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Discrete 4 Synergy Core User Manual Synergy Core FX Processing and Best-In-Class AD/DA Discrete 4 Synergy Core は、コンソールグレードの音質のために 4 つの 6 トランジ スタディスクリートプリアンプを搭載しています。最大 121dB のダイナミックレン ジと最大 192kHz のサンプルレートで、クラス最高の AD/DA コンバーター性能が可 能な限り最高の信号品質でとらえられるのを確実にします。Antelope Audio は、64- bit Acoustically Focused Clocking アルゴリズムで高い評価を得ており、かつては最 高級のスタジオでしか利用できなかった、アーティファクトのないオーディオを提 供します。 あなたの資産にさらなる価値を与える、Discrete 4 Synergy Core はハー ドウェアの原物を忠実に再現、モデル化された 36 のリアルタイムスタジオエフェ クトのライブラリが付属します。 1. 製品を安全にご利用いただくために 感電・災害などのリスクを減らすために必ず事前にお読みください。 ネジ、カバー、キャビネットを取り外さないでください。ユーザー自信で修理できる部品は ありません。正規のメーカーサービスに修理を依頼してください。 水に濡れる可能性がある場所や、湿度の高い場所にさらさないでください。万が一、異物や 液体が製品に混入した場合は直ちに電源を落とし、コンセントからケーブルを抜いてくださ い。 異物や液体が完全に取り除かれるまでは使用を控え、メーカーまでご連絡ください。火災や 致命的な故障 の原因となります。 濡れた手で電源ケーブルに触れられないでください。電源ケーブルを抜き差しする場合は、 必ず本体の電源スイッチを落とした状態で行ってください。 本体の上に物を置いたり、換気の悪い狭い場所でデバイスを使用したりしないでください。 デバイスの動作や他の近くにあるコンポーネントの動作に影響を与えることがあります。 何 か問題がある場合は、まず装置の電源を切り、電源を抜いてください。 自分で直そうとせず、テクニカルサポートまたはディーラーまでご連絡ください。 ラジエータ、ストーブやその他の熱を発生する装置、パワーアンプなど熱源の近くには装置 を設置しないでください。 お掃除の際には強い化学薬品は使用せず、電子機器専用のクリーナーをご使用ください。本 体の電源を入れる前にすべての周辺機器を接続してください。本製品の電源ケーブルはアー スが接続されています。アースを取り付けずに本製品を使用しないでください。 AC 電源ケーブルは人が踏んでしまうような場所や、他のものが上に乗ることのないように設 置、接続するようにしてください。 本製品の電源を完全に落とす場合は、本体の電源を落としてからコンセントから外し、本体 から電源ケーブルを抜いてください。 ヘッドフォンやモニターを通して頻繁に、または長時間大きい音量・音圧に耳を晒してしま うと聴覚器官の損傷の恐れがありますので、くれぐれもご注意ください。 本製品は下記の温度環境で動作するように設計されています 。 0-50 °C32-122°F

Discrete 4 Synergy Core ユーザーズマニュアル - Antelope Audio · 2019-07-16 · Discrete 4 Synergy Core User Manual Synergy Core FX Processing and Best-In-Class AD/DA Discrete

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Discrete4SynergyCoreUserManual

SynergyCoreFXProcessingandBest-In-ClassAD/DA

Discrete4SynergyCoreは、コンソールグレードの音質のために 4 つの 6 トランジ

スタディスクリートプリアンプを搭載しています。 大 121dB のダイナミックレン

ジと 大 192kHz のサンプルレートで、クラス 高の AD/DA コンバーター性能が可

能な限り 高の信号品質でとらえられるのを確実にします。AntelopeAudioは、64-bitAcousticallyFocusedClockingアルゴリズムで高い評価を得ており、かつては

