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Trimble Business Center(TBC)
操作ガイド
株式会社ニコン・トリンブル
2011 年 11 月 Rev.A
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
- 1-
はじめに
本書では、TBCで静止測量・VRS観測における解析とレポート出力・座標データ出力についての基本的
な操作方法を説明しています。
詳しい設定・操作方法はヘルプなどを参照してください。
■ □■ 目 次 ■□■
準備準備準備準備 .............................................................................................................................................................. 2
プロジェクトフォルダの準備 ................................................................................................................... 2
静止測量データや後処理キネマティック(PPK)データのダウンロード ............................................. 2
VRSデータのダウンロード ..................................................................................................................... 2
システムの起動と終了システムの起動と終了システムの起動と終了システムの起動と終了 ................................................................................................................................. 4
システムを起動する ................................................................................................................................. 4
新規プロジェクトを作成する ................................................................................................................... 4
座標系を設定する ..................................................................................................................................... 4
システム(プロジェクト)を終了する .................................................................................................... 6
静止測量による解析をする静止測量による解析をする静止測量による解析をする静止測量による解析をする .......................................................................................................................... 7
観測データをインポートする ................................................................................................................... 7
固定局データを入力する .......................................................................................................................... 8
基線解析の設定をする ............................................................................................................................ 10
解析を実行する ....................................................................................................................................... 11
解析結果を考察する ............................................................................................................................... 11
VRSVRSVRSVRS観測データを処理する観測データを処理する観測データを処理する観測データを処理する ....................................................................................................................... 13
観測データをインポートする ................................................................................................................. 13
座標を確認する ....................................................................................................................................... 14
座標をエクスポートする座標をエクスポートする座標をエクスポートする座標をエクスポートする............................................................................................................................ 16
ファイルフォーマットの作成方法 ......................................................................................................... 17
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
