中華風たけのこの煮物 【作り方】 1. たけのこは 5mm くらいの縦切りスライスにする。 2. 切ったたけのこをしょうゆ、砂糖、水を入れて汁 がなくなるまで煮る。 3. 煮上がったら最後にごま油をたらす。お好みでと うがらしをどうぞ! 【材料・4 人分】 たけのこ 200g(小 1 本)、しょうゆ大さじ 1.5、砂糖 小さじ 2、水 50cc、ごま油小さじ 1/2、唐辛子少々 2 4 56 © 2 94 80 使[4]木の花ファミリー通信 Vol.56 2012 年 4 月号 今月の木の花菜食レシピ 8 8 7 2 4 1 姿えいこばあちゃん

木の花ファミリー通信 Vol.56 2012年4月号

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木の花ファミリー通信 Vol.56 2012年4月号

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Page 1: 木の花ファミリー通信 Vol.56 2012年4月号

中華風たけのこの煮物

【作り方】1. たけのこは5mmくらいの縦切りスライスにする。2. 切ったたけのこをしょうゆ、砂糖、水を入れて汁がなくなるまで煮る。

3. 煮上がったら最後にごま油をたらす。お好みでとうがらしをどうぞ!

【材料・4人分】たけのこ200g(小1本)、しょうゆ大さじ1.5、砂糖小さじ2、水50cc、ごま油小さじ1/2、唐辛子少々

木の花ファミリー通信

2012年4月号・第56号

編集・制作/木の花ファミリー

©2012

木の花ファミリー

★木の花ファミリーとは

94年創立、富士山の麓で有機農業による

自給自足を生活の基盤に80人が血縁を超

えた家族として生活を営む共同体です。

 

このニューズレターはクリエイティ

ブ・コモンズにもとづき、原著作者の

クレジットを表示し、改変せず、非営

利目的で使用する限りにおいて、自由

に複製、頒布、展示することができます。

[4]木の花ファミリー通信 Vol.56 2012 年 4 月号

今月の木の花菜食レシピ

田畑だより

 

こんにちは、畑隊のひろみです。

今年もまた、忙しい季節が始まりま

した。

 

木の花の今年の夏野菜の畑は、土

の化学性を整えるため、土壌診断を

もとに苦く

どせっかい

土石灰(※)をまいて土壌

のphを矯正しました。作物にとっ

て適正なph値になっていると、養

分が吸いやすくなるのです。

 

普段何気なく触れ、目にしてい

る土です

が、日本

の土壌は

もともと

作物が育

ちにくい

ものだっ

たそうで

す。それ

を先人た

ちが多大

な労力を費やして土壌改良を重ねて

きた結果、多くの田畑で作物が作れ

るようになったという歴史があり、

流しています。経験の浅い僕たちで

はありますが、ベテランのじゅんじ

マンが安心して見守っていられる田

んぼ隊に成長するよう、一人一人、

現場から生きた学びをして力をつけ

ていきた

いと思い

ます!

苦土石

灰…マグ

ネシウム、

カルシウ

ムを含む

今、私たちが野菜づくりができるの

も、そのおかげなのだそうです。

 

今年はこの畑でどんな作物が育っ

ていくのでしょうか。まだ何もない

畑を眺めていると、これから始まる

ことが楽しみに思われます。今年も

ここから、みなさんにおいしい野菜

をお届けしますね!

† 

† 

 

田んぼ隊のかとけんです。今年も

苗の管理や圃場整備が始まりまし

た。作付面積は約8町8反、田んぼ

の枚数は約120枚です。うるち

米(7品種)、もち米(2品種)、赤

米・黒米(4品種)、飼料米(1品種)

を栽培します。

 

田んぼ隊では苗を管理する人、水

路を補修する人、耕起する人、土畔

を仕上げる人、草刈りをする人と役

割は様々ですが、食べてくれる人が

笑顔になれるようなお米作りを目指

しています。たくさんの生命に支え

られながら稲が生育していく姿を想

像すると、今からとても楽しみです。

山々に囲まれた環境の中で、流れる

水の音や鳥のさえずりを聞き、自然

のエネルギーを感じながら日々汗を

えいこばあちゃん土壌改良資材で、自然の鉱物から作

られる。

Page 2: 木の花ファミリー通信 Vol.56 2012年4月号

木の花ファミリー通信 Vol.56 2012 年 4 月号[2]

富士山の麓で豊作を祈ろう~「田楽田植え祭り」を開催します!

出版記念イベント第5弾!大阪・梅田「SOLVIVA」で開催します!

