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仕 様 書 番 号 GAV-CG-Z810021Q 作成 昭和44年11月 1日 変更 平成29年 1月27日 補給統制本部 航空部 陸 上 自 衛 隊 航空機用部品包装共通仕様書

自 衛 隊 航空機用部品包装共通仕様書 - MODPPP-C-795 Cushioning Material , Packaging (Flexible Closed Cell Plastic Film, For Long Distribution Cycles) PPP-C-850

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仕 様 書 番 号

GAV-CG-Z810021Q

作成 昭和44年11月 1日

変更 平成29年 1月27日

補給統制本部 航空 部

陸 上 自 衛 隊

航空機用部品包装共通仕様書

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陸上自衛隊航空機用部品包装共通仕様書

目 次

1 総則 ·········································································· 1

1.1 適用範囲 ····································································· 1

1.2 用語及び定義 ································································· 1

1.3 引用文書 ····································································· 3

2 包装に関する要求 ······························································· 5

3 品質保証 ········································································ 6

4 その他の指示 ··································································· 6

4.1 PIFの提出 ································································· 6

4.2 その他の必要事項 ····························································· 6

附属書A(規定)特定部品の包装要領 ················································ 7

附属書B(規定)包装方法の選定要領 ················································· 13

附属書C(規定)包装の表示・標識実施要領 ··········································· 20

附属書D(規定)PIFの作成及び提出要領 ··········································· 33

附属書E(規定)包装の通則 ························································· 53

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1 総則

1.1 適用範囲

この仕様書は,陸上自衛隊の航空機用部品(以下,“部品等”という。)の包装に関する共通的要

求事項について規定する。

1.2 用語及び定義

この仕様書で用いる用語及び定義は,次によるほか,NDS Z 0001,GAV-CG-W15

0021及びGAV-CG-W150022による。

1.2.1

包装

部品等を輸送,保管,使用などに当たって,その価値状態を保護するために適切な清浄,乾燥,防せ

い,個装,内装,外装又は表示・標識を行う作業及びその状態をいう。

1.2.2

防せい

輸送及び保管において,環境条件によって劣化を防止するための手段をいう。

1.2.3

緩衝

部品等の特性,機能,輸送条件に適した材料及び方法を使用し,輸送及び荷役中における部品等の

物理的及び機能的損傷を防止することをいう。

1.2.4

耐候処理

風,雨,汚染物質,急激な温度変化に対して長期的に保護することをいう。

1.2.5

物理的損傷

部品等が内部的又は外部的な力によって,くぼみ,ひずみ,移動,すりきず,摩滅などの損傷を受

けることをいう。

1.2.6

機能的損傷

部品等が直接又は間接的な衝撃,振動,静電気などの力によって,機能に損傷を受けること

いう。

1.2.7

密閉

金属と金属,ガラスとガラス,プラスチックとプラスチックなどとの溶着若しくははんだ付け又は

ガスケット,プラグ,キャップなどによって,部品等の機能を害するじんあい,水蒸気その他の異物

陸 上 自 衛 隊 仕 様 書

物品番号 仕 様 書 番 号

陸 上 自 衛 隊

航空機用部品包装共通仕様書

GAV-CG-Z810021Q

防衛大臣承認 年 月 日

作 成 昭和44年11月 1 日

変 更 平成29年 1 月27日

作成部隊等名 補給統制本部 航空部

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の進入を防ぐため部品自体を封ずることをいう。

1.2.8

電気的調整補正部品

湿度若しくは温度変化又は使用若しくは時間の経過によって変動する特性をもつ部品等で,初期の

設計限界値を維持していることを確認するために定期的点検の実施を必要とするものをいう。

1.2.9

電気的部品

使用時に純粋に電気的な機能を果たす部品をいう。ただし,電気装置の構成品で使用時に純粋に機

械的機能だけを果たすものをいう。

なお,取付用ブランケット,クランプファスナその他類似のハードウェアなどを除く。

1.2.10

内容品明細書(パッキング・リスト)

梱包一覧表のことをいう。

1.2.11

AC(Age Control)

期限統制のことであり,部品等が加硫(キュアリング)・組立・検査などを行った日から使用され

るまでの間,品質が劣化するおそれのある特定の品目について,要求される特性を保証されるため

の, 最大の期間を設定することをいう。

1.2.12

保管期限統制(Shelf Life Control)

MO-700-4に基づき,保管中に経年的に劣化又は品質が低下するおそれのある部品等につい

て,加硫(キュアリング)・組立・検査等を行った日(起算基準日)を基準とし,その部品等が本来

の使用目的に支障なく使用し得る状態を維持するため,最大限の保管期間を指定し,これに伴う特定

の検査・出荷などに関する業務統制をいう。

1.2.13

PIF(Packaging Information Form)

部品等の個装,内装,外装その他これに関連する細部資料を記載するために定めた書式をいう。

1.2.14

輸出用木材こん包材生産者登録

“輸出用木材こん包材消毒実施要領”によって定める消毒証明実施機関,認定消毒実施者及び登録

こん包材生産者をいう。

1.2.15

輸出用木材こん包材

輸出貨物(携帯品及び郵便物を含む。)の保持,保護又は運搬に用いる木材又は木製品(紙製品を

除く。)であって,クレート,木箱,荷箱,ダンネージ,パレット,ケーブルドラム,スプール,リ

ールなどを含む非加工木材をいう。

1.2.16

消毒証明実施機関

農林水産省消費・安全局長の登録を受け,輸出用木材こん包材の消毒証明に係る業務を行う者をい

う。

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1.2.17

認定消毒実施者

消毒証明実施機関の認定を受け,輸出用木材こん包について,農林水産省消費・安全局長の定める

要領に基づき消毒を実施する者をいう。

1.2.18

登録こん包材生産者

消毒証明実施機関の登録を受け,国際基準に則した消毒済みの輸出用木材こん包材について,消毒

処理済みの表示を行うことができる者をいう。

1.3 引用文書

この仕様書に引用する次の文書は,この仕様書に規定する範囲内において,この仕様書の一部を成

すものであり,入札書又は見積書の提出時における最新版とする。ただし,契約後当該文書に改正が

あった場合には,その適用について別途協議するものとする。

a) 規格

JIS H 4160 アルミニウム及びアルミニウム合金はく

JIS K 2246 さび止め油

JIS K 6401 耐荷重用軟質ポリウレタンフォーム-仕様

JIS K 6745 プラスチック-硬質ポリ塩化ビニル板

JIS L 3201 羊毛長尺フェルト

JIS P 0138 紙加工仕上寸法

JIS P 3401 クラフト紙

JIS Z 0105 包装-包装貨物モジュール寸法

JIS Z 0150 包装-包装貨物の荷扱い指示マーク

JIS Z 1402 木箱の構造

JIS Z 1403 枠組箱の構造

JIS Z 1406 さん付き合板箱

JIS Z 1506 外装用段ボール箱

JIS Z 1514 ポリエチレン加工紙

JIS Z 1516 外装用段ボール

JIS Z 1519 鉄鋼用気化性さび止め剤

JIS Z 1535 鉄鋼用防せい紙

JIS Z 1702 包装用ポリエチレンフィルム

JIS Z 1708 塗装形可はく性プラスチック

JIS Z 1709 収縮包装用フィルム

JIS Z 8310 製図総則

JIS Z 9015-1 計数値検査に対する抜取検査手順-第1部:ロットごとの検査

に対するAQL指標型抜取検査方式

ISPM-15 国際貿易における木製梱包材料の規制ガイドライン

( International Standards for Phytosanitary Measures-

PublicationNo.15)

NDS Z 0001 包装の総則

NDS C 7999E-5C 電子管包装

A-A-59136 Cushioning Material, Packaging, Closed Cell Foam Plank

PPP-B-566 Boxes, Folding, Paperboard

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PPP-B-636 Boxes, Shipping, Fiberboard

PPP-B-676 Boxes, Paperboard, Metal Edged And Components

PPP-B-676 Boxes, Setup

PPP-C-96 Cans, Metal, 28 Gage And Lighter

PPP-C-795 Cushioning Material , Packaging (Flexible Closed Cell

Plastic Film, For Long Distribution Cycles)

PPP-C-850 Cushioning Material , Polystyrene Expanded, Resilient

(For Packaging Uses)

PPP-C-1797 Cushioning Material, Resilient, Low Density, Unicellular,

Polypropylene Foam

MIL-81322 Grease, Aircraft, General Purpose, Wide Temperature Range

MIL-B-22020 Bags, Transparent, Flexible, Sealable, Volatile Corrosion

Inhibitor Treated

MIL-C-3955 Cans, Composite

MIL-C-6529 Corrosion Preventive, Aircraft Engine

MIL-C-10382 Corrosion Preventive, Petrolatum, Spraying Application

MIL-C-11796 Corrosion Preventive Compound, Petrolatum, Hot Application

MIL-C-16555 Coating Compound, Strippable, Sprayable

MIL-D-3464 Desiccants,Activated,Bagged,Packaging Use And

Static Dehumidification

MIL-D-6055 Drums, Metal,Reusable,Shipping And Storage

MIL-DTL-117 Bags, Heat-Sealable

MIL-DTL-6054 Drums, Metal,Reusable,Shipping And Storage

MIL-DTL-6060 Bags, Watervaporproof, Heat- Sealable, Complex

MIL-HDBK-304 Package Cushioning Design

MIL-I-22110 Inhibitors, Corrosion, Volatile, Crystalline Powder

MIL-P-130 Paper, Wrapping, Laminated And Creped

MIL-P-17667 Paper, Wrapping, Chemically Neutral

MIL-PRF-121 Barrier Materials, Greaseproofed, Waterproofed

MIL-PRF-131 Barrier Materials, Water Vaporproof, Greaseproof, Flexible,

Heat-Sealable

MIL-PRF-3150 Lubricating Oil, Preservative, Medium

MIL-PRF-3420 Packaging Materials, Volatile Corrosion, Inhibitor Treated,

Opaque

MIL-PRF-6085 Lubricating Oil, Instrument, Aircraft, Low Volatility

MIL-PRF-6799 Coatings, Sprayable, Strippable, Protective,

Water Emulsion

MIL-PRF-10924 Grease, Automotive And Artillery

MIL-PRF-16173 Corrosion Preventive Compound, Solvent Cutback,

Cold-Application

MIL-PRF-18487 Compound, Gun Slushing

MIL-PRF-21260 Lubricating Oil, Internal Combustion Engine, Preservative

Break-In

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MIL-PRF-22019 Barrier Materials Transparent

MIL-PRF-22191 Barrier Materials, Transparent, Flexible, Heat-Sealable

MIL-PRF-23699 Lubricating Oil,Aircraft Turbine Engine,Synthetic Base

MIL-PRF-23827 Grease,Aircraft And Instrument, Gear And Actuator Screw

MIL-PRF-46002 Preservative Oil, Contact And Volatile Corrosion-Inhibited

MIL-PRF-81322 Grease, Aircraft, General Purpose, Wide Temperature Range

MIL-PRF-81705 Barrier Materials, Flexible, Electrostatic Protective,

Heat- Sealable

MIL-PRF-83671 Foam-In-Place Packaging Materials

MIL-STD-648 Specialized Shipping Containers

MIL-STD-2073 Military Packaging

b) 仕様書

GAV-CG-W150021 陸上自衛隊航空機用部品(国産)共通仕様書

GAV-CG-W150022 陸上自衛隊航空機用部品(輸入)共通仕様書

GLT-CG-Z000001 陸上自衛隊装備品等一般共通仕様書

c) 補給カタログ等

MO-700-2 整備業務

MO-700-4 保管期限統制

d) 法令等

輸出用木材こん包材消毒実施要領[26消安第2234号(26.7.31)]

e) 訓令

装備品等の製造設備等の認定に関する訓令(昭和50年防衛庁訓令第44号)

2 包装に関する要求

包装に関する要求は,附属書Eによるほか,次による。

a) 外装の省略 外装は,次による。

1) 製造工場から納入部品を破損のおそれなく納地まで輸送する場合において,耐候処理を必要と

する場合又は同一荷姿で納地から転送が予想される場合を除く。

1.1) 個装又は内装に,両面段ボール箱などの容器が使用されており,必要に応じてバンドなど

で,補強してあること。

1.2) 包装内容品の物理的保護の種類が,E.2.8.3に規定するLa(軽保護)又はLb(中保護)

であること。

2) 納入部品が同一会社内の修理工場などに官給するため,当該工場などを納地又は搬入地とする

場合

b) 通箱の使用 紙箱,両面段ボール箱,ファイバー箱などによって個装又は内装を施し,かつ,部

品の物理的保護の種類が,E.2.8.3に規定するLa又はLbの場合には,外装に代え,通箱を使

用することができる。

c) 再使用可能容器 個別仕様書において指定する場合は,外装に再使用可能な容器を使用するもの

とする。

d) 混合包装(詰合せ包装) 2品目以上の個装又は内装を組み合わせて外装(以下,“混合包装”

という。)をする方が,経済的,かつ,合理的である場合は,混合包装をすることができる。た

だし,この場合は,個装又は内装に結束,緩衝包み,紙箱,両面段ボール箱,ファイバー箱など

を使用し,かつ,緩衝材などを用いて部品に損傷のおそれのないようにするものとする。

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e) 包装要領の選定の基準 包装要領の選定の基準は,次の優先順位による。

1) 個別仕様書

2) 附属書A

3) 附属書B

f) 個装及び外装のレベル 個装及び外装のレベル(以下,“包装レベル”という。)は,個別仕様

書又は調達要領指定書(以下,“個別仕様書等”という。)に指定がない場合には,全て次のレ

ベルを適用するものとする。

1) 個装 レベルA

2) 外装 レベルⅠ

g) 表示・標識 表示及び標識は,附属書Cによる。

h) 包装の実施 契約の相手方は,個別仕様書等に指定された包装レベルに基づき,包装を実施する

ものとする。

3 品質保証

品質保証については,附属書Eによる。

4 その他の指示

4.1 PIFの提出

契約の相手方は,PIFの作成を必要とする場合は,附属書DによってPIFを3部作成し,提出

するものとする。

4.2 その他の必要事項

その他の必要事項は,GLT-CG-Z000001の箇条8によるものとする。

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附属書A

(規定)

