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Press Release BaselWorld 2010

H. Moser & Cie. Press Release 2010 Japanese Edition

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H. Moser & Cie. Watch Novelties 2010 in Japanese language.

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Press Release

BaselWorld 2010

H. Moser & Cie. Press Release 2010

目次

バーゼルワールド 2010 で紹介する新製品 データは印刷物およびデジタル版を用意

1. モーザーグループの専門能力に大型投資 2. モーザー・パーペチュアルムーンの製品フライヤー 3. 型番 348.901-013 モーザー・パーペチュアルムーン、ローズゴールド 4. 型番 348.901-015 モーザー・パーペチュアルムーン、プラチナ 5. マユ・マロンの製品フライヤー 6. 型番 321.503-015 マユ・マロン、ローズゴールド 7. 型番 321.503-016 マユ・マロン、ホワイトゴールド 8. 会社紹介 - H. Moser & Cie 社のショートビデオ

歴史 1730 ~ 2010 年 何百年にもわたるモーザー社の時計製作。内容は印刷物およびデジタル版を用意

刊記、問合わせ

H. Moser & Cie. Press Release 2010

モーザーグループのコアコンピタンスに大規模な投資

製造、ノウハウそして長期的事業構築に向け、数千万フランを投資

2009 年の時計産業界に関する市場状況を見ると、プレミアム製品群で需要が約 30% 減少しました。

モーザーグループが推し進めてきた事業拡大や H. Moser & Cie ブランドの市場進出強化策も、この状

況に少なからぬ影響を受けました。

グローバル化した今日の経済活動においては総じて、業界大手が強化される一方で、小規模企業の力

は失われていきます。このような中で H. Moser & Cie ブランドの販売がほぼ倍増したことは特記に値

します。ただし、モーザー社が市場において事業を再開してからわずか 5 年であることを考慮すると、

業界他社に比べると低いレベルでの数値です。

クレディ・スイス経済研究所によると、時計産業の景気は 2010 年後半に再び上向きになると予測さ

れています。経済危機の間にも事業の拡張は理にかなっていたのです。技術的・ロジスティクス能力

や製品の組織的製造、そしてモーザーグループの長期的目標にとって、これは喜ばしい局面です。

長期的展望と持続性を一貫して推し進めたことが、H. Moser & Cie ブランドに役立ち、経済的に困難

な状況を乗り越えることができたのです。モーザーグループは今後も事業活動の拡大と同時に、他に

類を見ないオーセンティックな時計製品の拡張を進めます。マーケティング活動を強化して、モーザ

ーブランドの知名度および市場浸透度を高めていきます。

モーザーグループ(株)はホールディング会社として統一され、4つの会社がその傘下に入っています。

各々の会社が蓄積した芸術的な職人わざや技術面での装備、ノウハウをフルに活用し、モーザーグル

ープはこの 5 年間でスイス時計製造業の 上級クラスへと発展を成し遂げました。時を越えた洗練さ

れた美しさと心躍らせる技術ディーテールは国際時計市場において類を見ません。

モーザーグループが実際に辿った真正な企業の沿革は、広い時計製造産業の中でも特異なケースとし

て認められています。特に、比較的短期間で高い自社製造レベルを達成しただけでなく、優れた品質

水準を確保しながら新しい趨勢を早期に捉える能力は、市場成果で実証されています。モーザーの時

計に対する情熱、そして控えめでありながらも洗練された美しい時計は、所有者、愛好家、コレクタ

ー、専門家達を魅了してやみません。

モーザーは株主からの資金を活用して、グループ・会社・ブランド・設備・各種製品の組織的製造を

