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1.教育目標 血液凝固・止血機構のメカニズムと出血傾向・血栓傾向をきたす様々な疾患の病態を学習する。 特に血友病及び類縁疾患の遺伝子解析と、凝固因子インヒビター発生時の免疫応答について解析する。また、 特発性血小板減少性紫斑病における抗血小板抗体の産生と、血小板膜糖蛋白抗原に対する免疫応答についても解 析を行う。 これらの解析から、治療への反応性、再発の可能性の予測が可能かどうかについても検討する。 2.到達目標 ⑴ 血友病患者、保因者の遺伝子異常が検出できる。 ⑵ 凝固因子インヒビター発生患者の凝固因子に対する免疫反応の定量的評価ができる。 ⑶ 特発性血小板減少性紫斑病における抗血小板抗体の同定ができる。 ⑷ 特発性血小板減少性紫斑病における抗血小板膜糖蛋白抗原に対する免疫反応の定量的評価ができる。 3.評価方法 期末に行う口頭試問により、血液凝固・止血機構のメカニズムと出血傾向・血栓傾向をきたす様々な疾患の病 態についての知識を評価する。 定期的に研究カンファレンスを開催し、進捗状況を評価する。 4.教科書・参考書 特に定めないが、必要に応じて、参考資料を配付する。 5.準備学習 最新の造血細胞移植に関するreviewを3件、読んで理解しておく。 Thrombosis and Hemostasis 血栓止血学 ― 40 ―

血栓止血学 Thrombosis and Hemostasis1.教育目標 血液凝固・止血機構のメカニズムと出血傾向・血栓傾向をきたす様々な疾患の病態を学習する。特に血友病及び類縁疾患の遺伝子解析と、凝固因子インヒビター発生時の免疫応答について解析する。また、

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Page 1: 血栓止血学 Thrombosis and Hemostasis1.教育目標 血液凝固・止血機構のメカニズムと出血傾向・血栓傾向をきたす様々な疾患の病態を学習する。特に血友病及び類縁疾患の遺伝子解析と、凝固因子インヒビター発生時の免疫応答について解析する。また、

1.教育目標

血液凝固・止血機構のメカニズムと出血傾向・血栓傾向をきたす様々な疾患の病態を学習する。

特に血友病及び類縁疾患の遺伝子解析と、凝固因子インヒビター発生時の免疫応答について解析する。また、

特発性血小板減少性紫斑病における抗血小板抗体の産生と、血小板膜糖蛋白抗原に対する免疫応答についても解

析を行う。

これらの解析から、治療への反応性、再発の可能性の予測が可能かどうかについても検討する。

2.到達目標

⑴ 血友病患者、保因者の遺伝子異常が検出できる。

⑵ 凝固因子インヒビター発生患者の凝固因子に対する免疫反応の定量的評価ができる。

⑶ 特発性血小板減少性紫斑病における抗血小板抗体の同定ができる。

⑷ 特発性血小板減少性紫斑病における抗血小板膜糖蛋白抗原に対する免疫反応の定量的評価ができる。

3.評価方法

  期末に行う口頭試問により、血液凝固・止血機構のメカニズムと出血傾向・血栓傾向をきたす様々な疾患の病

 態についての知識を評価する。

  定期的に研究カンファレンスを開催し、進捗状況を評価する。

4.教科書・参考書

特に定めないが、必要に応じて、参考資料を配付する。

5.準備学習

最新の造血細胞移植に関するreviewを3件、読んで理解しておく。

Thrombosis and Hemostasis血栓止血学

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Page 2: 血栓止血学 Thrombosis and Hemostasis1.教育目標 血液凝固・止血機構のメカニズムと出血傾向・血栓傾向をきたす様々な疾患の病態を学習する。特に血友病及び類縁疾患の遺伝子解析と、凝固因子インヒビター発生時の免疫応答について解析する。また、

(第1学年・夜間開講)

月19:25

20:40通年 4 講義 血 液 学 血液疾患の診断と治療

小川主任教授日 笠 講 師岡 田 講 師海 田 助 教

カンファレンス ル ー ム

火18:00

20:30通年 4

実験(臨床)

研究血 液 学 凝固異常症の遺伝子診断 日 笠 講 師 共 同 研

水18:00

19:15通年 4 演習 内 科 学・

血 液 学症例検討および文献抄読症例の診断と治療

小川主任教授日笠講師池亀講師

相馬臨床准教授岡田講師玉置講師

カンファレンス ル ー ム

木18:00

20:30通年 4

実験(臨床)

研究再 生 医 療 骨髄、末梢血、臍帯血から幹細胞

の分離・精製日 笠 講 師岡 田 講 師 共 同 研

金18:00

20:30通年 4

実験(臨床)

研究移 植 学血 栓 止 血

組織適合抗原の基礎と臨床血液凝固の基礎と臨床 澤 田 助 教 共 同 研

(第2学年・昼間開講)

月13:00

14:15半年 2 演習 内 科 学・

血 液 学 症例検討および文献抄読 小川主任教授 カンファレンス ル ー ム

火10:45

12:00通年 4 講義 血 液 学 症例検討および文献抄読

症例の診断と治療日 笠 講 師澤 田 助 教

カンファレンス ル ー ム

水9 :30

12:00通年 4

実験(臨床)

研究再 生 医 療 骨髄、末梢血、臍帯血から幹細胞

の採取および精製岡 田 講 師池 亀 講 師 共 同 研

(第2学年・夜間開講)

月18:00

20:30通年 4

実験(臨床)

研究再 生 医 療 幹細胞の in vitro における分化

血管内皮幹細胞分化 澤 田 助 教 共 同 研

水18:00

19:15半年 2 演習 内 科 学・

血 液 学症例検討および文献抄読症例の診断と治療

小川主任教授日笠講師池亀講師

相馬臨床准教授岡田講師玉置講師

カンファレンス ル ー ム

木18:00

19:15通年 4 講義 内 科 学・

血 液 学 血液疾患の遺伝子学的診断 小川主任教授 カンファレンス ル ー ム

(第1学年・昼間開講)

曜日 時 間 期間 単位 授 業区 分 項  目 内     容 担 当 者 場 所

月13:00

14:15通年 4 演習 内 科 学・

血 液 学 症例検討および文献抄読 小川主任教授 カンファレンス ル ー ム

9 :30

12:00通年 4

実験(臨床)

研究再 生 医 療 骨髄、末梢血、臍帯血から幹細胞

の採取および精製岡 田 講 師池 亀 講 師 共 同 研

13:00

14:15通年 4 講義 内 科 学・

血 液 学 血液疾患の遺伝子学的診断小川主任教授日笠講師池亀講師

相馬臨床准教授岡田講師玉置講師

カンファレンス ル ー ム

木9 :30

12:00通年 4

実験(臨床)

研究再 生 医 療 幹細胞の in vitro における分化

血管内皮幹細胞の分化日 笠 講 師岡 田 講 師 共 同 研

金13:00

15:30通年 4

実験(臨床)

研究移 植 学血 栓 止 血

組織適合抗原の基礎と臨床血液凝固の基礎と臨床 澤 田 助 教 共 同 研

【血栓止血学】

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