特定部品の包装要領

A.1 総則

A.1.1 適用範囲

この附属書は,陸上自衛隊において使用する部品等のうち,特定部品の包装要領を規定する。ただ

し,この附属書で規定する以外は,本文の定めるところによる。

A.1.2 特定部品

特定部品は,次のものをいう。

a) ボルト,ナット,スクリュー,ピン,リベット,ワッシャ,ファスナ,ターンバックル,スタッ

ド,チューブ,フィッティングなど(以下,“ハードウェア”という。)

b) ジェットエンジン用点火栓

c) 蓄電池

d) ころがり軸受(外径が400 mm以下又は質量が18 kg以下のもの)及び軸受部品(以下,

“軸受”という。)

A.2 ハードウェアの包装要領

A.2.1 防せい

個別仕様書等において特に指定のない場合は,次の材料を使用したもの又は表面処理を施したもの

は,通常,防せい剤を必要としない。

a) 使用材料 アルミニウム,銅,ニッケル,クローム,黄銅又は耐食鋼(オーステナイト系及び耐

熱合金)

b) 表面処理 クロームめっき,すずめっき,鉛めっき,ニッケルめっき,銀めっき又はりん酸塩皮

膜(補助油塗油)

A.2.2 個装

A.2.2.1 個装法

個装法は,表A.1によるものとし,容器の動揺によって部品の損傷を防止するため,適切な緩衝材

及び表A.2の保護材を使用するものとする。

表A.1-個装法

製品の

材料 表面処理 防せい剤 部品名

個装法

レベル

レベル

鋼 カドミウム又は

亜鉛めっき以外

の表面処理

使用しない。 ボルト,ナット,スクリュー,ピン,

スタッド,リベット,ワッシャ,キ

ー,金具類

Ⅲ Ⅲ

カドミウム又は

亜鉛めっき

使用する。 Ⅰ Ⅰ

使用しない。 ⅠC ⅠC

軸部をめっきし

ないもの。

使用する。 軸受研磨ボルト ⅠA又

はⅠB

ⅠC

耐食鋼

非 鉄

金 属

表面処理に関係

ない。

使用しない。 ボルト,ナット,スクリュー,ワッ

シャ,リベット,ターンバックル,

金具類

Ⅲ Ⅲ

その他 表面処理に関係

ない。

使用できない。 セルフロッキングナット ⅠA ⅠC

チューブ,フィッティング ⅠC ⅠC

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表A.2-保護材

品名 保護材

7/16インチ以上のボ

ルト

シールピール又はスリーブ

精密ボルト シールピール又はスリーブ

チューブ,フィッティング キャップ又は下包み

A.2.2.2 個装容器

個装容器として紙箱などを使用する場合は,表A.3から選定するものとする。

表A.3-個装容器の選定基準

内容品

質量

(kg)

容器

PPP-B-566

折り畳み紙

破裂強さ

(MPa)

PPP-B-676

組立紙箱

破裂強さ

(MPa)

メタルステッ

チ付紙箱a)

破裂強さ

(MPa)

JIS Z 1506

両面段ボー

ル箱

ファイバーかんb)

1.0未満 0.76

以上

0.82

以上

1.03以上 1種又は2種 タイプⅠ グレ

ードBは,個装

法IAc),ⅠCc)

用及びタイプⅡ

グレードBは,

ICc)用

1.0~2.3

未満

1.10

以上

0.96

以上

2.3~4.5

未満

1.24

以上

1.10

以上 1.37以上

4.5~10.0 - - 2.06以上

注記 引用文書の前に※印をもって示すものは,版を指定するものとする。

注 a) メタルステッチ付紙箱の規格は,※PPP-B-665Dを参考するものとする。

b) ファイバーかんの規格は,※MIL-C-3955Cを参考するものとする。

c) 金属以外の剛性容器密封とする。

A.2.3 内装

内装容器としてPPP-B-676の厚紙箱を使用した場合は,内容品最大質量を 4.5 kg以

下とし,メタルステッチ付紙箱の厚紙箱は,内容品最大質量 18 kg以下とする。また,段ボール

箱は,それぞれ規格に準拠した質量及び寸法によるものとする。

A.2.4 外装

外装の総質量は,60 kgを超えてはならない。

A.3 ジェットエンジン用点火栓の包装要領

ジェットエンジン用点火栓(以下,“点火栓”という。)の包装要領は,通常,次の作業を行う。

ただし,点火栓の形状,性質などによってこれらの作業が困難な場合は,それらの作業を省略又は必

要な作業を追加するものとする。

a) 個装用材料 保護さや(ボール紙製又は同等品)

b) 包装単位 包装単位は,次による。

1) 個装 1個

2) 内装 内装に納める個装は,2個以上とし,最大質量は,10 kg以下とする。

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c) 清浄・乾燥 トリクロロエチレン(トリクロルエチレン)又は四塩化炭素で清浄した後,自然乾

燥を行う。

d) 個装 電極部及びねじ部を保護さやにて保護し,JIS Z 1535(気化性さび止め紙)で包

み,防湿袋にて密封して紙箱に収納する。

e) 内装 内装を実施する場合は,個装を内装容器(両面段ボール箱など)に収納しなければならな

い。

f) 外装 容器(段ボール箱,ファイバー箱又は木箱)の大きさは,附属書Eによるものとし,総質

量は,40 kgを超えてないものとする。

A.4 蓄電池の包装要領

A.4.1 包装単位

包装単位は,次による。

a) 個装 1個

b) 外装

外装は,表A.4による。

表A.4-外装

質量

(kg)

外装単位

(個)

5 未満 8

5~10 未満 4

10~20 未満 2

20 以上 1

A.4.2 乾燥

乾燥は,必要としない。

A.4.3 防せい

防せい剤は,必要としない。

A.4.4 個装

凸起部を保護した後,JIS Z 1506(外装用両面段ボール箱)に収納し,ターポリン紙で包

み,布粘着テープで密封する。

A.4.5 外装

A.4.4の個装を施した後,緩衝材で防振処理を施し,JIS Z 1506(複々両面段ボール)又

はJIS Z 1402(木箱)に収納する。

A.5 軸受の包装要領

A.5.1 材料

A.5.1.1 清浄剤

清浄に使用する材料は,附属書Eによる。

A.5.1.2 防せい剤

防せい剤は,表A.5による。ただし,特別の用途などのため表A.5の防せい剤を使用できない軸受は,

この軸受に使用する潤滑油を用いるものとする。

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表A.5-軸受の防せい剤

軸受の形式 軸受外形

(mm)

防せい剤

開放形 25 未満 P-3a),P-6b),P-9c),P-10d),P-17f)

25~150 未満 P-3a),P-6b),P-9c)

150~400 P-3a),P-6b)

密封形 - P-11e)

注 a) MIl-PRF-16173又はJIS K 2246[溶剤希釈形さび止め油(軟質膜,

中高粘度油膜)]

b) MIL-C-11796又はJIS K 2246[ペトロラタム形さび止め油(軟質

膜)] c) JIS K 2246[さび止め潤滑油(極軟質,低温水置換性)] d) MIL-C-6529[さび止め油(ターボジェットエンジン用)] e) MIL-PRF-23827又はJIS K 2246[さび止めグリース(航空機及び

計器用)]

MIL-81322[さび止めグリース(航空機一般用)] f) MIL-PRF-6085(計器ベアリングさび止め油)

A.5.1.3 下包み材料

下包み材料は,JIS H 4160(アルミニウム及びアルミニウム合金はく),JIS Z 17

02[包装用ポリエチレンフィルム(厚さは0.05 mm)]又はMIL-PRF-121,グレー

ドA(防水耐油性バリヤ材)とする。ただし,アルミニウムはく及びバリヤ材の使用は表A.6による。

表A.6-アルミニウムはくの厚さ及びバリヤ材のタイプ

軸受の質量

(kg)

アルミニウムはくの厚さ

(mm)

バリヤ材のタイプ

0.45 未満 0.038 Ⅱ

0.45 ~ 2.2 未満 0.038 Ⅰ

2.2 ~18.0 0.050 Ⅰ

A.5.1.4 透明プラスチック容器

透明プラスチック容器は,次による。

a) 防せい剤及び潤滑油に耐える透明な剛性のあるものとする。

b) 寸法は,軸受の外形と容器の内径とのすき間が0.25 mm以上になるようにし,さらに,体

積及び質量は,できるだけ最小になるようにするものとする。

c) 再密封できるように設計されたものとするが,使用するために一度開封したものは,必ずしも完

全に気密を保証できなくてもよい。

A.5.1.5 内装用材料

内装用材料は,表A.7による。

表A.7-内装用材料

名称 適用仕様書又は規格 特性又は分類

折り畳み紙箱 PPP-B-566 -

組立紙箱 PPP-B-676 -

外装用両面段ボール箱 JIS Z 1506 1種 ~ 4種

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A.5.1.6 外装用材料

外装用材料は,附属書Eによる。

A.5.2 包装要領

A.5.2.1 個装

A.5.2.1.1 レベルA

レベルAは,次による。

a) 清浄及び乾燥 清浄及び乾燥は次による。

1) 清浄及び脱磁 軸受の清浄室について,湿度の管理は,要求しない。ただし,じんあい(塵埃)

の発生源となる包装材料,くず物入れなどは,できるだけ少なくするものとする。清浄前の軸

受の磁力は,5ガウスを超えてはならない。

開放形の軸受の清浄は,附属書Eに規定するC-5の方法による。

2) 乾燥 すべての軸受は,清浄後直ちに附属書Eに規定するD-1,D-2又はD-3の方法又

は,これらの方法の組合せによって乾燥するものとする。D-1の方法で乾燥する場合には,

軸受を急速に回転させてはならない。ただし,乾燥中は,乾燥に用いる空気に軸受の全表面を

さらすために,低速回転にしてもよい。この場合に使用する空気は,乾燥しているもので,0.

002 mmのフィルタを通したものとする。

b) 防せい 防せいは,次による。

1) 開放形軸受は,乾燥作業終了後直ちに表A.5による防せい剤に浸して,全表面に均一連続に,

十分塗布するものとする。

2) 防せい包装のための室は,十分に照明されているものとする。室に入る空気は,フィルタを通

したり又は外気と完全に遮断する必要はないが,近辺に亜硫酸ガス,硫化水素ガスなどの発生

源及びじんあい(塵埃)の発生源となりそうなものは,少なくするものとする。

c) 個装方法 個別仕様書で指定のない場合の個装は,次によるほか,表A.8に定める方法による。

ただし,円筒ころ軸受以外の分離形軸受を組み立てて包装する場合は,ブリネル圧こんを防止す

るために,適当な保護を行うものとする。

表A.8-個装方法及び個装単位

軸受外形

(mm)

個装方法 個装単位

(個)

25 未満 ⅠA-6,ⅠA-8,ⅠA-13 1

25 ~ 150 未満 ⅠA-8 1

150 ~ 400 ⅠA-8,ⅠA-15,ⅠB-2 1

1) 個装法(ⅠA-6) 軸受は,清浄及び乾燥後,直ちに清浄で乾燥した透明プラスチック容器

に入れ,防せい油に完全に浸せきしなければならない。また,容器には,5 %~7 %の空間

をもつように油を満たすものとする。透明プラスチック容器は,しっかりした,漏れない,か

つ,再封を損なわずに開封できる適当な方法で密封する。

2) 個装法(ⅠA-8) 軸受は,清浄及び乾燥後,直ちにA.5.2.1.1 b) 1)に従って防せい剤を

塗布しなければならない。

軸受は,A.5.1.3の材料で包むか又は袋に入れるものとし,包み方は,石けん包み又はヒート

シールをする。

次に,必要に応じて緩衝材を用い,MIL-PRF-131(防湿バリヤ材)で作った防湿袋

に入れ,ヒートシールをする。ヒートシールを行うとき,袋内の空気を最小にするため適当な

方法で抜くものとする。

下包みした軸受は,必要に応じて個装容器に入れるものとする。

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- 12 -

すべての個装容器は,附属書Eに基づいて密封する。ただし,角を無理に折り曲げて包装材料

を損傷してはならない。

3) 個装法(ⅠA-13) 軸受は,清浄及び乾燥後,直ちにA.5.2.1.1 b) 1)に従って防せい剤

又は潤滑油を塗布し,A.5.1.3の材料を用いて下包みし,A.5.1.4に定める透明プラスチック容

器に入れるものとする。また,必要に応じ,緩衝材を用いて容器の中で軸受が移動するのを防

止する。

4) 個装法(ⅠA-15) 軸受は及び清浄,乾燥後,直ちにA.5.2.1.1 b) 1)に従って防せい剤

又は潤滑油を塗布し,A.5.1.3に定める材料で下包みを行い,緩衝材を使用して容器に納める

ものとする。さらに,この容器をMIL-PRF-131の袋に納めて密封する。また,必要

に応じて上包みを行うものとする。

5) 個装法(ⅠB-2) 軸受は,清浄及び乾燥後,直ちにA.5.2.1.1 b) 1)に従って,防せい剤

又は潤滑油を塗布するものとする。

軸受は,アルミニウムはくで確実に包むものとする。ただし,軸受内径90 mm以上又は質量

が9 kgを超える軸受は,ドーナツ包みとする。また,上記の処理を行った軸受は,熱間浸せ

き可はく性プラスチックに熱間浸せきし,更に耐油性バリヤ材で保護する。下包みした軸受は,

必要に応じて個装容器に入れるものとする。

なお,すべての個装容器は,附属書Eに基づいて密封する。

A.5.2.1.2 レベルC

個別仕様書で指定されたときに行う個装であって,附属書Eに従って行うものとする。

A.5.2.2 内装

内装は,附属書Eによる。

A.5.2.3 外装

外装は,レベルⅠとレベルⅡに分類するものとし,細部は附属書Eによる。

A.5.3 表示

個装,内装及び外装の表示は,本文による。ただし,同一包装容器に1個を包装するときの個装及

び内装には,数量の表示を省略する。また,内装される個装のうち,個装に表示困難な場合には,省

略することができる。

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- 13 -

附属書B

(規定)