高級のスタジオでしか利用できなかった、アーティファクトのないオーディオを提

供します。あなたの資産にさらなる価値を与える、Discrete4SynergyCoreはハー

ドウェアの原物を忠実に再現、モデル化された 36 のリアルタイムスタジオエフェ

クトのライブラリが付属します。

1.製品を安全にご利用いただくために感電・災害などのリスクを減らすために必ず事前にお読みください。

• ネジ、カバー、キャビネットを取り外さないでください。ユーザー自信で修理できる部品は

ありません。正規のメーカーサービスに修理を依頼してください。• 水に濡れる可能性がある場所や、湿度の高い場所にさらさないでください。万が一、異物や

液体が製品に混入した場合は直ちに電源を落とし、コンセントからケーブルを抜いてくださ

い。

• 異物や液体が完全に取り除かれるまでは使用を控え、メーカーまでご連絡ください。火災や

致命的な故障 の原因となります。

• 濡れた手で電源ケーブルに触れられないでください。電源ケーブルを抜き差しする場合は、

必ず本体の電源スイッチを落とした状態で行ってください。• 本体の上に物を置いたり、換気の悪い狭い場所でデバイスを使用したりしないでください。

デバイスの動作や他の近くにあるコンポーネントの動作に影響を与えることがあります。何か問題がある場合は、まず装置の電源を切り、電源を抜いてください。

• 自分で直そうとせず、テクニカルサポートまたはディーラーまでご連絡ください。• ラジエータ、ストーブやその他の熱を発生する装置、パワーアンプなど熱源の近くには装置

を設置しないでください。• お掃除の際には強い化学薬品は使用せず、電子機器専用のクリーナーをご使用ください。本

体の電源を入れる前にすべての周辺機器を接続してください。本製品の電源ケーブルはアー

スが接続されています。アースを取り付けずに本製品を使用しないでください。• AC 電源ケーブルは人が踏んでしまうような場所や、他のものが上に乗ることのないように設

置、接続するようにしてください。• 本製品の電源を完全に落とす場合は、本体の電源を落としてからコンセントから外し、本体

から電源ケーブルを抜いてください。• ヘッドフォンやモニターを通して頻繁に、または長時間大きい音量・音圧に耳を晒してしま

うと聴覚器官の損傷の恐れがありますので、くれぐれもご注意ください。

本製品は下記の温度環境で動作するように設計されています。0-50°C、32-122°F

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2.パネルの説明

2.1.フロントパネル

1.Instrument/Mic/Line入力

ディスクリートトランジスタ設計と個別のファンタム電源を備えた 2 つのコンソールグレード、ク

ラス A マイクプリ。XLS コンボコネクタの入力は TRS 経由で Line/Hi-Z 入力に切替可能です。

2.ディスプレイ

さまざまな情報を表示する多機能ディスプレイ。メニューを操作するには、3 つのファンクションボ

タンを使用します。

3.ファンクションボタン

ファンクションボタンを押すと、メニューを切り替えてさまざまな情報を表示できます。

4.ロータリコントロール

モニター、ヘッドフォン、ライン出力ボリューム用の大型ステップアッテネーター。メニュー項目を

スクロールでき、押し込んで設定を決定できます。

5.ヘッドフォン出力

独立して割り当て可能な 4つのヘッドフォン出力、メインロータリーコントロールまたはソフトウェ

アコントロールパネルから選択および制御可能。

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2.2リアパネル

6.S/PDIF入出力

75ΩS/PDIFを使用するための入出力端子

7.ADATコネクタ

1 コネクタあたり 大 8 チャンネルの入出力端子。

8.Thunderbolt™port

Thunderbolt™ケーブル (別売) を使用して、インターフェイスを Thunderbolt™2 または 3 ポートに

接続します。Windows ユーザーはWindowsforThunderbolt ドライバのページをご参考ください。

9.USBHigh-Speed

付属の USB ケーブルを使って、インターフェイスをWindows またはMac コンピュータの USB ポー

トに接続します。

10.WordClock出力

外部デジタル機器を同期させるための 2 つのワードクロック出力 BNC コネクタ。

11.ステレオモニター出力

割り当て可能なバランスステレオ出力(L が上、R が下)

12.ライン出力

割り当て可能な 4 つの TRS ライン出力。

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13.Mic/Line入力

ディスクリートトランジスタ設計と個別のファンタム電源を備えた 2 つのコンソールグレード、ク

ラス A マイクプリ。XLS コンボコネクタの入力は TRS 経由で Line 入力に切替え可能です。

14.DC電源コネクタ

AntelopeAudio純正の DC 電源でのみ使用してください。

15.KensingtonLock

デモンストレーションルームでデバイスをロックするために使用されます。

2.3ハードウェアコントロール

ファンクションボタン1(上)

