4
和風照り焼きお餅ピザ 1. しいたけは 5mm、玉ねぎは 2.5mm に薄切り、長 ねぎは 2cm に切る。 2. しいたけにおろしにんにく、しょうゆをまぶして 下味をつけ、フライパンで炒める。 3. 切り餅を縦に 3、4 等分に切り、耐熱皿に並べる。 4. 3. に照り焼きソースをかける。 5. 4. にしいたけ、玉ねぎ、長ネギ、コーンを入れる。 再度、照り焼きソースとマヨネーズをかけ、チー ズを乗せる。 6. アルミホイルをかぶせ、200°Cのオーブンで約 15 分焼く。 【作り方】 [ 照り焼きソース ] 1. [A] を鍋に入れ、砂糖が溶けるまで煮る。 2. [B] の水溶き片栗粉でとろみを付ける。 [ 照り焼きソース ] [A] しょうゆ 300cc、砂糖 200cc、水 50cc [B] 片栗粉 適量、水 【材料・4 人分】 しいたけ 3 枚、長ネギ 1/2 本、玉ねぎ 1 個、コー ン適量、切り餅 6 個、マヨネーズ、とろけるチーズ 調理:ちーちゃん 1 12 52 © 1 94 75 使[4]木の花ファミリー通信 Vol.52 2011 年 12 月号 今月の木の花菜食レシピ 姿調ひとみちゃん(左)、あすか(中央)、でこちゃんと一緒に

木の花ファミリー通信 Vol.52 2011年12月

Embed Size (px)

DESCRIPTION

木の花ファミリー通信 Vol.52 2011年12月

Citation preview

Page 1: 木の花ファミリー通信 Vol.52 2011年12月

和風照り焼きお餅ピザ

1. しいたけは5mm、玉ねぎは2.5mmに薄切り、長ねぎは2cmに切る。

2. しいたけにおろしにんにく、しょうゆをまぶして下味をつけ、フライパンで炒める。

3. 切り餅を縦に3、4等分に切り、耐熱皿に並べる。4. 3.に照り焼きソースをかける。5. 4.にしいたけ、玉ねぎ、長ネギ、コーンを入れる。再度、照り焼きソースとマヨネーズをかけ、チーズを乗せる。

6. アルミホイルをかぶせ、200°Cのオーブンで約15分焼く。

【作り方】[ 照り焼きソース]1. [A]を鍋に入れ、砂糖が溶けるまで煮る。2. [B]の水溶き片栗粉でとろみを付ける。

[ 照り焼きソース][A]しょうゆ300cc、砂糖 200cc、水 50cc[B]片栗粉適量、水

【材料・4人分】しいたけ3 枚、長ネギ1/2 本、玉ねぎ1個、コーン適量、切り餅 6 個、マヨネーズ、とろけるチーズ

調理:ちーちゃん

木の花ファミリー通信

2011年12月号・第52号

編集・制作/木の花ファミリー

©2011

木の花ファミリー

★木の花ファミリーとは

94年創立、富士山の麓で有機農業による

自給自足を生活の基盤に75人が血縁を超

えた家族として生活を営む共同体です。

 

このニューズレターはクリエイティ

ブ・コモンズにもとづき、原著作者の

クレジットを表示し、改変せず、非営

利目的で使用する限りにおいて、自由

に複製、頒布、展示することができます。

[4]木の花ファミリー通信 Vol.52 2011 年 12 月号

今月の木の花菜食レシピ

が、一人ひとりが持ち場にこだわら

ず、全体意識を持って場を運営する

ことを大切にしています。私も女将

の仕事を自分で抱え込まずに、皆で

分担してやることを心がけています。

そうすることで一人ひとりが主体性

を持って仕事に取り組むことができ

ますし、お互いの仕事をより理解で

きるようになるからです。また、チー

ムのメンバーがそれぞれの個性を発

揮して、特技が活かせる場にするこ

とも大切にしています。

 