推進し、既にその大半を完了しました。取締役会と執行役員会は今後、戦略目標を事業拡大と定着に

向けて切り替えていく方針を固めています。

モーザーグループは特に、 高級の国際的時計ブランドとして H. Moser & Cie を定着させると同時に、

知名度の拡大に力を入れていきます。今後 4 年間で現在の年間販売点数は 1,200 から 5,000 程度への

上昇を目指します。

H. Moser & Cie. Press Release 2010

時計業界では稀なことですが、モーザーグループは特異な時計技術のノウハウを駆使したテンプスプ

リングの自社製造を溶融から完成品まで一貫して行っています。 新鋭の技術装備は将来の要求を満

たすあらゆる前提条件を兼ね備えています。

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モーザー・パーペチュアルムーン

1,000 年を経過するまで 1 日のくるいもない無類の月相(ムーンフェイズ)付き時計。北半球から見た月の位相を

大型の文字盤ウインドウに表示します。月は地球を公転している間太陽に照らされます。太陽に照らされる月半

面の大きさは月と太陽の角度によって異なって見えます。この様な月の位置を月相と呼びます。この時計は月相

を独特の方式で表示し、分単位の精度で読取り・予測可能です。月が地球を一回公転し、太陽に対して再び同じ

位置になる周期は平均で 29.53059 日、つまり 29 日 12 時間 44 分 2.9 秒です。パーペチュアルムーンの複雑

な歯車構造により、一日のずれは僅か 0.23 秒におさえられます。別な言い方をすれば、1,027.30 年後になって初

めて 1 日の差が生じるのです。

パーペチュアルムーンでは 6 時位置の文字盤ウインドウに月相が表示されます。月相ディスクには四区分月を国

際的に標準化された 8 区分で示す垂直線と、昼夜区分を表す文字盤が装備されています。月相ディスクは、月の

照射形状を明るい色でウインドウ内に表示します。暗い部分は月に映る地球の影を表しています。この両者が天

体の月相を表します。月相ディスク上の相応線が文字盤上の三角形二個の丁度中間に位置することで定義された

月相が表示されます。高度な表示精度を確保するため、月相ディスクは時針と結合し持続的に連動します。にも

かかわらず、時刻表示を妨げずに月相を 9 時位置のピンボタンで修正することもできます。その際、月相 8 区分

が一つずつ前進します。その機能を確保するのが、月相ディスクに始めて導入されたラップスプリング・クラッ

チです。更に、昼夜を区別するため、24 時間で1回転する小針が中央に位置しています。

直径は 40.8 mm で、モーザー時計に典型的なエレガントな外観は、ダークブルーのスモーク仕上げ文字盤やケー

スと同色の装飾や指針で調和が図られ、センター位置の秒針やムーブメント側で日数に区分表示されるパワーリ

ザーブが加わります。ダブルヘアスプリング搭載の香箱により、巻き上げると最低7日間のパワーリザーブが確

保されます。勿論この時計にも、純金製アンクルやガンギ車を装備したモーザー独特の交換可能なエスケープメ

ントが組み込まれています。モーザー・ムーブメント キャリバー HMC348.901 は非常に長期間作動する手巻き

ムーブメントで、スムーズで磨耗の少ない巻上げを行うべべルピニオンや、モーザー方式歯車システムを全面的

に採用しています。ビス止めの金製シャトンやモーザー・ロゴは見るだけでも卓越した時計の価値にアクセント

を添えます。サファイアバックからはムーブメントを見ることができます。

型番 348.901-013:三パーツ構成のローズゴールド製ケース、クロコ皮バンド、ローズゴールド製バックル

型番 348.901-015:三パーツ構成のプラチナ製ケース、クロコ皮バンド、プラチナ製バックル

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モーザー・パーペチュアルムーン 型番: 348.901-013 モーザー・パーペチュアルムーン。月相をほぼ永遠に正確に表示する特別な時計。1,000 年停止することなく動