• ファンクションボタン 1 を押すと、モニター音量、ライン出力音量、ヘッドフォン出力

(HP)1–4 の音量が順に切り替わります。ロータリーコントロールを使って音量を調整しま

す。• ファンクションボタン 1 を長押しすると、Discrete4SynergyCore システムメニュー (後述)

にアクセスできます。ロータリーコントロールを使用してメニュー内のエントリを選択しま

す。ロータリーコントロールを押すと、選択したサブメニューに入ります。ロータリーコン

トロールを左右に回して設定を調整します。• ロータリーコントロールを押すと、モニターのミュートのオン/オフが切り替えできます。• メニューを終了するには、いずれかのファンクションボタンを押します。

Discrete4SynergyCoreシステムメニュー

1.Comm.Interface:USB と Thunderbolt™モードを切り替えます。接続に適した設定を使用

してください。2.DeviceInfo:次の情報を表示します:シリアル番号、ハードウェアリビジョン、ファーム

ウェアバージョン。3.ScrSaveTime:スクリーンセーバーがオンになるまでの時間を調整します。次のオプションがあります:オフ、2 分、5 分、15 分、30 分、60 分、120 分4.ScrSaveStyle:クリーンセーバーのスタイルを選択できます。次の選択肢があります:Star&Black、確定のためにロータリーコントロールを押します。5.FactoryReset:工場出荷時のプリセットを復元できます。Discrete4SynergyCore のトラブ

ルシューティングに役立ちます。注意してください、ロータリーコントロールを押すと、確

認を求めずに即座に機能を有効にします。

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3.ソフトウェア

3.1AntelopeAudioLauncher

AntelopeAudioLauncher は、すべてを 新の状態に保ち、コントロールパネルにアクセスし、リモ

ート接続を確立するワンストップショップです。

起動時に、AntelopeAudioLauncher はインターネットに接続して利用可能なアップデートを確認し

ます。

1.InformationPanel

接続されている AntelopeAudio デバイスに関する以下の情報を表示します。

• Devicename• Serialnumber• Firmwareversion• Hardwarerevision• ControlPanelversion

2.LaunchButton

Discrete4SynergyCore コントロールパネルを起動します。

3.UPDATEButton

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AntelopeLauncherは、利用可能なアップデートをお知らせします。アップデートが利用可能になっ

たら、[UPDATE]ボタンを押して画面の指示に従って進みます。

4.ADMINButton

ServerAdministrationメニューを開きます。

ServerAdministrationMenu

1.Serverlist

オーディオネットワーク経由で接続するコンピュータを選択してください。利用可能なコンピュータ

のリストはドロップダウンメニューから確認可能です。

2.CheckforupdatesButton

ファームウェアとコントロールパネルソフトウェアのアップデートを確認してください。

3.RestartserverButton

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接続とコントロールパネルを再起動します。

4.ReinstallserverButton

再インストールを実行するには、このボタンを押します。

5.ViewlogsButton

ネットワークセッションからログにアクセスします。

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3.2ControlPanel

EasyPanel コントロールパネルを使用すると、シグナルルーティング、ミキシング、SynergyCoreFX、マイクエミュレーションなど、Discrete4SynergyCore のあらゆる機能を制御できます。以下はソフトウェアの説明です。

3.2.1TheFunctionStrip

ファンクションストリップには、次のボタンと機能があります。

1.PowerButton

Discrete4SC ハードウェアユニットをスタンバイモードと電源オンモードの間で切り替えます。Discrete4SC は、電源が入っているコンピュータに接続されているかどうかにかかわらず、デフォル

トでパワーオンモードのままです。本体には物理的な電源ボタンやスタンバイボタンはありません

が、システムメニューからスタンバイモードにすることができます。電源を切るには、電源タップか

ら電源を切るか、アダプタをコンセントから外します。

2.DeviceSelectorMenu

ドロップダウンメニューからシリアル番号でデバイスを選択してください。

3.TechSupportButton

次の情報を含むウィンドウを開きます。

•ControlPanelVersion•HardwareVersion•SerialNumber•FirmwareVersion

さらに、管理ボタンがあります。次のオプションがあるアンテロープウィザードを起動します。

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•Registerdeviceorassignfeatures•Unregisterdeviceorassignfeatures•Logout

ヘルプボタンを押すと、次のショートカットが表示されます。

•Watchonlinevideotutorial•Chatwithtechnicalsupport•Searchforsolutionatsupportpage •Contactsupportteamoverthephone

