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※詳細は、別途【取扱説明書】を必ず、ご参照ください。
※仕様は、予告なく変更される場合がございます。予め御了承下さい。2014/3/17
これだけでの操作手順で十分!!!
―NICU領域版―
V32 ver
測定開始から終了までの手順
操作手順
1. はじめに
2. 電源を入れる
3. 起動して患者登録をおこなう
4. モニタリング開始から記録終了まで
5. 記録したデータを見返す
6. 記録したデータを自分のPCで見返す
7. アーチファクト(ノイズ)の原因と対策
*基本操作は2~4迄でOK.
2014/3/17 2
こんな形をしています♪パネルがあり、パソコンを操作する感じです♪
大:アンプ
小:ヘッドボックス
これはヘッドボックスです。アンプに付属でついており、患者さんのそばに置きやすく工夫されています♪
ヘッドボックス使用中・・・ここにモニタリングする部分の電極をつけます♪
大小
3
1-①はじめに
脳波と、aEEG*[amplitude (振幅) integrated (統合した) EEG(脳波)の略]などが表示されます。*脳波の振幅をあるアルゴリズムに介して時間軸上に帯状に示したもの
脳波形には、必ず差動増幅器(アンプ)*が
ついています♪*電極ごとの信号を差動増幅した後デ
ジタル信号に変換する機器
ニコレワン(脳波計)のしくみ
お皿の形をしているので、スプーンのようにペーストをすくいます
4
電極にも様々種類があります。新生児領域で日本で多く使われているのは皿電極です。最近では、脳波キャップ(ウエブガード)が使いやすく、皮膚トラブルも少ないため、ウエブガードを使用する病院が増えてきています♪日本では皿電極が主流ですが、海外では針電極が主流です♪
電極について
ペーストをすくっています♪
ペースト
針電極はディスポーザブル♪
針電極
脳波キャップ(ウエブガード)
例:C3にゲルを注入しています
皿電極針電極はディスポーザブルだから後片付け簡単♪皮内へ留置します。髪の毛があっても留置しやすく、通常アルコール綿での消毒のみ(スクラブなし)で使用しているところが多いです♪
電極がついている吸盤は柔らかく、皮膚トラブルの報告はほとんどありません。注入する専用ゲルは、さらさらしているので、スクラブしなくてもインピーダンスが下がることが多いと好評です♪ニコレワンユーザー限定頭部エコーの穴つき♪
C3電極
頭皮に貼り付けてます♪
電極にカラフルな色がついているのは、例えば「C3のポジションに○色の電極をつけてる」という具合に見分けやすいようにするためです♪
1‐②はじめに
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AC電源コネクターを差し込みます。★バッテリーはありません♪
モニター中央下のランプが点灯していることを確認します。
ニコレワンモニタの背側の底部分にあるスイッチをONにします。
ニコレワンモニターの背側
2‐①電源を入れる
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NicVueアイコンをダブルクリック♪
NicVueのソフトが起動します。10秒ほどで次の画面へ移行します♪
最初のウインドウでパスワードの入力画面が表示されますが、設定していませんので、そのまま【OK】をクリックします。起動し始め、ディスクトップ上にNicVueアイコンが現れます。
3‐①起動して患者登録を行う
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【NicVue≪匿名患者≫】というウィンドウが開きます。
登録アイコンをクリックします。
3‐②起動して患者登録を行う
まずは患者登録♪
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「患者情報」のウインドウが開きます。患者IDと姓の2項目を最低入力して頂ければ有効になります。その他、名・生年月日・性別などを入力します。
最後に【OK】をクリックします。
*生年月日(B)→月/日/西暦の順で入力します。(初期設定値は1900年の設定になっています。)
3‐③起動して患者登録を行う