包装方法の選定要領

B.1 総則

B.1.1 適用範囲

この附属書は,特定部品以外の部品等の包装方法の選定要領について規定する。

B.1.2 選定基準

契約の相手方は,次の事項を考慮して適切な包装方法を選定するものとする。

a) 部品等の種類及び特性

b) 包装のレベル

c) 補給上(荷役,輸送,保管及び開こん)の利便

d) 入手が容易な包装材料

B.2 包装用材料の選定

包装用材料は,通常,附属書Eによる。ただし,商慣習による個装,内装又は外装を行う場合は,

契約の相手方において最も適切と思われる材料を使用することができる。

B.3 個装法の選定

B.3.1 レベルA

レベルAは,次による。

a) レベルAの個装が要求された場合は,部品等の構成材料又は状態,接触防せい剤の使用の可否,

表面の状態(要注意品目又は非要注意品目),非金属材料との組合せの有無などを調査し,表B.1

によって包装しようとする部品の属するグループ番号に対応する基本個装法を選定するものと

する。

b) 表B.1によって選定された基本個装法のうち,細別方法の選定を必要とするものについては,契

約の相手方において最も適当と思われる細別方法を選定するものとする。

B.3.2 レベルB・C

レベルB又はCの個装が要求された場合は,表B.1を参考として,契約の相手方において最も適当

と思われる個装法を選定するものとする。

B.3.3 静帯電防止の個装

静電気によって損傷しやすい繊細な電子部品の個装については,附属書Eによるものとする。

B.4 包装単位

個装,内装及び外装の包装単位の選定が個別仕様書に指定されていない場合は,附属書Eに基づき,

選定するものとする。

B.5 キットの包装要領

B.5.1 個装実施要領

キットについては,その構成品ごとにB.3によって個装法を選定するものとする。この場合,次の

いずれかの方法によって,2品目以上の構成品を一括して同一個装内に収納(グループ化)すること

ができる。

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a) 同一個装法を適用する構成品を一括し,一つのグループとして個装する。

b) 同一系統に属する構成品を一括し,一つのグループとして個装する。

例 ポンプに属する構成品とモータに属する構成品とが同一キット内に含まれているときは,そ

れぞれをグループとして一括して個装する。この場合,グループ内の構成品の個々に適用す

る個装法のうち,最も上位の個装法を適用するものとする。

B.5.2 個装単位

個装単位は,次による。

a) キット構成品については,1キット当たりの数量を単位とする。ただし,数量,品目,特性など

によって1個装とすることが不適当な場合は,適当な単位に分割又は1個ごとに個装を行った後,

紙箱などによって1キット当たりの数量ごとにまとめるものとする。

b) 個装の最終容器に収納する単位は,1キットとする。

B.5.3 キット明細表

キットの個装の最終容器の内部に,図B.1によって作成したキット明細表を1部挿入するものとす

る。

表B.1-個装法選定

構成材料又は状態

接触防せい剤の使用不可の場合a)

要 注 意 品目 な 表 面を も つ 場合

非要注意品目な表面をもつ場合

非金属材料との組合せの場合

グループ 番号b)

基本個装法

素肌金属部品(電気的部品を除く。)

鉄,鋼-素肌又は黒色

酸化処理

17クローム-7ニッ

ケル未満の低組成ステ

ンレス鋼を含む。

- - ○ - 01 Ⅰ

- - ○ ○ 02 Ⅰ

- ○ - - 03 ⅠA

- ○ - ○ 04 ⅠA

○ - ○ - 05 ⅠC

○ - ○ ○ 06 ⅠC

○ ○ - - 07 Ⅱ

○ ○ - ○ 08 Ⅱ

マグネシウム-素肌又

はクロム酸塩処理 - - ○ - 09 ⅠC

- - ○ ○ 10 ⅠC

○ ○ - - 11 Ⅱ

○ ○ - ○ 12 Ⅱ

○ - ○ - 13 ⅠA

○ - ○ ○ 14 ⅠA

ベリリウム,ニッケ

ル,黄銅,コバルト,

青銅,銀,カドミウ

ム,ステンレス鋼,銅,

鉛,チタニウム,モネ

ルメタル,すず,亜鉛,

アルミニウム,パビッ

ト,粗鋳造品,焼結合

金及び銅合金

- - ○ - 15 ⅠC

- - ○ ○ - c)

○ ○ - - 16 ⅠC

○ ○ - ○ 17 ⅠC

- ○ - - 18 Ⅰ

- ○ - ○ 19 Ⅰ

鉄と非鉄の組合せ ○ ○ - - 20 Ⅱ

- - ○ - 21 ⅠC

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表B.1-個装法選定(続き)

構成材料又は状態

接 触 防 せい 剤 の 使用 不 可 の場合a)

要注意品目な表面をもつ場合

非要注意品目な表面をもつ場合

非金属材料との組合せの場合

グ ル ープ 番 号b)

基 本個 装法

めっき・その他の表面処理部品(電気的部品を除く。)

鉄金属-次に示す全

面めっきされたもの

クローム,銅,ニッケ

ル,銀,すず,金,イ

リジウム,オスミウ

ム,パラジウム,ロジ

ウム,ルテニウム,亜

鉛,カドミウム及びす

ずと亜鉛の合金

○ ○ - - 22 ⅠC

○ ○ - ○ 23 ⅠC

○ - ○ - 24 ⅠC

○ - ○ ○ - c)

- ○ - - 25 Ⅰ

- ○ - ○ 26 Ⅰ

非鉄金属-めっき - - ○ - 27 Ⅲ

- - ○ ○ - c)

○ ○ - - 28 ⅠC

○ ○ - ○ 29 ⅠC

- ○ - - 30 Ⅰ

- ○ - ○ 31 Ⅰ

鉄,鋼-りん酸塩処理

銅,黄銅-クロム酸塩

又は黒色酸化処理

○ - ○ - 32 ⅠC

- - ○ ○ - c)

○ ○ - - 33 ⅠC

○ ○ - ○ 34 ⅠC

- ○ - - 35 Ⅰ

- ○ - ○ 36 Ⅰ

アルミニウム,マグネ

シウム,亜鉛-陽極処

亜鉛めっきの鉄又は

鋼,亜鉛合金鋳物-ク

ロム酸塩処理

アルミニウム-アル

クラッド

○ - ○ - 37 Ⅲ

○ - ○ ○ - c)

○ ○ - - 38 ⅠC

○ ○ - ○ 39 ⅠC

陽極処理アルミニウ

ムと不動態化耐食鋼

の組合せ

○ - - - 40 Ⅲ

金属-ペイント,ワニ

スラッカー又はエナ

メルで塗装

○ - ○ - 41 Ⅲ

- - ○ ○ - c)

多孔性金属-オイル

含浸

- - - - 42 ⅠC

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- 16 -

表B.1-個装法選定(続き)

構成材料又は状態

接触防せい剤の使用不可の場合a)

要注意品目な表面をもつ場合

非要注意品目な表面をもつ場合

非金属材料との組合せの場合

グ ル ープ 番 号b)

基 本個 装法

非金属部品(電気的部品を除く。)

プラスチックファ

イバー

○ - ○ - 43 ⅠC

○ ○ - - 44 ⅠC

天然又は合成ゴム ○ ○ - - 45 ⅠC

○ - ○ - 46 ⅠC

皮革 ○ - ○ - 47 ⅠC

○ ○ - - 48 ⅠC

光学ガラス,石英,

雲も(母)及び構成

品にこれらを用い

た組立品

○ ○ - - 49 ⅠA

カーボン,黒鉛,ア

スベスト,セラミッ

クス及び光学以外

のガラス

○ - ○ - 50 Ⅲ

○ ○ - - 51 ⅠC

紙 ○ - ○ - 52 ⅠC

○ ○ - - 53 ⅠC

木材及びコルク ○ - ○ - 54 Ⅲ

○ ○ - - 55 ⅠC

コーデージ及び布

製品

○ - ○ - 56 Ⅲ

○ ○ - - 57 ⅠC

織物 ○ ○ - - 58 ⅠC

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- 17 -

表B.1-個装法選定(続き)

構成材料又は状態

接触防せい剤の使用不可の場合a)

要注意品目な表面をもつ場合

非要注意品目な表面をもつ場合

非金属材料との組合せの場合

グ ル ープ 番 号b)

基本個装法

電気的機器及び装置

完成電気的機器,無線,レーダーセットその他の通

信機器

構成材料のいか

んを問わない。

密封部品で外表

面に対し耐食保

護を必要としな

い場合

○ - - - 59 Ⅲ

構成材料のいか

んを問わない。

密封部品で外表

面に対し耐食保

護を必要とする

場合

- - - - 60 ⅠA

構成材料のいか

んを問わない。

非密封部品の場

- - - - 61 Ⅲ

無線,レーダーセットその他の通信機器の小組部品及び構成品

(非密封の場合)

鉄,鋼,マグネ

シウム

○ - ○ - 62 ⅠA

○ - - - 63 Ⅱ

- ○ - ○ 64 Ⅱ

非金属と金めっ

き品との組合せ

の電気的部品

- - - - 65 ⅠC

光学ガラス,石

英,雲母-プラ

グタイプの電子

コネクタ,レジ

スタ,キャパシ

タを含む。

○ - ○ - 66 ⅠC

○ ○ - - 67 ⅠA

静電気,電磁気,

磁気又は放射能

に敏感な装置,

若しくは部品

○ - - - 68 Ⅰ A /

Ⅱd)

静電気に敏感な

構成品

○ - - - 69 Ⅰ C /

ⅠAe)

銅,黄銅,青銅

ベリリウム

○ ○ - - 70 ⅠA

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表B.1-個装法選定(続き)

構成材料又は状態

接触防せい剤の使用不可の場合a)

要注意品目な表面をもつ場合

非要注意品目な表面をもつ場合

非金属材料との組合せの場合

グループ番号b)

基 本 個装法

電気的機器及び装置

無線,レーダーセットその他の通信機

器の小組部品及びに構成品(非密封の場

合)

金,銀,白

金,イリジ

ウムその

他の貴金

○ - - - 71 ⅠA

ベアリン

グによる

可動部品

(構成材

料のいか

んを問わ

ない。)

○ ○ - ○ 72 Ⅱ

電気的

機械的組部品

電気的調

整補正済

み部品

素肌の鉄,

鋼マグネシ

ウム

○ - - - 73 Ⅱ

その他 ○ - - ○ 74 ⅠA

構成材料のいかんを問

わない(非密封部品)。

○ - ○ - 75 ⅠA

- ○ - - 76 ⅠA

- ○ - ○ 77 Ⅱf)

○ ○ - - 78 Ⅱ

構成材料のいかんを問

わない(密封部品)。

- ○ - - 79 ⅠC

○ - ○ - 80 Ⅲ

その他

上記以外 - - - - ZZg) -

注 a) 接触防せい剤の使用不可の場合とは,次のいずれかに該当する場合をいう。

1) 防せい剤によって部品が損傷するおそれがある場合

2) 防せい剤の除去が極めて困難な場合

3) 残存防せい剤が,部品の作動油,グリースなどと適合せず,作動中に機能不良を生ずる原

因となるおそれがある場合

4) 部品の化学的組成が耐食性のもので,防せい剤の適用を必要としない場合 b) グループ番号は,PIFの“材料及び仕上”欄に記入のときに使用する記号を示す。 c) 非金属材料に対する基本個装法を適用する。グループ番号は,当該非金属材料に対応する記号

を使用する。 d) 静電気及び電磁気防止防湿材料使用のⅠA又はⅡとするものとする。 e) 静電気防止材料使用のⅠC又はⅠAとするものとする。 f) 部品の使用時に除去する必要のない作動用潤滑剤を使用してもよい。 g) グループ番号が“ZZ”に該当する部品の場合は,契約の相手方において最も適当と思われる

個装法を選定するものとする。

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調達要求番号又は契約番号 a) キ ッ ト 物 品 番 号 b)

キ ッ ト 部 品 番 号 c) キ ッ ト 名 称 d)

一連番号 構成品部品番号 品 名 数量 グループ記号 製造番号 AC開始年月

e) f) g) h) i) j) k)

注 a) 調達要求番号又は契約番号を記入する。 b) 契約書に記載されたキットの物品番号を記入する。 c) 契約書に記載されたキットの部品番号を記入する。 d) 契約書に記載されたキットの名称を記入する。 e) キット構成品に対する一連番号を記入する。 f) キット構成品の部品番号を記入する。 g) キット構成品の名称を記入する。 h) キット構成品の1キット当たりの数量を記入する。 i) キット構成品の一部を一括して個装した場合のグループ記号を大文字のアルファベットA,

B,C,・・・・,で記入する。 j) キット構成品が,製造番号を有する場合に記入する。 k) AC開始年月とは,キット構成品が,AC品目〔MO-700-4(保管期限統制)2-1

に定められている保管期限統制品目をいう。〕の場合に記入する。

図B.1-キット明細表

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附属書C

(規定)

包装の表示・標識実施要領

C.1 総則

C.1.1 適用範囲

この附属書は,包装の表示及び標識実施要領について規定する。ただし,通箱については,適用し

ない。

C.1.2 分類

包装の表示及び標識を次のように分類する。

a) 内部表示

b) 外部表示・標識

C.2 表示・標識に関する要求

C.2.1 表示の書き方

表示の書き方は,通常,左横書き,数字はアラビア数字,漢字は常用漢字を用いるものとする。

C.2.2 表示・標識の色

表示及び標識の色は,指定するものを除き,黒とする。ただし,OD色の容器には黄を使用し,青

の容器には白を使用するものとする。

C.2.3 表示方法

表示方法は,刷り込み,スタンプ,ラベル,印刷などによるものとし,見やすい箇所に明確に表示

するとともに,輸送,荷役及び保管において,にじみ,退色,はく落,消滅などが生じないようにす

るものとする。

なお,屋外保管を指定された場合は,外装の表示及び標識の上に耐水性の上塗りを実施するものと

する。

C.2.4 包装のレベルの表示

個装及び外装のレベルの表示は,個別仕様書等の定めるところによる。

C.2.5 個装法Ⅱの表示

個装法Ⅱの包装を実施した場合は,個装,内装及び外装のいずれにも図C.1の表示を行う。

C.2.6 物品の状態の表示

個別仕様書等の定めるところによる。

C.2.7 一般貨物の荷扱い指示マークの表示

JIS Z 0150による。

C.2.8 静帯電防止個装に対する注意表示

E.2.5.3の静帯電防止の個装を実施した場合は,図C.2の該当する表示を行う。

C.3 表示・標識用材料

表示及び標識用材料は,次によるものとし,耐水性のステンシル及びマーキング用インク又は塗料

を使用する。また,ラベルを貼る場合の接着剤は,耐水性のものを使用する。ただし, E.2.8.5の耐

候処理を適用した場合のラベルには,耐水性の上塗り剤を使用する。

a) ラベル用紙 ラベル用紙は,指定のない場合は,白とする。

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b) 使用可能(合格)票 使用可能(合格)票は,MO-700-2の6-15に定める使用可能(合

