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指Ü1 第5学年4組 体育科学習指導案 指導者 猪頭 将人 1.日時・場所 2019年9月18日(水)13:30~14:15 アリーナ 2.単元名 器械運動・跳び箱運動 「跳び箱運動 みんなで一緒に P を探そう!」 3.本単元の学習のねらい 〈知識・技能の内容〉 跳び箱運動では、その行い方を理解するとともに、自己の能力に適した切り返し系や回転系の基本な 技を安定して行ったり、その発展技を行ったりすることができる。 〈思考力・判断力・表現力の内容〉 自己の能力に適した課題の解決の仕方を工夫するとともに、自己や仲間の考えたことを他者に伝えよ うとしている。 〈学びに向かう力・人間性の内容〉 運動に積極的に取り組み、約束を守り助け合って運動をしたり、仲間の考えや取組を認めたり、場や 機器・器具の安全に気を配ったりしようとしている。 4.指導内容の系統 基本的な技 (発展技) [更なる発展技] 低学年 中学年 高学年 中学校 馬跳び タイヤ跳び うさぎ跳び ゆりかご 前転がり 背支持倒立 (首倒立) かえるの逆立ち かえるの足打ち 壁上り下り倒立 支持でまたぎ乗り 開脚跳び (かかえ込み跳び) 開脚跳び (かかえ込み跳び) [屈伸跳び] 開脚跳び (開脚伸身跳び) かかえ込み跳び (屈伸跳び) 台上前転 (伸膝台上前転) 台上前転 (伸膝台上前転) 首はね跳び (頭はね跳び) 首はね跳び (頭はね跳び) [前方屈腕 倒立回転跳び] 頭はね跳び (前方屈腕倒立回転跳び) (前方倒立回転跳び)

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指—1

第5学年4組 体育科学習指導案

指導者 猪頭 将人

1.日時・場所 2019年9月18日(水)13:30~14:15 アリーナ

2.単元名 器械運動・跳び箱運動 「跳び箱運動 みんなで一緒に P を探そう!」

3.本単元の学習のねらい

〈知識・技能の内容〉

跳び箱運動では、その行い方を理解するとともに、自己の能力に適した切り返し系や回転系の基本な

技を安定して行ったり、その発展技を行ったりすることができる。

〈思考力・判断力・表現力の内容〉

自己の能力に適した課題の解決の仕方を工夫するとともに、自己や仲間の考えたことを他者に伝えよ

うとしている。

〈学びに向かう力・人間性の内容〉

運動に積極的に取り組み、約束を守り助け合って運動をしたり、仲間の考えや取組を認めたり、場や

機器・器具の安全に気を配ったりしようとしている。

4.指導内容の系統 基本的な技 (発展技) [更なる発展技]

低学年 中学年 高学年 中学校

馬跳び

タイヤ跳び

うさぎ跳び

ゆりかご

前転がり

背支持倒立

(首倒立)

かえるの逆立ち

かえるの足打ち

壁上り下り倒立

支持でまたぎ乗り

開脚跳び

(かかえ込み跳び)

開脚跳び

(かかえ込み跳び)

[屈伸跳び]

開脚跳び

(開脚伸身跳び)

かかえ込み跳び

(屈伸跳び)

台上前転

(伸膝台上前転)

台上前転

(伸膝台上前転)

首はね跳び

(頭はね跳び)

首はね跳び

(頭はね跳び)

[前方屈腕

倒立回転跳び]

頭はね跳び

(前方屈腕倒立回転跳び)

(前方倒立回転跳び)

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指—2

6.研究テーマにせまる手立て

令和元年度高津支部研究テーマ

跳び箱運動を仲間と一緒に楽しみ続けられる子供を育てるための

場や道すじ、指導のポイントを探る

~やってみたい!なるほど!楽しいな!の学習を通して~

◎学びの姿 <主体的な学びの姿>「できそう」や「やってみたい」技に出会い、跳び箱を跳び越す楽しさを味

わう。そして新たに「思い」や「めあて」をもって跳び箱運動に取り組ん

でいる姿。

<対話的な学びの姿>技と技の違いからその技特有の動きやポイントを見付け、気付いたことを

伝え合う。跳び箱運動の技それぞれの特有な動きに着目し、それができるた

めのポイントを考えていく姿。(教師と子供達での対話)

技のできばえや技のポイントをもとに、友達と動きを見合ったり、技のできば

え・ポイントを確かめ合ったりしながらめあて学習を行う。(子供達の対話)

<深い学びの姿>自己の能力に適した技を高めたり、発展技に挑戦したりして技を身に付けなが

ら学び続けられる(楽しみ続けられる)子供の姿。

やってみたい!

