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強い眼科、幸せな眼科のディベート 20150228

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強い眼科、幸せな眼科のディベート20150228

 ハマダ眼科 濱田恒一

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強い眼科、幸せな眼科のディベート 20150228

ディベートにおける立場患者さん、職員,医師に負担をかけない幸せな眼科があると考える。幸せな眼科における,多焦点眼内レンズの意味について述べた。

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多焦点眼内レンズ LENTIS Mplus の経験

 ハマダ眼科 濱田恒一

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ハマダ眼科での多焦点眼内レンズ■2007年10月以来 112名 172眼■白内障手術患者さんの 7%

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ハマダ眼科のモットー■患者様、職員、医師に肉体的、精神的、経済的、時間的負担をかけず高度の医療を提供する、人に優しい診療所

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自由診療の意味■30兆円の3%が眼科の取り分

■この取り分は変わらない■保険診療外の30兆円

■患者さんはお金を使いたい■天井が取り払われた爽快感

■がんばれば取り分増

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これまでの自由診療の問題点■初期投資、経費が大きい

■採算分岐点が高い■採算分岐を超えるための努力

■広告などを必要とする■多くの患者さんを治療

■一人の患者さんに割ける時間に制限

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多焦点レンズの自由診療■初期投資、経費が少ない

■採算分岐点が低い■採算分岐を超えるための努力は不要

■一人の患者さんに多くの時間■限られた数の患者さんを治療

■目の前の患者さんに集中

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自由診療の問題点と解決策■コンサルティングでは同意が得られない

■カウンセリングが必要■患者さんに割く時間の確保

■予約診療が必要■期待値が高くなる

■時間をかけた期待値の適正化が必要

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コンサルティングからカウンセリングへ■患者さんのライフスタイルの確認■患者さんのニーズの確認■患者さんと、職員、医師の考えを一致

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患者さんに割く時間の確保■予約制

■  平均受診者数 60名■  平均在院時間 40分

■  医師が患者さんに対応する時間■       通常 5分■  多焦点 20分

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術後屈折異常への術前、術中対応■ IOL Master, LENSTAR の導入■計算式の選択■前嚢切開のコントロール■乱視への対応■収差への対応 (厳格な手術適応)

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IOL Master, LENSTAR の導入■眼内レンズの摘出( JSCRSアンケート)

■術者の3割が経験■半数が眼内レンズの屈折値誤差

■屈折値誤差の原因■眼軸測定の誤差■前房深度の誤差■不適切な計算式

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計算式の選択Holladay II   2014年のWang-Koch 修正の適応で精度が増した

Haigis       通常の眼軸域での精度が高い

SRK/T       通常の眼軸域での精度が高い

Olsen       眼軸長に関わらず精度が高い

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術後屈折異常への術前、術中対応■ 前嚢切開のコントロール

■ 散瞳幅の記載■ 前嚢鑷子

■ 乱視のコントロール■ Toric Lens

■ 球面収差の対応■ 収差計での測定

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術後屈折誤差への術後対応■外科的対応

■ LASIK (-8<  <+2)   当院での適応症例はない■ IOL 入れ換え ( <-8)   当院での適応症例はない

■Piggy back (+2<)   2眼に add one を挿入■眼鏡、コンタクトレンズ■何もしない

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患者さんの選択■下記除外基準の適応は厳格にしている■黄斑障害■視神経障害■角膜障害■ドライアイ

■BUT■眼位,眼球運動異常

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患者さんの術前評価■潜在能力

■PH視力■レチノメーター

■白内障の評価■収差計■角膜トポグラフィー

■瞳孔径■ TriIRIS,収差計

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 多焦点 IOL の問題点と解決策■コンサルティングからカウンセリングへ■術後屈折値誤差の術前対応■術後屈折値誤差の術中対応■術後屈折値誤差の術後対応■患者さんに割く時間の確保■期待値の適正化

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期待値のコントロール■   ≠ 高額な医療 高度の医療

■選択肢の一つ■  多焦点 IOL   ≠  どこでも見える道具

■力を分散して使う道具

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■  結果 ー   期待値 =  幸せ

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Lentisの意味■高い満足度

■ ‘ ’提案型の眼科に適している■ストーリー

■ ‘ ’提案型の眼科に適している■アドヘアランス

■患者さん、職員、医師が同様の評価を共有できる

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高い満足度 患者さんと高い満足度を共有するためには、提供する側の、提供する多焦点眼内レンズに対する高い評価が必要であり、提供する眼内レンズの絞り込みが必要である。2007年 10月から、使用レンズはその時期一番良いと考えられるレンズを選択してきた。以下その変遷である。

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IOLの種類

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多焦点眼内レンズの変遷

ReZoom 2007年 10月に使い出したが、近見視力があまりでず、 2009年使用を中止

Acri.Lisa2008  年から 屈折+回折型で遠方視重視で近見がオマケでついてくるというコンセプトが気に入り Lentis が市場に出てくる 2011年まで使用

TM Acrylic2009年使用開始したが、 1m程度の中間距離の見え方に問題が有り 2011年に使用中止

ReSTOR日本市場で一番販売されたレンズだが、当院では 10眼程度の使用に留まる現在製品回収後販売中止になっている

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 遠見視力 vs. IOL 種類Lentis AcriLisa

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 遠見視力 vs. IOL 種類Lentis Tecnis

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 術後乱視 vs. IOL 種類Lentis AcriLisa

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 術後乱視 vs. IOL 種類Lentis AcrySof IQToric

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ストーリー単焦点眼内レンズは、裸眼である程度遠方も、近方も見える様に計画するので、遠方がすっきりはっきりという感じでは計画しない。多焦点眼内レンズは、近見用のおまけがついているので,ぎりぎり遠方が見える様に計画できる。多焦点眼内レンズは、メガネフリーダム(メガネのない生活)を目指すのではなく,メガネインデペンデント(メガネを忘れて外出しても不自由ではない)を目指す。上掲 4枚のスライドに示すごとくLentis     は 単焦点 Tecnis   に比べて遠方視力が良く、多焦点 Acri.LISAに比べても遠見視力が良い。Lentis   は 対称的な構造上、乱視矯正にも単焦点乱視矯正用レンズAcrySofIQToricに比べても乱視を矯正できている。

 上記が LENTIS を幸せな眼科の選択としている理由である。

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アドヘアランス■ 患者さんは何を求めているのか■ 職員は何を提供できるのか■ 医師は何を提供できるのか

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ハマダ眼科のテーマ

■先進の医療を手軽に提供する,

  人に優しい眼科診療所 

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  結果ー期待=幸せ結果から期待値を引くと幸せです。期待値

が大きすぎると不幸になり,期待値が十分

コントロールされていると幸せが残りま

す。