格)票又は使用可能(合格)票(A)(以下,“使用可能票”という。)を使用するものとする。

記載要領は,図C.3による。

c) 内容品明細書(パッキング・リスト)挿入用封筒 内容品明細書(パッキング・リスト)挿入用

封筒は,GLT-CG-Z000001の図6による。

C.4 内部表示

C.4.1 内容品表示

内容品表示は,通常,次のとおり行う。ただし,a)~f)については,表題を表示せず,直接必要項

目を記入することができる。

なお,個装が内装によって上包みされる場合には,内装への表示を省略することができる。

a) 調達要求番号[陸上自衛隊補給統制本部契約(以下,“地方調達”という。)の場合は,契約番

号]

b) ITEM No.

c) 物品番号

d) 部品番号

e) 品名

f) 数量

g) 個装法及び包装実施年月

h) PIF整理番号(適用される場合だけ。)

i) 製造番号(SERIAL No.)(適用される場合だけ。)

j) AC開始年月(C.6 e)参照)

k) かし期限(契約条項に定めるかし担保期限の満了の年月を歴年月で記入する。)

l) 包装責任者押印又はスタンプ

C.4.2 静帯電防止個装に対する注意表示

静帯電防止個装に対する注意表示は,静電気によって損傷しやすい繊細な電子部品などが,静帯電

防止個装をした場合,個装及び内装の見やすい位置に図C.2に示す“静電気等警告マーク”のラベル

を貼り付けるものとする。

C.4.3 危険物の表示

危険物の表示は,危険物の種類に応じた表示を行うものとする。

C.4.4 使用可能票の貼り付け

使用可能票の貼り付けは,個装が内装によって上包みされる場合にのみ,内装ごとに使用可能票を

貼り付けるものとする。ただし,別に要求される場合は,この限りではない。

C.4.5 キットの内容品表示

C.4.5.1 キット構成品の個装表示

キット構成品の個装には,次の項目を表示する。

a) 部品番号

b) 品名

c) 数量

ただし,B.5.1によってグループ化した個装には,次の表示を行う。

グループ記号(A,B,C……とする。)

キット明細表参照

C.4.5.2 キットの個装の最終容器表示

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キットの個装の最終容器には,次の項目を表示する。

a) キットNo.

b) 物品番号

c) 品名

d) キット明細表参照

e) AC開始年月(C.6 e)参照)

f) かし期限(契約条項に定めるかし担保期限の満了の年月を歴年月で記入する。)

C.4.6 特殊表示

特殊表示については,C.6のうち該当項目についてのみ適用する。ただし,契約によって規定され

ている場合は,その表示を行うものとする。

C.4.7 表示箇所

個装及び内装の表示箇所は,1側面のみでよい。側面が狭いか,又は明確でない形状のものは,2

面に分割表示するか又は上面に表示する。

C.5 外部表示・標識

C.5.1 表示要領など

外部表示及び標識の表示要領などは,図C.4を基準とする。

C.5.2 内容品表示

内容品表示は,図C.5の内容品表示票による。ただし,直接記入する場合は,外装表面に次のよう

に行う。

a) 調達要求番号(地方調達の場合は,契約番号)

b) 物品番号

c) 部品番号

d) 品名

e) 数量(キットの場合は,キット明細表を添付するものとする。)

f) 個装法及び包装実施年月

g) 製造番号(SERIAL No.)(適用される場合のみ。)

h) AC開始年月(C.6 e)参照)

i) 質量・容積

j) 外側寸法(C.6 c)参照)

k) 契約の相手方名及び同住所

なお,契約の相手方名とその住所が発送人のものと同一である場合は,表示を省略することが

できる。

C.5.3 ボックス番号の表示

ボックス番号の表示は,調達要求番号及びその出荷個数を次のとおりとする。ただし,調達要求番

号を指定しない場合は,包装組合せ番号のみを表示する。

例 (中央調達)

1-01-2500-040A-AV-0001-2/5

調達要求番号 包装組合せ番号1)

注1) 包装組合せ番号とは,同一部品が5包装になった場合1/5,2/5……5/5のよ

うに示す。

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C.5.4 陸上自衛隊航空器材標識

陸上自衛隊航空器材標識は,図C.6に示す標識を使用し,外装の大きさに適した寸法で表示を行い,

表示箇所は,図C.4を標準とする。

C.5.5 輸送諸元

輸送諸元は,次による。

a) 輸送諸元は,次の項目を表示する。表示方法は,図C.4 注記2によるものとし,表示箇所は,図

C.4による。

1) 荷受人 荷受人の名称及び同住所(県・郡又は市・町)

2) 発送人 発送人の名称及び同住所(県・郡又は市・町)

b) 包装番号及び組み合わせ番号は,GLT-CG-Z000001の図3 注記3を参照する。

C.5.6 使用可能票

使用可能票は,外装の側面に1枚貼り付けて表示する。取付場所は,図C.4を参照するものとする。

C.5.7 外装及び個装のレベル

図C.4 注記2に示す標識を使用し,外装の大きさに適した寸法で表示を行い,表示箇所は,図C.4

を標準とする。

なお,必要な場合だけ表示するものとする。

C.5.8 一般貨物の荷扱い指示マークの表示

一般貨物の荷扱い指示マークの表示は,JIS Z 0150による。

C.5.9 特殊表示

特殊表示については,C.6のうち,該当事項のみ適用するものとし,細部については,個別仕様書

等に定めるところによる。ただし,契約によって指定されている場合は,その表示を優先するものと

する。

C.6 特殊表示

特殊表示は,次のうち必要なものを個装,内装又は外装の適当な位置に表示するものとし,表示の

細部については,個別仕様書等の定めるところによる。

a) セットの表示 部品をセットとして出荷する場合,外装の正面及び左側面(ツマ)の右下部にセ

ット番号とセット当たりの箱数及び直径50 mmの円を表示するものとする。

例 同一部品が24セット出荷される場合,その各セットが4個の容器に包装された場合は,あ

るセットの第2番目の容器は,次のように表示を行う。

●…………………………セットのマーク

SET 24……………24セットの表示

PKG 2 of 4……4個の内の2番目

b) HI-VALU表示 個別仕様書で指定された場合は,外装に図C.7に示す“HI-VALU”の

ラベルを貼り付けるか又は使用可能票に“HI-VALU”と赤で記入若しくは赤でスタンプす

るものとする。

c) 外側寸法の表示 外装の一辺が1.8 mを超える場合又は容積が0.85 m3以上の場合には,

次の例に準じて表示するものとする。

例 2 m×1.8 m×1.2 m[長さ(L)×幅(W)×高さ(H)]

d) 構造上の表示 次のような表示を必要とする場合は,それぞれの該当部位の上側又はその近くの

よく見える箇所に表示するものとする。

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- 24 -

1) 検査窓

2) まず頂部を外せ

3) 再使用可能容器

4) ここを切れ

e) AC開始年月表示 AC品目として個別仕様書又は個別仕様書に引用されるMO-700-4

によってACが要求されている部品は,次の例によってAC開始年月を表示するものとする。た

だし,異なったAC開始年月をもつ2個以上の部品を同一包装内に入れる場合には,その部品の

最も早いAC開始年月を記入する。

例 キュア・デイト 4Q89

アッセンブリ・デイト A4Q89

f) 防水包装の表示 ケースライナなどによる防水包装のものについては,ステンシル又はラベルに

よって“防水包装:使用又は検査のほか開こんを禁ず”と表示するものとする。

g) 静帯電防止個装に対する注意表示 静帯電防止個装に対する注意表示は,外装の見やすい位置に

C.4.2に準じて表示するものとする。

h) 危険物の使用表示 危険物の表示は,外装の見やすい位置に,C.4.3に準じて表示を行うものと

する。

i) 秘密物件の表示 包装の内容品が秘密物件である場合の表示は,官側の指示によるものとし,製

造者及び秘密事項は,外装に表示してはならない。

j) VCI(気化性防せい剤)使用の表示 VCIを使用した包装には,その旨を表示する。

C.7 混合(詰合せ)包装の表示・標識

混合(詰合せ)包装の表示及び標識は,次によるほか,C.5に準じて行う。

a) 内容品表示 内容品表示は,次のとおり行うものとし,表題は表示せず,直接必要事項を表示し

てもよい。

1) 調達要求番号(地方調達の場合,契約番号)

2) 品名

3) 包装実施年月

4) 質量・容積

5) 外側寸法(C.6.c)参照)

例 1-01-2345-040A-AV-0301

混合(内容品明細書参照)

5/89

WT:160 kg CU:4.32 m3

2 m×1.8 m×1.2 m

b) ボックス番号の表示 ボックス番号の表示は,C.5.3による。ただし,調達要求番号を記載する

ことが困難な場合は,パッキング・リストに記載することによって外装の表示を省略することが

できる。

c) 使用可能票 使用可能票の貼り付けなどについては,C.5.7による。ただし,内容明細の記入に

当たっては,物品番号欄に“混合(内容品明細書参照)”と記入するものとする。

C.8 内容品明細書(パッキング・リスト)

内容品明細書は,GLT-CG-Z000001の4.2.3 b) による。取付場所は,図C.4 を参照

するものとする。

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注記 下地は白で,文字及び影の部分は,赤で表示する。

図C.1-個装法Ⅱの表示

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区 分 標 準 表 示 内 容 標 準 色

地 文字・シンボル

個装品

黄 通常,黒とする。ただし,

捺印,印刷などによる場

合は,黒又は赤とする。

内装品

外装品

図C.2-静電気等警告マーク

静電気対策の施された場所で取扱う

こと。

50 mm以上

50 mm以上

75 mm以上

8.5 mm

8.5 mm

8.5 mm

以上

以上

以上

75

mm以上

50

mm以上

20

mm以上

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使用可能(合格)票

(黄)規格:148 mm×74 mm

使用可能(合格)票(A)

(黄)規格:148 mm×74 mm

図C.3-使用可能(合格)票・使用可能(合格)票(A)

物 品

番 号

a) a)

l)

b)

a) a) a)

a) c)

d) e)

h) f)

i)

j)

g)

k)

m)

a)

a)

a)

a)

a) a)

b)

c)

d)

h)

i)

j)

e)

f)

g)

k)

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注記 使用可能票の記載は,次によるものとし,タイプライタまたはボールペンなどの油性インクを

使用する。当該記載事項の訂正は,横2線で抹消し,訂正者は,印肉を使用し,訂正印を押す

ものとする。

注 a) 当該部品について,それぞれ該当事項を記入する。ただし,物品番号欄に物品番号と部品番号

(併記可能な場合)を併記するものとする。

なお,一つの部品として識別されるもの(セット,キット,グループ組部品等をいう。)が

個々の構成品目ごとに包装,納品,保管及び出荷が行われる場合においては,当該部品として

の識別事項を記入するものとし,要すれば個々の構成品などの識別事項をそれぞれ接尾するか,

又は括弧で囲んで併記する。この場合,分割番号欄には,ただし書による書入を行うものとす

る。 b) 一連番号(固有番号)を有する品目は,当該一連番号(固有番号)を記入する。 c) 契約の相手方名を記入する。 d) MO-700-4の定める保管期限統制品目,その他必要な品目について要求された該当の次

期検査年月日を記入する。 e) 通常記入しない。ただし,同一品目が2個以上の包装からなる場合は,当該部品の包装数を分

数方式

(例 3こん包のときは,1/3,2/3,3/3)で表すこん包番号を記入する。 f) 通常記入しない。ただし,注 a)の後段に該当する場合は,分割された構成品などの分割数を示

すため分数方式による分割番号を記入する。 g) 調達要求番号又は契約番号を記入する。 h) 検査年月日を記入する。 i) 使用可能票の添付を指示し,又は自ら添付する検査官が検査終了後に署名押印する。 j) 品目に適用される改造(技術)指令書番号を記入する。ただし,当該部品の改造又は検査が実

施された場合は,実施した日付を括弧で囲んで併記する。 k) かし担保責任の発生する期日(契約物品の納入月)を記入する。

例 平成29年4月から l) 使用不能品をベンチチェック,調整,校正,修理などの結果,使用可能であった場合は,使用

可能票の裏面に次の事項を記入する。ただし,交換時間が規定されていない部品等は,2)のみ

とする。

1) 陸上自衛隊航空機等整備実施規定に規定された当該部品等の交換時間

2) 当該部品等の現在までの使用時間

3) 当該部品等の残時間 m) 使用可能(合格)票(A)は,貼り付ける場合に使用する。

なお,注 l)の裏面に記入する事項は,“分割番号”欄に記入する。

図C.3-使用可能(合格)票・使用可能(合格)票(A)(続き)

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注記 1 表示は,2面及び5面に行う。ただし,指定がある場合は,4面及び6面に表示することが できる。

注記 2 5面の内容品表示は,次の事項以外は省略することができる。 a) 調達要求番号又は契約番号 b) 物品番号 c) 取得番号等 d) 品名 e) 数量

注記 3 外装及び個装のレベルは, NDS Z 0001 の 4.3 による。 なお,表示は,下の例による。

注記 4 輸送諸元は,下の例による。包装番号は,納品書ごと,組合せ番号は,契約ごととする。

図 C.4 - 外部表示及び標識の表示要領

1-2/3 組合せ番号 3/10 包装番号

住所 茨城県土浦市右籾 町2410 氏名 陸上自衛隊関東補給処航空部長

発送人

住所 北海道恵庭市西島 松 308 氏名 陸上自衛隊北海道補給処長 殿

荷受人

10 包装のうちの3個目であ ることを表す。

↓ 同一契約

3/10 → 同一納地の数 分納ごと

1~ 10 のうちの2個目

第1の組合せの3包装のうちの2個目であ ることを表す。

↓ 第1の組合せ(契約ごと)

1 - 2/3 → 1品目(契約品名)が三つ に分割されている。 三つに分割されているうち の2個目

( 1 面)

( 2 面)

( 5 面)

物品管理区分色標識(対角にも表示する。) 物品管理区分標識

取扱上のマーク

( JIS Z 0150 参照)

輸送諸元

釣合い位置の指示マーク (必要に応じて表示)

HI-VALU表示

外装及び個装のレベル(注記 3 参照)

(必要に応じて表示 ) 内容品表示票(図 C.5 参照 5面については注記 2 参照)

防水包装の表示

GLT-CG-Z000001 図 4 参照 (必要に応じて表示する。 )

混合包装の場合は,“混合包装”と表示する。

内容品明細書(パッキング・リスト) (包装内部にも1通入れる。)

個装レベル B

外装レベル Ⅰ

防水包装の表示

使用可能(合格)票 個装法Ⅱの包装表示

ぜい弱物品表示

ボックス番号表示

ぜい弱物品表示

その他の指示事項

(注記 4 参照)

