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血液細胞の生成と遣伝子工学ヒトの本来のタンパク質性ホルモンを医薬品として開発 成長ホルモン、インスリン、インターフェロン、。。。。。
通常は微量に存在。ヒトから抽出して製品化する事は困難。 (血液製剤はウイルスの混入が危惧される。)
白血球を作るホルモン(サイトカイン) 非常に微量ヒトのホルモンの遺伝子をクローン化他の生物の細胞(ネズミの細胞、大腸菌)で、クローン化した遺伝子を用いて、ヒトのホルモンを大量生産 ⇒ 医薬品(生物製剤)
血液細胞赤血球 O2, CO2 の運搬白血球 外来からの感染から個体を守る血小板 (巨核球細胞の断片) 血液凝固
白血球リンパ球 (T細胞、B細胞、NK細胞) 免疫反応単球 -> マクロファ-ジ血管外に出て死細胞を貪食する。
顆粒球 顆粒球を含む細胞 好中球 感染した細菌を貪食して殺す 好塩基球 ヒスタミンを分泌 好酸球 寄生虫を殺す。アレルギ-反応を調節
(それぞれ、中性、塩基性、酸性の色素で染まりやすい細胞)
好中球リンパ球
血小板好酸球単球
赤血球
Romanowsky stain
骨髄白血球
赤血球
多能性幹細胞
血液細胞の生成
すべての血液細胞は一種類の共通の細胞から分化してできる。
好中球
好酸球
好塩基球
マクロファージ
巨核球 血小板
T細胞
B細胞
末梢血
骨髄
Spleen Colony Assay
血液細胞の死滅死亡
X線
正常なネズミから骨髄細胞を注射
1/104 の細胞で、血液のもととなる細胞が存在(多能性)造血幹細胞
脾臓にこぶそれぞれのこぶはもととなる1つの細胞からできた血液細胞のかたまり
生存新たな血液細胞の生成(2週間後)
骨髄細胞をくわえる
骨髄ストローマ細胞をうえたシャーレ ストローマ細胞の上に血液の細胞群(コロニー)が形成される。 1ヶの骨髄細胞が増殖してかたまりとなった
in vitro colony assay
血液の細胞群(コロニー)は形成されない 骨髄細胞は増殖しない。
骨髄細胞をくわえる
骨髄ストローマ細胞をうえていないシャーレ (軟寒天培地)
骨髄
ストローマ細胞
骨髄ストローマ細胞から何らかのホルモンが分泌されている。colony-stimulating factor (CSF)
ストローマ細胞
骨髄ストローマ細胞をうえていないシャーレ (軟寒天培地)
骨髄細胞をくわえる
erythropoietin
骨髄ストローマ細胞をうえていないシャーレ (軟寒天培地)
骨髄細胞をくわえる
G-CSF
赤血球コロニーの形成
白血球コロニーの形成
colony-stimulating factor の探索
erythropoietin (EPO), G-CSF, IL-3, GM-CSF .....血球細胞の増殖、分化を誘導するホルモン (サイトカイン)
好中球
赤血球
多能性幹細胞
好酸球
好塩基球
血小板
マクロファージ
T細胞
B細胞
作用するホルモンの組み合わせでそれぞれの血液細胞に分化する。
G-CSF
成熟血液細胞白血球・赤血球
EPO
M-CSF
TPO
白血球(好中球)はどのようにして作られるか好中球 細菌を貪食し殺し生体を細菌感染から守る
全白血球の70%以上をしめる
骨髄中で、G-CSF というサイトカイン(ホルモン)により、ひとつの細胞(造血幹細胞)から分化してできる。
G-CSF 分子量2万 糖タンパク質血液中に非常に微量に存在
1986年 医科学研究所、中外製薬 遺伝子のクロ-ニング生物製剤 クローン化した遺伝子を使い培養細胞(中外製薬)や大腸菌で人工的に大量に生成
制がん剤投与後の好中球回復骨髄移植後の好中球回復国内 年間100億円以上の売り上げ
成熟好中球細菌を貪食生体防御
G-CSF
G-CSF 受容体
前駆細胞