4.MinimizeButton

コントロールパネルをタスクバー(Windows)または Dock(Mac)に 小化します。

5.CloseButton

ControlPanel を閉じます。

6.ClockSourceSelectorMenu

クロックソースを選択できます。Internal、ADAT、ADAT2 倍、ADAT4 倍、S/PDIF、USB

7.SampleRateSelectorMenu

デバイスのサンプルレートを選択できます。Discrete4SC は以下のサンプルレートをサポートします。

44.1kHz、48.0kHz、88.2kHz、96.0kHz、176.4kHz、192kHz

8.LockToggle

Discrete4SC のサンプルレートをロックします。

9.SessionRecall

以前に保存したセッションをロードすることができます。コントロールパネルを使用すると、セッシ

ョン、つまり入力、出力、レベル、ミックス、エフェクト、およびプロジェクトに関連するその他の

定義済みの設定を保存およびエクスポートできます。これらのセッションは Discrete4SC ユーザー

間で共有し、バックアップ目的で保存することができます。

10.SAVEButton

プロジェクトのどのコンポーネントを保存するか正確に指定できる[セッションの保存]ウィンドウ

を開きます。[保存]ボタンをクリックすると、現在のセッションが保存されます。[名前を付けて保

存]ボタンをクリックすると、現在のセッションをバックアップと共有のためにファイルをエクスポ

ートできます。

11.LOADButton

次のことができる LoadSession ウィンドウを開きます。

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•[参照]をクリックしコンピュータ上のセッションファイルをロードします。• 後のセッションをロードボタンから呼び出しが可能。 近の作業をすばやく呼び出せます。•デフォルトをセット

12.SETTINGSButton

Discrete4SC コントロールパネル設定ウィンドウを開きます。

TheSettingsPanel

1.MonitorOutTrim

Discrete4SC のモニター出力信号レベルを 14〜20dBu で調整することができます。

2.PanningLaw*

PanDepth を 0dB から-4.5dB の間で指定できます。

※モノラル信号が中央から左または右にハードパンニングされると、ラウドネスは 大 6.02dB まで

増加します。知覚される音量が同じであることを確実にするために、これは補償されなければなり

ません。PanningLaw 設定では、補正量を dB 単位で指定できます。

3.MuteToggles

オシレータ 1 と 2 をミュートするために使用されます。Discrete4SC には、トラブルシューティン

グ中にインタフェース出力をテストするために 440Hz または 1kHz の信号(正弦波)を生成する発振

器が内蔵されています。

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4.Oscillator1

Oscillator1の周波数を調整します。

5.Level

Oscillator1 と 2 の出力信号の振幅を 0 から-18dBFS の間で選択します。

6.Oscillator2

Oscillator2の周波数を調整します。

7.LineOutVolume

LineOut の音量を dB で設定します。

8.BrightnessSlider

Discrete4SC の画面の明るさを設定します。

9.TBLatencyMode

Thunderbolt™LatencyMode を Fast、Medium、Slow で設定できます。

10.ASIOControl(Windows-only)

これは、Windows コンピュータで 高のパフォーマンスが得られるように Discrete4SCASIO ドライ

バを調整する場所です。

11.BufferSize(Samples)

ASIO ドライバのバッファサイズを設定できます。短いバッファサイズはレイテンシーを 小にしま

すが、より多くの CPU パワーを必要とします。バッファサイズを大きくすると、CPU の負荷が軽く

なりますが、レイテンシーが長くなります。ライブレコーディングやモニタリングには小さいバッフ

ァサイズ、ミックスダウン時には大きいバッファサイズをお勧めします。

12.USBStreamingMode

USB ストリーミングのレイテンシー設定を切り替えることができます。

3.2.2PREAMPS

コントロールパネルに常に表示されるプリアンプセクションでは、Discrete4SC マイクプリアンプを

コントロールできます。以下のオプションがあります。

1.GainKnobs

ノブを右に回すとゲインが上がり、左に回すと減衰します。

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2.LinkButton

Preamp1-2、Preamp3-4 をペアでリンクします。スイッチを入れ、Preamp1 のゲインを調整すると

Preamp2 のゲインも変更されます。Preamp3-4 も同様の動作をします。

3.Mic/Line/Hi-ZSelectorButton

プリアンプごとに 3 つの異なるモードを切り替えます。どのモードを使用するかは、録音している

楽器によって異なります。

Micmodeマイクを録音するためのものです。このモードは 大 65dB のゲインを提供しま

す。さらに、歯車アイコンをクリックすると、MicEmulations ウィンドウが開きます。Linemodeはシンセサイザー、キーボード、サンプラー、エフェクトユニット、プレーヤー