3/10 → 同一納地の数

分納ごと

1~10のうちの2個目

10包装のうちの3個目

であることを表す。

同一契約

1-2/3 →

1品目(契約品名)が三つ

に分割されている。

第1の組合せの3包装のうちの2個目

であることを表す。

第1の組合せ(契約ごと)

三つに分割されているうち

の2個目

2個目

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内 容 品 表 示 票

調 達 要 求 番 号

(又は契約番号)

物品番号(又は部品番号)

品 名 数 量

包 装 実 施 年 月

取 得 番 号

製造年月(又は納入年月)

A C 開 始 年 月

質 量 ・ 容 積

外 側 寸 法

契 約 の 相 手 方

(又は納入者・製造者)

住 所

注記1 外枠の色は,ライトブルーとする。

注記2 大きさは,外装容器に適したものとする。

図C.5-内容品表示票

‐30

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注記1 桜花の中に符号“AV”を入れる。

注記2 桜標識及び符号は,黒で塗りつぶすこと。

図C.6-陸上自衛隊航空器材標識

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注記 白地に赤で表示する。

図C.7-HI-VALU表示

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附属書D

(規定)

PIFの作成及び提出要領

D.1 総則

D.1.1 適用範囲

この附属書は,PIFの作成及び提出要領について規定する。

D.1.2 PIF作成基準

PIFは,調達要求番号又は契約番号ごとに作成するものとし,包装レベル及びPIF作成基準は,

次による。

a) 包装レベルがA,AⅠ又はAⅡの契約の場合には,すべてAⅠを基準とする。

b) 包装レベルがB,BⅠ又はBⅡの契約の場合には,すべてBⅠを基準とする。

c) 個装のレベルがCの契約の場合には,外装のレベルに関係なく,PIFを作成しないものとする。

D.1.3 包装の実施

契約の相手方は,個別仕様書等に指定された包装レベルについて,契約担当官等の承認を受けたP

IF(以下,“承認PIF”という。)に基づき,包装を実施するものとする。

なお,PIF作成基準は,D.1.2による。

D.1.4 PIF提出の省略

陸上自衛隊のいずれかの機関,部隊などの要求又は契約で既に同一レベルで承認を受けたPIF記

載品目及び同一品目を契約した場合は,改めてPIFを提出しないものとする。

D.1.5 PIFの内容変更

承認PIFの内容を変更する場合は,新たにPIFを作成し,契約担当官等の承認を受けるものと

する。

D.2 PIF承認願書の作成要領

D.2.1 PIF承認願書の構成

D.2.1.1 表紙

表紙は,背表紙をもつ左とじファイルを用い,様式は,図D.1によるものとし,色は,青とする。

D.2.1.2 承認願書

PIFのとじ込みの冒頭に承認願書を添付する。様式は,防衛装備庁契約(以下,“中央調達”と

いう。)は,図D.2による。また,地方調達は,図D.3による。

D.2.1.3 目次

目次は,契約にかかる品目とこれに適用するPIFとの対照表であり,様式は,図D.4による。

D.2.1.4 PIFカード

PIFカードの様式は,図D.5のとおりとし,紙質は,上質紙A5 70 kgのものを用いるもの

とする。

なお,カードは,クラフト紙製封筒又は同等袋に入れ封筒の片端をファイルにとじ込むこと。ただ

し,枚数が多くて封筒に入りきらないときは,別包装とすることができる。

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D.2.1.5 図面

PIFカードでは,包装の細部を十分に表現できない場合は,これを補足するため図面を添付する

ものとする。図面は,青図又は陽図とし,大きさは,JIS P 0138のA判を標準とし,様式は,

JIS Z 8310による。

D.2.2 PIFカード記入方法

PIFカード記入方法は,表D.1によるものとし,記入すべき内容の選定に当たっては,2e)に記載

された範囲とする。

表D.1-PIFカード記入方法

番号 項目 記入事項

1 グループ 物品番号の最初の2けたを記入する。不明な場合は,空欄とする。

2 物品番号 物品番号を記入する。不明な場合は,空欄とする。

3 部品番号 調達品目表に記載された部品番号を記入する。そのとき,製造者

の部品番号のほかに専門業者(Vendor)の部品番号があれば,( )

に併記する。ただし,部品番号が付与されていない場合は,製造

者の図面番号又は型式番号を記入する。

4 品名 調達品目表に記載された品名を記入する。

5 PIF整理番号 空欄とする。

6 寸法(cm) 通常,部品自体の外形寸法[例 長さ(L)×幅(W)×高さ(H)]

をcm単位で記入する。ただし,1 cmに満たない端数は,切り

上げ,1 cm未満の場合は,“-1.0”と( )内に記入する。

7 質量(g又はkg) 部品の質量をg単位で記入する。ただし,1 gに満たない端数は,

切り上げ,1 000 g以上のものは,プラス(+)の記号を付け,

kg単位で記入する。

8 材料及び仕上 表B.1に従いグループ番号を記入する。ただし,表B.1に示されな

いものは,その材料及び仕上げを明記する。

9 特性 部品の特性を表D.2に示す符号で記入する。

10 仕様書又は技術基準 部品の製造に当たり適用した仕様書,規格などの番号を記入する

ものとし,また,修理契約において適用した仕様書などで,包装

に関する指定がある場合は,その仕様書などの番号を記入する。

11 包装レベル 該当する個装レベル及び外装レベルを記号で記入する。

例 AⅠ

12 支出負担行為担当官等

の承認印及び日付

空欄とする。

13 個数 個装内に入れる部品の数量をアラビア数字で記入する。

14 個装法 個装法を表D.3に示す符号で記入する。

15 防せい剤 適用する防せい剤を表D.4に示す符号で記入する。

16 緩衝材 緩衝材の種類を表D.5に示す符号で記入する。

17 包み 包み用材料の種類を表D.6に示す符号で記入する。

18 容器 個装容器の種類を表D.7に示す符号で,符号のない場合は,仕様書

番号,図面番号などを記入する。2種類以上の材料又は容器を使

用する場合は,使用の順序に記入する。

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表D.1-PIFカード記入方法(続き)

番号 項目 記入事項

19 寸法(cm) 個装の方法をcm単位で記入する[例 長さ(L)×幅(W)×高さ

(H)]。ただし,1 cmに満たない端数は,切り上げる。

20 容積(cm3又はm3) 個装の容積をcm3単位で記入する。ただし,1 cm3に満たな

い端数は,切り上げ,1 000 cm3以上のものは,プラス(+)

の記号を付け,m3単位で記入する。

21 質量(g又はkg) 個装の質量を“7”に従って記入する。

22 個装数量a) 内装の中に入れる個装の数量をアラビア数字で記入する。

23 緩衝材 緩衝材の種類を表D.5に示す符号で記入する。

24 容器 内装容器の種類を表D.7に示す符号で,符号のない場合は,仕様書

番号,図面番号などを記入する。

25 寸法(cm) 内装の寸法を“19”に従って記入する。

26 容積(cm3又はm3) 内装の容積を“20”に従って記入する。

27 質量(g又はkg) 内装の質量を“7”に従って記入する。

28 個装数量a) b) 外装の中に入れる個装の数量を記入する。

29 保護の種類 外装容器の強度及び緩衝材を決定するための要素となる内容品の

保護の種類の度合いをE.2.8.3の物理的保護の区分から選択し,該

当する種類を記号La,Lb,Lcで記入する。

30 緩衝材 緩衝材の種類を表D.5に示す符号で記入する。

31 容器 外装容器の種類を表D.7に示す符号で,符号のない場合は,仕様書

番号,図面番号などを記入する。

32 ケースライナ ケースライナに使用する材料の種類を表D.6に示す符号で,符号の

ない場合は,仕様書番号,図面番号などを記入する。

33 寸法(cm) 外装の寸法を“19”に従って記入する。

34 容積(cm3又はm3) 外装の容積を“20”に従って記入する。

35 質量(g又はkg) 外装の質量を“7”に従って記入する。

36 組部品 該当する次の上位の組部品(Next Higher Assembly)名又は同部品

番号を記入する。不明な場合は,該当する主組部品 (Major

Assembly)名又は同部品番号を記入する。いずれもが不明な場合

は,空欄とする。

組部品を2以上の外装容器に分けるときは,組部品名の次にアル

ファベット順にA,B,Cなどの記号を記入し,同一組部品に属

する品目であることを示すものとする。

37 AC品目 MO-700-4によるACを必要とする品目に該当する場合

は,“*”(アスタリスク)を付すものとする。

38 改定事項 当該PIFが改定申請の場合は,旧PIFの整理番号及び承認日

付,改定部分及び改定理由の概要を記入する。

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表D.1-PIFカード記入方法(続き)

番号 項目 記入事項

39 記事 各欄に記載した事項を補足するか,欄の割り当てられていない事

項で特に承認を受ける必要のある事項,その他参考となるべき事

項を記入する。

40 機種 適用機種又は適用エンジンを記入する。

41 製造・修理業者名 当該品目を製造又は修理する業者名を記入する。

42 作成者及び日付 PIF作成責任者が押印し,作成年月日を記入する。

43 業者PIF番号 業者側のPIF整理上の一連番号を記入する。

注a) 内装及び外装については,最も標準的な数値を記入するものとする。契約数量によって異なる

包装単位を採用した方が経済的かつ合理的である場合には,適宜契約の相手方において変更

することができる。この場合,改めてPIFを作成する必要はない。

b) 2種類以上の品目を組み合わせて外装する場合は,“数量”欄に“混合”又は“MIX”と

記入し,“容器”欄及び必要があれば“ケースライナ”欄だけ記入しその他は“X”と記入

する。

D.2.3 PIFカード作成の留意事項

PIFカードの作成に当たり,全般的に次の事項に留意するものとする。

a) 各欄は,通常,すべて記入するものとする。ただし,適用しない場合は,空欄とするよう指定し

たものを除き,“X”の記号を記入し,必要な場合は,“記事”欄で説明する。

b) 表D.2~表D.7によって選定した材料などのうち,PIFカード記入用符号表に符号のないものを

用いる場合は,適用仕様書番号などをそのまま記入する。この場合は,公共規格,防衛省仕様書

などをもって示すものとし,その他の一般性のないものを用いる場合は,これを添付するものと

する。

c) 同一欄中において,2種類以上の材料,容器を使用する場合は,使用する順序に記入する。した

がって,2種類の場合は,当該欄を上下2段に分けて記入するものとし,3種類以上の場合は,

“記事”欄を利用するか又は裏面を利用するものとする。

D.2.4 共通部品対象品目等

PIFカードは,通常,1カードに1品目を記載するものであるが,共通部品対象品目などで品目

は異なっても,包装方法が全く同一のもの又はキットとして包装されるものについては,次の要領で

包括的に記載することができる。

a) 共通部品等 包括できる範囲は,PIFカード記入事項のうち次の各事項が全く同一である品目

のグループに限る。

1) 部品番号 基本的な部品番号が同一で補助番号のみが異なる場合

例えば,ボルトでAN340のうち寸法径の相違を示す番号を付してAN340-1,AN3

40-2となる場合は,AN340を基本番号とするボルトを一つのグループと考える。

2) 特性

3) 材料及び仕上

4) 仕様書又は技術基準

5) 個装法

6) 防せい剤

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b) PIFカード記入事項のうち,a)及びその他の共通的事項(標準容積など)は,PIFカードに

記入し,各品目ごとに異なる事項(例えば,物品番号,寸法,ねじ径,質量など)は,図D.6に

PIFカードの記入要領に準じて記入し,PIFカードに添付するものとする。

c) キット キットとして包装する場合は,キットのPIFを作成し,キットの構成部品は,図D.7

キット・リストの様式にPIFカード記入要領に準じて記入するものとする。

D.3 PIF承認願書の提出

契約の相手方は,契約後包装開始に先立ち,速やかにPIF承認願書3部を提出し,契約担当官等

の承認を受けるものとする。

なお,PIF承認願書の経路図は,図D.8による。

表D.2-PIF記入用符号表(部品の特性)

符号 特性

1 電気的部品又は器具を除く部品

2 電気的部品又は組立品

3 器具(電気的なものを除く。)又はこれに類する組立品

4 繊細な電子部品又は組立品(静電気によって損傷を受けやすいもの。)

A クリチカル

B 防せい剤によって損傷を受けるもの。

C 完全密封(金属と金属,ガラスとガラスなどの溶融によって内容品を封じたもの。)

D 密封(はんだ付け,ガスケット,プラグ,キャップによって内容品を封じたもの。)

E 溶封a)

F 調整済又は検定済

G ぜい弱(輸送のショックなどで容易に破壊されるもの。)

H 繊細(微妙に調整した計器などのように輸送のショックなどで損傷しやすいもの。)

J 強固

L 感光性

M 磁性

N 放射性

O 引火性

注記 この表の符号は,組み合わせてもよい。

例 1A,1AG,2BFG,3DFH

注 a) -50 ℃~+70 ℃までの間で部品の機能を害するじんあい(塵埃),水蒸気,その他の異

物の進入を防ぐため,部品自体を金属,ガラス,単体の溶融又は溶接,はんだ付け,溶解など

の永久的結合方法を併用して接合密封したもの。

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表D.3-PIF記入用符号(個装法)

符号に対する個装法 個装法に対する符号

符号 個装法 個装法 符号

10 Ⅲ Ⅲ 10

11 Ⅰ Ⅰ 11

12 ⅠB-1 ⅠA-5 3V

1B ⅠB-2 ⅠA-6 3W

2A ⅠC-7 ⅠA-8 3G

2B ⅠC-9 ⅠA-13 3T

2C ⅠC-10 ⅠA-14 3Q

2D ⅠC-3 ⅠA-15 3P

2E ⅠC-1 ⅠA-16 3H

2M ⅠC-2 ⅠB-1 12

2S ⅠC-4 ⅠB-2 1B

3G ⅠA-8 ⅠC-1 2E

3H ⅠA-16 ⅠC-2 2M

3P ⅠA-15 ⅠC-3 2D

3Q ⅠA-14 ⅠC-4 2S

3T ⅠA-13 ⅠC-7 2A

3V ⅠA-5 ⅠC-9 2B

3W ⅠA-6 ⅠC-10 2C

4G Ⅱc Ⅱa 4H

4H Ⅱa Ⅱb 4Q

4P Ⅱe Ⅱc 4G

4Q Ⅱb Ⅱd 4V

4T Ⅱf Ⅱe 4P

4V Ⅱd Ⅱf 4T

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- 39 -

表D.4-PIF記入用符号(防せい剤)

符号 規格 材料名

00 - 防せい剤を使用しない場合

01 MIL-PRF-16173 グレード1

JIS K 2246 NP-1

溶剤希釈形さび止め油(硬質膜)