いた場合に生じる誤差はわずか 1 日。モーザーはこの性能だけでは満足しませんでした。月相を分単位の精度で

設定できるムーブメントを作り出したのです。国際的に標準的な 8 区分で天体上の月相を予測できます。これほ

どの長期間でも分単位精度の月相表示を可能にしたのは腕時計では初めてです。更に、満月あるいは新月等の予

測も可能。24 時間表示指針で、一日の午前・午後の区分表示。8 つの標準月相区分は、9 時位置に控えめに配備

されたピンボタンで調整可能。月相に対応した正確な時刻合わせはリューズで行います。類例ないこの時計は特

殊時計専用の三パーツ型ローズゴールド製パーペチュアルケースに収められています。手首に合わせたシースル

ーバックはカーブ形状でベゼルに移行し、ノングレア処理の通常丸型サファイアカバーガラスに合流しています。

フューム加工されたダークブルーの文字盤やローズゴールドの装飾は、モーザー時計ならではの気品ある美しさ

にアクセントを添えています。勿論この時計にも、純金製アンクルやガンギ車を装備したモーザー独特の交換可

能なエスケープメントが組み込まれています。ダブルスプリング香箱により、最低7日間のパワーリザーブを保

ちます。パワーリザーブ表示もモーザーならではの方式で、ストライプ研磨仕上げムーブメントの裏側に表示さ

れます。クロコ皮ベルトとローズゴールド製のバックルがモーザー・パーペチュアルムーンに完璧にマッチして

います。

H. Moser & Cie. Press Release 2010

モーザー・パーペチュアルムーン 型番: 348.901-015 モーザー・パーペチュアルムーン。月相をほぼ永遠に正確に表示する特別な時計。1,000 年停止することなく動