なるほど!

楽しいな!

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指—3

7.めざす子どもの姿に迫るための手立て

①主体的な学びの姿にせまるための手立て

小さいできたを積み重ねていく(例:台上前転から伸膝台上前転)

時間 1 2

切り返し系

時間 3 4

回転系

伸膝台上前転ができるようになったから、首はね跳びに挑戦してみよう。

技の繋がりを意識しつつ、自分が適した場を選び、易しい場で練習をして、跳び箱運動が楽しいと

思うようにしていく。易しい場を積み重ねていく中で、「なんか、これだったらできそう。」「ちょっ

と違う場でも挑戦してみよう。」と前向きな姿にしていくことで跳び箱に対する恐怖心が減らしてい

けると考える。

最終的には、フラットの場で技が行えるようにする。授業の中で、その技特有の動きに気付かせ、

大まかな動きのイメージをもたせるようにする。技ができるようになるための技のポイント(意識す

ること)を子供達の気付きから引き出す時間を設けることによって、一つ一つの技への関心、理解を

高めていきたい。できばえ(「技ができた」の判断基準)は、教師が提示し「できた」「できていな

い」の判断を子供達同士でできるようにする。

台上前転 伸膝台上前転

首はね跳び

開脚跳び 大きな開脚跳び

かかえこみ跳び

技と技の違いに気付き 新しい技に出会う。

既習の技(動き)と比べながらポイントを引き出していく。

台上前転ができないな。

台上前転ができるけど、膝を伸

ばしたまま前転できないな。

易しい場があるから、どれだったらできそうかな?

同じ場を選んだ友達同士で見合ってみよ

う。自分で跳んでいる様子を映像でも確認

してみよう。

行う技 教師が大切にしたいこと、子供の学びの姿

1時間の中で切り返し系・回転系の技の両方を扱わず、どちらか一方を扱っていく。

切り返し系なら切り返し系、回転系なら回転系に1時間の中で集中して取り組んでいくことで、技

と技の違いを意識した活動の効果も高まると考えた。また、1時間の中の前半で学習した技が後半で

学習する技のポイントになってくるため、ポイントに気付き、その課題を解決するための場を知る学

習の流れがスムーズになり、子供達にとっても理解しやすいといえる。できばえを知り、実感を伴っ

てポイントを理解することで、迷いなく学習に向かっていくことは主体的な態度に繋がっていく。

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指—4

②対話的な学びの姿にせまるための手立て(P6参照)

子供達が対話的な学習を進めていくために、その話のもととなる「できばえ」「技のポイント」を整 理していく必要がある。

《できばえについて》=技ができているかできていないかの判断基準⇒教師が提示する

トン!(両足をそろえて踏み切り)パン!(両手をそろえての着手)ピタ!(両足をそろえての着地)

は、跳び箱運動においてどの技にも共通していることに加え、安全に技を行うためにも大切である。こ

の3つについては、学習のはじめに伝え単元を通して指導していく。

トン!パン!ピタ!は、跳び箱運動の学習において必ず必要なものであるが、

今回の学習では、子供達に技特有の動きに注目させたい。

やってみる・広げる(1~4) 深める(5~7)

単元の前半では跳び箱運動を安全に行うために「トン!パン!ピタ!」を指導する。

単元の後半では、技を高める(より跳び箱運動を楽しむ)ために「トン!パン!ピタ!」を指導する。

トン! ピタ!

対話1

技と技の違いからその技特有の動きや

ポイントを見付け、気付いたことを伝

え合う。跳び箱運動の技それぞれの特

有な動きに着目し、それができるため

のポイントを考えていく。

パン!

