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■東京都健康長寿医療センター
病理診断科・高齢者バイオリソースセンター部長
沢辺 元司 先生
■使用機器:ヒストステイナー48A
■納入年次:2008年3月
・施設ご紹介
・ヒストステイナーを導入したきっかけ
・ヒストステイナーを使用した感想
・ヒストステイナーの長所・短所
・装置設置例
・染色結果
(各名称をクリックしますと、そのページへジャンプします。)
東京都健康長寿医療センターは、1972年(昭和47年)に開設された37年の歴史をもつ高齢者
医療の専門病院であり、医師100名、看護師390名、医療技術者100名、その他 約70名、計約660
名の常勤職員により運営されている医療法定床579床(一般539床、精神40床)の大型病院です。
外来診療科構成は内科系14科、外科系10科、リハビリテーション科、放射線診療科、ペインク
リニックの計27科構成ですが、さらに輸血・細胞療法科、内視鏡科、臨床検査科、総合診療科
などを設け、高齢者の医療に関してはほぼどのようなご要望にでも応えることが可能な体制と
なっています。またセンター研究所と密接な関係にあり、多数の共同研究を行っています。
施 設 ご 紹 介
病理診断業務として免疫染色を行うにあたり、当院では精度管理を重視しておりました。手
染めに比べて、より安定した染色結果を臨床側に提供するために、自動免疫装置の導入が必要
でした。また、センター病理診断科では、年間250件以上の免疫染色検査を行っており、ほぼ毎
日、臨床検査技師1名が手染め作業に専任になっていました。そのような状況下で、作業の効率
化が強く求められていました。機器購入にあたっては、5社の自動免疫染色装置のデモを行い、
比較検討を行いました。ヒストステイナー導入の決め手となったのは、ニチレイバイオサイエ
ンスより提供している質の高い専用試薬が、低コストで販売されている事。そして、医学研究
や医療の進歩に伴い増加していくあらゆる一次抗体も、試薬ボトルに分注するだけで専用一次
抗体と同等の扱いができる事です。さらに、日本語で操作が可能である事、一度の染色で最大
48スライドの染色ができる事、染色工程を自由に変更できるという事等でした。
又、機械本体価格がリーズナブルであり、真面目な営業担当による定期的なフォロー、日本企
業としてのきめ細かいサポート体制も機器選択の重要なポイントでした。
ヒ ストステイナーを導入したきっかけ
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Index
ご 使 用 の お 客 様 の 声
- 1 -
脱パラフィン処理及び抗原賦活化を行った後の染色作業は、核染色まで全てヒストステイ
ナーが自動で行ってくれます。スライドを装置にセットし、染色をスタートさせてしまえば、
染色終了までの約2時間は他の業務を行うことができるので、大変好評です。1回の染色で48ス
ライドが染色でき、20種以上の1次抗体を染色できます。また、1日に2回運転できるので、
大量の免疫染色を行う場合などは非常に効率的に行え、かつ結果は安定しています。操作画面
も英語ではなく、日本語のソフトウェアなので理解し易く、簡単です。さらに、ニチレイバイ
オサイエンスの方が何度も丁寧に教えてくださったので、問題なく操作方法を習得できました。
ヒ ストステイナーを使用した感想
<短所>
・滴下式であるため、検体が大きな切片の時には、稀に染色ムラがみられます。
<長所>
・納入後約1年半が経過しましたが、大きなトラブルはありませんでした。
・納入後のアフターサービスは、小さなトラブルや相談にも迅速に対応してくれたので
安心して日々使用する事ができています。
・バーコードによる試薬管理が簡単です。
・ランニングコストは試薬・定期メインテナンス料金共に、他社製品よりも経済的です。
上記の通り機能的にもサイズ的にも、当施設に最も適合した機種であると思っています。
ヒ ストステイナーの長所・短所
装 置 設 置 例
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ご 使 用 の お 客 様 の 声
染 色結果(ニチレイ試薬使用)
染 色 結 果 ( 他 社 試 薬 使 用 )
■L26モノクローナル抗体 (ヒストステイナー用)
■Ki-67(他社抗体)
■抗ケラチン/サイトケラチン7 モノクローナル抗体(ヒストステイナー用)
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■HER2キット(MONO)ユニバーサルキット (ヒストステイナー用)
□扁桃 □乳腺
□十二指腸
□皮膚他社の抗体を使用しても、きれいに染色できます。
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ご 使 用 の お 客 様 の 声