いた場合に生じる誤差はわずか 1 日。モーザーはこの性能だけでは満足しませんでした。月相を分単位の精度で

設定できるムーブメントを作り出したのです。国際的に標準的な 8 区分で天体上の月相を予測できます。これほ

どの長期間でも分単位精度の月相表示を可能にしたのは腕時計では初めてです。更に、満月あるいは新月等の予

測も可能。24 時間表示指針で、一日の午前・午後の区分表示。8 つの標準月相区分は、9 時位置に控えめに配備

されたピンボタンで調整可能。月相に対応した正確な時刻合わせはリューズで行います。類例ないこの時計は特

殊時計専用の三パーツ型プラチナ製パーペチュアルケースに収められています。手首に合わせたシースルーバッ

クはカーブ形状でベゼルに移行し、ノングレア処理の通常丸型サファイアカバーガラスに合流しています。フュ

ーム加工されたダークブルーの文字盤やローズゴールドの装飾は、モーザー時計ならではの気品ある美しさにア

クセントを添えています。勿論この時計にも、純金製アンクルやガンギ車を装備したモーザー独特の交換可能な

エスケープメントが組み込まれています。ダブルスプリング香箱により、最低7日間のパワーリザーブを保ちま

す。パワーリザーブ表示もモーザーならではの方式で、ストライプ研磨仕上げムーブメントの裏側に表示されま

す。クロコ皮ベルトとプラチナ製のバックルがモーザー・パーペチュアルムーンに完璧にマッチしています。

H. Moser & Cie. Press Release 2010

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モーザー・マユ・マロン

「MAYU 家族」に優雅な一員が加わりました。マユ・マロンは南国的エレガンス、バイタリティ、アンダーステ

ートメントを同時に具現しています。イタリア感覚のチャーミングな二種類の時計で、絶妙に洗練された文字盤

が特徴です。効果抜群の外観に心躍る時計です。一方は特殊に仕上げられた栗色に輝く文字盤で、ローズゴール

ド製のケースの暖かな色彩に完璧に調和します。他方はホワイトゴールド光沢仕上げで、一段と濃い茶色文字盤

と抜群のコントラストをもたらします。光が入ると文字盤が光り輝きます。ダイヤモンド研磨加工のアワーイン

デックスはそれぞれのケースカラーで統一されています。同色に統一された指針はモーザー時計に典型的な立体

的形状で、中心は平坦研磨加工が施されています。 外観上の特徴である「懐中時計秒針」は、中央からずらして配置しています。伝統の懐中時計からヒントを得た

腕時計には珍しい構成です。秒針目盛は分針リングにまで伸びています。つまり、ムーブメントはケース寸法に

対応した大きさを確保していなければならないのです。ムーブメントとケースの間の固定リングがこの構成を変

えることは許されません。正に粋を極めた無二の逸品です。 モーザー・ムーブメントキャリバー HMC321.503 は直径 32 mm の特に長い巻き上げ装置を装備し、歯車はモー

ザー歯車システムによって高度な効率に最適化されています。 大型香箱により、80 時間のパワーリザーブを確保できるので、巻き直しせずに3日間以上確実に作動します。ム

ーブメント裏側に位置するパワーリザーブ表示は、バックのサファイアガラスウインドウから見ることができま

す。にもかかわらず時計の厚さはわずか 9.3 mm です。38.8 mm の外径は、現代の要望にマッチするユニセック

スサイズに仕上げられています。三パーツ構成のケースは、モーザーならではのいわゆるフリーシェイプの側面

なので、愛好家には一目でわかります。クラウンにはイニシャル M が施されています。繊細に調和されたサテ

ン処理と研磨加工は、控えめなエレガンスの印象をかもし出します。 スムーズで磨耗の少ない作動を確保するため、べベルピニオンが巻上げ装置に組み込まれています。腕時計では

世界的にもまれなことです。秒針と第三歯車を共通のブリッジの下に配置しているのはモーザー時計ではオーソ

ドックスタイプです。この方式は 19 世紀のモーザー懐中時計にも既に採用されていました。同様に、真正モー

ザー時計には全て、今日まで変わらず使われてきた刻印が施されています。カット研磨仕上げのエッジは、サン

バースト加工のプレートとブリッジ、更にモーザーならではのストライプカットにも、サファイアガラスから見

ることができるムーブメントの高価値を現しています。金製のアンクル、ガンギ車、シュトラウマン・ヘアスプ

リングを組み込んだエスケープメントが交換できることはモーザーでは当たり前のことです。

型番 321.503-015:三パーツ構成のローズゴールド製ケース、クロコ皮バンド、ローズゴールド製バックル

型番 321.503-016:三パーツ構成のホワイトゴールド製ケース、クロコ皮バンド、ホワイトゴールド製バックル

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マユ・マロン 型番 321.503-015 モーザー・マユ・マロン。マユ・ラインのイタリアンタイプ独特な栗色に輝くダイヤルを配備し、洗練の粋を尽

くした絶品。腕時計では珍しい懐中時計風の大型秒針を装備。しかも厚さはわずか 9.3 mm。80 時間のパワーリ

ザーブにより、巻き直しなしで3日以上確実に動き続けます。モーザーが初めて導入した交換可能なエスケープ

メントは無類性の証しです。このため、長い耐久性に加えて、アフターサービスが容易になります。機能性を最

適化した表面をもち、硬化加工の純金製ガンギ車とアンクルは世界初のタイプです。

モーザー・ムーブメントキャリバー HMC321.503。直径 32 mm の手巻き式ムーブメントおよびモーザー歯車シ

ステムを搭載。巻上げ機構には腕時計では稀な真正ベベルピニオンを採用しているため、スムーズで磨耗の少な

い動きが確保されます。第三・第四歯車が共有ブリッジ下に位置する配備は、モーザーではオーソドックスタイ

プです。そのほかにも刻印や、カット・研磨エッジ、プレートやブリッジのサンバースト研磨、ストライプ仕上

げが、この稀有なムーブメントの価値を強調します。 ケースはローズゴールドの三パーツ構成で、直径 38.8 mm。表はややふくらみのあるサファイガラス。裏面には

サファイア製シースルーガラスを装備。クロコ皮バンド、純ローズゴールド製バックル。

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マユ・マロン 型番 321.503-016 モーザー・マユ・マロン。マユ・ラインのイタリアンタイプ濃い栗色のダイヤルを配備し、洗練の粋を尽くした