02 MIL-PRF-16173 グレード2

JIS K 2246 NP-2

溶剤希釈形さび止め油(軟質膜)

03 MIL-PRF-16173 グレード3

JIS K 2246 NP-3

溶剤希釈形さび止め油(軟質膜,中高粘度油膜)

06 MIL-C-11796 クラス3

JIS K 2246 NP-6

ペトロラタム形さび止め油(軟質膜)

07 MIL-PRF-3150

JIS K 2246 NP-7

潤滑油形さび止め油(中粘度油膜)

09 JIS K 2246 NP-9 潤滑油形さび止め油(低粘度油膜)

10 MIL-PRF-21260

JIS K 2246 NP-10-1

~NP-10-3

潤滑油形さび止め油(エンジン用)

11 MIL-PRF-23827 さび止めグリース(航空機及び計器用)

12 MIL-PRF-81322 さび止めグリース(航空機:一般用)

14 MIL-C-10382 食品機器用さび止め剤

15 - 油圧系統さび止め油

17 MIL-PRF-6085 計器ベアリングさび止め油

18 MIL-PRF-3420

JIS Z 1519

JIS Z 1535

気化性さび止め剤

気化性さび止め剤

気化性さび止め紙

20 MIL-PRF-46002

JIS K 2246 NP-20-1

NP-20-2

気化性さび止め油

21 MIL-PRF-16173 グレード5 溶剤希釈形さび止め油(軟質膜,中高粘度油膜)

29 MIL-PRF-6799

MIL-C-16555

JIS Z 1708

塗装形可はく性プラスチック

31 MIL-C-6529 タイプⅡ さび止め潤滑油(レシプロエンジン用)

32 MIL-C-6529 タイプⅢ さび止め潤滑油(ターボジェットエンジン用)

36 MIL-PRF-16173 グレード4

JIS K 2246 NP-19

溶剤希釈形さび止め油(透明,非粘着性膜)

37 MIL-PRF-18487 鉄砲用さび止め油

41 MIL-PRF-10924 さび止めグリース(車両及び火砲用)

56 MIL-PRF-23699 航空機用潤滑油(ターボジェットエンジン用)

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- 40 -

表D.4-PIF記入用符号表(防せい剤)(続き)

符号 規格 材料名

78 MIL-PRF-22019 気化性さび止め剤

79 MIL-I-22110 気化性さび止め剤

81 MIL-B-22020 気化性さび止め剤

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- 41 -

表D.5-PIF記入用符号表(緩衝材)

符号 規格 材料名

00 - 緩衝材を使用しない場合

AB - クッション用フォームラバー

BD - 繊維性緩衝材(吸水性)

BG - 繊維性緩衝材(耐水性)

DA 破裂強度0.20 MPa以上 板紙緩衝材

FA PPP-C-1120 包装用ロック緩衝材

GA MIL-PRF-83671 包装用ポリウレタンフォーム緩衝材(発泡材)

GB MIL-PRF-83671 包装用ポリウレタンフォーム緩衝材(現場発泡材)

GC PPP-C-850 包装用ポリスチレンフォーム緩衝材

GD A-A-59136 包装用ポリエチレンフォーム緩衝材

GE A-A-59136 包装用プラスチックフォーム緩衝材

GF A-A-59136 包装用ポリエチレンフォーム緩衝材(静帯電防止性)

GG PPP-C-1797 タイプⅠ ポリプロピレンフォーム緩衝材

GH PPP-C-1797 タイプⅡ ポリプロピレンフォーム緩衝材(静帯電防止性)

GI JIS K 6401 クッション用軟質ウレタンフォーム

G3 PPP-C-795 クラス1 気泡入りプラスチックフィルム緩衝材

G4 PPP-C-795 クラス2 気泡入りプラスチックフィルム緩衝材

(静帯電防止性)

JA JIS Z 1516 外装用段ボール

KI JIS K 6745 プラスチック毛

LA - シュレッドペーパー

LK - 支持材(ブロッキング)押さえ(プレーシング)

又は金具類

L1 JIS L 3201 羊毛長尺フェルト

L3 - ファイバグラス

L4 A-A-59136 弾性体緩衝材

ZZ 特殊設計 添付図面又は包装要領による。

注記 この表に示すもののうち,次のグループ内のものは,互換性材料として相互に適用すること

ができる。ただし,優先順に2種類を記入するものとする。

(例 BD or DA)

a) Aグループ:BD,BG,DA,G3

b) Bグループ:GA,GB,GC,GD,GE,G1,K1

c) Cグループ:GF,GH,G4

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表D.6-PIF記入用符号表(バリヤ材及び包み用材料)

符号 適用仕様書又は規格 材料名

00 - バリヤ材及び包み用材料を使用しない場合

BA JIS H 4160 アルミニウム及びアルミニウム合金はく

CA JIS P 3401 クラフト紙

EA MIL-P-17667 中性包装紙

FA MIL-P-130 しわ付き包装紙

GB MIL-PRF-121 防水耐油性バリヤ材

GM MIL-PRF-131 タイプⅠ 防湿バリヤ材

H2 JIS Z 1514 ポリエチレン加工紙

H4 JIS Z 1535

MIL-PRF-3420

気化性さび止め紙

JA JIS Z 1702 包装用ポリエチレンフィルム

JB PPP-C-795 気泡入りプラスチックフィルム

JC JIS Z 1709 収縮包装用フィルム

JD - ストレッチ包装用フィルム

JL MIL-PRF-22019 気化性さび止め剤処理の透明フィルム

JV MIL-PRF-22191 熱封可能透明フィルムバリヤ材

K1 - スキンパック用フィルム

セルローズ・アセテート・プチレート・フィルム

セルローズ・アセテート・フィルム

セルローズ・プロピオネート・フィルム

K3 MIL-PRF-81705 タイプ

静帯電防止・防水バリヤ材

MA 破裂強度0.20 MPa以上 板紙包み材

NC MIL-PRF-131 タイプⅡ 防湿バリヤ材(難燃性防湿耐油性)

N8 MIL-PRF-81705

タイプⅠ

静帯電防止・防湿性バリヤ材

ZZ 特定仕様書又は規格 記事欄若しくは裏面に示すか,又は添付図面若し

くは包装要領による。

注記 この表に示すもののうち,次のグループ内のものは,互換性材料として相互に適用すること

ができる。ただし,優先順に2種類を記入するものとする。

(例 CA or H2)

Dグループ:CA,EA,FA,H2,JA,K1

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表D.7-PIF記入用符号(個装,内装及び外装容器)

符号 規格 材料名

00 - 容器を使用しない場合

AC - 紙製袋(緩衝又は補強したもの。)

BL JIS Z 1702 包装用ポリエチレンフィルム袋

BM JIS Z 1514 ポリエチレン加工紙袋

BN MIL-DTL-6060 防湿個装用袋(防湿耐油)

BO MIL-PRF-121 耐油個装用袋

BP MIL-DTL-117 クラスA 防水個装用袋(静帯電防止)

BQ MIL-DTL-117 クラスB 防水個装用袋(防水)

BR MIL-DTL-117 クラスC 防水個装用袋(防水耐油)

BS MIL-DTL-117 クラスE

タイプⅠ

防水個装用袋(防湿耐油)

BT MIL-B-22020 気化性さび止め剤処理の透明袋

BW MIL-DTL-117 クラスE

タイプⅡ,Ⅲ

防湿個装用袋(防湿耐油)

BY MIL-DTL-117 クラスF 防湿個装用袋(静帯電防止)

BZ MIL-DTL-117 クラスG 防湿個装用袋(難燃耐油)

DA PPP-B-566 折りたたみ紙箱

DE PPP-B-676 組立紙箱

DJ - メタルステッチ付紙箱

DP JIS Z 1506 複々両面段ボール箱

DU - さん付ファイバー箱

EC JIS Z 1506 両面段ボール箱

ED PPP-B-636 タイプCF

耐水性クラス

耐水性段ボール箱

EN - ファイバー箱

EP - 耐水性ファイバー箱

EW JIS Z 1506 複両面段ボール箱

FA JIS Z 1402(防水規定を除く。) 密閉木箱

FB JIS Z 1402 すかし木箱

FC JIS Z 1402(防水規定を除く。) 密閉腰下付木箱

FD JIS Z 1406 さん付き合板箱

FE JIS Z 1402 すかし腰下付木箱

FP NDS C 7999E-5C ワイヤバウンド箱

FQ NDS C 7999E-5C ワイヤバウンドすかし箱

HA PPP-C-96 金属容器

JC - ファイバかん

KO - 金属製小形コンテナ

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表D.7-PIF記入用符号表(個装,内装及び外装容器)(続き)

符号 規格 材料名

KI MIL-DTL-6054

MIL-D-6055

金属容器(再使用可能容器)

KP MIL-STD-648 金属容器(再使用可能容器)

MA JIS Z 1403 密閉枠組箱

ME JIS Z 1403 すかし枠組箱

WA - 帯鋼,バンドなどによる結束

WB 破裂強度0.20 MPa以上 板紙緩衝材による上包み

WC PPP-C-795 クラス1 気泡入りプラスチックフィルム緩衝材による

上包み

WD JIS Z 1516 外装用段ボールによる上包み

ZZ 特殊設計 添付図面又は包装要領による再使用可能容器

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背表紙

P I F 承 認 願 書

調達要求番号(又は契約番号)

仕様書番号

品 名

調

(又は契約番号)

部品製造者名 ,住所,電話番号

部品包装者名 ,住所,電話番号

契約の相手方名,住所,電話番号

契約の相手方名

注記 表紙の大きさは,JIS P 0138のA4とする。

図D.1-PIF表紙様式

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P I F 承 認 願 書

平成 年 月 日

防衛省防衛装備庁

支出負担行為担当官

分任支出負担行為担当官

( 気付)

住 所

契約の相手方 印

代 表 者 名

下記品目の包装に関するPIF(及びそれに付随する包装図面)を提出しますので,承認

願います。

1. 調達要求番号(又は契約番号)

2. 仕様書番号

3. 品 名

4. 数 量

5. 納 期

6. 納 地

連絡担当者名

電 話 番 号

注記 承認願書の大きさは,JIS P 0138のA4とする。

図D.2-PIF承認願書様式(中央調達用)

殿

○○防衛局調達部長

○○支局長 ○○防衛事務所長

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P I F 承 認 願 書

平成 年 月 日

陸上自衛隊補給統制本部

分任支出負担行為担当官 殿

住 所

契約の相手方 印

代 表 者 名

下記品目の包装に関するPIF(及びそれに付随する包装図面)を提出しますので,承認

願います。

1. 調達要求番号

2. 契 約 番 号

3. 仕様書番号

4. 品 名

5. 数 量

6. 納 期

7. 納 地

連絡担当者名

電 話 番 号

注記 承認願書の大きさは,JIS P 0138のA4とする。

図D.3-PIF承認願書様式(地方調達用)

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P I F 目 次

一連番号 業者PIF番号 物品番号 部品番号 品 名 PIF整理番号 承認月日 備 考

注記 PIF目次の大きさは,JIS P 0138のA3又はA4とする。

図D.4-PIF目次様式

‐48

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注記1 各欄は,上記に準ずるものとし,大きさは,JIS P 0138のA5に合うように縮尺する。

注記2 PIFカードは,整理を行うために大きさを一定にする必要がある。このため,外枠は設けないよう注意するものとする。

注記3 PIFカードの大きさは,JIS P 0138のA5とする。

図D.5-PIFカード様式

1 グルー

プ

2 物品番号 3 部品番号 4 品名 5 PIF整理番号

部品本体

6 寸法(cm) 7 質量(g又はkg) 10 仕様書又は技術基準 11 包装

レベル

12支出負担行為担当官等の承認印及

び日付

8 材料及び仕上 9 特性

13 個数 14 個装法 15 防せい剤 16 緩衝材 17 包み 18 容器 19 寸法(cm) 20 容積(cm3又はm3) 21 質量(g又はkg)

内装

22 個装数量 23 緩衝材 24 容器 25 寸法(cm) 26 容積(cm3又はm3) 27 質量(g又はkg)

28 個装数量 29 保護の種類 30 緩衝材 31 容器 32 ケースライナ 33 寸法(cm) 34 容積(cm3又はm3) 35 質量(g又はkg)

36 組部品 37 AC品目 38 改定事項

39 記事

40 機種 41 製造・修理業者名 42 作成者及び日付 43 業者PIF番号

PIF(Packaging Information Form)

‐49

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共通部品

注記 共通部品等カードの大きさは,JIS P 0138のA5とする。

図D.6-共通部品等カード様式

部品番号 物品番号

部品本体 個装 内装 外装

寸 法

(cm)

ねじ径

(cm)

個 数 質 量

(g)

個 数 質 量

(g)

個 数 質 量

(g)

‐50

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キット・リスト 部品番号

注記1 グループ記号は,図B.1参照。

注記2 キット・リストの大きさは,JIS P 0138のA4とする。

図D.7-キット・リスト様式

一連

番号

3

部品番号

4

品 名

個数

キット

8

材料及

び仕上

13

個数

14

個装法

15

防せい剤

16

緩衝材

17

包み

18

個装容器

19

寸法

グループ

記号

‐51

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注記 →印は,PIF承認願書の流れを,また○内の数字は,部数を表す。

図D.8-PIF承認願書の経路

契約の相手方 防衛装備庁契約担当官等(地方防衛局調達部長等) 補給統制本部長(航空部長気付)

調

契約の相手方 補給統制本部契約担当官等 補給統制本部長(航空部長気付) 検査担当地方防衛局調達部長等

調

協議

承認

検査を依頼した場合

受付・審査 協議

承認

承認済み控え

受付・審査

承認後調達部長等

承認済み控え

承認済み控え

‐52

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附属書E

(規定)

