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商品開発の授業〜⾯⽩いアイデア、育つ商品を⽣み出そう〜
6時間 × 6回
講師:⽯井⼒重(アイデアプラント、早稲⽥⼤学)
会場:岐⾩県⽴商業⾼校
Ver.002DAY1は、スライド13からスタート
1
授業設計上の信念:⼦ども達は、社会に出たら、仕事を通じてさまざまな価値を作り出していく。
その際、企画する⼒が⼩さければ、作り出す努⼒の割に、価値は⼩さくなってしまう。
失敗が致命傷にならない「学習可能時期」は⼈⽣において、2つある。【学校時代】と【新⼈時代】。
後者が昔ほど失敗を許さなくなった今、前者において実践的な教育を提供したい。
学べばわかる簿記や会計に加えて、従来は不定形な能⼒とされていた1)商機を⾒出すセンス2)豊かな発想⼒3)企画コンセプトの表現⼒、4)会社と社会で育っていく創造的努⼒という意味での「創造⼒」を、この講義では、苦労と苦悩しながら学ぶものとする。
なお、授業プログラムは、⼀年⽬の良点と悪点をもって、⼆年⽬は改善を図ることが可能なように設計する。今後、改善を繰り返し、講義構造が変わることや授業実施に多様な講師が⼊ることも可能なように、⼀年⽬の実施していく。
2
例えば、こんなふんわりしたアイデアからスタートでいいんです。
あしこぎ扇⾵機
複式簿記バトル 都道府県
ゲームカード
なまずサンド専⽤
ソース
部活の⽤具に組み込む
筋トレ発電
なまずの蒲焼を焼き⿃のように⾷べる専⽤の三⼜⾦串
串
廃棄⾃転⾞で、無料の広告レン
タサイクル
ぜんまい式、漕ぎ出しアシスト⾃転⾞ユニット
⾼校⽣
知から
ご当地
事業開発
製品開発
例えば、こんなのだってありなんです。(ちょっと、やってみましょう)
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学習プログラム
商機発⾒ アイデア創出 企画コンセプト練成
育つ商品にする根の努⼒
第1回(夏)
第2回(夏)
第3回(夏)
第4回(秋)
第6回(冬)
第5回(冬)
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学習プログラム(1)
商機発⾒ アイデア創出 企画コンセプト練成
育つ商品にする根の努⼒
商機を発⾒するのって、商売もしていないのに できるの?
■商機を⾒出せる技法を、思い切り単純にして、実践!(以下の中から、3つだけ)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◎未来年表(未来の出来事を知り、商機に先回りした商品を)◎確実にある⼩さい潜在市場(⼤企業の早期撤退製品の跡地を狙え)◎困りまテン(⾝近な⼈の困りことを10個集めてくる)◎あるもの探し(地域の、隠れた資源を、探し歩く。写真KJ法)◎はてなタクシー(熟成しきった産業には新事業の芽がある)◎価値交換(⾃分達が殆ど無料で提供できるものは?)
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学習プログラム(2)
商機発⾒ アイデア創出 企画コンセプト練成
育つ商品にする根の努⼒
アイデア出しって、閃くタイプの⼈しか、やれないじゃない?
多様なアイデア発想技法
創造的⼼理の醸成⽅法
集団の創造⼒を引き出す
グループワーク
■アイデア発想法をベースに、楽しく⼤量にアイデアを⽣み出せるワークショップ※ 別紙あり
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学習プログラム(3)
商機発⾒ アイデア創出 企画コンセプト練成
育つ商品にする根の努⼒
着想を企画コンセプトに練り上げるって、何すればいいの?
■ビジネスマンの使う思考ツールの本質を、⾻太に━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━◎企画コンセプト=「誰に」+「狙い」+「アイデアの中⾝」◎最⼩の企画書「6W3H」◎ビジネスモデルの枠組み(BMC)+ 3C
■コンセプト・テスト(⾝近な5⼈に、
1シートヒアリング)
話す
磨く
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「育つ商品にするための根の努⼒」って何?