私はファミリーのメンバーになる

前、高級呉服の販売職をしていたの

ですが、もっと本当の意味で人の幸

せに貢献する仕事がしたい、という

思いを持っていました。その点、「木

の花庵」は単なる旅館ではなく、ファ

ミリーの暮らしの奥に流れる大切な

心を伝えるためのところです。初め

は沈んだ表情をされていたお客様が、

ここで過ごすうちにみるみる元気に

なり、笑顔で帰って行かれることも

よくあります。そんなときは本当に

嬉しいものですし、お客様の姿から

私たちが学ばせていただいています。

 

お食事や農作業体験、ウェルカム

コンサートなどを通して、自然と調

和した暮らしや、その奥にある心を

実感していただけるのが「木の花庵」

の特長です。常に変化し続けるファ

ミリーの暮らしとともにある施設で

すから、旅館としては未完成な部分

もあるかもしれません。けれども、

他の人を想う気持ちについては、皆、

誰よりも真剣です。そしてそれは決

して特別なことではなく、誰の中に

もある心であり、私たちがもっとも

大切にしていることなのです。

 

皆さんも、ぜひ「木の花庵」を体

験しにいらしてくださいね!

(インタビュー・文/ともこ)

ひとみちゃん(左)、あすか(中央)、でこちゃんと一緒に

Page 2: 木の花ファミリー通信 Vol.52 2011年12月

[3]木の花ファミリー通信 Vol.52 2011 年 12 月号

「地球暦」2012年度版の配布を開始します!

2007 年に出版された「こころを耕す家族の行く手」に続いて、ファミリーについての書籍の第 2 弾が刊行されることになりました!出版社は前回に引き続いて

「ロゴス社」です。編集長の村岡到さんと二人三脚で、来年 2 月の発行に向けた編集作業が進行中です。どうぞお楽しみに!*「血縁を超える自給自足の大家族 ~ 富士山麓からのメッセージ」木の花ファミリー/編*四六判 176 ページ・1,600 円(予定)*出版社:ロゴス社

大勢の子どもを車に乗せるファミリーに、チャイルドシートやジュニアシートを譲っていただけませんか?お譲りいただる方はお電話またはメールにてご一報いただければ幸いです(連絡先は 1 ページに記載)。

今やファミリーの生活に欠かせない「地球暦」。その印刷物は「銀河の贈り物」として配布され、制作費用はすべて寄付でまかなわれます。ファミリーは 9 月に「地球暦」の普及拠点である「ヘリオセンター」となり、まもなく配布が開始される 2012 年度版はファミリーから発送されます。数々の改訂が加わり、素晴らしい出来栄えとなった2012 年度版の「地球暦」。ポスターサイズの「パッケージ版」と、持ち運びに便利な「コンパクト版」があります。ご注文は下記からどうぞ!インターネットから:http://www.heliostera.com電話から:0544-66-0250(担当:吉越)

「木の花楽団」はただいま新 CD を制作中です。完成は来年の見込みですが、できるだけ早く聴きたい!という要望にお応えして、デモ CD を販売しています。新たな代表曲としてコンサートの定番になっている

「宇宙の子ども」を始めとした全 6 曲を収録しています。近日中にホームページでの無償ダウンロードも開始します。どうぞお楽しみに!*収録曲:いのちの泉・光に向かって・この世界を作っているのは・ひとつ・宇宙の子ども・お帰りなさい*定価 700 円*ご注文は木の花ファミリーまで。

2012年 2月、ファミリーの新たな書籍が出版されます!

「木の花楽団」のデモCDを販売しています!

チャイルドシート&ジュニアシートを譲っていただけませんか?

は、自分の変わってる部分をみんな

が認めてくれるやん。それできっと、

自分の中にあった穴が埋まったんや

ろうね。同時に、ここで精神性を学

んでいくうちに、表面的なエコより

ももっと深い物事の仕組みに目が向

くようになったんだよね」

 

変わり者ゆえに、人とうまくコミュ

ニケーションが取れなかったという

りょうちん。今では、ファミリー内

でも独自の視点をみんなに認められ

ています。「伝わらないとへこむよね。

つながれないし、共感しあえへんし」。

女おかみ将だより

 

毎月、ファミリーのさまざまな現

場の声をお届けする「たより」シリー

ズ。今月はファミリーの旅館である

「木の花庵」で「女将」役を務めるひ

とみちゃんの登場です!