絶品。腕時計では珍しい懐中時計風の大型秒針を装備。しかも厚さはわずか 9.3 mm。80 時間のパワーリザーブ

により、巻き直し無しで3日以上確実に動き続けます。モーザーが初めて導入した交換可能なエスケープメント

は無類性の証しです。このため、長い耐久性に加えて、アフターサービスが容易になります。機能性を最適化し

た表面をもち、硬化加工の純金製ガンギ車とアンクルは世界初のタイプです。 モーザー・ムーブメントキャリバー HMC321.503。直径 32 mm の手巻き式ムーブメントおよびモーザー歯車シ

ステムを搭載。巻上げ機構には腕時計では稀な真正ベベルピニオンを採用しているため、スムーズで磨耗の少な

い動きが確保されます。第三・第四歯車が共有ブリッジ下に位置する配備は、モーザーではオーソドックスタイ

プです。そのほかにも刻印や、カット・研磨エッジ、プレートやブリッジのサンバースト研磨、ストライプ仕上

げが、この稀有なムーブメントの価値を強調します。 ケースはホワイトゴールドの三パーツ構成で、直径 38.8 mm。表はややふくらみのあるサファイガラス。裏面に

はサファイア製シースルーガラスを装備。クロコ皮バンド、純ホワイトゴールド製バックル。

 

