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CCQM電気化学WG会議の報告CCQM電気化学WG会議の報告
朝 海 敏 昭
独立行政法人産業技術総合研究所
計測標準研究部門 無機分析科 無機標準研究室
pHクラブ第8回会合@産総研 / 2012.3.2
朝 海 敏 昭
独立行政法人産業技術総合研究所
計測標準研究部門 無機分析科 無機標準研究室
pHクラブ第8回会合@産総研 / 2012.3.2
あ さ か い
報告内容報告内容
• 電気化学ワーキンググループ(EAWG)会議の概要
– 2011年4月 BIPM フランスセーブル
– 2011年11月Standards Australia オーストラリアシドニー
• 実施済/進行中の国際比較
• EAWGの今後の予定
ハーンドセル法による測定手順ハーンドセル法による測定手順
標準起電力の測定
実際の緩衝液の測定2
1
塩酸の濃度(0.1 mol/kg)の決定1
①標準起電力の測定①標準起電力の測定
塩酸の希釈(0.01 mol/kg)2
白金黒電極・参照電極の作成3
起電力の測定4
標準起電力の計算5
Pt | H2 | 0.01 mol/kg HCl | AgCl | Ag
( )
°−−°=
2HClH Log
LnLog
Lnpp
FRT
aaF
RTEE
105.0
10
CCQM-K73/P19.2塩酸の水素イオン濃度(~0.1 mol/kg)
CCQM-K73/P19.2塩酸の水素イオン濃度(~0.1 mol/kg)
• 幹事はNISTおよびCENAM
• 報告期限は2009年9月30日 → Draft B
• 測定方法は電量滴定法または滴定法
電量中和滴定法の原理電量中和滴定法の原理
実効純度 =電解電気量(C)
価数× ×ファラデー定数(C/mol)試料の質量(g)式量(g/mol)
H2O + e- → 1/2H2↑ + OH-
↓H+ + OH
-
H2O + e- → 1/2H2↑ + OH-
↓H+ + OH
-
kgkg
電流 質量 時間
モル(純度)
電解電解
CCQM-P37.1銀/塩化銀参照電極に関する調査
CCQM-P37.1銀/塩化銀参照電極に関する調査
• 14機関(INMETRO, NIM, PTB, DFM, LNE, NMIJ, SMU, NIST, CENAM, GUM, NPLI, IPQ, BIM, KRISS)が参照電極の作成と測定に関するアンケート(50項目以上)に回答
• 幹事はNPL
• 報告期限は2010年3月1日 → Draft A
②実試料の測定②実試料の測定
Pt | H2 | バッファ, Cl- | AgCl | Ag
( ) ( ) ( )
°+
°+
°−=−=
2H
ClClHClH LogLog
LnLog
pp
mm
RTFEEaap 5.0
10γγ
塩化物イオンの添加1
起電力の測定2
塩化物イオンのゼロへの外挿3
pHの計算4
p(αHγCl)プロットp(αHγCl)プロット
CCQM-K19.1ほう酸塩pHの測定
CCQM-K19.1ほう酸塩pHの測定
• 2010年のCCQM-K19のフォローアップで、KCRVは計算せず、NMIJ、PTB、SMUの結果をアンカーとし、K19.1の結果をK19にリンクさせる
• ハーンドセル法による測定• 15 ℃、25 ℃、37 ℃• Core Capability(フタル酸塩および炭酸塩以外)• 幹事はPTB• スケジュール
– 2010年4月1日 報告期限– 2010年9月30日 Draft A– 2010年10月30日 Draft B– 2011年6月16日 Final Report
CCQM-K19.1ほう酸塩pHの測定
CCQM-K19.1ほう酸塩pHの測定
CCQM-K19.1ほう酸塩pHの測定
CCQM-K19.1ほう酸塩pHの測定
CCQM-K19.1ほう酸塩pHの測定
CCQM-K19.1ほう酸塩pHの測定
CCQM-K19.1ほう酸塩pHの測定
CCQM-K19.1ほう酸塩pHの測定
CCQM-K91フタル酸塩pHの測定
CCQM-K91フタル酸塩pHの測定
• 2001年のCCQM-K17の2周目• ハーンドセル法またはディファレンシャルポテ
ンシオメトリックセル法• 5 ℃、15 ℃、25 ℃、37 ℃、50 ℃• Extended Capability(フタル酸塩、炭酸塩)• 幹事はPTB• スケジュール
– 2011年9月30日 報告期限– 2011年11月 EAWGシドニーDraft A– 2012年4月 EAWGセーブルDraft B承認
• European Metrology ResearchProgramme (EMRP) の活動
• APMPにおけるpH比較試験の結果by朝海
• エクセルのソルバー機能を使った滴定曲線の高精確なフィッティング by NIST
• IUPAC原子量表の改訂 by IUPAC, NIST
• 極低濃度の伝導率比較試験 by PTB
その他の話題その他の話題
国際比較一覧(EAWG)①国際比較一覧(EAWG)①
• CCQM-K9 (1999-2000) 中性りん酸塩・りん酸塩pHの測定• CCQM-K9.1 (2000) 中性りん酸塩・りん酸塩pHの測定• CCQM-K9.2 (2006-2007) 中性りん酸塩pHの測定• CCQM-K17 (2001) フタル酸塩pHの測定• CCQM-K18 (2006) 炭酸塩pHの測定• CCQM-K18.1 (2007) 炭酸塩pHの測定• CCQM-K19 (2005) ほう酸塩pHの測定• CCQM-K19.1 (2010) ほう酸塩pHの測定• CCQM-K20 (2007) しゅう酸塩pHの測定• CCQM-K34 (2004) フタル酸水素カリウムの定量• CCQM-K34.1 (2005) フタル酸水素カリウムの定量
NMIJ参加は下線、pHは赤字
国際比較一覧(EAWG)②国際比較一覧(EAWG)②
• CCQM-K34.2 (2008) フタル酸水素カリウムの定量• CCQM-K36.a (2005) 電気伝導度の測定• CCQM-K36.b (2005) 電気伝導度の測定• CCQM-K36.1 (2007-2008) 電気伝導度の測定• CCQM-K48 (2007-2008) 塩化カリウムの定量• CCQM-K73 (2009) 塩酸の定量• CCQM-K91 (2011) フタル酸塩pHの測定• CCQM-K92 (2011) 電気伝導度の測定• CCQM-K96 (2011-2012) 二クロム酸カリウムの定量• CCQM-K99 (2012) りん酸塩pHの測定
NMIJ参加は下線、pHは赤字
EAWGの今後の議題EAWGの今後の議題
• CCQM-K99 (2012)
りん酸塩pHの測定
• 電気伝導度(極低)
• CCQM-K96 (2011-2012)
二クロム酸カリウムの定量
• CCQM-P111.1 (2012-)
海水中の元素および塩濃度の定量
• 次回は2012年4月フランスBIPMにて開催