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特定非営利活動法人コモンビート NPO法人CRファクトリー主催 コミュニティフォーラム2017 分科会B 「自分は役に立っている/必要とされている」をどうつくるか 自己有用感

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特定非営利活動法人コモンビート

NPO法人CRファクトリー主催 コミュニティフォーラム2017 分科会B

「自分は役に立っている/必要とされている」をどうつくるか

自己有用感

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コモンビートについて

名称:特定非営利活動法人コモンビート 設立:2004年3月11日 (東京都認証) 所在地:〒154-0004 東京都世田谷区太子堂1-12-35 アンビエンス世田谷201 代表者:理事長 安達亮 会員数:約700名

活動地域:関東(東京、群馬)、中部(名古屋、福井)、関西(大阪)、九州(福岡、久留米)、東北(石巻)、韓国、台湾、タイ、フィリピン 活動年数:14年目

【ミッション】 表現活動によって、自分らしく・たくましく生きる個人を増やす【ビジョン】 多様な価値観を認めあえる社会の実現【スローガン】 個性が響きあう社会へ

©2017 NPO法人コモンビート

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ビジョン実現のための様々な活動展開

年齢・職業・性別・国籍などバックグラウンドの異なる参加者でミュージカル「ACOMMONBEAT」を創る、コモンビートのメインプロジェクト。国内外問わず実施地域を広げています。コモンビートへの活動参加の登竜門です。

ミュージカルプロジェクト

スクールプロジェクト小・中・校大学・専門学校を対象に歌やダンスの表現ワークショップ、世界を感じる学び・気づきのワークショップを各校に提供しています。またコモンビートに参加している多様な大人たちと、子ども・若者をつなぐ橋渡しをするイベントも行っています。

お祭りビックバンプロジェクト年齢・職業・性別・国籍などバックグラウンドの異なる参加者で「響鳴」「響宴」オリジナル楽曲による「よさこい演舞」を作りあげ、全国のよさこい祭りに参加するプロジェクト。ミュージカルプロジェクトの次のステップに、または足慣らしにぜひご参加ください。

アジアンビートプロジェクトコモンビートの国際交流プロジェクトです。言葉が通じなくたって、歌や踊りでコミュニケーション!タイや台湾をパフォーマンスによる交流を行いながら巡るツアーを企画しています。また、日本とアジア、世界を舞台に様々な角度からイベントやワークショップなども実施しています。

UpwithPeople参加支援制度ミュージカル「A COMMON BEAT」を製作したアメリカの教育NPO「Up with People」ヘのプログラム参加を支援する制度です。コモンビートのミュージカルプログラム経験者を対象に、参加費を補助する支援を行っています。

イベント・ワークショップ事務局が主催となり、多様な価値観に触れるイベントを企画しています。トークショーや自主製作映画上映会、ワークショップなど多彩なメニューを用意しています。

「表現活動」で横串を刺しながら、多様な価値観に触れる機会を提供

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ミュージカルプロジェクトとは

上演数123回

観客約16万人

キャスト約4400人

ミュージカル「ACOMMONBEAT」を多様な参加者によってつくりあげることを通して、自分らしく・たくましい人を増やし、多様な個性を認めあえる社会の実現を目指すプロジェクト。コモンビートの主事業で10年間続いています。

学生・社会人からなる100人のキャストが100日間でミュージカルをつくりあげる。地域ごとにキャストは異なり、プログラム終了後に解散して、また集め直すのが特徴

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コミュニティキャピタル診断結果

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団体全体で「自己有用感」が7.35ポイント(全体サンプル差+0.54)と高い結果になっています。

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自己有用感とは

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「自己有用感」は、他人の役に立った、他人に喜んでもらえた、...等、相手の存在なしには生まれてこない点で、「自尊感情」や「自己肯定感」等の

語とは異なります。

自己有用感

団体の中で自分が役に立っている、必要とされているという感覚です。ただ団体の活動に参加するだけでなく、活動・関わりを通して「人の役に立っている」「必要とされている」と感じられること。欠かせない存在であり、自分は重要であると思える感覚が第2の因子です。

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わかりやすく感謝をする場をつくる

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①ひとりひとり名前を紹介、どこからきたのか地域紹介②キャストとウェルカムキャストでグループトーク③エールの交換④アンケート共有、労をねぎらう

出演者(キャスト)とボランティア(ウェルカムキャスト)の対面式

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できるだけボランティアスタッフを表に出すイベント運営を。彼らへの報酬は「感謝」であることを大切にする。

①ひとりひとり名前を紹介、どこからきたのか地域紹介②キャストとウェルカムキャストでグループトーク③エールの交換、気持ちを共有する④アンケート共有、労をねぎらう

→ただの「ボランティアさん」じゃなく、名前によって居場所をつくる。

→誰を支えているのか、誰に支えられているのかを感じ取る

→一緒につくっていることをわかりやすく伝える。声を拾う。

→自分たちが活動した成果を共有する。功労者を讃える、わかりやすく感謝する。

わかりやすく感謝をする場をつくる

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心の流れに沿った、自然な循環をつくる

支えてもらう

支えたくなる

支える

感謝される

継続する成果出る

居場所がある

役割がある

行動する

行動の循環自己有用感の醸成

ボランティアスタッフへの報酬は、「こころに」紐づく意味的報酬を意識する

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まとめ

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組織に「自己有用感」が備わると、人が繋がり、居場所ができ、コミュニティ化(循環)する

気持ちよく参加する

自然に演出する

運営者 参加者

仕組みが先で感謝すると気持ち悪い。感謝したい心が先で、仕組みは単なる手段で。