H. Moser & Cie. Press Release 2010 

会社紹介 - H. Moser & Cie 社のショートビデオ  

ブランド広告、イメージ、製品ポジショニングに関するショートビデオ5本

ブランドの知名度は、そのプレゼンテーションや視覚性、製品から出るイメージ次第で、定着したり

低下したりします。これらの印象は主に印刷媒体、インターネット、イメージビデオを介して広がり

ます。 これまで H. Moser & Cie 社は主にインターネットによる広告に傾注してきました。これに加えて現在

ショートビデを制作しています。オーセンティックな製品、長い歴史に加えて、この数年間に達成し

た高い自社製造率を示します。当然、時計の洗練された美しさ、ムーブメントの無類性、特殊な技術

も映像によって訴えます。そのためには、高解像度撮影技術による精密微小部品の動きや、効果的な

クロスフェード、相応のバックグランド音楽が必要です。 4 分間のショートビデオで映し出される卓越した職人わざや、金錘の付いたテンプの振動運動は強い

インパクトを与えます。パーペチュアルのフラッシュカレンダーが 2 月 28 日から 3 月 1 日に変わる瞬

間もビデオで初めて紹介します。また、増設した工場建物や、沿革歴史シーン、近傍のラインの滝も

インスピレーションの源として紹介します。加工されたムーブメントプレートの美しさや、最新の機

械で製造された径 0.35 mm の微小な重心調整ネジも映し出されます。真正のテンプネジを仕上げる最

高度の時計技術を実感できます。シュトラウマン・ヘアスプリングを装着するための調整作業をする

専門時計師の静かでくるいの無い動きも見ることができます。勿論魅惑溢れるモーザー・コレクショ

ンの一部も紹介されます。 H. Moser & Cie ブランドの国際性を配慮し、ナレーションは入れません。ただし、いくつかの用語に

ついては説明がフェードインで示されます。ビデオはドイツ語、英語、フランス語、イタリア語、ス

ペイン語、日本語、中国語のバージョンで提供します。 この他にも 30 秒間の ビデオは 4 本を用意し、モーザー・コレクションの各種時計を紹介します。洗

練の美と、細心の技を駆使して仕上げたムーブメント、比類ない技術が織り成す共生を実感していた

だけます。モーザー・パーペチュアル 1、モナード・デイト、ヘンリー・ダブルヘアスプリング、マ

ユについては前記言語バージョンのビデオを提供しています。

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歴史 モーザー:時計製造の名門

1730 ハインリッヒ・モーザーの祖父であるヨハネス・モーザーがシャフハウゼンに生ま

れる。見習い時計師を経て、世襲性の名誉ある町の時計師の地位に就く。後に、州

議員となる。

1760 ハインリッヒ・モーザーの父であるエルハルト・モーザーがシャフハウゼンに生まれ

る 。エルハルトは、父親から町の時計師の地位を受け継ぎ、自身も州議会のメンバ

ーとなる。

1805 この年の 12 月 12 日、ヨハン・ハインリッヒ・モーザーが誕生する。1820 年から

1824 年の間、父親から時計製造の伝統技術を学ぶ。

1824 ハインリッヒ・モーザーはルロックル(スイス)に旅し、現地の優れた時計職人の

工房を訪れる。ほどなく優れた時計職人となり、小規模ながらも予備部品の供給会

社を設立し順調に事業を進める。わずか 18 ヶ月でとび抜けた才能を持つ専門家とい

う評判を得たモーザーの元には、イタリアやパリから注文が殺到する。

1826 独立した時計会社として、ケースや家具に収められた置時計を製作するようになる。

1827 事業にとって絶好のチャンスを見込んだモーザーは、ロシアのサンクト・ペテルスブ

ルクを訪れる。馬車と船を乗り継いでの危険な旅の後、ついに資金が尽き、現地の

工房で時計職人として働くことになる。

1828 サンクト・ペテルスブルクに「H. Moser & Co.,(H.モーザー社)」という貿易会社を

設立する。この会社が、後に優れたブランドに成長する基礎となる。モーザーの販

売する時計が全て高品質であったことから、彼の事業は発展を続けた。彼自身、あ

るいは彼の代理人による品質チェックを受けずに時計が店頭に並ぶということは決

してなかったのである。

1829 このような高品質の基準を維持するため、ルロックルに時計工場を設立する。この

工場は、ヨーロッパおよびロシア市場向けの時計を専門に製造することを目的とし

ていた。

1848 時計メーカーおよび販売者として活躍していたモーザーは、家族とともにシャフハ

ウゼンに戻ることを決意する。この時点から、彼は自分の人生における一つの使命

を見出すようになる。それは、当時非常に静かであったシャフハウゼンの町を、活

気あふれる魅力的な産業の町に変えることであった。一方で、家族のためにシャル

ロッテンフェルズに素晴らしい邸宅を建設した。

H. Moser & Cie. Press Release 2010

1851 ライン川の運河の建設が完了し、この運河の水力によって約 80 馬力の出力でタービ

ンを駆動させることができるようになった。

1853 シャフハウゼンの他の著名人との共同事業で、「Schweizerische Waggonfabrik bei Schaffhausen ( シ ャ フ ハ ウ ゼ ン の ス イ ス 鉄 道 車 両 製 造 工 場 ) 」 、 お よ び