技特有の動き (空中局面での姿勢)

対話2

対話①で学習した技のできばえや技のポ

イントをもとに、友達と動きを見合った

り、技のできばえ・ポイントを確かめ合っ

たりしながらめあて学習を行う。

この技は何が違うんだろう。

技ができるためのポイントは見付けよう?

(やってみる・広げるでの教師と子供との対話)

首はね跳びで跳ねる感覚

が分からないなぁ。

じゃあ、ステージの場で

跳ねる感覚をやってみよう

例)開脚跳び=足を左右に開くこと。

台上前転=跳び箱の上で前方に回転すること。

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指—5

場面① 技との出会い

私の技を見てもらえたよ!私は、手を着くタイミングを遅くして、

少しふわっとした感じに跳んだよ!

この時点での(大きな)開脚跳びについての子どもの頭の中

今日はどんな技をするのかな?

足を左右に開いて跳び越える

体を跳び箱と水平にする

ポイント?

(まだ知らないなぁ)

ポイント?

(まだ知らないなぁ)

【対話①】技との出会い・ポイント見付けのために

~課題解決の場との出会い~ までのイメージ図

これを大きな開脚跳びといいます。では、今日は、この大きな開

脚跳びを行います。みんなで技のできばえを確認しましょう!

「大きな開脚とび」は、①足を左右に開いて跳び越える

②体を跳び箱と水平にする よしわかったぞ!

前回の開脚跳びの学習で、よりすごい技をしていた人がいたからまず見てみよう!

やってみよう!

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指—6

場面② ポイント見付けの対話

みんなの話し合いで、この技のポイントをゲットすることができたね!

このポイントをつかって実際にやってみよう!

腰は高く上がっていたよ。

(対話は続く)

トン・パじゃなくて、

トーンパで跳んでるね

対話活動①

ポイントを知った時点での(大きな)開脚跳びについての子どもの頭の中

足を左右に開いて跳び越える

体を跳び箱と水平にする

みんなで発見!

一瞬、間を空けて着手!

みんなで発見!

腰を高く!

あまり上手くいかないなぁ。

「大きな開脚とび」のポイントは、①腰を高く

②一瞬、間を空けて着手 よしわかったぞ!

技ができている子もいたよ!どうすればできるのか、

比べながら、みんなで技のポイントを見付け合おう!

やってみよう!

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指—7

場面③ 課題解決の場との出会い

対話①で学習したできばえや技のポイントをもとに、見合ったり、できばえ・ポイントを確かめ合

ったりしながらめあて学習を行う。

みんなから「できない」「難しい」という声が出てきています。どうですか?どの辺りが難しいですか?

一瞬の間が取れないよ~。 どうしたらいいか知りたいな。

なかなかできずにつまずいたら、これらの場で行おう!

やってみよう!

腰が高く上がらないよ。 一体どうしたらいいんだろう。

やっぱり上手くいかない…。

この「まだ跳んでいない」の場は、伸膝台上前転で、膝

を伸ばしたまま回転することを意識できます。台の上に

乗ることで初めから腰の位置が高くなっているので、膝

を伸ばしたまま回る感覚を身に付けることができるよ!

そうか!ポイントを意識するために、 課題解決の場を使えばいいんだ!

【対話②】技ができる・高めるために

~見合い・確かめ合い~ のイメージ図

伸膝台上前転で膝が伸びているのか見てほしいな。

しっかり伸びているね!腰がすごく高く上がっているよ。

首はね跳びがしたいんだけど、はねる感覚が分からないな。

ステージ下りの場ではねる練習をするといいよ。

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指—8

◎技の「できばえ」「ポイント」「課題解決の場」

技特有の動きに特化した場!③

⇒できるようになってきたら、

徐々に踏切板の方に遠ざけていく。

(大きな)開脚跳びの①できばえ ②ポイント ③課題解決の場

①足を左右に開いて跳び越える

体を跳び箱と水平にする

みんなで発見!②

一瞬、間を空けて着手!

みんなで発見!②

腰を高く!