包装の通則 E.1 総則

E.1.1 適用範囲

この附属書は,陸上自衛隊において調達する部品等のうち,個別仕様書等で指定するものの包装に

適用する。

E.1.2 目的

この附属書は,次の各号に基づき,部品の包装に関する共通的要求事項を定めることを目的とする。

a) 輸送及び荷役における物理的,機能的損傷に対して部品を効果的かつ経済的に保護する。

b) 部品等の保管中の劣化を防止し,寿命及び機能を保証することによって信頼性を確保する。

c) 部品等の領収,類別,保管,管理換及び共用を効果的かつ容易にする。

d) 同種部品等及び類似部品等の包装の基準を統一する。

E.2 包装に関する要求

E.2.1 一般的要求

包装は,部品等の性質,包装の強度及び性質並びに流通環境によって,E.1.2の目的に合致するよ

う適正に実施するものとする。

なお,清浄,乾燥,防せい,個装などの一般的事項及び要求事項は,MIL-STD-2073に

準拠する。

E.2.2 包装用材料

包装用材料などは,表D.4~表D.7によるほか,次による。

a) 使用材料について,表D.4~表D.7の適用が困難な場合又は適用しない場合は,この附属書の要求

事項を満足する材料を使用することができる。この場合,契約の相手方などは,公共機関などの

試験成績書を契約担当官等に提出し,承認を受けるものとする。

b) 国外で使用する木材こん包材は,“国際貿易における木製梱包材料の規制ガイドライン”に基づ

く熱処理などを実施するものとする。

なお,個別仕様書で指定のないものは,適用しないものとする。

E.2.3 清浄・乾燥・防せい

包装する部品等の清浄,乾燥及び防せいの実施は,MIL-STD-2073に準拠するほか,清

浄は,表E.1によって実施,乾燥は,表E.2によって実施,防せいは,表E.3によって実施する。

表E.1-清浄方法

記号 方法 適用要領

C-1 任意の方法 部品等を損傷しない限り,この表に記載している以外の任意の方法で清

浄を行う。

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表E.1-清浄方法(続き)

記号 方法 適用要領

C-3 溶剤清浄法

a) 第1次清浄 第1次清浄作業は次のいずれかによるほか,溶剤で汚

れを洗い落す。

1) 溶剤中に全体を浸せきし,振とう又はかくはんする。

2) 溶剤に浸したブラシ又は布で洗う。できれば部分的浸せきを併用

する。

3) 溶剤を圧力噴射によって吹き付ける。

b) 第2次清浄 第2次清浄は,きれいな溶剤で清浄作業を繰り返し,

できる限り全体を浸せきするものとする。

なお,きれいな溶剤を用いて圧力噴射によって清浄を行ったときは,

第2次清浄を省略することができる。

C-5 溶 剤 清 浄 と

汗・指紋除去

清浄との組合

せ法

C-3の溶剤清浄を行い,次いでC-8の汗・指紋除去清浄を行う。

C-7 蒸気脱脂法 溶剤の蒸気にさらし,溶剤の凝縮がおこらなくなるまで清浄する。

C-8 汗・指紋除去

清浄法

指紋除去形さび止め油に浸せきし,2分間以上かくはんする。浸せきで

きないときは,油を浸み込ませたきれいな布で清浄する。次いで,溶剤

を用いて残さや油のこん跡を洗い落す。

C-9 アルカリ清浄

アリカリ清浄剤中に浸せきするか,又は圧力噴射によって清浄する。次

いで,80 ℃以上の清浄な水で十分にすすぐ。

C-11 電解清浄法 電解槽の溶剤中に浸せきし,電極として作用させ,電気分解によって汚

れ,付着物を除去する。次いで,80 ℃以上の清浄な水で十分にすすぐ。

C-12 乳剤清浄法 乳剤清浄法を圧力噴射するか,又は室温の清浄剤に浸せきして汚れを除

去する。次いで,80 ℃以上の清浄な水で十分にすすぐ。

C-14 蒸気清浄法 蒸気を吹きつけて汚れを除去する。又は,清浄剤を加えた蒸気を吹きつ

けて汚れを除去し,更に蒸気で清浄する。

C-15 サンドブラス

ト法

研磨材を高速度で吹きつけて清浄する。

C-16 液体ホーニン

グ法

微粒研磨材と適当な腐食抑制剤を加えた水を高速度で吹きつけて清浄す

る。

C-17 軟質グリット

ブラスト法

軟質グリット研磨材を加えた水を高速度で吹きつけて清浄する。必要に

応じ,腐食抑制剤を添加する。

C-18 蒸気脱脂と指

紋除去清浄と

の組合せ法

C-7の蒸気脱脂を行い,次いでC-8の汗・指紋除去清浄を行う。

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表E.2-乾燥方法

記号 方法 適用要領

D-1 圧縮空気吹き付け法 圧縮空気を吹き付けて乾燥する。

D-2 乾燥器法 乾燥器を用いて乾燥する。

D-3 赤外線ランプ法 赤外線ランプで乾燥する。

D-4 ふきとり法 布でふきとって乾燥する。

D-5 しずくきり法 溶剤の滴下によって自然乾燥する。

表E.3-接触防せい剤適用方法

方法 適用要領

浸せき法 部品等を防せい剤中に浸せきする。

流し塗り法 部品等の表面に防せい剤を注いだ後余剰の防せい剤を滴下させる。

スラッシン

グ法

部品等の内部に防せい剤を注入し,部品等を回転,振とう又は傾斜させて内面全体に

防せい剤を行き渡らせた後,余剰の防せい剤を排出する。

はけ塗り法 部品等にはけ塗りする。

充填法 部品等の内面が完全に覆われるまで防せい剤を注入した後,排出する。排出を行わな

い場合は,温度変化による膨張の余地を残してすべての開口部を密封する。

噴霧法 部品等の内部に防せい剤を噴霧し飽和状態にして被覆する。

吹き付け法 部品等の表面に防せい剤を吹き付ける。

E.2.4 緩衝

部品等の包装における緩衝の実施は,MIL-STD-2073に準拠するほか,次による。

a) 定められた包装のレベルに合致させること。

b) 部品等の表面を損傷するおそれのない緩衝材,装置などを使用するものとする。

c) 緩衝材の使用は,適量及び乾燥しているものを使用するものとする。

d) 緩衝設計を必要とする部品は,MIL-HDBK-304に準拠するものとする。

e) 包装する部品等において,緩衝装置などの適用の必要がある場合,部品等の特性に応じて設計し,

使用するものとする。

E.2.5 包装のレベル

部品等の包装は,取扱条件及び保護の程度に応じて,個装のレベルをA,B及びCに,外装のレベ

ルをⅠ及びⅡに分ける。

E.2.6 個装

E.2.6.1 一般的事項

個装の実施は,MIL-STD-2073に準拠するほか,E.2.6.2~E.2.6.6によるものとする。

ただし,防せい包装方法(以下,“個装法”という。)は,表E.4のとおりに分類し,基本個装法

の概要を図E.1に示す。

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表E.4-個装法の分類

基本個装法 細別方法

Ⅰ -

ⅠA ⅠA-5,ⅠA-6,ⅠA-8,ⅠA-13,ⅠA-14,ⅠA-15,ⅠA-16

ⅠB ⅠB-1,ⅠB-2

ⅠC ⅠC-1,ⅠC-2,ⅠC-3,ⅠC-4,ⅠC-7,ⅠC-9,ⅠC-10

Ⅱ Ⅱa,Ⅱb,Ⅱc,Ⅱd,Ⅱe,Ⅱf

Ⅲ -

E.2.6.2 個装のレベル

個装のレベルは,NDS Z 0001の4.3.1 による。

E.2.6.3 個装法

個装法は,次による。

a) レベルCの個装が要求される場合,製造者などの商慣習による包装を実施することができる。

b) レベルB又はレベルCの個装において,乾燥剤を必要とする場合,輸送期間及び保管期間を考慮

し,MIL-STD-2073に準拠して乾燥剤を減量するものとする。

E.2.6.4 静帯電防止の個装

静電気によって損傷しやすい繊細な電子部品などは,MIL-DTL-117(Bag Sleeve And

Tubing Interior Packaging)のうち,それぞれの特性に応じたクラスで個装するものとし,E.2.6.1

のいずれの個装レベルにも適用する。

E.2.6.5 個装単位

個装単位は,指示のない場合は,次の標準に基づいて採用する。

a) 通常,100の約数を採用するものとし,小物の部品等の場合は,1 000の約数を採用する

ことができる。

b) 一組になった部品等を包装するとき又は各種部品の詰め合わせが必要なときは,a)の規定によら

ない。

c) 商慣習によって一定の基準数量がある場合は,その数量を採用することができる。

E.2.6.6 個装の表示

個装の表示は,E.2.8による。

E.2.7 内装

内装の実施は,輸送,荷役及び保管に当たり,個装した部品等を直接外装することが不適当な場合

又は必要が認められる場合とし,同一部品ごとに内装するものとする。

a) 内装方法は,個装した部品等を1個又は2個以上の適当な数量ずつにまとめて結束若しくは緩衝

包み又は容器に収納してテープ又は接着剤で封かんする。

b) 内装の表面には,E.2.9によって表示するものとする。

なお,封かんは,完全密封の必要はないが,容易に開かない程度とする。

E.2.8 外装

E.2.8.1 外装の基準

外装の基準は,次による。

a) 外装は,E.2.8.3の物理的保護の区分を設計条件とし,E.2.8.2の外装のレベルに合致するものと

する。

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b) 外装の容積及び質量は,必要な範囲で経済性を考慮するものとする。

c) 外装に適用する緩衝材,支持材,押さえ材などは,効果的に使用するものとする。

E.2.8.2 外装のレベル

外装のレベルは,NDS Z 0001の4.3.2 a)及びb)による。

E.2.8.3 物理的保護の区分

物理的保護の区分は,外装の種類,強度及び緩衝材を決定するための要素として,部品の形状,寸

法,質量,特性などを考慮し,表E.5に基づき,設定するものとする。

表E.5-物理的保護の区分

区分 記号 説明

軽保護 La NDS Z 0001の4.4.3による。

例 事務用品,箱詰めキット,収納箱入り工具,木製又は金属製キャビネット

中保護 Lb NDS Z 0001の4.4.2による。

例 石油かんなどの金属容器に入れたもの,個々を緩衝材料で保護したビン類など

重保護 Lc NDS Z 0001の4.4.1による。

例 精密計器,プラスチック製ノーズ又はドーム,降着装置(ストラット),特殊

な燃料セル,プロペラ,精密電子機器など。

注記 Lcに該当する部品であっても,適切な緩衝材,詰め物,内装などの適用によって,La又は

Lbで十分に保護される場合にはそれぞれの区分に変更することができる。

E.2.8.4 外装方法

外装は,次に基づき,適切な方法で行う。ただし,レベルⅡが要求された場合は,製造者などの商

慣習による。また,包装寸法について,特に示されない場合は,JIS Z 0105の規定による。

a) 容器の選定 外装の容器は,次を考慮し,表E.6及び表E.7に基づき選定する。

1) 個装又は内装の程度

2) 指定された外装のレベル

3) 物理的保護の区分

4) 納地の環境条件

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-

表E.6-外装容器の選定基準

部品

最大質量 a)

kg

最大内のり寸法 b)

(長さ+幅+深さ)

cm

JIS Z 1506

外装用両面

段ボール箱

外装用

ファイバー箱

JIS Z 1506

外装用

複両面

段ボール箱

JIS Z 1506

複々両面

段ボール箱 c)

さん付ファイバー箱 ワイヤ

バウンド箱

JIS Z 1406

さん付き合板

JIS Z 1402

木 箱

JIS Z 1403

枠 組 箱

破 裂 強 さ 密封 すかし 密封 すかし

両 面

段ボール

ファイバーボード

10 120 1種 1種 29.5

kg

191

cm

1種 スタイル

E,F,G

1.37 MPa以上 容積

1. 113

m3以下とす

る。

通常A5形を

適用する。

滑材をつける

場合は,高さ

5 cm,幅9

cm以上のも

のとする。

普通木箱

Ⅰ・A形

200 kg以下

Ⅰ・C形

150 kg以下

普通木箱

Ⅰ・B形

以下

密閉くぎ付け

(1・A形)

密閉ボルト締め

(1・B形)

密閉合板くぎ付け

(2・A形)

密閉合板ボルト締め

(2・B形)

すかしくぎ付け

(3・A形)

すかしボルト締め

(2・B形)

20 150 2種

30 175 3種

2種

40 200 4種 2種 40.8

kg

229

cm

3種 1.89 MPa以上

50 250 - 3種 54.4

kg

254

cm

4種

68 - - - -

102 - - - - 2.07 MPa以上

125 - - - - 2.41 MPa以上

136 - - - - -

180 - - - - - - 2.58 MPa

以上

225 - - - - - - - 腰下付木箱

Ⅱ・A形

Ⅰ・C形

腰下付木箱

Ⅱ・B形 454 - - - - - - - -

1 500 - - - - - - - - -

50 000 - - - - - - - - - - -

注記 1 容器の選定に当たっては,最初に左側のものを選び,これが不適当であると見なされている場合には,順次,右側のものを選ぶものとする。 注記 2 容器の選定に当たっては,表E.3によることが困難な場合又はこの表に示す以外の容器の使用が好ましいと考えられる場合には,契約担当官等の承認を受け,最も

適切と思われるものを使用することができる。 注記 3 JIS Z 1506(外装用両面段ボール箱)及び外装用ファイバー箱は,表E.2の物理的保護の区分に示すLa又はLbの場合だけ使用するものとする。 注 a) JIS Z 1506(外装用両面,複両面段ボール箱及び複々両面段ボール箱)及び外装用ファイバー箱の選定に当たっては,表E.3の部品最大質量を外装総質量と

読み替えるものとする。

b) 最大内のり寸法は,JIS Z 1506及び外装用ファイバー箱についてだけ適用する。 c) 複々両面段ボール箱は,木枠,パレットなどで補強することによって,外装総質量を1 800 kgとすることができる。

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単位 mm

番号 外側寸法

番号 外側寸法

縦 横 高さ 縦 横 高さ

1 1 190 990 1 000 28 720 350 240

2 1 190 990 480 29 720 350 120

3 1 190 990 360 30 650 430 360

4 1 190 990 240 31 650 430 240

5 1 190 990 120 32 650 430 120

6 1 190 490 480 33 590 490 480

7 1 190 490 360 34 590 490 360

8 1 190 490 240 35 590 490 240

9 1 190 490 120 36 590 490 120

10 1 190 240 240 37 590 240 360

11 1 190 240 120 38 590 240 240

12 1 190 190 240 39 590 240 120

13 1 190 190 120 40 490 290 360

14 1 090 1 090 1 000 41 490 290 240

15 1 090 1 090 480 42 490 290 120

16 1 090 1 090 360 43 490 190 360

17 1 090 1 090 240 44 490 190 240

18 1 090 1 090 120 45 490 190 120

19 1 090 540 480 46 290 240 360

20 1 090 540 360 47 290 240 240

21 1 090 540 240 48 290 240 120

22 1 090 540 120 49 290 190 360

23 1 090 260 240 50 290 190 240

24 1 090 260 120 51 290 190 120

25 1 090 210 240 52 240 190 240

26 1 090 210 120 53 240 190 120

27 1 090 350 360 - - - -

注記 出荷容器については,この表の中から容器の大きさを選定するものとする。ただし,

部品等の形状,寸法などにより難い場合は,この限りではない。

b) 容器内における部品の固定 個装又は内装した部品等を適当な数量ごとにまとめ,必要に応じて,

次のいずれかの方法によって容器に収納し固定する。

1) E.2.4によって緩衝材,装置などを使用して固定及び保護を行う。

2) 不規則な形状若しくは損傷しやすい突起部のある部品等又は重心の片寄った部品等は,容器内

において移動などによる破損などを防止するため,支持材又は押さえ材を使用して固定する。

なお,支持材又は押さえ材によって固定する場合は,部品等の最も強度及び剛性のある部分

を選び,できるだけ指示する面積を大きくするか又は分散して支持するものとする。

表 E.7-標準容器寸法

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3) 機械類及び組立部品類において,容器内に固定しても十分耐える強度のボルト穴を有する場合