「Schweizerische Industriegesellschaft (SIG) Neuhausen(スイス工業社《SIG》ノイハウ

ゼン)」を設立する。同年、シャフハウゼン‐ヴィンタートゥール鉄道線路の共同

設立者となる。また、シャフハウゼンに時計ケースの製造工房を設立する。

1860 この年から、ジャガー・ルクルト社の社内記録に、得意先としてハインリッヒ・モ

ーザーの名が記されている。やがて、ジャガー・ルクルト社から、24 種類の複雑機

構を含む 64 種類におよぶキャリバーを調達するようになる。妥協のない品質を掲げ

るモーザーの時計は、やがてロシア宮廷をはじめ様々な王室や軍隊に供給されるよ

うになり、ほんの数年のうちに、東洋は日本、中国、ペルシャから、西洋はパリ、

ニューヨークにまで販売されるようになる。

1863/64 ハインリッヒ・モーザーは、伝動装置を介して近接する会社に安く電力を提供す

る目的で、ライン川にスイスで最も大きなダムを建設する事業に乗り出した。この

水力発電所によって、シャフハウゼンの町に産業の新たな時代の幕が開かれた。

1868 モーザーは、アリオスト・ジョーンズが IWC(インターナショナル・ウォッチ・カン

パニー)を設立する際、土地と機械の動力となる電力を提供することによって支援

を行った。

1874 この年の 10 月 23 日、ハインリッヒ・モーザーがこの世を去る。2 番目の妻であるフ

ァニーが、全ての事業利益の相続人となる。

1877 ファニーが、ロシアにおける全業務を、現地の代表取締役であるウィンターハルター

氏に売却する。ルロックルの時計工場はポール・ジラールの手に渡った。販売契約

には、「相続会社はすべて、永久に H.モーザー社あるいはハインリッヒ・モーザー

社のブランド名のもとで操業し続けるものとする」と規定されていた。

1917 ロシアで勃発した 10 月革命によって、それまでスイス時計ブランドが支配してきた

ロシアにおける時計の民間市場が完全に壊滅された。モーザー社の最後のスイス人

取締役が、1918 年の初めにスイスに戻る。ルロックルにおける事業は、この政治動

乱を免れ、影響を受けることなく続けられた。ロシア市場における損失を補うため、

他の国々への輸出が増加される。

1920 モスクワにあったモーザーの時計事業の跡に国営の「中央時計修理工場」が作られる。

1953 ルロックルにおける腕時計の生産が拡大され、懐中時計の生産が占める割合は徐々に

減少する。1877 年の契約に違反し、一部の時計に「ヘンリー・モーザー」の名が付

けられる。

H. Moser & Cie. Press Release 2010

1973 H.モーザー社の名が、精密なレバー脱進機を備えた時計や、主にケースに貴石を配

した 18K ゴールドの特別モデルのメーカーとして挙げられる。クオーツ時計による

危機がスイスの時計産業全体に広がり、ルロックルの事業にも影響がおよんだ。

1979 ル ロ ッ ク ル の 時 計 工 場 が 「 Dixi-Mechanique 」 グ ル ー プ の 一 部 と な り 、

「Hy Moser & Cie.」として事業を行うこととなる。

2002 創業者のオリジナルブランドである「H. Moser & Cie.」が、ユルゲン・ランゲ博士に

よって再度国際登録される。モーザー家の代表者と共同で、モーザー シャフハウゼ

ン株式会社が発足した。今日では、ハインリッヒ・モーザーのひ孫にあたるロジャ

ー・ニコラス・バルジガーが名誉会長を務める。

2005 後継会社であるモーザー シャフハウゼン株式会社は、ハインリッヒ・モーザーの生

誕 200 年を記念して、時計の国際舞台において再び「H. Moser & Cie.」のブランド名

を冠した時計シリーズを発表する。このシリーズは、創業者から受け継がれた伝統

に忠実なモデルで構成される。

2006 「H. Moser & Cie」は、Moser-Perpetual 1 (モーザー・パーペチュアル 1)、

Monard Date (モナード・デイト)、Monard (モナード)、Mayu (マユ) の4ラ

インを 「BASELWORLD 2006(通称:バーゼルフェア)」で始めて一般公開す

る。

2006 バーゼルフェアでは更に、国際的に高く評価されている Wirz Werbung AG (ヴィルツ広告 株式会社)と協力して新しいコミュニケーションプラットフォ

ームを紹介する。

2006 モーザー・パーペチュアル 1 は MONTRE DE L’ANEE (ウオッチオブザイヤ

ー) 2006 で 2 位を受賞。専門誌 「MONTRE PASSION (時計パッション) 」 の専門審査員は、「クラシックなケースとモーザー・フラッシュ・カレンダ