もう跳んでいるの場

ゴムより上で跳べの場

場の説明・行い方

・跳び箱をまたいで両脇に置いた跳び箱に足

を乗せ、そこから跳び箱を跳び越す。

・初めから腰が上がった状態で技を行うこと

で、腰が高く上がった状態で跳び越す感覚

を身に付けることができる。

こんなつまづきの子に

・跳び越そうとしても肩が前に出ずにお尻が跳び箱の上に乗ってしまう子に。

場の説明・行い方

・跳び箱と床にマジックテープで括り付け、

そのゴム紐に足が引っかからないようにし

て跳び越す。

・紐にかからないように跳ぶことで、踏み切

りから着手までの空間が生まれる。

こんなつまづきの子に

・腰が上がらずに、跳び箱と体を水平にできない子に。

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指—9

技特有の動きに特化した場!③

かかえ込み跳びの①できばえ ②ポイント ③課題解決の場

①足をかかえ込んで跳び越す

みんなで発見!②

ひざを引きつける!

みんなで発見!②

腰を高く!

重ねマットの場

ロケットの場

場の説明・行い方

・細いマットを重ねて高さを出し、その上を

跳び越えていく。

・かかえ込んだ足がマットに当たっても痛く

ないので、勢いよく跳び越す感覚を身に付

ける。

こんなつまづきの子に

・かかえ込んで跳んでいても途中でマットの

上に足が乗ってしまう子に。

・腰を高く勢いをつけて跳ぶように伝え、怖

がらずに跳べるようにする。

場の説明・行い方

・2つの跳び箱の間に挟んだボールに当たら

ないように跳び越す。

・ボールに足が当たらないように跳び越すこ

とで、膝を引きつける感覚を身に付ける。

こんなつまづきの子に

・ひざの引き付けが不十分で足が跳び箱に引

っかかってしまう子に。

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指—10

技特有の動きに特化した場!③

台上前転の①できばえ ②ポイント ③課題解決の場

①跳び箱の上で前方に回転する

みんなで発見!②

おへそを見る

みんなで発見!②

腰を高く!

まっすぐエバーマットの場

かぶせマットの場

場の説明・行い方

・細いマットを重ねて高さを出し、その上で・

台上前転を行う。

・失敗しても痛くないので、思い切って腰を

高く上げて台上前転を行う感覚を身に付け

る。

こんなつまづきの子に

・恐怖心から腰が高く上がらずに手でブレー

キをかけてしまう子に。

場の説明・行い方

・4段の跳び箱の上にマットをかける。

・横に落ちても痛くないように、台上前転で

きる場をつくり、感覚を身に付ける。

こんなつまづきの子に

・横に落ちたら、どうしようと思っている子

に。

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指—11

技特有の動きに特化した場③

伸膝台上前転の①できばえ ②ポイント ③課題解決の場

①跳び箱の上で膝を伸ばし 前方に回転すること

みんなで発見!②

膝を伸ばす!

みんなで発見!②

腰を高く!

重ねマットの場

かぶせマットの場

場の説明・行い方

・3枚のマットを折りたたんで重ねる。踏切

板ではなく、1段目の跳び箱を置く。着地す

るところはマットではなく、エバーマット

を敷く。

・1段目の上に乗ることで腰が高く回れる。

こんなつまづきの子に

・腰が高く上がらずに膝を伸ばして回ること

ができない子に。

場の説明・行い方

・4段の跳び箱の上にマットをかける。

・横に落ちても痛くないように、伸膝台上前

転できる場をつくり、感覚を身に付ける。

こんなつまづきの子に

・横に落ちたら、どうしようと思っている子

に。

・フラットの跳び箱でまっすぐ前転できるか

不安な子に。

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指—12

技特有の動きに特化した場!③

首はね跳びの①できばえ ②ポイント ③課題解決の場

①背中が跳び箱に着いたら 跳ねて跳び越す

みんなで発見!②

マットを押す。

みんなで発見!②

腰を高く!

