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間新日毎
2012,(平成24年 )4月 7日 (土 )熊本支局 〒860-0018
熊本市中央区船場町下1-484
電話096・ 325。 4166 FAX354・ 8603
「いら
っし
ゃい」。
カフ
ェを訪れた利用者
同士が笑顔であいさ
つ
する。会話したり血圧
を測
ったり、ミシンで
衣類を作るなど過ごし
方はさまざまだ。カフ
ェは、運営するNPO
「小町ウイング」理事
長、工藤明美さん(56)
の自宅横に約20平方研
の平屋を増築した。平
日午前10時~午後3時
に開所し周辺の60~90
歳の15人が利用する。
ある女性(70)は
「これ
まであいさつ程度の関
係だ
った人と、日ごろ
から気にかけ合う関係
になれた」と語る。
看護師や介護支援専
門員の経験を持
つ工藤
理事長がカフ
ェを開い
たのは5年前。自宅周
辺に高齢者の独居
o夫
婦世帯が多く、交流が
少ない状況を気にかけ
た
のが
き
っか
け
だ
つ
た。施設名には
「気軽
に『助けて』と言える、
学校の保健室のような
施設」との思いを込め
た。互いの仕事や趣味
などで得た経験を生か
そうと週1回、利用者
が講師とな
って健康や
歴史解説などの講座を
開く。工藤理事長は「ず
っと自宅で過ごす高齢
者を外に連れ出すのが
講座のねらい」と説明
する。
自宅に閉じこもりがちな高齢者の交流
の場として、熊本市北区植木町岩野のコ
ミ
ュニティカフ
ェ
「カフ
エ型保健室 し
らかば」が注目されている。お茶や会話
を楽しむだけでなく、看護師や保健師、
栄養士の経験を持つ利用者が健康チ
ェッ
クや食事指導などの講座を開催。日ごろ
の安否確認など互いに支え合う関係づく
りにもつなが
っている。
【松田栄二郎】
利
用
者
の
絆
は強
ま
り、体調を崩した独居
の高齢者を互いが連携
して病院搬送につなげ
た例も。活動の評判を
聞いて県内の社会福祉
協議会関係者が視察に
訪れるという。
課題はカフ
ェの運営
賣。利用者から1回3
00円の利用料をもら
い、お菓子やお茶を提
供しているが、活動継
続には行政の支援が必
一
要という。工藤理事長
¨
は
「介護保険や医療で
¨
は支えきれない人もい
」
る中、地域のつながり
,‐‐‐‐‐
構築の取り組みをも
っ
¨
と評価してほしい」と
‐‐‐‐‐‐
話している。 ¨
健康チラク、食事指導など講座||||
ぎゞ―|′
ミ滋t゛
カフ エ利用 者の血圧 を測 る工藤理事長 (中央 )