絶景の富士山をのぞむ「宮ノ下広場」で、田植えの季節の始まりを告げる「田楽田植え祭り」を開催します!豊作を祈る舞やコンサート、おいしいお昼ごはん、そして裸足で田んぼに入っての手植えを楽しむ恒例行事です。ぜひ、ご参加ください!* 日時:2012 年 5 月 3 日(木・祝)10:00 ~* 会場:木の花ファミリー宮ノ下広場 (おひさまハウスひまわり集合) * お申し込み:木の花ファミリー

http://url.konohana-family.org/evt120503 TEL 0544-66-0250 FAX 0544-66-0810

ファミリーの新刊を機会に開催している出張イベントの第 5 弾は、大阪・梅田のオーガニック・レストラン「SOLVIVA」です!コンサートやお話のほか、レストラン開催ならではのオリジナル料理付き。木の花ファミリーの食材を使った生命力あふれる味もお楽しみいただけます!

* 日時:2012 年 6 月 2 日(土) 18:30 開場/ 19:00 開演/ 21:00 終了

* SOLVIVA 梅田店 大阪市北区茶屋町 19-1 梅田芸術劇場 1F

電話:06-6377-1333 ホームページ: http://www.solviva.net/ * 料金:5,000 円 * お申し込み: お電話で SOLVIVA へお申し込みください。満

員の場合会場に入れませんので、必ず事前にご予約ください。

【 お知らせ掲示板】

保育園・小・中・高、

入学ラッシュ!

 

何かと節目のこの季節、ファミ

リーでも多くの子どもたちが新入学

や進学を迎

えました。

 

創立以来、

ファミリー

では就学前

の子どもた

ちはおうち

で遊んでい

ましたが、

この4月から初めての試みとして6

人の子どもたちが保育園に通うよう

になりました。毎日の「子どもミー

ティング」の場で、その日友だちと

遊んだことや

給食で食べた

ものを嬉しそ

うに報告して

くれます。

 

ほとんど同

い年で、いつ

みんなのくらし

も一緒に遊

んでいる5

人の女の

子、通称

「5人娘」

のうち、昨

年小学校に

上がったゆ

うゆ、ゆい、みのりに続いて、きよ

みとみことも小学生に。真新しいラ

ンドセルを背負って、毎日元気に登

校していきます。

 

すさはこれまでファミリーから3

人が進学した地元の高校に無事合

格。中学までは野球部でしたが、御

高校からは陸上部に入ることを決め

ました。

 

子どもたちの最年長、賢志郎はこ

れまで在学

していた名

古屋工業大

学の大学院

に進学。大

学にも現役

で合格し、

優秀な成績で4年間を学費免除で通

した賢志郎は、情報工学を専攻して

います。 (文/いさお)

十と

も萌がファミリーに

やって来た!

 

この春、ファミリーにもう一人家

族が増えました。長野県松本市から

来た中学1年の十萌です。十萌は自

分の意志で親元を離れ、ここで血縁

を超えた家族と暮らす道を選びまし

た。そして3月の小学校卒業式の翌

日、身の回りの荷物だけ持ってファ

ミリーに引っ越してきました。

 

十萌はファミリーとメンバー同様

の付き合いをしている「わたわた」「な

みさん」こと石綿薫さん、奈己さん

高校に入学したすさ(右)

この 3 月に帰省した賢志郎(右)

保育園に通い始めた子どもたち

一年生!きよみ(左)、みこと

Page 3: 木の花ファミリー通信 Vol.56 2012年4月号

[3]木の花ファミリー通信 Vol.56 2012 年 4 月号

まっちゃんの巻

 

2年前にメンバーになったまっ

ちゃんは、福井県で代々続く旧家の

出身。大学卒業後、大阪で会社勤め

をしながら環境保護活動に取り組ん

でいましたが、ある日、活動の拠点

がお金のために売られてしまいます。

 「虚しさを抱えて実家に戻ったら、

た。お父さんは地域全体の後継者問

題に取り組んでおり、ファミリーと

してそれをサポートしていきたいと

いうことで意見が一致。その時にまっ

ちゃんは初めて「肩の荷が下りた」

と言います。

 「僕の家だけでなく、日本全体のこ

とをみんなで考える。一人で悩まな

くていいし、それは両親も一緒。い

つか実家に帰る時が来たら、ファミ

リーの一員として、ここで得たもの

を生かしていきたい。そのために、今、

とことん学んでるんだよね」

(文/ともこ)

メンバー紹介

一家の長男です。3年前、わたわた

に連れられてファミリーを初めて訪

れたとき、十萌は「僕、将来ここに

住むかも」と口にしたそうです。そ

の言葉は、中学校への入学と同時に

現実となったのでした。

 

