よくわかる！介護職員処遇改善加算完全ガイド...処遇改善加算における賃金改善実施期間は原則4月（年度の途中で加算を取得する場

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介護職員処遇改善加算

完全ガイド

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最終更新日：2017/9/1

もくじ

・介護職員処遇改善加算とは？・加算率は？・加算の仕組み・加算取得の流れ・加算の算定要件・平成28年通知の一部改正について・最後に・平成29年度介護報酬改定の概要について・介護職員処遇改善加算についてのよくあるQ&A



介護職員処遇改善加算とは？

介護職員処遇改善加算とは、介護職員の給与を月額平均1.5万円相当引き上げる目的で平成21年度補正予算において創設された「介護職員処遇改善交付金」が原型になっており、これを継続する形で平成24年度から新たに、介護報酬の加算として位置づけられました。

さらに平成27年度の報酬改定において、職員の資質向上の取り組み、雇用管理の改善、労働環境の改善の取り組みを推し進めるため、さらに月額平均1.2万円相当を上乗せ評価する新たな区分が加えられました。

これらの加算を比較すると次ページの図のとおりになります。キャリアパス要件①及び②ならびに新たな定量的要件（現：職場環境等要件、以下同じ）の全てを満たす場合、新たな加算区分Ⅰを算定することができ、職員の給与は最大で月額平均2.7万円相当引きあがります。



出典元：第１１９回社会保障審議会介護給付費分科会資料資料１－２平成27年度介護報酬改定の概要（案）骨子版http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000073442.html



http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000073442.html

この加算は介護職員の待遇改善を目的としているため、介護職員の賃金（給与・賞与・手当等）に反映されなければいけません。そのため、この加算で得た売上は、物品の購入や職員の福利厚生など、職員の賃金改善以外の用途に充てることはできません。また、当加算の賃金改善の対象としているのは、「介護職員」であるため、介護職員の配置が想定されていない以下のサービスについては、当加算の対象外となっています。

・（介護予防）訪問看護

・（介護予防）訪問リハビリテーション

・（介護予防）居宅療養管理指導

・（介護予防）福祉用具貸与

・特定（介護予防）福祉用具販売・居宅介護支援・介護予防支援



加算率は？

加算率はサービスごとに異なります。平成27年度制度改正により地域密着型通所介護が新たに創設（平成28年4月1日施行）されたため、平成28年4月時点では左表のとおりとなっていました。

出典元：介護保険最新情報vol.542



加算の仕組み

・介護報酬総単位数×サービス別加算率（P.6表1参照）×1単位単価

サービス別の基本サービス費に各種加算減算（特定事業所加算や同一建物減算等）を加えた1日当たりの総単位数に、サービス別加算率（訪問介護なら8.6%等）を乗じ、1単位の単価を乗じた額が加算額となります。

なお、この加算は、区分支給限度基準額の算定対象からは除外されていますが、利用者の負担は増える形となります。



加算取得の流れ

①計画書の作成②職員への周知③計画書の提出（②と③は順番が入れ変わっても問題ありません）④賃金改善の実施⑤報告書の提出

介護職員処遇改善計画書を作成し、すべての介護職員に賃金改善等の内容を周知するとともに、都道府県もしくは市区町村（以下、指定権者）に届け出た上で、加算の算定額を上回る賃金改善を実施し、事業年度ごとに報告書を指定権者に提出しなければなりません。



処遇改善加算における賃金改善実施期間は原則4月（年度の途中で加算を取得する場合、当該加算を取得した月）から翌年の3月までと定められています。そのため、次年度の介護職員処遇改善計画書の届出については、通常2月末までに指定権者に届出を行わなければなりません（介護報酬改定の年度は、ずれ込むことがあります）。

例平成28年度分を算定する場合、平成28年2月末までに提出する必要がある

また、各事業年度における最終の加算の支払いがあった月の翌々月の末日までに、指定権者に対して、「介護職員処遇改善実績報告書」を提出しなければなりません。この「最終の加算の支払いがあった月の翌々月」とは、年度最終月である3月分の加算支払いが5月となるため、その「翌々月」は7月となります。つまり、7月末までに指定権者に前年度の実績報告をする必要があるということになります。

なお、計画書や報告書の作成において複数の介護サービス事業所等を有する介護サービス事業者等（法人である場合に限る）である場合や、介護サービス事業所等ごとの届出が実態に鑑み適当でない場合、当該介護サービス事業者等が一括して計画書や報告書を作成することができます。ただし、届出はそれぞれの指定権者に必要となりますので注意してください。



