバックログとは何か?

ー終わりの始まりー

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PoMeetup 7th

仕事は、依頼と応答で進んでいきます

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依頼

応答

プロダクトバックログとは何か?

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PoMeetup 7th

偉大なるスクラムの発明品

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開発者

PO 依頼

応答

------- -------- --------

プロダクトバックログ

プロダクトオーナー(PO)は、プロダクトバックログによってのみ開発者に作業を依頼することができる。

プロダクトバックログとは何か?

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PoMeetup 7th

スクラムにおける製品開発の “システム”はシンプルだけど、

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開発者

PO 依頼

応答

------- -------- --------

プロダクトバックログ

プロダクトバックログとは何か?

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PoMeetup 7th

実際は、フクザツな階層構造になっている

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--- ---

--- ---

--- ---

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--- ---

--- --- 依頼

応答

--- ---

プロダクトバックログとは何か?

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それぞれの階層によって関心事は異なる

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抽象的 概念的

具体的 説明的

プロダクトバックログとは何か?

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--- ---

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--- ---

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--- --- 依頼

応答

--- ---

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PoMeetup 7th

プロダクトオーナーの3つの関心事

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Valuable Usable

Feasible

プロダクトバックログとは何か?

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PoMeetup 7th

依頼

応答

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--- ---

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--- ---

これは、どの階層であっても関心事のはず

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プロダクトバックログとは何か?

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PoMeetup 7th

プロダクトバックログとは何か?

結局のところ、いろんなところにプロダクトオーナーが存在するのだ えっ? スクラムでは、プロダクトオーナーは一人って言っているのに!?

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スクラムナイト#2

PoMeetup 7th

ITコンサルの道具箱からみたプロダクトバックログ

BSC

BSCによって経営戦略を可視化し、主要成功要因(CSF)と達成目標(KGI/KPI)を設定する。 目指す姿の状態を設定する、CSF

その状態を定量的に定義する、 KGI/KPI

その状態に至るための行動である、アクションプラン

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キャプラン他、「戦略マップ」より

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PoMeetup 7th

ITコンサルの道具箱からみたプロダクトバックログ

さらに一般化して、問題解決のフレームワーク

問題とは、現状とあるべき姿とのギャップ。

あるべき姿は、ある意味「絵に描いた餅」。現実解としてのCanBeを設定する。 (必要に応じて複数ステップ)

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ギャップ=問題認識 ToBe あるべき姿

AsIs

CanBe_1

CanBe_n 直近の目指す姿は、具体的で実現可能

具体的な行動

目指す姿(状態)を示すプロダクトバックログと、その状態に至るための行動(タスク)を示すスプリントバックログの関係

絵に描いた餅

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プロダクト バックログ

プロダクトバックログを探求する

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プロダクトオーナー

プロダクト バックログ

プロダクトバックログを探求する

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PoMeetup 7th

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プロダクトオーナー

プロダクト バックログ

プロダクトバックログを探求する

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プロダクトオーナー

プロダクト バックログ

1 ~の管理に責任を持つ

プロダクトバックログを探求する

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PoMeetup 7th 45

プロダクトオーナー

プロダクト バックログ

バックログ アイテム

ストーリー フィーチャー エピック

ストーリー 完了基準 ユーザー

ストーリー その他 実施項目

タスク

非機能 要求

ユースケース 0..* 1..* 0..* 0..*

1..* 1..* 0,1 0,1 0,1 1..*

1

1..*

1..*

1

1

1

~により詳細化される

~の管理に責任を持つ

~により決定される

~により実現される ~により実現される ~により実装される

~によって構成される {ordered}

~に制約される

~を満たさなければならない

スクラム マスター

~の実現に責任を持つ

1

1

3..9 ~を支援する

プロダクト ~を支援する

1 1

3..9 1

~により明示される

1

1

開発 チーム

1..* ~を実装する

1

~により作業を依頼される

1

プロダクトバックログを探求する

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PoMeetup 7th

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プロダクトオーナー

プロダクト バックログ

バックログ アイテム

ストーリー フィーチャー エピック

ストーリー 完了基準 ユーザー

ストーリー その他 実施項目

タスク

非機能 要求

ユースケース 0..* 1..* 0..* 0..*

1..* 1..* 0,1 0,1 0,1 1..*

1

1..*

1..*

1

1

1

~により詳細化される

~の管理に責任を持つ

~により決定される

~により実現される ~により実現される ~により実装される

~によって構成される {ordered}

~に制約される

~を満たさなければならない

スクラム マスター

~の実現に責任を持つ

1

1

* ~を支援する

プロダクト ~を支援する

1 1

* 1

~により明示される

1

1

開発チーム

1..* ~を実装する

1

~により作業を依頼される

1

※「アジャイルソフトウェア要求」Dean Leffingwell (著)のモデルを一部改変

開発チーム メンバー

1 3..9 ~で構成される

プロダクトバックログを探求する

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PoMeetup 7th 47

本日の振り返り