などのようなラインレベルのソースを録音するためのものです。このモードでは 大 20dBのゲインが利用可能です。Hi-Zmodeエレキギターのようなハイインピーダンス楽器を録音するためのものです。 大

39dB のゲインがあります。Hi-Z モードは、フロントパネルにある Preamp1 と 2 でのみ使

用可能です。

3.2.3SynergyCoreFX

オーディオエフェクトをスタックしてバイパスできます。AntelopeAudioFX ラックについては、こ

のマニュアルの後半で詳しく説明します。

3.2.4MONITOR/HP1

Discrete4SC モニター出力とヘッドフォン出力 1 のコントロールができます。

3.2.5HEADPHONES2-4

Discrete4SC ヘッドフォン出力 2〜4 のコントロールができます。

3.2.6MONITORS&HEADPHONES

これは、Discrete4SC のアナログ、デジタル入力をモニターまたは 4 つのヘッドフォン出力にルーテ

ィングする場所です。このモードでは、以下のモード固有の制御が提供されます。

1.FXButton(in16-channelview)

エフェクトを積み重ねて操作してチャンネルストリップを形成する FX ラックを開きます。

2.BPButton

ミキサーの 16 チャンネルのそれぞれにスタックした FX をバイパスするために使用されます。[ドラ

イ]オーディオと処理済みオーディオの間の A/B 変換に役立ちます。エフェクトを適用し変化するオ

ーディオに注目してください。

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3.PanKnob

ステレオフィールドで信号を左右にパンするために使用します。

4.GainFader

各チャンネルの音量レベルを dB 単位で調整できます。音量レベルを監視するためにゲインメーター

が用意されています。理想的には、どのメーターも赤で表示されるべきではありません。信号にデ

ジタルクリッピングが発生し、オーディオが破壊されることを意味します。

5.DIMButton

出力を自動的に減衰させます。

6.MUTEButton

出力を完全にミュートにします。

7.AuraVerb

AuraVerb リバーブをかけます。AFX&MicEmulations マニュアルで詳しく説明されています。

8.MIXERSwitch

8 チャンネルと 16 チャンネルのミキサービューを切り替えます。

9.MonitorGainKnob

モニター出力の音量を調整します。

10.DIMButton

メイン出力を自動的に減衰させます。

11.MUTEButton

モニター出力を完全にミュートにします。

12.HeadphonesGainKnob

各ヘッドフォンの出力音量を調整します。

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3.2.7ANALOGOUTS

このセクションは、Discrete4SC アナログ出力-LineOut1-4 専用です。ドロップダウンメニューを

使用して、どのチャンネルをどの出力にルーティングするかを選択します。ゲインつまみを使って出

力音量を調整します。利便性のためにラインアウトをリンクしてください。

3.2.8DAW

このセクションは、DAW の入出力専用です。Record1 から 8 を DAW に入力します。出力 Play1 か

ら Play8 は DAW からルーティングされます。

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3.3TheFXRack

FX ラックはミキサーチャンネルにエフェクトを挿入する場所で、オーディオを処理するチャンネル

ストリップを形成します。ミキサーの BP ボタンの下にある空のフィールド内をクリックするか(8 チ

ャンネル表示の場合)、FX ボタンをクリックすると(16 チャンネル表示の場合)アクセスできます。

3.3.1LoadingEffects

FX ラックの左側には次のボタンとメニューがあり、右側にはエフェクトが表示されています。

1.SAVEButton

現在のプリセットを保存します。保存したデータはAntelope デバイス間で共有できます。

2.LOADButton

保存したプリセットをロードします。

3.BPALLButton

すべてのエフェクト処理をバイパスします。

4.DELALLButton

ラックに現在ロードされているすべてのエフェクトを削除します。

5.PresetsMenu

ドロップダウンメニューからプリセットを選択します。

6.ADDNEWEFFECTMenu

さまざまなカテゴリーからエフェクトを選択して FX ラックに追加します。

7.BPButton

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エフェクトの横に表示されます。エフェクト単体をバイパスするために使用されます。