は,ボルトを使用して容器に固定するものとし,次の点に留意しなければならない。

3.1) 部品のボルト穴を損傷しないように保護する。

3.2) 外装容器の底部に滑材(スキッド)がある場合は,滑材を通してボルト締めを行うものとし,

ボルトの頭部は,滑材の外面下に埋め込むとともに,ナットは振動などによる緩みを防止す

る方法で締め付ける。

c) 容器の密閉 容器の密閉は,容器の該当仕様書等によって実施する。

d) 容器の補強 容器の補強は,必要に応じて帯鋼,テープなどを使用する。

e) 外装の表示及び標識 外装の表示及び標識は,E.2.9による。

E.2.8.5 耐候処理

屋外保管又は耐候処理を指定された場合は,耐水性容器を使用するか又は防水紙によって容器内に

ケースライナ又は内張りを行う。

E.2.9 表示・標識

E.2.9.1 一般

表示及び標識の一般的要求は,附属書Cによる。

E.2.9.2 個装・内装・外装の表示

個装,内装及び外装の表示は,次による。

a) 個装の表示 E.2.9.1によるほか,部品(内容品)の識別に必要な項目を表E.9に基づき明示する

ものとし,細部は,個別仕様書等の定めるところによる。

b) 内装の表示 前号の規定に準じて行うものとし,内装内に個装が1個の場合は,個装の表示を省

略することができる。

c) 外装の表示及び標識 外装の表示及び標識は,E.2.9.1によるほか,通常,次の表示を行う。た

だし,円筒形容器については,NDS Z 0001の付図2-1を準用する。

1) 部品等の表示は,容器を開こんすることなく部品(内容品)の識別に必要な項目を図C.4に示

す位置に表示し,項目の細部は,個別仕様書等の定めるところによる。

2) 荷受人及び発送人に関する表示は,図C.4に示す位置とする。

3) 標識は,個別仕様書等の定めるところによる。

E.2.9.3 特殊表示

特殊表示は,C.6による。

E.2.9.4 内容品明細書(パッキング・リスト)

内容品明細書は,C.8による。

E.3 品質保証

E.3.1 一般

契約の相手方は,包装がこの附属書に合致していることを保証するため検査を実施するものとする。

a) 包装材料などにおいて,認定試験又は初回試験が要求される場合は,これらの検査又は試験に合

格していることを確認するものとする。

b) “国際貿易における木製梱包材料の規制ガイドライン”に基づく熱処理などを済ませたこん(梱)

包材を使用した場合は,見えるところにスタンプ又はステッカーを押印していることを確認する

ものとする。また,このスタンプ又はステッカーを押印するのは,輸出用木材こん包材生産者登

録を実施している業者であることを確認するものとする。

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E.3.2 認定検査

包装に使用される材料において,“装備品等の設備等の認定に関する訓令”第4条に規定する指定品

目に該当する品目は,認定試験に合格したものとする。

E.3.3 初回試験等

包装に使用する材料において,仕様書で初回試験が要求されている場合は,GAV-CG-W15

0021の3.1に基づく初回試験に合格したものとする。また,輸入材料を使用する場合は,外国政

府,軍及び公共機関又は外国における原製造者が仕様書,規格などで要求する試験に合格したものと

する。

E.3.4 検査

E.3.4.1 包装見本検査

包装の設計,材料及び包装の適否をあらかじめ確認する必要がある場合は,契約書の示すところに

よって包装見本検査を実施するものとし,その要領は,表E.8による。

なお,包装見本は,量産用包装と同一の包装を行ったものとする。

表E.8-包装(見本)検査の分類等

分類 検査項目 適用項目

1 清浄度

a) 目視試験

b) ふきとり試験

c) 酸及びアルカリの残留試験

E.2.3及びE.3.4.3

2 防せい剤皮膜の試験 E.2.3,表E.6及びE.3.4.3

3 使用包装材料の適性度 E.2.2~E.2.8及び表E.6

4 外観 表E.10

5 表示,標識の適性度 附属書C

1 耐漏えい性

a) 真空室漏えい試験

b) 減圧保持試験

c) 浸水漏えい試験

d) 圧力保持試験

e) 温水漏えい試験

E.2.3~E.2.6及びE.3.4.3

2 封かん(試験) E.2.6及びE.3.4.3

1 循環ばく露(試験)

a) 方法A

b) 方法B

E.2.6及びE.3.4.3

2 耐衝撃性

a) 自由落下試験

b) 対かど落下試験

c) 振動試験

d) 傾斜衝撃試験

e) 対りょう落下試験

E.2.6及びE.3.4.3

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表E.8-包装(見本)検査の分類等(続き)

分類 検査項目 適用項目

C(続き) 3 防せい効果(試験) E.2.3,E.2.6及びE.3.4.3

E.3.4.2 包装検査

量産用包装について,この附属書に合致していることを確認するため,次の検査を実施するものと

する。

a) 受入検査 購入する包装材料が個別仕様書等に合致していることを確認するため,受入検査を実

施するものとし,その方法などは,個別仕様書等による。

b) 工程中の検査 包装の方法及び工程の適否を確認するため,表E.5における分類Aの検査項目に

ついて,検査を実施するものとし,検査ロットの選定及び抜取りは,E.3.4.2 d)及びe)による。

c) 完成品の検査 包装の完成品がこの附属書に合致していることを確認するため,表E.5における

分類Bの検査項目について,検査を実施するものとし,検査ロットの選定及び抜取りは,E.3.4.2

d)及びe)による。ただし,耐漏えい性の検査については,個装法がⅠA-13,14,15,1

6,Ⅱa,Ⅱb,Ⅱc,Ⅱd,Ⅱe及びⅡfの場合に実施する。

d) 検査ロット いかなる場合に置いても検査ロットは,契約,品目及び数量に関係なく,同等の包

装材料を使用しているものについては同一とするほか,次による。

1) 工程中の検査については,実質的に同等の作業条件に属するものを同一ロットとする。

2) 完成品の検査については,次のいずれかに属するものを同一ロットとする。

2.1) 同等の個装法によって包装し,かつ,同一試験方法を適用するもの。

2.2) 個装法は異なっているが,同一のバリヤ材(タイプ,グレード及びクラスが同一のもの。)

又は全く同一の封かん方法を適用したもの。

e) 抜取り 検査用試料の抜取りは,JIS Z 9015-1に準拠して実施するものとし,検査水

準及び合格品質水準(以下,“AQL”という。)は,次による。ただし,品質が安定している

場合は,ほかの検査水準及びAQLを採用することができる。

1) 表E.5における分類Aの検査項目は,検査水準Ⅰ AQL 4.0 %とする。

2) 表E.5における分類Bの検査項目は,次による。

2.1) なみ検査は,検査水準S-4,AQL 4.0 %とする。

2.2) ゆるい検査は,検査水準S-3,AQL 4.0 %とする。

f) その他の抜取り e)の規定を満足することが可能な場合,契約担当官等の承認を受けて,JIS

Z 9015-1以外の抜取方式を用いることができる。

E.3.4.3 試験方法

試験方法は,MIL-STD-2073に準拠する。

E.3.4.4 不合格の処理

検査の結果,不合格となった包装又はロットについては,不良材料を除き,包装の工程,方法,作

業条件などを必要に応じて改善し,再検査を受けることができる。

なお,不良の包装は,是正処置を行うか,又は良品と区別する。

E.3.4.5 試料の処置

検査及び試験に使用したすべての試料は,必要に応じて再包装を行うものとし,最初の個装法と同

一方法で再包装したものは,最初のロットの一部分と見なすことができる。ただし,試験の結果,部

品が損傷を受けたと見なされる場合は,その部品等の使用可能性を確認するための必要な処置を講じ

る。

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表E.9-表示要領

個装法 表示要領

Ⅰ 包みの上及び容器上に表示する(容器に表示した場合の容器内包み上には不要)。

ⅠA-5 金属容器に直接表示する。

ⅠA-6 容器に直接表示する。

ⅠA-8 防湿袋上及び容器(使用したとき)に表示する。

ⅠA-13 容器上に表示する。

ⅠA-14 防湿バリヤ材の袋上及び外箱上に表示する。

ⅠA-15 防湿バリヤ材の袋上及び上包み上(使用したとき)に表示する。

ⅠA-16 防湿バリヤ材の袋上及び容器上に表示する。

ⅠB-1 プラスチック被覆上に表示する。

ⅠC-1 防水袋上及び容器(使用のとき)に表示する。

ⅠC-2 防水バリヤ材の袋上及び容器(使用のとき)に表示する。

ⅠC-3 防水袋上及び容器(使用のとき)に表示する。

ⅠC-4 容器に直接表示する。

ⅠC-7 プリスターパック上に表示する。

ⅠC-9 スキンパック上又はフィルム下に透視できるようにラベルと同時にパックする。

ⅠC-10

Ⅱa 防湿バリヤ材の袋上及び容器上に表示する。

Ⅱb 防湿バリヤ材の袋上及び外装上に表示する。

Ⅱc 防湿袋上及び容器(使用したとき)に表示する。

Ⅱd 金属容器に直接表示する。

Ⅱe 防湿バリヤ材の袋上及び上包み上(使用したとき)に表示する。

Ⅱf 容器上に表示する。

Ⅲ 包み上及び容器(使用したとき)に表示する。

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表E.10-検査実施要領

個装法 作業の良否

Ⅰ 1 包装内の空気をできるだけ少なくしてあるものとする。

2 固く包みすぎて防せい剤皮膜がきずついていないものとする。

3 必要に応じて緩衝材又は支持材を使用してあるものとする。

ⅠA-5 1 包装内の空気をできるだけ少なくしてあるものとする。

2 下包みのほかに追加の保護が必要な場合は,緩衝材又は支持材を使用してあるもの

とする。

ⅠA-6 防せい剤の膨張のための余裕を持った適当な大きさの容器を使用してあるものとする。

ⅠA-8 1 適当な大きさの袋を使用してあるものとする。

2 包装内の空気をできるだけ少なくしてあるものとする。

3 必要に応じて緩衝材を使用してあるものとする。

ⅠA-13 1 包装内の空気をできるだけ少なくしてあるものとする。

2 下包みのほかに追加の保護が必要な場合は,緩衝材又は支持材を使用してあるもの

とする。

ⅠA-14 1 包装内の空気をできるだけ少なくしてあるものとする。

2 必要に応じて緩衝材又は支持材を使用してあるものとする。 ⅠA-15

ⅠA-16

ⅠB-1 1 皮膜の厚さは,1.3 mmとする。小さな部品については,最小厚さを0.6 m

mとする。

2 浸せきに使用するひもは,防水処理が施されており,浸せき後密封してあるものと

する。

3 皮膜は,一様に均一で,除去する場合は,部品に付着しないものとする。

ⅠC-1 1 適当な大きさの袋を使用しているものとする。

2 包装内の空気をできるだけ少なくしてあるものとする。

3 必要に応じて緩衝材を使用してあるものとする。

ⅠC-2 1 容積をできるだけ小さくしてあるものとする。

2 必要に応じて緩衝材又は支持材を使用してあるものとする。

ⅠC-3 1 適当な大きさの袋を使用してあるものとする。

2 包装内の空気をできるだけ少なくしてあるものとする。

3 必要に応じて緩衝材を使用してあるものとする。

ⅠC-4 1 包装内の空気をできるだけ少なくしてあるものとする。

2 下包みのほかに追加の保護が必要な場合は,緩衝材又は支持材を使用してあるもの

とする。

ⅠC-7 包装内の空気をできるだけ少なくしてあるものとする。

ⅠC-9

ⅠC-10

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表E.10-検査実施要領(続き)

個装法 作業の良否

Ⅱa 1 包装内の空気をできるだけ少なくしてあるものとする。

2 適当量の乾燥剤を使用してあるものとする。(注記3 参照)

3 必要に応じて湿度指示計用窓をつけてあるものとする。

4 柔軟性バリヤ材については,封かん部に十分余裕がとってあるものとする。

5 必要に応じて適切な緩衝材及び装置又は支持材を使用してあるものとする。

Ⅱb

Ⅱc

Ⅱd

Ⅱe

Ⅱf

Ⅲ 保管中の劣化及び物理的損傷を防止するため,必要に応じて容器に適切な緩衝材及

び装置又は包みを施してあるものとする。

注記 1 表示に関する目視検査の基準については,表E.9の規定による。

注記 2 内装及び外装については,E.2.7及びE.2.8に規定する事項を満足していることを確かめる

検査を行う。

注記 3 乾燥剤の所要量の計算は,次のa)又はb)のいずれかによるものとする。

a) 防湿バリヤ材で密封の場合

U=17A+XD

b) 金属容器密封の場合

U=42V+XD

U:乾燥剤の使用量(ユニット数a))

A:使用する防湿バリヤ材の面積(㎡)

V:容器の内容積(㎥)

D:包装内部の吸湿性材料(緩衝用詰め物などを含む。)の重量(kg)

X:吸湿材料に対する係数

ゴム及びプラスチックフォーム 1.0

ガラス繊維 4.0

固着繊維(ゴムで固めた動物の毛,合成繊維,植物繊維) 12.0

フェルト類,繊維性材料(木材を含む。)及び上記以外の材料 16.0

注a) ユニット数とは,MIL-D-3464(Desiccants,Activated,Bagged,Packaging Use and

Static Dehumidification)に規定する乾燥剤の単位をいう。

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a) a)

b)

b)

b)

注a) 若干の水蒸気が密封内に浸透することがあるが,微量であるため損傷は,ない。

b) 水蒸気が侵入するが損傷は,ない。

図E.1-基本個装法の概要

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