加算の算定要件

加算の算定要件には、・労働に関する法令に違反し、罰金以上の刑に処せられていないこと・労働保険料の納付が適切に行われていることも挙げられています。

そのため、計画書の提出時に「労働保険関係成立届等の納入証明書等」を提出する必要があります。

さらに、賃金改善額は当加算の加算額を上回る額でなければなりません。その確認のため、計画書では処遇改善加算額の見込み額と賃金改善額の見込み額を記載する必要があり、実績報告書では処遇改善加算額の総額と賃金改善額の総額を記載することとなります。



前述のとおり、加算Ⅰを算定する場合は、キャリアパス要件Ⅰ、Ⅱ、定量的要件の3要件全てを満たす必要があります。




キャリアパス要件Ⅰには、P.11の表のとおり①～③の要件が定められています。この文言のみを見ると大がかりな職責制度の導入などが必要と感じるかもしれません。しかし、小規模な事業所、例えば訪問介護事業所であれば、「管理者、サービス提供責任者（以下、サ責）、正社員ヘルパー、パートヘルパー」など、役職や資格、勤務体系等に応じた任用要件について、管理者やサ責は介護福祉士以上等と定め、賃金体系は現在すでに運用しているものを就業規則等に記載しておくなどすれば、当要件を満たすことになります。

要件Ⅱでは④及び⑤を満たす必要があります。【計画書記載例】④利用者のニーズに応じた良質なサービスを提供するために、介護職員の介護技術とコミュニケーション能力の向上に努める。

⑤ア：研修計画に基づく研修を行うほか、勤続 2 年未満の職員に対し、経験者が日常業務の中で技術指導・相談を行うとともに、月１回ケアカンファレンス・事例検討等を行う。また、取組状況にかかる個別面談等を行い、管理者等が評価を行う機会を設ける。

イ：研修受講のための勤務シフトの調整、費用（交通費、受講料等）の援助』※記載例出典元：大阪市福祉局高齢者施策部介護保険課」




計画書における「職場環境等要件」とは、定量的要件のことを指し、左表のとおり、選択肢の中から○をつける形となっています。前述のとおり、当加算は職員の資質向上の取り組み、雇用管理の改善、労働環境の改善の取り組みを推し進めることを目的とした加算であり、その取り組み状況を確認する項目となっています。



平成28年通知の一部改正について

先般発覚した「旭川高齢者グループホーム」が行っていた介護職員処遇改善加算の不正受給の影響を受け、地域密着型通所介護の施行と合わせて、平成28年4月1日に当加算の取扱いに関する厚生労働省老健局長通知「介護職員処遇改善加算に関する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について」（老発0331第34号平成27年3月31日付）の一部が改正されました。

当改正により「介護職員処遇改善計画書」および「介護職員処遇改善実績報告書」の様式に『虚偽の記載や、介護職員処遇改善加算の請求に関して不正を行った場合には、支払われた介護給付費の返還を求められることや介護事業者の指定が取り消される場合があるので留意すること。』という一文が記載されることとなりました。

また、指定権者の指導や確認が、より厳格に行われるよう、当加算の取扱いに関して「加算の取得要件の周知・確認等について」という新たな項目が設けられました（次ページ参照）。



出典元：厚生労働省老健局長通知『「介護職員処遇改善加算に関する基本的考え方並びに事務処理手順及び様式例の提示について」の一部改正について』（老発0401第2号平成28年4月1日）



最後に

2016年4月26日に開催された1億総活躍国民会議において、安倍首相が介護職員の給与を1万円上げる考えを示し、実際に平成29年度の臨時介護報酬改定において、介護職員処遇改善加算が強化されました。

この報酬改定により、当加算を算定している事業所と、そうでない事業所では、介護職員の賃金に最大で37,000円／月もの差が出ることとなります。

当加算の算定は、人材の確保や定着に大きな影響を与える可能性がありますので、地域の求人・求職状況や競合事業所の動向等をふまえ、十分に検討する必要があります。



平成29年度介護報酬改定の概要について



平成29年度介護報酬改定のポイント

平成29年度の介護報酬改定は、平成28年8月2日に閣議決定された「未来への投資を実現する経済対策」における「一億総活躍社会の実現の加速」の一環として、「介護人材の処遇改善」を図るため、3年度ごとの介護報酬改定とは別に、臨時介護報酬改定として実施されたものです。

この改定は、昇給と結びついた形でのキャリアアップの仕組みの構築を促すことを目的としており、介護職員処遇改善加算に新たな加算区分が設けられました。新しい区分Ⅰの算定要件は、「経験若しくは資格等に応じて昇給する仕組み又は一定の基準に基づき定期に昇給を判定する仕組みを設けること（就業規則等の明確な書面での整備・全ての介護職員への周知を含む）」とされています。また、改定率は、月額平均1万円相当の処遇改善につながる1.14％のプラス改定となりました。

