Lean Startup
Agenda
0. What is the Lean Startup? !
1. プランAを文書化する
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2. プランで最もリスクの高い部分を見つける
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3. プランを体系的にテストする
0. What is the Lean Startup?
Lean Startupとは
・とてつもなく不確実な状態で新しい製品やサービスを創り出さなければならない人的組織のための手法 !・仮説を検証するための小さなプロダクトを作り、 顧客のフィードバックを取り入れて改善していくことによって無駄を削減する !・単位時間あたりの顧客に関する学習量を最大化する
構築-計測-学習のフィードバックループ ループに要するトータルの時間を最小にする
LEARN BUILD
MEASURE
DATA
IDEAS
PRODUCT
Product
Strategy
Vision
Optimization
Pivot
Change
・ピボット:うまくいくプランを探す (検証による学習) ・最適化:プランを加速する (改善による成長)
ピボット(方向転換)と最適化 ビジョンを実現するために製品と戦略を変化させていく
ex. Instagram
『現在地や写真を共有できる ソーシャルチェックインアプリ』
『写真の撮影と共有に特化した ソーシャルネットワーキングアプリ』
Before: After:
・複雑で特徴もなく、 何の新しさもなかった
・ユーザーは写真共有のために アプリを活用していた
Pivot
参考書籍
Running Lean
これから以下の手順を実行して、 Lean Startupを体験してみましょう!
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1. プランAを文書化する
2. プランで最もリスクの高い部分を見つける
3. プランを体系的にテストする
1. プランAを文書化する
最初のプラン(プランA)を文書化する
・テストしていない仮説に基づいて数十ページの事業計画書を時間をかけて書くなんてムダ !
・リーンキャンバス(1枚のビジネスモデル図)を書き出して、最低でも誰か1人と共有する
!
・プランAは役に立たない
⇒ 体系的なテストによりうまくいくプランに移行する
既存の代替品: アーリーアダプター:ハイレベルコンセプト:
上位3つの課題 上位3つの機能
計測する主要活動 顧客への経路
簡単にコピーや購入が できないもの
ターゲットにする顧客あなたの差別化要因と 注目に値する価値を 説明した単一で明確な 説得力のあるメッセージ
顧客獲得コスト 流通コスト ホスティングコスト 人件費など
収益モデル 顧客生涯価値 収益 粗利益
1 238
4
67
9
5
ex. Qiita http://qiita.com/suin/items/cbce828a9c750ab1a53a
WORK 1
リーンキャンバスを書いてみましょう!
2. プランで最もリスクの 高い部分を見つける
最も大きなリスクとは誰も欲しくないものを作ってしまうこと
スタートアップのリスク
・製品リスク(Product risk):正しい製品を作る
!・顧客リスク(Customer risk):顧客への経路を作る
!・市場リスク(Market risk):実現可能なビジネスを作る
!
リスクに優先順位を付けて体系的に解消していく
P
PP
PP M
M M
M
C
CC既存の代替品: アーリーアダプター:ハイレベルコンセプト:
WORK 2
WORK 1で書いたリーンキャンバスのうち 最もリスクの高い部分はどこでしょう? (その仮説が正しくなければサービスが破綻してしまう部分)
3. プランを体系的に テストする
体系的なテストの方法1. 課題を理解する 顧客インタビューや顧客観察を行って解決に値する課題かどうかを理解する。 誰が課題を持っているか?それはどんな課題か?現時点ではどのように解決されているか? !2. ソリューションを決定する ソリューションを決め、デモを作って顧客に見せてテストする。 ソリューションはうまくいきそうか?アーリーアダプタは誰か?価格モデルは大丈夫か? !3. 定性的に検証する MVPを作ってアーリーアダプタに見てもらう。 独自の価値提案に気付いてもらえるか?学習に必要なアーリーアダプタはどうやって探すか?お金を支払ってもらえるか? !4. 定量的に検証する 改良した製品をより多くの人たちに見てもらう。 誰かが欲しいと思うものを作ったか?どうやって広範囲の顧客に連絡するか?実現可能な ビジネスになるか?
MVP (Minimum Viable Product)・実用最小限の製品 ・ムダを省いて製品の本質だけに絞る ! ex. Groupon : クーポンのPDFを電子メールで送付
「建物の外に出よ」 − スティーブ・ブランク
答えは机上にはない顧客と話をすることで見つかる
実験には明確な結果が出ることが大事 ⇒ 反証可能な仮説を立てる
(具体的で反復可能な行動 → 期待する計測可能な成果)
ex. DOTA-SAN (StartupWeekendTokyo 優勝プロダクト)
ユーザーは本当にイベントにドタ参するのか? ⇒ ティザーサイトへの登録数で検証
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http://dotasan.com/
WORK 3
WORK 2で出た最もリスクの高い部分 を検証する実験を考えてみましょう!
(2時間, 2日, 2週間でできる実験をそれぞれ考えてみてください)
ASSIGNMENT
WORK 3で出た3つの実験から適切なサイズ の実験を選んで実際に実践してみましょう!
思い込みは捨てて、 顧客から学ぼう!