試作 販売テスト販売 露出
媒体露出 確保
販路確保 量産
パートナー獲得・共同ビジネス開発・⾼話題性⽴場の発揮
創造顧客創造
商機発⾒ アイデア創出 企画コンセプト練成
育つ商品にする根の努⼒
■企画以降の事業活動の全部は⾃分達でやれないが、根っこの努⼒をしつづけて商品が育つのをブーストしよう
学習プログラム(4)
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OB、及び、事業開発に意欲的な皆様へ
この授業は、⾒学可能です。
⾼校⽣の授業で⾏う事業開発ですので、表現やステップはかなり単純にしてありますが、学⽣達は本質的な開発⾏為を進んでいきます。頻繁に、社会の声を聞いたり、試作や製造販売の段階に⼊れば、地域企業さんとともに進む必要も出てくるでしょう。
アイデア出しのパートでは、⾶び⼊り参加ができるステップもあります。“いっちょ後輩の企画する事業、揉んでやるか!”という⽅も、“アイデア創出のプロセスを学んでみたい”という⽅も、⼤歓迎です。
彼らの作り出すアイデアや事業は、多くの⼈に⼒をかしてもらって社会で育つものです。出来ていく過程も含めて、皆様に⾒ていただき、若い芽を育む⽔や光を与えていただければ幸いです。
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OB、事業者の皆様へ
秋(第4回授業)には、公開イベント「アイデア・ショーケース」を開催します。
学⽣たちが練り上げた企画コンセプトを、ビジュアルやモックアップとともに、次々プレゼンテーションをします。
多くの企業さんに聴講していただき、学⽣達に発展のためのアドバイスをいただければ幸いです。
各プレゼンテーションの最後に、「その事業の実現は、うちが共同でやりたい」というパートナーとしての“⽴候補”が出来ます。魅⼒のないものは誰も⼿が上がらないし、光る企画にはいくつも⼿が上がるーーー、そんなシビアな体験も含めて、⾏いたいと思います。(複数者が⼿が上がった場合は、各社さん、交渉権が獲得できます。)
「未成熟なコンセプトなるも本質が光るので、⼀緒に磨いてみたい」といわれるものをたくさん⽣み出せるように、講師&⽣徒で全⼒で取り組みます。ご期待ください。
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第1回の講義までの宿題(1):
「こまりごと」を10個、収集せよ
⾃分がきちんと話を聞ける相⼿(家族や親戚、友⼈や近所のお兄さんなど)に、『⽇々の⽣活や仕事で困っていること』をたずねて、書き取ってくること。
● 1困りごと=140⽂字ぐらい=1カード(A5の紙)。● これを10個、もってくること。
授業ではグループワークで「その困りごとって、具体的にどういうこと?なにが本質?解決できたら結構うれしいのかな?」などの問い掛け合って、深堀をします。困りごとを調査するときには、知りたがりになって、その困りごとの具体的な話や困りごとの根っこにあるものを、とにかく聞いておくこと。ビジネスに特につながらないことでも1カードにすること。注意してください。聞いたら捨てないこと。「すぐに商売ネタになりそうな困りごとを教えて!」という聞き⽅では、浅くしか聞けません。どんな困りごとでも相⼿が話してくれたら、それに興味を持って深く聞く。その訓練とおもって没頭してください。
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第1回の講義までの宿題(2):
⾃分が「⼼底欲しい!」と思う商品・サービスを発想して、そのアイデアを紙⼀枚にまとめてくる
⾃分が⽇常、不満に思っていること、あるいは、こうだったらいいのにな、と思っている気持ちに気が付いて、それをとことん突き詰めてみる。
その不満の解決策、望みの具現化案として、便利な道具やサービスを考案してみてください。
アイデアの表現⽅法は⾃由。アイデアを、A4の紙⼀枚に、まとめてくること。
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講師プロフィール⽒名:⽯井⼒重(いしいりきえ)所属:アイデアプラント、及び、早稲⽥⼤学専⾨:アイデア創出⽀援
東北⼤学⼤学院・理学研究科修⼠課程修了。ブレインストーミングや創造技法の実践と理論の両⾯に強い興味を持ち、創造⼯学を研究。著書に『アイデア・スイッチ』(⽇本実業出版社)。2009年、アイデアプラントを創業。ブレ
インストーミング道具の開発や、企業や⼤学等でアイデアワークショップを⾏う。みやぎものづくり⼤賞2007にて発想カードゲーム「ブレスター」が優秀賞を受賞、⽇経BP主催 A3together2011年にてスマホアプリ「笛モールス」が⼤賞を受賞。⽇経ビジネスアソシエ等や、NHK(まちかど情報室)などでのインタビュー記事や開発製品の取材など多数。2014年4⽉より、早稲⽥⼤学 ⼈間科学部
にて⾮常勤講師も務める。
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