重ねマットの場

階段の場

場の説明・行い方

・3枚のマットを折りたたんで重ねる。踏切

板ではなく、1段目の跳び箱を置く。着地す

るところはマットではなく、エバーマット

を敷く。

・1段目の上に乗ることで腰が高く回れる。

こんなつまづきの子に

・腰の上りが不十分な子。

・恐怖心が原因で取り組めない子。

・跳ねる感覚が掴めない子。

場の説明・行い方

・3段の跳び箱、踏切板ではなく1段目の跳

び箱を置く。跳び箱の下に長いマットを敷く。

・1段目の跳び箱に乗り、着手して首を付け

て回りながら跳ねてマットに着地する。

こんなつまづきの子に

・跳ねる感覚が掴めない子に。

・恐怖心が原因で取り組めない子。

・走って回るのは恐い子。

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指—13

8.評価規準 評価規準 具体的な子供の姿

知識・技能

①跳び箱運動の行い方を理解するととも

に、自己の能力に適した切り返し系や回

転系の基本的な技を安定して行ったり、

その発展技に取り組んだりする。

[技の例示]

【切り返し系】

・かかえ込み跳び(更なる発展技:屈伸跳

び)

【回転系】

・伸膝台上前転

・首はね跳び ・頭はね跳び

(更なる発展技:前方屈腕倒立回転跳び)

①-1開脚とびや台上前転などのできばえを知

りその基本的な技を行うことができる。

【開脚跳び】助走から両足で踏み切って着手し、足を左右に

開いて跳び越し着地することができる。

【台上前転】助走から両足で強く踏み切り、腰の位置を高く

保って着手し、前方に回転して着地することができる。

【首はね跳び】台上前転を行うように回転し背中が跳び箱に

着いたら腕と腰を伸ばして体を反らせながら跳ね起きる

ことができる。

①-2かかえ込み跳びや伸膝台上前転などのできば

えを知り発展技に取り組むことができる。 【かかえ込み跳び】助走から両足で踏み切って着手し、足を

かかえ込んで跳び越し着地することができる。 【伸膝台上前転】助走から両足で強く踏み切り、足を伸ばし

たまま腰の位置を高く保って着手し、前方に回転して着地することができる。

思考力・判断力・表現力

①自己の能力に適した課題を見付け、そ

の課題の解決の仕方を考えたり、課題

に応じた練習の場や段階を選んだりし

ている。

②課題の解決のために自己や仲間の考え

たことを他者に伝えている。

①技ができるようになったり、できる技をよりき

れいにしたりするために場や用具を選んで活

動している。

②できるようになるための技のできばえやポイ

ントを友達と見合ったり確かめ合ったりして

いる。また、学習カードに書いている。

主体的に学習に取り組む態度

①跳び箱運動の基本的な技や発展技に積

極的に取り組もうとしている。

②互いの役割を決めて観察し合うなど、学

習の仕方や約束を守り、仲間と助け合お

うとしている。

③器械・器具の片づけなどで、分担された

役割を果たそうとしている。

④技や演技を行うなかでわかったことを

伝えたり、課題の解決方法を工夫したり

する際に、仲間の考えや取組を認めよう

としている。

⑤けがのないように、互いの髪形や服装に

気を付けたり、場の危険物を取り除いた

りするとともに、試技の前後などに器

械・器具の安全に気を配ろうとしてい

る。

①できるようになりたい技に挑戦したり、できる

技をよりきれいにしたりするために跳び箱運

動に進んで取り組んでいる。

②-1動線を横切らない、合図を送るなどの約束

を守って、技の練習をしようとしている。

②-2友達と技のできばえやポイントを見合っ

たり確かめ合ったりしながら技の練習を

しようとしている。

③跳び箱やマット、踏み切り板、距離調整板など

の準備や片付けを友達と分担し、協力して行お

うとしている。

④技のポイントや気付いたところを伝えたり、友

達のアドバイスを受け入れたりしようとして

いる。

⑤自分の服装や髪形が適切か確認したり踏み切

り板や跳び箱、マットがずれたりしていないか

気を配って活動しようとしている。

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指—14

9.学習の道すじ 〇学習活動 ●指導 ☆指導のポイント

やってみる・広げる

1 2

1、場の準備を行う 2、予備的な運動を行う。 3、学習の進め方、安全な運動の仕方を知る。

4、跳び箱運動取り組む。 5、できばえを確かめポイントを見付けながら取り組む。(例:1時間目(後半)大きな開脚跳び)