8.HOWTOButton

アンテロープオーディオビデオチュートリアルを YouTube チャンネル上で開始します。

3.4RoutingSystem

3.4.1InputsandOutputs

ルーティングシステムでは、Discrete4SC の入出力は次のように構成されています。

• General• DigitalOuts• AnalogOuts• DAW

PREAMP1-4

これらは 4 つのディスクリートマイクプリアンプです。

EMUMIC1-8

マイクエミュレーションを適用したマイクプリアンプ入力。

COMPUTERPLAY1-16

これらは、 大 16 チャンネルの DAW 出力です。

ADATIN1-8

これらは 8 つの ADAT デジタル入力です。

S/PDIFIN1-2

これらは S/PDIF デジタル入力です。

MUTEM

無音を楽しんでください。

OscillatorO1&O2

テスト用に Discrete4SC の 2 つのオシレータをインターフェースの出力にルーティングすることが

できます。

4.トラブルシューティング

Discrete4 からの音声が聞こえない?

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⦁Monitor/HP1 セクションに進んでください。⦁Monitors&Headphones タブに移動します。⦁ComputerPlay チャンネル 1-2 を、選択した 2 つのミキサーチャンネルにルーティングします。⦁チャンネルを左右にパンし、フェーダーを使って音量レベルを調整します。リンクしておくと便利

です。⦁メインモニターまたはヘッドフォンから再生が聞こえるはずです。そうでない場合は、メイン HPまたはモニターの音量を調整します。

グランドループハムとノイズ

Discrete4SC の設計は、グランドループのハムやノイズの可能性を 小限に抑えます。ただし、シス

テムのすべてのオーディオ信号には、より短いシールドケーブルとバランスのとれた接続を使用する

ことをお勧めします。

システムのすべての電源ケーブルは、専用のコンセントボックスまたはパワーコンディショナユニッ

トに接続して、オーディオ信号の経路に影響を与える接地電流ノイズを回避する必要があります。信号ケーブルと電源ケーブルのレイアウトを別々にしておくことをお勧めします。

セットアップとサウンド

新のコントロールパネルとドライバを使用していますか??

そうでない場合は、コントロールパネルとファームウェアを更新してください。

DAWに合った正しいサンプルレートをコンピュータのサウンドと Discrete4SCに合わせて設定しましたか?

Mac では、Audio&MIDI 設定でサンプルレートが正しいことを確認してから、DAW のチェックイン

に進み、 後に Discrete4SC のサンプルレートを確認してください。

Windows の場合は、再生デバイスをチェックインします。Discrete4SC を右クリックし、次にプロ

パティをクリックして詳細設定タブに移動します。DAW のサンプルを確認し、 後に Discrete4SCを確認してください。

接続

音声が入力に受信されていない、または出力から配信されていないと思われる場合は、次の手順に従

います。

ソースを確認します。

ソースから送信されている信号はありますか?ソースは、Discrete4SCが受信できる正しいサンプルレートになっていますか?

どのクロッキングモードにいるか確認してください。

ソースからクロック信号を受信していますか?

Discrete4SC のコントロールパネル上の該当するロックライトが点灯していることを確認してくださ

い。

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可能であれば別のケーブルと別の電源を試してください。コントロールパネルの配線を確認してく

ださい。

信号経路は正しく配線されていますか?

ルーティングミキサーに信号をルーティングしている場合は、対応するフェーダーが起動しているこ

とを確認してください。コントロールパネルの該当するピークメーターをドロップダウンメニューで

選択して確認し、関連する信号が受信されているか、または出力されているかを確認します。

DAW

DAWのバッファサイズはいくつですか?

それが非常に低い、すなわちあなたのバッファサイズが 128 サンプルより少ない場合は、それを増

やしてみてください。

DAWの入力と出力のルーティングは正しいですか?DAWの環境設定の関連するサウンドカードセクションで Discrete4SCデバイスが選択されていますか?

Discrete4SC が DAW に表示されない場合は、USB2.0/TB ケーブルを抜き差ししてみてください。その後、コンピュータを再起動してください。 後に、ファームウェア、ドライバ、ランチャーを

再インストールしてみてください。