新しい加算の区分、加算率については次ページ以降で紹介します。



出典元：第１３５回社会保障審議会介護給付費分科会資料資料１平成29年度介護報酬改定の概要（案）

http://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-12601000-Seisakutoukatsukan-Sanjikanshitsu_Shakaihoshoutantou/0000148970.pdf



加算の区分、及び要件の概要は、以下の通りです。

出典元：第１３５回社会保障審議会介護給付費分科会資料資料１平成29年度介護報酬改定の概要（案）




加算率は、以下の通りです。

キャリアパス要件Ⅲ：キャリアアップと昇給の仕組みのイメージ



出典元：第１３２回社会保障審議会介護給付費分科会資料資料１介護人材の処遇改善について


介護職員処遇改善加算

よくあるQ&A



介護職員処遇改善加算よくあるQ&A

介護職員処遇改善加算についてのよくあるQ&Aをまとめました。

厚生労働省から出ているQ&Aの文章を基に作成しておりますが、疑義が生じた場合は必ず所管の指定権者にお問合せください。



計画書の提出期限は？

計画書の提出期限は原則、前年度の2月末までとなっています。

例平成28年度の加算を算定する場合は平成28年2月末までに提出

平成27年度介護報酬改定の際は処遇改善加算の内容決定が大幅にずれ込んだため、多くの指定権者が提出期限を4月末までとする経過措置を取りました。



賃金改善期間は？

加算を算定するための賃金改善実施期間は、原則4月から翌年の3月までです。

ただし、例えば4月から新たに加算を算定する事業所の場合、国保連からの加算額の支払いが6月からとなるため、賃金改善実施期間を6月～翌年5月までとするなどの対応が可能です。

したがって、上記の場合、介護職員処遇改善計画書の「（１）賃金改善計画について」の「②介護職員処遇改善加算算定対象月」には「平成28年4月～平成29年3月」と記載し、「⑦賃金改善実施期間」には「平成28年6月～平成29年5月」と記載することになります。



実績報告書の提出期限は？

各事業年度における最終の加算の支払いがあった月の翌々月の末日までに、実績報告書の提出をする必要があります。

基本的に加算対象月の最後のサービス提供月が3月となりますので、国保連からの支払いが5月となり、2ヶ月後の7月末が提出期限となります。

なお、期限までに実績報告を行わない場合は加算の算定要件を満たしていない不正請求と判断され、全額返還となる可能性がありますのでご注意ください。



職員への周知方法は？

賃金改善等の計画書を職員に周知させる必要がありますが、周知方法については様式などが定められているわけではなく、各法人、事業所の裁量に任されています。

掲示板への提示や全職員への文書の配布、回覧形式で押印により確認する方法などが一般的です。

なお、掲示した文書等は実地指導の際の根拠資料として適切に保管しておきましょう。



賃金改善を行う賃金項目などの内容を変更した場合の届出の必要性は？

計画書の内容等に変更があった場合には、必要な事項を記載した変更の届出を行う必要性があります。

ただし、加算取得に影響のない軽微な変更については、必ずしも届出を行う必要はありません。

そのため、賃金改善の見込み額の変更や、計画を上回る加算額の取得にともない、賃金改善項目や金額を増やす等の対応を行った場合などは変更届を出す必要はありません。これは実績報告の際に、変更となった内容を報告することで足りるとされているためです。



実績報告で賃金改善額が加算額を下回った場合は？

加算の算定要件として、賃金改善額が加算による収入額を上回ることとされているため、下回ることは想定されていません。仮に下回ってしまった場合は、一時金や賞与として支給するなどの対応が必要となります。

なお、平成23年度まで実施された介護職員処遇改善交付金は、余った額を返還することが可能でしたが、介護職員処遇改善加算では、そのような取扱いはされていません。

また、本来の用途とは関係のない支払いに充てていたり、事業者の収益にしているなど、悪質な事例については、加算の算定要件を満たしていない不正請求として、全額返還となりますのでご注意ください。



計画書や報告書は事業所ごとに提出する必要があるのか？

当加算は原則、事業所ごとの届出となりますが、介護サービス事業所等を複数運営している場合（例訪問介護と通所介護等）（法人である場合に限られます）や介護サービス事業所ごとの届出が実態に鑑み適当でない場合は、一括して作成することが可能です。

また、同一の就業規則により運営されている場合に、地域ごとや介護サービスごとに作成することも可能です。例えば、「株式会社○○がA市でA訪問介護事業所を、B市でB訪問介護事業所を、同一の就業規則で運営している場合」は、一括で作成することが可能です。