十萌に「なぜ木の花で暮らすの?」

と尋ねても「分からない」と答える

のですが、そこには十萌の人生にとっ

ても木の花にとっても、そして社会

にとっても大事な意味があって、そ

れは未来において明らかになること

でしょう。わたわたとなみさんにとっ

目の前にすごく豊かな自然が広がっ

ていた。それまでもそこにあったは

ずだけど、その価値に初めて気付い

たんだ」。実家はお父さんが農事組

合法人を率いるなど、地域でも大き

な役割を果たしており、その長男と

して跡を継ぐことを期待されて育っ

たまっちゃん。「故郷の暮らしも、

自然も、好きだから伝えていきたい。

だけど、自分一人では荷が重かった。

それで、この家も含めた福井全体の

ことを一緒に考えていける仲間が欲

しかったんだ」。みんなと一緒にや

りたい―その想いを父親に伝える

と、そんなことは無理だという返

事が返ってきました。

 

そんな時に木の花と出会った

まっちゃんは「自分の生き方を見

付けた」と移住を決意。家族との

縁を捨てる覚悟で来ましたが、い

さどんが伝えたのは「あなたの家

族は木の花の家族でもあるんだ

よ」ということでした。

 

そしてこの春、福井での出版記

念イベントの帰りに14人のメン

バーがまっちゃんの実家を訪ね、

ご両親と話をする場が持たれまし

まっちゃんの故郷にて。(左から一人おいて)まっちゃんとおばあちゃん、おかあさん

とも(右)、はくと一緒に

ても、ファミリーと今まで以上に深

くつながっていく新しい家族の形の

始まりであり、ふたりは「どんな未

来がやってくるのか楽しみ」と話し

ています。

 

十萌はファミリーの子どもたちと

もすぐに仲良くなり、子どもミーティ

ングで司会を担当したりと、ファミ

リーの生活を楽しんでいます。4月

5日には同い年の巴は

く区と一緒に地元

の中学校に入学。新しい友達や新し

い環境のもとで自分の道を歩み始め

た十萌のこれからを、みんなで見守っ

ていきたいと思います。

(文/いさお)

Page 4: 木の花ファミリー通信 Vol.56 2012年4月号

 

2月に新刊『血縁を超える自給自

足の大家族』を出版して以来、ファ

ミリーは各地で「出版記念イベント」

を開催しています。「311後の世

界を生きる新しい価値観をみんなで

共有したい」――

そんな想いから始

まったこのイベントでは、本に登場

するメンバーやいさどんのお話、そ

して木の花楽団による歌を通して、

新しい時代を築いていくために本当

に大切なことは何か、というメッセー

ジを伝え続けています。

 

皮切りとなった東京の「カフェス

ロー」では、4年ぶり3回目のイベ

ント開催となりました。会場の皆さ

んの暖かな空気に迎えられ、ファミ

リーの子どもたちが司会に初挑戦し

ました。

 

続く三重県の「ヤマギシズム豊里

実顕地」では、コンサートの最後に

老いも若きも入り乱れてみんなが踊

り出し、大いに盛り上がりました。

 

福井県の「マイドーム清水」では

定員を超えるほどの大盛況!コン

サートもさることながら、その後の

フリートークの場で参加者の方々か

らファミリーへの質問が次々と上が

り、関心の高さを実感。そして地元

富士宮の「立正佼成会富士宮教会」

では、昨年に引き続き東日本大震災

へのチャリティを行い、会場の皆さ

んと被災地への想いを共有する場と

なりました。

Vol.56

木の花ファミリー通信

出版記念イベント・ツアー、

ただいま進行中!

トピックス

春らしいぽかぽか陽気がうれしい今日この頃。いよいよ農繁期に入り、畑隊や田んぼ隊のみんなも活気づいてきました。すくすくと育っていく苗たちの成長を見守りながら、こうやって私たちも温かく見守られているのだと感謝する毎日です。(ようこ)

2012 年 4 月号

[1]木の花ファミリー通信 Vol.56 2012 年 4 月号

木の花ファミリー/特定非営利活動法人 青草の会  電話 : 0544(66)0250 FAX : 0544(66)0810

〒 419-0302 静岡県富士宮市猫沢 238-1 おひさまハウスひまわり

ホームページ : http://www.konohana-family.org メールアドレス : [email protected]

 

参加者の方々からのアンケートな

どをもとに振り返りを重ね、進化し

続ける出版記念イベント。「結びの

年」と位置づけられた今年は、たく

さんの人々との絆を結ぶべく、各地

でイベントを主催してくださる方々

のご協力のもとで、大阪、福島、石

川、京都での開催も予定されていま

す。私の地域でも開催したい!とおっ

しゃる方は、どうぞお気軽にご連絡

ください!

(文/ともこ)