レモンスクイーザー

LEMON LEMON SQUEEZERSQUEEZER

2010vol.006Apr

特集

04

A to Z 完成！A to Z 完成！デザインバリエーションデザインバリエーション

デザインコンシャスプロダクト時の長さを実感する“24時間時計”これでも時計です“プロジェクション・クロック”あえて反射“Dancing on th water”ぐるぐるぐるぐる“ミラースパイラルウォールクロック”

陸屋根ではなく

　多くのお客様にユニテハウスを気に入っていただけるようにファサードデザインを増やすプロジェクトが今年の2月から始まりました。最初に考えたのは屋根形状でした。陸屋根がユニテらしさでもあり、それ以外の屋根が果たしてユニテにマッチするか、不安を抱きながらプロジェクトは進んでいきました。いくつか案は出ましたが最終的に残ったのは切妻、片流、そして個性的なデザインのＲ屋根でした。これらと既存の陸屋根の計4タイプでデザインの検討が進んでいきました。

ファサードをどうするか

　屋根が決まったところでファサードデザインの検討に入っていったわけですが、最初はなかなかうまくいきませんでした。屋根を変えてもユニテのすっきりとした感じを損なわないように検討を重ねていきました。ボツになったものをあわせればおそらく100案くらいが出たのではないかと思います。そのほとんどはボツ案となり世に出ることはありません。案をたくさん考えるのも大変ですが、さらに大変なのがこの選定作業だと思います。

ユニテユニテハウスDesignDesign A to Z

HungaryItary

Denmark

New Zealand

Egypt

最初から外観を14タイプつくるというのは決まっていましたから、選ぶのは本当に苦労しました。ボツにすのがおしいデザインがいくつもあったと思います。

アルファベットの意味

　意味というとちょっと大げさですが、外観のイメージにそれぞれ付けられたＡからＮまでのアルファベットは、その画像の背景のロケーションを意味しています。Ａならアメリカ(America)、Ｂならブラジル(Brasil)といった具合です。イメージ画像を作るときに一番悩むのは背景をどうするかということです。それぞれに違いが出ないと面白みがないですし、かといって14種も背景を考え出すといことも大変難しいものです。こういう時は何か法則が必要です。ＡからＺまでのアルファベットをしばらく眺めていて思いついたのが国名の頭文字でした。すぐにネットで調べだして、ＡからＮまでならこの構想が可能だとわかりました。ちなみにこれがＡからＺまででしたら無理だったでしょう。さすがにＸからはじまる国名はなでしょうから。

　

ハウスユニテハウス A to ZDesign A to Z

FrenceGermanyy

Japan

America

China

Mexico

Brazil

Korea

Lao

インテリアのテイスト

　インテリアのデザイン提案は12種類。もともと弊社には“7つのテイスト”というものがあったので、それをベースにすることができました。12のテイストをつくると決まったとき、ピンときたのが2時間刻みで24時間を表現するということ。テイストには夜の雰囲気があっているものもありましたので逆に好都合でした。HPに掲載の画像には、左上にそのイメージの時間が記載してあります。また、どの画像にも時計が置いてあり、きちんとその時間を表示しています。小さくて見えにくいものもありますが、探してみてください。

詳しくはホームページをご覧下さい。URL : http://unitehouse.jp

制作後記

　期間が短い中で良くここまで作れたなというのが正直な感想です。こうすれば良かったといったものはいくつかありますが、とにかく間に合ってよかったです。ＨＰを組んでいただいた白崎さんにも大変がんばっていただきました。この場を借りてお礼申し上げます。

ユニテハウスDesign A to Z

Prairie

Simple Modern

Mid century

Early American Log

Tudor Georgian

Modern RC Provence Asian

J Modern Scandinabian

Design Conscious Product

時の長さを実感する

24時間時計これでも時計です

プロジェクション・クロック

ぐるぐるぐるぐる

ミラースパイラルウォールクロックあえて反射

dancing on the water

誰が決めたのかはわかりませんが、時計の短い針が2回転すると1日というのは常識です。1日なのに2回というのはどうなんでしょう。1日１回のほうがどう考えてもわかりやすい。でも今までやろうとした人はあまりいませんでした。大抵の人は睡眠時間を入れて24時間単位で活動しているはずです。であればきっと1回転が気に入るはずです。１回しか回ってこないことで、時間の重みが増したような気がするはずです。

初めて見たとき、私はドライヤーに見えてしまいました。あなたは何に見えましたか。この大砲のようにも見える物をいくら眺めても時間はわかりません。これは一種のプロジェクターです。壁に光の時計を映し出す、なんとも素敵な時計なのです。光源にはLEDを使用しているので、熱くならず長寿命。時計サイズもレンズ部分で手軽に調節が出来るため、いろいろな場所に置いてお使いいただけます。

この商品名だけを見て時計とわかる人はまずいないでしょう。見た目は何気ないデジタル時計ですが、鏡面加工の漆塗りの盤面にデジタル数字を映りこませて時間を見るという仕組みになっています。上品な漆塗りに映る数字は、まるで水面に映る風景のようにも見えるでしょう。これでやっと商品名につながりましたね。日本の伝統工芸が、形はどうあれ私達の生活に実用品として存在することってすごいと思います。もっとこんな商品が増えていくことを願っています。

時間の見易さは関係ない。とにかくインパクト。一目見ただけで見た人に強烈な印象を抱かせるのが目的、そんな自己主張型なデザインの時計です。ぐるぐる模様のデザインだけでは飽き足らず、時計自体がミラーにすることで周囲のものが移りこんで時間がよけい見えにくくなっています。でもそんなことは関係ありません。とにかく個性的なものをという方におすすめの時計です。