- 2-
準備準備準備準備
プロジェクトフォルダの準備
本システムで使用するプロジェクトを保存するフォルダを任意に準備してください。
本書では、マイドキュメント内の「Trimble Business Center」というフォルダにサブフォルダ「Project」
を作成し現場毎にフォルダ管理する方法で説明します。
観測データのダウンロード
静止測量データや後処理キネマティック(PPK)データのダウンロード
受信機のメモリカードから、拡張子「t00」または「t01」のファイルを作成したプロジェクトフォルダ
にダウンロードします。
VRSデータのダウンロード
コントローラ(TSC2、TSC3など)で、データをエクスポートします。
コントローラを USB ケーブルで PC に接続し、Windows「ActiveSync」で同期を取ってエクスプロー
ラで観測ファイル(拡張子「dc」)を作成したプロジェクトフォルダにダウンロードします。
コントローラの操作
1. 処理するプロジェクト(ジョブ)を選択し、コントローラ(TSC2)のメイン画面から「ファイル」
をタップします。
2. 「インポート/エクスポート」をタップします。
プロジェクト毎にフォルダを用意します
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
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3. 「確定フォーマットファイルのエクスポート」をタップし、ファイル出力します。
Note.エクスポートしたファイルはコントローラ内の「マイWindowsMobile デバイス」-「TrimbleData」
-「Export」内に格納されます。ファイル名は job名です。
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
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システムの起動と終了システムの起動と終了システムの起動と終了システムの起動と終了
システムを起動する
1. 本システムのドングルをお使いの PCにセットします。
2. デスクトップにあるアイコン をクリックします。
(初期画面)
新規プロジェクトを作成する
1. メニューバー「ファイル」-「新規プロジェクト」をクリックします。
「新規プロジェクト」ダイアログが表示されます。
初期値のまま「OK」をクリックします。
座標系を設定する
1. メニューバー「プロジェクト」-「座標系の変更」をクリックします。
2. 座標系選択ダイアログが開きます。
「新しいシステム」を選択して「次へ」をクリックします。
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
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3. 「座標系とゾーン」を選択して「次へ」をクリックします。
4. 画面左部の「座標系グループ」より測地系を選択し、右部「ゾーン」から測地系内の原点番号を選
択します。(本書では、世界測地系 Ⅸ系を選択しています)
「次へ」をクリックします。
5. ジオイドモデルの有無を選択します。
必要に応じて選択してください。
Note.日本のジオイドモデルをしようする場合、ジオイドモデルを Trimble システム「Coordinate
System Manager」にインポートしておく必要があります。
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
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6. 「完了」をクリックします。
システム(プロジェクト)を終了する
1. メニューバー「ファイル」-「プロジェクトに名前を付けて保存」をクリックして、プロジェクトを
保存します。
はじめに用意したプロジェクトフォルダか新規にフォルダを作成して保存します。
2. 画面右上の「×」または、メニューバー「ファイル」-「終了」をクリックします。
Note
プロジェクトを保存しないで、終了しようとした場合、保存有無を聞いてきますので、必要に応じ
てプロジェクトを保存してください。
3. システムが終了します。
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
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静止測量による解析をする静止測量による解析をする静止測量による解析をする静止測量による解析をする
観測データをインポートする
1. メニューバー「ファイル」-「インポート」をクリックします。
画面右部にインポートダイアログが開きます。
2. 「インポートフォルダ」欄の「...」アイコンをクリックして、インポートする観測ファイルを保存
したフォルダを選択します。
3. ファイル選択欄からインポートするファイルを選択します。
4. 「インポート」をクリックします。
データチェックインダイアログが開きます。
観測ファイルを格納したフォルダを
選択します
フォルダ選択アイコン
shiftキーや ctrlキーを使って複数選択
できます
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
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5. データ内容を確認し、「OK」をクリックしてインポートします。
画面下部のタブでカテゴリ別に情報を確認できます。
画面左部「インポート」にチェックを付けたファイルがインポートされます。
固定局データを入力する
1. 「平面図」タブの画面から固定局データにする点をクリックして選択します。
2. 右クリックしてメニューから「プロパティ」をクリックします。
画面右部に点のプロパティが開きます。
点をクリックした後右クリックしてメ
ニューを開きます。
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
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3. プロパティ画面上部のアイコン (座標の追加)をクリックします。
プロパティ画面が「座標の追加」画面に切り替わります。
4. 座標タイプ欄から設定する座標タイプを選択した後、座標を設定します。
水平・垂直データ入力欄のアイコン「?」をクリックして「基準点の質」を選択します。
5. 「OK」をクリックして「座標の追加」画面を閉じた後、「プロパティ」画面下部の「閉じる」をク
リックしてプロパティを閉じます。
固定局に設定した点のプロットマークが「△」に変わったことを確認してください。
「基準点の質」を選択します
固定局を設定すると「△」表示になります
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
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基線解析の設定をする