●課題解決の場の行い方とねらいを伝える。

6、学習の振り返りをする

知技

思判表

態度

学習のねらいや運動の行い方を知り、切り返し系の技のできばえとポイントを確かめて、跳び箱運動を楽しむ

☆安全に活動するための服装や活動中の約束を伝える。

跳び箱運動では、けがをしないように服装や髪の毛、爪をいつも気を付けましょう。また、人が走っているところを横切ったり、跳んでいる人の近くには近寄ったりしないようにしましょう。跳び箱やマットがずれていたら活動を止めて直してくださいね。

予備的な運動①跳び箱に手を着き腰上げ運動 ②踏切板蹴って両足で跳び乗り ③跳び下りて両足着地

跳び箱運動の学習では、その技ならではの動きに注目して学習を進めていきましょう

☆切り返し系の技のできばえを確かめ、技ができるためのポイントを見付けながら活動するように伝える

開脚跳びをやっていたら、よりすごい技を行っている人がいたよ。みんなで見てみよう。

なんか足がまっすぐになっていて、高く跳んでいるな。

これを大きな開脚跳びといいます。今日は、みんなで大きな開脚跳びを行います。 技のできばえを確かめたら、ポイントを探しながらやってみましょう。

大きな開脚跳びのできばえ①足を左右に開いて跳び越える②体を跳び箱と水平にする。

なかなかうまくいかないなぁ。

技の提示の順番 《1 時間目》 《2 時間目》 (前半)開脚跳び (前半)大きな開脚跳び (後半)大きな開脚跳び (後半)かかえ込み跳び

技ができている友達もいたよ。どうすればできるのかみんなで技のポイントをさがしてみよう。

○○さんは、踏み切ってから手を着くまでに時間があるね。

腰がすごく高く上がっているよ。

大きな開脚跳びのポイント ①腰を高く上げる ②一瞬、間を空けて着手

ポイントは分かったけど難しいね。どこが難しいかな?

腰が高くあがらないな。

一瞬の間の取り方が知りたいな。

技(ポイント)ができずに困ったら、これらの場で行おう。 今から課題解決のための場を紹介します。ポイントを意識するために使ってみましょう。

《1 時間目》 安全に学習を行うための服装や方法がわかったか、 跳び箱運動の学習の進め方がわかったかどうか振り返る。

《2時間目》 ・切り返し系のわざのできばえ、ポイント、課題解決のた

めの場の行い方がわかったどうか振り返る。 ・安全に気を付けて学習できたかどうか振り返る。

③跳び箱やマット、踏み切り板、距離調整板などの準備や片付けを友達と分担し、協力して行おうとしている。

⑤自分の服装や髪形が適切か確認したり踏み切り板や跳び箱、マットがずれたりしていないか気を配って活動しようとしている。《行動観察・学習カード》

②-1動線を横切らない、合図を送るなどの約束を守って、技の練習をしようとしている。

《行動観察・学習カード》

①-1【開脚跳び】助走から両足で踏み切って着手し、足を左右に開いて跳び越し着地することがわかる。

技との出会い

ポイントを見付ける 場との出会い

①-2【かかえ込み跳び】助走から両足で踏み切って着手し、足をかかえ込んで跳び越し着地することがわかる。

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指—15

やってみる・広げる

3 ④本時

1、場の準備を行う 2、予備的な運動を行う。 3、学習の進め方を知る。

6、学習の振り返りをする

知識 技能

①-1【台上前転】助走から両足で強く踏み切り、腰の位置を高く保って着手

し、前方に回転して着地することがわかる。

①-2【伸膝台上前転】助走から両足で強く踏み切り、足を伸ばしたまま腰の

位置を高く保って着手し、前方に回転して着地することがわかる。

①-1【首はね跳び】台上前転を行うように回転し背中が跳び箱に着い

たら腕と腰を伸ばして体を反らせながら跳ね起きることがわかる。《行

動観察》

思 ②できるようになるために考えたことや気付いた技のポイントを友達に伝えたり学習カードに書いたりしている。《行動観察・学習カード》

態度 ④技のポイントや気付いたところを伝えたり、友達のアドバイスを受け入れたりしようとしている。

3 時間目からは、回転系の技に取り組んでいきます。1,2時間目のようにみんなでポイントを探しながら学習を行っていきましょう。

《3時間目》(前半)台上前転 《4時間目》(前半)伸膝台上前転、首はね跳び (後半)伸膝台上前転 (後半)自分の課題

4、跳び箱運動に取り組む。 5、できばえを確かめポイントを見付けながら取り組む。(例:3時間目(後半)伸膝台上前転)