 

私の役割はゲストとファミリーを

つなぐこと。各担当者と打ち合わせ

ながら、お客様が楽しんで滞在でき

るよう、常に心配りをしています。

そのときに一番大切な心構えは、お

客様の気持ちを察することだと思っ

ています。それは単に仕事として気

を付けるのではなく、日々の生活で

常に他を想いやることを実践してい

る私たちの暮らしの中で磨かれる心

です。

 

ファミリーではメンバーそれぞれ

が個性に応じた役割を担っています

【 お知らせ掲示板】

共感しあいたい?「そりゃ、そうや

ん!でもね、それは周りではなくて、

僕自身が変わるということなんやと

今は思ってる」

(インタビュー・文/ともこ)

Page 3: 木の花ファミリー通信 Vol.52 2011年12月

じゅんじマン(左)とまりちゃんの名コンビ

木の花ファミリー通信 Vol.52 2011 年 12 月号[2]

おいしい杵きね

つき餅もち

の秘密

みんなの暮らし

りょうちんの巻

メンバー紹介

 

釜戸で蒸かしたもち米を丁寧に杵

でついたファミリーのお餅は、お客

様にもメンバーにも大人気。その美

味しさの秘密を、「返し手」歴17年

のベテラン、まりちゃんに聞いてみ

ました。

 「土づくりからこだわって、完全

無農薬で育てた餅米。そのお米が、

釜戸で蒸す人、つく人、返す人、伸

ばす人、というように、ひとつの流

れの中でお餅になっていくんだよ

ね。釜戸の火をたく人はむらなく

蒸せるように風向きを見ながら火

加減を調節したり、つき手は返し

手が返しやすいように、そして返

し手はつき手がつきやすいように

と、みんなが常に自分の動きが次

にどうつながるかを意識してる。

たとえば、つき手が蒸し加減がお

かしいと感じたら、すぐにそれを

蒸し手に伝えて、蒸し手はそれを

受けて改善する。そうやって全体

がひとつの輪として回っているん

 

今月の「メンバー紹介」は、「りょ

うちん」こと中瀬嶺り

ょうすけ

佐を紹介します。

 

りょうちんは大阪出身の29歳。畑

隊の一員として活躍中ですが、実は

大学の建築学科を出ています。ファ

ミリーのみんなの後押しもあって、

今年、二級建築士の試験に挑戦。畑

仕事と両立しながらほぼ独学での受

験となりましたが、先日、見事に合

格証書を手にしました。

 「合格したのは嬉しいし、ほっとし

た。昔から試験は大嫌いで、力が出

しきれなくて後悔してばかりだった

けど、今回は本番でも120%の力

を出せたと思う。何でやろね。今は

もう、自分だけのことじゃないから

かな」とりょうちんは語ります。

 

りょうちんがファミリーのメン

バーになったのは、3年前。大学卒

業後、自分の道を探していてファミ

リーに出会いました。「それまでは人

生がすごーく楽しくなくて、もっと

いきいき生きたかった。そのまま仕

だよ」。それは餅つきに限らず、日々

の暮らしの中でも同じこと、とまり

ちゃん。「どんな仕事でも、自分のや

ることはすべてどこかにつながって

いる。だからこそ、どれだけ人のこ

とを思ってやれるかが大切なんだ」。

そう語るまりちゃんと、同じく餅つ

き歴17年のじゅんじマンの息の合っ

た餅つきは、まさに芸術!ひと言も

交わすことなく、次々と見事なお餅

がつき上がっていくのです。

 

種から大切に育てたお米を、美味

しいと喜んでくれる顔を思い浮かべ

ながら、心を込めてついたお餅。皆

さんに新年の笑顔をお届けできます

ように!