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メイン管理者オペレータの欄に「ID:123456789・氏名:test様」のホルダーが作成されます。次回測定時は、この欄からモニタリングを行う患者様を選択します。
指定された患者さんは図のように色が反転します。
3‐④起動して患者登録を行う
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①
①をクリックした際にアイコンが黒くへこみます。
次に、②をクリックします。患者さんをモニタリングする【NicoletOne5.71】ソフトが起動します♪
4‐①モニタリング開始から終了まで
②
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【インピーダンス(電気抵抗)チェック①】
赤の場合は電通が悪く、インピーダンス(電気抵抗)値が高い状態です。
4‐②モニタリング開始から終了まで最初にインピーダンス(電気抵抗)値をチェックする画面になります。
インピーダンス(電気抵抗)値が高いときは…電極がきちんと付いていない、または皮脂や体液、血液などにより、それが邪魔になって電極を装着していても電気信号をキャッチできない、などが考えられます♪
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例:C3/C4に電極を装着した場合4‐③モニタリング開始から終了まで
【インピーダンス(電気抵抗)チェック②】
20.0k0hm
インピーダンス(電気抵抗)値は初期設定で20.0k0hm以下に設定し、それ以下になることを指標にしてください。*設定した上限以下になると黄緑に変わります。
患者さんへ電極装着後、インピーダンス(電気抵抗)値が確実に低減したら、開始をクリックします。
*値はできるだけ下げていただくことを推奨しますが、電通が行き来している状態であれば問題ありません。*電位値は毎秒ごとに更新されています。
電極を装着した、C3とC4、リファレンス(REF)とアース(GND)がちゃんと緑になってインピーダンスが下がってるわね♪これなら大丈夫!!開始を押してモニタリングをはじめます♪
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4‐④モニタリング開始から終了まで
【モニタリング画面は3種類♪】
③
①
aEEG
レビュー
②
EEG
いよいよモニタリングスタート!!ここからはモニタリング中の画面の説明になります♪
モニタリング中の画面
ここからは実際のモニタリング画面になります♪大きく分けて、
①aEEGの画面②EEG(脳波)の画面③レビュー画面の3つの画面があります♪
2014/3/17 14*タッチパネル・マウスでのクリック 両方使用できます。
モニタリング画面 【トレンド画面】
4‐⑤モニタリング開始から終了まで
トレンド画面
トレンドの設定画面
aEEGが表示されます♪
aEEG(トレンド画面)の設定ができます♪■測定項目■横軸(時間)&縦軸(μV)など
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aEEGの見たい部分をクリックすると、その部分の元波形がレビュー画面に表示されます♪
モニタリング画面【EEG(元波形の確認)】
4‐⑥モニタリング開始から終了まで
EEG(元波形)画面★モニタリング中の脳波をリアルタイムで表示!!
EEG(元波形)レビュー画面★aEEGで気になったところはここでチェック!!
EEG(元波形)画面の設定ができます♪■モニタリング部位(モンタージュ)
■横軸(時間)
■感度、ハイカット、ローカットなど
*タッチパネル・マウスでのクリック 両方使用できます。
例)P3・P4で測定中の場合
*基準電極→Ref(リファレンス)またはG2(入力2)という表記になります。2014/3/17 16
4‐⑦モニタリング開始から終了まで
モニタリング中のチェック項目
実際に測定している部位と、表示されている項目が違う場合、画面に表示されているのは実際に測定されていない、交流電流などになります。
下記を必ず確認しましょう♪■電極装着部位(頭)■ヘッドボックスへ差し込んでいる電極の部位■画面の項目・aEEG(トレンド画面)の縦軸・EEG(元波形)画面の縦軸
項目は同じかな??