台上前転をやっていたら、よりすごい技を行っている人がいたよ。みんなで見てみよう。

足が伸びていて大きく回っているな。

これを伸膝台上前転といいます。今日は、みんなで伸膝台上前転を行います。 技のできばえを確かめたら、ポイントを探しながらやってみましょう。

☆伸膝台上前転のできばえ①跳び箱の上で膝を伸ばして回転することを伝える。

なかなかうまくいかないなぁ。

技ができている友達もいたよ。どうすればできるのかみんなで技のポイントをさがしてみよう。

跳び箱の上で膝が伸びていて大きな前転をしているね。 腰がすごく高く上がっているよ。

☆伸膝台上前転のポイント①腰を高く上げる②膝を伸ばす(大きな前転)を伝える。

ポイントは分かったけど難しいね。どこが難しいかな?

腰が高くあがらないな。

膝がまだ曲がっちゃうな。

技(ポイント)ができずに困ったら、これらの場で行おう。 今から課題解決のための場を紹介します。ポイントを意識するために使ってみましょう。

わたしは、手でマットを押すことができていないから「重ねマットの場」で練習すればいいんだ!やってみよう!

回転系の技のできばえを知り、ポイントを見付けながら跳び箱運動を楽しむ

この「まだ跳んでいないの場」は、膝を伸ばしたまま回ることができる場です。膝がなかなか伸びない人は、この場を使って練習してみましょう。

《3時間目》 ・技のポイントや気付いたところを友達と伝え合って学習できた

か振り返る。 伸膝台上前転のできばえとポイントを理解し、取り組むことがで

きたか振り返る。

《4時間目》 ・首はね跳びのできばえとポイントを理解し、取り組むことができた

か振り返る。 ・技のポイントや気付いたところを友達と伝え合って学習できたか

振り返る

技との出会い

ポイントを見付ける

場との出会い

☆技ができているか友達と見合ったり確かめ合ったりしながら学習することを伝える。

場の行い方を伝える。

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指—16

深める 5 6

45

1、場の準備を行う

2、予備的な運動を行う。

3、学習の進め方を知る。

4、めあての技に取り組む

●子供の実態に合わせて更なる発展技「屈伸跳び」「前方屈腕倒立回転跳び」を紹介する。

6、学習の振り返りをする

○技をできるようにするために場や用具を選んで活動できたかどうか振り返る。

7、片付けを行う。

知識 技能

自己の能力に適した切り返し系や回転系の基本的な技を安定して行ったり、その発展技に取り組んだりする。

思考 判断 表現

①技ができるようになったり、できる技をよりきれいに

したりするために場や用具を選んで活動している。 《行動観察・学習カード》

態度 ①できるようになりたい技に挑戦したり、できる技をよりきれいにしたりするために跳び箱運動に進んで取り組んでいる。《行動観察》

自分のできるようになりたい技のポイントを意識して練習しよう。 今までに見付けたポイントを意識して課題解決の場を活用しましょう。

☆自分のめあてを達成するための練習の場や練習の仕方を選ぶように伝える。

15

15

☆技ができたかどうかを友達と見合い、気付いたことを伝え合うように伝える。

○○さん、わたしのかかえこみ跳び見て。いつも足が台の上に乗っちゃうんだけどなんでかな?

ポイントは腰を高くだったね。 腰がまだ上がってないからじゃないかな? ロケットの場に行ってみたら?

なるほど!じゃあロケットの場に行って練習をしてみるね。ありがとう!

○○さん、ぼくの首はね跳びを見ててね。 ・・・どうだった??

そっか!じゃあステージの場に行って跳ねる練習をしてみるね。ありがとう!

う~ん、なんか跳ねてない感じがするな。伸膝台上前転はきれいにできてるから跳ねる練習をしたらどうかな?