ーの中には、抜群に革新的なメカニカルムーブメントが組み込まれている」

と評価する。

2006 「H. Moser & Cie.」は 2006 年 11 月、スイス時計産業で最も注目される

「GRAND PRIX D’HORLOGERIE DE GENÈVE (ジュネーブ時計グランプリ)」で「Prix de la Montre Compliquée (複雑時計賞)」の栄誉に輝く。モーザー・パ

ーペチュアルが 1 が 複雑時計部門で第一位の座を獲得する。

2007 「H. Moser & Cie」は、姉妹企業であるシャフハウゼンの「 Precision

Engineering AG (精密エンジニアリング 株式会社)」との数年にわたる協力に

よって結実した STRAUMANN SPIRALE (シュトラウマン・スパイラル)を「バ

ーゼルフェア 2007」ではじめて世界の時計業界に発表する。

H. Moser & Cie. Press Release 2010

2007 モーザーの革新的ダブルスパイラル・エスケープメントを搭載した新しいト

ノー時計コレクション HENRY Double Hairspring (ヘンリー・ダブルへアスプ

リング) を「バーゼルフェア 2007」で発表する。

2007 「H. Moser & Cie」は、非常に希少で白色光沢を放つ貴金属パラジウムを使用

した MAYU Palladium (マユ・パラジウム) を発表する。

2008 「H. Moser & Cie 」は創立 180 年を祝う。

2008 姉妹会社全てを傘下に置く持株会社としてモーザーグループ株式会社が設立

される。これにより、Moser Schaffhausen AG (モーザー・シャフハウゼン株式

会社)、Precision Engineering AG (精密エンジニアリング株式会社)、MSG AG (マニファクチュアリング・サポート・グループ株式会社) が一致協力して、

「H. Moser & Cie 」ブランドの独立性と業績の躍進を目指す体制を確立。

2008 MAYU Black Pearl (マユ・ブラックパール) と MAYU White Pearl (マユ・ホワ

イトパール ) を発売。真珠母貝のインデックスと、エレガントなエイ皮 ストラップが特徴。

2008 MAYU Palladium (マユ・パラジウム) に、硬質ホワイトゴールド製アンクルを

装備したシュトラウマン・ダブルヘアスプリング・エスケープメントを搭載。

外観のアクセントは新規開発のインデックスカラー。

2009 モーザーグループ株式会社は傘下企業の垂直連携型製造に向けた投資を 継続。現在まで約 70 人を新たに採用した他、独自の製造所を設立。

2009 エレガントな Fumé(フユメー)文字盤に対する大きな需要に応えるため、

HENRY(ヘンリー) および MONARD (モナード)にもこの文字盤を採用。 ケースは白色光沢を放つパラジウム、エスケープメントはシュトラウマン・ダブルヘアスプリング。

2009 1875 年に出版されたハインリッヒ・モーザーの生涯に関する伝記原本の複製

本を私家版として出す。原本はモーザーの死後まもなく出版されたが現在で

は入手困難なため、今回ファクシミリ版として、他国語への翻訳および現代

字体による同内容テキスト冊子を添付したケースに収めて提供。

2010 モーザーグループはコアコンペタンス・持続性・成長に向けた数千万フランにおよ

ぶ投資をほぼ完了。国際的経済危機の中でもモーザーグループは一段と力をつけて

発展。

H. Moser & Cie. Press Release 2010

2010 H. Moser & Cie は乗馬スポーツの一大イベントに初めてメインスポンサーとして協

賛。CSI バーゼル 2010 は一大イベントとして、際立った国際性とデラックスな随

行プログラムで華々しいデビューを果たす。

2010 モーザー・パーペチュアルムーンを披露。分単位の精度を修正無しで 1,000 年確保

する月相表示を装備した最高級時計。

H. Moser & Cie. Press Release 2010

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