(文/ともこ)

事を始めても、それが世の中にどう

いい影響を与えられるのかって希望

が持てなくて、それで世の中のため

になれる場所を探してて、ファミリー

に出会った」。

 

そんなりょうちんは、昔からよく

「変わってるね」と言われてきたそう

です。「それが自分のアイデンティ

ティだったけど、一方で人から理解

されない、という思いもあった。小

学生の時から図工が好きで、理由は

ユニークであることが評価されたか

ら。大学で建築を一生懸命やってた

のも、同じ理由かな」

 「学校って、基本的に同じ物差しで

能力を測るやん。だけど、ここに来

て、もっとそれぞれの個性を活かし

あう関係があるってことがわかった。

一人一人オリジナルな個性が与えら

れていて、自分だけのオリジナルな

人生をやればいいんやな、それが人

生を楽しむということなんや、って」

 

「最初は、ここでエコ建築を作り

たいなって考えてたの。でも今は、

自分の知識を活かしてもらえたらい

いなとは思うけど、そこにこだわる

気持ちはなくなった。だってここで

Page 4: 木の花ファミリー通信 Vol.52 2011年12月

 

サワディカ~(タイ語でこんにち

は)!みちよです。

 

11月13日から10日間、タイに出張

してきました。主な目的は、エコビ

レッジの普及を目的とした国際的な

組織であり、私が理事を務めるグロー

バル・エコビレッジ・ネットワーク(G

EN)のオセアニア・アジア支部(G

ENOA)の年次総会への出席です。

 

私はこの2年間GENOAの副代

表を務めてきましたが、今回の総会

で代表に就任することが決まりまし

た。そして、GENOAの本部もフィ

リピンから日本の木の花ファミリー

に移されることになりました。

 

今回の総会は、わたしとタイ大使

のナルモン・パイブンシッティクン

さんが中心となって準備と運営にあ

たりました。実は、次期代表に選出

される流れはあらかじめ予測できた

ため、私が代表になるのならば一人

で組織を引っ張るのではなく、全体

の意識を上げてみんなで組織を盛り

上げて行けるような体制を作りたい

と思っていたのです。こうした前提

を踏まえた綿密な準備の甲斐もあっ

て、総会ではそのような流れを生み

出すことが出来、参加した各国の大

使から「これまでにない良いミー

ティングだった」「これから加速度

を付けて動き

が活発化しそ

う」「できるこ

とは精一杯協

力するからね」

といった前向

きなコメント

をもらうこと

ができました。

 

自分として

Vol.52

木の花ファミリー通信

Gジ

ENOA出張報告

トピックス

「開花の年」として過ごしてきた今年も、残すところあとわずか。でも、花が開くだけが目的ではなくて、芽が出て育ち、花のあとに実がなって、まだまだ続いていく物語も同じように大切なのだと思います。皆さんとともに、来年へと続く物語を楽しみにしています。(ようこ)

2011 年 12 月号

[1]木の花ファミリー通信 Vol.52 2011 年 12 月号

タイの「ウォンサニット・アシュラム」で開催された総会。アジアらしい、開放的な雰囲気です

みちよちゃん(左から 2 番目)、GENOA の新役員と

木の花ファミリー/特定非営利活動法人 青草の会  電話 : 0544(66)0250 FAX : 0544(66)0810

〒 419-0302 静岡県富士宮市猫沢 238-1 おひさまハウスひまわり

ホームページ : http://www.konohana-family.org メールアドレス : [email protected]

も、今回は落ち着いて議事の運営を

行うことができたと思っています。

その様子を評価され、各国の大使た

ちから代表に相応しいという信任を

得られたのは、ひとえに木の花での

「心磨き」の実践があってのことだと

感じています。

 

また、今回、本部を木の花ファミ

リーに移動することになった背景に

は、ファミリーに対する信頼感も大

きな要因になりました。本部はお金

を扱うことになるので、信頼のおけ

る人たちが必要なのです。財務担当

にはファミリーのさのっちが就任、

今後は私とさのっち、インド、タイ、

ベトナムの各国大使の5人で毎月イ

ンターネットを使った会議を行って、

組織運営を行なっていきます。

 

こうした活動にはそれなりの時間

と労力が必要ですが、そのほとんど

がボランティアです。活動の社会的

意義や価値を理解してサポートして

くれるファミリーのみんながいてこ

そ、安心して思い切った活動ができ

るのです。そのありがたさを改めて

感じた、今回の総会でした。

(文/みちよ)