1. メニューバー「プロジェクト」-「プロジェクト設定」をクリックします。
2. 「プロジェクト設定」画面が開きます。
左部より「ベースライン処理」を選択し、各項目に対する設定をします。
「全般」 :「軌道暦タイプ」項目で「ブロードキャスト(放送暦)」「精密暦」使用の設定をします。
「処理中」 :下記の選択ができます。
「解のタイプ」取得する解のタイプを選択
「周波数」解析に使用する周波数タイプの選択
「残差の生成」残差レポート出力の有無
「処理間隔」解析間隔の選択
「品質」 :解析精度のフラグ閾値の設定
「衛星」 :使用する衛星の選択
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
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解析を実行する
1. 「平面図」タブ内から解析する基線をクリックします。
Ctrlキーを使って複数選択できます。
2. 右クリックしてメニューから「ベースラインの処理」をクリックすると解析が始まります。
解析結果が、「ベースラインの処理」画面に表示されます。
3. 「保存」をクリックして結果を保存します。
保存したデータは青色で強調表示されます。
解析結果を考察する
解析結果を閲覧するには次の2つの方法があります。
基線を選択して閲覧する
1. 閲覧する基線をクリックして、メニューから「ベースライン」を選択します。
3行目の基線はフロート解の為保存の対象
になりません
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2. 基線が選択されたことを確認してその基線上で右クリックし、メニューから「処理レポート」を選
択します。
基線解析直後に、「ベースラインの処理」画面から閲覧する
1. ベースライン処理を実行し、「ベースラインの処理」画面から、閲覧する基線を選択します。
2. 「レポート」をクリックします。
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VRS観測データを処理する観測データを処理する観測データを処理する観測データを処理する
観測データをインポートする
1. メニューバー「ファイル」-「インポート」をクリックします。
画面右部にインポートダイアログが開きます。
2. 「インポートフォルダ」欄の「...」アイコンをクリックして、インポートする観測ファイルを保存
したフォルダを選択します。
3. ファイル選択欄からインポートするファイルを選択します。
4. 「インポート」をクリックします。
Note.TBC で設定した座標系とコントローラ(TSC2等)で設定したジョブの座標系が異なる場合、
下図が表示されます。座標系を確認して適切な項目を選択してください。
観測ファイルを格納したフォルダを
選択します
フォルダ選択アイコン
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
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データインポートが完了し、「平面図」タブにデータがプロットされます。
座標を確認する
1. 画面左部の「プロジェクトエクスプローラ」から「ポイント」ツリーを展開します。
2. 確認するポイントツリーを展開します。
3. 「座標(~)」を右クリックしてメニューから「プロパティ」をクリックします。(上図)
画面右部に座標のプロパティが表示されます。
本書の場合、同じ名称で 2 回観測した
データの為、2つ表示されています
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
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「プロジェクトエクスプローラ」から他のポイントを選択して座標確認が可能です。
4. 「閉じる」をクリックして終了します。
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
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座標をエクスポートする座標をエクスポートする座標をエクスポートする座標をエクスポートする
1. メニューバー「ファイル」-「エクスポート」をクリックします。
(図.1)
2. エクスポートするポイントを画面左部の「プロジェクトエクスプローラ」のポイントツリーまたは
「平面図」タブから選択します。(Shiftキーや Ctrlキーで複数選択できます)
Note.全て選択する場合、メニューバー「選択」-「全て選択」をクリックします。
3. 画面右部の「エクスポート」画面にある「ファイルフォーマット」欄から「カスタム」を選択しま
す。(上図.1)
4. カスタムフォーマット下部にフォーマットが一覧されますので、出力内容に適したフォーマットを
選択します。
Note.任意のフォーマットを登録することができます。(次項「ファイルフォーマットの作成」参照)
5. ファイル名欄のアイコン「...」をクリックして出力先とファイル名を設定します。
6. 「エクスポート」をクリックして出力します。
出力フォーマットを選択
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
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ファイルフォーマットの作成方法
(1) 「エクスポート」画面上部のアイコン (カスタムエクスポートエディタ)をクリックしま
す。
(2) エディタ画面から「新規作成」をクリックします。
(3) 一覧の最下部に新しい行が追加されます。
(4) 定義名欄に分りやすい名称でフォーマット名を入力し下部の「次へ」をクリックします。
名称入力
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
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(5) 各項にファイル内容を設定し、「次へ」をクリックします。
(6) 「使用可能なフィールド」からエクスポートするデータ内容を選択します。
本書では、ローカル座標を出力する内容を説明します。
「全般」ツリーを展開し、「ポイント ID」「北距」「東距」「高度」の順にダブルクリックします。
ダブルクリックした項目が画面右部に配置されます。
Note.配置項目を削除する場合、タイトル項を右クリックして削除します。
Note.並びを変える場合、移動するタイトル項をドラッグして移動します。
Note.画面下部の「テスト」をクリックしてフォーマット内容を確認できます。
ダブルクリックして選択
Tr imble Bus iness Cen ter 操 作 ガイド
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(7) 「終了」をクリックします。
(8) 「エクスポート」画面に作成したフォーマットが一覧されます。(下図)
登録したフォーマット