友達が見て気付いたポイントで練習してるんだね。 できるようになってきたらフラットの場で挑戦してみよう!

首はね跳びのポイントを思い出してみよう。・・・そうだね。跳び箱の上でためる瞬間があるんだったね。先生が補助するよ。ポイントを意識してやってみよう。

☆技のポイントを意識して練習の場を選び、練習の場とフラットの場を行ったり来たりして技を試すように伝える。

できるようになりたい技に挑戦して跳び箱運動を楽しむ

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指—17

10.展開【4時間目】

(1)ねらい

できるようになるために考えたことや気付いた技のポイントを練習して友達に伝えたり学習カードに書いたりしている。

(2)本時の学びの姿

伸膝台上前転、首はね跳びの違いに気付き、技のポイントを確かめ合って回転系の技に取り組む姿。 同じ場ではなく、新しい場で挑戦しようとする姿。

子供の活動 ●指導 〇評価

〇場の準備をする。

〇予備的な運動を行う。

〇本時の学習内容を確認する。

〇前回の学習で学んだ回転系の技にポイントを

意識しながら取り組む。 ○伸膝台上前転、首はね跳びの違いに気付き、技の出

会いをする。

○自分のめあてに沿って回転系の技に取り組む

●伸膝台上前転を行っていたり、跳ねて起きる動作

に近づいている子供を見付けたりして、全体の場で試技を見ることで技の出会いのきっかけにする。

●動きの違いに気付いている子供の発言を全体に広

げて共有する。 ●スローモーションの映像で、伸膝台上前転と首は

ね跳びの違いを確認し、学習カードに記入させる。 ●どうやったらポイントに近づけるのか声をかけた

り、上手な子の動きを一緒に見て比べたりするように声をかける。

●お手本の映像を流して、いつでも確認できるようにする。

●ポイントは理解しているが、解決のための場がわ

からない子には、ポイントを意識できる場や用具

を教える。

●場を変えて、自分に合った場を見付けるように声をかける。

○○さんは、なんだか跳び箱の上で跳ねているようにみえるよ。

回転系の技のできばえを知り、ポイントを見付けながら跳び箱運動を楽もう

伸膝台上前転をやっていたら、違う技を行っている人がいたよ。みんなで見てみよう。 みんながやっている技とはどこが違うかな?

これを首はね跳びと言います。伸膝台上前転、首はね跳びの回転系を中心にやるよ。 映像でも、どこが違うのか確認してみよう。

伸膝台上前転で、なかなかうまく膝が伸びない。どうしてだろう?

○○さんは、上手にできているね。 一緒にみてみよう。何か気づいたことはないかな?

首はね跳びで、手で押すことができないな。

☆首はね跳びのポイント①腰を高く上げる②跳び箱を手で押すを確かめる。

☆首はね跳びのできばえ、背中が跳び箱の上に着いたら跳ねて跳び越すことを伝える。

調整板を入れて、跳んでみよう。

技の出会いとポイントを見付ける

自分のめあて

☆技ができているか友達と見合ったり確かめ合ったりしながら学習することを伝える。

場を変えて、手を押す感覚をつかんでみよう。

今日は自分で「これだったらやってみよう。」と思う場に挑戦してみよう。

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指—18

○全体に技を広げてポイントを確認する。 ○自分のめあてに沿って回転系に取り組む。

○学習の振り返りをする

○片付けを行う。

●集合させて、学習カードを持ってポイントを記入

させる。

●お手本になってもらった子供のポイントを子供の

言葉で広げていく。

●子供同士で、お手本になった子のアドバイスを求

めたり、技をしてもらったり主体的・対話的に活動

できるようにする。

●首はね跳びができている子には膝を伸ばしてでき

るように声をかける。

どんなところをポイントに技を行っているのかな。

私は、手を「バーン」って押すことに気を付けてやりました。

○友達と見合ったりアドバイスをし合ったりしながら技の練習をしようとしている。 思考・判断・表現《行動観察・学習カード》

首はね跳びができるようになったから見てくれる?

見合いと課題解決

もう少し膝を伸ばして跳んだ方がきれいだよ。

私は「首はね跳び」ができるようになったよ。