なお、複数事業所を一括で作成する場合で、都道府県をまたぐ場合は、事業所の一覧（添付資料1）、都道府県状況一覧（添付資料2）、市町村状況（添付資料3）を添付する必要があり、同一県内の場合は事業所の一覧（添付資料1）、市町村状況（添付資料3）を添付する必要があります。



賃金の改善方法は？

賃金の改善方法については各法人、事業所の裁量に任されており、厚生労働省はＱ＆Ａにおいて、基本給で実施されることが望ましいとしています。しかし、基本給のみで賃金改善を行った場合、仮に当加算が廃止になった際の対応が困難となるため、一定程度は賞与や各種手当などにより賃金改善を行うことでリスクを回避することが可能です。例えば処遇改善加算手当や年末年始手当などの賃金項目での対応も可能です。

また、賃金改善にともない法定福利費が増加した際の事業主負担増加分については、賃金改善額に含んで取扱うことが可能です。

なお、職員の福利厚生や物品の購入などは、介護職員の賃金改善には該当しないため、これらに要した費用を賃金改善額に含めることはできません。



加算の配分方法について、一部の職員を対象外にすることは可能か？

加算の算定要件は、賃金改善に要する額が加算による収入を上回ることであるため、事業所（法人）全体での賃金改善が要件を満たしていれば、一部の介護職員を対象としないことは可能です。

例えば、賞与での配分の際に、評価制度にもとづき職員ごとに金額が異なることは当然認められ、評価が低い職員には配分されないことも問題はありません。また、賞与により賃金改善を行う場合に、賞与の支給前に退職した職員に対して配分する必要もありません。

ただし、賃金改善の内容やその配分方法について、全職員に対して事前に周知されていない場合、トラブルの原因となりますので、十分ご注意ください。

また、介護職員に派遣労働者がいる場合には、派遣労働者を賃金改善の対象とすることも可能です。その際は、賃金改善を行う方法等を派遣元と相談したうえで決定する必要があります。また、計画書および実績報告書は、派遣労働者も含めて作成する必要があります。



管理者やサービス提供責任者などは対象になるのか？

当加算は介護職員を対象とした処遇改善を目的としているので、専従の管理者に対する賃金改善を算定の対象とすることは出来ません。

しかし、例えば訪問介護において、管理者が訪問介護員を兼務する場合や、サービス提供責任者が訪問介護員を兼務する場合などは、介護職員としての業務を行っているため、対象とすることが可能です。

ただし、一部の指定権者では、介護職員以外の職務を兼務する職員に対する賃金改善を対象とする際の取扱いについて、独自の指導を行っている場合もありますので、詳細は所管の指定権者に必ずお問合せください。



非常勤職員も対象になるのか？

非常勤職員であっても、実務的に介護業務に従事していれば対象になります。

また、法人の役員であっても、介護職員としての勤務実態があれば対象となります（ただし、この場合は「役員報酬」だけでなく、労働の対価として「給与」が支払われている必要があります）。

なお、専従の事務員や運転手など、介護職員としての勤務実態がない場合は対象にはなりません。



賃金改善の比較対象となる賃金水準は、いつ時点のものか？

賃金改善は、加算を取得していない場合の賃金水準と、加算を取得し実施される賃金水準の改善見込額との差分を用いて算定されることになります。

・平成26年度以前に加算を取得していた事業者の場合次のいずれかの賃金水準から選択することができます。①加算を取得する直前の時期の賃金水準（介護職員処遇改善交付金を取得していた場合は、交付金による賃金改善の部分を除く）。

②加算を取得する月の属する年度の前年度の賃金水準（加算の取得による賃金改善の部分を除く）

・平成26年度以前に加算を取得していない事業者の場合加算を取得する月の属する年度の前年度の賃金水準



介護予防訪問介護・通所介護が総合事業へ移行した場合の取扱いは？

介護予防・日常生活支援総合事業へ移行した場合は、保険給付としての介護職員処遇改善加算は取得できません。





■おわりに

加算の取得をご検討される事業所様の多くは、より安定した介護経営を目指していることかと思います。カイポケは、介護に特化した「経営支援サービス」として、保険請求業務だけでなく、ICT化

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本資料は、作成日時点の情報をもとに、これから加算取得をご検討される事業者様向けに、指定権者へのご相談の前提となる情報をご確認いただくことを目的としています。そのため、関連するQ＆Aや解釈通知等を全て網羅しているわけではございません。また、指定権者によって加算の算定に関する書式や取扱い、指導内容

等が異なる場合があり、本資料の内容は加算取得を保証するものではございませんので、ご了承ください。詳細については、所管の指定権者にお問い合わせください。

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よくわかる！ 介護職員処遇改善加算 完全ガイド...処遇改善加算における賃金改善実施期間は原則4月（年度の途中で加算を取得する場

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