aEEG EEG
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画面右上の[×]をクリックします。
【継続中のテストを閉じますか?】というウインドウが開きます。【OK】をクリックします。
記録したデータは、最初に指定した患者様のホルダー内に保存されます。
4‐⑧モニタリング開始から終了まで
【記録を終了と保存】
これで測定終了です♪機械を片付ける時は、画面左下のスタートボタン→シャットダウン→OKで電源をOffにしたあと、コンセントを抜いてください♪
モニタリング終了→電源off
記録を終了する時は、この×アイコンをクリックします。これで、データが保存されます♪
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1. 見返すデータをクリックして反転させます。2.【レビューアイコン】をクリックします。
または、反転しているバー上でカーソルを合わせダブルクリックします。
レビューボタン(選択したデータを確認することができます)
5‐①記録したデータを見返す
デスクトップにdataアイコンの表示があるときは、ここにもデータが保存されています♪
モニタリング中も、モニタリング終了後もいつでも過去のデータをひらき、見返すことができます♪(モニタリング中のデータもひらけます♪)
記録したデータの確認方法
「見返し速度」を設定♪「自動送り」が簡単に行えます。
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画面中央でカーソルが左右に方向転換します。見たい箇所まで「早送り」「巻き戻し」が可能です。
5‐②記録したデータを見返す
【記録を見返すためのソフトフェア(編集可)】
Reader(リーダー)
過去に記録したデータを開くと、「リーダー」というソフトウェアで表示されます。これは、記録したデータを編集できるソフトです♪
倍速選択できます♪
複数箇所に電極を装着し、モニタリングをした場合、モンタージュを組みかえて様々な角度から脳波を分析することが可能です♪
同じ電極数でも組み方色々♪
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6‐①記録したデータを自分のパソコンで見返す
【記録を見返すためのソフトフェア(編集不可)】
Setup.exe(ビューア)
無償のソフトになります。パソコンにインストールすると、「ビューア」というソフトウェアで表示され、データを見返すことができます。★編集はできません★記録したデータを閲覧するソフトです♪
編集はできませんが、自分のパソコンでデータを見返すことが可能です♪
♪ビューア(Viewer)ソフトを自分のパソコンにインストール♪このアイコン(約10MB)を自分のパソコンにインストールするだけ!!ニコレワン本体のデスクトップにない場合は、担当の営業マンへお声かけください♪
EEG Viewer
アーチファクト(ノイズ)の原因となるもの:
① 汚れている電極 ② 損傷している電極リード線
③ 不良な位置にある接地電極
④ マイクロホーン・AV機器のフィードバック
⑤ CRT(ブラウン管)画面からの電波
⑥ コンセントから外していない患者さんの付近にある
電源ケーブル
⑦ 交流電流圧
⑧ 電気メス
⑨ スクリーンルームにある複数のアース
対処方法:
① 電極コードをなるべく束ねてまとめ、タオルなどでおさえる。
また、他のモニタのコード類と交差させない。
②児の頭の近くに他の機器を置かない。輸液ポンプなどを児の頭やヘッドボックスから遠ざける。
③脳波の電源をパソコンなどと異なるコンセントからとる。
④固形に付着したぺーストは完全に取り去る。
⑤電極コードが宙に浮いている状態は避ける。
⑥アルミホイルで電極コードを覆う。2014/3/17 21
電極面についてペーストは、お湯につけると軟らかくなり、除去しやすくなります。アルコール綿での除去もOKです。
7‐①アーチファクトの原因と防止策 例:体動あるいは電極不安定によるアーチファクト
新生児発作と脳波モニタリング:奥村彰久著より引用
紙テープなどで、10~20cmおきくらいに束ねます♪
ノイズが混入が続くときは、下記の対処方法を参考にしてください♪
アーチファクト(ノイズ)だ!!!
電極がとれそうでノイズが入っている時は、電極装着部を確認し、必要時貼りかえましょう♪
♪電極がはずれていないかの確認方法♪
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7‐②アーチファクトの原因と防止策
電極はずれや装着不安定によるアーチファクト(ノイズ)は、最もよく経験される問題です。特に、電極がはずれてしまった場合には著名なアーチファクト(ノイズ)がみられます。
電極はずれに対しては、定期的に電極を確認することが大切です。アーチファクトが疑われる場合は、電極装着部と、インピーダンス画面、脳波元波形を確認しましょう。インピーダンスが高い場合は、電極を付け直すと良いでしょう。
上段・中段・下段ともそれぞれ誘導部位の異なる3チャンネル記録のaEEGです。
電極はずれ例 電極不安定例
脳波元波形確認!!
インピーダンス確認!!(値が高いと、電極がはずれている可能性があります)
緑ならOK!!
このボタンからもインピーダンスを確認できます♪
引用文献:加藤徹他『aEEGビギナーズマニュアル』診断と治療社、2010年、56-62頁
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【測定中のヘッドボックスの配置】
*ノイズが混入しないように、必ず患者さんの頭のそばか足元にヘッドボックスを置いてください
悪い例…ヘッドボックスと電極装着部位を離して置いてしまうと、アーチファクト(ノイズ)が入りやすくなってしまいます。ヘッドボックスは、必ず患者さんの頭部や足元(電極装着部位)の近くに置きましょう!
*この部分からノイズが入ることがあります
7‐③アーチファクトの原因と防止策
患者さんから離れた所
(
保育器の外など)
に置く
N G
OK!! OK!!
END
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